JP2003223373A - データ送受信バッファ - Google Patents

データ送受信バッファ

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JP2003223373A
JP2003223373A JP2002024164A JP2002024164A JP2003223373A JP 2003223373 A JP2003223373 A JP 2003223373A JP 2002024164 A JP2002024164 A JP 2002024164A JP 2002024164 A JP2002024164 A JP 2002024164A JP 2003223373 A JP2003223373 A JP 2003223373A
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transmission
signal
reception
trigger
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Masahiko Okubo
雅彦 大久保
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/38Synchronous or start-stop systems, e.g. for Baudot code
    • H04L25/40Transmitting circuits; Receiving circuits
    • H04L25/45Transmitting circuits; Receiving circuits using electronic distributors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信信号と受信信号の波形を選択して観測す
ることができるデータ送受信バッファを提供する。 【解決手段】 出力イネーブル信号/OEと受信データ
RDの論理積をとって受信トリガ信号RTGを出力する
AND5aと、出力イネーブル信号/OEを反転させる
インバータ6と、このインバータ6の出力信号と送信デ
ータTDの論理積をとって受信トリガ信号RTGを出力
するAND5bを設ける。受信トリガ信号RTGによっ
てケーブル30側の差動信号D+,D−をオシロスコー
プ40で観測することにより、受信信号のみを観測する
ことができる。また、送信トリガ信号TTGによって差
動信号D+,D−を観測することにより、送信信号のみ
を観測することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、USB(Universa
l Serial Bus)バッファ等のデータ送受信バッファ、特
にその試験回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】USBは、キーボード、マウス、モデ
ム、プリンタ等の周辺機器とパーソナル・コンピュータ
(以下、「パソコン」という)との間の接続を、すべて
同じコネクタとケーブルで統一しようとするためのイン
タフェースである。コンパック、インテル、マイクロソ
フト、ナショナル・セミコンダクタの各社による策定の
結果、1996年2月にUSB1.0として正式な仕様
書が公開されている。
【0003】USBでは、1台のホスト(通常は、パソ
コン)にファンクション(周辺機器)を最大127個ま
で接続できる。バスの調停はホストが管理し、ホストか
らトークンを発行されたファンクションだけが、このホ
ストと交信できるようになっている。ホストとファンク
ションは半二重で接続され、データ転送速度は最大12
Mbpsの高速モードと、1.5Mbpsの低速モード
が混在している。
【0004】図2は、従来のUSBによるパソコンと周
辺機器の接続形態を示す構成図である。パソコン10と
周辺装置20は、両端にコネクタが接続された専用のケ
ーブル30で接続されている。パソコン10には、ケー
ブル30を介して周辺装置20との間でデータの送受信
を行うためのUSBバッファ11と、周辺装置側へ電力
を供給するための電源部12が設けられている。一方、
周辺装置20には、ケーブル30を介してパソコン10
