JP2003036293A - 営業・製造・購買支援方法、それを用いたシステム及び記憶媒体 - Google Patents

営業・製造・購買支援方法、それを用いたシステム及び記憶媒体

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JP2003036293A
JP2003036293A JP2001225487A JP2001225487A JP2003036293A JP 2003036293 A JP2003036293 A JP 2003036293A JP 2001225487 A JP2001225487 A JP 2001225487A JP 2001225487 A JP2001225487 A JP 2001225487A JP 2003036293 A JP2003036293 A JP 2003036293A
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sales
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JP2001225487A
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Kenichirou Yomogihara
健一郎 艾原
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Tamotsu Minematsu
保 峰松
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収益確保に優位な品種や商品を明確に、また顧
客満足を考慮して決定できる営業・製造・購買支援方
法、それを用いたシステム及びそのプログラムを記憶し
た記憶媒体を提供することにある。 【解決手段】演算処理手段3の収益評価部6は販売情報
マスタ、製造情報マスタ、仕入情報マスタのファイルを
記憶手段4から読み込み、各品種毎の粗利を粗利=販売
価格−仕入合計価格の式から計算し、粗利と業務効率と
から評価値を計算し、更にその計算された評価値を収益
に有利な順位にソーティングし、そのソーティング結果
に基づい表のような形で品種名(或いは商品群名)とそ
の評価値を評価順に並べて各部門I〜IIIの表示手段2
に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の商品若しく
は商品群を製造・販売する企業にて使用する営業・製造
・購買支援方法、それを用いたシステム及びそのプログ
ラムを記憶した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粗利を考慮した意志決定支援に関
する方法としては、特開平7−225751号に示され
るものや、特開平7−249178号に示されるものが
ある。
【0003】前者の方法では、入力された粗利を時系列
に表示するだけのものであり、どのような商品若しくは
商品群が現時点で粗利を上げているかは把握できるが、
大きな粗利額を上げている商品を優先して生産する方が
必ずしも企業全体の収益を上げる事ができるかどうかは
判断できない。一方、後者の方法では店舗の粗利額を最
大化するための値引き額等を決定することができるが、
生産性が考慮されおらず、また販売業に限定されている
ため、製造業での営業・製造・購買を支援して粗利を最
大化する場合には適切な方法とは言えない。また、両方
共、順客満足については何ら考慮されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来に
は、営業・製造・仕入の各業務において、顧客満足を考
慮しながら粗利(販売価格一変動費)を効果的に上げる
ことのできる商品若しくは商品群を判定する方法は存在
しなかった。
【0005】一方粗利を効果的に上げるには、同じ粗利
の商品であれば業務効率の良い商品を優先することで解
決できるが、業務効率のみ良くても、デリバリ面で不利
があり納期が長くなる等の商品は結果的に顧客の満足を
得られず企業の利益を優先しているにすぎない。
【0006】また正確な利益情報を得るには粗利情報だ
けでは不可能で、利益を計算する場合に固定費を各商品
若しくは商品群に割り振る必要があり、更にほしい時に
リアルタイムに情報を得ることは不可能であり、生産数
等で割り振ったとしても所望の精度は満足できない。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みて為されたもの
で、その目的とするところは、収益確保に優位な商品や
商品群を明確に、また顧客満足を考慮して決定できる営
業・製造・購買支援方法、それを用いたシステム及びそ
のプログラムを記憶した記憶媒体を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の営業・製造・購買支援方法の発明では、
商品の製造情報及び販売、仕入情報を入力する手段と、
入力された各情報を保存し記憶する記憶手段と、該記憶
手段で記憶されている情報を演算処理し、商品若しくは
商品群を収益に有利な順に順序をつける演算処理手段
と、該演算処理手段で演算処理された結果を表示する表
示手段とを有した営業・製造・購買支援システムにおい
て、粗利と業務効率とから計算される評価値を基に収益
に有利な順位を決定することを特徴とする。
【0009】請求項2の営業・製造・購買支援方法の発
明では、商品の製造情報、販売、仕入情報及び顧客満足
情報を入力する手段と、入力された各情報を保存し記憶
する記憶手段と、記憶されている情報を演算処理し、商
品若しくは商品群を顧客満足を維持しながら収益に有利
な順に順序をつける演算処理手段と、演算処理された結
果を表示する表示手段とを有した営業・製造・購買支援
システムにおいて、粗利と業務効率及び顧客満足度数と
から計算される評価値を基に収益に有利な順位を決定す
ることを特徴とする。
【0010】請求項3の営業・製造・購買支援システム
の発明では、商品の製造情報及び販売、仕入情報を入力
する手段と、入力された各情報を保存し記憶する記憶手
段と、該記憶手段で記憶されている情報を演算処理し、
商品若しくは商品群を収益に有利な順に順序をつける演
算処理手段と、該演算処理手段で演算処理された結果を
表示する表示手段とを有し、上記演算処理手段には粗利
と業務効率とから計算される評価値を基に収益に有利な
順位を決定する収益評価部を有することを特徴とする。
【0011】請求項4の営業・製造・購買支援システム
の発明では、商品の製造情報、販売、仕入情報及び顧客
満足情報を入力する手段と、入力された各情報を保存し
記憶する記憶手段と、記憶されている情報を演算処理
し、商品若しくは商品群を顧客満足を維持しながら収益
に有利な順に順序をつける演算処理手段と、演算処理さ
れた結果を表示する表示手段とを有し、上記演算処理手
段には粗利と業務効率及び顧客満足度数とから計算され
る評価値を基に収益に有利な順位を決定する収益評価部
を有することを特徴とする。
【0012】請求項5の営業・製造・購買支援の発明で
は、請求項3又は4の発明において、上記収益評価部で
演算処理する評価値の業務効率が、商品若しくは商品群
を1個生産するのに必要な時間である製造速度であっ
て、上記粗利と上記製造速度の逆数との積を評価値とす
ることを特徴とする。
【0013】請求項6の営業・製造・購買支援システム
の発明では、請求項5の発明において、上記製造速度に
当該商品若しくは商品群への切り替えロスを少なくとも
加味した稼働率を用いて上記収益評価部で評価値を演算
処理することを特徴とする。
【0014】請求項7の営業・製造・購買支援システム
の発明では、請求項6の発明において、上記製造速度に
