JP2003219911A - 回転ブラシの製造方法と装置 - Google Patents

回転ブラシの製造方法と装置

Info

Publication number
JP2003219911A
JP2003219911A JP2002019212A JP2002019212A JP2003219911A JP 2003219911 A JP2003219911 A JP 2003219911A JP 2002019212 A JP2002019212 A JP 2002019212A JP 2002019212 A JP2002019212 A JP 2002019212A JP 2003219911 A JP2003219911 A JP 2003219911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire group
pedestal
brush
group
hub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002019212A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4037653B2 (ja
Inventor
Hideo Tomiyama
秀夫 富山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2002019212A priority Critical patent/JP4037653B2/ja
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to KR1020047010663A priority patent/KR100871302B1/ko
Priority to CA002473455A priority patent/CA2473455A1/en
Priority to PCT/JP2003/000801 priority patent/WO2003063644A1/ja
Priority to EP03734864A priority patent/EP1477084A4/en
Priority to CNB038027887A priority patent/CN100366202C/zh
Priority to NZ534059A priority patent/NZ534059A/en
Priority to US10/501,963 priority patent/US7364241B2/en
Publication of JP2003219911A publication Critical patent/JP2003219911A/ja
Priority to HK05110956A priority patent/HK1078749A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP4037653B2 publication Critical patent/JP4037653B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ブラシ11の毛足密度を均一として、プ
ラークの除去及び歯茎のマッサージ効果に優れ、しかも
量産化を可能としコストの低減化が図れるロール歯ブラ
シ用の回転ブラシの製造方法とその装置を提供する。 【解決手段】 多数の樹脂製素線1aを束状に集合させ
てなる素線群1を台座2に設けた挿通孔2aから外方に
一定量突出させ、この素線群1の突出先端側の中央にコ
ーン4を差し込んで素線群1を放射方向に押し開き、押
し開かれた素線群1を台座2に固定した状態で素線群1
の中心部分を環状に溶着し、溶着部の内側を切断するこ
とにより、中心にハブ81を有し、これから径方向外方
に向かって多数の毛足 (素線) 82が突出されたシート
状のブラシ単体8を形成し、ブラシ単体8のハブ81に
軸心パイプ9を挿入して保持し、ブラシ単体8を軸心パ
イプ9と共に台座2から外方に取り出すことにより回転
ブラシ11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯に付着したプラ
ークの除去及び歯茎のマッサージに好適なロール歯ブラ
シに用いられる回転ブラシの製造方法とその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、以前に歯に付着したプラー
クの除去及び歯茎のマッサージに好適なロール歯ブラシ
とその製造方法を提案した(特開平12−83736号
公報)。その内容は、ナイロンなどの多数の素線を束状
に集合させてなる素線群の一端を加熱溶着することによ
り半球形状の溶着部を形成し、この後溶着部を加圧して
扁平状とする。これに続いて、扁平部の軸孔となる部分
をカットして、さらに加圧することにより素線群の全体
を略円形とし、かつ扁平部を略円形とする。この後、扁
平部の両端を溶着などにより接合させて環状部を形成
し、シート状のブラシ単体を製作する。そして、このよ
うにして得られたブラシ単体の環状部を接合してブラシ
単体の複数個を連結することにより、ローラ状の回転ブ
ラシを形成する。この回転ブラシは、柄部材の一端に支
