JP2003221194A - 電気駆動型作業車 - Google Patents

電気駆動型作業車

Info

Publication number
JP2003221194A
JP2003221194A JP2002023901A JP2002023901A JP2003221194A JP 2003221194 A JP2003221194 A JP 2003221194A JP 2002023901 A JP2002023901 A JP 2002023901A JP 2002023901 A JP2002023901 A JP 2002023901A JP 2003221194 A JP2003221194 A JP 2003221194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
vehicle body
vehicle
outrigger
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002023901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3801511B2 (ja
Inventor
Takashi Morota
貴志 諸田
Shunichi Nakazawa
俊一 中澤
Seio Yoshida
征央 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP2002023901A priority Critical patent/JP3801511B2/ja
Publication of JP2003221194A publication Critical patent/JP2003221194A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3801511B2 publication Critical patent/JP3801511B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業装置の油圧アクチュエータに油圧を供給
して作動させる油圧ポンプを電気モータで駆動する電気
駆動型の作業用車両において、充電器を装備しつつ積載
スペースを確保できる構成を提供する。 【解決手段】 車体上に旋回モータ51や起伏シリンダ
52等の油圧アクチュエータ50によって作動されるブ
ーム式高所作業装置を有し、電源バッテリ42の電力で
駆動される電気モータ駆動の油圧ポンプからこの油圧ア
クチュエータに作動油圧を供給して作業装置を作動させ
る電気駆動型の高所作業車1において、電気モータおよ
び油圧ポンプからなる油圧供給ユニット43を車体の側
方下部に配設し、モータ制御装置および充電器からなる
電力供給ユニット42をアウトリガジャッキ60のアウ
トリガボックス上に配設して高所作業車1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体上に油圧アク
チュエータにより作動される作業装置を配設し、油圧ア
クチュエータへの作動油圧を電気モータにより駆動され
る油圧ポンプから供給するように構成された電気駆動型
作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】このような作業車としては、車体上に旋
回、起伏および伸縮が自在に配設されたブームを有し、
このブームの先端に作業者が搭乗する作業台を取り付け
てなる高所作業車がある。この高所作業車においては、
ブームの各作動を油圧アクチュエータにより行うのが一
般的に知られており、油圧アクチュエータに作動油圧を
供給する油圧ポンプを電気モータにより駆動する電気駆
動型の高所作業車も知られている。このように油圧ポン
プを電気モータにより駆動させる高所作業車では、電気
モータに駆動電力を供給する電源バッテリ、電源バッテ
リによる電気モータの駆動制御を行うモータ制御装置等
が必要とされる。
【0003】このため、電気駆動型の高所作業車では、
従来から電気モータおよび前記油圧ポンプからなる油圧
供給ユニットのみならず、電気モータの駆動制御を行う
モータ制御装置等が車体上に配設されている。一方、高
所作業車においては、車体上にブームおよび作業台から
なる高所作業装置を格納保持するためのスペースが必要
であるとともに、高所作業時等に必要とされる作業工具
や使用機材等を積載する収納ボックスや積載スペースを
設けることが求められており、且つこの収納ボックス等
をできる限り大きくして大きな積載空間を設けることが
求められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に、電気駆動型の高所作業車に必要とされる油圧供給ユ
ニット、電源バッテリ、モータ制御装置等を車体上に配
設すると、ブームおよび作業台の格納位置に制約を加え
るという問題や、収納ボックスの設置スペースや積載ス
ペースを狭くして収納空間が狭くなるという問題が発生
していた。
【0005】また、電気駆動型高所作業車では、電源バ
ッテリの充電量が低下したときにこれを充電するための
充電器が必要とされ、一般には高所作業を終了して帰社
した後、車庫に設置された充電器を用いて電源バッテリ
の充電が行われている。しかしながら、応援作業等で日
帰り困難な遠方に出動するような場合には、充電器を搭
載して出動する必要があり、従来では必要に応じて充電
器を高所作業車の収容ボックスや積載スペースに搭載し
て運搬するなどされていた。このため、充電器も車体上
に装備することが求められることも多く、このように充
電器も車体上に配設するとなると上記問題が一層顕著と
なる。
【0006】本発明は上記のような問題に鑑みたもの
で、電気駆動型作業車において油圧アクチュエータに作
動油圧を供給するための各種装置を、ブーム等の格納ス
ペースおよび積載スペースを邪魔することなくコンパク
トに配設することができ、かつ充電器を常備して作業性
を向上させることができる構成の電気駆動型作業車を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明においては、車輪を有して走行可能な車両
と、この車両の車体上に配設された作業装置(例えば、
実施形態における旋回台4やブーム5、作業台8などか
らなる高所作業装置)と、車体の前方部に設けられ作業
装置を用いて作業を行うときに車体の前方部を持ち上げ
支持するアウトリガジャッキと、油圧力を受けて作動さ
れ作業装置を作動させる油圧アクチュエータ(例えば、
実施形態における旋回モータ51や起伏シリンダ52等
の油圧アクチュエータ50)と、この油圧アクチュエー
タに作動油圧を供給する油圧ポンプと、この油圧ポンプ
を駆動する電気モータと、この電気モータに駆動電力を
供給する電源バッテリと、この電源バッテリによる電気
モータの駆動制御を行うモータ制御装置と、外部電源を
用いて電源バッテリを充電させるための充電器とを有し
て電気駆動型作業車(例えば、実施形態における高所作
業車1)が構成される。そして、アウトリガジャッキ
が、車体に車幅方向に延びて固設されたアウトリガボッ
クスと、このアウトリガボックス内に車幅方向外方に伸
縮動可能に保持されたアウトリガビームと、このアウト
リガビームの外方先端に取り付けられて下方に伸長して
車体を持ち上げ支持するジャッキ機構とから構成され、
電気モータおよび油圧ポンプからなる油圧供給ユニット
が車体の側方下部に配設され、モータ制御装置および充
電器からなる電力供給ユニットがアウトリガボックス上
に配設されている。
【0008】このような構成の電気駆動型作業車では、
油圧供給ユニットが車体の側方下部に配設されるため、
ブーム等の格納スペースおよび収納ボックススペースと
干渉することがなく、また、電力供給ユニットは、ブー
ムレストや搭乗ステップが設けられる程度で従来デッド
スペースとなっており且つ十分な剛性を有するアウトリ
ガボックス上に配設されてブーム等の格納スペースおよ
び収納ボックススペースと干渉することがない。このた
め、ブーム等の格納位置が制約されることがなく、大き
な収納ボックススペースや積載スペースを確保できる。
【0009】なお、上記作業装置が、車体の上に旋回、
起伏および伸縮が自在に配設されたブームと、ブームの
先端に取り付けられた作業台とから構成される場合、す
なわち、高所作業装置である場合に、ブームを全縮させ
るとともに車体上の所定旋回位置で倒伏させて車体上に
格納するときにこのブームを支持するブームレストがア
ウトリガボックスに取り付けられ、電力供給ユニットが
ブームレストに隣接してアウトリガボックス上に配設さ
れるようにするのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態につて説明する。本発明に係る電気駆動
型作業車の一例として、車体上に高所作業装置を備える
高所作業車1を図1に示している。高所作業車1は車両
の前方に運転キャビン2aを有し、前後輪3a,3bで
走行可能なトラックシャーシをベースに構成される。運
転キャビン2a後方の車体2上には、上方に突出して旋
回台4が水平旋回可能に取り付けられており、この旋回
