JP2003220982A - 管理作業機 - Google Patents

管理作業機

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JP2003220982A
JP2003220982A JP2002021803A JP2002021803A JP2003220982A JP 2003220982 A JP2003220982 A JP 2003220982A JP 2002021803 A JP2002021803 A JP 2002021803A JP 2002021803 A JP2002021803 A JP 2002021803A JP 2003220982 A JP2003220982 A JP 2003220982A
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transmission case
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JP2002021803A
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Naoki Kamata
直樹 鎌田
Toyokazu Utsunomiya
豊和 宇都宮
Kenji Ito
建治 伊藤
Tsutomu Yamane
勉 山根
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスミッションケースのケース構造を複
雑化さることなく、簡単で廉価な構成によって連結操作
部材をまとまりよく設けることができると共に、果樹の
枝葉や植立する茎葉等の引っ掛かりを防止することがで
きる管理作業機を提供する。 【解決手段】 トランスミッションケース2を、入力ケ
ース部2aから車輪10を備える車輪ケース部2bと、
ロータリー部3aを備える耕耘ケース部2cとでへ字状
に形成すると共に、上記トランスミッションケース2の
上側にハンドル42を備える管理作業機において、前記
トランスミッションケース2の耕耘ケース部2c側に形
成したケース側面傾斜部2dを、平坦状の立面カバー部
50を有する断面コ字状のケースカバー5で着脱可能に
覆う管理作業機にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスミッショ
ンケースにケースカバーを装着する管理作業機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車輪を備える車輪ケース部と、ロ
ータリー部を備える耕耘ケース部とを、上部の入力ケー
ス部から二股のへ字状に一体的に形成すると共に、トラ
ンスミッションケースの上部にハンドルを備える管理作
業機は既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のような構成
の管理作業機は、ハンドルをトランスミッションケース
の上部に直接的に設けて、耕耘ケース部側の凹凸を有す
るケース側面傾斜部を露出させるので、例えば果樹園内
の除草作業等を行う場合に、上方から樹木の垂れ下がっ
た枝葉、或いは植立する丈の長い茎葉等が接触したと
き、これらがケース側面傾斜部に引っ掛かったり、やち
ぎれ等を伴って円滑な管理作業を阻害する等の欠点があ
る。また、主クラッチレバーやサイドクラッチレバー等
の操作レバー類と、トランスミッションケース側とを連
結する、操作ワイヤ等の連結操作部材を支持するアウタ
ー止め等の支持具は、トランスミッションケースの各所
に直接的に形成しているので、トランスミッションケー
スの形状が複雑になって鋳造加工等をコスト高にすると
共に、上記トランスミッションケースを兼用しながら、
ハンドルの向きを逆向きに変更すると共に、各種の異な
る作業部を耕耘ケース部側に設置して、仕様の異なる管
理作業機を得たい場合に、複数の連結操作部材をハンド
ルの基部側にまとまりよく設置することが困難で、また
トランスミッションケースの兼用化を簡単に行うことが
できない等の課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による管理作業機は、第1に、トランスミッシ
ョンケース2を、入力ケース部2aから車輪10を備え
る車輪ケース部2bと、ロータリー部3aを備える耕耘
