JP2003217152A - 光学系駆動装置 - Google Patents
光学系駆動装置Info
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Abstract
駆動装置を提案する。 【解決手段】光学素子1を備えた光学素子ホルダ2と、
この光学素子ホルダを弾性支持部材4a,4bを介して
記録媒体の略垂直方向に移動可能に支持する支持部材ホ
ルダ3と、この支持部材ホルダ3を光学素子ホルダ2と
ともに記録媒体の略半径方向に移動可能に保持するキャ
リッジとを少なくとも備える光学系駆動装置において、
前記支持部材ホルダ3のホルダ本体に、互いに間隔を開
けて対向配置した一対の長辺部材3aとこの長辺部材の
端部でそれらをつなぐ短辺部材3bからなり弾性支持部
材の周りを光学素子ホルダ2とともに取り囲むフレーム
を設ける。
Description
学的情報記録及び/または再生装置において情報記録媒
体に光スポットを投射する対物レンズ等の光学系を支
持、駆動するのに好適な光学系駆動装置に関するもので
ある。
は、対物レンズ等の光学素子を光ディスク面の振れや傾
きに追従させつつその垂直方向あるいは半径方向に駆動
する必要があり、そのため、光学素子はホルダによって
保持するようにし、これをばねの如き弾性支持部材を介
して支持ホルダに支持して記録媒体の略垂直方向への移
動を可能とする一方で、光学素子を保持するホルダ及び
支持ホルダについては、記録媒体の略半径方向に沿って
移動可能としたキャリッジ内に組み込んだ構造とするの
が一般的になっている。
移動させるための機構については、光学素子を正しく記
録媒体に向けるべく、光学素子の傾きを正確に調整して
からキャリッジに取り付けることが重要であって、この
点に関する先行技術としては、特開平9−54960号
公報に開示のような光学系駆動装置が参照される。
15に示すように、レンズ30を保持したホルダ31
が、フォーカスアクチュエータ32を構成するばね受け
部材33に板バネ34a、34bを介して記録媒体の垂
直方向に移動可能に支持されており、フォーカスアクチ
ュエータ32そのものについては、光ビームを通過させ
る溝35を形成したキャリッジ36の溝35に一部を入
れ込む形で取り付けられている。
37a〜37cが設けられ、キャリッジ36の溝35の
端面には壁面に溝38と曲面39を有する立上部40が
設けられていて、ばね受け部材33の凸部37aを溝3
8に入れ込むとともに凸部37b、37cを曲面39に
それぞれ当接させた状態でずらせることでばね受け部材
33をキャリッジ36内で傾け、フォーカスアクチュエ
ータ32の位置調整を行い、レンズ30を正しく記録媒
体に向けて接着固定できる構造になっている。
は、以下のような不具合があり、未だ改善の余地が残さ
れていた。
a、34bがホルダ31とばね受け部材33との間でむ
き出しになっているためフォーカスアクチュエータ32
をキャリッジ36に組み込付ける組付け作業の際の不注
意によって板ばね34a、34bを損傷してしまう不具
合がある。
したような従来の問題を解消し、安定した品質を確保で
きる新規な光学系駆動装置を提案するところにある。
えた光学素子ホルダと、この光学素子ホルダを弾性支持
部材を介して記録媒体の略垂直方向に移動可能に支持す
る支持部材ホルダと、この支持部材ホルダを光学素子ホ
ルダとともに記録媒体の略半径方向に移動可能に保持す
るキャリッジとを少なくとも備える光学系駆動装置にお
いて、前記支持部材ホルダは、ホルダ本体に、間隔を開
けて対向配置した一対の長辺部材とこの長辺部材の端部
でそれらをつなぐ短辺部材からなり弾性支持部材の周り
を光学素子ホルダとともに取り囲むフレームを備えるこ
とを特徴とする、光学系駆動装置である。
ホルダ及び/またはキャリッジは、該支持部材ホルダの
該キャリッジに対する傾きの調整を可能とする球面又は
少なくとも3つの凸部を有するものが好適である。
ダを挟んで対向配置しその軸心を中心にして支持部材ホ
ルダのキャリッジに対する傾き調整を可能とする少なく
とも2つの円柱状凸部を設けるのが好ましい。
ダ及び/または弾性支持部材の記録媒体面側を覆うカバ
