JP2003220442A - クラウニング付歯形の鍛造成形方法及び鍛造成形装置 - Google Patents

クラウニング付歯形の鍛造成形方法及び鍛造成形装置

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JP2003220442A
JP2003220442A JP2002019144A JP2002019144A JP2003220442A JP 2003220442 A JP2003220442 A JP 2003220442A JP 2002019144 A JP2002019144 A JP 2002019144A JP 2002019144 A JP2002019144 A JP 2002019144A JP 2003220442 A JP2003220442 A JP 2003220442A
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die
punch
crowning
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Michihito Ayano
通仁 綾野
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/28Making machine elements wheels; discs
    • B21K1/30Making machine elements wheels; discs with gear-teeth
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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    • B21K1/305Making machine elements wheels; discs with gear-teeth helical

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗加工により成形された歯厚一定の歯車の歯
にクラウニングを付けるための、成形品の寸法精度の向
上と滑らかな表面仕上げを可能にし、さらに成形時間の
短い鍛造成形方法及び鍛造成形装置の提供。 【解決手段】 歯厚が一定の外歯歯車である粗材の歯を
クラウニング付歯形に成形するクラウニング付歯形の鍛
造成形方法であって、上パンチの押圧により粗材2の歯
2cを下端2bから第1空間S1に挿入して歯2cの下
端2bから中央部までクラウニングを成形し、第1空間
S1と上ダイ19の第2空間S2が滑らか繋がるように
下ダイ12と上ダイ19を密着させた後、下ダイ12内
に保持された粗材2を下パンチの押圧により上端2aか
ら第2空間S2に挿入して歯2cの上端2aから中央部
にクラウニングを成形するクラウニング付歯形の鍛造成
形方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、農業機械
及び建築機械等に使用される外歯歯車のクラウニング付
歯形を成形する鍛造成形方法及び鍛造成形装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に外歯歯車の歯形は、片当たりを避
けるため各歯の歯筋方向の中央部から端部に沿って歯厚
が漸減する、いわゆるクラウニング付き歯形に成形され
ている。
【0003】図5にクラウニング付き歯形のはすば歯車
の一例を示す。それぞれの歯の歯筋方向の中央部51か
ら下端部52及び上端部53に近づくにつれて歯厚tを
漸減させている。
【0004】外歯歯車のクラウニング付き歯形を形成す
る一般的な成形方法として、棒材、或いは鍛造による粗
形材をホブ切り等によって粗加工して歯厚一定の歯を成
形した後、シェービング等によって歯にクラウニングを
付ける切削方法がある。
【0005】また、粗加工により成形後の歯厚一定の歯
に、クラウニング付き歯の反対の形状(即ち、歯厚を薄
くする部分に対しては膨らみを持ち、歯厚を厚くする部
分に対しては凹んだ形状)を有する成形歯を備える転造
成形工具を転がしながら当接させてクラウニングを付け
る転造成形方法がある。
【0006】さらに、特開平11−254083に記載
されている鍛造成形方法がある。これはダイスによる粗
加工によって成形後の歯厚一定の歯車を、弾性変形する
