JP2003218805A - 超音波を利用した電力および信号伝送装置 - Google Patents

超音波を利用した電力および信号伝送装置

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JP2003218805A
JP2003218805A JP2002016719A JP2002016719A JP2003218805A JP 2003218805 A JP2003218805 A JP 2003218805A JP 2002016719 A JP2002016719 A JP 2002016719A JP 2002016719 A JP2002016719 A JP 2002016719A JP 2003218805 A JP2003218805 A JP 2003218805A
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ultrasonic
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ultrasonic transducer
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Sumitake Shimomura
純武 下村
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Tama TLO Co Ltd
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Tama TLO Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波を利用した電力伝送装置では、機械イ
ンピーダンスの整合や電気的負荷インピーダンスの整合
などをおこなうことにより、電力の伝送効率の向上を図
ってはいるが、体外に配置された送波器と体内に配置さ
れた受波器との間で伝搬軸のずれ(不整列要因)がある
と、電力の伝搬効率が著しく低下してしまう。また、従
来の装置は、電力の伝送と制御用の信号の伝送とを交互
に行う方式であり、電力の伝送が断続される分だけ伝送
効率が低下してしまう。 【解決手段】 超音波振動子の送・受波面にその公称周
波数に対してほぼ1/4波長の板厚を有する金属整合板
を接合することにより、超音波振動子に多チャンネル特
性を持たせ、第1のチャンネル(共振周波数帯)を利用
して電力の伝送を行うとともに、他のチャンネル(共振
周波数帯)を利用して位置決め用のモニタ信号の伝送を
行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を利用して
体内埋込型機器などに電力を供給するとともに、これら
の機器との間で各種の信号の授受をも可能とした電力お
よび信号伝送装置に関するものである。ここで、体内埋
込型機器とは、心臓ペースメーカや人工心臓などの他、
血液モニタなどのセンサ類をも含むものである。
【0002】
【従来の技術】従来、体内埋込型機器などに電力を供給
する手段としては、水銀電池やリチウム電池などの1次
電池の使用が一般的であるが、近年、2次電池の性能向
上とともに、体内埋込型機器に2次電池を設け、超音波
エネルギーを利用してこの2次電池を充電する方法が提
案されつつある(特開昭50−9041、特開昭50−
9042)。この方法によれば、外科的手術による電池
交換をなくすことができ、患者に対する肉体的な負担を
軽減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな超音波を利用した電力伝送装置では、機械インピー
ダンスの整合や電気的負荷インピーダンスの整合などを
おこなうことにより、電力の伝送効率の向上を図っては
いるが、体外に配置された送波器と体内に配置された受
波器との間で伝搬軸のずれ(不整列要因)があると、電
力の伝搬効率が著しく低下してしまう。ここで、不整列
要因とは、送波側および受波側の超音波振動子における
送・受波面の面心の横方向のずれ、対向する送・受波面
の不平行(傾き)、および送・受波面の面間距離であ
る。また、従来の装置は、電力の伝送と制御用の信号の
伝送とを交互に行う方式であり、電力の伝送が断続され
る分だけ伝送効率が低下してしまう。
【0004】図6に不整列要因の関係を示す。図におい
て、11は第1の超音波振動子(送波側)、12は第1
の超音波振動子11に駆動信号を供給する駆動源、21
