JP2003222780A - 光学素子のアクチュエータ - Google Patents

光学素子のアクチュエータ

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JP2003222780A
JP2003222780A JP2002022071A JP2002022071A JP2003222780A JP 2003222780 A JP2003222780 A JP 2003222780A JP 2002022071 A JP2002022071 A JP 2002022071A JP 2002022071 A JP2002022071 A JP 2002022071A JP 2003222780 A JP2003222780 A JP 2003222780A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性が高く安定したサーボ特性が得られる光
学素子のアクチュエータを提供する。 【解決手段】 光学素子のアクチュエータは、対物レン
ズ100と色収差補正レンズ120を保持するホルダ110およ
びこのホルダ110を駆動させるフォーカスコイル131,13
2およびトラッキングコイル133,134を備える可動部を
全周にわたって包囲する側壁141wを一体に有しこの側
壁141wにおける可動部側面141w2にホルダ110を駆動さ
せるフォーカスマグネット151,152およびトラッキング
マグネット153,154を備えるベース141と、このベース1
41に対して上記可動部を駆動可能に支持するばね140
a,140bとを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクド
ライブ、追記型ディスクドライブ、相変化型ディスクド
ライブ、CD−ROM、DVD、光カードなどの光記録
媒体に対して情報を記録および/または再生する情報記
録再生装置に用いられる対物レンズや、光通信に用いら
れる光ファイバ用のカップリングレンズ、または走査顕
微鏡の対物レンズなどの光学素子を駆動可能に支持する
アクチュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記情報記録再生装置などの光
学装置に用いられる光ピックアップ用アクチュエータで
は、光学素子である対物レンズを、直交するフォーカス
方向およびトラッキング方向の2方向に駆動可能に支持
し、対物レンズの光スポットを正確に記録媒体の記録ト
ラックに位置させる必要がある。このため、光学素子を
2方向に駆動可能に支持するアクチュエータとしては、
従来から記録密度やアクセス速度の向上などを図ること
を目的として駆動感度の高い様々なものが提案されてい
る。
【0003】例えば、実開平8−7305号公報には、
図7,8に示す如くのアクチュエータが提案されてい
る。このアクチュエータは、対物レンズ10を保持した
ホルダ20を4つのばね30を介してスプリングホルダ
40に固定し、このスプリングホルダ40をベース42
に取り付けたものである。
【0004】ホルダ20は、その両側面(フォーカス方
向Xおよびトラッキング方向Yに直交するタンジェンシ
ャル方向Zにて対向する側面)にそれぞれ、フォーカス
コイル21およびトラッキングコイル22を1つづつ備
え、これらフォーカスコイル21およびトラッキングコ
イル22に対して、ベース42と一体の外ヨーク42a
に設けたマグネット43から外ヨーク42aおよび内ヨ
ーク42bを介して有効な磁界を差し向けられている。
【0005】このため、アクチュエータは、フォーカス
コイル21およびトラッキングコイル22に電流を流す
と、マグネット43が発生する磁界との相互作用によっ
てホルダ20をフォーカス方向Xトラッキング方向Yに
駆動させ、ミラー24からの反射光によって得られる対
物レンズ10の光スポットを正確に記録媒体の記録トラ
ックに位置決めすることができる。
【0006】この場合、対物レンズ10の位置および移
動速度は、ホルダ20の側面に設けた遮光用バー20f
をLED(発光ダイオード)44およびPD(フォトダ
イオード)45間に配してセンサを構成し、このセンサ
から遮光用バー20fの位置および移動速度を検出する
ことで求めている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のアクチュエータにあっては、以下の如くの不都
合が生じることが明らかになった。
【0008】上記アクチュエータは、フォーカスコイル
21とトラッキングコイル22とに電流を流すとマグネ
ット43には、ホルダ20を駆動する力に対する反力が
作用するため、マグネット43を取り付けた外ヨーク4
2aを一体に備えるベース42も図7に示す方向A,B
の振動を受ける。
【0009】ところが、上記アクチュエータのベース4
