JP2003216707A - 宅配サービスシステム - Google Patents

宅配サービスシステム

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JP2003216707A
JP2003216707A JP2002012741A JP2002012741A JP2003216707A JP 2003216707 A JP2003216707 A JP 2003216707A JP 2002012741 A JP2002012741 A JP 2002012741A JP 2002012741 A JP2002012741 A JP 2002012741A JP 2003216707 A JP2003216707 A JP 2003216707A
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JP2002012741A
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Toshiaki Sato
敏明 佐藤
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Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットなどの通信網によって、匿名
性を持って情報を伝達し、送り主と届け先の間を仲介す
ることで、匿名性を保持したまま物品の輸送を可能にす
る。 【解決手段】 情報管理サーバ102は、端末A104
から受信した情報に基づき、集荷指示となる第1回目の
宅配伝票Aを生成し、端末A104から受信した情報と
蓄積されている会員情報を使用し、会員Aについては実
名から電子メールアドレスに変換し、会員Bについては
電子メールアドレスから会員Bの実名に変換し、これら
を用いて配送指示となる第2回目の宅配伝票Bを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、匿名性を保持した
まま物品の輸送を行う宅配サービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の宅配便では、送り主と届け先とも
に、送り主が住所・氏名を明記する必要があった。ま
た、受け取りの可否を事前に確認する手段が取られるこ
とは無かった。さらに、内容の確認がなされず、危険物
が配達されることもあった。一方、従来はインターネッ
ト通信網を通じて送ることができるのは、文章や画像等
の電子データの形に限られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、インターネッ
ト通信網の特性である匿名性を維持しながら、物品の宅
配を行うシステムが待たれていた。また、匿名性が故の
事件性のある危険物が送られる可能性を含有しており、
その点での解決の手段を有する安全性が確保されたシス
テムが望まれている。
【0004】本発明は、以上のような問題点を解消する
ためになされたものであり、インターネットなどの通信
網によって、匿名性を持って情報を伝達し、送り主と届
け先の間を仲介することで、匿名性を保持したまま物品
の輸送を可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一形態における
宅配サービスシステムは、複数の会員に関する会員情報
を備え、第1の会員の端末より送出された第2の会員に
対する荷物の輸送を依頼する荷物輸送依頼情報を受信
し、会員情報より生成した第1の会員の居所に関する情
報および第2の会員を識別するための情報からなる集荷
指示と、第1の会員を識別するための情報および会員情
報より生成した第2の会員の居所に関する情報からなる
配送指示とを出力する情報管理サーバを備え、集荷指示
における第2の会員を識別するための情報は、情報管理
サーバのみに認識可能な情報であり、配送指示における
第1の会員を識別するための情報は、第2の会員と情報
管理サーバのみに認識可能な情報であるようにしたもの
である。この宅配サービスシステムによれば、集荷指示
により荷物が集荷され、配送指示により荷物が配送さ
れ、集配においては、送り先である第2の会員に関する
情報が認識されず、配送においては、送り元である第1
の会員に関する情報が認識されない。
【0006】本発明の他の形態における宅配サービスシ
ステムは、複数の会員に関する会員情報を備え、第1の
会員の端末より送出された物品の購入依頼を受け付けて
物品の販売を承認し、第1の会員の端末より送信された
販売を承認した物品の第2の会員に対する輸送を依頼す
る荷物輸送依頼情報を受信し、第1の会員を識別するた
めの情報および会員情報より生成した第2の会員の居所
に関する情報からなる配送指示を出力する情報管理サー
バを備え、配送指示における第1の会員を識別するため
の情報は、第2の会員と情報管理サーバのみに認識可能
な情報であるようにしたものである。この宅配サービス
システムによれば、第1の会員が購入した物品が、配送
指示により配送され、この配送において、物品の送り元
である第1の会員に関する情報が認識されない。
【0007】本発明の他の形態における宅配サービスシ
ステムは、複数の会員に関する会員情報を備え、第1の
会員の端末より送出された第2の会員に対する荷物の輸
送を依頼する荷物輸送依頼情報を受信し、会員情報より
生成した第1の会員の居所に関する情報および第2の会
員を識別するための情報からなる集荷指示と、第1の会
員を識別するための情報および会員情報より生成した第
2の会員の居所に関する情報からなる配送指示とを出力
し、第2の会員の端末に対して第1の会員より荷物の配
達依頼を受けた旨の情報を送出する情報管理サーバを備
え、集荷指示における第2の会員を識別するための情報
は、情報管理サーバのみに認識可能な情報であり、配送
指示における第1の会員を識別するための情報は、第2
の会員と情報管理サーバのみに認識可能な情報であるよ
うにしたものである。この宅配サービスシステムによれ
ば、集荷指示により荷物が集荷され、配送指示により荷
物が配送され、集配においては、送り先である第2の会
員に関する情報が認識されず、配送においては、送り元
である第1の会員に関する情報が認識されない。また、
荷物が配送されることが第2の会員に通知される。
【0008】上記宅配サービスシステムにおいて、情報