との間でデータの送受信を行うためのUSBバッファ2
1と、パソコン側から給電された電力を周辺装置内部へ
供給するための電源部22が設けられている。
【0005】パソコン10のUSBバッファ11と、周
辺装置20のUSBバッファ21は同様の構成であり、
いずれも、ノード1a,1b、差動レシーバ2、シング
ルエンド・レシーバ3a,3b、及び差動ドライバ4を
有している。
【0006】ノード1a,1bは、ケーブル30上の差
動信号D+,D−に接続するための端子である。差動レ
シーバ2は、ノード1a,1bに接続され、差動信号D
+,D−の電位に基づいて受信データRDを出力するも
のである。信号D+がレベル“H”(4V)で信号D−
がレベル“L”(0V)のとき、差動レシーバ2から出
力される受信データRDは“H”となる。また、信号D
+が“L”で、信号D−が“H”または“L”のとき、
受信データRDは“L”となる。
【0007】シングルエンド・レシーバ3a,3bは、
いずれもシュミット・トリガ回路で構成されたバッファ
アンプで、入力信号が上側の閾値(2V)を越えると出
力信号が“H”となり、この入力信号が下側の閾値
(0.8V)以下に低下したときに出力信号が“L”と
なるヒステリシス特性を有している。シングルエンド・
レシーバ3a,3bの入力側は、それぞれノード1a,
1bに接続され、これらのシングルエンド・レシーバ3
a,3bから信号SE0,SE1が出力されるようにな
っている。
【0008】差動ドライバ4は、3ステート型のバッフ
ァアンプ4a,4bで構成され、出力イネーブル信号/
OEが“L”のときにデータを出力し、この出力イネー
ブル信号/OEが“H”のときには、出力側がハイイン
ピーダンスとなるものである。バッファアンプ4aの入
力側には、送信データTDが与えられ、このバッファア
ンプ4aの出力側がノード1aに接続されている。ま
た、バッファアンプ4bの入力側には、データ送信時に
は送信データTDを反転した送信データ/TDが与えら
れ、送信終了時には“L”の信号FSCが与えられるよ
うになっている。バッファアンプ4bの出力側は、ノー
ド1bに接続されている。
【0009】なお、この図2には図示していないが、パ
ソコン10側のUSBバッファ11のノード1a,1b
は、それぞれ15kΩの抵抗でプルダウンされている。
また、周辺装置20側では、高速モードのときノード1
aが1.5kΩの抵抗でプルアップされ、低速モードの
ときはノード1bが1.5kΩの抵抗でプルアップされ
るようになっている。
【0010】このようなUSBを使用して高速で誤りの
少ないデータ転送を行うために、ケーブル30上に伝送
される差動信号D+,D−の波形は、厳密に規定されて
いる。
【0011】図3は、高速モードにおけるUSB信号波
形の規格を示す図である。この図3は、横軸及び横軸に
それぞれ時間と電圧を示し、差動信号D+,D−の立ち
上がり及び立ち下がりの速度と、“H”,“L”のレベ
ルの規格を規定したものである。1エレメントに対応す
る差動信号D+,D−の波形が、図3中の白抜き部分
(6角形の目、即ちアイパターン)に入らないようにす
る必要がある。
【0012】このため、USBバッファ11,21の特
性を試験する際には、例えば図2のように、パソコン1
0と周辺装置20をケーブル30で接続し、USBバッ
ファ21のノード1a,1bにオシロスコープを接続し
て、差動信号D+,D−のアイパターンを観測するよう
にしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
USBバッファ11,21では、次のような課題があっ
た。即ち、ノード1a,1bの差動信号D+,D−をオ
シロスコープで観測する際、トリガとなる信号が差動信
号D+,D−以外に存在しない。このため、オシロスコ
ープでは、例えば信号D+の立ち上がりのタイミングを
トリガとして、アイパターンを表示するようにしてい
る。しかし、USBでは半二重による双方向通信を行っ
ているため、観測された波形が受信信号であるのか、送
信信号であるのかを識別することができない。従って、
信号波形が規格を満たしていない場合、送信と受信のい
ずれに問題があるのかを特定することができないという
課題があった。