台4の下部に設けられた旋回モータ51により駆動され
る。
【0011】旋回台4の上部に基端部が枢結されてブー
ム5が取り付けられており、旋回台4とブーム5の下面
との間に張り渡された起伏シリンダ52により起伏動さ
れる。ブーム5は、基端ブーム5a、中間ブーム5bお
よび先端ブーム5cを入れ子式に組み合わせて伸縮可能
に構成されており、ブーム5に内蔵された伸縮シリンダ
53により伸縮動される。
【0012】先端ブーム5cの先端部にブーム5の起伏
作動面と同一面内に揺動可能に支持部材6が枢結され、
先端ブーム5cと支持部材6との間に張り渡された上部
レベリングシリンダ56bにより揺動される。上部レベ
リングシリンダ56bは、旋回台4と基端ブーム5aと
の間に張り渡された下部レベリングシリンダ56aと連
通する油路で結ばれて、いわゆる油圧閉ループ式のレベ
リング装置が構成されており、支持部材6の上部(垂直
ポスト部)がブーム5の起伏の如何に拘わらず常に垂直
に延びて位置するように揺動制御(レベリング制御)さ
れる。このように常時垂直に保持される垂直ポスト部に
アーム7を介して作業台8が水平旋回可能に取り付けら
れており、作業台8の床面はブーム5の起伏の如何に拘
わらず常に水平に保持される。作業台8はアーム部7に
内蔵された首振りモータ54により旋回動(首振り動)
される。
【0013】作業台8にブーム操作装置10が設けられ
ている。ブーム操作装置10には、旋回台4の旋回操
作、ブーム5の起伏・伸縮操作、作業台8の首振り操作
等を行う操作レバーが設けられており、作業台8に搭乗
する作業者が操作レバーを操作して、旋回台4やブーム
5等の作動操作(これらをまとめて「ブーム操作」とい
う)を行えるようになっている。
【0014】車体2上には、車両の左右側方に開く開閉
扉を有し、作業工具や使用機材等を収容保持する大型の
収納ボックス15〜18が取り付けられている。収納ボ
ックス15〜18は旋回台4を旋回作動させ、あるいは
ブーム5を車体上に格納させたときに、旋回台4や起伏
シリンダ52等と干渉しない領域に配設されている。
【0015】車体2の前後左右には、車幅方向に拡縮可
能でかつ上下に伸縮可能なアウトリガジャッキ60,6
0…が設けられている。図1中の矢印II方向に見た平面
図を図2に、図2中の矢印III−III方向に見た矢視図を
図3に示す。アウトリガジャッキ60は、車体2に車幅
方向に延びて固設されたアウトリガボックス61(61
R,61L)と、このアウトリガボックス61内に車幅
方向外方に伸縮可能に保持されたアウトリガビーム62
(62R,62L)と、このアウトリガビーム62の外
方先端に取り付けられて下方に伸長して車体2を持ち上
げ支持するジャッキ機構63(63R,63L)とから
構成され、それぞれ内部に取り付けられたアウトリガシ
リンダ55(55R,55L)およびジャッキシリンダ
56(56R,56L)により拡縮動および伸縮動され
る。
【0016】車体2の後部には図示省略するジャッキ操
作装置が設けられており、アウトリガジャッキ60,6
0…の張り出しや格納等のジャッキ操作を個別に行える
ように構成されている。高所作業を行おうとする作業者
は、ジャッキ操作装置を操作してアウトリガジャッキ6
0,60…を拡幅作動および伸長作動させることがで
き、図1に示すように車体2を持ち上げ支持させた安定
姿勢で高所作業を行えるように構成されている。
【0017】以上のように概要構成される高所作業車1
にあって、旋回モータ51、起伏シリンダ52、伸縮シ
リンダ53、首振りモータ54、アウトリガシリンダ5
5、ジャッキシリンダ56には、作動油圧で駆動される
油圧モータや油圧シリンダ等の油圧アクチュエータが用
いられている。高所作業車1には、これらの油圧アクチ
ュエータ50に作動油圧を供給する油圧装置40が搭載
されるとともに、ブーム操作装置10やジャッキ操作装
置15からの操作信号に基づいて油圧装置40の作動を
制御するコントロールユニット30が搭載されている。
図4にこれらの油圧制御系の構成をブロック図として示
しており、以下この図を交えて説明する。
【0018】ブーム操作装置10においてブーム操作が
成され、またはジャッキ操作装置15においてジャッキ
操作が成されると、これらの操作装置10,15から操
作信号がコントロールユニット30に出力される。コン
トロールユニット30は操作信号が入力されると、予め
設定された所定条件の下、操作信号に基づいた指令信号
を油圧装置40に出力して油圧アクチュエータ50に作
動油を供給させ、操作信号に応じた作動速度で旋回台4
やブーム5、アウトリガジャッキ60等を作動させる。