管理サーバは、第2の会員の端末より送出された荷物の
検査を依頼する情報を受け付け、荷物の検査指示を出力
するようにしてもよい。また、上記宅配サービスシステ
ムにおいて、情報管理サーバは、第2の会員の端末より
荷物の受け取りを拒否する旨の情報を受け付けると、荷
物の処分を行う処理会社に対して荷物を配送する処分指
示を出力するようにしてもよい。
【0009】また、上記宅配サービスシステムにおい
て、情報管理サーバは、第2の会員の端末より荷物の検
査依頼の旨の情報を受け付けると、荷物の検査を行う検
査会社に対して荷物を配送する検査指示を出力するよう
にしてもよい。また、宅配サービスシステムにおいて、
情報管理サーバは、荷物の検査の結果、荷物の中身が危
険物であるとの判定の旨の情報を検査会社の端末より受
け付けると、荷物の処分を行う処理会社に対して荷物を
配送する処分指示を出力するようにしてもよい。
【0010】本発明の他の形態における宅配サービスシ
ステムは、複数の会員に関する会員情報を備え、第1の
会員の端末より送出された第2の会員に対する荷物の輸
送を依頼する荷物輸送依頼情報を受信し、会員情報より
生成した第1の会員の居所に関する情報および第2の会
員を識別するための情報からなる集荷指示を出力し、第
2の会員の端末に対して第1の会員より荷物の配達依頼
を受けた旨の情報を送り出し、第2の会員の端末より送
出された荷物の特定配送先に関する情報を受け付けて第
1の会員を識別するための情報および会員情報より生成
した特定配送先の場所に関する情報からなる配送指示を
出力する情報管理サーバを備え、集荷指示における第2
の会員を識別するための情報は、情報管理サーバのみに
認識可能な情報であり、配送指示における第1の会員を
識別するための情報は、第2の会員と情報管理サーバの
みに認識可能な情報であるようにしたものである。この
宅配サービスシステムによれば、集荷指示により荷物が
集荷され、このとき、送り先である第2の会員に関する
情報が認識されない。また、荷物は、配送指示により特
定配送先に配送され、第2の会員は、特定配送先に配送
された荷物を受け取る。上記宅配サービスシステムにお
いて、情報管理サーバは、荷物の受け渡しに関する暗号
情報を、第2の会員の端末と特定配送先の端末とに送出
するようにし、特定配送先における第2の会員への荷物
の受け渡しに、暗号を用いるようにしても良い。
【0011】本発明の他の形態における宅配サービスシ
ステムは、第1の会員に関する第1の会員情報を備え、
第1の会員の端末より送出された第2の会員に対する荷
物の輸送を依頼する荷物輸送依頼情報と第2の会員を特
定する情報とを受信し、第1の会員情報より生成した第
1の会員の居所に関する情報および第2の会員を特定す
る情報からなる集荷指示を出力する第1の情報管理サー
バと、第2の会員に関する第2の会員情報を備え、集荷
指示の第2の会員に関する情報をもとに第2の会員情報
より生成した第2の会員の居所に関する情報および第1
の会員を識別するための情報からなる配送指示を出力す
る第2の情報管理サーバとを備え、集荷指示における第
2の会員を識別するための情報は、第2の情報管理サー
バのみに認識可能な情報であり、配送指示における第1
の会員を識別するための情報は、第1の会員と第1の情
報管理サーバのみに認識可能な情報であるようにしたも
のである。この宅配サービスシステムによれば、集荷指
示により荷物が集荷され、配送指示により荷物が配送さ
れ、集配においては、送り先である第2の会員に関する
情報が認識されず、配送においては、送り元である第1
の会員に関する情報が認識されない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。 <実施の形態1>図1は、本発明の第1の実施の形態に
おける宅配サービスシステムの構成例を示す構成図であ
る。本システムでは、宅配会社101に情報管理サーバ
102を備え、情報管理サーバ102は、インターネッ
ト通信網103を介して、端末A104および端末B1
05と接続している。
【0013】情報管理サーバ102は、端末A104,
端末B105の利用者の電子メールアドレスや、これら
利用者を特定するための住所と氏名や電話番号などの利
用者情報などを秘密保持管理している。なお、端末A1
04,端末B105は、各々会員となっている利用者が
使用する端末であり、端末A104は、会員A宅104
aに設置されて会員Aが利用する端末であり、端末B1
05は、会員B宅105aに設置されて会員Bが利用す
る端末である。
【0014】以下、会員Aから会員Bに荷物を配達する
場合を例にして説明する。まず、会員Aは、荷物の配達
申し込み情報を、インターネット通信網103に接続さ
れた端末A104より、やはりインターネット通信網1
03に接続された情報管理サーバ102に送出する。送
出される配達申し込み情報は、利用者を特定する利用者
詳細情報である会員Aの住所情報・氏名情報・電話番号
情報,および会員Aの電子メールアドレス情報を有する
送り主情報と、会員Bの電子メールアドレス情報を有す
る届け先情報とから構成されている。宅配会社101の
情報管理サーバ102は、この秘密保持管理している情
報は、外部には漏洩されていない必要がある。なお、宅
配会社101が、インターネット通信網プロバイダーで
ある必要はない。
【0015】前述したように、情報管理サーバ102
は、会員Aおよび会員Bの電子メールアドレスと、会員
Aおよび会員Bの利用者詳細情報である住所,氏名,電
話番号などの情報とを備えている。従って、情報管理サ
ーバ102は、端末A104から受信した情報に基づ
き、集荷指示となる第1回目の宅配伝票A情報を生成す
る。この結果、宅配会社101では、例えば担当の社員
が、生成された宅配伝票A情報に基づいて宅配伝票Aを
作成する。作成された宅配伝票Aには、送り主の会員A
の住所,氏名,電話番号などと、届け先の会員Bの電子
メールアドレスが記載されている。
【0016】宅配会社101では、例えば担当社員が、
上記宅配伝票Aを持って会員A宅104aまで指定の荷
物を受け取り(集荷)に行く。担当社員は、宅配伝票A
に記載されている住所の情報を参照し、会員A宅105
aに向かう。宅配会社101の担当社員が会員A宅10
4aに到着すると、会員Aは、上記担当社員に荷物を渡
すと同時に配達料を支払う。宅配会社101の担当社員
は、会員Aから荷物を受け取り、受け取った荷物に上記
