JP2003220305A - 移動ろ床式ろ過装置 - Google Patents
移動ろ床式ろ過装置Info
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Abstract
ができ、精密なろ過運転が行なえる、移動ろ床式ろ過装
置を提供する。 【解決手段】 密閉型のろ過槽(2)内部にろ材(3)
として珪藻土(3a)を積層してろ材層(4)を形成
し、下向流で原水を圧入供給することにより、原水中の
微細な懸濁物質も珪藻土(3a)の多孔質で捕捉でき、
汚染した珪藻土(3a)は圧縮空気を用いて、エアリフ
ト管(5)内を処理水と共に撹拌、洗浄しながら上方の
分離槽(8)まで移送し、更に、分離槽(8)内で超音
波を使用して洗浄される。完全に洗浄、再生された珪藻
土(3a)はろ材層(4)の上面に返送されるものであ
り、連続で安定した精密ろ過運転を行なうことができ
る。
Description
廃水等の懸濁液のろ過装置の改良に関し、特に本発明は
珪藻土をろ材として使用し、汚染したろ材を循環させて
洗浄再生する移動ろ床式ろ過装置の改良に係るもので、
連続して清澄ろ過が行なえるろ過装置に関するものであ
る。
のろ材を移動させて洗浄再生し、ろ床の上部に返送する
上向流移動ろ床式ろ過装置は公知であり、よく知られて
いる。そして、ろ材として比重が1.0以上の粒状の砂
等を用い、汚染した砂を輸送するのに圧縮空気で作動す
るエアリフト管を使用し、ろ過槽上部の洗浄装置で洗浄
再生してろ材層の上部へ返送し、洗浄排水は外部に排出
するろ過装置もよく知られている。
ろ床を構成するろ材として砂粒状の珪藻土を使用したろ
過装置において、密閉式のろ過槽の上部に設けた原水供
給管から原水を供給し、下降流でろ材層を通過させる間
に懸濁物を珪藻土ろ材で除去し、処理水をろ過槽の底部
に設けている取出管から取出すようにしたものである。
そして、懸濁物によって汚染したろ材を洗浄再生する場
合には、前記取出管から洗浄水を供給し、上向流でろ材
層を通過させて、ろ材に付着している懸濁物をろ材から
剥離させ、汚れた洗浄排水は前記原水供給管より外部へ
排出するようにしている。
流移動ろ床式ろ過装置を概念的に示した縦断面図であ
り、原水はろ過槽30下部に設けられた供給口31に供
給され、供給口31に接続されているループ状のヘッダ
ー管32と、このヘッダー管32に立設された複数本の
流入管33からループ状の分配傘34を介してろ材層3
5下部に均等に供給される。このようにして供給された
原水は、粒状の砂で形成されたろ材層35中を上昇する
間に、ろ材層35で夾雑物が捕捉され、その処理水はろ
過槽30上部に設けられた処理水取出口36から槽外に
排出される。そして、ろ材層35下部の汚染した砂はろ
過槽30中心部に立設されたエアリフト管37の下部に
圧縮空気を供給することにより、エアリフト管37を上
昇し、ろ過槽30上部に配設している洗浄塔38内で、
処理水によって洗浄再生される。洗浄されたろ材35a
は洗浄塔38内とエアリフト管37外周部に配設してい
るシュート37a、38aにより、分配されながらろ材
層35の上面に返送される。洗浄塔38内で洗浄され、
ろ材35aから分離した夾雑物は洗浄塔38上部に設け
られている洗浄排水口39から槽外に排出される。上述
のろ材35aとして粒状の砂を用いた移動ろ床式ろ過装
置ではろ材粒子の表面は平坦で、吸着孔が無く、粒子間
隙も大きいので微細なコロイド状の懸濁物は捕捉できず
ろ材層35を通過するため、処理水の水質が悪化すると
いう課題があった。
の発明においては、ろ材に珪藻土を使用しているので、
多孔質な特性を有する珪藻土によって、前記のような問
題のある微細なコロイド状の懸濁物でも、この珪藻土特
有の多孔質によって捕捉されるので、清澄ろ過が行な
え、処理水の水質も良好となるものである。しかしなが
ら、特開平6−47208号公報に記載の発明における