軸を介して回転自由に支持させてロール歯ブラシとされ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
に製作される回転ブラシは、その環状部の厚みを均一と
し、回転ブラシの毛足密度を均一とするのに熟練を要
し、しかも、機械化の困難な工程を含むので、一貫した
連続製造が困難で量産化が難しく製造コストも高くな
る。
【0004】そこで、本発明は、以前に提案したものに
さらに改良を加え、回転ブラシの毛足密度を均一とし
て、プラークの除去及び歯茎のマッサージ効果に優れ、
しかもコストの低減化が図れるロール歯ブラシ用の回転
ブラシの製造方法とその装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、この回転ブラシを形成するシー
ト状のブラシ単体を製造するブラシ単体製造方法であっ
て、多数の素線を束状に集合させてなる素線群を台座に
設けた挿通孔から外方に一定量突出させる工程と、この
素線群の突出端の中央にコーンを差し込んで素線群を放
射方向に押し開く工程と、押し開かれた素線群を台座に
固定した状態で素線群の中心部分を環状に溶着する工程
と、環状の溶着部の内側を切断する工程とを有し、これ
によって中心にハブを有し、このハブから放射状に多数
の毛足(素線)が突出されたシート状のブラシ単体を形成
することを特徴とする。本発明の請求項2の回転ブラシ
の製造方法は、多数の素線を束状に集合させてなる素線
群を台座に設けた挿通孔から外方に一定量突出させる工
程と、この素線群の突出端の中央にコーンを差し込んで
素線群を放射方向に押し開く工程と、押し開かれた素線
群を台座に固定した状態で素線群の中心部分を環状に溶
着する工程と、この溶着部分の内側を切断することによ
り、中心にハブを有し、このハブから放射状に多数の毛
足(素線)が突出されたシート状のブラシ単体を形成する
工程と、このブラシ単体のハブに軸心パイプを挿入して
保持する工程と、ブラシ単体を軸心パイプと共に台座か
ら外方に取り出す工程とを有し、これらの工程を繰り返
して、軸心パイプに複数のブラシ単体を挿入保持させる
ことにより、多数の毛足が放射状に突出されたロール状
の回転ブラシを形成する。
【0006】以上のようにして、毛足密度が均一でプラ
ークの除去及び歯茎のマッサージ効果に優れたロール歯
ブラシ用の回転ブラシが、連続的に効率良く低コストで
得られる。以上の製造方法においては、回転ブラシの毛
足の先端を切り揃え、かつ仕上げ処理を行うことが好ま
しい。このようにすれば、より良い回転ブラシが得られ
る。
【0007】本発明の請求項4の発明は、多数の素線を
束状に集合させてなる素線群を通す挿通孔を設けた台座
と、素線群を掴んで台座の挿通孔から一定量突出させて
保持するチャックと、素線群の突出端の中央に差し込ん
で素線群を放射方向に押し開くコーンと、押し開かれた
素線群を台座に固定する押え体と、素線群を台座に固定
した状態で素線群の中心部分を環状に溶着する溶着機
と、素線群の溶着部分の内側を切断する切断機とを備え
た回転ブラシのブラシ単体製造装置である。
【0008】本発明の請求項5の回転ブラシの製造装置
は、多数の素線を束状に集合させてなる素線群を通す挿
通孔を設けた台座と、素線群を掴んで台座の挿通孔から
一定量突出させて保持するチャックと、素線群の突出端
の中央に差し込んで素線群を放射方向に押し開くコーン
と、押し開かれた素線群を台座に固定する押え体と、素
線群を台座に固定した状態で素線群の中心部分を環状に
溶着する溶着機と、この素線群の溶着部分を残して内側
を切断することにより、中心にハブを有し、このハブか
ら径方向外方に向かって多数の毛足(素線)が突出された
シート状のブラシ単体を形成する切断機と、このブラシ
単体のハブに軸心パイプを挿入保持し、挿入保持した後
にブラシ単体を軸心パイプと共に台座から外方に取り出
すパイプハンド機とを備えている。
【0009】この装置を用いることにより、本発明の方
法を容易に実施できて、所期の目的を達成できる。
【0010】以上の装置においては、回転ブラシを回転
させながら、その毛足の先端を切り揃えるカッタと、毛
足の先端を丸める仕上げ処理機を備えていることが好ま
しい。これにより、より良い回転ブラシが得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図9は、本発明の製造方法
により回転ブラシを製造するときの各工程を示してい
る。また、図1には、同方法を実施する製造装置の主要
部を示す。すなわち、素線群1を通す挿通孔2aを設け
た台座2と、これの下部側に上下移動可能に設けられ、
素線群1を掴んだり離したりする上下1組の第1及び第
2のチャック31,32と、台座2の挿通孔2aの上方
に設けられ、各チャック31,32により掴まれて、そ
の上動により台座2の挿通孔2aから一定量上方に突出
された素線群1の挿通上部側の中央に差し込んで素線群
1を放射方向に押し開くコーン4と、同じく台座2の上
方に設けられ、押し開かれた素線群1を台座2上に固定
する筒状の押え体5と、を備えている。
【0012】また、台座2の上方には、素線群1を台座
2上に固定した状態で素線群1の中心部分を溶着する、
