JP2003220052A - 被検者における血中酸素濃度の遠隔監視方法及びその遠隔監視システム - Google Patents

被検者における血中酸素濃度の遠隔監視方法及びその遠隔監視システム

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JP2003220052A
JP2003220052A JP2002020755A JP2002020755A JP2003220052A JP 2003220052 A JP2003220052 A JP 2003220052A JP 2002020755 A JP2002020755 A JP 2002020755A JP 2002020755 A JP2002020755 A JP 2002020755A JP 2003220052 A JP2003220052 A JP 2003220052A
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blood oxygen
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oximeter
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Junichi Ninomiya
淳一 二宮
Shoichi Nakamura
正一 中村
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ACP Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体の血中酸素濃度遠隔監視通信システムに
おいて、被検者に対する血中酸素濃度の測定の自由度、
及び血中酸素濃度を測定する被検者での行動の自由度を
得る。 【解決手段】 オキシメータ1が被検者の血中酸素濃度
情報を測定し、室内無線中継装置2に被検者の識別符号
IDを付加して無線送信する。室内無線中継装置2でリ
レー送信されてきた血中酸素濃度情報及び被検者識別符
号を施設内監視装置3が無線受信する。施設内監視装置
3は、受信した血中酸素濃度情報が閾値を越えている場
合に、周囲に警報を発し、かつ、通信を通じてオキシメ
ータ1による被検者の監視側に通信を通じて通報する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の動脈血中
の血中酸素濃度情報を遠隔監視する方法及びその遠隔監
視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検者、例えば、病人、高齢者又
は幼児等の動脈血血中酸素濃度(SaO2)を間欠的又
は連続的に測定して、その状態(例えば、病人の病状)
を把握するオキシメータが知られている。このオキシメ
ータは、動脈血の脈動で生じる組織透過光や組織反射光
を測定している。組織透過光の測定では、血液の脈動分
の減光度を二つの光波長によって測定し、この二つの減
光度の比を求めて血中酸素濃度に換算している。このよ
うなオキシメータは、近赤外分光法(NIRS)や定常
光法(CWS)などによる観測が知られている。
【0003】組織透過光の測定装置では、例えば、人の
指先に装着するセンサ部と、このセンサ部にワイヤード
接続された測定本体部を有している。センサ部には、波
長が異なる光照射を交互に行う発光素子が設けられ、さ
らに、この発光素子からの透過光を受光する受光素子が
配置されている。そして、測定本体部では、受光素子で
変換された二つの透過光/電気変換信号から雑音成分な
どを除去して、その血中酸素濃度を算出している(例え
ば、特開平10−201743号「オキシメーター」公
報例)。
【0004】このようなオキシメータは、センサを人の
生体(例えば、指先)に装着するためセンサ部と測定本
体部とを離間した構成とすることができ難い。これはワ
イヤード接続部の微弱信号である透過光/電気変換信号
に周囲の放射雑音が重畳して信号/雑音(S/N)比が
劣化し、その正確な血中酸素濃度の検出が困難になるた
めである。
【0005】このため、被検者の身体などにオキシメー
タを配置し、その血中酸素濃度を検出して固体メモリな
どに記憶し、その記憶データを他の装置で取り込んで観
測するなどの面倒な測定が必要になる。あるいは、血中
酸素濃度を測定記録する装置の近くに被検者を移動させ
たり、又はこの逆に被検者の近くに血中酸素濃度を測定
記録する装置を移動させたりする必要がある。換言すれ
ば、被検者に対する血中酸素濃度測定時に動作、行動の
自由度が得られない。
【0006】また、センサを人の生体部位(例えば、指
先や足、腕などの動脈が存在する位置)に装着する必要
がある。このため、指先や足、腕などの使用が制限され
てしまう。例えば、病人ではない正常な人や異常が発生
しそうな人の緊急発生時(例えば、老人や幼児の就寝中
のうつ伏せ状態への変化による酸欠状態)の監視には適
用でき難い。換言すれば、血中酸素濃度を測定する被検
者の行動の自由度が得られない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
では、被検者に対する血中酸素濃度の測定の自由度、及
び血中酸素濃度を測定する被検者の行動の自由度が得ら
れないという欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、被検者に対する血中酸素濃
度を測定する側の自由度、及び血中酸素濃度を測定され