ろ材の洗浄方法では、洗浄中はろ過運転を停止する必要
があり、連続運転が行なえずろ過装置が大型になり、設
置面積が広くなる。また、洗浄水を逆洗するだけの洗浄
方法のため、珪藻土の多孔質部で捕捉された懸濁物は剥
離出来ないという問題があり、さらに、洗浄圧力を高く
すれば、ろ材が流失するという課題もある。
ため、本発明は密閉型のろ過槽内部に水より重い粒状の
ろ材を積層してろ材層を形成し、前記ろ材層の下層部と
ろ過槽の上部で開口し、前記ろ材を圧縮空気によってろ
材層の底部から引抜いて、上方へ移送するとともに該ろ
材を洗浄再生してろ材層の上部へと循環させるようにし
たエアリフト管を立設し、前記ろ過槽に装填するろ材に
は珪藻土を使用し、前記ろ材層上方のろ過室に設けた原
水の供給口から原水を圧入供給してろ材層中を下降さ
せ、その処理水を前記ろ過槽の下部から取出すようにし
たものである。
端開口部の外周部に分離槽を配設し、前記ろ過槽のろ過
室内から該ろ過槽の天板より上方に突出し、前記分離槽
を囲撓する洗浄塔を立設し、該洗浄塔の頂部からろ材の
洗浄装置を垂設し、該洗浄装置の下端は前記分離槽内ま
で延設し、前記洗浄塔の上方側部にはろ材の洗浄排出口
を設け、前記ろ過槽、洗浄塔、エアリフト管、洗浄装置
は略同心状に配設し、前記ろ材の洗浄装置として、超音
波洗浄機を用い、前記洗浄塔の上部にはエア排気用のレ
ベル計と、エア排気口を設け、該エア排気口には前記レ
ベル計と連動して開閉する調節弁を設けたものである。
取出口は、処理水の取出管に接続されているループ状の
ヘッダー管と、該ヘッダー管に立設された複数本の流出
管と、該流出管の上方に設けられ該流出管へ流入する処
理水を均等に分配するループ状の分配傘とで構成し、こ
の分配傘の下面部と、前記洗浄塔と洗浄排出口との開口
部にはろ材流失防止用のフィルターを張設した。
構成してあるので、上記ろ材層の上部に圧入供給された
原水はろ材層中を下降する間に夾雑物(懸濁物)がろ材
(珪藻土)に捕捉され、そのろ液(処理水)はろ過槽の
下部から槽外へ排出される。これと同時に、エアリフト
管に圧縮空気を供給することによって、ろ材層の底部の
ろ材が引抜かれ、積層したろ材が上方から下方へ徐々に
移動する。そして、引抜かれたろ材は、ろ過槽下部の処
理水と共にエアリフト管内を撹拌されながら上方の分離
槽まで移送される。
着した夾雑物は移送中に撹拌されることにより、ろ材表
面から剥離する。そして、分離槽まで移送されたろ材は
分離槽内に垂下している超音波洗浄機により超音波振動
が加えられ、ろ材の多孔質部で捕捉している微細な懸濁
物を剥離する。分離槽からオーバーフローしたろ材は洗
浄塔内を沈降し、洗浄塔内部とエアリフト管外周部に配
設されたシュートにより、分配されながらろ材層上面に
供給される。そして、剥離した軽い夾雑物は分離槽から
オーバーフローした後、洗浄排出口から槽外へ排出され
る。この際、ろ材の一部が洗浄排水中に混入していて
も、洗浄塔と洗浄排出口との開口部にろ材流失防止用の
フィルターを張設しているので、ろ材が流失する恐れは
ない。
気は、ろ材と共に上昇し、洗浄塔の上部に蓄積するの
で、洗浄塔内の液面が圧縮空気に押され徐々に低下す
る。この液面が洗浄排水口より低くなると、洗浄排水を
槽外に排出することが出来なくなる為、洗浄塔上部に設
けたレベル計により、前記液面を検出し、設定値以下に
なると洗浄塔上部のエア排気口に設けている調節弁を開
き、洗浄塔上部に蓄積している圧縮空気を大気へ放出す
る。再び、洗浄塔内の液面が上昇して前記レベル計の設
定値以上になると、前記調節弁を閉じる。
清澄になったろ液(処理水)はろ材層下方に配設された
ループ状の分配傘の下面から、均等に分配傘内に流入す
る。前記分配傘の下面にはろ材流失防止用のフィルター
が張設されているので、ろ液だけが流入し、このろ液は
分配傘内に立設している複数本の流出管を通じて、前記
流出管の下部に接続している処理水取出管から、ろ過槽
