JP7020820B2 - パルスオキシメータ - Google Patents

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Description

本発明は、パルスオキシメータに関する。
パルスオキシメータは、被検者の経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2:以下、単に動脈血酸素飽和度と表記する)を算出する装置の一例である。具体的には、動脈血酸素飽和度に対応して血液の吸光係数の比が異なる複数の波長の光が、当該被検者の生体組織に照射される。そして、当該生体組織を透過または反射した各波長の光量が検出される。各波長の光量は、当該被検者の動脈血の拍動に伴って変化する。したがって、拍動に起因する各波長の光量の経時変化が、脈波信号として取得される。各波長に係る脈波信号の振幅は、当該波長に係る減光度変化量に対応する。動脈血酸素飽和度は、各波長に係る減光度変化量の比に基づいて算出される。このようなパルスオキシメータは、例えば特許文献1に開示されている。
特許4196209号公報
一般に、静脈血には拍動がないと言われている。しかしながら、光が照射される被検者の組織には動脈血が流れる毛細血管と静脈血が流れる毛細血管が混在している領域がある。換言すると、当該領域においては酸素飽和度が比較的高い血液と酸素飽和度が比較的低い血液が混在している。算出される動脈血酸素飽和度の値は、当該領域の毛細血管を流れる静脈血の影響を受けることを免れない。動脈血酸素飽和度の算出精度を高めるために、組織を圧迫して静脈血を除去することによって当該静脈血の影響を低減する措置が行なわれることもある。
本発明は、パルスオキシメータによる動脈血酸素飽和度の算出精度を高めることを目的とする。
上記の目的を達成するための一態様は、パルスオキシメータであって、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、
を備えており、
前記命令が前記プロセッサにより実行されると、
被検者の組織を透過または反射した第一波長を有する第一の光の強度に対応する第一信号を取得し、
前記組織を透過または反射した第二波長を有する第二の光の強度に対応する第二信号を取得し、
動脈血酸素飽和度の仮定値を設定し、
前記仮定値に対応する動脈血成分信号と静脈血成分信号を前記第一信号と前記第二信号から取得し、
前記動脈血成分信号と前記静脈血成分信号の位相差に対応する指標値を取得し、
前記仮定値の変更に応じた前記指標値の変化に基づいて、前記動脈血酸素飽和度を算出する。
従来のパルスオキシメータは、取得された第一信号と第二信号(いわゆる観測信号)から直接的に動脈血酸素飽和度を算出している。しかしながら、前述のように、算出される動脈血酸素飽和度の値は、プローブが装着される組織の毛細血管を流れる静脈血の影響を受けることを免れない。すなわち、観測信号は、位相差を有する動脈血成分信号と静脈血成分信号を含んでいる。
そこで本出願の発明者は、観測信号から動脈血成分信号と静脈血成分信号を分離し、酸素飽和度の値と位相差の値の関係を精査した。具体的には、酸素飽和度の値を変更しながら、位相差の値の変化を観察した。その結果、位相差の値が特徴的な変化を呈する酸素飽和度の値が、動脈血成分の酸素飽和度によく一致するとの知見を得た。
上記のパルスオキシメータにおいては、被検者から取得された第一信号と第二信号(観測信号)から直接的に動脈血酸素飽和度を算出するのではなく、まず動脈血酸素飽和度の仮定値を設定する。そして当該仮定値を有するような演算操作を当該観測信号に適用した上で、動脈血成分信号と静脈血成分信号を分離して両者の位相差に対応する指標値を取得する。動脈血酸素飽和度の仮定値を変更しながら位相差の変化を観察することにより、上述の特徴的な変化を特定できる。この特徴的な変化が得られた仮定値を、被検者の動脈血酸素飽和度とみなす。
このような構成によれば、被検者の組織に装着されるプローブに特別な構造的改変を施すことなく、当該組織の毛細血管を流れる静脈血の影響を演算的に除去できる。よって、パルスオキシメータによる動脈血酸素飽和度の算出精度を向上できる。また、静脈血を除去するために組織を圧迫するなどの措置も必要としない。
一実施形態に係るパルスオキシメータの機能的構成を示している。 図1のパルスオキシメータにより実行される処理の流れを示している。 図1のパルスオキシメータにより実行される処理の詳細を示している。 図1のパルスオキシメータにより実行される処理の詳細を示している。 図1のパルスオキシメータにより実行される処理の詳細を示している。 図1のパルスオキシメータにより実行される処理の詳細を示している。 図1のパルスオキシメータにより実行される処理の結果を示している。 図1のパルスオキシメータにより実行される処理の結果を示している。