鍛造成形型内に保持・加圧してクラウニングを付ける鍛
造成形方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、切削成形方法
は一般的に加工時間が長くなる。また、クラウニングを
成形後、歯の表面を滑らかに仕上げる必要のある場合、
表面硬化処理等の後にさらに研削する必要がある。
【0008】また、転造成形方法では、転造成形型の転
がり方向とその反対方向では歯の側面の加工精度が異な
るという問題がある。また、所望のクラウニング付き歯
形の成形に適した転造工具の成形歯の歯形を決定するた
めには、数種類の異なる形状・寸法を備えた成形歯の転
造成形工具を用意して実際に歯車を試作する作業が必要
となる。
【0009】さらに、特開平11−254083に記載
の弾性変形する鍛造成形型内に保持・加圧してクラウニ
ングを付ける鍛造成形方法では、鍛造成形型の疲労や、
弾性変形してワークを保持した状態の鍛造成形型に所望
の寸法が出すための寸法管理が複雑になる。
【0010】本発明は、粗加工により成形された歯厚一
定の歯車の歯にクラウニングを付けるための、成形品の
寸法精度の向上と滑らかな表面仕上げを可能にし、さら
に成形時間の短い鍛造成形方法及び鍛造成形装置を提供
することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた第1の技術的手段は請求項1に示す
ように、「粗加工によって成形された歯筋全体にわたっ
て歯厚が一定の外歯歯車である粗材の歯をクラウニング
付歯形に成形するクラウニング付歯形の鍛造成形方法で
あって、型割線から下端まで間において、下端方向へ小
さくなる部分を有する複数の第1空間が設けられた下ダ
イと、前記第1空間と滑らかに連続する形状をなし、前
記型割線から上端までの間において、上端方向へ小さく
なる部分を有する複数の第2空間が設けられた上ダイと
を用い、上パンチの押圧により前記粗材の歯の下端側か
ら前記下ダイの前記第1空間に挿入して前記粗材の歯の
下端から中央部の間にクラウニングを成形し、前記粗材
の歯の下端側から中央部のクラウニング成形後も前記粗
材の歯の下端から上端を前記第1空間内に保持し、前記
下ダイの第1空間と前記上ダイの第2空間が滑らかに接
続するように前記下ダイと前記上ダイを密着させ、前記
下ダイの前記第1空間内に保持された前記粗材を下パン
チの押圧により前記粗材の歯の上端側から前記上ダイの
第2空間に挿入して前記粗材の歯の上端から中央部の間
にクラウニングを成形することを特徴とするクラウニン
グ付歯形の鍛造成形方法」としたことである。
【0012】上述した本発明のクラウニング付歯形の鍛
造成形方法は、鍛造やホブ切りによる粗加工により成形
された、歯筋全長にわたって歯厚が一定な外歯歯車を仕
上げる段階において歯を鍛造成形してクラウニングを付
けるものである。
【0013】初めに歯厚が一定な外歯歯車である粗材の
歯筋方向の一端側を下ダイ上にセットする。密着させた
下ダイと上ダイの境界線を型割線という。例えば内歯歯
車形状である下ダイの複数の歯の間には複数の第1空間
が形成されており、それぞれの第1空間には型割線から
下ダイの下端まで間において下端方向へ小さくなる部分
を有している。粗材の下端側をセットした後、上パンチ
により粗材は押圧され、粗材の歯は下ダイの第1空間内
に挿入され、粗材の歯の歯筋方向において下端から中央
部まで間の歯にクラウニングが付けられる。
【0014】粗材の歯の歯筋方向下端から中央部にクラ
ウニング成形後も粗材を下ダイ内に保持する。第1空間
は少なくとも粗材の歯の下端側からの第1空間への挿入
が終了した状態において、粗材の歯の下端から上端まで
を収容可能な大きさを有しているものとする。よって、
粗材の歯全体が第1空間内に保持される。
【0015】次に、下ダイと上ダイを密着させる。この
時、下ダイの第1空間と上ダイの第2空間の形状は滑ら
かに繋がり、粗材の歯全体を包むように形成されている
ため、第1空間と第2空間は接合して滑らかな内周面に
より形成された一つの空間になり、粗材は第1空間から
第2空間に円滑に移動可能になる。
【0016】最後に、下パンチにより粗材を上ダイに押
圧する。上述の下ダイと同様に内歯歯車形状である上ダ
イの複数の歯の間には複数の第2空間が形成されてお
り、それぞれの第2空間には型割線から上端までの間に
おいて上端方向へ小さくなる部分を有している。下パン
