JP2013182362A - 特売商品決定支援システム、特売商品決定支援サーバー装置 - Google Patents

特売商品決定支援システム、特売商品決定支援サーバー装置 Download PDF

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寛之 大隈
Keiko Agemura
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Abstract

【課題】利用者の運営する店舗の過去の実績を活用して店独自の主体的な販売計画を容易に立案することができる特売商品決定支援システムを提供する。
【解決手段】月の指定に応じて、指定月に関する生活情報、天候情報、POSに基づく統計情報を週単位のカレンダー形式で提示する画面データを収集し構成するテーマカレンダー構成手段と、ユーザ端末装置に表示された前記テーマカレンダー上のグラフィカルユーザインターフェースが操作されることにより指定週の販促テーマ、重点商品の入力リクエストを受付け、指定週に関する販売計画レコードを生成し記録する販売計画作成手段とを備える特売商品決定支援サーバー装置に、前記販売計画作成手段の補助手段であって、過去の指定週に関する販売計画の記録に基づいて、指定週の販売計画の販促テーマ候補情報を提供するテーマ流用手段を加えた。
【選択図】図13

Description

本発明は、食品スーパー等の小売業店舗の販売促進計画の立案を支援するシステムに関する。
本発明の技術的背景を説明するために、小売業の販売促進活動の流れの一例を説明する。小売業の販促活動は、販促部による販促計画の立案、バイヤーによる商品の仕入れ、店舗によるプロモーションの3つのフェーズとして展開される。以下食品スーパーを例に詳しく説明する。
(1)まず、販促部あるいは類似する機能を持った部署の担当者が何週間か先のターゲットとする週(該当週)についての販売計画を立案する。このとき担当者は、該当週の属する季節の行事、店舗が属する地域の特色、世間の流行など、様々な環境情報や生活者ニーズを調査して該当週の特徴を把握する。これに加え前年度の売上実績や他社の動向を踏まえながら、推し進める重点テーマや注力して売り出すべき商品(重点商品:小分類単位)を決定し、販促計画書を作成する。販促計画書により、該当週の販促のテーマ(重点テーマ)、重点商品の提案がなされる。尚、販促テーマの同義語として「重点テーマ」という語も用いる。後者は特に小売業者内部における組織運営の文脈で用いる。
(2)次に、販促部は、作成した計画書を元に商品部バイヤーとの打合せ(販促会議)を行い、重点テーマ、重点商品(小分類単位)について合意を得る。
(3)商品部バイヤーは、合意した重点テーマ、重点商品に基づきメーカーや卸と商談する。
(4)商談にて具体的な特売商品が決定し、仕入れ原価や販売売価など商品情報の詳細が決定する。この時点で売り出し商品集合が確定する。
(5)確定した売り出し商品集合に基づいて、商品部バイヤーは売上目標(販売目標)をたてる。
(6)また。バイヤーは店頭の商品の陳列指示やPOPなどの店内プロモーション指示を行う。同様に、決定した売り出し商品に対するチラシ原稿を作成する。さらに、POSシステム(基幹システム)へ、売り出す商品の情報(商品コード、期間、売価)を登録する。
(7)該当週の前日に(6)で用意したチラシ原稿に基づいて製版印刷された折り込みチラシが売り出し店舗周辺の住民に配布される。
(8)このような準備を経て該当週には、セール(特売)が実施される。
(9)セール実施後、特売時に売り出した商品の売上結果を集計し、目標に対しての達成度や反省要因などを洗い出す。
上記小売業の販促活動を支援する手法やシステムが従来より実施され、幾つか提案されている。特許文献1は、月日に対応させて生活上の行事が書き込まれたカレンダーが記録されたカレンダー・ファイルと、カレンダーの月日にしたがい過去の販売実績が記録された記録ファイルと、現時点で仕入れ可能な商品の数量および価格を含むデータが記録された商品ファイルと、商品対応に販売価格および数量を与える前記商品ファイルを参照して予想される売上利益を計算する演算手段とを備え、前記カレンダー・ファイルから引き出したカレンダーおよび前記記録ファイルの指定箇所を画面上に表示可能な状態にして、仕入れ商品を選択するための画面を表示させ、この画面上に前記商品ファイルから選択された商品の種類およびその数量にしたがって前記演算手段が計算した売上利益を併せて表示する演算表示手段を備えたことを特徴とする販売計画作成装置を開示している。
この特許文献1の装置は、過去の販売実績データを参照できて、販売価格と数量に従って予想売上利益を計算する演算手段を備えることで、卸業者の様々な提案に対して仕入れ担当者(バイヤー)が迅速に合理的な判断を行うことができることを特徴としている。また、この特許文献1の販売計画作成装置は「月日に対応させて生活上の行事が書き込まれた」電子的なカレンダーを端末画面に表示させる機能を備えているが、このようなカレンダーを紙に出力して当該週の潜在顧客の行動を推測して販売計画を考案する際のヒントとすることは従来より行われている。
また、非特許文献1は、全国共通の暦行事・週毎の生活者の行動を掲載したカレンダー、週毎の生活者の食卓テーマ・献立の提案、代表的な食材の日別の消費支出グラフ、売り場毎の重点オペレーションの提案など、専門業者が用意した様々な情報を提供して店舗の売り場作りを支援するインターネットサイトである。
特開2003−30407号公報
"デジタルプロモーションポータル"〔平成24年1月20日検索〕、インターネット<URL: https://e-dip.jp/portal/login.aspx >
特許文献1に記載のシステムは、卸業者からの提案に対して、仕入れ担当者がその提案を受入れるか拒絶するかをその場で迅速に判断できるようにすることに重きが置かれている。従って、卸業者からの提案を抜きにして当該週の販売計画(重点商品の選択)をどのように立案するかを助ける機能は十分ではない。非特許文献1のサービスは、専門業者の作った情報を提示することに重きが置かれている。利用者店舗自身のPOSデータを活用していないので、店独自のデータに基づいた販促計画を立てることはできない。