添付の図面を参照しつつ、実施形態の例を以下詳細に説明する。図1は、一実施形態に係るパルスオキシメータ10の機能的構成を示す図である。パルスオキシメータ10は、インターフェース11と制御部12を備えている。
インターフェース11は、信号の通過を許容するコネクタである。インターフェース11は、プローブ20と有線又は無線で接続可能とされている。
プローブ20は、被検者の組織30(指先や耳朶など)に装着可能とされている。プローブ20は、第一発光部21、第二発光部22、および受光部23を備えている。
第一発光部21は、第一波長λ1を含む第一の光を出射するように構成されている。第一波長λ1の例としては、880nmや940nmが挙げられる。すなわち、第一の光は赤外光である。第二発光部22は、第二波長λ2を含む第二の光を出射するように構成されている。第二波長λ2の例としては、630nmや660nmが挙げられる。すなわち、第二の光は赤色光である。
第一発光部21は、例えば、第一の光を出射可能な半導体発光素子である。第二発光部22は、例えば、第二の光を出射可能な半導体発光素子である。半導体発光素子の例としては、発光ダイオード(LED)、レーザダイオード、有機EL素子などが挙げられる。
図1に示されるように、受光部23は、被検者の組織30を透過または反射した第一の光の強度I1に対応する第一強度信号S1を出力するように構成されている。また、受光部23は、組織30を透過または反射した第二の光の強度I2に対応する第二強度信号S2を出力するように構成されている。
受光部23は、例えば、第一波長λ1と第二波長λ2に感度を有する光センサである。光センサの例としては、フォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトレジスタなどが挙げられる。
制御部12は、プロセッサ121とメモリ122を備えている。プロセッサ121の例としては、CPUやMPUが挙げられる。メモリ122は、プロセッサ121が実行可能な命令を記憶するように構成されている。メモリ122の例としては、各種の命令が記憶されたROMや、プロセッサ121により実行される各種命令が記憶されるワークエリアを有するRAMなどが挙げられる。
メモリ122に記憶された命令がプロセッサ121により実行されると、パルスオキシメータ10は、図2に示される処理を実行するように構成されている。
まず、第一強度信号S1と第二強度信号S2が取得される(STEP1)。具体的には、制御部12からインターフェース11を介して出力される制御信号に基づいて、第一発光部21と第二発光部22が交互に点灯される。したがって、第一強度信号S1と第二強度信号S2は、時間差を伴って交互に受光部23から出力される。第一発光部21と第二発光部22の発光タイミングの切り替え周波数は、算出される動脈血酸素飽和度の経時的変化と比較して第一強度信号S1と第二強度信号S2の取得が実質的に同時とみなされうる程度に定められる。制御部12は、インターフェース11を介して第一強度信号S1と第二強度信号S2を取得する。
一つの動脈血酸素飽和度を算出する単位処理を遂行するために、所定時間にわたって第一強度信号S1と第二強度信号S2が取得される。所定時間の例としては、4秒間(3心拍程度に相当する時間)が挙げられる。
図3の(A)は、座標平面P1を示している。座標平面P1の横軸は、第一強度信号S1の値を表わしている。座標平面P1の縦軸は、第二強度信号S2の値を表わしている。上記の所定時間にわたる第一強度信号S1の値の経時変化と第二強度信号S2の値の経時変化は、座標平面P1上に直線状の軌跡を描く。当該軌跡は、観測信号ベクトルWとして表現されうる。観測信号ベクトルWは、動脈血成分ベクトルAと静脈血成分ベクトルVの合成ベクトルとして表現されうる。この事実について図4を参照しつつ説明する。
図4において破線で示される領域は、プローブ20が装着される被検者の組織30を示している。組織30に流入する動脈血は、拍動を伴っている。当該動脈血の酸素飽和度の値を99%と仮定する。組織30から流出する静脈血は、拍動を伴わないとみなされている。当該静脈血の酸素飽和度の値を92%と仮定する。
上記の場合、パルスオキシメータ10によって算出される動脈血酸素飽和度の値は、99%であるべきである。しかしながら、プローブ20が装着される組織30には、動脈血が流れる毛細血管と静脈血が流れる毛細血管が混在しており、酸素飽和度が比較的低い後者の影響を受けることを免れない。したがって、従来のパルスオキシメータの場合、算出される動脈酸素飽和度の値が実際よりも低いことがある(例えば94%)。
