JP2002336054A - 回転ブラシの製造方法及び製造装置 - Google Patents

回転ブラシの製造方法及び製造装置

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JP2002336054A
JP2002336054A JP2001146475A JP2001146475A JP2002336054A JP 2002336054 A JP2002336054 A JP 2002336054A JP 2001146475 A JP2001146475 A JP 2001146475A JP 2001146475 A JP2001146475 A JP 2001146475A JP 2002336054 A JP2002336054 A JP 2002336054A
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wires
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Katsutoshi Kitamura
勝敏 北村
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NAWA SEIKI SEISAKUSHO KK
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NAWA SEIKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシ材の密度の均一化とそれによる歯磨き
性能の向上を図り、かつ工数を減し、製造コストの低減
を図る。 【解決手段】 プレートの円形孔から突出保持された素
線群の先端面の中央に円錐ピンを差し込んで素線を四方
に開き、開いた素線をプレートに固縛した後、プレート
の素線突出側と反対側で素線群を切断し、開いた素線群
の中心部にハブを形成し、複数のハブを同芯に接合して
ボスを形成する、回転ブラシの製造方法と、この方法の
実施に適した回転ブラシの製造装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯ブラシに使用す
るための回転ブラシの製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図12のように、柄部材1の先端
側の1対の延出片2に柄部材1の長手方向と直角な支軸
(図示せず)を介して回転ブラシ5を回転自在に支持し
た歯ブラシと、その製造方法としては図13のように、
毛状ブラシ材6を多数本束ね、図13(a)のようにエ
ナメル線E等を巻いて集合体7を形成し、次にこの集合
体7の一端7aを加熱用具で加熱し、図13(b)に示
すように毛状ブラシ材6相互が離れないよう融着して一
端7aを半球状にする。その後、集合体7の他端7bを
適当な長さにカットして揃えておく。次に半球状の一端
7aを加圧用具で加圧すると図13(c)のような扇形
となり、更に加圧力を増してゆくと、図13(d)のよ
うな半円形となる。この半円形状から軸孔となる部分7
eを除去した後、一端7aへの圧力を更に加えると、円
周方向に押し広げれれ、図13(e)のような略円形と
なる。この状態で環状となった一端7aの開いた両端7
f、7fを溶着その他の手段により固着して環状部7c
を形成する。続いて、このような略円形の集合体7を、
図13(f)に示すように、各環状部7cの中心孔7d
に細棒Sを通して数個を連結し、環状部7c相互を接着
剤により接着する。そして、集合体7を連結した回転ブ
ラシ基材から細棒Sを抜いた後、ドリルの切り先を中心
孔7dに通す等して滑らかな貫通孔5cを形成し、回転
ブラシ基材の外周縁である他端7bを図13(h)の鎖
線のようにカットして回転ブラシ5を形成する、「歯ブ
ラシおよびその製造方法」(特開2000−8373
6)が提案されている。ところが、上記の方法では、環
状部7cの外周におけるブラシ材の密度が不均一にな
り、特に固着される両端7f、7f外周部の密度が大き
くなり、効率の良い歯磨き性能を得がたく、その上多く
の工数を要し、製造コストが嵩みやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブラシ材の密度の均一
化とそれによる歯磨き性能の向上を図り、かつ工数を減
し、製造コストの低減を図る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、プレ
ートの円形孔から突出保持された素線群の先端面の中央
に円錐ピンを差し込んで素線を四方に開き、開いた素線
をプレートに固縛した後、プレートの素線突出側と反対
側で素線群を切断し、開いた素線群の中心部にハブを形
成し、複数のハブを同芯に接合してボスを形成する、回
転ブラシの製造方法である。
【0005】請求項2の発明は、円形孔を有するプレー
トと、素線群を掴み素線群を円形孔から一定量突出保持
させるチャックと、突出した素線群の先端面中央に押し
込まれて素線を四方に開く円錐ピンと、開いた素線をプ
レート上に固縛するクランプと、素線がクランプされた
後にプレートの素線群突出側と反対側で素線群を切断す