【0014】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
を解決し、送信信号と受信信号の波形を選択して観測す
ることができるUSB等のデータ送受信バッファを提供
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、上位装置と下位装置と
の間に設けられたデータ線を介してデータの送受信を行
うデータ送受信バッファにおいて、前記データ線上の信
号を受信して受信データを出力するレシーバと、送信許
可信号が与えられたときに、送信データを前記データ線
に出力するドライバと、前記送信許可信号と前記送信デ
ータとに基づいて送信トリガ信号を出力する送信トリガ
出力回路とを備えている。
【0016】第1の発明によれば、以上のようにデータ
送受信バッファを構成したので、次のような作用が行わ
れる。送信時に送信許可信号と送信データが与えられる
と、ドライバからデータ線に信号が送信され、これに基
づいて送信トリガ出力回路から送信トリガ信号が出力さ
れる。従って、オシロスコープによって送信トリガ信号
をトリガとして、データ線上の信号を観測することによ
り、送信信号のみを選択して観測することができる。
【0017】第2の発明は、データ送受信バッファにお
いて、第1の発明と同様のレシーバ及びドライバと、送
信許可信号と受信データとに基づいて受信トリガ信号を
出力する受信トリガ出力回路とを備えている。
【0018】第2の発明によれば、次のような作用が行
われる。受信時にレシーバによってデータ線上の信号が
受信されて受信データが出力されると、これに基づいて
受信トリガ出力回路から、受信トリガ信号が出力され
る。従って、オシロスコープで受信トリガ信号をトリガ
として、データ線上の信号を観測することにより、受信
信号のみを選択して観測することができる。
【0019】第3の発明は、第1または第2の発明にお
けるデータ線を、ユニバーサルシリアルバスで構成して
いる。
【0020】第4の発明は、第3の発明におけるレシー
バを、ユニバーサルシリアルバス上の差動信号を受信す
る差動型レシーバで構成している。
【0021】第5の発明は、第3の発明におけるドライ
バを、送信データを差動信号に変換してデータ線に出力
する差動型ドライバで構成している。
【0022】第6の発明は、データ送受信バッファにお
いて、第1の発明と同様のレシーバ、ドライバ及び送信
トリガ出力回路と、第2の発明と同様の受信トリガ出力
回路とを備えている。
【0023】第6の発明によれば、送信時には送信トリ
ガ出力回路から送信トリガ信号が出力され、受信時に
は、受信トリガ出力回路から受信トリガ信号が出力され
る。従って、オシロスコープで送信トリガ信号または受
信トリガ信号をトリガとして、データ線上の信号を観測
することにより、送信信号または受信信号のいずれか一
方を選択して観測することができる。
【0024】第7の発明は、第6の発明におけるデータ
線を、ユニバーサルシリアルバスで構成している。
【0025】第8の発明は、第7の発明におけるレシー
バを、ユニバーサルシリアルバス上の差動信号を受信す
る差動型レシーバで構成し、ドライバを、送信データを
差動信号に変換してデータ線に出力する差動型ドライバ
で構成している。
【0026】第9の発明は、データ送受信バッファにお
いて、データ線上の信号を受信して受信データを出力す
るレシーバと、送信許可信号が与えられたときに、送信
データを前記データ線に出力するドライバと、前記受信
データが変化するタイミングで前記送信許可信号を保持
し、トリガ信号として出力するトリガ出力回路とを備え
ている。
【0027】第10の発明は、第9の発明におけるトリ
ガ出力回路を、受信データを受信するクロック端子と、
送信許可信号を受信するデータ端子とを有するフリップ
フロップ(以下、「FF」という)で構成している。
【0028】第9及び第10の発明によれば、次のよう
な作用が行われる。送信時には、送信データがドライバ
によってデータ線に送信されると、この送信信号はレシ
ーバで受信され受信データが出力される。この受信デー
タが変化するタイミングで送信許可信号が保持され、ト
リガ信号としてトリガ出力回路から出力される。
【0029】受信時には、データ線上の信号がレシーバ
によって受信され、受信データが出力される。そして、
