JP2003225488A - ミシンの糸調子装置 - Google Patents

ミシンの糸調子装置

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JP2003225488A
JP2003225488A JP2002026557A JP2002026557A JP2003225488A JP 2003225488 A JP2003225488 A JP 2003225488A JP 2002026557 A JP2002026557 A JP 2002026557A JP 2002026557 A JP2002026557 A JP 2002026557A JP 2003225488 A JP2003225488 A JP 2003225488A
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thread
tension
thread tension
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Tadayoshi Minagawa
忠義 皆川
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御手段による電気的制御により、縫製に供さ
れる糸へ付与する張力を制御可能なミシンの糸調子装置
において、駆動手段の駆動力を糸調子器へと伝達する伝
達系において、該伝達系を構成する複数の部材の自重
が、該伝達系の特定方向にモーメントを発生し、精確な
糸張力の制御を阻害していた。 【解決手段】複数部材により駆動手段から糸調子器への
駆動力の伝達を行なう伝達手段を構成し、該伝達手段の
運動方向を略水平方向のみで構成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はミシンにおいて縫製
に供される糸の張力を電気的に制御可能な糸調子装置に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】以前より、電気的な制御により糸張力を
変更可能なミシンの糸調子装置として、糸調子器と該糸
調子器に作用する駆動手段を備えたミシンの糸調子装置
がある。それらは、前記駆動手段を電気的に制御するこ
とにより、糸調子皿間の押圧力を強弱させるなどして、
縫製に供される糸に付与する張力を連続的に変化させ
る。 【0003】例えば、特開2000−202183号に
開示されてるようなソレノイドの動作が糸調子器に直接
作用する構成では、凡そ図2に示すような配設関係とな
る。ここで35は駆動手段としてのソレノイドで、プラ
ンジャ36を制御手段Cからの指令によりその軸線方向
に出没させることが出来る。ここで、該ソレノイド35
は電流一定の下で前記プランジャ36の動作ストローク
の変化に関わらず推力が一定となる所定の動作範囲を有
するという特徴を有している。該プランジャ36の先に
は糸調子器30が設けられており、該糸調子器30の可
動皿31uを支持した可動ピン32が前記プランジャ3
6に直接連結されて、該プランジャ36の駆動と共に前
記可動ピン32も運動をする。33は該糸調子器30の
糸調子台であり、不図示のミシンフレームに固定され
る。また、31lは糸調子台前面に支持された下糸調子
皿である。プランジャ36の運動が可動ピン32を介し
て可動皿31uに作用すると、該可動皿31uの作用量
は前述のソレノイド35の推力が一定となるプランジャ
36の動作ストローク範囲に設定されており、該可動皿
31uと下糸調子皿31lとの間の圧力を加減すること
により両皿31l,31u間を通過する糸に所定の圧力
を作用させ正確に所望の張力を与える。 【0004】また、糸調子装置は、一般的に天秤付近や
面部付近に配置されることが多い。しかしながら、上記
のような電気的に張力を制御可能な糸調子装置において
は、構成として駆動手段等が必要となり、その構成は比
較的大きなものとなる。そのため、この種の糸調子装置
は、配設位置に多くの制限が生じてしまっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記問題を鑑み、本出
願人は図3に示すような構成により、糸調子器の配設位
置から離間した位置への駆動手段の配設を試みた。 【0006】図3において、矢符で示した10は前記従
来の糸調子器(図2の二点鎖線部30)とほぼ同構成の
糸調子器であり、不図示の糸調子台によりミシン頭部M