2は、本体部分が平板状であり、しかも、外ヨーク42
aおよび内ヨーク42bの4箇所が片持ち梁を折り曲げ
た形状であるため、アクチュエータ自体の剛性および共
振周波数が低く、ホルダ20のフォーカス方向Xおよび
トラッキング方向Yの駆動に際して共振を発生して安定
したサーボが得られないという不都合があった。
【0010】本発明は、上述した問題点を解消するため
になされたものであって、剛性が高く安定したサーボ特
性が得られる光学素子のアクチュエータを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、第1発明に係
る、光学素子のアクチュエータは、目標位置に第1の光
を投射する光学素子と、この光学素子を保持するホルダ
および該ホルダを駆動させる第1の駆動手段を備える可
動部と、この可動部を全周にわたって包囲する側壁を一
体に有し該側壁の可動部側面に前記可動部を駆動させる
第2の駆動手段を備えるベースと、このベースに対して
前記可動部を駆動可能に支持する支持部材とを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0012】また第2発明に係る、光学素子のアクチュ
エータは、上記第1発明において、第1の駆動手段また
は第2の駆動手段はマグネットであって、このマグネッ
トの磁極面を、ヨークを介在させることなく第2の駆動
手段に対向配置したものであることが好ましい。
【0013】第3発明は、上記第1または第2発明にお
いて、支持部材は、ベースの側壁に設けた第1の固定部
材に固定されたものであることが好ましい。
【0014】第4発明は、上記第1乃至第3発明のいず
れか一発明において、ベースは、このベースを全周にわ
たって包囲する側壁を一体に有する第2の固定部材に固
定されると共に、該第2の固定部材の側壁に対してベー
スの側壁を接着固定したものであることが好ましい。
【0015】第5発明は、上記第1乃至第4発明のいず
れか一発明において、支持部材は、光学素子の光軸方向
に離間した2組で構成され、その2組の支持部材は、ベ
ースの前記光軸方向の両側に配置されたものであること
が好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づき詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の第1実施形態である光デ
ィスク用の記録再生装置を示す要部斜視図である。また
図2〜図4はそれぞれ、第1実施形態の全体を上側から
示す上面図、図2をトラッキング方向から示した断面
図、図2の分解斜視図である。なお図5は、第1実施形
態を後述のキャリッジ160から示す斜視図である。
【0018】この記録再生装置は、相変化記録方式の光
ディスク1(図3参照)の記録再生装置であって、光学
素子である対物レンズ100を、直交する第1方向(フ
ォーカス方向)Xおよび第2方向(トラッキング方向)
Yの2方向に駆動可能に支持するものである。なお、光
ディスク1には、記録面1Fを0−0.1(mm)の薄いカ
バーガラス1Cで覆った既存のものを使用する。
【0019】対物レンズ100は、図3,4に示す如
く、NA0.7〜0.9と高いNAを有するものであ
り、中心軸O1が対物レンズ100の光軸と一致するホ
ルダ110の上端に形成された取り付け穴に固定保持さ
れる。ホルダ110はまた、その下端に色収差補正レン
ズ120を固定保持して、この色収差補正レンズ120
を対物レンズ100のフォーカス方向Xのバランサとし
て機能させる一方、対物レンズ100を色収差補正レン
ズ120のフォーカス方向Xのバランサとして機能させ
ている。この場合、ホルダ110には余計なバランサが
不要となる。
【0020】ホルダ110は、図4に示す如く、トラッ
キング方向Yにおいて該ホルダ110に対向配置された
2つの第1取り付け面111a,111bと、フォーカ
ス方向Xおよびトラッキング方向Yに直交する第3方向
(タンジェンシャル方向)Zにおいて該ホルダ110に
対向配置された2つの第2取り付け面112a,112
bとを有する。
【0021】第1取り付け面111aは、トラッキング
方向Yに沿って突出した2つの突起を有し、これらの突
起によって第1の駆動手段である第1扁平コイル(以
下、フォーカスコイルという)131が第1取り付け面
111aに位置決めされた状態で、第1取り付け面11
1aの全面に対して平行に接着固定されている。なお、
第1取り付け面111bも同様に、トラッキング方向Y
に沿って突出した2つの突起(図示せず)が形成されて
おり、これらの突起によって第1の駆動手段である第1
扁平コイル(以下、フォーカスコイルという)132が
第1取り付け面111bに位置決めされた状態で、第1
取り付け面111bの全面に対して平行に接着固定され
ている。
【0022】また第2取り付け面112aは、タンジェ
