JP2004188364A - 上向流式ろ過装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対設置面積当たりの処理量の増大を図り、原液の性状の変化に対応して、一定の処理水が得られる上向流式ろ過装置を提供する。
【解決手段】密閉状のろ過槽(1)の内側にスクリーン(2)を垂設し、スクリーン(2)の下端に仕切壁(3)を連設して、スクリーン(2)の内部にろ材(6…)を収納して、仕切壁(3)に昇降自在な多孔板からなるろ材押え板(23)を配設したもので、ろ材押え板(23)を昇降させてろ材層(9)の圧縮圧を調整し、様々な原液への対応が可能となり、粗ろ過から清澄ろ過までの対応が可能となる。原液の性状の変化に対応して、一定の処理水を得ることもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、下水処理場で発生する汚水や産業廃水の処理、あるいは湖沼や河川等の浄化を行なうろ過装置に関し、特に、高速ろ過と精密ろ過を可能とする上向流式ろ過装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、砂ろ過装置は周知であり、樹脂性ろ材や繊維ろ材等を用いて上向流で固液分離を行なう上向流式ろ過装置もよく知られている。樹脂ろ材や繊維ろ材等を用いたろ過装置は、ろ材の比重が軽く、目詰まりしたろ材層が容易に撹拌でき、洗浄水も少ない利点がある。そして、ろ過槽に上向流で供給した原液を、浮上ろ材のろ材層で固液分離を行なったろ液を集水ノズルから取出し、目詰まりしたろ材層を撹拌機で洗浄撹拌してろ材を再生する装置は、特許文献1において、この発明の出願人が提案している。また、密閉ろ過塔に柔軟性のある多孔質ろ材を収納し、上下の集散水板でろ材を圧縮してろ材層を形成し、洗浄時には下部集散水板を数回昇降させて、ろ材が捕捉していた濁質を剥離する装置も、特許文献2に記載してあるように公知である。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−155116号公報(請求項1、段落番号0008、図1)
【0004】
【特許文献2】
特開平10−28811号公報(段落番号0011、0012、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の浮上ろ材を用いたろ過装置は、ろ過槽内に浮上したろ過材でろ材層を形成し、原液を上向流でろ過層中を通過させる構造である。浮上ろ材を用いたろ過装置は、ろ材が軽いため洗浄が容易であり、高速ろ過が可能である。これらの装置は、ろ材層の下面の面積がろ過槽のろ過面積となっている。大規模な浮上ろ材を用いたろ過装置を製作する場合、ろ過槽の直径を大きくして対応する必要があり、設置スペースの関係で問題があった。この発明は、上記のろ過装置を改良したもので、ろ過面積を大きくして、同時に、対設置面積当たりの処理量の増大を図ることを目的とする。また、他の目的は、様々な原液への対応を可能とし、原液の性状の変化に対応して、一定の処理水を得ることができる上向流式ろ過装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の要旨は、密閉状のろ過槽にろ材を収納し、ろ過槽の底部から供給した原液を、ろ材層で固液分離を行なって、ろ過槽の頂部からろ液を取出すろ過装置において、ろ過槽の周壁の内側にスクリーンを垂設して、スクリーンの下端に仕切壁を連設すると共に、スクリーンの内部にろ材を収納してろ材層を形成し、ろ材層に集水ノズルを埋設したもので、ろ材層の周面と下面がろ過面となり、ろ過面積が大きくなり、対設置面積当たりの処理量の増大を図ることができる。そして、ろ材層に埋設した集水ノズルを、ろ過槽の頂部中央部から垂下させ、集水ノズルを円筒状の集水ノズルとしたもので、ろ材層の周面から均等に集水することができる。
【0007】