宅配伝票Aを貼り付けて宅配会社101に持ち帰る。こ
のとき、上記担当社員には、荷物の配送先の会員Bの氏
名や住所などの情報に関しては、何ら認識することがで
きない。
【0017】上記担当社員が宅配伝票Aを貼り付けた荷
物を宅配会社101に持ち帰ると、情報管理サーバ10
2は、端末A104から受信した情報と蓄積されている
会員情報を使用し、会員Aについては実名から電子メー
ルアドレスに変換し、会員Bについては電子メールアド
レスから会員Bの実名に変換し、これらを用いて配送指
示となる第2回目の宅配伝票Bを作成するための情報を
生成する。この情報をもとに、担当社員が宅配伝票Bを
作製する。従って、宅配伝票Bには、届け先の会員Bの
住所,氏名,電話番号と、送り主の会員Aの電子メール
アドレスが記載されいる。なお、集荷指示となる宅配伝
票Aおよび配送指示となる宅配伝票Bは、情報管理サー
バ102に印刷装置を接続し、所定のフォーマットの印
刷用紙に上記情報を印刷することで、作成するようにし
ても良い。
【0018】以上のことにより、宅配伝票Bが作製され
ると、宅配会社101の担当社員は、集荷した荷物の宅
配伝票Aを完全に剥がし、宅配伝票Bに張り替える。こ
の後、宅配会社101の担当社員が、貼り付けられてい
る宅配伝票Bに従って、この荷物を会員B宅に配達(配
送)する。このとき、配送を担当している社員など、会
員B以外の人間には、荷物の送り元が誰であるかは判ら
ない(認識できない)が、会員Bには、宅配伝票Bに記
載されている電子メールアドレスから、送り元を認識す
ることができる。このように、対象の荷物が会員Aから
送り出される段階では、送り先が容易に判別できる情報
が無く、対象の荷物が会員Bに配達される段階では、送
り元が容易に判別できる情報がないので、匿名性が確保
できるようになる。
【0019】<実施の形態2>つぎに、本発明の他の形
態における宅配サービスシステムについて説明する。図
2は、本実施の形態における宅配サービスシステムの構
成例を示す構成図である。本システムでは、通販会社2
06に情報管理サーバ207を備え、情報管理サーバ2
07は、インターネット通信網203を介して、端末A
204および端末B205と接続している。本実施の形
態では、宅配会社201は、通販会社206の依頼によ
り、荷物の宅配を行う。
【0020】情報管理サーバ207は、端末A204,
端末B205の利用者の電子メールアドレスや、これら
利用者を特定するための住所と氏名や電話番号などの利
用者情報などを秘密保持管理している。なお、端末A2
04,端末B205は、各々会員となっている利用者が
使用する端末であり、端末B205は、会員B宅205
aに設置されて会員Bが利用する端末である。また、情
報管理サーバ207は、インターネット通信網203に
対して通販のホームページを提供している。
【0021】以下、会員Aから会員Bに、通販会社20
6の通販ホームページで購入した通販の品物を贈る場合
を例にして説明する。まず、会員Aは、インターネット
通信網203に接続された端末A204を用い、情報管
理サーバ207に用意されている通販のホームページに
アクセスし、品物購入情報を送出する。送出される情報
は、購入対象の品物の品名と数量等、および支払人であ
る会員Aのクレジットカード番号等の支払い情報、ま
た、送り主である会員Aの住所情報・氏名情報・電話番
号情報・電子メールアドレス情報を有する送り主情報、
加えて、会員Bの電子メールアドレス情報を有する届け
先情報である。
【0022】上述した端末A204から送出された情報
を受け付けた情報管理サーバ207は、受け付けた支払
い情報に従って、対象商品の販売代金を信販会社に請求
して支払いを受ける。また情報管理サーバ207は、端
末A204から受け付けた情報と蓄積されている会員情
報と使用し、会員Aについては、会員Aの氏名から電子
メールアドレスを生成し、会員Bについては電子メール
アドレスから会員Bの氏名や住所などを生成し、これら
を、接続されている印刷装置により印刷することで、配
送指示となる宅配伝票Bを作成する。従って、宅配伝票
Bには、届け先の会員Bの住所と氏名、電話番号等が記
載され、また、送り主の会員Aの電子メールアドレスが
記載されている。
【0023】以上のことにより宅配伝票Bが作製される
と、通販会社206では、担当の社員が、会員Aから注
文を受けた商品(品物)に宅配伝票Bを貼り付ける。次い
で、通販会社206では、宅配伝票Bを貼り付けた品物
を、宅配会社201に渡すとともに、インターネット通
信網203を利用して宅配料を支払う。なお、宅配料
は、通販の商品の価格に含まれているものとする。
【0024】以上のことにより、配送対象の荷物を受け
付けた宅配会社201は、荷物に貼り付けてある宅配伝
票Bに従い、この荷物を届け先の会員B宅205aに配
達する。荷物が配達された会員B宅205では、会員B
が、宅配伝票Bに記載されている電子メールアドレスか
ら、送り主が会員Aの荷物であることが判る。このよう
に、本実施の形態によれば、会員Aからは、荷物が送り
出されず、対象の荷物が配達される会員B宅205で
は、配達され手荷物には会員Aの氏名や住所などが記載
されていないので、匿名性が確保できるようになる。
【0025】<実施の形態3>つぎに、本願発明の他の
形態における宅配サービスシステムについて説明する。
図3は、本実施の形態における宅配サービスシステムの
構成例を示す構成図である。本システムでは、宅配会社
301に情報管理サーバ302を備え、情報管理サーバ
302は、インターネット通信網303を介して、端末
A304および端末B305と接続している。また、配
達された荷物が受け取りを拒否された場合に、この荷物
を処理する処理会社306を備える。
【0026】情報管理サーバ302は、端末A304,
端末B305の利用者の電子メールアドレスや、これら
利用者を特定するための住所と氏名や電話番号などの利
用者情報などを秘密保持管理している。なお、端末A3
04,端末B305は、各々会員となっている利用者が
使用する端末であり、端末A304は、会員A宅304
aに設置されて会員Aが利用する端末であり、端末B3
05は、会員B宅305aに設置されて会員Bが利用す
る端末である。
【0027】以下、会員Aから会員Bに荷物を配達する
場合を例にして説明する。本実施の形態では、会員Bに
対し、事前に荷物を受け取る意志があるか否かの確認を
行うようにした。以下では、発送直前に会員Bに受け取