本発明は、これら従来技術の不十分な点を克服するシステムを提供することを意図したものである。すなわち、利用者の運営する店舗の過去の実績を活用して店独自の主体的な販売計画を容易に立案することができる特売商品決定支援システム、およびこの特売商品決定支援システムを実現するために不可欠なサーバー装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための、本願の第1の発明は、
ユーザ端末装置からネットワークを通じたリクエストを受付けて、対応する情報を返信する送受信手段と、
月の指定に応じて、指定月の生活者の消費行動に影響を与えると考えられる情報、指定月に関するPOSに基づく統計情報を週単位のカレンダー形式で提示する画面データを収集し構成するテーマカレンダー構成手段と、
ユーザ端末装置に表示されたカレンダー形式画面上のグラフィカルユーザインターフェースが操作されることにより指定週の販促テーマ、重点商品の入力リクエストを受付け、指定週に関する販売計画レコードを生成し記録する販売計画作成手段と、
前記販売計画作成手段の補助手段であって、過去の指定週に関する販売計画に関する記録に基づいて、指定週の販売計画の販促テーマ候補情報を提供するテーマ流用手段と、
販促テーマ、重点商品の販売計画情報および実績情報を実施年、週毎に蓄積・記録した実績データベースへのデータ登録、更新、問合せ、削除を行う実績データ管理手段と、
上記各手段を制御する制御手段と
を備える特売商品決定支援サーバー装置と、
販促テーマ、重点商品の販売計画情報および実績情報を実施年、週毎に蓄積・記録した販促計画・実績データベースを記録管理するデータベースサーバー装置と、
ユーザ端末装置と
がネットワークで接続されて構成された特売商品決定支援システムである。
上記特売商品決定支援システムは、販売計画作成手段の補助手段としてのテーマ流用手段を備えたことにより、販促計画立案者は、過去の実績記録を考慮した販促テーマの立案を容易に進めることが可能となった。ここで、指定月に関する生活者の消費行動に影響を与えると考えられる情報として、指定月の生活者の典型的行動や行事をキーワードやテキストで表した情報を含んでもよい。さらに、指定月の平年最低最高気温などの天候気象に関する情報を含んでもよい。
前記販売計画作成手段は1つの販促テーマの下位に1つ以上のサブテーマを設定し、重点商品はサブテーマ毎に設定されるものであって、前記テーマ流用手段は、サブテーマ候補情報を提供するものであってもよい。
さらに、前記テーマ流用手段は、流用するサブテーマ情報が選択されたとき、そのサブテーマに関係付けられている重点商品を新たなサブテーマの重点商品に指定するように構成してもよい。
上記課題を解決するための、本願の第2の発明は、
ユーザ端末装置からネットワークを通じたリクエストを受付けて、対応する情報を返信する送受信手段と、
月の指定に応じて、指定月に関する生活情報、天候情報、POSに基づく統計情報を週単位のカレンダー形式で提示する画面データを収集し構成するテーマカレンダー構成手段と、
ユーザ端末装置に表示されたカレンダー形式画面上のグラフィカルユーザインターフェースが操作されることにより指定週の販促テーマ、重点商品の入力リクエストを受付け、指定週に関する販売計画レコードを生成し記録する販売計画作成手段と、
前記販売計画作成手段の補助手段であって、過去の指定週に関する販売計画に関する記録に基づいて、指定週の販売計画の販促テーマ候補情報を提供するテーマ流用手段と、
販促テーマ、重点商品の販売計画情報および同実績情報を実施年、週毎に蓄積・記録した実績データベースへのデータ登録、更新、問合せ、削除を行う実績データ管理手段と、
上記各手段を制御する制御手段と
を備える特売商品決定支援サーバー装置である。
前記販売計画作成手段は1つの販促テーマの下位に1つ以上のサブテーマを設定し、重点商品はサブテーマ毎に設定されるものであって、前記テーマ流用手段は、サブテーマ候補情報を提供するものであってもよい。
さらに、前記テーマ流用手段は、流用するサブテーマ情報が選択されたとき、そのサブテーマに関係付けられている重点商品を新たなサブテーマの重点商品に指定するように構成してもよい。
本発明に係る特売商品決定支援システム、特売商品決定支援サーバー装置により、小売業の販売促進計画立案者は、自店舗の過去の実績を活用して店独自の主体的な販売計画をきわめて容易に立案することができるという顕著な効果を奏する。
基本の実施形態における特売商品決定システム1の全体構成を示すブロッ ク図である。 特売商品決定サーバー装置100の機能ブロック図である。 特売商品決定サーバー装置100のハードウエア構成図である。 特売商品決定システム1が扱うデータベースの全体を説明する図である。 メインテーマテーブル510を説明する図である。 サブテーマテーブル520を説明する図である。 データベースサーバ装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック 図である。 行事・催事テーブル442、生活行動テーブル446を説明する図である 。 重点商品テーブル530である。 商品売上実績テーブル540である。 販促効果検証テーブル550を説明する図である。 特売商品決定システム1にログイン後最初にユーザ端末画面に表示され るカレンダー画面600である。 重点テーマ登録画面700である。 重点テーマ登録ウィンドウ740を説明する図である。 サブテーマ登録ウィンドウ750を説明する図である。 重点商品登録ウィンドウ760を説明する図である。 商品部担当者用画面800を説明する図である。 商品入力作業画面を説明する図である。 店頭指示登録画面900を説明する図である。 効果検証入力画面を説明する図である。 販促計画作成手段150の動作を説明するフローチャートである。 サブテーマを登録する処理を説明するフローチャートである。 テーマ流用手段160の処理を説明するフローチャートである。 テーマ流用手段160の処理を説明するフローチャートである。