この受信データが変化するタイミングで送信許可信号が
保持され、トリガ信号としてトリガ出力回路から出力さ
れる。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態を示すUSBによるパソコン(上位
装置)と周辺機器(下位装置)の接続構成図であり、図
2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。
【0031】パソコン10と高速モードの周辺装置20
Aは、両端にコネクタが接続された専用のケーブル30
で接続されている。パソコン10は、図示しないUSB
バッファと、周辺装置側へ電力を供給するための電源部
が設けられている。
【0032】一方、周辺装置20Aには、ケーブル30
を介してパソコン10との間でデータの送受信を行うた
めのUSBバッファ21Aと、パソコン側から給電され
た電力を周辺装置内部へ供給するための電源部22が設
けられている。
【0033】USBバッファ21Aは、ノード1a,1
b、差動レシーバ2、シングルエンド・レシーバ3a,
3b、差動ドライバ4、論理積ゲート(以下、「AN
D」という)5a,5b、インバータ6、及び観測ノー
ド7a,7bを有している。
【0034】ノード1a,1bは、ケーブル30上の差
動信号D+,D−に接続するための端子である。この周
辺装置20Aは、高速モードで動作するように設定され
ているので、ノード1aが1.5kΩの抵抗23を介し
て電源電位VCC(4V)にプルアップされている。
【0035】差動レシーバ2は、ノード1a,1bに接
続され、差動信号D+,D−の電位に基づいて受信デー
タRDを出力するものである。信号D+が“H”(4
V)で信号D−が“L”(0V)のとき、差動レシーバ
2から出力される受信データRDは“H”となる。ま
た、信号D+が“L”で、信号D−が“H”または
“L”のとき、受信データRDは“L”となる。
【0036】シングルエンド・レシーバ3a,3bは、
いずれもシュミット・トリガ回路で構成されたバッファ
アンプで、入力信号が上側の閾値(2V)を越えると出
力信号が“H”となり、この入力信号が下側の閾値
(0.8V)以下に低下したときに出力信号が“L”と
なるヒステリシス特性を有している。シングルエンド・
レシーバ3a,3bの入力側は、それぞれノード1a,
1bに接続され、これらのシングルエンド・レシーバ3
a,3bから信号SE0,SE1が出力されるようにな
っている。
【0037】差動ドライバ4は、3ステート型のバッフ
ァアンプ4a,4bで構成され、出力イネーブル信号/
OEが“L”のときにデータを出力し、この出力イネー
ブル信号/OEが“H”のときには、出力側がハイイン
ピーダンスとなるものである。バッファアンプ4aの入
力側には、送信データTDが与えられ、このバッファア
ンプ4aの出力側がノード1aに接続されている。ま
た、バッファアンプ4bの入力側には、データ送信時に
は送信データTDを反転した送信データ/TDが与えら
れ、送信終了時には“L”の信号FSCが与えられるよ
うになっている。バッファアンプ4bの出力側は、ノー
ド1bに接続されている。
【0038】AND5aの第1の入力側には差動レシー
バ2から出力される受信データRDが与えられ、第2の
入力側には出力イネーブル信号/OEが与えられるよう
になっている。AND5aの出力側は観測ノード7aに
接続され、ここから受信トリガ信号RTGが出力される
ようになっている。また、AND5bの第1の入力側に
は送信データTDが与えられ、第2の入力側には出力イ
ネーブル信号/OEがインバータ6で反転されて与えら
れるようになっている。AND5bの出力側は観測ノー
ド7bに接続され、ここから送信トリガ信号TTGが出
力されるようになっている。
【0039】図4は、図1中のUSBバッファ21Aの
信号波形図である。以下、この図4を参照しつつ、図1
における差動信号D+,D−の観測時の動作を説明す
る。図1に示すように、波形観測用のオシロスコープ4
0の入力端子IN+,IN−を、USBバッファ21A
のノード1a,1bにそれぞれ接続する。更に、受信信
号を観測するために、オシロスコープ40のトリガ端子
TRIGを、USBバッファ21Aの観測ノード7aに
接続する。なお、送信信号を観測する場合は、オシロス
