JP2003219682A - 電動機回転子の磁極位置検出方法およびその装置 - Google Patents

電動機回転子の磁極位置検出方法およびその装置

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JP2003219682A JP2002011790A JP2002011790A JP2003219682A JP 2003219682 A JP2003219682 A JP 2003219682A JP 2002011790 A JP2002011790 A JP 2002011790A JP 2002011790 A JP2002011790 A JP 2002011790A JP 2003219682 A JP2003219682 A JP 2003219682A
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electric motor
frequency
voltage
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Yasuto Yanagida
靖人 柳田
Morimitsu Sekimoto
守満 関本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁極位置検出精度を損なうことなく、磁極位
置推定所要時間を短縮し、または磁極位置検出精度を向
上させる。 【解決手段】 arctan(ib/ia)を計算する
ことによって位相角(回転子位置角)thetaを得、
長軸方向の電流ベクトルの大きさの大小関係から永久磁
石の極性を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、突極性の永久磁
石型同期電動機をPWMインバータを用いて駆動する電
動機駆動システムにおいて、電動機停止時の回転子の磁
極位置を検出するための方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転子が回転しない程度の低
周波交番磁界が発生するように電流制御を行い、印加さ
れる電圧と流れる電流との位相差から磁極方向を推定す
る方法が提案されている(「電機子抵抗に不感なセンサ
レスPMモータの静止時磁極位置推定法」、山田他、S
PC−95−115、11−18行、参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の方法において
は、電流制御を行うことと、電圧、電流の両者を検出す
ることとが必須であり、しかも電圧と電流との位相差を
検出することが必要であるから、全体として処理が著し
く煩雑になってしまう。
【0004】また、電流検出精度が低ければ、磁極方向
の推定の精度が低下してしまう。
【0005】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、磁極位置検出精度を損なうことなく、磁
極位置推定所要時間を短縮し、または磁極位置検出精度
を向上させることができる電動機回転子の磁極位置検出
方法およびその装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の電動機回転子
の磁極位置検出方法は、突極性の永久磁石型同期電動機
をPWMインバータを用いて駆動する電動機駆動システ
ムにおいて、任意の周波数の電圧ベクトルを回転させ、
電動機の固定子巻線に流れる電流を3相−2相変換し、
変換後の座標系における電流ベクトルの軌跡の長軸の傾
きに基づいて電動機停止時の回転子の磁極位置を推定す
る方法である。
【0007】請求項2の電動機回転子の磁極位置検出方
法は、前記長軸方向の電流ベクトルの大きさによって、
位置が推定された磁極の極性をさらに判定する方法であ
る。
【0008】請求項3の電動機回転子の磁極位置検出方
法は、電動機に印加される電圧を、所定電圧に達するま
で徐々に増加させる方法である。
【0009】請求項4の電動機回転子の磁極位置検出方
法は、電動機に印加される電圧の周波数を、所定周波数
所定周波数よりも大きい周波数から徐々に減少させる方
法である。
【0010】請求項5の電動機回転子の磁極位置検出装
置は、突極性の永久磁石型同期電動機をPWMインバー
タを用いて駆動する電動機駆動システムにおいて、任意
の周波数の電圧ベクトルを回転させ、電動機の固定子巻
線に流れる電流を3相−2相変換し、変換後の座標系に