【0019】図示する油圧装置40は、油圧ポンプを電
気モータによって駆動する電気駆動型の油圧装置であ
り、電気モータを駆動するための電力を蓄えるバッテリ
ユニット41と、バッテリユニット41から供給される
電力を受けて電気モータの作動を制御し、また高所作業
車1の帰還時にバッテリユニット41を充電させる電力
供給ユニット42、電気モータによって駆動される油圧
ポンプを備え、油圧アクチュエータ50に作動油圧を供
給する油圧供給ユニット43などから構成される。
【0020】バッテリユニット41は複数の電源バッテ
リからなり、各電源バッテリが相互に直列に接続され
て、例えば電圧48[V]等の所定電圧でかつ1日の高所作
業を行うに充分な電力量を充電保持可能な直流電源を構
成する。バッテリユニット41は、上記複数の電源バッ
テリが車体2の後方下部に左右に分けて搭載され、図示
しない電力ケーブルで接続されている。
【0021】電力供給ユニット42は、バッテリユニッ
ト41に充電された電力を用いて油圧供給ユニット43
内の電気モータの作動を制御するモータ制御装置と、バ
ッテリユニット41の電源バッテリを充電する充電器と
を備えて構成される。モータ制御装置は、例えば、昇圧
DC−DCコンバータ回路とインバータ回路およびこれらの
回路の作動を制御する制御回路などから構成され、バッ
テリユニット41から供給される直流電力をコントロー
ルユニット30からの指令信号に応じた交流電力に変換
して油圧供給ユニット42内の電気モータに供給し、こ
の電気モータの回転数(すなわち油圧ポンプの回転数)
を制御して油圧ポンプから吐出される作動油の吐出圧お
よび流量を制御する。充電器は、例えば整流回路と降圧
DC−DCコンバータ回路およびこれらの回路の作動を制御
する制御回路などから構成され、充電器のコンセントプ
ラグ44が営業所等の電源コンセントCに接続され、且
つコントロールユニット30から油圧アクチュエータ5
0を作動させる指令信号が入力されていないなどの所定
条件下に、コンセントプラグ44から供給される交流電
力を所定電圧・電流の直流電力に変換してバッテリユニ
ット41に供給しバッテリ電源を充電させる。
【0022】油圧供給ユニット43は、上記電力供給ユ
ニット42によりその作動が制御される電気モータと、
この電気モータに接続されて回転駆動される油圧ポンプ
とを備えて構成され、油圧ポンプで発生された作動油圧
を旋回モータ51、起伏シリンダ52、伸縮シリンダ5
3等の油圧アクチュエータ50に供給する。なお、具体
的には、油圧供給ユニット43で発生された作動油圧
は、コントロールユニット30によって開閉制御される
コントロールバルブ(電磁比例制御弁)を介して各油圧
アクチュエータ51〜に供給される。コントロールユニ
ット30は操作信号に対応した回転速度で油圧ポンプを
回転制御するとともに、操作信号に応じたバルブ開度で
コントロールバルブを開閉制御し、これにより操作信号
に応じた作動速度で旋回台4やブーム5、アウトリガジ
ャッキ60等を作動させる。例示する高所作業車1にお
いては、コントロールバルブは旋回台4の下部に取り付
けられている。
【0023】このような構成を有する電気駆動型の油圧
装置40にあって、従来では電力供給ユニット42にお
けるモータ制御装置と油圧供給ユニット43とが油圧ユ
ニットOYとして構成され、図2中に二点鎖線で示すよ
うに車体2の上部中央に取り付けられて所定の設置スペ
ースを占有していた。高所作業車1では、充電器を付加
したうえで、これらを上記2ユニットに分割して油圧供
給ユニット43を車体2の左前方下部に取り付けるとと
もに、車体前方のアウトリガジャッキ60の上方に電気
供給ユニット42の設置スペースを創出してこのユニッ
トを取り付けて、車体2の上部中央に広い積載スペース
Sを確保している。
【0024】なお、車体前方のアウトリガジャッキ60
の上部には、ブーム5を格納したときに基端ブーム5a
を支持するブームレスト20と、格納姿勢にある作業台
8への乗降を容易化するステップ25とが設けられる。
【0025】ブームレスト20は、中空角柱状の角形鋼
管等を利用して所定の長さ寸法に形成された支柱部21
と、このこの支柱部21の先端に固着されてU字状に開
くレスト部22とからなり、支柱部21の基端側がアウ
トリガボックス61Lの上面右側に固設されて先端側が
上方に突出し、上端のレスト部22に基端ブーム5aの
下面を受容可能に構成される。ブーム5の格納姿勢にお
いては、基端ブーム5aが所定の押圧力をもってレスト
部22に受容支持され、車両走行時に旋回台4が旋回し
たりブーム5が上下に振動したりすることがないように
