JP2003223543A - 採算管理システムおよび採算管理方法 - Google Patents
採算管理システムおよび採算管理方法Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製品の販売価格についての採算情報を容易に
かつ正確に算出することができるようにすることによ
り、例えば受注単位毎や製造ライン毎に採算情報を容易
に、且つ、リアルタイムに算出することができるように
する。 【解決手段】 販売情報取得部140と、製品を構成す
る個々の部品の仕入価格に関する原価情報と、製品もし
くは部品の製造に用いられる製造工程についての単位時
間当たりの加工費であるアワーレートとに基づいて、製
品の製造原価を変動費として記録する変動費情報記録部
20と、製品の販売に関する情報と変動費情報記録部2
0に記録された製品の製造原価とに基づいて製品の販売
価格についての採算情報を算出する採算情報算出部40
と、採算情報算出部40によって算出された採算情報を
表示する表示部60とをそなえるように構成する。
かつ正確に算出することができるようにすることによ
り、例えば受注単位毎や製造ライン毎に採算情報を容易
に、且つ、リアルタイムに算出することができるように
する。 【解決手段】 販売情報取得部140と、製品を構成す
る個々の部品の仕入価格に関する原価情報と、製品もし
くは部品の製造に用いられる製造工程についての単位時
間当たりの加工費であるアワーレートとに基づいて、製
品の製造原価を変動費として記録する変動費情報記録部
20と、製品の販売に関する情報と変動費情報記録部2
0に記録された製品の製造原価とに基づいて製品の販売
価格についての採算情報を算出する採算情報算出部40
と、採算情報算出部40によって算出された採算情報を
表示する表示部60とをそなえるように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1以上
の部品をそなえて構成された製品の販売価格について、
例えば粗利益等の採算情報の把握に用いて好適な、採算
管理システムおよび採算管理方法に関する。
の部品をそなえて構成された製品の販売価格について、
例えば粗利益等の採算情報の把握に用いて好適な、採算
管理システムおよび採算管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】企業等において製品の販売価格がその製
造原価等に対して適正であるか(利益を確保できている
か)否かを判断するために粗利益や粗利益率等を算出
し、これらの算出した粗利益や粗利益率等に基づいて、
個々の製品や工場等において採算がとれているか等の判
断(採算管理)を行なっている。
造原価等に対して適正であるか(利益を確保できている
か)否かを判断するために粗利益や粗利益率等を算出
し、これらの算出した粗利益や粗利益率等に基づいて、
個々の製品や工場等において採算がとれているか等の判
断(採算管理)を行なっている。
【0003】そして、粗利益や粗利益率の算出には、例
えば経理や財務の担当者が、会計諸則や税法等に準拠す
る財務会計の集計等を行なって変動費や固定費を算出
し、これらの変動費や固定費に対して割掛け,配賦等を
行なった計算結果と販売金額とに基づいて粗利益や粗利
益率等を算出している。
えば経理や財務の担当者が、会計諸則や税法等に準拠す
る財務会計の集計等を行なって変動費や固定費を算出
し、これらの変動費や固定費に対して割掛け,配賦等を
行なった計算結果と販売金額とに基づいて粗利益や粗利
益率等を算出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の採算管理手法においては、固定費や変動費の
算出に際して、「固定費の配賦額÷製造量」を計算する
ことによって製造固定費の単価を求めている。すなわ
ち、製造固定費の単価を、例えば会社全体での固定費等
の総計に対する配賦等により算出しているので、固定費
等の集計に時間がかかり、採算管理をリアルタイムに行
なうことができないという課題がある。
うな従来の採算管理手法においては、固定費や変動費の
算出に際して、「固定費の配賦額÷製造量」を計算する
ことによって製造固定費の単価を求めている。すなわ
ち、製造固定費の単価を、例えば会社全体での固定費等
の総計に対する配賦等により算出しているので、固定費
等の集計に時間がかかり、採算管理をリアルタイムに行
なうことができないという課題がある。
【0005】また、その集計結果においても、工場や事
業部を複数有している場合には、一般に、全工場や全事
業部での固定費の総計に対して配賦等を行なうことによ
り個々の製品や工場,事業部に関する固定費を求めて、
粗利額等を擬似的に設定しているので、個々の工場や事
業部についての正確な粗利額(採算)を正確に把握する
ことが困難であるという課題もある。
業部を複数有している場合には、一般に、全工場や全事
業部での固定費の総計に対して配賦等を行なうことによ
り個々の製品や工場,事業部に関する固定費を求めて、
粗利額等を擬似的に設定しているので、個々の工場や事
業部についての正確な粗利額(採算)を正確に把握する
ことが困難であるという課題もある。
【0006】さらに、経営者等が、経営戦略の一環とし
て、受注単位別や製品別,製品を構成するユニット別,
顧客別,工場別等の種々の観点から集計して利益率等を
検討しようと思った場合においても、これらの多様な観
点での粗利益等の集計を迅速に行なうことができないと
いう課題もある。また、算出された粗利益等も、上述の
如く、全工場や全事業部での固定費の総計に対して配賦
等を行なうことにより求めた固定費等を用いて算出した
ものであり、いわばドンブリ勘定によって算出したとも
言え、必ずしも個々の工場や事業部等の実状に合った値
ではないという課題もある。
て、受注単位別や製品別,製品を構成するユニット別,
顧客別,工場別等の種々の観点から集計して利益率等を
検討しようと思った場合においても、これらの多様な観
点での粗利益等の集計を迅速に行なうことができないと
いう課題もある。また、算出された粗利益等も、上述の
如く、全工場や全事業部での固定費の総計に対して配賦
等を行なうことにより求めた固定費等を用いて算出した
ものであり、いわばドンブリ勘定によって算出したとも
言え、必ずしも個々の工場や事業部等の実状に合った値
ではないという課題もある。
【0007】さらに、製品を構成する部品を社外から購
入(外注)等した場合には、その部品1個当りの変動費
を簡単に得ることができるが、部品を例えば自社工場等
で製造(内製)した場合には、上述の如く配賦等して算
出した固定費の単価に基づいて、その部品の製造原価を
算出するので、外注した部品と内製した部品とを同一の
原価構成として比較することができず、粗利等の管理が
煩雑になるという課題もある。
入(外注)等した場合には、その部品1個当りの変動費
を簡単に得ることができるが、部品を例えば自社工場等
で製造(内製)した場合には、上述の如く配賦等して算
出した固定費の単価に基づいて、その部品の製造原価を
算出するので、外注した部品と内製した部品とを同一の
原価構成として比較することができず、粗利等の管理が
煩雑になるという課題もある。
【0008】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、製品の販売価格についての採算情報を容易に
かつ正確に算出することができるようにすることによ
り、例えば受注単位毎や製造ライン毎に採算情報を容易
に、且つ、リアルタイムに算出することができるように
した、採算管理システムおよび採算管理方法を提供する
ことを目的とする。
たもので、製品の販売価格についての採算情報を容易に
かつ正確に算出することができるようにすることによ
り、例えば受注単位毎や製造ライン毎に採算情報を容易
に、且つ、リアルタイムに算出することができるように
した、採算管理システムおよび採算管理方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の採算
管理システム(請求項1)は、少なくとも1以上の部品
をそなえて構成された製品について、当該製品の販売価
格についての採算情報を管理する採算管理システムであ
って、製品の販売に関する情報を取得する販売情報取得
部と、製品について、その製品を構成する個々の部品の
仕入価格に関する原価情報と、製品もしくは部品の製造
に用いられる製造工程についての単位時間当たりの加工
費であるアワーレートとに基づいて決められる製品の製
造原価を変動費として記録する変動費情報記録部と、販
売情報取得部によって取得された製品の販売に関する情
報と、変動費情報記録部に記録された製品の製造原価と
に基づいて、製品の販売価格についての採算情報を算出
する採算情報算出部と、採算情報算出部によって算出さ
れた採算情報を表示する表示部とをそなえることを特徴
としている。
管理システム(請求項1)は、少なくとも1以上の部品
をそなえて構成された製品について、当該製品の販売価
格についての採算情報を管理する採算管理システムであ
って、製品の販売に関する情報を取得する販売情報取得
部と、製品について、その製品を構成する個々の部品の
仕入価格に関する原価情報と、製品もしくは部品の製造
に用いられる製造工程についての単位時間当たりの加工
費であるアワーレートとに基づいて決められる製品の製
造原価を変動費として記録する変動費情報記録部と、販
売情報取得部によって取得された製品の販売に関する情
報と、変動費情報記録部に記録された製品の製造原価と
に基づいて、製品の販売価格についての採算情報を算出
する採算情報算出部と、採算情報算出部によって算出さ
れた採算情報を表示する表示部とをそなえることを特徴
としている。
【0010】なお、採算情報算出部によって算出された
該採算情報を販売された製品もしくは部品に関連付けて
記録する採算情報記録部をそなえてもよく(請求項
2)、又、採算情報記録部が、フラットファイルデータ
ベースによって構築されてもよい(請求項3)。また、
採算情報記録部が、複数の採算情報集計条件(少なくと
も製品別,加工法別,分野別,取引先別,製造工程別,
製造工場別,期間別,販売担当者別のいずれかの条件)
に関する情報を製品もしくは部品と関連付けて記録する
とともに、複数の採算情報集計条件の中から少なくとも
1つ以上の採算情報集計条件を選択する集計条件選択部
をそなえ、採算情報算出部が、集計条件選択部によって
選択された採算情報集計条件を満たす採算情報を集計し
て算出してもよい(請求項4)。
該採算情報を販売された製品もしくは部品に関連付けて
記録する採算情報記録部をそなえてもよく(請求項
2)、又、採算情報記録部が、フラットファイルデータ
ベースによって構築されてもよい(請求項3)。また、
採算情報記録部が、複数の採算情報集計条件(少なくと
も製品別,加工法別,分野別,取引先別,製造工程別,
製造工場別,期間別,販売担当者別のいずれかの条件)
に関する情報を製品もしくは部品と関連付けて記録する
とともに、複数の採算情報集計条件の中から少なくとも
1つ以上の採算情報集計条件を選択する集計条件選択部
をそなえ、採算情報算出部が、集計条件選択部によって
選択された採算情報集計条件を満たす採算情報を集計し
て算出してもよい(請求項4)。
【0011】さらに、アワーレートが、単位時間当たり
の部品の製造に関する製造設備費用(マシンレート),
単位時間当たりの部品の製造に関する人件費(マンレー
ト)および単位時間当たりの工場管理費(管理レート)
のうちの少なくともいずれか一つによって構成されても
よい(請求項5)。また、一の製造工程に対して、製品
が使用される最終商品の市場での状況に応じて複数種類
のアワーレートを記憶するアワーレート記憶部と、この
アワーレート記憶部に記憶された複数種類のアワーレー
トの中から特定のアワーレートを選択するアワーレート
選択部とをそなえ、採算情報算出部が、アワーレート選
択部によって選択されたアワーレートに基づいて変動費
情報を算出してもよい(請求項6)。
の部品の製造に関する製造設備費用(マシンレート),
単位時間当たりの部品の製造に関する人件費(マンレー
ト)および単位時間当たりの工場管理費(管理レート)
のうちの少なくともいずれか一つによって構成されても
よい(請求項5)。また、一の製造工程に対して、製品
が使用される最終商品の市場での状況に応じて複数種類
のアワーレートを記憶するアワーレート記憶部と、この
アワーレート記憶部に記憶された複数種類のアワーレー
トの中から特定のアワーレートを選択するアワーレート
選択部とをそなえ、採算情報算出部が、アワーレート選
択部によって選択されたアワーレートに基づいて変動費
情報を算出してもよい(請求項6)。
【0012】さらに、採算情報算出部によって算出され
た採算情報を、表示部が表示可能なウェブデータとして
作成するウェブデータ作成部をそなえ、表示部が、ウェ
ブデータ作成部によって作成されたウェブデータを表示
させてもよい(請求項7)。また、本発明の採算管理方
法(請求項8)は、少なくとも1以上の部品をそなえて
構成された製品について、製品の販売価格についての採
算情報を管理する採算管理方法であって、製品の販売に
関する情報を取得する販売情報取得ステップと、この販
売情報取得ステップにおいて取得された製品の販売に関
する情報と、製品を構成する個々の部品の仕入価格に関
する原価情報と、製品もしくは部品の製造に用いられる
製造工程についての単位時間当たりの加工費であるアワ
ーレートとに基づいて、製品の販売価格についての採算
情報を算出する採算情報算出ステップと、この採算情報
算出ステップにおいて算出された採算情報を表示する表
示ステップとをそなえることを特徴としている。
た採算情報を、表示部が表示可能なウェブデータとして
作成するウェブデータ作成部をそなえ、表示部が、ウェ
ブデータ作成部によって作成されたウェブデータを表示
させてもよい(請求項7)。また、本発明の採算管理方
法(請求項8)は、少なくとも1以上の部品をそなえて
構成された製品について、製品の販売価格についての採
算情報を管理する採算管理方法であって、製品の販売に
関する情報を取得する販売情報取得ステップと、この販
売情報取得ステップにおいて取得された製品の販売に関
する情報と、製品を構成する個々の部品の仕入価格に関
する原価情報と、製品もしくは部品の製造に用いられる
製造工程についての単位時間当たりの加工費であるアワ
ーレートとに基づいて、製品の販売価格についての採算
情報を算出する採算情報算出ステップと、この採算情報
算出ステップにおいて算出された採算情報を表示する表
示ステップとをそなえることを特徴としている。
【0013】なお、採算情報算出ステップにおいて算出
された採算情報を販売された製品もしくは部品に関連付
けて記録する採算情報記録ステップをそなえてもよい
(請求項9)。また、この採算情報記憶ステップにおい
て、複数の採算情報集計条件(少なくとも製品別,加工
法別,分野別,取引先別,製造工程別,製造工場別,期
間別,販売担当者別のいずれかの条件)に関する情報を
製品もしくは部品と関連付けて記録するとともに、複数
の採算情報集計条件の中から少なくとも1つ以上の採算
情報集計条件を選択する集計条件選択ステップをそな
え、採算情報算出ステップにおいて、集計条件選択ステ
ップにおいて選択された採算情報集計条件を満たす採算
情報を集計して算出してもよい(請求項10)。
された採算情報を販売された製品もしくは部品に関連付
けて記録する採算情報記録ステップをそなえてもよい
(請求項9)。また、この採算情報記憶ステップにおい
て、複数の採算情報集計条件(少なくとも製品別,加工
法別,分野別,取引先別,製造工程別,製造工場別,期
間別,販売担当者別のいずれかの条件)に関する情報を
製品もしくは部品と関連付けて記録するとともに、複数
の採算情報集計条件の中から少なくとも1つ以上の採算
情報集計条件を選択する集計条件選択ステップをそな
え、採算情報算出ステップにおいて、集計条件選択ステ
ップにおいて選択された採算情報集計条件を満たす採算
情報を集計して算出してもよい(請求項10)。
【0014】さらに、アワーレートが、単位時間当たり
の該部品の製造に関する製造設備費用(マシンレー
ト),単位時間当たりの部品の製造に関する人件費(マ
ンレート)および単位時間当たりの工場管理費(管理レ
ート)のうちの少なくともいずれか一つによって構成さ
れてもよい(請求項11)。また、一の製造工程に対し
て、製品が使用される最終商品の市場での状況に応じて
複数種類のアワーレートを記憶するアワーレート記憶ス
テップと、このアワーレート記憶ステップにおいて記憶
された複数種類のアワーレートの中から特定のアワーレ
ートを選択するアワーレート選択ステップとをそなえ、
採算情報算出ステップにおいて、アワーレート選択ステ
ップにおいて選択されたアワーレートに基づいて変動費
情報を算出してもよい(請求項12)。
の該部品の製造に関する製造設備費用(マシンレー
ト),単位時間当たりの部品の製造に関する人件費(マ
ンレート)および単位時間当たりの工場管理費(管理レ
ート)のうちの少なくともいずれか一つによって構成さ
れてもよい(請求項11)。また、一の製造工程に対し
て、製品が使用される最終商品の市場での状況に応じて
複数種類のアワーレートを記憶するアワーレート記憶ス
テップと、このアワーレート記憶ステップにおいて記憶
された複数種類のアワーレートの中から特定のアワーレ
ートを選択するアワーレート選択ステップとをそなえ、
採算情報算出ステップにおいて、アワーレート選択ステ
ップにおいて選択されたアワーレートに基づいて変動費
情報を算出してもよい(請求項12)。
【0015】さらに、採算情報算出ステップにおいて算
出された採算情報を、表示ステップにおいて表示可能な
ウェブデータとして作成するウェブデータ作成ステップ
をそなえ、表示ステップにおいて、ウェブデータ作成ス
テップにおいて作成されたウェブデータを表示させても
よい(請求項13)。
出された採算情報を、表示ステップにおいて表示可能な
ウェブデータとして作成するウェブデータ作成ステップ
をそなえ、表示ステップにおいて、ウェブデータ作成ス
テップにおいて作成されたウェブデータを表示させても
よい(請求項13)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態として
の採算管理システムの構成を模式的に示す図、図2は本
採算管理システムのコンセプトを示す図である。本発明
の一実施形態としての採算管理システム(以下、STR
ACシステムという場合もある)1は、少なくとも1以
上の部品をそなえて構成された製品について、その製品
の販売価格についての採算情報を管理するものであり、
戦略的な管理会計(Strategy Accounting)を行なうた
めのものである。すなわち、個別採算の観点から売価と
コストとの対応関係を定量的に明示することにより、バ
ランスのとれたコストマネージメントを行ない、又、適
正売価水準を維持するものである。
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施形態として
の採算管理システムの構成を模式的に示す図、図2は本
採算管理システムのコンセプトを示す図である。本発明
の一実施形態としての採算管理システム(以下、STR
ACシステムという場合もある)1は、少なくとも1以
上の部品をそなえて構成された製品について、その製品
の販売価格についての採算情報を管理するものであり、
戦略的な管理会計(Strategy Accounting)を行なうた
めのものである。すなわち、個別採算の観点から売価と
コストとの対応関係を定量的に明示することにより、バ
ランスのとれたコストマネージメントを行ない、又、適
正売価水準を維持するものである。
【0017】さて、本STRACシステム1は、製品の
販売価格の採算を判断するための採算情報として製品の
販売価格に対する粗利額MQを用いる。粗利額MQは、
図2に示すように、 粗利額MQ=売上金額PQ−変動費金額VQ ・・・(1) によって算出される。なお、Pは販売価格、Qは販売数