例えば超音波式の溶着機6と、この素線群1の溶着部分
を少なくとも一部残して内部を切断する切断機7と、こ
れら溶着機6と切断機7により素線群1から形成された
ブラシ単体8に軸心パイプ9を挿入して、軸心パイプに
複数枚のブラシ単体を挿入保持し、挿入保持した後にブ
ラシ単体8を軸心パイプ9と共に台座2から外方に取り
出すパイプハンド機10とを設けている。このパイプハ
ンド機10は、軸心パイプ9に所定枚数のブラシ単体8
が挿入保持されたとき、これを取り外して軸心パイプ9
の複数個が収納された図示しないホルダから軸心パイプ
9の一つを順次取り出してパイプハンド機10にセット
するように構成されている。溶着機6、切断機7、パイプ
ハンド機10は、図1においては素線群1の上方から左
右に離れて表しているが、加工を行う際には水平方向移
動手段により素線群1の上方に移動させて所要の加工を
行う。逆に台座が水平方向に移動してもよい。
【0013】先ず、図1のように、例えばナイロン等の
熱可塑性樹脂製の素線1aを束状に集合させてなる素線
群1が前記第1及び第2のチャック31,32で掴ま
れ、これらの上動により素線群1が台座2の挿通孔2a
から上方に一定量突出した状態で保持される。これらチ
ャック31,32の動きについては後で詳述する。
【0014】次に、図2のように、前記コーン4が下降
し、その下端の円錐突部4aが素線群1の突出上端の中
心に差し込まれて素線群1が放射方向に押し開かれる。
これに続いて、図3のように、前記押え体5が下降して
素線群1が押し開かれた状態で台座2上に固定される。
押え体5は例えば円筒形の下端面を有している。押え体
5は放射方向に押し開かれた素線群1の中心部やや外側
を押える。押え体5によって押えた状態で下向き円錐形
の突部を有するコーン4を後退させ、溶着機6を挿入す
ることができるように。押え体5の内側に溶着機の先端
が入る空間の余地が残されている。押え体5は台座2と
の間に素線群を挟持し動かない程度にしっかり保持す
る。
【0015】この後、図4のように、押し開かれた素線
群1が押え体5により台座2に固定された状態で、前記
コーン4が後退する。続いて前記溶着機6が素線群1の
中心真上位置にまで移動して押え体5の内部に突入さ
れ、溶着機6の先端により押し開かれた素線群1の中心
部周りが環状に溶着される。溶着機は超音波を利用した
ものが好適に使用でき先端に円形の溶着具6aをそなえ
ている。押え体5の内側において、台座2との間に押し
開かれた素線群1を押し付け溶着する。溶着機6による
溶着部81の内周は挿通孔2aの上端周縁2bに適合す
るようにするのが好ましい。
【0016】溶着後には、図5のように、前記溶着機6
が後退し、これに続いて前記切断機7が素線群1の中心
真上位置にまで移動して押え体5の内部に突入され、切
断機7の先端により、押し開かれた素線群1の溶着部8
1の内周部分81aが円形に切断される。図に示す実施
例の切断機7は、先端の外周面が中心線に対して傾斜し
ている截頭円錐面7aに形成され、この截頭円錐面7a
と、台座2の円形の挿通孔2aの上端周縁2bとの間に
素線群を挟んで切断する。截頭円錐面7aと挿通孔2a
の上端周縁2bとの間に挟んで切断するようにしたこと
により、均一な厚さのブラシ単体の製作ができるととも
に連続して繰り返し切断することが可能となった。截頭
円錐面7a及び挿通孔2aの上端周縁2bは、さらに多
数回の繰り返し切断加工を行うことができるように、必
要な硬度等を有する素材により形成する。あるいは所要
の熱処理を施す。このようにして、中心にハブ(溶着部)
81を有し、このハブ81から放射方向に多数の毛足
(素線)82を突出させたシート状のブラシ単体8が形成
される(図6参照)。以上の溶着機6による素線群1の中
心部周りの溶着と、切断機7による溶着部の内方部分の
切断とは、前後逆の順序で行ってもよい。つまり、切断
機7により素線群1の中心部分を円形に切断した後に、
その周りを溶着機6により環状に溶着するようにしても
よい。このように素線群1を台座の上に固定した状態で
環状に溶着するとともに、同じく台座の上に固定した状
態で溶着する部分の内側を切断するので、溶着部81の
厚さが均一に仕上げられる。
【0017】この後、前記第1及び第2のチャック3
1,32が素線群1を掴んだままの状態で共に下降し
て、図6のように、素線群1を挿通孔2aの内部下方に
一旦後退させる。これに続いて、軸心パイプ9を保持し
た状態でパイプハンド機10が、台座2上で製作された
ブラシ単体8のハブ81の中心真上位置にまで移動し、
図7のように、パイプハンド機10の下降により軸心パ
イプ9がハブ81から台座2の挿通孔2aへと突入され
て、軸心パイプ9にブラシ単体8が挿入保持される。
【0018】軸心パイプ9にブラシ単体8が挿入保持さ
れた後には、パイプハンド機10が上昇してブラシ単体
8が軸心パイプ9と共に台座2から外方に取り出され、
パイプハンド機10は上方の所定位置に待機する。
【0019】前記素線群1が挿通孔2aの内部下方に一
旦後退されたとき、第1のチャック31は閉じられたま
まの状態で、第2のチャック32が開放されて下動し、
所定量下動された後に閉じられて素線群1を再度掴む。
この後第1のチャック31が開放されて、第2のチャッ