りの意思を確認する場合を例にする。
【0028】まず、会員Aは、荷物の配達申し込み情報
を、インターネット通信網303に接続された端末A3
04より、やはりインターネット通信網303に接続さ
れた情報管理サーバ302に送出する。送出される配達
申し込み情報は、利用者を特定する利用者詳細情報であ
る会員Aの住所情報・氏名情報・電話番号情報,および
会員Aの電子メールアドレス情報を有する送り主情報
と、会員Bの電子メールアドレス情報を有する届け先情
報とから構成されている。宅配会社301の情報管理サ
ーバ302は、この秘密保持管理している情報は、外部
には漏洩されていない必要がある。
【0029】前述したように、情報管理サーバ302
は、会員Aおよび会員Bの電子メールアドレスと、会員
Aおよび会員Bの利用者詳細情報である住所,氏名,電
話番号などの情報とを備えている。従って、端末A30
4からの上記申し込みを受け付けた情報管理サーバ30
2は、端末A304から受信した情報に基づき、第1回
目の宅配伝票A情報を生成する。この結果、宅配会社3
01では、例えば担当の社員が、生成された宅配伝票A
情報に基づいて宅配伝票Aを作成する。作成された宅配
伝票Aには、送り主の会員Aの住所,氏名,電話番号な
どと、届け先の会員Bの電子メールアドレスが記載され
ている。
【0030】宅配会社301は、例えば担当社員が、上
記宅配伝票Aを持って会員A宅304aまで指定の荷物
を受け取りに行く。宅配会社301の担当社員が会員A
宅304aに到着すると、会員Aは、上記担当社員に荷
物を渡すと同時に配達料を支払う。宅配会社301の担
当社員は、会員Aから荷物を受け取り、受け取った荷物
に上記宅配伝票Aを貼り付けて宅配会社301に持ち帰
る。
【0031】本実施の形態では、この時点で、宅配会社
301が、受け取り意思確認のための通知を、情報管理
サーバ302より端末B306に送出することで、届け
先の会員Bに荷物の受け取りの意志を確認する。この通
知では、送り主が会員Aであることだけが伝えられ、会
員Aの氏名や住所等の情報は送られず、匿名性を確保す
る。
【0032】ここで、情報管理サーバ302が、端末3
05より送出された会員Bが受け取りを承諾する旨の通
知を受け取ると、情報管理サーバ302は、端末A30
4から受信した情報と蓄積されている会員情報を使用
し、会員Aについては実名から電子メールアドレスに変
換し、会員Bについては電子メールアドレスから会員B
の実名に変換し、これらを用いて第2回目の宅配伝票B
を作成する。従って、宅配伝票Bには、届け先の会員B
住所と氏名、電話番号等と、送り主の会員Aの電子メー
ルアドレスが記載されいる。
【0033】なお、前述した宅配伝票Aを含め宅配伝票
Bは、情報管理サーバ302に印刷装置を接続すること
で、所定のフォーマットの印刷用紙に、上記情報を印刷
することで、作成するようにしても良い。以上のことに
より、情報管理サーバ302が宅配伝票Bを作製する
と、宅配会社301の担当社員は、収集して来た荷物の
宅配伝票Aを完全に剥がし、宅配伝票Bに張り替える。
この後、宅配会社301の担当社員が、貼り付けられて
いる宅配伝票Bに従って、この荷物を会員B宅に配達す
る。
【0034】一方、受け取り意思確認のための通知の
後、情報管理サーバ302が、端末305より送出され
た会員Bが受け取りを拒否する旨の通知を受け取ると、
情報管理サーバ302は、端末A304に対し、会員B
が荷物受け取りを拒否した旨の情報を送出する。この
後、端末A304より、対象の荷物の返送指示が送出さ
れ、これを受け付けた情報管理サーバ302は、返送の
旨の情報と送り先である会員Aの氏名や住所などの情報
が記載された返送伝票を作成する。
【0035】このことにより、宅配会社301の担当社
員は、収集してきた荷物の宅配伝票Aを剥がし、返送伝
票に貼り替え、この後、貼り付けられている返送伝票に
したがって、この荷物を会員A宅に返送する。また、端
末A304より対象の荷物の処分指示が送出された場
合、これを受け付けた情報管理サーバ302は、処理会
社への配送指示が記載された処分伝票を作成する。
【0036】このことにより、宅配会社301の担当社
員は、収集してきた荷物の宅配伝票Aを剥がし、処分伝
票に貼り替え、貼り付けられている処分伝票に従い、こ
の荷物を処理会社306に配送する。処理会社に配送さ
れた荷物は処分される。処理会社306は、受け取った
荷物を、このまま廃棄するようにしてもよく、荷物が通
販の品物ならこの荷物を下取りして売却し、この売却金
額を会員Aまたは会員Bの口座に振り込むようにしても
よい。
【0037】ところで、受け取り意思の確認の段階で、
会員Bの希望(了承のもと)により、会員Aより会員B
に配達される荷物の中身を、確認するようにしても良
い。例えば、受け取り意思確認のための通知の後、情報
管理サーバ302が、端末305より送出された検査依
頼の旨の通知を受け取ると、情報管理サーバ302は、
図示していない検査会社への配送指示が記載された検査
伝票を作成する。このことにより、宅配会社301の担
当社員は、収集してきた荷物の宅配伝票Aを剥がし、検
査伝票に貼り替え、貼り付けられている検査伝票に従
い、この荷物を検査会社に配送する。
【0038】上記荷物が配送された検査会社では、例え
ば、X線撮影による中身の確認や、開梱による中身の確
認を行い、確認を行った荷物を宅配会社301に返送す
る。この確認により、荷物の中身が危険物であることが
判明すれば、所定の手順で破棄処理することも必要とな
る。また、中身について会員Bに通知した結果、会員B
が、荷物を受け取らずに売却することを希望する場合も
ある。
【0039】検査会社による荷物の検査結果は、例え
ば、検査会社に配置されたインターネット通信網303
に接続する端末より、情報管理サーバ302に送出され
る。この、情報管理サーバ302送出された検査結果
が、上記荷物の中身が危険物であるとの情報であった場
合、情報管理サーバ302は、処理会社への配送指示が
記載された処分伝票を作成する。このことにより、宅配
会社301の担当社員は、収集してきた荷物の宅配伝票
Aを剥がし、処分伝票に貼り替え、貼り付けられている
処分伝票に従い、この荷物を処理会社306に配送す
る。処理会社に配送された荷物は処分される。
【0040】また、検査会社の端末より情報管理サーバ
302に送出された検査結果が、上記荷物の中身が危険
