JP2003220272A - 球体搬送磨き装置及び球体搬送磨き装置の磨き部材 - Google Patents

球体搬送磨き装置及び球体搬送磨き装置の磨き部材

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JP2003220272A
JP2003220272A JP2002020936A JP2002020936A JP2003220272A JP 2003220272 A JP2003220272 A JP 2003220272A JP 2002020936 A JP2002020936 A JP 2002020936A JP 2002020936 A JP2002020936 A JP 2002020936A JP 2003220272 A JP2003220272 A JP 2003220272A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、例えばパチンコ玉、ゴルフボール
等の球体の表面を磨く装置に適用して、円柱体に磨き部
材を配置し、この円柱体を囲む円筒形状の部材に形成さ
れたガイド溝により球体を搬送する構成の球体搬送磨き
装置において、簡易に磨き部材を交換することができる
ようにする。 【解決手段】本発明は、巻き始め部分を円柱体7に固定
した後、円柱体7の回転方向Bに対応する方向により、
磨き部材6を円柱体7に巻き付け、巻き終りの部分を円
柱体7側に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球体搬送磨き装置
及び球体搬送磨き装置の磨き部材に関し、例えばパチン
コ玉、ゴルフボール等の球体の表面を磨く装置に適用す
ることができる。本発明は、巻き始め部分を円柱体に固
定した後、円柱体の回転方向に対応する方向により、磨
き部材を円柱体に巻き付け、巻き終りの部分を円柱体側
に固定することにより、円柱体に磨き部材を配置し、こ
の円柱体を囲む円筒形状の部材に形成されたガイド溝に
より球体を搬送する構成の球体搬送磨き装置において、
簡易に磨き部材を交換することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の球体搬送磨き装置でなる
パチンコ玉の搬送装置においては、円柱体の外周に形成
したガイド溝により球体をガイドしながら、この円柱体
を囲む磨き部材に球体を押圧して搬送することにより、
球体を搬送しながら効率良く磨く方法が提案されている
(特開平11−114199号公報)。
【0003】すなわちこの方法の場合、回転する円柱体
の側面に螺旋状にガイド溝が形成され、この周囲を囲む
ように磨き部材が配置される。これによりこの方法の場
合、例えば回転する翼の遠心力により球体を搬送しなが
ら磨く方法に比して、各球体の表面を漏れなく確実に磨
くことができる。
【0004】この球体搬送磨き装置においては、円柱体
を囲む部材側にガイド溝を形成し、このガイド溝により
磨き部材をガイドして配置することにより、簡易に磨き
部材を交換可能とする方法が提案されるようになされて
いる(特開平10−43106号公報)。
【0005】これに対して特開平11−47421号公
報においては、同様の構成において、磨き部材とガイド
溝との配置を入れ換えた構成の球体搬送磨き装置が提案
されるようになされている。この球体搬送磨き装置にお
いては、円柱体側にガイド溝を形成する構成に比して、
一段と効率良く球体を搬送することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
磨き部材とガイド溝との配置を入れ換えた構成の球体搬
送磨き装置においても、定期的に磨き部材を交換するこ
とが求められ、これにより簡易に磨き部材を交換できる
ことが求められる。
【0007】しかしながらこの構成の球体搬送磨き装置
においては、周囲をガイド溝の部材により囲まれた円柱
体に巻き付けるように磨き部材を配置しなければならな
いことにより、このような磨き部材の交換が困難なこと
が予測される。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、円柱体に磨き部材を配置し、この円柱体を囲む円筒
形状の部材に形成されたガイド溝により球体を搬送する
構成の球体搬送磨き装置において、簡易に磨き部材を交
換することができる球体搬送磨き装置及び球体搬送磨き
装置の磨き部材を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、円柱形状に内部空間を形
成し、内部空間の内側壁面に、球体をガイドするガイド
溝が螺旋状に形成された柱状体と、内側壁面と同軸状
に、内部空間に配置された円柱体と、円柱体の中心軸を
回転中心にして、柱状体に対して円柱体を回転させる駆
動機構と、円柱体の側面に保持される磨き部材とを備え
た球体搬送磨き装置に適用して、柱状体は、円柱形状の
内部空間の少なくとも一部を露出可能に、内側の断面形
状が略半円弧形状である本体部材に対して、内側の断面
形状が略半円弧形状の取付部材を取り付けて形成され、
磨き部材は、巻き始めの部分と、巻き終りの部分との少
