JP2003225118A - 化粧料塗布具及びその製造方法 - Google Patents

化粧料塗布具及びその製造方法

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JP2003225118A JP2002026794A JP2002026794A JP2003225118A JP 2003225118 A JP2003225118 A JP 2003225118A JP 2002026794 A JP2002026794 A JP 2002026794A JP 2002026794 A JP2002026794 A JP 2002026794A JP 2003225118 A JP2003225118 A JP 2003225118A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度の腰を有し、また穂先を形成
する繊維部の先端部における径の大きさのバラつきが小
さく、化粧の操作が容易で、化粧に要する時間が短く、
さらに化粧時に充分な満足感の得られる化粧料塗布具を
提供すること。 【解決手段】 先細繊維の先端部を切断除去する
ことにより形成される切断端部を備えた先端除去繊維の
多数本を、その各切断端部を揃えて配列してなる穂先を
有して成ることを特徴とする化粧料塗布具及びその製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、化粧料塗布具及
びその製造方法に関し、さらに詳しくは、適度の腰があ
り、化粧料の塗布が容易で、化粧の満足感が得られ、耐
用時間の長い化粧料塗布具及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧料塗布具は、先端に向かうに
従って細くなり、しかも先端部が尖った繊維である先細
繊維を束ねて成る穂先を有する。その穂先を形成する先
細繊維の先端部が細いことから、従来の化粧料塗布具
は、その穂先の先端部分の腰が弱かった。
【0003】このため、従来の前記化粧料塗布具におい
ては、使用する化粧料が液状体であるときには、化粧料
塗布具の穂先を化粧料に浸漬するだけで、特に支障なく
穂先の先端部分に化粧料を保持させることができた。し
かしながら、使用する化粧料が固形状若しくは半固形状
である場合には、何回も穂先を化粧料に擦り付けるよう
にしないと、穂先の先端部分に化粧料を保持させるのが
困難であった。
【0004】また、穂先に保持させた化粧料を皮膚等に
塗布するときには、穂先を皮膚等に押し当てても、穂先
の腰が弱いので、換言すると、穂先の皮膚等に対する圧
力が小さいので、穂先に保持された化粧料を皮膚等に付
着させるのが容易ではなく、また逆に、皮膚に所望量よ
りも多くの化粧料が付着したときに、前記と同様に穂先
の皮膚等に対する圧力が小さいことから、その余分に付
着した化粧料を穂先で掻き取ることが困難であった。
【0005】これらの理由から、従来の前記化粧料塗布
具では、化粧の操作が煩雑になり、また化粧時間が長く
なるという欠点があった。
【0006】さらに、従来の前記化粧料塗布具において
は、穂先の皮膚等に対する圧力が小さいことから、化粧
料塗布具の使用者が、化粧時に化粧料塗布具から肌等に
受ける感触が不充分となり、化粧をしているとの満足感
が充分に得られないという欠点もあった。
【0007】また、従来の前記化粧料塗布具において使
用される先細繊維は、先端に向かうほど、つまり径が小
さくなるほど、各先細繊維相互間における径の大きさの
バラつきの程度が大きい。したがって、従来の前記化粧
料塗布具の穂先の先端部は、前記各先細繊維の径の大き
さが大きくバラついているので、化粧料の保持及び塗布
がさらに困難になるという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の化
粧料塗布具が有する前記欠点を解消することを目的とす
る。すなわち、この発明の目的は、適度の腰を有し、ま
た穂先を形成する繊維部の先端部における径の大きさの
バラつきが小さく、化粧の操作が容易で、化粧に要する
時間が短く、さらに化粧時に充分な満足感の得られる化
粧料塗布具を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の化粧料塗布具に係る発明は、先細繊維の先端部を切断