量、Mは粗利単価である。なお、販売数量Qの単位は個
もしくはセットであり、更に、同一仕様であっても単価
の異なるものは別品目として取り扱うものとする。又、
MQはMとQとの積を示すものであり、PQはPとQと
の積を示すものであり、VQはVとQとの積を示すもの
である。
販売価格の採算を判断するための採算情報として製品の
販売価格に対する粗利額MQを用いる。粗利額MQは、
図2に示すように、 粗利額MQ=売上金額PQ−変動費金額VQ ・・・(1) によって算出される。なお、Pは販売価格、Qは販売数
量、Mは粗利単価である。なお、販売数量Qの単位は個
もしくはセットであり、更に、同一仕様であっても単価
の異なるものは別品目として取り扱うものとする。又、
MQはMとQとの積を示すものであり、PQはPとQと
の積を示すものであり、VQはVとQとの積を示すもの
である。
【0018】また、Vは変動費単価であって、以下に示
す式(2)によって算出されるものである。 V=原材料単価Vm+アワーレートVh+販売直接費Vs ・・・(2) ここで、原材料単価Vmは、原材料費(ロスを含む),
商品仕入費および外注加工費であり、販売直接費Vs
は、運賃・包装材料費,事業部毎の販直費等である。ア
ワーレートVhは、製造ライン毎に設定される、部品を
製造するために要する単位時間当りの加工費(単位:円
/分)であり、その詳細は後述する。なお、このアワー
レートVhには、製造に直接関わる当該部門の管理者お
よび品質管理・技術の人件費を含む。すなわち、本採算
管理システムにおいては、変動費VにアワーレートVh
を含めることにより、直接加工に係る固定費部分(設備
費,人件費)も変動化するのである。
す式(2)によって算出されるものである。 V=原材料単価Vm+アワーレートVh+販売直接費Vs ・・・(2) ここで、原材料単価Vmは、原材料費(ロスを含む),
商品仕入費および外注加工費であり、販売直接費Vs
は、運賃・包装材料費,事業部毎の販直費等である。ア
ワーレートVhは、製造ライン毎に設定される、部品を
製造するために要する単位時間当りの加工費(単位:円
/分)であり、その詳細は後述する。なお、このアワー
レートVhには、製造に直接関わる当該部門の管理者お
よび品質管理・技術の人件費を含む。すなわち、本採算
管理システムにおいては、変動費VにアワーレートVh
を含めることにより、直接加工に係る固定費部分(設備
費,人件費)も変動化するのである。
【0019】また、上述した式(1)から、以下の式
(3)も成立する。 販売単価P−変動費単価V=粗利単価M ・・・(3) さらに、固定費(もしくは経費)Fと利益(経常利益)
Gと粗利額MQとの間には、以下に示す式(4)関係が
成立する。 MQ−F=G ・・・(4) また、固定費Fにおいては、総額を確定させ、予め定め
た基準で配賦を行なうため、以下に示す式(5)が成立
するものとする。
(3)も成立する。 販売単価P−変動費単価V=粗利単価M ・・・(3) さらに、固定費(もしくは経費)Fと利益(経常利益)
Gと粗利額MQとの間には、以下に示す式(4)関係が
成立する。 MQ−F=G ・・・(4) また、固定費Fにおいては、総額を確定させ、予め定め
た基準で配賦を行なうため、以下に示す式(5)が成立
するものとする。
【0020】
固定費F=Fd+Fh+Fi ・・・(5)
なお、Fdは当該部門直接固定費であって、アワーレー
トVhに入らない事業部営業部門費や事務部門費が該当
する。又、Fhは調査費であって、(アワーレート対象
の実績当該部門直接固定費)−(アワーレート回収額)
によって求められる。Fiは間接固定費割掛であって、
例えば本社費割掛や開発費割掛等が該当する。
トVhに入らない事業部営業部門費や事務部門費が該当
する。又、Fhは調査費であって、(アワーレート対象
の実績当該部門直接固定費)−(アワーレート回収額)
によって求められる。Fiは間接固定費割掛であって、
例えば本社費割掛や開発費割掛等が該当する。
【0021】さて、本採算管理システム(STRACシ
ステム)1は、図1に示すように、アワーレートマスタ
(アワーレート情報記憶部)10,製品Vマスタ20,
製品STRAC(販売情報記憶部)30,STRACサ
ーバ(採算情報算出部)40,ウェブサーバ(ウェブデ
ータ作成部)50,単価マスタ80,構成マスタ90,
製品STRAC作成部100,製品Vマスタ作成部11
0,固定費マスタ120,端末(表示部,集計条件選択
部,アワーレート選択部)60,ネットワーク70,販
売情報取得部140および品目マスタ130をそなえて
構成されている。
ステム)1は、図1に示すように、アワーレートマスタ
(アワーレート情報記憶部)10,製品Vマスタ20,
製品STRAC(販売情報記憶部)30,STRACサ
ーバ(採算情報算出部)40,ウェブサーバ(ウェブデ
ータ作成部)50,単価マスタ80,構成マスタ90,
製品STRAC作成部100,製品Vマスタ作成部11
0,固定費マスタ120,端末(表示部,集計条件選択
部,アワーレート選択部)60,ネットワーク70,販
売情報取得部140および品目マスタ130をそなえて
構成されている。
【0022】単価マスタ80は、製品を構成する部品の
仕入原価情報を記録するものであって、例えば、コンピ
ュータシステムにおける記憶装置(例えばハードディス
ク等;図示省略)に形成されるようになっている。図3
は本発明の一実施形態としての採算管理システム1にお
ける単価マスタ80の構成例を示す図である。単価マス
タ80は、この図3に示すように、製品を構成する各部
品について、事業部コード,部品コード,部品名,取引
先区分コード,取引先コード,取引先名称,単位コー
ド,単位名,単価1,発行日,失効日およびSTRAC
科目コードを互いに関連付けることにより構成されてい
る。
仕入原価情報を記録するものであって、例えば、コンピ
ュータシステムにおける記憶装置(例えばハードディス
ク等;図示省略)に形成されるようになっている。図3
は本発明の一実施形態としての採算管理システム1にお
ける単価マスタ80の構成例を示す図である。単価マス
タ80は、この図3に示すように、製品を構成する各部
品について、事業部コード,部品コード,部品名,取引
先区分コード,取引先コード,取引先名称,単位コー
ド,単位名,単価1,発行日,失効日およびSTRAC
科目コードを互いに関連付けることにより構成されてい
る。
【0023】ここで、事業部コードはその部品を製造す
る事業部や工場を特定するために予め設定した情報(コ
ード)である。部品コードはその部品を特定するために
予め設定した情報(コード)であり、部品名はその部品
の名称を漢字やカナ等の文字で表すものである。取引先
コードはその部品を使用して製造される製品の販売先
(取引先)を特定するために予め設定した情報(コー
ド)であり、取引先名称はその取引先の名称である。
又、取引先区分コードはその取引先を分類するために予
め設定した情報(コード)である。
る事業部や工場を特定するために予め設定した情報(コ
ード)である。部品コードはその部品を特定するために
予め設定した情報(コード)であり、部品名はその部品
の名称を漢字やカナ等の文字で表すものである。取引先
コードはその部品を使用して製造される製品の販売先
(取引先)を特定するために予め設定した情報(コー
ド)であり、取引先名称はその取引先の名称である。
又、取引先区分コードはその取引先を分類するために予
め設定した情報(コード)である。
【0024】単位名はその部品の使用単位(例えば、
m,個,kg等)である。又、単位コードはその単位を
特定するために予め設定した情報(コード)である。発
行日は単価マスタ80に登録されたその部品等に関する
情報が有効になる日であって、失効日はその情報が無効
になる日である。又、単価1はその部品の仕入単価であ
る。
m,個,kg等)である。又、単位コードはその単位を
特定するために予め設定した情報(コード)である。発
行日は単価マスタ80に登録されたその部品等に関する
情報が有効になる日であって、失効日はその情報が無効
になる日である。又、単価1はその部品の仕入単価であ
る。
【0025】STRAC科目コードは、その部品につい
て会計上の分類を行なうために予め設定した情報(コー
ド)であって、例えば、原材料費,補助材料費,半製品
費,部分品費,型原価,機械原価,社内仕入費,内部仕
入費等を示すコードが入力される。図4は本発明の一実
施形態としての採算管理システム1における構成マスタ
90の構成例を示す図である。構成マスタ90は製品の
部品構成を示すものであって、例えば、図4に示すよう
に、事業部コード,部品コード(親),部品コード
(子)および員数を互いに関連付けることによって構成
されている。
て会計上の分類を行なうために予め設定した情報(コー
ド)であって、例えば、原材料費,補助材料費,半製品
費,部分品費,型原価,機械原価,社内仕入費,内部仕
入費等を示すコードが入力される。図4は本発明の一実
施形態としての採算管理システム1における構成マスタ
90の構成例を示す図である。構成マスタ90は製品の
部品構成を示すものであって、例えば、図4に示すよう
に、事業部コード,部品コード(親),部品コード
(子)および員数を互いに関連付けることによって構成
されている。
【0026】この構成マスタ90は親部品の部品コード
とその親部品を構成する子部品の部品コードおよびその
員数を1対1で対応させている。そして、この構成マス
タ90も、上述した単価マスタ80と同様に、例えば、
コンピュータシステムにおけるハードディスク(図示省
略)に形成されるようになっている。ここで、部品コー
ド(親)は親部品を特定するために予め設定された部品
コードであり、部品コード(子)はその親部品を構成す
る子部品を特定するための部品コードである。なお、こ
れらの部品コードは単価マスタ80(図3参照)におけ
る部品コードと同様である。員数は1つの親部品を構成
するために要するその子部品の使用数である。又、アワ
ーレート(後述)を特定する部品コードも、この構成マ
スタ90に部品コード(子)として記録されるようにな
っている。
とその親部品を構成する子部品の部品コードおよびその
員数を1対1で対応させている。そして、この構成マス
タ90も、上述した単価マスタ80と同様に、例えば、
コンピュータシステムにおけるハードディスク(図示省
略)に形成されるようになっている。ここで、部品コー
ド(親)は親部品を特定するために予め設定された部品
コードであり、部品コード(子)はその親部品を構成す
る子部品を特定するための部品コードである。なお、こ
れらの部品コードは単価マスタ80(図3参照)におけ
る部品コードと同様である。員数は1つの親部品を構成
するために要するその子部品の使用数である。又、アワ
ーレート(後述)を特定する部品コードも、この構成マ
スタ90に部品コード(子)として記録されるようにな
っている。
【0027】アワーレートマスタ10は、部品の製造ラ
インについてのアワーレートを、その部品に関する他の
情報と対応付けて単価として保存するものであり、上述
した単価マスタ80や構成マスタ90と同様に、例え
ば、コンピュータシステムにおけるハードディスク(図
示省略)に形成されるようになっている。ここで、アワ
ーレートとは、部品を製造するために要する単位時間当
りの加工費(単位:円/分)であって、製造ライン毎に
設定されるものである。又、本採算管理システム1にお
いては、アワーレートとして、標準アワーレート,実績
アワーレートおよび市価アワーレートの3種類のアワー
レートが用いられる。なお、以下、これら標準アワーレ
ート,実績アワーレートおよび市価アワーレートを総括
して示す場合には、単にアワーレートと称する場合もあ
る。
インについてのアワーレートを、その部品に関する他の
情報と対応付けて単価として保存するものであり、上述
した単価マスタ80や構成マスタ90と同様に、例え
ば、コンピュータシステムにおけるハードディスク(図
示省略)に形成されるようになっている。ここで、アワ
ーレートとは、部品を製造するために要する単位時間当
りの加工費(単位:円/分)であって、製造ライン毎に
設定されるものである。又、本採算管理システム1にお
いては、アワーレートとして、標準アワーレート,実績
アワーレートおよび市価アワーレートの3種類のアワー
レートが用いられる。なお、以下、これら標準アワーレ
ート,実績アワーレートおよび市価アワーレートを総括
して示す場合には、単にアワーレートと称する場合もあ
る。
【0028】実績アワーレートは、財務会計(会計諸則
に基づく経理計算)における工場経費実績に基づいて、
財務担当者等が本採算管理システム1の外部において算
定した、製造ラインの時間当り加工費である。市価アワ
ーレートは、取引先との間で契約された販売価格に基づ
いて、原材料費等を減算したりすることによって逆算し
て求めた、製造ラインの時間当り加工費である。
に基づく経理計算)における工場経費実績に基づいて、
財務担当者等が本採算管理システム1の外部において算
定した、製造ラインの時間当り加工費である。市価アワ
ーレートは、取引先との間で契約された販売価格に基づ
いて、原材料費等を減算したりすることによって逆算し
て求めた、製造ラインの時間当り加工費である。
【0029】標準アワーレート(標準アワーレート単
価)は、部品等の製造に関する単位時間当たりの製造設
備費(マシンレート),部品等の製造に関する単位時間
当たりの人件費(マンレート)および単位時間当たりの
工場管理費(管理レート)の総和により算出されるもの
であって、本システムを適用する会社等における製造ラ
インについての標準加工賃を示すものである。すなわ
ち、標準アワーレートは、製造設備,人件費および種々
の管理費に基づいて想定される製造ラインの時間当り加
工費を示すものである。また、この標準アワーレートを
求めるために用いられるマシンレート,マンレートおよ
び管理レートの算出に用いる各値は、後述するように、
その製品が最終的に使用される製品の市況(受注ランク
S,A,B,C,D)に基づいて種々変化させられるよ
うになっている。
価)は、部品等の製造に関する単位時間当たりの製造設
備費(マシンレート),部品等の製造に関する単位時間
当たりの人件費(マンレート)および単位時間当たりの
工場管理費(管理レート)の総和により算出されるもの
であって、本システムを適用する会社等における製造ラ
インについての標準加工賃を示すものである。すなわ
ち、標準アワーレートは、製造設備,人件費および種々
の管理費に基づいて想定される製造ラインの時間当り加
工費を示すものである。また、この標準アワーレートを
求めるために用いられるマシンレート,マンレートおよ
び管理レートの算出に用いる各値は、後述するように、
その製品が最終的に使用される製品の市況(受注ランク
S,A,B,C,D)に基づいて種々変化させられるよ
うになっている。
【0030】そして、本採算管理システム1において
は、この標準アワーレートを採用することにより、製品
の加工に直接係る固定費部分(設備費,人件費)が加工
時間に応じて変動する値に変換(変動費化)される。す
なわち、例えば、包装費・輸送費,販売間接費および工
場事務コスト等以外に発生する固定費の部分をアワーレ
ート化することによって、その固定費部分が変動費化さ
れるようになっている。
は、この標準アワーレートを採用することにより、製品
の加工に直接係る固定費部分(設備費,人件費)が加工
時間に応じて変動する値に変換(変動費化)される。す
なわち、例えば、包装費・輸送費,販売間接費および工
場事務コスト等以外に発生する固定費の部分をアワーレ
ート化することによって、その固定費部分が変動費化さ
れるようになっている。
【0031】なお、以下、標準アワーレート,実績アワ
ーレートおよび市価アワーレートを区別するためにそれ
ぞれ符号H1,H2およびH3をそれぞれに付して示す
場合もある。標準アワーレートH1は、マシンレートR
1,マンレートR2および管理レートR3の総和によっ
て算出される。すなわち、以下に示す式(6)が成立す
る。
ーレートおよび市価アワーレートを区別するためにそれ
ぞれ符号H1,H2およびH3をそれぞれに付して示す
場合もある。標準アワーレートH1は、マシンレートR
1,マンレートR2および管理レートR3の総和によっ
て算出される。すなわち、以下に示す式(6)が成立す
る。
【0032】
標準アワーレートH1=マシンレートR1+マンレートR2+管理レートR3
・・・(6)
マシンレートR1は、土地や建屋,装置等に関する費用
であって、単位時間当りの製造設備費用であり、本実施
形態においては、土地レートS2,建物レートS3およ
び機器レートS4の3種類のレートの総和によって算出
される。すなわち、以下に示す式(7)が成立する。
であって、単位時間当りの製造設備費用であり、本実施
形態においては、土地レートS2,建物レートS3およ
び機器レートS4の3種類のレートの総和によって算出
される。すなわち、以下に示す式(7)が成立する。
【0033】
マシンレートR1=土地レートS2+建物レートS3+機器レートS4
・・・(7)
マンレートR2は、製品の製造に関する単位時間当りの
人件費であり、本実施形態においては、直接労務レート
S5,生産間接レートS6およびオーバヘッドレートS
7の3種類のレートの総和によって算出される。すなわ
ち、以下に示す式(8)が成立する。
人件費であり、本実施形態においては、直接労務レート
S5,生産間接レートS6およびオーバヘッドレートS
7の3種類のレートの総和によって算出される。すなわ
ち、以下に示す式(8)が成立する。
【0034】
マンレートR2=直接労務レートS5+生産間接レートS6+オーバヘッドレ
ートS7 ・・・(8)
なお、直接労務レートS5は、組立工程以外の製造工程
に関するものとし、組立工程については労務費単価をそ
のまま適用するものとする。又、本実施形態において
は、便宜上、営業技術レートおよび運転金利レートは考
慮しないものとする。
に関するものとし、組立工程については労務費単価をそ
のまま適用するものとする。又、本実施形態において
は、便宜上、営業技術レートおよび運転金利レートは考
慮しないものとする。
【0035】管理レートR3は、例えば営業技術費,一
般管理費,開発費,運転資金金利等の直接的および間接
的な種々の管理に関する費用であって、単位時間当りの
管理費であり、本実施形態においては、営業技術レート
S8,一般管理費レートS9および運転金利レートS1
0の総和によって算出される。すなわち、以下に示す式
(9)が成立する。
般管理費,開発費,運転資金金利等の直接的および間接
的な種々の管理に関する費用であって、単位時間当りの
管理費であり、本実施形態においては、営業技術レート
S8,一般管理費レートS9および運転金利レートS1
0の総和によって算出される。すなわち、以下に示す式
(9)が成立する。
【0036】
管理レートR3=営業技術レートS8+一般管理費レートS9+運転金利レー
トS10 ・・・(9)
図5(a)〜(g)は標準アワーレートの算出に用いる
各種の情報の例を示す図であり、(a)は製造ラインに
関する情報を示す図、(b)は土地費用に関する情報を
示す図、(c)は機器費用に関する基礎情報を示す図、
(d)は労務費に関する基礎情報を示す図、(e)は建
屋費用に関する情報を示す図、(f)は労務費に関する
情報を示す図、および(g)はその他の係数を示す図で
ある。
各種の情報の例を示す図であり、(a)は製造ラインに
関する情報を示す図、(b)は土地費用に関する情報を
示す図、(c)は機器費用に関する基礎情報を示す図、
(d)は労務費に関する基礎情報を示す図、(e)は建
屋費用に関する情報を示す図、(f)は労務費に関する
情報を示す図、および(g)はその他の係数を示す図で
ある。
【0037】なお、図5(a)に示す製造ラインに関す
る情報は個々の製造ライン毎に設定される情報であり、
図5(b)〜(g)に示す各情報は各製造ラインや各部
品間で共用される情報である。本実施形態においては、
これらの図5(a)〜(e)に示す情報を用いて標準ア
ワーレートを算出する。以下、図5(a)〜(e)を参
照しながら、アワーレートの算出手法を説明する。