ク32が所定位置へと上昇する。そして、所定位置上昇
した後に、第1のチャック31が閉じられ、これらの動
作が終了した後に、各チャック31,32が共に上昇さ
れて、これらで掴まれた素線群1が台座2の挿通孔2a
から上方に一定量突出保持される。このようにすること
により、素線群1の下方への脱落を招くことなく、素線
群1の一定量を台座2の挿通孔2aから上方に突出保持
させることができる。
【0020】これら各工程が繰り返されて、図8のよう
に、軸心パイプ9に順次ブラシ単体8が挿入保持され
る。そして、軸心パイプ9にブラシ単体8の所定枚数が
挿入保持された後には、これら軸心パイプ9とブラシ単
体8がパイプハンド機10から取り外され、このパイプ
ハンド機10にはホルダから新たな軸心パイプ9が取り
出されてセットされる。また、パイプハンド機10から
取り出された後には、図9のように、軸心パイプ9にブ
ラシ単体8が固定される。各図の実施形態では、長さ方
向一端に鍔91が一体に形成され、他端側に環状の受入
溝92が設けられたナイロンなどの熱可塑性樹脂からな
る軸心パイプ9を用い、その鍔部91を上方に位置させ
た状態で受入溝92側からブラシ単体8を順次挿入させ
るようにしている。そして、ブラシ単体8の所定枚数が
挿入保持された後には、前記受入溝92に挿入される突
部93を有し、前記軸心パイプ9と同一材料からなる円
筒状の蓋94を用い、その突部93を受入溝92に挿入
し、超音波によるシール手段などで蓋94を軸心パイプ
9に接合して、軸心パイプ9上に所定枚数のブラシ単体
8を固定させることにより回転ブラシ11が製作され
る。
【0021】図10は以上の回転ブラシ11を後処理す
るときに用いる装置の平面図、図11はその要部を展開
して示す側面図である。同各図では、モータ12で矢印
R方向に回転駆動されるターンテーブル13の上面外周
部に、前記回転ブラシ11の軸心パイプ9を挿入可能な
複数のピン14を突設すると共に、ターンテーブル13
の外周位置には、ピン14に挿入された回転ブラシ11
に接触するゴムロール15とバリカンなどのカッタ16
を配置している。そして、前記ゴムロール15でピン1
4に挿入された回転ブラシ11を回転させながら、前記
カッタ16により回転ブラシ11の毛足82の先端を切
り揃える。
【0022】また、ターンテーブル13におけるカッタ
16の回転方向後方位置には、ピン14に挿入された回
転ブラシ11の毛足82の先端に接触するグラインダな
どの仕上げ処理機17の2つが前後に配置されている。
これらの仕上げ処理機17を正回転及び逆回転に回転す
ることにより回転ブラシ11の毛足82の先端を丸め
る。
【0023】さらに、各図の実施形態では、仕上げ処理
機17の上部に回転ブラシ11の抜け止め防止具18を
配置し、またターンテーブル13における仕上げ処理機
17の回転方向後方位置には、仕上げ処理された回転ブ
ラシ11をピン14から取り出す取出機19を配置して
いる。図11において、20は回転ブラシ11のピン1
4へのセットを確認して仕上げ処理機17を駆動させる
センサ、21は取出機19による回転ブラシ11のピン
14からの取り出しを確認するためのセンサである。ま
た、図10において、Lはターンテーブル13上のピン
14に回転ブラシ11をセットする範囲を示している。
【0024】図12は、以上のようにして得られた回転
ブラシ11を装着したロール歯ブラシ22の斜視図であ
る。この歯ブラシ22は、前記回転ブラシ11を柄部材
23の長さ方向一端に支軸24を介して回転自由に支持
させて形成される。
【0025】図13、図14は、以上のようにして得ら
れた回転ブラシ11をロール歯ブラシ22の柄部材23
にセットするときの状態を説明する断面図である。先
ず、図13のように、柄部材23の長さ方向一端に形成
された両側の支持片23a,23aの間に回転ブラシ1
1を介入させて、一方の支持片23aから回転ブラシ1
1の軸心パイプ9を通して他方の支持片23aへと頭部
24aを有する支軸24を挿入し、この後支軸24の他
端側を圧潰させることにより、支軸24を介して回転ブ
ラシ11を柄部材23に回転自由に支持させる。
【0026】各図の実施形態では、前記柄部材23の各
支持片23aにそれぞれ凹入部23b,23bを形成し
て、これの内部に前記支軸24の頭部24aと他端側の
圧潰部24bを位置させている。前記支軸24の頭部2
4aは非円形とし、また、これを受け入れる前記支持片
23aの凹入部23bも非円形とすることが好ましく、
このようにすれば支軸24を中心とした回転ブラシ11
の円滑な回転が行える。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、毛足密
度が均一となってプラークの除去及び歯茎のマッサージ
効果に優れた回転ブラシが、低コストで連続製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により回転ブラシを製造する
とき製造装置の主要部を示す断面図である。
【図2】コーンで素線群を押し開く工程を示す断面図で
ある。
【図3】コーンで押し開き、押え体で押えた工程を示す
断面図である。
【図4】押え体で押え、溶着機で溶着する工程を示す断
面図である。