この集水ノズルは、円錐台形状の集水ノズルとすれば、ろ材が集水ノズルの回りに容易にろ過層を形成し、ろ過層にムラが生じることがないものである。また、集水ノズルの下端に閉止筒体を連設し、積層したろ材層の下方に突出させれば、ろ材層を形成するろ材の圧縮ムラが防止できる。なお、ろ過槽の槽底に撹拌機と排水管を連結したろ材流出防止管を立設してもよく、仕切壁に沿って上昇する撹拌機の旋回流がろ材層を撹拌し、ろ材間に捕捉した微細粒子を分離させることができる。洗浄排水の排出時にも、ろ材は槽底に集積して立設したろ材流出防止管から排出することがない。
【0008】
スクリーンの下端に連設した仕切壁に昇降自在なろ材押え板を配設すれば、ろ過槽が完全二重構造となり、洗浄時のろ材の漏出がない。このろ材押え板の昇降手段が、ろ過槽の槽底に立設したエアーシリンダーの作動杆に連結したもので、ろ材層の圧縮により、様々な原液への対応が可能となり、原液の性状の変化に対応して、一定の処理水を得ることができる。ろ過層圧縮の程度を調節することで、粗ろ過から清澄ろ過まで対応可能となる。また、ろ過槽に立設した駆動軸にエアーシリンダーを外装し、エアーシリンダーの上端部をろ材押え板に止着して、ろ材押え板を昇降自在とすると共に、ろ過槽の槽底を貫通した駆動軸の下端に、正逆転可能な揺動モーターを連動連結してもよく、ろ材押え板の昇降と回転が可能となり、ろ過層の圧縮程度の調整とろ材洗浄が容易となる。
【0009】
昇降自在なろ材押え板を多孔板で構成し、ろ材層の底面もろ過面としたもので、ろ材層の底部と周面がろ過面となり、ろ過継続時間が延長できる。そして、ろ過面積が増大されて必要とする設置面積が縮小できる。ろ材押え板に設けるろ材の撹拌装置は、ろ材押え板の上面に散気管を配設すれば、ろ材層が空気撹拌により循環流動させるので、ろ材の劣化、摩耗が少なくなる。また、ろ過槽の頂壁に配設した集水ノズルを駆動軸に連結し、集水ノズルに撹拌羽根を配設すれば、ろ材層の内側から機械撹拌が行なわれ、ろ材が凝結しても、圧縮解放時のろ層ブリッジを解消できる。そして、ろ材の撹拌は、回転可能なろ材押え板に撹拌棒を立設して、ろ材層を撹拌してもよいものである。このろ材押え板を回転可能とすれば、機械撹拌と空気撹拌を組合せることも可能となる。なお、ろ材押え板の下方の原液室に撹拌機を設置してもよく、ろ材層を強制撹拌させることができ、ろ材洗浄が良好に行われる。
【0010】
ろ材層を形成させるスクリーンは、金属ろ材のウエッジワイヤー、金網あるいは、エキスパンドメタルとしたもので、ろ材層の圧縮に耐えうるものである。機械撹拌させるろ過槽にあっては、スクリーンをウエッジワイヤーで構成し、ウエッジワイヤーのスリットを円輪状に配設すれば、スクリーンの内周面に沿って洗浄水が流動し、スリット内に詰った夾雑物を洗い流すことができる。また、集水ノズルをウエッジワイヤーで構成し、ウエッジワイヤーのスリットを円輪状に配設すれば、撹拌機による撹拌旋回流に沿ってろ材が流動するので、ろ材の損耗が防止できる。なお、集水ノズルをろ過膜としてもよく、2段階ろ過による精密ろ過が可能となる。
【0011】
ろ過槽に収納するろ材は、その比重を1または1以下としたもので、原液の上向流でろ材層を形成することができる。また、ろ材押え板を昇降自在としたろ過装置にあっては、ろ材の比重を1以上としても、ろ材押え板を上昇させれば、ろ材層を形成させることができる。比重が1以上のろ材は樹脂性ろ材が好ましいが、ゼオライト、アンスラサイトあるいは砂などの圧縮性のない粒状ろ材としても、ろ材押え板を上昇させればろ材層を形成させることができる。そして、ろ材は弾力性と復元性のある球状あるいは繊維ろ材とすれば、ろ材層の圧縮程度を調節することで、粗ろ過から清澄ろ過まで対応可能となる。ろ材押え板を降下させれば、ろ材層の圧縮が解除され、ろ材の復元力が得られる。好ましくは、ろ材層を形成させるろ材押え板の圧縮圧力を、0.0〜2.0Kg/cm2とすれば、ろ層の圧縮により1〜5μm程度の清澄ろ過が可能となる。
なお、圧縮性のない粒状ろ材でも、ろ材押え板を上昇させてろ材層を形成させれば、清澄ろ過が可能となる。
【0012】