ケース部2cとでへ字状に形成すると共に、上記トラン
スミッションケース2の上側にハンドル42を備える管
理作業機において、前記トランスミッションケース2の
耕耘ケース部2c側に形成したケース側面傾斜部2d
を、平坦状の立面カバー部50を有する断面コ字状のケ
ースカバー5で着脱可能に覆うことを特徴としている。
【0005】第2に、ケースカバー5の内部にバッテリ
ー載置用の取付枠53を設け、トランスミッションケー
ス2のケース側面傾斜部2dとケースカバー5間にバッ
テリー12を設置することを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図面において符号1は、管理作業機の一
例としての耕耘作業機1を示し、この耕耘作業機1は走
行機体1aの後部に作業部の一例としてロータリー式の
耕耘部3を備えたものとしている。この耕耘作業機1の
走行機体1aは、後述する側面視ヘ字状のトランスミッ
ションケース2と、該トランスミッションケース2の前
部に取付固定した、エンジン1bを載置するエンジンフ
レーム20とからなり、トランスミッションケース2は
その最上部に変速ガイド部4を介して走行変速レバー4
0と、ロータリー変速レバー(耕耘変速レバー)41と
を後方に向け延設していると共に、トランスミッション
ケース2の後部上方側に二股状のハンドル42の基部を
取付固定し、ハンドル42の左右後部にサイドクラッチ
レバー43を設け、また一側には主クラッチレバー45
を備えた構成にしている。
【0007】図1〜図6を参照しトランスミッションケ
ース2の構成について説明すると、このトランスミッシ
ョンケース2は、割り形で略対称形状の左ケース2Lと
右ケース2Rとを互いに接合してなり、ケース内上部側
にエンジン1bからベルト伝動機構によって入力駆動さ
れる、図9〜図12で後述する入力軸6及び変速伝動機
構等を備えた入力ケース部2aと、該入力ケース部2a
側から下方に垂下状に形成されて車輪10を有した車軸
11を軸支する車輪ケース部2bと、入力ケース部2a
から後方に向けて傾斜状に延設してロータリー部3aを
備えた耕耘ケース部2cとからなり、上部の入力ケース
部2aから車輪ケース部2bと耕耘ケース部2cを二股
のへ字状に形成している。
【0008】上記ロータリー部3aは、耕耘ケース部2
cの下部に複数の耕耘爪30を植設した左右のロータリ
ー軸31を軸支すると共に、該ロータリー軸31は図9
で示すチェン68によって、前記入力ケース部2a側の
変速伝動機構側から回転変速可能に伝動するように構成
している。そして耕耘部3は、ロータリー部3aの上方
を覆うロータリーカバー(耕耘部カバー)35を、前記
耕耘ケース部2cの中途部に取付固定していると共に、
該耕耘部カバー35は両側にサイドカバー36,36を
設け、また中央部の後方には耕耘深さ調節用の尾輪37
を設け、ロータリー部3aによる適正深さの耕耘を良好
に行うことができるようにしている。
【0009】次に図1,図2,図7を参照し、トランス
ミッションケース側面の覆い構造及びハンドル取付構造
等について説明する。先ず、トランスミッションケース
2の前記入力ケース部2aと耕耘部3間に形成されるケ
ース側面傾斜部2dを覆うケースカバー5は、図7で示
す板状部材をコ字状に屈曲することにより、後面部カバ
ーとなる立面カバー部50と、該立面カバー部50の両
側から、トランスミッションケース2のケース巾に外嵌
するように延設した左右の側面カバー部51を一体的に
形成している。
【0010】そして、上記側面カバー部51の端部側に
は、トランスミッションケース2の取付部に対して合致
せしめて、上下方向に複数の取付孔52を穿設し、両者
を複数の取付ネジ5Nで締着することにより、ケースカ
バー5をトランスミッションケース2の両側に挟持状態
で安定よく嵌挿固定している。またケースカバー5は、
上記のような取付状態で立面カバー部50とケース側面
傾斜部2d間に、エンジン起動用等のバッテリー12を
収容可能な空間部を形成しており、該空間部内でバッテ
リー12を位置決め支持せしめる取付枠53を両側面カ
バー部51を連結するように設け、ケースカバー5を剛
体枠構造にしてバッテリー12を支持可能にしている。
【0011】上記構成によりコ字状断面で前後方向に長
い剛体枠に形成されたケースカバー5は、側面カバー部
51の前後にハンドル取付用の取付ネジ部55,55を