保持される。ブーム5は平面視において先端側がわずか
に右傾して斜めに格納され、作業台8は図1における手
前側に略90度首振りされて運転キャビン2a前端面と
平行になるように運転キャビン上方に格納される。
【0026】一方、ステップ25は、角形鋼管等を溶接
加工してL字状に形成した台座フレーム26、この台座
フレーム26の上面から斜め上方に延びる2本の支持脚
27、支持脚27の上端に固着されてスリップ防止加工
が施された踏面28などからなり、台座フレーム26の
一端がアウトリガボックス61Lの上面左側に固着さ
れ、他端が支柱部21の側面に固着されてアウトリガボ
ックス61Lの中央部上方を跨ぐように配設され、上端
の踏面28が一部運転キャビン2aの上方に張り出すよ
うに水平に配設される。
【0027】そして、このようにしてアウトリガボック
ス61Lの上面中央部に創出された設置スペースに、電
力供給ユニット42がねじ等の固定手段を用いて取り付
けられ、図示省略する信号線および電力ケーブルでコン
トロールユニット30、バッテリユニット41、油圧供
給ユニット43と接続される。
【0028】これにより、高所作業車1では、従来、収
納ボックスや積載スペースに積み込まれていた充電器を
モータ制御装置と一体に装備して作業性および積載容量
を向上させるとともに、さらに車体2の上部中央に積載
スペースSを確保して積載容量を拡大させ、スペース効
率が高い高積載型の高所作業車を構成している。
【0029】なお、本実施例ではアウトリガジャッキ6
0が車体の前後左右4カ所に設けられた例を開示した
が、このアウトリガジャッキ60は車体の前方部2カ所
のみに設けられる形態のものであっても良い。また、実
施例ではアウトリガボックス61上にブームレスト20
とステップ25とを設けた例を示したが、例えば、ブー
ム5の先端に多関節アームを有し作業台が車体後方に向
けて格納されるような高所作業車にあっては、ステップ
25に代えてまたはステップ25とともにアウトリガボ
ックス61の左側にアームレストや作業台レスト等を設
ける構成としてもよい。さらに、モータ制御装置はイン
バータ制御に限らず電気モータの回転数を制御可能であ
ればよく、例えば、電気モータへの印加電圧や電流を制
御して電気モータの回転数を制御する制御装置であって
もよい。また、実施例では本発明の構成により創出した
スペースを積載スペースSとして利用した場合を例示し
たが、この積載スペースSに上下開閉式の収容ボックス
を設け、あるいは左右の収容ボックス15,18の奥行
きを拡大させた大型の収容ボックスを設ける等の構成と
してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、車体上に油圧アクチュエータによって作動される作
業装置を有し、電源バッテリの電力で駆動される電気モ
ータ駆動の油圧ポンプからこの油圧アクチュエータに作
動油圧を供給して作業装置を作動させる電気駆動型作業
車において、電気モータおよび油圧ポンプからなる油圧
供給ユニットを車体の側方下部に配設し、モータ制御装
置および充電器からなる電力供給ユニットをアウトリガ
ジャッキのアウトリガボックス上に配設して電気駆動型
作業車を構成する。このため、充電器を常備して作業性
を向上させることができるとともに、ブーム等の格納位
置が制約されることがなく、大きな収納ボックススペー
スや積載スペースを確保可能な電気駆動型作業車を提供
することができる。
【0031】また、上記作業装置が、車体の上に旋回、
起伏および伸縮が自在に配設されたブームと、ブームの
先端に取り付けられた作業台とから構成される高所作業
装置である場合に、ブームを車体上に格納するときにブ
ームを支持するブームレストがアウトリガボックスに取
り付けられ、電力供給ユニットがブームレストに隣接し
てアウトリガボックス上に配設されるように構成するこ
とにより、ブーム等の格納スペースや収納ボックススペ
ースと干渉することがなく、スペース効率が高い電気駆
動型作業車を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気駆動型作業車の一例として示
す高所作業車の側面図である。
【図2】図1中の矢印II方向に見た上記高所作業車の部
分平面図である。
【図3】図2中の矢印III−III方向に見た矢視図であ
る。
【図4】上記高所作業車における油圧制御系の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 2 車体 3a,3b 車輪 4〜10 高所作業装置(4 旋回台、5 ブーム、8