図3の(A)に示された例においては、観測信号ベクトルWが、従来のパルスオキシメータにより算出される動脈血酸素飽和度に対応している。前述の通り、観測信号ベクトルWは、第一強度信号S1の経時変化と第二強度信号S2の経時変化により描かれる座標平面P1上の軌跡に対応している。組織30より得られる第一強度信号S1の経時変化と第二強度信号S2の経時変化は、酸素飽和度99%の動脈血と酸素飽和度92%の静脈血の双方の影響を受けている。前者は動脈血成分ベクトルAに対応しており、後者は静脈血成分ベクトルVに対応している。したがって、観測信号ベクトルWは、動脈血成分ベクトルAと静脈血成分ベクトルVの合成ベクトルとして表されうる。
本実施形態に係るパルスオキシメータ10は、第一強度信号S1と第二強度信号S2のそれぞれの経時変化には直接現れない動脈血成分ベクトルAを特定し、当該特定され動脈血成分ベクトルAに対応する動脈血酸素飽和度を算出するように構成されている。
算出されるべき動脈血酸素飽和度は未知であるため、図2に示されるように、パルスオキシメータ10は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAを設定する処理(STEP2)と、信号成分とノイズ成分を取得する処理(STEP3)を行なう。最初の仮定値PSとして、例えば100%が設定される。
この処理は、図3の(A)に示される観測信号ベクトルWを座標平面P1における原点を中心に回転角ηだけ時計方向に回転させたベクトルW1を取得し、当該ベクトルW1を図3の(B)に示される座標平面P2上のベクトルW2に変換する処理に対応している。
図示を省略するが、ベクトルW1は、同様に回転角ηだけ回転操作された動脈血成分ベクトルA1と静脈血成分ベクトルV1の合成ベクトルである。座標平面P2の横軸は、動脈血酸素飽和度を算出するために必要な拍動の信号成分を表している。座標平面P2の横軸は、動脈血酸素飽和度の算出の妨げになるノイズ成分を表している。
図3の(A)において、座標平面P1の横軸に対して動脈血成分ベクトルAがなす角度をφとする。座標平面P1の横軸に対して静脈血成分ベクトルVがなす角度をψとする。動脈血成分ベクトルAと静脈血成分ベクトルVがなす角度をθとする。すなわち、次式が得られる。

θ=ψ-φ (1)
このとき、座標平面P1から座標平面P2への座標変換は、次式により表されることが知られている。
Figure 0007020820000001
動脈血酸素飽和度は、組織30の吸光度比Φの関数であることが知られている。すなわち、次式が得られる。

PSA=f(Φ) (3)

吸光度比Φは、組織30を通過または反射した第一の光の減光度と第二の光の減光度の比である。吸光度比Φと上記の角度φの関係は、次式で表されることが知られている。

φ=Tan-1Φ (4)

すなわち、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAが定まれば、動脈血成分ベクトルAに係る角度φの仮定値も定まる。
他方、角度ψもまた未知である。そこでθの値を(-φ)から(π/2-φ)まで変化させ(ψの値を0からπ/2まで変化させ)、座標平面P2における横軸方向のノルムが最小となる値としてθ(ψ)の値を定める。
このようにして定められたφとθの値を式(2)に代入することにより、図3の(B)に示される座標変換が完了する。この座標変換は、信号成分Sを表わす横軸に動脈血成分ベクトルA2を一致させ、ノイズ成分Nを表わす縦軸に静脈血成分ベクトルV2を一致させる操作に相当する。上記のベクトルW2は、動脈血成分ベクトルA2と静脈血成分ベクトルV2の合成ベクトルである。
これにより、プローブ20を通じて取得された第一強度信号S1および第二強度信号S2から信号成分Sとノイズ成分Nが分離される。信号成分Sの経時変化が描く軌跡が、動脈血成分ベクトルAを構成している。ノイズ成分Nの経時変化が描く軌跡が、静脈血成分ベクトルVを構成している。
したがって、図5の(A)に示されるように、信号成分Sの経時変化により形成される動脈血成分信号AWとノイズ成分Nの経時変化により形成される静脈血成分信号VWが得られる。
動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWの間には位相差が存在する。この位相差の値は、図3の(A)を参照して説明した観測信号ベクトルWの回転角ηに応じて変化する。
図6の(A)は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAが99%である場合に対応する回転操作により得られたベクトルW1、A1、V1を示している。図6の(B)は、上記の座標変換により得られたベクトルW2、A2、V2を示している。図6の(C)は、この場合に得られた動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWを示している。両波形の間には位相差が存在する。
