JP4098988B2 - 折り畳み式エアーボート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り畳み式のエアーボートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周囲が気胴とエアーキールとにより囲まれ、船底に底板が取付けられてなるエアーボートにおいて、底板を分割した部品(底板片等)から構成することで、底板を取外さずに空気を抜いた気胴とエアーキールとを一緒に折畳むように形成してなるエアーボートが公知である。
【0003】
エアーボートは、気胴やエアーキールに充気すると、底板が左右気胴とエアーキールによって保持される。不使用時の保管に際し、気胴とエアーキールから脱気すると、底板が気胴とエアーキールから規制を受けずにロール状に丸めることができる。
【0004】
しかしロール状に丸めると、エアーボートとして充気した時の、底板が左右の気胴とエアーキールによって保持されていた正規の位置からずれて、ボート本体と巻かれてしまう。これを使用に際して、展開し、気胴とエアーキールとに充気すると、底板が正規の位置よりずれて展開されるため、充気に際して、底板の位置合わせと充気作業を段階的に行なう必要があり、非常に手間が掛るという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術の欠点を解決する為に成されたものであり、折り畳んで組立てる場合に底板がずれることがなく、組立を容易に行なうことが可能な、折り畳み式エアーボートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(1) 気胴部、エアーキール部、トランサム板及び底板を有するとともに、底板が複数枚の底板片の係合により構成されるエアーボートであって、且つ、気胴部とエアーキール部の空気を抜いて隣合う底板片の係合部分で底板が折れ曲ることで前後方向に折り畳み可能に形成されているエアーボートであり、底板とトランサム板との間に介在して両者を接続する固定部材が、可撓性シートで構成されるとともに一端に膨出した形状の係合凸条部を有し、且つ他端で該固定部材の接合部材にてトランサム板に取り付けられ、
前記接合部材が、トランサム板の表面から底板側に突出しており、底板が底板の最後尾にある底板片に凹溝を有し、固定部材の係合凸条部が底板の前記凹溝にスライド嵌合するようにされていることを特徴とする折り畳み式エアーボート、(2) 底板とトランサム板との間に介在して両者を接続する固定部材が、可撓性シートで構成されるとともに両端に膨出した形状の係合凸条部を有し、一端で底板に嵌合し、且つ、他端でトランサム板に設けられたトランサム板の表面から底板側に突出した嵌合凹部に嵌合して、底板とトランサム板とを接続する、上記(1)記載の折り畳み式エアーボート、を要旨とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に基き詳細に説明する。図1は本発明折り畳み式エアーボートの1例を示す外観斜視図である。図1に示すように、本発明折り畳み式エアーボート1は、少なくとも左右舷の気胴部2及び後部のトランサム板3、及び底板4を有しており、該底板4はボートの前後方向に対して複数に分割してなる底板片4a、・・・・・4aが接合されて形成されている。尚、図1には示していないが、折り畳み式エアーボート1の底にはゴムシート等からなる底布6(図3参照)や、該底布と底板との間にエアーキール等が取付けられている。エアーボート1は図2に示すように、使用しない時には気胴部2やエアーキール等の空気充填部の空気を抜いて、折り畳み可能に形成されている。
【0008】
底板片4aは容易に変形しないものであれば良く、例えばアルミニウム又はその合金等の各種金属材料、各種木材、各種プラスチック、硬質合成樹脂等を用いることができる。
【0009】
底板4は、エアーボート1を折り畳む際に、隣合う底板片4a・・・4aどうしの部分から容易に折れ曲り、コンパクトに収納可能である。またエアーボートを組立てる場合には底板片4a・・・4aどうしが係合して、図1に示すように底板片どうしの間が隙間なく敷設されて底板片全体が接合し、1枚の底板のような状態となる。なお、この底板片4aどうしの接合は、水平前後方向に引っ張られる力に対して外れないような嵌合状態となるように形成される。このような嵌合状態を採り得る底板片4aの端部形状は、例えば図6に示す様に、底板片4aの一方の端部側に断面が半円状の凹溝41と他方の端部側に該凹溝41に嵌合する断面が半円状の凸条42を設けて構成することができる。
【0010】
図3は図1のA-A線縦断面図である。本発明は図3に示すように、底板4の後端部をトランサム板3に接続して固定し、底板4が船体の前後方向にずれないように形成した点に大きな特徴がある。なお底板4は複数の底板片4aから構成されているが、そのうち最後尾にある底板片4aがトランサム板3に接続されている。
【0011】
図1に示す折り畳み式エアーボート1において、底板片4aとトランサム板3の接続には、図4に示す固定部材5を用いた。この固定部材5は、底板4とトランサム板3との間が、図5に示すように任意に折り曲げ可能に形成されている。
【0012】
図4に示すように、固定部材5は、例えばゴム引布、ターポリン等の可撓性を有するシート材からなる基材51を、金属棒、ロープ、プラスチック棒等の保形材52に巻回し、保形材52が基材51に内装されて膨出した形状の係合凸条部53を形成し、基材51の端部側を平板状の接合部54とし、該接合部54に厚みを有する板状の接合部材55を積層接着したものである。該接合部材55にはボルト等の貫通穴58が設けられている。