設け、該取付ネジ部55,55にハンドル42の基部を
取付固定することにより、ハンドル42をトランスミッ
ションケース2に直付けすることなく、ケースカバー5
をハンドル42の取付部材に兼用せしめ、またトランス
ミッションケース2の構成を簡単にするようにしてい
る。
【0012】従って、上記構成からなるハンドル取付構
造は、トランスミッションケース2側にハンドル42を
取付固定するための強度を有する取付部を特別に制作す
ることを不要とし簡潔でシンプルな形状にするので、例
えばアルミ鋳造加工で制作されるケースの製造コストを
低減せしめると共に、ハンドル42は後方に延出される
ケースカバー5の広巾な側面に取付固定されるので、こ
の分ハンドル42の長さも短くすることができ、且つケ
ースカバー5を介してトランスミッションケース2に安
定よく取付固定することができる等の特徴がある。
【0013】またケースカバー5は、トランスミッショ
ンケース2の凹凸を有するケース側面傾斜部2dを直接
的に露出させることなく、美感を呈して覆うことができ
るものでありながら、その内部にバッテリー12を収納
設置することができるから、ハンドル基部側に形成され
るデッドスペースを無駄にすることなく有効利用しなが
ら、バッテリー12と接触物との直接的な接触を防止し
保護も確実にして、またバッテリー12の液補充や結線
等のメンテナンス作業も、ケースカバー5の空間部を介
して簡単に行うことができる等の特徴がある。
【0014】さらに図示例のケースカバー5は、主クラ
ッチレバー45又はサイドクラッチレバー43或いはブ
レーキレバー44等の操作レバー類から、トランスミッ
ションケース2側と連結する、操作ワイヤ等の連結操作
部材46を支持するアウター止め等の支持具56や、連
結操作部材46を挿通支持する挿通孔57等をまとめて
設けるようにしているので、従来のもののようにトラン
スミッションケース2側に、連結操作部材46を支持せ
しめる取付部を複雑な構成によって各所に設けることな
く支持して、この分トランスミッションケース2の形状
を簡単にすることができると共に、複数の連結操作部材
46をハンドル42の基部側にまとまりよく設置するこ
とができる等の利点もある。
【0015】以上のようなケースカバー5を備えた耕耘
作業機1は、該ケースカバー5を取り外した状態で、こ
のケース側面傾斜部2dに図8で示すケースカバー5を
取付固定すると共に、ハンドル42を図1において前方
側に移し替えた走行機体1aにすることができるもので
ある。即ち、走行機体1aは前記構造のトランスミッシ
ョンケース2を兼用しながら、図3,図4で示す別仕様
の管理作業機1に簡単に切り替えて使用することがきる
ものであり、この切り替え作業は工場生産段階で、トラ
ンスミッションケース2を兼用し、これをベースにハン
ドル42及び耕耘変速レバー41をトランスミッション
ケース2の入力ケース部2aに対し、従来のものと同様
なハンドル42の組み替え手段によって移し替えると共
に、車輪10の轍間距離を狭くしたり、また図1の耕耘
部3とは別の作業機を、同図では除草用のロータリー部
を有する作業部にしている。
【0016】以下この実施形態に係わる管理作業機1に
ついて、図3,図4を参照し説明する。尚、前記のもの
と同様な構成については説明を省略する。即ち、この走
行機体1aのトランスミッションケース2は前記のもの
と同じトランスミッションケース2を兼用し、該トラン
スミッションケース2の上部にハンドル取付座47を設
置し、該ハンドル取付座47にループ状のハンドル42
の基部を取付固定すると共に、走行変速レバー40及び
耕耘変速レバー41もトランスミッションケース2側か
らハンドル方向に向けて切り換え設置することにより、
エンジン1bの後方側から運転操作を行う構成にする。
また作業部3は、そのカバーフレーム35を前記耕耘部
3と同様に耕耘ケース部2cに形成された、耕耘部3の
取付部を利用して取付ることにより機体の前方側となる
ように装着する。
【0017】この場合従来のものではトランスミッショ
ンケース2の前方上方側で、前記バッテリー装着型のケ
ースカバー5を取り外した部位のケース側面傾斜部2d
は露出状態のままになるが、本実施形態では上記ケース
側面傾斜部2dは図8で示すようなケースカバー5を装
着して覆うことにより、作業部3の後方とハンドル42