ンシャル方向Zに沿って突出した2つの突起を有し、こ
れらの突起によって第1の駆動手段である第2扁平コイ
ル(以下、トラッキングコイルという)133が第2取
り付け面112aに位置決めされた状態で、第2取り付
け面112aの全面に対して平行に接着固定されてい
る。なお、第2取り付け面112bも同様に、タンジェ
ンシャル方向Zに沿って突出した2つの突起(図示せ
ず)を有し、これらの突起によって第1の駆動手段であ
る第2扁平コイル(以下、トラッキングコイルという)
134が第2取り付け面112bに位置決めされた状態
で、第2取り付け面112bの全面に対して平行に接着
固定されている。
【0023】つまり、フォーカスコイル131,132
およびトラッキングコイル133,134は、ホルダ1
10を駆動させる第1の駆動手段として、ホルダ110
の中心軸O1、即ち、対物レンズ100の光軸を取り囲
むように且つそれぞれが対向するように設けられた合計
4つのフォーカス方向Xに平行な第1取り付け面111
a,111bおよび第2取り付け面112a,112b
に対して平行に取り付けられている。
【0024】またホルダ110は、トラッキングコイル
133側に2ヶ所づつ、フォーカス方向Xに沿って延在
する固定部115を一体に備え、この固定部115には
それぞれ、支持部材であるばね140a,140bの一
端が接着固定されている。ばね140a,140bは、
厚さ0.05(mm)程度のベリリウム銅からなる薄板をエ
ッチング加工したものであって、ばね140a,140
bの中間部は、対物レンズ100の周囲を取り囲み、後
述するベース141と共にフォーカスコイル131,1
32を挟み込むように位置している。そしてばね140
a,140bの他端はそれぞれ、スプリングホルダ14
2の上下端に2ヶ所づつ、スプリングホルダ142と一
体に形成されたばね固定部142a,142bに接着固
定されている。
【0025】スプリングホルダ142は、第1の固定部
材として、その取り付け面142fに形成した2つのボ
スによって、後述するベース141の側壁141wにお
ける外周面141w1に対して位置決めされた状態で接
着固定されている。
【0026】これにより、対物レンズ100を保持した
ホルダ110と、フォーカスコイル131,132およ
びトラッキングコイル133,134とは、可動部とし
て、ばね140a,140bに駆動可能に支持される。
【0027】ベース141は、図2に示す如く、厚さ
0.6(mm)の鉄板を絞り成形し、上記可動部を全周にわ
たって包囲する側壁141wを一体に設けたほぼ筒状で
あって、そのトラッキング方向Yにおいて対向配置した
側壁141wにおける内周面141w2それぞれに、フ
ォーカス方向Xに2極着磁された第2の駆動手段である
フォーカスマグネット151,152を接着する一方、
そのタンジェンシャル方向Zにおいて対向配置した側壁
141wにおける内周面141w2それぞれに、トラッ
キング方向Yに2極着磁された第2の駆動手段であるト
ラッキングマグネット153,154を接着する。この
場合、磁界発生手段として2極着磁されたマグネットを
用いれば、要求する大きさの磁界を容易に発生させるこ
とができるため便利である。
【0028】つまり、 フォーカスマグネット151
(152)の磁極は、図4を参照すると、フォーカスコ
イル131(132)のタンジェンシャル方向Zに延在
する2つの作用辺131aおよび131b(132aお
よび132b)と対向し、トラッキングマグネット15
3(154)の磁極は、トラッキングコイル133(1
34)のフォーカス方向Xに延在する2つの作用辺13
3aおよび133b(134aおよび134b)と対向
する。
【0029】またベース141は、図3,4に示す如
く、その下端に傾き調整用の球面部141fが一体に形
成されており、この球面部141fが第2の固定部材で
あるキャリッジ160の上面に形成された円錐面160
fに対して傾き可能に当接する。これにより、ベース1
41は、キャリッジ160に対して傾きを調整したの
ち、キャリッジ160に接着固定される。なお、キャリ
ッジ160の円錐面160fには、図4に示す如く、反
射ミラー161が収納されている。
【0030】さらにベース141は、図4に示す如く、
そのトラッキング方向Yの外側面にセンサホルダ162
が固定されている。センサホルダ162は、タンジェン
シャル方向Zにおいて対向する両端に、トラッキング方
向Yに2分割された受光面163aと受光面163bと
を有するPD(フォトダイオード)163およびLED
(発光ダイオード)164を備える。
【0031】LED164から出射した光L2は、ホル
ダ110の下端に配した遮光用バー116(図4参照)
に投射されPD163の受光部に入射される。このと
き、対物レンズ100と一体にホルダ110がトラッキ
ング方向Yに移動すると、遮光用バー116もトラッキ