なくとも一部が重なり合うように、円柱体の回転方向に
対応する方向により、円柱体に巻き付けられて保持さ
れ、磨き部材の固定機構により、少なくとも磨き部材の
巻き始めの部分が、円柱体に固定され、巻き終り部分の
固定機構により、磨き部材の巻き終りの部分が、円柱体
側に固定されてなるようにする。
【0010】また請求項2の発明においては、請求項1
の構成において、磨き部材の固定機構は、磨き部材の背
面に形成された突起と、突起が押し込まれる円柱体に形
成された穴であるようにする。
【0011】また請求項3の発明においては、請求項2
の構成において、突起が、重なり合う部分の巻き終り側
を除いて、磨き部材の背面に所定ピッチにより形成さ
れ、穴が、突起に対応して形成されてなるようにする。
【0012】また請求項4の発明においては、請求項
1、請求項2又は請求項3の構成において、巻き終り部
分の固定機構は、重なり合う部分において、巻き始めの
部分に巻き終りの部分を貼り付けるファスナーであるよ
うにする。
【0013】また請求項5の発明においては、請求項
1、請求項2、請求項3又は請求項4の構成において、
駆動機構は、一方向への動力伝達機構を介して、円柱体
を駆動する。
【0014】また請求項6の発明においては、円柱形状
に内部空間を形成し、内部空間の内側壁面に、球体をガ
イドするガイド溝が螺旋状に形成された柱状体と、内側
壁面と同軸状に内部空間に配置された円柱体と、円柱体
の中心軸を回転中心にして、柱状体に対して円柱体を回
転させる駆動機構とを有する球体搬送磨き装置の磨き部
材に適用して、巻き始めの部分と、巻き終りの部分との
少なくとも一部が重なり合うように、円柱体の回転方向
に対応する方向により、円柱体に巻き付けられて保持さ
れ、磨き部材の固定機構により、少なくとも巻き始めの
部分が、円柱体に固定され、所定の巻き終り部分の固定
機構により、巻き終りの部分が、円柱体側に固定される
ようにする。
【0015】また請求項7の発明においては、請求項6
の構成において、重なり合う部分の巻き終り側を除い
て、背面に所定ピッチにより突起が形成され、突起によ
り、磨き部材の固定機構の磨き部材側の機構を形成す
る。
【0016】また請求項8の発明においては、請求項6
又は請求項7の構成において、重なり合う部分に、巻き
始めの部分に巻き終りの部分を貼り付けるファスナーが
配置され、ファスナーにより、巻き終り部分の固定機構
を形成する。
【0017】請求項1の構成によれば、球体搬送磨き装
置に適用して、柱状体は、円柱形状の内部空間の少なく
とも一部を露出可能に、内側の断面形状が略半円弧形状
である本体部材に対して、内側の断面形状が略半円弧形
状の取付部材を取り付けて形成され、磨き部材は、巻き
始めの部分と、巻き終りの部分との少なくとも一部が重
なり合うように、円柱体の回転方向に対応する方向によ
り、円柱体に巻き付けられて保持され、磨き部材の固定
機構により、少なくとも磨き部材の巻き始めの部分が、
円柱体に固定され、所定の巻き終り部分の固定機構によ
り、磨き部材の巻き終りの部分が、円柱体側に固定され
ることにより、磨き部材の固定機構により、磨き部材の
巻き始めの部分を円柱体に固定した後、円柱体を回転さ
せて円柱体に磨き部材を巻き付け、その後、巻き終り部
分の固定機構により、磨き部材の巻き終りの部分を円柱
体側に固定するようにして、磨き部材を配置することが
できる。またこれとは逆の作業等により、磨き部材を取
り外すことができる。これにより簡易な作業により磨き
部材を交換することができる。またこのとき、この磨き
部材の巻き付けが円柱体の回転方向に対応する方向であ
ることにより、使用時、磨き部材の巻き付けを締めつけ
る方向に力を受け、これにより脱落等の事故を有効に回
避することができる。
【0018】また請求項2の構成によれば、請求項1の
構成において、磨き部材の固定機構は、磨き部材の背面
に形成された突起と、突起が押し込まれる穴であること
により、簡易な構成により、巻き始め部分の固定機構を
構成することができる。また単に突起を穴に押し込むだ
けの簡易な作業により巻き始めを固定することができ、
これとは逆に突起を穴から引き出すだけの簡易な作業に
より巻き始めを取り外すことができる。
【0019】また請求項3の構成においては、突起が、
重なり合う部分の巻き終り側を除いて、磨き部材の背面
に所定ピッチにより形成され、穴が、突起に対応して形
成されてなることにより、これら突起及び穴により磨き
部材の上下方向の変位を防止することができる。また円
柱体の何れの部位からでも、磨き部材を巻き付けること
ができ、その分、作業を簡略化することができる。
【0020】また請求項4の構成によれば、巻き終り部
分の固定機構は、重なり合う部分において、巻き始めの
部分に巻き終りの部分を貼り付けるファスナーであるこ
とにより、簡易な構成により巻き終り部分の固定機構を
構成することができる。また単に巻き終りを巻き始めに
押し付けるだけの簡易な作業により巻き終りを固定する
ことができ、また巻き終りを巻き始めから引き剥がすだ
けの簡易な作業により巻き終りを取り外すことができ
る。
