JP2003224510A - 無線通信装置 - Google Patents
無線通信装置Info
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- JP2003224510A JP2003224510A JP2002021706A JP2002021706A JP2003224510A JP 2003224510 A JP2003224510 A JP 2003224510A JP 2002021706 A JP2002021706 A JP 2002021706A JP 2002021706 A JP2002021706 A JP 2002021706A JP 2003224510 A JP2003224510 A JP 2003224510A
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- JP
- Japan
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- reception level
- reception
- subscriber
- antenna
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- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基地局からの送信信号の受信レベルが基地局
からの距離に対応した適切なレベルであるかどうかを判
断できるようにする。 【解決手段】 ODU40の制御部47において、受信
レベル算出部471は制御信号用端子48を介して保守
端末30から入力されるパラメータデータに基づき自装
置と基地局10間の距離に対応する受信レベルを算出す
る。受信レベル検出部462は、基地局10からの送信
信号の受信レベルを検出する。比較/判定部463は、
算出された受信レベルと検出された受信レベルとの差を
既定値と比較し、該比較結果に基づき受信状態が異常か
どうかを判定する。判定結果通知部464は、上記比較
/判定結果を保守端末30に通知する。保守端末30は
ODU40からの通知を基に受信状態に異常が発生した
旨を表示部に表示する。
からの距離に対応した適切なレベルであるかどうかを判
断できるようにする。 【解決手段】 ODU40の制御部47において、受信
レベル算出部471は制御信号用端子48を介して保守
端末30から入力されるパラメータデータに基づき自装
置と基地局10間の距離に対応する受信レベルを算出す
る。受信レベル検出部462は、基地局10からの送信
信号の受信レベルを検出する。比較/判定部463は、
算出された受信レベルと検出された受信レベルとの差を
既定値と比較し、該比較結果に基づき受信状態が異常か
どうかを判定する。判定結果通知部464は、上記比較
/判定結果を保守端末30に通知する。保守端末30は
ODU40からの通知を基に受信状態に異常が発生した
旨を表示部に表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網に接続され
る基地局の無線ゾーン内に加入者無線局として配置さ
れ、他の加入者無線局と共に前記基地局と1対多の無線
通信を行なう無線通信装置に係わり、詳しくは、基地局
と自装置との距離を勘案した受信状態判定機能を有する
無線通信装置に関する。
る基地局の無線ゾーン内に加入者無線局として配置さ
れ、他の加入者無線局と共に前記基地局と1対多の無線
通信を行なう無線通信装置に係わり、詳しくは、基地局
と自装置との距離を勘案した受信状態判定機能を有する
無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、通信事業者の通信網に対して加
入者端末からアクセスして通信サービスを利用する場合
のシステム形態として、通信事業者の交換局等と接続さ
れた基地局の無線ゾーン内に複数の加入者無線局を配置
して該基地局と各加入者無線局間で1対多つまりポイン
ト・ツウ・マルチポイント(PTMP)通信を行う無線
区間を設け、加入者無線局に接続された加入者端末から
通信事業者の通信網へ無線によりアクセス可能にした無
線アクセスシステムが知られている。
入者端末からアクセスして通信サービスを利用する場合
のシステム形態として、通信事業者の交換局等と接続さ
れた基地局の無線ゾーン内に複数の加入者無線局を配置
して該基地局と各加入者無線局間で1対多つまりポイン
ト・ツウ・マルチポイント(PTMP)通信を行う無線
区間を設け、加入者無線局に接続された加入者端末から
通信事業者の通信網へ無線によりアクセス可能にした無
線アクセスシステムが知られている。
【0003】この種のシステムにおいて、加入者無線局
のアンテナは指向性を有するものであり、加入者無線局
において十分な受信レベルを得るためには、当該アンテ
ナを基地局の方向へ正しく向ける必要がある。
のアンテナは指向性を有するものであり、加入者無線局
において十分な受信レベルを得るためには、当該アンテ
ナを基地局の方向へ正しく向ける必要がある。
【0004】また、この種のシステムでは、基地局と各
加入者無線局との伝播距離の違いにより、基地局から遠
方にある加入者無線局ほど受信レベルが低いという性質
がある。
加入者無線局との伝播距離の違いにより、基地局から遠
方にある加入者無線局ほど受信レベルが低いという性質
がある。
【0005】つまり、この種のシステムにおいて、基地
局からの送信信号の加入者無線局における受信レベル
は、加入者無線局のアンテナ方向のずれによる損失また
は基地局と加入者無線局との伝播距離の違いにより生ず
る伝播損などのために、個々の加入者無線局毎に異なる
のが一般的である。
局からの送信信号の加入者無線局における受信レベル
は、加入者無線局のアンテナ方向のずれによる損失また
は基地局と加入者無線局との伝播距離の違いにより生ず
る伝播損などのために、個々の加入者無線局毎に異なる
のが一般的である。
【0006】こうした環境の中で運用される無線アクセ
スシステムにおいて、加入者無線局の受信状態異常判定
のための従来一般的な方法として、各加入者無線局で受
信レベルを検出しこの検出受信レベルから異常の有無を
判定する方法があったが、この方法では、基地局からの
距離に対応した十分な受信レベルが得られているのか、
アンテナの方向が適切であるかを判断するのは非常に困
難であった。
スシステムにおいて、加入者無線局の受信状態異常判定
のための従来一般的な方法として、各加入者無線局で受
信レベルを検出しこの検出受信レベルから異常の有無を
判定する方法があったが、この方法では、基地局からの
距離に対応した十分な受信レベルが得られているのか、
アンテナの方向が適切であるかを判断するのは非常に困
難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、この
種の無線アクセスシステムでは、加入者無線局における
基地局からの送信信号の受信レベルは、加入者無線局の
アンテナ方向のずれによる損失または基地局と加入者無
線局との伝播距離の違いにより生ずる伝播損などのため
に個々の加入者無線局毎に異なることから、加入者無線
局の受信レベルを検出し該検出受信レベルのみから受信
状態を判定する従来一般的な方法では、基地局との伝播
距離に対して十分な受信レベルが得られているのか、あ
るいはアンテナの方向が適切であるか等の判断が困難で
あるという問題点があった。
種の無線アクセスシステムでは、加入者無線局における
基地局からの送信信号の受信レベルは、加入者無線局の
アンテナ方向のずれによる損失または基地局と加入者無
線局との伝播距離の違いにより生ずる伝播損などのため
に個々の加入者無線局毎に異なることから、加入者無線
局の受信レベルを検出し該検出受信レベルのみから受信
状態を判定する従来一般的な方法では、基地局との伝播
