JP2003225951A - 補強プラスチック管 - Google Patents
補強プラスチック管Info
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Abstract
有効に補強した、軽量で、しかも耐久性に優れている、
高耐圧、高強度の補強プラスチック管を提供する。 【解決手段】 プラスチック管の外周面に、連続したテ
ープ状或いはシート状とされる強化繊維に樹脂を含浸し
た強化繊維補強材10を、螺旋角度をαとしたとき、5
0°<α<85°にて、密巻き、或いは、所定のピッチ
間隔Pにて巻き付け、少なくとも1層の補強層を形成す
る。
Description
ス管などの液体、気体の輸送管として使用される補強さ
れたプラスチック管に関するものである。
鋳鉄管や鋼管などの金属管が使用されてきた。しかし、
このような金属管は、腐食に弱く、例えば水道用管とし
て使用した場合には、赤錆の混じった水が給水されるこ
ととなり衛生の点で問題であり、又、管の寿命が短いと
いった問題がある。更には、金属管は、重量が重く、施
工性が悪いといった欠点を有している。
レンなどの樹脂(プラスチック)製の管が用いられるよ
うになってきた。
く、その上軽量で施工性も良いといった長所を有しては
いるが、強度が弱いという欠点があった。
のテープを巻いて強度アップを図ることが行われている
が、重量が重くなるといった問題、更には、耐久性の点
で問題がある。
に記載されるように、アラミド繊維、ガラス繊維、炭素
繊維などの高強度繊維シートを外周面に固着したプラス
チック管が提案されている。
に記載の方法では、高強度繊維シートをプラスチック管
の外周囲に螺旋状に巻回し、その上から樹脂を含浸させ
て固着し、高強度繊維シートをプラスチック管に一体化
する構成とされている。
スチック管を改良した補強プラスチック管を特願200
0−116447にて提案した。この補強プラスチック
管は、プラスチック管の外周面に樹脂を含浸した連続繊
維ロービングを連続して螺旋状に巻き付けて少なくとも
1層の補強層を形成する構成とされ、好ましくは、連続
繊維ロービングは、樹脂を含浸した状態で、本願添付の
図1を参照すると、その厚さをt、幅をwとしたとき、
t≦1mm、w≦20mmとされ、又、連続繊維ロービ
ングは、螺旋角度をαとしたとき、0°<α<90°に
て、密巻き、或いは、所定のピッチ間隔Pにて巻き付け
られる。
このようなプラスチック管について研究実験を継続して
行なった結果、次のことが分かった。
に記載の補強プラスチック管の連続繊維ロービングは、
上述のように、プラスチック管に対して、0°<螺旋角
度α<90°にて、特に、45°<α<90°にて密巻
き、或いは、所定のピッチ間隔Pにて巻き付けられる。
けた場合、螺旋角度αが90°に近いところでは、プラ
スチック管に巻き付けた連続繊維ロービングの間が広が
り、隙間が発生し、そこからプラスチック管が破壊し
た。
に使用される螺旋角度αが45°に近いところでは、円
周方向の応力に耐えられず、連続繊維ロービングが破断
してしまうことが分かった。
研究実験を行なった結果、内圧がかかったときのプラス
チック管のような、外径(D)>10t(肉厚)とされ
る薄肉管における応力状態は、円周方向応力:軸方向応
力=2:1となることが分かった。
な応力状態を考慮して、所定の螺旋角度αにてプラスチ
ック管に巻き付けることが極めて有効であることを見出