物でないとの情報であった場合、前述と同様に、宅配伝
票Bを作成する。情報管理サーバ302が宅配伝票Bを
作製すると、宅配会社301の担当社員は、収集して来
た荷物の宅配伝票Aを完全に剥がし、宅配伝票Bに張り
替える。この後、宅配会社301の担当社員が、貼り付
けられている宅配伝票Bに従って、この荷物を会員B宅
に配達する。
【0041】<実施の形態4>つぎに、本発明の他の形
態における宅配サービスシステムについて説明する。図
4は、本実施の形態における宅配サービスシステムの構
成例を示す構成図である。本システムでは、宅配会社4
01に情報管理サーバ402を備え、情報管理サーバ4
02は、インターネット通信網403を介して、端末A
404および端末B405と接続している。また、配達
対象の荷物の受け渡し場所となる契約店舗406を備え
る。
【0042】情報管理サーバ402は、端末A404,
端末B405の利用者の電子メールアドレスや、これら
利用者を特定するための住所と氏名や電話番号などの利
用者情報などを秘密保持管理している。なお、端末A4
04,端末B405は、各々会員となっている利用者が
使用する端末であり、端末A404は、会員A宅404
aに設置されて会員Aが利用する端末であり、端末B4
05は、会員B宅405aに設置されて会員Bが利用す
る端末である。
【0043】以下、会員Aから会員Bに荷物を配達する
あるいは通販の品物を贈る場合に、受け取り人の会員B
が自分の居住所近くの指定配達先のコンビニエンススト
アーなど契約店舗406で荷物あるいは品物を受け取る
場合を例にして説明する。
【0044】会員Aは、荷物の配達申し込み情報を、イ
ンターネット通信網403に接続された端末A404よ
り、やはりインターネット通信網403に接続された情
報管理サーバ402に送出する。送出される配達申し込
み情報は、利用者を特定する利用者詳細情報である会員
Aの住所情報・氏名情報・電話番号情報,および会員A
の電子メールアドレス情報を有する送り主情報と、会員
Bの電子メールアドレス情報を有する届け先情報とから
構成されている。
【0045】情報管理サーバ402は、会員Aおよび会
員Bの電子メールアドレスと、会員Aおよび会員Bの利
用者詳細情報である住所,氏名,電話番号などの情報と
を備えている。情報管理サーバ402は、端末A404
から受信した情報に基づき、第1回目の宅配伝票A情報
を生成する。この結果、宅配会社401では、例えば担
当の社員が、生成された宅配伝票A情報に基づいて宅配
伝票Aを作成する。作成された宅配伝票Aには、送り主
の会員Aの住所,氏名,電話番号などと、届け先の会員
Bの電子メールアドレスが記載されている。
【0046】宅配会社401では、例えば担当社員が、
上記宅配伝票Aを持って会員A宅404aまで指定の荷
物を受け取りに行く。宅配会社401の担当社員が会員
A宅404aに到着すると、会員Aは、上記担当社員に
荷物を渡すと同時に配達料を支払う。宅配会社401の
担当社員は、会員Aから荷物を受け取り、受け取った荷
物に上記宅配伝票Aを貼り付けて宅配会社401に持ち
帰る。
【0047】本実施の形態では、この時点で、宅配会社
401が、荷物受け渡しの場所確認のための通知を、情
報管理サーバ406より端末B405に送出すること
で、指定配達先の問い合わせを行う。このとき、荷物受
け渡し時に用いる照合のための暗証番号も、端末B40
5に対して送出する。会員Bは指定配達先として自分の
居住所近くの契約店舗406を指定することができる。
例えば、会員Bは荷物の配達の情報を受け取った時に、
指定配達先を宅配会社401が、情報管理サーバ402
などを利用してインターネット通信網403に提供して
いるホームページの画面に提示されているリストの中か
ら選ぶようにすればよい。
【0048】より詳細に例示すると、まず、会員Bが、
端末B405を操作してこれをインターネット通信網4
03を介して情報管理サーバ402に用意されている上
述したホームページにアクセスし、端末B405の表示
部に表示されたホームページを閲覧する。この閲覧によ
り、会員Aからの配達物の存在を確認し、表示されたホ
ームページの画面の中より、配達物の受け取り場所を選
択する。例えば、上記ホームページの画面において、都
道府県・市町村・町名と順に希望地域を選択し、例えば
会員Bの居所近辺に存在するコンビニエンスストアなど
の店舗を選択する。以上のことにより受け取り箇所の指
定が完了すると、情報管理サーバ402は、受取人の照
明としての暗証番号の情報を端末B405に送出する。
【0049】以上のことなどにより、上記問い合わせが
会員Bに認識され、指定配達先の希望情報が端末B40
5より送出され、これが情報管理サーバ402に受け付
けられると、情報管理サーバ402は、会員Bの指定配
達先の情報が送られて来たことで受け取りの意志がある
と見なし、端末A404から受信した情報と蓄積されて
いる会員情報を使用し、会員Aについては実名から電子
メールアドレスに変換し、会員Bについては電子メール
アドレスから会員Bの実名に変換し、これらを用いて第
2回目の宅配伝票Bを作成するための情報を生成する。
【0050】この情報をもとに、担当社員が宅配伝票B
を作製する。従って、宅配伝票Bには、届け先の会員B
住所と氏名、電話番号等と、送り主の会員Aの電子メー
ルアドレスが記載されいる。なお、前述した宅配伝票A
を含め宅配伝票Bは、情報管理サーバ402に印刷装置
を接続することで、所定のフォーマットの印刷用紙に、
上記情報を印刷することで、作成するようにしても良
い。
【0051】以上のことにより、宅配伝票Bが作製され
ると、宅配会社401の担当社員は、収集して来た荷物
の宅配伝票Aを完全に剥がし、宅配伝票Bに張り替え
る。この場合、届け先の会員Bの名は電子メールアドレ
スでもよい。このようにして、荷物が配達可能な状態と
なると、宅配会社401の担当社員は、会員Bより指定
された契約店舗406に荷物を配達する。このとき、情
報管理サーバ402は、インターネット通信網403を
通じ、荷物受け渡し時に用いる照合のための上記暗証番
号情報を、店舗端末406aに送出する。また、荷物が
発送された旨の通知を、情報管理サーバ406より端末
B405に送出する。
【0052】情報管理サーバ406より送出されて端末
B405で受け取られた荷物発送の情報を確認した受取
人である会員Bは、端末B405に届いている暗証番号
の情報を例えば電子媒体に蓄積し、これを携帯して契約
