JP2009177671A - 中継増幅装置 - Google Patents

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秀晃 清水
Masahiro Matsuda
昌弘 松田
Masaki Sudo
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Abstract

【課題】中継増幅装置における自動利得処理と歪補償処理とを同一の受信機で行う。
【解決手段】中継増幅装置10の下り系30は、方向性結合器33と、共通受信機40と、制御部50とを備える。方向性結合器33は、下り系増幅器32と下り系第2のBPF35の間の経路に設けられ、方向性結合器33で分波した信号は、共通受信機40へ送られる。制御部50は、下り系30の各構成要素を統括的に制御するとともに、基地局装置11から送出される報知情報をもとに、下り系増幅器32における信号増幅制御や、下り系増幅器32の増幅特性に起因する歪の補償処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、中継増幅装置に係り、特に、受信した信号を増幅するとともに発生した歪を補償して送信する中継増幅装置に関する。
例えば、移動通信システムにおいて基地局装置から携帯電話などの移動局装置に対して信号を送信する場合に、基地局装置から送信する電波を移動局装置に所望のレベルで到達させるためには、一般には送信対象である電波を増幅する必要がある。そして、増幅器を備える中継装置がその機能を担っている。
しかしながら、一般に、増幅器はアナログディバイスであり出力特性が非線形であることから、出力に非線形の歪みが発生してしまうことがある。そこで、無線中継装置には、歪みを補償する機能が設けられている。
図7は、一般的な移動通信システム100の概要を示す機能ブロック図である。移動通信システム100は、基地局装置110とユーザ側の端末である移動端末装置120との通信を無線増幅中継局130が増幅して中継する。
基地局装置110から送信された信号(電波)は、無線増幅中継局130の第1中継アンテナ131で受信され、下り系150で増幅されて、第2中継アンテナ132から移動端末装置120へ向けて送出される。この下り系150は、第1中継アンテナ131側から、入力側BPF151、増幅器154、及び出力側BPF157を備えている。さらに、入力側BPF151と増幅器154の間には、AGC用受信機158が設けられている。また、移動端末装置120から送信された信号は、第2中継アンテナ132で受信され、上り系140の入力側BPF141、増幅器142及び出力側BPF143でフィルタリング及び増幅されて、第1中継アンテナ131から基地局装置110へ送信される。
上記のAGC用受信機158は、まず、基地局装置110からの出力電力値が含まれる報知信号を取得して、無線増幅中継局130が受信した受信電力値と取得した上記出力電力値との差から基地局装置110と無線増幅中継局130の間の伝搬経路における電波の伝搬損を算出する。つづいてAGC用受信機158は、無線増幅中継局130から送信される雑音が基地局装置110の受信系に影響を及ぼさないように無線増幅中継局130の利得を決定する。
また、無線増幅中継局130に入力された信号に歪みが発生することがある。その歪みを取り除くために、増幅器154と出力側BPF157との間に歪補償用受信機159が設けられている。このような歪の発生要因の一つとして、回り込み信号がある。これは、第2中継アンテナ132から移動端末装置120へ送信した信号の一部が、第1中継アンテナ131で受信されて再度下り系150へ回り込むことをいう。
この回り込みの信号の影響を低減する様々な技術が提案されている。その様な技術との一つに、回り込み信号のレベルが高くなり異常発振してしまうことを防止するために、規定レベルを超えたときに、減衰させる機能をもたせたものがある(特許文献1参照)。
特開平11−27196号公報
ところで、入力した信号に発生する歪みの要因は、回り込み信号に限らない。上述のように、増幅器が有する非線形特性が原因となることもある。そこで、一般的には、予め増幅器の非線形特性を重畳させるプリディストーション機能かフィードフォワード歪補償機能と呼ばれる技術が導入されている。
しかし、近年、無線増幅中継局の小型化及び軽量化が求められることが多く、その様な場合には、AGC用受信機と歪補償用受信機の両方を搭載すると、どうしてもその様な要望に応えることが難しかった。また、コストの観点からも、改良の要請が高かった。さらにまた、消費電力の効率向上に対する要請が非常に高まっており、装置の簡素化・小型化が求められていた。