る被検者の行動の自由度が得られる、被検者における血
中酸素濃度の遠隔監視方法及びその遠隔監視システムの
提供を目的とする。
【0009】さらに、本発明は、正確に被検者の身体状
態を把握するとともに、幼児うつ伏せ寝、呼吸器官の疾
患を有する病人の等の予期せぬ酸欠状態を迅速確実に防
止する等の多様な監視体制の構築が可能になり、多様か
つより正確な被検者の正常状態又は異常状態を把握でき
る、被検者における血中酸素濃度の遠隔監視の方法及び
その監視システムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の被験者における血中酸素濃度の監視方法
は、被検者の血中酸素濃度を測定するステップと、前記
測定された血中酸素濃度情報を被検者の識別符号ととも
に、被検者に装着された装置から無線転送するステップ
と、前記無線転送された血中酸素濃度情報を受信し、こ
の血中酸素濃度を閾値と比較して監視を行うステップ
と、この比較で血中酸素濃度情報が閾値を越えている場
合に被検者の識別符号又は被検者名を通信によって通報
するステップとを有することを特徴としている。
【0011】本発明の上記方法では、測定した被検者の
血中酸素濃度情報を、微弱電波や有線通信網を通じて、
建物内や遠隔地の測定記録装置に転送して、被検者の血
中酸素濃度の監視が行われる。
【0012】従って、例えば、被検者の血中酸素濃度を
測定するために、測定記録装置まで移動させたりする必
要が無くなる。また、この逆に血中酸素濃度を測定する
ために、測定記録装置を被験者の近くまで移動させたり
する必要が無くなる。これにより、被検者に対する血中
酸素濃度を測定する側の自由度、及び血中酸素濃度を測
定する被検者での行動の自由度が得られる。
【0013】また、本発明の方法は、前記血中酸素濃度
が閾値を越えている場合に、周囲に画面表示及び/又は
音表示を含む警告を発することを特徴としている。
【0014】さらに、本発明の方法は、前記被検者の識
別情報又は被検者名の報知として、血中酸素濃度の測定
管理側装置に通信を通じて通知することを特徴としてい
る。
【0015】また、本発明の方法は、前記閾値が、被検
者ごとに測定された血中酸素濃度情報を記録し、この記
録した血中酸素濃度の最低値を含む所定値であることを
特徴としている。
【0016】さらに、本発明の方法は、前記血中酸素濃
度を閾値と比較する監視が、呼吸器官の疾患を有する個
々の被験者のために予め設定された閾値、若しくは乳幼
児の就寝のために予め設定された閾値との監視であるこ
とを特徴とする。これにより、被検者ごとに異なる、よ
り正確な閾値が設定できるようになって、老人又は病人
の状態の正確な把握が可能になり、さらに、幼児のうつ
伏せ就寝や予期せぬ状態における鼻や口の塞ぎなどを迅
速確実に防止できるようになる。
【0017】本発明の方法は、前記被検者の識別符号又
は被検者名の報知が、被検者が位置する施設内も装置へ
の通信による報知、又は被検者が位置する施設外の施設
における装置への通信による報知であることを特徴とし
ている。
【0018】上記した本発明では、被検者が位置する施
設内の装置や、施設外の施設内の装置への通信による報
知が可能になって、多様な監視体制を構築できるように
なる。
【0019】本発明の方法は、前記測定された血中酸素
濃度に心電図データを付加して無線転送することを特徴
としている。
【0020】この発明では、血中酸素濃度に心電図デー
タを付加して監視できるようになり、多様かつより正確
な被検者の正常状態又は異常状態を把握できる監視が可
能になる。
【0021】本発明の方法は、前記無線転送が、被検体
に悪影響を与えないとする微弱電波による送信、又は無
線公衆回線網への送信であることを特徴としている。
【0022】本発明の被験者における血中酸素濃度遠隔
監視システムは、被検者の血中酸素濃度情報を測定する
血中酸素濃度測定手段と、前記血中酸素濃度測定手段に
併設され、当該血中酸素濃度測定手段において測定され
た血中酸素濃度情報を無線送信する無線通信手段と、前
記無線通信手段から無線送信された血中酸素濃度情報を
受信し、この血中酸素濃度情報が閾値を越えている場合
に、通信を通じて警告を送信する監視通報手段とを備え
ることを特徴としている。
【0023】本発明の監視システムは、前記無線通信手
段が送信した血中酸素濃度情報を受信し、かつ、監視通
報手段に転送するための中継装置をさらに備えることを
特徴としている。
【0024】本発明の監視システムは、前記血中酸素濃
度測定手段及び無線通信手段の電源としての電池及び、
この電池の残量を監視する残量監視部を有し、この残量
監視部が電池の残量低下を認識した際に、残量低下情報
を、前記無線通信手段を通じて前記監視通報手段に通知
し、この前記監視通報手段が前記電池の残量低下を前記
被検者側の装置に通信を通じて通知することを特徴とし
ている。
【0025】本発明の監視システムは、前記血中酸素濃
度測定手段及び無線通信手段が、前記被検者の眼鏡を含
む装着物に配置されるとともに、この装着物における前
記血中酸素濃度測定手段を、動脈を有する部位上に位置
させることを特徴としている。
【0026】前記血中酸素濃度測定手段及び無線通信手
段は、水中でも測定可能に防水加工され、さらに、前記
血中酸素濃度測定手段と測定部位との間に水の進入を防
ぐ防水手段を有するとともに、前記血中酸素濃度測定手
段及び無線通信手段を動脈を有する部位上に位置させる
ことを特徴とする。又、水と同じ屈折率を有する液体が
予め発光部、受光部に封入された前記血中酸素濃度測定