のハンドル取付座47間で、トランスミッションケース
2に滑らかな後退角を有する斜面状のケース壁面を簡単
に構成することができ、これにより、ケースカバー5で
トランスミッションケース2のケース保護を図りなが
ら、後述するような管理作業を良好に行うようにしてい
る。
【0018】即ち、図8で示すケースカバー5は、前記
ケースカバー5と同様に立面カバー部50の両側に、連
結操作部材46用の支持具56並びに挿通孔57を有す
る側面カバー部51を設けて断面コ字状のものに形成
し、ケースカバー5がトランスミッションケース2に取
付孔52及び取付ネジ5Nを介して装着されたとき、立
面カバー部50をトランスミッションケース2のケース
側面傾斜部2dに沿って近接させることができ、側面視
において作業部3のカバーフレーム35aとケースカバ
ー5によって、突起物を大きく有しない滑らかな逆ヘの
字状のフレーム誘導面を一連に形成することができ、こ
れにより機体走行時に該フレーム誘導面上に接触する、
茎葉や枝葉等の引っ掛かりを防止した管理作業を円滑に
行うことができる。
【0019】上記のように構成した管理作業機1で、例
えば果樹園内の除草作業を行う場合には、機体後方から
ハンドル42及び各種レバー類を操作し、図3で示すよ
うに車輪10及びロータリー部3aを矢印方向に回転さ
せて前進させると、機体は走行しロータリー部3aによ
って地表を浅く掻きながら、除草作業を行うことができ
る。このような除草作業(管理作業)を行うとき、カバ
ーフレーム35a及びケースカバー5等で形成されるフ
レーム誘導面に対し、上方に存在する樹木の垂れ下がっ
た枝葉、或いは植立する丈の長い茎葉が接触することが
あるが、このような枝葉等(接触物)は、機体の進行と
共にフレーム誘導面に沿って後方に案内され、後傾斜の
ケースカバー5の誘導面によって、引っ掛かりやちぎれ
等の損傷を伴うことなく滑らかに接触を解除することが
できる。
【0020】以上の様に構成する管理作業機1は、既述
の作業部を耕耘作業専用型の耕耘部3にする場合や、除
草型の作業部3並びにカルチベーター型の作業部にする
場合に、同一使用のトランスミッションケース2を共用
しながら、取付部並びに連結操作部材46の支持具56
等を共通とした各種のケースカバー5,5aを用いるこ
とで、異なる多様な使用の管理作業機1を簡潔で廉価に
製作することができる。
【0021】このときケースカバー5は、トランスミッ
ションケース2に対する取付部の互換性を有し、また各
種の操作レバー類とトランスミッションケース2側を連
結する連結操作部材46の支持具56等を共通にしてい
るので、トランスミッションケース2の入力ケース部2
aに近接した部位において、連結操作部材46等をケー
スカバー5にまとめて操作性よく設けることができるか
ら、各種仕様の管理作業機1の兼用部品化を促進するこ
とができると共に、トランスミッションケース2のケー
ス構造も複雑な形状にすることなく、廉価に製造するこ
とができる等の利点がある。
【0022】次に図9〜図12を参照し上記トランスミ
ッションケース2の変速伝動構造等について説明する。
トランスミッションケース2は図9,図10で示すよう
に、入力ケース部2a内に入力プーリ1cを有する入力
軸6と、主変速軸60と、第1中間軸61及び第2中間
軸62と、ロータリー変速軸63とを配置し、各軸端を
前記左ケース2L及び右ケース2R内で軸支している。
尚、図9の伝動展開図では、ギヤの噛合関係を分かり易
くするために、上記第1中間軸61は主変速軸60側に
噛合するものを重複記載して示しており、各軸に設けた
各ギヤの噛合伝動の詳細な説明は省略するが、主変速軸
60の変速ギヤ64は図11で示す構成によって、走行
変速レバー40と係合するシフター軸64aのシフタフ
ォーク64bによって変速操作され、一方ロータリー変
速軸63の変速ギヤ65は図12で示す構成によって、
耕耘変速レバー41と係合するシフタ軸65aと、これ
に連繋するシフタ軸65bのシフタフォーク65cによ
って変速操作するようにしている。
【0023】また、主変速軸60の他側に設けた前後進
変速ギヤ66は、右ケース2R側に設けた操作具66a
を介して走行変速レバー40で操作可能に連繋してい
る。そして、第1中間軸61は軸上に設けたスプロケッ
ト61aから、チェン67を介して主変速軸60からの
変速動力を車軸11に伝動すると共に、第2中間軸62