距離に対して十分な受信レベルが得られているのか、あ
るいはアンテナの方向が適切であるか等の判断が困難で
あるという問題点があった。
【0008】本発明は上記問題点を除去し、基地局から
の送信信号の受信レベルが基地局からの距離に対応した
適切なレベルであるかどうかを判断でき、該判断を基に
更に受信回路が異常かどうかやアンテナの方向が適切か
どうかといった受信系の異常の有無を容易に判断可能な
無線通信装置を提供することを目的とする。
の送信信号の受信レベルが基地局からの距離に対応した
適切なレベルであるかどうかを判断でき、該判断を基に
更に受信回路が異常かどうかやアンテナの方向が適切か
どうかといった受信系の異常の有無を容易に判断可能な
無線通信装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、通信網に接続される基地局
の無線ゾーン内に加入者無線局として配置され、他の加
入者無線局と共に前記基地局と1対多の無線通信を行な
う無線通信装置において、前記基地局からの送信信号の
受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、前記基地
局と自装置間の距離に対応する受信レベルを算出する受
信レベル算出手段と、前記受信レベル検出手段により検
出された受信レベルと、前記受信レベル算出手段により
算出された受信レベルの差に応じて受信状態の異常の有
無を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果
を通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、通信網に接続される基地局
の無線ゾーン内に加入者無線局として配置され、他の加
入者無線局と共に前記基地局と1対多の無線通信を行な
う無線通信装置において、前記基地局からの送信信号の
受信レベルを検出する受信レベル検出手段と、前記基地
局と自装置間の距離に対応する受信レベルを算出する受
信レベル算出手段と、前記受信レベル検出手段により検
出された受信レベルと、前記受信レベル算出手段により
算出された受信レベルの差に応じて受信状態の異常の有
無を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果
を通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、屋外に設置され、アンテナを介して前
記基地局と無線信号の送受信を行なう屋外装置と、屋内
に設置され、接続ケーブルを介して前記屋外装置と信号
の送受信を行う屋内装置とから構成され、前記受信レベ
ル算出手段は、前記屋外装置に接続された外部装置から
入力されるパラメータデータに基づき前記受信レベルを
算出する手段により構成され、前記通知手段は、前記判
定結果を前記外部装置に通知する手段により構成される
ことを特徴とする。
の発明において、屋外に設置され、アンテナを介して前
記基地局と無線信号の送受信を行なう屋外装置と、屋内
に設置され、接続ケーブルを介して前記屋外装置と信号
の送受信を行う屋内装置とから構成され、前記受信レベ
ル算出手段は、前記屋外装置に接続された外部装置から
入力されるパラメータデータに基づき前記受信レベルを
算出する手段により構成され、前記通知手段は、前記判
定結果を前記外部装置に通知する手段により構成される
ことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明において、前記パラメータデータには、前記基地
局と自装置間の距離情報が含まれることを特徴とする。
の発明において、前記パラメータデータには、前記基地
局と自装置間の距離情報が含まれることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、上記請求項2記載
の発明において、前記パラメータデータには、前記基地
局及び自装置の位置情報が含まれることを特徴とする。
の発明において、前記パラメータデータには、前記基地
局及び自装置の位置情報が含まれることを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、上記請求項3また
4記載の発明において、前記パラメータデータには、前
記基地局の送信レベル、前記アンテナのアンテナ利得、
前記接続ケーブルのケーブル利得のうちの少なくともい
ずれか1つが更に含まれることを特徴とする。
4記載の発明において、前記パラメータデータには、前
記基地局の送信レベル、前記アンテナのアンテナ利得、
前記接続ケーブルのケーブル利得のうちの少なくともい
ずれか1つが更に含まれることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。
て添付図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明に係わる無線アクセスシス
テムの全体構成を示す図である。
テムの全体構成を示す図である。
【0016】図1において、既存の公衆網81に有線ま
たは無線による通信回線80を介して接続された基地局
10には、アンテナ11が設けられており、この基地局
10を介して通信が可能な範囲である無線ゾーン1の内
部には、複数の加入者無線局20が設置されている。図
1からも分かるように、各加入者無線局20は、その設
置場所により基地局10との間の距離は各々異なってい
る。
たは無線による通信回線80を介して接続された基地局
10には、アンテナ11が設けられており、この基地局
10を介して通信が可能な範囲である無線ゾーン1の内
部には、複数の加入者無線局20が設置されている。図
1からも分かるように、各加入者無線局20は、その設
置場所により基地局10との間の距離は各々異なってい
る。
【0017】無線ゾーン1の内部において、基地局10
と各加入者無線局20間には、それぞれ、上り回線(加
入者無線局20から基地局10方向)と下り回線(基地
局10から加入者無線局20方向)が設定され、これら
両回線を利用して、基地局10と各加入者無線局20間
のポイント・ツー・マルチポイント(PTMP)通信が
行われる。
と各加入者無線局20間には、それぞれ、上り回線(加
入者無線局20から基地局10方向)と下り回線(基地
局10から加入者無線局20方向)が設定され、これら
両回線を利用して、基地局10と各加入者無線局20間
のポイント・ツー・マルチポイント(PTMP)通信が
行われる。
【0018】また、このシステム(PTMPシステム)
において、基地局10は通信回線80、公衆網81を介
してネットワーク管理装置(NMS)90に接続され
る。
において、基地局10は通信回線80、公衆網81を介
してネットワーク管理装置(NMS)90に接続され
る。
【0019】NMS90は、通信回線80、公衆網81
を介して無線ゾーン1内の基地局10及び加入者無線局
20とデータ伝送を行うことにより、当該各無線ゾーン
の動作の監視及び制御を行うものである。
を介して無線ゾーン1内の基地局10及び加入者無線局
20とデータ伝送を行うことにより、当該各無線ゾーン
の動作の監視及び制御を行うものである。
【0020】更に、公衆網81は、ATM網82、I−
専用線網83、インターネットやイントラネット等の通
信網84、フレームリレー網85、N−ISDN86等
の通信網と接続されている。
専用線網83、インターネットやイントラネット等の通
信網84、フレームリレー網85、N−ISDN86等
の通信網と接続されている。
【0021】これら各網のうちの少なくともいずれか1
つには、通信事業者の交換局(図示せず)が配置され、
該交換局は当該通信事業者のサービスシステム(当該通
信事業者が運営する各種通信サービスに対応するデータ
を管理するシステム)に接続されている。