本発明は、以上のような状況に鑑みなされたものであって、その目的は、比較的簡易的な回路構成で自動利得処理機能及び歪補償処理機能を実現する技術を提案することにある。
本発明に係る装置は、中継すべき信号が送出されたときの出力強度に関連する報知情報を含む信号を受信し、増幅器で増幅した後、再送出する中継増幅装置に関する。この中継増幅装置は、前記信号の一部を分波する分波手段と、前記分波された信号から前記報知情報を抽出する報知情報抽出手段と、前記報知情報をもとに前記増幅器における増幅を制御する増幅制御手段と、前記分波された信号をもとに、前記増幅器において増幅した信号に発生する歪みを検知する歪検知手段と、前記検知した歪みを解析して前記歪みを補償する歪補償手段とを有し、前記報知情報抽出手段と前記歪検知手段とにおける各処理のために、前記分波手段で分波した信号を増幅し、周波数変換し、実部信号と虚部信号とに直交分離する処理が共通の受信機でなされる。
本発明によれば、比較的簡易的な回路構成で自動利得処理機能及び歪補償処理機能を実現する技術を実現できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下、単に「実施形態」という)を、図面を参照して具体的に説明する。以下に説明する実施形態では、中継増幅装置(「無線増幅中継局」ともいう)は、報知情報を含む信号をその報知情報を参照して自動利得手段で増幅するとともに、その増幅により中継すべき信号に生じる歪みを補償する。また、従来は、この自動利得増幅及び歪補償の各処理は異なる装置(受信機)で別々になされていたが、本実施形態では、一つの装置で実現することにより、中継増幅装置の簡素化、小型化、及び低コスト化が実現される。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態に係る、基地局装置11と移動端末装置12との間の通信を中継する中継増幅装置10の機能ブロック図を示している。図示のように、中継増幅装置10は、移動端末装置12から基地局装置11への通信を中継する上り系20と、基地局装置11から移動端末装置12への通信を中継する下り系30との二つの中継系統を備える。
上り系20は、上り系第1のBPF21、上り系増幅器22及び、上り系第2のBPF23から構成されている。そして、移動端末装置側アンテナ16で受信した信号を、上り系第1のBPF21、上り系増幅器22、上り系第2のBPF23を経由させて、基地局側アンテナ15から基地局装置11に送信する。
より具体的には、上り系第1のBPF21は、移動端末装置側アンテナ16が受信した信号から、移動端末装置12から送信される信号の周波数帯域のみを抽出(フィルタリング)して、上り系増幅器22へ送る。つづいて、上り系増幅器22は、上り系第1のBPF21で抽出された信号を所定レベルに増幅して、上り系第2のBPF23へ送る。そして、上り系第2のBPF23は、上り系増幅器22で増幅した信号を、所望の周波数帯域のみを抽出して、基地局側アンテナ15から基地局装置11へ送信する。
下り系30は、下り系第1のBPF31と、下り系増幅器32と、下り系第2のBPF35とを備えている。基地局側アンテナ15で受信した信号は、下り系第1のBPF31、下り系増幅器32、下り系第2のBPF35を経由して、移動端末装置側アンテナ16から移動端末装置12へ送信される。
また、基地局装置11から送出される信号には、基地局装置11の出力電力値が含まれる報知情報(報知信号)が重畳されている。下り系30は、その報知情報を抽出するとともに歪信号を検知するために、方向性結合器(分波器)33と、共通受信機40と、制御部50とを備えている。方向性結合器33は、下り系増幅器32と下り系第2のBPF35の間の経路に設けられており、この方向性結合器33で分波した信号は、共通受信機40へ送られる。また、制御部50は、下り系30の各構成要素を統括的に制御するとともに、基地局装置11から送出される報知情報をもとに、下り系増幅器32における信号増幅制御や、下り系増幅器32の増幅特性に起因する歪の補償処理を行う。一般に、下り系増幅器32は非線形の増幅特性を有する。そして、その特性は、設置環境の影響、より具体的には、下り系増幅器32の周囲の温度等による下り系増幅器32における増幅特性が変化する。そのため、設置時の初期状態が必ずしも再現されているわけではないので、適宜下り系増幅器32に生じている歪みを解析して補償する必要がある。
下り系第1のBPF31は、基地局側アンテナ15で受信した信号から、所望の周波数帯域の信号を抽出して、下り系増幅器32へ送る。