【図5】溶着した部分の内側を切断する工程を示す断面
図である。
【図6】軸心パイプ9にブラシ単体8を挿入保持する工
程を示す断面図である。
【図7】軸心パイプ9にブラシ単体8を挿入保持する工
程を示す断面図である。
【図8】軸心パイプ9にブラシ単体8の所定枚数が挿入
保持された工程を示す断面図である。
【図9】軸心パイプ9にブラシ単体8の所定枚数が挿入
保持された回転ブラシの断面図である。
【図10】回転ブラシを後処理するときに用いる装置の
平面図である。
【図11】その要部を展開して示す側面図である。
【図12】回転ブラシを装着して示すロール歯ブラシの
斜視図である。
【図13】回転ブラシを柄に取り付け、ロール歯ブラシ
にするときの状態を説明する部分断面図である。
【図14】回転ブラシを柄に取り付け、ロール歯ブラシ
にしたときの状態を説明する部分断面図である。
【符号の説明】
1 素線群 2a 素線 2 台座 2a 挿通孔 31,32 チャック 4 コーン 5 押え体 6 溶着機 7 切断機 8 ブラシ単体 81 ハブ 82 毛足 9 軸心パイプ 10 パイプハンド機 11 回転ブラシ 16 カッタ 17 仕上げ処理機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数枚を重ねて回転ブラシを形成するブ
    ラシ単体の製造方法であって、多数の素線を束状に集合
    させてなる素線群を台座に設けた挿通孔から外方に一定
    量突出させ、この素線群の突出端の中央にコーンを差し
    込んで素線群を放射方向に押し開き、押し開かれた素線
    群を台座に固定した状態で、素線群の中心部分を環状に
    溶着し、環状の溶着部の内側を切断することを特徴とす
    る中心にハブを有し、このハブから放射状に多数の毛足
    (素線)が突出されたシート状のブラシ単体を形成するブ
    ラシ単体製造方法
  2. 【請求項2】 多数の素線を束状に集合させてなる素線
    群を、台座に設けた挿通孔から外方に一定量突出させ、
    この素線群の突出端の中央にコーンを差し込んで素線群
    を放射方向に押し開き、押し開かれた素線群を台座に固
    定した状態で素線群の中心部分を環状に溶着し、環状の
    溶着部の内側を切断することにより、中心にハブを有
    し、このハブから放射状に多数の毛足(素線)が突出され
    たシート状のブラシ単体を形成し、このブラシ単体のハ
    ブに軸心パイプを挿入して保持し、ブラシ単体を軸心パ
    イプと共に台座から外方に取り出し、これらの工程を繰
    り返して、軸心パイプに複数のブラシ単体を挿入保持さ
    せることにより、多数の毛足が放射状に突出されたロー
    ル状の回転ブラシを形成する回転ブラシの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、回転ブラシの毛足の
    先端を切り揃え、かつ仕上げ処理を行う回転ブラシの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 多数の素線を束状に集合させてなる素線
    群を通す挿通孔を設けた台座と、 素線群を掴んで台座の挿通孔から一定量突出させて保持
    するチャックと、素線群の突出端の中央に差し込んで素
    線群を放射方向に押し開くコーンと、押し開かれた素線
    群を台座に固定する押え体と、素線群を台座に固定した
    状態で素線群の中心部分を環状に溶着する溶着機と、素
    線群の溶着部分の内部を切断する切断機と、を備えた回
    転ブラシのブラシ単体製造装置。
  5. 【請求項5】 多数の素線を束状に集合させてなる素線
    群を通す挿通孔を設けた台座と、 素線群を掴んで台座の挿通孔から一定量突出させて保持
    するチャックと、素線群の突出端の中央に差し込んで素
    線群を放射方向に押し開くコーンと、押し開かれた素線
    群を台座に固定する押え体と、素線群を台座に固定した
    状態で素線群の中心部分を環状に溶着する溶着機と、こ
    の素線群の溶着部分を残して内側を切断することによ
    り、中心にハブを有し、このハブから径方向外方に向か
    って多数の毛足(素線)が突出されたシート状のブラシ単
    体を形成する切断機と、このブラシ単体のハブに軸心パ
    イプを挿入保持し、挿入保持した後にブラシ単体を軸心
    パイプと共に台座から外方に取り出すパイプハンド機と
    を備えた回転ブラシの製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、回転ブラシを回転さ
    せながら、その毛足の先端を切り揃えるカッタと、毛足
    の先端を丸める仕上げ処理機を備えた回転ブラシの製造
    装置。
JP2002019212A 2002-01-28 2002-01-28 回転ブラシの製造方法と装置 Expired - Lifetime JP4037653B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002019212A JP4037653B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 回転ブラシの製造方法と装置