【0021】また請求項5の構成によれば、駆動機構
は、一方向への動力伝達機構を介して、円柱体を駆動す
ることにより、手動により円柱体を回転させて磨き部材
を巻き付けることができ、その分、作業の安全性を向上
し、また作業効率を向上することができる。
【0022】これにより請求項6の構成によれば、球体
搬送磨き装置の磨き部材に適用して、円柱体に磨き部材
を配置し、この円柱体を囲む円筒形状の部材に形成され
たガイド溝により球体を搬送する構成の球体搬送磨き装
置においても、簡易に磨き部材を交換することができ
る。
【0023】また請求項7の構成によれば、重なり合う
部分の巻き終り側を除いて、背面に所定ピッチにより突
起が形成され、突起により、磨き部材の固定機構の磨き
部材側の機構を形成することにより、磨き部材の上下方
向、円周方向の変位を防止することができる。また円柱
体の何れの部位からでも、磨き部材を巻き付けることが
でき、その分、作業を簡略化することができる。
【0024】また請求項8の構成によれば、重なり合う
部分に、巻き始めの部分に巻き終りの部分を貼り付ける
ファスナーが配置され、ファスナーにより、巻き終り部
分の固定機構を形成することにより、簡易な構成により
巻き終り部分の固定機構を構成することができ、また単
に巻き終りを巻き始めに押し付けるだけの簡易な作業に
より巻き終りを固定することができ、また巻き終りを巻
き始めから引き剥がすだけの簡易な作業により巻き終り
を取り外すことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0026】(1)実施の形態の構成 図2(A)は、本発明の実施の形態に係るパチンコ玉搬
送磨き装置を示す斜視図である。このパチンコ玉搬送磨
き装置1は、パチンコ台よりアウト玉でなるパチンコ玉
を玉導入部2により導入し、このパチンコ玉を搬送部3
により磨きながら上部に搬送し、上部の玉送り出しユニ
ット4より所定の保管場所に排出する。
【0027】このため玉導入部2は、所定の搬送機構に
より供給されるアウト玉を搬送部3に供給し、搬送部3
は、この玉導入部2より供給されるパチンコ玉を磨きな
がら玉送り出しユニット4に向けて搬送し、玉送り出し
ユニット4は、このパチンコ玉を所定の保管場所に向け
て排出する。
【0028】ここで搬送部3は、内側壁面により円柱形
状の空間を形成し、かつこの内側壁面にパチンコ玉をガ
イドする複数条のガイド溝が螺旋状に形成された柱状体
5と、この柱状体5の内側壁面と同軸状に柱状体5の内
側空間に配置されて、側面に球体を磨く磨き部材6を配
置してなる円柱体7とにより構成され(図2(C)及び
(D))、所定の駆動機構によりこの円柱体7が回転し
てパチンコ玉を磨きながら搬送する。
【0029】このうち柱状体5は、全体が角柱形状によ
り形成され、ベース8に対して垂直に立ち上がるように
保持される。柱状体5は、内部空間の中心軸を含む平面
により全体がほぼ2分割され、この2分割された一方
が、内側の断面形状が略半円弧形状である柱状体本体5
Aにより形成される。また柱状体5は、他方が長手方向
にさらに3分割されて、これら3分割された各部位が、
それぞれ内側の断面形状が略半円弧形状である片開きド
ア5B1〜5B3により構成される。
【0030】これら片開きドア5B1〜5B3は、断面
を取って図3により示すように、柱状体本体5Aに開閉
自在に配置され、これにより搬送部3は、この片開きド
ア5B1〜5B3を開いて柱状体5による円柱形状の内
部空間を露出させることができるようになされ、清掃等
のメンテナンス作業、磨き部材6の交換作業を実施でき
るようになされている。
【0031】これら柱状体本体5A及び片開きドア5B
1〜5B3は、断面コの字形状の金属部材5AA、5B
1A〜5B3Aの内側に、断面がほぼ半円弧形状による
板材5AB、5B1B〜5B3Bを配置して構成され
る。さらにこの断面がほぼ半円弧形状による板材5A
B、5B1B〜5B3Bは、ガイド溝を構成する凹部が
形成された所定形状の板材を略半円弧形状に曲げ加工し
て形成される。これによりこの実施の形態では、ガイド
溝を有してなる搬送部3を簡易に作成できるようになさ
れている。
【0032】かくするにつきこのようにして形成される
ガイド溝5Cは、図4に示すように、パチンコ玉Pをガ
イドでき、かつ円柱体7側にほぼパチンコ玉Pの半分が
露出する深さ及び幅により形成される。具体的には、深
さがほぼパチンコ玉Pの半径程度に設定され、幅がパチ
ンコ玉Pの直径程度に設定される。
【0033】これに対して円柱体7は、このようにガイ
ド溝5Cによりガイドされるパチンコ玉Pを周囲の磨き
部材6が押圧するように、柱状体5の内側壁面に対して
その直径が設定されるようになされている。これにより
搬送部3は、ガイド溝5Cによりガイドされるパチンコ
玉Pを磨き部材6により押圧して円柱体7が回転するこ
とにより、パチンコ玉Pをガイド溝5Cに沿って回転移
動させる。このようにしてパチンコ玉Pを回転移動させ
る場合、パチンコ玉Pにおいては、柱状体5の内側壁面
に沿って円形形状の軌跡を描くように回転しながら、さ
らにガイド溝5Cのガイドにより上方に向かって回転