(本願発明の基本の実施形態)図1は本願発明に係る特売商品決定システム1の全体構成図である。特売商品決定システム1は特売商品決定支援サーバー装置100、データベースサーバー装置200と幾つかの利用者端末装置(ユーザ端末)300がネットワーク9に接続されて構成される。ネットワーク9は、LAN、専用線、3G回線網、公衆回線網等とそれらを接続する幾つかのゲートウェイで構成されるIPネットワーク、典型的にはインターネットである。
図2は、特売商品決定支援サーバ装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。典型的にはサーバーコンピュータにより実現される。特売商品決定支援サーバ装置100は、制御部101、ローカル記憶部102、周辺機器I/F部103、入力部104、表示部105、通信部106がバス109を介して接続される。制御部101はCPU(中央処理装置)で装置全体を制御する、また、プログラムを実行する。記憶部102は制御部101で処理するデータやプログラムを保持する。周辺機器I/F部103はデータベースやプログラムを記録したハードディスク等の外部記憶媒体との間でデータの授受を行う。入力部104はキーボードやマウス等の入力装置であり、キーボードやマウス等の操作情報の入力等を行う。表示部105はディスプレイ等の表示装置である。通信部106はネットワークを介して他のコンピュータ等と通信を行う。
図3は、特売商品決定支援サーバー装置100の機能ブロックを説明するブロック図である。特売商品決定支援サーバー100は、送受信手段110、制御手段120、テーマカレンダ構成手段130、データ分析手段140、販促計画作成手段150、テーマ流用手段160、実績データ管理手段170を備える。送受信手段110はネットワーク9を通じたユーザ端末300からのリクエストメッセージを受付けて、制御手段120に引き渡す、また、制御手段120から引き渡された応答情報をネットワーク9を通じてリクエスト元へ返信する。制御手段120は、送受信手段110から引き渡されたリクエストメッセージの内容に従って、テーマカレンダ構成手段130、または販売計画作成手段150等の適当な処理手段を呼び出し、その処理結果を受けて、送受信手段110に渡す。テーマカレンダ構成手段130は、ユーザ端末300の側でテーマカレンダーを表示するために必要なデータを各種データベースから抽出して揃える。テーマカレンダーについては後で詳しく説明する。データ分析手段140は、利用者からのデータ分析の指示に内容に応じて必要なデータを抽出して分析し結果データを送受信手段110を通してユーザ端末300に提供する。販売計画作成手段150は、重点テーマ、サブテーマ、重点商品の登録を受付け、販売計画実績データベースに登録する。詳細は後述する。テーマ流用手段160は販売計画作成手段150の補助手段として機能する。詳細は後述する。実績データ管理手段170は、商談実施後の商品登録、売り上げ実績の登録参照、販促効果検証結果の登録参照のリクエストを受付け、販促計画・実績データベースへの登録更新検索を実行する。
図3に示された各手段と図2の関係であるが、特売商品決定支援サーバ装置100の記憶部102には、特売商品決定支援サーバ装置100として使用するコンピュータのOSのプログラムコードおよびHTTPプロトコルにより顧客からの要求を受けそれに対する応答を返すWEBサーバーソフトウェア(送受信手段110の主要部)の他に、処理の遷移を制御するコンピュータプログラムモジュール(制御手段120の主要部)およびユーザ端末300の側でテーマカレンダーを表示するために必要なデータを各種データベースから抽出して揃えるコンピュータプログラムモジュール(テーマカレンダ構成手段130の主要部)、利用者からのデータ分析の指示に内容に応じて必要なデータを抽出して分析し結果データを作成するコンピュータプログラムモジュール(データ分析手段140の主要部)、利用者からの販売計画の受付け要求に対応して、販売計画データを作成し、販売計画情報や商談実施後の商品登録を実績データ管理手段170を通じて販促計画・実績データベース500に登録するコンピュータプログラムモジュール群(販売計画作成手段150、テーマ流用手段160の主要部)、売り上げ実績の登録参照、販促効果検証結果の登録参照のリクエストに対応して、販促計画実績データベースへの登録更新検索を実行するプログラムモジュール群(実績データ管理手段170の主要部)、の実行形式プログラムが格納されており、これらのプログラムコードが制御部101に読み出されて、特売商品決定支援サーバ装置100のハードウェアを駆動制御することにより各手段130〜170として機能する。
尚このほか図示していないがサーバ装置100の記憶部102には、特売商品決定システム1のユーザアカウント情報と、ユーザアカウントの登録管理およびユーザログイン時のユーザ認証を行うプログラムモジュールが記憶されている。
ユーザ端末300はネットワーク通信機能を備え、ウェブブラウザを備えたパーソナルコンピュータ等である。モバイル端末であってもよい。
図4はデータベースサーバ装置200の機能ブロック図である。サーバ装置200は、送受信手段210、制御手段220、データベース管理手段230、データベース400(図4では400A、400Bと分けて表示)を備える。送受信手段210はネットワーク9を通じた特売商品決定支援サーバー装置100からのリクエスト(データベースクエリー)を受付けて、制御手段220に引き渡す、また、制御手段220から引き渡された応答情報をネットワーク9を通じてリクエスト元へ返信する。制御手段220は、送受信手段210から引き渡されたリクエストメッセージの内容に従って、データベース管理手段230、またはその他のプログラム(図示せず)を呼び出し、その処理結果を受けて、送受信手段210に渡す。データベース管理手段230は、制御手段220から引き渡されたデータベースクエリーに応じてデータベース400に対して検索処理、更新削除処理、または新規レコードの登録処理を行い処理結果を制御手段220に返す。
データベース400はシステム1を利用する小売事業者または店舗ごとに管理するデータベースのグループ(図4では400Aで示す)である自社POSデータ450、商品マスター460、販促計画・実績データベース500と、テーマカレンダー画面に表示されるコンテンツデータとして利用されるデータベースのグループ(図4では400Bで示す)がある。