おける電流ベクトルの軌跡の長軸の傾きに基づいて電動
機停止時の回転子の磁極位置を推定する磁極位置推定手
段を含むものである。
【0011】請求項6の電動機回転子の磁極位置検出装
置は、前記長軸方向の電流ベクトルの大きさによって、
位置が推定された磁極の極性をさらに判定する極性判定
手段をさらに含むものである。
【0012】請求項7の電動機回転子の磁極位置検出装
置は、前記磁極位置推定手段として、電動機に印加され
る電圧を、所定電圧に達するまで徐々に増加させる電圧
増加手段を含むものを採用するものである。
【0013】請求項8の電動機回転子の磁極位置検出装
置は、前記磁極位置推定手段として、電動機に印加され
る電圧の周波数を、所定周波数所定周波数よりも大きい
周波数から徐々に減少させる周波数減少手段を含むもの
を採用するものである。
【0014】
【作用】請求項1の電動機回転子の磁極位置検出方法で
あれば、突極性の永久磁石型同期電動機をPWMインバ
ータを用いて駆動する電動機駆動システムにおいて、任
意の周波数の電圧ベクトルを回転させ、電動機の固定子
巻線に流れる電流を3相−2相変換し、変換後の座標系
における電流ベクトルの軌跡の長軸の傾きに基づいて電
動機停止時の回転子の磁極位置を推定するのであるか
ら、磁極位置検出精度を損なうことなく磁極位置推定所
要時間を短縮することができ、または、磁極位置検出精
度を高めることができる。
【0015】請求項2の電動機回転子の磁極位置検出方
法であれば、前記長軸方向の電流ベクトルの大きさによ
って、位置が推定された磁極の極性をさらに判定するの
であるから、磁極の極性を簡単に判定できるほか、請求
項1と同様の作用を達成することができる。
【0016】請求項3の電動機回転子の磁極位置検出方
法であれば、電動機に印加される電圧を、所定電圧に達
するまで徐々に増加させるのであるから、突入電流の増
加を防止して突入電流に起因する不都合の発生を防止
し、しかも請求項1または請求項2と同様の作用を達成
することができる。
【0017】請求項4の電動機回転子の磁極位置検出方
法であれば、電動機に印加される電圧の周波数を、所定
周波数所定周波数よりも大きい周波数から徐々に減少さ
せるのであるから、突入電流の増加を防止して突入電流
に起因する不都合の発生を防止し、しかも請求項1から
請求項3の何れかと同様の作用を達成することができ
る。
【0018】請求項5の電動機回転子の磁極位置検出装
置であれば、突極性の永久磁石型同期電動機をPWMイ
ンバータを用いて駆動する電動機駆動システムにおい
て、磁極位置推定手段によって、任意の周波数の電圧ベ
クトルを回転させ、電動機の固定子巻線に流れる電流を
3相−2相変換し、変換後の座標系における電流ベクト
ルの軌跡の長軸の傾きに基づいて電動機停止時の回転子
の磁極位置を推定することができる。
【0019】したがって、磁極位置検出精度を損なうこ
となく磁極位置推定所要時間を短縮することができ、ま
たは、磁極位置検出精度を高めることができる。
【0020】請求項6の電動機回転子の磁極位置検出装
置であれば、前記長軸方向の電流ベクトルの大きさによ
って、位置が推定された磁極の極性をさらに判定する極
性判定手段をさらに含むのであるから、磁極の極性を簡
単に判定できるほか、請求項5と同様の作用を達成する
ことができる。
【0021】請求項7の電動機回転子の磁極位置検出装
置であれば、前記磁極位置推定手段として、電動機に印
加される電圧を、所定電圧に達するまで徐々に増加させ
る電圧増加手段を含むものを採用するのであるから、突
入電流の増加を防止して突入電流に起因する不都合の発
生を防止し、しかも請求項5または請求項6と同様の作
用を達成することができる。
【0022】請求項8の電動機回転子の磁極位置検出装
置であれば、前記磁極位置推定手段として、電動機に印
加される電圧の周波数を、所定周波数所定周波数よりも
大きい周波数から徐々に減少させる周波数減少手段を含
むものを採用するのであるから、突入電流の増加を防止
して突入電流に起因する不都合の発生を防止し、しかも
請求項5から請求項7の何れかと同様の作用を達成する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明の電動機回転子の磁極位置検出方法およびその装置
の実施の太陽を詳細に説明する。
【0024】図1はこの発明の電動機回転子の磁極位置
検出方法の一実施態様が適用される電動機駆動システム