関する情報を、別途生産実績を入力し記憶している生産
実績データベースから収集し、上記記憶手段に記憶され
ている情報を更新する更新手段を備えていることを特徴
する。
【0015】請求項8の営業・製造・購買支援システム
の発明では、請求項6の発明において、上記製造速度に
関する情報を、生産ラインの現状の稼働実績値からリア
ルタイムに収集して現在時点での収益順に商品若しくは
商品群を上記表示手段に表示させる収集手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0016】請求項9の営業・製造・購買支援システム
の発明では、請求項4の発明において、上記収益評価部
で演算処理する評価値の顧客満足度数が納期を遵守した
割合を示すデリバリ遵守率を含む注文への応答性であっ
て、粗利とデリバリ遵守率との積を評価値とすることを
特徴とする。
【0017】請求項10の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項3又は4の発明において、上記収
益評価部で演算処理する評価値の業務効率に、上記製造
速度の他に受注活動を開始し注文確定までの工数よりな
る営業効率を含め、粗利と製造速度の逆数と営業効率の
逆数の積を評価値とすることを特徴とする。
【0018】請求項11の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項10の発明において、上記営業効
率を営業情報データベースより収集し、上記記憶手段の
記憶情報を更新する更新手段を備えていることを特徴と
する。
【0019】請求項12の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項3又は4の発明において、記憶さ
れている業務効率の項目について商品若しくは商品群毎
に達成可能業務効率値を別途上記記憶手段に記憶し、現
状の業務効率値との差分を業務効率余地情報としてラン
ク分けする手段を上記演算処理手段に設け、収益の優位
性の順とランク分け結果を同時に上記表示手段で表示す
ることを特徴とする。
【0020】請求項13の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項12の発明において、上記達成可
能業務効率値及び上記粗利と上記業務効率及び上記顧客
満足度数から計算又は粗利と上記製造速度の逆数の積か
ら計算又は上記製造速度に上記稼働率を用いて計算或い
は上記粗利と上記製造速度の逆数と営業効率の逆数の積
から計算される上記評価値より、販売価格の理論的下限
値を上記演算処理手段が演算し、上記収益の優位性の順
と理論的下限値を同時に上記表示手段で表示することを
特徴とする。
【0021】請求項14の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項13の発明において、商品が値引
き販売された場合若しくは将来の販売予測価格を入力し
た場合に、該当商品若しくは商品群の業務効率改善の目
標値を計算する計算部を上記演算処理手段に備え、計算
された目標値を業務効率改善に関連する各部門に報知す
る手段を備えたことを特徴とする請求項13記載の営業
・製造・購買支援システム。
【0022】請求項15の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項12の発明において、上記達成可
能業務効率値及び上記製造速度の逆数の積から計算又は
上記製造速度に上記稼働率を用いて計算或いは上記粗利
と上記製造速度の逆数と営業効率の逆数の積から計算さ
れる上記評価値より、達成可能な評価値を求め、業務の
効率化取り組みの優先順位として上記表示手段に表示さ
せる手段を上記演算処理手段に設けたことを特徴とする
請求項12記載の営業・製造・購買支援システム。
【0023】請求項16の記憶媒体の発明では、前記請
求項3〜15に記載の営業・製造・購買支援システムに
おける演算処理及び制御処理を上記演算処理手段を構成
するコンピュータで実行するプログラムを記憶したこと
を特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】図37は本発明方法を用いた実現
した営業・製造・購買支援システムの全体構成を示して
おり、本システムは、企業内の営業部門I、製造部門I
I、購買部門III等営業・製造・購買にかかる部門に対し
て支援を与えるべく、これら部門I〜IIIに設けられる
パーソナルコンピュータ等の端末とネットワークを通じ
て結ばれたコンピュータからなる演算サーバーIVが中枢
として設けられている。
【0025】ここで各部門I〜IIIにおけるパーソナル
コンピュータ等の端末に備わっているキーボードが本シ
ステムの情報の入力手段1を構成し、またモニタが表示
手段2を構成する。一方演算サーバーIVは後述する演算
処理手段3と、磁気ディスク装置からなる記憶手段4と
で構成され、演算サーバーIVには後述する各実施形態を
実現するためのプログラムを記憶している種々の記憶媒
体からプログラムをダウンロードして実行する機能が備
わっている。
【0026】次に本発明の営業・製造・購買支援方法を
用いた実施形態のシステムにより本発明を詳説する。尚
実施形態の説明では、商品を品種とし、その品種の群を
商品群とする。 (実施形態1)本実施形態は、図1に示すように演算処
理手段3に、販売価格−変動費から求まる粗利と、業務
効率とから評価値(粗利速度=単位時間当たりの粗利
額)を計算し、その評価値を基に収益に有利な順位を決
定する機能たる収益評価部6を設けた点に特徴がある。
【0027】まず本実施形態システムでは、まず営業部
門Iの入力手段1からは販売情報が入力され、製造部門
IIからは製造情報が入力され、購買部門IIIからは仕入
情報が夫々入力され、演算処理手段3では、これら情報
に基づいて記憶手段4に販売情報マスタ51、製造情報
マスタ52、仕入情報マスタ53を構築する。
【0028】ここで販売情報マスタ51は例えば販売区
別販売価格を図2(a)に示すように各品種A…毎に分
けて表化したものであり、図2(a)で示す販区(販売
区分)としては、納入数量別、取引先別等がある。
【0029】製造情報マスタ52は例えば製造効率(業
務効率)を図2(b)に示すように各品種A…毎に分け
て表化したものであり、図2(b)で示す効率1…の数
値は、図示例では大きい方が良いが、小さい方が良い場
合或いは最大値が”1”である場合等の例がある。
【0030】仕入情報マスタ53は例えば部材別仕入価
格を図2(c)に示すように各品種A…毎に分けるとと
もに、品種毎の仕入合計価格を記入して表化したもので
ある。
【0031】而して演算処理手段3の収益評価部6は図
3に示すフローチャートに基づいて各マスタ51〜53
のファイルを記憶手段4から読み込み(ステップS
1)、次に各品種毎の粗利を粗利=販売価格−仕入合計
価格の式から計算する(ステップS2)。次のステップ
S3では粗利と業務効率とから評価値を計算する。つま
り評価値は粗利と製造効率との関数となり、例えば単位
時間当たりの粗利額=粗利速度(円/分)等で下記のよ
うに表される。
【0032】評価値(粗利速度)=f(粗利、製造効率
1,製造効率2,製造効率3,…) ここで例えば製造効率を上記製造情報マスタ52の効率
1〜3のみと仮定し、上記販売情報マスタ51の販区1
の場合を計算すると、図4(a)のように品種A,B,
Cの評価値(粗利速度)が求まることになる。ここで収
益評価部6は計算された評価値を収益に有利な順位にソ
ーティング(ステップS4)し、そのソーティング結果
に基づいて図4(b)の表のような形で品種名(或いは
商品群名)とその評価値を評価順に並べ、各部門I〜II