ーとしての機能を兼ね備えたものが本発明にとくに有利
に適合する。
具体的に説明する。図1〜図5は本発明の第1の実施の
形態を示したものであり、図1は装置の全体の外観斜視
図、図2は要部の分解斜視図、図3は要部の平面図、図
4は要部の外観斜視図、そして、図5は要部の分解斜視
図をそれぞれ示したものである。
如き光学素子、2は光学素子1を保持する光学素子ホル
ダ、3は光学素子ホルダ2を弾性支持部材4a、4bを
介して記録媒体の略垂直方向(図中のZ方向)に移動可
能に支持する支持部材ホルダである。支持部材ホルダ3
は図2〜図5に示すようにホルダ本体に間隔を開けて互
いに対向配置した一対の長辺部材3a(X+方向)とこ
の長辺部材3aの端部でこれらをつなぐ短辺部材3bと
の組み合わせになるフレームを一体的に備えていて、弾
性部材4a、4bの周りを光学素子ホルダ2とともに取
り囲む(光学素子ホルダをその素子の光軸周りに取り囲
むような形状)ようになっている。
置には、図5に示す如く、凹部3c、3dが設けられて
いて、ここには、ヨーク5a、5bを介して磁石6a、
6bが接着固定されている。
並べて形成する多極着磁がなされたものになっており、
磁石6a、6bの磁界によりフォーカスコイル7a、7
bは駆動力を受けることになる。
の先端部に円柱状の凸部8と先端が球形になる凸部9
a、9b、10a、10bが設けられていて、それらの
頂点は図1、図3のように組立られた状態で光学素子1
の主点を中心とする球面を形成するようになっている。
3を光学素子ホルダとともに記録媒体の略半径方向に移
動可能に保持するキャリッジである。このキャリッジ1
1には光ビームを通過させるための通路11aと軸を通
すための貫通孔11b、11cが設けられていて、該貫
通孔11b、11cには軸受け部が配置されている。
如く、支持ホルダ3の凸部9a、9b、10a、10b
によって形成される球面と同じ半径になる球面部11d
が設けられており、その上端には支持ホルダ3に設けら
れた円柱状の凸部8に係合する溝部11eが設けられて
いる。
ジ11の溝部11eに係合させて該支持ホルダ3をキャ
リッジ11内に入れ込むと、支持ホルダ3の凸部9a、
9b、10a、10bとキャリッジ11の球面部11e
とが接触すことになる。
されるが、支持ホルダ3をキャリッジ11に入れ込んで
該支持ホルダ3を球面部11eに沿いZ方向に動かすこ
とにより光学素子1はY軸周りに回転調整される。
てスライドすることはなく、該支持ホルダ3を凸部8を
中心としてX軸周りに動かすことにより光学素子1はX
軸周りに回転調整される。
しないが、調整機により支持ホルダ3をつかみ、キャリ
ッジ11に押し当てるようにして行なう。
内に配置されるミラーであり、図1〜図3において13
a、13bはキャリッジ11の両サイドに配置されるト
ラッキングコイルである。トラッキングコイル13a、
13bの中には、図1に示す如く、内ヨーク14a、1
4bが配置されており、その外側には厚さが0.2mm程
度になる銅製のショートリング15a、15bがかしめ
により取り付けられていて、内ヨーク14a、14bの
Y方向中心から外側には外ヨーク16a、16bが設け
られている。外ヨーク16a、16bには磁石90a、
90bが接着固定される。
hを有し支持ホルダ3に覆い隠すカバーであって、この
カバー17はキャリッジ11の上端面に合わさるように
なっている。
グコイル13a、13bについては、図示していないフ
レキシブル基板により外部の電気基板と接続される。
軸受け部には、図1に示すように軸18a、18bが通
されていて、この軸18a、18bによりキャリッジ1
1は記録媒体(図示せず)の半径方向(図中のX方向)
に移動可能に支持される。
b及び外ヨーク16a、16bはデッキベース(図示せ
ず)に固定保持される。
1、図2、図4及び図5を参照して以下に説明する。ま
ず、固定の光学系(図示せず)より発せられた光ビーム
は図1に示したキャリッジ11の通路11aと図2、図
4及び図5に示した支持ホルダ3の通路3eを通り反射
ミラー12で反射された後、光学素子1によって記録媒
体(図示せず)上にスポットを形成する。
通って固定光学系に戻り、フォーカスエラー、トラッキ