した。
に基づきなされたものである。
スチック管を極めて有効に補強した、軽量で、しかも耐
久性に優れている、高耐圧、高強度の補強プラスチック
管を提供することである。
プラスチック管を極めて有効に補強し、強化繊維の目付
量を減らしたり、或いは、低強度の強化繊維を使用する
ことができる、軽量で、しかも耐久性に優れている、高
耐圧、高強度の補強プラスチック管を提供することであ
る。
補強プラスチック管にて達成される。要約すれば、本発
明は、プラスチック管の外周面に、連続したテープ状或
いはシート状とされる強化繊維に樹脂を含浸した強化繊
維補強材を連続して螺旋状に巻き付けて少なくとも1層
の補強層を形成した補強プラスチック管において、前記
強化繊維補強材は、螺旋角度をαとしたとき、50°<
α<85°にて、密巻き、或いは、所定のピッチ間隔P
にて巻き付けられることを特徴とする補強プラスチック
管である。好ましくは、前記螺旋角度αは、52°≦α
≦60°である。
繊維は、PAN系或いはピッチ系炭素繊維、ガラス繊
維、又は、アラミド、ナイロン、ポリエステル、PBO
などの有機繊維を、一種或いは複数種混入して使用さ
れ、前記樹脂は、熱硬化性樹脂である。又、前記熱硬化
性樹脂は、常温硬化型或は熱硬化型のエポキシ樹脂、ビ
ニールエステル樹脂、MMA樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、又はフェノール樹脂である。
ック管を図面に則して更に詳しく説明する。
ック管の一実施例を示す。本実施例によると、補強プラ
スチック管1は、プラスチック管2の外周面に所定の厚
さ(t)にて補強層3を形成することにより構成され
る。
ス管などの液体、気体の輸送管として使用可能な、塩化
ビニル、ポリフェノール、ポリエチレンなどで作製され
たプラスチック製のパイプである。
が付加される場合、流体を高圧輸送する場合、スラリー
を輸送する場合などには、耐圧強度、耐摩耗性の高いポ
リエチレン、特には、高密度ポリエチレン(HDPE)
にて、又、高温流体を輸送する場合などには、架橋ポリ
エチレン(XLPE)にて作製されたものが好適に使用
される。
に示すように、プラスチック管1の外周面に、連続した
強化繊維補強材10を螺旋状に巻き付けることにより形
成される。強化繊維補強材10は、螺旋角度をαとした
とき、50°<α<85°にて、密巻き、或いは、所定
のピッチ間隔Pにて巻き付けられる。螺旋角度αについ
ては、後で更に説明する。
はないが、通常、P=0〜20w(wは、強化繊維補強
材10の幅)とされる。
或いはシート状とされる強化繊維に樹脂を含浸して形成
される。強化繊維補強材10は、樹脂を含浸した状態
で、その厚さをt、幅をwとしたとき、 t≦1mm、1mm≦w≦1000mm とすることができる。通常、t=0.1〜0.5mm、
w=2〜20mmとされる。
系炭素繊維の他に、ガラス繊維、又は、アラミド、ナイ
ロン、ポリエステル、PBOなどの有機繊維を、一種或
いは複数種混入して使用される。又、樹脂は、熱硬化性
樹脂とすることができ、熱硬化性樹脂としては、常温硬
化型或は熱硬化型のエポキシ樹脂、ビニールエステル樹
脂、MMA樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、又はフェノ
ール樹脂を好適に使用し得る。
即ち、次式で定義される繊維割合Vfは、10〜99.