ろ材層のろ層厚みは、ろ材層の全てのろ過面から集水ノズル(12、12a、39)までの厚みを100〜500mmとしたもので、原液の性状によりろ材層の表層で捕捉できなかった微細粒子でも、圧密状のろ材層の内部で捕捉できる。そして、ろ材押え板を降下させたろ過室のスペースは、ろ材層の厚みを40〜60%とした時に、洗浄スペースの液層を60〜40%としたもので、ろ材の洗浄は強制圧縮を解放して行なうので、洗浄スペースを確保することができ、ろ材間隔が広がり、洗浄性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明に係る上向流式ろ過装置は上記のように構成してあり、ろ過槽の槽底から供給した原液は、仕切壁の内部を上昇し、垂設したスクリーンの内側に集積したろ材でろ材層を形成させる。また、ろ材押え板を設けたろ過装置にあっては、昇降装置でろ材押え板を仕切壁に沿って上昇させ、スクリーンの内側にろ材層を形成させる。ろ材層の圧縮により、様々な原液への対応が可能となり、原液の性状の変化に対応して、一定の処理水を得ることができる。原液をろ過槽の底部から流入させると、原液はろ材層の下面と、周壁の流入流路からスクリーンの内部のろ材層の側面に流入する。原液中に含まれる微細粒子がろ過層で捕捉され、固液分離を行なったろ液は、ろ材層に埋設した集水ノズルから抜出される。初期の処理水質は安定しないので、捨て水としてろ過槽外部に排出して原液側に返送する。
【0014】
形成されたろ材層が安定してくると、ろ過工程に入る。スクリーンの内側のろ材層は、その側面と下面に微細粒子を捕捉させるので、ろ過面積が大きくなり、対設置面積当たりの処理量の増大を図ることができる。ろ過面積の増大により、ろ過継続時間が延長でき、必要とする設置面積が縮小できる。固液分離を行なって一定時間経過後、もしくは、別途検知したろ過差圧により、ろ材層の目詰まりを検知したときには、ろ材洗浄工程に移行する。原液の流入を停止して撹拌機を駆動すると、原液が旋回流動されて、ろ材層を撹拌分散させ、ろ材間に捕捉された微細粒子を分離する。また、ろ材押え板でろ材層を圧密状とする装置にあっては、ろ材押え板を昇降装置で降下させ、ろ材層の強制圧縮を解放して洗浄スペースを確保し、洗浄性を向上させる。
【0015】
次に、ろ材押え板に配設した散気管でエアー撹拌し、或は、撹拌機で機械撹拌を行なう。原液の撹拌により、仕切壁に沿って上昇する原液の旋回流が目詰まりしたろ材層を撹拌流動させて、ろ材間に捕捉した微細粒子を分離させる。ろ材層を撹拌流動させた後、あるいは、引続き撹拌を継続したまま、処理水管に分岐させた逆洗水管を解放し、集水ノズルから洗浄水をろ過室に流入させ、ろ材層から微細粒子を分離して槽底からろ過槽外に抜き出す。通常、逆洗水としては原液を用いればよく、原液の微細粒子の濃度が高く、洗浄が行われない場合にろ過処理水を用いることにより行なう。再び原液を通水してろ材層を形成させ、一定時間捨て水を行なった後、通常のろ過運転を再開すれば、再生されたろ材層から清澄なろ液を取出すことができる。
【0016】
【実施例】
この発明を図面に基づき詳述すると、図1は上向流式ろ過槽であって、密閉状のろ過槽1の内部に、頂壁1aから垂下したスクリーン2がろ過槽1の周壁の近傍内側に垂設してあり、スクリーン2の内側をろ過室4としてある。スクリーン2の下端に仕切壁3が連設してあり、仕切壁3の内側から槽底1bまでを原液室5としてある。スクリーン2と仕切壁3の内部にろ材6…が収納してあり、ろ材6は樹脂性の粒状の発泡ろ材や繊維ろ材からなり、比重が1または1以下としてある。原液室5の槽底1aに流入弁7を有する原液の供給管8が連結してあり、ろ材6の浮力により、あるいは、原液室5に圧入した原液の上昇流によりスクリーン2の内側のろ過室4にろ材層9を形成させる。
【0017】
ろ過槽1に用いるろ材6は、空隙率の大きい繊維ろ材が特にろ材として適するものであり、繊維ろ材は、空隙率が確保され長時間の運転が可能となり、単位ろ材が大きいので流失の恐れもない。繊維ろ材として、ろ過槽に比重が0.7〜1.0で3〜50mm□の複合繊維を融着したろ材6を使用している。なお、繊維ろ材は角型のろ材でなくてもよく、繊維ろ材は円筒状、球状、あるいは、筒状であってもよいものである。また、ろ材6は粒状のろ材でも使用が可能であり、比重が0.05で粒径が0.5〜2.0mmφの発泡ポリスチレンで構成した粒状の発泡ろ材を使用すれば、空隙率は少なくなるが、ろ過室4に流入する原液のゆるやかな上昇流でろ材層9が形成される。
【0018】