除去することにより形成されて成る切断端部を備えた先
端除去繊維の多数本を、その各切断端部を揃えて配列し
て成る穂先を有して成ることを特徴とする化粧料塗布具
であり、前記化粧料塗布具の好適な態様として、前記先
端除去繊維は、前記先細繊維の最大繊維径dと切断除去
された前記先端部の長さlとの間に0.5≦d/l≦1
00の関係があり、前記穂先は、固定具により支持具に
固定されて成る。
【0010】前記目的を達成するための化粧料塗布具の
製造方法に係る発明は、先細繊維の先端部を切断除去す
ることにより形成されて成る切断端部を備えた先端除去
繊維の多数本を、その各切断端部を揃えて配列して成る
塗布用穂先を支持具に装着することを特徴とする化粧料
塗布具の製造方法であり、また、前記化粧料塗布具の製
造方法に係る他の発明は、多数本の先細繊維を配列して
作成した穂先を支持具に装着し、その穂先の先端部を切
断除去することを特徴とする化粧料塗布具の製造方法で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明に係る化粧料塗布具の一
具体例である化粧料塗布具1を図1に示す。図1は、化
粧料塗布具1の穂先部分の斜視図である。なお、以下、
化粧料塗布具を示す図においては、その先端部分のみを
示す。
【0012】化粧料塗布具1は、丸筆型の化粧料塗布具
である。化粧料塗布具1は、穂先2、固定具3及び軸体
4を有して成る。
【0013】穂先2は、化粧料塗布具1において、化粧
料を付着させ、これを顔等に塗布する部材である。穂先
2は、固定具3によって軸体4に固定されている。
【0014】図2に、穂先2の平面図を示す。穂先2
は、束状に配列された多数本の先端除去繊維をその後端
部において相互に結合して、多数本の先端除去繊維全体
を一体化させることによって形成されている。すなわ
ち、穂先2は、繊維束部5と穂先基板部6とで形成され
る。穂先基板部6は、切断除去繊維の多数本を、その先
端部および後端部を揃えて集束してなる繊維の集合体に
おける後端部を、一体に結合してなる部分である。繊維
束部5は、穂先2における穂先基板部6を除く部分であ
る。
【0015】穂先2の形状、すなわち先端除去繊維の多
数を束ねた形状は、図1に示されるように丸筆形状であ
るが、平筆形状等であっても良い。
【0016】穂先基板部6は、先端除去繊維の多数本を
集束して成る繊維集合体の後端部を適宜の手段により一
体化することにより形成される。例えば、先端除去繊維
が熱可塑性樹脂で形成されているならば、前記繊維集合
体の後端部を加熱することにより先端除去繊維の後端部
を溶融することにより先端除去繊維相互の後端部を一体
化して穂先基板部6を形成することができ、また、前記
繊維集合体の後端部を適宜の接着剤により先端除去繊維
相互を一体に結合して穂先基板部6を形成することもで
きる。
【0017】繊維束部5は、図3に示されるように、後
端部が一体化されてなる多数の先端除去繊維の束であ
る。各先端除去繊維は、図3に示されるように、切断端
部8と、この切断端部8から後端部までの繊維部7とを
有して成る。先端除去繊維は、穂先基板部6から先端に
向かって一定の直径を有し、途中から漸次にその直径が
細くなって切断端部8に至る。
【0018】本発明における穂先は、先細繊維の先端部
を所定位置で切断して切断端部を備えた先端除去繊維を
用意し、得られる多数本の先端除去繊維を、その切断端
部を揃え、後端部を一体に結合することから成る方法
(第1方法)により形成することができる。もっとも、
簡単な操作で穂先を製造すると言う観点からすると、図
4に示されるように、先細繊維の多数本を束ね、軸長が
所定の長さになるように後端部を切り揃え、切り揃えた
後端部を一体化する前又は一体化した後に得られた先端
部を所定の切断位置Aで切り揃えることからなる方法
(第2方法)等により、穂先を形成するのが好ましい。
【0019】第一の方法において使用される前記先端除
去繊維は、目的に応じて適宜選択可能であるが、前記先
細繊維の最大繊維径dと切断除去された前記先端部の長
さlとの間に0.5≦l/d≦100の関係があると好
適である。前記先細繊維は、その繊維径が大きいほど各
先細繊維における先端部の径のバラつきが大きいが、l
/dが前記の大きさを有する前記先端除去繊維において
は、そのようなバラつきの大きい部分が確実に除去され
ており、またバラつきの小さい部分まで不必要に除去さ
れていない。したがってl/dが前記の大きさを有する