は第2の超音波振動子(受波側)、22は第2の超音波
振動子21に接続された整流回路などの負荷である。図
6(a)においてrは送・受波面の直径、Δrが送・受
波面の面心の横方向のずれで、ずれの程度はΔr/rで
表される。また、dが送・受波面の面間距離である。図
6(b)において、θが対向する送・受波面の不平行
(傾き)である。
【0005】すなわち、これらの不整列要因をなくすこ
とにより、効率の良い電力伝送を実現することができ
る。なお、面間距離dに関しては、原理的に零にするこ
とはできないので、最適値を探すことになる。また、不
整列要因をなくし、効率の良い電力伝送状態を実現した
場合には、この伝送経路を利用して、ノイズの少ない信
号伝送をも実現することができる。
【0006】本発明は、上記のような超音波を利用した
電力伝送装置において、対向して配置される超音波振動
子間の不整列要因をなくすとともに連続的な超音波信号
による電力の供給を可能とし、効率の良い電力伝送を実
現することを目的としたものである。
【0007】また、本発明は、超音波を利用して体内埋
込型機器などに電力を供給するとともに、これらの機器
との間で各種の信号の授受をも可能とした電力および信
号伝送装置を実現することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明の超音波を利用した電力および信号伝
送装置は、体内埋込型機器などの負荷回路に電力を供給
する2次電池と、特性を揃えて制作され互いに対向して
配置される第1および第2の超音波振動子と、前記第1
および第2の超音波振動子の送・受波面に接合されその
公称周波数に対してほぼ1/4波長の板厚を有する金属
整合板と、前記第1の超音波振動子に電力伝送のための
駆動信号を供給する駆動源と、前記第2の超音波振動子
から得られる出力信号を整流し前記2次電池に供給する
整流回路と、前記整流回路の出力を受けその信号レベル
に応じた周波数信号を発生するとともにこの周波数信号
をモニタ信号として前記第2の超音波振動子に供給する
モニタ回路と、前記第1の超音波振動子の姿勢を制御し
前記第1の超音波振動子と前記第2の超音波振動子との
伝搬軸の調整を行う姿勢制御装置と、前記第1の超音波
振動子により受信されるモニタ信号を検出し前記姿勢制
御装置に帰還するモニタ受信回路とを具備し、前記駆動
源により発生する駆動信号の周波数を前記超音波振動子
における第1の共振周波数帯に選ぶとともに前記モニタ
回路により発生するモニタ信号の周波数を前記超音波振
動子における第2の共振周波数帯に選ぶことを特徴とす
るものである。
【0009】また、本発明の超音波を利用した電力およ
び信号伝送装置は、第2の超音波振動子の送・受波面に
接合される金属整合板に体内埋込型機器などの金属ケー
スを利用したものである。
【0010】さらに、本発明の超音波を利用した電力お
よび信号伝送装置は、第1および第2の超音波振動子に
おける第1の共振周波数帯以外の共振周波数帯を利用し
てモニタ信号以外の信号の授受をも行うことを特徴とし
たものである。
【0011】このように、超音波振動子の送・受波面に
その公称周波数に対してほぼ1/4波長の板厚を有する
金属整合板を接合すると、超音波振動子に多チャンネル
特性を持たせることができ、第1のチャンネル(共振周
波数帯)を利用して電力の伝送を行うとともに、他のチ
ャンネル(共振周波数帯)を利用して位置決め用のモニ
タ信号の伝送を行うようにすれば、対向する超音波振動
子間の不整列要因をなくし、効率の良い電力伝送を実現
することができるとともに、連続的な超音波信号により
電力を供給することができ、さらに効率の良い電力伝送
を実現することができる。
【0012】また、超音波振動子の多チャンネル特性を
利用すれば、他のチャンネル(共振周波数帯)を介して
モニタ信号以外の情報信号の授受をも行うことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて説明
する。図1は本発明の超音波を利用した電力および信号
伝送装置の一実施例を示す構成図である。図に示す装置
は、心臓ペースメーカなどの体内埋込型機器に電力を供
給する場合を例示したものである。図において、前記図
6と同様のものは同一符号を付して示す。1は体外ユニ
ット、2は体内ユニットである。第1および第2の超音
波振動子11,21は特性を揃えて制作された超音波振
動子であり、第1の超音波振動子11の送・受波面に
