JPH0637037Y2 - 折畳み自在小型ボート - Google Patents

折畳み自在小型ボート

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JPH0637037Y2
JPH0637037Y2 JP2272092U JP2272092U JPH0637037Y2 JP H0637037 Y2 JPH0637037 Y2 JP H0637037Y2 JP 2272092 U JP2272092 U JP 2272092U JP 2272092 U JP2272092 U JP 2272092U JP H0637037 Y2 JPH0637037 Y2 JP H0637037Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
side plates
plate
thin film
stern
Prior art date
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Application number
JP2272092U
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English (en)
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JPH0582787U (ja
Inventor
裕一 大西
Original Assignee
裕一 大西
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、折畳み自在な小型ボ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】レジャー用、あるいはスポーツ用の小型
ボートは木製のものもあるが、近年ではプラスチック樹
脂の普及に伴ってプラスチック製のものが多く採用され
ている。木製、プラスチック製のいずれの小型ボートで
あれ、完成されたボートの船体構造は、安全な強度を確
保するために縦強度部材となる船底板及び側板は全長に
亘って一枚の連続したものが使用され、横方向には人が
乗込んだ状態で移動に邪魔にならない程度の補強部材が
設けられ、かつ全体を所定の船形に一体に固定して構成
されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記従来の小
型ボートはレジャー用であれ、スポーツ用であれ一般に
は温暖な季節に使用されるが、不使用時には港湾等に係
留したままであると海上交通や種々の作業時に邪魔にな
ることがある。これは小型ボートであるとは言え、海水
中から地上に引き上げるとなると、重量も重く、船体構
造が全体的に一体に固定形状であるため折畳みができ
ず、従って地上で例えば自動車等により搬送するのが不
便だからである。
【0004】この考案は、上記従来の小型ボートの問題
点に留意して、船体を長さ中央で2つ折り自在にし、使
用時には十分な強度でかつ不使用時には長さ半分にして
運搬に便利な形式とした小型ボートを提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
この考案は、船底板、両側板、及び船尾板を備え、船底
板と両側板はそれぞれ長さ中央付近で分割形成された板
材から成り、船底板と側板との接合面及び両側板中央付
近の接合面はそれぞれ接続ストリップ材で折畳み自在に
かつ水密状に接続し、船底板半部分同士の接合端部には
それぞれ可撓性でかつ水密性の薄膜材を接合すると共に
その両側端を両側板に接合しかつ上記2枚の薄膜材を包
み込むように断面コ字状の横補強材を着脱自在に両側板
間に挿置し、船底板の船尾端にも薄膜材を接合しその両
側端を両側板に接合しかつ上記薄膜材を包み込むように
断面コ字状の船尾板を両側板間に挿置固定し、船底板の
中央接合端部にはロック部材を設けて成る折畳み自在小
型ボートの構成としたのである。
【0006】
【作用】上記の構成とした小型ボートは使用時には、横
補強材や船尾板で側板を支持して十分な強度と水密性を
確保した船体構造のボートを得る。不使用時にはロック
部材の係合を開放し、かつ横補強材、船尾板を取外すこ
とによって両側板を船底板に平行に倒し、全体を長さ中
央部分で折畳むと長さを半分にすることができ、搬送に
便利となる。
【0007】
【実施例】
以下この考案の実施例について図面を参照して説明す
る。図1、図2は実施例の小型ボートの側面図、平面図
である。この小型ボート10は、船形それ自身は通常の
ものであり、船底板11、両側板12、12、及び船尾
板13を備えている。船底板11と両側板12、12は
長さ中央付近で2分割された板材が用いられている。 船底板11と両側板12との接合面、及び両側板の中央
付近の接合面は、図3、図4に示すようにそれぞれゴム
製の接続ストリップ材14で折畳み自在かつ水密状に接
着により接続されている。
【0008】船底板11の長さ中央付近で船底板11の
半部分同士が向い合う接合端部の詳細を図5、図6に示
す。図5に示すように、長さ中央付近の両側板12、1
2間には横補強部材15が横方向に着脱自在に挿着され
る。この横補強部材15は断面が略コ字状で、その両側
端及び下縁は両側板及び船底板に沿って密着挿入される
が、特に接着剤で固定するのではなく単に押圧挿入され
るだけである。図6に示すように、上記横補強部材15
内には船底板11の中央付近の接合部の水密性を確保す
るため、船底板11の両半部分同士の接合端部に可撓性
でかつ水密性の薄膜材16が接着されている。薄膜材1
6の両側端は、図5に示すように、両側板12、12に
も接着されている。薄膜材16としてはポリエチレン、
ビニール等のプラスチックフィルムが用いられる。
【0009】又、船底板11の裏面には船底板半部分同
士を組立時に接合するためのロック部材17が、図2に
点線で示すように適当数(図示の例では2ヶ所)設けら
れている。ロック部材17はレバーを反転させると船底
板半部分同士を係合できる。従って、ロック部材17で
船底板半部分同士を係合させると、図6に示すように、
その接合部分の水密性が得られる。接合部分の船底板半
部分同士は、後で説明するように不使用時に2つに折畳
みできるようにするため直接ゴム製の接続ストリップ材
14で接着接合はされていないが、上記薄膜材16によ
り水密性が確保されている。
【0010】図5、図6には船尾板13の構造を同時に