コープ40のトリガ端子TRIGを、USBバッファ2
1Aの観測ノード7bに接続する。
【0040】図4に示すように、受信サイクルでは、パ
ソコン10側から送信されてきた差動信号D+,D−が
ノード1a,1bに印加され、差動レシーバ2から受信
データRDが出力される。このとき、出力イネーブル信
号/OEは“H”に設定されているので、AND5aの
出力側からは、受信データRDと同じ波形の信号が、受
信トリガ信号RTGとして出力される。受信トリガ信号
RTGは、観測ノード7aを介してオシロスコープ40
のトリガ端子TRIGに与えられる。従って、オシロス
コープ40では、受信トリガ信号RTGの立ち下がりの
タイミングで差動信号D+,D−を重ね合わせて観測す
ることにより、受信信号のアイパターンを得ることがで
きる。
【0041】アイドル・サイクルでは、差動信号D+,
D−はそれぞれ“H”,“L”に固定され、出力イネー
ブル信号/OEは“H”である。従って、受信データR
D及び受信トリガ信号RTGは、“H”となる。
【0042】送信サイクルでは、出力イネーブル信号/
OEが“L”に設定され、送信データTD,/TDが差
動ドライバ4に与えられる。これにより、ノード1a,
1bには、送信データTD,/TDに対応した差動信号
D+,D−が出力される。ノード1a,1bの差動信号
D+,D−は、ケーブル30を介してパソコン10側へ
送信されると共に、差動レシーバ2によって受信され
る。差動レシーバ2から受信データRDが出力される
が、このとき、出力イネーブル信号/OEは“L”に設
定されているので、AND5aから出力される受信トリ
ガ信号RTGは“L”に固定される。従って、オシロス
コープ40にはトリガがかからず、送信信号波形は観測
されない。
【0043】一方、AND5bの第2の入力側には、出
力イネーブル信号/OEがインバータ6で反転されて与
えられる。従って、受信サイクル及びアイドル・サイク
ルでは、AND5bから出力される送信トリガ信号TT
Gは、“L”に固定される。これに対し、送信サイクル
では、送信データTDと同一の波形の信号が、送信トリ
ガ信号TTGとして出力される。送信トリガ信号TTG
は、観測ノード7bから出力されるので、オシロスコー
プ40のトリガ端子TRIGをこの観測ノード7bに接
続することにより、送信信号のアイパターンを得ること
ができる。
【0044】以上のように、この第1の実施形態のUS
Bバッファ21Aは、受信データRDと出力イネーブル
信号/OEに基づいて受信トリガ信号RTGを出力する
AND5aと、送信データTDとこの出力イネーブル信
号/OEに基づいて送信トリガ信号TTGを出力するA
ND5bを有している。これにより、送信信号と受信信
号の波形を選択して観測することができるという利点が
ある。更に、送信トリガ信号TTGは、送信データTD
と同じ信号波形であるので、受信信号波形の劣化の影響
を受けずに、正確なタイミングで送信信号波形を観測す
ることができるという利点がある。
【0045】(第2の実施形態)図5は、本発明の第2
の実施形態を示すUSBバッファの構成図であり、図1
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このUSBバッファは、ノード1a,1b、差動レシー
バ2、シングルエンド・レシーバ3a,3b、及び差動
ドライバ4に加えて、FF8及び観測ノード9を有して
いる。
【0046】FF8のデータ入力端子には、出力イネー
ブル信号/OEが与えられ、クロック端子Cには、シン
グルエンド・レシーバ3bから出力される信号SE1が
与えられるようになっている。FF8の出力端子は観測
ノード9に接続され、ここからトリガ信号TGが出力さ
れるようになっている。その他の構成は、図1と同様で
ある。
【0047】図6は、図5のUSBバッファの信号波形
図である。この図6に示すように、出力イネーブル信号
/OEは、受信サイクルとこれに続くアイドル・サイク
ルが終了すると、“H”から“L”に変化する。この
後、送信サイクルにおいて、シングルエンド・レシーバ
3bから出力される信号SE1が立ち上がると、FF8
に“L”が保持され、このFF8から出力されるトリガ
信号TGは“H”から“L”に変化する。
【0048】送信サイクルの間、出力イネーブル信号/