つには、通信事業者の交換局(図示せず)が配置され、
該交換局は当該通信事業者のサービスシステム(当該通
信事業者が運営する各種通信サービスに対応するデータ
を管理するシステム)に接続されている。
【0022】通信事業者が運営する上記通信サービスへ
の加入者は、後述する加入者端末70から加入者無線局
20を介して該通信事業者の上記サービスシステムにア
クセスすることにより当該通信サービスを利用すること
ができる。
の加入者は、後述する加入者端末70から加入者無線局
20を介して該通信事業者の上記サービスシステムにア
クセスすることにより当該通信サービスを利用すること
ができる。
【0023】なお、図1では1つの基地局10とこの基
地局10の無線ゾーン1内に配置される加入者無線局2
0しか示していないが、実際のシステム構成において
は、無線ゾーン1と同態様(1つの基地局10と複数の
加入者無線局20がPTMP通信を行う)から成る複数
の無線ゾーンが存在し、これら無線ゾーンによって上述
した通信サービスを提供可能なエリア全体がカバーされ
るようになっている。
地局10の無線ゾーン1内に配置される加入者無線局2
0しか示していないが、実際のシステム構成において
は、無線ゾーン1と同態様(1つの基地局10と複数の
加入者無線局20がPTMP通信を行う)から成る複数
の無線ゾーンが存在し、これら無線ゾーンによって上述
した通信サービスを提供可能なエリア全体がカバーされ
るようになっている。
【0024】図2は、図1のシステムにおける基地局1
0と加入者無線局20の概略構成及び配置態様を示す概
念図である。
0と加入者無線局20の概略構成及び配置態様を示す概
念図である。
【0025】図2において、基地局10は、アンテナ1
1、第1のユニットとしてアンテナ11に接続され、ビ
ル等の建物の屋外に設置される屋外装置(OUTDOOR UNI
T:以下、ODUという。)12、第2のユニットとし
て同建物の屋内に設置される屋内装置(INDOOR UNIT:
以下、IDUという。)13、ODU12とIDU13
間の接続線としての同軸ケーブル14とから構成され
る。
1、第1のユニットとしてアンテナ11に接続され、ビ
ル等の建物の屋外に設置される屋外装置(OUTDOOR UNI
T:以下、ODUという。)12、第2のユニットとし
て同建物の屋内に設置される屋内装置(INDOOR UNIT:
以下、IDUという。)13、ODU12とIDU13
間の接続線としての同軸ケーブル14とから構成され
る。
【0026】一方、加入者無線局20は、アンテナ4
1、第1のユニットとしてアンテナ41に接続され例え
ば加入者宅の屋外に設置される屋外装置(以下、ODU
という。)40、接続線としての同軸ケーブル50、第
2のユニットとして同加入者宅の屋内に設置される屋内
装置(以下、IDUという。)60とから構成される。
1、第1のユニットとしてアンテナ41に接続され例え
ば加入者宅の屋外に設置される屋外装置(以下、ODU
という。)40、接続線としての同軸ケーブル50、第
2のユニットとして同加入者宅の屋内に設置される屋内
装置(以下、IDUという。)60とから構成される。
【0027】なお、この加入者無線局20の動作に関す
る以下の説明では、便宜上、アンテナ41→ODU40
→同軸ケーブル50→IDU60の向きの信号を受信信
号(下り信号)とし、逆に、IDU60→同軸ケーブル
50→ODU40→アンテナ41の向きの信号を送信信
号(上り信号)として説明する。
る以下の説明では、便宜上、アンテナ41→ODU40
→同軸ケーブル50→IDU60の向きの信号を受信信
号(下り信号)とし、逆に、IDU60→同軸ケーブル
50→ODU40→アンテナ41の向きの信号を送信信
号(上り信号)として説明する。
【0028】加入者無線局20において、アンテナ41
は基地局10との間で無線信号の送受信を行えるように
するため、該基地局10のアンテナ11と向き合うよう
に方向調整を行った後、設置されている。
は基地局10との間で無線信号の送受信を行えるように
するため、該基地局10のアンテナ11と向き合うよう
に方向調整を行った後、設置されている。
【0029】また、アンテナ41に接続されるODU4
0は、アンテナ41で送受信される無線周波数信号を中
間周波数信号であるIF信号に変換するもので、通常ア
ンテナ41と一体化成形されている場合が多い。そし
て、アンテナ41とODU40は、例えば建物の屋上等
にポールを立て、このポールに締結されて設置される。
0は、アンテナ41で送受信される無線周波数信号を中
間周波数信号であるIF信号に変換するもので、通常ア
ンテナ41と一体化成形されている場合が多い。そし
て、アンテナ41とODU40は、例えば建物の屋上等
にポールを立て、このポールに締結されて設置される。
【0030】また、ODU40には、同軸ケーブル50
が接続され、この同軸ケーブル50を介して屋内に設置
されるIDU60と接続される。この同軸ケーブル50
内は、IDU60からODU40に向けて伝送される中
間周波数帯の送信信号(以下、送信IF信号とい
う。)、ODU40からIDU60に向けて伝送される
中間周波数帯の受信信号(以下、受信IF信号とい
う。)、各種制御信号、及びIDU60からODU40
に対して供給される電源電圧が多重して伝送される。
が接続され、この同軸ケーブル50を介して屋内に設置
されるIDU60と接続される。この同軸ケーブル50
内は、IDU60からODU40に向けて伝送される中
間周波数帯の送信信号(以下、送信IF信号とい
う。)、ODU40からIDU60に向けて伝送される
中間周波数帯の受信信号(以下、受信IF信号とい
う。)、各種制御信号、及びIDU60からODU40
に対して供給される電源電圧が多重して伝送される。
【0031】また、IDU60には、LAN等のネット
ワークを介して加入者端末70が接続され、既存網(公
衆網81等)との通信ができるようになっている。加入
者端末70としては、電話機、PC(パーソナルコンピ
ュータ)、各種10Base-T端末、ISDN端末等の通信
端末機器が用いられる。なお、IDU60と加入者端末
70との接続は、LAN等を介することなく直接接続す
るようなものでも良い。
ワークを介して加入者端末70が接続され、既存網(公
衆網81等)との通信ができるようになっている。加入
者端末70としては、電話機、PC(パーソナルコンピ
ュータ)、各種10Base-T端末、ISDN端末等の通信
端末機器が用いられる。なお、IDU60と加入者端末
70との接続は、LAN等を介することなく直接接続す
るようなものでも良い。
【0032】上記構成及び配置態様を有する本発明のP
TMPシステム(図1参照)において、基地局10の無
線ゾーン1内にある加入者無線局20は、アンテナ41
が基地局10に正しく向くように加入者宅の屋外に設置
されるが、各加入者無線局20が基地局10からの離間
距離が異なるため、たとえアンテナ41が基地局10に
正しく向いていたとしても、基地局10との間の距離に
よる伝播損失が異なるため、該基地局10からの送信信
号の受信レベルも加入者無線局20毎に異なった値とな
る。
TMPシステム(図1参照)において、基地局10の無
線ゾーン1内にある加入者無線局20は、アンテナ41
が基地局10に正しく向くように加入者宅の屋外に設置
されるが、各加入者無線局20が基地局10からの離間
距離が異なるため、たとえアンテナ41が基地局10に
正しく向いていたとしても、基地局10との間の距離に
よる伝播損失が異なるため、該基地局10からの送信信
号の受信レベルも加入者無線局20毎に異なった値とな
る。
【0033】例えば、アンテナ41の向きが正しいと仮
定した場合、基地局10に近い加入者無線局20は受信
レベルが大きいが、基地局10から遠い加入者無線局2
0では受信レベルがより小さい値となる。