る情報は個々の製造ライン毎に設定される情報であり、
図5(b)〜(g)に示す各情報は各製造ラインや各部
品間で共用される情報である。本実施形態においては、
これらの図5(a)〜(e)に示す情報を用いて標準ア
ワーレートを算出する。以下、図5(a)〜(e)を参
照しながら、アワーレートの算出手法を説明する。
【0038】まず、土地レートS2,建物レートS3,
機器レートS4,直接労務レートS5,製造間接レート
S6,オーバヘッドレートS7および一般管理費レート
S8を以下に示す式に従って算出する。なお、本実施形
態においては、組立品以外の部品については、良品稼働
時間S11=実稼働時間×(基準稼働良品率÷実稼働
率)として算出した結果を使用し、組立品ついては、良
品稼働時間S11=1702×60=102,120と
して算出した結果を使用するものとする。
機器レートS4,直接労務レートS5,製造間接レート
S6,オーバヘッドレートS7および一般管理費レート
S8を以下に示す式に従って算出する。なお、本実施形
態においては、組立品以外の部品については、良品稼働
時間S11=実稼働時間×(基準稼働良品率÷実稼働
率)として算出した結果を使用し、組立品ついては、良
品稼働時間S11=1702×60=102,120と
して算出した結果を使用するものとする。
【0039】土地レートS2は以下に示す式(10)を
用いて算出する。 土地レートS2=(ライン土地面積S9×製造ラインm2当り土地費用S10) ÷良品稼働時間S11×1,000 ・・・(10) =(295×1.3)÷116,547×1,000 =3.29 ≒3(円/分) 建物レートS3は以下に示す式(11)を用いて算出す
る。 建物レートS3=(ライン建屋面積S12×製造ラインm2当り建屋費用S13 )÷良品稼働時間S11×1,000 ・・・(11) =(177×4.5)÷116,547×1000 =6.83 ≒7(円/分) 機器レートS4は以下に示す式(12)を用いて算出す
る。 機器レートS4=[(ライン取得金額S14×減価係数S15×(資本回収係数 S16+修繕費負担率S17+税・保険負担率S18))÷良品稼働時間S11 +(年間動力費S19÷良品稼働率S11)]×1000 ・・・(12) =[(93,488×0.67×(0.09947+0.03+0.02))÷ 116,547+(7,515÷116,547)]×1000 =144(円/分) なお、上述した式(3)において、資本回収係数S16
は、金利=4.2%,耐用年数=20年とした場合の値
である。
用いて算出する。 土地レートS2=(ライン土地面積S9×製造ラインm2当り土地費用S10) ÷良品稼働時間S11×1,000 ・・・(10) =(295×1.3)÷116,547×1,000 =3.29 ≒3(円/分) 建物レートS3は以下に示す式(11)を用いて算出す
る。 建物レートS3=(ライン建屋面積S12×製造ラインm2当り建屋費用S13 )÷良品稼働時間S11×1,000 ・・・(11) =(177×4.5)÷116,547×1000 =6.83 ≒7(円/分) 機器レートS4は以下に示す式(12)を用いて算出す
る。 機器レートS4=[(ライン取得金額S14×減価係数S15×(資本回収係数 S16+修繕費負担率S17+税・保険負担率S18))÷良品稼働時間S11 +(年間動力費S19÷良品稼働率S11)]×1000 ・・・(12) =[(93,488×0.67×(0.09947+0.03+0.02))÷ 116,547+(7,515÷116,547)]×1000 =144(円/分) なお、上述した式(3)において、資本回収係数S16
は、金利=4.2%,耐用年数=20年とした場合の値
である。
【0040】組立工程以外の場合には、直接労務レート
S5は以下に示す式(13)を用いて算出する。 直接労務レートS5=(稼働人数S20×(1+福利厚生係数S21+退職金 係数S22)×12×労務費単価S23)÷良品稼働時間S11×1,000 ・・・(13) =(3.8×(1+0.2+01)×12×371)÷116,547×1,0 00 =188.70 ≒189(円/分) ただし、組立工程の場合には、直接労務レートS5′は
以下の式(14)を用いて算出する。
S5は以下に示す式(13)を用いて算出する。 直接労務レートS5=(稼働人数S20×(1+福利厚生係数S21+退職金 係数S22)×12×労務費単価S23)÷良品稼働時間S11×1,000 ・・・(13) =(3.8×(1+0.2+01)×12×371)÷116,547×1,0 00 =188.70 ≒189(円/分) ただし、組立工程の場合には、直接労務レートS5′は
以下の式(14)を用いて算出する。
【0041】
直接労務レートS5′=(稼働人数S20×(1+福利厚生係数S21+退職
金係数S22)×12×労務費単価S23′)÷良品稼働時間S11′×1,0
00 ・・・(14)
また、製造間接レートS6は、以下の式(15)を用い
て算出する。 製造間接レートS6=(直接労務レートS5×生産間接従事係数S24)×( 1+生産間接経費係数S25) ・・・(15) =(189×0.3)×(1+0.5) =85.05 ≒85(円/分) オーバヘッドS7は、以下の式(16)を用いて算出す
る。
て算出する。 製造間接レートS6=(直接労務レートS5×生産間接従事係数S24)×( 1+生産間接経費係数S25) ・・・(15) =(189×0.3)×(1+0.5) =85.05 ≒85(円/分) オーバヘッドS7は、以下の式(16)を用いて算出す
る。
【0042】
オーバーヘッドS7=(直接労務レートS5+製造間接レートS6)×オーバ
ヘッド係数S26 ・・・(16)
=(189+85)×0.3
=82.2
≒82(円/分)
一般管理レートS8は、以下の式(17)を用いて算出
する。
する。
【0043】
一般管理費レートS8=(土地レートS2+建物レートS3+機器レートS4
+直接労務レートS5+製造間接レートS6+オーバヘッドレートS7)×一般
管理費係数S27 ・・・(17)
=(3+7+144+189+85+82)×0.07
=35.7
≒36(円/分)
そして、上述の如く算出した土地レートS2および建物
レートS3および機器レートS4に基づいて、前述した
式(7)を用いてマシンレートR1を算出する。又、上
述の如く算出した直接労務レートS5,製造間接レート
S6およびオーバヘッドレートS7に基づいて、前述し
た式(8)を用いてアワーレートS1を算出する。更
に、営業技術レートS8,一般管理費レートS9および
運転金利レートS10に基づいて、前述した式(9)を
用いて管理レートR3を算出するのであるが、本実施形
態においては、営業技術レートS8および運転金利レー
トS9については用いないので、一般管理費レートS8
を管理レートR3としてそのまま使用する。
レートS3および機器レートS4に基づいて、前述した
式(7)を用いてマシンレートR1を算出する。又、上
述の如く算出した直接労務レートS5,製造間接レート
S6およびオーバヘッドレートS7に基づいて、前述し
た式(8)を用いてアワーレートS1を算出する。更
に、営業技術レートS8,一般管理費レートS9および
運転金利レートS10に基づいて、前述した式(9)を
用いて管理レートR3を算出するのであるが、本実施形
態においては、営業技術レートS8および運転金利レー
トS9については用いないので、一般管理費レートS8
を管理レートR3としてそのまま使用する。
【0044】また、標準アワーレートH1は、上述した
式(6),(7),(8)および(9)により、以下に
示す式(18)を用いて算出することができる。 標準アワーレートH1=土地レートS2+建物レートS3+機器レートS4+ 直接労務レートS5+製造間接レートS6+オーバヘッドレートS7+一般管理 費レートS8 ・・・(18) =3+7+144+189+85+82+36 =546(円/分) また、本採算管理システム1においては、その製品が最
終的に使用される製品の市況を複数の段階(本実施形態
では、S,A,B,C,Dの5段階)に区分(受注区
分)し、これらの市況に応じて複数種類(本実施形態で
は5種類)の標準アワーレートを予めそなえている。そ
して、本採算管理システム1においては、これら複数種
類の標準アワーレートを算出するために、マシンレー
ト,マンレートおよび管理レートの算出に使用する各種
の数値も、それらの段階に合わせて複数用意している。
式(6),(7),(8)および(9)により、以下に
示す式(18)を用いて算出することができる。 標準アワーレートH1=土地レートS2+建物レートS3+機器レートS4+ 直接労務レートS5+製造間接レートS6+オーバヘッドレートS7+一般管理 費レートS8 ・・・(18) =3+7+144+189+85+82+36 =546(円/分) また、本採算管理システム1においては、その製品が最
終的に使用される製品の市況を複数の段階(本実施形態
では、S,A,B,C,Dの5段階)に区分(受注区
分)し、これらの市況に応じて複数種類(本実施形態で
は5種類)の標準アワーレートを予めそなえている。そ
して、本採算管理システム1においては、これら複数種
類の標準アワーレートを算出するために、マシンレー
ト,マンレートおよび管理レートの算出に使用する各種
の数値も、それらの段階に合わせて複数用意している。
【0045】図6は本発明の一実施形態の採算管理シス
テム1における受注区分とマシンレートの算出に用いら
れる種々の情報(数値)との関係を示す図、図7は本採
算管理システム1における受注区分とマンレートの算出
に用いられる種々の情報(数値)との関係を示す図、図
8は本採算管理システム1における受注区分と管理レー
トの算出に用いられる種々の情報(数値)との関係を示
す図である。
テム1における受注区分とマシンレートの算出に用いら
れる種々の情報(数値)との関係を示す図、図7は本採
算管理システム1における受注区分とマンレートの算出
に用いられる種々の情報(数値)との関係を示す図、図
8は本採算管理システム1における受注区分と管理レー
トの算出に用いられる種々の情報(数値)との関係を示
す図である。
【0046】受注区分Sは、その製品が最終的に使用さ
れる製品が、例えば、特許権等によって守られており、
市場において独占的に販売されているもの,ファッショ
ン性ヒット商品,ニーズが法律等によって強制されてお
り供給力不足のもの,プロジェクト関連であって、短期
回収が是認されているもの,軍需製品等の税金によって
購入費用が負担されるもの等が該当する。
れる製品が、例えば、特許権等によって守られており、
市場において独占的に販売されているもの,ファッショ
ン性ヒット商品,ニーズが法律等によって強制されてお
り供給力不足のもの,プロジェクト関連であって、短期
回収が是認されているもの,軍需製品等の税金によって
購入費用が負担されるもの等が該当する。
【0047】受注区分Aは、その製品が最終的に使用さ
れる製品が、例えば、商品生命力が上向きであり且つ市
場において競合する商品が少ないものや、残存者利益が
ある独占商品等が該当する。受注区分Bは、その製品が
最終的に使用される製品が、成熟商品であるが市場にお
いて競合する商品がそれほど多くない商品や、商品生命
力が上向きであって且つ市場において競合が多いもの等
が該当する。
れる製品が、例えば、商品生命力が上向きであり且つ市
場において競合する商品が少ないものや、残存者利益が
ある独占商品等が該当する。受注区分Bは、その製品が
最終的に使用される製品が、成熟商品であるが市場にお
いて競合する商品がそれほど多くない商品や、商品生命
力が上向きであって且つ市場において競合が多いもの等
が該当する。
【0048】受注区分Cは、その製品が最終的に使用さ
れる製品が、成熟商品であって且つ市場における競合が
厳しいものや、競合として低賃金国生産品が参入してい
るもの等が該当する。受注区分Dは、その製品が最終的
に使用される製品が、衰退商品であって且つ競合が残存
しているものや、成熟商品であって且つ市場において後
進国からの輸入ルートが確立しているもの等が該当す
る。
れる製品が、成熟商品であって且つ市場における競合が
厳しいものや、競合として低賃金国生産品が参入してい
るもの等が該当する。受注区分Dは、その製品が最終的
に使用される製品が、衰退商品であって且つ競合が残存
しているものや、成熟商品であって且つ市場において後
進国からの輸入ルートが確立しているもの等が該当す
る。
【0049】そして、本採算管理システム1において
は、上述した各受注区分について、予め、アワーレート
の算出に用いる種々の数値を、図6〜図8に示すように
設定している。以下、受注区分Bの場合を例として説明
する。図6に示すように、マシンレートにおいて、建物
レートS3の算出に際して、基準値としてその建物の取
得価格を用いるほか、耐用年数Nとして法定耐用年数を
用いたり、金利Iとして管理利回りを用いたりする。
又、税・保険負担率として2.0×2/3(%)を用い
るほか、建屋の修繕費負担率として1.5(%)を用い
るようになっている。更に、土地レートS2の算出に際
して、基準値として地方工業用地時価を用いたり、金利
Iとして管理金利を用いたりするようになっている。
又、機器レートS4の算出に際して、基準値として取得
価格を用いるほか、耐用年数Nに法定耐用年数を用いた
り、金利Iとして管理利回りを用いたりするようになっ
ている。更に、税・保険負担率として2.0×2/3
(%)を用いるほか、機器の修繕費負担率として3.0
(%)を用いるようになっている。
は、上述した各受注区分について、予め、アワーレート
の算出に用いる種々の数値を、図6〜図8に示すように
設定している。以下、受注区分Bの場合を例として説明
する。図6に示すように、マシンレートにおいて、建物
レートS3の算出に際して、基準値としてその建物の取
得価格を用いるほか、耐用年数Nとして法定耐用年数を
用いたり、金利Iとして管理利回りを用いたりする。
又、税・保険負担率として2.0×2/3(%)を用い
るほか、建屋の修繕費負担率として1.5(%)を用い
るようになっている。更に、土地レートS2の算出に際
して、基準値として地方工業用地時価を用いたり、金利
Iとして管理金利を用いたりするようになっている。
又、機器レートS4の算出に際して、基準値として取得
価格を用いるほか、耐用年数Nに法定耐用年数を用いた
り、金利Iとして管理利回りを用いたりするようになっ
ている。更に、税・保険負担率として2.0×2/3
(%)を用いるほか、機器の修繕費負担率として3.0
(%)を用いるようになっている。
【0050】また、本採算管理システム1においては、
社員の職務レベル(等級)に応じて労務費が変わるよう
になっており、予め、例えば、派遣社員,3級職社員,
4級職社員,5級職社員および6級職社員に対して、そ
れぞれ労務費を、250000円,312000円,3
92000円,450000円,507000円と設定
している。
社員の職務レベル(等級)に応じて労務費が変わるよう
になっており、予め、例えば、派遣社員,3級職社員,
4級職社員,5級職社員および6級職社員に対して、そ
れぞれ労務費を、250000円,312000円,3
92000円,450000円,507000円と設定
している。
【0051】そして、マンレートにおいては、直接労務
レートS5の算出に際して、図7に示すように、4級職
社員の労務費(312000円)を用いるほか、労務費
単価S23を、正社員(4級職社員)が85%で派遣社
員が15%という人材構成(比率)として算出するよう
になっている。なお、組立工程については、4級社員と
派遣社員との比率が50%ずつであるとして労務費単価
S23を算出する。
レートS5の算出に際して、図7に示すように、4級職
社員の労務費(312000円)を用いるほか、労務費
単価S23を、正社員(4級職社員)が85%で派遣社
員が15%という人材構成(比率)として算出するよう
になっている。なお、組立工程については、4級社員と
派遣社員との比率が50%ずつであるとして労務費単価
S23を算出する。
【0052】さらに、製造間接レートS6の算出に際し
ては、工場全体の直接人数に対する当該業務従事者比率
×1.5(属人経費比率(場所代を含む消耗品費等))
として算出するようになっている。また、オーバーヘッ
ドレートS7の算出に際しては、図7に示すように、
(直接労務レートS5+製造間接レートS6)×オーバ
ーヘッド係数(管理職労務費比率)S26を算出するこ
とによって求めるようになっており、更に、これらの計
算を事業部別と全社平均とでそれぞれ行ない、いずれか
低い方の値を採用するようになっている。
ては、工場全体の直接人数に対する当該業務従事者比率
×1.5(属人経費比率(場所代を含む消耗品費等))
として算出するようになっている。また、オーバーヘッ
ドレートS7の算出に際しては、図7に示すように、
(直接労務レートS5+製造間接レートS6)×オーバ
ーヘッド係数(管理職労務費比率)S26を算出するこ
とによって求めるようになっており、更に、これらの計
算を事業部別と全社平均とでそれぞれ行ない、いずれか
低い方の値を採用するようになっている。
【0053】さらに、一般管理費レートS8の算出に際
しては、図8に示すように一般管理係数S27として7
%を用いるようになっている。なお、例えば、(売上高
×当社の経費比率)を営業技術レートとして管理レート
R3に加えてもよい。そして、受注区分B以外の受注区
分S,A,C,D,についても、上述した受注区分Bの
場合と同様に、図6〜図8中に示される各値等を参照し
て、各製造ラインについてそれぞれ標準アワーレートを
算出し、アワーレートマスタ10に記録するようになっ
ている。
しては、図8に示すように一般管理係数S27として7
%を用いるようになっている。なお、例えば、(売上高
×当社の経費比率)を営業技術レートとして管理レート
R3に加えてもよい。そして、受注区分B以外の受注区
分S,A,C,D,についても、上述した受注区分Bの
場合と同様に、図6〜図8中に示される各値等を参照し
て、各製造ラインについてそれぞれ標準アワーレートを
算出し、アワーレートマスタ10に記録するようになっ
ている。
【0054】すなわち、アワーレートマスタ10には、
各製造ラインに対して、受注区分S,A,B,C,Dに
対応する標準アワーレートがそれぞれ保存される。例え
ば、製造ラインが10ラインある場合には、10(製造
ラインの数)×5(受注区分の種類)=50個の標準ア
ワーレートがアワーレートマスタ10に保存されるよう
になっている。
各製造ラインに対して、受注区分S,A,B,C,Dに
対応する標準アワーレートがそれぞれ保存される。例え
ば、製造ラインが10ラインある場合には、10(製造
ラインの数)×5(受注区分の種類)=50個の標準ア
ワーレートがアワーレートマスタ10に保存されるよう
になっている。
【0055】図9は本発明の一実施形態としての採算管
理システム1におけるアワーレートマスタ10の構成例
を示す図である。アワーレートは、この図9に示すよう
に、単価マスタ80に登録される原価情報(図3参照)
とほぼ同様の構成でアワーレートマスタ10に保存され
るようになっている。そして、上述したように本採算管
理システム1においては、アワーレートは、製品を構成
する部品の一つとして取り扱われる。
理システム1におけるアワーレートマスタ10の構成例
を示す図である。アワーレートは、この図9に示すよう
に、単価マスタ80に登録される原価情報(図3参照)
とほぼ同様の構成でアワーレートマスタ10に保存され
るようになっている。そして、上述したように本採算管
理システム1においては、アワーレートは、製品を構成
する部品の一つとして取り扱われる。
【0056】アワーレートマスタ10は、図9に示すよ
うに、事業部コード,部品コード,部品名,取引先区分
コード,取引先コード,取引先名称,単位コード,単位
名,単価1,単価2,単価3,発行日,失効日およびS
TRAC科目コードを相互に関連付けることにより構成
されている。なお、図中、既述の項目と同一の項目は同