図6の(D)は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAが94%である場合に対応する回転操作により得られたベクトルW1、A1、V1を示している。図6の(E)に示されるように、この場合においては静脈血成分が消失し、座標変換の結果として動脈血成分ベクトルA2のみが得られる。したがって、図6の(F)に示されるように、動脈血成分信号AWのみが得られ、位相差は定義できない。
図6の(G)は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAが92%である場合に対応する回転操作により得られたベクトルW1、A1、V1を示している。図6の(H)は、上記の座標変換により得られたベクトルW2、A2、V2を示している。図6の(I)は、この場合に得られた動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWを示している。両波形の間には、図6の(C)と場合とは異なる位相差が存在する。
パルスオキシメータ10は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAを変化させながら上記の位相差がどのように変化するかをモニタするように構成されている。
図2に示されるように、パルスオキシメータ10は、最初に設定された動脈血酸素飽和度の仮定値PSA(100%)について、上記の位相差に対応する指標値IDXを取得する(STEP4)。
本実施形態においては、図5の(A)に示されるように、動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWのいずれか一方が基準値Thを下回っている期間に基づいて指標値IDXが取得される。より具体的には、動脈血成分信号AWが基準値Thを下回っている期間は値を増加させ、静脈血成分信号VWが基準値Thを下回っている期間は値を減少させる。取得された動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWの全体にわたって値の増減を行ない、最終的な値を指標値IDXとして採用する。
次にパルスオキシメータ10は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAの変更終了条件が満たされたかを判定する(図2のSTEP5)。満たされていない場合(STEP5においてN)、パルスオキシメータ10は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAを変更する(STEP6)。例えば、仮定値PSAが100%から99%に変更される。変更後の仮定値PSAについて、ステップST3とS14を参照して説明した処理が繰り返され、新たな位相差に対応する指標値IDXが得られる。
変更終了条件が満足される(STEP5においてY)まで、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAが変更されながら、当該仮定値PSAに対応する指標値IDXが繰り返し取得される。結果として、図5の(B)に例示されるような仮定値PSAと指標値IDXの関係が取得される。
同図から判るように、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAが99%付近まで減少すると、指標値IDXの変化が大きくなる。仮定値PSAがより低い領域(94%付近)では、指標値IDXの上下動が急峻になる。仮定値PSAがさらに低下すると(92%付近)、指標値IDXの変化が再び小さくなる。換言すると、仮定値PSAがある値(92%付近)まで増加すると、指標値IDXの変化が大きくなる。指標値IDXの上下動が急峻になる領域を経て仮定値PSAがある値(99%付近)までさらに増加すると、指標値IDXの変化が再び小さくなる。上下動が急峻になる領域を除外すれば、指標値IDXの変化が大きくなる仮定値PSAが二つ存在する。
パルスオキシメータ10は、指標値IDXのこの変化に基づいて、動脈血酸素飽和度SAを算出する(図2のSTEP7)。
具体的には、指標値IDXの変化が大きくなる動脈血酸素飽和度の二つの仮定値PSAのうち、より大きい値を動脈血酸素飽和度SAとみなす。図5の(B)に示される例においては、算出される動脈血酸素飽和度SAは、99%である。