定した場合、基地局10に近い加入者無線局20は受信
レベルが大きいが、基地局10から遠い加入者無線局2
0では受信レベルがより小さい値となる。
【0034】このように、基地局10からの距離に応じ
て各加入者無線局20の受信レベルが異なるという運用
環境において、基地局10からの距離を勘案して各加入
者無線局20毎に正確な受信状態異常判定を行なうべ
く、本発明に係わる加入者無線局20は、基地局10か
らの送信信号の受信レベルを検出する一方、外部端末と
して接続した保守端末30から例えば当該加入者無線局
20と基地局10間の距離情報を入力し、該距離情報か
ら当該距離に応じた受信レベルを算出し、この算出され
た受信レベル(算出値)と実際に検出した受信レベル
(実測値)の差に応じて自装置の受信状態が異常か否か
を判定する機能を備えている。
て各加入者無線局20の受信レベルが異なるという運用
環境において、基地局10からの距離を勘案して各加入
者無線局20毎に正確な受信状態異常判定を行なうべ
く、本発明に係わる加入者無線局20は、基地局10か
らの送信信号の受信レベルを検出する一方、外部端末と
して接続した保守端末30から例えば当該加入者無線局
20と基地局10間の距離情報を入力し、該距離情報か
ら当該距離に応じた受信レベルを算出し、この算出され
た受信レベル(算出値)と実際に検出した受信レベル
(実測値)の差に応じて自装置の受信状態が異常か否か
を判定する機能を備えている。
【0035】以下、本発明に係わる加入者無線局20の
詳細構成について説明する。
詳細構成について説明する。
【0036】図3は、本発明に係わる加入者無線局20
の詳細構成を示すブロック図である。
の詳細構成を示すブロック図である。
【0037】図3に示すように,加入者無線局20全体
は、図2の説明で述べた通り、アンテナ41が接続され
たODU40と、このODU40に同軸ケーブル50を
介して接続されるIDU60とから構成される。
は、図2の説明で述べた通り、アンテナ41が接続され
たODU40と、このODU40に同軸ケーブル50を
介して接続されるIDU60とから構成される。
【0038】ODU40の大まかな構成(図3参照)と
しては、送信系、受信系、ODU40全体の制御を行う
制御部47から構成されている。
しては、送信系、受信系、ODU40全体の制御を行う
制御部47から構成されている。
【0039】ODU40において、アンテナ41との接
続端は分岐され、受信用フィルタ421と送信用フィル
タ434に接続されている。ここで受信用フィルタ42
1は受信信号用の無線周波数帯信号を通過し、送信信号
用の無線周波数帯の信号を遮断する特性を有している。
逆に、送信用フィルタ434は送信信号用の無線周波数
帯信号を通過し、受信信号用の無線周波数帯の信号を遮
断する特性を有している。
続端は分岐され、受信用フィルタ421と送信用フィル
タ434に接続されている。ここで受信用フィルタ42
1は受信信号用の無線周波数帯信号を通過し、送信信号
用の無線周波数帯の信号を遮断する特性を有している。
逆に、送信用フィルタ434は送信信号用の無線周波数
帯信号を通過し、受信信号用の無線周波数帯の信号を遮
断する特性を有している。
【0040】受信信号が通過する受信系は、受信用フィ
ルタ421から受信用アンプ422、周波数変換部42
3、受信用可変減衰部(以下、受信用ATTという。)
424を介してODU多重分離部44に接続されてい
る。
ルタ421から受信用アンプ422、周波数変換部42
3、受信用可変減衰部(以下、受信用ATTという。)
424を介してODU多重分離部44に接続されてい
る。
【0041】一方、送信信号が通過する送信系は、上記
ODU多重分離部44から、送信用可変減衰部(以下、
送信用ATTという。)431、周波数変換部432、
送信用アンプ433を介して、上記送信フィルタ434
に接続されている。そして、ODU多重分離部44はI
DU60と接続するための同軸ケーブル50を接続する
ための端子と接続されている。
ODU多重分離部44から、送信用可変減衰部(以下、
送信用ATTという。)431、周波数変換部432、
送信用アンプ433を介して、上記送信フィルタ434
に接続されている。そして、ODU多重分離部44はI
DU60と接続するための同軸ケーブル50を接続する
ための端子と接続されている。
【0042】周波数変換部423,432には、局部発
振器451からハイブリッド回路452を介してローカ
ル発振周波数が供給されている。
振器451からハイブリッド回路452を介してローカ
ル発振周波数が供給されている。
【0043】また、ODU多重分離部44には、DC/
DCコンバータ46が接続されており、後述する方法で
IDU60から供給される電源電圧を所望の電圧に変換
して、ODU40内の各部に供給している。
DCコンバータ46が接続されており、後述する方法で
IDU60から供給される電源電圧を所望の電圧に変換
して、ODU40内の各部に供給している。
【0044】また、ODU40には制御部47と接続さ
れる制御信号用端子48が設けられている。
れる制御信号用端子48が設けられている。
【0045】この制御信号用端子48には、保守端末
(保守コンソール)30が接続可能である。保守端末3
0を制御信号用端子48に接続した状態で、該保守端末
30から制御部47に対して、当該加入者無線局20と
基地局10との距離に応じた受信レベルを算出するため
の各種パラメータデータを入力することができる。
(保守コンソール)30が接続可能である。保守端末3
0を制御信号用端子48に接続した状態で、該保守端末
30から制御部47に対して、当該加入者無線局20と
基地局10との距離に応じた受信レベルを算出するため
の各種パラメータデータを入力することができる。
【0046】制御部47は、ODU40全体を制御する
ものである。本発明において、制御部47内には、受信
レベル算出部471、受信レベル検出部472、比較/
判定部473、判定結果通知部474が設けられる。
ものである。本発明において、制御部47内には、受信
レベル算出部471、受信レベル検出部472、比較/
判定部473、判定結果通知部474が設けられる。
【0047】受信レベル算出部471は、制御信号用端
子48を通じて保守端末30から入力されるパラメータ
データを取りこみ、該パラメータデータを用いて当該加
入者無線局20と基地局10間の距離に対応する適切な
受信レベルを算出する部分である。
子48を通じて保守端末30から入力されるパラメータ
データを取りこみ、該パラメータデータを用いて当該加
入者無線局20と基地局10間の距離に対応する適切な
受信レベルを算出する部分である。
【0048】受信レベル検出部472は、例えば、受信
用フィルタ421から受信用アンプ422を介して入力
する受信信号(基地局10からの送信信号)の受信レベ
ルを検出する部分である。
用フィルタ421から受信用アンプ422を介して入力
する受信信号(基地局10からの送信信号)の受信レベ
ルを検出する部分である。
【0049】比較/判定部473は、受信レベル算出部
471で算出された受信レベル(算出値)と受信レベル
検出部472で検出された受信レベル(実測値)との差
を求めると共に、その差を予め設定した値(既定値)と
比較し、該比較結果に基づき当該加入者無線局20の受
信状態が異常かどうかを判定する部分である。
471で算出された受信レベル(算出値)と受信レベル
検出部472で検出された受信レベル(実測値)との差
を求めると共に、その差を予め設定した値(既定値)と
比較し、該比較結果に基づき当該加入者無線局20の受
信状態が異常かどうかを判定する部分である。
【0050】判定結果通知部474は、上記比較/判定
部473の判定結果を保守端末30に通知する処理を行
なうものである。具体的には、例えば、受信状態が異常
であるとの判定がなされた場合、受信状態が異常である
