JP2001193823A - 外歯を有する成形品及びその成形方法 - Google Patents

外歯を有する成形品及びその成形方法

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JP2001193823A JP2000003627A JP2000003627A JP2001193823A JP 2001193823 A JP2001193823 A JP 2001193823A JP 2000003627 A JP2000003627 A JP 2000003627A JP 2000003627 A JP2000003627 A JP 2000003627A JP 2001193823 A JP2001193823 A JP 2001193823A
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    • Y10T29/49462Gear making
    • Y10T29/49467Gear shaping
    • Y10T29/49471Roll forming

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外歯を効率良くしかも強度の低下を招くこと
なく高精度に成形する。 【解決手段】 セット台1にセットされた被加工物Bを
セット台1の回転軸心Y1回りの回転動作により回転さ
せ、型ローラ12を被加工物Bに接近するようその回転
軸心Y2と直交する方向に移動させて被加工物Bの外周
に被加工物Bの回転を停止させることなく連続して各歯
部成形部15a,16a,17a,18aを歯丈の低い
方から高い方へと順に圧接させ、上記被加工物Bの回転
力を型ローラ12に伝達して型ローラ12を回転させな
がら各歯部成形部15a,16a,17a,18aで被
加工物Bの外周に複数の所定形状の歯部を段階的に成形
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ギヤ等外歯を有
する成形品及びその成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ギヤ等外歯を有する成形品の
成形方法として、鍛造ブランク材等の被加工物を切削加
工したり、あるいは鍛造成形することで歯部を成形する
方法がある。前者の切削加工の場合は、加工速度が遅
く、また、切削加工後に歯部の面粗度を良くするために
研磨工程を必要とし、成形に時間が掛かるという欠点を
有している。後者の鍛造成形の場合は、莫大な設備投資
や金型製作の困難性、さらには金型の寿命及び成形性を
良くするためのボンデライト等の潤滑剤による作業環境
の悪化等の問題が生ずる。
【0003】一方、独国特許第19613457号の明
細書及び図面に開示されているように、歯丈が回転軸心
方向に4段階にわたって変化して次第に外径が大きくな
る4つの歯部成形部が外周に形成された型ローラを備え
た外歯成形装置を用いて外歯を成形する方法がある。こ
の成形方法では、型ローラの各歯部成形部を回転する被
加工物の外周に歯丈の低い方から高い方へと順に圧接さ
せ、被加工物の回転力を型ローラに伝達して型ローラを
回転させながら各歯部成形部で被加工物の外周に複数の
所定形状の歯部を段階的に成形するようになっている。
そして、この成形方法によれば、塑性変形により歯部を
成形するため、上述の如き切削加工時の欠点は生じず、
また、型ローラは比較的製作が容易でかつ安価であるた
め、上述の如き鍛造成形時の問題も生じない。なお、こ
のように所定形状の歯部(所定深さの歯溝)を成形する
のに成形工程を4段階に分けて少しずつ行うのは、一気
に1工程で行うと肉のはみ出しや食い込みが生じてきれ
いな歯形ができないからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の公報
例の成形方法に用いる型ローラでは、各歯部成形部の歯
丈を回転軸心方向に4段階にわたって変化させるため
に、回転中心から歯底面までの距離を同じにし、かつ回
転中心から各歯部成形部の歯先面までの距離を回転軸心
方向に4段階にわたって変化させている。つまり、歯先
面の外径が4段階に異なって段差が生じている。
【0005】このため、1段階目の歯部成形が終わって
2段階目の歯部成形に移行する際、このままの状態で移
行すると、2段階目の歯部成形部が1段階目の歯部成形
部よりも出っ張っているため引っ掛かって移行できない
事態が生ずる。したがって、被加工物の回転を一旦停止