手段を動脈を有する部位上に位置させることを特徴とし
ている。
【0027】本発明の監視システムは、好ましい形態と
して、前記無線通信手段に、当該血中酸素濃度測定手段
の動作停止又は動作開始を行うための制御部を備え、こ
の制御部が、前記監視通報手段から受け取った動作停止
又は動作開始の指示情報に基づいた制御を実行すること
を特徴としている。
【0028】上記した本発明の監視システムでは、前記
した方法の発明と同様に、被検者に対する血中酸素濃度
の測定の自由度とともに、血中酸素濃度を測定する被検
者での行動の自由度が得られる。
【0029】本発明の監視システム用プログラムは、被
検者の血中酸素濃度情報を測定する制御と、前記測定さ
れた血中酸素濃度情報を被検者の識別符号とともに、被
検者に装着された装置から無線転送する制御と、前記無
線転送された血中酸素濃度情報を受信し、この血中酸素
濃度を閾値と比較して監視を行う制御と、この比較で血
中酸素濃度情報が閾値を越えている場合に被検者の識別
符号又は被検者名を通信によって報知する制御との制御
を実質的なコンピュータが実行することを特徴としてい
る。
【0030】本発明の上記プログラムでは、本発明を情
報記録媒体、例えば、パッケーソフトウェア又は通信網
を通じたダウンロード/インストールによって提供可能
になり、この発明の汎用性が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の被検者における血
中酸素濃度の監視方法及びその監視システムの実施形態
の詳細を図面を参照しつつ説明する。
【0032】まず、本発明の第1実施形態の構成及び基
本動作について説明する。
【0033】図1は、本発明の第1実施形態における全
体構成を示すブロック図である。図1において、この第
1実施形態は、被験者における血中酸素濃度遠隔監視通
信システムの全体構成であり、被検者が携帯するオキシ
メータ1(血中酸素濃度測定手段及び無線通信手段)
と、このオキシメータ1での測定値(動脈血血中酸素濃
度/SaO2)をリレー送信するために天井などに配置
される室内無線中継装置2が設けられ、さらに、この例
においては、被検者を収容している施設内に配置される
施設内監視装置3(請求項における測定記録手段に対応
する)が設けられている。
【0034】オキシメータ1は、動脈血血中酸素濃度
(適宜、測定値と記載)を無線微弱電波で、被検者の状
態に応じて一定時間ごとに間欠発信し、又は測定値が得
られるごとに発信(連続)する。室内無線中継装置2
は、オキシメータ1からの測定値を無線微弱電波で受信
して、ワイヤード接続又は無線微弱電波で中継送信(リ
レー送信)する。
【0035】施設内監視装置3は、被検者を収容してい
る施設(例えば、老人ホーム、保育所)内に配置されて
複数のオキシメータ1(複数の被検者)からの測定値
を、被検者それぞれの識別符号(ID)ごとに観測記録
する。
【0036】図2は、オキシメータ1の電気的構成を示
すブロック図である。図2において、オキシメータ1
は、被検者の動脈Mに異なる波長光を照射し、その反射
光を受光する発光素子11、12及び受光素子14とを
有し、さらに、発光素子11、12の発光を駆動する発
光駆動回路15、16と、受光素子14からの信号を電
流/電圧変換する受光電流/電圧変換回路17が設けら
れている。
【0037】また、このオキシメータ1には、受光電流
/電圧変換回路17からの測定値信号をデジタル化する
A/D変換器18とともに、雑音成分除去などを行う処
理回路19、及び測定値(動脈血血中酸素濃度)に被検
者の識別符号(ID)を付加して微弱電波で無線送信す
る無線送信部20が設けられている。さらに、このオキ
シメータ1には、CPU、プログラム(請求項における
プログラムに対応する)を格納したROM、被検者の識
別符号を格納したワーキングRAMなどからなるマイク
ロコンピュータ21及び、電池Eが設けられている。
【0038】無線送信部20は、医療機器や生体への悪
影響が生じない送信電力である微弱電波によって送信す
る。例えば、ブルーツース(Bluetooth)方式が適用さ
れる。
【0039】また、マイクロコンピュータ21は、図示
しない外部入力操作装置から被検者の識別符号を格納
し、かつ、発光駆動回路15、16の駆動制御と、処理
回路19での測定値から動脈血血中酸素濃度を、サンプ
リングレートごとに算出する。さらに、マイクロコンピ
ュータ21は電池Eの残容量を、例えば、電圧降下値な
どで検出して所定残容量以下になった場合に、被検者の
識別符号とともに施設内監視装置3に報知する制御を実
行し、さらに、施設内監視装置3からの測定停止/開始
などのコマンドを受け取って、コマンドに対応する制御
を実行している。
【0040】なお、このオキシメータ1は、発光素子1
1、12及び受光素子14を、並行状態に配置して、被
検者の動脈の異なる波長を識別し、その反射光を受光す
る構成としているが、他の構成でも良い。例えば、発光
素子からの発光を被検者の指などに照射し、その透過光
を受光する構成としても良い。
【0041】さらに、このオキシメータ1は、各部を一
体的に構成(一つの筐体内に収容)しているが、部分的
に分離して被検者が同時に携帯する構成でも良い。例え
ば反射光を受光する発光素子11、12及び受光素子1
4と、発光素子11、12の発光を駆動する発光駆動回
路15、16とを検出器として構成し、A/D変換器1
8、処理回路19、無線送信部20、マイクロコンピュ
ータ21及び、電池Eをオキシメータ本体として構成す
る。
【0042】このオキシメータ1は、測定部位からの反