ことを表示するための制御情報を生成し、制御信号用端
子48を通じて保守端末30に送信する。
部473の判定結果を保守端末30に通知する処理を行
なうものである。具体的には、例えば、受信状態が異常
であるとの判定がなされた場合、受信状態が異常である
ことを表示するための制御情報を生成し、制御信号用端
子48を通じて保守端末30に送信する。
【0051】保守端末30は、上記制御用端子48を通
じてODU40から入力される上記制御情報に基づき受
信状態に異常が発生した旨を表示部に表示する等の方法
で保守者に報知する。
じてODU40から入力される上記制御情報に基づき受
信状態に異常が発生した旨を表示部に表示する等の方法
で保守者に報知する。
【0052】ここで、異常と判定された場合の判定結果
を保守端末30に通知して表示するのみならず、正常と
判定された場合の判定結果も保守端末30に通知して表
示するようにしても良い。
を保守端末30に通知して表示するのみならず、正常と
判定された場合の判定結果も保守端末30に通知して表
示するようにしても良い。
【0053】次に、IDU60の構成について説明す
る。
る。
【0054】IDU60において、同軸ケーブル50に
接続される端子には、IDU60からODU40へ伝送
される送信IF信号と、ODU40からIDU60へ伝
送される受信IF信号と、電源電圧とを分離するIDU
多重分離部61が接続されている。
接続される端子には、IDU60からODU40へ伝送
される送信IF信号と、ODU40からIDU60へ伝
送される受信IF信号と、電源電圧とを分離するIDU
多重分離部61が接続されている。
【0055】そして、受信系は、IDU多重分離部61
から受信部621、A/Dコンバータ622、復調/誤
り訂正復号部623を介して端末I/F部63に接続さ
れている。
から受信部621、A/Dコンバータ622、復調/誤
り訂正復号部623を介して端末I/F部63に接続さ
れている。
【0056】一方、送信系は、加入者端末70が接続さ
れる端末I/F部63に、変調/誤り訂正符号化部64
1、周波数変換部642、可変減衰部643を介して、
前記IDU多重分離部61に接続されている。
れる端末I/F部63に、変調/誤り訂正符号化部64
1、周波数変換部642、可変減衰部643を介して、
前記IDU多重分離部61に接続されている。
【0057】また、IDU60には外部電源が接続する
外部電源端子67が設けられ、この外部電源端子67は
AC/DCコンバータ66が接続される。
外部電源端子67が設けられ、この外部電源端子67は
AC/DCコンバータ66が接続される。
【0058】AC/DCコンバータ66は、外部電源端
子67から供給されるAC電源(この例では、AC10
0V)を直流に変換して所定の直流電源電圧を生成す
る。
子67から供給されるAC電源(この例では、AC10
0V)を直流に変換して所定の直流電源電圧を生成す
る。
【0059】この直流電源電圧は、IDU60内の各部
に供給されると共に、IDU多重分離部61、同軸ケー
ブル50を介してODU40にも供給される。
に供給されると共に、IDU多重分離部61、同軸ケー
ブル50を介してODU40にも供給される。
【0060】制御部65は、IDU60全体の制御を行
うものである。
うものである。
【0061】次に、加入者無線局20の基本動作につい
て図3を参照して説明する。
て図3を参照して説明する。
【0062】基地局10からアンテナ41により受信さ
れた無線周波数帯の受信信号は、受信用フィルタ421
を介して、受信用アンプ422に入力される。この受信
用アンプ422で所定のレベルに増幅される。
れた無線周波数帯の受信信号は、受信用フィルタ421
を介して、受信用アンプ422に入力される。この受信
用アンプ422で所定のレベルに増幅される。
【0063】その後、無線周波数帯の受信信号は、周波
数変換部423により、局部発振器451からハイブリ
ッド回路452を介して出力される局発信号とミキシン
グすることにより、受信用IF信号に周波数変換され、
受信用ATT424に入力される。
数変換部423により、局部発振器451からハイブリ
ッド回路452を介して出力される局発信号とミキシン
グすることにより、受信用IF信号に周波数変換され、
受信用ATT424に入力される。
【0064】ここで、受信用ATT424は、制御部4
7からの制御に基づくレベルに減衰するもので、このレ
ベルを調整することにより、ODUの受信ゲインを調整
することができる。受信用ATT424で所望のレベル
に減衰された受信IF信号は、ODU多重分離部44に
入力される。
7からの制御に基づくレベルに減衰するもので、このレ
ベルを調整することにより、ODUの受信ゲインを調整
することができる。受信用ATT424で所望のレベル
に減衰された受信IF信号は、ODU多重分離部44に
入力される。
【0065】ここで、受信IF信号の周波数は、送信I
F信号の周波数と帯域を異ならせている。このため、送
信IF信号と多重しても、後で分離が可能となってい
る。また、IDU60から伝送されてくる電源電圧は、
直流電圧であるため分離が可能となっている。
F信号の周波数と帯域を異ならせている。このため、送
信IF信号と多重しても、後で分離が可能となってい
る。また、IDU60から伝送されてくる電源電圧は、
直流電圧であるため分離が可能となっている。
【0066】同軸ケーブル50を介してIDU60に伝
送された受信IF信号は、IDU多重分離部61で分離
され、受信部621に入力される。そしてA/Dコンバ
ータ622でデジタル信号に変換された後、復調/誤り
訂正復号部623で復調と誤り訂正符号の復号が行われ
る。
送された受信IF信号は、IDU多重分離部61で分離
され、受信部621に入力される。そしてA/Dコンバ
ータ622でデジタル信号に変換された後、復調/誤り
訂正復号部623で復調と誤り訂正符号の復号が行われ
る。
【0067】復調/誤り訂正復号部623では、基地局
10からの送信レベル制御を行うためのTPC(Transm
it Power Control)制御信号が抽出され、このTPC制
御信号は制御部65へ出力される。また、復調された受
信信号は、端末I/F部63を介して、IDU60に接
続された加入者端末70へ出力される。
10からの送信レベル制御を行うためのTPC(Transm
it Power Control)制御信号が抽出され、このTPC制
御信号は制御部65へ出力される。また、復調された受
信信号は、端末I/F部63を介して、IDU60に接
続された加入者端末70へ出力される。
【0068】一方、加入者端末70からIDU60に入
力される送信信号は、変調/誤り訂正符号化部641に
入力され、例えばリードソロモン符号等の誤り訂正符号
化が行われ、変調される。そして、周波数変換部642
で送信用IF信号に周波数変換される。ここで、送信用
のIF信号は、前にも説明したように、受信用のIF信
号とは異なる周波数帯域になっている。
力される送信信号は、変調/誤り訂正符号化部641に
入力され、例えばリードソロモン符号等の誤り訂正符号
化が行われ、変調される。そして、周波数変換部642
で送信用IF信号に周波数変換される。ここで、送信用
のIF信号は、前にも説明したように、受信用のIF信
号とは異なる周波数帯域になっている。
【0069】そして、可変減衰部643で、基地局10
から送信された送信レベル制御を行うためのTPC制御
信号に基づいたレベルにレベル制御され、IDU多重分
離部61に入力される。ここで、電源電圧等と多重化さ
れ、同軸ケーブル50に入力される。
から送信された送信レベル制御を行うためのTPC制御
信号に基づいたレベルにレベル制御され、IDU多重分
離部61に入力される。ここで、電源電圧等と多重化さ
れ、同軸ケーブル50に入力される。