CA002473455A CA2473455A1 (en) 2002-01-28 2003-01-28 Method and device for manufacturing rotary brush and roll tooth brush
PCT/JP2003/000801 WO2003063644A1 (fr) 2002-01-28 2003-01-28 Procede et dispositif de fabrication de brosse rotative et brosse a dents tournante
EP03734864A EP1477084A4 (en) 2002-01-28 2003-01-28 METHOD AND DEVICE FOR MANUFACTURING ROTARY BRUSH AND ROTATING TOOTHBRUSH
KR1020047010663A KR100871302B1 (ko) 2002-01-28 2003-01-28 회전 브러시 및 롤 칫솔의 제조 방법 및 제조 장치
CNB038027887A CN100366202C (zh) 2002-01-28 2003-01-28 旋转刷及滚动牙刷的制造方法及制造装置
NZ534059A NZ534059A (en) 2002-01-28 2003-01-28 Method and device for manufacturing rotary brush and roll tooth brush
US10/501,963 US7364241B2 (en) 2002-01-28 2003-01-28 Method and device for manufacturing rotary brush and roll tooth brush
HK05110956A HK1078749A1 (en) 2002-01-28 2005-12-01 Method and device for manufacturing rotary brush and roll tooth brush

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002019212A JP4037653B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 回転ブラシの製造方法と装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002330721A Division JP4037739B2 (ja) 2002-11-14 2002-11-14 ロール歯ブラシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003219911A true JP2003219911A (ja) 2003-08-05
JP4037653B2 JP4037653B2 (ja) 2008-01-23

Family

ID=27743179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002019212A Expired - Lifetime JP4037653B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 回転ブラシの製造方法と装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4037653B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005070254A1 (ja) * 2004-01-27 2005-08-04 Higuchi Manufactory Co., Ltd. 歯ブラシ用放射状羽根及びこれを使用した歯ブラシ、並びにその歯ブラシ用放射状羽根の製造方法及び製造装置
JP2005287842A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hideo Tomiyama 回転ブラシのブラシ単体の製造装置
WO2013111865A1 (ja) * 2012-01-27 2013-08-01 株式会社Stbヒグチ 放射状羽根及びその製造方法
WO2017006473A1 (ja) 2015-07-08 2017-01-12 クルン株式会社 回転式歯ブラシのブラシ単体の製造方法及び製造装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100118498A (ko) * 2008-02-13 2010-11-05 히로미 후지타 회전칫솔용 소재 시트의 제조방법

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005070254A1 (ja) * 2004-01-27 2005-08-04 Higuchi Manufactory Co., Ltd. 歯ブラシ用放射状羽根及びこれを使用した歯ブラシ、並びにその歯ブラシ用放射状羽根の製造方法及び製造装置