ング方向Yに移動するため、PD163上の2分割され
た受光面の出力信号の差を取ることによって、対物レン
ズ100のトラッキング方向Yでの位置を検出できる。
【0032】なお、LED164から出射した光L2
は、レーザーから反射ミラー161に入射する光L1と
直角に交わるように配置されている。これにより、空間
を有効に利用できて記録再生装置を小型化することがで
きる。
【0033】本実施形態の記録再生装置において、レー
ザー200からの光L1は、図4に示す如く、ホログラ
ムプレート201に入射されたのち、その0次回折光が
コリメートレンズ202に入射されて平行光となる。そ
の平行光L1をキャリッジ160に固定された反射ミラ
ー161にて反射させ、この反射光を、色収差補正レン
ズ120を介して対物レンズ100に入射させることに
より光ディスク1の記録面1Fに光スポットを結ばせ
る。また本実施形態は、光ディスク1の記録面1Fから
の反射光を対物レンズ100、色収差補正レンズ12
0、反射ミラー161へと逆の光路を辿らせ、ホログラ
ムプレート201に入射しそのホログラムプレート20
1での1次回折光が受光素子203に入射させることに
より、トラッキングエラーの検出、フォーカスエラーの
検出、RF信号の検出を行うことができる。なお、こう
した光学系に関しては、種々のものが提案されているた
め、その詳細な説明は省略するものとする。
【0034】ここで、対物レンズ100の微調整方法を
説明する。
【0035】まず、対物レンズ100をフォーカス方向
Xに微調整する場合は、フォーカスコイル131,13
2にばね140a,140bを介して給電する。このと
き、フォーカスコイル131の2つの作用辺131a,
131bおよびフォーカスコイル132の2つの作用辺
132a,132bにはそれぞれ、フォーカスマグネッ
ト151,152からの磁界に協働した同一の力がフォ
ーカス方向Xに沿って発生するため、ホルダ110がフ
ォーカス方向Xに沿って駆動して、対物レンズ100を
フォーカス方向Xに微調整することができる。
【0036】次に、対物レンズ100をトラッキング方
向Yに微調整する場合は、トラッキングコイル133,
134にばね140a,140bを介して給電する。こ
のとき、トラッキングコイル133の作用辺133a,
133bおよびトラッキングコイル134の作用辺13
4a,134bにはそれぞれ、トラッキングマグネット
153,154からの磁界に協働した同一の力がトラッ
キング方向Yに沿って発生するため、ホルダ110がト
ラッキング方向Yに沿って駆動して、対物レンズ100
をトラッキング方向Yに微調整することができる。
【0037】ここで、本実施形態におけるベース141
は、従来のような平板状のものではなく、図2に示す如
く、前記可動部を全周にわたって包囲する側壁141w
を一体に有するものであるから、その剛性が格段に向上
すると共に共振周波数も高くなるため、前記可動部をフ
ォーカス方向Xおよびトラッキング方向Yの少なくとも
一方に駆動させる時のサーボ特性に影響を及ぼすことが
ない。
【0038】従って本実施形態によれば、剛性が高く安
定したサーボ特性が得られる光学素子のアクチュエータ
を提供することができる。
【0039】また本実施形態は、図2に示す如く、ベー
ス141の側壁141wにおける内周面(可動部側面)
141w2に、フォーカスマグネット151,152お
よびトラッキングマグネット153,154を取り付け
るに際し、これらフォーカスマグネット151,152
およびトラッキングマグネット153,154の磁極面
を、ヨークを介在させることなく個々のフォーカスコイ
ル131,132およびトラッキングコイル133,1
34に対向配置させてオープン磁気回路を形成してい
る。この場合、片持ち梁状の剛性の弱い内ヨークを配置
する必要が無くなるため、ベース141の剛性が格段に
向上する。しかも、ホルダ110に対しても、内ヨーク
を挿入位置する開口部を設ける必要が無くなって、可動
部全体としての剛性も高まってサーボ特性がさらに良好
なものとなる。
【0040】さらに本実施形態において、ばね140
a,140bは、ベース141の側壁141wにおける
外周面141w1に設けた第1の固定部材であるスプリ
ングホルダ142に固定されたものであるから、ベース
141の外形を大きくすることなく、ベース141の剛
性を高めることができる。
【0041】ところで、ベース141は、キャリッジ1
60に対して所定の傾きをもって固定保持されている。
以下、その方法を例示する。
【0042】ベース141は、図5に示す如く、この側
壁141wから延在する当接部141fがその可動部側
面141w2に設けた上記第2駆動手段の下端部をカバ
ーする形状をしている。この場合、当接部141fをベ
ース141の下端部の全周または間欠的に設けることに
より、ベース141の剛性を高めると共に、キャリッジ