は、その公称周波数foに対してほぼ1/4波長の板厚
tsを有する金属整合板13が接合されている。ここ
で、公称周波数foとは、圧電セラミックス振動子の半
波長厚み共振周波数のことであり、ほぼ1/4波長の板
厚tsとは、振動子単体の共振周波数と振動子材料の音
響インピーダンスおよびその縦波伝播速度(音速)を用
いて算定される1/4波長の厚みである。また、23は
体内ユニット2の金属ケースであるが、金属整合板13
と同じ板厚tsに加工され、第2の超音波振動子21の
送・受波面に接合されている。すなわち、第2の超音波
振動子21は金属ケース23を金属整合板として利用し
ている。
【0014】通常、生体内機器はチタンまたはステンレ
ス鋼などの金属板で外装され、これは超音波に対して大
きな遮蔽効果を有するものであるが、上記のように、金
属ケース23の板厚をほぼ1/4波長の値に選択する
と、生体媒質と第2の超音波振動子21との間で音響イ
ンピーダンス変換器(整合層)として作用し、金属ケー
ス23における超音波の遮蔽効果を低減することができ
る。以下、金属ケース23を金属整合板23と称する。
【0015】24は心臓ペースメーカ、25は心臓ペー
スメーカ24に電力を供給する2次電池である。26は
第2の超音波振動子21から得られる出力信号を整流し
て2次電池25に供給するとともに、その受波レベルに
応じた周波数信号を発生し、この周波数信号をモニタ信
号として第2の超音波振動子21を励振する充電回路で
ある。第1および第2の超音波振動子11,21は皮膚
や皮下組織を介して5〜20mmの間隔をおいて対向配置
される。14は第1の超音波振動子11の姿勢を制御
し、第1の超音波振動子11と第2の超音波振動子21
との伝搬軸の調整を行う姿勢制御装置、15は第1の超
音波振動子11により受信されるモニタ信号を検出し、
姿勢制御装置14に帰還するモニタ受信回路である。姿
勢制御装置14は前記図6に示すような伝搬軸の不整列
要因をなくすように、第1の超音波振動子11の3次元
方向の位置および傾きを調整する。
【0016】図2は充電回路26の一実施例を示す構成
図である。図に示す如く、充電回路26は整流回路26
1とモニタ回路262とにより構成されており、整流回
路261は第2の超音波振動子21から得られる出力信
号Soを整流して、2次電池25に供給する。モニタ回
路262は、整流回路261の出力Sdを受け、その信
号レベルに応じた周波数信号を発生するとともに、この
周波数信号をモニタ信号Smとして第2の超音波振動子
21に供給し、第2の超音波振動子21を励振する。す
なわち、電力を供給するための超音波信号は第1の超音
波振動子11から第2の超音波振動子21に伝送され、
モニタ信号Smは第2の超音波振動子21から第1の超
音波振動子11に伝送される。
【0017】第1の超音波振動子11の位置が変化し、
伝搬軸の不整列要因が変化すると、超音波の伝送効率が
変化して、出力Sdの信号レベルが変化する。従って、
一般のサーボ機構と同様に、出力Sdのレベルを検出し
ながら第1の超音波振動子11の位置(姿勢)を制御す
れば、伝搬軸の不整列要因をなくし、効率の良い伝送状
態を実現することができる。姿勢制御装置14はモニタ
信号Smの変化を検出しながら、第1の超音波振動子1
1の位置(姿勢)を調整し、伝搬軸のずれΔr/r、傾
きθ、面間距離dを順次最適状態に設定してゆく。な
お、面間距離dの変化に対しては、モニタ信号Smは2
d/λm毎に周期的に変化するので、やはり最適な位置
を決定することが可能である。λmは媒質中の波長であ
る。
【0018】さて、図1に戻り、第1および第2の超音
波振動子11,21に、その公称周波数foに対してほ
ぼ1/4波長の板厚tsを有する金属整合板13,23
を接合すると、第1および第2の超音波振動子11,2
1における実際の共振点は、公称周波数foからずれ、
複数の値をとるようになる。
【0019】図3は第1および第2の超音波振動子1
1,21における周波数特性の一例を示したもので、図
に示す例では、f=foの点からほぼ対称な位置に2つ
の共振点(f1,f2)が現れている。図において、実
線は理論値、破線は実験値である。これは、振動子の公
称周波数foと金属整合板の厚さtsとの関係に起因す
るもので、金属整合板の厚さによっては、図4に示す如
く、3つの共振点(f1,f2,f3)が現れる場合も
ある。これを超音波振動子の多チャンネル特性という。
なお、この多チャンネル特性は、音響インピーダンスお
よび縦波伝播速度(音速)が共に高い値を有する金属整