チにより粗材の歯を他端側から第2空間に挿入すると、
粗材の残りの歯筋の他端側から中央部までの間の歯にク
ラウニングが付けられる。
【0017】本発明のクラウニング付き歯形の鍛造成形
方法によれば、粗材の歯を下ダイと上ダイへそれぞれ1
回ずつ挿入するだけでクラウニング付き歯形に成形する
ことができる。従って、粗材の歯毎にシェービングや研
削等により粗材の歯にクラウニングを付ける切削成形と
較べて、より短時間の成形が可能である。さらに、第1
空間及び第2空間の内表面を滑らかにすることで、クラ
ウニングを付けると同時に成形した歯の表面を滑らかに
仕上げることも可能になる。
【0018】また、粗加工された外歯歯車を仕上げる段
階での成形であるため、成形における粗材の加工度が低
く、下ダイ及び上ダイの成形歯への負荷は小さいため成
形歯の寿命が長く、成形設備の維持するコストが低い。
【0019】本発明により、表面の滑らかに仕上げられ
たクラウニング付き歯形を短いサイクルタイムで均一
に、且つ成形歯等の成形型の償却費を含む製造コストを
抑えて生産することが可能になる。従って、低い摩擦抵
抗と高い耐磨耗性を備えた外歯歯車を低コストで大量に
生産することができる。
【0020】また、本発明の第2の技術的手段として、
請求項2に示すように、「粗加工によって成形された歯
筋全体にわたって歯厚が一定の外歯歯車である粗材の歯
をクラウニング付歯形に成形するクラウニング付歯形鍛
造成形装置であって、型割線から下端まで間において、
下端方向へ小さくなる部分を有する複数の第1空間が設
けられた下ダイと、前記粗材を前記下ダイに押圧する上
パンチと、前記第1空間と滑らかに連続する形状をな
し、前記型割線から上端までの間において、上端方向へ
小さくなる部分を有する複数の第2空間が設けられた上
ダイと、前記粗材を前記上ダイに押圧する下パンチと、
前記型割線において前記下ダイと密着するように前記上
ダイを押し下げる上ダイ押圧手段と、前記上パンチを押
し下げる上パンチ押圧手段と、前記下パンチを押し上げ
る下パンチ押圧手段と、前記上パンチ押圧手段を作動さ
せて前記上パンチを介し前記粗材の歯を前記一端側から
前記下ダイの第1空間に挿入し、前記上ダイ押圧手段を
作動させ前記下ダイと前記上ダイを接合し、前記上ダイ
押圧手段を作動させて下パンチを介して前記下ダイ内に
保持された前記粗材を前記他端側から前記上ダイの第2
空間に挿入するよう制御する制御手段とを備えたことを
特徴とするクラウニング付歯形鍛造成形装置」を構成し
た。
【0021】上記の構成によれば、粗加工によって予め
成形された、歯筋全体にわたって歯厚が一定の外歯歯車
である粗材の歯を鍛造してクラウニングを付けることが
できる。
【0022】さらに、請求項3に示すように、「前記上
パンチ押圧手段と前記上パンチの間に配設されて、前記
上パンチ押圧手段の押圧する方向に所定角度をなす面内
において前記上パンチ押圧手段に対して前記上パンチを
回転可能にする上パンチ回転支持手段と、前記下パンチ
押圧手段と前記下パンチの間に配設されて、前記下パン
チ押圧手段の押圧する方向に所定角度をなす面内におい
て前記下パンチを回転可能にする下パンチ回転支持手段
とを備えることを特徴とする請求項2に記載のクラウニ
ング付歯形鍛造成形装置」を構成するとよい。
【0023】上記の構成は、粗材が歯筋の全長にわたっ
て歯厚が一定なはすば歯車である場合に有効である。
【0024】粗材がはすば歯車である場合、下ダイ及び
上ダイの成形歯も粗材のはすば歯車の歯に対応して、粗
材ギヤ部の軸方向に斜めに配設されている。
【0025】このため、下ダイの成形歯の内面に押し込
まれるにつれて粗材は螺旋回転する。上パンチ押圧手段
との間に配設された上パンチ回転支持手段により、上パ
ンチ押圧手段の押圧する方向に所定角度をなす面、例え
ば垂直な平面内において上パンチは粗材と共に回転しつ
つ粗材を下ダイに押し込むよう作動する。上記粗材を下
パンチが上ダイに押し込む場合も同様に、下パンチ押圧
手段の間に配設された下パンチ回転支持手段により、下
パンチ押圧手段の押圧する方向に所定角度をなす面、例
えば垂直な平面内において下パンチは粗材と共に回転し
つつ粗材を下ダイに押し込むよう作動する。上述のよう
に上パンチ及び下パンチが粗材と共に回転するため、粗
材を下ダイ及び上ダイに円滑に押し込むことが可能にな
