JP2003219548A - 接地装置 - Google Patents

接地装置

Info

Publication number
JP2003219548A
JP2003219548A JP2002008555A JP2002008555A JP2003219548A JP 2003219548 A JP2003219548 A JP 2003219548A JP 2002008555 A JP2002008555 A JP 2002008555A JP 2002008555 A JP2002008555 A JP 2002008555A JP 2003219548 A JP2003219548 A JP 2003219548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
ground electrode
electrode
grounding
grounded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002008555A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ishizaki
誠 石崎
Junichi Takabe
淳一 高部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankosha Corp, Sankosha Co Ltd filed Critical Sankosha Corp
Priority to JP2002008555A priority Critical patent/JP2003219548A/ja
Publication of JP2003219548A publication Critical patent/JP2003219548A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】少なくとも一部が地中に埋設された構造体
1と、地中に埋設された接地電極3と、前記構造体と前
記接地電極との間を、地中にて接続するとともに、前記
接地電極に被接地体5を接続した接地装置に関するもの
である。 【効果】既存の構造体の側部に大きい接触面で接合し、
且つ、大地との接触を大とした接続体に、接地電極を地
中接続したことにより、極めて簡単にして、所定の低接
地抵抗で、経済的な接地装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設備やこれら設備
に接地された電気機器等の被接地体を、雷サージ等から
保護する接地装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被接地体を雷サージ等から保護す
るために、大地に接地電極を埋設するとともに、接地電
極に被接地体を接続して、被接地体に印加した雷サージ
等を、接地電極を介して大地に放流して設備や電気機器
を保護していた。そして、接地電極としては、接地棒を
大地に設けるか、裸銅撚線、銅板、導電性被覆ケーブル
等を、地中に削掘した穴に埋設して、これら接地電極
に、電気機器等の被接地体を接続していた。
【0003】ところで、接地装置の接地抵抗は、できる
だけ低抵抗であることが好ましいが、接地電極を埋設す
る大地の土壌の条件、即ち、大地抵抗率が大きく関係す
る。従って、大地抵抗率が大きい場合には、接地電極を
大きくして、大地との接触する面積を大にして接地抵抗
を小さくする必要がある。このため、接地装置の接地抵
抗を小さくするために、地表に沿って平行に、数10メ
ートル以上にわたって溝穴を構築して接地電極を配設し
たり、また、施工可能な敷地面積が限られた場合には、
地中に深遠の穴を削掘して、該深遠穴に接地電極を配設
したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の接地装
置においては、大地抵抗率が比較的小さくて、接地抵抗
が比較的容易に得られる条件の場所は、施工も比較的容
易であるが、大地抵抗率が大きい土壌では、広い敷地面
積が必要になり、施工が大がかりなものになるという問
題がある。接地基準のA種接地や避雷針接地は、接地抵
抗が10オーム以下と規定されており、地表に沿って大
地に溝穴を構築して、該溝穴に接地電極を配設する場
合、接地電極の長さは、200メートル以上を必要とす
ることもあり、敷地状況から接地抵抗を確保する敷地が
得られないことも多い。また、大地に垂直方向に深遠の
穴を削掘し、該深遠穴に接地電極を施工する場合、ボー
リング工法等で、100メートル以上の深遠穴を削掘す
ることが必要となることもあり、そのために、工事に特
別な施工設備を必要とすることや、工事期間が長くなる
等により、費用も多額となり経済的にも問題があった。
更には、大地地層の構造により、ボーリング工法等によ
る深遠の穴を削掘すること自体が困難な場合もあった。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の接地装置
が有する課題を解決するとともに、大地抵抗率が高い土
壌の場所でも、容易に所定の接地抵抗を得られ、しか
も、接地装置を配設する敷地が小さく限られた場所での
接地工事でも、所定の接地抵抗が得られ易い接地装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、接地装置において、第1には、少な
くとも一部が地中に埋設された構造体と、地中に埋設さ
れた接地電極と、前記構造体と前記接地電極との間を、
地中にて接続するとともに、前記接地電極に被接地体を