ングエラー及び記録信号の検出が行なわれる。
2、図4、図5において示したフォーカスコイル7a、
7bに電流を流すことによって光学素子ホルダ2を媒体
面に垂直な方向へと駆動する(フォーカスコイル7a、
7bは磁石6a、6bの記録媒体の接線方向(Y方向)
端面からの漏れ磁界によって駆動される)。
合には、図1、図2に示したトラッキングコイル13
a、13bに電流を流すことによってキャリッジ11ご
とホルダ2を記録媒体の半径方向に駆動する(X方
向)。
ラッキングコイル13a、13bに電流を流し、キャリ
ッジ11をホルダ2とともに記録媒体の半径方向に駆動
する。
において示した磁石90a、90bと内ヨーク14a、
14bの間の通常の磁気ギャップから駆動力を受ける。
してフォーカス制御、トラッキング制御、アクセス制御
がなされる。
部材3aと短辺部材3bからなり、弾性支持部材4a、
4bの周りを光学素子ホルダ2とともに取り囲むフレー
ムを備えるようにしたので、弾性支持部材4a、4bお
よびこの弾性支持部材4a、4bに連結する光学素子ホ
ルダ2がフレームによって保護されるため組み込みに際
して指等が触れることがない。
長辺部材3a、短辺部材3bを把持することが可能であ
り、さらにこの部分を下にして置くことができるのでハ
ンドリングが容易になり、組み込み作業性を向上させる
ことができる。
支持ホルダ3に凸部9a、9b、10a、10bを設け
た例を示したが、これらの凸部9a、9b、10a、1
0bの代わりにその面全体をキャリッジ11の球面11
aに適合する球面とすることもできる。
態を示したものであり、図6は装置の外観斜視図、図7
は装置の分解斜視図、図8は要部の外観斜視図、そして
図9〜図12は要部の分解斜視図である。
持ホルダ3のフレーム本体外側と短辺部材3bの外側面
にそれぞれ同軸になる円柱状の凸部19a(図中X−
側)、19b(図中X+側)を設けるとともに球面状の
凸部20a(図中X−側)、20b(図中X−側)、2
1a(図中X+側)、21b(図中X+側)を形成し、
このうち凸部19a、19bに対応させるためキャリッ
ジ11に、図9、図10に示すように、該凸部19a、
19bの直径(Y方向の寸法)よりも極わずかに大きく
した溝部22a(図中X−側)、22b(図中X+側)
と、球面部23a、23bを設けたものである。
図8のように組上がった状態で光学素子1の主点を中心
として円柱状の凸部19a、19bの頂点が存在する球
面の半径にて形成されており、支持ホルダ3はその円柱
状の凸部19a、19bがキャリッジ11の溝部22
a、22bにそれぞれ嵌め合わされ、かつ、球面状の凸
部20a、20b、21a、21bが球面部23a、2
3bに接するかたちで取り付けられる。
9bを中心に回転し、球面状の凸部20a、20b、2
1a、21bはキャリッジ11の球面部23a、23b
に接した状態でスライドすることができるので、これに
より光学素子1の傾きの調整が可能となることは上述の
第1の実施の形態と同じであり、調整後に支持ホルダ3
キャリッジ11において接着、固定される。
とヨークは固定されておらず、その代わりにその他の磁
気回路の構成が若干異なるものである。すなわち、キャ
リッジ11には、トラッキングコイル13a、13bが
成形時に同時にインサートされていて、該トラッキング
コイル13a、13bの内側には図6に示すように、内
ヨーク14a、14bが配置される。
0.2mm程度の銅のシートリング15a、15bがかし
めにより取り付けられている。
+方向)には磁石91a、91bが接着固定された外ヨ
ーク16a、16bが備えられていて、軸18a、18
bは内ヨーク14a、14bとともにデッキベース(図
示せず)に固定保持されている。
持ホルダ3のフレームの長尺部材3aを挟んでフォーカ
スコイル7a、7bに対向するように配置されている。
石91a、91bの漏れ磁界がフォーカスコイル7a、
7bに及ぶようになっており、他の構成については、第
1の実施の形態とほぼ同じになる。
ルダ3の球面状の凸部23a、23b、24a、24b
がそれぞれ支持ホルダ3のX方向において最も遠い位置
に設けられているため、第1の実施の形態で示した装置