し、この回転の際に、磨き部材6によりこすられること
になる。これによりこのパチンコ玉搬送磨き装置1にお
いては、パチンコ玉Pの表面を漏れなく磨くことができ
るようになされている。
【0034】このようにしてパチンコ玉Pの表面を磨く
磨き部材6は、例えばシート状の部材の表面に不織布等
を配置して構成され、円柱体7に取り外し可能に配置さ
れる(図2(D)参照)。これによりパチンコ玉搬送磨
き装置1では、磨き部材6を定期的に交換して磨き、搬
送の能力低下を防止できるようになされている。
【0035】また柱状体5は、上端が開口するように形
成され(図2(B)(C)参照)、カバー4Aは、この
開口を覆い隠すように構成される。円柱体7は、ベアリ
ング9Uを介して(図4)、このカバー4Aに上側回転
軸が回転自在に軸支され、この上側端面において、周縁
側より回転軸側が盛り上がるように形成される。これに
対してカバー4Aは、所定方向にパチンコ玉Pを排出す
る開口4Bが形成される。これにより図5に示すよう
に、パチンコ玉搬送磨き装置1は、カバー4Aにより玉
送り出しユニット4を構成し、搬送部3により搬送され
たパチンコ玉Pを開口4Bより排出するようになされて
いる。さらにこの排出の処理において、円柱体7におい
て上側端面の回転軸側が盛り上がるように形成されてい
ることにより、上端側まで搬送したパチンコ玉Pを滞り
なく開口4Bより排出できるようになされている。
【0036】また柱状体5は、図6に示すように、下端
がベース8に保持され、これに対応して円柱体7の下側
回転軸がベース8に回転自在に軸支される。すなわち図
7に搬送部3を途中で切り取って上方より見た断面を示
すように、ベース8は、パチンコ玉搬送磨き装置1を保
持する略箱形状の部材であり、上方より回転軸が内側に
突出するように、この箱形状の上面にモータ10を保持
する。またベース8は、ベアリング9Dを介して円柱体
7の下側回転軸を回転自在に保持する。モータ10は、
このベース8の内側に突出する回転軸にプーリーが配置
され、円柱体7の下側回転軸に配置されたプーリー11
とモータ10に配置されたプーリーとの間にベルト12
が掛け渡される。これによりパチンコ玉搬送磨き装置1
は、モータ10により円柱体7を回転させ、このモータ
10等により搬送部3を駆動する駆動機構を構成するよ
うになされている。なおこの図7においては、搬送部3
の一部部材の記載を省略して示す。
【0037】円柱体7は、このモータ10の駆動力を伝
達するプーリー11の内側に、一方向への動力伝達機構
であるラチェト機構が設けられ、これにより矢印Bによ
り示す方向には、モータ10による駆動を停止した状態
で、手動で回転できるようになされ、これとは逆方向に
は回転できないようになされている。円柱体7は、この
手動で回転できる方向が、パチンコ玉搬送時における回
転方向となるように設定され、これにより後述する操作
により、簡易に磨き部材6を交換できるようになされて
いる。
【0038】柱状体5は、内側の板材5AB、5B1B
〜5B3Bが、外側の部材5AA、5B1A〜5B3A
より下方に突出するように配置され、この突出した部位
に、ガイド溝5Cに対応してガイド溝5Cにパチンコ玉
Pを導く開口5Dが形成される。
【0039】ここでこの実施の形態において、搬送部3
は、18本のガイド溝5Cが形成され、これに対応して
柱状体5の内側の板材5AB、5B1B〜5B3Bにお
いては、ベース8側の端面に18個分、ガイド溝5Cが
露出する。このため板材5AB、5B1B〜5B3B
は、1周に、等間隔で18個の開口5Dが形成され、こ
の開口5Dを介してパチンコ玉Pをそれぞれガイド溝5
Cに導くように形成される。
【0040】ここでこれら開口5Dは、柱状体5の回転
方向に上側が斜めに傾いた平行四辺形形状により構成さ
れ、これによりこの開口5Dに進入して柱状体5の磨き
部材6に当接したパチンコ玉Pをスムーズにガイド溝5
Cに導くようになされている。
【0041】ベース8は、このように開口5Dが作成さ
れてなる柱状体5を間に挟むように、両側にトレイ2A
及び2Bが配置される。ここでこれらトレイ2A及び2
Bは、それぞれパチンコ玉Pを整列させるガイド溝が形
成され、整列したパチンコ玉Pが自重により柱状体5側
に流れるように、全体が斜めに傾くように形成される。
トレイ2A及び2Bは、それぞれ図示しない供給機構に
よりパチンコ玉Pが供給されるようになされている。ベ
ース8は、図7において一点鎖線によりパチンコ玉Pの
流れを示すように、このトレイ2A及び2Bにより整列
されて供給されるパチンコ玉Pをそれぞれ対応する開口
5Dに導くように、パチンコ玉Pの流路が形成される。
これによりトレイ2A及び2Bは、このベース8中の流
路と共に搬送部3にパチンコ玉Pを供給する玉導入部2
を構成するようになされている。
【0042】図1は、円柱体7と磨き部材6との関係を
詳細に示す斜視図である。磨き部材6は、弾性を有する
シート材であるベース材6Aの表面に、不織布等の研磨
シート6Bを配置して構成される。ベース材6Aは、円
柱体7に巻き付けて、巻き始め部分と巻き終りの部分と
が、所定量だけ重なり合う長さにより形成される。これ