自社POSデータ450は小売事業者(店舗)の基幹システムより抽出したPOSデータを様々な目的で検索できるようデータベース化したものである。商品マスター460は小売事業者(店舗)で扱う全商品のマスターデータである。
コンテンツデータとして利用されるデータベースとしては、家計消費支出データベース410、一般POSデータベース420、行事・催事情報データベース440がある。行事・催事情報データベース440はシステム1を利用する小売事業者が用意することもできるが、他のデータベースは生活者の傾向を把握するために全国規模又はそれに準ずる規模で収集したデータから構成するものなので専門の業者からデータを購入することになる。
図7は、データベースサーバ装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。典型的にはサーバーコンピュータにより実現される。サーバ装置200は、制御部201、ローカル記憶部202、周辺機器I/F部203、入力部204、表示部205、通信部206がバス209を介して接続される。制御部201はCPU(中央処理装置)で装置全体を制御する、また、プログラムを実行する。記憶部202は制御部201で処理するデータやプログラムを保持する。周辺機器I/F部203はデータベースやプログラムを記録したハードディスク等の外部記憶媒体との間でデータの授受を行う。入力部204はキーボードやマウス等の入力装置であり、キーボードやマウス等の操作情報の入力等を行う。表示部205はディスプレイ等の表示装置である。通信部206はネットワークを介して他のコンピュータ等と通信を行う。
記憶部202には、サーバ装置200として使用するコンピュータのOSのプログラムコードおよび外部のコンピュータからの要求を受けそれに対する応答を返すサーバーソフトウェア(送受信手段210の主要部)の他に、処理の遷移を制御するコンピュータプログラムモジュール(制御手段220の主要部)および外部からのデータベースの問合せ(クエリー)に対して保持するデータベース400を検索更新登録削除等して制御手段220に結果を返すデータベースエンジン(データベース管理手段230の主要部)のコンピュータプログラムモジュール群の実行形式プログラムが格納されており、これらのプログラムコードが制御部201に読み出されて、サーバ装置200のハードウェアを駆動制御することにより各手段210〜230として機能する。
本発明の実施形態に係る特売商品決定システム1の概要を説明する便宜のために、以下、ユーザ端末300のディスプレイ上に現れるユーザ画面の遷移に沿って説明することにする。
図12はユーザ端末300が特売商品決定システム1にログインした直後にユーザ端末300に表示される画面であるテーマカレンダー画面600を示す図である。601は年月を指定するインターフェースである。年入力欄に年を月入力欄に月を指定して表示ボタン602をクリックすると、その月のカレンダー(図12では3/28から4/30までの5週分)が表示される。画面600は2010年の4月の5週間を表示したところである。620はそのうちの1週である3/28から4/3までの情報・データを提示する領域である。620は上から、1年52週のうちのその週の週番号表示部621(この図では「5W」すなわち第5週の意)、日と曜日を示すカレンダー表示部622、当該週(または当該週を含むその前後の期間)の生活者の典型的行動や行事をキーワードを付した帯で示す生活行動提示部623、当該週の環境的特徴や生活者の行動の特徴をテキストで表した週の特徴提示部624、当該週の利用者店舗所在地の日々の最高最低気温などの過去の平均的気象データを表示する天候情報表示部625、当該週の特定の統計項目(自社食品全体売上、家計消費支出、自社鮮魚部門売上、自社青果部門売上など)の統計値が1年52週のうちの何番目であるかのランキング数字を表示する52週ランキング提示部626を含んで構成される。
利用者である食品スーパー等の販促部担当者は、これから販促計画を立案しようとする何ヶ月か先のターゲットの月を601に指定して、カレンダーを表示させ、その月(週)についての様々な情報を得ることにより、ターゲット月(週)の販促計画を立案することになる。テーマカレンダーに表示される様々な情報を見て、または他の情報と併せて検討した結果インスピレーションを得た販促部担当者は、重点テーマタブ613を選択することにより販促計画登録画面700を表示させる。
図13は販促計画登録画面700を示す図である。上半分はテーマカレンダー画面600と同様週毎の情報を表示する領域である。711、712はそれぞれ621、622と同じである。713は自社イベント表示欄である。該当週の重点テーマが既に設定されている場合は、この欄に重点テーマのテーマ名称が表示される。713に表示された重点テーマの内容は、重点テーマのテーマ名称を選択することにより画面700の下半分の領域であるテーマ内容表示部730に表示させることができる。また、713の内部の重点テーマのテーマ名称が表示されていない領域をクリックすると、メインテーマ登録ボタン721とサブテーマ登録ボタン722が現れる。
図14(a)は、メインテーマ登録ボタン721を選択した時に現れる重点テーマ登録ウィンドウ740である。740にはメインテーマ期間を設定するインターフェース741、テーマタイトルを入力するインターフェース742、テーマの説明テキストの記入欄743、流用ボタン744、登録ボタン745が配置されている。741にメインテーマの期間が設定されている時に流用ボタン744を選択すると、図14(b)に示すように、742の下部に過去の重点テーマで設定された期間(週)に関連があるとシステムが判断したテーマが表示される(746)。
