JP2003221126A - 配送システム - Google Patents

配送システム

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JP2003221126A
JP2003221126A JP2002022295A JP2002022295A JP2003221126A JP 2003221126 A JP2003221126 A JP 2003221126A JP 2002022295 A JP2002022295 A JP 2002022295A JP 2002022295 A JP2002022295 A JP 2002022295A JP 2003221126 A JP2003221126 A JP 2003221126A
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JP2002022295A
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Masaru Suzuki
勝 鈴木
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Original Assignee
Sato Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配布伝票から受領票および不在通知票を無くす
とともに、配送人による受領票および不在通知票作成時
の手間を減らすことのできる配送システムを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】配送伝票10の受領票15にはRFIDラ
ベル30が設けられ、RFIDラベル30はMPU40
を備えたICチップ36と、アンテナ38とを有してい
る。MPU40はメモリ42に接続され、メモリ42に
は配送物28に関する情報が記憶されている。読取・印
刷装置50のリーダ52から信号が発信されると、メモ
リ42に記憶された情報がリーダ52に送信される。制
御装置54はメモリ64にて記憶された情報を必要に応
じて可変し、印刷装置56にて不在通知票68として印
刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配送システムにかか
り、特に小包郵便物、宅配貨物などの配送時において、
受領確認時に発行する受領票および、受取人が不在の場
合に発行する不在通知票の作成が容易にできる配送シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】小包郵便物、宅配貨物などの配送物の配
送時に用いられる配送伝票は周知の如く、主に依頼主控
票、受領票(配送業者控)、不在通知票、受取人控票、
取扱店控票などからなる複数枚、または複数片の帳票で
構成されており、これら各帳票は重ねられて切り離し自
在に束ねられている。各帳票は複写紙によって形成さ
れ、依頼人などによって受取人の住所や名称などが依頼
主控票に記入されると、依頼人が記入した文字が、各帳
票の所定記入(複写)枠に複写される構造となってい
る。また、これら各帳票には配送業者が用いる管理番号
なども記載されている。
【0003】上記配送伝票のうち、依頼主控票および取
扱店控票は配送前に引き抜かれ、依頼主控票は依頼主に
手渡され、取扱店控票は取扱店に保管される。これによ
り、配送物には受領票、不在通知票および受取人控票
が、受取人控票の裏面に塗付された剥がれ防止の接着剤
などによって貼付される。この後、配送物は配送業者に
よって最寄りの集配所に集められ、受領票に記載された
配送方面ごとにまとめられて所定の地域に分布する集配
所まで配送される。各地域の集配所まで配送されたこれ
ら配送物は、配送人によって受領票に記載された住所宛
てに配送される。
【0004】受取人の在宅時には配送人は、受取人から
配送伝票内の受領票に受領確認印(またはサインなど)
を受けて受領票のみを回収する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、配送時に受取
人が不在の場合、配送人は配送伝票内の不在通知票を配
送伝票から切り離し、受取人に宛ててポストなどに投函
することで、受取人に対して不在通知を行っていた。こ
れにより、不在通知票は受取人が不在時にのみ用いら
れ、必ず使用されるものではないため、使用しない場合
は破棄されていた。したがって、不在通知票のコストが
高くなるのみならず、資源の無駄となる欠点があった。
これに対し、配送人によって別途用意された不在通知票
を用いる場合もあった。この場合は配送人によって不在
通知票に依頼人や受取人の住所、名称や配送物の品名な
