JP2001344541A - ネットショッピング決済システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者と販売者の双方にとってメリットのあ
る、ネットショッピング決済システムを提供する。 【解決手段】ユーザーコンピュータと販売者コンピュー
タとの間でインターネットにより取引を行うネットショ
ッピングにおいて、管理機関のホストコンピュータと配
送業者のコンピュータを介在させ、管理機関へのユーザ
ー登録後、発注代金としてのユーザーからの管理機関へ
の送金を管理機関がストックし、送金内容を販売者へ通
知し、販売者は配送業者へ配送依頼を通知し、配送業者
からの配送完了通知を管理機関が受けた後に、管理機関
がストックしていた当該入金を販売者へ送金することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、ユーザーと販売
者間に管理機関と配送業者が介在するネットショッピン
グ決済システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、ネットショッピングが多用さ
れているが、サイト上で利用者と販売者とが直接に取り
引きするものが大半であり、本発明にて示すように、管
理機関を介在させる方式のネットショッピングは見当た
らない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来より、インターネ
ットを利用したネットショッピングが盛んである。利用
者（購入者）はサイト上で購入品目を決め、販売者へ購
入申し込みを行い、送金する。その後、送られてきた商
品を確認する。しかし、このネットショッピングにはい
くつかの問題点が存在する。 １．送金したにもかかわらず、商品が送られてこない場
合がある。 ２．代引きのときは、代金を用意して待機しなければな
らない。 ３．クレジット決済のときは、購入の度にクレジット番
号等を販売者へ送信しなければならず、セキュリティに
不安がある。 ４．後払い方法の場合、入金の確実性に不安がある。 本発明は、以上のような従来からのネットショッピング
にかかわる課題を解決するために発明されたもので、ユ
ーザーと販売者間に管理機関を介在させることにより、
ユーザーと販売者双方にとってより安全に利用すること
のできる、ネットショッピング決済方法を提供すること
を目的としたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
て本発明は、ユーザーと販売者との間に管理機関および
配送業者を介在させ、管理機関への入金ストックと配送
業者からの配送完了通知により、販売者への本送金を行
い、安全にネットショッピングを行うことを特徴とし
た。すなわち、ユーザーコンピュータと販売者コンピュ
ータとの間でインターネットにより取引を行うネットシ
ョッピングにおいて、管理機関のホストコンピュータと
配送業者のコンピュータを介在させ、管理機関へのユー
ザー登録後、発注代金としてのユーザーからの管理機関
への送金を管理機関がストックし、送金内容を販売者へ
通知し、販売者は配送業者へ配送依頼を通知し、配送業
者からの配送完了通知を管理機関が受けた後に、管理機
関がストックしていた当該入金を販売者へ送金する。本
発明は以上の構成よりなるネットショッピング決済シス
テムである。

【０００５】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１および図２は本発明の基本システムを示すものであ
る。図１は本システムの利用準備を示している。まずユ
ーザーは管理機関への登録を行う。登録項目としては、
氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、ファックス番
号、メールアドレス、銀行口座情報、クレジット情報な
どである。この申し込みに対し管理機関はＩＤおよびパ
スワードを申込者に付与する。次に、販売者も管理機関
に対し登録申し込みを行い、ＩＤの付与を受ける。ま
た、任意に選択した配送業者と提携を行う。図２は本シ
ステムの利用を説明したものである。利用者はサイト上
で商品を決定し、販売者へ発注する。この注文に対し、
販売者は注文確認のための受注メールを利用者へ送付す
る。次に利用者は購入代金を管理機関へ送付し、管理機
関は入金通知を販売者に対して行う。販売者は、注文内
容と入金者名・入金額等を照合し、配送業者に対し配送
依頼をする。配送業者は品物を引き取り、利用者へ配送
する。そして配送確認の上、管理機関へ通知する。管理
機関は、各内容を照合の上、販売者へ送金し、送金済み
の通知を行い、決済が完了する。

