JP3023951B2 - 折り畳み式ボート - Google Patents

折り畳み式ボート

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JP3023951B2
JP3023951B2 JP9052471A JP5247197A JP3023951B2 JP 3023951 B2 JP3023951 B2 JP 3023951B2 JP 9052471 A JP9052471 A JP 9052471A JP 5247197 A JP5247197 A JP 5247197A JP 3023951 B2 JP3023951 B2 JP 3023951B2
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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Tents Or Canopies (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小型の折り畳み式ボ
ートに関し、より詳細には、折りたたんで運搬でき、使
用時には安定していて使い心地がよい、小さく折り畳む
ことができる折り畳み式ボートに関する。
【0002】
【従来の技術】折り畳み式ボートは、船体外形をフレー
ムで形成して、防水布で覆う形式ものや、特開平1−2
33190号公報及び特開平6−48376号公報に示
されるもの等、種々のものが知られている。特開平1−
233190号公報に示す折り畳み式ボートは、船体外
板をガラス繊維強化合成樹脂と合成繊維布をつなぎ合わ
せて形成し、船体外板の外側に発泡合成樹脂を充填した
箱を取付け、船内には補強枠を取付けている。また、特
開平6−48376号公報に示すものは、一対の底部パ
ネルにヒンジ止めされた一対の側部パネルとを備え、各
パネルがそれぞれ後端縁を有し、折り畳み線と底部後方
フランジと一対の側縁フランジとを有する可撓性の隔板
と、隔板のフランジをそれぞれのパネルの後端縁に結合
する手段と、パネルの後端縁と隔板のフランジとの接続
部を密封し、ボートの折り畳みと接続部における漏洩を
防ぐ手段とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の、船
体外形をフレームで形成して、防水布で覆う形式の折り
畳みボートにあっては、組付けパーツ数が多くなり、組
立の作業が煩雑で作業に時間がかかり、パイプで底部を
形成するため船上での移動をフレームを伝わって行わね
ばならず、不安定で危険である。また、つなぎ部に防水
処理を施した特開平1−233190号公報に示す折り
畳み式ボートでは、つなぎ数を少なくしていると共に嵩
張る発泡樹脂を充填したスチフナ等を使用しているため
に、折り畳み時にコンパクトにできず、大きく収納しな
ければならず、運搬に不便である。また、特開平6−4
8376号公報に示す折り畳みボートでは、隔板のフラ
ンジをそれぞれのパネルの後端縁に結合する手段(ジョ
イント)で結合するので、ジョイントを多数使用しなけ
ればならず、構造が複雑で、高価になる。
【0004】本発明は従来の問題を解決し、構造が簡単
で組立が早くでき、小さく折り畳むことができると共
に、船上での移動が安全にできる折り畳み式ボートを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段としての本発明の請求項1の折り畳み式ボート
は、船体を剛に維持する部材と防水部材とからからなる
折り畳み式ボートであって、少なくとも底面を剛に維持
する部材は、船体の外形を形成するための船首から船尾
の方向で3分割以上に分割した船体形成部材と船尾の船
尾船体形成部材と、該船体形成部材を結合する複数本の
可撓性の結合部材とを有し、該各船体形成部材は側部形
成部材を備えると共に、それぞれ互いに隣接する部材同
士で嵌合する凸部と凹部とを備え、前記結合部材を摺動
可能に通す挿通孔を船側方向の両端部に備え、前記側部
形成部材の少なくとも端部には前記結合部材を摺動可能
に通す挿通孔を備え、該結合部材の一端部は船首から船
尾の間の船体形成部材に固着され、該結合部材の他端部
前記船体形成部材を船体長手方向に収縮させて該各船
体形成部材の凸部と凹部とが嵌合して相互に密着される
ように締結可能に形成され、前記防水部材が、船体外面
を覆うシートからなることを特徴とする。
【0006】
【0007】本発明において、嵌合とは、単に嵌め合わ
