JP2003217670A - 電池装置 - Google Patents

電池装置

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JP2003217670A
JP2003217670A JP2002010635A JP2002010635A JP2003217670A JP 2003217670 A JP2003217670 A JP 2003217670A JP 2002010635 A JP2002010635 A JP 2002010635A JP 2002010635 A JP2002010635 A JP 2002010635A JP 2003217670 A JP2003217670 A JP 2003217670A
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JP
Japan
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battery
closed container
aqueous electrolyte
pressure
electrolyte battery
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JP2002010635A
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English (en)
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Hiroshi Tasai
田才  博志
Koichi Nishiyama
浩一 西山
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非水電解質電池を用いた電池装置の採用によ
って、非水電解質電池の劣化を防止するものである。 【解決手段】 非水電解質電池を密閉容器に収納してな
る電池装置において、前記密閉容器内に不活性ガスを充
填したことを特徴とする電池装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非水電解質電池を用
いた電池装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄電池の用途のひとつにバックアップ電
源や、負荷平準化等に使用される据え置き用途がある。
これら据え置き用途の蓄電池に要求される性能は、数年
から十数年使用可能な寿命性能であり、その使用には実
績のある鉛蓄電池やニッケルカドミウム蓄電池などが多
用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、リチウムイオン
二次電池等の非水電解質電池が、携帯電話等の民生用サ
イクル用途に使用されるようになり注目を集めている。
このような非水電解質電池は、水分が浸入するとその性
能が極端に低下するため、従来の鉛蓄電池やニッケルカ
ドミウム電池等とは異なり、完全密閉形で、大気と発電
要素とは完全に遮断された構造であるという特徴を備え
る。
【0004】ここで前述した通り、非水電解質電池は極
端に水分を嫌うため、長期間の使用に対しては金属性電
池ケースの腐食や、端子部の腐食に対して充分に考慮し
ないと、金属製電池ケースの腐食によって大気中の水分
が発電要素内に浸入して蓄電池性能を極端に低下させた
り、端子部の腐食によって端子部自身の抵抗が大きくな
ったりする恐れがある。
【0005】本発明は上記問題を解決するためになされ
たものであり、非水電解質電池を用いた電池装置の採用
によって、非水電解質電池の端子部の腐食やシール部の
劣化を防止するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になした第1の発明は、非水電解質電池を密閉容器に収
納してなる電池装置において、前記密閉容器内に不活性
ガスを充填したことを特徴とする電池装置である。
【0007】第2の発明は、前記密閉容器に圧力検出手
段を設けるとともに、前記充填密閉容器内の圧力を大気
圧と異なる圧力としたことを特徴とする請求項1記載の
電池装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の最大の特徴は、非水電解
質電池を密閉容器内に収納し、密閉容器内に不活性ガス
を充填することである。これは完全密閉形である非水電
解質電池を使用するからこそ可能なものであり、鉛蓄電
池やニッケルカドミウム電池など、充電によって蓄電池
内部から酸素ガスや水素ガスが発生する可能性のある蓄
電池に対しては、水素ガスに引火する危険性があるので
適用することができない。
【0009】第1の発明を図1で説明する。1は密閉容
器であり、2は前記密閉容器に収納された非水電解質電
池、3は前記密閉容器に設けられた外部機器と接続する
ための外部接続端子、4は非水電解質電池と外部接続端
子3や電池管理装置5とを接続するためのリード線、5
は電池管理装置、6は電池管理装置5を外部から管理す
ることのできる端子である。
【0010】密閉容器1は、気密を保てるものであれば
特にその材料を規定されるものではなく、ステンレス鋼
などの金属材料や塩ビやアクリルなどの樹脂材料でもよ
い。必要に応じて内部を確認したい場合には、透明なア
クリルなどを使用すると都合のよいことがある。
【0011】非水電解質電池2は図1では1つしか記載
していないが、その個数、型式、大きさ、容量、電圧な
ど電池装置に要求される仕様を満足するように任意に設
置、配置することができる。
【0012】外部接続端子3は非水電解質システムを機
器や充電器と接続するためのものである。図1では2つ
しか外部端子が描かれていないが、使用する機器の仕様
や充電器の仕様、その他の用途に合わせて2つに限定さ
れるものではない。また、端子の材質や形状についても
目的に併せて任意とすることができる。さらに端子の替
わりにリード線等であってもよい。
【0013】リード線4は非水電解質電池2同士、非水
電解質電池2と外部端子3、非水電解質電池2と電池管
理装置5、などを接続するものであり電池装置の構成に
合わせて任意に配線することができる。また、上記以外
の機器や部品を接続することもできる。なおこのリード
線4は特に必須要件ではなく、非水電解質電池の端子を
直接外部接続端子の内側と接触させるような構成として