店舗406に行く。会員Bは、契約店舗406に到着す
ると、ここの店舗端末406に照合のための暗証番号を
上記電子媒体から入力し、受取人であることを認識させ
る。
【0053】このようにすることで、会員Bは具体的な
暗証番号を知らなくても、電子媒体に蓄積され、店舗端
末406に対し、会員Bが受取人であることを認識され
ることで目的は達せられる。ここで、暗証番号は、文字
・数字・記号の組み合わせでも良い。一方、手元に電子
媒体がない場合は暗証番号を紙に書いていき、店舗端末
406に手動で入力し、受取人であることを認識させる
ようにしてもよい。以上のことにより、会員Bが、店舗
端末406に受取人であることを認識させることで、契
約店舗406の店員から、荷物を受け取ることが可能と
なる。
【0054】<実施の形態5>つぎに、本発明の他の形
態における宅配サービスシステムについて説明する。図
5は、本実施の形態における宅配サービスの構成例を示
す構成図である。本システムでは、宅配会社501に情
報管理サーバ502を備え、情報管理サーバ502は、
インターネット通信網503を介して、会員Aが使用す
る端末A504および会員Bが使用する端末B505と
接続している。
【0055】情報管理サーバ502は、端末A504の
利用者の電子メールアドレスや、これら利用者を特定す
るための住所と氏名や電話番号などの利用者情報などを
秘密保持管理している。なお、端末A504は、会員A
宅504aに設置されている。また、本システムにおい
ては、端末B505が、インターネット通信網503に
接続するために利用しているインターネットサービスプ
ロバイダー(ISP)506において、端末Bを利用す
る会員Bの電子メールアドレスや、これら利用者を特定
するための住所と氏名や電話番号などの利用者情報など
が保持されている。なお、端末B505は、会員B宅5
05aに設置されている。
【0056】以下、上記システムにおいて、会員Aから
会員Bに、荷物を配達する場合を例にして説明する。ま
ず、会員Aは、荷物の配達申し込み情報を、インターネ
ット通信網503に接続された端末A504より、やは
りインターネット通信網503に接続された情報管理サ
ーバ502に送出する。送出される配達申し込み情報
は、利用者を特定する利用者詳細情報である会員Aの住
所情報・氏名情報・電話番号情報,および会員Aの電子
メールアドレス情報を有する送り主情報と、会員Bの電
子メールアドレス情報を有する届け先情報とから構成さ
れている。宅配会社501の情報管理サーバ502は、
この秘密保持管理している情報は、外部には漏洩されて
いない必要がある。なお、宅配会社501が、インター
ネット通信網プロバイダーである必要はない。
【0057】情報管理サーバ502は、会員Aの電子メ
ールアドレスと、会員A利用者詳細情報である住所,氏
名,電話番号などの情報とを備えている。従って、情報
管理サーバ502は、端末A504から受信した情報に
基づき、第1回目の宅配伝票A情報を生成する。この結
果、宅配会社501では、例えば担当の社員が、生成さ
れた宅配伝票A情報に基づいて宅配伝票Aを作成する。
作成された宅配伝票Aには、送り主の会員Aの住所,氏
名,電話番号などと、届け先の会員Bの電子メールアド
レスが記載されている。
【0058】宅配会社501では、例えば担当社員が、
上記宅配伝票Aを持って会員A宅504aまで指定の荷
物を受け取りに行く。宅配会社501の担当社員が会員
A宅504aに到着すると、会員Aは、上記担当社員に
荷物を渡すと同時に配達料を支払う。宅配会社501の
担当社員は、会員Aから荷物を受け取り、受け取った荷
物に上記宅配伝票Aを貼り付けて宅配会社501に持ち
帰る。
【0059】上記担当職員が、宅配伝票Aを貼り付けた
荷物を宅配会社に持ち帰ると、情報管理サーバ502
は、まず、蓄積されている会員情報を利用して会員Aの
実名から電子メールアドレスを生成する。また、端末A
504から受信した情報より、会員B(端末B)の電子
メールアドレスを取り出し、この電子メールアドレスか
らドメイン名を認識し、端末B505が接続するISP
506にアクセスし、住所,氏名,電話番号などの会員
Bに関する情報の送信を要求する。
【0060】この要求により、ISP506より会員B
の情報を入手したら、情報管理サーバ502は、上記会
員Aの電子メールアドレスとともに、会員Bの住所氏
名,電話番号などからなる宅配伝票Bを作成するための
情報を生成する。この情報をもとに、担当社員が宅配伝
票Bを作成する。従って、宅配伝票Bには、届け先の会
員Bの住所と氏名、電話番号等と、送り主の会員Aの電
子メールアドレスが記載されていることになる。なお、
前述した宅配伝票Aを含め宅配伝票Bは、情報管理サー
バ502に印刷装置を接続することで、所定のフォーマ
ットの印刷用紙に、上記情報を印刷することで、作成す
るようにしても良い。
【0061】以上のことにより、宅配伝票Bが作製され
ると、宅配会社501の担当社員は、収集して来た荷物
の宅配伝票Aを完全に剥がし、宅配伝票Bに張り替え
る。この後、宅配会社501の担当社員が、貼り付けら
れている宅配伝票Bに従って、この荷物を会員B宅に配
達する。このとき、配送を担当している社員など、会員
B以外の人間には、荷物の送り元が誰であるかは判らな
いが、会員Bには、宅配伝票Bに記載されている電子メ
ールアドレスから、送り元を認識することができる。こ
のように、対象の荷物が会員Aから送り出される段階で
は、送り先が容易に判別できる情報が無く、対象の荷物
が会員Bに配達される段階では、送り元が容易に判別で
きる情報がないので、匿名性が確保できるようになる。
【0062】<実施の形態6>つぎに、本発明の他の形
態における宅配サービスシステムについて説明する。図
6は、本実施の形態における宅配サービスシステムの構
成例を示す構成図である。本システムでは、インターネ
ット通信網601に、インターネットサービスプロバイ
ダー(ISP)A602とインターネットサービスプロ
バイダー(ISP)B603が接続し、まず、ISPA
602に、宅配会社A604aの会社端末A604と、
端末A605が接続している。また、ISPB603に
は、宅配会社B604bの会社端末A604と、端末B
605が接続している。なお、端末A605は、会員A
の会員A宅605aに配置され、端末B605は、会員
Bの会員B宅605bに配置されているものである。