ろ過槽1の槽底1aと仕切壁3との間に間隔を設け、ろ材6…が通過しない程度の大きさの開口を有する通水板10を張設してあり、ろ過槽1の周壁1cと仕切壁3の間に原液の流入流路11を形成してある。ろ過槽1の底部から流入した原液は、ろ材層9の下面に向って上昇する。同時に、ろ過槽1の流入流路11からスクリーン2の内部のろ材層9の側面に流入させる。なお、図2に示すように、仕切壁3をろ過槽1の槽底まで延設し、原液の供給管8を槽底1bの原液室5と流水流路4に設けてもよいものである。ろ過槽1の頂壁1aの中央部から集水ノズル12が垂下してあり、集水ノズル12をろ過室4のろ材層9中に埋設させてある。
【0019】
図1に示すように、ろ材層9中に埋設する集水ノズル12は円筒状に形成してあり、ろ材層9のろ過面から均等に集水することができる。図2に示すように、集水ノズル12を円錐台形としてもよく、円錐台形の集水ノズル12aはろ材6…が集水ノズル12aの回りに容易にろ過層9を形成し、ろ過層9にムラが生じることがない。また、図2に示すように、集水ノズル12aの下端に閉止筒体13を連設し、積層したろ材層9の下方に突出させれば、ろ材層9を形成するろ材6の圧縮ムラが防止できる。なお、閉止筒体13は、図1の円筒状の集水ノズル12に設けてもよいものである。ろ材層9中に埋設する集水ノズル12、12aの開口も、ろ材6が流出しない程度の大きさとしてある。集水ノズル12、12aはろ過槽1の外部に抜出す処理水管14に連結してあり、処理水管14に処理水弁15が設けてある。
【0020】
ろ材層9のろ層厚みは、ろ材層9の側面のスクリーン2及びろ材層9の下面のろ過面から集水ノズル12までの距離を100〜500mmとしてある。原液の性状によりろ材層9の表層で捕捉できなかった微細粒子でも、圧密状のろ材層の内部で捕捉させることができる。ろ過室4に流入した原液は、原液中に含まれる微細粒子をろ過層9で捕捉して、分離したろ液をろ材層9に埋設した集水ノズル12、12aから処理水管14に抜出す。ろ材層9の側面と下面に微細粒子を捕捉させるので、ろ過面積が大きくなり、対設置面積当たりの処理量の増大を図ることができる。ろ過室4に洗浄水を供給する逆洗水管16が処理水管14に連結してあり、逆洗水管16に逆止弁17が配設してある。
【0021】
図1に示す実施例では、原液室5の槽底1aに撹拌機18が立設してあり、撹拌機18に駆動機19が連動連結してある。微細粒子を捕捉したろ材層9が目詰まりした時に、原液の供給管8に設けた流入弁7を閉止して、撹拌機18を回転させて原液室5の原液を撹拌する。原液は撹拌されて仕切壁3に沿って上昇し、原液の旋回流が発生する。原液の旋回流が目詰まりしたろ材層9を撹拌流動させて、ろ材6、6間に捕捉した微細粒子を分離させる。原液室5の槽底1aにろ材流出防止管20が立設してあり、排水弁22を有する排水管21に連結してある。ろ材層9が目詰まりした時に、撹拌機18の回転を継続したまま、集水ノズル12、12aから逆洗水をろ過室5に流入させて、ろ材を洗浄する。原液室5と流入流路11に流入した洗浄排水に含まれる微細粒子を、ろ材流出防止管20から排水管21に排出させる。ろ材6…は槽底に集積されるので、立設したろ材流出防止管20からろ材6…が排出することがない。通常、逆洗水としては原液を用いればよく、原液の微細粒子の濃度が高く、洗浄が行われない場合にろ過処理水を用いることにより行なう。
【0022】
図3は上向流式ろ過槽の他の実施例であって、ろ過槽1の槽底1bと仕切壁3の下端の間に間隙を設けた仕切壁3にろ材押え板23が上下動可能に支架してある。ろ過槽1の槽底1bの中央部にエアーシリンダー24が立設してあり、エアーシリンダー24の作動杆25が支持リブ26でろ材押え板23に連結してある。頂壁1aから垂下したスクリーン2と仕切壁3の内部に、ろ材押え板23の上下動により容積が可変なろ過室27が形成してある。図3に示すように、エアーシリンダー24の作動杆25を伸長して、ろ材押え板23を仕切壁3に沿って上昇させ、ろ過室27に分散するろ材6…を押上げてろ過室27にろ過層29を形成させる。スクリーン2は金属ろ材のウエッジワイヤー、金網あるいは、エキスパンドメタルとしてあり、ろ材層29の圧縮や重量に耐える材質としてある。
【0023】
