JP2003215704A - ランプ切換装置、ランプ切換方法および映像表示装置 - Google Patents

ランプ切換装置、ランプ切換方法および映像表示装置

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JP2003215704A
JP2003215704A JP2002014657A JP2002014657A JP2003215704A JP 2003215704 A JP2003215704 A JP 2003215704A JP 2002014657 A JP2002014657 A JP 2002014657A JP 2002014657 A JP2002014657 A JP 2002014657A JP 2003215704 A JP2003215704 A JP 2003215704A
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detector
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用中のランプが劣化したときに、表示されて
いる映像信号がほとんど途切れることなく待機中のラン
プに切り換えることのできる映像表示装置用のランプ切
換装置を提供する。 【解決手段】制御回路41は、 第1の検出器51、第
2の検出器52およびスイッチ30の出力信号が入力さ
れており、第1の検出器51の出力信号に基づいて第1
のランプ11の劣化を検知すると、あらかじめ第2のラ
ンプ電源22によって第2のランプ12を点灯させ、一
定時間後に、ランプ移動機構に対して第2のランプ12
を所定の投射位置に移動させると共に、スイッチ30に
対して第2のランプ電源22からのランプ点灯信号を選
択させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランプを光源と
して映像を表示する映像表示装置に用いられるランプ切
換装置、ランプ切換方法およびランプ切換装置を備えた
映像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のランプ切換装置を示した
ブロック図である。図において、11は第1のランプ
(ランプ1)、21は第1のランプ11を駆動(即ち、
点灯)する第1のランプ電源(ランプ電源1)、12は
第2のランプ(ランプ2)、22は第2のランプ12を
駆動(点灯)する第2のランプ電源(ランプ電源2)、
30は第1のランプ電源21および第2のランプ電源2
2からそれぞれ出力される2つのランプ点灯信号(即
ち、ランプの点灯状態/非点灯状態を示す信号)を切り
換えるスイッチ、40はスイッチ30から出力されたラ
ンプ点灯信号に基づいてランプを切り換える信号および
ランプを駆動(点灯)させる信号を出力する制御回路で
ある。
【0003】次に動作について説明する。図において、
現在第1のランプ11が使用中であるとする。このと
き、スイッチ30では第1のランプ電源21からのラン
プ点灯信号を選択して制御回路40に出力し、制御回路
40ではスイッチ30からのランプ点灯信号が点灯状態
を示しておれば、そのまま第1のランプ11を投射位置
に配置しておき、スイッチ30のスイッチ位置は第1の
ランプ電源21からのランプ点灯信号を選択するように
しておく。また、制御回路40は、第1のランプ11の
みを駆動(点灯)させておくように、第1のランプ電源
21および第2のランプ電源22を制御する。即ち、制
御回路40は、第1のランプ電源21は第1のランプ1
1を駆動(点灯)し、第2のランプ電源22は第2のラ
ンプ12を駆動(点灯)しない状態に制御する。
【0004】第1のランプ11が寿命等で劣化して点灯
しなくなった場合、第1のランプ電源21から制御回路
40に入力されているランプ点灯信号は、不点灯状態を
示す信号になる。制御回路40は、入力されているラン
プ点灯信号が不点灯状態を示す信号になると、図示しな
いランプ移動機構に対して、使用中であった第1のラン
プ11に代えて、待機中の第2のランプ12を投射位置
に移動して配置するよう制御信号を出力する。同時に、
制御回路40は、スイッチ30のスイッチ位置を第2の