もよいし、リード線に替えて基板や剛体などで接続する
ことが可能である。
【0014】蓄電池管理装置5は、非水電解質電池2の
温度、電圧、電流等を監視し、必要に応じて充電や放電
を停止することのできる装置であり、その他の機能を備
えていてもよい。また、図1では電池管理装置5は密閉
容器1内に記されているが、密閉容器1の外側に設ける
こともできる。
【0015】端子6は外部から蓄電池管理装置5を操
作、制御するために設けられたものである。しかし、前
述の通り、蓄電池管理装置5を密閉容器1の外側に設け
た場合、端子6は蓄電池管理装置5と非水電解質電池2
とを接続するために使用することができる。また、前述
の通り電池管理装置5を必要としない場合が発生したと
きは、端子6を備える必然性がなくなる場合もあり得
る。
【0016】上記の構成よりなる電池装置の密閉容器1
の内部を不活性ガスで満たすことが本発明の実施の形態
である。不活性ガスには、安価な希ガスであるアルゴン
などの使用が望ましいが、より安価な窒素ガスなどを使
用することも、それらの混合物の使用も可能である。な
お、使用する不活性ガスの純度はできるだけ高いものを
使用し、大気のすべてを不活性ガスと置換することが好
ましいが、その使用時に数十から数百ppm程度の酸素
等の不純物を含んでも、実使用には実質的な問題はな
い。
【0017】第2の発明を図2で説明する。図2は図1
と同様のものに圧力検出手段7を設けたものである。そ
の他の記号については、図1のものと同一の機能を有す
るものには同じ番号を付与した。
【0018】密閉容器1内を満たした不活性ガスの圧力
を大気圧と異なる圧力(加圧、減圧いずれも可)として
おくことによって、圧力検出手段7の指示信号を確認す
るだけで、密閉容器1気密状態を確認することが可能で
ある。ここで密閉容器1内の加圧、減圧の程度について
は特に制限を設けるものではないが、圧力検出手段7で
確実に検出することのできる程度に加圧または減圧する
ことが望ましい。なお、万一の気密漏れに対し、減圧で
は外部の空気が進入するが、加圧にしておくと外気の進
入を防止することができ、好ましい。
【0019】圧力検出手段については圧力センサや差圧
計などが使用できるが、いずれにしても密閉容器1の気
密を阻害しないものを使用する必要がある。なお、密閉
容器1の内部の圧力は、温度によって変化するので、使
用温度範囲で加圧、減圧の状態が確認できるものを選択
することが好ましい。また、大気との差圧を測定する差
圧計を使用すると、温度の影響を受けにくくすることが
できる。また、圧力検出手段に出力部を備えたものを使
用すると、その出力によって各種の自動制御をおこなう
ことができ好適である。
【0020】
【実施例】高さ14cm、幅30cm、奥行き30cm
の直方体のアクリル樹脂製容器を作製した。この容器
は、蓋面である一面が着脱可能であり、着脱可能な蓋面
と残部であるケース部との間にはパッキンを配して気密
を取ることができるようになっている。また、容器側面
には外部端子と圧力センサと不活性ガス注入用の逆止弁
付き注入口と、内部ガス排出用の逆止弁付き排気口とを
設けた。ここで内部ガス排出用の逆止弁の作動圧は大気
圧よりも10kPa高くした。
【0021】このケース内に、容量40Ahの非水電解
質電池であるリチウムイオン電池と、電池温度を測定
し、設定温度以上になると充放電を遮断することのでき
る電池管理装置とを収納し、電池と外部端子、電池と電
池管理装置、電池管理装置とケースに設けた電池管理装
置制御用端子とをリード線にて結線し、ケースと蓋とを
嵌合、固定させることによりケースと蓋とを密閉容器と
して構成した。
【0022】次に、不活性ガス注入用の注入口にアルゴ
ンボンベの導管を接続し、流量1リットル/分でアルゴ
ンガスを密閉容器内に導入した。このとき、密閉容器内
の大気は、内部ガス排出用排気口に設けた逆止弁によ
り、大気圧+10kPaの加圧状態に保ちながらアルゴ
ンガスで置換された。置換がほぼ完全であると判断され
た30分後にアルゴンガスの注入を停止し、注入口の導
管を取り外した。
【0023】このように構成した電池装置を充放電サイ
クル試験に供した。試験は、以下の通りおこなった。
【0024】40Ahの定電流で4.1Vまで充電後、
4.1Vの定電圧で充電をおこなった。充電開始から充
電終了までの時間は3時間とした。ついで、40Aの定
電流で2.8Vまで放電をおこない、放電容量を測定し
た。以上の工程を1サイクルとし、これを繰り返した。
そして100サイクル毎にリチウムイオン二次電池の出
力を測定した。なおここで、対照として同一型式のリチ
ウムイオン二次電池を大気中で同様の試験に供した。
【0025】本発明による電池装置に収納されたリチウ
ムイオン二次電池の出力推移と、対照としたリチウムイ
オン二次電池の出力推移とを図3に示す。図3から明ら
かなように、本発明による電池装置内のリチウムイオン
二次電池の方が出力推移に優れていた。これは端子部の
酸化に起因する端子部の抵抗を抑制したことによる。な
お、密閉容器内の圧力は圧力センサによってモニターし
た。本実施例中では温度条件を25℃一定としたので、
大気圧+10kPaの値を一定に保ち、密閉容器に漏れ
がなく、酸素ガスが密閉容器内に進入しなかったことが
確認できた。
【0026】
【発明の効果】本発明により、非水電解質電池を用いた
電池装置の採用によって、非水電解質電池の劣化を防止
することができた。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】 電池装置
【図2】 電池装置
【図3】 充放電サイクル試験結果
【符号の説明】
1 密閉容器 2 非水電解質電池 3 外部端子 4 リード線 5 電池管理装置 6 端子 7 圧力検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非水電解質電池を密閉容器に収納してな
    る電池装置において、前記密閉容器内に不活性ガスを充
    填したことを特徴とする電池装置。
  2. 【請求項2】 前記密閉容器に圧力検出手段を設けると
    ともに、前記充填密閉容器内の圧力を大気圧と異なる圧
    力としたことを特徴とする請求項1記載の電池装置。
JP2002010635A 2002-01-18 2002-01-18 電池装置 Pending JP2003217670A (ja)

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