の表面に設けられている。ここで、該糸調子器10の基
本構成は可動皿11uを支持するように可動ピン12が
設けられており、該可動ピン12は後述の駆動手段から
の駆動力が伝達される。また、11lは糸調子台前面に
支持された下糸調子皿であり、可動ピン12から伝達さ
れる駆動力により可動皿11uが下糸調子皿11l側に
付勢され、該可動皿11uとの間を通過する糸に所望の
張力を与えている。 【0007】また、25は、プランジャ26を有し該プ
ランジャ26を電気的に制御して図中矢符BA方向への
推力を与える駆動手段としてのソレノイドであり、直接
またはブラケットなどを介してミシンフレームMに固定
されている。さらに、前述同様、特性として電流一定の
下でストローク量の変化に関わらず推力が一定となるス
トローク区間を有する。ここで、該ソレノイド25は、
不図示の制御手段に接続されており、該制御手段により
所定の張力を付与するように推力が制御される。 【0008】前記駆動手段25及び糸調子器10の間
は、複数部材からなる伝達手段により接続されている。
まず、プランジャ26の先端には図中矢符DU方向に延
在して略垂直に伝達手段の一つとしての回動リンク29
の一端が連結されると共に支持ピンP2により直接又は
間接にミシンフレームMに回転可能に支持されている。
プランジャ26との連結部である回動リンク29の一端
には、該プランジャ26に形成された連結ピン26aの
運動方向と交差する方向に長孔29aが形成されてい
る。該長孔29aは前記連結ピン26aと摺動可能な幅
となっており、回動リンク29とプランジャ26とを、
摺動可能且つ回転可能に連結されている。一方、前記回
動リンク29の他端には図中矢符AB方向に略水平に延
在した伝達手段の一つとしての連結アーム27の一端が
回動可能に連結されている。ここで、支持ピンP2は前
記回動リンク29のプランジャ26及び連結アーム27
との両連結部間に設けられている。 【0009】この連結アーム27の他端には伝達手段の
一つとしてのL字状の回動リンク18の一端が回動可能
に連結されている。 【0010】前記回動リンク18はL字の角部において
支持ピンPにより直接又は間接にミシンフレームMに回
転可能且つ略水平に支持されている。該回動リンク18
の前記L字の角部を挟んで他端には連結ピン18aが形
成されると共に伝達手段の一つとしての揺動部材14が
連結されている。 【0011】該揺動部材14の一端には前記連結ピン1
8aの動作方向と交差する方向に長孔14aが形成され
ており、該長孔14aに前記連結ピン18aが長孔14
aの長手方向へ摺動可能に遊挿されている。また、該揺
動部材14の他端は前記糸調子器10の可動ピン12が
連結されており、揺動部材14の運動が糸調子器10に
作用するようになっている。 【0012】該構成により糸へ張力を付与する場合に
は、前記駆動手段(ソレノイド25)によりプランジャ
26を図中A方向に作動し、前記伝達手段を介して可動
皿11uを図中矢符O方向へ付勢して下糸調子皿11l
との間の縫製に供される不図示の糸に張力を与える。 【0013】しかし、本構成においては、複数部材によ
り構成される伝達手段において、縦方向(図中矢符UD方
向)への動作成分を有する部材(ここでは回動リンク2
9)を有している。この回動リンク29は、支持ピンP2
を回転軸として図中矢符UAあるいはUB方向に回転自在に
支持されており、該回動リンク29自体の自重によって
該支持ピンP2を中心とした回転モーメントが該回動リン
ク29に発生してしまう。該回転モーメントはこの伝達
系(リンク)の姿勢を変える方向に作用すると共に、回
動リンク29の発生するリンクの姿勢を変える方向に作
用する力はその各部材の姿勢によって大きく異なってく
る。一方、ソレノイド25はその推力自体を制御してい
るため、リンクの構成の自重により発生する力は、ソレ
ノイドの推力に直接影響を与え正確な糸張力の制御を阻
害し、そのまま推力制御の誤差となってしまっていた。 【0014】ミシンによる縫製において、糸張力の強弱
は、縫製に供された際の糸の締まりに直接影響する要素
であり、張力の設定が適当でない場合、不完全な縫い目
や見た目の悪い縫い目が発生しすることがある。すなわ
ち、張力の正確な制御が阻害されると、完成した縫製品
の商品価値の著しい低下に繋がる恐れがあった。 【0015】上記問題を鑑み、本発明は、より正確に張
力を制御可能な糸調子装置を提供することを目的とす