ランプ電源22からのランプ点灯信号を選択するように
設定する共に、第2のランプ12のみが点灯するよう
に、第1のランプ電源21および第2のランプ電源22
を制御する。
【0005】なお、ランプが点灯しているとき、ランプ
電極間の電圧(管電圧)は、個々のランプによって異な
り、また、点灯時間が長くなればなるほど、この管電圧
は下がってくる。ランプ電源は、この管電圧に応じて電
流を調整し、常に一定になるよう制御している。ところ
が、点灯時間が長くなり、管電圧がある値より下がって
しまうと、一定のランプ電力を維持するための電流が流
せなくなり、ランプ電源の制御ができなくなる。このよ
うなランプ電源の制御ができない状態になると、ランプ
は所定の電力を出力できなくなり、段々暗くなってく
る。この「ランプ電源が制御できなくなる」状態は、ラ
ンプ電源によって流すことのできる電流の上限値が決ま
っているため、ランプの管電圧を常時測定し、所定のあ
る値以下になれば、制御できない状態になったと判断す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のランプ切換装置
は、以上のように構成されていたので、ランプが切れる
かランプ電源が電力制御できなくなってから、ランプ切
換装置によってランプが切り換えられていたため、高圧
水銀ランプ等を用いた場合、ランプの輝度上昇に数十秒
から数分かかり、その間映像信号が映らないという問題
点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ランプを用いた映像表示装置に
おいて、ランプが切れたりランプの出力を一定に制御で
きなくなる前にランプの劣化を検知し、あらかじめ予備
のランプ(即ち、待機中のランプ)を点灯させてから切
り換えることによって、ランプ切り換え時の映像の映ら
ない時間を短縮することのできるランプ切換装置および
ランプ切換方法を提供することを目的とする。また、予
備のランプに切り換え時に、映像の映らない時間を短縮
することのできる映像表示装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るランプ切
換装置は、所定の投射位置に配置される使用中の第1の
ランプと、第1のランプを点灯させると共に、第1のラ
ンプが点灯状態か非点灯状態かを示すランプ点灯信号を
出力する第1のランプ電源と、第1のランプの出力レベ
ルを検出して出力する第1の検出器と、待機中の第2の
ランプと、第2のランプを点灯させると共に、第2のラ
ンプが点灯状態か非点灯状態かを示すランプ点灯信号を
出力する第2のランプ電源と、第2のランプの出力レベ
ルを検出して出力する第2の検出器と、第1のランプ電
源および第2のランプ電源から出力されるランプ点灯信
号が入力され、いずれか一方を選択して出力するスイッ
チと、第1の検出器、第2の検出器およびスイッチの出
力信号が入力されており、第1の検出器の出力信号に基
づいて第1のランプの劣化を検知すると、あらかじめ第
2のランプ電源により第2のランプを点灯させ、一定時
間後に、ランプ移動機構に対して第2のランプを所定の
投射位置に移動させると共に、スイッチに対して第2の
ランプ電源からのランプ点灯信号を選択させる制御回路
とを備えたものである。
【0009】また、この発明に係るランプ切換装置の制
御回路は、第1の検出器、第2の検出器およびスイッチ
の出力信号が入力されており、第1の検出器の出力信号
に基づいて第1のランプの劣化を検知すると、あらかじ
め第2のランプ電源により第2のランプを点灯させ、第
2の検出器の出力信号に基づいて第2のランプの出力レ
ベルが安定したことを検知すると、ランプ移動機構に対
して第2のランプを所定の投射位置に移動させると共
に、スイッチに対して上記第2のランプ電源からのラン
プ点灯信号を選択させるものである。
【0010】また、この発明に係るランプ切換装置は、
第1のランプを冷却する第1の冷却ファンおよび第2の
ランプを冷却する第2の冷却ファンを備え、制御回路
は、さらに第2のランプが所定の投射位置に移動した後
に、第2の冷却ファンの回転を開始させるものである。
【0011】また、この発明に係るランプ切換装置の第
1および第2の検出器は、ランプの輝度を測定する輝度