させて型ローラを段差分だけ後退させる必要がある。こ
のように回転・停止を繰り返すことは、非常に時間の無
駄であり、歯部成形効率が悪くなる。
【0006】また、上記の公報例の成形方法では、被加
工物及び型ローラを回転させながら成形する方法である
ため、成形される歯部の噛合面である両側面に対して型
ローラの歯部成形部の当たりが均等になり難く、歯部の
噛合面で成形精度にムラが生じ易い。このことは、高精
度が要求される歯車等においては由々しき問題である。
このムラを解消するためには、歯部を切削加工により仕
上げる必要があるが、この方法では、成形過程で歯形に
沿って形成されている金属組織のフローラインが切断さ
れてしまい、強度低下を招くことになる。
【0007】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、外歯を効率良くしか
も強度の低下を招くことなく高精度に成形しようとする
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、上記の公報例の如く被加工物(金属素
材)及び型ローラを回転させる回転成形に加えて冷間圧
縮成形を採用することと、型ローラの歯部成形部の構造
が上記の公報例と逆になっている外歯成形装置を用いて
装置を停止させることなく一気に外歯を成形することを
特徴とする。
【0009】具体的には、この発明は、外歯を有する成
形品及びその成形方法を対象とし、そのうち、請求項
1,2に記載の発明は、前者の外歯を有する成形品に関
するものであり、請求項3〜6に記載の発明は、後者の
成形方法に関するものであり、それぞれ次のような解決
手段を講じた。
【0010】すなわち、請求項1に記載の発明は、外周
に複数の歯部が成形された外歯を有する成形品におい
て、上記各歯部は、歯丈が回転軸心方向に次第に高くな
っている複数の歯部成形部が外周に列設された型ローラ
を、回転する金属素材の外周に上記各歯部成形部を歯丈
の低い方から高い方へと順に圧接させ、上記金属素材の
回転力を型ローラに伝達して型ローラを回転させること
で上記各歯部成形部で上記金属素材の外周に段階的に成
形された後、冷間圧縮加工により圧縮成形されているこ
とを特徴とする。
【0011】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、回転成形により歯部の噛合面で成形精度にムラが
生じていても、この成形ムラは次工程である冷間圧縮工
程で修正されて歯部が高精度に仕上げられる。しかも、
この修正は冷間圧縮加工によるため、金属組織のフロー
ラインが切断されず強度が確保される。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、成形品は、スパーギヤ、ヘリカルギヤ、
スプロケットホィール又はスプライン軸であることを特
徴とする。
【0013】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、成形品の対象が具体化される。
【0014】請求項3に記載の発明は、被加工物がセッ
トされ回転軸心回りに回転してこの被加工物を回転させ
るセット台と、上記セット台に並設されこのセット台の
回転軸心と平行な回転軸心回りに回転するとともにこれ
ら回転軸心と直交する方向に移動する型ローラとを備
え、複数の歯部成形部が上記型ローラの外周に回転軸心
方向に列設され、全ての歯部成形部において回転中心か
ら歯先面までの距離が同じであり、かつ回転中心から歯
底面までの距離が回転軸心方向に複数段階にわたって次
第に短くなって各歯部成形部の歯丈が回転軸心方向に次
第に高くなっている外歯成形装置を用意し、上記外歯成
形装置のセット台にセットされた被加工物をセット台の
回転軸心回りの回転動作により回転させ、上記型ローラ
を上記被加工物に接近するようその回転軸心と直交する
方向に移動させて被加工物の外周に被加工物の回転を停
止させることなく連続して上記各歯部成形部を歯丈の低
い方から高い方へと順に圧接させ、上記被加工物の回転
力を型ローラに伝達して型ローラを回転させながら上記
各歯部成形部で上記被加工物の外周に複数の所定形状の
歯部を段階的に成形することにより、外周に複数の歯部
が成形された外歯を有する成形品を得ることを特徴とす
る。
【0015】上記の構成により、請求項3に記載の発明
では、被加工物がセットされたセット台を回転軸心回り
に回転させ、型ローラを回転軸心と直交する方向に移動
させて歯丈が最も低い1段階目の歯部成形部を上記被加