どを手書きしなければならず、配送人にとっては作業が
煩雑となる欠点があった。
【0006】また、配送時に受取人が不在の場合、配送
物は配送人によって一旦回収され、配送センターにて一
時保管されるため、その間に配送物に貼付された受領票
を紛失しやすいといった欠点があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、配布伝票から受領票および不在通知票を無くす
とともに、配送人による受領票および不在通知票作成時
の手間を減らすことのできる配送システムを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記目的を達成するために、情報を記憶するとともに、該
情報を受信および送信する記憶・受信・送信手段を有し
た配送伝票と、前記記憶・受信・送信手段に記憶された
情報を読み取って印字する携帯型の読取・印字手段と、
を使用し、前記配送伝票が貼付された配送物の配送時
に、前記配送物の受取人が不在の場合には、前記読取・
印字手段によって、前記記憶・受信・送信手段に記憶さ
れた情報から不在通知票を作成することを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、配送物の
受取人が不在の場合には、配送人は読取・印字手段によ
って記憶・受信・送信手段に記憶された情報から不在通
知票を作成して不在通知を行う。不在通知票を作成する
ための情報は、記憶・受信・送信手段に記憶されてお
り、読取・印字手段によって情報を読み取って印字する
だけで不在通知票を容易に作成することができる。これ
により、配送伝票に不在通知票を予め設けておく必要が
なく、配送伝票から不在通知票が不要となるので、紙資
源を節約できる。また、配送人によって手書きで不在通
知票を作成するような煩雑な作業を要しない。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、前記配送
物の受取人の在宅時には、前記読取・印字手段によっ
て、前記記憶・受信・送信手段に記憶された情報から不
在通知票のみならず、受領票を作成させることを特徴と
する。これによって配送伝票に受領票を予め設けておく
必要がなく、配送伝票から受領票が不要となる。
【0011】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記配送伝票は受領票を含み、前記記憶・受信・送信手段
が該受領票に着脱可能に取り付けられるととともに、前
記受領票に取り付けられた前記記憶・受信・送信手段は
回収され、記憶された情報をデータ管理用コンピュータ
に転送した後に前記情報が消去され、新規な配送伝票に
再利用されるようにした。これにより配送伝票に設けら
れた記憶・受信・送信手段は回収されるので、コストア
ップを抑制できる。また、記憶された情報はデータ管理
用コンピュータで保存されるため、前記記憶・受信・送
信手段は情報を消去して再利用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って、本発明
に係る配送システムの好ましい第一の実施の形態とし
て、不在通知票作成について説明する。
【0013】図1は本発明に係る配送システムに用いら
れる配送伝票10の全体構成を模式的に示した斜視図で
ある。
【0014】配送伝票10は、一枚目の依頼主控票(お
客様控票、客先請求書などに該当)12、二枚目の取扱
店控票14、三枚目の受領票(配達証、到着原票などに
該当)15、四枚目の受取人控票(宛名人控票、荷札な
どに該当)16から構成される。
【0015】一枚目の依頼主控票12には記入枠が設け
られ、これには受取人の住所・名称などを記入する届け
先記入部20と、依頼人の住所・名称などを記入する依
頼主記入部22とが形成されている。依頼主控票12の
下側の取扱店控票14、受領票15、受取人控票16に
は、それぞれ前記記入枠に対応する位置に届け先複写枠
24,24…、依頼主複写枠26,26…が形成されて
いる。これら複写枠24,26は、前述した届け先記入
部20と依頼主記入部22のそれぞれ対応する位置に設
けられている。また、依頼主控票12、取扱店控票1
4、受領票15は複写紙で形成され、依頼主控票12に
依頼人によって記入された文字が取扱店控票14、受領
票15、受取人控票16の各複写枠に複写される。更
に、受取人控票16の裏面には図示しない粘着剤層が設
けられ、この受取人控票16が後述する配送物28に貼
り付けられる。なお、これら粘着剤層としては、例えば
ホットメルト系(熱可塑性を利用したもの)、エマルジ
ョン系(粘着剤を水に分散したもの)、ソルベント系
(粘着剤を溶剤に溶解したもの)等が使用される。
【0016】前記一枚目から四枚目のそれぞれの帳票は