図15(a)は、サブテーマ登録ボタン722を選択した時に現れる重点テーマ登録ウィンドウ750である。750にはサブテーマタイトルを入力するインターフェース752、サブテーマの説明テキストの記入欄753、流用ボタン754、登録ボタン755が配置されている。流用ボタン754の下にはサブテーマのみ流用するのか重点商品も含めて流用するのかの選択指定スイッチ756がある。図15(b)は、流用ボタン754が選択されたときの、過去のサブテーマで当該週に関連があるとシステムが判断したテーマタイトルが表示された状態を示している(757)。757の候補テーマを選択すると、そのテーマの情報がコピーされる。重点商品を含み流用する選択がされている場合は、テーマの情報として含まれていた重点商品の情報も含めてコピーされる。
再び図13に戻ると、ウィンドウ740(図14)により重点テーマの期間およびタイトルが登録され、ウィンドウ750(図15)によりサブテーマタイトルが登録済の該当週のサブテーマは自社イベント表示欄713に723に示すように表示される。このテーマタイトルを1つ選択すると選択された重点テーマの内容は、テーマ内容表示部730に表示される。重点商品を流用して登録した場合は、ここで流用設定された重点商品(正確には商品分類)のリストが表示される。重点商品流用機能を用いないで登録した場合は、何も重点商品が定まっていないのでテーマ内容表示部730には何も表示されない。いずれの場合も重点商品登録ボタン729を選択することで、図16に示す重点商品マニュアル登録ウインドウ760を呼び出して、ここで、該テーマで扱う商品(重点商品)をマニュアル入力で追加できる。
以上が、主として販促部担当者が利用する作業画面である。こうして何週間か先の週の販促計画の案が固まってゆく。図17は、商品部担当者がログインし、該当年月を指定し、左耳部商品部メニューを選択した時にユーザ端末300上に表示される商品部担当者用画面800である。
商品部担当者用画面800の上部は、テーマカレンダー画面600と共通しており、入力欄601により年月を指定すると当該月の5週分の週番号表示(621)と各週のカレンダー表示(622)が現れる。利用者により週番号が選択されると、当該週の販促企画書が登録されている場合は、販促計画実績文書表示部810から企画書PDFを選択してその内容を閲覧することができる。また当該週に設定されている重点テーマ(メインテーマ)の詳細、すなわち重点商品の分類までの情報は重点テーマ商品詳細表示部820に表示される。商品部担当者は企画書内容を閲覧してその週の重点テーマのコンセプトを把握し、同時にその週の重点テーマを実施するための重点商品(分類)を確認することができる。その上で、商品部担当者は卸業者との商談に入る。重点商品登録ボタン829を選択すると仕入れ商品を登録するためのウインドウ830が現れる。
図18は、商品部担当者が卸業者との商談後の商品入力作業画面を説明する図である。仕入れ商品登録ウィンドウ830が表示されている。重点テーマ名称欄831、部門指定欄832は選択式メニューになっており、重点商品登録ボタン829が選択されたときの設定がそのままセットされるが変更も可能である。大分類指定欄841、中分類指定欄842、小分類指定欄843も選択式メニューになっている。商品分類の組合せをこれら選択メニューにより選択できる。商品情報入力欄850にある商品コード、商品名などの各種項目入力欄は、商談を終えて、卸業者との間でどんな商品を原価いくらでどれくらいの数量仕入れるかが確定した時に入力する。また、このとき、店頭での売価も決定し入力する。登録ボタン861を押すことにより1件の重点商品情報が販促計画・実績データベース500に登録される。
図19は、店頭指示登録画面900である。この画面900の店頭指示タブ902の選択により商品部担当者は、仕入れが確定した商品について売り場担当者に対する指示を登録する。901は店舗担当者への指示を簡潔に表すタイトル文の記入欄である。910は店舗指示の具体的な内容をテキスト文で入力するコメント欄である。911は重点商品リストである。912は画像を掲載し、商品陳列の注意点や指示を画像を用いて行うための領域である。登録ボタン919を選択することにより入力した指示内容は販促計画・実績データベース500に登録される。
商品部担当者が仕入れ商品登録ウィンドウ830にて入力した商品情報をCSV形式等のテキストデータとして出力することで、店舗のPOSシステム(基幹システム)への情報登録、および、折込チラシ制作のための原稿データとすることができる。
図20は、店頭指示登録画面900において効果検証タブ903を選択して表示される効果検証入力画面である。売り出し期間が終了すると、POSデータに基づいてキャンペーンの結果・総括を記録する。920は総評入力欄である。テキストを自由に入力する。920の右にある927は重点テーマの実績評価のスコア(例えば1〜5の5段階)を設定する実績評価設定欄である。921は重点商品毎の売上実績表示欄である。各重点商品毎に、特売売価、目標数、仕入れ数、期間売上平均売価、期間売上数量が店舗のPOSシステム(基幹システム)のデータから参照され表示される。922は実績結果コメント欄である。個々の商品についての実績結果に関するコメントをテキスト入力する。923は売り場実績記録欄である。売り出し期間中の重点商品売り場の様子(棚割)の画像を登録して、商品をどのように陳列したか、POPや販促物をどのように活用したかを記録する。登録ボタン929を選択することにより入力した指示内容は販促計画・実績データベース500の販促効果検証テーブル550に登録される。
以上、本発明の実施形態に係る特売商品決定システム1の概要を説明する便宜のためにユーザ端末300のディスプレイ上に現れるユーザ画面を先に説明した。続いて、このような特売商品決定システム1は実際にどのようにして構成されるかを説明する。まずはじめに販促計画・実績データベース500について説明する。
販促計画・実績データベース500は、メインテーマテーブル510、サブテーマテーブル520、重点商品テーブル530、商品売上実績テーブル540、販促効果検証テーブル550の5つのテーブルを含んで構成される。
図5はメインテーマテーブル510を説明する図である。図5に例示するように、1つのメインテーマは実施期間、テーマタイトル、備考情報、実績評価の4つの項目を持つレコードとしてメインテーマ識別番号(ID)を付して記録される。実績評価はテーマ実施後に実績評価値(5段階の評価ランク)が記録される項目である。