前記先端除去繊維を使用した穂先は、その先端に小径繊
維部がないので腰が強く、その先端部に繊維間のバラつ
きがないので化粧料を均一に保持することができ、さら
に先細繊維を無駄なく有効利用することができる。
【0020】この第2方法において切り揃える先端部に
おける位置は、その結果得られる穂先を形成する先端除
去繊維が、上記第一方法において示したl/dの条件を
満たすことになるような位置であることが好ましい。そ
の理由は前記第一方法において示した理由と同様であ
る。
【0021】繊維束部5の材料、すなわち前記先端除去
繊維及び先細繊維の材料は、繊維束部5に要求される要
件の具備を確保することができれば特に制限はなく、目
的に応じて適宜に決定することができ、例えば、通常の
筆型の化粧用塗布具における繊維部に使用される材料と
同様にすることができる。このような材料としては、例
えば、綿、亜麻、マニラ麻、及びヤシ等の植物繊維、馬
毛、山羊毛、及び羊毛等の哺乳類系動物繊維、蚕糸、及
びくも絹等の非哺乳類系動物繊維、石綿等の鉱物繊維、
レーヨン、キュプラ、及びけん化アセテート等の再生繊
維、アセテート、及びエチルセルロース等の半合成繊
維、ポリアミド系、ポリビニルアルコール系、ポリ塩化
ビニリデン系、ポリ塩化ビニル系、ポリアクリロニトリ
ル系、ポリエステル系、ポリエチレン系、ポリプロピレ
ン系、ポリウレタン系、ポリ青化ビニリデン系、ポリフ
ルオロエチレン系、及びポリスチレン系等の合成繊維、
並びに、金属繊維、ガラス繊維、及び岩石繊維等の無機
繊維を挙げることができる。
【0022】前記材料の中では、ポリエステル等の合成
繊維が、大量生産が容易で、安価であり、直径及び長さ
等の調整が容易である点で好適である。
【0023】穂先基板部6は、繊維部7の後端部を一体
に結合することによって穂先2を分離することなく一体
化させる機能を有する。また、穂先基板部6は、穂先2
を使用して製造された化粧料塗布具1において、穂先2
を固定具に固定するときの基部となる機能を有する。
【0024】穂先基板部6は、前記機能を有する限り、
その構造に制限はない。例えば、穂先基板部6は、各繊
維部7の一端部を接着剤で相互に接着させることによっ
て形成されていてもよく、各繊維部7の一端部を樹脂で
固めることによって形成されていてもよく、また各繊維
部7の一端部を溶融させて相互に結合させることによっ
て形成されていてもよい。
【0025】穂先基板部6は、丸筆型の化粧料塗布具で
あるときには、その形状が円盤状である。穂先基板部6
の直径及び厚みは、穂先基板部6が前記機能を発揮する
ことができれば特に制限はなく、繊維束部5の大きさ等
に応じて適宜決定することができる。
【0026】固定具3は、穂先2を軸体4に固定する筒
状の部材である。固定具3は、図1に示すように、その
内部に穂先2の穂先基板部6を嵌合させ、その一開口か
ら穂先2の繊維束部5を突出させた状態で、穂先2を保
持している。また、穂先2の繊維束部5が突出している
開口とは反対側の開口部に軸体4が設けられている。
【0027】固定具3の形状及び大きさについては、前
記条件を具備していれば特に制限はなく、化粧料の種類
等に応じて適宜決定することができる。
【0028】固定具3の材料としては、前記条件を具備
していれば特に制限はないが、成形及び加工がしやすい
点で、金属が好適に使用される。固定具3の材料が金属
であると、例えば、穂先2の繊維束部5が突出している
側の開口部を外側から圧力を加えて扁平状に変形させる
ことによって、穂先2を強く保持することが可能になる
という利点がある。
【0029】支持具である軸体4は、化粧料塗布具1に
おける、化粧料の塗布時に手で持つ部分であり、また、
穂先2を保持して、固定具3と共に穂先2を固定する機
能を有する。
【0030】軸体4は、円柱体の部材であり、穂先2の
繊維束部5が突出している開口とは反対側の開口から軸
体4が固定具3内に嵌挿されて、固定具3に装着されて
いる。
【0031】軸体4は、前記機能を有していれば、その
形状、大きさ及び材料については特に制限はなく、化粧
料の種類等に応じて適宜決定することができる。
【0032】化粧料塗布具1は、次のように作用する。
化粧料塗布具1の使用方法は、従来の化粧料塗布具と同
様である。化粧料塗布具1の軸体4を手で持ち、化粧料
が液体状ならば化粧料塗布具1の穂先2を化粧料に浸す