せる方法のみでなく、係合、咬合等で2部材を差し込ん
で結合することにより、部材を相当程度まで固く組合わ
せることを意味する。可撓性の結合部材の締結方法とし
ては、部材を結ぶことにより締結する方法、押し付けに
より摩擦を増して緩まないようにする方法、フックに端
部を固着しておき、そのフックを引っ掛ける方法、係合
もしくは噛み込み等により締めた状態を維持する方法
等、ロープ、ワイヤ、ベルト等で締める方法が使用でき
る。
【0008】前記船体形成部材は、木製、合成樹脂また
は軽量金属等の軽量で剛構造を形成することができる材
料から形成することができる。繊維強化プラスチックが
容易に所定の形状に多数製作できることから好ましく、
木製は軽量にできる点で好ましい。繊維強化プラスチッ
ク(FRP)のプラスチックとしては、エポキシ樹脂、
ポリエステル樹脂ポリエチレン樹脂等、ガラス繊維、炭
素繊維等で強化される公知のプラスチックがあげられ
る。軽量金属としては、アルミ、チタン等があげられ
る。
【0009】
【発明の効果】本発明の請求項1の折り畳み式ボート
は、上記のように、船体形成部材に結合部材を摺動可能
に通す挿通孔を船側方向の両端部に備え、前記側部形成
部材の少なくとも端部には前記結合部材を摺動可能に通
す挿通孔を備え、該結合部材の一端部は船首から船尾の
間の船体形成部材に固着され、該結合部材の他端部は
記船体形成部材を船体長手方向に収縮させて該各船体形
成部材の凸部と凹部とが嵌合して相互に密着されるよう
締結可能に形成され、前記防水部材が、船体外面を覆
うシートからなることから、各船体形成部材を分離する
ことができ、しかも可撓性部材により連結されているか
ら、収納時には積み重ねることができ、外形を小さく畳
んだり巻いたりすることができ、運搬が便利になり、収
納空間を小さくすることができる。また、ボートに形成
時には、可撓性部材を強く引っ張れば、隣接する船体形
成部材の凸部と凹部とが嵌合するから、一つ一つ合わせ
る必要がなく、ボートの組立が容易にでき、嵌合すれば
剛に連結して剛構造と同様になるから、乗り心地のよい
ボートを得ることができる。さらに、船底の再側部と舷
側上部で締め付けるようにしているから、船体を一層剛
に形成することができ、収容時は折り曲げて収めること
ができるから、小さくすることができ、運搬や収納に便
利であると共に、船体外面を覆うシート、軽量化する
ことができると共に、小さく畳むことができるので、小
さく収めることができ、運搬や収納に便利である。
【0010】請求項2の発明によれば、船体形成部材が
折り曲げ可能な舷側部形成部材を有しているから、船体
を一層剛に形成することができ、収容時は折り曲げて収
めることができるから、小さくすることができ、運搬や
収納に便利である。
【0011】請求項3の発明によれば、防水部材が、船
体外面を覆う防水シートからなるので、軽量化すること
ができると共に、小さく畳むことができるので、小さく
収めることができ、運搬や収納に便利である。また、請
求項4の発明によれば、防水部材が、各船体形成部材間
に水密に介在して連結する防水シートからなるので、防
水シートなどの別体の部材を使用しなくてよいから、そ
れだけ簡単な構成とすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1〜図9は本発
明に係る折り畳み式ボートの一実施例を示す図である。
図1は折り畳み式ボートの斜視図、図2は折り畳み式ボ
ートの船体形成部材の配列状態を示す分解斜視図、図3
は折り畳み式ボートの部材の連結部の剛性補強方法を説
明する斜視図、図4は折り畳む方法を説明するための一
部を取り出した斜視図、図5は船体の組立方法の一例を
示す斜視図、図6は船体を組み立てた状態を示す斜視
図、図7は船体の補強方法の他の例を示す斜視図、図8
は締め付け具の部分を説明する斜視図、図9は締め付け
具を止める係止部を説明する断面図である。
【0013】本実施形態の折り畳み式ボートは、船体外
板部1とこの外側を覆って船内を防水する防水部材2と
からなっている。防水部材2は、防水性のプラスチック
フィルム、又はプラスチックシートから直接ボート外形
に形成するか、またはボートの船底外形に形成したシー
トに防水性の表面塗装剤やゴム等を塗布したり含浸させ
て得る。そして、船体外板部1は多数の船体形成部材1
0a,10b,10c,10d,10e,10f,10
g,10h,10iが可撓性部材3a、3a,3b,3
bにより締め付けられ、隣接する船体形成部材10a,