下り系増幅器32は、下り系第1のBPF31から取得した信号を、後述する共通受信機40及び制御部50による処理にもとづいて、所望の信号レベルとなるように増幅し、また歪補償して、方向性結合器33を経由して下り系第2のBPF35に送る。
下り系第2のBPF35は、下り系増幅器32で増幅された信号から所望の周波数帯域の信号を抽出して、移動端末装置側アンテナ16から移動端末装置12へ送出する。
方向性結合器33は、下り系第2のBPF35へ送られる信号レベルに影響がない状態で、下り系増幅器32で増幅された信号を分波して、共通受信機40へ送る。
共通受信機40は、基地局装置11から送出された報知情報を抽出処理及び下り系増幅器32で生じた歪みの補償処理のために、方向性結合器33で分波された信号に後述する処理を施す。処理後の信号は、制御部50に送られる。
そのため、共通受信機40は、共通受信機第1のアンプ41と、周波数変換器42と、共通受信機BPF43と、共通受信機第2のアンプ44と、検波器45と、局部発振器46とを備える。
方向性結合器33で分波された信号は、共通受信機第1のアンプ41に入力される。共通受信機第1のアンプ41は、その信号を所定レベルに増幅する。
周波数変換器42は、共通受信機第1のアンプ41が増幅した信号を、局部発振器46が発生する所定の中間周波数に変換する。なお、局部発振器46は、制御部50により制御される。
共通受信機BPF43は、周波数変換器42で周波数変換された信号をフィルタリングして、所望の周波数帯域の信号を抽出し、共通受信機第2のアンプ44へ送る。
共通受信機第2のアンプ44は、共通受信機BPF43でフィルタリングされた信号を所望のレベルに増幅して、検波器45へ送る。
検波器45は、共通受信機第2のアンプ44で増幅された信号を、実部信号(I信号)と虚部信号(Q信号)とに直交分離して、制御部50へ送る。
図2は、制御部50の機能ブロック図を示している。制御部50は、上述の共通受信機40の第2のアンプ44を制御する機能を実現するために、ADC(アナログ−デジタル変換器)51と、周波数分離部52と、復調処理部53と、歪補償処理部56と、利得計算処理部57とを備える。また、制御部50は、共通受信機40の局部発振器46を制御するための発振制御部58を備える。
まず、ADC51は、検波器45から取得したアナログ信号である実部信号及び虚部信号をデジタル信号に変換する。
周波数分離部52は、ADC51でデジタル変換された信号を、歪補償処理に使用する信号が含まれる周波数の信号と、自動利得制御に使用する信号が含まれる周波数の信号とに分離する。自動利得制御に使用する信号が含まれる周波数には、上述の報知情報が含まれている。
復調処理部53は、歪補償信号復調部54と報知信号復調部55とを備える。
歪補償信号復調部54は、歪補償処理に使用するための信号が含まれる周波数帯域の信号を復調する。そして、歪補償処理部56は、歪補償信号復調部54で復調された信号を解析して、下り系増幅器32に生じている歪みを特定して、その歪みを補償するために振幅や位相を制御するための制御信号を下り系増幅器32に出力する。
報知信号復調部55は、自動利得制御に使用する信号が含まれる周波数帯域の信号を復調する。利得計算処理部57は、まず、報知信号復調部55で復調された信号から報知情報を取得して、その報知情報に含まれる基地局装置11の出力電力値と中継増幅装置10の受信電力値とから、基地局装置11と中継増幅装置10間の信号(電波)の空間伝搬損を算出する。さらに、利得計算処理部57は、算出した空間伝搬損をもとに下り系増幅器32における増幅幅(増幅率)を決定して、下り系増幅器32に対して制御信号を出力する。
より具体的には、下り系増幅器32には、中継増幅装置10が設置された状態で初期値として所定の増幅率が設定されている。そして、空間伝搬経路の環境の変化(障害物の有無や気象変化等)にともなって空間伝搬損が変化するため初期値より好ましい増幅率の採用が望まれるケースがあるので、その変化を調整して所望の信号レベルとなるように調整する。
このようにして、下り系増幅器32は、歪補償処理部56や利得計算処理部57から出力される制御信号にもとづいて、基地局装置11から取得した信号を所望の信号レベル及び波形に増幅する。
以上の構成による中継増幅装置10における基地局装置11から移動端末装置12への中継処理について、主に下り系30の処理に着目して図3のフローチャートをもとに簡単にまとめて説明する。
地局装置11から報知情報を含む信号が基地局側アンテナ15で受信されると(S10)、下り系第1のBPF31はその信号をフィルタリングして所望の周波数帯域の信号のみを抽出し(S12)、下り系増幅器32がフィルタリング後の信号を増幅する(S14)。
下り系増幅器32で増幅された信号は、方向性結合器33で分波され、一部が共通受信機40へ送られる(S16)。