接続したものであり、第2には、少なくとも一部が地中
に埋設された構造体と、地中に埋設された接地電極と、
前記構造体の地中に埋設された構造体部分と前記接地電
極とを、地中との接触面を大とした接続体により、地中
にて接続したものである。
【0007】
【実施例】以下、図1及び図2を用いて、本発明の実施
例について説明するが、本発明の趣旨を超えない限り何
ら、本実施例に限定されるものではない。
【0008】1は、通信鉄塔Tを構築する鉄骨や鉄筋1
aにおいて補強されたコンクリート等から成る構造体で
あり、本実施例においては、既設の構造体1を用いた
が、新設の構造体であっても良い。構造体1は、通信鉄
塔T等の大きさにより、施設面積は異なるが、例えば、
本実施例における既存の構造体1は、縦横15メートル
四方で、厚さは30センチメートル程度のものである。
この構造体1の四方の側部1bは、土質に全部が埋設さ
れているか、或いは、側部1bの一部が埋設されてい
る。構造体1の側部1bは、後述する接続体との密着性
を良好にするために、側部1bに付着している土質を排
除するとともに、側部1bを水等で洗浄する。
【0009】Gは、構造体1の1つの側部1bに沿っ
て、削掘して形成された溝穴であり、側部1bを越えて
横方向に延在している。
【0010】2は、構造体1の側部1bに配設した、カ
ーボン粉粒物とセメントを主成分とする導電性コンクリ
ートからなる接続体であって、接続体2は、構造体1の
4つの側部1bのうちの1つの側部1bの一部、又は、
その全部に沿って配設してもよく、更には、構造体1の
他の側部1bに沿って配設してもよいが、接続体2は、
大地表面に出ない程度に土質により埋設されている。本
実施例においては、構造体1の側部1bに接合される接
続体2の幅方向の長さ(側部1bに沿った長さ)は、1
0メートル程度で、その厚さは、1.5センチメートル
〜3センチメートル程度である。また、接続体2の上端
2aは、構造体1の側部1bの上端より、低い所に位置
していおり、接続体2が土質に埋設されやすいように構
成されている。接続体2は、構造体1の側部1bから、
溝穴Gの構造体1側の側面g1に沿って下方に延在し、
その後、ほぼ90度に屈曲されて、溝穴Gの底面g2に
沿って水平部分2bが形成されている。
【0011】3は、設備やこれら設備を含む電気機器等
Bの雷サージや電気機器の短絡事故等によるサージを接
地するための接地電極であり、接地電極3は、接地基準
の埋設深さに設置されている。本実施例においては、接
地電極3は、接続体2の溝穴Gの構造体1側の側面g1
に沿った部分2cと水平部分2bとにより形成される隅
部に配置されている。接地電極3は、接地抵抗の所定の
抵抗を得るように構成するが、本実施例としては、上述
したように、構造体1の1つの側部1bに沿って、溝穴
Gを削掘して、10メートル程度の長さの接地電極3を
配置した。接地電極3としては、例えば、金属製の電気
導体3aに、プラスチックスにカーボンを含む導電材を
混練してなる導電被膜3bを施した導電性被覆導線が使
用されており、更に、接地電極3は、カーボン粉粒とセ
メントの主成分からなる導電性コンクリート4により被
覆されている。なお、接地電極3は、裸銅撚線等の金属
線であってもよい。更に、接地電極3は、接続体2の屈
曲部に沿って埋設してもよい。
【0012】上述したように、導電性コンクリート4に
より被覆された接地電極3を、構造体1の側部1bに大
きい面で接合されている接続体2に接続するとともに、
接地電極3のもう一方の端を、電気機器B等の被接地体
5に接続して、接地装置を構成する。
【0013】上述した構成を有する接地装置のより具体
的な実施例について説明する。
【0014】上述したように、構造体1の側部1bに接
合された接続体2の幅方向の長さ、換言すれば、構造体
1の側部1bと接続体2との接合面の長さが10メート
ルで、その厚さが1.5〜3センチメートルで、また、
接続体2と構造体1の側部1bとの重合部分の高さHが
20センチメートルである場合において、上述した接地
電極3を接続すると、接地抵抗は8オームであり、ま
た、接合面の長さが8メートルでは11オームであり、
更に、接合面の長さを1メートルにすると44オームで
あった。このときの大地抵抗率は1200[Ω・m]で
ある。
【0015】なお、構造体1の側部1bに接合する接続
体2の接合面を大きくする程、接地抵抗が小さくなる傾
向にあるが、上記の接合面の大きさは、設計する接地抵
抗を考慮して、その経済性から判断される。
【0016】接地材料として、プラスチックスにカーボ
ン粉粒を配合した導電性被覆導線や、カーボン粉粒にセ
メントの混合を主成分とした導電性コンクリートに限定
するものではない。更には、導電性コンクリートからな
る接続体2に、金属製の金網や導電性の炭素繊維6を付
加してもよいし、接地電極3を被覆する導電性コンクリ
ート4を包容するとともに、接続体2に重合する接地シ
ート7を配設してもよい。更にまた、接地電極3の上部
地表面に、アスファルト8を敷設して、地表面の絶縁性
の向上を図るようにしてもよい。
【0017】上述したように、通信鉄塔(電気機器やそ
の他の設備を含む)T等を構築するための構造体(基礎
体ともいう。)1と被接地体5を接続する接地電極3
を、大地との接触面が大きく、且つ、構造体1との接合
面の大きな接続体2に接続したことにより、接地電極が
小さく、しかも、所定の接地抵抗が得られる接地装置が
可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述した構成により、以下に
記載する効果を奏するものである。
【0019】既存の構造体の側部に大きい接触面で接合