重ねられ、少なくともその外周の一辺を再剥離性接着剤
18,18…などにて貼着されている。この再剥離性接
着剤18は貼り合わせした後、一定時間後に剥がしたと
きの剥離に要する力が、貼り合わせした直後の剥離に要
する力とさほど違わず剥離できる。また、貼り合わせ/
剥離を複数回繰り返すこともできる。
【0017】受領票15には記憶・受信・送信手段を構
成するRFIDラベル30が設けられている。
【0018】RFIDラベル30は受領票15の端部に
配置され、ミシン目33にて受領票15とRFIDラベ
ル30とが分離可能に構成されている。受領票15は配
送人によって配送後に回収されるが、この際、RFID
ラベル30はミシン目33によって切り取られて別途回
収され、RFIDラベル30は再使用に供される。な
お、ミシン目33を用いることなく、再剥離性接着剤な
どを用いてRFIDラベル30を受領票15に剥離可能
に接着させてもよい。
【0019】図2には、前述した受領票15に設けられ
たRFIDラベル30の構造詳細を示す。
【0020】RFIDラベル30は、上RFIDラベル
32と下RFIDラベル34とを積層して構成されてい
る。上RFIDラベル32と下RFIDラベル34との
間には、ICチップ36と送信手段を構成するアンテナ
38が組み込まれている。アンテナ38は渦巻き状に形
成され、RFIDラベル30の周辺部に配置されてい
る。ICチップ36はアンテナ38の内側に配置されて
いる。
【0021】図3は読取・印字手段を構成する読取・印
字装置50を示す斜視図である。
【0022】読取・印字装置50は配送物を配送する配
送人によって携帯され、不在通知票68を印刷する。読
取・印字装置50はRFIDラベル30の読取手段を構
成するリーダ52を有し、制御装置54および、印字手
段を構成する印刷装置56(図3において図示せず)が
設けられている。また、必要に応じて読取・印字装置5
0の電源スイッチ51、印刷ボタン53、読取・印字装
置50を駆動するための図示しないバッテリなどが、読
取・印字装置50に設けられている。読取・印字装置5
0の表側には用紙供給部72が設けられ、所定の間隔で
形成されたミシン目66を有した不在通知票68,68
…が、供給軸73にロール状に巻回されている。供給軸
73から不在通知票68が巻き出され、印刷装置56に
て不在通知票68に印刷が行われる。印刷された不在通
知票68は用紙排出口55から排出される。なお、この
不在通知票68は感熱紙などが用いられ、印刷装置56
に設けられた図示しないサーマルヘッドによって、熱方
式にて発色あるいは転写されて印刷される。なお、印刷
機構の詳細説明は省略する。
【0023】図4は本発明に係る配送システム1のブロ
ック図を示す。
【0024】配送システム1は、前述した配送伝票10
に設けられたRFIDラベル30、および読取・印字装
置50などから構成される。同図に示すように、RFI
Dラベル30のICチップ36にはマイクロプロセッサ
(以下:MPU)40,記憶手段を構成するメモリ4
2、通信装置43などが設けられている。MPU40は
メモリ42に接続され、メモリ42から情報を抽出す
る。メモリ42に記憶された情報としては配送物28に
関する固有の情報であり、例えば依頼主名称、依頼日、
依頼時刻、配送物28の品名、受取人名称、受取人住
所、配送業者整理番号、引渡し指定日などが挙げられ
る。これら情報は集配所にて配送物を集荷した時点で配
送業者によって書き込まれて保存される。
【0025】MPU40は通信装置43を介してアンテ
ナ38に接続されており、読取・印字装置50のリーダ
52へ、アンテナ38を介してメモリ42から抽出され
た情報を送信させる。なお、通信装置43には同調コン
デンサ(図示せず)が設けられ、この同調コンデンサに
よって信号の周波数と通信装置43の回路とを共振させ
て大きな出力を得ている。
【0026】読取・印字装置50のリーダ52にはMP
U58,メモリ64,通信装置60,アンテナ62など
が設けられ、アンテナ62から所定の範囲に信号を発信
する。そして、信号を発信した範囲にRFIDラベル3
0が存在すると、そのアンテナ62から情報を受信す
る。受信した情報はMPU58でデコードされ、メモリ
64にて記憶される。また、読取・印字装置50内部に
は制御装置54が設けられ、メモリ64にて記憶された
情報を必要に応じて可変し、この可変情報を印刷装置5
6にて印刷させる。なお、読取・印字装置50には別途
内蔵された時計が設けられ、配送日付や配送時刻などが
印刷装置56にて印刷される。
【0027】次に上記の如く構成された配送システム1
の作用について、以下に説明する。
【0028】依頼人によって必要事項が記入された配送
伝票10は、受領票15、受取人控票16が配送物28