工物の外周に圧接させると、被加工物の回転力が上記型
ローラに伝達され、型ローラが回転しながら上記1段階
目の歯部成形部で被加工物の外周にその歯部成形部に対
応した歯部が成形される。その後、歯丈がその次に低い
2段階目の歯部成形部を上記被加工物の外周に圧接させ
る際、この2段階目の歯部成形部と1段階目の歯部成形
部とは回転中心から歯部成形部の歯先面までの距離が同
じ、つまり最外径が同じであることから、2段階目の歯
部成形部が1段階目の歯部成形部よりも出っ張っている
ため引っ掛かって移行できないという事態が生じず、よ
って、2段階目の歯部成形部を被加工物に対応させる際
に移動をスムーズに行わせるために型ローラを僅かに後
退させるだけでよい。したがって、上記被加工物の回転
を停止させることなく回転させたままで型ローラの回転
軸心方向への移動が可能であり、2段階目の歯部成形部
が速やかに被加工物に対応する。上記と同様の動作を歯
丈が最も高い最終段階の歯部成形部まで繰り返し、被加
工物の外周に複数の所定形状の歯部が段階的に成形され
る。
【0016】このように、被加工物の回転を停止させる
ことなく、連続して複数段階の歯部成形部で歯部が成形
され、回転・停止を繰り返す場合に比べて歯部成形時間
が短縮されて歯部成形効率が向上する。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、被加工物の外周に複数の所定形状の歯
部を段階的に成形した後、上記歯部を冷間圧縮加工によ
り圧縮成形して仕上げることを特徴とする。
【0018】上記の構成により、請求項4に記載の発明
では、上記請求項1で述べた如く歯部噛合面に成形ムラ
がなく高精度で、かつ金属組織のフローラインが切断さ
れない高強度の成形品が得られる。
【0019】請求項5に記載の発明は、被加工物がセッ
トされ回転軸心回りに回転してこの被加工物を回転させ
るセット台と、上記セット台に並設されこのセット台の
回転軸心と平行な回転軸心回りに回転するとともにこれ
ら回転軸心と直交する方向に移動する型ローラとを備
え、複数の歯部成形部が上記型ローラの外周に回転軸心
方向に列設され、全ての歯部成形部において回転中心か
ら歯底面までの距離が同じであり、かつ回転中心から歯
先面までの距離が回転軸心方向に複数段階にわたって次
第に長くなって各歯部成形部の歯丈が回転軸心方向に次
第に高くなっている外歯成形装置を用意し、上記外歯成
形装置のセット台にセットされた被加工物をセット台の
回転軸心回りの回転動作により回転させ、上記型ローラ
を上記被加工物に接近するようその回転軸心と直交する
方向に移動させて被加工物の外周に被加工物の回転を停
止させることなく連続して上記各歯部成形部を歯丈の低
い方から高い方へと順に圧接させ、上記被加工物の回転
力を型ローラに伝達して型ローラを回転させながら上記
各歯部成形部で上記被加工物の外周に複数の所定形状の
歯部を段階的に成形することにより、外周に複数の歯部
が成形された外歯を有する成形品を得、その後、上記各
歯部を冷間圧縮加工により圧縮成形して仕上げることを
特徴とする。
【0020】請求項5に記載の発明は、上記請求項4と
同様に、歯部噛合面に成形ムラがなく高精度で、かつ金
属組織のフローラインが切断されない高強度の成形品が
得られる。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項3又は5
に記載の発明において、被加工物は、スパーギヤ、ヘリ
カルギヤ、スプロケットホィール又はスプライン軸を成
形するための金属素材であることを特徴とする。
【0022】上記の構成により、請求項6に記載の発明
では、上記請求項2で述べた如く成形品としての対象が
具体化される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0024】図1はこの発明の外歯を有する成形品を成
形するために用いられる外歯成形装置を概略的に示す。
まず、外歯成形装置の構成について説明する。
【0025】同図中、1は受け治具2と押さえ治具3と
からなるセット台であり、このセット台1の上記受け治
具2は、装置ベース側固定部A1に据え付けられた駆動
モータ4の出力軸に駆動連結され、上記押さえ治具3
は、上記装置ベース側固定部A1上方の上方固定部A2
に設置された第1流体圧シリンダ5の下方に延びるピス
トンロッド5a先端にベアリング6を介して連結されて
いる。そして、上記受け治具2に被加工物Bを載置し、
第1流体圧シリンダ5の伸長作動により上記押さえ治具