を概略的に示すブロック図である。
【0025】この電動機駆動システムは、突極性の永久
磁石型同期電動機1と、永久磁石型同期電動機1に対し
て励磁電圧を供給するインバータ2と、電動機電流を検
出する電流検出部3と、検出された電動機電流を入力と
して所定の処理を行い、インバータ2に対してスイッチ
ング指令を供給するマイコン4とを有している。
【0026】図2、図3はこの発明の電動機回転子の磁
極位置検出方法の一実施態様を説明するフローチャート
である。
【0027】ステップSP1において、励磁電圧のデュ
ーティーおよび周波数の初期値を設定し、ステップSP
2において、デューティーおよび周波数に基づく励磁電
圧の出力を開始し、ステップSP3において、励磁周期
のカウントが5を越えたか否かを判定し、励磁周期のカ
ウントが5を越えるまでは、ステップSP4において、
励磁電圧のデューティーをΔv(任意に設定された値)
だけ増加させるとともに、周波数をΔf(任意に設定さ
れた値)だけ減少させ、再びステップSP3の判定を行
う。
【0028】ステップSP3において励磁周期のカウン
トが5を越えたと判定された場合には、ステップSP5
において、電動機電流を検出し、ステップSP6におい
て、座標を検出し(3相電動機電流を固定軸ab軸を有
する座標系での電流値に変換して、各固定軸方向の電流
値ia、ibを検出し)、ステップSP7において、電
流ベクトルの大きさIab{=(ia2+ib21/2
および位相角theta{=arctan(ib/i
a)}を算出し、ステップSP8において、電流値ia
が正か否かを判定する。
【0029】電流値iaが正であれば、ステップSP9
において、1周期間のIabの最大値をIabmax1
とし、逆に、電流値iaが正でなければ、ステップSP
10において、1周期間のIabの最大値をIabma
x2とする。
【0030】ステップSP9の処理、またはステップS
P10の処理が行われた場合には、ステップSP11に
おいて、励磁周期が終了したか否かを判定し、終了した
と判定された場合には、ステップSP12において、励
磁周期のカウントが10を越えたか否かを判定し、ステ
ップSP11において励磁周期が終了していないと判定
された場合、またはステップSP12において励磁周期
のカウントが10を越えていないと判定された場合に
は、再びステップSP5の処理を行う。
【0031】逆に、ステップSP12において励磁周期
のカウントが10を越えたと判定された場合には、ステ
ップSP13において、電流ベクトルの最大値Iabm
ax1、Iabmax2、および位相角thetaの平
均値を算出し、ステップSP14において、電流ベクト
ルの最大値Iabmax1の平均値が電流ベクトルの最
大値Iabmax2の平均値よりも大きいか否かを判定
し、ステップSP14において電流ベクトルの最大値I
abmax1の平均値が電流ベクトルの最大値Iabm
ax2の平均値よりも大きくないと判定された場合に
は、ステップSP15において、位相角thetaの平
均値の180°を加算する。
【0032】そして、ステップSP14において電流ベ
クトルの最大値Iabmax1の平均値が電流ベクトル
の最大値Iabmax2の平均値よりも大きいと判定さ
れた場合、またはステップSP15の処理が行われた場
合には、そのまま一連の処理を終了する。
【0033】ただし、このフローチャートに代えて、電
圧のデューティーのみをΔvだけ増加させること、電圧
の周波数のみをΔfだけ減少させることが可能であるほ
か、電圧のデューティー、電圧の周波数の両者を変化さ
せないことが可能である。
【0034】さらに説明する。
【0035】dq軸が図4のように与えられる突極型の
3相永久磁石型同期電動機1に対して、任意のデューテ
ィー、周波数の電圧が印加された状態において、3相永
久磁石型同期電動機1に流れる3相電流(実際に検出す
るのは2相分の電流でもよい)を数1によって固定軸a
b軸に座標変換し、a相電流iaおよびb相電流ibを
ab座標系上にプロットすれば、図5に示すように、略
楕円状の電流ベクトル軌跡が得られる。
【0036】
【数1】
【0037】そして、この略楕円軌道の長軸方向が3相
永久磁石型同期電動機1のdq軸上でのd軸に相当し、
a軸と略楕円軌道の長軸方向とのなす角が回転子のずれ
角(回転子位置角)を表している。
【0038】したがって、上述のようにarctan
(ib/ia)を計算することによって位相角(回転子
位置角)thetaを得ることができる。