10b,10c,10d,10e,10f,10g,1
0h,10iの隣接する部材同士が相互に密着し剛構造
に組み立てられている。
【0014】船体形成部材10a〜10hは、それぞれ
底部形成部材11a〜11hと左右の側部形成部材12
a〜12hとからなっている。すなわち、船首の船体形
成部材10aは底部形成部材11aと左右の側部形成部
材12a,12aから構成され、2番目の船体形成部材
10bは底部形成部材11bと左右の側部形成部材12
b,12bとから構成され、n番目の船体形成部材10
nは底部形成部材11nと左右の側部形成部材12n,
12nとから構成され、船尾の船体形成部材10iは船
尾形成部材11iのみで構成されている。ここで各船体
形成部材、底部形成部材および側部形成部材を説明する
場合において、各部材の特記すべき事項以外の共通事項
を説明する場合は、それぞれ船体形成部材10、底部形
成部材11および側部形成部材12とする。
【0015】底部形成部材11は、図3に示すように、
船側方向の両端部に可撓性部材3aを船首から船尾方向
に挿通する穴14,14をそれぞれ有している。また、
底部形成部材11b〜11iは、長手方向の船首側に凸
部15を有し、この凸部15を嵌合する凹部16を長手
方向の船尾側に有している。そして、船首と船尾の両端
から底部形成部材11を圧縮することにより、凸部と凹
部を嵌合して密着させる。底部形成部材11aの一端
は、凸部を形成しておらず、船首の端縁を形成し、同様
に底部形成部材11iの船尾の上側には凹部を形成しな
いで、船尾端縁を形成している。この底部形成部材11
を剛な木、繊維強化プラスチック(FRP),又はアル
ミ、チタン等の軽量金属板等を使用して剛構造にする
と、ボートの中での移動が安定してできる。そして、底
部形成部材11の船側方向の両端部に側部形成部材1
2,12を折り曲げ可能に取付けている。
【0016】左右の側部形成部材12は、図4に示すよ
うに、蝶番5により底部形成部材11の両側に取付けら
れている。この側部形成部材11を剛な木、繊維強化プ
ラスチック(FRP),アルミ、チタン等の軽量金属板
等を使用し、側部形成部材12同士も嵌合や係合により
剛構造になるようにすると、ボートに強固に組み立てる
ことができる。側部形成部材12の少なくとも端部には
可撓性部材3bの挿通孔17が設けられている。また、
可撓性部材3a,3bの終端部の船尾形成部材11iに
は、部材の厚み方向に貫通して、底部形成部材11の挿
通孔14及び側部形成部材12の挿通孔17に対応し
て、底部および上縁部に挿通孔を設けている。そして可
撓性部材3aを引っ張ることにより、隣接する底部形成
部材11を密着して結合させる。また、可撓性部材3b
を引っ張ることにより、船体側部を立ち上がらせ、側部
を密接に結合させ、ボートを箱状に形成すると同時に、
この船体側部の形成により舟の船首と船尾方向の撓みを
なくし、ボートを剛構造に形成する。
【0017】可撓性部材3a,3bは、それぞれ材料に
よりテープ状、ロープ状、薄板状、チェーン状等に形成
された部材を使用することができ、これらの素材として
は、プラスチック、金属からなる部材、天然繊維、合成
繊維、金属線又はこれらの組合せ等適宜使用でき、特に
限定されない。好ましくは軽量化と強度の点、及び強固
に締め付けることができる等の点から合成繊維、金属撚
り線のロープ等が好ましい。引っ張ることにより船体を
形成した可撓性部材3a,3bは、それぞれその端部を
結ぶことにより、緩んでボートが分解したり、容易に変
形したりしないようにする。好ましくは巻付具6、締付
具等を船尾に設けて、可撓性部材を締め付けるだけで
れぞれ底部形成部材11と側部形成部材12の隣接する
凸部と凹部の嵌合を行なわせ、底部形成部材11と側部
形成部材12同士の結合を強固にできるようにする。
【0018】可撓性部材3a,3bを締結する締結具
は、図8、図9に示すように、可撓性部材3a,3bの
端部をフック3−Aの係止部に固着し、フック部を係止
部材6に引っ掛けるように構成している。係止部材6は
ボルト等の取付部材6−Aにより船体部材に固定されて
いる。
【0019】以上のように構成した、折り畳み式ボート
の組立ての手順を説明する。船体形成部材10a,10
b,10c,10d,10e,10f,10g,10
h,10iを形成する。そのために可撓性部材3aの挿
通孔14、凸部15、凹部16を設けて底部形成部材1
1a〜11iを所定の形状に形成し、可撓性部材3bの
挿通孔17を設けて左右の側部形成部材12a〜12h