より具体的には、パルスオキシメータ10は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAを変更したときの指標値IDXの二次微分値を算出する。パルスオキシメータ10は、当該二次微分値が所定の閾値を上回る二つの仮定値PSAのうち、より大きな値を動脈血酸素飽和度SAの値として採用する。
図1に破線で示されるように、パルスオキシメータ10は、表示部13を備えうる。この場合、算出された動脈血酸素飽和度SAは、表示部13に表示されうる。
図2に破線で示されるように、パルスオキシメータ10は、指標値IDXの上記の変化に基づいて、静脈血酸素飽和度VAを算出しうる(STEP8)。
具体的には、指標値IDXの変化が大きくなる動脈血酸素飽和度の二つの仮定値PSAのうち、より小さい値を静脈血酸素飽和度VAとみなす。図5の(B)に示される例においては、算出される静脈血酸素飽和度VAは、92%である。算出された静脈血酸素飽和度VAは、表示部13に表示されうる。
より具体的には、パルスオキシメータ10は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAを変更したときの指標値IDXの二次微分値を算出する。パルスオキシメータ10は、当該二次微分値が所定の閾値を上回る二つの仮定値PSAのうち、より小さな値を静脈血酸素飽和度VAの値として採用する。
図7の(A)から(C)は、これまで説明した処理の過程で得られる情報のうち、表示部13に表示されうるものを例示している。
図7の(A)は、STEP1において取得された第一強度信号S1の経時変化に対応する波形、および同様に取得された第二強度信号S2の経時変化に対応する波形を示している。
図7の(B)は、図7の(A)に示される第一強度信号S1と第二強度信号S2に基づいて取得された動脈血成分信号と静脈血成分信号の位相差に対応する指標値IDXと動脈血酸素飽和度の仮定値PSAの関係を示している。図7の(B)に示される情報は、図5の(B)に示される情報と同じである。
図7の(C)は、図7の(B)に示される指標値IDXの変化に基づいて算出された動脈血酸素飽和度SAに対応する動脈血成分信号AW、および同様に算出された静脈血酸素飽和度VAに対応する静脈血成分信号VWを示している。同図に示される動脈血成分信号AWは、図6の(B)に示される動脈血成分ベクトルA2を構成する点の経時変化に対応している。同図に示される静脈血成分信号VWは、図6の(H)に示される静脈血成分ベクトルV2を構成する点の経時変化に対応している。
図7の(B)に示される指標値IDXの変化は、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAが94%前後である領域において急峻な上下動を呈する。この領域は、図6の(D)から(F)に示される、動脈血成分信号と静脈血成分信号の位相差が定義できない場合に対応している。パルスオキシメータ10は、少なくとも動脈血酸素飽和度SAの算出に際し、当該領域内において破線の丸印で表された指標値IDXの大きな変化は無視する。
図8の(A)から(C)は、これまで説明した処理の過程で得られる情報の別例を示している。本例は、図7の(A)から(C)に示される例と比較して、静脈拍動の影響が比較的小さい場合である。本例においては、算出された動脈血酸素飽和度SAと静脈血酸素飽和度VAは、それぞれ100%と96%である。
以上説明したように、本実施形態に係るパルスオキシメータ10によれば、被検者の組織30に装着されるプローブ20に特別な構造的改変を施すことなく、組織30の毛細血管を流れる静脈血の影響を演算的に除去できる。よって、パルスオキシメータ10による動脈血酸素飽和度SAの算出精度を向上できる。また、静脈血を除去するために組織30を圧迫するなどの措置も必要ない。
本実施形態においては、動脈血酸素飽和度SAは、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAを変更したときの指標値IDXの二次微分値に基づいて算出される。
このような構成によれば、指標値IDXの二次微分値を取得するという簡易な演算を通じて動脈血酸素飽和度SAを算出できる。よって、プロセッサ121の処理負荷の増大を抑制できる。
本実施形態においては、指標値IDXは、動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWのいずれか一方が基準値Thを下回っている期間に基づいて取得される。
このような構成によれば、比較的簡易な演算を通じて指標値IDXを算出できる。よって、プロセッサ121の処理負荷の増大を抑制できる。