Iの表示手段2に表示させる(ステップS5)。この図
4(b)では粗利が一番悪かった品種Bが評価値(粗利
速度)では一番高く、収益性が大であることが分かる。
【0033】(実施形態2)上記実施形態1では評価値
を粗利と製造効率との関数としたが、本実施形態では、
入力手段1から顧客満足(CS)情報を上記販売情報、
製造情報、仕入情報に加えて入力し、顧客満足情報マス
タ54を図5に示す形で記憶手段4に構築し、演算処理
手段3の収益評価部6が計算する評価値を下記のように
粗利と製造効率、顧客満足度係数の関数とした点に特徴
ある。
【0034】評価値(粗利速度)=f(粗利、製造効率
1,製造効率2,製造効率3…、顧客満足1,顧客満足
2…) 図5で示す顧客満足情報マスタ54は顧客満足係数1…
の各品種A…毎の満足度合係数を表化したものである。
この図5では顧客満足係数の数値は値が大きい方が良い
場合を示しているが、小さい方が良い場合或いは最大値
が1である場合などの例がある。
【0035】また本実施形態の全体システムは実施形態
1と同じシステム構成を用いるので、図1を参照するこ
ととする。また説明のために販売情報マスタ51、製造
情報マスタ52及び仕入情報マスタ53として図2
(a)〜(c)に示すものを用いる。
【0036】ここで本実施形態では評価値を例えば単位
時間当たりの粗利額[=粗利速度(円/分)]と、顧客
満足度合係数との積で求める。
【0037】而して演算処理手段3の収益評価部6は図
6に示すフローチャートに基づいて各マスタ51〜54
のファイルを記憶手段4から読み込み(ステップS
1)、次に各品種毎の粗利を粗利=販売価格−仕入合計
価格の式から計算する(ステップS2)。そして次のス
テップS3で粗利と業務効率と顧客満足係数から上述し
た評価値を計算する。ここで例えば評価値が粗利と製造
情報マスタ52の製造効率1と顧客満足情報マスタ54
の顧客満足係数1の積で計算されると仮定し、販売情報
マスタ51の販区1について計算すると、品種A〜Cの
夫々の評価値(CS粗利速度)は図7(a)に示すよう
になる。
【0038】ここで収益評価部6は計算された評価値を
収益に有利な順位にソーティング(ステップS4)し、
そのソーティング結果に基づいて図7(b)の表のよう
な形で品種名(或いは商品群名)とその評価値を評価順
に並べて各部門I〜IIIの表示手段2に表示させる(ス
テップS5)。
【0039】この図7(b)では粗利が一番良かった品
種Cの評価値が必ずしも良いとは限らなくなり、顧客満
足を加味しない場合の評価値(粗利速度)は品種Cが最
悪であったが、顧客満足を考慮すると、品種Bより上位
になる。つまり、企業のみの利益を考慮するなら品種C
より品種Bを有するする方が良いが、顧客満足を考慮す
るなら品種Cの方がやや有利な品種であることが判断で
きる。 (実施形態3)本実施形態は、演算処理手段3の収益評
価部6で演算処理する評価値の業務効率が製造速度(品
種若しくは商品群を1個生産するために必要な時間)と
し、粗利と製造速度(製造タクト)の逆数(時産数)と
の積を評価値とする点で特徴がある。尚本実施形態の全
体システムは実施形態1と同じシステム構成を用いるの
で、図1を参照することとする。
【0040】まず製造部門IIの入力手段1で製造情報と
して、各品種A…における製造速度(分/個)が入力さ
れると、演算処理手段3は記憶手段4に各品種A…に製
造速度を対応付けた製造情報マスタ52を図8に示すよ
うに構築する。説明のための販売情報マスタ51,仕入
情報マスタ53は図2(a)(c)に示すものを用い、
また顧客満足情報マスタ54として図5に示すものを用
いる。
【0041】而して本実施形態では、演算処理手段3の
収益評価部6が評価値を計算する場合には、販売情報マ
スタ51の販売価格と、仕入情報マスタ53の仕入合計
価格とから求まる粗利と製造速度の逆数の積により評価
値を計算する。つまりその式は、 評価値(粗利速度)=粗利×(1/製造速度)=粗利×
時産数 となる。
【0042】本実施形態では、上記評価値に実施形態2
と同様に顧客満足を加味する形で評価値(CS粗利速
度)を計算するようになっている。
【0043】ここで仮に販区1の粗利を計算し、この粗
利を基に粗利速度計算を行うとともに、この粗利速度計
算値に実施形態2と同様に顧客満足度(ここでは1.0
とする)を加味してCS粗利速度を評価値として計算し
た結果が図9(a)に示すように求まり、評価順は図9
(b)のようになる。この評価順を品種名(或いは商品
群名)とともに各部門I〜IIIの表示手段2で表示させ
る。
【0044】尚本実施形態では評価値計算に顧客満足を
加味しているが実施形態1と同様に顧客満足を加味しな
くても良い。
【0045】(実施形態4)上記実施形態3では業務効
率として製造速度を用いたが、本実施形態では、製造速
度に当該品種(若しくは商品群)への切り替えロスを加
味した製造速度(稼働率)を用いて評価値を計算するよ
うにしたものである。
【0046】つまり切り替えロスの影響度合を切替時間
/ロットサイズから求め、この影響度合を製造速度(分
/個)に加算して評価値計算の製造速度とするのであ
る。そのために製造情報マスタ52としては、図10に
示すように各品種A…に、製造速度(分/個)と、切替
時間と、ロットサイズとを対応付けたものを用いる。
【0047】尚本実施形態の全体システムは実施形態1
と同じシステム構成を用いるので、図1を参照すること
とする。また説明のための販売情報マスタ51,仕入情
報マスタ53として図2(a)(c)に示すものを用
い、顧客満足情報マスタ54として図5に示すものを用
いることとする。
【0048】而して本実施形態の演算処理手段3の収益
評価部6は評価値を次の式より求める。
【0049】評価値=粗利×(1/製造速度)=粗利×
{1/[製造速度+(切替時間/ロットサイズ)]} ここで実施形態3と同様に顧客満足(尚ここでは満足度
を1.0とする)を加味して販売情報マスタ51の販区
1について評価値(CS粗利速度)を計算すると、図1
1(a)に示すようになり、この評価値を評価順に並べ
ると図11(b)に示すようになる。この図11(b)
の評価順を品種名(或いは商品群名)とともに各部門I
〜IIIの表示手段2にて表示させる。
【0050】尚本実施形態では評価値計算に顧客満足を
加味しているが実施形態1と同様に顧客満足を加味しな
くても良い。 (実施形態5)上記実施形態4では製造速度に当該品種
(若しくは商品群)への切り替えロスを加味した製造速
度(稼働率)を用いて評価値を計算するようにしたが、
この切り替えロスの代わりに本実施形態では、良品率
(生産数における良品数の割合)の影響を加味する。
【0051】つまり良品率を加味した製造速度は、製造
速度(分/個)/良品率によって求められる。
【0052】そのため製造情報マスタ52としては、図
12に示すように各品種A…に、製造速度(分/個)
と、良品率とを対応付けたものを用いる。
【0053】尚本実施形態の全体システムは実施形態1
と同じシステム構成を用いるので、図1を参照すること
とする。また説明のための販売情報マスタ51,仕入情
報マスタ53としては図2(a)(c)に示すものを用
い、また顧客満足情報マスタ54として図5に示すもの
を用いる。
【0054】而して本実施形態の演算処理手段3の収益
評価部6は評価値を次の式より求める。
【0055】評価値=粗利×(1/製造速度)=粗利×
(良品率/製造速度) ここで実施形態3と同様に顧客満足(尚ここでは満足度
を1.0とする)を加味して販売情報マスタ51の販区
1について評価値(CS粗利速度)を計算すると、図1
3(a)に示すようになり、この評価値を評価順に並べ
ると図13(b)に示すようになり、この図13(b)
の評価順を品種名(或いは商品群名)とともに各部門I