センサーであることを特徴とするものである。
【0012】また、この発明に係るランプ切換装置の第
1および第2の検出器は、ランプの管電圧を測定する電
圧計であることを特徴とするものである。
【0013】また、この発明に係るランプ切換方法は、
ランプを光源として映像信号を表示する映像表示装置に
おけるランプ切換方法であって、使用中のランプの劣化
を検知すると待機中のランプをあらかじめ点灯させ、一
定時間後に、待機中のランプを投射位置に移動させてラ
ンプを切り換えるものである。
【0014】また、この発明に係るランプ切換方法は、
ランプを光源として映像信号を表示する映像表示装置に
おけるランプ切換方法であって、使用中のランプの劣化
を検知すると待機中のランプをあらかじめ点灯させ、待
機中のランプの出力レベルが安定すると、待機中のラン
プを投射位置に移動させてランプを切り換えるものであ
る。
【0015】また、この発明に係るランプ切換方法は、
待機中のランプに切り換えた後に、切り換えられたラン
プの冷却を開始するものである。
【0016】また、この発明に係るランプ切換方法は、
輝度を測定することによってランプの劣化検知するもの
である。
【0017】また、この発明に係るランプ切換方法は、
管電圧を測定することによってランプの劣化を検知する
ものである。
【0018】また、この発明に係る映像表示装置は、請
求項1から5のいずれか1項に記載のランプ切換装置を
備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図において、従来と同一符号は
従来のものと同一または相当のものを表す。 実施の形態1.図1は、実施の形態1によるランプ切換
装置の構成を概念的に示すブロック図である。図におい
て、11は第1のランプ、21は第1のランプ11を駆
動(点灯)する第1のランプ電源、12は第2のラン
プ、22は第2のランプ12を駆動(点灯)する第2の
ランプ電源、30は第1のランプ電源21および第2の
ランプ電源22からそれぞれ出力される2つのランプ点
灯信号(即ち、ランプの点灯状態/非点灯状態を示す信
号)を切り換えて出力するスイッチである。
【0020】また、51は第1のランプ11の出力レベ
ルを検出して出力する第1の検出器、52は第2のラン
プ12の出力レベルを検出して出力する第2の検出器、
41はスイッチ30から出力されるランプ点灯信号と第
1の検出器51および第2の検出器52の出力信号に基
づいてランプを投射位置に移動させて切り換える信号お
よびランプを点灯させる信号を出力する制御回路であ
る。なお、図1に示すように、制御回路41には第1の
検出器51、第2の検出器52およびスイッチ30の出
力信号が入力されている。
【0021】次に動作について説明する。図1におい
て、今、第1のランプ11が使用中であるとする。この
とき、スイッチ30は、第1のランプ電源21からのラ
ンプ点灯信号を選択して制御回路41に出力している。
そして、制御回路41は、スイッチ30を介して第1の
ランプ電源21から入力されるランプ点灯信号が点灯状
態を示す信号であり、第1の検出器51が第1のランプ
11の出力が正常であることを示す信号を出力している
場合、第1のランプ11を所定の投射位置に配置させる
制御信号を図示しないランプ移動機構に出力していると
共に、スイッチ30のスイッチ位置も第1のランプ電源
21からのランプ点灯信号を選択するように制御してい
る。さらに、制御回路41は、第1のランプ11のみが
点灯するように第1のランプ電源21および第2のラン
プ電源22を制御している。
【0022】次に、使用中の第1のランプ11が寿命等
で劣化した場合の動作について説明する。制御回路41
には、スイッチ30を介して第1のランプ電源21から
第1のランプ11が点灯状態であることを示すランプ点
灯信号が入力されているが、さらに、第1の輝度センサ
ー51の出力信号も入力されている。そして、制御回路
41は、第1の検出器51の出力信号に基づいて、第1
のランプ11が劣化していることを検知する。このた
め、制御回路41は、予備(待機中)のランプである第
2のランプ12も点灯するようにランプ電源22を制御
し、一定時間後に図示しないランプ移動機構に対して第
2のランプ12を投射位置に移動させる制御信号を出力