なお、指標値IDXは、動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWのいずれか一方が基準値Thを上回っている期間に基づいて取得されてもよい。また、指標値IDXは、高速フーリエ変換、フーリエ変換、最大エントロピー法、適法フィルタ法などによっても取得されうる。
本実施形態に係るパルスオキシメータ10によれば、被検者の組織30に装着されるプローブ20に特別な構造的改変を施すことなく、被検者の静脈血酸素飽和度も算出できる。その際、静脈血を除去するために組織30を圧迫するなどの措置も必要ない。
動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWの間に生じる位相差は、図4に示される組織30を血液が通過する時間に起因していると考えられる。パルスオキシメータ10は、動脈血酸素飽和度SAを算出する過程で得られる当該位相差の情報に基づいて、被検者の血液が組織30を通過する時間を算出してもよい。算出された時間は、表示部13に表示されうる。
例えば、図5の(A)に示される動脈血成分信号AWと静脈血成分信号VWから位相差に対応する時間値が複数個取得される。パルスオキシメータ10は、当該時間値の平均を、被検者の血液が組織30を通過する時間とみなしうる。
このような構成によれば、被検者の組織30に装着されるプローブ20に特別な構造的改変を施すことなく、被検者の血液が組織30を通過する時間も算出できる。
図1に破線で示されるように、パルスオキシメータ10は、報知部14を備えうる。報知部14は、算出された動脈血酸素飽和度SAが所定値を下回る場合に報知を行なうように構成されうる。報知は、視覚的報知、聴覚的報知、および触覚的報知の少なくとも一つを通じて行なわれうる。
このような構成によれば、算出精度が向上した動脈血酸素飽和度SPに基づいて、精度の高い報知をユーザに提供できる。
上記の各実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであって、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更・改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは明らかである。
上記の実施形態においては、第一強度信号S1、第二強度信号S2、動脈血酸素飽和度の仮定値PSAと指標値IDXの関係、動脈血成分信号AW、静脈血成分信号VW、動脈血酸素飽和度SA、静脈血酸素飽和度VA、および被検者の血液が組織30を通過する時間の少なくとも一つがパルスオキシメータ10の表示部13に表示されうる。しかしながら、当該情報は、パルスオキシメータ10と有線接続あるいは無線接続された別の表示装置に表示されてもよい。
動脈血酸素飽和度は、血中吸光物質濃度の一例である。本発明は、他の血中吸光物質濃度を算出する装置(すなわちパルスフォトメータ)にも適用可能である。他の血中吸光物質濃度の例としては、一酸化炭素ヘモグロビン、Metヘモグロビン、血液に注入された色素などが挙げられる。この場合、プローブ20において使用される光の波長は、一方の波長における血液の吸光係数と他方の波長における当該血液の吸光係数の比率が、当該血液に含まれる対象吸光物質の濃度に応じて変化するように選ばれる。
この場合に提供されるパルスフォトメータは、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、
を備えており、
前記命令が前記プロセッサにより実行されると、
被検者の組織を透過または反射した第一波長を有する第一の光の強度に対応する第一信号を取得し、
前記組織を透過または反射した第二波長を有する第二の光の強度に対応する第二信号を取得し、
血中吸光物質濃度の仮定値を設定し、
前記仮定値に対応する動脈血成分信号と静脈血成分信号を前記第一信号と前記第二信号から取得し、
前記動脈血成分信号と前記静脈血成分信号の位相差に対応する指標値を取得し、
前記仮定値の変更に応じた前記指標値の変化に基づいて、前記血中吸光物質濃度を算出する。
本発明は、被検者の身体から取得され、かつ位相差を有する二つの信号に基づいて当該被検者の生体パラメータ値を算出する装置にも適用可能である。そのような二つの信号の例としては、心電図信号、脳波信号、筋電図信号などが挙げられる。
この場合に提供される装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、
を備えており、
前記命令が前記プロセッサにより実行されると、前記装置は、
前記被検者から第一生体信号を取得し、
前記被検者から第二生体信号を取得し、
前記第一生体信号と前記第二生体信号の位相差に対応する指標値を取得し、
前記生体パラメータ値の仮定値を設定し、
前記仮定値の変更に応じた前記指標値の変化に基づいて、前記生体パラメータ値を算出する。