【０００６】もし、利用者の送金後に商品が届かないと
きは、利用者は管理機関に対し、当該購入注文の解除を
申し出ることにより、管理機関へ送付していた購入代金
の還付を受けることができる。以上のように、本システ
ムでは販売者は仮入金確認後に商品発送を行うので、安
全であり、一方、利用者は商品未着のときは返金しても
らうことができるので、双方ともに安全である。なお、
配送業者からの配送完了通知としているため、悪意の利
用者が商品受理にもかかわらず未着と偽ることを防止
し、販売者は商品発送がなければ代金の送金がなされな
いので、健全なる取引を行うことができる。次に、デー
タ通知の流れについて説明する。情報のやりとりはイン
ターネットにて行われるが、その基本構成を図３に示
す。利用者および販売者そして配送業者は各々パソコン
を持ち、管理機関はホストコンピュータを配備し、デー
タ蓄積のためのデータベース１および２を有する。な
お、インターネットによるデータの送受信は暗号方式を
用いる。利用者の初期登録時は、送付されたデータはホ
ストコンピュータにて処理され、データベース１に蓄積
される。このとき、ＩＤおよびパスワードが付与されて
利用者宛に送信される。

【０００７】そして、利用時は、サイト上にて商品を選
択し、購入申し込みを行う。次に、管理機関のホストコ
ンピュータへＩＤ・パスワードを送信する。ホストコン
ピュータは、送付されたＩＤとパスワードがデータベー
ス１内に存在するかを自動照合し、ＯＫであれば、入金
情報の入力を促す。利用者は、氏名、送金額、あて先、
発注番号、クレジット利用の有無その他の情報を入力送
信する。クレジット利用のときは、ホストコンピュータ
はデータベース１よりあらかじめ登録されているクレジ
ット情報を引き出し、クレジット会社へ照合送信を行
い、照合結果の受信を待ち、ＯＫであれば入金処理を行
う。銀行送金の場合は、銀行から管理機関指定口座への
送金完了を待つ。いずれかの方法にて入金完了が行われ
たことを確認した後、データテーブルに必要データをデ
ータベース１より引き出し挿入する。しかる後に、デー
タテーブルを販売者に自動送信する。このとき、あて先
と販売者ＩＤとの照合を行う。販売者は、送付されたデ
ータテーブルにて送金者名、発注番号、金額等を確認
し、商品内容を所定欄に記入し、商品の用意のもとに配
送依頼欄にチェックマークをつけて、配送業者へ送信す
る。配送業者は、受信したデータテーブルにより、商品
を引き取りに行き、利用者へ配送する。そしてデータテ
ーブルの所定欄にチェックマークを入れた後、管理機関
へ送信する。管理機関はホストコンピュータにて受信し
たデータテーブルの各項目をチェックし、必要データを
初期データテーブルに取り込み、販売者宛送金し、送金
完了の通知を行う。そして、決済完了にチェックマーク
を入れ、必要データのみをデータベース２へ蓄積する。
なお、指定期日内に商品の配送が無い旨の通知が利用者
から管理機関に対してなされると、管理機関は配送業者
へ問い合わせを行い、配送依頼の有無をチェックする。
もし配送依頼がないときは、利用者の意向により取引解
除され、入金分を利用者へ返還し、販売者へ当該注文取
引が解除された旨の通知を行う。以上が本発明の一実施
例である。