る。 【0016】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のミシンの糸調子装置は、縫製に供
されるミシンの糸に張力を付与する糸調子器と、電流量
に応じて推力を発生すると共に一定電流量下において推
力が略一定となる動作範囲を有し、該推力を前記糸調子
器に伝達し該糸調子器が糸に付与する張力を変化させる
駆動手段と、前記駆動手段に必要な電流量の供給を指令
する制御手段と、を備え、糸への張力の付与を設定に応
じて変化させることが可能なミシンの糸調子装置におい
て、前記駆動手段の動作を糸調子器に伝達する複数部材
からなる伝達手段を備え、該複数部材の動作を略水平方
向のみで構成したことを特徴としている。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の糸
調子装置の実施例を説明する。尚、図中矢符で示した方
向指示は説明の便宜上付したものであり、本発明の技術
範囲を何ら制限するものではない。尚、ここでは図中矢
符AB−FOにより表される平面が水平面を表し、該水平面
の法線方向を示した矢符UDは垂線を示している。 【0018】図1は本発明の糸調子装置の一実施例であ
り、複数部材(14、17、18、19)から構成され
る伝達手段により、糸調子器10を駆動手段としてのソ
レノイド15から離間した位置へ配設している。該図1
において、矢符で示した10は前記従来の糸調子器(図
3の10)と同構成であり、不図示の糸調子台によりミ
シン頭部表面に設けられている。 【0019】ここで、該糸調子器10の基本構成は可動
皿11uを支持するように可動ピン12が設けられてお
り、該可動ピン12は後述の駆動手段15からの駆動力
が伝達される。また、11lは糸調子台前面に支持され
た下糸調子皿であり、可動ピン12を介して伝達される
駆動力により可動皿11uが作用して、該可動皿11u
との間を通過する糸に所望の張力を与えている。 【0020】また、15は、プランジャ16を有して該
プランジャ16に図中矢符BA方向の推力を与える駆動手
段としてのソレノイドであり、直接又はブラケットなど
を介してミシンフレームMに固定されている。ここで、
該ソレノイド15はプランジャ16に対して電流量に応
じて推力を発生させると共に電流量一定でプランジャ1
6の出没のストロークに関わらずほぼ一定の推力を発生
するプランジャ16の所定のストローク範囲(動作範
囲)を有する、特性を持つものである。尚、該ソレノイ
ド15は不図示の制御手段に接続されており、該制御手
段により電流量あるいは推力を制御される。また、該制
御手段は少なくとも張力および張力を付与する時期を設
定に応じて制御可能であり、さらに該張力の変更は縫製
の最中でもその進行に従って変更することも可能であ
る。また、ここで、糸調子装置の作動に用いられるプラ
ンジャ16の出没のストローク範囲は、主にソレノイド
15のプランジャ16の前述した所定の動作範囲で用い
ることが好ましい。 【0021】前記駆動手段としてのソレノイド15及び
糸調子器10の間は、複数部材(14、17、18、1
9)からなる伝達手段により接続されている。まず、プ
ランジャ16の先端には伝達手段の一つである回動リン
ク19の一端が連結されており、該回動リンク19は図
中矢符FO方向に延在すると共に水平面に対して垂直な
支持ピンP1により直接又は間接にミシンフレームMに
略水平に回転可能に支持されている。該回動リンク19
とプランジャ16との連結部には、該プランジャ16の
連結ピン16aの運動方向と交差する方向に長孔19a
が形成されており、プランジャ16に垂直且つ長孔19
aに摺動可能に形成された連結ピン16aにより両者が
連結されている。また、前記回動リンク19の他端には
図中矢符AB方向に略水平に延在した伝達手段の一つで
ある連結アーム17の一端が回動可能に連結されてい
る。即ち、前記回動リンク19はプランジャ16及び連
結アーム17との両連結部の間で前記支持ピンP1に支
持されている。 【0022】前記連結アーム17の他端には伝達手段の
一つであるL字状の回動リンク18の一端が回動可能に
連結されている。前記回動リンク18はL字の角部にお
いて支持ピンPにより直接又は間接にミシンフレームM
に回転可能且つ略水平に支持されている。該回動リンク
18の前記L字の角部を挟んで他端には連結ピン18a
が形成されると共に伝達手段の一つである揺動部材14
が連結されている。 【0023】該揺動部材14の一端には前記連結ピン1
8aの動作方向(後述)と交差する方向に長孔14aが