一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な
説明は省略する。又、図9は受注ランクBについてのア
ワーレートの例を示している。
うに、事業部コード,部品コード,部品名,取引先区分
コード,取引先コード,取引先名称,単位コード,単位
名,単価1,単価2,単価3,発行日,失効日およびS
TRAC科目コードを相互に関連付けることにより構成
されている。なお、図中、既述の項目と同一の項目は同
一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な
説明は省略する。又、図9は受注ランクBについてのア
ワーレートの例を示している。
【0057】アワーレートマスタ10においては、部品
コードは、製造ラインを特定するために予め設定した情
報(コード)であり、本実施形態においては、個々の製
造ラインをこの部品コードを用いて識別することによ
り、製品を構成する部品と同様にアワーレートを取り扱
うようになっている。なお、本実施形態においては、ア
ワーレートの単位としては「円/分」が用いられている
ので、アワーレートマスタDB10においては、単位名
には「円/分」が入力され、又、単位コードには単位
「円/分」を特定するために予め設定した情報(コー
ド)が入力される。
コードは、製造ラインを特定するために予め設定した情
報(コード)であり、本実施形態においては、個々の製
造ラインをこの部品コードを用いて識別することによ
り、製品を構成する部品と同様にアワーレートを取り扱
うようになっている。なお、本実施形態においては、ア
ワーレートの単位としては「円/分」が用いられている
ので、アワーレートマスタDB10においては、単位名
には「円/分」が入力され、又、単位コードには単位
「円/分」を特定するために予め設定した情報(コー
ド)が入力される。
【0058】単位1には市価アワーレートが、又、単位
2には標準アワーレートが、更に、単位3には実績アワ
ーレートがそれぞれ入力されるようになっている。そし
て、本採算管理システム1においては、利用者は、例え
ば、製品についての市況に応じて想定稼働率を設定し、
この想定稼働率に合わせて受注区分を設定することがで
きる。例えば、想定稼働率=60%の場合には受注区分
Sを、想定稼働率=70%の場合には受注区分Aを、想
定稼働率=80%の場合には受注区分Bを、想定稼働率
=90%の場合には受注区分Cを、想定稼働率=100
%の場合には受注区分Dをそれぞれ選択することができ
る。
2には標準アワーレートが、更に、単位3には実績アワ
ーレートがそれぞれ入力されるようになっている。そし
て、本採算管理システム1においては、利用者は、例え
ば、製品についての市況に応じて想定稼働率を設定し、
この想定稼働率に合わせて受注区分を設定することがで
きる。例えば、想定稼働率=60%の場合には受注区分
Sを、想定稼働率=70%の場合には受注区分Aを、想
定稼働率=80%の場合には受注区分Bを、想定稼働率
=90%の場合には受注区分Cを、想定稼働率=100
%の場合には受注区分Dをそれぞれ選択することができ
る。
【0059】品目マスタ130は、製品(品目)に関す
る情報を記録するものであって、例えば、コンピュータ
システムにおける記憶装置(例えばハードディスク等;
図示省略)に形成されるようになっている。図10は本
発明の一実施形態としての採算管理システム1における
品目マスタ130の構成例を示す図である。品目マスタ
130は、図10に示すように、事業部コード,品目コ
ード,品目名,製品群(工法)コード,製品群(分野)
コード,STRAC科目コード,品目分類コード,品目
分類名および担当者コードを互いに関連付けることによ
り構成されている。
る情報を記録するものであって、例えば、コンピュータ
システムにおける記憶装置(例えばハードディスク等;
図示省略)に形成されるようになっている。図10は本
発明の一実施形態としての採算管理システム1における
品目マスタ130の構成例を示す図である。品目マスタ
130は、図10に示すように、事業部コード,品目コ
ード,品目名,製品群(工法)コード,製品群(分野)
コード,STRAC科目コード,品目分類コード,品目
分類名および担当者コードを互いに関連付けることによ
り構成されている。
【0060】品目名は製品の名称であり、品目コードは
その製品を特定するために予め設定された情報(コー
ド)である。製品群(工法)コードはその製品を工法別
の製品群によって分類するために予め設定された情報
(コード)であり、製品群(分野)コードはその製品を
分野別の製品群(例えば、真空成型品等の分類)によっ
て分類するために予め設定された情報(コード)であ
る。又、品目分類名はその製品の分類の名称であり、品
目分類コードはその品目分類名を特定するために予め設
定された情報(コード)である。担当者コードは、その
製品を扱う担当者を識別するために予め設定した情報
(コード)である。なお、これらの情報は、品目マスタ
130に予め登録されるようになっている。
その製品を特定するために予め設定された情報(コー
ド)である。製品群(工法)コードはその製品を工法別
の製品群によって分類するために予め設定された情報
(コード)であり、製品群(分野)コードはその製品を
分野別の製品群(例えば、真空成型品等の分類)によっ
て分類するために予め設定された情報(コード)であ
る。又、品目分類名はその製品の分類の名称であり、品
目分類コードはその品目分類名を特定するために予め設
定された情報(コード)である。担当者コードは、その
製品を扱う担当者を識別するために予め設定した情報
(コード)である。なお、これらの情報は、品目マスタ
130に予め登録されるようになっている。
【0061】製品Vマスタ(変動費情報記憶部)20
は、製品の製造原価を変動費として記録するものであっ
て、製品を構成する部品とアワーレートとについて、そ
の単価や員数等を管理するものである。この製品Vマス
タ20は、アワーレートマスタ10,単価マスタ80お
よび構成マスタ90に登録された情報を組み合わせるこ
とによって作成されるようになっており、これにより、
後述する製品STRAC作成部100が、製品の製造原
価を迅速に取得して製品STRAC30を作成すること
ができる。
は、製品の製造原価を変動費として記録するものであっ
て、製品を構成する部品とアワーレートとについて、そ
の単価や員数等を管理するものである。この製品Vマス
タ20は、アワーレートマスタ10,単価マスタ80お
よび構成マスタ90に登録された情報を組み合わせるこ
とによって作成されるようになっており、これにより、
後述する製品STRAC作成部100が、製品の製造原
価を迅速に取得して製品STRAC30を作成すること
ができる。
【0062】図11は本発明の一実施形態としての採算
管理システム1における製品Vマスタ20の構成例を示
す図であって、品目名がミラーキャビネットという製品
を例として示すものである。製品Vマスタ20は、この
図11に示すように、事業部コード,品目コード,品目
名,部品コード,部品名,員数,単価1,金額1,合計
金額1,単価2,金額2,合計金額2,単価3,金額3
および合計金額3によって構成されている。なお、図1
1においては、1つの表として構成された製品Vマスタ
20を、便宜上、2列に分割して示している。
管理システム1における製品Vマスタ20の構成例を示
す図であって、品目名がミラーキャビネットという製品
を例として示すものである。製品Vマスタ20は、この
図11に示すように、事業部コード,品目コード,品目
名,部品コード,部品名,員数,単価1,金額1,合計
金額1,単価2,金額2,合計金額2,単価3,金額3
および合計金額3によって構成されている。なお、図1
1においては、1つの表として構成された製品Vマスタ
20を、便宜上、2列に分割して示している。
【0063】部品名は製品を構成する部品の名称であ
る。又、部品コードはその部品を特定するために予め設
定された情報(コード)であり、これらの部品名および
部品コードは単価マスタ80(図2参照)における部品
名および部品コードと同様である。員数は1つの製品を
製造するために要するその部品の使用数である。単価1
はその部品の単価(部品単価)であって、通常、単価マ
スタ80における単価1の値が入力されるようになって
いる。金額1は単価1に員数を乗算することによって算
出された値であり、合計金額1はその製品を構成する部
品の金額の総和であって製品の単価を示すものである。
る。又、部品コードはその部品を特定するために予め設
定された情報(コード)であり、これらの部品名および
部品コードは単価マスタ80(図2参照)における部品
名および部品コードと同様である。員数は1つの製品を
製造するために要するその部品の使用数である。単価1
はその部品の単価(部品単価)であって、通常、単価マ
スタ80における単価1の値が入力されるようになって
いる。金額1は単価1に員数を乗算することによって算
出された値であり、合計金額1はその製品を構成する部
品の金額の総和であって製品の単価を示すものである。
【0064】また、アワーレート以外の部品について
は、単価2,単価3,金額2,金額3合計金額2および
合計金額3は利用しない。本実施形態においては、便宜
上、単価2および単価3には単価1と同じ金額を、金額
2および金額3には金額1と同じ金額を、又、合計金額
2および合計金額3には合計金額1と同じ金額をそれぞ
れ入力されている。
は、単価2,単価3,金額2,金額3合計金額2および
合計金額3は利用しない。本実施形態においては、便宜
上、単価2および単価3には単価1と同じ金額を、金額
2および金額3には金額1と同じ金額を、又、合計金額
2および合計金額3には合計金額1と同じ金額をそれぞ
れ入力されている。
【0065】アワーレートについては、単価1には市価
アワーレートが、単価2には標準アワーレート,単価3
には実績アワーレートがそれぞれ入力されるようになっ
ており、金額2,金額3,合計金額2および合計金額3
にはそれぞれ、これらの単価2および単価3に基づいて
算出された金額が入力されるようになっている。製品V
マスタ20においては、アワーレートが製品を構成する
部品の一つとして取り扱われている。例えば、図11に
示す例においては、ミラーキャビネット(品目コード:
GLC01)という製品は、鏡(部品コード:00
1),電源コード(部品コード:002),固定金具
(部品コード:003)およびサッシ(部品コード:0
04)をそなえるほか、アワーレートである真空成形レ
ート(部品コード:RB001),切断 NC加工レー
ト(部品コード:RB002)および組立加工レート
(部品コード:RB003)を構成部品としてそなえて
いる。
アワーレートが、単価2には標準アワーレート,単価3
には実績アワーレートがそれぞれ入力されるようになっ
ており、金額2,金額3,合計金額2および合計金額3
にはそれぞれ、これらの単価2および単価3に基づいて
算出された金額が入力されるようになっている。製品V
マスタ20においては、アワーレートが製品を構成する
部品の一つとして取り扱われている。例えば、図11に
示す例においては、ミラーキャビネット(品目コード:
GLC01)という製品は、鏡(部品コード:00
1),電源コード(部品コード:002),固定金具
(部品コード:003)およびサッシ(部品コード:0
04)をそなえるほか、アワーレートである真空成形レ
ート(部品コード:RB001),切断 NC加工レー
ト(部品コード:RB002)および組立加工レート
(部品コード:RB003)を構成部品としてそなえて
いる。
【0066】また、製品Vマスタ20においては、アワ
ーレートに対する員数として、その部品の製造に要する
時間(単位:分)が入力されるようになっている。な
お、その部品を使用して製造される製品の販売先(以
下、取引先という場合もある)毎に異なるアワーレート
をそれぞれ設定することもできる。製品Vマスタ作成部
110は、アワーレートマスタ10,単価マスタ80,
構成マスタ90および品目マスタ130に記録された情
報に基づいて製品Vマスタ20を作成するものである。
ーレートに対する員数として、その部品の製造に要する
時間(単位:分)が入力されるようになっている。な
お、その部品を使用して製造される製品の販売先(以
下、取引先という場合もある)毎に異なるアワーレート
をそれぞれ設定することもできる。製品Vマスタ作成部
110は、アワーレートマスタ10,単価マスタ80,
構成マスタ90および品目マスタ130に記録された情
報に基づいて製品Vマスタ20を作成するものである。
【0067】なお、製品Vマスタ作成部110は、利用
者による入力に基づいて、STRACサーバ40が採算
情報の算出を行なう度(すなわち、利用者によって採算
管理の要求が行なわれる度)に製品Vマスタ20を作成
してもよく、又、アワーレートマスタ10や、単価マス
タ80,構成マスタ90,品目マスタ130のうちの少
なくともいずれか1つが更新された場合等に製品Vマス
タ20を作成してもよい。
者による入力に基づいて、STRACサーバ40が採算
情報の算出を行なう度(すなわち、利用者によって採算
管理の要求が行なわれる度)に製品Vマスタ20を作成
してもよく、又、アワーレートマスタ10や、単価マス
タ80,構成マスタ90,品目マスタ130のうちの少
なくともいずれか1つが更新された場合等に製品Vマス
タ20を作成してもよい。
【0068】ここで、製品Vマスタ作成部110が、利
用者によって採算管理の要求が行なわれる度に製品Vマ
スタ20を作成する場合には、STRACサーバ40
が、利用者から採算情報の集計の要求を受けた時点で、
製品Vマスタ作成部110に対して製品Vマスタ20を
作成させるべく通知(指示)を行なうことが望ましい。
販売情報取得部140は、製品の販売に関する情報を取
得するものであって、例えば、本採算管理システム1の
外部の売上管理システム(図示省略)等から、売上(販
売)に関する情報を取得し、製品STRAC作成部10
0に渡すようになっている。ここで、製品の販売に関す
る情報(製品売上情報)としては、例えば、販売された
製品を特定するための情報(例えば、製品番号や製品名
等)や、その販売個数(数量),金額(売単価,売上金
額),販売先(得意先コード,得意先名)等である。
用者によって採算管理の要求が行なわれる度に製品Vマ
スタ20を作成する場合には、STRACサーバ40
が、利用者から採算情報の集計の要求を受けた時点で、
製品Vマスタ作成部110に対して製品Vマスタ20を
作成させるべく通知(指示)を行なうことが望ましい。
販売情報取得部140は、製品の販売に関する情報を取
得するものであって、例えば、本採算管理システム1の
外部の売上管理システム(図示省略)等から、売上(販
売)に関する情報を取得し、製品STRAC作成部10
0に渡すようになっている。ここで、製品の販売に関す
る情報(製品売上情報)としては、例えば、販売された
製品を特定するための情報(例えば、製品番号や製品名
等)や、その販売個数(数量),金額(売単価,売上金
額),販売先(得意先コード,得意先名)等である。
【0069】製品STRAC作成部100は、後述する
製品STRAC30を作成するものであって、販売情報
取得部140によって取得された製品の販売情報と製品
Vマスタ20に記録された情報とに基づいて製品STR
AC30を作成するようになっている。具体的には、製
品STRAC作成部100は、販売された製品につい
て、その販売に関する情報と、その製品を構成する部品
の原価情報(仕入原価及びアワーレート)とを関連付け
ることにより製品STRAC30を作成するようになっ
ている。
製品STRAC30を作成するものであって、販売情報
取得部140によって取得された製品の販売情報と製品
Vマスタ20に記録された情報とに基づいて製品STR
AC30を作成するようになっている。具体的には、製
品STRAC作成部100は、販売された製品につい
て、その販売に関する情報と、その製品を構成する部品
の原価情報(仕入原価及びアワーレート)とを関連付け
ることにより製品STRAC30を作成するようになっ
ている。
【0070】また、製品STRAC作成部100は、製
品STRAC30の作成に際して、前述した式(1)お
よび式(2)を用いて粗利単価Mや粗利額MQを算出
し、これらの算出した粗利単価Mや粗利額MQを製品S
TRAC30に入力するようになっている。図12は本
発明の一実施形態としての採算管理システム1における
製品STRAC30の構成例を示す図である。なお、こ
の図12に示す例においては、上述したミラーキャビネ
ット(品目コード:GLC01)についての、販売に関
する情報および製造原価に関する情報を示している。
又、この図12においては、1つの表として構成された
製品STRAC30を、便宜上、4列に分割して示して
いる。製品STRAC30は、採算の判断に用いられる
各種の情報を記録するものであり、製品STRAC作成
部100によって作成され、製品の販売に関する情報
(少なくとも販売した製品の販売価格および販売個数;
以下、売上情報という場合もある)と、その販売された
製品の製造原価に関する情報(製品を構成する部品の原
価情報およびアワーレート)とを対応させて記憶するも
のである。
品STRAC30の作成に際して、前述した式(1)お
よび式(2)を用いて粗利単価Mや粗利額MQを算出
し、これらの算出した粗利単価Mや粗利額MQを製品S
TRAC30に入力するようになっている。図12は本
発明の一実施形態としての採算管理システム1における
製品STRAC30の構成例を示す図である。なお、こ
の図12に示す例においては、上述したミラーキャビネ
ット(品目コード:GLC01)についての、販売に関
する情報および製造原価に関する情報を示している。
又、この図12においては、1つの表として構成された
製品STRAC30を、便宜上、4列に分割して示して
いる。製品STRAC30は、採算の判断に用いられる
各種の情報を記録するものであり、製品STRAC作成
部100によって作成され、製品の販売に関する情報
(少なくとも販売した製品の販売価格および販売個数;
以下、売上情報という場合もある)と、その販売された
製品の製造原価に関する情報(製品を構成する部品の原
価情報およびアワーレート)とを対応させて記憶するも
のである。
【0071】製品STRAC30は、図12に示すよう
に、販売された製品を構成する全ての部品およびアワー
レートについて、事業部コード,事業部名称,出荷日,
計上日,品目コード,商品名称,製品群(加工法コー
ド),製品群(加工法名称),製品群(分野コード),
製品群(分野名称),売上種別,数量(重量),単位,
売単価,売上金額,得意先コード,得意先名称,部品コ
ード,部品名,仕入種別,原価コード(STRAC科
目),原価名称,原価単価1,原価金額1,粗利単価
1,粗利金額1,原価単価2,原価金額2,粗利単価
2,粗利金額2,原価単価3,原価金額3,粗利単価3
および粗利金額3からなる情報群を相互に関連付けた一
つの列(ライン)として構成されたテーブルとして構成
されている。なお、図中、既述の項目と同一の項目は同
一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な
説明は省略する。
に、販売された製品を構成する全ての部品およびアワー
レートについて、事業部コード,事業部名称,出荷日,
計上日,品目コード,商品名称,製品群(加工法コー
ド),製品群(加工法名称),製品群(分野コード),
製品群(分野名称),売上種別,数量(重量),単位,
売単価,売上金額,得意先コード,得意先名称,部品コ
ード,部品名,仕入種別,原価コード(STRAC科
目),原価名称,原価単価1,原価金額1,粗利単価
1,粗利金額1,原価単価2,原価金額2,粗利単価
2,粗利金額2,原価単価3,原価金額3,粗利単価3
および粗利金額3からなる情報群を相互に関連付けた一
つの列(ライン)として構成されたテーブルとして構成
されている。なお、図中、既述の項目と同一の項目は同
一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な