する。
【0023】また、同時に、スイッチ30に対して、そ
のスイッチ位置を第2のランプ電源22からのランプ点
灯信号を選択するように設定させ、さらに、第2のラン
プ12を消灯するように第2のランプ電源22を制御す
る。これにより、使用していた第1のランプ11から予
備のランプである第2のランプ12への交換(即ち、切
り換え)が完了する。なお、第1の検出器51および第
2の検出器52は、それぞれ対応するランプの出力レベ
ルを検出できるものであれば何でも良い。また、予備の
ランプおよびこれを駆動(点灯)させるランプ電源の組
は、複数組設けた構成であっても良いことは言うまでも
ない。また、ランプとこれを駆動(点灯)するランプ電
源を一体として移動して交換する構成であっても良く、
あるいはランプのみを移動させて交換する構成であって
も良い。
【0024】以上説明したように、本実施の形態による
ランプ切換装置は、使用中のランプの劣化をランプ切れ
の前あるいはランプ出力の制御ができなくなる前に検知
し、予備のランプをあらかじめ点灯させてから一定時間
後にランプ交換(切り換え)を行うようにしたので、ラ
ンプ切り換え時の映像の映らない時間を短縮することが
できる。
【0025】実施の形態2.上述の実施の形態1におい
ては、ランプの出力レベルを検出する検出器について具
体的に言及していないが、ランプは通常寿命が近づくと
輝度が低下する。そこで、輝度センサーを用いてランプ
の出力レベルを検出し、輝度センサーの出力信号が所定
の値より低下することによりランプの劣化を検知し、ラ
ンプ切り換えを行う場合について説明する。図2は、実
施の形態1によるランプ切換装置の構成を概念的に示す
ブロック図である。図において、11は第1のランプ、
21は第1のランプ11を駆動(点灯)する第1のラン
プ電源、12は第2のランプ、22は第2のランプ12
を駆動(点灯)する第2のランプ電源、30は第1のラ
ンプ電源21および第2のランプ電源22からそれぞれ
出力される2つのランプ点灯信号(即ち、ランプの点灯
状態/非点灯状態を示す信号)を切り換えて出力するス
イッチである。
【0026】また、61は第1のランプ11の輝度を検
出して出力する第1の輝度センサー、62は第2のラン
プ12の輝度を検出して出力する第2の輝度センサー、
42はスイッチ30から出力されたランプ点灯信号と第
1の輝度センサー61および第2の輝度センサー62の
出力に基づいてランプを投射位置に移動させて切り換え
る信号およびランプを点灯させる信号を出力する制御回
路である。なお、図2に示すように、制御回路42には
第1の輝度センサー61、第2の輝度センサー62およ
びスイッチ30の出力信号が入力されている。
【0027】次に動作について説明する。図2におい
て、今、第1のランプ11が使用中であるとする。この
とき、スイッチ30は、第1のランプ電源21からのラ
ンプ点灯信号を選択して制御回路42に出力している。
そして、制御回路42は、スイッチ30を介して第1の
ランプ電源21から入力させるランプ点灯信号が点灯状
態を示す信号であり、第1の輝度センサー61が第1の
ランプ11の輝度が正常であることを示す信号を出力し
ている場合(即ち、第1の輝度センサー61の出力信号
がランプの劣化を検知するために設定された所定の値よ
り大きい場合)、第1のランプ11を所定の投射位置に
配置させる制御信号を図示しないランプ移動機構に出力
していると共に、スイッチ30のスイッチ位置も第1の
ランプ電源21からのランプ点灯信号を選択するように
制御している。さらに、制御回路42は、第1のランプ
11のみが点灯するように第1のランプ電源21および
第2のランプ電源22を制御している。
【0028】次に、第1のランプ11が寿命等で劣化
し、輝度が低下した場合の動作について説明する。制御
回路42には、スイッチ30を介して第1のランプ電源
21から第1のランプ11が点灯状態であることを示す
ランプ点灯信号が入力されているが、さらに、第1の輝
度センサー61の出力信号も入力されている。そして、
制御回路42は、入力された第1の輝度センサー61の
出力信号が、設定された所定の値より小さくなると、第
1のランプ11が劣化してきたと検知する。即ち、制御