ろ材押え板23もろ材6…が通過しない程度の開口の多孔板で構成してあり、ろ材層29の圧縮に耐えるウエッジワイヤー、金網あるいは、エキスパンドメタルとしてある。ろ材層29の側面のスクリーン2とろ材層29の底面のろ材押え板23をろ過面としてあり、ろ過面積が大きくなり、対設置面積当たりの処理量の増大を図ることができる。ろ材層29が目詰まりした時には、図4に示すように、ろ材押え板23を降下させてろ材層29の強制圧縮を解放し、仕切壁3の内側のろ過室27に洗浄空間を形成させる。ろ材押え板23を降下させた時のろ過室27のスペースは、圧縮時のろ材層40〜60%に対し、液層を60〜40%としてある。洗浄はろ材層29の強制圧縮を解放して行なうので、洗浄スペースを確保することができ、ろ材6、6間隔が広がり、洗浄性が向上する。ろ過槽1がスクリーン2の内側のろ過室27と、仕切壁3下方の原液室28に完全二重構造とすることで、洗浄時のろ材の漏出が防止できる。
【0024】
ろ過室27に収納するろ材6は、弾力性と復元性のある球状あるいは繊維ろ材とすれば、エアーシリンダー24の作動杆25を伸長してろ材層29の圧縮の程度が調節可能となり、様々な原液への対応が行なえる。原液の性状の変化に対応して、一定の処理水を得ることができ、粗ろ過から清澄ろ過まで対応可能となる。ろ材押え板23を上昇させてろ材層29を形成させる圧縮圧力を、0.0〜2.0Kg/cm2としたもので、ろ材層29の圧縮により1〜5μm程度の清澄ろ過が可能となる。なお、ろ過室27に収納するろ材6は、比重が1または1以下の樹脂性の粒状ろ材や繊維ろ材、あるいは、比重が1以上の圧縮性のある樹脂性のろ材が好ましいが、圧縮性のないゼオライト、アンスラサイトあるいは砂などの比重の大きい粒状ろ材としても、ろ材押え板23を上昇させれば、図3に示すように、ろ材層29が形成されて清澄ろ過が可能となる。
【0025】
図4及び図5に示す実施例では、ろ材押え板23の上面に散気管30が配設してあり、散気管30に伸縮自在な空気供給管31が連結してある。ろ材押え板23を降下させて圧縮空気を供給すれば、ろ材6…が循環流動してろ材洗浄が可能となる。洗浄時に圧縮空気を利用すれば、ろ材の劣化、摩耗が少なくなる。
図6は撹拌装置の他の実施例であって、原液室28の槽底1bに撹拌機18が配設してあり、駆動機19に連結してある。ろ材押え板23を降下させてろ過室27に洗浄空間を形成し、撹拌機18を回転させると、原液が撹拌され、多孔板のろ材押え板23を通過した旋回流が仕切壁3に沿って上昇する。原液の旋回流が目詰まりしたろ材層29を撹拌流動させて、ろ材6、6間に捕捉した微細粒子を分離させ、ろ材6…が凝結しても、圧縮解放時のろ層ブリッジを強制撹拌により解消できる。
【0026】
図7は散気管を設けた撹拌装置の他の実施例であって、ろ過槽1の槽底1b中央部から頂壁1aを貫通して駆動軸32が立設してあり、駆動軸32にエアーシリンダー33が外装してある。エアーシリンダー33は駆動軸32に摺動自在に、かつ回動不能に外装してあり、エアーシリンダー33の上端部がろ材押え板44に支持リブで35に止着してある。ろ材押え板44の上昇は、図7に示すように、エアーシリンダー33の上室33aに圧縮空気を供給し、下室33bの空気を排気すれば、ろ材押え板44が上昇してろ材6…を圧縮し、ろ材層29を形成する。ろ材押え板44の降下は、図8に示すように、エアーシリンダー33の下室33bに圧縮空気を供給し、上室33aの空気を排気すれば、ろ材押え板44を下降してろ材6…の圧縮を解放する。
【0027】
図7及び図8に示すように、ろ過槽1の槽底1bを貫通した駆動軸32の下端に、正逆転可能な揺動モーター34が連動連結してあり、ろ材押え板44を回動できるようにしてある。図8に示すように、駆動軸32に配設した検知杆37に一対の近接スイッチ等の検知器38が対設してある。揺動モーター34を作動して駆動軸32の回転位置を検知して、ろ材押え板44を所定角度回転させる。散気管30に連結した空気供給管31aを曲回させて、ろ材押え板44に配設した散気管30を回転させながら圧縮空気を噴射して、原液を揺動させてろ材6…を撹拌洗浄させる。
【0028】