【0063】また、ISPA602は、端末A605の
利用者(会員A)の電子メールアドレスや、これら利用
者を特定するための住所と氏名や電話番号などの利用者
情報などを秘密保持管理している。また、ISPA60
3は、端末B607の利用者(会員B)の電子メールア
ドレスや、これら利用者を特定するための住所と氏名や
電話番号などの利用者情報などを秘密保持管理してい
る。
【0064】以下、上記システムにおいて、会員Aから
会員Bに荷物を配達する場合を例にして説明する。ま
ず、会員Aは、端末A605よりこれが接続されている
ISPA602に対し、対象の荷物の配達申し込み情報
を送出する。送出される配達申し込み情報は、会員Aの
住所情報・氏名情報・電話番号情報・電子メールアドレ
ス情報を有する送り主情報と、会員Bの電子メールアド
レス情報を有する届け先情報とから構成されている。I
SPA602は、会員Aの電子メールアドレスや住所と
氏名,電話番号等の情報を秘密保持管理し、これらの情
報は外部には漏洩さないようにしている。
【0065】端末Aより送出された情報を受け付けたI
SPA602は、受け付けた情報に基づき、送り主の会
員Aの住所氏名電話番号などの情報および電子メール情
報、また、届け先の会員Bの電子メールアドレス情報と
が記載された第1回目の宅配伝票Aを作成する。なお、
この宅配伝票Aは、送り主の会員Aの住所と氏名,電話
番号等の記載領域と、電子メールアドレス情報との間に
ミシン目を入れるなど、2つの領域が容易に分離できる
ようしてあってもよい。
【0066】以上のことにより、宅配伝票Aを作成する
と、ISPA602は、作成した宅配伝票Aを宅配会社
A604aに引き渡す。なお、ISPA602から宅配
伝票Aを作成した旨を、会社端末A604に送出するこ
とで、宅配会社A604aに通知し、この通知によって
宅配会社A604aの担当社員が、作成された宅配伝票
AをISPA602に受け取りに行くようにしても良
い。
【0067】以上のことにより、宅配伝票Aを受け取っ
た宅配会社A604aでは、担当の社員が、宅配伝票A
を持って会員Aの会員A宅605aに対象の荷物を受け
取りにいく。担当社員は、宅配伝票Aに記載されている
住所の情報を参照し、会員A宅105aに向かう。宅配
会社604aの担当社員が会員A宅605aに到着する
と、会員Aは、担当社員に荷物を渡すとともに、配達料
を支払う。宅配会社604aの担当社員は、会員Aから
荷物を受け取り、受け取った荷物に宅配伝票Aを貼り付
けて、宅配会社A604aに持ち帰る。
【0068】この後、宅配会社A604aにおいて、荷
物に貼り付けられた宅配伝票Aより、会員Aに関する氏
名,住所,電話番号などの電子メール以外の情報分を取
り除く。このとき、前述したようにミシン目を入れてお
くと、情報の分離が容易となる。宅配伝票Aには、会員
Aの電子メール情報と送り先の会員Bの電子メール情報
だけとなった段階で、宅配会社A604aは、この荷物
を宅配会社B606aに渡す。
【0069】宅配伝票Aが貼られた上記荷物を受け取っ
た宅配会社B606aでは、宅配伝票Aに記載されてい
る会員Aの電子メールアドレス情報と、会員Bの電子メ
ールアドレス情報とを、会社端末B606よりISPB
603に送出する。会社端末B606から送出された情
報を受け付けたISPB603は、受け取った会員Bの
電子メールアドレス情報より、会員Bの住所,氏名,電
話番号の除法を生成し、これと会員Aの電子メールアド
レス情報とが記載された宅配伝票Bを作成する。
【0070】宅配会社B606bでは、作成された宅配
伝票Bを荷物に貼り付け、この荷物を宅配伝票Bに記載
されている会員Bの住所に配達する。また、一方で、送
り主の会員Aからは、端末A605より荷物を送った旨
の電子メールが端末B607に対して送出され、この電
子メールが、ISPA602−インターネット通信網6
01−ISPB603を介して端末B607に到達す
る。このことにより、会員Bは、会員Aから荷物が届け
られることを認識することが可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送り元の氏名や居所などを認識するための情報がない配
送指示により荷物が配送されるので、匿名性を保持した
まま物品の輸送が可能になるというすぐれた効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における宅配サービスシ
ステムの構成例を示す構成図である。
【図2】 本発明の他の形態における宅配サービスシス
テムの構成例を示す構成図である。
【図3】 本発明の他の形態における宅配サービスシス
テムの構成例を示す構成図である。
【図4】 本発明の他の形態における宅配サービスシス
テムの構成例を示す構成図である。
【図5】 本発明の他の形態における宅配サービスシス
テムの構成例を示す構成図である。
【図6】 本発明の他の形態における宅配サービスシス
テムの構成例を示す構成図である。
【符号の説明】
101…宅配会社、102…情報管理サーバ、103…
インターネット通信網、104…端末A、104a…会
員A宅、105…端末B、105a…会員B宅。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の会員に関する会員情報を備え、 第1の会員の端末より送出された第2の会員に対する荷
    物の輸送を依頼する荷物輸送依頼情報を受信し、 前記会員情報より生成した前記第1の会員の居所に関す
    る情報および前記第2の会員を識別するための情報から
    なる集荷指示と、前記第1の会員を識別するための情報
    および前記会員情報より生成した前記第2の会員の居所
    に関する情報からなる配送指示とを出力する情報管理サ
    ーバを備え、 前記集荷指示における前記第2の会員を識別するための
    情報は、前記情報管理サーバのみに認識可能な情報であ
    り、 前記配送指示における前記第1の会員を識別するための
    情報は、前記第2の会員と前記情報管理サーバのみに認
    識可能な情報であることを特徴とする宅配サービスシス
    テム。
  2. 【請求項2】 複数の会員に関する会員情報を備え、 第1の会員の端末より送出された物品の購入依頼を受け
    付けて前記物品の販売を承認し、 前記第1の会員の端末より送信された前記販売を承認し
    た物品の第2の会員に対する輸送を依頼する荷物輸送依