合板を使用したために実現される特性であり、医用画像
用のトランスジューサに用いられるようなプラスチック
材を使用した場合には、現れないものである。本発明で
は、第1のチャンネル(共振周波数帯)を利用して電力
の伝送を行うとともに、他のチャンネル(共振周波数
帯)を利用して位置決め用のモニタ信号の伝送を行う。
【0020】すなわち、駆動源12は第1の共振周波数
帯に属する周波数f1の駆動信号を発生し、第1の超音
波振動子11を駆動する。また、モニタ回路252は第
2の共振周波数帯に属する周波数f2を基本周波数とす
るモニタ信号Smを発生し、第2の超音波振動子21を
駆動する。モニタ受信回路15はフィルタ回路などを利
用して、第1の超音波振動子11の出力信号からモニタ
信号Smを抽出し、姿勢制御装置14に帰還する。
【0021】このように、異なるチャンネル(共振周波
数帯)を利用して電力の伝送とモニタ信号の伝送とを行
うようにすると、電力の伝送に連続した超音波信号を使
用することができ、さらに高い伝送効率を得ることがで
きる。
【0022】なお、上記の説明においては、モニタ信号
Smを利用して伝搬軸の調整を行う場合を例示したが、
同様に、モニタ信号Smを利用して第1の超音波振動子
11を励振する駆動信号の周波数を最適値に制御するこ
ともできる。図中に破線で示す信号経路がそれである。
【0023】図5は本発明の超音波を利用した電力およ
び信号伝送装置の他の実施例を示す構成図である。図に
示す装置は、体内埋込型機器として血液モニタなどの体
内埋込型センサを例示し、体外ユニット1から体内ユニ
ット2(センサ)に電力を供給するとともに、体外ユニ
ット1と体内ユニット2との間でセンサの測定情報信号
やセンサを制御するための制御情報信号の授受を行うも
のである。図において、27は血液モニタなどのセン
サ、16は体外ユニット1に属し、センサ27により発
信される測定情報信号Ssを受信したり、センサ27を
制御するための制御情報信号Scを発信する情報入出力
回路である。ここで、第1および第2の超音波振動子1
1,21が図4に示す如き3つの共振点(f1,f2,
f3)を有するものであるとすると、センサ27は第3
の共振周波数帯に属する周波数f3を使用して、測定情
報信号Ssを発信する。情報入出力回路16は第3の共
振周波数帯に属する測定情報信号Ssを選択的に受信す
るとともに、同じ第3の共振周波数帯を使用して、制御
情報信号Scを発信する。測定情報信号Ssには測定値
や測定時刻などの情報が含まれ、制御情報信号Scには
センサ27に対する測定周期の設定情報などが含まれて
いる。センサ27からの発信および情報入出力回路16
からの発信は、一般に時分割で交互に行われる。
【0024】このように、第3の共振周波数帯を使用し
て情報の授受を行うようにすれば、電力の伝送に影響を
与えることなく、ノイズの少ない信号伝送をも実現する
ことができる。なお、上記の例では、第2の共振周波数
帯を使用してモニタ信号Smの伝送を行い、第3の共振
周波数帯を使用してその他の信号(測定情報信号Ssお
よび制御情報信号Sc)の伝送を行う場合を例示した
が、共振周波数帯の使用方法はこれに限られるものでは
なく、例えば、モニタ信号Smとその他の信号とを同じ
第2の共振周波数帯を使用して、時分割で行うことも可
能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波を
利用した電力および信号伝送装置では、体内埋込型機器
などの負荷回路に電力を供給する2次電池と、特性を揃
えて制作され互いに対向して配置される第1および第2
の超音波振動子と、前記第1および第2の超音波振動子
の送・受波面に接合されその公称周波数に対してほぼ1
/4波長の板厚を有する金属整合板と、前記第1の超音
波振動子に電力伝送のための駆動信号を供給する駆動源
と、前記第2の超音波振動子から得られる出力信号を整
流し前記2次電池に供給する整流回路と、前記整流回路
の出力を受けその信号レベルに応じた周波数信号を発生
するとともにこの周波数信号をモニタ信号として前記第
2の超音波振動子に供給するモニタ回路と、前記第1の
超音波振動子の姿勢を制御し前記第1の超音波振動子と
前記第2の超音波振動子との伝搬軸の調整を行う姿勢制
御装置と、前記第1の超音波振動子により受信されるモ
ニタ信号を検出し前記姿勢制御装置に帰還するモニタ受
信回路とを具備し、前記駆動源により発生する駆動信号
の周波数を前記超音波振動子における第1の共振周波数