〜IIIの表示手段2で表示させる。
【0056】尚本実施形態では評価値計算に顧客満足を
加味しているが実施形態1と同様に顧客満足を加味しな
くても良い。
【0057】(実施形態6)本実施形態は評価値の計算
に用いる製造速度に、実施形態4の切り替えロスと、実
施形態5の良品率とを加味するとともに、トラブル停止
時間の影響を加味した点に特徴がある。ここでトラブル
停止が起きる要因としては、設備の故障、金型の故障、
部品不足による設備停止、材料品質トラブル等がある。
【0058】さて本実施形態で評価値の計算に用いる製
造速度は、次のように求められる。
【0059】製造速度=製造速度(分/個)/良品率+
(切替時間+トラブル停止時間)/ロットサイズ そのために本実施形態に用いる製造情報マスタ52とし
ては、図14に示すように各品種A…に、製造速度(分
/個)と、良品率と、切替時間と、ロットサイズと、ト
ラブル停止時間とを対応付けたものを用いる。
【0060】尚本実施形態の全体システムは実施形態1
と同じシステム構成を用いるので、図1を参照すること
とする。また販売情報マスタ51,仕入情報マスタ53
は図2(a)(c)に示すものを用い、顧客満足情報マ
スタ54として図5に示すものを用いることとする。
【0061】而して本実施形態の演算処理手段3の収益
評価部6は評価値を次の式より求める。
【0062】評価値=粗利×(1/製造速度)=粗利×
1/{製造速度/良品率+[(切替時間+トラブル停止
時間)/ロットサイズ]} ここで実施形態3と同様に顧客満足(尚ここでは満足度
を1.0とする)を加味して販売情報マスタ51の販区
1について評価値(CS粗利速度)を計算すると、図1
5(a)に示すようになり、この評価値を評価順に並べ
ると図15(b)に示すようになり、この図15(b)
の評価順を各部門I〜IIIの表示手段2に送って表示さ
せる。
【0063】尚本実施形態では評価値計算に顧客満足を
加味しているが実施形態1と同様に顧客満足を加味しな
くても良い。
【0064】(実施形態7)上記実施形態1,実施形態
2で評価値の計算に用いる製造効率や、実施形態3乃至
6で評価値の計算に用いる製造速度に関する情報は入力
手段1により入力しているが、本実施形態では図16に
示すように別途生産実績を入力し記憶した生産実績デー
タベース7から自動的に収集し、上記記憶手段4の製造
情報マスタ52の記憶内容を更新させるにした特徴があ
る。
【0065】尚図16の例では、生産実績管理システム
V側に設けた生産実績データベース7から収集するよう
にしたものであるが、この生産実績管理システムVは本
発明のシステムとは別に或いは一部として存在しても良
い。またこの生産実績管理システムV自体は本発明のシ
ステムの内容とは直接関係なく、生産実績データベース
7としては、生産実績を何らかの手段で収集入力される
ものであれば良い。また生産実績データベース7の更新
サイクルも特に定めはない。
【0066】而して本実施形態のシステムでは、図17
のフローチャートで示すように演算サーバーVIに設けた
マスタ更新手段8は生産実績データベース7の更新サイ
クルに合わせたタイミングで生産実績データベース7の
チェックを行い(ステップS1)、更新されているか否
かの判定(ステップS2)において、更新されていない
と判定されると、次のチェックタイミングまで待機す
る。また更新されている場合には生産実績データベース
7の内容を読み出して収集し、上記記憶手段4内の製造
情報マスタ52の内容を更新する(ステップS3)。
【0067】尚ステップS2を無くして、無条件に製造
情報マスタ52の更新を行うようにしても良い。
【0068】このようにして本実施形態では生産実績デ
ータベース7の生産実績の情報に基づいて製造情報マス
タ52を自動的に更新させることができる。
【0069】尚演算処理手段3の収益評価部6で行う評
価値の計算、評価順の並べ変え、その表示のための処理
は上述の実施形態1乃至実施形態6の方法を用いれば良
いのでここでは説明を省略する。
【0070】(実施形態8)上記実施形態1,実施形態
2で評価値の計算に用いる製造効率や、実施形態3乃至
6で評価値の計算に用いる製造速度に関する情報は入力
手段1により入力することで、記憶手段4内の製造情報
マスタ52に格納するようになっているが、本実施形態
では図18に示すように生産ラインVIからライン実績管
理コンピュータ9が取り込む現状の稼働実績値をリアル
タイムに演算サーバーIVに設けたライン実績収集手段1
0によって直接収集し、この収集した情報に基づいた製
造効率や製造速度から演算処理手段3の収益評価部6が
評価値を計算して現時点での評価順を求め、これを表示
手段2により表示させるようになっている。
【0071】このようにして本実施形態では生産ライン
VIの現状の稼働実績値の情報に基づいて現時点の評価順
を求めることができるのである。
【0072】尚演算処理手段3の収益評価部6で行う評
価値の計算、評価順の並べ変え、その表示のための処理
は上述の実施形態1乃至実施形態6の方法を用いれば良
いのでここでは説明を省略する。
【0073】(実施形態9)実施形態2では顧客満足を
加味して評価値を計算するようにしているが、この場合
顧客満足に用いるのが満足度を示す数値であったが、本
実施形態では納期を遵守した割合であるデリバリ遵守率
を用いる点に特徴がある。
【0074】つまり評価値は、評価値=粗利×デリバリ
遵守率×製造効率(生産効率)から求めることになる。
【0075】そのために本実施形態に用いる顧客満足情
報マスタ54としては、図19に示すように各品種A…
に、デリバリ遵守率を対応付けたものを用いる。
【0076】尚本実施形態の全体システムは実施形態1
と同じシステム構成を用いるので、図1を参照すること
とする。また説明のために販売情報マスタ51,仕入情
報マスタ53は図2(a)(c)に示すものを用いる。
【0077】而して本実施形態の演算処理手段3の収益
評価部6が上記の式より例えば販売情報マスタ51の販
区1について評価値を計算すると、その結果は図20
(a)に示すようになり、この評価値を評価順に並べる
と図20(b)に示すようになる。この図20(b)の
評価順を品種名(或いは商品群名)とともに各部門I〜
IIIの表示手段2で表示させる。図20中PKは製造効
率(生産効率)を示し、その値を計算を簡略化するため
にPK=1.0と仮定している。
【0078】尚デリバリ遵守率の代わりに、オーダ即納
率(注文に対して即時に納品ができる割合)や、オーダ
充足リードタイム(注文を受けてから商品を顧客に納品
するまでの時間(日))を用いても良い。図21はオー
ダ即納率を加味するための顧客満足情報マスタ54の例
を、図22はオーダ充足リードタイムを加味するための
顧客満足情報マスタ54の例を夫々示す。 (実施形態10)本実施形態は評価値を計算するために
用いる業務効率として、上記実施形態1,実施形態2で
評価値の計算に用いる製造効率や、実施形態3乃至6で
評価値の計算に用いる製造速度の他に営業効率(受注活
動を開始し注文確定までの工数)を用いて評価値を計算
するようした点に特徴がある。
【0079】ここで本実施形態での評価値は、次の式よ
り求める。
【0080】 評価値=粗利×(1/製造速度)×(1/営業効率) そのために本実施形態に用いる製造情報マスタ52とし
ては、図23(a)に示すように各品種A…に、製造速
度を対応付けたものを用い、販売情報マスタ51に図2
3(b)に示すように営業効率(人・日)を各品種A…
に対応付けした営業効率マスタを加えてある。ここで営
業効率は任意の基準値を設定し、その基準値を1とした
比率で表しても良い。例えば基準値を20人・日とする
と、図23(b)の例では、図23(c)のようにな