を所定の形状に形成する。続いて、底部形成部材11と
側部形成部材12とを相対的に回動可能に蝶番5により
連結することにより船体形成部材10を形成する。
【0020】次いで、船首の船体形成部材10に可撓性
部材3a,3bをそれぞれ固着し、船体形成部材10の
挿通孔14,17に可撓性部材3a,3bをそれぞれ挿
通してから、船尾形成部材10iの挿通孔を挿通して、
可撓性部材3a,3bの端部を引っ張って隣接する船体
形成部材10を密着させて、嵌合部を嵌め合わせる。そ
して、可撓性部材3a,3bの端部を可撓性部材3a同
士および可撓性部材3b同士で結んで固定することによ
り、船体外板部1を形成する。
【0021】次いで、船体外板部1の船底部を船底外形
に形成した防水部材2で覆い、防水部材2の上縁を側部
形成部材に取付けて折り畳み式ボートを完成させる。防
水部材2の外形を船体に良く合わせてシワを少なくする
ことが水から受ける抵抗を減らすために、好ましい。な
お、必要に応じて、図5、図10に示すように、補強用
いす7,7を取付ることにより、船体の剛性を確保する
ようにしてもよい。この補強用いす7の取付けは、船体
の側部形成部材12の係止孔12−Aに補強用いす7,
7に立設した係合部材7−Aを嵌合して取り付ける。一
方、可撓性部材3a,3bを引っ張って締め付けて船体
形成部材10を密着させ、端部のフックを船尾形成部材
10iに設けた係止部材6−Aに引っ掛けることによ
り、図6に示すように、固着し、船体の船尾方向及び横
方向の剛性を強化するようにしてもよい。
【0022】船体の横方向の剛性を強化する方法の他の
例として、図7、図11に示すように、板状の椅子部材
8の両端を船体側部に係合させ、幅方向に拡がったり、
狭まったりする動きを規制するように構成してもよい。
この場合、係合部に滑り止めのためにゴム等の緩衝部材
8−Aを介装してもよい。このように端部で船体側部を
挟むように構成すると、横方向の剛性が一層補強され
る。
【0023】次に、上記のようにして組み立てた折り畳
み式ボートの収納方法を説明する。先ず、船体外板部1
から防水部材2を取り除き、可撓性部材3a,3bの締
め付けを解いて緩め、船体形成部材10a〜10hを分
割する。この場合、可撓性部材3a,3bは船体形成部
材10からは抜かないで緩めるだけにする。次いで、図
4(a)の矢印Sの方向に側部形成部材12を回動さ
せ、図4(b)に示すように、折り畳む。そして折り畳
んだ船体形成部材10を図6に示すようにジグザグに折
り畳み、余っている可撓性部材3a,3bをこれらの回
りに巻き付けて、緩まないようにして、収納する。この
ような収納方法によって、3m長のボートを8分割して
折り畳んだとき、船体形成部材10を横1、0m×奥行
き0.5m×高さ0.4m程度にすることができた。
【0024】以上のように、本発明の折り畳み式ボート
は、折り畳むことができる底部形成部材11と側部形成
部材12とから、分離可能に船体形成部材10を形成
し、紐、ロープ等の可撓性部材3a,3bで締め付けて
形成するので、ボートの構造が簡単で組立、分解が速く
でき、小さく折り畳むことができる。また、組み立てた
後は剛に形成されるので、船上での移動が安全にできる
折り畳み式ボートを得ることができる。
【0025】なお、本発明は上記の実施の形態の説明の
例に限定されるものでなく、本発明の要旨を変更しない
範囲内で変形実施できるものを含む。例えば、上記実施
形態の説明においては、底部形成部材に凹部と凸部とを
それぞれ設けて、隣接する底部形成部材の凹部と凸部と
を嵌合するようにしているが、図13に示すように、一
の船底形成部材10の一方側に、上下に係合凸部18と
係合凹部19とを交互に形成し、これに隣接する船底形
成部材10の他方側に、上下に係合凹部19と係合凸部
18とを交互に形成し、係合凸部18と係合凹部19と
を噛み合わせるように形成してもよい。また蝶番のよう
な折り畳み可能な係合部材等で連結してもよい。また、
棒状の補強部材を船首から船尾にかけて固定するように
してもよい。この場合、従来のフレームで補強するもの
に比べて、フレームを減らしても船内で安定して動くこ
とができる。
【0026】また、可撓性部材を通す本数は、上記説明
に限られず、減らすことも増やすこともできる。ただ
し、強度を強く、剛に形成するには4本以上が好まし
い。さらに、図8に示すように、可撓性部材を船首と船
尾の方向に2以上に分割して、船首部の船体形成部材と
船尾部の船体形成部材とを分けて収容するようにしても