9%、好ましくは、40〜70%、通常60%程度とさ
れる。 繊維割合Vf(%)=(繊維の全体積)/(樹脂の全体
積+繊維の全体積)
補強材10は、プラスチック管2の外周面に、螺旋角度
をαとしたとき、50°<α<85°にて、密巻き、或
いは、所定のピッチ間隔Pにて巻き付けられる。その理
由について以下に説明する。
2の外周面に強化繊維として炭素繊維を使用した強化繊
維補強材10を螺旋状に巻き付けたときの、螺旋角度α
と、強化繊維補強材10及びプラスチック管2にかかる
応力との関係を示す。本実施例にて、使用したプラスチ
ック管の外径(D)は180mm、肉厚(T)は5.5
mmであった。又、使用した炭素繊維は、弾性率が23
500kg/mm2(230GPa)、強度が490k
g/mm2(480MPa)であった。
チック管内に所定大きさの圧力がかかったとき、強化繊
維補強材10の軸線方向応力σ1は、螺旋角度0°から
螺旋角度αが増大すると共に減少し、一方、強化繊維補
強材10の円周方向応力σ2は、螺旋角度αが0°から
増大すると共に増大し、螺旋角度αが45°にて、強化
繊維補強材10の軸線方向応力σ1と円周方向応力σ2
とは同じとなる。
補強材10の円周方向応力σ2の方が軸線方向応力σ1
より大となる。
チレン製プラスチック管2に、強化繊維として炭素繊維
を使用した強化繊維補強材10を巻き付けた補強プラス
チックの軸線方向の応力σを示す。この補強プラスチッ
ク管1の軸線方向の応力σは、強化繊維補強材10の軸
線方向応力σ1と、プラスチック管1の軸線方向応力と
にて負担される。
力σ2は、実質的に強化繊維補強材10にて負担される
と考える。
線方向の応力σが、強化繊維補強材10の軸線方向応力
σ1と同じとなる螺旋角度αは52°であった。
実験の結果によれば、内圧Pがかかったときのプラスチ
ック管2のような、外径(D)>10t(肉厚)とされ
る薄肉管における応力状態は、円周方向応力(σ2):
軸方向応力(σ1)=2:1となることが分かった。
ある。
性は、次のようにして求めることができる。強化繊維補
強材10は、繊維方向に関して異方性を示すものであ
り、異方性板であると理解することができる。
板のX軸からθ(図1(B)参照)の角度をなすx、y
軸に関する弾性係数Aijは、直交異方性板の縦弾性係
数をEX、EY、横弾性係数をGXY、ポアソン比をνX、
νYとすると、各応力成分(σ、τ)と歪み(ε、γ)
成分との関係は次の式で示される。
m2GXY A22=m4EX’+l4EY’+2l2m2EXνY+4l2
m2GXY A66=l2m2EX’(1−νY)+12m2EY’(1−
νY)+(l2−m2)GXY A12=l2(m2+l2νY)EX’+m2(l2+m
2νX)EY’−4l2m2GXY A16=−l3mEX’(1−νY)+lm3EY’(1−
νX)+2lm(l2−m2)GXY A26=−lm3EX’(1−νY)+l3mEY’(1−
νX)−2lm(l2−m2)GXY ただし、EX’=EX/(1−νXνY)、 EY’=EY/(1−νXνY)、 νY=νX(EY/EX) であり、x、y軸のX、Y軸に関する方向余弦は、それ
ぞれ(l,m)、(−m,l)で、(m=sinθ、l
=cosθ)である。
1、Y軸方向の弾性率をE2とすると、 E1=(A11×A22−A122)/A22 E2=(A11×A22−A122)/A11 となる。
算される。
維割合Vfが60%の場合、EX=13000kg/c
m2、EY=900kg/cm2、νX=0.34、GXY=
700kg/cm2である。
断強度については、弾性率と同様の変化を示すこと(σ
1はE2に比例し、σ2はE1に比例する)を実験で確認し
た(α=90°−θ)。
=52°で強化繊維補強材10の円筒体は最高の強度を
示すことが判った。
分布する軸応力と釣り合わなければならないので、 πrP=2πrtσl 軸方向の応力は σl=Pr/2t となり、σ2=2σlである。ここで、rは、内径でr=
D/2である。
受け持ち、プラスチックは等方性であり、円周方向と軸
方向の応力比は2倍であるため、円周方向が破断応力に
達しても軸方向の強度に余裕がある。
材10の円周方向の破断応力:軸方向の破断応力=2:
1)以上の強化繊維補強材10の応力σ2とプラスチッ
ク管2の負担応力を2倍した応力が軸方向の応力レベル
σとなり、この線とσ1の交わるところが破断時の最大
応力値となる。
向のプラスチックの応力余裕分を加えた応力で破断する
ので補強プラスチック管1は52°より大きい角度で破
壊圧力の最大値を見せることが予想される。
g/m2とし、プラスチック管はポリエチレン(PE)
管で外径180mm、肉厚5.5mm(即ち、SDR=
(外径/肉厚)比=33(実線))を使用して、また、
PEの物性は、E=100kg/cm2で、ν=0.