る。尚顧客満足情報マスタ54は図5のものを用いる。
【0081】また本実施形態の全体システムは実施形態
1と同じシステム構成を用いるので、図1を参照するこ
ととする。
【0082】而して図23(c)で示す営業効率を用い
て、本実施形態の演算処理手段3の収益評価部6が上記
の式より評価値(CS粗利速度)を計算すると、その結
果は図24(a)に示すようになる。この評価値を評価
順に並べると図24(b)に示すようになり、この図2
0(b)の評価順を品種名(或いは商品群名)とともに
各部門I〜IIIの表示手段2で表示させる。尚計算を簡
略化するために満足度を1.0としている。
【0083】(実施形態11)上記実施形態10で評価
値の計算に用いる営業効率は、入力手段1により入力す
る販売情報の一部を為すものであるが、この営業効率を
本実施形態は図25に示すように営業管理システムVII
に設けられた案件開始日、受注確定日、営業活動時間、
受注量、受注金額、値引き額等を格納している営業情報
データベース11から自動的に収集し、上記記憶手段4
に構築されている販売情報マスタ51の記憶内容を更新
させるようにした点に特徴がある。
【0084】図25の例では、営業管理システムVII側
に設けた営業情報データベース11から収集するように
したものであるが、この営業管理システムVIIは本発明
のシステムとは別に或いは一部として存在しても良い。
またこの営業管理システムVII自体は本発明のシステム
の内容とは直接関係なく、営業情報データベース11と
しては、営業情報を何らかの手段で収集入力されるもの
であれば良い。また営業情報データベース11の更新サ
イクルも特に定めはない。
【0085】而して本実施形態のシステムでは、図26
のフローチャートで示すように演算サーバーVIに設けた
マスタ更新手段8’は営業情報データベース11の更新
サイクルに合わせたタイミングで営業情報データベース
11のチェックを行い(ステップS1)、更新されてい
るか否かの判定(ステップS2)において、更新されて
いないと判定されると、次のチェックタイミングまで待
機する。また更新されている場合には営業情報データベ
ース11の内容を読み出して収集し、上記記憶手段4内
の販売情報マスタ51の内容を更新する(ステップS
3)。
【0086】尚ステップS2を無くして、無条件には販
売情報マスタ51の更新を行うようにしても良い。
【0087】このようにして本実施形態では営業情報デ
ータベース11の生産実績の情報に基づいて営業情報マ
スタ52を自動的に更新させることができる。
【0088】尚演算処理手段3の収益評価部6で行う評
価値の計算、評価順の並べ変え、その表示のための処理
は上述の実施形態1乃至実施形態6の方法を用いれば良
いのでここでは説明を省略する。
【0089】(実施形態12)本実施形態は上記実施形
態1や実施形態2の製造情報マスタ52では製造効率を
各品種A…に対応付けしているが、本実施形態では、図
27に示すように各業務効率(図では効率1…と表記し
ている箇所の値)の項目について品種(若しくは商品
群)毎に達成可能業務効率値(図では可能1…と表記し
ている箇所の値)を製造情報マスタ52に記憶させてお
き、現状の業務効率の値との差分を業務効率余地情報と
してランク分けして収益の優位性の順(評価順)と同時
に表示させるようにした点に特徴がある。
【0090】而して本実施形態では、演算処理手段3に
収益評価部6とは別に効率化計算部12を図28に示す
ように設け、製造情報マスタ52から読み出した可能業
務効率値を読み出し、業務改善余地を次の式より求め
る。
【0091】業務改善余地=Σ[(達成可能効率値−現
状効率値)/達成可能効率値] この式より求めた業務改善余地は各品種A…毎に製造情
報マスタ52に図27に示すように書き込むこととも
に、その値よりランク付けを行って、そのランクを付
す。ここで余地ランク例としては図29に示すような形
で分けており、図27の例では、品種Aは業務改善余地
が0であるので、値引き販売を行った場合に適正利益を
確保できなくなる。つまりこれ以上評価値を上げること
が出来ないので、値引きをすると利益を圧迫することに
なる。
【0092】このように評価値の順位とともに、上記余
地のランク付けを表示手段2で表示させることで値引き
などの判断を行うことが容易となる。
【0093】尚演算処理手段3の収益評価部6で行う評
価値の計算、評価順の並べ変え、その表示のための処理
は上述の実施形態1乃至実施形態6の方法を用いれば良
いのでここでは説明を省略する。また販売情報マスタ5
1や仕入情報マスタ53,顧客満足情報54については
ここでは図示せず、実施形態1や実施形態2を参照する
こととする。
【0094】(実施形態13)本実施形態は演算処理手
段3の収益評価部6で掲載される評価値に基づいて、販
売価格の理論的下限値を計算する機能として図30に示
すように理論的販売価格下限値計算部13を演算処理手
段3に設け、その結果を収益の優位性の順(評価順)と
共に表示手段2で表示させるようにした点に特徴があ
る。ここで販売価格の理論的下限値を求める場合には、
まず粗利と製造速度の逆数の積で求めた評価値を基に、
評価値=(X−仕入合計価格)×(1/達成可能製造速
度)を満足させる販売価格Xを求め、更にこの販売価格
Xから部材の仕入価格の低減可能額の合計値分を差し引
いて、理論的販売価格加減値を求めるのである。
【0095】図31は本実施形態で用いる達成可能製造
速度を格納した製造情報マスタ52を示す。尚本実施形
態では説明のための販売情報マスタ51としては図2
(a)に示すものを用い、仕入情報マスタ53としては
図2(c)に示すものを用い、顧客満足情報マスタにつ
いてはとくにここでは示さないが、顧客満足を考慮した
評価値を求めるために顧客満足の満足度を1.0とす
る。
【0096】而して演算処理手段3の収益評価部6が、
例えば販売情報マスタ51の販区1について評価値(C
S粗利速度)を計算すると、図32に示すようになり、
この評価値を評価順に並べて各部門I〜IIIの表示手段
2に表示させる。
【0097】同時に理論的販売価格下限値計算部13
は、ある品種について同一の評価値(顧客満足を加味し
たCS評価値)を確保することを考えてまず上記の販売
価格Xを求める。
【0098】例えば品種Aの場合では、551.7=
(X−1845)×(1/2.8)から、Xを求める。
このときのXは3390になる。
【0099】更にこの3390より仕入価格の低減可能
額の合計値分を差し引くことで、理論的価格の下限値を
求め、この下限値を表示手段2に評価順とともに表示さ
せる。
【0100】このようにして表示手段2で表示される販
売価格の理論的下限値を、販売価格決定に利用すること
ができることになる。
【0101】(実施形態14)本実施形態は、値引き販
売された場合や、将来の販売予測価格を入力手段1で入
力した場合に、該当品種(若しくは商品群)に対する業
務効率改善目標値を自動的に計算し、関連する各部門I
〜IIIの表示手段2で表示させるように図33に示すよ
うに演算処理手段3に業務改善目標値計算部14を設け
た点に特徴がある。
【0102】而して本実施形態では、値引き販売された
場合や、将来の販売予測価格を入力手段1で入力した場
合に、演算処理手段3の業務改善目標値計算部14が該
当品種(若しくは商品群)に対する業務効率改善目標値
を自動的に計算し、関連する各部門I〜IIIの表示手段
2で表示させることで報知するのである。つまり値引き
販売や、将来の販売予測価格に対して業務効率の改善目
標値を各部門I〜IIIに提示することができることにな
る。
【0103】尚演算処理手段3の収益評価部6で行う評
価値の計算、評価順の並べ変え、その表示のための処理
は上述の実施形態1乃至実施形態6の方法を用いれば良