3を下降させて被加工物Bを動かないように押さえ付け
てセット台1にセットし、この状態でセット台1を上記
駆動モータ4の正逆回転駆動により鉛直方向に延びる回
転軸心Y1回りに正逆回転させることで被加工物Bを正
逆回転させるようになっている。この実施の形態では、
被加工物Bが外周に複数の歯部Tを有するスパーギヤG
(図8(b)参照)のブランク材(図8(a)参照)で
ある場合を示す。
【0026】上記セット台1の側方には、支柱7が装置
ベース側移動部A3に立設され、この支柱7は、装置側
方固定部A4に設置された第2流体圧シリンダ8の水平
に延びるピストンロッド8a先端に連結されている。上
記支柱7には上下方向に延びるガイドレール9が取り付
けられ、このガイドレール9には、コの字形の支持部材
10の基端がスライダ11を介して昇降可能に連結され
ている。この支持部材10の二股に分かれた先端側に
は、型ローラ12が上下方向に延びる回転軸13に上記
セット台1の回転軸心Y1と平行な回転軸心Y2回りに
回転自在に取り付けられて上記セット台1に並設され、
この型ローラ12は、上記第2流体圧シリンダ8の伸縮
作動により上記回転軸心Y1,Y2と直交する方向に移
動するようになっており、第2流体圧シリンダ8の伸長
作動により装置ベース側移動部A3ごとセット台2に接
近して被加工物Bに圧接され、被加工物Bの回転力が伝
達されることで回転するようになっている。この型ロー
ラ12は、上記装置ベース側移動部A3に設置された第
3流体圧シリンダ14の上方に延びるピストンロッド1
4先端に上記スライダ11を介して連結され、この第3
流体圧シリンダ14の伸縮作動によりガイドレール9に
沿って上記回転軸心Y1,Y2方向に移動するようにな
っている。
【0027】図7(a),(b)に拡大詳示するよう
に、上記型ローラ12の外周には、歯丈(歯溝)が回転
軸心Y2方向下方に4段階にわたって変化して次第に高
くなる(深くなる)4つの歯部成形部15a,16a,
17a,18aが形成され、型ローラ12はこれら各歯
部成形部15a,16a,17a,18aごとに分割さ
れた4個のローラ構成部材15,16,17,18を組
み付けて構成されている。なお、型ローラ12は、上述
の如き分割タイプ以外に、図7(c)に示すような一体
物で構成されていてもよい。この発明の特徴として、上
記型ローラ12は、全ての歯部成形部15a,16a,
17a,18aにおいて回転軸心Y2から歯先面までの
距離が同じであり、かつ回転軸心Y2から歯底面までの
距離が回転軸心Y2方向下方に4段階にわたって次第に
短くなって各歯部成形部15a,16a,17a,18
aの歯丈が回転軸心Y2方向に次第に高くなっており、
歯部成形時、上記被加工物Bの回転を停止させることな
く連続して各歯部成形部15a,16a,17a,18
aを歯丈の低い方から高い方へと順に圧接させるように
構成されている。図7(c)の一体物の型ローラ12の
場合も、同様にローラ本体12aの外周に歯丈(歯溝)
が回転軸心方向下方に4段階にわたって変化して次第に
高くなる(深くなる)4つの歯部成形部12b,12
c,12d,12eが形成されている。
【0028】そして、上記セット台1に被加工物Bをセ
ットし、セット台1を駆動モータ4の起動により回転軸
心Y1回りに回転させることで被加工物Bを回転させ、
この状態で、上記型ローラ12を第3流体圧シリンダ1
4の収縮作動により上方から下降させて歯丈の最も低い
歯部成形部15aを上記被加工物Bの外周に対応させ
る。続いて、上記型ローラ12を第2流体圧シリンダ8
の伸長作動により装置ベース側移動部A3ごと被加工物
Bに接近するようその回転軸心Y2と直交する方向に移
動させて被加工物Bの外周に上記歯部成形部15aを圧
接させる。これにより、上記被加工物Bの回転力が型ロ
ーラ12に伝達されて型ローラ12が回転しながら上記
歯部成形部15aで上記被加工物Bの外周にこの歯部成
形部15aに対応する歯丈の最も低い複数の歯部を成形
する。この操作を歯丈の低い方から高い方へと順に繰り
返すことで被加工物Bの外周に各歯部成形部15a,1
6a,17a,18aで歯丈の異なる歯部(図3〜6の
各(c)参照)を段階的に成形し、図8(b)に示すよ
うな所定形状の歯部Tを有する完成品としてのスパーギ
ヤGを成形する。
【0029】次に、上述の如く構成された外歯成形装置
を用いて被加工物Bの外周に歯部Tを成形してスパーギ
ヤGを得る要領について図2〜6に基づき説明する。
【0030】(1) 図2は前回の成形作業を終えて歯