図7及び図8に示すように、ろ過槽1の頂部1aに設けた集水ノズル39が駆動軸32に支架してあり、集水ノズル39の外周に撹拌羽根40が止着してある。揺動モーター34を作動してろ材押え板44を所定角度回転させ、散気管30で空気洗浄を行ないながら、同時に撹拌羽根40でろ材層29を撹拌させてもよいもので、機械撹拌とエアー撹拌が同時に行なわれ、ろ材洗浄が良好に行われる。図9は撹拌装置の他の実施例であって、回転可能なろ材押え板44に撹拌棒41を立設してあり、集水ノズル39の撹拌羽根40と組合せて、ろ過室27の上下からろ材層29を撹拌してもよいものである。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る上向流式ろ過装置は、ろ過面積が大きくなり、対設置面積当たりの処理量の増大を図ることができる。そして、様々な原液への対応を可能とし、一定の処理水を得ることができる。即ち、従来の浮上ろ材を用いたろ過装置は、原液の性状の変化に対応できなかった。また、大規模なろ過装置を製作する場合、ろ過槽の直径を大きくする必要があり、設置スペースの関係で問題があったものであるが、この発明にあっては、密閉状のろ過槽にスクリーンとその下端に仕切壁を垂設して、スクリーンの内部にろ材層を形成したので、ろ材層の周面と下面がろ過面となり、ろ過面積が大きくなり、対設置面積当たりの処理量の増大を図ることができる。
【0030】
ろ過槽の頂部中央部からろ材層に埋設した集水ノズルを、円筒状としたので、ろ材層の周面から均等に集水することができる。また、集水ノズルは、円錐台形状の集水ノズルとすれば、ろ材が集水ノズルの回りに容易にろ過層を形成し、ろ過層にムラが生じることがないものである。この集水ノズルの下端に閉止筒体を連設し、積層したろ材層の下方に突出させれば、ろ材層を形成するろ材の圧縮ムラが防止できる。そして、ろ過槽の槽底に撹拌機と排水管を連結したろ材流出防止管を立設してもよく、強制的に機械撹拌によりろ材層から微細粒子を分離させることができる。洗浄排水の排出時にも立設したろ材流出防止管から排出することがない。
【0031】
スクリーンに連設した仕切壁に昇降自在なろ材押え板を配設すれば、ろ過槽が完全二重構造となり、洗浄時のろ材の漏出がない。ろ材押え板はろ過槽の槽底に立設したエアーシリンダーで昇降させるので、ろ材層の圧縮圧を調整して、様々な原液への対応が可能となり、粗ろ過から清澄ろ過まで対応可能となる。原液の性状の変化に対応して、一定の処理水を得ることができる。また、正逆転可能な揺動モーターを連動連結した駆動軸にろ材押え板を止着して、エアーシリンダーを昇降自在としたので、ろ過層の圧縮程度の調整とろ材洗浄が容易となる。
【0032】
ろ過槽を完全二重構造とした昇降自在なろ材押え板を多孔板で構成したので、ろ材層の底部と周面がろ過面となり、ろ過面積が大きくなりろ過継続時間が延長でき、必要とする設置面積も縮小できる。ろ材押え板に設けるろ材の撹拌装置は、空気撹拌によりろ材層を循環流動させれば、ろ材の劣化、摩耗が少なくなる。そして、ろ過槽に立設した駆動軸に、撹拌羽根を配設した集水ノズルを連結すれば、ろ材層の内側から機械撹拌が行なわれ、ろ材が凝結しても、圧縮解放時のろ層ブリッジを解消できる。また、ろ材の撹拌は、回転可能なろ材押え板に撹拌棒を立設してもよく、ろ材押え板を回転させればろ材層が撹拌できる。ろ材押え板を回転可能とすれば、機械撹拌と空気撹拌を組合せることも可能となる。なお、ろ材押え板の下方の原液室に撹拌機を設置してもよく、ろ材層を強制撹拌させることができ、ろ材洗浄が良好に行われる。
【0033】
ろ材層を形成させるスクリーンは、金属ろ材のウエッジワイヤー、金網あるいは、エキスパンドメタルとしたので、ろ材層の圧縮に耐えるものである。機械撹拌させるろ過槽にあっては、スクリーンと集水ノズルをウエッジワイヤーで構成し、ウエッジワイヤーのスリットを円輪状に配設すれば、スクリーンの内周面に沿って洗浄水が流動し、スリット内に詰った夾雑物を洗い流すことができる。撹拌旋回流に沿ってろ材が流動するので、ろ材の損耗が防止できる。なお、集水ノズルをろ過膜としてもよく、2段階ろ過による精密ろ過が可能となる。
【0034】