はスプロケット62aから、チェン68を介してロータ
リー変速軸63の変速動力をロータリ軸31に伝動する
ようにしている。
【0024】また、第1中間軸61は左側端に駐車ブレ
ーキ用のブレーキ機構69を設け、ハンドル42側に設
けたブレーキレバー44によってブレーキ操作可能に連
結している。尚、この実施形態では上記ブレーキ機構6
9は、右ケース2R側に一体的に形成しているブレーキ
座25内に収容しているが、ブレーキ座25は左ケース
2L側にも同様に形成しており、異なる仕様の管理作業
機1においては、必要によりブレーキ機構69を左側に
設置することができる。
【0025】次に、図13〜図15を参照し、図1,図
2の管理作業機1の変速伝動機構の変速ガイド部(変速
レバーガイド構造)4について説明する。この変速ガイ
ド部4は、トランスミッションケース2の入力ケース部
2a側から立設したガイド板7と、該ガイド板7の内側
で長孔70とガイドピン71を介して上下擦動可能に接
合する補助ガイド板7aとからなり、上記ガイド板7は
走行変速レバー40を挿通して案内規制する鉤型状のガ
イド溝72を穿設し、その上段横方向のガイド溝73は
各変速位置間に中立位置Nを有した前進変速位置F1,
F2,F3を設けると共に、上記F1とF2間のN位置
に上下方向の中立位置Nを設け、その下端から右方に後
進変速位置R1を形成している。
【0026】そして、上記ガイド溝72の下方には耕耘
変速レバー41を挿通するロータリ変速用のガイド溝7
3を穿設し、該ガイド溝73は中立位置Nの左右に低速
変速位と高速変速位置を設けている。また補助ガイド板
7aは、同図の点線で示すように走行変速レバー40に
挿通するガイド溝75を穿設し、該走行変速レバー40
の左右方向の前進変速位置F1〜F3への移動を許容す
るようにしていると共に、ガイド溝75の下方に前記走
行変速レバー40の上下方向の操作を妨げることなく、
走行変速レバー40が後進変速位置R1に操作されたと
き、耕耘変速レバー41を中立位置Nに位置決めさせた
ままその左右方向移動を規制する、後進耕耘規制溝76
を有したガイド溝77を穿設している。
【0027】従って、上記構成の変速ガイド部4は、図
13の上下方向の中立位置Nの動作によって、走行変速
レバー40が挿通支持している補助ガイド板7aを上下
動せしめると共に、前進変速位置F1〜F3と下段の後
進変速位置R1への操作を自由に行い、機体を走行変速
レバー40で操作設定した位置での変速速度で前進或い
は後進走行させることができる。そして耕耘変速レバー
41は、走行変速レバー40が前進変速位置F1〜F3
にあるときは、補助ガイド板7aのガイド溝77内を自
由に移動することができて、いずれの前進位置において
もロータリー部3aの高速及び低速の回転変速を行うこ
とができると共に、走行変速レバー40が上下方向の中
立位置Nを介して後進変速位置R1に移動されるとき、
ガイド溝77の後進耕耘規制溝76が耕耘変速レバー4
1に係合するので、これにより機体が後進走行するとき
ロータリー部3aの回転を不能にすることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成された
管理作業機にしているので、以下に記載するような効果
を奏する。トランスミッションケースを、上部の入力ケ
ース部から車輪を備える車輪ケース部と、ロータリー部
を備える耕耘ケース部とで二股のへ字状に形成すると共
に、上記トランスミッションケースの上側にハンドルを
備える管理作業機において、前記トランスミッションケ
ースの耕耘ケース部側に形成したケース側面傾斜部を、
平坦状の立面カバー部を有する断面コ字状のケースカバ
ーで着脱可能に覆うようにしたことにより、トランスミ
ッションケースの耕耘ケース部側に形成したケース側面
傾斜部は、ケースカバーの立面カバー部で覆われて平滑
な斜面状に形成されるので、果樹の枝葉や植立する茎葉
等が接触しても、その引っ掛かりを防止して逃がすこと
ができるから管理作業等を円滑に行うことができる。ま
たハンドル側の操作レバー類とトランスミッションケー
ス側を連結する連結操作部材の支持具等を、トランスミ
ッションケース上方側でケースカバーに設けることがで
きるから、トランスミッションケースのケース構造を複
雑化さることなく、簡単で廉価な構成によって連結操作
部材をまとまりよく設けることができる。