に対して研磨シート6Bは、このように円柱体7の周囲
に巻き付けて、巻き終り側より円柱体7を1周する長さ
により形成される。これにより磨き部材6は、このよう
に円柱体7の周囲に巻き付けて、巻き終りの部分と重な
り合う巻き始めの部分においては、ベース材6Aのみに
より形成され、残りの部分においては、ベース材6Aと
研磨シート6Bとが積層されて形成されるようになされ
ている。
【0043】ベース材6Aは、手動で回転できる方向に
円柱体7を回転させて円柱体7に巻き付けた際に、この
ように重なり合う巻き終りの部分を除いて、背面に所定
ピッチにより複数の突起6Cがマトリックス状に配置さ
れる。これに対応して円柱体7の側面に穴7Cが形成さ
れる。これら突起6Cは、先端が丸まった円柱形状によ
り形成され、穴7Cは、それぞれ対応する突起6Cを押
し込むことができるように形成される。これにより磨き
部材6は、図8(A)において矢印Cにより示すよう
に、突起6Cを穴7Cに押し込んで、巻き始めを円柱体
7に保持することができるようになされ、その後、図8
(B)において矢印Dにより示すように手動により円柱
体7を回転させながら、順次、矢印Eにより示すように
突起6Cを穴7Cに押し込むことにより、円柱体7の回
転方向に対応する方向により円柱体7に巻き付けること
ができるようになされている。
【0044】さらに磨き部材6は、このように円柱体7
に巻き付けて重なり合う部分の対向する面に、いわゆる
マジックテープ(株式会社クラレの登録商標)によるフ
ァスナー6D及び6Eが配置される。これにより磨き部
材6は、図8(B)について説明したように、円柱体7
を回転させて円柱体7に巻き付けた後、図8(C)にお
いて、矢印Fにより示すように、ファスナーの一方6D
を他方6Eに押しつけることにより、円柱体7への配置
を完了するようになされている。
【0045】これらにより突起6C及び穴7Cは、少な
くとも磨き部材6の巻き始めの部分を円柱体7に固定す
る磨き部材の固定機構を構成し、併せて磨き部材6の上
下方向、円周方向への変位を防止するストッパーを構成
するのに対し、ファスナー6D及び6Eは、磨き部材6
の巻き始めの部分を介して、磨き部材6の巻き終りの部
分を、円柱体7側に固定する巻き終り部分の固定機構す
るようになされている。
【0046】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、パチンコ台より排出されたアウト
玉であるパチンコ玉Pは(図2、図6及び図7)、パチ
ンコ玉搬送磨き装置1の下部に形成されたトレイ2A及
び2Bにて整列し、それぞれ柱状体5の開口5Dに導か
れる。さらに各開口5Dより柱状体5の内部空間に進入
し、円柱体7の磨き部材6に当接する。パチンコ玉P
は、整列して供給されることにより、このように円柱体
7の磨き部材6にパチンコ玉Pが当接すると、順次続く
パチンコ玉Pが先行するパチンコ玉Pに突き当たって移
動を停止する。
【0047】この状態でパチンコ玉搬送磨き装置1にお
いては、モータ10の駆動によって円柱体7が回転して
いることにより、磨き部材6に当接したパチンコ玉P
が、この円柱体7により開口5Dの上方が斜めに傾いて
いる回転方向に移動するように力を受け、これにより開
口5Dよりガイド溝5Cに導かれて収容される。また続
くパチンコ玉Pが連続するパチンコ玉Pの自重により、
続いて開口5Dに進入し、先のパチンコ玉Pと同様にし
てガイド溝5Cに収容される。これによりパチンコ玉搬
送磨き装置1においては、単にパチンコ玉Pの自重によ
り開口5Dに進入するようにパチンコ玉Pの流路を形成
するだけの簡易な構成により、確実にパチンコ玉を搬送
部3に導くことができ、その分全体構成を簡略化するこ
とができる。
【0048】またこのように回転する側を単に平坦な面
により構成し、固定した側にガイド溝5Cが形成されて
いることにより、先行して開口5Dより柱状体5の内部
空間に進入したパチンコ玉Pを円柱体7の回転によりガ
イド溝5Cに導くだけで、パチンコ玉Pの自重により続
くパチンコ玉Pを開口5Dより柱状体5の内部空間に導
くことができる。これによりこのパチンコ玉搬送磨き装
置1においては、円柱体7の回転速度を必要に応じて変
更して、種々のパチンコ玉Pの搬送速度を変更すること
ができ、その分店舗の規模に柔軟に対応することができ
る。
【0049】このようにしてガイド溝5Cに収容された
パチンコ玉Pは(図2、図3及び図4)、磨き部材6に
よりガイド溝5Cに押圧された状態で、磨き部材6が円
柱体7の回転により移動することにより、磨き部材6の
移動に応じてガイド溝5Cの中を移動することになる。
ここでパチンコ玉搬送磨き装置1では、このガイド溝5
Cが螺旋状に形成されていることにより、パチンコ玉P
は、ガイド溝5Cのガイドにより柱状体5の内側壁面に
沿って円形形状の軌跡を描くように移動しながら、上方
に向かって搬送部3にて搬送される。
【0050】このようして搬送するにつき、パチンコ玉
搬送磨き装置1においては、ガイド溝5Cに沿って連続
し、自重によりガイド溝5Cに沿って下方向に移動しよ
うとするパチンコ玉Pを、この動きに逆らって各パチン