【0039】また、略楕円軌道の長軸の方向は2方向存
在するので、そのままでは永久磁石の極性を決定するこ
とができない。
【0040】しかし、永久磁石の極性により3相永久磁
石型同期電動機1の固定子巻線のインダクタンスが磁気
飽和の影響を受けて、長軸方向の原点からの電流ベクト
ルの大きさIabmax1、Iabmax2が互いに異
なるため、この長軸方向の電流ベクトルの大きさの大小
関係から永久磁石の極性を判定することができる。さら
に説明する。図6は励磁電流Iaと電流ベクトルIab
との関係を示す図であり、a相電流Iaの1周期に対し
て電流ベクトルIabのピーク(略楕円軌道の長軸それ
ぞれのピーク)が2つ出ることが分かる。そして、両ピ
ークは、固定子巻線のインダクタンスが磁気飽和の影響
を受けることに起因して互いに異なるので、大小関係か
ら永久磁石の極性を判定することができる。具体的に
は、略楕円軌道の長軸の傾きは、回転子の位置によって
変わり、回転子の電気角1周分の移動に対して1回転す
ることになり、また、回転子の位置に拘わらず、略楕円
軌道の長軸のピークは、a相電流Iaが正の場合と負の
場合とでそれぞれ1つだけ存在する(前者の場合には
I、IV象現、後者の場合にはII、III象現に存在
する)のであるから、該当する場合のみに位相角に18
0°を加算すればよい。
【0041】また、以上の説明から分かるように、略楕
円軌跡から位相角を検出するとともに、極性を検出する
のであるから、電流検出精度が低い場合であっても、位
相角、極性の検出精度を高めることができる。
【0042】図7は、電圧のデューティー、電圧の周波
数の両者を変化させない状態で、電圧印加開始から位置
推定処理終了までの電動機電流をab軸に座標変換し、
プロットして示す図である。
【0043】図7から分かるように、最初の5周期ほど
は、突入電流が流れ、電流値が安定していないが、0.
28secで位置推定を達成できている。
【0044】図8は、電圧のデューティー、電圧の周波
数の両者を変化させた状態で、電圧印加開始から位置推
定処理終了までの電動機電流をab軸に座標変換し、プ
ロットして示す図である。なお、電圧のデューティー
は、2%、6%、10%の順に変化され、周波数は50
0Hz、143Hz、83.3Hz、50Hzの順に変
化された。
【0045】図8から分かるように、突入電流が認めら
れず、位置推定を達成できるまでの所要時間を0.23
secに短縮できた。
【0046】図9は、電圧のデューティーのみを変化さ
せた状態で、電圧印加開始から位置推定処理終了までの
電動機電流をab軸に座標変換し、プロットして示す図
である。なお、電圧のデューティーは、5%、6%、7
%、9%、10%の順に変化された。
【0047】図9から分かるように、突入電流が認めら
れず、位置推定を達成できるまでの所要時間も短縮でき
た。
【0048】図10は、周波数のみを変化させた状態
で、電圧印加開始から位置推定処理終了までの電動機電
流をab軸に座標変換し、プロットして示す図である。
なお、周波数は200Hz、100Hz、50Hzの順
に変化された。
【0049】図10から分かるように、突入電流が認め
られず、位置推定を達成できるまでの所要時間も短縮で
きた。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、磁極位置検出精度を
損なうことなく磁極位置推定所要時間を短縮することが
でき、または、磁極位置検出精度を高めることができる
という特有の効果を奏する。
【0051】請求項2の発明は、磁極の極性を簡単に判
定できるほか、請求項1と同様の効果を奏する。
【0052】請求項3の発明は、突入電流の増加を防止
して突入電流に起因する不都合の発生を防止し、しかも
請求項1または請求項2と同様の効果を奏する。
【0053】請求項4の発明は、突入電流の増加を防止
して突入電流に起因する不都合の発生を防止し、しかも
請求項1から請求項3の何れかと同様の効果を奏する。
【0054】請求項5の発明は、磁極位置検出精度を損
なうことなく磁極位置推定所要時間を短縮することがで
き、または、磁極位置検出精度を高めることができると
いう特有の効果を奏する。
【0055】請求項6の発明は、磁極の極性を簡単に判
定できるほか、請求項5と同様の効果を奏する。
【0056】請求項7の発明は、突入電流の増加を防止
して突入電流に起因する不都合の発生を防止し、しかも
請求項5または請求項6と同様の効果を奏する。