るカッターと、円錐ピンとカッターが後退した後に開い
た素線群の中心部を接合してハブを形成する手段とを有
する、回転ブラシの製造装置である。
【0006】請求項3の発明は、素線又は素線群を棒材
に密に巻き、棒材上の円周上少なくとも1箇所から素線
群を棒材の長手方向に接合させると共に接合部の円周方
向中央と接合部から円周方向に離れた部分から棒材の長
手方向に切断し、接合部から素線が放射状に突出する姿
勢で接合部を円筒又は円柱上に密に巻き、接合部自体の
み又は接合部と円筒又は円柱とでボスを形成する、回転
ブラシの製造方法である。
【0007】請求項4の発明は、素線又は素線群をカッ
トパイル状にタフトした帯状基布を棒材上に密に螺旋状
に巻き、基布自体のみ又は基布と棒材とでボスを形成す
る、回転ブラシの製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、請求項2の装置に
より、請求項1の発明を実施する際の各工程を示してお
り、まず、図1においては、水平姿勢に固定されたプレ
ート10の円形孔11から例えばナイロン(登録商標)
のような熱可塑性樹脂製の多数の素線から成る素線群1
2がチャック13に掴まれて上方へ所定量突出保持され
ている。チャック13内のリングゴム14外周のチャン
バー15内には加圧エアーが供給されており、これによ
りリングゴム14が縮径して素線群12を固縛し、図示
の位置に保持している。16は素線群12の先端面(上
端面)である。
【0009】図2においては、図1の素線群先端面16
の中央に円錐ピン18が押し込まれ、これにより素線が
四方へ均一に押し広げられ開花している。
【0010】図3においては、クランプ19が下降し、
四方へ開いた素線がプレート10上に固縛されている。
この状態からチャック13への加圧エアーの供給が遮断
されてチャック13が素線群12を解放し図4の位置ま
で下降して再び素線群12を掴み、引き続き、カッター
21が左方へ突出して素線群12を切断し、同時に、図
5のようにチャック13は左方の待機位置へ移動し、引
き続き円錐ピン18は上昇して左方の待機位置18aへ
移動する。
【0011】図6において、円形孔11には下方からホ
ーン23が嵌入し、クランプ19内にはばね17により
下方へ付勢された基準ピン24が下降し、その下端中央
の小径円柱部25の下端面がホーン23の平坦な上端面
に向かい付勢されている。この状態でホーン23から素
線群中央部に急速に熱が加えられ、これにより素線中央
部は溶融し、基準ピン小径円柱部25がホーン23の上
端面に当接し、次に熱の供給を絶ち、例えば3〜5秒保
持することによりその周囲は固化して環状ハブ26がで
き、回転ブラシの素材となるシート27が得られる。こ
のシート27は、ホーン23の下降、クランプ19、基
準ピン24の上昇直後に横のノズル28から供給される
エアーにより右に吹き飛ばされて図示されていない収納
容器内に溜まる。このようにして得られた複数枚のシー
ト27は、図13(f)に示されているような細棒Sに
相当するステンレス管に通され、両端からプレス治具に
より加圧された状態でステンレス管に通電し発熱させて
ハブ26を融着させ、筒状ボスを有する回転ブラシを得
る。上記ホーン23の発熱手段としては、例えば28K
Hzの超音波、電熱によるインパクト加熱等のように、
瞬時に例えば300℃に達する方法を採用可能である。
【0012】図7〜図10は、請求項3の各工程を示し
ており、図7において、30はナイロン等の素線又は図
1の素線群12より少数の素線から成る素線群であり、
ステンレスパイプ31又は角材、バー材等の表面に密に
一重に巻かれており、円周上の例えば1箇所からパイプ
31の長手方向に加熱して接合部32が形成されてい
る。この加熱のためには、レーザー、遠赤外線、インパ
ルス、超音波、電熱等の使用が可能である。接合部32
は接着剤の使用により形成することもできる。又、接合
部32は円周上の最も離れた位置に2条に設け、それら
と45度離れた位置をカッターで同時に切断することに
より4個の素材を作ることも可能である。
【0013】次に、図8のように、接合部32の円周方
向中間部と接合部32から円周方向に最も離れた素線群
部分(180度離れた反対側部分)をカッター34、3
5により紙面と直角方向(パイプ31の長手方向)に切
断し、図9のように接合部32の半体から素線群30が
略一平面上で密接に起毛した素材36が2個できる。
【0014】次に、図10のように、素材36を接合部
32から素線群30が放射状に突出する姿勢でステンレ
スパイプ38上に所定量(例えば長さL1)密に巻き、
素材36の両端を巻付機で緊張保持した状態で加圧板を
兼ねるチャック39、40で挟み、パイプ38に通電し
て接合部32を加熱しながらチャック39、40間をL
2まで圧縮して溶融接合した接合部32により筒状ボス
41を形成し、通電を止め、パイプ38内に冷却媒体
(エアー、水等)を通してボス41を固化させた後、チ
ャック39、40を離し、パイプ38を抜き、所望の回
転ブラシ42を得る。素材36の両端は、接合部32の
溶融時に自動的に除去される。電極を兼ねるステンレス
パイプ38をそのまま残して回転ブラシの軸とすること