コ玉Pと磨き部材6との摩擦により上方に搬送すること
になる。これによりパチンコ玉搬送磨き装置1において
は、パチンコ玉Pの表面を漏れなく磨くことが可能とな
る。
【0051】このようにしてパチンコ玉Pは(図2及び
図5)、搬送部3の上端まで磨かれながら搬送され、玉
送り出しユニット4より所定の保管場所に排出される。
このようにしてパチンコ玉Pを搬送し、磨くパチンコ玉
搬送磨き装置1においては、磨き部材6に汚れが付着
し、また磨き部材6が磨耗することにより、徐々に磨
き、搬送の能力が低下し、これにより定期的に磨き部材
6を交換することが必要になる。
【0052】この場合、パチンコ玉搬送磨き装置1にお
いては、搬送部3を構成する柱状体5において(図
2)、片開きドア5B1〜5B3をそれぞれ開くことに
より、搬送部3の内部空間が露出する。これにより清掃
等のメンテナンス作業を簡易に実行することができる。
【0053】これに対して磨き部材6を交換する場合に
は、磨き部材を配置する円柱体7と、この円柱体7を囲
むガイド溝5Cとの間の隙間が、パチンコ玉の直径のほ
ぼ1/2の間隔であることにより、このような狭い空間
にて、円柱体7に磨き部材6を巻き付けることが必要に
なる。
【0054】この球体搬送磨き装置1では、これにより
磨き部材6を取り付ける場合には、片開きドア5B1〜
5B3をそれぞれ開いた状態で(図1及び図8)、磨き
部材6の一端に形成された突起6Cを、円柱体7に形成
された穴7Cに押し込むことにより、磨き部材6の一端
が円柱体7に固定される(図8(A))。また手動によ
り円柱体7を回転させながら、順次、突起6Cを、円柱
体7に形成された穴7Cに押し込むことにより、順次円
柱体7に磨き部材6を巻き付け(図8(A))、最後の
巻き終りの部分で、磨き部材を円柱体7に押し付けるこ
とにより、ファスナー6D及び6Eによって、巻き終り
の部分が巻き始めの部分に貼り付き、これにより磨き部
材6の取り付けが完了する。これによりこの球体搬送磨
き装置1では、簡易な作業により磨き部材6を取り付け
ることができるようになされている。
【0055】またこのようにして磨き部材6を取り付け
る際に、円柱体7が一方向にのみ駆動可能な機構である
ラッチ機構を介して駆動力が伝達されることにより、円
柱体7においては、この球体搬送磨き装置1の電源を遮
断して安全を確保した後、片開きドア5B1〜5B3を
開いて、手動により円柱体7を回転させて磨き部材6を
取り付けることができ、これによっても一段と簡易な作
業により、さらには十分に安全性を確保して磨き部材6
を取り付けることができる。
【0056】かくするにつき、このようにして円柱体7
に巻き付けて配置する磨き部材6においては、球体を搬
送する際の円柱体7の回転に対して、この回転と同じ方
向に円柱体7を回転させて巻き付けることにより、実際
に球体を搬送している場合には、この巻き付けを締めつ
ける方向に力を受け、これによりファスナー6D及び6
Eにより、巻き終りの部分を巻き始めの部分に貼り付け
て保持する簡易な保持方法によっても、脱落等の事故を
有効に回避することができる。
【0057】また巻き始めの部分においては、円柱体7
の全周に形成さた各穴7Cに、巻き終り側を除いた磨き
部材6の背面の全面に形成された突起6Cが順次押し込
まれていることにより、このように巻き付けを締めつけ
る方向に力を受けても、さらにはパチンコ玉の搬送に伴
う上下方向の力を受けても、これらの力に抗して全体を
円柱体7に保持することができる。
【0058】これに対して磨き部材6を取り外す場合に
は、同様に、片開きドア5B1〜5B3をそれぞれ開
き、ファスナー6D及び6Eの部分が、片開きドア5B
1〜5B3の側より見て取ることができるように、円柱
体7を回転させる。さらに巻き始めの部分より巻き終り
の部分を引き剥がした後、さらに手動により円柱体7を
回転させながら、巻き始めの部分より順次磨き部材6を
円柱体7から引き剥がし、これにより搬送部3より取り
出すことができる。
【0059】これにより磨き部材6においては、簡易な
作業により取り外すことができ、これらによりこの実施
の形態においては、簡易な作業により磨き部材6を交換
することができるようになされている。
【0060】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、巻き始め部分を円柱体に固定した
後、円柱体の回転方向に対応する方向により、磨き部材
を円柱体に巻き付け、巻き終りの部分を円柱体側に固定
することにより、円柱体に磨き部材を配置し、この円柱
体を囲む円筒形状の部材に形成されたガイド溝により球
体を搬送する構成の球体搬送磨き装置において、簡易に
磨き部材を交換することができる。
【0061】またこのように巻き始め部分を円柱体に固
定する固定機構が、磨き部材の背面に形成された突起
と、この突起が押し込まれる穴であることにより、簡易
な構成で、かつ簡易に磨き部材を交換することができ
る。
【0062】またこのような固定機構を構成する突起
が、重なり合う部分の巻き終り側を除いて、磨き部材の
背面に所定ピッチにより形成され、対向する穴が、突起
に対応して形成されていることにより、磨き部材の上下