る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態であるクラウニ
ング成形方法とクラウニング成形装置1について図1乃
至5に基づいて以下に説明する。
【0027】図1及び図2は、クラウニング付き歯形成
形装置1の構成及び作動を示す断面図である。図1の左
半分(図1(a))は下型29と離れて上型30が上が
って粗材2が下ダイ12の上端部にセットされた状態を
示す。図1の右半分(図1(b))は上型30が下降
し、上パンチ21が粗材2を図1の下方向に押圧して下
ダイ12の成形歯12cの内面に挿入した状態を示す。
図2の左半分(図2(a))は図1(b)に示した状態
からさらに、下パンチ14が粗材2を図2の上方向に押
圧して上ダイ19の成形歯19Cの内面に挿入した状態
を示す。図2の右半分(図2(b))はクラウニング付
き歯形の鍛造成形が終了して製品2Rを取り出す前の状
態を示す。
【0028】クラウニングとは、例えば図5に示す歯車
において、各歯筋の中央部51から各歯筋の一端部52
及び他端部53に近づくにつれて歯厚tを漸減させた形
状のことを指す。クラウニング付き歯形鍛造装置1は図
5に示すはすば歯車を成形するための装置である。クラ
ウニング付き歯形鍛造装置1によって、鍛造またはホブ
切り等の粗加工により成形された歯筋の全長にわたって
歯厚が一定のはすば歯車である粗材2の歯にクラウニン
グが付けられる。粗材2は図5に示すはすば歯車にクラ
ウニングが付いていない状態のものである。
【0029】まず、本実施形態であるクラウニング付き
歯形鍛造成形装置1の主な構成について図1(a)に基
づき説明する。
【0030】図1(a)に示すように、本実施形態であ
るクラウニング付き歯形成形装置1は大きく分けて下型
29と上型30に分かれる。下型29は下部プレート4
2に固定され、下部プレート42は図示しない下ダイホ
ルダと図示しないボルトによりボルスタ4(プレス機本
体部)に固定されている。一方上型30は図示しないボ
ルトにより上部プレート42に固定されている。上部プ
レート42は図示しないプレス機の第1油圧シリンダの
有するスライド3に固定され、第1油圧シリンダにより
駆動され図1及び図2の上下方向に昇降するようになっ
ている。
【0031】下型29は主に有底円筒形状の下ダイホル
ダ17と、下ダイホルダ17の内面に嵌合固定された略
円筒状の下ダイ12から構成される。
【0032】下ダイホルダ17の底部には中心部分に円
孔、この円孔の周囲の円周4等分位置に別の4個の円孔
が形成されている。下ダイホルダ17底部中心部分の円
孔には下マンドレル13が嵌合固定されている。下マン
ドレル13は下ダイホルダ17の軸上(図1(a)上下
方向)に配置されており、下型29、後出する下リング
15、下パンチ14、及び粗材2が同軸上に積み重なっ
て配置されるように位置決めをしている。
【0033】下ダイホルダ17の内底部上には円環板状
の下リング15が配設されている。下リング15の中心
部分の円孔には下マンドレル13が挿通され、下マンド
レル13に対して下リング15は図1(a)上下方向に
摺動可能になっている。下リング15の下面には下ダイ
ホルダ17の底部の4つの円孔を挿通した、下マンドレ
ル13に平行な4本の下ロッド18(下パンチ押圧手
段)が垂直に当接している。4本の下ロッド18は共に
プレス機の図示しない第2油圧シリンダに連結してお
り、第2油圧シリンダに駆動されて図1(a)の4本同
時に上下方向に移動する。下ロッド18の上下移動によ
り下リング15は下マンドレル13に対して摺動しつつ
上下に移動する。下リング15の上にはロールベアリン
グ16を間に介して、底部中心部分に円孔が形成された
略円筒形状の下パンチ14が配設されている。下パンチ
14の底部中心部の円孔には下マンドレル13が挿通し
ており、下パンチ14は下マンドレル13に対して上下
方向に摺動可能になっている。さらに、ロールベアリン
グ16により下マンドレル13を回転軸とし、これに垂
直な平面内(あるいは下ロッド18(下パンチ押圧手段
の押圧する方向)に垂直な平面内)において回転可能と
なっている。下パンチ14の外径は後出の下ダイ12の
成形歯12cと干渉しない大きさになっている。また、
下パンチ14の内周面及び内底部は粗材2の下面2dに
沿う形状になっている。
【0034】図1(a)に示すように、下ダイホルダ1
7の内面に嵌合固定された下ダイ12の内周面には複数
の成形歯12cが中心軸側に向かって突出するように一