説明は省略する。
【0072】事業部名称は、事業部コードによって特定
される事業部や工場の名称であり、出荷日はその製品の
出荷日である。計上日はその売上を計上する(もしくは
計上した)日である。商品名称はその製品の販売時の名
称であって、基本的には品目名と同じである。製品群
(加工法名称)は、例えば、押出成形,射出成形,吸引
成形等の、製品等の製造に用いられる加工法の名称であ
り、製品群(加工法コード)は、その加工法を特定する
ために予め設定された情報(コード)である。製品群
(分野名称)は、例えば、住宅関連,自動車部品等のそ
の製品の適用分野の名称であり、製品群(分野コード)
は、その分野を特定するために予め設定された情報(コ
ード)である。
される事業部や工場の名称であり、出荷日はその製品の
出荷日である。計上日はその売上を計上する(もしくは
計上した)日である。商品名称はその製品の販売時の名
称であって、基本的には品目名と同じである。製品群
(加工法名称)は、例えば、押出成形,射出成形,吸引
成形等の、製品等の製造に用いられる加工法の名称であ
り、製品群(加工法コード)は、その加工法を特定する
ために予め設定された情報(コード)である。製品群
(分野名称)は、例えば、住宅関連,自動車部品等のそ
の製品の適用分野の名称であり、製品群(分野コード)
は、その分野を特定するために予め設定された情報(コ
ード)である。
【0073】売上種別は、例えば、外部,内部,社内等
の販売先を区別するために予め設定した情報(コード
等)である。数量(重量)は、その製品の販売数(もし
くは重量)であり、単位はその製品の販売単位である。
売単価は販売価格であり、売上金額は売単価に数量を乗
算したものである。又、得意先名称はその製品の販売先
の名称であり、得意先コードはその販売先を特定するた
めの情報(コード)である。
の販売先を区別するために予め設定した情報(コード
等)である。数量(重量)は、その製品の販売数(もし
くは重量)であり、単位はその製品の販売単位である。
売単価は販売価格であり、売上金額は売単価に数量を乗
算したものである。又、得意先名称はその製品の販売先
の名称であり、得意先コードはその販売先を特定するた
めの情報(コード)である。
【0074】仕入種別は、例えば、外部,内部,社内等
の仕入元を区別するための情報(コード等)である。原
価名称は、その部品について会計上の分類を行なうため
に予め設定した原価の種類の名称であり、原価コード
(STRAC科目)は、その原価の種類を特定するため
の情報(コード)であって、先述したSTRAC科目で
ある。
の仕入元を区別するための情報(コード等)である。原
価名称は、その部品について会計上の分類を行なうため
に予め設定した原価の種類の名称であり、原価コード
(STRAC科目)は、その原価の種類を特定するため
の情報(コード)であって、先述したSTRAC科目で
ある。
【0075】部品については、原価単価1に、単価マス
タ80における「単価1」の金額が入力され、原価金額
1には原価単価1に数量を乗算した結果が入力される。
又、粗利単価1には、売単価から原価単価1を減算した
結果が入力され、粗利金額1には、粗利単価に数量を乗
算した結果が入力される。一方、アワーレートについて
は、原価単価1,原価金額1,粗利単価1,粗利金額
2,原価単価2,原価金額2,粗利単価2,粗利金額
2,原価単価3,原価金額3,粗利単価3および粗利金
額3に、以下のような情報が入力される。
タ80における「単価1」の金額が入力され、原価金額
1には原価単価1に数量を乗算した結果が入力される。
又、粗利単価1には、売単価から原価単価1を減算した
結果が入力され、粗利金額1には、粗利単価に数量を乗
算した結果が入力される。一方、アワーレートについて
は、原価単価1,原価金額1,粗利単価1,粗利金額
2,原価単価2,原価金額2,粗利単価2,粗利金額
2,原価単価3,原価金額3,粗利単価3および粗利金
額3に、以下のような情報が入力される。
【0076】原価単価2,原価金額2,粗利単価2およ
び粗利金額2は、それぞれ標準アワーレートに関する情
報であって、原価単価2には、アワーレートマスタ10
に登録されたアワーレートにおける単価2が入力される
ようになっている。原価金額2は単価2に数量を乗算し
たものであり、粗利単価2は、売単価から粗利金額2を
減算したものである。又、粗利金額2はこの粗利単価2
に数量を乗算したものである。
び粗利金額2は、それぞれ標準アワーレートに関する情
報であって、原価単価2には、アワーレートマスタ10
に登録されたアワーレートにおける単価2が入力される
ようになっている。原価金額2は単価2に数量を乗算し
たものであり、粗利単価2は、売単価から粗利金額2を
減算したものである。又、粗利金額2はこの粗利単価2
に数量を乗算したものである。
【0077】また、原価単価1,原価金額1,粗利単価
1および粗利金額1は、それぞれ市価アワーレートに関
する情報であって、原価単価1には、アワーレートマス
タ10に登録されたアワーレートにおける単価1が入力
されるようになっている。原価金額1は単価1に数量を
乗算したものであり、粗利単価1は、売単価から粗利金
額1を減算したものである。又、粗利金額1はこの粗利
単価1に数量を乗算したものである。
1および粗利金額1は、それぞれ市価アワーレートに関
する情報であって、原価単価1には、アワーレートマス
タ10に登録されたアワーレートにおける単価1が入力
されるようになっている。原価金額1は単価1に数量を
乗算したものであり、粗利単価1は、売単価から粗利金
額1を減算したものである。又、粗利金額1はこの粗利
単価1に数量を乗算したものである。
【0078】同様に、原価単価3,原価金額3,粗利単
価3および粗利金額3は、それぞれ実績アワーレートに
関する情報であって、原価単価3には、アワーレートマ
スタ10に登録されたアワーレートにおける単価3が入
力されるようになっている。原価金額3は単価3に数量
を乗算したものであり、粗利単価3は、売単価から粗利
金額3を減算したものである。又、粗利金額3はこの粗
利単価2に数量を乗算したものである。
価3および粗利金額3は、それぞれ実績アワーレートに
関する情報であって、原価単価3には、アワーレートマ
スタ10に登録されたアワーレートにおける単価3が入
力されるようになっている。原価金額3は単価3に数量
を乗算したものであり、粗利単価3は、売単価から粗利
金額3を減算したものである。又、粗利金額3はこの粗
利単価2に数量を乗算したものである。
【0079】なお、アワーレートに関して、上述した、
原価単価1,原価金額1,粗利単価1,粗利金額1,原
価単価3,原価金額3,粗利単価3および粗利金額3の
各項目は必須ではなく必要に応じて入力すればよい。こ
れらの各項目に市価アワーレートや実績アワーレートに
関する金額を入力することにより、市価アワーレートや
実績アワーレートを市価アワーレートと比較して、取引
先との契約単価や、実際の財務会計に基づいて算出され
た工場経費についての採算をそれぞれ容易に評価するこ
とができる。
原価単価1,原価金額1,粗利単価1,粗利金額1,原
価単価3,原価金額3,粗利単価3および粗利金額3の
各項目は必須ではなく必要に応じて入力すればよい。こ
れらの各項目に市価アワーレートや実績アワーレートに
関する金額を入力することにより、市価アワーレートや
実績アワーレートを市価アワーレートと比較して、取引
先との契約単価や、実際の財務会計に基づいて算出され
た工場経費についての採算をそれぞれ容易に評価するこ
とができる。
【0080】また、上述した売上情報は、製品STRA
C作成部100によって、例えば、外部の生産管理シス
テム等において管理される製品売上情報等から取得され
るようになっている。固定費マスタ120は、利益Gを
算出するために用いられる固定費(図2参照)を記憶す
るものである。この固定費は、例えば、事業部毎や月度
毎,科目毎,加工法毎,分野毎,得意先毎等に予め設定
されるようになっている。
C作成部100によって、例えば、外部の生産管理シス
テム等において管理される製品売上情報等から取得され
るようになっている。固定費マスタ120は、利益Gを
算出するために用いられる固定費(図2参照)を記憶す
るものである。この固定費は、例えば、事業部毎や月度
毎,科目毎,加工法毎,分野毎,得意先毎等に予め設定
されるようになっている。
【0081】図13および図14はそれぞれ本発明の一
実施形態としての採算管理システム1における固定費マ
スタ120の例を示す図であり、図13は分野別の固定
費マスタ120の例を示す図、図14は工法別の固定費
マスタ120の例を示す図である。本実施形態において
は、固定費マスタ120は、図13や図14に示すよう
な加工法毎や分野毎に構成された複数種類のテーブルと
して固定費に関する情報を記録している。
実施形態としての採算管理システム1における固定費マ
スタ120の例を示す図であり、図13は分野別の固定
費マスタ120の例を示す図、図14は工法別の固定費
マスタ120の例を示す図である。本実施形態において
は、固定費マスタ120は、図13や図14に示すよう
な加工法毎や分野毎に構成された複数種類のテーブルと
して固定費に関する情報を記録している。
【0082】例えば、図13に示す分野別の固定費マス
タ120においては、埼玉事業部における2001年の
4月度の固定費が科目毎,分野毎に記録されており、図
14に示す分野別の固定費マスタ120においては、埼
玉事業部における2001年の4月度の固定費が科目
毎,工法毎に記録されている。STRACサーバ40
は、端末60から入力された採算情報集計条件(例え
ば、期間,事業部,分野,加工法,累計方法,得意先
(コード,名称),製品ランク等)に基づいて、製品S
TRAC30から必要な情報を収集(抽出)して集計す
ることによって、利用者が希望する採算情報を作成する
ものである。又、このSTRACサーバ40は、その集
計結果をウェブサーバ50に送信するようになってい
る。
タ120においては、埼玉事業部における2001年の
4月度の固定費が科目毎,分野毎に記録されており、図
14に示す分野別の固定費マスタ120においては、埼
玉事業部における2001年の4月度の固定費が科目
毎,工法毎に記録されている。STRACサーバ40
は、端末60から入力された採算情報集計条件(例え
ば、期間,事業部,分野,加工法,累計方法,得意先
(コード,名称),製品ランク等)に基づいて、製品S
TRAC30から必要な情報を収集(抽出)して集計す
ることによって、利用者が希望する採算情報を作成する
ものである。又、このSTRACサーバ40は、その集
計結果をウェブサーバ50に送信するようになってい
る。
【0083】また、STRACサーバ40が、固定費マ
スタ120から分野毎,工法毎等にそれぞれ設定された
固定費を必要に応じて取得し、前述した式(4)に基づ
いて、利益の算出を行なうようになっている。ウェブサ
ーバ50は、例えばインターネット上に配置されたサー
バシステムとして構成され、通信ネットワーク70を介
してSTRACサーバ40や端末60と通信可能に接続
されるようになっている。
スタ120から分野毎,工法毎等にそれぞれ設定された
固定費を必要に応じて取得し、前述した式(4)に基づ
いて、利益の算出を行なうようになっている。ウェブサ
ーバ50は、例えばインターネット上に配置されたサー
バシステムとして構成され、通信ネットワーク70を介
してSTRACサーバ40や端末60と通信可能に接続
されるようになっている。
【0084】このウェブサーバ50は、STRACサー
バ40によって集計された集計結果を、例えばHTML
形式等のウェブデータとして作成することにより端末6
0から閲覧可能なウェブページ(図17,図19,図2
0,図21,図22,図23,図24,図26,図2
7,図28,図29,図30,図31,図33,図3
4,図35,図37,図38参照)を作成したり、端末
60から種々の選択や採算情報集計条件を入力可能なウ
ェブページ(図15,図16,図18,図25,図3
2,図36参照)を提供したりするものである。
バ40によって集計された集計結果を、例えばHTML
形式等のウェブデータとして作成することにより端末6
0から閲覧可能なウェブページ(図17,図19,図2
0,図21,図22,図23,図24,図26,図2
7,図28,図29,図30,図31,図33,図3
4,図35,図37,図38参照)を作成したり、端末
60から種々の選択や採算情報集計条件を入力可能なウ
ェブページ(図15,図16,図18,図25,図3
2,図36参照)を提供したりするものである。
【0085】また、ウェブサーバ50は、CGI(Comm
on Gateway Interface:図示省略)とバックエンドプロ
グラム(ゲートウェイ:図示省略)とをそなえ、STR
ACサーバ40との間で種々のデータ(命令)のやりと
りを行なうようになっている。例えば、ウェブサーバ5
0は、選択や採算情報集計条件を入力可能なウェブペー
ジ(図15,図16,図18,図25,図32,図36
参照)において入力された情報(検索要求)を、CGI
およびバックエンドプログラムを介してSTRACサー
バ40に送信して、検索等を実行させるようになってい
る。又、これらの検索要求に対してSTRACサーバ4
0が検索した検索結果を、CGIおよびバックエンドプ
ログラムを介して取得して、端末60から閲覧可能なウ
ェブページ(図17,図19,図20,図21,図2
2,図23,図24,図26,図27,図28,図2
9,図30,図31,図33,図34,図35,図3
7,図38参照)として表示させるようになっている。
on Gateway Interface:図示省略)とバックエンドプロ
グラム(ゲートウェイ:図示省略)とをそなえ、STR
ACサーバ40との間で種々のデータ(命令)のやりと
りを行なうようになっている。例えば、ウェブサーバ5
0は、選択や採算情報集計条件を入力可能なウェブペー
ジ(図15,図16,図18,図25,図32,図36
参照)において入力された情報(検索要求)を、CGI
およびバックエンドプログラムを介してSTRACサー
バ40に送信して、検索等を実行させるようになってい
る。又、これらの検索要求に対してSTRACサーバ4
0が検索した検索結果を、CGIおよびバックエンドプ
ログラムを介して取得して、端末60から閲覧可能なウ
ェブページ(図17,図19,図20,図21,図2
2,図23,図24,図26,図27,図28,図2
9,図30,図31,図33,図34,図35,図3
7,図38参照)として表示させるようになっている。
【0086】さらに、本実施形態においては、採算情報
集計条件としては、例えば、製品別,製品群別,取引先
別,工法別,分野別,製造工程別,製造工場別,期間
別,担当者別等のうち少なくともいずれか一つの条件を
用いることができる。端末60は、上述した採算情報集
計条件を入力(選択)したり、その集計結果を表示させ
たりするためのものである。すなわち、この端末60
は、複数の採算情報集計条件の中から少なくとも1つ以
上の採算情報集計条件を選択する集計条件選択部として
機能し、更に、STRACサーバ(採算情報算出部)4
0によって算出された採算情報を表示する表示部として
も機能するようになっている。
集計条件としては、例えば、製品別,製品群別,取引先
別,工法別,分野別,製造工程別,製造工場別,期間
別,担当者別等のうち少なくともいずれか一つの条件を
用いることができる。端末60は、上述した採算情報集
計条件を入力(選択)したり、その集計結果を表示させ
たりするためのものである。すなわち、この端末60
は、複数の採算情報集計条件の中から少なくとも1つ以
上の採算情報集計条件を選択する集計条件選択部として
機能し、更に、STRACサーバ(採算情報算出部)4
0によって算出された採算情報を表示する表示部として
も機能するようになっている。
【0087】具体的には、端末60は、キーボードやマ
ウス,ディスプレイ装置,プリンタ等をそなえたコンピ
ュータシステム(PC:Personal Computer)によって
実現され、利用者は、キーボードやマウスを用いて採算
情報集計条件等の入力を行なったり、集計された採算情
報をディスプレイ装置に表示させたり、プリンタから印
刷させたりするようになっている。
ウス,ディスプレイ装置,プリンタ等をそなえたコンピ
ュータシステム(PC:Personal Computer)によって
実現され、利用者は、キーボードやマウスを用いて採算
情報集計条件等の入力を行なったり、集計された採算情
報をディスプレイ装置に表示させたり、プリンタから印
刷させたりするようになっている。
【0088】図15〜図38はそれぞれ本採算管理シス
テム1における端末60のディスプレイ装置の表示画面
の例を示す図である。なお、これらの表示画面(60
a,60b,60c,60d,60e,60f,60
g,60h,60i、60j,60k,60l,60
m,60n,60p,60q,60r,60s,60
t,60u,60v,60w,60x,60y)は、そ
れぞれウェブサーバ50によって作成され、端末60の
ディスプレイ装置に表示されるものである。
テム1における端末60のディスプレイ装置の表示画面
の例を示す図である。なお、これらの表示画面(60
a,60b,60c,60d,60e,60f,60
g,60h,60i、60j,60k,60l,60
m,60n,60p,60q,60r,60s,60
t,60u,60v,60w,60x,60y)は、そ
れぞれウェブサーバ50によって作成され、端末60の
ディスプレイ装置に表示されるものである。
【0089】図15は本採算管理システム1におけるメ
イン画面の例を示す図、図16は全社処理における検索
条件の入力画面の例を示す図、図17はその集計結果の
例を示す図である。本採算管理システム1においては、
利用者が端末60のディスプレイ装置に表示されたメイ
ン画面60a(図15参照)から全社処理,損益計算,
製品群別,得意先別および製品別のいずれかを選択する
ことにより、特定の採算情報集計条件に従って編集され
た(絞り込まれた)採算情報(粗利益に関する情報)を
閲覧することができるようになっている。
イン画面の例を示す図、図16は全社処理における検索
条件の入力画面の例を示す図、図17はその集計結果の
例を示す図である。本採算管理システム1においては、
利用者が端末60のディスプレイ装置に表示されたメイ
ン画面60a(図15参照)から全社処理,損益計算,
製品群別,得意先別および製品別のいずれかを選択する
ことにより、特定の採算情報集計条件に従って編集され
た(絞り込まれた)採算情報(粗利益に関する情報)を
閲覧することができるようになっている。
【0090】本採算管理システム1においては、全社に
おける採算の集計,損益計算,得意先別の採算の集計,
製品別の採算の集計および製品群別の採算の集計を行な
うことができるようになっている。具体的には、端末6
0のディスプレイ装置に表示されるメイン画面60aに
おいて、利用者が、「全社処理」を選択することによ
り、全社おける採算の集計を行なうことができ、又、
「損益計算書STRAC」を選択することにより損益計
算を行なうことができ、「得意先別STRAC」を選択
することにより得意先別の採算を集計することができる
ようになっている。更に、「製品別STRAC」を選択
することにより製品別の採算を集計することができ、
「製品群別STRAC」を選択することにより製品群別
の採算を集計することができるようになっている。
おける採算の集計,損益計算,得意先別の採算の集計,
製品別の採算の集計および製品群別の採算の集計を行な
うことができるようになっている。具体的には、端末6
0のディスプレイ装置に表示されるメイン画面60aに
おいて、利用者が、「全社処理」を選択することによ
り、全社おける採算の集計を行なうことができ、又、
「損益計算書STRAC」を選択することにより損益計
算を行なうことができ、「得意先別STRAC」を選択
することにより得意先別の採算を集計することができる