ろ過槽に収納するろ材は比重を1または1以下としたもので、原液の上向流でろ材層を形成することができる。ろ材押え板を昇降自在としたろ過装置にあっては、ろ材の比重を1以上としても、ろ材押え板を上昇させれば、ろ材層を形成させることができる。特に、ろ材は弾力性と復元性のある球状あるいは繊維ろ材とすれば、ろ材層の圧縮程度を調節することで、粗ろ過から清澄ろ過まで対応可能となる。ろ材押え板を降下させれば、ろ材層の圧縮が解除され、ろ材の復元力が得られる。好ましくは、ろ材層を形成させるろ材押え板の圧縮圧力を、0.0〜2.0Kg/cm2とすれば、ろ層の圧縮により1〜5μm程度の清澄ろ過が可能となる。ろ材層のろ層厚みは、全てのろ過面から集水ノズルまでの距離を、100〜500mmとしたので、原液の性状によりろ材層の表層で捕捉できなかった微細粒子でも、圧密状のろ材層の内部で捕捉させることができる。そして、ろ材押え板を降下させたろ過室のスペースは、ろ材層の厚みを40〜60%とした時に、洗浄スペースの液層を60〜40%としたので、ろ材の洗浄は強制圧縮を解放して行なうので、洗浄スペースを確保することができ、ろ材間隔が広がり、洗浄性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る上向流式ろ過機の縦断面図である。
【図2】同じく、他の実施例の上向流式ろ過機の縦断面図である。
【図3】同じく、ろ材押え板でろ材層を形成した他の実施例の上向流式ろ過機の縦断面図である。
【図4】同じく、ろ材押え板を降下させて洗浄スペースを設けた上向流式ろ過機の縦断面図である。
【図5】図4のA−A切断面のろ材押え板の縦断面図である。
【図6】同じく、撹拌装置を設けた他の実施例の上向流式ろ過機の縦断面図である。
【図7】同じく、ろ材押え板を回転可能とした上向流式ろ過機の縦断面図である。
【図8】同じく、回転可能なろ材押え板を降下させた上向流式ろ過機の縦断面図である。
【図9】同じく、ろ材押え板に撹拌装置を設けた他の実施例の上向流式ろ過機の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ろ過槽
1a 頂部
1b 槽底
1c 周壁
2 スクリーン
3 仕切壁
6 ろ材
9、29 ろ材層
12、12a、39 集水ノズル
13 閉止筒体
18 撹拌機
20 ろ材流出防止管
21 排水管
23、44 ろ材押え板
24、33 エアーシリンダー
25 作動杆
27 ろ過室
28 原液室
30 散気管
32 駆動軸
34 揺動モーター
40 撹拌羽根
41 撹拌棒

Claims (23)

  1. 密閉状のろ過槽(1)にろ材(6…)を収納し、ろ過槽(1)の槽底(1b)から供給した原液を、ろ材層(9、29)で固液分離を行なって、ろ過槽(1)の頂部(1a)からろ液を取出すろ過装置において、ろ過槽(1)の周壁(1c)の内側にスクリーン(2)を垂設し、スクリーン(2)の下端に仕切壁(3)を連設すると共に、スクリーン(2)の内部にろ材(6…)を収納してろ材層(9、29)を形成し、ろ材層(9、29)に集水ノズル(12、12a、39)を埋設したことを特徴とする上向流式ろ過装置。
  2. 上記集水ノズルをろ過槽(1)の頂部(1a)中央部から垂下させ、円筒状の集水ノズル(12)としたことを特徴とする請求項1項に記載の上向流式ろ過装置。
  3. 上記集水ノズルを円錐台形状の集水ノズル(12a)としたことを特徴とする請求項1または2に記載の上向流式ろ過装置。
  4. 上記集水ノズル(12a)の下端に閉止筒体(13)を連設し、積層したろ材層(9)の下方に突出させたことを特徴とする請求項2または3に記載の上向流式ろ過装置。
  5. 上記ろ過槽(1)の槽底(1b)に撹拌機(18)と排水管(21)を連結したろ材流出防止管(20)を立設したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  6. 上記スクリーン(2)の下端に連設した仕切壁(3)に昇降自在なろ材押え板(23)を配設したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  7. 上記ろ材押え板(23)が、ろ過槽(1)の槽底(1b)に立設したエアーシリンダー(24)の作動杆(25)に連結してあることを特徴とする請求項6に記載の上向流式ろ過装置。