の外周部に設けられたループ状のヘッダー管に集合し、
前記ヘッダー管の一ヵ所に設けている処理水取出口より
槽外に排出される。以下、図面に基づいて本発明の移動
ろ床式ろ過装置を具体的に説明する。
した縦断面図である。図1において、ろ過槽2は下部が
略円錐形をした中空円筒状の密閉容器であり、ろ過槽2
の内部下方にはろ材層4を形成する粒状のろ材3が積層
されている。本発明では前記ろ材3に市販の珪藻土3a
を使用する。珪藻土3aは多孔質で大きな空隙率を有
し、粒子自体の強度が大きいという特性がある。そし
て、ろ過槽2の内部上方にはろ過室6を構成し、ろ過室
6の上部には、原水を圧入供給する供給口7が設けられ
ている。ろ過槽2の下方には処理水取出部14fが設け
られている。前記供給口7から夾雑物や懸濁物を含む原
水がポンプ等でろ過室6内に圧入供給され、ろ材層4中
を下降し、珪藻土3aが夾雑物や懸濁物を捕捉すること
によってろ過され、処理水として処理水取出部14fか
ら槽外へ排出される。
の一端に処理水取出口14を設け、他端をループ状のヘ
ッダー管14bに接続し、該ヘッダー管14bに立設し
た複数本の流出管14cと、ループ状の分配傘14dで
構成している。ヘッダー管14bはろ過槽2の下方外部
に設けられ、該ヘッダー管14bに立設した複数本の流
出管14cはろ過槽2の円錐部を貫通して、上端をろ材
層4内で開口している。分配傘14dは流出管14cの
上端開口の上方を覆うように配設されている。分配傘1
4dの下面には、ろ材3の最小粒径よりも細かい目のフ
ィルター14eを張設しているので、ろ材3が処理水と
共に排出されることはない。
されており、エアリフト管5の下端は、ろ過槽2底部近
辺のろ材層4内で開口している。エアリフト管5の下部
には圧縮空気の供給口(図示せず)が設けられており、
圧縮空気をエアリフト管5の下部に供給することによ
り、ろ材層4底部のろ材3がろ過槽2底部の処理水と共
にエアリフト管5内を上昇し、積層しているろ材3は徐
々に上方から下方に移動する。そして、エアリフト管5
内を上昇するろ材3はろ材3…同志の衝突と、処理水に
よって撹拌、洗浄されながら上方に移送される。
で開口しており、この開口部の外周部は円筒形状の分離
槽8の底面と同心状に連接され、分離槽8の上面は密閉
状態のろ過槽内で開放されている。この分離槽8の外周
部を囲撓する形で円筒形状の洗浄塔9が同心状に立設さ
れ、該洗浄塔9の下端はろ過室6内で開口し、上端はろ
過槽2の天板を貫通して上方に突出して、上端には天板
を設けている。洗浄塔9の上部側面でろ過槽2の外部の
位置には洗浄排出口11が設けられ、この洗浄排出口1
1と洗浄塔9との開口部にはろ材3の最小粒径より細か
い目のフィルター11aが張設されている。そして、洗
浄塔9の天板の中央には洗浄装置10が垂設されてお
り、その先端部は分離槽8内まで延設している。該洗浄
装置10はろ材3に珪藻土3aを使用する場合には、超
音波によって珪藻土3a粒子を振動させる超音波洗浄機
10aを使用するのが最も効果的であり、使用する超音
波の周波数帯としては、20KHz〜40KHzの範囲
が効果的である。
ーフローして、洗浄塔9内を沈降する。この時、ろ材3
はエアリフト管5外周面及び洗浄塔9内周面に多段に配
設されているシュート5a、9aに接触しながら分配さ
れ、ろ材層4の上面に供給される。そして、ろ材3と共
に分離槽8をオーバーフローした軽い夾雑物を含む洗浄
排水は、前記洗浄排出口11から夾雑物と共に槽外に排
出される。一部のろ材3が洗浄排水に混入した場合で
も、前記のフィルター11aによって、ろ材3が洗浄排
水と共に排出することは無いものである。尚、図中の符
号11bは洗浄排水の排水量を調節するための調節弁で
ある。
る圧縮空気は、洗浄塔9上部に蓄積し、洗浄塔9内の液
面は圧縮空気に押され徐々に低下してくる。この圧縮空
気を排気する為に、洗浄塔9上部に設けたレベル計12
により低下している液面を検出し、液面がレベル計12