図6はサブテーマテーブル520を説明する図である。メインテーマに対して実際の売り出し商品を関連付けるためのストーリーを作るために1つ以上のサブテーマを設定する。図6に例示するように、1つのサブテーマは親となるメインテーマ識別番号(メインテーマID)、サブテーマタイトル、テーマ概要、実績評価の4つの項目を持つレコードとしてサブテーマ識別番号(ID)を付して記録される。図6に示す例では、メインテーマ「バレンタインセール」に関係付けて二つのサブ「父に送るバレンタイン特集」、「手作りバレンタイン」の二つのサブテーマが設定されている。テーマ実績評価はテーマ実施後に実績評価値(5段階の評価ランク)が記録される項目である。
図9は重点商品テーブル530を説明する図である。図9に例示するように、1つの重点商品は関係付けられるサブテーマ識別番号(サブテーマID)、部門、大分類、中分類、小分類、商品コード、商品名、産地、キャッチコピーの9個の項目を持つレコードとして重点商品識別番号(ID)を付して記録される。
図10は商品売上げ実績テーブル540を説明する図である。商品コードの期間毎の売上金額がレコードIDを付して記録される。期間は西暦年とその年の週番号で表す。
図11は販促効果検証テーブル550を説明する図である。サブテーマIDで特定されるサブテーマ毎に、棚割り画像、検証結果コメント、評価(5段階の評価ランク)がレコードIDを付して記録される。同じサブテーマに関して、幾つかの売り場で重点商品を陳列する場合は、売り場毎にレコードを作り、棚割り画像と評価結果を記録する。
図8(a)は行事・催事テーブル442を説明する図である。期間(日付)、名称が1レコードとして記録されている。図8(b)は生活行動テーブルを説明する図である。期間、その期間の生活行動を表す名称が1レコードとして記録されている。
先にユーザ端末300のディスプレイ上に現れるユーザ画面を説明したが、これらの画面は、ユーザ端末300のブラウザが発するHTTPリクエストに対して、このリクエストに応じて呼び出される、サーバ装置100のテーマカレンダー構成手段130や販売計画作成手段150としての機能を発揮するプログラムモジュールが動作した結果作成されたHTMLデータが応答されて、ユーザ端末300のブラウザがこの応答されたHTMLデータを表示することによってユーザの眼前に表示される。この一連の処理をしばしば、サーバ装置100の「○○手段が(ユーザ端末300に)××のような画面を表示する」というように簡略して記載する。
サーバ装置100は、ログインが成功したユーザ端末300に対して、テーマカレンダ初期画面データを送信する。初期画面データはテーマカレンダ画面600の枠組みだけの画面であるが、表示ボタン602には、それが選択されるとブラウザに対して、601に設定された指定年月をパラメータとして添えてサーバ装置100のテーマカレンダー構成手段130を動作させその処理結果を要求するメッセージを発信させるタグが関係付けられており、表示ボタン602が選択されるたびに、サーバ装置100のテーマカレンダー構成手段130が動作してその都度ユーザ端末300には指定年月のテーマカレンダが表示される。テーマカレンダー構成手段130は起動させられると、パラメータとして添付された指定年月またはそれから得られる週番号をキーにしてデータベースサーバ装置200に対して、データベース400の行事・催事情報440、家計消費支出データ410、一般POSデータ420を検索要求することにより、テーマカレンダーにコンテンツとして表示するデータを得る。これらのデータとしては、指定年月のカレンダーデータ(5週分の週番号と日付曜日)、指定月の生活行動情報、指定月の週の特徴データ、指定月の天候データ、指定月5週ごとの52週ランキングデータが含まれる。これらのデータが所定の形式でユーザ端末300に応答されると、ブラウザの働きによりユーザ端末画面に指定年月のテーマカレンダが表示される。
次に販促計画作成手段150およびテーマ流用手段160の動作を図21、図22のフローチャートに従って詳細に説明する。
図21は販促計画作成手段150の動作を説明するフローチャートである。販促計画作成手段150は販促計画登録画面700のメインテーマ登録ボタン721が選択されると呼び出される。まず、重点テーマ登録処理を行うためのデータを送信する。このデータはユーザ端末300のブラウザにより重点テーマ登録ウィンドウ740として表示される(S10)。ユーザはユーザ端末300の表示装置上に表示された販促計画登録画面700の入力インターフェース741,742,743にそれぞれ、実施期間、重点テーマタイトル、備考を入力する(S12)。登録ボタン745が選択されると(S26の「選択あり」の分岐)、ユーザ端末300のブラウザは入力インターフェース741,742,743に設定された期間指定情報とテキスト情報を含む重点テーマ登録リクエストが発行されるので、販促計画作成手段150はこのリクエストを受けて、販促計画・実績データベース500への登録リクエストを作成して、データベースサーバ装置200にデータベース登録リクエストを発行する(S30)。
以上は、流用ボタン744が選択されずに登録ボタン745が選択された場合の動作である。これに対して、登録ボタン745が選択される前に流用ボタン744が選択された場合(S14の「選択あり」の分岐)の処理は次の通りである。
流用ボタン744が選択されると、ユーザ端末300のブラウザは流用ボタン744が選択されたことを伝えるメッセージをサーバ装置100に送信する。これを受けた制御手段120は、テーマ流用手段160を呼び出し、流用処理を委託する(S100)。テーマ流用手段160は販促計画・実績データベース500に登録された過去の記録から所定の基準で過去実施された重点テーマの中から流用候補となる重点テーマを選定してそのテーマタイトルを販促計画作成手段150に通知する。販促計画作成手段150はテーマ流用手段160から通知されたテーマタイトルを重点テーマ入力欄742のプルダウン選択肢746として表示するウィンドウ画面データを作成してユーザ端末300に送信する。その結果、ユーザ端末300画面ではカーソルを重点テーマ入力欄742に置いたときプルダウン選択肢746が選択可能な状態で表示される(S18)。ユーザが重点テーマを選択し(記入し)(S22)登録ボタン745を選択すれば(S26の「選択あり」の分岐)、ユーザ端末300のブラウザは入力インターフェース741,742,743に設定された期間指定情報とテキスト情報を含む重点テーマ登録リクエストを発行するので、販促計画作成手段150はこのリクエストを受けて、販促計画・実績データベース500への登録リクエストを作成して、データベースサーバ装置200にデータベース登録リクエストを発行する(S30)。