【0070】同軸ケーブル50を介してODU40に伝
送された送信IF信号は、ODU多重分離部44で電源
電圧等と分離され、送信用ATT431に入力される。
送された送信IF信号は、ODU多重分離部44で電源
電圧等と分離され、送信用ATT431に入力される。
【0071】ここで、送信用ATT431は、制御部4
7からの制御に基づくレベルに減衰するもので、このレ
ベルを調整することにより、ODU40の送信ゲインを
調整することができる。
7からの制御に基づくレベルに減衰するもので、このレ
ベルを調整することにより、ODU40の送信ゲインを
調整することができる。
【0072】送信用ATT431で所望のレベルに減衰
された送信IF信号は、周波数変換部432に入力され
る。そして、送信IF信号は、周波数変換部432によ
り、局部発振器451からハイブリッド回路452を介
して出力される局発信号とミキシングすることにより、
無線周波数帯信号に周波数変換され、送信用アンプ43
3で所定電圧に増幅された後、送信用フィルタ434を
介して、アンテナ41から基地局10に対して出力され
る。
された送信IF信号は、周波数変換部432に入力され
る。そして、送信IF信号は、周波数変換部432によ
り、局部発振器451からハイブリッド回路452を介
して出力される局発信号とミキシングすることにより、
無線周波数帯信号に周波数変換され、送信用アンプ43
3で所定電圧に増幅された後、送信用フィルタ434を
介して、アンテナ41から基地局10に対して出力され
る。
【0073】上記構成から成る本発明の加入者無線局2
0において、受信状態が異常かどうかを判定するには、
まず、ODU40の制御信号用端子48に保守端末30
を接続し、保守端末30から、当該加入者無線局20と
基地局10との間の距離に応じた受信レベルを算出する
ために必要な各種パラメータデータを入力する。
0において、受信状態が異常かどうかを判定するには、
まず、ODU40の制御信号用端子48に保守端末30
を接続し、保守端末30から、当該加入者無線局20と
基地局10との間の距離に応じた受信レベルを算出する
ために必要な各種パラメータデータを入力する。
【0074】上記パラメータデータについては、例え
ば、基地局10と当該加入者無線局20間の距離情報が
考えられる。
ば、基地局10と当該加入者無線局20間の距離情報が
考えられる。
【0075】また、基地局10と当該加入者無線局20
のそれぞれの緯度・経度を示す位置情報を上記パラメー
タデータとして入力する方法もある。この場合,加入者
無線局20側には、上記位置情報に基づき基地局10と
当該加入者無線局20間の距離を算出する機能を持つ必
要がある。
のそれぞれの緯度・経度を示す位置情報を上記パラメー
タデータとして入力する方法もある。この場合,加入者
無線局20側には、上記位置情報に基づき基地局10と
当該加入者無線局20間の距離を算出する機能を持つ必
要がある。
【0076】更に、上記パラメータデータとしては、上
述した距離情報または位置情報の他に、基地局10の送
信レベル、加入者無線局20のODU4のアンテナ41
のアンテナ利得(受信アンテナ利得)、ODU40とI
DU60間を接続する同軸ケーブル50の種類や長さ
(ケーブル利得)のデータ等を含むことも考えられる。
述した距離情報または位置情報の他に、基地局10の送
信レベル、加入者無線局20のODU4のアンテナ41
のアンテナ利得(受信アンテナ利得)、ODU40とI
DU60間を接続する同軸ケーブル50の種類や長さ
(ケーブル利得)のデータ等を含むことも考えられる。
【0077】なお、これらの各情報(基地局10の送信
レベル、ODU40の受信アンテナ利得、ODU40と
IDU60間を接続する同軸ケーブル50のケーブル利
得)については各情報を必ずしも全て入力するばかりで
なく、そのうちの少なくとも1つを入力するようにして
も良い。
レベル、ODU40の受信アンテナ利得、ODU40と
IDU60間を接続する同軸ケーブル50のケーブル利
得)については各情報を必ずしも全て入力するばかりで
なく、そのうちの少なくとも1つを入力するようにして
も良い。
【0078】保守端末30から上述した各種パラメータ
データを入力された加入者無線局20では、当該入力パ
ラメータデータを用いて受信レベルを算出すると共に、
この算出した受信レベルと実際に検出した受信レベルと
の差に応じて受信状態の異常判定動作を行なう。
データを入力された加入者無線局20では、当該入力パ
ラメータデータを用いて受信レベルを算出すると共に、
この算出した受信レベルと実際に検出した受信レベルと
の差に応じて受信状態の異常判定動作を行なう。
【0079】図4は、本発明に係わる加入者無線局20
における異常判定並びに判定結果通知動作を示すフォロ
ーチャートである。
における異常判定並びに判定結果通知動作を示すフォロ
ーチャートである。
【0080】このフローチャートによれば、まず、保守
端末30から入力された上記各種パラメータデータは、
制御信号用端子48を通じてODU40の制御部47内
の受信レベル算出部471に入力される(ステップS4
01)。
端末30から入力された上記各種パラメータデータは、
制御信号用端子48を通じてODU40の制御部47内
の受信レベル算出部471に入力される(ステップS4
01)。
【0081】受信レベル算出部471では、制御信号用
端子48を通じて保守端末30から入力される上記パラ
メータデータ(上述した距離情報若しくは位置情報,基
地局10の送信レベル,ODU40の受信アンテナ利
得,同軸ケーブル50のケーブル利得)を用いて当該加
入者無線局20と基地局10間の距離に対して適切とみ
なされる受信レベルを算出する(ステップS402)。
端子48を通じて保守端末30から入力される上記パラ
メータデータ(上述した距離情報若しくは位置情報,基
地局10の送信レベル,ODU40の受信アンテナ利
得,同軸ケーブル50のケーブル利得)を用いて当該加
入者無線局20と基地局10間の距離に対して適切とみ
なされる受信レベルを算出する(ステップS402)。
【0082】また、制御部47では、受信レベル検出部
472が、例えば、ODU40の受信用アンプ422よ
り取り込んだ受信信号(基地局10からの送信信号)の
受信レベルを検出する(ステップS403)。
472が、例えば、ODU40の受信用アンプ422よ
り取り込んだ受信信号(基地局10からの送信信号)の
受信レベルを検出する(ステップS403)。
【0083】また、制御部47では、比較/判定部47
3が、受信レベル算出部471で算出された受信レベル
(算出値)と受信レベル検出部472で検出された受信
レベル(実測値)との差を求め(ステップS404)、
この差と予め設定しておいた既定値とを比較して上記差
が上記既定値以下か当該既定値よりも大きいかをチェッ
クする(ステップS405)。
3が、受信レベル算出部471で算出された受信レベル
(算出値)と受信レベル検出部472で検出された受信
レベル(実測値)との差を求め(ステップS404)、
この差と予め設定しておいた既定値とを比較して上記差
が上記既定値以下か当該既定値よりも大きいかをチェッ
クする(ステップS405)。
【0084】ここで、上記差が上記既定値以下であれば
(ステップS405:差≦既定値)、比較/判定部47
3は、受信状態が正常と判定し(ステップS406)、
該判定結果を制御信号用端子48を通じて保守端末30
に通知する(ステップS408)。
(ステップS405:差≦既定値)、比較/判定部47
3は、受信状態が正常と判定し(ステップS406)、
該判定結果を制御信号用端子48を通じて保守端末30
に通知する(ステップS408)。
【0085】これに対して、上記差が上記既定値より大
きければ(ステップS405:差>既定値)、比較/判
定部473は、受信状態が異常と判定し(ステップS4