【0013】
上記固定部材5を用いて底板4をトランサム板3に接続するには、図3に示すように、まず固定部材5の係合凸条部53を底板4の凹溝41に幅方向端部からスライド嵌合させて係止しておく。次いで底板4をトランサム板3の下端に載置し、該底板4に接続されている固定部材5の接合部54をトランサム板3の所定位置に当接すると共に、貫通穴58に皿小ネジ56を通しトランサム板3及び底布6を通過させて、皿小ネジの先端を袋ナット57で固定する。
【0014】
図3に示す様に固定部材5を用いて固定した場合、図5に示すように、エアーボートを折り畳む場合には、固定部材5を構成している基材が柔軟性を有する為に、トランサム板3と底板4との間で容易に折れ曲ると共に、トランサム板3は接合部材55に確実に固定され、係合凸条部53が底板4の凹溝41に嵌合している為、トランサム板3と底板4が接続された状態が維持されており、再度組立てる場合には、折り畳み前と同じ状態に容易に組立てることができる。
【0015】
また図3に示すように固定部材5の接合部材55は、その厚みにより、トランサム板3の表面から底板4側に突出するように取付けられる。このように取付けた場合、底板4に下方の水面から力が加わった場合に、底板4の後端4eが上方に押上げられても、底板4が接合部材55に当接すると、それ以上、上部に押上げられることがなく、固定部材5の接合部材55が底板に対するストッパーの役割を果す。その結果、底板4が移動しないように、固定部材5がトランサム板3に取付けられていることになる。
【0016】
本発明において固定部材5は、トランサム板或は底板4(底板片4a)の全幅に亘る長さに形成しても良いが、図1に示すように部分的に設けても良い。また、部分的に設ける場合、1箇所でも複数箇所に設けてもいずれでも良い。
【0017】
また固定部材5をトランサム板に固定するのに、図7(a)に示す様に、ノブボルト7を接合部材の貫通穴に挿入しトランサム板3に先端を埋設したり、同図(b)に示す様に、木ネジで止めたりしても良い。
【0018】
図8(a)、(b)は、他の固定部材を用いて底板をトランサム板に接続する例を示すものである。この例では同図(a)に示すように、固定部材5として、その両端にシート材の内部を保形部材で覆って形成された係合凸条部53a、53bを有するものを用いる。固定部材5の一方の係合凸条部53aをトランサム板3の所定位置に設けた嵌合凹溝31に嵌合させ、他方の係合凸条部53bを板4の凹溝41に嵌合させると、同図(b)に示すように、底板4は固定部材5を介してトランサム板3に接続・固定される。尚、保形部材には、金属棒、ロープ、プラスチック棒等が好ましい。
【0019】
【発明の効果】
本発明折り畳み式エアーボートは、底板の後端部がトランサム板に接続されている構成を採用したことにより、折り畳み時や組立の際に底板が正規の位置からずれる虞が無い為、折り畳み作業及び組立作業を容易に行なうことができる。
【0020】
更に底板が別体の固定部材を介してトランサム板に接続されているため、接続作業が容易であり、製造の際の作業性が良好である。
【0021】
また底板が移動しないように、固定部材がトランサム板に接続されている場合は、走行時に波の力を底板に受けた場合に、底板が上下動するのを確実に抑制して、底板の損傷や劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明折り畳み式エアーボートの1例を示す外観斜視図である。
【図2】 図1のエアーボートを折り畳んでいる途中の状態を示す外観斜視図である。
【図3】 図1のA-A線縦断面図である。
【図4】 固定部材の1例を示す外観斜視図である。
【図5】 エアーボートを折り畳んだ場合のトランサム板と底板の接続部分を示す要部縦断面図である
【図6】 底板片の端部の接続部分を示す要部断面図である。
【図7】 (a)、(b)は、固定部材の取付け態様を示す断面図である。
【図8】 態様の異なる固定部材を用いて底板とトランサム板を接続する場合を示し、(a)は組立前の状態を示す説明図であり、(b)は接続した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 折り畳み式エアーボート
2 気胴部
3 トランサム板
4 底板
4a 底板片
5 固定部材

Claims (2)

  1. 気胴部、エアーキール部、トランサム板及び底板を有するとともに、底板が複数枚の底板片の係合により構成されるエアーボートであって、且つ、気胴部とエアーキール部の空気を抜いて隣合う底板片の係合部分で底板が折れ曲ることで前後方向に折り畳み可能に形成されているエアーボートであり、
    底板とトランサム板との間に介在して両者を接続する固定部材が、可撓性シートで構成されるとともに一端に膨出した形状の係合凸条部を有し、且つ他端で該固定部材の接合部材にてトランサム板に取り付けられ、
    前記接合部材が、トランサム板の表面から底板側に突出しており、
    底板が底板の最後尾にある底板片に凹溝を有し、
    固定部材の係合凸条部が底板の前記凹溝にスライド嵌合するようにされていることを特徴とする折り畳み式エアーボート。
  2. 底板とトランサム板との間に介在して両者を接続する固定部材が、可撓性シートで構成されるとともに両端に膨出した形状の係合凸条部を有し、一端で底板に嵌合し、且つ、他端でトランサム板に設けられたトランサム板の表面から底板側に突出した嵌合凹部に嵌合して、底板とトランサム板とを接続する、請求項1記載の折り畳み式エアーボート。
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