体的に形成されている。
【0035】上型30は主に、図示しないボルトによっ
てプレス機の第1油圧シリンダのスライド3に固定され
た略円筒形状の上ダイホルダ26と、上ダイホルダ26
の内面に嵌合固定された略円筒状の上ダイ19から構成
される。
【0036】図1(a)の上方に配置された上ダイホル
ダ26が取り付けられている上部プレート42には下ダ
イホルダ17の底部と同様に、中心部分に円孔、この円
孔の周囲の円周4等分位置に別の4個の円孔が形成され
ており、中心部分の円孔には上マンドレル20が嵌合固
定されている。上マンドレル20は上ダイホルダ26の
軸上(図1(a)上下方向)に配置されて上部プレート
42に固定されており、上型30、後出する上リング2
2、及び上パンチ21が同軸上に配置されるように位置
決めをしている。
【0037】上部プレート42の下方には円環板状の上
リング22が配設されている。上リング22の中心部分
の円孔には上マンドレル20が挿通され、上マンドレル
20に対して上リング22は図1(a)の上下方向に摺
動可能になっている。上リング22の上面には上部プレ
ート42上の4つの円孔を挿通した、上マンドレル20
に平行な4本の上ロッド27(上パンチ押圧手段)が垂
直に当接している。4本の上ロッド27は共にプレス機
の図示しない第3油圧シリンダに連結しており、第3油
圧シリンダに駆動されて図1(a)の4本同時に上下方
向に移動する。上ロッド27が降下すると上リング22
は上マンドレル20に対して摺動しつつ下に移動する。
上リング22の下にはロールベアリング23を間に介し
て、フランジ付き円筒形状の上パンチ21が配設されて
いる。上パンチ21の中心部の円孔は上マンドレル20
に挿通しており、上パンチ21も上マンドレル20に対
して上下方向に摺動可能になっている。さらに、ロール
ベアリング23により上マンドレル20を回転軸とし、
これに垂直な平面内(あるいは上ロッド27(上パンチ
押圧手段の押圧する方向)に垂直な平面内)において回
転可能となっている。上パンチ21の外径は後出の上ダ
イ19の成形歯19cと干渉しない大きさになってい
る。上パンチ21の上端にはフランジ部21aが一体的
に形成されている。フランジ部21aの外径は上ダイ1
9の内径より若干小さく、フランジ部21aの周面は上
ダイ19の内周面に摺動可能となっている。
【0038】図1(a)に示すように、上ダイホルダ2
6の内面に嵌合固定された上ダイ19の内周面には複数
の成形歯19cが中心軸側に向かって突出するように一
体的に形成されている。成形歯19cの上端部19b上
には円環板状のリング24が配置されている。リング2
4には上パンチ21の外径より若干大きい内径の円孔が
形成されており、この円孔を上パンチ21の本体21c
が挿通できるようになっている。リング24上面と上パ
ンチ21のフランジ部21aの下面の間には4本のコイ
ルスプリング25が挟まれた状態で配設されている。各
コイルスプリング25は上マンドレル20の中心軸に対
して円周4等分位置に配置され、リング24及び成形歯
19cの上端部19bより上方(図1(a)上方向)へ
上パンチ21、上リング22及びベアリング23をバラ
ンス良く持ち上げるよう付勢して保持している。
【0039】さらに、下ダイ12に形成されている成形
歯12c及び上ダイ19に形成されている成形歯19c
それぞれの内周側の形状について以下に説明する。ま
ず、この説明に使う粗材2について説明しておく。図3
は粗加工によって成形された、歯筋全体にわたって歯厚
が一定のはすば歯車である粗材2の歯の拡大斜視図であ
る。図3に示す歯の両端面の距離をL(以下、歯幅Lと
呼ぶ)とし、歯厚tは粗材2のピッチ円Pでの断面にお
いて、歯筋方向に垂直な方向で測った幅とする。
【0040】成形歯12c及び成形歯19cそれぞれを
内周側、例えば、図1の矢線A及び矢線Bの示す方向か
ら見た場合、ある2つの成形歯12c間の空間である、
第1空間S1と、ある2つの成形歯19c間の空間であ
る、第2空間S2の形状を示す概略図を図4に示す。
【0041】図4(a)において、斜線部は図3に示し
たピッチ円P近傍での歯の断面である。上端部12aと
下端部12bの距離である、成形歯12cの長さ12L
(実値は15mm)は粗材2の歯幅Lより所定長さ(実
値で1mm)だけ長く設定されている。第1空間S1は
外歯のはすば歯車である粗材2と同じ捻れ角βを持ち、