160に傾き可能に当接する球面を形成する。
【0043】このためベース141は、図3に示す如
く、その下面に形成した一部球面の当接部141fが、
キャリッジ160に形成された一部球面の当接部160
fに所定の傾きで当接する。このとき、ベース141
は、キャリッジ160に対して対物レンズ100の光ス
ポットが光ディスク1に対して最小のコマ収差になるよ
うに傾きを調整する。そして、ベース141の外周面1
41w1と、ベース141を全周にわたって包囲するキ
ャリッジ160の側壁160wの内周面160w1との
間にUV硬化接着剤170を注入し、このUV硬化接着
剤170をUV(紫外線)にて硬化させる。その後、ベ
ースの当接部141fとキャリッジの当接部160fと
の間に予め入れた熱硬化接着剤を硬化させて、ベース1
41をキャリッジ160に接着固定する。但し、接着剤
170は、紫外線によって硬化するものに限らず、例え
ば、2液混合化学反応形、嫌気硬化、熱硬化などの接着
剤を用いてもよい。
【0044】つまり、ベース141は、このベース14
1を全周にわたって包囲する側壁141wを一体に有す
る第2の固定部材であるキャリッジ160に固定される
と共に、キャリッジ160の側壁160wに対してベー
ス141の側壁141wを接着剤170を介して固定し
たものであるから、ベース141の剛性をさらに高める
ことができる。
【0045】なお、本実施形態は、前記可動部の構成に
ついても、以下の列挙する如くの効果が得られる。
【0046】まず図4において、ホルダ110は、その
中心軸O1と一致する対物レンズ100の光軸を取り囲
むようにホルダ110に設けた第1取り付け面111
a,111bおよび第2取り付け面112a,112b
にそれぞれ、扁平状のフォーカスコイル131,132
およびトラッキングコイル133,134をそれぞれ、
第1取り付け面111a,111bおよび第2取り付け
面112a,112bに対して平行に取り付け、フォー
カスコイル131,132およびトラッキングコイル1
33,134に磁界を差し向ける磁界発生手段としてフ
ォーカスマグネット151,152およびトラッキング
マグネット153,154をそれぞれ対応させている。
この場合、第1取り付け面111a,111bおよび第
2取り付け面112a,112bにおいて、フォーカス
コイル131,132およびトラッキングコイル13
3,134の配置空間を充分に確保することができる。
【0047】また、ホルダ110は、その中心軸O1
取り囲む外周面のほぼ全面に駆動用のコイル131〜1
34を配置することにより、ホルダ110の周囲の無駄
な空いたスペースを極小にし、効率良く利用している。
さらに、フォーカス駆動用のコイル131,132およ
びマグネット151,152と、トラッキング駆動用の
コイル133,134およびマグネット153,154
とを同一面には配置しないで、互いに垂直な別々の取り
付け面111a,111b,112a,112bそれぞ
れに配置したため、それぞれにおいて、大きなコイルと
マグネットを配置することができる。
【0048】つまり、フォーカスコイル131,132
およびトラッキングコイル133,134を外形寸法の
大きなものに設定することができるため、それぞれの作
用辺131a,131b,132a,132b,133
a,133b,134a,134bの長さ、体積を大き
くできると共に、そのコイルに対応するフォーカスマグ
ネット151,152およびトラッキングマグネット1
53,154もコイルに合せて大きくできるため、対物
レンズ100をフォーカス方向Xおよびトラッキング方
向Yの2方向に対して高い感度で駆動させることができ
る。
【0049】しかも、フォーカスコイル131(13
2)にはフォーカスマグネット151(152)が対応
し、トラッキングコイル133(134)にはトラッキ
ングマグネット153(154)が対応するため、フォ
ーカスマグネット151(152)からの磁界およびト
ラッキングマグネット153(154)からの磁界のよ
うな異なる力を発生させる磁界同士が干渉することがな
い。このため、例えば、対物レンズ100をフォーカス
方向Xに微調整する場合、フォーカスコイル131(1
32)に電流を流してもトラッキングマグネット153
(154)からフォーカスコイル131(132)に作
用する磁界が非常に少ないため、不所望な対物レンズ1
00の動きを防止することができる。
【0050】さらにフォーカスコイル131(132)
およびトラッキングコイル133(134)を扁平状に
して、その扁平状面をホルダ110に固定して、フォー
カスコイル131(132)およびトラッキングコイル
133(134)をそれぞれ第1取り付け面111a,
111bおよび第2取り付け面112a,112bに対
して平行に取り付けたため、ホルダ110に取り付けた
フォーカスコイル131(132)およびトラッキング