部Tが成形された完成品としてのスパーギヤGを取り外
した直後の状態を示し、セット台1の押さえ治具3は受
け治具2の上方に距離をあけており、型ローラ12は押
さえ治具3の側方に上昇している。この状態で、第1流
体圧シリンダ5を伸長作動させて押さえ治具3を下降さ
せ、被加工物Bを押さえ治具3で押さえ付けてセット台
1にセットする。
【0031】(2) 図3(a)に示すように、駆動モ
ータ4を一方向に回転駆動させてセット台1つまり被加
工物Bを回転軸心Y1回りに回転させる。この状態で第
3流体圧シリンダ14を収縮作動させて型ローラ12を
下降させ、歯丈の最も低い最上段の歯部成形部(以下、
1段階目の歯部成形部という)15aを被加工物Bの外
周に対応させた後、第2流体圧シリンダ8を伸長作動さ
せて型ローラ12を装置ベース側移動部A3ごとセット
台1に接近させ、上記1段階目の歯部成形部15aを上
記被加工物Bの外周に圧接させる。これにより、被加工
物Bの回転力が型ローラ12に伝達され、型ローラ12
は被加工物Bとは逆の方向に回転しながら上記1段階目
の歯部成形部15aで被加工物Bの外周に1段階目の歯
部成形部15aの歯部に対応する複数の歯部t1を成形
する(図3(b),(c)参照)。この際、上記駆動モ
ータ4を所定周期で正逆回転駆動させ、成形される歯部
t1の噛合面である両側面の成形精度を良くするように
する。
【0032】(3) 図4(a)に示すように、第3流
体圧シリンダ14を伸長作動させて型ローラ12を上昇
させ、歯丈の2番目に低い上から2段階目の歯部成形部
(以下、2段階目の歯部成形部という)16aを被加工
物Bの外周に対応させる。この際、第2流体圧シリンダ
8を収縮作動させて型ローラ12を僅かに後退させ、1
段階目の歯部成形部15aが被加工物Bの歯部t1先端
を擦らないようにする。この間、型ローラ12には被加
工物Bの回転力が途切れることなく伝達されており、型
ローラ12は回転している。その後、第2流体圧シリン
ダ8を伸長作動させて上記2段階目の歯部成形部16a
を被加工物Bの外周(歯部t1)に圧接させる。これに
より、上記2段階目の歯部成形部16aで被加工物Bの
外周に2段階目の歯部成形部16aの歯部に対応する複
数の歯部t2を成形する(図4(b),(c)参照)。
この際にも、上記駆動モータ4を所定周期で正逆回転駆
動させ、成形される歯部t2の噛合面である両側面の成
形精度を良くするようにする。
【0033】(4) 図5(a)に示すように、第3流
体圧シリンダ14を伸長作動させて型ローラ12を上昇
させ、歯丈の3番目に低い上から3段階目の歯部成形部
(以下、3段階目の歯部成形部という)17aを被加工
物Bの外周に対応させる。この際も、第2流体圧シリン
ダ8を収縮作動させて型ローラ12を僅かに後退させ、
2段階目の歯部成形部16aが被加工物Bの歯部t2先
端を擦らないようにする。この間、型ローラ12には被
加工物Bの回転力が途切れることなく伝達されており、
型ローラ12が回転していることは上記(3)の工程と
同じである。その後、第2流体圧シリンダ8を伸長作動
させて上記3段階目の歯部成形部17aを被加工物Bの
外周(歯部t2)に圧接させる。これにより、上記3段
階目の歯部成形部17aで被加工物Bの外周に3段階目
の歯部成形部17aの歯部に対応する複数の歯部t3を
成形する(図5(b),(c)参照)。この際にも、上
記駆動モータ4を所定周期で正逆回転駆動させ、成形さ
れる歯部t3の噛合面である両側面の成形精度を良くす
るようにする。
【0034】(5) 図6(a)に示すように、第3流
体圧シリンダ14を伸長作動させて型ローラ12を上昇
させ、歯丈の最も高い最下段の歯部成形部(以下、4段
階目の歯部成形部という)18aを被加工物Bの外周に
対応させる。この際も、第2流体圧シリンダ8を収縮作
動させて型ローラ12を僅かに後退させ、3段階目の歯
部成形部17aが被加工物Bの歯部t3先端を擦らない
ようにする。この間においても、型ローラ12には被加
工物Bの回転力が途切れることなく伝達されており、型
ローラ12が回転していることは上記(3)の工程と同
じである。その後、第2流体圧シリンダ8を伸長作動さ
せて上記4段階目の歯部成形部18aを被加工物Bの外
周(歯部t3)に圧接させる。これにより、上記4段階
目の歯部成形部18aで被加工物Bの外周に4段階目の
歯部成形部18aの歯部に対応する複数の歯部t4(完
成品であるスパーギヤGの歯部T)を成形する(図6
(b),(c)及び図8(b)参照)。この際にも、上