共通受信機40及びその下流側の制御部50が、報知信号にもとづく増幅率の決定や下り系増幅器32の増幅における歪の解析を行い、その増幅率を反映させるための、また、歪みを補償するための各制御信号を下り系増幅器32に出力する(S18)。
そして、下り系増幅器32は、その増幅率や歪補償を実現するための制御信号にもとづき増幅率及び歪補償を信号に反映させる(S20)。
また、方向性結合器33で分波された他方の信号は、下り系第2のBPF35を介して移動端末装置側アンテナ16から移動端末装置12へ出力される(S22)。
以上、本実施形態によれば、従来、自動利得制御のためと歪補償制御のためとにそれぞれ二つ設けられていた受信機を一つに共通化できる。これによって、中継増幅装置10全体の構成を簡素化し、小型化が実現でき、それに伴って製品のコストを下げることができる。また、中継増幅装置10内部、特に共通受信機40の増幅素子や復調用の回路等を共通化することで、消費電力の低減が実現される。
<第2の実施形態>
本実施形態では、共通受信機40の周波数変換器42で周波数変換するときに、局部発振器46の発振周波数を制御することで、報知情報が含まれる信号と歪補償に利用する信号とを選択的に制御部50に出力させる。なお、本実施形態は、第1の実施形態と略同一の構成で実現できるので、主に異なる部分について説明する。
本実施形態の中継増幅装置10の概略構成は、中継増幅装置10と同一である。なお、制御部50の構成が一部異なるので、制御部50の構成については図4に示す。
図4に示す制御部50は、図2で示した構成の周波数分離部52の代わりに、セレクタ52aを備えている。セレクタ52aは、ADC51でデジタル変換された信号の出力経路を、歪補償信号復調部54又は報知信号復調部55の何れかへ選択的に接続する。
そして、発振制御部58は、下り系増幅器32で発生している歪を解析して歪補償を行うときには、局部発振器46の発振周波数を制御して、報知情報が含まれる周波数帯域の信号を取り除き、歪補償処理に利用する周波数帯域の信号のみを抽出する。そして、このとき、発振制御部58は、セレクタ52aを制御して、ADC51と歪補償信号復調部54との経路を接続する。
また、発振制御部58は、報知情報をもとに自動利得処理の増幅率を設定するときには、局部発振器46の発振周波数を制御して、報知情報が含まれる周波数帯域の信号のみを抽出する。そして、このとき発振制御部58は、セレクタ52aを制御してADC51と報知信号復調部55とを接続する。
以上、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。つまり、中継増幅装置10の小型化、低コスト化及び消費電力の低減が実現できる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、報知情報を下り系増幅器32より上流側で抽出して、共通受信機40に送る。また、歪補償の処理に使用するための信号は、下り系増幅器32より下流側で抽出して共通受信機40に送る。つまり、共通受信機40は自動利得の処理に使用する報知情報を含む信号又は歪補償処理に使用する信号の何れかを選択的に受信する。
図5は、本実施形態に係る中継増幅装置10の機能ブロック図であり、図1に示した構成と略同一である。異なる構成は、下り系第1のBPF31と下り系増幅器32の間の経路に、方向性結合器(分波器)38が設けられるとともに、二つの方向性結合器33、38から共通受信機40の経路にセレクタ39が設けられている。なお、図6に示す制御部50は、図4に示した構成と同一の構成で実現できるが、発振制御部58は、局部発振器46の制御とともにセレクタ39における接続動作を制御する。
分波器38は、基地局側アンテナ15で受信した信号から、所定の周波数帯域の信号を分波する。そして、分波器38及び方向性結合器33で分波された信号は、セレクタ39に送られる。セレクタ39は、制御部50により制御されて、分波器38又は方向性結合器33の何れか一方と共通受信機40とを選択的に接続する。
より具体的には、報知情報にもとづいて下り系増幅器32の増幅率を設定するときには、制御部50の発振制御部58がセレクタ39を制御して、分波器38と共通受信機40とを接続し、分波器38で分波された信号が、共通受信機40へ送られる。そして、以降の処理は、第2の実施形態と同様の処理によって、下り系増幅器32にその増幅率が反映される。
また、下り系増幅器32の処理に起因する歪補償処理を行う場合は、発振制御部58は、セレクタ39を制御して、方向性結合器33と共通受信機40とを接続し、方向性結合器33で分波された信号は共通受信機40へ送られる。以降の処理は、ここでも第2の実施形態と同様の処理によって、下り系増幅器32にその歪補償の処理が反映される。