よい。このようにすると、折り畳んだ部材は軽量にでき
るので、運搬取扱に便利である。
【0027】また、防水方法は、船体全体を防水シート
で覆う例に限られず、各部材間を伸縮性のある防水シー
ト等の防水部材で水密に接続するものでもよい。伸縮性
のある防水部材を装着したままの方法では、組立てた時
から防水性が確保できると共に、収容に多少の不便はあ
るが、組立が容易であるという効果を有する。この部材
間を接続する伸縮性のある防水部材の一部又は全部を着
脱可能に構成すれば、全体を覆う防水部材にくらべてよ
り防水部材をコンパクトに収納することができる。本発
明で使用する防水部材としては、従来公知の、ゴム製、
ゴム引き製、プラスチック製等の各種の防水部材を使用
することができる。
【0028】また、上記実施形態の説明においては、底
部形成部材と側部材成部材との連結を蝶番で行う例で説
明したが、この蝶番は図の例に限られず、複数個に分割
して間隔をおいて設けても良いし、可撓性の防水シート
等の防水部材と組み合わせて連結してもよい。また、可
撓性の防水シート等の防水部材のみで連結するようにし
てもよい。
【0029】以上の説明より明らかなように、本発明の
折り畳み式ボートによれば、構造を簡単にでき、簡単で
組立、分解が速くでき、小さく折り畳むことができる。
また、組み立てた後は剛に形成されるので、船上での移
動が安全にできる折り畳み式ボートを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折り畳み式ボートの一実施例を示す斜
視図である。
【図2】船体形成部材の連結状態を示す分解斜視図であ
る。
【図3】折り畳み式ボートの剛性の補強方法を説明する
斜視図である。
【図4】折り畳み式ボートの底部形成部材の連結方法を
説明するための一部を取り出した分解斜視図である。
【図5】折り畳みボートの船体の組立て方法の一例を示
す斜視図である。
【図6】船体を組み立てた状態を示す斜視図である。
【図7】船体の補強方法の他の例を示す斜視図である。
【図8】締め付け具の部分を説明する斜視図である。
【図9】締め付け具を止める係止部を説明する断面図で
ある。
【図10】補強椅子の取付け例を示す斜視図である。
【図11】船体の他の補強方法を説明するための取付部
を示した斜視図である。
【図12】折り畳みボートを折り畳む状態の一例を示す
斜視図である。
【図13】連結方法の他の例を説明するための一部を取
り出した分解斜視図である。
【図14】折り畳み式ボートの底部形成部材の他の例の
一部を示す分解断面図である。
【符号の説明】
1・・・船体外板部、2・・・防水部材、3a,3b・
・・可撓性部材、5・・・蝶番、6・・・可撓性部材締
結具、7・・・補強いす、10,10a〜10i・・・
船体形成部材、11,11a〜11h・・・底部形成部
材、11i・・・船尾形成部材、12,12a〜12h
・・・側部形成部材、14・・・挿通孔、15・・・凸
部、16・・・凹部、17・・・挿通孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体を剛に維持する部材と防水部材とから
    からなる折り畳み式ボートであって、少なくとも底面を
    剛に維持する部材は、船体の外形を形成するための船首
    から船尾の方向で3分割以上に分割した船体形成部材
    船尾の船尾船体形成部材と、該船体形成部材を結合する
    複数本の可撓性の結合部材とを有し、該各船体形成部材
    側部形成部材を備えると共に、それぞれ互いに隣接す
    る部材同士で嵌合する凸部と凹部とを備え、前記結合部
    材を摺動可能に通す挿通孔を船側方向の両端部に備え、
    前記側部形成部材の少なくとも端部には前記結合部材を
    摺動可能に通す挿通孔を備え、該結合部材の一端部は船
    首から船尾の間の船体形成部材に固着され、該結合部材
    の他端部は前記船体形成部材を船体長手方向に収縮させ
    て該各船体形成部材の凸部と凹部とが嵌合して相互に密
    着されるように締結可能に形成され、前記防水部材が、
    船体外面を覆うシートからなることを特徴とする折り畳
    み式ボート。
JP9052471A 1997-02-19 1997-02-19 折り畳み式ボート Expired - Lifetime JP3023951B2 (ja)

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