記駆動モータ4を所定周期で正逆回転駆動させ、成形さ
れる歯部t4(歯部T)の噛合面である両側面の成形精
度を良くするようにする。特にこの最終段階では、被加
工物Bの回転を完成品であるスパーギヤGの実際に使用
されるときの回転方向と同じにし、使用時に相手側のス
パーギヤGと噛み合う歯部T噛合面をなめらかに精度良
く仕上げるようにする。
【0035】(6) 駆動モータ4の回転駆動を停止し
て完成品であるスパーギヤGの回転を停止する。これに
より、型ローラ12も回転を停止する。この状態で、第
2流体圧シリンダ8を収縮作動させて型ローラ12を後
退させた後、第3流体圧シリンダ14を伸長作動させて
型ローラ12を上方に移動させて次回の作業に備えると
ともに、第1流体圧シリンダ5を収縮作動させて押さえ
治具3を上方に移動させ、完成品であるスパーギヤGを
受け治具2から取り出す。
【0036】上記(1)〜(6)の工程を繰り返してス
パーギヤGを量産する。
【0037】このように、この実施の形態では、歯丈が
最も低い1段階目から歯丈が最も高い4段階目までの歯
部成形部15a,16a,17a,18aを有する型ロ
ーラ12を、全ての各歯部成形部15a,16a,17
a,18aにおいて、回転軸心Y2から歯先面までの距
離つまり最外径を同じにし、かつ回転軸心Y2から歯底
面までの距離を回転軸心Y2方向に4段階にわたって次
第に短くして各歯部成形部15a,16a,17a,1
8aの歯丈を回転軸心Y2方向に次第に高くしているこ
とから、歯部成形部が隣の歯部成形部よりも出っ張って
いるため引っ掛かって移行できないという事態が生じな
い。したがって、次段階の歯部成形部を被加工物Bに対
応させる際に移動をスムーズに行わせるために型ローラ
12を僅かに後退させるだけで、上記被加工物Bの回転
を停止させることなく回転させたままで型ローラ12を
回転軸心Y2方向に移行させることができ、次段階の歯
部成形部を速やかに被加工物Bに対応させることができ
る。これにより、被加工物Bの回転を停止させることな
く、連続して4段階の歯部成形部15a,16a,17
a,18aで歯部t1〜t4を成形でき、回転・停止を
繰り返す場合に比べて歯部成形時間を短縮できて歯部成
形効率を向上させることができる。
【0038】また、型ローラ12を図7(c)のように
一体物で構成すれば、上記のような分割タイプの如き各
ローラ構成部材15,16,17,18を組み付ける際
に組付け誤差が生じるおそれがなく、位置合わせに神経
を使うことなく成形精度を高めることができる。
【0039】ところで、本例では、上述の如く駆動モー
タ4の正逆回転駆動により歯部t1〜t4の噛合面の成
形精度を良くしているが、歯部T(t4)の仕上げにさ
らなる高精度が要求される場合は、次の仕上げ行程を経
ることになる。図9はその仕上げ加工装置を示し、この
仕上げ加工装置は、中央にセット孔19aを有するダイ
19を備え、このダイ19のセット孔19a上端内周に
は、上記スパーギヤGの歯部T(t4)に対応する複数
の歯型19bが全周に亘って形成されている。上記ダイ
19のセット孔19a上方には、パンチ20がロッド2
1下端を挿入孔20aに挿入せしめて配置されている。
このパンチ20は、ロッド21下端に螺合されたナット
22とその上方のベアリング23とによってロッド21
下端から脱落しないように、かつロッド21の軸心回り
に回転自在に支持されている。このように、パンチ20
をロッド21に対して回転自在にしているのは、ヘリカ
ルギヤ等のように外歯が斜め向きに形成されている場合
に対応させるためであるが、本例のスパーギヤGの場合
には、パンチ20をロッド21に対して回転自在にする
必要はなく、パンチ20をロッド21にリジットに固定
していてもよい。
【0040】そして、上述の如く外歯成形装置で被加工
物Bの外周に複数の所定形状の歯部t1〜t4を段階的
に成形した後、歯部T(t4)が成形されたスパーギヤ
Gをダイ19のセット孔19a上端にセットし、ロッド
21を図示しない作動装置により下降させてパンチ20
で上記スパーギヤGを上方から加圧し、スパーギヤGを
セット孔19aに押し込んで歯部T(t4)を歯型19
bで冷間圧縮加工により塑性変形させて圧縮成形し、歯
部T(t4)を正規の寸法に仕上げる。
【0041】したがって、外歯成形装置で成形された歯
部T(t4)の噛合面で成形精度にムラが生じていて
も、この成形ムラを次工程である冷間圧縮工程で修正し
て歯部歯部T(t4)を高精度に仕上げることができ
る。しかも、この修正を冷間圧縮加工により行うため、