いのでここでは説明を省略する。 (実施形態15)本実施形態は、実施形態12と同様に
図34(a)に示す達成可能製造速度を格納した製造情
報マスタ52を用いるとともに、仕入情報マスタ53と
して、図34(b)に示すように各品種A…に達成可能
仕入価格(可能1…と表記)を各部材の価格とともに付
加し、仕入合計価格とともに達成可能仕入合計価格を記
入したものを使用し、達成可能製造速度及び達成可能仕
入価格及び達成可能仕入合計価格を用いて達成可能な粗
利速度を求め、業務の効率化取り組みの優先順位として
表示することができるようにした点に特徴を有し、図3
5に示すように演算処理手段3に達成可能粗利速度計算
部15を設けてある。尚本実施形態では説明のための販
売情報マスタ51としては図2(a)に示すものを用
い、顧客満足情報マスタについては特にここでは示さな
いが、顧客満足を考慮した評価値を求めるために顧客満
足の満足度を1.0とする。
【0104】而して達成可能な粗利速度を求めるに際し
て、本実施形態の演算処理手段3の達成可能粗利速度計
算部15は、例えば図2(a)に示す販売情報マスタ5
1の販区1について各品種A…の粗利を計算し、この粗
利から更に製造情報マスタの達成可能製造速度を用いて
顧客満足を考慮した粗利速度(CS粗利速度)を求め
る。図36(a)はこの粗利速度を求めた結果を示し、
この結果を更に図36(b)に示すように評価順に並べ
変え、これを表示手段2で表示させる。この評価順は品
種B、C,Aの順に大きくなり、この場合品種Aよりも
品種B若しくはCについて業務効率化の取り組みを実施
する方が収益上有利であることが分かる。
【0105】尚演算処理手段3の収益評価部6で行う評
価値の計算、評価順の並べ変え、その表示のための処理
は上述の実施形態1乃至実施形態6の方法を用いれば良
いのでここでは説明を省略する。
【0106】ところで上記各実施形態では品種(商品)
について説明しているが品種(商品))の集合体である
商品群についても本発明を適用でき、上記各実施形態に
限定されるものではない。
【0107】
【発明の効果】請求項1の営業・製造・購買支援方法の
発明は、商品の製造情報及び販売、仕入情報を入力する
手段と、入力された各情報を保存し記憶する記憶手段
と、該記憶手段で記憶されている情報を演算処理し、商
品若しくは商品群を収益に有利な順に順序をつける演算
処理手段と、該演算処理手段で演算処理された結果を表
示する表示手段とを有した営業・製造・購買支援システ
ムにおいて、粗利と業務効率とから計算される評価値を
基に収益に有利な順位を決定するので、従来の粗利のみ
では正確に判断できていなかった収益確保に優位な品種
や商品を明確に決定できるという効果がある。
【0108】請求項2の営業・製造・購買支援方法の発
明は、商品の製造情報、販売、仕入情報及び顧客満足情
報を入力する手段と、入力された各情報を保存し記憶す
る記憶手段と、記憶されている情報を演算処理し、商品
若しくは商品群を顧客満足を維持しながら収益に有利な
順に順序をつける演算処理手段と、演算処理された結果
を表示する表示手段とを有した営業・製造・購買支援シ
ステムにおいて、粗利と業務効率及び顧客満足度数とか
ら計算される評価値を基に収益に有利な順位を決定する
ので、従来の粗利のみでは正確に判断できていなかった
収益確保に優位な商品若しくは商品群を顧客満足を加味
して明確に決定できるという効果がある。
【0109】請求項3の営業・製造・購買支援システム
の発明は、商品の製造情報及び販売、仕入情報を入力す
る手段と、入力された各情報を保存し記憶する記憶手段
と、該記憶手段で記憶されている情報を演算処理し、商
品若しくは商品群を収益に有利な順に順序をつける演算
処理手段と、該演算処理手段で演算処理された結果を表
示する表示手段とを有し、上記演算処理手段には粗利と
業務効率とから計算される評価値を基に収益に有利な順
位を決定する収益評価部を有するので、粗利と業務効率
とから計算される評価値を基に収益に有利な順位を決定
するので、従来の粗利のみでは正確に判断できていなか
った収益確保に優位な品種や商品を明確に決定できる営
業・製造・購買支援システムを提供できるという効果が
ある。
【0110】請求項4の営業・製造・購買支援システム
の発明は、商品の製造情報、販売、仕入情報及び顧客満
足情報を入力する手段と、入力された各情報を保存し記
憶する記憶手段と、記憶されている情報を演算処理し、
商品若しくは商品群を顧客満足を維持しながら収益に有
利な順に順序をつける演算処理手段と、演算処理された
結果を表示する表示手段とを有し、上記演算処理手段に
は粗利と業務効率及び顧客満足度数とから計算される評
価値を基に収益に有利な順位を決定する収益評価部を有
するので、従来の粗利のみでは正確に判断できていなか
った収益確保に優位な商品若しくは商品群を顧客満足を
加味して明確に決定できる営業・製造・購買支援システ
ムを提供できるという効果がある。
【0111】請求項5の営業・製造・購買支援の発明で
は、請求項3又は4の発明において、上記収益評価部で
演算処理する評価値の業務効率が、商品若しくは商品群
を1個生産するのに必要な時間である製造速度であっ
て、上記粗利と上記製造速度の逆数との積を評価値とす
るので、製造工程で入手容易な製造速度を業務効率に採
用することで、正確な判断が容易に可能という効果があ
る。
【0112】請求項6の営業・製造・購買支援システム
の発明では、請求項5の発明において、上記製造速度に
当該商品若しくは商品群への切り替えロスを少なくとも
加味した稼働率を用いて上記収益評価部で評価値を演算
処理するので、より正確な収益性の判断が可能になると
いう効果がある。
【0113】請求項7の営業・製造・購買支援システム
の発明では、請求項6の発明において、上記製造速度に
関する情報を、別途生産実績を入力し記憶している生産
実績データベースから収集し、上記記憶手段に記憶され
ている情報を更新する更新手段を備えているので、生産
実績収集のサイクルに合わせて自動的に収益性を判断す
る製造情報のマスタの更新が可能となり、よりタイムリ
ーで正確な収益性の判断が容易にできるとなるという効
果がある。
【0114】請求項8の営業・製造・購買支援システム
の発明では、請求項6の発明において、上記製造速度に
関する情報を、生産ラインの現状の稼働実績値からリア
ルタイムに収集して現在時点での収益順に商品若しくは
商品群を上記表示手段に表示させる収集手段を備えてい
るので、現時点での状態での収益性を入手可能となり、
迅速で正確な意思決定ができるという効果がある。
【0115】請求項9の営業・製造・購買支援システム
の発明では、請求項4の発明において、上記収益評価部
で演算処理する評価値の顧客満足度数が納期を遵守した
割合を示すデリバリ遵守率を含む注文への応答性であっ
て、粗利とデリバリ遵守率との積を評価値とするので、
正確な判断が容易となるという効果がある。
【0116】請求項10の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項3又は4の発明において、上記収
益評価部で演算処理する評価値の業務効率に、上記製造
速度の他に受注活動を開始し注文確定までの工数よりな
る営業効率を含め、粗利と製造速度の逆数と営業効率の
逆数の積を評価値とするので、粗利だけでなく売りやす
さを加味して収益性を判断でき、特に製造速度だけでな
く、営業効率を含めたより正確な判断が可能となるとい
う効果がある。
【0117】請求項11の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項10の発明において、上記営業効
率を営業情報データベースより収集し、上記記憶手段の
記憶情報を更新する更新手段を備えているので、自動的