    頼情報を受信し、 前記第1の会員を識別するための情報および前記会員情
    報より生成した前記第2の会員の居所に関する情報から
    なる配送指示を出力する情報管理サーバを備え、 前記配送指示における前記第1の会員を識別するための
    情報は、前記第2の会員と前記情報管理サーバのみに認
    識可能な情報であることを特徴とする宅配サービスシス
    テム。
  3. 【請求項3】 複数の会員に関する会員情報を備え、 第1の会員の端末より送出された第2の会員に対する荷
    物の輸送を依頼する荷物輸送依頼情報を受信し、 前記会員情報より生成した前記第1の会員の居所に関す
    る情報および前記第2の会員を識別するための情報から
    なる集荷指示と、前記第1の会員を識別するための情報
    および前記会員情報より生成した前記第2の会員の居所
    に関する情報からなる配送指示とを出力し、 前記第2の会員の端末に対して前記第1の会員より前記
    荷物の配達依頼を受けた旨の情報を送出する情報管理サ
    ーバを備え、 前記集荷指示における前記第2の会員を識別するための
    情報は、前記情報管理サーバのみに認識可能な情報であ
    り、 前記配送指示における前記第1の会員を識別するための
    情報は、前記第2の会員と前記情報管理サーバのみに認
    識可能な情報であることを特徴とする宅配サービスシス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の宅配サービスシステムに
    おいて、 前記情報管理サーバは、前記第2の会員の端末より送出
    された前記荷物の検査を依頼する情報を受け付け、前記
    荷物の検査指示を出力することを特徴とする宅配サービ
    スシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の宅配サービスシステムに
    おいて、 前記情報管理サーバは、前記第2の会員の端末より前記
    荷物の受け取りを拒否する旨の情報を受け付けると、前
    記荷物の処分を行う処理会社に対して前記荷物を配送す
    る処分指示を出力することを特徴とすることを特徴とす
    る宅配サービスシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の宅配サービスシステムに
    おいて、 前記情報管理サーバは、前記第2の会員の端末より前記
    荷物の検査依頼の旨の情報を受け付けると、前記荷物の
    検査を行う検査会社に対して前記荷物を配送する検査指
    示を出力することを特徴とすることを特徴とする宅配サ
    ービスシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の宅配サービスシステムに
    おいて、 前記情報管理サーバは、前記荷物の検査の結果、前記荷
    物の中身が危険物であるとの判定の旨の情報を前記検査
    会社の端末より受け付けると、 前記荷物の処分を行う処理会社に対して前記荷物を配送
    する処分指示を出力することを特徴とすることを特徴と
    する宅配サービスシステム。
  8. 【請求項8】 複数の会員に関する会員情報を備え、 第1の会員の端末より送出された第2の会員に対する荷
    物の輸送を依頼する荷物輸送依頼情報を受信し、 前記会員情報より生成した前記第1の会員の居所に関す
    る情報および前記第2の会員を識別するための情報から
    なる集荷指示を出力し、 前記第2の会員の端末に対して前記第1の会員より前記
    荷物の配達依頼を受けた旨の情報を送り出し、 前記第2の会員の端末より送出された前記荷物の特定配
    送先に関する情報を受け付けて前記第1の会員を識別す
    るための情報および前記会員情報より生成した前記特定
    配送先の場所に関する情報からなる配送指示を出力する
    情報管理サーバを備え、 前記集荷指示における前記第2の会員を識別するための
    情報は、前記情報管理サーバのみに認識可能な情報であ
    り、 前記配送指示における前記第1の会員を識別するための
    情報は、前記第2の会員と前記情報管理サーバのみに認
    識可能な情報であることを特徴とする宅配サービスシス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の宅配サービスシステムに
    おいて、 前記情報管理サーバは、前記荷物の受け渡しに関する暗
    号情報を、前記第2の会員の端末と前記特定配送先の端
    末とに送出することを特徴とする宅配サービスシステ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の宅配サービスシステム
    において、 前記暗号情報は、前記第2の会員の端末より携帯可能な
    記録媒体に転送記録され、 前記記録媒体に記録された前記暗号情報と前記特定配送
    先の端末に送出された前記暗号情報とが照合されること
    を特徴とする宅配サービスシステム。
  11. 【請求項11】 第1の会員に関する第1の会員情報を
    備え、 前記第1の会員の端末より送出された第2の会員に対す
    る荷物の輸送を依頼する荷物輸送依頼情報と前記第2の
    会員を特定する情報とを受信し、前記第1の会員情報よ
    り生成した前記第1の会員の居所に関する情報および前
    記第2の会員を特定する情報からなる集荷指示を出力す
    る第1の情報管理サーバと、 前記第2の会員に関する第2の会員情報を備え、前記集
    荷指示の前記第2の会員に関する情報をもとに前記第2
    の会員情報より生成した前記第2の会員の居所に関する
    情報および前記第1の会員を識別するための情報からな
    る配送指示を出力する第2の情報管理サーバとを備え、 前記集荷指示における前記第2の会員を識別するための
    情報は、前記第2の情報管理サーバのみに認識可能な情
    報であり、 前記配送指示における前記第1の会員を識別するための
    情報は、前記第1の会員と前記第1の情報管理サーバの
    みに認識可能な情報であることを特徴とする宅配サービ
    スシステム。
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