回路42は、第1の輝度センサー61の出力信号に基づ
いて第1のランプ11が劣化していることを検知する。
このため、制御回路42は、予備(待機中)のランプで
ある第2のランプ12も点灯するようにランプ電源22
を制御し、一定時間後に図示しないランプ移動機構に対
して第2のランプ12を投射位置に移動させる制御信号
を出力する。
【0029】また、同時に、スイッチ30に対して、そ
のスイッチ位置を第2のランプ電源22からのランプ点
灯信号を選択するように設定させ、さらに、第2のラン
プ12を消灯するように第2のランプ電源22を制御す
る。これにより、使用していた第1のランプ11から予
備のランプである第2のランプ12への交換(即ち、切
り換え)が完了する。なお、予備(待機中)のランプお
よびこれを駆動(点灯)させるランプ電源の組は、複数
組設けた構成であっても良いことは言うまでもない。ま
た、ランプとこれを駆動(点灯)するランプ電源を一体
として移動して交換する構成であっても良く、あるいは
ランプのみを移動させて交換する構成であっても良い。
【0030】以上説明したように、本実施の形態による
ランプ切換装置は、ランプの出力レベルを検出する検出
器として汎用的で安価な輝度センサーを用い、使用中の
ランプの劣化をランプ切れの前あるいはランプ出力の制
御ができなくなる前に検知し、予備のランプをあらかじ
め点灯させてから一定時間後にランプ切換を行うように
したので、ランプ切り換え時の映像の映らない時間を短
縮することができる。
【0031】実施の形態3.上述の実施の形態2におい
ては、輝度センサーを用いて輝度の低下を検出すること
によりランプの劣化を検知したが、ランプの管電圧を測
定することによってランプの劣化を検知し、ランプ切り
換えを行う場合について説明する。図3は、実施の形態
3によるランプ切換装置の構成を概念的に示すブロック
図である。図において、11は第1のランプ、21は第
1のランプ11を駆動(点灯)する第1のランプ電源、
12は第2のランプ、22は第2のランプ12を駆動
(点灯)する第2のランプ電源、30は第1のランプ電
源21および第2のランプ電源22からそれぞれ出力さ
れる2つのランプ点灯信号(即ち、ランプの点灯状態/
非点灯状態を示す信号)を切り換えて出力するスイッチ
である。
【0032】また、71は第1のランプ11の管電圧を
測定して出力する第1の電圧計、72は第2のランプ1
2の管電圧を測定して出力する第2の電圧計、43はス
イッチ30から出力されるランプ点灯信号と第1の電圧
計71および第2の電圧計72の出力に基づいてランプ
を投射位置に移動させて切り換える信号およびランプを
点灯させる信号を出力する制御回路である。なお、図3
に示すように、制御回路43には第1の電圧計71、第
2の電圧計72およびスイッチ30の出力信号が入力さ
れている。
【0033】次に動作について説明する。図3におい
て、今、第1のランプ11が使用中であるとする。この
とき、スイッチ30は、第1のランプ電源21からのラ
ンプ点灯信号を選択して制御回路42に出力している。
そして、制御回路43は、スイッチ30からのランプ点
灯信号が点灯状態を示す信号であり、第1の電圧計71
が第1のランプ11の管電圧が正常であることを示す信
号出力している場合(即ち、第1の電圧計71の出力信
号がランプの劣化を検知するために設定された所定の値
より大きい場合)、第1のランプ11を所定の投射位置
に配置させる制御信号を図示しないランプ移動機構に出
力していると共に、スイッチ30のスイッチ位置も第1
のランプ電源21からのランプ点灯信号を選択するよう
に制御している。さらに、制御回路43は、第1のラン
プ11のみが点灯するように第1のランプ電源21およ
び第2のランプ電源22を制御している。
【0034】次に、第1のランプ11が寿命等で劣化
し、管電圧が所定のレベルより低下した場合の動作につ
いて説明する。制御回路43には、スイッチ30を介し
て第1のランプ電源21から第1のランプ11が点灯状
態であることを示すランプ点灯信号が入力されている
が、さらに、第1の電圧計71の出力信号も入力されて
いる。そして、制御回路43は、入力された第1の電圧
計71の出力信号が、設定された所定の値より小さくな
ると、第1のランプ11が劣化してきたと検知する。即