金属組織のフローラインを切断せずに強度を確保するこ
とができる。
【0042】なお、本例では、上記仕上げ加工装置で冷
間圧縮加工に供されるスパーギヤGは、上述の如く、歯
丈が最も低い1段階目から歯丈が最も高い4段階目まで
の歯部成形部12b〜12eの歯先面までの回転軸心Y
2からの距離つまり最外径が同じで、かつ回転軸心Y2
から歯底面までの距離を回転軸心Y2方向に4段階にわ
たって次第に短くなるように変化させた型ローラ12を
備えた外歯成形装置を用いて成形された場合を例示した
が、これとは逆に、歯丈が最も低い1段階目から歯丈が
最も高い4段階目までの歯部成形部の歯底面までの回転
軸心からの距離が同じであり、かつ回転軸心から各歯部
成形部の歯先面までの距離を回転軸心方向に4段階にわ
たって長くなるように変化させた型ローラを備えた外歯
成形装置を用いて成形したスパーギヤにも同様に適用す
ることができるものである。
【0043】また、本例では、完成品がスパーギヤGで
ある場合を示したが、例えばヘリカルギヤ、スプロケッ
トホィール又はスプライン軸等であってもよいことは言
うまでもない。したがって、それに用いる被加工物Bも
目的用途に応じて適正な材料、例えば鍛造用ブランク
材、丸棒鋼材及び板材等の金属素材を適宜選定すればよ
い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、外歯成形装置のセ
ット台にセットされた被加工物をセット台の回転軸心回
りの回転動作により回転させ、上記型ローラを上記被加
工物に接近するようその回転軸心と直交する方向に移動
させて被加工物の外周に被加工物の回転を停止させるこ
となく連続して上記各歯部成形部を歯丈の低い方から高
い方へと順に圧接させ、上記被加工物の回転力を型ロー
ラに伝達して型ローラを回転させながら上記各歯部成形
部で上記被加工物の外周に複数の所定形状の歯部を段階
的に成形するので、歯部を効率良く成形することができ
る。また、被加工物の外周に複数の所定形状の歯部を段
階的に成形した後、上記歯部を冷間圧縮加工により圧縮
成形して仕上げることで、金属組織のフローライン切断
による強度低下を回避することができるとともに、回転
成形に起因する歯部の成形ムラを修正できて歯部を高精
度に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外歯成形装置の全体概略構成図である。
【図2】被加工物をセット台に固定した状態を示す工程
図である。
【図3】(a)は型ローラの1段階目の歯部成形部が被
加工物に対応した状態を示す工程図、(b)は型ローラ
の1段階目の歯部成形部が被加工物に1段階目の歯部を
成形をした状態を示す工程図、(c)は1段階目の歯部
成形後の被加工物を示す断面図である。
【図4】(a)は型ローラの2段階目の歯部成形部が被
加工物に対応した状態を示す工程図、(b)は型ローラ
の2段階目の歯部成形部が被加工物に2段階目の歯部を
成形をした状態を示す工程図、(c)は2段階目の歯部
成形後の被加工物を示す断面図である。
【図5】(a)は型ローラの3段階目の歯部成形部が被
加工物に対応した状態を示す工程図、(b)は型ローラ
の3段階目の歯部成形部が被加工物に3段階目の歯部を
成形をした状態を示す工程図、(c)は3段階目の歯部
成形後の被加工物を示す断面図である。
【図6】(a)は型ローラの4段階目の歯部成形部が被
加工物に対応した状態を示す工程図、(b)は型ローラ
の4段階目の歯部成形部が被加工物に4段階目の歯部を
成形をした状態を示す工程図、(c)は4段階目の歯部
成形後の完成品を示す断面図である。
【図7】(a)は(b)のI−I線における断面図、
(b)は型ローラの部分斜視図、(c)は変形例を示す
(a)相当図である。
【図8】(a)は歯部成形前の被加工物の斜視図、
(b)は歯部成形後の完成品の斜視図である。
【図9】仕上げ加工装置の断面図である。
【符号の説明】
1 セット台 12 型ローラ 12b,12c,12d,12e 歯部成形部 15,16,17,18 ローラ構成部材 15a,16a,17a,18a 歯部成形部 B 被加工物 Y1 セット台の回転軸心 Y2 型ローラの回転軸心

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に複数の歯部が成形された外歯を有
    する成形品であって、 上記各歯部は、歯丈が回転軸心方向に次第に高くなって
    いる複数の歯部成形部が外周に列設された型ローラを、