し、且つ、大地との接触を大とした接続体に、接地電極
を地中接続したことにより、極めて簡単にして、所定の
低接地抵抗で、経済的な接地装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の接地装置の一実施例を示す構成
斜視図である。
【図2】図2は図1の接地装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・構造体 1b・・・・・・・構造体の側部 2・・・・・・・・接続体 3・・・・・・・・接地電極 5・・・・・・・・被接地体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一部が地中に埋設された構造体
    と、地中に埋設された接地電極と、前記構造体と前記接
    地電極との間を、地中にて接続するとともに、前記接地
    電極に被接地体を接続したことを特徴とする接地装置。
  2. 【請求項2】少なくとも一部が地中に埋設された構造体
    と、地中に埋設された接地電極と、前記構造体の地中に
    埋設された構造体部分と前記接地電極とを、地中との接
    触面を大とした接続体により、地中にて接続したことを
    特徴とする接地装置。
JP2002008555A 2002-01-17 2002-01-17 接地装置 Pending JP2003219548A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002008555A JP2003219548A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 接地装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002008555A JP2003219548A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 接地装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003219548A true JP2003219548A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27646785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002008555A Pending JP2003219548A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 接地装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003219548A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN201498612U (zh) 利用杆塔基础降低输电线路接地电阻的接地装置
US11664612B2 (en) Integrated needle-shaped ground plate, method for manufacturing same and ground unit construction method using same
KR100713698B1 (ko) 전주용 접지판
KR101097717B1 (ko) 원형 콘크리트 접지극을 이용한 접지 장치 및 그 시공 방법
KR100928719B1 (ko) 보링접지용 고강도 접지봉 시공방법
US7619161B2 (en) Grounding device and method of constructing the same
CN106159475B (zh) 干旱地质接地网及其保水降阻施工方法
US6121543A (en) Groundbed electrode with graphite containing cement
CN103779824A (zh) 光伏太阳能建筑雷电防护设施施工方法
RU2407824C1 (ru) Устройство горизонтального анодного заземления в грунтах с высоким электрическим сопротивлением
US20240018830A1 (en) Method for Installing an Earthing System
JP2003219548A (ja) 接地装置
KR100898010B1 (ko) 토질에 영향을 받지 않는 루프형 접지 구조물 및 그 시공방법
CN104184015A (zh) 一种接地装置安装施工工艺
CN105977661A (zh) 一种接地铜缆的安装施工工艺
CN208908260U (zh) 防静电独立复合型接地系统
JP2003217702A (ja) 接地体とその施工方法
CN2796160Y (zh) 一种用绝缘导线深引入地的过电压保护接地装置
CN1855634A (zh) 一种用绝缘导线深引入地的过电压保护接地装置
JP2002151179A (ja) 接地体とその施工方法
JP2003208929A (ja) 建築物の接地システム
JP4383288B2 (ja) 接地装置の施工方法
JP2002158049A (ja) 接地電極
JPH087943A (ja) コンクリート柱の根入れ部における接地装置
KR200253344Y1 (ko) 접지판

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070123