図4に示すように、型割線PLから下端まで間におい
て、途中から下端方向へ幅が小さくなる形状となってい
る。図4(a)の成形歯12cの上端部12aの内面1
2d、内面12eは図3に示した粗材2の歯のピッチ円
P近傍の歯厚tより若干小さい(0.03〜0.05m
m程度小さい)間隔に形成されている。
【0042】図4(a)において、粗材2の歯または第
1空間S1の中心線をMとする。また、成形歯12cの
上端部12aから第1空間S1に示す点O2までの距離
が粗材2の歯幅Lに等しくなっている。上端部12aと
点O2の中点をO1とする。中点O1を通り中心線Mに
垂直に引いた直線と内面12d、12eとの交点をC
1、C2とする。上端部12aより交点C1、中点O
1、交点C2を結んだ位置までは第1空間S1の内面1
2dと12eの距離t2は歯厚tと等しく且つ一定にな
っている。交点C1、中点O1、交点C2を結んだ位置
から下端部12bまでの内面12dと12eの距離t2
は徐々に小さくなっている。点02を通る水平な(図2
(a)横方向の)直線と成形歯12c間の内面12d、
12eの交点をD1、D2とすると、交点D1、点O
2、交点D2を結ぶ位置まで粗材2の歯2cの下端2b
が挿入される。
【0043】上端部12aと第1空間S1の中心線Mの
交点をO3とする。図4(b)は下ダイ12と上ダイ1
9が接合した状態を示している。上ダイ19の第2空間
S2の形状は図4(b)に示すように、交点O3に関し
て下ダイ12の第1空間S1と点対称の形状である。従
って、第1空間S1と同様に、第2空間S2も外歯のは
すば歯車である粗材2と同じ捻れ角βを持ち、図4に示
すように、型割線PLから上端まで間において、途中か
ら上端方向へ幅が小さくなる形状となっている。図4
(b)の成形歯19cの内面19d、内面19eも図3
に示した粗材2の歯のピッチ円Pにおける歯厚tより若
干小さい(0.03〜0.05mm程度小さい)間隔に
形成されている。
【0044】図4(b)に示すように下ダイ12と上ダ
イ19が密着した時、第1空間S1と第2空間S2は滑
らかに連続するように形成されている。上型30がプレ
ス機の第1油圧シリンダ3により下降して上ダイ19が
下ダイ12と型割線PLを挟んで密着する時、図4
(b)に示すように第1空間S1と第2空間S2は滑ら
かに繋がるように、上ダイ19と下ダイ12は位置が設
定されている。
【0045】次に、本実施形態であるクラウニング付き
歯形鍛造成形装置1の作動について図1、図2及び図4
に基づき以下に説明する。
【0046】まず、図1(a)に示すように粗材2を下
ダイ12上にセットする。この時、図4(a)に示すよ
うに粗材2の歯2cの下端2bが下ダイ12の第1空間
S1に嵌まるように置く。粗材2の下端2dは成形歯の
内面12d、12eの距離が歯厚t2と等しい上述した
点C1まで進み、止まる。
【0047】続いて、プレス機の第3油圧シリンダ(図
示せず)を作動させて、上ロッド27を図1の下方向へ
押し下げ、上パンチ21の下端21bを上ダイ下面19
aよりやや突出させた(5mm程度突出させた)状態
で、第1油圧シリンダを作動させて上部プレート42を
下降させ、下ダイ12上にセットされた粗材2の上端2
aを上パンチ21で加圧・挿入して、粗材2の上端2a
が下ダイ12の成形歯12cの上端12aの位置まで進
んだところで上パンチ21のみの下降を停止させ、やや
遅れて上ダイ19の下端19aを下ダイ12の上端12
aに圧接させる。
【0048】この時、成形歯12cには捻れ角βが付い
ているため、粗材2は図4の左方向へ回転しながら下方
へ進む。この回転量は粗材2を押圧する上ダイ21が上
リング22に対して回転することで吸収され、上ダイ2
1は回転しつつ円滑に粗材2を下方向に押圧する。この
結果、粗材2の歯2cの点C1、O1及びC2を結んだ
位置から下端2bまでの間には図4(b)に示すように
クラウニングが付けられる。
【0049】これにやや遅れて、油圧プレス機の第1油
圧シリンダ3を作動させて、上型30下面を下型29上
面に図1(b)に示すように密着させると、下ダイ12
の上端12aと上ダイ19の下端19aは密着して図4
(b)に示すように、下ダイ12の第1空間S1と上ダ
イ19の第2空間S2が滑らかに繋がる。
【0050】図1(b)及び図4(b)に示すように、
粗材2を下ダイ12内に保持した状態で、さらに、第2
油圧シリンダ(図示せず)を作動させて、下ロッド18
