JP2003219530A - シールド電線とアース線の接続方法、接続構造および接続用超音波溶着装置 - Google Patents

シールド電線とアース線の接続方法、接続構造および接続用超音波溶着装置

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JP2003219530A
JP2003219530A JP2002007951A JP2002007951A JP2003219530A JP 2003219530 A JP2003219530 A JP 2003219530A JP 2002007951 A JP2002007951 A JP 2002007951A JP 2002007951 A JP2002007951 A JP 2002007951A JP 2003219530 A JP2003219530 A JP 2003219530A
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ground wire
shielded
layer
conductive metal
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JP2002007951A
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Tetsuya Nakamura
哲也 中村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド電線のアース線との接続作業を容易
化する。 【解決手段】 芯線11の外周の絶縁被覆層12の外周
に金属箔等からなる導電層13を備え、その外周に熱可
塑性樹脂15aからなる最外層の絶縁シース層14を備
えたシールド電線10の外周面に、芯線21を熱可塑性
樹脂15bからなる絶縁層22で被覆したアース線20
を重ねて並設し、その外周面に連続して被せるように、
内面側にエンボス加工を施した導電性金属帯、穴空き加
工を施した導電性金属帯、熱可塑性樹脂でラミネートし
た導電性金属メッシュあるいは金属性導線のみからなる
ワイヤーを電気接続部材を巻き付け、上記絶縁シース層
14、絶縁層22の熱可塑性樹脂の溶融温度以上で加熱
し、電気接続部材を溶融した絶縁層14、22に食い込
ませてアース線20の芯線21とシールド電線10の導
電層13とに接触させて両者を電気接続させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド電線とア
ース線の接続方法、接続構造および接続に用いる超音波
溶着装置に関し、詳しくは、自動車用ワイヤハーネス等
に用いられるシールド電線を最外周の絶縁シース層を皮
剥ぎすることなくアース電線の芯線とシールド電線のシ
ールド層を接続するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車に配索するワイヤハー
ネスには、電磁波によるノイズを遮断する必要から、電
線の外周面に金属箔や金属編組からなる導電層(シール
ド層)を被覆し、さらに、シールド層を最外周の絶縁シ
ース層で被覆したたシールド電線が用いられている。こ
の種のシールド電線は、例えば、図12(A)に示すシ
ールド電線1のように、芯線2aを絶縁樹脂被覆で被覆
した複数の電線2と、アース用のドレン線3とを撚って
束ね、この状態でこれら電線2とドレン線3とを金属箔
(あるいは金属編組)で被覆してシールド層4を形成
し、該シールド層4の外周をさらに絶縁樹脂シース5で
被覆した構成よりなり、このシールド層4が電磁波を吸
収または反射して内部の電線2へのノイズを遮断してい
る。
【0003】上記シールド電線をアース処理する場合、
まず、図12(B)に示すように、端末の絶縁樹脂シー
ス5および金属箔4を皮剥ぎし、内部の電線2とドレン
線3を露出させ、ドレン線3の先端にアース端子6を接
続して、該端子6を車体にとりつけたり接地させる等し
てアース処理している。
【0004】あるいは、図13(A)に示すように、複
数の電線2’の外周にテープ状のシールド素材を巻きつ
けてシールド層4’を形成して、ドレン線を用いないシ
ールド電線1’の場合は、図13(B)に示すように、
シールド電線1’の絶縁シース5’を皮剥ぎしてシール
ド層4’を露出させ、該シールド層4’の先端を1本の
電線状に撚り合わせてシールド線4a’を形成し、該シ
ールド線4a’の先端部を残して絶縁テープ7を巻きつ
けるとともに、該シールド線4a’の先端部をアース用
電線8に圧着端子9を用いて圧着接続し、該端子9をア
ース用コネクタCに接続する等して直接的にアース処理