に貼付されて、配送業者によって最寄りの集配所に集め
られる。ここで、依頼人によって配送伝票10に記載さ
れた配送物28の固有の情報がRFIDラベル30のメ
モリ42に、配送業者によって書き込まれて保存され
る。この後、配送方面ごとに配送物がまとめられ、各地
域の集配所まで配送される。集配所まで配送されたこれ
ら配送物は、各地域の配送人によって受領票に記載され
た住所宛てに配送される。
【0029】受取人が不在であった場合、配送人によっ
て以下の様に不在通知票が作成される。すなわち、図5
に示すように配送人によって読取・印刷装置50のリー
ダ52を配送伝票10方向に向けた後、読取・印刷装置
50に設けられた印刷ボタン53を押してリーダ52か
ら信号を発信させる。信号が発信されたゾーン内の配送
伝票10にリーダ52から信号が伝達される。
【0030】リーダ52が発する信号およびタイミング
情報によって、メモリ42に記憶された情報がリーダ5
2に送信される。RFIDラベル30からの情報はリー
ダ52にて受信され、メモリ64にて情報が記憶され
る。メモリ64にて記憶された情報は、制御装置54に
て不在通知票68の印刷に必要な情報に可変された後、
印刷装置56にて不在通知票68として印刷される。
【0031】図6には、印字された不在通知票68の例
を示す。不在通知票68において、丸印で示される部分
が可変情報、それ以外の部分が固定情報として印刷され
る。可変情報としては依頼主名称、配送物28の品名、
受取人名称などが挙げられる。また、固定情報としては
配送業者の会社名、営業所名、電話番号、配送担当名な
どが挙げられる。また、読取・印刷装置50に設けられ
た図示しない内蔵時計によって、配送日付、配送時刻な
どが印刷される。これら可変情報および固定情報は、R
FIDラベル30のメモリ42に記憶されている。な
お、固定情報は読取・印刷装置50のメモリ64に固定
して記憶させてもよい。
【0032】ここで、RFIDラベル30のメモリ42
に記憶された全ての情報を読み取ってメモリ64に記憶
させる必要はなく、不在通知票68作成のための最小限
度の情報のみをメモリ64に記憶させれば、情報転送時
間を短縮することができる。
【0033】このように印刷装置56にて印刷された不
在通知票68は、配送人によって受取人のポストなどに
投函され、受取人に不在の通知がなされる。配送物28
は配送人によって一旦回収され、集配所にて保管され
る。
【0034】不在通知を受けた受取人によって指定され
た新たな配送日に、配送物が再配送される。この際、配
送人は受領票15部分に受取人から捺印を受け、受領票
15がRFIDラベル30とともに配送人によって回収
される。なお、この際に受領印が捺印された日付や時刻
などをメモリ42にて記憶させてもよい。
【0035】回収されたRFIDラベル30に記憶され
た情報は、配送人によって各集配所まで回収され、集配
所にて管理用コンピュータに転送され、管理用コンピュ
ータにて情報が管理される。この際、RFIDラベル3
0に記憶されていた情報は全て消去される。この後、R
FIDラベル30はミシン目33によって受領票15か
ら切り取られて別途回収され、新たな配送伝票10に用
いられて再利用される。
【0036】このように、本実施の形態の配送システム
1によれば、不在通知票68を作成するための情報はす
べてRFIDラベル30に記憶されており、読取・印字
装置50によってRFIDラベル30に記憶された情報
から不在通知票68が容易に作成できる。また、信号を
介して情報を送信するので、リーダ52をRFIDラベ
ル30に接触させることなく、離れたところでも情報を
読み取ることができるほか、配送物28の情報の検出が
迅速に行える。また、配送システム1はIC制御である
ためセキュリティレベルが高く、例えば配送先の顧客情
報等、秘密情報をRFIDラベル30のICチップ36
に記憶させても差し支えない。更に、配送システム1は
RFIDラベル30によって多量の情報を記憶すること
ができる。これにより、配送伝票10から不在通知票が
不要にできるとともに、配送人による不在通知票の作成
が容易となる。
【0037】また、配送終了後、受領票に設けられたR
FIDラベル30は回収され、記憶された情報を消去さ
れ、新規な配送伝票に再利用されるので、RFIDラベ
ル30を配送伝票10に取り付けてもコストアップを抑
制できる。
【0038】次に、本発明に係る配送システムの好まし
い第二の実施の形態として、受領票作成について説明す
る。前記第一の実施形態では、不在通知票の作成のみに
ついて説明したが、RFIDラベルには受領票を作成で
きる全ての情報も含まれるため、不在通知票のみならず
受領票も作成できる。以下には、その説明をする。