OEは“L”であるので、トリガ信号TGは変化しな
い。また、送信サイクル終了後のアイドル・サイクル
で、出力イネーブル信号/OEは“L”から“H”に変
化するが、信号SE1は“L”のままであるので、トリ
ガ信号TGは変化しない。
【0049】アイドル・サイクルが終了して受信サイク
ルになり、信号SE1が立ち上がると、FF8に“H”
が保持され、トリガ信号TGは“L”から“H”に変化
する。受信サイクルの間、出力イネーブル信号/OEは
“H”であるので、トリガ信号TGは変化しない。
【0050】このように、トリガ信号TGは、送信サイ
クルの開始時に“H”から“L”に変化し、受信サイク
ルの開始時に“L”から“H”に変化する。従って、こ
のトリガ信号TGをオシロスコープのトリガ端子に与え
ることにより、送信信号と受信信号の波形を選択して観
測することができる。
【0051】以上のように、この第2の実施形態のUS
Bバッファは、アイドル・サイクル終了後の信号SE1
の立ち上がりに基づいて出力イネーブル信号/OEを保
持し、トリガ信号TGとして出力するFF8を有してい
る。これにより、送信信号と受信信号の波形を選択して
観測することができるという利点がある。また、送信と
受信のトリガ信号TGを1つの観測ノード9から出力す
るようにしているので、端子数が1つで済むという利点
がある。
【0052】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次のようなものがある。 (a) 送信トリガ信号TTG及び受信トリガ信号RT
Gの生成回路は、AND5a,5b及びインバータ6に
よる回路に限定されない。
【0053】(b) USBバッファの送受信回路の構
成は、差動レシーバ2、シングルエンド・レシーバ3
a,3b、差動ドライバ4の組み合わせに限定されな
い。どのような、構成の送受信回路にも同様に適用可能
である。
【0054】(c) 周辺機器側のUSBバッファにつ
いて説明したが、パソコン側のUSBバッファにも同様
に適用できる。
【0055】(d) 図1のUSBバッファ21Aは、
受信トリガ信号RTGを出力するためのAND5aと、
送信トリガ信号TTGを出力するためのAND5bを備
えているが、いずれか一方のみでも良い。
【0056】(e) USBバッファ以外のデータ送受
信バッファに対しても同様に適用可能である。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1、第
3、第4及び第5の発明によれば、送信許可信号と送信
データに基づいて送信トリガ信号を出力する送信トリガ
出力回路を有している。これにより、データ線上の送信
信号のみを選択して観測することができる。
【0058】第2、第3、第4及び第5の発明によれ
ば、送信許可信号と受信データに基づいて受信トリガ信
号を出力する受信トリガ出力回路を有している。これに
より、データ線上の受信信号のみを選択して観測するこ
とができる。
【0059】第6、第7及び第8の発明によれば、送信
許可信号と送信データに基づいて送信トリガ信号を出力
する送信トリガ出力回路と、この送信許可信号と受信デ
ータに基づいて受信トリガ信号を出力する受信トリガ出
力回路を有している。これにより、データ線上の送受信
信号を選択して観測することができる。
【0060】第9及び第10の発明によれば、受信デー
タの変化するタイミングで送信許可信号を保持し、トリ
ガ信号として出力するトリガ出力回路を有している。こ
れにより、例えばトリガ信号の立ち上がりで受信サイク
ルの開始タイミングが示され、このトリガ信号の立ち下
がり送信サイクルの開始タイミングが示される。従っ
て、1つの信号で送信と受信のタイミングを出力するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すUSBによるパ
ソコンと周辺機器の接続構成図である。
【図2】従来のUSBによるパソコンと周辺機器の接続
形態を示す構成図である。
【図3】高速モードにおけるUSB信号波形の規格を示
す図である。
【図4】図1中のUSBバッファ21Aの信号波形図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すUSBバッファ