図23はステップS100で呼び出されるテーマ流用手段160の処理を説明するフローチャートである。以下、ステップS100で呼び出されたテーマ流用手段160の動作を説明する。まず、入力欄741に設定されている販促期間が引き渡されるので、これから週番号を計算する(S110)。次に、週番号をキーに行事・催事テーブル442を検索し、行事・催事テーブル442に記録されているレコードの中で、期間が前記週番号と合致するレコード(実際には、行事・催事テーブル442の各レコードの期間の項目に記録されている日付期間が前記計算された週番号に対応する日付期間と重なっているレコードが「合致する」レコードとなる)の行事名称をキーワードとして取得する(S114)。次に、週番号をキーに生活行動テーブル446を検索し、生活行動テーブル446に記録されているレコードの中で、期間が前記週番号と合致するレコードの生活行動名称をキーワードとして取得する(S118)。次に、メインテーマテーブル510の各レコードのテーマタイトルと備考欄を調べ、テーマタイトルまたは備考欄のいずれかにステップS114およびS118で取得されたキーワードが含まれているレコード(当該レコードのID)を抽出する(S122)。これは単純な文字列演算処理で行うことができる。同様に、サブテーマテーブル520の各レコードのサブテーマタイトルとテーマ概要欄を調べ、サブテーマタイトルまたはテーマ概要欄のいずれかにステップS114およびS118で取得されたキーワードが含まれているレコードのメインテーマIDを抽出する(S126、S130)。ステップS122で抽出されたID(=メインテーマID)とステップS126で抽出されたメインテーマIDについて、適当な基準でソートしてメインテーマID,メインテーマタイトルを販促計画作成手段150に返す。適当な基準としては、販促計画・実績データベース500にメインテーマ毎の評価情報(評価値)を記録したレコードが残されている場合は、そのメインテーマの評価の高い順かつ実施時期が最近の順などの基準でソートしてもよい。重点テーマ選択入力欄のプルダウン選択肢747には、このソート順で流用候補として表示されることになる。
図22はサブテーマを登録する処理を説明するフローチャートである。次に、販促計画登録画面700のサブテーマ登録ボタン722が選択された場合の処理を詳しく説明する。登録ボタン722が選択された通知を受けて、販促計画作成手段150はサブテーマ登録処理を行うためのデータを送信する。このデータはユーザ端末300のブラウザによりサブテーマ登録ウィンドウ750として表示される(S101)。ユーザはユーザ端末300の表示装置上に表示されたサブテーマ登録ウィンドウ750の入力インターフェース752,753にそれぞれ、サブテーマタイトル、テーマ概要を入力する。流用ボタン754が選択されないまま先に登録ボタン755が選択されると(S102の「選択なし」の分岐、S155の「選択あり」の分岐)、ユーザ端末300のブラウザは入力インターフェース752,753に設定されたテキスト情報(サブテーマタイトル、テーマ概要)を含むサブテーマ登録リクエストを発行するので、販促計画作成手段150はこのリクエストを受けて、販促計画・実績データベース500への登録リクエストを作成して、データベースサーバ装置200にデータベース登録リクエストを発行する。この一連の処理により新規のサブテーマが登録される(S159)。
以上は、流用ボタン754が選択されずに登録ボタン755が選択された場合の動作である。これに対して、登録ボタン755が選択される前に流用ボタン754が選択された場合(S102の「選択あり」の分岐)の処理は次の通りである。
流用ボタン754が選択された通知を受けて、販促計画作成手段150はテーマ流用手段160を呼び出し、流用処理を委託する(S200)。テーマ流用手段160は販促計画・実績データベースに登録された過去の記録から所定の基準で過去実施されたサブテーマの中から流用候補となるサブテーマを選定してそのテーマタイトルを販促計画作成手段150に返す。販促計画作成手段150はテーマ流用手段160から返されたテーマタイトルをサブテーマ入力欄752のプルダウン選択肢757として表示するウィンドウ画面データを作成してユーザ端末300に送信する。その結果、カーソルをサブテーマ入力欄752に置いたときプルダウン選択肢757が選択可能な状態で表示される(S105)。ユーザがサブテーマを選択し(記入し)(S109)登録ボタン755を選択すれば(S113の「選択あり」の分岐)、ユーザ端末300のブラウザは入力インターフェース752,753に記入された(またはプルダウン選択肢757から流用候補サブテーマを選択した結果752,753に設定された)テキスト情報を含むサブテーマ登録リクエストが発行されるので、販促計画作成手段150はこのリクエストを受けて、販促計画・実績データベース500への登録リクエストを作成して、データベースサーバ装置200にデータベース登録リクエストを発行する。この一連の処理により新規のサブテーマが登録される(S117)。さらに、流用候補サブテーマを選択した状態でS113にて登録ボタンが選択された時点で重点商品を含み流用のスイッチ756が選択されていた場合は、販促計画作成手段150は流用対象として選択したサブテーマで扱われた重点商品を、新しく登録したサブテーマの重点商品としてコピーする(S125)。これは、流用されたサブテーマのサブテーマIDをキーにして重点商品テーブル530を検索し、抽出されたレコードを全て新たなサブテーマIDをつけて新規登録すればよい。