【0039】この場合に用いられる配送伝票10は、依
頼主控票12、取扱店控票14、受取人控票16から構
成される。また、配送物28の固有情報が記憶されたR
FIDラベル30が、受取人控票16に着脱自在に取り
付けられる。配送時には、受取人控票16のみが配送物
に貼付され、配送人は、この受取人控票16に記載され
た住所宛てに配送される。
【0040】読取・印字装置50には前述した不在通知
票68の印刷機能に付加して、受領票の印刷機能(すな
わち、不在通知票68および受領票のいずれかどちらで
も選択して印刷させる機能)が設けられる。この際、不
在通知票68と共用の用紙を用いれば、用紙交換が不要
となる。
【0041】受領票の印刷時には、RFIDラベル30
に記憶された情報を読取・印字装置50にて受信し、制
御装置54にて受領票の印刷に必要な情報に可変された
後、印刷装置56にて受領票が印刷される。可変情報と
しては、配送物28の品名、受取人名称などが挙げられ
る。また、固定情報としては営業所名、配送担当名など
が挙げられる。また、受取人に受領確認印を捺印させる
ための受領欄や配送日付、配送時刻などを印刷してもよ
い。また、必要に応じて配送業者整理番号などを受領票
に印刷してもよい。
【0042】配送物の受取人が在宅時、配送人によって
受領票が作成される。受領票の作成方法は前述した不在
通知票作成時と同様であり、配送物に設けられた受取人
控票16に設けられたRFIDラベル30から配送物2
8の情報を読取・印刷装置50にて読み取らせ、前述し
た受領票の印刷機能によって作成される。
【0043】受取人控票16からRFIDラベルを回収
し、受領印を受けた受領票が、配送人によってRFID
ラベルとともに回収される。
【0044】このように、本実施の形態の配送システム
によれば、受領票を作成するための情報はすべてRFI
Dラベル30に記憶されており、読取・印字装置50に
よってRFIDラベル30に記憶された情報から受領票
が容易に作成できる。
【0045】したがって、読取・印刷装置50にて受領
票を得るので、配送伝票に受領票を予め設けておく必要
がない。
【0046】なお、本実施の形態においては、記憶・受
信・送信手段としてRFIDラベル30を用いて説明し
たが、使い捨てを前提とすればRFIDラベル30に代
えて、二次元コードを用いてもよい。
【0047】二次元コードは、例えばバーコードを積み
重ねてコード化したスタック型や、マトリックスのセル
の黒白でコード化したマトリックス型に見られるように
二次元方向に情報を保有している。したがって、その情
報量は、一次元方向に情報を保有するバーコードよりも
非常に多く、ICチップ36のメモリ42に記憶した情
報と略同等量の情報を圧縮して保持することができる。
【0048】この二次元コードを用いる場合、読取・印
字装置50には図4に示すようにスキャナ82が設けら
れる。スキャナ82はMPU84と、このMPU84に
通信装置86を介して接続された発光素子88、受光素
子90とから構成されている。配送人によって読取・印
字装置50に設けられた図示しない発行スイッチが押さ
れると、発光素子88が発光されて二次元コード80が
発光する。その反射光を受光素子90で受光させる。こ
れにより受光した光からMPU84によって情報が読み
取られ、その情報を通信装置86からMPU84を介し
て、リーダ52に設けられたメモリ64に記憶させるこ
とができる。なお、二次元コード80の一部が汚れや傷
によって損傷していた場合にも、スキャナ82のMPU
84が、損傷を受けた情報を演算によって元に戻し、誤
りを訂正する。これにより、スキャナ82によって、二
次元コード80から配送物28の情報を読み取ることが
できる。
【0049】また、RFIDラベル30に加えて二次元
コードを併設し、読取・印字装置50のリーダ52にス
キャナ82を併設して設ければ、RFIDラベル30の
破損時などにも配送物28の情報を読み取ることができ
る。すなわち、搬送時の衝撃などでICチップ36をは
じめとする通信手段が故障した場合、RFIDラベル3
0では配送物28の情報が検出されない。これに対し
て、図2に示したように上RFIDラベル32の上面に
二次元コード80を印刷しておけば、RFIDラベル3
0と略同等量の情報を読取・印字装置50によって読み
取れる。これにより、RFIDラベル30の破損時でも
不在通知票の作成が可能となる。
【0050】更に、本発明に係る配送システム1は、前
記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実
施の形態では、リーダ52から発射した信号を電源とす
るパッシブ型のICチップ36の例を示したが、これに
限ることなくRFIDラベル30に直接電源を収納した