方向、円周方向の変位を防止するストッパーを構成する
ことができる。また円柱体の所望の部分より巻き付けを
開始することができ、その分、作業の効率を向上するこ
とができる。
【0063】また巻き終り部分の固定機構が、巻き始め
と巻き終りとの重なり合う部分において、巻き始めの部
分に巻き終りの部分を貼り付けるファスナーであること
により、簡易な構成で、かつ簡易に磨き部材を交換する
ことができる。
【0064】また一方向への動力伝達機構を介して、円
柱体を駆動することにより、手動により円柱体を回転さ
せることができ、これにより簡易に磨き部材を交換する
ことができる。
【0065】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、突起と穴による磨き
部材の固定機構により少なくとも巻き始めを固定すると
共に、スットパーを構成する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、巻き始めを固定する構成とスット
パーとを別構成により形成するようにしてもよい。
【0066】また上述の実施の形態においては、巻き始
めの部分を介して、巻き終りを円柱体側に固定する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば巻き
始めの部分を貫通する突起等により、巻き終りの部分を
円柱体側に直接、固定するようにしてもよい。
【0067】また上述の実施の形態においては、ファス
ナーにより巻き終り部分の固定機構を構成する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば磨き部材
側に設けたフックを巻き始め側に引っかけるようにして
巻き終り部分について、磨き部材の固定機構を構成する
場合等、種々の固定機構を広く適用することができる。
【0068】また上述の実施の形態においては、18本
のガイド溝を形成した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、必要に応じてガイド溝の数を種々に選定
することができる。
【0069】また上述の実施の形態においては、断面コ
の字形状にガイド溝を作成する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えば断面半円弧形状によりガ
イド溝を作成する場合等、種々の形状を広く適用するこ
とができる。因みに、溝の深さ、溝の幅等についても、
パチンコ玉をガイドできる範囲で種々に選定することが
できる。
【0070】また上述の実施の形態においては、シート
状の部材の表面に不織布等を配置して磨き部材6を構成
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例
えば図4との対比により図9に示すように、ブラシを適
用してもよく、必要に応じて種々の部材を広く適用する
ことができる。
【0071】また上述の実施の形態においては、単に磨
き部材によりパチンコ玉を磨く場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えば所定位置にエアー、液体
等の噴出口を設け、これらにより併せて洗浄するように
してもよい。
【0072】さらに上述の実施の形態においては、本発
明をパチンコ玉の搬送磨き装置に適用する場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばゴルフボール
等の、種々の球体搬送磨き装置に広く適用することがで
きる。
【0073】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、巻き始め
部分を円柱体に固定した後、円柱体の回転方向に対応す
る方向により、磨き部材を円柱体に巻き付け、巻き終り
の部分を円柱体側に固定することにより、円柱体に磨き
部材を配置し、この円柱体を囲む円筒形状の部材に形成
されたガイド溝により球体を搬送する構成の球体搬送磨
き装置において、簡易に磨き部材を交換することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ玉搬送磨き
装置において、磨き部材の詳細構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係るパチンコ玉搬送磨き
装置を示す斜視図である。
【図3】図2のパチンコ玉搬送磨き装置において、片開
きドアを開いた状態を示す断面図である。
【図4】図2のパチンコ玉搬送磨き装置の搬送部を示す
断面図である。
【図5】図2のパチンコ玉搬送磨き装置の玉送り出しユ
ニットを詳細に示す断面図である。
【図6】図2のパチンコ玉搬送磨き装置の底部を詳細に
示す断面図である。
【図7】図2のパチンコ玉搬送磨き装置の底部を詳細に
示す平面図である。
【図8】図1の磨き部材の配置の説明に供する斜視図で
ある。
【図9】図4との対比により他の実施の形態に係るパチ
ンコ玉搬送磨き装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1……パチンコ玉搬送磨き装置、2……玉導入部、3…