もできる。ステンレスパイプ38の代わりに電極として
作用するか、又は別の加熱手段を採用する際には電極と
ならない棒材を採用することもできる。
【0015】図11の素材44は図9における素材36
に代わるものであり、素線又は素線群45をナイロン製
の帯状基布46に1直線状に密にタフトした後にカット
パイル(素線群45)を形成しており、このタフト加工
にはフロアーマットにカットパイルを形成する際と同じ
技術を採用可能である。幅の狭い帯状基布に2列又は3
列以上にカットパイルを形成することもでき、その場
合、各パイルが平面視千鳥状に配設されることがブラシ
製造上において素線群の密度を増すためには極めて有効
である。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によると、図6の環状ハ
ブ26から素線が円周上均一に分布したシート27を簡
単に得ることができ、歯磨き性能の優れた回転ブラシの
製造が可能になる。しかも工数が少なくなるので、製造
コストが低減し、量産向きとなる。
【0017】請求項2の発明によると、請求項1の方法
の実施が容易になる。
【0018】請求項3の発明によると、図9の素材36
の製造と、この素材36による図10の仕上げ加工が容
易になる。
【0019】請求項4の発明によると、図9の素材36
に代わる素材44(図11)をより簡単安価に得ること
ができ、回転ブラシの単価の低減に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の方法における第1工程と装置を示
す略図である。
【図2】 第2工程と装置を示す略図である。
【図3】 第3工程と装置を示す略図である。
【図4】 第4工程と装置を示す略図である。
【図5】 第5工程と装置を示す略図である。
【図6】 第6工程と装置を示す略図である。
【図7】 請求項3の方法における第1工程を示す略図
である。
【図8】 第2工程を示す図7のVIII−VIII断面略図で
ある。
【図9】 第2工程で得られた素材を示す略図である。
【図10】 第3工程を示す略図である。
【図11】 請求項4の方法における素材を示す略図で
ある。
【図12】 本件発明者の一方が先に提案した歯ブラシ
の斜視図である。
【図13】 図12における回転ブラシの製造工程を示
す略図である。
【符号の説明】
10 プレート 11 円形孔 12 素線群 13 チャック 16 先端面 18 円錐ピン 19 クランプ 21 カッター 26 環状ハブ 30 素線群 31 ステンレスパイプ(棒材) 32 接合部 34、35 カッター 41 筒状ボス 42 回転ブラシ 45 素線群(カットパイル) 46 帯状基布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 勝敏 大阪府大東市新田中町2−35 株式会社奈 和精機製作所内 Fターム(参考) 3B202 AA06 AB19 BA09 BB06 BC01 BE13 DB04 EA01 EG03 HA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートの円形孔から突出保持された素
    線群の先端面の中央に円錐ピンを差し込んで素線を四方
    に開き、開いた素線をプレートに固縛した後、プレート
    の素線突出側と反対側で素線群を切断し、開いた素線群
    の中心部にハブを形成し、複数のハブを同芯に接合して
    ボスを形成する、回転ブラシの製造方法。
  2. 【請求項2】 円形孔を有するプレートと、素線群を掴
    み素線群を円形孔から一定量突出保持させるチャック
    と、突出した素線群の先端面中央に押し込まれて素線を
    四方に開く円錐ピンと、開いた素線をプレート上に固縛
    するクランプと、素線がクランプされた後にプレートの
    素線群突出側と反対側で素線群を切断するカッターと、
    円錐ピンとカッターが後退した後に開いた素線群の中心
    部を接合してハブを形成する手段とを有する、回転ブラ
    シの製造装置。
  3. 【請求項3】 素線又は素線群を棒材に密に巻き、棒材
    上の円周上少なくとも1箇所から素線群を棒材の長手方
    向に接合させると共に接合部の円周方向中央と接合部か
    ら円周方向に離れた部分から棒材の長手方向に切断し、
    接合部から素線が放射状に突出する姿勢で接合部を円筒
    又は円柱上に密に巻き、接合部自体のみ又は接合部と円
    筒又は円柱とでボスを形成する、回転ブラシの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 素線又は素線群をカットパイル状にタフ
    トした帯状基布を棒材上に密に螺旋状に巻き、基布自体
    のみ又は基布と棒材とでボスを形成する、回転ブラシの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100406155C (zh) * 2005-09-29 2008-07-30 鑫望企业有限公司 牙间刷金属线切断装置

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