【０００８】本発明の概要については前述したが、本例
では利用者からの送信データをホストコンピュータにて
データベース１と自動照合し、かつ送金確認後に販売者
へその旨を自動送信するものとした。また、あらかじめ
必要事項を挿入したデータテーブルを作成し、これを販
売者、配送業者へと順次送信し、その都度必要データを
各自挿入するものとした。従って、管理機関の業務を迅
速に行うことができ、また一定のフォームの書類をネッ
トワークにて回覧する方式のため、最終照合時の対応を
容易に行うことができる。なお、利用者はＩＤおよびパ
スワードの入力を行うことになるので、本人確認がで
き、クレジット情報は初期登録時にデータベースに保管
され、購入の都度ネットにて送信する必要がないので、
セキュリティ面での安心を得ることができる。また、利
用者の住所・電話番号は同じくデータベースに保管され
るので、購入の都度サイト画面に打ち込む必要が無く、
簡便なる購入手続とすることができる。さらに、販売者
も登録するシステムのため、ホストコンピュータによる
識別が簡単である。本発明は、いわゆるネットショッピ
ングとしての小規模購入を主な対象としているが、企業
間の決済手段としても利用価値大である。以上のよう
に、本発明によって、利用者・販売者双方にとってメリ
ットのあるネットショッピング決済システムを提供する
ことができる。

【０００９】

【発明の効果】本発明によれば、ユーザーからの送金は
管理機関に一時ストックされ、配送業者からの配送完了
通知を待って、ストックしていた入金を販売者へ送金す
るシステムのため、ユーザーと販売者の双方にとって決
済の安全性を保つことができる。また、ユーザー登録を
行うので、とくにクレジット決済のときにネットによる
クレジット番号送信の必要のない、有益なるシステムを
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の利用準備段階の説明図

【図２】本発明の利用方式の説明図

【図３】本発明のネットシステムの説明図

【図４】本発明の利用形態を示すフローチャート図

【図５】本発明に使用するデータベース１の見本図

【図６】本発明の使用するデータベース２の見本図

【図７】本発明のデータテーブルＡ（管理機関作成時）
の見本図

【図８】本発明にデータテーブルＢ（販売者記入時）の
見本図

【図９】本発明のデータテーブルＣ（配送業者記入時）
の見本図

【符号の説明】

１ ホストコンピュータ（管理機関） ２ 利用者パソコン ３ 販売者パソコン ４ 配送業者パソコン

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ユーザーコンピュータと販売者コンピュー
   タとの間でインターネットにより取引を行うネットショ
   ッピングにおいて、管理機関のホストコンピュータと配
   送業者のコンピュータを介在させ、管理機関へのユーザ
   ー登録後、発注代金としてのユーザーからの管理機関へ
   の送金を管理機関がストックし、送金内容を販売者へ通
   知し、販売者は配送業者へ配送依頼を通知し、配送業者
   からの配送完了通知を管理機関が受けた後に、管理機関
   がストックしていた当該入金を販売者へ送金することを
   特徴とするネットショッピング決済システム。
2. 【請求項２】ユーザーコンピュータと販売者コンピュー
   タとの間でインターネットにより取引を行うネットショ
   ッピングにて、管理機関のホストコンピュータと配送業
   者のコンピュータを介在させ、管理機関へのユーザー登
   録後、発注代金としてのユーザーからの管理機関への送
   金を管理機関がストックし、送金内容を販売者へ通知
   し、販売者は配送業者へ配送依頼を通知し、配送業者か
   らの配送完了通知を管理機関が受けた後に、管理機関が
   ストックしていた当該入金を販売者へ送金することによ
   り行われるネットショッピング決済システムにおいて、
   管理機関への送金およびデータ送信時に管理機関のホス
   トコンピュータによるユーザー登録データとの自動照合
   と、販売者への自動入金通知とを行うことを特徴とす
   る、ネットショッピング決済システム。
3. 【請求項３】管理機関作成によるデータテーブルに、ユ
   ーザーからの送信情報およびユーザー登録情報をホスト
   コンピュータにより選択的に挿入し、挿入後のデータテ
   ーブルを販売者コンピュータ・配送業者コンピュータへ
   と順次送受信する度に、該データテーブルに必要事項を
   挿入し、管理機関の受信時に必要項目の自動照合を行
   い、選択した項目のみをデータベースとして保管するこ
   とを特徴とする請求項１または２記載のネットショッピ
   ング決済システム。