コイル133(134)の剛性が格段に高くなり、コイ
ルそのものが変形するモードの共振周波数が非常に高く
なる。またホルダ110自体も四角いブロック状で剛性
が高い上に中心の開口部が対物レンズ100と色収差補
正レンズ120で補強され、その外周部が扁平状のコイ
ルによって補強されるために剛性が高くなり、その共振
周波数も高くなる。
【0051】なお、前記した磁気発生手段は、2極着磁
のフォーカスマグネット151,152およびトラッキ
ングマグネット153,154からなる磁気ギャップを
形成するヨークを有しないオープン磁気回路を構成する
ものである。この場合、ホルダ110にヨークを配置す
るための開口部を設ける必要が無いから、この開口部の
剛性分だけ、ホルダ110の剛性を高めることができ
る。
【0052】またベース141に対して前記可動部を駆
動可能に支持する支持部材は、フォーカスコイル13
1,132を挟持するように配置したばね140a,1
40bであるから、ホルダ110のトラッキング方向幅
を支持部材により大きくすることなく小さく設定するこ
とができる。
【0053】図6は、本発明の第2実施形態である光デ
ィスク用の記録再生装置を示す斜視分解図である。
【0054】この記録再生装置は、第1実施形態と同
様、相変化記録方式の光ディスク1の記録再生装置であ
って、対物レンズ100を、直交するフォーカス方向X
およびトラッキング方向Yの2方向に駆動可能に支持す
るものである。このため、第1実施形態と同一な部分は
同一の符合をもって示し、その説明を省略する。
【0055】ホルダ110は、トラッキング方向Yにお
いて該ホルダ110に対向配置された2つの第1取り付
け面111a,111bと、タンジェンシャル方向Zに
おいて該ホルダ110に対向配置された2つの第2取り
付け面112a,112bとを有する。
【0056】第1取り付け面111aは、フォーカスマ
グネット181が第1取り付け面111aに対して平行
に接着固定され、第1取り付け面111bも同様に、フ
ォーカスマグネット182が第1取り付け面111bに
対して平行に接着固定されている。
【0057】また第2取り付け面112aは、トラッキ
ングマグネット183が第2取り付け面112aに対し
て平行に接着固定され、第2取り付け面112bも同様
に、トラッキングマグネット184が第2取り付け面1
12bに対して平行に接着固定されている。
【0058】ベース141は、第1の駆動手段であるフ
ォーカスマグネット181,182およびトラッキング
マグネット183,184が磁気吸引されることを防ぐ
ために非磁性ステンレスから形成し、そのトラッキング
方向Yにおいて対向配置した側壁141wにおける内周
面141w2それぞれに、第2の駆動手段であるフォー
カスコイル191,192をそのトラッキング方向にお
ける内周面141w2と平行に接着する一方、そのタン
ジェンシャル方向Zにおいて対向配置した側壁141w
における内周面141w2それぞれに、同じく第2の駆
動手段であるトラッキングコイル193,194をその
タンジェンシャル方向における内周面141w2と平行
に接着する。
【0059】つまり、第1実施形態は、第1の駆動手段
として、ホルダ110にコイルを配したムービングコイ
ルの構成であるのに対し、第2実施形態は、第1の駆動
手段として、ホルダ110にマグネットを配したムービ
ングマグネットの構成である。このため、第2実施形態
によれば、ホルダ110への給電が不要になる。
【0060】なお、第1実施形態と第2実施形態とは組
み合わせて使用することも可能であり、ホルダ110に
トラッキングコイルおよびフォーカスマグネットを取り
付けると共に、ベース141にフォーカスマグネットお
よびトラッキングコイルを取り付けることにより、フォ
ーカス方向Xまたはトラッキング方向Yのいずれか一方
をムービングコイル駆動とし、他方をムービングマグネ
ット駆動としても良い。
【0061】上述したところは、本発明の好適な実施形
態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲にお
いて、様々な変更を加えることができる。例えば、第1
〜第3実施形態では、対物レンズ100の微調整が容易
になるように、ホルダの中心軸O1を対物レンズ100
の光軸と一致させているが、必ずしもホルダの中心軸O
1を対物レンズ100の光軸に一致させる必要は無い。
またフォーカスコイルおよびトラッキングコイルの2辺
にて、2極着磁したマグネットを対向させたが、1辺の
みに単極マグネットを対向させてもよい。
【0062】またホルダ110に設けた第1および第2
取り付け面111a,111b,112a,112b
は、2つのフォーカスまたはトラッキングコイル若しく
は、2つのフォーカスまたはトラッキングマグネットに
同じ方向の均等な力を発生させるようにホルダ110の