射光を受光して測定値を観察するが、光は水に進入する
時に屈折する。測定時に、装着したオキシメータ1と被
検者の測定部位との間に水があると光は屈折して正確な
反射光が得られない。オキシメータ1を装着した被検者
が入浴などで測定部位を水中に浸す場合でも測定を可能
にするため、オキシメータ1は防水加工がされている。
さらに、オキシメータ1と、オキシメータ1と測定部位
の間に水が浸入しないように防水手段(例えば、オキシ
メータ1の測定部位と当接する部位に防水可能な粘着テ
ープ等で形成した接着部を設けて水が浸入しないように
オキシメータ1を測定部位に貼り付ける。)を有してい
る。また、他の形態として、オキシメータ1と測定部位
の間に水が浸入しても測定可能なように、オキシメータ
1内の発光部及び受光部には、水と同じ屈折率を有する
液体が予め封入され、発光及び受光における光の屈折を
制御して正確な光の発光及び受光を可能にしている。こ
のように被検者は、血中酸素濃度に変化が発生する入浴
中であっても測定を続けることが出来る。
【0043】図3は、室内無線中継装置2の概略の電気
的構成を説明するためのブロック図である。図3におい
て、この室内無線中継装置2は、無線送受信部30、3
2及びインタフェース(I/F)部31が設けられてい
る。
【0044】無線送受信部30は、オキシメータ1から
の微弱電波を受信し、施設内監視装置3からの測定停止
/開始などのコマンド(請求項における動作停止又は動
作開始の指示情報に対応する)をリレー送信する。この
無線送受信部30は、例えば、ブルーツース(Bluetoot
h)方式が適用される。
【0045】無線送受信部32は、施設内監視装置3へ
オキシメータ1からの測定値や識別符号及び電圧降下の
データ(これらをまとめて、適宜、「オキシメータ情
報」と記載)を送信し、また、施設内監視装置3からの
測定停止/開始などのコマンドを受信する。無線送受信
部32は、例えば、ブルーツース(Bluetooth)方式に
よる無線送受信や、施設内専用の構内PHS(Personal
Handyphone System)電話システムなどが適用される。
I/F部31は、無線送受信部30、32間のデータの
やり取りを処理する。
【0046】図4は、施設内監視装置3の概略の電気的
構成を説明するためのブロック図である。図4におい
て、施設内監視装置3は、室内無線中継装置2との無線
送受信を行う無線送受信部40とともに、送受信データ
のインタフェース処理を行うI/F部41を有し、さら
に、コンピュータ42とモニタ装置43及び入力操作装
置44とを有している。
【0047】コンピュータ42(モニタ装置43、入力
操作装置44)は、受信したオキシメータ情報を処理し
て、測定値(動脈血血中酸素濃度)を被検者ごとに記録
かつ監視(例えば、異常値での報知)し、さらに、オキ
シメータ情報における電池Eの残容量を監視する。ま
た、コンピュータ42は、オキシメータ1に測定停止/
開始などのコマンドを発信するとともに、マイクロコン
ピュータ(図示せず)に格納しているプログラム(請求
項におけるプログラムに対応する)を実行して、この実
施形態における処理行っている。
【0048】ここで、本発明の第1実施形態の全体動作
について説明する。
【0049】図5は、第1実施形態の動作のフロー・シ
ーケンス図である。図1乃至5において、ここでは被検
者の動脈血血中酸素濃度を施設内監視装置3が連続的又
は間欠的(特定の時刻間)に監視している。被検者は、
例えば、呼吸困難が予測される老人や病人などである。
この老人や病人の様態を、動脈血血中酸素濃度を通じて
監視している。また、被検者としては、幼児があり、こ
の幼児の就寝中における「うつ伏せ状態」や、口、鼻へ
の予期しない物による「ふさぎ発生」による酸欠防止の
ために動脈血血中酸素濃度を監視している。
【0050】この老人や病人、幼児などに、図1に示す
ように、その腕の動脈の部位上に図2に示すオキシメー
タ1の発光素子11、12及び受光素子14が位置する
ように、例えば、バンドなどで取り付ける。
【0051】オキシメータ1は、マイクロコンピュータ
21が処理部19と連動して被検者の動脈血血中酸素濃
度を算出し、その測定値を被検者の識別符号とともに室
内無線中継装置2に無線送信する(図5中のステップS
a)。
【0052】室内無線中継装置2は、オキシメータ1か
らのオキシメータ情報(測定値)を施設内監視装置3に
無線送信する。施設内監視装置3は、室内無線中継装置
2からリレー送信されてきたオキシメータ情報(測定
値)を受信して(ステップS1)、データベース(D/
B)装置(図示せず)などに被検者ごとの識別符号に対
応して記録する(ステップS2)。
【0053】施設内監視装置3のコンピュータ42は、
被検者ごとの動脈血血中酸素濃度をモニタ装置43に画
面表示するとともに、予め判明している動脈血血中酸素
濃度(測定値)の標準値や、被検者ごとの記録(履歴)
から求めた「閾値」と比較する(ステップS3)。この
閾値は、被検者ごとに測定された血中酸素濃度情報を、
D/B装置に記録しており、この記録している血中酸素
濃度の最低値を含む所定値を「閾値」とすることによっ
て、被検者ごとに異なる、より正確な閾値を設定できる
ようになる。
【0054】そして、測定値が、閾値を越えた場合に、
被検者に異常が発生しているものとしてモニタ装置43
に警報画面表示を行い、さらに、音声装置(図示せず)
から警報の音出力(報知)する(ステップS4)。そし
て、オキシメータ1の管理者に、測定値が、閾値を越え