…搬送部、4……玉送り出しユニット、5……柱状体、
5C……ガイド溝、5D……開口、6……磨き部材、6
C……突起、6D、6E……ファスナー、7……円柱
体、7C……穴、8……ベース、P……パチンコ玉

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱形状に内部空間を形成し、前記内部空
    間の内側壁面に、球体をガイドするガイド溝が螺旋状に
    形成された柱状体と、 前記内側壁面と同軸状に、前記内部空間に配置された円
    柱体と、 前記円柱体の中心軸を回転中心にして、前記柱状体に対
    して前記円柱体を回転させる駆動機構と、 前記円柱体の側面に保持される磨き部材とを備えた球体
    搬送磨き装置において、 前記柱状体は、 前記円柱形状の内部空間の少なくとも一部を露出可能
    に、内側の断面形状が略半円弧形状である本体部材に対
    して、内側の断面形状が略半円弧形状の取付部材を取り
    付けて形成され、 前記磨き部材は、 巻き始めの部分と、巻き終りの部分との少なくとも一部
    が重なり合うように、前記円柱体の回転方向に対応する
    方向により、前記円柱体に巻き付けられて保持され、 磨き部材の固定機構により、少なくとも前記磨き部材の
    巻き始めの部分が、前記円柱体に固定され、 巻き終り部分の固定機構により、前記磨き部材の巻き終
    りの部分が、前記円柱体側に固定されたことを特徴とす
    る球体搬送磨き装置。
  2. 【請求項2】前記磨き部材の固定機構は、 前記磨き部材の背面に形成された突起と、前記突起が押
    し込まれる前記円柱体に形成された穴であることを特徴
    とする請求項1に記載の球体搬送磨き装置。
  3. 【請求項3】前記突起が、 前記重なり合う部分の巻き終り側を除いて、前記磨き部
    材の背面に所定ピッチにより形成され、 前記穴が、 前記突起に対応して形成されたことを特徴とする請求項
    2に記載の球体搬送磨き装置。
  4. 【請求項4】前記巻き終り部分の固定機構は、 前記重なり合う部分において、前記巻き始めの部分に前
    記巻き終りの部分を貼り付けるファスナーであることを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の球
    体搬送磨き装置。
  5. 【請求項5】前記駆動機構は、 一方向への動力伝達機構を介して、前記円柱体を駆動す
    ることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は
    請求項4に記載の球体搬送磨き装置。
  6. 【請求項6】円柱形状に内部空間を形成し、前記内部空
    間の内側壁面に、球体をガイドするガイド溝が螺旋状に
    形成された柱状体と、 前記内側壁面と同軸状に、前記内部空間に配置された円
    柱体と、 前記円柱体の中心軸を回転中心にして、前記柱状体に対
    して前記円柱体を回転させる駆動機構とを有する球体搬
    送磨き装置の磨き部材において、 巻き始めの部分と、巻き終りの部分との少なくとも一部
    が重なり合うように、前記円柱体の回転方向に対応する
    方向により、前記円柱体に巻き付けられて保持され、 磨き部材の固定機構により、少なくとも前記巻き始めの
    部分が、前記円柱体に固定され、 巻き終り部分の固定機構により、前記巻き終りの部分
    が、前記円柱体側に固定されることを特徴とする球体搬
    送磨き装置の磨き部材。
  7. 【請求項7】前記重なり合う部分の巻き終り側を除い
    て、背面に所定ピッチにより突起が形成され、 前記突起により、前記磨き部材の固定機構の磨き部材側
    の機構を形成することを特徴とする請求項6に記載の球
    体搬送磨き装置の磨き部材。
  8. 【請求項8】前記重なり合う部分に、前記巻き始めの部
    分に前記巻き終りの部分を貼り付けるファスナーが配置
    され、 前記ファスナーにより、前記巻き終り部分の固定機構を
    形成することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載
    の球体搬送磨き装置の磨き部材。
JP2002020936A 2002-01-30 2002-01-30 球体搬送磨き装置及び球体搬送磨き装置の磨き部材 Pending JP2003220272A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006238995A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kita Denshi Corp 球体清浄化装置及びこの球体清浄化装置を備える遊技機
KR101743745B1 (ko) * 2015-09-14 2017-06-05 이창우 퍼즐 보관용 조립 블록 구조의 보관 케이스

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