の設定値以下に達すると「開」信号を発し、洗浄塔9上
部のエア排気口13に設けている調節弁13aを開き、
洗浄塔9上部に蓄積されている圧縮空気をエア排気口1
3から大気へ排気する。そして、液面が再び上昇してレ
ベル計12の設定値以上に達すると「閉」信号を発し、
前記調節弁13aを閉じるようにしている。尚、符号1
5はろ材3等を取出す際に使用するドレーン口である。
ことにより、夾雑物(懸濁物)を含む原水は、供給口7
からろ過室6内に供給され、ろ材層4を下降する。懸濁
物はこの間に珪藻土3aに捕捉され、ろ液(処理水)は
ろ過槽2下部に設けた処理水取出部14fを通り、処理
水取出口14から槽外に排出される。一方、ろ材層4底
部の汚染した珪藻土3aはエアリフト管5に圧縮空気を
供給することにより、ろ過槽2下部の処理水と共にエア
リフト管5を撹拌されながら上方の分離槽8まで移送さ
れる。この間に珪藻土3a粒子の表面に付着している夾
雑物は剥離する。珪藻土3a粒子の多孔質部に捕捉され
た懸濁物は分離槽8内に設けた超音波洗浄機10aの超
音波振動によって剥離する。剥離した軽い夾雑物(懸濁
物)は一緒に上昇してきた処理水と共に洗浄排水とし
て、洗浄排出口11より槽外に排出され、洗浄再生され
た珪藻土3aは洗浄塔9内を沈降しながら、シュート5
a、9aによって分配され、ろ材層4の上面に供給され
る。
0mm程度のものを使用するが、砂を用いた従来の上向
流移動床式ろ過装置のろ材粒子径(0.6〜1.2m
m)よりも小さな粒子径(0.5mm程度以下)の珪藻
土3aだけを使用すれば、更に、精密な清澄ろ過が行な
える。又、小さな粒子径だけの珪藻土3aを使用するこ
とにより、安息角が小さくなり、ろ過槽2下部の円錐状
部の傾斜を緩くでき、ろ過槽2の高さが低くなり、ろ過
装置1の全高も低くなる。
例を模式的に表した縦断面図である。図2におけるろ過
槽2及び洗浄塔9は開放型にしているので、原水を圧入
供給せず、水柱L(ろ材層4上面から供給口7までの高
さ)をろ過力とするため、ろ過装置1の全高が図1の密
閉式のものと比較して高くなる。しかしながら、エアリ
フト管5上部から排出される圧縮空気の排気装置が不要
となり、イニシャルコストの低減が図れる。ろ過方法に
ついては、図1の密閉式のものと同様のため、その説明
は省略する。
来から用いられている砂粒子をろ材とした上向流移動ろ
床式ろ過装置に比べ、ろ材に多孔質を持つ珪藻土粒子を
使用しているので、従来の移動ろ床式ろ過装置では捕捉
することが出来なかった微細なコロイド状の懸濁物質
も、珪藻土の多孔質で捕捉でき、より清澄な精密ろ過が
行なえるようになった。又、ろ材の洗浄においては、汚
染したろ材をエアリフト管で移送する間に行なう撹拌、
洗浄と分離槽内で行なう超音波による振動の2段階洗浄
により、珪藻土の多孔質内に捕集されている微細な懸濁
物質まで剥離することが出来、完全に洗浄再生をした珪
藻土をろ材層の上面に返送するので、連続で安定した清
澄ろ過がおこなえる。
供給できるため、ろ過装置の全高を低くでき、建屋等の
イニシャルコストの低減が図れる。そして、小さい粒径
だけの珪藻土を使用することにより、プレコートろ過や
精密ろ過膜に相当する清澄な精密ろ過をすることが出来
る。また、安息角が小さくなり、ろ過槽下部の円錐状部
の傾斜が緩くできるので、更に、ろ過装置の全高が低く
なる。
した縦断面図である。
を模式的に表した縦断面図である。
した縦断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ろ過槽(2)内部に水より重い粒状のろ
材(3)を積層してろ材層(4)を形成し、前記ろ材層
(4)の下層部とろ過槽(2)の上部で開口し、前記ろ
材(3)を圧縮空気によってろ材層(4)の底部から引
抜いて上方へ移送するとともに、該ろ材(3)を洗浄再
生してろ材層(4)の上部へと循環させるようにしたエ
アリフト管(5)を立設したろ過装置(1)において、