たことを電話装置(図示せず)や電子メールなどで緊急
送信する(ステップS5)。この緊急送信を受信したオ
キシメータ1側の管理者が対応処置をとる(ステップS
b)。
【0055】この対応処置としては、呼吸困難が予測さ
れる老人や病人の様態を、動脈血血中酸素濃度を通じて
監視し、看護人に処置内容を指示する、又は医師の派遣
の要請ができるようにする。さらに、幼児の就寝中にお
ける「うつ伏せ状態」や、口、鼻への予期しない物によ
る「ふさぎ発生」による酸欠防止が監視でき、保護者、
看護人等に「ふさぎ発生」状態の除去処置を指示するこ
とができる。
【0056】施設内監視装置3は、測定停止/開始など
のコマンドをオキシメータ1に送信する(ステップS
6)。オキシメータ1は、室内無線中継装置2を通じた
施設内監視装置3からの測定停止/開始などのコマンド
を受け取って、その対応処理(制御)を実行する(ステ
ップSc、Sd)。これは、例えば、被検者が非診察中
や、幼児の就寝中のみに測定を行うように、その測定停
止/開始を行うためである。
【0057】さらに、オキシメータ1は、電池Eの残容
量が少なくなると、残容量低下を、室内無線中継装置2
を通じて施設内監視装置3に送信する(ステップSe、
Sf)。この電池Eの残容量低下の情報を受け取った施
設内監視装置3は、その電池Eの残容量低下をオキシメ
ータ1の管理者に電話装置(図示せず)や電子メールな
どで緊急送信する(ステップS7)。この緊急送信を受
信したオキシメータ1側の管理者が対応処置をとる(ス
テップSg)。
【0058】次に、第2実施形態について説明する。こ
の第2実施形態では、前記した第1実施形態の施設内監
視装置3が、被検者と同一の建物などに配置されている
のに対して、遠隔地で集中監視を行っている。例えば、
多数の施設(例えば、老人ホーム、保育所)からの被検
者ごとの測定値を遠隔地で集中監視するものである。
【0059】図6は、第2実施形態における遠隔監視の
要部構成を示すブロック図である。図6において、この
第2実施形態は、室内無線中継装置2Aとともに、遠隔
監視装置3Aが設けられている。さらに、この室内無線
中継装置2Aと遠隔監視装置3Aとの間が、無線公衆回
線網50(セル基地局51)及び有線公衆回線網52で
接続されている。
【0060】室内無線中継装置2Aは、第1実施形態と
同様の無線送受信部30、I/F部31とともに、無線
公衆回線網50(セル基地局51)と無線接続する公衆
無線送受信部32aが設けられている。また、遠隔監視
装置3Aには、有線公衆回線網52に接続される回線接
続装置(図示せず)が設けられている。この他の構成は
第1実施形態と同様である。
【0061】無線公衆回線網50(セル基地局51)及
び公衆無線送受信部32aは、例えば、PHS方式やP
DC(Personal Digital Cellular Telecommunication
System)方式で実現される。遠隔監視装置3Aの回線接
続装置(図示せず)は、例えば、ネットワーク通信制御
装置(NCU)、デジタル終端装置(DSU)及びター
ミナルアダプタ(TA)で実現される。
【0062】この第2実施形態では、より遠隔地の病院
などの遠隔監視装置3Aにおいて、多数の施設(例え
ば、老人ホーム、保育所)からの被検者ごとの測定値を
集中監視できるようになる。
【0063】さらに、第3実施形態について説明する。
図7は、第3実施形態の構成を示すブロック図である。
図7において、第3実施形態は、被検者のオキシメータ
情報(測定値)を被検者のオキシメータ1から直接、無
線公衆回線網50(セル基地局51)に送信している。
このためオキシメータ1とともに、被検者の胸ポケット
に挿入配置した公衆無線用の携帯端末(例えば、PHS
データ端末)60を設けている。被検者のオキシメータ
情報(測定値)を被検者のオキシメータ1から公衆無線
用の携帯端末(例えば、PHSデータ端末)60に送信
し、公衆無線用の携帯端末60から、無線公衆回線網5
0(セル基地局51)に送信している。この他の構成
は、図6に示す第2実施形態と同様である。この構成に
よれば、被検者は、動脈血血中酸素濃度の測定中であっ
ても病院等の施設を離れ外出することができる。
【0064】図8は、第3実施形態の携帯端末60の構
成例を示すブロック図である。図8において、この例
は、無線公衆回線網50のセル基地局51と無線回線接
続するための無線送受信部61とともに、無線接続処理
部62を備え、さらに、コーデック(符号化、復号化)
部63と、音声通話用のマイクロホン64及びスピーカ
65を備えている。また、この携帯端末60は、この端
末の各部を制御するマイクロコンピュータ66ととも
に、外部装置(オキシメータ1)を接続するI/F部6
7と、表示装置68と入力操作装置69が設けられてい
る。
【0065】無線接続処理部62は、例えば、多重化処
理(TDMA、TDMA/TDD、CDMA)や復調/
変調を処理している。
【0066】なお、この装置の動作は、TDMA方式、
TDMA/TDD方式、CDMA方式として既知であ
り、その説明は省略する。
【0067】次に、第4実施形態について説明する。図
9は、第4実施形態の要部構成を示すブロック図であ
る。図9において、この第4実施形態では、オキシメー
タ情報とともに被検者の心電図データを送信している。
オキシメータ1の無線送信部20に(図2参照)、心電
図計70からの心電図データを出力している。無線送信
部20での動脈血血中酸素濃度と心電図データとの合成
は、例えば、時分割多重(TDMA)方式などを適用で
きる。