07)、該判定結果を制御信号用端子48を通じて保守
端末30に通知する(ステップS408)。
きければ(ステップS405:差>既定値)、比較/判
定部473は、受信状態が異常と判定し(ステップS4
07)、該判定結果を制御信号用端子48を通じて保守
端末30に通知する(ステップS408)。
【0086】保守端末30では、上記判定結果の通知を
受けると、上記判定結果を表示部に表示するなどにより
保守者に報知する。この表示を見ることによって、保守
者は、当該加入者無線局20の受信系の異常の有無を判
断できる。
受けると、上記判定結果を表示部に表示するなどにより
保守者に報知する。この表示を見ることによって、保守
者は、当該加入者無線局20の受信系の異常の有無を判
断できる。
【0087】例えば、上記算出値と実測値との差が既定
値以下で受信状態が正常である旨が表示された場合、保
守者は、基地局10との距離に対して十分な受信レベル
が得られており(受信回路が正常)、しかもアンテナ4
1の方向も適切であると判断できる。
値以下で受信状態が正常である旨が表示された場合、保
守者は、基地局10との距離に対して十分な受信レベル
が得られており(受信回路が正常)、しかもアンテナ4
1の方向も適切であると判断できる。
【0088】また、上記算出値と実測値との差が既定値
よりも大きいことにより、受信状態が異常である旨が表
示された場合、保守者は、基地局10との距離に対して
十分な受信レベルが得られていないか(受信回路が異
常)、またはアンテナ41の方向が正しくないなど何等
かの異常があると判断できる。
よりも大きいことにより、受信状態が異常である旨が表
示された場合、保守者は、基地局10との距離に対して
十分な受信レベルが得られていないか(受信回路が異
常)、またはアンテナ41の方向が正しくないなど何等
かの異常があると判断できる。
【0089】このように、保守端末30における受信状
態の正常/異常判定結果表示を総合的に勘案することに
より、保守者は、加入者無線局20における基地局10
からの送信信号の受信レベルが、該加入者無線局20の
基地局10からの距離に対して適切であるかどうかやア
ンテナ41の方向が適切であるかどうかなどの判断がで
き、当該加入者無線局20の設置あるいは保守点検時に
受信系の異常の有無を判断するのが容易になる。
態の正常/異常判定結果表示を総合的に勘案することに
より、保守者は、加入者無線局20における基地局10
からの送信信号の受信レベルが、該加入者無線局20の
基地局10からの距離に対して適切であるかどうかやア
ンテナ41の方向が適切であるかどうかなどの判断がで
き、当該加入者無線局20の設置あるいは保守点検時に
受信系の異常の有無を判断するのが容易になる。
【0090】なお、上記制御により異常判定結果表示が
なされるケースとしては、上述したように、受信回路が
異常である場合と、アンテナ41の方向が正しくない
(基地局10に正しく向いていない)場合の二通りが考
えられる。
なされるケースとしては、上述したように、受信回路が
異常である場合と、アンテナ41の方向が正しくない
(基地局10に正しく向いていない)場合の二通りが考
えられる。
【0091】図5は、上記二通りのうち、特に、加入者
無線局20(ODU40)のアンテナ41が基地局10
の方向に正しく向いていないこと(図5の点線で示す向
きある)によって異常判定結果表示がなされた場合の通
信イメージを示している。
無線局20(ODU40)のアンテナ41が基地局10
の方向に正しく向いていないこと(図5の点線で示す向
きある)によって異常判定結果表示がなされた場合の通
信イメージを示している。
【0092】この場合、受信回路が正常であれば、アン
テナ41の方向を基地局10に正しく向け直すことで算
出値と実測値との差が既定値以下となり受信状態が正常
と判定される状態に復帰する可能性がある。
テナ41の方向を基地局10に正しく向け直すことで算
出値と実測値との差が既定値以下となり受信状態が正常
と判定される状態に復帰する可能性がある。
【0093】そこで、異常判定結果表示がなされた場合
には、IDU40のアンテナ41の方向を実線に示す向
き(基地局10に正しく向く方向)となるように調整す
る操作を行ないながら受信レベルが適切なレベルに戻っ
たかどうかを判定結果表示を参照しながら見極め、適切
なレベルに戻った場合(異常判定結果表示から正常判定
結果表示に戻った場合)は、アンテナ41をその位置に
固定するだけで保守作業を終えることができる。
には、IDU40のアンテナ41の方向を実線に示す向
き(基地局10に正しく向く方向)となるように調整す
る操作を行ないながら受信レベルが適切なレベルに戻っ
たかどうかを判定結果表示を参照しながら見極め、適切
なレベルに戻った場合(異常判定結果表示から正常判定
結果表示に戻った場合)は、アンテナ41をその位置に
固定するだけで保守作業を終えることができる。
【0094】上記アンテナ41の方向調整操作によって
も、受信レベルが正常な範囲内に戻らないようであれ
ば、受信回路の異常であると判断し、当該受信回路の動
作チェックといった次の段階の保守作業に進むことがで
きる。
も、受信レベルが正常な範囲内に戻らないようであれ
ば、受信回路の異常であると判断し、当該受信回路の動
作チェックといった次の段階の保守作業に進むことがで
きる。
【0095】なお、本発明は、上記し、且つ図面に示す
実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲
内で適宜変形して実施できるものである。
実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲
内で適宜変形して実施できるものである。
【0096】例えば、上述の説明では、比較/判定部4
73での判定結果に関して、正常判定結果および異常判
定結果の双方を保守端末30に通知するようにしたが、
異常と判定された場合のみその判定結果を通知するよう
にしても良い。
73での判定結果に関して、正常判定結果および異常判
定結果の双方を保守端末30に通知するようにしたが、
異常と判定された場合のみその判定結果を通知するよう
にしても良い。
【0097】また、上述の説明では、保守者が手動でア
ンテナ41を方向調整する例を挙げたが、アンテナ41
を仰角及び方位角方向に回動する回動機構を付加し、受
信状態が異常と判断された場合、上記回動機構を駆動し
てアンテナ41を正しい方向に自動調整する構成として
も良い。
ンテナ41を方向調整する例を挙げたが、アンテナ41
を仰角及び方位角方向に回動する回動機構を付加し、受
信状態が異常と判断された場合、上記回動機構を駆動し
てアンテナ41を正しい方向に自動調整する構成として
も良い。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基地局からの送信信号の受信レベルを検出すると共に、
基地局と自装置間の距離に対応する受信レベルを算出
し、検出された受信レベルと、算出された受信レベルの
差に応じて受信状態の異常の有無を判定してその判定結
果を通知するようにしたため、自装置における基地局か
らの送信信号の受信レベルが基地局からの距離に対応し
た適切なレベルであるかどうかを判断でき、これを基に
受信回路が異常かどうかやアンテナの方向が適切かどう
かといった受信系の異常の有無を容易に判断可能とな
り、無線通信装置の設置時等における保守作業を効率良
く行なうことができる。
基地局からの送信信号の受信レベルを検出すると共に、
基地局と自装置間の距離に対応する受信レベルを算出
し、検出された受信レベルと、算出された受信レベルの
差に応じて受信状態の異常の有無を判定してその判定結
果を通知するようにしたため、自装置における基地局か
らの送信信号の受信レベルが基地局からの距離に対応し
た適切なレベルであるかどうかを判断でき、これを基に