ち、制御回路43は、第1の電圧計71の出力信号に基
づいて第1のランプ11が劣化していることを検知す
る。このため、制御回路43は、予備のランプである第
2のランプ12も点灯するようにランプ電源22を制御
し、第2のランプ12の出力が安定する一定時間後に図
示しないランプ移動機構に対して第2のランプ12を投
射位置に移動させる制御信号を出力する。
【0035】また、同時に、スイッチ30に対して、そ
のスイッチ位置を第2のランプ電源22からのランプ点
灯信号を選択するように設定させ、さらに、第2のラン
プ12を消灯するように第2のランプ電源22を制御す
る。これにより、使用していた第1のランプ11から予
備のランプである第2のランプ12への交換が完了す
る。なお、予備のランプおよびこれを駆動(点灯)させ
るランプ電源の組は、複数組設けた構成であっても良い
ことは言うまでもない。また、ランプとこれを駆動(点
灯)するランプ電源を一体として移動して交換する構成
であっても良く、あるいはランプのみを移動させて交換
する構成であっても良い。
【0036】以上説明したように、本実施の形態による
ランプ切換装置は、管電圧を測定することにより、使用
中のランプの劣化をランプ切れの前あるいはランプ出力
の制御ができなくなる前に検知し、予備のランプをあら
かじめ点灯させてから一定時間後にランプ切換(切り換
え)を行うようにしたので、ランプ切り換え時の映像の
映らない時間を短縮することができる。
【0037】実施の形態4.前述の実施の形態2による
ランプ切換装置は、使用中のランプの輝度が所定のレベ
ル以下に低下すると、ランプが劣化したと検知し、予備
のランプを一定時間点灯させた後に投射位置に移動させ
て切り換えるものであった。本実施の形態によるランプ
切換装置は、使用中のランプの輝度が所定のレベル以下
に低下すると、予備のランプを点灯させ、さらに、予備
(待機中)のランプの輝度を検出する輝度センサー出力
の変化状態を監視し、輝度が安定した後(即ち、予備の
ランプの輝度を検出する輝度センサーの出力が安定した
後、従って、予備のランプの出力レベルが安定した後)
に、予備のランプを投射位置に移動させて切り換えるこ
とを特徴とする。なお、本実施の形態によるランプ切換
装置の基本的に構成および動作は、実施の形態2の場合
と同様であるので、説明は省略する。
【0038】一般的にランプの特性というものは、個々
のばらつきが非常に大きいため、出力が安定するまでの
時間はランプによって大きく異なる。また、そのランプ
の劣化の度合いも、ランプによって大きく異なる。従っ
て、前述の実施の形態2によるランプ切換装置では、設
定時間(即ち、使用中のランプの輝度が所定のレベル以
下に低下したこと検知して予備のランプを点灯させてか
ら投射位置に移動させるまでの時間)が短い場合、ラン
プによっては未だ出力が安定しないうちに切り換えられ
る恐れがある。また、この設定時間が長い場合、不必要
に映像の途切れる時間が長くなると言うことが起こる。
【0039】これに対して、本実施の形態では、待機中
のランプ(即ち、予備のランプ)の特性に関わらず、待
機中のランプの出力レベルを検出する輝度センサーの出
力が安定するとランプ切り換えが行われるので、ランプ
出力が安定しないうちに待機中のランプ切り換えられた
り、不必要に映像の途切れる時間が長くなるということ
がない。
【0040】実施の形態5.前述の実施の形態3による
ランプ切換装置は、使用中のランプの管電圧が所定のレ
ベル以下に低下すると、予備のランプを一定時間点灯さ
せた後に投射位置に移動させて切り換えるものであっ
た。これに対して、本実施の形態によるランプ切換装置
は、使用中のランプの管電圧が所定のレベル以下に低下
すると、予備のランプを点灯させ、さらに、予備のラン
プの管電圧を測定する電圧計の出力の変化状態を監視
し、管電圧が安定した後(即ち、予備のランプの管電圧
を測定する電圧計の出力が安定した後、従って、予備の
ランプの出力レベルが安定した後))に、予備のランプ
を投射位置に移動させて切り換えることを特徴とする。
なお、本実施の形態によるランプ切換装置の基本的に構
成および動作は、実施の形態3の場合と同様であるの
で、説明は省略する。
【0041】一般的にランプの特性というものは、個々