示している。船尾板13も上記横補強材15と同じく断
面コ字状で、両側端が両側板12、12間に挿入され
る。なお、図示していないが、船尾板13も横補強材1
5も、両側板12、12に対して挿入する際に外力等で
外れないようにするため、例えば側板に両部材端を囲む
凸状部を設け、その凸状部の山を越えて押圧力で強制的
に押し込むようにして固着を確保するとよい。
【0011】船尾板13内にも船底板11の後端に設け
た薄膜材16が包み込まれるように囲まれ、これにより
船尾部の水密性が確保される。さらに、図5に示すよう
に、船底板11上の両側板との接合部には適宜大きさの
補強リブ18が設けられる。この補強リブ18は、図2
に示す適当な間隔で必要数設けられる。補強リブ18は
伸縮材を用いて前後に折畳み自在とするか、もしくはヒ
ンジ付きとして倒すことができるようにする。なお、前
述したゴム製の接続ストリップ材としては、強度が大き
くかつ耐摩耗性、反発弾性、耐水性等、折畳みできかつ
伸縮性に優れた丈夫なもの、例えばクロロプレンゴム、
ハイバロン等を用いることができる。
【0012】上記のように構成した実施例の小型ボート
は、使用の際は通常のボートのように水平に延ばして図
1の状態に組立てて使用する。長さ中央部分、船尾部の
水密性は、横補強材や船尾板内の薄膜材で確保されてい
るので、所定の深さまで沈んだ状態で走行しても浸水す
ることはない。
【0013】不使用時には、横補強材、船尾板を取り外
し、両側板を内側に倒すと、さらに長さ中央付近で折畳
みができる。船底板の裏側のロック部材17を外して船
底板の半部分同士の係合を解くと折畳み可能となり、図
7(a)のように半分に折り畳む。このとき同図(b)
に示すように両側板の位置では板材が4枚重なり、船幅
中央付近では同図(c)のように2枚の板材11が重な
ることになる(側板12は断面位置の向う側に見えてい
る)。
【0014】以上のようにして全体を2つに折畳むと通
常の小型ボート(4〜5m程度まで)では人手により自
動車の屋根上に乗せて容易に運搬できることになる。船
底板、両側板等の板材を強化プラスチックとすると重量
を30kg程度とすることができるから、人手で十分に
搬ぶことが可能となる。
【0015】
【効果】以上詳細に説明したように、この考案の小型ボ
ートは船底板と両側板、両側板の長さ中央位置等の接合
部は全て接続ストリップ材でフレキシブルに接続して折
畳み自在とし、船底板中央付近及び船尾の接合部にはそ
れぞれ両側板間に横補強材、船尾板を挿置固定し、その
内側に薄膜材を設けて水密性を確保するようにしたか
ら、全体の重量を軽くして長さ中央付近で全体長さを折
畳み自在とすることができ、従って使用時には通常のボ
ートとしてレジャーやスポーツ用に供することができ、
不使用時には長さを半分に折畳んで容易に人手で運搬で
きるという極めて汎用性のある効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の小型ボートの側面図
【図2】同上の平面図
【図3】図1の線III −III から見た断面図
【図4】図1の線IV−IVから見た断面図
【図5】横補強材、船尾板の概略斜視図
【図6】図5の線VI−VIから見た断面図
【図7】小型ボートの折畳みの説明図
【符号の説明】
10 小型ボート 11 船底板 12 側板 13 船尾板 14 接続ストリップ材 15 横補強材 16 薄膜材 17 ロック部材 18 補強リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船底板、両側板、及び船尾板を備え、船
    底板と両側板はそれぞれ長さ中央付近で分割形成された
    板材から成り、船底板と側板との接合面及び両側板中央
    付近の接合面はそれぞれ接続ストリップ材で折畳み自在
    にかつ水密状に接続し、船底板半部分同士の接合端部に
    はそれぞれ可撓性でかつ水密性の薄膜材を接合すると共
    にその両側端を両側板に接合しかつ上記2枚の薄膜材を
    包み込むように断面コ字状の横補強材を着脱自在に両側
    板間に挿置し、船底板の船尾端にも薄膜材を接合しその
    両側端を両側板に接合しかつ上記薄膜材を包み込むよう
    に断面コ字状の船尾板を両側板間に挿置固定し、船底板
    の中央接合端部にはロック部材を設けて成る折畳み自在
    小型ボート。
JP2272092U 1992-04-10 1992-04-10 折畳み自在小型ボート Expired - Lifetime JPH0637037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2272092U JPH0637037Y2 (ja) 1992-04-10 1992-04-10 折畳み自在小型ボート

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JP2272092U JPH0637037Y2 (ja) 1992-04-10 1992-04-10 折畳み自在小型ボート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0582787U JPH0582787U (ja) 1993-11-09
JPH0637037Y2 true JPH0637037Y2 (ja) 1994-09-28

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ID=12090627

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JP4523066B1 (ja) * 2009-06-02 2010-08-11 株式会社童夢 ボート
US9478495B1 (en) 2015-10-26 2016-10-25 Sandisk Technologies Llc Three dimensional memory device containing aluminum source contact via structure and method of making thereof

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JPH0582787U (ja) 1993-11-09

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