を図2の上方向へ押し上げ、下ダイ12内側に保持され
た粗材2の下面2dを下パンチ14で押圧して、粗材2
の歯2cを上ダイ19の成形歯19c間に挿入され、粗
材2の歯2cの下端2bは図4(c)に示す位置まで進
む。(上述の成形歯19c間の形状及び位置は図4
(b)の成形歯12cのものと点O3に関し点対称とな
っている。)この時、成形歯19cにも捻れ角βが付い
ているため、粗材2は図4の右方向へ回転しながら上方
に進む。この回転量は粗材2を押圧する下ダイ14が下
リング15に対して回転することで吸収され、下ダイ1
4は回転しつつ円滑に粗材2を上方向に押圧する。この
結果、粗材2の歯2cの点C1、O1及びC2を結んだ
位置から上端2aまでの間も図4(c)に示すようにク
ラウニングが付けられる。
【0051】この後、プレス機の第1油圧シリンダを上
昇させて上型30を図2の上昇させ、第2油圧シリンダ
を作動させて上ロッド27をさらに押し上げて上パンチ
21を押し下げて、図2(d)及び図4(d)に示すよ
うに、歯2cにクラウニングが付けられた粗材2を上ダ
イ19内から抜き出す。図1(d)はプレス機からクラ
ウニングを成形済みの製品2Rを取り出す状態を示して
いる。
【0052】なお、本実施形態においては、粗材2の歯
2cをクラウニング付き歯形に成形するにあたって、下
端2bから中央部次に上端2aから中央部の順でクラウ
ニングを付けた。
【0053】クラウニング付き歯形に沿った形状の製品
部が形成された成形型を歯筋の一端から中央部までの成
形型と、他端から中央部までの成形型に分けて、別工程
に分けて粗材をそれぞれの成形型に加圧・挿入すること
でクラウニングを鍛造成形する方法及び装置が本発明の
主な要点である。
【0054】また、本実施形態でははすば歯車にクラウ
ニングを成形するため、下ダイ12及び上ダイ19に粗
材2を加圧・挿入する際に粗材2が回転し、この回転を
吸収して粗材2を円滑に加圧・挿入するため、下ダイ回
転支持手段であるベアリング16及び上ダイ回転支持手
段であるベアリング23が必要であった。しかし、本発
明のクラウニング付き歯形の鍛造成形方法はは外歯のは
すば歯車の歯だけではなく、外歯平歯車の歯も成形の対
象に含んでおり、実施形態であるクラウニング付き歯形
成形装置1も下ダイ12及び上ダイ19を平歯車用の形
状のものに換えるだけで、他の構成はそのままで転用が
可能である。即ち、平歯車の歯を成形する場合は粗材を
ダイに加圧・挿入する際には回転が生じないため、下リ
ング15及び上リング22に対してそれぞれ下パンチ1
4、上パンチ21は回転することなく粗材を各ダイに挿
入するように作動する。
【0055】なお、本実施形態においては、上下方向に
加圧するプレス機において下ダイ及び上ダイによって粗
材の下端側からと上端側からの2段階に分けてクラウニ
ングを鍛造成形した。この他にも、例えば水平方向に加
圧するプレス機において2つのダイを用いて粗材の一端
側からと他端側からの2段階に分けてクラウニングを鍛
造成形する等の変形実施形態も本発明の範疇に含まれ
る。
【0056】
【発明の効果】本発明により、粗加工により成形された
歯厚一定の歯車の歯にクラウニングを付けるための、成
形品の寸法精度の向上と滑らかな表面仕上げを可能に
し、さらに成形時間の短い鍛造成形方法及び鍛造成形装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるクラウニング付き歯形
成形装置1の構成及び作動を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態であるクラウニング付き歯形
成形装置1の作動を示す断面図である。
【図3】粗加工によって成形された、歯筋全体にわたっ
て歯厚が一定のはすば歯車である粗材2の歯の拡大斜視
図である。
【図4】下ダイ12の第1空間S1と、上ダイ19の第
2空間S2における粗材2の歯2cの鍛造成形を示す概
略図である。
【図5】クラウニング付き歯を有するはすば歯車の斜視
図である。
【符号の説明】
2 粗材 2c 歯 12 下ダイ 14 下パンチ 16 ベアリング(下パンチ回転支持手段) 18 下ロッド 19 上ダイ 21 上パンチ 27 上ロッド 23 ベアリング(上パンチ回転支持手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粗加工によって成形された歯筋全体にわ