形成されており、該長孔14aに前記連結ピン18aが
長孔14aの長手方向へ摺動可能に遊挿されている。ま
た、該揺動部材14の他端は前記糸調子器10の可動ピ
ン12が連結されており、揺動部材14の運動が糸調子
器10に作用するようになっている。 【0024】ここで、本実施例の糸調子装置の動作につ
いて説明する。 【0025】制御手段(不図示)により糸への張力の付
勢を指令された場合、ソレノイド15(駆動手段)は糸
調子皿(11u,11l)間を通過する糸へ作用する押
圧力を強めるよう動作する。即ち、ここではプランジャ
16を図中矢符A方向へ向けて推力を発生する。該プラ
ンジャ16の連結ピン16aからの矢符A方向の直線的
な駆動力を長孔19aを介して支持ピンP1を中心とす
る回転方向の力として伝達される。該回動リンク19
は、垂直に設けられた支持ピンP1を支点にして略水平
方向の成分のみで図中時計回り方向(矢符O→B方向)
に回動するように駆動手段15の発生する推力を伝達さ
れる。 【0026】次いで、連結アーム17は該回動リンク1
9の時計回り方向への回動により、該回動リンク19の
回転方向の力の少なくとも図中矢符B方向への力が伝達
される。連結アーム17に伝達されたB方向の駆動力は
回動リンク18に伝達され支持ピンPを支点とした回動
リンク18の回転により、図中矢符O方向への力に変換
される。尚、連結アーム17両端と両回動リンク18、
19の連結態様の詳細な説明はないが、連結アーム17
が直接乃至間接的にミシンフレームMに摺動可能に支持
されている場合などは、長孔19a、14aに見られる
ような力の逃げを形成し、必要な方向(摺動方向)のみ
の駆動力を抽出可能な構成とすればよい。 【0027】この時、回動リンク18は略水平に時計回
り方向(矢符O→B方向)の回動運動をするように推力
の伝達を受ける。駆動力の図中矢符FO方向への変換は
長孔14aと連結ピン18aとの間で行なわれ、長孔1
4aにより揺動部材14は前記時計方向に回動される連
結ピン18aの駆動力の矢符FO方向成分のみを抽出し
伝達される。即ち、ここでは矢符O方向への駆動力を受
け、可動ピン12を介して可動皿11uに矢符O方向へ
の押圧力を付勢する。したがって、可動皿11uおよび
下糸調子皿11l間を通過する糸への圧力を増すことに
より糸張力を付与することが出来る。 【0028】以上のような構成により、糸調子器10の
配設位置より離間した位置への駆動手段15の配設が可
能となり、糸調子器10の配設の自由度を向上すること
ができる。さらに、糸調子器10の配設位置の自由度を
確保できると共に、伝達手段が各部材自体の自重により
姿勢を変える方向への力が生じるようなことがなく、駆
動力の制御をより正確に行なうことが可能である。 【0029】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、その技術範囲を逸脱しない限りその構成は種々の
変更をしうるものである。 【0030】例えば、ソレノイド(駆動手段)15は、
前記特性を有していれば態様を限定されるものではな
く、その推力の発生方向はプランジャの出没双方向への
発生が可能な物でもよいし、一方へは別の手段によって
付勢した上で単方向へのみ付勢可能なソレノイドを用い
てもよい。さらに駆動手段は二つ以上の駆動源から構成
されても良い。 【0031】また、上記実施例において回動リンク1
8、19は、駆動源側連結部および作用点側連結部の両
者の間に支点P、P1を設けていたが、支点P、P1は中
間への配置に限られるものではなく、駆動源側の連結部
を挟んで作用点側の連結部の反対側に配置してもよい
し、作用点側の連結部を挟んで駆動源側の連結部の反対
側に配置してもよい。この場合、固定点となる支持ピン
を回動リンクの端部に配置することで、伝達系全体の外
方寄りに固定点を設けることができ、ミシンフレーム内
での伝達手段および駆動手段の配設位置の自由度が広が
る。 【0032】また、支持点P、P1を支点にする回動リ
ンク18、19において、支点から駆動源側の連結部と
支点から作用点側の連結部の距離の比を変えることによ
って、駆動力に対する作用力を調整できるようにしても
よい。これは回動リンク自体を交換してもよいし、連結
位置を調整可能としてもよい。この場合、駆動力の幅が
広がり、制御手段による制御と合せることで糸張力の制
御に幅と多様性を持たせることができる。尚、支点と両
連結部の並ぶ順序は前述のように変更してもよい。 【0033】また、プランジャ16および回動リンク1