ようになっている。更に、「製品別STRAC」を選択
することにより製品別の採算を集計することができ、
「製品群別STRAC」を選択することにより製品群別
の採算を集計することができるようになっている。
【0091】例えば、メイン画面60aにおいて、利用
者が「全社処理」を選択すると、図16に示すような、
全社における粗利益等に関する情報を集計するための期
間を検索条件として入力(指定)するための画面60b
(図16参照)が表示されるようになっている。この画
面60bにおいて、利用者が端末60のキーボード等を
用いて検索条件(年月)を入力して「集計結果表示」を
選択すると、その検索条件が通信ネットワーク70およ
びウェブサーバ50を介してSTRACサーバ40に送
信される。そして、STRACサーバ40が、その検索
条件に基づいて製品STRAC30等から必要な情報を
取得(抽出)し、集計を行なうようになっている。
者が「全社処理」を選択すると、図16に示すような、
全社における粗利益等に関する情報を集計するための期
間を検索条件として入力(指定)するための画面60b
(図16参照)が表示されるようになっている。この画
面60bにおいて、利用者が端末60のキーボード等を
用いて検索条件(年月)を入力して「集計結果表示」を
選択すると、その検索条件が通信ネットワーク70およ
びウェブサーバ50を介してSTRACサーバ40に送
信される。そして、STRACサーバ40が、その検索
条件に基づいて製品STRAC30等から必要な情報を
取得(抽出)し、集計を行なうようになっている。
【0092】また、STRACサーバ40は、その集計
結果をウェブサーバ50に送信するようになっており、
ウェブサーバ50は、その集計結果に基づいて、端末6
0から閲覧可能なウェブ画面60c(図16参照)を作
成するようになっている。この画面60cにおいては、
利用者が指定した期間における全社における、採算に関
する情報が集計されて表示されるようになっている。図
17に示す例においては、採算に関する情報として、基
準売上高,売上原価,粗利益,粗利益率,固定費,貢献
利益,本社共通費,利益等,アワーレート(市価)とア
ワーレート(標準)との差額が表示されるようになって
いる。
結果をウェブサーバ50に送信するようになっており、
ウェブサーバ50は、その集計結果に基づいて、端末6
0から閲覧可能なウェブ画面60c(図16参照)を作
成するようになっている。この画面60cにおいては、
利用者が指定した期間における全社における、採算に関
する情報が集計されて表示されるようになっている。図
17に示す例においては、採算に関する情報として、基
準売上高,売上原価,粗利益,粗利益率,固定費,貢献
利益,本社共通費,利益等,アワーレート(市価)とア
ワーレート(標準)との差額が表示されるようになって
いる。
【0093】図18は損益計算書(STRAC損益計算
書)を作成するための検索条件の入力画面の例を示す
図、図19〜図24はその集計結果の例を示す図であ
る。なお、図20〜22はそれぞれ図19に示す加工法
別の集計結果をより詳細に示す画面の例であって、図2
0は本採算管理システム1における損益の集計結果をS
TRAC科目別および製造ライン別に示す図、図21は
その集計結果をSTRAC科目別にのみ詳細に示す図、
図22はその集計結果を製造ライン別にのみ詳細に示す
図である。又、図23および図24は分野別の集計結果
の例を示す図であり、図23は分野別の損益計算の集計
結果を示す図、図24は図23の集計結果をSTRAC
科目別にのみ詳細に示す図である。
書)を作成するための検索条件の入力画面の例を示す
図、図19〜図24はその集計結果の例を示す図であ
る。なお、図20〜22はそれぞれ図19に示す加工法
別の集計結果をより詳細に示す画面の例であって、図2
0は本採算管理システム1における損益の集計結果をS
TRAC科目別および製造ライン別に示す図、図21は
その集計結果をSTRAC科目別にのみ詳細に示す図、
図22はその集計結果を製造ライン別にのみ詳細に示す
図である。又、図23および図24は分野別の集計結果
の例を示す図であり、図23は分野別の損益計算の集計
結果を示す図、図24は図23の集計結果をSTRAC
科目別にのみ詳細に示す図である。
【0094】メイン画面60a(図15参照)におい
て、利用者が「損益計算書STRAC」を選択すると、
図18に示すような検索条件の入力画面60dが表示さ
れるようになっており、この入力画面60dにおいて、
利用者が、損益計算を行なう(集計する)ための条件
(以下、集計条件という)をそれぞれ入力(指定)する
ことができるようになっている。本実施形態において
は、集計条件として、出力期間,分類方法,事業部,累
計方法をそれぞれ指定することができるようになってお
り、又、分類方法として、例えば、加工法別,分野別等
で採算情報を分類することができるようになっている。
て、利用者が「損益計算書STRAC」を選択すると、
図18に示すような検索条件の入力画面60dが表示さ
れるようになっており、この入力画面60dにおいて、
利用者が、損益計算を行なう(集計する)ための条件
(以下、集計条件という)をそれぞれ入力(指定)する
ことができるようになっている。本実施形態において
は、集計条件として、出力期間,分類方法,事業部,累
計方法をそれぞれ指定することができるようになってお
り、又、分類方法として、例えば、加工法別,分野別等
で採算情報を分類することができるようになっている。
【0095】そして、例えば、利用者が入力画面60d
において、集計期間を入力するとともに分類方法として
加工法別を選択し、更に、特定の事業部(図18中にお
いては埼玉事業部)を入力して「集計結果表示」ボタン
を選択すると、図19に示すような集計画面60eが表
示されるようになっている。また、この集計画面60e
は、図19に示すように「詳細」,「詳細(縦)」およ
び「詳細(横)」の各ボタンをそなえて構成されてい
る。そして、利用者が、集計画面60eにおいて、「詳
細」を選択することにより、図20に示す詳細画面60
fが表示されるようになっている。この詳細画面60f
は、採算情報を、STRACコード別、すなわち会計上
の詳細な内訳毎に集計するとともに、製造ライン別に集
計して示すものである。
において、集計期間を入力するとともに分類方法として
加工法別を選択し、更に、特定の事業部(図18中にお
いては埼玉事業部)を入力して「集計結果表示」ボタン
を選択すると、図19に示すような集計画面60eが表
示されるようになっている。また、この集計画面60e
は、図19に示すように「詳細」,「詳細(縦)」およ
び「詳細(横)」の各ボタンをそなえて構成されてい
る。そして、利用者が、集計画面60eにおいて、「詳
細」を選択することにより、図20に示す詳細画面60
fが表示されるようになっている。この詳細画面60f
は、採算情報を、STRACコード別、すなわち会計上
の詳細な内訳毎に集計するとともに、製造ライン別に集
計して示すものである。
【0096】また、利用者が、集計画面60eにおい
て、「詳細(縦)」を選択すると、図21に示す詳細画
面(縦詳細画面)60gが表示されるようになってい
る。この詳細画面60gは、採算情報を、STRACコ
ード別、すなわち、会計上の詳細な内訳毎に集計して示
すものである。さらに、利用者が、集計画面60eにお
いて、「詳細(横)」を選択すると、図22に示す詳細
画面(横詳細画面)60hが表示されるようになってい
る。この詳細画面60hは、採算情報を各製造ライン別
に集計して示すものである。
て、「詳細(縦)」を選択すると、図21に示す詳細画
面(縦詳細画面)60gが表示されるようになってい
る。この詳細画面60gは、採算情報を、STRACコ
ード別、すなわち、会計上の詳細な内訳毎に集計して示
すものである。さらに、利用者が、集計画面60eにお
いて、「詳細(横)」を選択すると、図22に示す詳細
画面(横詳細画面)60hが表示されるようになってい
る。この詳細画面60hは、採算情報を各製造ライン別
に集計して示すものである。
【0097】また、利用者が入力画面60iにおいて、
期間を入力するとともに分類方法として分野別を選択
し、更に、特定の事業部(本実施形態においては埼玉事
業部)を入力(もしくは選択)して「集計結果表示」ボ
タンを選択すると、図23に示すような集計画面60i
が表示されるようになっている。また、この集計画面6
0iは、図23に示すように「詳細」ボタンをそなえて
構成されている。利用者が、集計画面60iにおいて、
「詳細」ボタンを選択することにより、図24に示す詳
細画面60jが表示されるようになっている。この詳細
画面60jは、採算情報を、STRACコード別、すな
わち会計上の詳細な内訳毎に集計するとともに、製造ラ
イン別に集計して示すものである。
期間を入力するとともに分類方法として分野別を選択
し、更に、特定の事業部(本実施形態においては埼玉事
業部)を入力(もしくは選択)して「集計結果表示」ボ
タンを選択すると、図23に示すような集計画面60i
が表示されるようになっている。また、この集計画面6
0iは、図23に示すように「詳細」ボタンをそなえて
構成されている。利用者が、集計画面60iにおいて、
「詳細」ボタンを選択することにより、図24に示す詳
細画面60jが表示されるようになっている。この詳細
画面60jは、採算情報を、STRACコード別、すな
わち会計上の詳細な内訳毎に集計するとともに、製造ラ
イン別に集計して示すものである。
【0098】また、メイン画面60a(図15参照)に
おいて、利用者が「得意先別STRAC」を選択する
と、図25に示すような検索条件の入力画面60kが表
示され、利用者は、この入力画面60kにおいて、特定
の得意先についての採算管理を行なう(集計する)ため
の条件(以下、集計条件という場合もある)をそれぞれ
入力(指定)することができるようになっている。本実
施形態においては、集計条件として、出力期間,分類方
法,事業部,累計方法,得意先をそれぞれ指定(入力)
することができるようになっている。又、分類方法とし
て、例えば、加工法別,分野別等によって分類された採
算情報を得ることができるようになっている。
おいて、利用者が「得意先別STRAC」を選択する
と、図25に示すような検索条件の入力画面60kが表
示され、利用者は、この入力画面60kにおいて、特定
の得意先についての採算管理を行なう(集計する)ため
の条件(以下、集計条件という場合もある)をそれぞれ
入力(指定)することができるようになっている。本実
施形態においては、集計条件として、出力期間,分類方
法,事業部,累計方法,得意先をそれぞれ指定(入力)
することができるようになっている。又、分類方法とし
て、例えば、加工法別,分野別等によって分類された採
算情報を得ることができるようになっている。
【0099】例えば、利用者が入力画面60kにおい
て、集計期間を入力するとともに分類方法として加工法
別を選択し、更に、特定の事業部(図25においては埼
玉事業部)を入力するとともに、採算管理を行なう得意
先を入力(選択)して「集計結果表示」ボタンを選択す
ると、図26に示すような集計画面60lが表示される
ようになっている。
て、集計期間を入力するとともに分類方法として加工法
別を選択し、更に、特定の事業部(図25においては埼
玉事業部)を入力するとともに、採算管理を行なう得意
先を入力(選択)して「集計結果表示」ボタンを選択す
ると、図26に示すような集計画面60lが表示される
ようになっている。
【0100】また、この集計画面60lは、図26に示
すように「詳細」,「詳細(縦)」および「詳細
(横)」の各ボタンをそなえて構成されている。図27
〜29はそれぞれ図26に示す集計結果をより詳細に示
す図であって、図27は本採算管理システム1における
損益の集計結果をSTRAC科目別および製造ライン別
に示す図、図28はその集計結果をSTRAC科目別に
のみ詳細に示す図、図29はその集計結果を製造ライン
別にのみ詳細に示す図である。
すように「詳細」,「詳細(縦)」および「詳細
(横)」の各ボタンをそなえて構成されている。図27
〜29はそれぞれ図26に示す集計結果をより詳細に示
す図であって、図27は本採算管理システム1における
損益の集計結果をSTRAC科目別および製造ライン別
に示す図、図28はその集計結果をSTRAC科目別に
のみ詳細に示す図、図29はその集計結果を製造ライン
別にのみ詳細に示す図である。
【0101】利用者が、集計画面60lにおいて、「詳
細」を選択することにより、図27に示す詳細画面60
mが表示されるようになっている。この詳細画面60m
は、採算情報を、STRACコード別、すなわち会計上
の詳細な内訳毎に集計するとともに、製造ライン別に集
計して示すものである。また、利用者が、集計画面60
lにおいて、「詳細(縦)」を選択すると、図28に示
す詳細画面(縦詳細画面)60nが表示されるようにな
っている。この詳細画面60nは、採算情報を、STR
ACコード別、すなわち、会計上の詳細な内訳毎に集計
して示すものである。
細」を選択することにより、図27に示す詳細画面60
mが表示されるようになっている。この詳細画面60m
は、採算情報を、STRACコード別、すなわち会計上
の詳細な内訳毎に集計するとともに、製造ライン別に集
計して示すものである。また、利用者が、集計画面60
lにおいて、「詳細(縦)」を選択すると、図28に示
す詳細画面(縦詳細画面)60nが表示されるようにな
っている。この詳細画面60nは、採算情報を、STR
ACコード別、すなわち、会計上の詳細な内訳毎に集計
して示すものである。
【0102】さらに、利用者が、集計画面60lにおい
て、「詳細(横)」を選択すると、図29に示す詳細画
面(横詳細画面)60pが表示されるようになってい
る。この詳細画面60pは、採算情報を各製造ライン別
に集計して示すものである。また、利用者が入力画面6
0kにおいて、期間を入力するとともに分類方法として
分野別を選択し、更に、特定の事業部(本実施形態にお
いては埼玉事業部)とともに得意先を入力(もしくは選
択)して「集計結果表示」ボタンを選択すると、図30
に示すような集計画面60qが表示されるようになって
いる。
て、「詳細(横)」を選択すると、図29に示す詳細画
面(横詳細画面)60pが表示されるようになってい
る。この詳細画面60pは、採算情報を各製造ライン別
に集計して示すものである。また、利用者が入力画面6
0kにおいて、期間を入力するとともに分類方法として
分野別を選択し、更に、特定の事業部(本実施形態にお
いては埼玉事業部)とともに得意先を入力(もしくは選
択)して「集計結果表示」ボタンを選択すると、図30
に示すような集計画面60qが表示されるようになって
いる。
【0103】また、この集計画面60qは、図30に示
すように「詳細」ボタンをそなえて構成されている。図
31は図30に示す集計結果をより詳細に示す図であっ
て、特定の得意先についての分野別の採算情報の集計結
果をSTRAC科目別および製造ライン別に示す詳細画
面60rの例を示す図である。利用者が、集計画面60
qにおいて、「詳細」ボタンを選択することにより、図
31に示す詳細画面60rが表示されるようになってい
る。この詳細画面60rは、採算情報を、STRACコ
ード別、すなわち会計上の詳細な内訳毎に集計して示す
ものである。
すように「詳細」ボタンをそなえて構成されている。図
31は図30に示す集計結果をより詳細に示す図であっ
て、特定の得意先についての分野別の採算情報の集計結
果をSTRAC科目別および製造ライン別に示す詳細画
面60rの例を示す図である。利用者が、集計画面60
qにおいて、「詳細」ボタンを選択することにより、図
31に示す詳細画面60rが表示されるようになってい
る。この詳細画面60rは、採算情報を、STRACコ
ード別、すなわち会計上の詳細な内訳毎に集計して示す
ものである。
【0104】また、メイン画面60a(図15参照)に
おいて、利用者が「製品別STRAC」を選択すると、
図32に示すような製品別STRACの検索条件の入力
画面60sが表示されるようになっている。この製品別
STRACにおいては、利用者は、製品別の採算情報を
閲覧することができるようになっており、特定の製品に
ついて、例えば、期間,製品群および事業部の各項目に
ついて絞り込まれて集計された採算情報を閲覧すること
ができる。又、この製品別STRACにおいては、粗利
益もしくは粗利益率の順に製品の一覧を表示させること
もできるようになっている。
おいて、利用者が「製品別STRAC」を選択すると、
図32に示すような製品別STRACの検索条件の入力
画面60sが表示されるようになっている。この製品別
STRACにおいては、利用者は、製品別の採算情報を
閲覧することができるようになっており、特定の製品に
ついて、例えば、期間,製品群および事業部の各項目に
ついて絞り込まれて集計された採算情報を閲覧すること
ができる。又、この製品別STRACにおいては、粗利
益もしくは粗利益率の順に製品の一覧を表示させること
もできるようになっている。
【0105】利用者は、入力画面60sにおいて、採算
管理を行なう(集計する)ための条件(集計条件)をそ
れぞれ入力(指定)することができるようになってい
る。本実施形態においては、集計条件として、出力期
間,製品群,事業部,累計方法,製品(製品のコードお
よび名称),製品ランクをそれぞれ指定することができ
る。
管理を行なう(集計する)ための条件(集計条件)をそ
れぞれ入力(指定)することができるようになってい
る。本実施形態においては、集計条件として、出力期
間,製品群,事業部,累計方法,製品(製品のコードお
よび名称),製品ランクをそれぞれ指定することができ
る。
【0106】また、累計方法としては、当期累計もしく
は期間累計を選択することができるようになっている。
製品群は、加工法や製造ラインについて予め設定したグ
ループ(例えば、真空成形品等)を特定するものであ
る。製品ランクは、各製品についての採算情報を、粗利
益もしくは粗利益率の順に一覧として(製品一覧)とし
て表示させるためのものであり、更に、この製品ランク
覧において昇順もしくは降順を選択することにより、昇
順もしくは降順のいずれの順番で表示させることができ
る。
は期間累計を選択することができるようになっている。
製品群は、加工法や製造ラインについて予め設定したグ
ループ(例えば、真空成形品等)を特定するものであ
る。製品ランクは、各製品についての採算情報を、粗利
益もしくは粗利益率の順に一覧として(製品一覧)とし
て表示させるためのものであり、更に、この製品ランク
覧において昇順もしくは降順を選択することにより、昇
順もしくは降順のいずれの順番で表示させることができ
る。
【0107】さて、利用者が入力画面60sにおいて、
集計期間を入力するとともに製品群として、例えば、加
工法別および真空成形品を選択し、更に、特定の事業部
(図31においては埼玉事業部)を入力(選択)して、
当期累計を選択した後に「集計結果表示」ボタンを選択
すると、図33に示すような集計画面60tが表示され
るようになっている。
集計期間を入力するとともに製品群として、例えば、加
工法別および真空成形品を選択し、更に、特定の事業部
(図31においては埼玉事業部)を入力(選択)して、
当期累計を選択した後に「集計結果表示」ボタンを選択
すると、図33に示すような集計画面60tが表示され
るようになっている。
【0108】また、この集計画面60tは、図33に示
すように「詳細(縦)」ボタンをそなえて構成されてお
り、利用者が、この集計画面60tにおいて、「詳細
(縦)」を選択すると、図34に示す詳細画面(縦詳細
画面)60uが表示されるようになっている。この詳細
画面60uは、採算情報を、STRACコード別、すな
わち、会計上の詳細な内訳毎に集計して示すものであ
る。
すように「詳細(縦)」ボタンをそなえて構成されてお
り、利用者が、この集計画面60tにおいて、「詳細
(縦)」を選択すると、図34に示す詳細画面(縦詳細
画面)60uが表示されるようになっている。この詳細