US7992246B2 (en) 2004-01-27 2011-08-09 Higuchi Manufactory Co., Ltd. Radial vane for tooth brush, tooth brush using the same, and method and device for manufacturing the radial vane for the tooth brush
JP2005287842A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hideo Tomiyama 回転ブラシのブラシ単体の製造装置
JP4647928B2 (ja) * 2004-03-31 2011-03-09 秀夫 富山 回転ブラシのブラシ単体の製造装置
WO2013111865A1 (ja) * 2012-01-27 2013-08-01 株式会社Stbヒグチ 放射状羽根及びその製造方法
JPWO2013111865A1 (ja) * 2012-01-27 2015-05-11 株式会社Stbヒグチ 放射状羽根及びその製造方法
EA026178B1 (ru) * 2012-01-27 2017-03-31 Стб Хигути Ко., Лтд. Веерная пластина и способ ее изготовления
US9976432B2 (en) 2012-01-27 2018-05-22 Stb Higuchi Co., Ltd. Radial vane and method of manufacturing same
WO2017006473A1 (ja) 2015-07-08 2017-01-12 クルン株式会社 回転式歯ブラシのブラシ単体の製造方法及び製造装置
US10398219B2 (en) 2015-07-08 2019-09-03 Kurun Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing individual brush unit of rotary toothbrush

Also Published As

Publication number Publication date
JP4037653B2 (ja) 2008-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7992246B2 (en) Radial vane for tooth brush, tooth brush using the same, and method and device for manufacturing the radial vane for the tooth brush
EP2002753B1 (fr) Procédé et outillage d'obtention d'un dispositif de brossage et de peignage de précision
US4869277A (en) Brush head, a method and a machine for manufacturing thereof
US7364241B2 (en) Method and device for manufacturing rotary brush and roll tooth brush
JP2003219911A (ja) 回転ブラシの製造方法と装置
JP4037739B2 (ja) ロール歯ブラシ
JP5783435B1 (ja) 回転式歯ブラシのブラシ単体の製造方法及び製造装置
JP3981290B2 (ja) 回転歯ブラシの製造方法及び製造装置
WO2009101675A1 (ja) 回転歯ブラシ用素材シートの製造方法
CN101422295B (zh) 旋转刷卷绕装置以及旋转刷制造设备
CN100556334C (zh) 辐射状刷毛和牙刷及该辐射状刷毛的制造方法和制造装置
JP2003088424A (ja) 回転ブラシの製造方法、回転ブラシ並びに歯ブラシ
JP6802038B2 (ja) 放射状羽根及びその製造方法
US10398219B2 (en) Method and apparatus for manufacturing individual brush unit of rotary toothbrush
JP2007202798A (ja) ロール歯ブラシの植毛方法。
JP4647928B2 (ja) 回転ブラシのブラシ単体の製造装置
JP6757874B1 (ja) 360°型歯ブラシにおいて、該毛先がテーパー形状である歯ブラシと、該製造方法。
JP2007044105A (ja) ボス付き一体型円筒状ブラシ及びその製造方法、並びにその円筒状ブラシを使用した360度型歯ブラシ
JP3120845U (ja) ロール歯ブラシ
JP2008136817A (ja) 丸ブラシ素子の製造方法
JP2002336054A (ja) 回転ブラシの製造方法及び製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4037653

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term