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれのアース処理作業においても、絶縁被覆の皮剥ぎ、
電線の撚り合せ、端子圧着などの作業が必要となり、手
間がかかる点で問題がある。特に、電線数の多い自動車
用ワイヤハーネスを構成するシールド電線においては、
そのアース接続作業の効率性は特に重要である。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、シールド電線とアース線の接続方法および接続構造
を改良して、シールド電線の最外周の絶縁シース層の皮
剥ぎを行うことなくアース線と接続できるようにして、
アース接続作業を容易かつ確実なものとし、作業性を向
上させることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、第1に、芯線外周の絶縁被覆層の外周に
金属編組あるいは金属箔からなるシールド層を備え、該
シールド層の外周を熱可塑性樹脂からなる最外周の絶縁
シース層で被覆したシールド電線とアース線と接続する
方法であって、芯線を熱可塑性樹脂からなる絶縁層で被
覆した上記アース線を、上記シールド電線の外面に平行
に沿わせて重ね、内面側にエンボス加工を施した導電性
金属帯、穴空き加工を施した導電性金属帯、熱可塑性樹
脂でラミネートした導電性金属メッシュあるいは金属性
導線のみからなるワイヤーを電気接続部材として用い、
上記並設しているシールド線とアース線に対して軸直角
方向に横巻きして連続的に被せ、その後、これらを加熱
あるいは超音波振動を加振して、上記シールド線の絶縁
シース層および上記アース線の絶縁層を溶融させ、上記
導電性金属帯、導電性金属メッシュあるいはワイヤーか
らなる接続部材を上記アース線の絶縁層およびシールド
電線の絶縁シース層に食い込ませて、アース線の芯線お
よびシールド電線のシールド層と接触させ、上記導電性
金属帯、導電性金属メッシュあるいはワイヤーからなる
接続部材を介してシールド電線のシールド層をアース線
の芯線に電気接続させているシールド電線とアース線の
接続方法を提供している。
【0008】上記加熱時あるいは超音波振動の加振時
に、上記導電性金属帯、導電性金属メッシュあるいはワ
イヤーからなる接続部材を上記シールド電線およびアー
ス線に対してかしめるように絞むことが好ましい。この
ように、シールド電線の絶縁シース層およびアース線の
絶縁層の溶融時に導電性の接続部材をかしめると、より
迅速に接続部材をシールド層およびアース線の芯線と接
触させることができる。
【0009】上記のように、本発明では、シールド電線
の最外周の絶縁シースを熱可塑性樹脂で形成していると
共に、アース線の絶縁層を熱可塑性樹脂で形成している
ため、シールド電線とアース線の外周面に連続して上記
導電性金属帯、導電性金属メッシュ、ワイヤからなる接
続部材を横巻で巻き付けた状態で、加熱あるいは超音波
振動を加振すると、シールド電線の絶縁シース層とアー
ス線の絶縁層とが溶融し、上記接続部材を食い込ませ
て、シールド電線のシールド層とアース線の芯線との接
触させることができ、シールド電線の絶縁シース層を皮
剥ぎすることなく、また、端子接続する必要もなく、簡
単にシールド層をアース接続することができる。 か
つ、溶融した樹脂は上記エンボス加工した導電性金属帯
等の外面、穴あき加工した導電性金属帯の穴部、金属メ
ッシュの空隙部に押し出された後に、冷却固化され、導
電性の接続部材の位置決め固着できる。
【0010】また、上記方法によれば、シールド電線と
アース線の外周面に導電性金属帯等の接続部材を巻きつ
けた位置でアース処理できるため、必ずしもシールド電
線の端末でアース処理する必要はなく、中間アースを含
めて所望の位置でアース処理することができ、設計の自
由度を高めることが出来ると共に、設計変更にも柔軟に
対応することができる。
【0011】シールド電線のシールド層とアース線の芯
線とを接続する接続部材として、上記内面側にエンボス
加工を施した導電性金属帯を用いると、エンボスの突起
部が溶融するシールド電線の絶縁シース層およびアース
線の絶縁層に食い込みやすくでき、かつ、該突起部によ
りシールド層とアース線の芯線とに確実に接触させ易く
なる。
【0012】また、上記接続部材として、穴あき加工し
た導電材あるいはメッシュを用いると、穴の部分に溶融
するシールド電線の絶縁シース層とアース線の絶縁層と
を押し出されやすくなり、接続作業の迅速化を図ること
ができる。
【0013】上記エンボス加工した金属帯および穴あき
加工した金属帯はいずれも、上下一対とし、並列するシ
ールド電線とアース線とを上下から挟むように大小2個