アクティブ型であってもよい。このアクティブ型のRF
IDラベルを用いれば、読み取り距離(リーダ52がR
FIDラベル30から情報を読み取れる距離)を更に長
く得ることができる。
【0051】また、本実施の形態では、情報を書き換え
ることが可能なリード/ライト型のICチップ36を用
いたが、例えば、ユーザによる書き込みが一回だけ可能
なライト・ワンス/リード・メニー型(WORM)や、
記憶された情報を書き換えることができないリード・オ
ンリー(読み込み専用)型であってもよい。
【0052】また、情報の送受信に用いられる使用周波
数は、速い読み取り速度が要求される場合にはUHF−
SHF帯(850〜950MHzと2.4〜5GH
z)、多量の情報の送受信が要求される場合にはMF帯
(10〜15MHz)、コストを抑えたい場合にはLF
−MF帯(100〜500MHz)を選択して使用す
る。
【0053】また、RFIDラベル30とリーダ52と
の間で情報を伝える信号は、非接触で情報を送受信する
システムに適用することができればよいため、例えば赤
外線等であってもよい。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る配
送システムによれば、配送物の受取人が不在の場合に
は、配送人は読取・印字手段によって記憶・受信・送信
手段に記憶された情報から不在通知票を作成して不在通
知を行う。不在通知票を作成するための情報は、記憶・
受信・送信手段に記憶されており、読取・印字手段によ
って情報を読み取って印字するだけで不在通知票を容易
に作成することができる。これにより、配送伝票に不在
通知票を予め設けておく必要がなく、配送伝票から不在
通知票が不要となるので、紙資源を節約できる。これに
より、配送人によって手書きで不在通知票を作成するよ
うな煩雑な作業を要しない。
【0055】また、記憶・受信・送信手段に記憶された
情報から不在通知票のみならず、受領票を作成させるの
で、配送伝票に受領票を予め設けておく必要がなく、配
送伝票から受領票が不要となる。
【0056】更に、配送伝票に設けられた記憶・受信・
送信手段は回収されるので、コストアップを抑制でき
る。また、記憶された情報はデータ管理用コンピュータ
で保存されるため、前記記憶・受信・送信手段は情報を
消去して再利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配送システムに用いられる配送伝
票の全体構成を示す斜視図
【図2】本発明に係る配送システムに用いられるRFI
Dラベルの構造詳細を示す斜視図
【図3】本発明に係る配送システムに用いられる読取・
印字装置を示す斜視図
【図4】本発明に係る配送システムを示すブロック図
【図5】本発明に係る配送システムの作用を示す斜視図
【図6】本発明に係る配送システムに用いられる不在通
知票の実施の形態を示す斜視図
【符号の説明】
1…配送システム、10…配送伝票、15…受領票、2
8…配送物、 30…RFIDラベル(記憶・受信・送信
手段)、50…読取・印字装置(読取・印字手段)、6
8…不在通知票
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/07 G09F 3/00 M G09F 3/00 G06K 19/00 H Q

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記憶するとともに、該情報を受信お
    よび、送信する記憶・受信・送信手段を有した配送伝票
    と、 前記記憶・受信・送信手段に記憶された情報を読み取っ
    て印字する携帯型の読取・印字手段と、を使用し、 前記配送伝票が貼付された配送物の配送時に、前記配送
    物の受取人が不在の場合には、前記読取・印字手段によ
    って、前記記憶・受信・送信手段に記憶された情報から
    不在通知票を作成することを特徴とする配送システム。
  2. 【請求項2】前記配送物の受取人の在宅時には、前記読
    取・印字手段によって、前記記憶・受信・送信手段に記
    憶された情報から受領票を作成することを特徴とする請
    求項1に記載の配送システム。
  3. 【請求項3】前記配送伝票は受領票を含み、前記記憶・
    受信・送信手段が該受領票に着脱可能に取り付けられる
    ととともに、 前記受領票に取り付けられた前記記憶・受信・送信手段
    は回収され、記憶された情報をデータ管理用コンピュー
    タに転送した後に前記情報が消去され、新規な配送伝票
    に再利用されることを特徴とする請求項1に記載の配送
    システム。
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