受信回路が異常かどうかやアンテナの方向が適切かどう
かといった受信系の異常の有無を容易に判断可能とな
り、無線通信装置の設置時等における保守作業を効率良
く行なうことができる。
【図1】本発明に係わる無線アクセスシステムの全体構
成を示す図。
成を示す図。
【図2】図1のシステムの基地局と加入者無線局の概略
構成及び配置態様を示す概念図。
構成及び配置態様を示す概念図。
【図3】本発明に係わる加入者無線局の詳細構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図4】本発明に係わる加入者無線局の異常判定並びに
判定結果通知動作を示すフローチャート。
判定結果通知動作を示すフローチャート。
【図5】加入者無線局のアンテナが基地局の方向に正し
く向いていないことによって異常判定結果表示がなされ
る場合の通信イメージを示す図。
く向いていないことによって異常判定結果表示がなされ
る場合の通信イメージを示す図。
1 無線ゾーン
10 基地局
11 アンテナ
12 屋外装置(ODU)
13 屋内装置(IDU)
14 同軸ケーブル
20 加入者無線局
30 保守端末
40 屋外装置(ODU)
41 アンテナ
421 受信用フィルタ
422 受信用アンプ
423 周波数変換部
424 受信用可変減衰部(受信用ATT)
431 送信用可変減衰部(送信用ATT)
432 周波数変換部
433 送信用アンプ
434 送信フィルタ
44 ODU多重分離部
451 局部発振器
452 ハイブリッド回路
46 DC/DCコンバータ
47 制御部
471 受信レベル算出部
472 受信レベル検出部
473 比較/判定部
474 判定結果通知部
48 制御信号用端子
50 同軸ケーブル
60 屋内装置(IDU)
61 IDU多重分離部
621 受信部
622 A/Dコンバータ
623 復調/誤り訂正復号部
63 端末I/F部
641 変調/誤り訂正符号化部
642 周波数変換部
643 可変減衰部
65 制御部
66 AC/DCコンバータ
67 外部電源端子
70 加入者端末
80 通信回線
81 公衆網
82 ATM網
83 I−専用線網
84 インターネットやイントラネット等の通信網
85 フレームリレー網
86 N−ISDN
90 ネットワーク管理装置(NMS)
Claims (5)
- 【請求項1】 通信網に接続される基地局の無線ゾーン
内に加入者無線局として配置され、他の加入者無線局と
共に前記基地局と1対多の無線通信を行なう無線通信装
置において、 前記基地局からの送信信号の受信レベルを検出する受信
レベル検出手段と、 前記基地局と自装置間の距離に対応する受信レベルを算
出する受信レベル算出手段と、 前記受信レベル検出手段により検出された受信レベル
と、前記受信レベル算出手段により算出された受信レベ
ルの差に応じて受信状態の異常の有無を判定する判定手
段と、 前記判定手段による判定結果を通知する通知手段とを具
備することを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項2】 屋外に設置され、アンテナを介して前記
基地局と無線信号の送受信を行なう屋外装置と、屋内に
設置され、接続ケーブルを介して前記屋外装置と信号の
送受信を行う屋内装置とから構成され、 前記受信レベル算出手段は、前記屋外装置に接続された
外部装置から入力されるパラメータデータに基づき前記
受信レベルを算出する手段により構成され、 前記通知手段は、前記判定結果を前記外部装置に通知す
る手段により構成されることを特徴とする請求項1記載
の無線通信装置。 - 【請求項3】 前記パラメータデータには、前記基地局
と自装置間の距離情報が含まれることを特徴とする請求
項2記載の無線通信装置。 - 【請求項4】 前記パラメータデータには、前記基地局
及び自装置の位置情報が含まれることを特徴とする請求
項2記載の無線通信装置。 - 【請求項5】 前記パラメータデータには、前記基地局
の送信レベル、前記アンテナのアンテナ利得、前記接続
ケーブルのケーブル利得のうちの少なくともいずれか1
つが更に含まれることを特徴とする請求項3または4記
載の無線通信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021706A JP2003224510A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021706A JP2003224510A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 無線通信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003224510A true JP2003224510A (ja) | 2003-08-08 |
Family
ID=27744872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002021706A Pending JP2003224510A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 無線通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003224510A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177671A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 中継増幅装置 |
JP2010154082A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Nec Corp | マイクロ波通信システム及び装置 |
JP2012114861A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Kyocera Corp | 基地局及び通信制御方法 |
US10299144B2 (en) | 2015-08-31 | 2019-05-21 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Base station apparatus and control method therefor |
-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002021706A patent/JP2003224510A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009177671A (ja) * | 2008-01-28 | 2009-08-06 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 中継増幅装置 |
JP2010154082A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Nec Corp | マイクロ波通信システム及び装置 |
JP2012114861A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Kyocera Corp | 基地局及び通信制御方法 |
US10299144B2 (en) | 2015-08-31 | 2019-05-21 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Base station apparatus and control method therefor |
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