に収益性を判断する営業情報のマスタの更新が可能で、
よりタイムリーで正確な収益性の判断が容易になるとい
う効果がある。
【0118】請求項12の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項3又は4の発明において、記憶さ
れている業務効率の項目について商品若しくは商品群毎
に達成可能業務効率値を別途上記記憶手段に記憶し、現
状の業務効率値との差分を業務効率余地情報としてラン
ク分けする手段を上記演算処理手段に設け、収益の優位
性の順と同時にランク分け結果を上記表示手段で表示す
るので、案件の営業活動時に値引きの可能性を従来の営
業独自の判断で行うことで、収益を悪化させるような事
態を避けることができ、案件ごとの営業政策を的確に判
断し推進することが可能となるという効果がある。
【0119】請求項13の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項12の発明において、上記達成可
能業務効率値及び上記粗利と上記業務効率及び上記顧客
満足度数から計算又は粗利と上記製造速度の逆数の積か
ら計算又は上記製造速度に上記稼働率を用いて計算或い
は上記粗利と上記製造速度の逆数と営業効率の逆数の積
から計算される上記評価値より、販売価格の理論的下限
値を上記演算処理手段が演算し、上記収益の優位性の順
と理論的下限値を同時に上記表示手段で表示するので、
適正な収益を確保できる販売価格を営業が認識でき、そ
の結果営業の判断で値引きをして利益を回収できなくな
り収益を悪化させるような事態を避けることができる。
【0120】請求項14の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項13の発明において、商品が値引
き販売された場合若しくは将来の販売予測価格を入力し
た場合に、該当商品若しくは商品群の業務効率改善の目
標値を計算する計算部を上記演算処理手段に備え、計算
された目標値を業務効率改善に関連する各部門に報知す
る手段を備えたので、各部門において的確な改善活動を
実施することが可能となり、収益の大きなものに対する
改善を優先的に着手することができるという効果があ
る。
【0121】請求項15の営業・製造・購買支援システ
ムの発明では、請求項12の発明において、上記達成可
能業務効率値及び上記製造速度の逆数の積から計算又は
上記製造速度に上記稼働率を用いて計算或いは上記粗利
と上記製造速度の逆数と営業効率の逆数の積から計算さ
れる上記評価値より、達成可能な評価値を求め、業務の
効率化取り組みの優先順位として上記表示手段に表示さ
せる手段を上記演算処理手段に設けたので、表示内容を
見ることで、各部門において的確な改善活動を実施する
ことが可能となり、収益の大きなものに対する改善を優
先的に着手することができるという効果がある。
【0122】請求項16の記憶媒体の発明では、前記請
求項3〜15に記載の営業・製造・購買支援システムに
おける演算処理及び制御処理を上記演算処理手段を構成
するコンピュータで実行するプログラムを記憶した記憶
媒体であるので、この記憶媒体を用いて実行すること
で、本発明の営業・製造・購買支援システムを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の概略のシステム構成図で
ある。
【図2】(a)は同上に用いる販売情報マスタの構成例
図である。(b)は同上に用いる製造情報マスタの構成
例図である。(c)は同上に用いる仕入情報マスタの構
成例図である。
【図3】同上の演算処理手段の収益評価部の動作説明用
フローチャートである。
【図4】(a)は同上の評価値計算結果例の説明図であ
る。(b)は同上で求まった評価順の表示例図である。
【図5】本発明の実施形態2に用いる顧客満足情報マス
タの構成例図である。
【図6】同上の収益評価部の動作説明用フローチャート
である。
【図7】(a)は同上の評価値計算結果例の説明図であ
る。(b)は同上で求まった評価順の表示例図である。
【図8】本発明の実施形態3に用いる製造情報マスタの
構成例図である。
【図9】(a)は同上の評価値計算結果例の説明図であ
る。(b)は同上で求まった評価順の表示例図である。
【図10】本発明の実施形態4に用いる製造情報マスタ
の構成例図である。
【図11】(a)は同上の評価値計算結果例の説明図で
ある。(b)は同上で求まった評価順の表示例図であ
る。
【図12】本発明の実施形態5に用いる製造情報マスタ
の構成例図である。
【図13】(a)は同上の評価値計算結果例の説明図で
ある。(b)は同上で求まった評価順の表示例図であ
る。
【図14】本発明の実施形態6に用いる製造情報マスタ
の構成例図である。
【図15】(a)は同上の評価値計算結果例の説明図で
ある。(b)は同上で求まった評価順の表示例図であ
る。
【図16】本発明の実施形態7の概略のシステム構成図
である。
【図17】同上の動作説明用フローチャートである。
【図18】実施形態8の概略システム構成図である。
【図19】本発明の実施形態9に用いる顧客満足情報マ
スタの構成例図である。
【図20】(a)は同上の評価値計算結果例の説明図で
ある。(b)は同上で求まった評価順の表示例図であ
る。
【図21】同上の別の例の顧客満足情報マスタの構成例
図である。
【図22】同上の他の例の顧客満足情報マスタの構成例
図である。
【図23】(a)は本発明の実施形態10に用いる製造
情報マスタの構成例図である。(b)は同上に用いる販
売情報マスタの構成例図である。(c)は(b)の具体
例図である。
【図24】(a)は同上の評価値計算結果例の説明図で
ある。(b)は同上で求まった評価順の表示例図であ
る。
【図25】本発明の実施形態11の概略システム構成図
である。
【図26】同上の動作説明用フローチャートである。
【図27】本発明の実施形態22に用いる製造情報マス
タの構成例図である。
【図28】同上の概略システム図である。
【図29】同上の余地ランクの説明図である。
【図30】本発明の実施形態13の概略構成図である。
【図31】同上に用いる製造情報マスタの構成例図であ
る。
【図32】同上の粗利速度計算例の説明図である。
【図33】本発明の実施形態14の概略システム構成図
である。
【図34】(a)は本発明の実施形態15に用いる製造
情報マスタの構成例図である。(b)は同上に用いる仕
入情報マスタの構成例図である。
【図35】本発明の実施形態15の概略システム構成図
である。
【図36】(a)は同上の達成可能粗利速度の計算結果
例の説明図である。(b)は同上で求まった達成可能粗
利速度の表示例図である。
【図37】本発明の営業・製造・購買支援システムの概
略を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1 入力手段 2 表示手段 3 演算処理手段 4 記憶手段 6 収益評価部 IV 演算サーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峰松 保 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品の製造情報及び販売、仕入情報を入力
    する手段と、入力された各情報を保存し記憶する記憶手
    段と、該記憶手段で記憶されている情報を演算処理し、
    商品若しくは商品群を収益に有利な順に順序をつける演
    算処理手段と、該演算処理手段で演算処理された結果を
    表示する表示手段とを有した営業・製造・購買支援シス
    テムにおいて、粗利と業務効率とから計算される評価値
    を基に収益に有利な順位を決定することを特徴とする営
    業・製造・購買支援方法。