に比較して公差による位置ずれの影響を小さくすること
ができ、光学素子1が本来あるべき位置からのずれをよ
り小さくすることが可能となる。
a、19bは図8に示す如く、光学素子1をX方向にお
いて挟み込むように配置され、この凸部19a、19b
がキャリッジ11の溝部22a、22bによりY方向の
位置が決定されるため、凸部8だけで位置決めするよう
な第1の実施の形態で示した構造のものよりもさらに精
度の高い設定が行なえ(Y方向の位置の精度向上)、高
性能で低コストの装置を実現できる。
円柱状の凸部19a、19bはほぼ同一径としたものを
例として示したが、同軸にあれば直径は異なるものであ
ってもかまわない。
ホルダ3に設けた場合について示したが、これはキャリ
ッジ11側に設けることもできる。
領域については、球面以外のの形状であってもかまわ
ず、本発明はこの点についてとくに限定はされない。
たものである。同図において番号24は弾性支持部材及
び支持ホルダ3を保護するカバーであり、このカバー2
4と該支持ホルダ3が樹脂により一体的に成形され一つ
の部品になっていて、他の構成については第2の実施の
形態と同様になる。
持ホルダ3が一体であるから、分品点数を減らすことが
でき、装置にかかるコストの削減を図ることが可能にな
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
ある。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 光学素子を備えた光学素子ホルダと、こ
の光学素子ホルダを弾性支持部材を介して記録媒体の略
垂直方向に移動可能に支持する支持部材ホルダと、この
支持部材ホルダを光学素子ホルダとともに記録媒体の略
半径方向に移動可能に保持するキャリッジとを少なくと
も備える光学系駆動装置において、 前記支持部材ホルダは、ホルダ本体に、間隔を開けて対
向配置した一対の長辺部材とこの長辺部材の端部でそれ
らをつなぐ短辺部材からなり弾性支持部材の周りを光学
素子ホルダとともに取り囲むフレームを備えることを特
徴とする光学系駆動装置。 - 【請求項2】 支持部材ホルダ及び/またはキャリッジ
は、該支持部材ホルダの該キャリッジに対する傾きの調
整を可能とする球面又は少なくとも3つの凸部を有する
ものである、請求項1記載の光学系駆動装置。 - 【請求項3】 支持部材ホルダに、光学素子ホルダを挟
んで対向配置しその軸心を中心にして支持部材ホルダの
キャリッジに対する傾き調整を可能とする少なくとも2
つの円柱状凸部を設ける請求項1または2記載の光学系
駆動装置。 - 【請求項4】 支持部材ホルダが、光学素子ホルダ及び
/または弾性支持部材の記録媒体面側を覆うカバーとし
ての機能を兼ね備えたものである、請求項1〜3の何れ
かに記載の光学系駆動装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002011122A JP3910854B2 (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | 光学系駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002011122A JP3910854B2 (ja) | 2002-01-21 | 2002-01-21 | 光学系駆動装置 |
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JP3910854B2 JP3910854B2 (ja) | 2007-04-25 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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2002
- 2002-01-21 JP JP2002011122A patent/JP3910854B2/ja not_active Expired - Fee Related
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