の円弧部を並設した形状に屈曲加工し、これら円弧部に
エンボス加工あるいは穴あき加工を施し、シールド電線
とアース線とを位置決め保持している。なお、一端を折
り曲げて連続させ、一枚の帯としてもよい。上記金属帯
およびメッシュは、シールド線およびアース線の軸線方
向の幅を5ミリ以上10ミリ以下の範囲内とすることが
好ましい。また、接続部材として、導電性金属線のみか
らなるワイヤーを用いて、一重あるいは二重巻きする場
合、ワイヤーは溶融するシールド電線の絶縁シース層、
アース線の絶縁層に食い込み易くなり、かつ、溶融した
樹脂がワイヤーの外周面を被覆するため、ワイヤーの絶
縁保護を容易に図ることができる。
【0014】上記並設した上記シールド電線とアース線
およびこれらに横巻きして被せた上記導電性金属帯、導
電性メッシュあるいはワイヤーからなる接続部材を、上
記シールド線の絶縁シース層およびアース線の絶縁層よ
りも融点が高い樹脂で成形した保持具内に内嵌して、保
持具の外面に超音波溶着機のホーンとアンビルをあてが
って加振することが好ましい。上記保持具は、シールド
電線の絶縁シース層、アース線の絶縁層を形成する熱可
塑性樹脂よりも融点が高く、超音波加振時に溶融しない
ポリアミド系、ポリエステル系のエンプラ系樹脂で成形
している。
【0015】このように、保持具の内部に保持すると、
外部に露出させている黄銅や銅からなる導電性金属帯、
金属メッシュ、ワイヤー等の接続部材の耐候性を確保す
ることができると共に、超音波加振時にシールド電線と
アース線とを位置決め保持することができる。さらに、
保持具を介して超音波溶着機のホーンとアンビルをあて
がうため、ホーンとアンビルの対向面の形状を平坦面と
しておくことができ、シールド電線とアース線の大きさ
が相違してもホーンとアンビルとを汎用で用いることが
できる。
【0016】また、上記導電性接続部材の耐候性を確保
するため、保持具内部に保持する代わりに、超音波加振
時に溶融しないポリアミド系、ポリエステル系のエンプ
ラ系樹脂からなるフィルムで接続部材の外面をラミネー
トしておいてもよい。即ち、フィルムの内面に粘着材を
塗布しておき、導電性の接続部材の外面に固着してい
る。
【0017】特に、金属メッシュの外面にフィルムをラ
ミネートとすると、変形しやすいメッシュの形状保持が
出来ると共に、外面に露出するメッシュの耐候性を確保
できる。かつ、絶縁シース層およびアース線の絶縁被覆
が溶融してメッシュが食い込んでシールド層とアース線
の芯線と接触させた状態でも、該メッシュの外面が上記
フィルムでラミネートされているため、メッシュの絶縁
を容易に確保できる。なお、上記エンボス加工した金属
帯、穴あけ加工した金属帯の外面にも上記フィルムをラ
ミネートしておいても同様の作用効果が得られる。
【0018】本発明は、第2に上記方法により形成され
たシールド電線とアース線の接続構造を提供している。
【0019】さらに、本発明は、第3に、上記接続方法
に用いる超音波溶着装置を提供している。上記超音波溶
着装置のホーンとアンビルの対向面に、それぞれシール
ド電線を上下より嵌合する大きな円弧溝とアース線を上
下より嵌合する小さい円弧溝とを横並びに連続して並設
し、ホーンとアンビルとをシールド電線に外面にアース
線を隣接させた状態で位置決め保持できる形状としてい
るシールド電線とアース線との接続に用いる超音波溶着
装置を提供している。
【0020】本発明では、シールド電線の絶縁シース層
およびアース線の絶縁層を皮剥ぎすることなく、スポッ
トヒータによる加熱、超音波振動の加振による溶融で上
記絶縁シース層および絶縁層を溶融して導電性接続部材
をシールド層とアース線の芯線と接触させているが、上
記ヒータによる加熱より、超音波溶着機を用いる方が短
時間で処理できるために好ましい。かつ、超音波溶着装
置のアンビルとホーンの形状を上記形状とすると、シー
ルド電線およびアース線の外周面全面と接触させること
ができるため、絶縁シース層およびアース線の絶縁被覆
の全周を均等に溶融でき、導電性接続部材をシールド層
およびアース線の芯線の外周面の全体と確実に接触させ
ることができ、電気接続信頼性を高めることができる。
さらに、超音波加振時においてシールド電線およびアー
ス線の位置決め保持ができる。
【0021】上記シールド電線用の大きな円弧溝とアー
ス電線用の小さな円弧溝の内面に溝を並設していること
が好ましい。上記のように、ホーンとアンビルに設ける
円弧溝の内面に溝を設けておくと、溶融する絶縁シース
層およびアース線の絶縁層の樹脂が流れ出やすくなり、
より処理時間を短縮することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図3は、本発明の第1実施
形態を示す。シールド電線10は同軸電線であり、図1
に示すように、芯線11の外周を絶縁性樹脂で被覆して
絶縁被覆層12を形成し、該絶縁被覆層12の外周に金
属箔を巻きつけて導電性のシールド層13を形成し、該
シールド層13の外周には熱可塑性樹脂15aを被覆し
て最外周の絶縁シース層14を形成している。本実施形
態では、熱可塑性樹脂15aとしてPVCを用いてい
る。
【0023】一方、アース線20は、芯線21を熱可塑
性樹脂15bからなる絶縁層22で被覆した構成よりな
り、本実施形態では該熱可塑性樹脂15bとしてPVC
を用いている。
【0024】上記シールド線10のシールド層13とア
ース線20の芯線21との接続は、まず、図1に示すよ
うに、シールド電線10の外面の一部にアース線20を
平行に沿わせて重ねる。これら並設したシールド電線1
0とアース線20の外周面に連続してかぶせるように、
シールド電線10とアース線20と軸直角方向にメッシ
ュ30を横巻で巻きつける。
【0025】上記メッシュ30は、太さ0.12mmの
7本の銅線を縦線31として平行に並べ、そこに同銅線
からなる横線32を横線として編みこんだ構成よりな
り、軸線方向に幅5ミリの帯状に編成している。上記メ
ッシュ30の外面側には、耐候性を確保するため、粘着
材33を付着したポリイミドテープ34をラミネート
し、ポリイミドテープ34が外周面となるように、メッ
シュ30をシールド電線10とアース線20に巻きつけ
ている。上記ポリイミドテープ34は、シールド電線1
0の絶縁シース層14およびアース線20の絶縁層22
を形成する軟質PVCの軟化点よりも高く、ヒーターや
超音波溶着機による加熱によっても溶融しないエンプラ
系またはスーパーエンプラ系樹脂より形成している。な
お、上記メッシュ30はシールド電線10およびアース
線20に一重に巻き付けているが、二重巻としてもよ
い。
【0026】次に、図2に示すように、上記ポリイミド
テープ34の外周面をスポットヒーター(図示せず)で
200℃に加熱する。この加熱で、シールド電線10の
最外周の絶縁シース層14の熱可塑性樹脂15aとアー
ス線20の絶縁層22の熱可塑性樹脂15bを溶融させ
る。このとき、外周に巻きつけたメッシュ30を絞り込
んで加締めていくと、図2(B)に示すように、溶融し
た熱可塑性樹脂15a、15bがメッシュ30の編目3
0aに入り込む一方、メッシュ30は内側へと食い込ん
でいく。
【0027】その結果、メッシュ30は、内部のシール
ド電線10のシールド層13とアース線20の芯線21
に接触する。溶融した熱可塑性樹脂15a、15bはメ
ッシュ30の網目に充填された状態となり、その後、冷
却固化されてメッシュ30と一体化する。メッシュ30
の外面のポリイミドテープ34は加熱時に溶融しないた
め、メッシュ30の外面をラミネートした状態のままで
あり、該ポリイミドテープ34によりメッシュ30は絶
縁保護される。
【0028】上記方法によれば、メッシュ30を介して
シールド電線10の導電層13とアース線20の芯線2
1とを電気接続させることができ、面倒な絶縁被覆層の
皮剥ぎ作業や電線端末の端子接続作業を行うことなく、
容易にアース接続処理することができる。
【0029】なお、メッシュ30の巻きつけ箇所は一定
箇所に限定されず、所望の位置でアース処理することが
できる。また、メッシュには、銅線以外の導電性金属で
作製したものを用いてもよい。また、ヒーターで加熱す
る代わりに、超音波溶着機により超音波振動を負荷して
振動摩擦による加熱により熱可塑性樹脂を溶融してもよ
い。
【0030】特に、上記方法ではメッシュの外面にポリ
イミドテープ34を巻き付けて被覆しているため、メッ
シュの耐候性を確保できると共に、メッシュ34が溶融
樹脂により変形するのを防止でき、網目の空隙が確保さ
れて、溶融した樹脂を迅速に空隙に逃がすことができ
る。かつ、シールド層13とアース線の芯線21とが接
続した状態において、メッシュ30の外面はポリイミド
テープ34により絶縁被覆された状態であるため、メッ
シュ30をさらに絶縁被覆する必要はなくなる。
【0031】図4は、本発明の第2実施形態を示し、第
1実施形態との相違点は、並設したたシールド電線10
とアース線20の外周面に連続してかぶせるメッシュ3
0にポリイミドテープ34をラミネートせずに、ポリイ
ミド樹脂で成形した保持具内に保持する点と、ヒータに
よる加熱に代えて、超音波溶着装置を用いている点であ
る。
【0032】図4(A)に示すように、メッシュ30を
巻きつけたシールド電線10とアース線20を挟み込む
ように、上箱40Aと下箱40Bとからなる上下一対の
保持具40に内嵌している。上記保持具40の下箱40
Bをプラスチック用の超音波溶着機のアンビル83’上
に載置する一方、上箱40Aの上面にホーン80’を当
接させ、超音波振動を負荷し、振動摩擦を保持具40を
介してシールド電線10とアース線20に負荷する。超
音波振動により発生する熱でシールド電線10の絶縁シ
ース層14の熱可塑性樹脂15a、アース線20の絶縁
層22の熱可塑性樹脂15bを溶融させる。このとき、
外周に巻きつけたメッシュ30を絞り込んで加締めてい
くと、溶融した熱可塑性樹脂15a、15bがメッシュ
30の編目30aに入り込んで外側へ押し出される一
方、メッシュ30は内側へと食い込んでいく。
【0033】その結果、図4(B)に示すように、メッ
シュ30は、シールド電線10のシールド層13とアー
ス線20の芯線21に接触する。溶融した熱可塑性樹脂
15a、15bはメッシュ30の網目の空隙に充填され
ると共に、メッシュ30の外周面にも溢出し、冷却固化
される。これにより、樹脂15a、15bはメッシュ3
0と一体化すると共にメッシュ30の外周面を絶縁被覆
する。
【0034】上記保持具40の上箱40Aと下箱40B
の対向面には、半円状のシールド電線収容部41とアー
ス線収容部42が並列で設けらており、並設したシール
ド電線10とアース線20を上下から挟むように嵌合さ
せ、シールド電線10はシールド電線収容部41に、ア
ース線20はアース線収容部42に収容している。
【0035】上記方法によれば、上記第1実施形態と同
様、面倒な絶縁被覆層の皮剥ぎ作業や電線端末の端子接
続作業を行うことなく、容易にアース接続処理すること
ができ、かつ、所望の位置でアース処理をすることがで
きる。なお、超音波溶着機による加熱の代わりにヒータ
ーによる加熱により熱可塑性樹脂を溶融してもよい。
【0036】図5は、本発明の第3実施形態を示す。第
2実施形態との相違点はメッシュに代えて導電性金属線
のみからなるワイヤ50を並設したシールド電線10と
アース線20の外周面に巻きつけている点であり、上記
第2実施形態と同様に保持具40の内部に保持してい
る。
【0037】保持具40を超音波溶着機のアンビルとホ
ーンとで挟持して、超音波振動を負荷して振動摩擦によ
る加熱すると、熱可塑性樹脂15a、15bを溶融し、
このとき、外周に巻きつけたワイヤ50を絞り込んで加
締めていくと、ワイヤ50が溶融した熱可塑性樹脂15
a、15b内へ食い込み、内部のシールド電線10の導
電層13とアース線20の芯線21に接触する。溶融し
た熱可塑性樹脂15a、15bはワイヤ50の外周面に
充填され、その後、冷却固化されてワイヤ50と一体と
なると共にワイヤ50を絶縁被覆する。
【0038】上記方法によれば、上記第1実施形態と同
様、面倒な絶縁被覆層の皮剥ぎ作業や電線端末の端子接
続作業を行うことなく、容易にアース接続処理すること
ができ、かつ、所望の位置でアース処理をすることがで
きる。特に、導電性接続部材としてワイヤ50を用いて
いるため、コストの低減を図る事が出来ると共に、かし
め時の絞り込みを簡単かつ強く行うことができる。
【0039】図6および図7は、本発明の第4実施形態
を示す。第1実施形態との相違点は、並設したシールド
電線10とアース線20の外周面に導電性金属帯60を
巻きつけている。該導電性金属帯60は図6に示すよう
に、上下一対のエンボス加工した金属帯60A,60B
からなり、それぞれシールド電線嵌合部61、アース電
線嵌合部62となる円弧状の2つの山部を設けるように
屈曲加工し、これら山部の内面側にエンボス加工の突起
部63を突設している。また、外面側には第1実施形態
と同様にポリイミドテープ34をラミネートとしてい
る。本実施形態においては、シールド電線10に接触さ
せるための突起部61を6つ、アース線20に接触させ
るための突起部63を3つ備えている。なお、導電性金
属帯60に可撓性を持たせている場合は、1つの連続し
た金属帯を用い、これを2つ折りしてシールド線10と
アース線20の外周面に巻き付けてもよい。
【0040】図7に示すように、上記エンボス加工した
導電性金属帯60を巻き付けた状態に外嵌したシールド
電線10およびアース線20をヒータにて加熱すると同
時に、外周に巻きつけた導電性金属帯60を絞り込んで
加締めていくと、導電性金属帯60の突起部63が溶融
前より熱可塑性樹脂15a、15b内に食い込ませるこ
とができ、突起部63をシールド電線10のシールド層
13とアース線20の芯線21に迅速に接触させること
ができる。また、導電性金属帯60の外面はポリイミド
テープ34で被覆された状態のままであるため、絶縁保
護される。
【0041】なお、金属帯60の外面にポリイミドテー
プをラミネートする代わりに、第2実施形態と同様に保
持具40に内嵌し、保持具40を上下より超音波溶着機
のホーンとアンビルで挟持し、超音波振動を負荷して振
動摩擦による加熱によりシールド電線10の絶縁シース
層14の熱可塑性樹脂15aとアース線20の絶縁層2
2の熱可塑性樹脂15bを溶融させてもよい。其の際、
溶融した樹脂は導電性金属帯60の外周面にも溢出し、
これが冷却固化して導電性金属帯60を絶縁被覆するこ
ととなる。
【0042】上記方法によれば、上記第1実施形態と同
様、面倒な絶縁被覆層の皮剥ぎ作業や電線端末の端子接
続作業を行うことなく、容易にアース接続処理すること
ができ、かつ、所望の位置でアース処理をすることがで
きる。さらに、金属板60には突起部63が設けられて
いるため、シールド電線10の導電層13とアース線2
0の芯線21との接触をより確実なものとすることがで
きる。
【0043】図8および図9は、本発明の第5実施形態
を示す。第4実施形態との相違点は、接続部材として、
エンボス加工した導電性金属帯を用いる代わりに穴あき
加工した上下一対の導電性金帯70(70A、70B)
を用いている点と、第2実施形態と同様に保持具40に
内嵌させている点である。
【0044】上記導電性金属帯70は、金属板を加工し
たものであり、並設したシールド電線10とアース線2
0の外周面形状に合わせて山部71、72を設け、これ
ら山部71、72には多数の穴73をあけている。
【0045】上記穴あき加工した導電性金属帯70を取
り付けた状態でシールド電線10およびアース線20を
第2実施形態に示す保持具に内嵌し、保持具を上下より
超音波溶着機のホーンとアンビルで挟持し、超音波振動
を負荷して振動摩擦による加熱によりシールド電線10
の絶縁シース層14の熱可塑性樹脂15aとアース線2
0の絶縁層22の熱可塑性樹脂15bを溶融させる。こ
のとき、外周に取り付けた導電性金属帯70を絞り込ん
で加締めていくと、溶融した熱可塑性樹脂15a、15
bが導電性金属帯70に設けられた穴73を通過し、外
側へ押し出され、導電性金属帯70が溶融した熱可塑性
樹脂15a、15b内に食い込んでいき、内部のシール
ド電線10のシールド層13とアース線20の芯線21
に接触する。また、外側へ押し出された熱可塑性樹脂1
5a、15bは穴73に充填されると共に外周面にも溢
出し、これが冷却固化して導電性金属帯60と一体化す
ると共に絶縁被覆する。
【0046】上記方法によれば、上記第1実施形態と同
様、面倒な絶縁被覆層の皮剥ぎ作業や電線端末の端子接
続作業を行うことなく、容易にアース接続処理すること
ができ、かつ、所望の位置でアース処理をすることがで
きる。なお、超音波溶着機による加熱の代わりにヒータ
ーによる加熱により熱可塑性樹脂を溶融してもよい。
【0047】図10は、本発明に用いる超音波溶着装置
の実施形態を示す。超音波溶着装置のホーン80とアン
ビル83とは、対向面に、それぞれシールド電線10を
上下より嵌合する大きな円弧溝81、84とアース線2
0を上下より嵌合する小さい円弧溝82、85とを横並
びに連続して並設している。
【0048】上記超音波溶着装置を用いて接続するシー
ルド電線10とアース線20には上記第2実施形態と同
様に、接続部材として導電性金属のメッシュ30を用い
ている。なお、メッシュ30にはポリイミドテープをラ
ミネートしていない。
【0049】メッシュ30を巻きつけたシールド電線1
0とアース線20をアンビル83に搭載し、シールド電
線10を円弧溝84にアース線20を円弧溝85にはめ
込み、この状態でホーン81を下降させて円弧溝81、
82をシールド電線10、アース線20の上周面に押し
当て、アンビル83とホーン81の間で挟持する。この
状態で、超音波振動を負荷して振動摩擦による加熱によ
りシールド電線10の絶縁シース層14の熱可塑性樹脂
15aとアース線20の絶縁層22の熱可塑性樹脂15
bを溶融させる。このとき、外周に巻きつけたメッシュ
30を絞り込んで加締めていくと、溶融した熱可塑性樹
脂15a、15bがメッシュ30の編目30a内に入り
込んで外側へ押し出される一方、メッシュ30は内側へ
と食い込んでいく。
【0050】その結果、図10(B)に示すように、メ
ッシュ30は、内部のシールド電線10の導電層13と
アース線20の芯線21に接触する。また、メッシュ3
0の網目内に充填されると共にメッシュ30の外周面に
溢出した熱可塑性樹脂15a,15bは冷却固化されて
メッシュ30と一体化すると共にメッシュ外周面を絶縁
被覆する。
【0051】このように超音波溶着装置のホーンとアン
ビルの形状を並設するシールド電線10とアース線20
の形状に対応させると、メッシュ30をシールド電線1
0とアース線20の外周面の全面に被覆するように強制
できる。かつ、超音波振動をシールド電線10とアース
線20の全周にわたって均等に負荷でき、絶縁シース層
14および絶縁層22を均等に溶融して、シールド層1
3および芯線21の全周をメッシュ30と確実に接触さ
せることができる。
【0052】図11は超音波溶着装置のホーンとアンビ
ルの変形例を示す。ホーン80’およびアンビル83’
は図10のホーン80およびアンビル83と同形状の2
つの円弧溝を設けているが、これらの円弧溝81’と8
2’、84’と85’の表面上には複数の溝86、87
を設けている。
【0053】上記ホーン80’とアンビル83’とで挟
持して超音波振動を負荷すると、溶融した熱可塑性樹脂
15a、15bが溝86、87に流れ出やすくなり、メ
ッシュ30は迅速にシールド層13と芯線22に接触す
る。また、溝86、87に流れでた樹脂はメッシュ30
の外周面に付着しやすくなり、これが冷却固化すること
でメッシュ30を確実に絶縁保護することができる。
【0054】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、シールド電線の最外層の絶縁シース層とアー
ス線の絶縁層を熱可塑性樹脂で形成し、その外周に、内
面側にエンボス加工を施した導電性金属帯、穴空き加工
を施した導電性金属帯、熱可塑性樹脂でラミネートした
導電性金属メッシュあるいは金属性導線のみからなるワ
イヤーを電気接続部材として用いて、上記並設している
シールド線とアース線に対して軸直角方向に横巻きして
連続的に被せ、その後、これらをヒータで加熱あるいは
超音波振動を加振して、上記シールド線の絶縁シース層
および上記アース線の絶縁層を溶融させ、上記導電性金
属帯、導電性金属メッシュあるいはワイヤーからなる接
続部材を上記シールド電線およびアース線の絶縁層およ
びシールド電線の絶縁シース層に食い込ませて、アース
線の芯線およびシールド電線のシールド層と接触させ、
上記導電性金属帯、導電性金属メッシュあるいはワイヤ
ーからなる接続部材を介してシールド電線のシールド層
をアース線の芯線に電気接続させているため、シールド
電線の絶縁シース層の面倒な皮剥ぎ作業や、端子圧着作
業を行うことなく、容易にシールド層をアース線と接続
することができる。
【0055】また、従来のようにアース処理箇所は電線
の端末部に限定されず、メッシュ等を巻きつけてヒータ
ーによる加熱または超音波溶着機による加振できる箇所
であれば、中間アース等、所望位置でアース処理するこ
とが可能となる。
【0056】さらに、シールド電線とアース線との接続
に用いる導電性接続部材にラミネートをラミネートした
り、あるいは保持具に内嵌しているため、接続作業前に
おける接続部材の耐候性を確保できる。また、接続作業
後においても、上記ラミネートフィルムあるいは溢出し
て接続部材の外周面で固化される樹脂により絶縁保護も
同時に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るシールド電線と
アース線の接続前の状態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すシールド電線とアース線の接続方
法を示し、(A)は接続前の要部拡大断面図、(B)は
接続後の要部拡大断面図である。
【図3】 図1に示すシールド電線とアース線の接続方
法を示し、(A)は接続前の断面図、(B)は接続後の
断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係るシールド電線と
アース線の接続方法を示し、(A)は本実施形態に使用
するコネクタを示す斜視図、(B)は接続前の断面図、
(C)は接続後の断面図である。
【図5】 本発明の第3実施形態のシールド電線とアー
ス線の接続方法を示し、(A)は接続前の断面図、
(B)は接続後の断面図である。
【図6】 本発明の第4実施形態に係るシールド電線と
アース線の接続方法に用いる導電性金属帯を示し、
(A)は斜視図、(B)は断面図である。
【図7】 (A)は第4実施形態における接続前の断面
図、(B)は接続後の断面図である。
【図8】 本発明の第5実施形態のシールド電線とアー
ス線の接続方法に用いる導電性金属帯を示し、(A)は
斜視図、(B)は断面図である。
【図9】 (A)は第4実施形態における接続前の断面
図、(B)は接続後の断面図、(C)は要部拡大断面図
である。
【図10】 本発明の接続方法に用いる超音波溶着装置
のアンビルとホーンを示す斜視図である。
【図11】 図10の変形例を示す斜視図である。
【図12】 (A)(B)は従来例を示す図である。
【図13】 (A)(B)は他の従来例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 シールド電線 11 芯線 13 シールド層(導電層) 14 最外周の絶縁シース層 15a、15b 熱可塑性樹脂 20 アース線 21 芯線 22 絶縁層 30 メッシュ 40 保持具 50 ワイヤ 60 エンボス加工した導電性金属帯 63 突起部 70 穴あけ加工した導電性金属帯 73 穴 80 ホーン 83 アンビル 86、87 溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯線外周の絶縁被覆層の外周に金属編組
    あるいは金属箔からなるシールド層を備え、該シールド
    層の外周を熱可塑性樹脂からなる最外周の絶縁シース層
    で被覆したシールド電線とアース線と接続する方法であ
    って、 芯線を熱可塑性樹脂からなる絶縁層で被覆した上記アー
    ス線を、上記シールド電線の外面に平行に沿わせて重
    ね、 内面側にエンボス加工を施した導電性金属帯、穴空き加
    工を施した導電性金属帯、熱可塑性樹脂でラミネートし
    た導電性金属メッシュあるいは金属性導線のみからなる
    ワイヤーを電気接続部材として用い、上記並設している
    シールド線とアース線に対して軸直角方向に横巻きして
    連続的に被せ、 その後、これらをヒータで加熱あるいは超音波振動を加
    振して、上記シールド線の絶縁シース層および上記アー
    ス線の絶縁層を溶融させ、 上記導電性金属帯、導電性金属メッシュあるいはワイヤ
    ーからなる接続部材を上記シールド電線およびアース線
    の絶縁層およびシールド電線の絶縁シース層に食い込ま
    せて、アース線の芯線およびシールド電線のシールド層
    と接触させ、上記導電性金属帯、導電性金属メッシュあ
    るいはワイヤーからなる接続部材を介してシールド電線
    のシールド層をアース線の芯線に電気接続させているシ
    ールド電線とアース線の接続方法。
  2. 【請求項2】 上記加熱時あるいは超音波振動の加振時
    に、上記導電性金属帯、導電性金属メッシュあるいはワ
    イヤーからなる接続部材を上記シールド電線およびアー
    ス線に対してかしめるように絞りこんでいる請求項1に
    記載のシールド電線とアース線の接続方法。
  3. 【請求項3】 上記並設した上記シールド電線とアース
    線およびこれらに横巻きして被せた上記導電性金属帯、
    導電性メッシュあるいはワイヤーからなる接続部材を、
    上記シールド線の絶縁シース層およびアース線の絶縁層
    よりも融点が高い樹脂で成形した保持具内に内嵌して、
    超音波を加振している請求項1または請求項2に記載の
    シールド電線とアース線の接続方法。
  4. 【請求項4】 上記保持具はポリアミド系、ポリエステ
    ル系のエンプラ系樹脂で成形している請求項3に記載の
    シールド電線とアース線の接続方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項の
    接続方法により形成されたシールド電線とアース線の接
    続構造。
  6. 【請求項6】 上記接続部材の導電性金属帯、導電性金
    属メッシュの外面を、ポリアミド系、ポリエステル系の
    エンプラ系樹脂製のフィルムでラミネートとし、上記シ
    ールド電線のシールド層およびアース線の芯線と接触し
    ている上記導電性金属帯、導電性金属メッシュからなる
    接続部材の外面を上記フィルムでラミネートしている請
    求項5に記載のシールド電線とアース線の接続構造。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載の接続方法に用いる超音波溶着装置であって、 上記超音波溶着装置のホーンとアンビルの対向面に、そ
    れぞれシールド電線を上下より嵌合する大きな円弧溝と
    アース線を上下より嵌合する小さい円弧溝とを横並びに
    連続して並設し、ホーンとアンビルとをシールド電線に
    外面にアース線を隣接させた状態で位置決め保持できる
    形状としているシールド電線とアース線との接続に用い
    るシールド電線とアース線接続用の超音波溶着装置。
  8. 【請求項8】 上記シールド電線用の大きな円弧溝とア
    ース電線用の小さな円弧溝の内面に溝を並設している請
    求項7に記載のシールド電線とアース線接続用の超音波
    溶着装置。
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