    回転する金属素材の外周に上記各歯部成形部を歯丈の低
    い方から高い方へと順に圧接させ、上記金属素材の回転
    力を型ローラに伝達して型ローラを回転させることで上
    記各歯部成形部で上記金属素材の外周に段階的に成形さ
    れた後、冷間圧縮加工により圧縮成形されていることを
    特徴とする外歯を有する成形品。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の外歯を有する成形品にお
    いて、 成形品は、スパーギヤ、ヘリカルギヤ、スプロケットホ
    ィール又はスプライン軸であることを特徴とする外歯を
    有する成形品。
  3. 【請求項3】 被加工物がセットされ回転軸心回りに回
    転してこの被加工物を回転させるセット台と、上記セッ
    ト台に並設されこのセット台の回転軸心と平行な回転軸
    心回りに回転するとともにこれら回転軸心と直交する方
    向に移動する型ローラとを備え、複数の歯部成形部が上
    記型ローラの外周に回転軸心方向に列設され、全ての歯
    部成形部において回転中心から歯先面までの距離が同じ
    であり、かつ回転中心から歯底面までの距離が回転軸心
    方向に複数段階にわたって次第に短くなって各歯部成形
    部の歯丈が回転軸心方向に次第に高くなっている外歯成
    形装置を用意し、 上記外歯成形装置のセット台にセットされた被加工物を
    セット台の回転軸心回りの回転動作により回転させ、上
    記型ローラを上記被加工物に接近するようその回転軸心
    と直交する方向に移動させて被加工物の外周に被加工物
    の回転を停止させることなく連続して上記各歯部成形部
    を歯丈の低い方から高い方へと順に圧接させ、上記被加
    工物の回転力を型ローラに伝達して型ローラを回転させ
    ながら上記各歯部成形部で上記被加工物の外周に複数の
    所定形状の歯部を段階的に成形することにより、外周に
    複数の歯部が成形された外歯を有する成形品を得ること
    を特徴とする外歯を有する成形品の成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の外歯を有する成形品の成
    形方法において、 被加工物の外周に複数の所定形状の歯部を段階的に成形
    した後、上記各歯部を冷間圧縮加工により圧縮成形して
    仕上げることを特徴とする外歯を有する成形品の成形方
    法。
  5. 【請求項5】 被加工物がセットされ回転軸心回りに回
    転してこの被加工物を回転させるセット台と、上記セッ
    ト台に並設されこのセット台の回転軸心と平行な回転軸
    心回りに回転するとともにこれら回転軸心と直交する方
    向に移動する型ローラとを備え、複数の歯部成形部が上
    記型ローラの外周に回転軸心方向に列設され、全ての歯
    部成形部において回転中心から歯底面までの距離が同じ
    であり、かつ回転中心から歯先面までの距離が回転軸心
    方向に複数段階にわたって次第に長くなって各歯部成形
    部の歯丈が回転軸心方向に次第に高くなっている外歯成
    形装置を用意し、 上記外歯成形装置のセット台にセットされた被加工物を
    セット台の回転軸心回りの回転動作により回転させ、上
    記型ローラを上記被加工物に接近するようその回転軸心
    と直交する方向に移動させて被加工物の外周に被加工物
    の回転を停止させることなく連続して上記各歯部成形部
    を歯丈の低い方から高い方へと順に圧接させ、上記被加
    工物の回転力を型ローラに伝達して型ローラを回転させ
    ながら上記各歯部成形部で上記被加工物の外周に複数の
    所定形状の歯部を段階的に成形することにより、外周に
    複数の歯部が成形された外歯を有する成形品を得、 その後、上記各歯部を冷間圧縮加工により圧縮成形して
    仕上げることを特徴とする外歯を有する成形品の成形方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3又は5に記載の外歯を有する成
    形品の成形方法において、 被加工物は、スパーギヤ、ヘリカルギヤ、スプロケット
    ホィール又はスプライン軸を成形するための金属素材で
    あることを特徴とする外歯を有する成形品の成形方法。
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