3、破断応力=200kg/cm2として破壊圧力を計
算で予想した。
圧Pをかけて破壊する実験は、計算通りにSDR=33
で、α=60°で破壊圧力が最大になる結果を得た。
についても実験を行い、その結果を図5に示す。SDR
=11についても同様の結果が得られた。
10のみ(即ち、プラスチック管2の肉厚が0のとき)
の破壊最大圧力の角度であり、角度α=60°は、プラ
スチック管2の肉厚が、SDR=33のときの角度であ
り、補強プラスチック管1の破壊最大圧力の角度であ
る。
α≦60°である、と考えられる。図5の実験から、角
度α=60°以上についても補強効果はみられ、ほぼ5
0°以上85°以下で著しい補強効果が得られることが
判った。
に、補強プラスチック管1の、円周方向応力(σ2):
軸方向応力(σ1)=2:1で著しく補強効果が得られ
る螺旋角度αは、50°<α<85°とされる。
強材10の円周方向応力σ2が、補強プラスチック管1
の軸方向応力σ1の2倍以下となり、強化繊維補強材1
0の強度を十分には発揮しておらず、材料効率の問題
で、不経済である。一方、螺旋角度が60°以上となる
と、強化繊維補強材10の円周方向応力σ2が、補強プ
ラスチック管の軸方向応力σ1の2倍以上となり、好ま
しくない。
に示すように、1層である必要はなく、必要に応じて、
複数層積層して設けることができる。このとき、各補強
層3は、その螺旋角度、螺旋方向、ピッチ間隔などは、
必要に応じて任意に設定することができる。
1、第2及び第3の補強層3a、3b、3cにて構成
し、少なくともいずれかの層を、上述したように、本発
明に従って、強化繊維補強材10をプラスチック管に巻
き付けることができる。
3cは、異なる強化繊維とすることもでき、例えば、最
内層の第1の補強層3aはガラス繊維、第2の補強層3
bは炭素繊維、第3の補強層3cはアラミド繊維とする
ことができる。
に、複数層にて形成された場合で、その最外層の補強層
3cが炭素繊維を使用した強化繊維補強材10にて形成
された場合には、更にその外層として保護層4を形成す
るのが好ましい。
10Aは、図1(B)に示す強化繊維補強材10と同様
にして、螺旋角度をαとしたとき、−90°<α<0°
或いは0°<α<90°(マイナス符号は螺旋方向が逆
方向を意味する。)にて、密巻き、或いは所定のピッチ
間隔Pにて巻き付けられる。この保護層4を形成する第
2の強化繊維補強材10Aに使用する樹脂は、補強層3
の場合と同様とすることができ、熱硬化性樹脂を使用す
ることができ、熱硬化性樹脂としては、常温硬化型或は
熱硬化型のエポキシ樹脂、ビニールエステル樹脂、MM
A樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、又はフェノール樹脂
を好適に使用することができる。
に埋設された場合、補強層3を構成する炭素繊維が補強
プラスチック管1の外周囲に存在する異物にて損傷され
るのを防止する。又、補強プラスチック管1が空中に敷
設された場合には、補強層3が紫外線などにより劣化す
るのを防止することができる。
繊維補強材10Aを使用して形成するものとして説明し
たが、この保護層4の代わりに、補強プラスチック管1
の最外層として、プラスチック製の外管を一体に設ける
ことができる。プラスチック製外管としては、プラスチ
ック管2と同様に、塩化ビニル、ポリフェノール、ポリ
エチレンなどで作製されたプラスチック製のパイプとす
ることができる。プラスチック管2とプラスチック外管
とは同じ材料でも良く、又、異なる材料とすることもで
きる。
チック管の外周面に、連続したテープ状或いはシート状
とされる強化繊維に樹脂を含浸した強化繊維補強材を連
続して螺旋状に巻き付けて少なくとも1層の補強層を形
成した補強プラスチック管において、強化繊維補強材
は、螺旋角度をαとしたとき、50°<α<85°に
て、密巻き、或いは、所定のピッチ間隔Pにて巻き付け
られる、構成とされるので、 (1)強化繊維補強材にてプラスチック管を極めて有効
に補強することができ、軽量で、しかも耐久性に優れて
おり、又、高耐圧、高強度である。 (2)強化繊維補強材にてプラスチック管を極めて有効
に補強することができ、強化繊維の目付量を減らした
り、或いは、低強度の強化繊維を使用することができ