以上、詳しく説明したように本発明の実施形態に係る特売商品決定支援システムによれば、テーマカレンダ構成手段、データ分析手段、販促計画作成手段、実績データ管理手段を備えたことにより、催事や生活暦、1年の気象情報、各種統計データを参照して販売計画を検討することが可能となる。また、企画立案した重点テーマや売り出し商品を各部門で共有することができる。特売の商品情報を一元管理することができるのでPOSへの売価登録や折込チラシの原稿データ作成負荷が軽減される。さらに、販促計画作成手段の補助手段としてテーマ流用手段を備えたので、過去の実績評価された販促テーマを、テーマコンセプトだけではなく、サブテーマや重点商品についても簡単に流用登録可能となるので、販促計画作成段階における担当者の負担を大きく軽減できるという顕著な効果を奏する。
実施形態で説明したシステム1は本願発明の技術思想を具体例を持って示したものに過ぎないから本願発明は実施形態で説明したシステムの構成に限定されるものではない。例えば、システム1はサーバ装置100とデータベースサーバ装置200により構成されるシステムとして説明したが、実際のサーバ装置を何台で構成するかは本質的問題ではない。実施形態のシステム1では販促計画は重点テーマの下位にサブテーマが設定され、サブテーマ毎に重点商品が登録されるものとして説明しているが、サブテーマをなくして重点テーマに対して重点商品が設定される構成としてもよい。その場合には、重点商品テーブル530のサブテーマIDを指定する項目をメインテーマIDを指定する項目として定義するなど販促計画・実績データベース500のスキーマを適当に変更し、それに合わせて販促計画作成手段150、実績データ管理手段170の主要部として記憶部102に格納されるプログラムモジュールを変更する必要があるが当業者にとっては自明であろう。
1 特売商品決定支援システム
9 ネットワーク
100 特売商品決定支援サーバ装置
110 送受信手段
120 制御手段
130 テーマカレンダ構成手段
140 データ分析手段
150 販促計画作成手段
160 テーマ流用手段
170 実績データ管理手段
200 データベースサーバ装置
210 送受信手段
220 制御手段
230 データベース管理手段
400 データベース
410 家計消費支出データ
420 一般POSデータ
440 行事・催事情報データ
450 自社POSデータ
460 商品マスター
500 販促計画・実績データベース


Claims (6)

  1. ユーザ端末装置からネットワークを通じたリクエストを受付けて、対応する情報を返信する送受信手段と、
    月の指定に応じて、指定月の生活者の消費行動に影響を与えると考えられる情報、指定月に関するPOSに基づく統計情報を週単位のカレンダー形式で提示する画面データを収集し構成するテーマカレンダー構成手段と、
    ユーザ端末装置に表示されたカレンダー形式画面上のグラフィカルユーザインターフェースが操作されることにより指定週の販促テーマ、重点商品の入力リクエストを受付け、指定週に関する販売計画レコードを生成し記録する販売計画作成手段と、
    前記販売計画作成手段の補助手段であって、過去の指定週に関する販売計画に関する記録に基づいて、指定週の販売計画の販促テーマ候補情報を提供するテーマ流用手段と、
    販促テーマ、重点商品の販売計画情報および実績情報を実施年、週毎に蓄積・記録した実績データベースへのデータ登録、更新、問合せ、削除を行う実績データ管理手段と、
    上記各手段を制御する制御手段と
    を備える特売商品決定支援サーバー装置と、
    販促テーマ、重点商品の販売計画情報および実績情報を実施年、週毎に蓄積・記録した販促計画・実績データベースを記録管理するデータベースサーバー装置と、
    ユーザ端末装置と
    がネットワークで接続されて構成された特売商品決定支援システム。
  2. 前記販売計画作成手段は、1つの販促テーマの下位に1つ以上のサブテーマを設定し、重点商品はサブテーマ毎に設定されるものであって、
    前記テーマ流用手段は、サブテーマ候補情報を提供することを特徴とする
    請求項1に記載の特売商品決定支援システム。
  3. 前記テーマ流用手段は、流用するサブテーマ情報が選択されたとき、そのサブテーマに関係付けられている重点商品を新たなサブテーマの重点商品に指定することを特徴とする請求項2に記載の特売商品決定支援システム。
  4. ユーザ端末装置からネットワークを通じたリクエストを受付けて、対応する情報を返信する送受信手段と、
    月の指定に応じて、指定月の生活者の消費行動に影響を与えると考えられる情報、指定月に関するPOSに基づく統計情報を週単位のカレンダー形式で提示する画面データを収集し構成するテーマカレンダー構成手段と、
    ユーザ端末装置に表示されたカレンダー形式画面上のグラフィカルユーザインターフェースが操作されることにより指定週の販促テーマ、重点商品の入力リクエストを受付け、指定週に関する販売計画レコードを生成し記録する販売計画作成手段と、
    前記販売計画作成手段の補助手段であって、過去の指定週に関する販売計画に関する記録に基づいて、指定週の販売計画の販促テーマ候補情報を提供するテーマ流用手段と、
    販促テーマ、重点商品の販売計画情報および実績情報を実施年、週毎に蓄積・記録した実績データベースへのデータ登録、更新、問合せ、削除を行う実績データ管理手段と、
    上記各手段を制御する制御手段と
    を備える特売商品決定支援サーバー装置。
  5. 前記販売計画作成手段は1つの販促テーマの下位に1つ以上のサブテーマを設定し、重点商品はサブテーマ毎に設定されるものであって、
    前記テーマ流用手段は、サブテーマ候補情報を提供するものである
    ことを特徴とする請求項4に記載の特売商品決定支援サーバー装置。
  6. 前記テーマ流用手段は、流用するサブテーマ情報が選択されたとき、そのサブテーマに関係付けられている重点商品を新たなサブテーマの重点商品に指定することを特徴とする請求項5に記載の特売商品決定支援サーバー装置。


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