10:パルスオキシメータ、121:プロセッサ、122:メモリ、14:報知部、30:組織、S1:第一強度信号、S2:第二強度信号、PSA:動脈血酸素飽和度の仮定値、IDX:指標値、AW:動脈血成分信号、VW:静脈血成分信号、Th:基準値、SA:動脈血酸素飽和度、VA: 静脈血酸素飽和度

Claims (7)

  1. プロセッサと、
    前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、
    を備えており、
    前記命令が前記プロセッサにより実行されると、
    被検者の組織を透過または反射した第一波長を有する第一の光の強度に対応する第一信号を取得し、
    前記組織を透過または反射した第二波長を有する第二の光の強度に対応する第二信号を取得し、
    動脈血酸素飽和度の仮定値を設定し、
    前記仮定値に対応する動脈血成分信号と静脈血成分信号を前記第一信号と前記第二信号から取得し、
    前記動脈血成分信号と前記静脈血成分信号の位相差に対応する指標値を取得し、
    前記仮定値を変更しながら前記指標値の取得を繰り返し、
    前記仮定値の変更に伴い閾値よりも大きな変化を呈する二つの前記指標値のうち、より大きな値に対応する前記仮定値を、前記被検者の動脈血酸素飽和度の値として採用
    前記閾値よりも大きな変化は、前記仮定値を変更したときの前記指標値の二次微分値が閾値を上回る場合として判断される、
    パルスオキシメータ。
  2. 前記指標値は、前記動脈血成分信号と前記静脈血成分信号のいずれか一方が基準値を上回っているか下回っている期間に基づいて取得される、
    請求項1に記載のパルスオキシメータ。
  3. 前記命令が前記プロセッサにより実行されると、前記閾値よりも大きな変化を呈する二つの前記指標値のうち、より小さな値に対応する前記仮定値を、前記被検者の静脈血酸素飽和度の値として採用する、
    請求項1または2に記載のパルスオキシメータ。
  4. 前記命令が前記プロセッサにより実行されると、採用された前記動脈血酸素飽和度の値に対応する前記位相差に基づいて、被検者の血液が前記組織を通過する時間を算出する、請求項1からのいずれか一項に記載のパルスオキシメータ。
  5. 採用された前記動脈血酸素飽和度の値が所定値を下回る場合に報知を行なう報知部を備えている、
    請求項1からのいずれか一項に記載のパルスオキシメータ。
  6. プロセッサと、
    前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、
    を備えており、
    前記命令が前記プロセッサにより実行されると、
    被検者の組織を透過または反射した第一波長を有する第一の光の強度に対応する第一信号を取得し、
    前記組織を透過または反射した第二波長を有する第二の光の強度に対応する第二信号を取得し、
    血中吸光物質濃度の仮定値を設定し、
    前記仮定値に対応する動脈血成分信号と静脈血成分信号を前記第一信号と前記第二信号から取得し、
    前記動脈血成分信号と前記静脈血成分信号の位相差に対応する指標値を取得し、
    前記仮定値を変更しながら前記指標値の取得を繰り返し、
    前記仮定値の変更に伴い閾値よりも大きな変化を呈する二つの前記指標値のうち、より大きな値に対応する前記仮定値を、前記被検者の血中吸光物質濃度の値として採用
    前記閾値よりも大きな変化は、前記仮定値を変更したときの前記指標値の二次微分値が閾値を上回る場合として判断される、
    パルスフォトメータ。
  7. 被検者の生体パラメータ値を算出する装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するメモリと、
    を備えており、
    前記命令が前記プロセッサにより実行されると、前記装置は、
    前記被検者から第一生体信号を取得し、
    前記被検者から第二生体信号を取得し、
    前記第一生体信号と前記第二生体信号の位相差に対応する指標値を取得し、
    前記生体パラメータ値の仮定値を設定し、
    前記仮定値を変更しながら前記指標値の取得を繰り返し、
    前記仮定値の変更に伴い閾値よりも大きな変化を呈する二つの前記指標値のうち、より大きな値に対応する前記仮定値を、前記被検者の前記生体パラメータ値として採用
    前記閾値よりも大きな変化は、前記仮定値を変更したときの前記指標値の二次微分値が閾値を上回る場合として判断される、
    装置。
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