中心軸O1を取り囲む配置であれば、必ずしも、フォー
カス方向Xまたはトラッキング方向Yにおいて対向配置
せずともよい。
【0063】このため、本実施形態では、光ディスクの
記録再生装置に用いられる対物レンズのアクチュエータ
を例示したが、光学素子としては、対物レンズに限ら
ず、コリメートレンズやLD(レーザーダイオード)な
どであってもよく、その装置も、光通信器機のファイバ
ーにカップリングさせるコリメートレンズのアクチュエ
ータなどに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である光ディスク用の
記録再生装置を示す斜視図である。
【図2】 第1実施形態の全体を上側から示す上面図で
ある。
【図3】 図2をトラッキング方向から示した断面図で
ある。
【図4】 第1実施形態の分解斜視図である。
【図5】 第1実施形態をキャリッジから示す斜視図で
ある。
【図6】 本発明の第2実施形態である光ディスク用の
記録再生装置を示す斜視図である。
【図7】 従来技術による光学素子のアクチュエータを
示す斜視図である。
【図8】 上記従来技術の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 100 対物レンズ 110 ホルダ 111a,111b 第1取り付け面 112a,112b 第2取り付け面 115 固定部 116 遮光用バー 120 色収差補正レンズ 131,132 フォーカスコイル 133,134 トラッキングコイル 140a,140b ばね 141 ベース 141f 球面部 141w 側壁 141w1 外周面 141w2 内周面(可動部側面) 142 スプリングホルダ 142a,142b ばね固定部 151,152 フォーカスマグネット 153,154 トラッキングマグネット 160 キャリッジ 160w 側壁 160w1 内周面 161 反射ミラー 162 センサホルダ 163 PD(フォトダイオード) 164 LED(発光ダイオード) 170 接着剤 181,182 フォーカスマグネット 183,184 トラッキングマグネット 191,192 フォーカスコイル 193,194 トラッキングコイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標位置に第1の光を投射する光学素子
    と、この光学素子を保持するホルダおよび該ホルダを駆
    動させる第1の駆動手段を備える可動部と、この可動部
    を全周にわたって包囲する側壁を一体に有し該側壁の可
    動部側面に前記可動部を駆動させる第2の駆動手段を備
    えるベースと、このベースに対して前記可動部を駆動可
    能に支持する支持部材とを備えることを特徴とする光学
    素子のアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の駆動手段または前記第2の駆
    動手段はマグネットであって、このマグネットの磁極面
    を、ヨークを介在させることなく前記第2の駆動手段に
    対向配置したものである請求項1に記載の光学素子のア
    クチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、前記ベースの側壁に設
    けた第1の固定部材に固定されたものである請求項1ま
    たは2に記載の光学素子のアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記ベースは、このベースを全周にわた
    って包囲する側壁を一体に有する第2の固定部材に固定
    されると共に、該第2の固定部材の側壁に対してベース
    の側壁を接着固定したものである請求項1乃至3のいず
    れか一項に記載の光学素子のアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記支持部材は、前記光学素子の光軸方
    向に離間した2組で構成され、その2組の支持部材は、
    前記ベースの前記光軸方向の両側に配置されたものであ
    る請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学素子のア
    クチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009211076A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Johnson Electric Sa レンズ駆動装置
JP2012504254A (ja) * 2008-09-30 2012-02-16 ハイソニック.カンパニー,リミテッド 小型立体映像撮影装置

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