    たって歯厚が一定の外歯歯車である粗材の歯をクラウニ
    ング付歯形に成形するクラウニング付歯形の鍛造成形方
    法であって、型割線から下端まで間において、下端方向
    へ小さくなる部分を有する複数の第1空間が設けられた
    下ダイと、前記第1空間と滑らかに連続する形状をな
    し、前記型割線から上端までの間において、上端方向へ
    小さくなる部分を有する複数の第2空間が設けられた上
    ダイとを用い、上パンチの押圧により前記粗材の歯の下
    端側から前記下ダイの前記第1空間に挿入して前記粗材
    の歯の下端から中央部の間にクラウニングを成形し、前
    記粗材の歯の下端側から中央部のクラウニング成形後も
    前記粗材の歯の下端から上端を前記第1空間内に保持
    し、前記下ダイの第1空間と前記上ダイの第2空間が滑
    らかに接続するように前記下ダイと前記上ダイを密着さ
    せ、前記下ダイの前記第1空間内に保持された前記粗材
    を下パンチの押圧により前記粗材の歯の上端側から前記
    上ダイの第2空間に挿入して前記粗材の歯の上端から中
    央部の間にクラウニングを成形することを特徴とするク
    ラウニング付歯形の鍛造成形方法。
  2. 【請求項2】 粗加工によって成形された歯筋全体にわ
    たって歯厚が一定の外歯歯車である粗材の歯をクラウニ
    ング付歯形に成形するクラウニング付歯形鍛造成形装置
    であって、型割線から下端まで間において、下端方向へ
    小さくなる部分を有する複数の第1空間が設けられた下
    ダイと、前記粗材を前記下ダイに押圧する上パンチと、
    前記第1空間と滑らかに連続する形状をなし、前記型割
    線から上端までの間において、上端方向へ小さくなる部
    分を有する複数の第2空間が設けられた上ダイと、前記
    粗材を前記上ダイに押圧する下パンチと、前記型割線に
    おいて前記下ダイと密着するように前記上ダイを押し下
    げる上ダイ押圧手段と、前記上パンチを押し下げる上パ
    ンチ押圧手段と、前記下パンチを押し上げる下パンチ押
    圧手段と、前記上パンチ押圧手段を作動させて前記上パ
    ンチを介し前記粗材の歯を前記一端側から前記下ダイの
    第1空間に挿入し、前記上ダイ押圧手段を作動させ前記
    下ダイと前記上ダイを接合し、前記上ダイ押圧手段を作
    動させて下パンチを介して前記下ダイ内に保持された前
    記粗材を前記他端側から前記上ダイの第2空間に挿入す
    るよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とするク
    ラウニング付歯形鍛造成形装置。
  3. 【請求項3】 前記上パンチ押圧手段と前記上パンチの
    間に配設されて、前記上パンチ押圧手段の押圧する方向
    に所定角度をなす面内において前記上パンチ押圧手段に
    対して前記上パンチを回転可能にする上パンチ回転支持
    手段と、前記下パンチ押圧手段と前記下パンチの間に配
    設されて、前記下パンチ押圧手段の押圧する方向に所定
    角度をなす面内において前記下パンチを回転可能にする
    下パンチ回転支持手段とを備えることを特徴とする請求
    項2に記載のクラウニング付歯形鍛造成形装置。
JP2002019144A 2002-01-28 2002-01-28 クラウニング付歯形の鍛造成形方法及び鍛造成形装置 Pending JP2003220442A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178739A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Aisin Aw Co Ltd 鍛造用金型及びその加工方法、並びに歯車鍛造装置及び歯車鍛造方法
CN102527913A (zh) * 2011-12-31 2012-07-04 江苏森威精锻有限公司 一种齿向修鼓的直齿圆柱齿轮精密塑性成形方法
CN110722084A (zh) * 2019-10-09 2020-01-24 江苏保捷锻压有限公司 一种滑移齿轮零件锻造用锻压模具及其工作方法

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