画面60uは、採算情報を、STRACコード別、すな
わち、会計上の詳細な内訳毎に集計して示すものであ
る。
【0109】さらに、入力画面60sにおいて、製品ラ
ンクについて粗利益もしくは粗利益率のいずれかを選択
するとともに、昇順もしくは降順のいずれかを選択した
後に「ランク検索」を選択すると、図35に示すような
集計画面60vが表示されるようになっている。この集
計画面60vは、図35に示すように、製品の一覧を粗
利益もしくは粗利益率の順(昇順もしくは降順)に並べ
て、採算に関する情報(例えば、基準売上高,仕入費,
粗利益,粗利益率等)とともに表示するものである。
ンクについて粗利益もしくは粗利益率のいずれかを選択
するとともに、昇順もしくは降順のいずれかを選択した
後に「ランク検索」を選択すると、図35に示すような
集計画面60vが表示されるようになっている。この集
計画面60vは、図35に示すように、製品の一覧を粗
利益もしくは粗利益率の順(昇順もしくは降順)に並べ
て、採算に関する情報(例えば、基準売上高,仕入費,
粗利益,粗利益率等)とともに表示するものである。
【0110】また、メイン画面60a(図15参照)に
おいて、利用者が「製品群別STRAC」を選択する
と、図36に示すような検索条件の入力画面60wが表
示されるようになっている。この製品群別STRACに
おいては、利用者は、製品群別の採算情報を閲覧するこ
とができるようになっており、例えば、特定の製品群に
ついて、期間や事業部等に関して絞り込まれて集計され
た採算情報を閲覧することができる。又、この製品群別
STRACにおいては、当期累計もしくは期間累計のい
ずれかを選択することができるようになっている。
おいて、利用者が「製品群別STRAC」を選択する
と、図36に示すような検索条件の入力画面60wが表
示されるようになっている。この製品群別STRACに
おいては、利用者は、製品群別の採算情報を閲覧するこ
とができるようになっており、例えば、特定の製品群に
ついて、期間や事業部等に関して絞り込まれて集計され
た採算情報を閲覧することができる。又、この製品群別
STRACにおいては、当期累計もしくは期間累計のい
ずれかを選択することができるようになっている。
【0111】利用者は、入力画面60wにおいて、採算
管理を行なう(集計する)ための条件(集計条件)をそ
れぞれ入力(指定)することができるようになってい
る。本実施形態においては、集計条件として、出力期
間,製品群,事業部,累計方法をそれぞれ指定すること
ができる。利用者が入力画面60wにおいて、集計期間
を入力するとともに、製品群として、例えば、加工法別
および真空成形品を選択し、更に、特定の事業部(図3
6においては埼玉事業部)を入力(選択)して、当期累
計を選択した後に「集計結果表示」ボタンを選択する
と、図37に示すような集計画面60xが表示されるよ
うになっている。
管理を行なう(集計する)ための条件(集計条件)をそ
れぞれ入力(指定)することができるようになってい
る。本実施形態においては、集計条件として、出力期
間,製品群,事業部,累計方法をそれぞれ指定すること
ができる。利用者が入力画面60wにおいて、集計期間
を入力するとともに、製品群として、例えば、加工法別
および真空成形品を選択し、更に、特定の事業部(図3
6においては埼玉事業部)を入力(選択)して、当期累
計を選択した後に「集計結果表示」ボタンを選択する
と、図37に示すような集計画面60xが表示されるよ
うになっている。
【0112】また、この集計画面60xは、図37に示
すように「詳細(縦)」ボタンをそなえて構成されてお
り、利用者が、集計画面60xにおいて、「詳細
(縦)」を選択すると、図38に示す詳細画面(縦詳細
画面)60yが表示されるようになっている。この詳細
画面60yは、採算情報を、STRACコード別、すな
わち、会計上の詳細な内訳毎に集計して示すものであ
る。
すように「詳細(縦)」ボタンをそなえて構成されてお
り、利用者が、集計画面60xにおいて、「詳細
(縦)」を選択すると、図38に示す詳細画面(縦詳細
画面)60yが表示されるようになっている。この詳細
画面60yは、採算情報を、STRACコード別、すな
わち、会計上の詳細な内訳毎に集計して示すものであ
る。
【0113】上述の如く、端末60において、利用者
は、ディスプレイ装置に表示された画面60a〜60y
において、種々の採算情報集計条件の入力や表示方法の
選択等を行なうことができるようになっており、この端
末60が、複数の採算情報集計条件の中から少なくとも
1つ以上の採算情報集計条件を選択する集計条件選択部
として機能するようになっている。
は、ディスプレイ装置に表示された画面60a〜60y
において、種々の採算情報集計条件の入力や表示方法の
選択等を行なうことができるようになっており、この端
末60が、複数の採算情報集計条件の中から少なくとも
1つ以上の採算情報集計条件を選択する集計条件選択部
として機能するようになっている。
【0114】また、本採算管理システム1においては、
少なくとも製品Vマスタ20および製品STRAC30
を、いわゆるフラットファイルデータベース(例えば、
三菱電機(株)製のDAIAPRISM(R)等)によ
って構築している。上述のごとく構成された本発明の一
実施形態としての採算管理システム1において、例え
ば、特定の製品について採算(粗利益)の検討を行なう
場合には、利用者は、端末60においてメイン画面(処
理選択メニュー)60a(図15参照)において、利用
者は、希望する処理(製品別STRAC)を選択し、端
末60のディスプレイ装置に表示された検索条件の入力
画面60sに従って検索条件を入力する。
少なくとも製品Vマスタ20および製品STRAC30
を、いわゆるフラットファイルデータベース(例えば、
三菱電機(株)製のDAIAPRISM(R)等)によ
って構築している。上述のごとく構成された本発明の一
実施形態としての採算管理システム1において、例え
ば、特定の製品について採算(粗利益)の検討を行なう
場合には、利用者は、端末60においてメイン画面(処
理選択メニュー)60a(図15参照)において、利用
者は、希望する処理(製品別STRAC)を選択し、端
末60のディスプレイ装置に表示された検索条件の入力
画面60sに従って検索条件を入力する。
【0115】端末60において入力された検索条件は通
信ネットワーク70およびウェブサーバ50を介してS
TRACサーバ40に送信される。STRACサーバ4
0は、送信された検索条件に基づいて、製品STRAC
30から該当する製品について採算情報の集計を行なっ
て、売上高や粗利益等の集計を行なう。又、必要に応じ
てより詳細な集計も行なう。
信ネットワーク70およびウェブサーバ50を介してS
TRACサーバ40に送信される。STRACサーバ4
0は、送信された検索条件に基づいて、製品STRAC
30から該当する製品について採算情報の集計を行なっ
て、売上高や粗利益等の集計を行なう。又、必要に応じ
てより詳細な集計も行なう。
【0116】STRACサーバ40は、集計結果をウェ
ブサーバ50に送信し、ウェブサーバ50は、その集計
結果に基づいて、利用者が端末60から閲覧可能なウェ
ブデータを作成する。これによって、利用者は販売価格
についての種々の採算情報を端末60から閲覧すること
ができる。また、利用者は、採算情報の検討に際して、
予め複数の受注区分(S,A,B,C,D)に応じて用
意されたアワーレートを適宜代えてSTRACサーバ4
0に採算情報の計算を行なわせることにより、製品や部
品,各工場,各ライン,各取引先等について採算(粗利
益)についてのシミュレーションを行なうこともでき
る。
ブサーバ50に送信し、ウェブサーバ50は、その集計
結果に基づいて、利用者が端末60から閲覧可能なウェ
ブデータを作成する。これによって、利用者は販売価格
についての種々の採算情報を端末60から閲覧すること
ができる。また、利用者は、採算情報の検討に際して、
予め複数の受注区分(S,A,B,C,D)に応じて用
意されたアワーレートを適宜代えてSTRACサーバ4
0に採算情報の計算を行なわせることにより、製品や部
品,各工場,各ライン,各取引先等について採算(粗利
益)についてのシミュレーションを行なうこともでき
る。
【0117】具体的には、先ず、利用者が、端末60を
用いて、受注区分(S,A,B,C,D)の中から特定
の受注区分を選択する。製品Vマスタ作成110はこの
選択された受注区分に対応するアワーレートをアワーレ
ートマスタ10から取得し、取得したアワーレートを用
いて製品Vマスタ20を作成する。又、製品STRAC
作成部100は、この製品Vマスタ20に基づいて製品
STRAC30を作成し、STRACサーバ40は、そ
の製品STRAC30に基づいて採算情報の抽出や算出
を行なう。これにより、利用者は、選択した受注区分に
応じた採算情報を取得することができ、採算について戦
略的に検討を行なうことができる。
用いて、受注区分(S,A,B,C,D)の中から特定
の受注区分を選択する。製品Vマスタ作成110はこの
選択された受注区分に対応するアワーレートをアワーレ
ートマスタ10から取得し、取得したアワーレートを用
いて製品Vマスタ20を作成する。又、製品STRAC
作成部100は、この製品Vマスタ20に基づいて製品
STRAC30を作成し、STRACサーバ40は、そ
の製品STRAC30に基づいて採算情報の抽出や算出
を行なう。これにより、利用者は、選択した受注区分に
応じた採算情報を取得することができ、採算について戦
略的に検討を行なうことができる。
【0118】また、本実施形態における採算管理システ
ム1においては、上述の如く構成された製品STRAC
30をそなえ、STRACサーバ40がこの製品STR
AC30から必要な情報(採算情報)を抽出するように
なっているので、採算情報を高速に取得することができ
る。さらに、製品STRAC30が、販売された製品を
構成する各部品および各アワーレートに対して、種々の
情報(加工法コード,加工法名称,分野コード,分野
名,売上種別,得意先コード,得意先名等)をそれぞれ
対応付けて記録しているので、これらの情報を検索条件
にして必要な情報を容易に且つ高速に検索することがで
きる。
ム1においては、上述の如く構成された製品STRAC
30をそなえ、STRACサーバ40がこの製品STR
AC30から必要な情報(採算情報)を抽出するように
なっているので、採算情報を高速に取得することができ
る。さらに、製品STRAC30が、販売された製品を
構成する各部品および各アワーレートに対して、種々の
情報(加工法コード,加工法名称,分野コード,分野
名,売上種別,得意先コード,得意先名等)をそれぞれ
対応付けて記録しているので、これらの情報を検索条件
にして必要な情報を容易に且つ高速に検索することがで
きる。
【0119】さらに、本採算管理システム1において
は、アワーレートを採用することにより、加工賃を「製
造に要した時間(分)×分当り単価」という分かりやす
い形で見ることができるようになり、製品(部品)の製
造コストを容易に評価することができる。これにより、
目標原価管理が容易になるほか、製品の市況を反映させ
た戦略的な粗利管理を行なうことができる。又、部品等
を外注した場合と同様の原価構成として比較することが
でき、粗利の管理が容易になる。
は、アワーレートを採用することにより、加工賃を「製
造に要した時間(分)×分当り単価」という分かりやす
い形で見ることができるようになり、製品(部品)の製
造コストを容易に評価することができる。これにより、
目標原価管理が容易になるほか、製品の市況を反映させ
た戦略的な粗利管理を行なうことができる。又、部品等
を外注した場合と同様の原価構成として比較することが
でき、粗利の管理が容易になる。
【0120】また、アワーレートを変動費の一要素とし
て採用する、すなわち、包装費・輸送費,販売間接費お
よび工場事務コスト以外の発生固定費(製品の直接加工
に係る固定費部分(設備費,人件費))をアワーレート
化することにより、製品の直接加工に係る固定費部分を
正確に反映させた信頼性の高い採算情報を、経理等の手
を煩わせることなく迅速に取得することができる。これ
により、日々の事業活動にフィードバックして、コスト
の改善や価格改定に反映させることができる。
て採用する、すなわち、包装費・輸送費,販売間接費お
よび工場事務コスト以外の発生固定費(製品の直接加工
に係る固定費部分(設備費,人件費))をアワーレート
化することにより、製品の直接加工に係る固定費部分を
正確に反映させた信頼性の高い採算情報を、経理等の手
を煩わせることなく迅速に取得することができる。これ
により、日々の事業活動にフィードバックして、コスト
の改善や価格改定に反映させることができる。
【0121】また、複数の受注区分(S,A,B,C,
D)に応じてそれぞれ異なる標準アワーレートを予め用
意するとともに、適宜、これらのアワーレートを用い
て、製品や部品,各工場,各ライン,各取引先等につい
て粗利益を算出することにより、採算(粗利益)につい
てのシミュレーションを行なうことができる。これによ
り、営業活動における採算認識(セールスマネージメン
ト)と、生産活動における生産効率や採算認識(コスト
マネージメント)との基軸を一致させることができ、同
一ディメンジョン上で社内意識のレベルを統一させるこ
とができる。
D)に応じてそれぞれ異なる標準アワーレートを予め用
意するとともに、適宜、これらのアワーレートを用い
て、製品や部品,各工場,各ライン,各取引先等につい
て粗利益を算出することにより、採算(粗利益)につい
てのシミュレーションを行なうことができる。これによ
り、営業活動における採算認識(セールスマネージメン
ト)と、生産活動における生産効率や採算認識(コスト
マネージメント)との基軸を一致させることができ、同
一ディメンジョン上で社内意識のレベルを統一させるこ
とができる。
【0122】また、アワーレートにおいては、標準アワ
ーレートの他、市価アワーレートや実績アワーレートを
そなえ、標準アワーレートを用いて算出した採算情報
と、市価アワーレートを用いて算出した採算情報と実績
アワーレートを用いて算出した採算情報とを互いに比較
検討することができるので、採算情報を多面的に検討す
ることができる。
ーレートの他、市価アワーレートや実績アワーレートを
そなえ、標準アワーレートを用いて算出した採算情報
と、市価アワーレートを用いて算出した採算情報と実績
アワーレートを用いて算出した採算情報とを互いに比較
検討することができるので、採算情報を多面的に検討す
ることができる。
【0123】例えば、製品の販売価格について、営業側
においては受注区分Aと位置づけて受注する(もしくは
見積りを行なう)ものの、契約アワーレートにおいては
受注区分Bレベルであったり、又、実績アワーレートに
おいては受注区分Sレベルであったりする等、数値(ア
ワーレート)を基に実体を明確にすることができる。す
なわち、営業部門と製造部門との間において販売価格お
よび製造コストについての客観的な基準を提供すること
ができ、社内において、営業部門と製造部門との間で、
受注価格戦略に関する意識レベルを統一することができ
る。
においては受注区分Aと位置づけて受注する(もしくは
見積りを行なう)ものの、契約アワーレートにおいては
受注区分Bレベルであったり、又、実績アワーレートに
おいては受注区分Sレベルであったりする等、数値(ア
ワーレート)を基に実体を明確にすることができる。す
なわち、営業部門と製造部門との間において販売価格お
よび製造コストについての客観的な基準を提供すること
ができ、社内において、営業部門と製造部門との間で、
受注価格戦略に関する意識レベルを統一することができ
る。
【0124】また、購入品の仕入単価についても、受注
ランクに合った価格であるか否かを容易に判断すること
ができ、購買戦略における社内の意識レベルを統一する
ことができる。本実施形態においては、上述した受注区
分Bの場合におけるアワーレートを標準値として採用
し、このアワーレート(以下、標準アワーレートという
場合もある)を用いて、販売価格について、その採算に
対する評価を行なうようになっている。
ランクに合った価格であるか否かを容易に判断すること
ができ、購買戦略における社内の意識レベルを統一する
ことができる。本実施形態においては、上述した受注区
分Bの場合におけるアワーレートを標準値として採用
し、このアワーレート(以下、標準アワーレートという
場合もある)を用いて、販売価格について、その採算に
対する評価を行なうようになっている。
【0125】また、本採算管理システム1を用いること
により、採算を見る最小単位を、受注製品群の個又はセ
ットに統一することができる。さらに、本採算管理シス
テム1によれば、上流の生産管理システムを製品単位で
正規データとして整備する必要がなく、管理上、重要な
製品から、順次、必要な情報を、品目マスタ130,ア
ワーレートマスタ10,単価マスタ80および構成マス
タ90にそれぞれ登録すればよいので、導入が容易であ
り、弾力的に運用することができる。なお、基本情報が
未整備の取引については、標準原価で把握することもで
きる。
により、採算を見る最小単位を、受注製品群の個又はセ
ットに統一することができる。さらに、本採算管理シス
テム1によれば、上流の生産管理システムを製品単位で
正規データとして整備する必要がなく、管理上、重要な
製品から、順次、必要な情報を、品目マスタ130,ア
ワーレートマスタ10,単価マスタ80および構成マス
タ90にそれぞれ登録すればよいので、導入が容易であ
り、弾力的に運用することができる。なお、基本情報が
未整備の取引については、標準原価で把握することもで
きる。
【0126】また、アワーレートが、単位時間当たりの
部品の製造に関する製造設備費用(マシンレート),単
位時間当たりの該部品の製造に関する人件費(マンレー
ト)および単位時間当たりの工場管理費(管理レート)
のうちの少なくともいずれか一つによって構成されるこ
とにより、アワーレートを容易に算出することができ、
利便性が高い。
部品の製造に関する製造設備費用(マシンレート),単
位時間当たりの該部品の製造に関する人件費(マンレー
ト)および単位時間当たりの工場管理費(管理レート)
のうちの少なくともいずれか一つによって構成されるこ
とにより、アワーレートを容易に算出することができ、
利便性が高い。
【0127】さらに、製品Vマスタ20や製品STRA
C30をフラットデータベースを用いて構築することに
より、採算情報等を高速に検索することができ利便性が
高い。そして、本発明は上述した実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施することができる。
C30をフラットデータベースを用いて構築することに
より、採算情報等を高速に検索することができ利便性が
高い。そして、本発明は上述した実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施することができる。
【0128】例えば、製品STRAC30の構成は、上
述した項目に限定されるものではなく、例えば、製品の
販売を行なった(もしくは販売を行なう)担当者を識別
する情報をそなえるとともに、端末60において選択す
る採算情報集計条件として「販売担当者別」を加えても
よく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。これにより、上述した以外の採算
情報集計条件(例えば、「販売担当者別」)に応じて採
算情報を集計することができる。
述した項目に限定されるものではなく、例えば、製品の
販売を行なった(もしくは販売を行なう)担当者を識別
する情報をそなえるとともに、端末60において選択す
る採算情報集計条件として「販売担当者別」を加えても
よく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。これにより、上述した以外の採算
情報集計条件(例えば、「販売担当者別」)に応じて採
算情報を集計することができる。