の構成図である。
【図6】図5のUSBバッファの信号波形図である。
【符号の説明】
1a,1b ノード 2 差動レシーバ 3a,3b シングルエンド・レシーバ 4 差動ドライバ 5a,5b AND(論理積ゲート) 6 インバータ 7a,7b,9 観測ノード 8 FF(フリップフロップ) 10 パソコン 20A 周辺機器 21 USBバッファ 23 抵抗 30 ケーブル 40 オシロスコープ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置と下位装置との間に設けられた
    データ線を介してデータの送受信を行うデータ送受信バ
    ッファであって、 前記データ線上の信号を受信して受信データを出力する
    レシーバと、 送信許可信号が与えられたときに、送信データを前記デ
    ータ線に出力するドライバと、 前記送信許可信号と前記送信データとに基づいて送信ト
    リガ信号を出力する送信トリガ出力回路とを、 備えたことを特徴とするデータ送受信バッファ。
  2. 【請求項2】 上位装置と下位装置との間に設けられた
    データ線を介してデータの送受信を行うデータ送受信バ
    ッファであって、 前記データ線上の信号を受信して受信データを出力する
    レシーバと、 送信許可信号が与えられたときに、送信データを前記デ
    ータ線に出力するドライバと、 前記送信許可信号と前記受信データとに基づいて受信ト
    リガ信号を出力する受信トリガ出力回路とを、 備えたことを特徴とするデータ送受信バッファ。
  3. 【請求項3】 前記データ線はユニバーサルシリアルバ
    スであることを特徴とする請求項1または2記載のデー
    タ送受信バッファ。
  4. 【請求項4】 前記レシーバは、前記ユニバーサルシリ
    アルバス上の差動信号を受信する差動型レシーバである
    ことを特徴とする請求項3記載のデータ送受信バッフ
    ァ。
  5. 【請求項5】 前記ドライバは、前記送信データを差動
    信号に変換して前記データ線に出力する差動型ドライバ
    であることを特徴とする請求項3記載のデータ送受信バ
    ッファ。
  6. 【請求項6】 上位装置と下位装置との間に設けられた
    データ線を介してデータの送受信を行うデータ送受信バ
    ッファであって、 前記データ線上の信号を受信して受信データを出力する
    レシーバと、 送信許可信号が与えられたときに、送信データを前記デ
    ータ線に出力するドライバと、 前記送信許可信号と前記送信データとに基づいて送信ト
    リガ信号を出力する送信トリガ出力回路と、 前記送信許可信号と前記受信データとに基づいて受信ト
    リガ信号を出力する受信トリガ出力回路とを、 備えたことを特徴とするデータ送受信バッファ。
  7. 【請求項7】 前記データ線はユニバーサルシリアルバ
    スであることを特徴とする請求項6記載のデータ送受信
    バッファ。
  8. 【請求項8】 前記レシーバは、前記ユニバーサルシリ
    アルバス上の差動信号を受信する差動型レシーバであ
    り、前記ドライバは、前記送信データを差動信号に変換
    して前記データ線に出力する差動型ドライバであること
    を特徴とする請求項7記載のデータ送受信バッファ。
  9. 【請求項9】 上位装置と下位装置との間に設けられた
    データ線を介してデータの送受信を行うデータ送受信バ
    ッファであって、 前記データ線上の信号を受信して受信データを出力する
    レシーバと、 送信許可信号が与えられたときに、送信データを前記デ
    ータ線に出力するドライバと、 前記受信データが変化するタイミングで前記送信許可信
    号を保持し、トリガ信号として出力するトリガ出力回路
    とを、 備えたことを特徴とするデータ送受信バッファ。
  10. 【請求項10】 前記トリガ出力回路は、前記受信デー
    タを受信するクロック端子と、前記送信許可信号を受信
    するデータ端子とを有するフリップフロップで構成した
    ことを特徴とする請求項9記載のデータ送受信バッフ
    ァ。
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