前記ろ過槽(2)を密閉型に形成し、前記ろ過槽(2)
に装填するろ材(3)には珪藻土(3a)を使用し、前
記ろ材層(4)上方のろ過室(6)に設けた原水の供給
口(7)から原水を圧入供給してろ材層(4)中を下降
させ、その処理水を前記ろ過槽(2)の下部から取出す
ようにしたことを特徴とする移動ろ床式ろ過装置。 - 【請求項2】 上記ろ過槽(2)に立設したエアリフト
管(5)の上端開口部の外周部に分離槽(8)を配設
し、前記ろ過槽(2)のろ過室(6)内から該ろ過槽
(2)の天板より上方に突出し、前記分離槽(8)を囲
撓する洗浄塔(9)を立設し、該洗浄塔(9)の頂部か
らろ材(3)の洗浄装置(10)を垂設し、該洗浄装置
(10)の下端は前記分離槽(8)内まで延設し、前記
洗浄塔(9)の上方側部にはろ材(3)の洗浄排出口
(11)を設け、前記ろ過槽(2)、洗浄塔(9)、エ
アリフト管(5)、洗浄装置(10)は略同心状に配設
したことを特徴とする請求項1に記載の移動ろ床式ろ過
装置。 - 【請求項3】 上記ろ材(3)の洗浄装置(10)とし
て超音波洗浄機(10a)を用いたことを特徴とする請
求項2に記載の移動ろ床式ろ過装置。 - 【請求項4】 上記洗浄塔(9)の上部にエア排気用の
レベル計(12)と、エア排気口(13)を設け、該エ
ア排気口(13)には前記レベル計(12)と連動して
開閉する調節弁(13a)を設けたことを特徴とする請
求項1及び請求項2に記載の移動ろ床式ろ過装置。 - 【請求項5】 上記ろ過槽(2)の下部に設けた処理水
取出口(14)は、処理水取出管(14a)に接続され
ているループ状のヘッダー管(14b)と、該ヘッダー
管(14b)に立設された複数本の流出管(14c)
と、該流出管(14c)の上方に設けられ該流出管(1
4c)へ流入する処理水を均等に分配するループ状の分
配傘(14d)とで構成していることを特徴とする請求
項1に記載の移動ろ床式ろ過装置。 - 【請求項6】 上記分配傘(14d)の下面部と、上記
洗浄塔(9)と洗浄排出口(11)との開口部にろ材流
失防止用のフィルター(11a、14e)を張設したこ
とを特徴とする請求項2及び請求項5に記載の移動ろ床
式ろ過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022620A JP3809648B2 (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 移動ろ床式ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022620A JP3809648B2 (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 移動ろ床式ろ過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003220305A true JP2003220305A (ja) | 2003-08-05 |
JP3809648B2 JP3809648B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=27745568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3809648B2 (ja) |
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-
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- 2002-01-31 JP JP2002022620A patent/JP3809648B2/ja not_active Expired - Lifetime
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