【0129】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の採算管理
システムおよび採算管理方法によれば、以下の効果ない
し利点がある。 (1)製品の販売に関する情報と、製品を構成する個々
の部品の仕入価格に関する原価情報と、製品もしくは部
品の製造に用いられる製造工程についての単位時間当た
りの加工費であるアワーレートとに基づいて、製品の販
売価格についての採算情報を算出することにより、製造
工程についての単位時間当たりの加工費を変動費として
取り扱うことができ、製品の直接加工に係る固定費部分
を正確に反映させた信頼性の高い採算情報を、経理等の
手を煩わせることなく迅速に取得することができる。こ
れにより、日々の事業活動にフィードバックして、コス
トの改善や価格改定に反映させることができる(請求項
1,請求項8)。
システムおよび採算管理方法によれば、以下の効果ない
し利点がある。 (1)製品の販売に関する情報と、製品を構成する個々
の部品の仕入価格に関する原価情報と、製品もしくは部
品の製造に用いられる製造工程についての単位時間当た
りの加工費であるアワーレートとに基づいて、製品の販
売価格についての採算情報を算出することにより、製造
工程についての単位時間当たりの加工費を変動費として
取り扱うことができ、製品の直接加工に係る固定費部分
を正確に反映させた信頼性の高い採算情報を、経理等の
手を煩わせることなく迅速に取得することができる。こ
れにより、日々の事業活動にフィードバックして、コス
トの改善や価格改定に反映させることができる(請求項
1,請求項8)。
【0130】(2)算出した採算情報を販売された製品
もしくは部品に関連付けて記録することにより、算出し
た採算情報を容易且つ高速に検索することができる(請
求項2,請求項9)。 (3)複数の採算情報集計条件(少なくとも製品別,加
工法別,分野別,取引先別,製造工程別,製造工場別,
期間別,販売担当者別のいずれかの条件)に関する情報
を製品もしくは部品と関連付けて記録するとともに、複
数の採算情報集計条件の中から少なくとも1つ以上の採
算情報集計条件を選択し、この選択された採算情報集計
条件を満たす採算情報を集計して算出することにより、
希望する採算情報集計条件に応じた採算情報を得ること
ができ利便性が高い(請求項4,請求項10)。
もしくは部品に関連付けて記録することにより、算出し
た採算情報を容易且つ高速に検索することができる(請
求項2,請求項9)。 (3)複数の採算情報集計条件(少なくとも製品別,加
工法別,分野別,取引先別,製造工程別,製造工場別,
期間別,販売担当者別のいずれかの条件)に関する情報
を製品もしくは部品と関連付けて記録するとともに、複
数の採算情報集計条件の中から少なくとも1つ以上の採
算情報集計条件を選択し、この選択された採算情報集計
条件を満たす採算情報を集計して算出することにより、
希望する採算情報集計条件に応じた採算情報を得ること
ができ利便性が高い(請求項4,請求項10)。
【0131】(4)アワーレートが、単位時間当たりの
部品の製造に関する製造設備費用(マシンレート),単
位時間当たりの該部品の製造に関する人件費(マンレー
ト)および単位時間当たりの工場管理費(管理レート)
のうちの少なくともいずれか一つによって構成されるこ
とにより、アワーレートを容易に算出することができ、
利便性が高い(請求項5,請求項11)。
部品の製造に関する製造設備費用(マシンレート),単
位時間当たりの該部品の製造に関する人件費(マンレー
ト)および単位時間当たりの工場管理費(管理レート)
のうちの少なくともいずれか一つによって構成されるこ
とにより、アワーレートを容易に算出することができ、
利便性が高い(請求項5,請求項11)。
【0132】(5)一の製造工程に対して、製品が使用
される最終商品の市場での状況に応じて複数種類のアワ
ーレートを記憶するとともに、この記憶された複数種類
のアワーレートの中から特定のアワーレートを選択し、
この選択したアワーレートに基づいて変動費情報を算出
することにより、製品が使用される最終商品の市場での
状況に合わせて採算情報を検討することができ、利便性
が高い(請求項6,請求項12)。
される最終商品の市場での状況に応じて複数種類のアワ
ーレートを記憶するとともに、この記憶された複数種類
のアワーレートの中から特定のアワーレートを選択し、
この選択したアワーレートに基づいて変動費情報を算出
することにより、製品が使用される最終商品の市場での
状況に合わせて採算情報を検討することができ、利便性
が高い(請求項6,請求項12)。
【0133】(6)算出された採算情報をウェブデータ
として作成し、この作成したウェブデータを表示させる
ことにより、算出された採算情報を容易に閲覧すること
ができ利便性が高い(請求項7,請求項13)。 (7)採算情報記録部をフラットファイルデータベース
によって構築することにより、採算情報等を高速に検索
することができ利便性が高い(請求項3)。
として作成し、この作成したウェブデータを表示させる
ことにより、算出された採算情報を容易に閲覧すること
ができ利便性が高い(請求項7,請求項13)。 (7)採算情報記録部をフラットファイルデータベース
によって構築することにより、採算情報等を高速に検索
することができ利便性が高い(請求項3)。
【図1】本発明の一実施形態としての採算管理システム
の構成を模式的に示す図である。
の構成を模式的に示す図である。
【図2】本発明の一実施形態としての採算管理システム
のコンセプトを示す図である。
のコンセプトを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態としての採算管理システム
における単価マスタの構成例を示す図である。
における単価マスタの構成例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態としての採算管理システム
における構成マスタの構成例を示す図である。
における構成マスタの構成例を示す図である。
【図5】(a)〜(e)は標準アワーレートの算出に用
いる各種の情報の例を示す図である。
いる各種の情報の例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態の採算管理システムにおけ
る受注区分とマシンレートの算出に用いられる種々の情
報(数値)との関係を示す図である。
る受注区分とマシンレートの算出に用いられる種々の情
報(数値)との関係を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態としての採算管理システム
における受注区分とマンレートの算出に用いられる種々
の情報(数値)との関係を示す図である。
における受注区分とマンレートの算出に用いられる種々
の情報(数値)との関係を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態としての採算管理システム
における受注区分と管理レートの算出に用いられる種々
の情報(数値)との関係を示す図である。
における受注区分と管理レートの算出に用いられる種々
の情報(数値)との関係を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態としての採算管理システム
におけるアワーレートマスタの構成例を示す図である。
におけるアワーレートマスタの構成例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態としての採算管理システ
ムにおける品目マスタの構成例を示す図である。
ムにおける品目マスタの構成例を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態としての採算管理システ
ムにおける製品Vマスタの構成例を示す図である。
ムにおける製品Vマスタの構成例を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態としての採算管理システ
ムにおける製品STRACの構成例を示す図である。
ムにおける製品STRACの構成例を示す図である。
【図13】本発明の一実施形態としての採算管理システ
ムにおける分野別の固定費マスタの例を示す図である。
ムにおける分野別の固定費マスタの例を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態としての採算管理システ
ムにおける工法別の固定費マスタの例を示す図である。
ムにおける工法別の固定費マスタの例を示す図である。
【図15】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図16】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図17】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図18】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図19】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図20】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図21】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図22】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図23】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図24】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図25】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図26】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図27】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図28】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図29】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図30】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図31】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図32】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図33】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図34】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図35】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図36】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図37】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
【図38】本採算管理システムにおける端末のディスプ
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
レイ装置の表示画面の例を示す図である。
1 採算管理システム(STRACシステム)
10 アワーレートマスタ(アワーレート記憶部)
20 製品Vマスタ(変動費情報記憶部)
30 製品STRAC(採算情報記憶部)
40 STRACサーバ(採算情報算出部)
50 ウェブサーバ(ウェブデータ作成部)
60 端末(表示部,アワーレート選択部)
70 通信ネットワーク
80 単価マスタ
90 構成マスタ
100 製品STRAC作成部
110 製品Vマスタ作成部
120 固定費マスタ
130 品目マスタ
140 販売情報取得部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 小柳 真佐人
東京都台東区上野1丁目1番12号(信井ビ
ル) 児玉化学工業株式会社内
(72)発明者 中尾 知之
東京都台東区上野1丁目1番12号(信井ビ
ル) 児玉化学工業株式会社内
(72)発明者 楫野 真弘
東京都台東区上野1丁目1番12号(信井ビ
ル) 児玉化学工業株式会社内
(72)発明者 大津 賢
東京都台東区上野1丁目1番12号(信井ビ
ル) 児玉化学工業株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 少なくとも1以上の部品をそなえて構成
された製品について、当該製品の販売価格についての採
算情報を管理する採算管理システムであって、 該製品の販売に関する情報を取得する販売情報取得部
と、 該製品について、該製品を構成する個々の部品の仕入価
格に関する原価情報と、該製品もしくは該部品の製造に
用いられる製造工程についての単位時間当たりの加工費
であるアワーレートとに基づいて決められる該製品の製
造原価を変動費として記録する変動費情報記録部と、 該販売情報取得部によって取得された前記製品の販売に
関する情報と、変動費情報記録部に記録された前記製品
の製造原価とに基づいて、前記製品の販売価格について
の採算情報を算出する採算情報算出部と、 該採算情報算出部によって算出された該採算情報を表示
する表示部とをそなえることを特徴とする、採算管理シ
ステム。 - 【請求項2】 該採算情報算出部によって算出された該
採算情報を前記販売された製品もしくは該部品に関連付
けて記録する採算情報記録部をそなえることを特徴とす
る、請求項1記載の採算管理システム。 - 【請求項3】 該採算情報記録部が、フラットファイル
データベースによって構築されていることを特徴とす
る、請求項2記載の採算管理システム。 - 【請求項4】 該採算情報記録部が、複数の採算情報集
計条件(少なくとも該製品別,加工法別,分野別,取引
先別,該製造工程別,製造工場別,期間別,販売担当者
別のいずれかの条件)に関する情報を該製品もしくは該
部品と関連付けて記録するとともに、 前記複数の採算情報集計条件の中から少なくとも1つ以
上の該採算情報集計条件を選択する集計条件選択部をそ
なえ、 該採算情報算出部が、該集計条件選択部によって選択さ
れた該採算情報集計条件を満たす該採算情報を集計して
算出することを特徴とする、請求項2又は請求項3記載
の採算管理システム。 - 【請求項5】 該アワーレートが、単位時間当たりの該
部品の製造に関する製造設備費用,単位時間当たりの該
部品の製造に関する人件費および単位時間当たりの工場
管理費のうちの少なくともいずれか一つによって構成さ
れることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか
1項に記載の採算管理システム。 - 【請求項6】 一の該製造工程に対して、該製品が使用
される最終商品の市場での状況に応じて複数種類の該ア
ワーレートを記憶するアワーレート記憶部と、 該アワーレート記憶部に記憶された前記複数種類のアワ
ーレートの中から特定の該アワーレートを選択するアワ
ーレート選択部とをそなえ、 該採算情報算出部が、該アワーレート選択部によって選
択された該アワーレートに基づいて該変動費情報を算出
することを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれか
1項に記載の採算管理システム。 - 【請求項7】 該採算情報算出部によって算出された該
採算情報を、該表示部が表示可能なウェブデータとして
作成するウェブデータ作成部をそなえ、 該表示部が、該ウェブデータ作成部によって作成された
該ウェブデータを表示させることを特徴とする請求項1
〜請求項6のいずれか1項に記載の採算管理システム。 - 【請求項8】 少なくとも1以上の部品をそなえて構成
された製品について、当該製品の販売価格についての採
算情報を管理する採算管理方法であって、 該製品の販売に関する情報を取得する販売情報取得ステ
ップと、 該販売情報取得ステップにおいて取得された前記製品の
販売に関する情報と、該製品を構成する個々の部品の仕
入価格に関する原価情報と、該製品もしくは該部品の製
造に用いられる製造工程についての単位時間当たりの加
工費であるアワーレートとに基づいて、前記製品の販売
価格についての採算情報を算出する採算情報算出ステッ
プと、 該採算情報算出ステップにおいて算出された該採算情報
を表示する表示ステップとをそなえることを特徴とす
る、採算管理方法。 - 【請求項9】 該採算情報算出ステップにおいて算出さ
れた該採算情報を前記販売された製品もしくは該部品に
関連付けて記録する採算情報記録ステップをそなえるこ
とを特徴とする、請求項8記載の採算管理方法。 - 【請求項10】 該採算情報記憶ステップにおいて、複
数の採算情報集計条件(少なくとも該製品別,加工法
別,分野別,取引先別,該製造工程別,製造工場別,期
間別,販売担当者別のいずれかの条件)に関する情報を
該製品もしくは該部品と関連付けて記録するとともに、 前記複数の採算情報集計条件の中から少なくとも1つ以
上の該採算情報集計条件を選択する集計条件選択ステッ
プをそなえ、 該採算情報算出ステップにおいて、該集計条件選択ステ
ップにおいて選択された該採算情報集計条件を満たす該
採算情報を集計して算出することを特徴とする、請求項
9記載の採算管理方法。 - 【請求項11】 該アワーレートが、単位時間当たりの
該部品の製造に関する製造設備費用,単位時間当たりの
該部品の製造に関する人件費および単位時間当たりの工
場管理費のうちの少なくともいずれか一つによって構成
されることを特徴とする、請求項8〜請求項10のいず
れか1項に記載の採算管理方法。 - 【請求項12】 一の該製造工程に対して、該製品が使
用される最終商品の市場での状況に応じて複数種類の該
アワーレートを記憶するアワーレート記憶ステップと、 アワーレート記憶ステップにおいて記憶された前記複数
種類のアワーレートの中から特定の該アワーレートを選
択するアワーレート選択ステップとをそなえ、 該採算情報算出ステップにおいて、該アワーレート選択
ステップにおいて選択された該アワーレートに基づいて
該変動費情報を算出することを特徴とする、請求項8〜
請求項11のいずれか1項に記載の採算管理方法。 - 【請求項13】 該採算情報算出ステップにおいて算出
された該採算情報を、該表示ステップにおいて表示可能
なウェブデータとして作成するウェブデータ作成ステッ
プをそなえ、 該表示ステップにおいて、該ウェブデータ作成ステップ
において作成された該ウェブデータを表示させることを
特徴とする請求項8〜請求項12のいずれか1項に記載
の採算管理方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002024366A JP2003223543A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 採算管理システムおよび採算管理方法 |
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JP2002024366A JP2003223543A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 採算管理システムおよび採算管理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2003223543A (ja) |
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