【0057】請求項8の発明は、突入電流の増加を防止
して突入電流に起因する不都合の発生を防止し、しかも
請求項5から請求項7の何れかと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電動機回転子の磁極位置検出方法の
一実施態様が適用される電動機駆動システムを概略的に
示すブロック図である。
【図2】この発明の電動機回転子の磁極位置検出方法の
一実施態様の一部を説明するフローチャートである。
【図3】この発明の電動機回転子の磁極位置検出方法の
一実施態様の残部を説明するフローチャートである。
【図4】突極型の3相永久磁石型同期電動機1の回転子
の一例を示す概略図である。
【図5】電流ベクトル軌跡の一例を示す図である。
【図6】a相電流Iaと電流ベクトルIabとの関係を
示す図である。
【図7】電圧のデューティー、電圧の周波数の両者を変
化させない状態で、電圧印加開始から位置推定処理終了
までの電動機電流をab軸に座標変換し、プロットして
示す図である。
【図8】電圧のデューティー、電圧の周波数の両者を変
化させた状態で、電圧印加開始から位置推定処理終了ま
での電動機電流をab軸に座標変換し、プロットして示
す図である。
【図9】電圧のデューティーのみを変化させた状態で、
電圧印加開始から位置推定処理終了までの電動機電流を
ab軸に座標変換し、プロットして示す図である。
【図10】周波数のみを変化させた状態で、電圧印加開
始から位置推定処理終了までの電動機電流をab軸に座
標変換し、プロットして示す図である。
【符号の説明】
4 マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H560 BB04 BB12 DA14 DC12 EB01 HA09 UA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突極性の永久磁石型同期電動機をPWM
    インバータを用いて駆動する電動機駆動システムにおい
    て、 任意の周波数の電圧ベクトルを回転させ、電動機の固定
    子巻線に流れる電流を3相−2相変換し、変換後の座標
    系における電流ベクトルの軌跡の長軸の傾きに基づいて
    電動機停止時の回転子の磁極位置を推定することを特徴
    とする電動機回転子の磁極位置検出方法。
  2. 【請求項2】 前記長軸方向の電流ベクトルの大きさに
    よって、位置が推定された磁極の極性をさらに判定する
    請求項1に記載の電動機回転子の磁極位置検出方法。
  3. 【請求項3】 電動機に印加される電圧を、所定電圧に
    達するまで徐々に増加させる請求項1または請求項2に
    記載の電動機回転子の磁極位置検出方法。
  4. 【請求項4】 電動機に印加される電圧の周波数を、所
    定周波数所定周波数よりも大きい周波数から徐々に減少
    させる請求項1から請求項3の何れかに記載の電動機回
    転子の磁極位置検出方法。
  5. 【請求項5】 突極性の永久磁石型同期電動機をPWM
    インバータを用いて駆動する電動機駆動システムにおい
    て、 任意の周波数の電圧ベクトルを回転させ、電動機の固定
    子巻線に流れる電流を3相−2相変換し、変換後の座標
    系における電流ベクトルの軌跡の長軸の傾きに基づいて
    電動機停止時の回転子の磁極位置を推定する磁極位置推
    定手段を含むことを特徴とする電動機回転子の磁極位置
    検出装置。
  6. 【請求項6】 前記長軸方向の電流ベクトルの大きさに
    よって、位置が推定された磁極の極性をさらに判定する
    極性判定手段をさらに含む請求項5に記載の電動機回転
    子の磁極位置検出装置。
  7. 【請求項7】 前記磁極位置推定手段は、電動機に印加
    される電圧を、所定電圧に達するまで徐々に増加させる
    電圧増加手段を含むものである請求項5または請求項6
    に記載の電動機回転子の磁極位置検出装置。
  8. 【請求項8】 前記磁極位置推定手段は、電動機に印加
    される電圧の周波数を、所定周波数所定周波数よりも大
    きい周波数から徐々に減少させる周波数減少手段を含む
    ものである請求項5から請求項7の何れかに記載の電動
    機回転子の磁極位置検出装置。
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