ことにより、化粧料が固体状ならば化粧料塗布具1を化
粧料に擦り付けることにより、化粧料を化粧料塗布具1
の穂先2に付着させる。
【0033】穂先2を形成する繊維部7は、その先端部
分においても一定以上の太さを有しているので、腰が強
い。したがって、化粧料塗布具1においては、穂先2の
先端部分を化粧料に強く押し当てることができるので、
化粧料を穂先2の先端部分で掻きとることができる。こ
のため、化粧料塗布具1においては、化粧料が固体状で
あっても、充分量の化粧料を穂先2に付着させることが
できる。
【0034】化粧料塗布具1の穂先2を皮膚等に押し当
てることにより、穂先2に保持させた化粧料を皮膚等に
塗布する。
【0035】このときも前記と同様の理由により、穂先
2の先端部分を皮膚等に強く押し当てることができるの
で、穂先2に保持された化粧料を皮膚等に容易に付着さ
せることができる。また逆に、皮膚に所望量よりも多く
の化粧料が付着した場合には、前記と同様の理由によ
り、穂先2の皮膚等に対する圧着力を大きくすることが
できるので、化粧料が余分に付着した部分を穂先2で撫
でることにより、その余分に付着した化粧料を穂先2で
容易に掻き取ることができる。
【0036】この操作を繰り返すことにより、目的に合
わせて化粧料を皮膚等に塗布する。
【0037】化粧料塗布具1における前記の化粧料塗布
においては、穂先2の皮膚等に対する圧力が大きいこと
から、化粧料塗布具1の使用者は、化粧時に化粧料塗布
具から充分な触感を受けることができる。このため、化
粧料塗布具1の使用者は、化粧料塗布具1により化粧の
塗布を行うことにより、化粧をすることに対する充分な
満足感を得ることができる。
【0038】また、化粧料塗布具1の穂先2では、穂先
2を形成する繊維部7相互間の太さのバラつきが小さい
ので、化粧料塗布具1は、化粧料を均一に保持すること
ができ、このため化粧料の塗布を容易に行うことができ
る。
【0039】化粧料塗布具1の製造方法としては、最終
的に化粧料塗布具1を製造することができれば特に制限
はなく、例えば、図4に示されるように、穂先12を作
成し、これに固定具3及び軸体4を装着して、穂先12
の先端部を切断除去する方法(以下、「成形後切断方
法」という)、及び、先細繊維の先端部を切断除去した
後に穂先2を作成し、これに固定具3及び軸体4を装着
する方法(以下、「切断後成形方法」という)等を挙げ
ることができる。これらの方法は、製造が容易であり、
製造コストを低く抑えることができる点で好適である。
【0040】前記成形後切断方法は、具体的には以下の
ようにして行うことができる。先細繊維を使用して、公
知の穂先の製造方法によって穂先12を製造する。穂先
12を固定具3内に挿入し、その一開口から穂先12の
繊維束部15を突出させた状態で、穂先12の穂先基板
部16を固定具3に嵌合させ、穂先12を固定具3に装
着する。穂先12の繊維束部15が突出している開口と
は反対側の開口から固定具3内に軸体4を嵌挿する。固
定具3から突出している穂先12の繊維束部15の先端
部を、軸体4の軸線に直交する切断面が得られるよう
に、カッターで切断除去する。以上により、化粧料塗布
具1が得られる。
【0041】前記切断後成形方法は、具体的には以下の
ようにして行うことができる。先細繊維の先端部をカッ
ターで切断除去して、先端除去繊維を製造する。前記各
先端除去繊維における前記切断によって形成された先端
部が揃うように、前記先端除去繊維を束状に配列させ
て、公知の穂先の製造方法と同様の製造方法を使用して
穂先2を製造する。穂先2を固定具3内に挿入し、その
一開口から穂先2の繊維束部5を突出させた状態で、穂
先2の穂先基板部6を固定具3に嵌合させ、穂先2を固
定具3に装着する。穂先2の繊維束部5が突出している
開口とは反対側の開口から固定具3内に軸体4を嵌挿す
る。以上により、化粧料塗布具1が得られる。
【0042】この発明に係る化粧料塗布具は、上記化粧
料塗布具1には制限されることはなく、この発明の目的
を達成することができる範囲内で、様々な態様を採用す
ることができる。
【0043】この発明に係る化粧料塗布具における穂先
の形状は、穂先先端部の構造が穂先2について示した前
記要件を満たす限り、穂先2のような丸筆型には制限さ
れず、例えば平筆型であってもよい。
【0044】穂先2は、繊維束部及び穂先基板部からな
る構造を有しているが、この発明に係る化粧料塗布具に