る。 といった効果を奏し得る。
の一実施例の構成を示す断面図、図1(B)は本発明に
係る補強プラスチック管の一実施例の構成を示す斜視図
である。
化繊維補強材の弾性率と角度θとの関係を示すグラフで
ある。
化繊維補強材の応力と螺旋角度αとの関係を示すグラフ
である。
化繊維補強材の螺旋角度αと応力状態との関係を示すグ
ラフである。
旋角度αと応力状態との関係を示すグラフである。
の構成を示す断面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 プラスチック管の外周面に、連続したテ
ープ状或いはシート状とされる強化繊維に樹脂を含浸し
た強化繊維補強材を連続して螺旋状に巻き付けて少なく
とも1層の補強層を形成した補強プラスチック管におい
て、 前記強化繊維補強材は、螺旋角度をαとしたとき、50
°<α<85°にて、密巻き、或いは、所定のピッチ間
隔Pにて巻き付けられることを特徴とする補強プラスチ
ック管。 - 【請求項2】 前記螺旋角度αは、52°≦α≦60°
であることを特徴とする請求項1の補強プラスチック
管。 - 【請求項3】 前記強化繊維は、PAN系或いはピッチ
系炭素繊維、ガラス繊維、又は、有機繊維を、一種或い
は複数種混入して使用され、前記樹脂は、熱硬化性樹脂
であることを特徴とする請求項1又は2の補強プラスチ
ック管。 - 【請求項4】 前記熱硬化性樹脂は、常温硬化型或は熱
硬化型のエポキシ樹脂、ビニールエステル樹脂、MMA
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、又はフェノール樹脂で
あることを特徴とする請求項3の補強プラスチック管。 - 【請求項5】 前記強化繊維補強材の強化繊維として炭
素繊維を使用した場合には、前記強化繊維補強材にて形
成される補強層の最外層に、強化繊維としてガラス繊
維、又は、有機繊維を使用し、樹脂を含浸して形成され
た第2の強化繊維補強材を螺旋状に巻き付けて保護層を
形成したことを特徴とする請求項3又は4の補強プラス
チック管。 - 【請求項6】 前記第2の強化繊維補強材は、螺旋角度
をαとしたとき、0°<α<90°にて、密巻き、或い
は、所定のピッチ間隔にて巻き付けられることを特徴と
する請求項5の補強プラスチック管。 - 【請求項7】 前記第2の強化繊維補強材に使用する前
記樹脂は、熱硬化性樹脂であることを特徴とする請求項
5又は6の補強プラスチック管。 - 【請求項8】 前記熱硬化性樹脂は、常温硬化型或は熱
硬化型のエポキシ樹脂、ビニールエステル樹脂、MMA
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、又はフェノール樹脂で
あることを特徴とする請求項7の補強プラスチック管。 - 【請求項9】 前記強化繊維補強材における、次式で定
義される繊維割合Vfは、 繊維割合Vf(%)=(繊維の全体積)/(樹脂の全体
積+繊維の全体積) 10〜99.9%であることを特徴とする請求項1〜8
のいずれかの項に記載の補強プラスチック管。 - 【請求項10】 前記プラスチック管は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリフェノールにて
作製されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの
項に記載の補強プラスチック管。 - 【請求項11】 前記補強プラスチック管は、更に、最
外層としてプラスチック製の外管を設けたことを特徴と
する請求項1〜10のいずれかの項に記載の補強プラス
チック管。 - 【請求項12】 前記プラスチック外管は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ポリフェノールにて
作製されることを特徴とする請求項11の補強プラスチ
ック管。
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JP2002027418A JP2003225951A (ja) | 2002-02-04 | 2002-02-04 | 補強プラスチック管 |
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