以上、第3の実施形態によると、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。つまり、中継増幅装置10の小型化、低コスト化及び消費電力の低減が実現できる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
以上、実施形態の特徴を簡単にまとめると、次の通りである。
中継すべき信号が送出されたときの出力強度に関連する報知情報を含む信号を受信し、増幅器(32)で増幅した後、再送出する中継増幅装置(10)であって、前記信号の一部を分波する分波手段(33,38)と、前記分波された前記信号から前記報知情報を抽出する報知情報抽出手段(55)と、抽出した前記報知情報をもとに前記増幅器(32)における増幅を制御する増幅制御手段(57)と、前記分波された前記信号をもとに、前記増幅器(32)において前記再送信の系統の信号に発生する歪みを検知する歪検知手段(54)と、前記検知した歪みを解析して前記歪みを補償する歪補償手段(56)と、
を有し、前記報知情報抽出手段(55)と前記歪検知手段(54)とにおける各処理のための、前記分波した信号を増幅し、周波数変換し、実部信号と虚部信号とに直交分離する処理が共通の受信機(40)でなされる。
また、前記分波手段(33)は、前記増幅器(32)の下流側に備わってもよい。
また、前記受信機(40)において直交変換された信号を、デジタル変換した後、前記報知情報が含まれる周波数帯域と前記歪が含まれる周波数帯域とに分離する周波数分離手段(52)を備えてもよい。
また、前記分波手段は、前記増幅器(32)の上流側に備わり前記報知情報が含まれる周波数帯域の信号を選択的に分波する第1の分波手段(38)と、前記増幅器(32)の下流側に備わり、前記中継すべき信号を選択的に分波する第2の分波手段(33)と、を備えてもよい。
また、前記第1の分波手段(38)で分波された信号を前記報知情報抽出手段(55)へ接続し、前記第2の分波手段において分波された信号を前記歪検知手段(54)へ接続するセレクタ(52a)を有してもよい。
第1の実施形態に係る、基地局装置と移動端末装置との間の通信を中継する中継増幅装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る、制御部の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る、中継増幅装置における自動利得処理及び歪補償処理を含む増幅中継処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る、制御部の機能ブロック図である。 第3の実施形態に係る、中継増幅装置の機能ブロック図である。 第3の実施形態に係る、制御部の機能ブロック図である。 従来技術における、無線中継増幅装置の機能ブロック図である。
符号の説明
10 中継増幅装置
20 上り系
21 上り系第1のBPF
22 上り系増幅器
23 上り系第2のBPF
30 下り系
31 下り系第1のBPF
32 下り系増幅器
33 方向性結合器
34 乗算器
35 下り系第2のBPF
38 分波器
39 セレクタ
40 共通受信機
41 共通受信機第1のアンプ
42 周波数変換器
43 共通受信機BPF
44 共通受信機第2のアンプ
45 検波器
46 局部発振器
50 制御部
51 ADC
52 周波数分離部
52a セレクタ
53 復調処理部
54 歪補償信号復調部
55 報知信号復調部
56 歪補償処理部
57 利得計算処理部
58 発振制御部

Claims (1)

  1. 中継すべき信号が送出されたときの出力強度に関連する報知情報を含む信号を受信し、増幅器で増幅した後、再送出する中継増幅装置であって、
    前記信号の一部を分波する分波手段と、
    前記分波された信号から前記報知情報を抽出する報知情報抽出手段と、
    前記報知情報をもとに前記増幅器における増幅を制御する増幅制御手段と、
    前記分波された信号をもとに、前記増幅器において増幅した信号に発生する歪みを検知する歪検知手段と、
    前記検知した歪みを解析して前記歪みを補償する歪補償手段と、
    を有し、
    前記報知情報抽出手段と前記歪検知手段とにおける各処理のために、前記分波手段で分波した信号を増幅し、周波数変換し、実部信号と虚部信号とに直交分離する処理が共通の受信機でなされることを特徴とする中継増幅装置。
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