8に形成された連結ピン16a、18aと、回動リンク
19,および揺動部材14に形成された長孔19a,14
aによる特定方向の駆動力の抽出および伝達について、
連結ピンと長孔の形成はお互い他方の部材への形成であ
ってもよい。 【0034】また、上記実施例において回動リンク19
および揺動部材14に形成された長孔19a,14aは
外周の閉じた閉領域でなくてもよいし、貫通した孔を形
成してなくてもよい。即ち、駆動力の所定方向成分を抽
出して伝達できればよく、たとえば一端の開いた二又形
状や切欠のようになっていてもよく、さらには溝形状部
に連結ピンが当接して所定の軌跡で動作するカムのよう
な構成としてもよい。この場合、部品の形状の多様性が
増し、部材の製造の難易度やコスト、材料の特性、機械
の組み付け性などを考慮してより好ましい態様を実施可
能である。。 【0035】また、上記実施例において回動リンク1
8、19の形状は、L字状および直線状のみの説明に終
始したが、以上の構成に限定されるものではない。ま
た、各支点,各連結部,各支持部においては、特記しなか
ったが、ベアリングなどの軸受部材などを入れてもよ
い。この場合、伝達手段内での駆動力の損失が低減さ
れ、より効率のよい駆動力の伝達ができると共に制御手
段による糸張力の制御へ及ぼす要因が減ることでより正
確な制御が可能となる。 【0036】 【発明の効果】本発明によれば、電流一定の下でストロ
ーク量の変化に関わらず推力が一定となる所定の動作範
囲を有する駆動手段を用いた糸調子装置において、該糸
調子装置に駆動手段からの駆動力を伝える伝達手段とし
て複数の連結部材からなるリンク機構を用いることによ
り、糸調子装置から離間した位置などへの駆動手段の配
設を可能にするような場合に、各連結部材の動作方向が
略水平方向への運動のみで構成することで、自重による
張力制御への外乱を低減することができ、糸に与える張
力のより精確な制御を可能としている。したがって、縫
製による縫い目が安定し、所望の仕上がりを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の糸調子装置の一実施例を示す説明図で
ある。 【図2】従来の糸調子装置を示す図である。 【図3】従来のリンク機構を有する糸調子装置の説明図
である。 【符号の説明】 10 糸調子器 11u 可動皿 1
1l 下糸調子皿 12 可動ピン 14 揺動部材(伝達手
段) 14a 揺動部材長孔 15 ソレノイド(駆動
手段) 16 プランジャ 16a,26a 連結ピン 17,27 連結アーム(伝達手段) 18,28
回動リンク(伝達手段) 18a,28a L字状回動リンク長孔 19,29
回動リンク(伝達手段) 19a,29a 回動リンク長孔 30 糸調子器(従来) 31u 可動皿(従来) 3
1l 下糸調子皿(従来) 32 可動ピン(従来) 33 糸調子台(従来) 25,
35 ソレノイド(従来) 26,36 プランジャ(従来) C 制御手段
M ミシンフレーム P,P1,P2 支持ピン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】縫製に供されるミシンの糸に張力を付与す
    る糸調子器と、 電流量に応じて推力を発生すると共に一定電流量下にお
    いて推力が略一定となる動作範囲を有し、該推力を前記
    糸調子器に伝達し該糸調子器が糸に付与する張力を変化
    させる駆動手段と、 前記駆動手段に必要な電流量の供給を指令する制御手段
    と、を備え、糸への張力の付与を設定に応じて変化させ
    ることが可能なミシンの糸調子装置において、 前記駆動手段の動作を糸調子器に伝達する複数部材から
    なる伝達手段を備え、該複数部材の動作方向がを略水平
    方向のみとなるように構成したことを特徴とするミシン
    の糸調子装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007097651A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Juki Corp ミシンの糸調子装置
JP2010194235A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Juki Corp ミシン

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