【0068】心電図計70は、少なくとも3個の電極を
被検者の皮膚に接触して心電図データなどの生体情報を
出力する既知の構成である。
【0069】この第4実施形態では、第1実施形態の施
設内監視装置3(遠隔監視装置3A)で被検者の動脈血
血中酸素濃度とともに心電図データが監視できるように
なって、さらに、被検者の状態を正確に確認できるよう
になる。
【0070】なお、この実施形態では、施設内監視装置
3、遠隔監視装置3Aが、閾値と転送されてきた測定値
と比較して、被検者の正常状態又は異常状態を判定して
いるが、この判定を、オキシメータ1のマイクロコンピ
ュータ21で行うようにしても良い。この構成では、こ
の判定の結果を発光素子で表示(点灯又は非点灯)し、
また、判定の結果をオキシメータ情報に付加してオキシ
メータ1から施設内監視装置3、遠隔監視装置3Aに転
送する。
【0071】この場合の、発光素子での被検者の正常又
は異常の表示(点灯又は非点灯)では、被検者の周囲
で、特に被検者の異常発生を容易に知ることができるよ
うになる。また、判定の結果をオキシメータ情報に付加
して施設内監視装置3、遠隔監視装置3Aに転送する場
合、施設内監視装置3、遠隔監視装置3A側で、閾値と
の比較の前に、被検者ごとの経歴(測定値)との正確な
比較は出来ないものの、仮の警報報知が可能になって、
より迅速な監視が出来るようになる。
【0072】また、この実施形態では、オキシメータ
1、施設内監視装置3、3Aのマイクロコンピュータ
が、プログラムを実行している例をもって説明したが、
同様な機能を備えたデジタルシグナルプロセッサでも、
前記した実施形態の制御が可能である。このような変更
例は当業者にとって容易に創達できる設計的な事項であ
り、本発明に含まれる。
【0073】第3実施形態で示したような携帯端末60
とオキシメータ1との組合せの構成で使用すれば、被検
者は、動脈血血中酸素濃度の測定において、病院等の施
設内に留まる必要は無く自由に行動することが可能とな
る。さらに、本発明の第1実施形態の説明において、オ
キシメータ1は、被検者の腕に装着しているが(図1に
示す)、被検者の動脈が位置する部位であれば、どの様
な位置(部位上)にオキシメータ1を配置しても良い。
たとえば、身体に装着する種々の装着物にオキシメータ
1を配置して、その装着物を身体に装着して測定可能と
することで活動の自由度を増大することができる。
【0074】ここで、第1実施形態乃至第4実施形態に
おいて説明したオキシメータ1を、装着物に配置した装
着物の外観構成例を示し説明する。
【0075】図10は、オキシメータ1を眼鏡77の
「柄」に配置した外観構成例を説明するための斜視図で
ある。図10に示す例では、オキシメータ1を眼鏡77
の「柄」に配置して、被検者の「こめかみ」部位の動脈
から血血中酸素濃度を測定できるようにしている。被検
者は、眼鏡77をかけるだけでオキシメータ1が装着で
きるためオキシメータ1を意識することなく自由に行動
できる。
【0076】図11は、オキシメータ1をブレスレット
71に配置した身体装着例を示す外観構成例を説明する
ための斜視図である。図11に示す例では、オキシメー
タ1をブレスレット71に配置して、被検者の手首部位
の動脈から血血中酸素濃度を測定できるようにしてい
る。ブレスレット71は、手首の動脈とオキシメータ1
が接する部位だけが固定されている。
【0077】図12は、オキシメータ1をリストバンド
又はIDバンド(医療施設内外において患者を特定する
ため患者IDコードを表示するもの)の72に配置した
身体装着例を示す外観構成例を説明するための斜視図で
ある。図12に示す例では、オキシメータ1をリストバ
ンド又はIDバンド72に配置して、被検者の腕部位の
動脈から血血中酸素濃度を測定できるようにしている。
リストバンド又はIDバンド72の動脈と接する部位に
オキシメータ1を配置している。被検者は、オキシメー
タ1を装着していることを意識することなく行動が自由
にできる。
【0078】図13は、オキシメータ1を補聴器73に
配置した身体装着例を示す外観構成例を説明するための
斜視図である。図13に示す例では、オキシメータ1を
補聴器73に配置して、被検者の耳の後方部位の頚動脈
から血血中酸素濃度を測定できるようにしている。補聴
器73を耳に固定する支持部にオキシメータ1を配置し
ている。被検者は、補聴器73をかけているだけの意識
で行動でき従来から補聴器装着者にとっては違和感が無
く装着できる。
【0079】図14は、オキシメータ1をネックレス7
4に配置した身体装着例を示す外観構成例を説明するた
めの斜視図である。図14に示す例では、オキシメータ
1をネックレス74に配置して、被検者の首部位の動脈
から血血中酸素濃度を測定できるようにしている。ネッ
クレス74と首部位の動脈が接する部位にオキシメータ
1を配置している。室外で行動する際にも違和感はな
い。
【0080】図15は、オキシメータ1をマフラー75
に配置した身体装着例を示す外観構成例を説明するため
の斜視図である。図15に示す例では、オキシメータ1
をマフラー75に配置して、被検者の首部位の動脈から
血血中酸素濃度を測定できるようにしている。マフラー
75と首部位の動脈が接する部位にオキシメータ1を配
置している。
【0081】図16は、オキシメータ1を下着76に配
置した身体装着例を示す外観構成例を説明するための斜
視図である。図16に示す例では、オキシメータ1を下
着76に配置して、被検者の胸部位の動脈から血血中酸
素濃度を測定する、又は心電計70を下着76の心臓に