作業台) 41 バッテリユニット 42 電力供給ユニット 43 油圧供給ユニット 50 油圧アクチュエータ 60 アウトリガジャッキ
フロントページの続き (72)発明者 中澤 俊一 群馬県利根郡新治村大字東峰須川414−1 株式会社アイチコーポレーション新治工 場内 (72)発明者 吉田 征央 群馬県利根郡新治村大字東峰須川414−1 株式会社アイチコーポレーション新治工 場内 Fターム(参考) 3F333 AA08 CA08 CA09 CB01 DA02 DB05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を有して走行可能な車両と、前記車
    両の車体上に配設された作業装置と、前記車体の前方に
    設けられ前記作業装置を用いて作業を行うときに前記車
    体の前方部を持ち上げ支持するアウトリガジャッキと、
    油圧力を受けて作動され前記作業装置を作動させる油圧
    アクチュエータと、前記油圧アクチュエータに作動油圧
    を供給する油圧ポンプと、前記油圧ポンプを駆動する電
    気モータと、前記電気モータに駆動電力を供給する電源
    バッテリと、前記電源バッテリによる前記電気モータの
    駆動制御を行うモータ制御装置と、外部電源を用いて前
    記電源バッテリを充電させるための充電器とを有して構
    成され、 前記アウトリガジャッキが、前記車体に車幅方向に延び
    て固設されたアウトリガボックスと、前記アウトリガボ
    ックス内に車幅方向外方に伸縮動可能に保持されたアウ
    トリガビームと、前記アウトリガビームの外方先端に取
    り付けられて下方に伸長して車体を持ち上げ支持するジ
    ャッキ機構とから構成され、 前記電気モータおよび前記油圧ポンプからなる油圧供給
    ユニットが前記車体の側方下部に配設され、 前記モータ制御装置および前記充電器からなる電力供給
    ユニットが前記アウトリガボックス上に配設されている
    ことを特徴とする電気駆動型作業車。
  2. 【請求項2】 前記作業装置が、前記車体の上に旋回、
    起伏および伸縮が自在に配設されたブームと、前記ブー
    ムの先端に取り付けられた作業台とから構成され、前記
    ブームを全縮させるとともに前記車体上の所定旋回位置
    で倒伏させて前記車体上に格納するときに前記ブームを
    支持するブームレストが前記アウトリガボックスに取り
    付けられ、前記電力供給ユニットが前記ブームレストに
    隣接して前記アウトリガボックス上に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気駆動型作業車。
JP2002023901A 2002-01-31 2002-01-31 電気駆動型作業車 Expired - Fee Related JP3801511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002023901A JP3801511B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 電気駆動型作業車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002023901A JP3801511B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 電気駆動型作業車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003221194A true JP2003221194A (ja) 2003-08-05
JP3801511B2 JP3801511B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=27746489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002023901A Expired - Fee Related JP3801511B2 (ja) 2002-01-31 2002-01-31 電気駆動型作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3801511B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1557393A2 (en) * 2004-01-23 2005-07-27 CTE S.p.A. Lifting vehicle with telescopic arm