【0029】ケースカバーの内部にバッテリー載置用の
取付枠を設け、トランスミッションケースのケース側面
傾斜部とケースカバー間にバッテリーを設置するように
したことにより、ケースカバーをバッテリーの取付部材
に兼用することができると共に、トランスミッションケ
ースのケース側面傾斜部側の空間部を利用して、バッテ
リーをまとまりよく設置した状態でその保護を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる管理作業機の側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】本発明に係わる別実施形態の管理作業機の側面
図。
【図4】図3の平面図。
【図5】(A)はトランスミッションケースの左ケース
の側面図。(B)は(A)の平面図。
【図6】(A)はトランスミッションケースの右ケース
の側面図。(B)は(A)の平面図。
【図7】(A)は図1の管理作業機に使用するケースカ
バーの側面図。(B)は(A)の平面図。
【図8】(A)は図3の管理作業機に使用するケースカ
バーの側面図。(B)は(A)の平面図。
【図9】トランスミッションケース内の変速伝動機構の
構成を示す伝動図。
【図10】入力ケース部における図9の側面図。
【図11】走行変速レバーの変速レバーガイド構造図。
【図12】耕耘変速レバーの変速レバーガイド構造図。
【図13】図1の変速ガイド部(変速レバーガイド構
造)の構成を示す正面図。
【図14】図13の走行変速レバー及び耕耘変速レバー
の操作態様を示す作用図。
【図15】図13の走行変速レバー及び耕耘変速レバー
の操作態様を示す作用図。
【符号の説明】
1 管理作業機(耕耘作業機) 2 トランスミッションケース 2a 入力ケース部 2b 車輪ケース部 2c 耕耘ケース部 2d ケース側面傾斜部 3a ロータリー部 5 ケースカバー 12 バッテリー 50 立面カバー部 51 側面カバー部 53 取付枠 56 支持具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 建治 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 山根 勉 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B033 AA07 AB01 AB11 CA31 3J063 AA13 AC03 AC14 BA03 BB48 CA01 CA04 CA06 CD41 CD67

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションケース(2)を、入
    力ケース部(2a)から車輪(10)を備える車輪ケー
    ス部(2b)と、ロータリー部(3a)を備える耕耘ケ
    ース部(2c)とでへ字状に形成すると共に、上記トラ
    ンスミッションケース(2)の上側にハンドル(42)
    を備える管理作業機において、前記トランスミッション
    ケース(2)の耕耘ケース部(2c)側に形成したケー
    ス側面傾斜部(2d)を、平坦状の立面カバー部(5
    0)を有する断面コ字状のケースカバー(5)で着脱可
    能に覆うことを特徴とする管理作業機。
  2. 【請求項2】 ケースカバー(5)の内部にバッテリー
    載置用の取付枠(53)を設け、トランスミッションケ
    ース(2)のケース側面傾斜部(2d)とケースカバー
    (5)間にバッテリー(12)を設置する請求項1記載
    の管理作業機。
JP2002021803A 2002-01-30 2002-01-30 管理作業機 Pending JP2003220982A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2500602A1 (en) 2011-03-18 2012-09-19 Makita Corporation Power transmission mechanism
JP2016067251A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 井関農機株式会社 歩行型耕耘機

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