帯に選ぶとともに前記モニタ回路により発生するモニタ
信号の周波数を前記超音波振動子における第2の共振周
波数帯に選ぶようにしているので、対向する超音波振動
子間の不整列要因をなくし、効率の良い電力伝送を実現
することができるとともに、連続的な超音波信号により
電力を供給することができ、さらに効率の良い電力伝送
を実現することができる。
【0026】また、本発明の超音波を利用した電力およ
び信号伝送装置では、第2の超音波振動子の送・受波面
に接合される金属整合板として、公称周波数に対してほ
ぼ1/4波長の板厚を有する金属ケースを利用するよう
にしているので、金属ケースが生体媒質と第2の超音波
振動子との間で音響インピーダンス変換器(整合層)と
して作用し、金属ケースにおける超音波の遮蔽効果を低
減することができる。
【0027】さらに、本発明の超音波を利用した電力お
よび信号伝送装置では、第1および第2の超音波振動子
における第1の共振周波数帯以外の共振周波数帯を利用
してモニタ信号以外の信号の授受をも行うようにしてい
るので、電力の伝送に影響を与えることなく、ノイズの
少ない信号伝送をも実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波を利用した電力および信号伝送
装置の一実施例を示す構成図。
【図2】充電回路26の一実施例を示す構成図。
【図3】第1および第2の超音波振動子11,21にお
ける周波数特性の一例を示した図。
【図4】第1および第2の超音波振動子11,21にお
ける周波数特性の他の例を示した図。
【図5】本発明の超音波を利用した電力および信号伝送
装置の他の実施例を示す構成図。
【図6】第1および第2の超音波振動子11,21間の
伝搬軸における不整列要因の関係を示す図。
【符号の説明】
1 体外ユニット 2 体内ユニット 11,21 第1および第2の超音波振動子 12 駆動源 13 金属整合板 14 姿勢制御装置 15 モニタ受信回路 16 情報入出力回路 22 負荷 23 金属ケース(金属整合板) 24 心臓ペースメーカ 25 2次電池 26 充電回路 261 整流回路 262 モニタ回路 27 センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体内埋込型機器などの負荷回路に電力を
    供給する2次電池と、特性を揃えて制作され互いに対向
    して配置される第1および第2の超音波振動子と、前記
    第1および第2の超音波振動子の送・受波面に接合され
    その公称周波数に対してほぼ1/4波長の板厚を有する
    金属整合板と、前記第1の超音波振動子に電力伝送のた
    めの駆動信号を供給する駆動源と、前記第2の超音波振
    動子から得られる出力信号を整流し前記2次電池に供給
    する整流回路と、前記整流回路の出力を受けその信号レ
    ベルに応じた周波数信号を発生するとともにこの周波数
    信号をモニタ信号として前記第2の超音波振動子に供給
    するモニタ回路と、前記第1の超音波振動子の姿勢を制
    御し前記第1の超音波振動子と前記第2の超音波振動子
    との伝搬軸の調整を行う姿勢制御装置と、前記第1の超
    音波振動子により受信されるモニタ信号を検出し前記姿
    勢制御装置に帰還するモニタ受信回路とを具備し、前記
    駆動源により発生する駆動信号の周波数を前記超音波振
    動子における第1の共振周波数帯に選ぶとともに前記モ
    ニタ回路により発生するモニタ信号の周波数を前記超音
    波振動子における第2の共振周波数帯に選ぶことを特徴
    とする超音波を利用した電力および信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 第2の超音波振動子の送・受波面に接合
    される金属整合板は体内埋込型機器などの金属ケースを
    利用してなる前記請求項1に記載の超音波を利用した電
    力および信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2の超音波振動子における
    第2または第3の共振周波数帯を利用してモニタ信号以
    外の情報信号の授受を行うことを特徴とする前記請求項
    1または2に記載の超音波を利用した電力および信号伝
    送装置。
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