対向する部位に配置して心電図も測定できるようにして
いる。下着76に配置するオキシメータ1の位置は、
腕、首周り部位等所定の位置であれば良い。また、1個
だけでなく複数個配置しても良い。
【0082】この他に、上記と同様な装着物(例えば、
被検者識別符号(ID)バンド、帽子等)にオキシメー
タ1を配置するように構成することも出来る。また、各
種の装着物(例えば眼鏡とブレスレットとネックレスな
ど)を身体の複数部位に取り付け血血中酸素濃度の測定
部位を増やすことも可能である。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の被験者における血中酸素濃度の監視システムによれ
ば、測定した被検者の血中酸素濃度情報を、微弱電波や
有線通信網を通じて、建物内や遠隔地に転送して、被検
者の監視を行っている。
【0084】この結果、被検者に対する血中酸素濃度を
測定する側の自由度、及び血中酸素濃度を測定する被検
者での行動の自由度が得られるという効果を有してい
る。
【0085】さらに、本発明の監視システムによれば、
被検者ごとに異なる、より正確な閾値が設定される。こ
の結果、老人又は病人の正確な状態の把握が可能にな
り、さらに、幼児のうつ伏せ就寝や予期せぬ物による鼻
や口の塞ぎなどの酸欠状態を監視して迅速確実に事故を
防止できるようになるという効果を有している。
【0086】また、本発明の監視システムにおいては、
被検者が位置する施設内の装置や、施設外の施設内の装
置への通信による報知が行われる。この結果、多様な監
視体制を構築できるようになるという効果を有してい
る。
【0087】さらに、本発明の監視システムによれば、
血中酸素濃度に心電図データなどの生体情報を付加して
監視している。この結果、多様かつより正確な被検者の
正常状態又は異常状態を把握できる監視が可能になると
いう効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の被験者における血中酸素濃度監視シ
ステムの第1実施形態における全体構成を示すブロック
図である。
【図2】 第1実施形態におけるオキシメータの電気的
構成を示すブロック図である。
【図3】 第1実施形態における室内無線中継装置の電
気的構成を説明するためのブロック図である。
【図4】 第1実施形態における施設内監視装置の電気
的構成を説明するためのブロック図である。
【図5】 第1実施形態の動作のフロー・シーケンス図
である。
【図6】 第2実施形態における遠隔監視の要部構成を
示すブロック図である。
【図7】 第3実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 第3実施形態の携帯端末の構成例を示すブロ
ック図である。
【図9】 第4実施形態の要部構成を示すブロック図で
ある。
【図10】 オキシメータを装着した装着物(眼鏡)の
外観構成例を説明するための斜視図である。
【図11】 オキシメータを装着した装着物(ブレスレ
ット)の外観構成例を説明するための斜視図である。
【図12】 オキシメータを装着した装着物(リストバ
ンド又はIDバンド)の外観構成例を説明するための斜
視図である。
【図13】 オキシメータを装着した装着物(補聴器)
の外観構成例を説明するための斜視図である。
【図14】 オキシメータを装着した装着物(ネックレ
ス)の外観構成例を説明するための斜視図である。
【図15】 オキシメータを装着した装着物(マフラ
ー)の外観構成例を説明するための斜視図である。
【図16】 オキシメータを装着した装着物(下着)の
外観構成例を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 オキシメータ 2 室内無線中継装置 2A 室内無線中継装置 3 施設内監視装置 3A 遠隔監視装置 21 マイクロコンピュータ 42 コンピュータ 43 モニタ装置 60 携帯端末 70 心電図計 E 電池E
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 21/27 A61B 5/14 310 H04M 11/00 301 5/04 310M Fターム(参考) 2G059 AA01 AA06 EE01 EE02 EE11 GG10 KK01 MM02 MM05 MM09 MM10 PP04 PP06 4C027 AA02 BB05 CC00 GG16 HH06 JJ03 KK03 4C038 KK01 KL05 KL07 KM00 KM01 KX01 KX02 KX04 KY03 5K101 KK13 LL12 MM07 NN01 PP04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者の血中酸素濃度を測定するステッ
    プと、 前記測定された血中酸素濃度情報を被検者の識別符号と
    ともに、被検者に装着された装置から無線転送するステ
    ップと、 前記無線転送された血中酸素濃度情報を受信し、この血
    中酸素濃度を閾値と比較して監視を行うステップと、 この比較で血中酸素濃度情報が閾値を越えている場合に
    被検者の識別符号又は被検者名を通信によって通報する
    ステップと、 を有することを特徴とする、被検者における血中酸素濃
    度の遠隔監視方法。
  2. 【請求項2】 前記血中酸素濃度が閾値を越えている場
    合に、周囲に画面表示及び/又は音表示を含む警告を発
    することを特徴とする、請求項1記載の被検者における