ITBO20090469A1 (it) * 2009-07-22 2011-01-23 Hinowa S P A Piattaforma aerea
CN104191225A (zh) * 2014-09-11 2014-12-10 郑州贝龙液压技术有限公司 大型磨机加料仓转运及螺栓拆装检修车
CN107914261A (zh) * 2017-09-29 2018-04-17 中冶宝钢技术服务有限公司 放射源源罐拆装装置
CN112901599A (zh) * 2021-01-26 2021-06-04 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 液压动力单元、车厢升降系统及轨道车辆

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103922245B (zh) * 2014-04-14 2016-05-04 浙江纪超自动化技术有限公司 叉车感知系统控制器及其方法
JP7122224B2 (ja) 2018-10-31 2022-08-19 株式会社アイチコーポレーション 高所作業車

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1557393A2 (en) * 2004-01-23 2005-07-27 CTE S.p.A. Lifting vehicle with telescopic arm
EP1557393A3 (en) * 2004-01-23 2008-02-13 CTE S.p.A. Lifting vehicle with telescopic arm
ITBO20090469A1 (it) * 2009-07-22 2011-01-23 Hinowa S P A Piattaforma aerea
CN104191225A (zh) * 2014-09-11 2014-12-10 郑州贝龙液压技术有限公司 大型磨机加料仓转运及螺栓拆装检修车
CN107914261A (zh) * 2017-09-29 2018-04-17 中冶宝钢技术服务有限公司 放射源源罐拆装装置
CN112901599A (zh) * 2021-01-26 2021-06-04 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 液压动力单元、车厢升降系统及轨道车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP3801511B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6478172B2 (en) Portable lifting device
JP5207624B2 (ja) 自走式リフター装置
JP2003221194A (ja) 電気駆動型作業車
JP6612118B2 (ja) 高所作業車
JP7122224B2 (ja) 高所作業車
JP6632925B2 (ja) 高所作業車の制動装置
CN110526137A (zh) 一种自移动快速架设塔式起重机
JP3693539B2 (ja) 自走式高所作業車の走行制御装置
JPH07229310A (ja) スライド式荷受構台を用いた資機材揚重装置
JP6346462B2 (ja) 高所作業車
JP4557496B2 (ja) 軌陸作業車
JP2023177477A (ja) 作業機械
JP2014065596A (ja) 高所作業車
JP3848075B2 (ja) 荷受台昇降装置を装備した貨物車における荷受台昇降装置の取付構造
JP6122609B2 (ja) 高所作業車
US20230416059A1 (en) Mobility mule
JP4864197B2 (ja) 高所作業装置におけるプラットホームの張出床装置
JPH08119590A (ja) 高所作業車
CN117698864A (zh) 一种自行走履带吊装机器人
JP2023173431A (ja) 作業車
JPH0558215A (ja) 車両運搬車
JP4291443B2 (ja) クレーン用油圧装置
JPH09227099A (ja) 昇降作業装置の安全装置
JP2023173432A (ja) 作業車
JP3853210B2 (ja) 高所作業車の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3801511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees