JP2003218811A - 自己診断機能を有する無線通信装置 - Google Patents

自己診断機能を有する無線通信装置

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JP2003218811A
JP2003218811A JP2002014392A JP2002014392A JP2003218811A JP 2003218811 A JP2003218811 A JP 2003218811A JP 2002014392 A JP2002014392 A JP 2002014392A JP 2002014392 A JP2002014392 A JP 2002014392A JP 2003218811 A JP2003218811 A JP 2003218811A
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low noise
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Yasushi Usui
康 薄井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無線通信装置において、RF部等を自己診断す
るための折り返し回路の構成を簡易化する。 【解決手段】制御回路50は、ローカル信号発振器18
をオン状態(発振状態)にするとともに、試験用の一定
振幅の1.6[GHz]の送信信号Sdを周波数変換器
52から電力増幅器10に供給する。ダイプレクサ12
からの送信信号Sdの漏洩信号Seと0.1[GHz]
のローカル信号Lが低雑音増幅器20に供給される。低
レベルとは非線形になっている低雑音増幅器20の出力
信号である混変調信号Smから受信信号と同一周波数
(1.5GHz)の信号を帯域通過フィルタ58で取り
出す。この取り出した信号により制御回路50は、RF
部54等の自己診断を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、折り返し回路を
利用して自己診断を行う自己診断機能を有する無線通信
装置に関し、たとえば船舶用の無線通信装置に適用して
好適な自己診断機能を有する無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば船舶用の無線通信装
置では、自局の送受信部を自己診断するための自己診断
機能が付加されている。
【0003】図3は、従来技術に係る自己診断機能を有
する無線通信装置2の概略的な構成を示している。
【0004】この無線通信装置2では、無線通信装置2
のRF(Radio Frequency、略して高周波)部4等に対
する自己診断のために、外部折り返し回路6を付加して
いる。
【0005】外部折り返し回路6は、スイッチ8を有
し、自己診断時には、通常運用時のアンテナ22側では
なく、外部折り返し回路6側の位置(図示位置)に切り
替えられている。
【0006】このとき、電力増幅器(High Power Ampli
fier、略してHPA)10からの1.6[GHz]の送
信周波数を有する信号(以下、送信信号という。)が、
ダイプレクサ12、スイッチ8、ダイプレクサ14、減
衰器16を通じて混合器17の一方の入力端子に供給さ
れる。
【0007】混合器17の他方の入力端子には、ローカ
ル信号発振器18からの周波数0.1[GHz]のロー
カル信号が供給されている。このため、混合器17の出
力端子から1.5[GHz]の受信周波数を有する信号
が出力され、ダイプレクサ14、スイッチ8、ダイプレ
クサ12を介して受信信号に対応する折り返し信号とし
て低雑音増幅器(Low Noise Amplifier、略してLN
A)20に供給される。
【0008】この場合、折り返し信号を増幅した低雑音
増幅器20の出力信号のレベル等を観測することによ
り、電力増幅器10、ダイプレクサ12および低雑音増
幅器20を有するRF部4の回路の自己診断を行うこと
ができる。
【0009】しかしながら、この図3例の従来技術で
は、自己診断のための外部折り返し回路6が必要であ
り、この外部折り返し回路6は部品点数が多く、かつ回
路部品の容積が大きくなるという問題がある。また、高
価な高周波用のスイッチ8が必要であり、したがって、
船舶等の移動局に使用することが困難であるという問題
がある。
【0010】図4は、他の従来技術に係る自己診断機能
を有する無線通信装置2Aの概略的な構成を示してい
る。なお、図4において、図3に示したものと対応する
ものには同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略す
る。
【0011】この図4例の無線通信装置2Aでは、電力
増幅器10の入力側と低雑音増幅器20の出力側との間
に内部折り返し回路6Aを設けている。帯域通過フィル
タ24は、混合器17の出力信号の中、1.5[GH
z]の受信信号を抽出する。
【0012】この図4例の無線通信装置2Aでは、小電
力であるので、容積が小型になり、かつ廉価になるとい
う利点があるが、故障の確率の高い電力増幅器10を含
むRF部4の自己診断を行うことができないという問題
がある。
【0013】なお、さらに他の技術として、電力増幅器
10の出力側と低雑音増幅器20の入力側との間に折り
返し回路を設けることも考えられるが、この場合には、
電力増幅器10の損失が増加し、さらに低雑音増幅器2
0側の性能も劣化するという問題が発生する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
課題を考慮してなされたものであり、構成が簡単で低コ
ストでありながら、RF部を診断することができ、しか
も電力損失の発生や性能の劣化を抑制することを可能と
する自己診断機能を有する無線通信装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の自己診断機能
を有する無線通信装置は、電力増幅器から出力される送
信周波数を有する信号をダイプレクサおよびアンテナを
介して送信し、受信周波数を有する信号を前記アンテナ
および前記ダイプレクサを介して低雑音増幅器に入力さ
せる無線通信装置において、前記低雑音増幅器の入力側
に接続され、前記送信周波数と前記受信周波数の差の周
波数を有するローカル信号を供給するローカル信号供給
回路を有し、前記低雑音増幅器の出力側に、前記送信周
波数を有する信号の前記ダイプレクサからの漏洩信号と
前記ローカル信号の混変調信号である、前記受信周波数
と同一の周波数の自己診断信号を発生させることを特徴
とする(請求項1記載の発明)。
【0016】この発明によれば、ローカル信号供給回路
から、低雑音増幅器の入力側に、送信周波数と受信周波
数の差の周波数を有するローカル信号を供給するように
構成したので、このローカル信号と、ダイプレクサから
の漏洩信号、すなわち、送信周波数を有する信号との混
変調信号である、受信周波数と同一の周波数の自己診断
信号を低雑音増幅器の出力側に発生させることができ
る。
【0017】この自己診断信号により、電力増幅器、ダ
イプレクサおよび低雑音増幅器を含むRF部等の診断が
可能となる。しかも、無線通信装置の内部には、ローカ
ル信号供給回路のみが必要となるので、折り返し回路の
構成が簡単で、低コストである。その上、電力損失の発
生や性能の劣化を抑制することができる。
【0018】なお、このとき、ダイプレクサは、上記図
3の減衰器16としても機能し、低雑音増幅器は、上記
図3、図4の混合器17としても機能する。
【0019】なお、ローカル信号供給回路は、ローカル
信号を発生するローカル信号発振器と、ローカル信号を
通過させ漏洩信号を遮断する周波数特性を有するフィル
タ回路とから構成することができる(請求項2記載の発
明)。
【0020】このフィルタ回路は、低雑音増幅器の入力
側に直流電源を供給する際のチョークコイルを兼用する
ことができる(請求項3記載の発明)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下に参照する図
面において、上記図3、図4に示したものと対応するも
のには同一の符号を付けて、その詳細な説明は省略す
る。
【0022】図1は、この発明の実施の形態に係る自己
診断機能を有する無線通信装置40の概略的な構成を示
している。
【0023】この無線通信装置40は、たとえば、図示
していない衛星を介して通信を行う船舶用の無線通信装
置であり、基本的には、この無線通信装置40の全体を
制御する制御回路50と、周波数変換器52と、RF部
54と、折り返し回路の一部として機能するローカル信
号供給回路56とから構成されている。
【0024】図示していない衛星を介して他の船舶ある
いは海岸局に対しで電波を送受信するアンテナ22が、
ケーブルを介してRF部54の送受共用部であるダイプ
レクサ12に接続されている。
【0025】この実施の形態のダイプレクサ12は、受
信側の1.5[GHz]の通過周波数を有する帯域通過
フィルタ12Aと、送信側の1.6[GHz]の通過周
波数を有する帯域通過フィルタ12Bとから構成されて
いる。
【0026】受信側の帯域通過フィルタ12Aと周波数
変換器52との間には、RF受信系として、低雑音増幅
器20と、1.5[GHz]の通過周波数を有する帯域
通過フィルタ58と、自動利得制御増幅器(Automatic
Gain Control Amplifier、略してAGC)60が直列に
接続されている。
【0027】また、送信側の帯域通過フィルタ12Bと
周波数変換器52との間には、電力増幅器10が接続さ
れている。
【0028】ローカル信号供給回路56は、制御回路5
0からの制御信号に基づいて0.1[GHz]のローカ
ル信号Lを発生するローカル信号発振器18と、発生し
たローカル信号LをRF部54側、すなわち低雑音増幅
器20の入力側に通過させる重畳回路としても機能する
フィルタ回路68とから構成されている。
【0029】この場合、フィルタ回路68は、直流電源
Vdがローカル信号発振器18に供給されることを阻止
するコンデンサ62と、ローカル信号Lが直流電源Vd
側に流れることを遮断するチョークコイル64と、チョ
ークコイル66とから構成されている。
【0030】チョークコイル66は、帯域通過フィルタ
12Aから供給される、送信周波数1.6[GHz]を
有する信号(送信信号)Sdの漏洩信号Seが、ローカ
ル信号発振器18側に流れるのを遮断するとともに、チ
ョークコイル64を通じて供給された直流電源Vdを低
雑音増幅器20に供給する機能を有する。
【0031】なお、上記の制御回路50は、基本的に
は、制御部70と復調器72と変調器74とから構成さ
れる。制御部70は、ローカル信号発振器18のオンオ
フを制御するとともに、自動利得制御増幅器60を制御
し、さらに必要に応じて電力増幅器10の利得を制御す
る。また、制御部70は、ベースバンド信号である送信
データを変調器74に供給するとともに、復調器72で
復調されたベースバンド信号である復調データを取り込
む。変調器72と復調器74は、それぞれ、ベースバン
ド信号と中間周波数信号とを相互に変換する機能を有す
る。
【0032】さらに、制御回路50の制御部70は、ア
ンテナ22とダイプレクサ12との間にオンオフスイッ
チを挿入する構成とする場合には、そのオンオフを制御
するように構成される。このオンオフスイッチは、自己
診断を行うときには、オフ、すなわち開放状態に制御さ
れ、通常運用時には、オン、すなわち閉じた状態に制御
される。
【0033】自己診断時ではない通常運用時には、アン
テナ22から1.5[GHz]の受信周波数を有する信
号(受信信号)が、ダイプレクサ12に供給されていな
いときに、制御回路50の制御により自己診断機能を行
うようにするが、受信信号が供給されているときにも、
自己診断機能を行わせたい場合には、アンテナ22とダ
イプレクサ12との間に挿入される上記のオンオフスイ
ッチをオフ状態にしておく。
【0034】この実施の形態で、制御回路50は、CP
U(中央処理装置)や、ROM(読み出し専用メモリ)
およびRAM(ランダムアクセスメモリ)等を有するマ
イクロコンピュータおよびASIC(特定用途向け集積
回路)等により構成される。
【0035】次に、上述の実施の形態の動作について説
明する。
【0036】図1において、アンテナ22を通じて衛星
等に対して無線信号を送受信する通常の運用時には、ロ
ーカル信号発振器18は、制御回路50によりオフ状態
とされている。この場合、直流電源Vdのみが、フィル
タ回路68を通じて低雑音増幅器20側に供給される。
【0037】このとき、制御回路50の制御部70から
のベースバンド信号の送信データが変調器74で変調さ
れ、さらに中間周波数信号に変換される。この中間周波
数信号が、周波数変換器52により高周波の1.6GH
zである送信周波数に変換され、電力増幅器10を通じ
て送信信号Sdとして、ダイプレクサ12およびアンテ
ナ22を通じて無線送信される。
【0038】その一方、アンテナ22で受信された1.
5[GHz]の受信信号は、ダイプレクサ12を介して
低雑音増幅器20の入力側に供給される。この受信信号
は、チョークコイル66のインピーダンスによりフィル
タ回路68側には流れない。
【0039】低雑音増幅器20の出力信号は、帯域通過
フィルタ58を介して自動利得制御増幅器60で一定振
幅の受信信号に増幅されて周波数変換器52に供給され
る。
【0040】周波数変換器52は、この1.5[GH
z]の受信信号を中間周波数信号に変換して制御回路5
0に供給する。制御回路50の復調器72は中間周波数
信号をベースバンド信号に変換するとともに、復調す
る。復調データは、制御部70により解読される。
【0041】一方、通常の運用ではなく、自己診断機能
を動作させるときには、たとえばアンテナ22を通じて
受信信号を受信していないとき、制御回路50の制御部
70は、ローカル信号発振器18をオン状態(発振状
態)にするとともに、自己診断用の送信データを出力す
る。この自己診断用の送信データは、変調器74により
変調され、さらに周波数変換器52を通じて一定振幅の
1.6[GHz]の送信信号とされ電力増幅器10に供
給される。
【0042】この一定振幅の送信信号は、電力増幅器1
0により増幅されて送信信号Sdとされる。この送信信
号Sdは、帯域通過フィルタ12Bを通じ、帯域通過フ
ィルタ12Aを漏洩して1.6[GHz]の漏洩信号S
eとして低雑音増幅器20の入力側に供給される。この
とき、帯域通過フィルタ12Aのアイソレーション性能
は、上記図3により説明した減衰器16と同等の機能、
すなわち送信信号Sdの減衰機能を発揮することにな
る。換言すれば、ダイプレクサ12が減衰器として動作
する。
【0043】帯域通過フィルタ12Aから低雑音増幅器
20側に出力される1.6[GHz]の漏洩信号Se
は、ローカル信号発振器18側にはチョークコイル66
の作用により供給されない。その一方、ローカル信号発
振器18からの0.1[GHz]のローカル信号Lは、
この0.1[GHz]の周波数ではそれほどインピーダ
ンスの高くならないチョークコイル66を通過し、低雑
音増幅器20の入力側に供給される。
【0044】この場合、低雑音増幅器20は、入出力特
性が僅かに非線形となっており(理想的な線形の増幅器
は作製不可能である。)、特に、低レベル入力では非線
形な特性となっているので、低雑音増幅器20の内部
で、送信信号Sdの減衰信号である、この1.6[GH
z]の漏洩信号Seと0.1[GHz]のローカル信号
Lで混変調を起こし、低雑音増幅器20の出力側に、
1.7[GHz]の信号と、受信信号と同一周波数の
1.5[GHz]の混変調信号Smが発生する。
【0045】帯域通過フィルタ58により、この混変調
信号Smから1.7[GHz]の信号成分は遮断され、
受信信号と同一周波数の1.5[GHz]の信号、すな
わち自己診断信号(に利用できる信号)のみが自動利得
制御増幅器60を介して周波数変換器52に供給され
る。
【0046】周波数変換器52を通じて周波数変換され
た中間周波数信号は制御回路50に供給される。この場
合、制御回路50の制御部70は、折り返されてきた信
号を復調器72で復調した復調データと、送出した元の
送信データを比較することにより、RF部54の正常・
異常を判定することができる。なお、復調器72にて折
り返し信号の位相・振幅特性を解析することにより、よ
り詳細な自己診断を行うことができる。
【0047】このように上述の実施の形態によれば、自
己診断時に、ローカル信号発振器18から、いわゆるデ
カップリング回路を有する直流バイアス回路として機能
するフィルタ回路68を通じて、低雑音増幅器20の入
力側に、送信周波数1.6[GHz]と受信周波数1.
5[GHz]の差の周波数0.1[GHz]を有するロ
ーカル信号Lを供給するように構成したので、このロー
カル信号Lと、ダイプレクサ12からの漏洩信号Seで
ある送信周波数1.6[GHz]を有する信号との混変
調信号Smである受信周波数1.5[GHz]と同一の
周波数の自己診断信号を低雑音増幅器20の出力側に発
生させることができる。
【0048】言い換えれば、制御回路50は、ローカル
信号発振器18をオン状態(発振状態)にするととも
に、試験用の一定振幅の1.6[GHz]の送信信号を
周波数変換器52から電力増幅器10に供給する。これ
により、ダイプレクサ12からの送信信号Sdの漏洩信
号Seと0.1[GHz]のローカル信号Lが低雑音増
幅器20に供給される。この場合、混合器として機能す
る低雑音増幅器20の出力信号である混変調信号Smか
ら受信信号と同一周波数(1.5GHz)の信号を帯域
通過フィルタ58で取り出す。この取り出した信号であ
り受信信号と周波数が同一である自己診断信号に基づき
RF部54、周波数変換器52を含む無線通信装置40
の自己診断を実施する。
【0049】すなわち、上述の自己診断信号により、電
力増幅器10、ダイプレクサ12および低雑音増幅器2
0を含むRF部54の自己診断および周波数変換器52
を含む無線通信装置40のほぼ全体の診断が可能とな
る。
【0050】この実施の形態では、無線通信装置40の
内部にローカル信号供給回路56のみが必要となるの
で、従来技術に比較して、折り返し回路の構成が簡単と
なり、部品点数が少なく、かつ低コストである。しかも
電力損失の発生や性能の劣化を抑制することができる。
【0051】なお、ローカル信号供給回路56は、ロー
カル信号Lを発生するローカル信号発振器18と、ロー
カル信号Lを通過させ漏洩信号Seを遮断する周波数特
性を有するフィルタ回路68とから構成され、このフィ
ルタ回路68は、低雑音増幅器20の入力側に直流電源
Vdを供給する際のチョークコイル66を兼用すること
ができるので、その点で、低雑音増幅器20の性能劣化
が抑制される。
【0052】また、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、たとえば送受信周波数がさらに高周波信号である
場合には、図2に示すように、ローカル信号を方向性結
合器76を通じて低雑音増幅器20の入力側に供給する
構成とする等(その他の構成は、図1と同等。)、この
発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る
ことはもちろんである。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の自己診
断機能を有する無線通信装置によれば、構成が簡単で低
コストでありながら、RF部をも診断することができ、
しかも電力損失の発生や性能の劣化を抑制することがで
きる。
【0054】すなわち、この発明によれば、無線通信装
置におけるRF部等を自己診断するための折り返し回路
の構成が簡易化され、容積も低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】この発明の他の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】従来技術の構成を示すブロック図である。
【図4】従来技術の他の例の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
2、2A、40…無線通信装置 4、54…
RF部 6、6A…折り返し回路 8…スイッ
チ 10…電力増幅器 12…ダイ
プレクサ 12A、12B、58…帯域通過フィルタ 16…減衰
器 17…混合器 18…ロー
カル信号発振器 20…低雑音増幅器 22…アン
テナ 50…制御回路 52…周波
数変換器 56…ローカル信号供給回路 60…自動
利得制御増幅器 62…コンデンサ 64、66
…チョークコイル 68…フィルタ回路 70…制御
部 72…復調器 74…変調
器 76…方向性結合器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力増幅器から出力される送信周波数を有
    する信号をダイプレクサおよびアンテナを介して送信
    し、受信周波数を有する信号を前記アンテナおよび前記
    ダイプレクサを介して低雑音増幅器に入力させる無線通
    信装置において、 前記低雑音増幅器の入力側に接続され、前記送信周波数
    と前記受信周波数の差の周波数を有するローカル信号を
    供給するローカル信号供給回路を有し、 前記低雑音増幅器の出力側に、前記送信周波数を有する
    信号の前記ダイプレクサからの漏洩信号と前記ローカル
    信号の混変調信号である、前記受信周波数と同一の周波
    数の自己診断信号を発生させることを特徴とする自己診
    断機能を有する無線通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無線通信装置において、 前記ローカル信号供給回路は、 ローカル信号を発生するローカル信号発振器と、 前記ローカル信号を通過させ前記漏洩信号を遮断する周
    波数特性を有するフィルタ回路とを有することを特徴と
    する自己診断機能を有する無線通信装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の無線通信装置において、 前記フィルタ回路は、前記低雑音増幅器の入力側に直流
    電源を供給する際のチョークコイルが兼用されることを
    特徴とする自己診断機能を有する無線通信装置。
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