    血中酸素濃度の遠隔監視方法。
  3. 【請求項3】 前記被検者の識別情報又は被検者名の報
    知として、 血中酸素濃度の測定管理側装置に通信を通じて通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の被検者における血中酸
    素濃度の遠隔監視方法。
  4. 【請求項4】 前記閾値が、 被検者ごとに測定された血中酸素濃度情報を記録し、こ
    の記録した血中酸素濃度の最低値を含む所定値であるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の被検者における血中酸
    素濃度の遠隔監視方法。
  5. 【請求項5】 前記血中酸素濃度を閾値と比較する監視
    が、 呼吸器官の疾患を有する個々の被験者のために予め設定
    された閾値、若しくは乳幼児の就寝のために予め設定さ
    れた閾値との監視であることを特徴とする請求項1記載
    の被検者における血中酸素濃度の遠隔監視方法。
  6. 【請求項6】 前記被検者の識別符号又は被検者名の報
    知が、 被検者が位置する施設内の装置への通信による報知、又
    は被検者が位置する施設外の施設における装置への通信
    による報知であることを特徴とする請求項1記載の被検
    者における血中酸素濃度の遠隔監視方法。
  7. 【請求項7】 前記測定された血中酸素濃度に、心電図
    データを付加して無線転送することを特徴とする請求項
    1記載の被検者における血中酸素濃度の遠隔監視方法。
  8. 【請求項8】 前記無線転送が、 被検体に悪影響を与えないとする微弱電波による送信、
    又は無線公衆回線網への送信であることを特徴とする請
    求項1記載の被検者における血中酸素濃度の遠隔監視方
    法。
  9. 【請求項9】 被検者の血中酸素濃度情報を測定する血
    中酸素濃度測定手段と、 前記血中酸素濃度測定手段に併設され、当該血中酸素濃
    度測定手段において測定された血中酸素濃度情報を無線
    送信する無線通信手段と、 前記無線通信手段から無線送信された血中酸素濃度情報
    を受信し、この血中酸素濃度情報が閾値を越えている場
    合に、通信を通じて警告を送信する監視通報手段と、 を備えることを特徴とする被験者の血中酸素濃度遠隔監
    視システム。
  10. 【請求項10】 前記無線通信手段が送信した血中酸素
    濃度情報を受信し、かつ、前記監視通報手段に転送する
    ための中継装置をさらに備えることを特徴とする請求項
    9記載の血中酸素濃度遠隔監視通信システム。
  11. 【請求項11】 前記血中酸素濃度測定手段及び無線通
    信手段の電源としての電池及び、この電池の残量を監視
    する残量監視部を有し、 この残量監視部が電池の残量低下を認識した際に、残量
    低下情報を、前記無線通信手段を通じて前記監視通報手
    段に通知し、 この前記監視通報手段が前記電池の残量低下を前記被検
    者側の装置に通信を通じて通知することを特徴とする請
    求項9記載の被験者の血中酸素濃度遠隔監視システム。
  12. 【請求項12】 前記血中酸素濃度測定手段及び無線通
    信手段が、 前記被検者の眼鏡を含む装着物に配置されるとともに、 この装着物における前記血中酸素濃度測定手段を動脈を
    有する部位上に位置させることを特徴とする請求項9記
    載の被験者の血中酸素濃度遠隔監視システム。
  13. 【請求項13】 前記血中酸素濃度測定手段及び無線通
    信手段は、水中で測定可能に防水加工され、さらに、前
    記血中酸素濃度測定手段と測定部位との間に水の進入を
    防ぐ防水手段を有するとともに、前記血中酸素濃度測定
    手段及び無線通信手段を動脈を有する部位上に位置させ
    ることを特徴とする請求項12記載の被験者の血中酸素
    濃度遠隔監視システム。
  14. 【請求項14】 前記防水加工された前記血中酸素濃度
    測定手段及び無線通信手段は、水中で測定可能に水と同
    じ屈折率を有する液体が予め発光部、受光部に封入さ
    れ、前記血中酸素濃度測定手段及び無線通信手段を動脈
    を有する部位上に位置させることを特徴とする請求項1
    2記載の被験者の血中酸素濃度遠隔監視システム。
  15. 【請求項15】 前記無線通信手段に、 当該血中酸素濃度測定手段の動作停止又は動作開始を行
    うための制御部を備え、 この制御部が、前記監視通報手段から受け取った動作停
    止又は動作開始の指示情報に基づいた制御を実行するこ
    とを特徴とする請求項9記載の被験者の血中酸素濃度遠
    隔監視システム。
  16. 【請求項16】 被検者の血中酸素濃度情報を測定する
    制御と、 前記測定された血中酸素濃度情報を被検者の識別符号と
    ともに、被検者に装着された装置から無線転送する制御
    と、 前記無線転送された血中酸素濃度情報を受信し、この血
    中酸素濃度を閾値と比較して監視を行う制御と、 この比較で血中酸素濃度情報が閾値を越えている場合に
    被検者の識別符号又は被検者名を通信によって報知する
    制御と、 を実質的なコンピュータが実行することを特徴とする被
    験者の血中酸素濃度遠隔監視のためのプログラム。
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