  8. 上記ろ過槽(1)に立設した駆動軸(32)にエアーシリンダー(33)を外装し、エアーシリンダー(33)の上端部をろ材押え板(44)に止着して、ろ材押え板(44)を昇降自在とすると共に、ろ過槽(1)の槽底(1b)を貫通した駆動軸(32)の下端に、正逆転可能な揺動モーター(34)を連動連結したことを特徴とする請求項6に記載の上向流式ろ過装置。
  9. 上記ろ材押え板(23、44)を多孔板で構成して、ろ材層(9、29)の底面もろ過面としたことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  10. 上記ろ材押え板(23、44)の上面に散気管(30)を配設したことを特徴とする請求項6乃至9の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  11. 上記ろ過槽(1)の頂壁(1a)に配設した集水ノズル(39)を駆動軸(32)に連結し、集水ノズル(39)に撹拌羽根(40)を配設したことを特徴とする請求項7乃至10の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  12. 上記回転可能なろ材押え板(44)に撹拌棒(41)を立設したことを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  13. 上記ろ材押え板(23、44)の下方の原液室(28)に撹拌機(18)を設置したことを特徴とする請求項6乃至12の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  14. 上記スクリーン(2)は、ろ材の圧縮に耐えるウエッジワイヤー、金網あるいは、エキスパンドメタルとしたことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  15. 上記ろ過槽(1)の内側に配設したスクリーン(2)をウエッジワイヤーで構成し、ウエッジワイヤーのスリットを円輪状に配設したことを特徴とする請求項5または13に記載の上向流式ろ過装置。
  16. 上記集水ノズル(12、12a、39)をウエッジワイヤーで構成し、ウエッジワイヤーのスリットを円輪状に配設したことを特徴とする請求項5または13に記載の上向流式ろ過装置。
  17. 上記集水ノズル(12、12a、39)をろ過膜としたことを特徴とする請求項1乃至16の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  18. 上記ろ材(6)の比重を1または1以下としたことを特徴とする請求項1乃至17の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  19. 上記ろ材(6)の比重を1以上としたことを特徴とする請求項6乃至17の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  20. 上記ろ材(6)は、弾力性と復元性のある球状あるいは繊維ろ材であることを特徴とする請求項1乃至19の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  21. 上記ろ材層(29)を形成させるろ材押え板(23、44)の圧縮圧力を、0.0〜2.0Kg/cm2としたことを特徴とする請求項6乃至20の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  22. 上記ろ材層(9、29)の全てのろ過面から集水ノズル(12、12a、39)までのろ層厚みを100〜500mmとしたことを特徴とする請求項1乃至21の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
  23. 上記ろ材押え板(23、44)を降下させたろ過室(27)のスペースは、ろ材層(29)の厚みを40〜60%とした時に、洗浄スペースの液層を60〜40%としたことを特徴とする請求項6乃至21の何れか1項に記載の上向流式ろ過装置。
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