おける穂先の構造は、先細繊維の先端部を切断除去する
ことにより形成される切断端部を備えた多数本の先端除
去繊維部が、前記各切断端部を揃えて配列された構造で
あれば、穂先2のような構造に制限されることはない。
この発明に係る化粧料塗布具における穂先の構造は、例
えば、穂先基板部を設けることなく、穂先を形成する先
端除去繊維部が固定具又は軸体に接着剤等を用いて直接
固着された構造であってもよい。
【0045】穂先2においては、固定具を用いて化粧料
塗布具1を一体化させているが、この発明に係る化粧料
塗布具においては、穂先を所定の強度で保持することが
でき、また製造上の不都合がなければ、固定具を使用す
る必要はなく、例えば、穂先を軸体に結合させてもよ
い。
【0046】化粧料塗布具1に対して上記のような変更
を加えた化粧料塗布具は、化粧料塗布具1について示し
た前記製造方法に公知の手段を適宜採用した製造方法に
よって製造することができる。
【0047】この発明に係る化粧用塗布具は、筆型の化
粧料塗布具に広く使用することができ、例えば、リップ
ブラシ、リップグロス用ブラシ、コンシーラ用ブラシ、
アイシャドーブラシ、又はアイライナーに好適に使用す
ることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明に係る化粧用塗布具の穂先は、
その穂先を形成する繊維部の先端部が一定以上の太さを
有しているので、従来の化粧料塗布具に使用される穂先
に比較して腰が強い。
【0049】このため、この発明に係る化粧用塗布具
は、その穂先先端部に、固形状の化粧料であっても、充
分量の化粧料を保持することができ、また、その保持さ
れた化粧料を皮膚等に容易に付着させることができ、ま
た逆に、皮膚に所望量よりも多く付着した化粧料を容易
に掻き取ることができる。
【0050】したがって、この発明に係る化粧用塗布具
は、化粧の操作が簡単であり、化粧時間を短くすること
ができる。
【0051】さらに、この発明に係る化粧用塗布具にお
いては、穂先の皮膚等に対する圧力が大きいことから、
使用者は、充分な化粧に対する満足感が得られる。
【0052】この発明に係る化粧用塗布具は、その穂先
を形成する繊維部の太さのバラつきが小さいので、化粧
料を均一に保持することができる。
【0053】この発明に係る化粧用塗布具の製造方法
は、この発明に係る化粧用塗布具を、特殊な手段を用い
ることなく、簡易に、また低コストで製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、化粧料塗布具1の穂先部分の斜視図で
ある。
【図2】図2は、穂先2の平面図である。
【図3】図3は、穂先2の先端部分の一部を示す拡大図
である。
【図4】図4は、穂先12の平面図である。
【符号の説明】
1・・化粧料塗布具、2・・穂先、3・・固定具、4・
・軸体、5・・繊維束部、6・・穂先基板部、7・・繊
維部、8・・切断端部、12・・穂先、15・・繊維束
部、16・・穂先基板部、A・・切断位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先細繊維の先端部を切断除去することに
    より形成される切断端部を備えた先端除去繊維の多数本
    を、その各切断端部を揃えて配列してなる穂先を有して
    成ることを特徴とする化粧料塗布具。
  2. 【請求項2】 前記先端除去繊維は、前記先細繊維の最
    大繊維径dと切断除去された前記先端部の長さlとの間
    に0.5≦d/l≦100の関係がある請求項1に記載
    の化粧料塗布具。
  3. 【請求項3】 前記穂先は、固定具により支持具に固定
    されて成る請求項1又は2に記載の化粧料塗布具。
  4. 【請求項4】 先細繊維の先端部を切断除去することに
    より形成される切断端部を備えた先端除去繊維の多数本
    を、その各切断端部を揃えて配列してなる塗布用穂先を
    支持具に装着することを特徴とする化粧料塗布具の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 多数本の先細繊維を配列して成る穂先を
    支持具に装着し、その穂先の先端部を切断除去すること
    を特徴とする化粧料塗布具の製造方法。
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