  2. 【請求項2】商品の製造情報、販売、仕入情報及び顧客
    満足情報を入力する手段と、入力された各情報を保存し
    記憶する記憶手段と、記憶されている情報を演算処理
    し、商品若しくは商品群を顧客満足を維持しながら収益
    に有利な順に順序をつける演算処理手段と、演算処理さ
    れた結果を表示する表示手段とを有した営業・製造・購
    買支援システムにおいて、粗利と業務効率及び顧客満足
    度数とから計算される評価値を基に収益に有利な順位を
    決定することを特徴とする営業・製造・購買支援方法。
  3. 【請求項3】商品の製造情報及び販売、仕入情報を入力
    する手段と、入力された各情報を保存し記憶する記憶手
    段と、該記憶手段で記憶されている情報を演算処理し、
    商品若しくは商品群を収益に有利な順に順序をつける演
    算処理手段と、該演算処理手段で演算処理された結果を
    表示する表示手段とを有し、 上記演算処理手段には粗利と業務効率とから計算される
    評価値を基に収益に有利な順位を決定する収益評価部を
    有することを特徴とする営業・製造・購買支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】商品の製造情報、販売、仕入情報及び顧客
    満足情報を入力する手段と、入力された各情報を保存し
    記憶する記憶手段と、記憶されている情報を演算処理
    し、商品若しくは商品群を顧客満足を維持しながら収益
    に有利な順に順序をつける演算処理手段と、演算処理さ
    れた結果を表示する表示手段とを有し、 上記演算処理手段には粗利と業務効率及び顧客満足度数
    とから計算される評価値を基に収益に有利な順位を決定
    する収益評価部を有することを特徴とする営業・製造・
    購買支援システム。
  5. 【請求項5】上記収益評価部で演算処理する評価値の業
    務効率が、商品若しくは商品群を1個生産するのに必要
    な時間である製造速度であって、上記粗利と上記製造速
    度の逆数との積を評価値とすることを特徴とする請求項
    3又は4記載の営業・製造・購買支援システム。
  6. 【請求項6】上記製造速度に当該商品若しくは商品群へ
    の切り替えロスを少なくとも加味した稼働率を用いて上
    記収益評価部で評価値を演算処理することを特徴とする
    請求項5記載の営業・製造・購買支援システム。
  7. 【請求項7】上記製造速度に関する情報を、別途生産実
    績を入力し記憶している生産実績データベースから収集
    し、上記記憶手段に記憶されている情報を更新する更新
    手段を備えていることを特徴する請求項6記載の営業・
    製造・購買支援システム。
  8. 【請求項8】上記製造速度に関する情報を、生産ライン
    の現状の稼働実績値からリアルタイムに収集して現在時
    点での収益順に商品若しくは商品群を上記表示手段に表
    示させる収集手段を備えていることを特徴とする請求項
    6記載の営業・製造・購買支援システム。
  9. 【請求項9】上記収益評価部で演算処理する評価値の顧
    客満足度数が納期を遵守した割合を示すデリバリ遵守率
    を含む注文への応答性であって、粗利とデリバリ遵守率
    との積を評価値とすることを特徴とする請求項4記載の
    営業・製造・購買支援システム。
  10. 【請求項10】上記収益評価部で演算処理する評価値の
    業務効率に、上記製造速度の他に受注活動を開始し注文
    確定までの工数よりなる営業効率を含め、粗利と製造速
    度の逆数と営業効率の逆数の積を評価値とすることを特
    徴とする請求項3又は4記載の営業・製造・購買支援シ
    ステム。
  11. 【請求項11】上記営業効率を営業情報データベースよ
    り収集し、上記記憶手段の記憶情報を更新する更新手段
    を備えていることを特徴とする請求項10記載の営業・
    製造・購買支援システム。
  12. 【請求項12】記憶されている業務効率の項目について
    商品若しくは商品群毎に達成可能業務効率値を別途上記
    記憶手段に記憶し、現状の業務効率値との差分を業務効
    率余地情報としてランク分けする手段を上記演算処理手
    段に設け、収益の優位性の順とランク分け結果を同時に
    上記表示手段で表示することを特徴とする請求項3又は
    4記載の営業・製造・購買支援システム。
  13. 【請求項13】上記達成可能業務効率値及び上記粗利と
    上記業務効率及び上記顧客満足度数から計算又は粗利と
    上記製造速度の逆数の積から計算又は上記製造速度に上
    記稼働率を用いて計算或いは上記粗利と上記製造速度の
    逆数と営業効率の逆数の積から計算される上記評価値よ
    り、販売価格の理論的下限値を上記演算処理手段が演算
    し、上記収益の優位性の順とを理論的下限値を同時に上
    記表示手段で表示することを特徴とする請求項12記載
    の営業・製造・購買支援システム。
  14. 【請求項14】商品が値引き販売された場合若しくは将
    来の販売予測価格を入力した場合に、該当商品若しくは
    商品群の業務効率改善の目標値を計算する計算部を上記
    演算処理手段に備え、計算された目標値を業務効率改善
    に関連する各部門に報知する手段を備えたことを特徴と
    する請求項13記載の営業・製造・購買支援システム。
  15. 【請求項15】上記達成可能業務効率値及び上記製造速
    度の逆数の積から計算又は上記製造速度に上記稼働率を
    用いて計算或いは上記粗利と上記製造速度の逆数と営業
    効率の逆数の積から計算される上記評価値より、達成可
    能な評価値を求め、業務の効率化取り組みの優先順位と
    して上記表示手段に表示させる手段を上記演算処理手段
    に設けたことを特徴とする請求項12記載の営業・製造
    ・購買支援システム。
  16. 【請求項16】前記請求項3〜15に記載の営業・製造
    ・購買支援システムにおける演算処理及び制御処理を上
    記演算処理手段を構成するコンピュータで実行するプロ
    グラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7584882B2 (en) 2005-01-31 2009-09-08 The Kroger Co., System and method for managing financial data
US7950579B2 (en) 2005-01-31 2011-05-31 The Kroger Co. System and method for evaluating inventory
US20220214612A1 (en) * 2019-04-16 2022-07-07 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Agglutinant for Pellicle, Pellicle, Exposure Original Plate with Pellicle, Method for Producing Semiconductor Device, Method for Producing Liquid Crystal Display Board, Method for Regenerating Exposure Original Plate, and Peeling Residue Reduction Method

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