のばらつきが非常に大きいため、その出力が安定するま
での時間(従って、管電圧が安定するまでの時間)はラ
ンプによって大きく異なる。また、ランプの劣化の度合
いも、ランプによって大きく異なる。従って、前述の実
施の形態3によるランプ切換装置では、設定時間(即
ち、使用中のランプの管電圧が所定のレベル以下に低下
したこと検知して予備のランプを点灯させてから投射位
置に移動させるまでの時間)が短い場合、ランプによっ
ては未だ出力が安定しないうちに切り換えられる恐れが
ある。また、この設定時間が長い場合、不必要に映像の
途切れる時間が長くなると言うことが起こる。
【0042】これに対して、本実施の形態では、待機中
のランプ(即ち、予備のランプ)の特性に関わらず、ラ
ンプの出力レベルを検出する管電圧の出力が安定すると
ランプ切り換えが行われるので、待機中のランプの出力
が安定しないうちに切り換えられたり、不必要に映像の
途切れる時間が長くなるということがない。
【0043】実施の形態6.上述の実施の形態1から5
においては、ランプの冷却について言及していないが、
通常、高圧水銀ランプ等は寿命を延ばすため、点灯中は
ファン等で冷却する方法をとっている。ところが、一般
にランプ点灯直後は冷却しない方が、ランプ出力が安定
までの時間は短縮される。そこで、本実施の形態による
ランプ切換装置では、待機中のランプ(即ち、予備のラ
ンプ)の出力が安定するまでは、ファンで冷却しないこ
とを特徴とする。
【0044】図4は、実施の形態6によるランプ切換装
置の構成を概念的に示すブロック図である。図におい
て、11は第1のランプ、21は第1のランプ11を駆
動(点灯)する第1のランプ電源、12は第2のラン
プ、22は第2のランプ12を駆動(点灯)する第2の
ランプ電源、30は第1のランプ電源21および第2の
ランプ電源22からそれぞれ出力される2つのランプ点
灯信号(即ち、ランプの点灯状態/非点灯状態を示す信
号)を切り換えて出力するスイッチである。
【0045】また、61は第1のランプ11の輝度を検
出して出力する第1の輝度センサー、62は第2のラン
プ12の輝度を検出して出力第2の輝度センサー、44
はスイッチ30から出力されたランプ点灯信号と第1の
輝度センサー61および第2の輝度センサー62の出力
に基づいてランプを投射位置に移動させて切り換える信
号およびランプを点灯させる信号を出力する制御回路で
ある。なお、図4に示すように、制御回路44には第1
の輝度センサー61、第2の輝度センサー62およびス
イッチ30の出力信号が入力されている。また、81は
第1のランプ11を冷却するための第1の冷却ファン、
82は第2のランプ12を冷却するための第2の冷却フ
ァンである。
【0046】次に動作について説明する。図4におい
て、今、第1のランプ11が使用中であるとする。この
とき、スイッチ30は、第1のランプ電源21からのラ
ンプ点灯信号を選択して制御回路44に出力している。
そして、制御回路44は、スイッチ30を介して第1の
ランプ電源21から入力させるランプ点灯信号が点灯状
態を示す信号であり、第1の輝度センサー61が第1の
ランプ11の輝度が正常であることを示す信号を出力し
ている場合(即ち、第1の輝度センサー61の出力信号
がランプの劣化を検知するために設定された所定の値よ
り大きい場合)、第1のランプ11を所定の投射位置に
配置させる制御信号を図示しないランプ移動機構に出力
していると共に、スイッチ30のスイッチ位置も第1の
ランプ電源21からのランプ点灯信号を選択するように
制御している。さらに、制御回路44は、第1のランプ
11のみが点灯するように第1のランプ電源21および
第2のランプ電源22を制御している。また、制御回路
44は、第1の冷却ファン81のみを回転させている。
【0047】次に、第1のランプ11が寿命等で劣化
し、輝度が低下した場合の動作について説明する。制御
回路44には、スイッチ30を介して第1のランプ電源
21から第1のランプ11が点灯状態であることを示す
ランプ点灯信号が入力されているが、さらに、第1の輝
度センサー61の出力信号も入力されている。そして、
制御回路44は、入力された第1の輝度センサー61の
出力信号が、設定された所定の値より小さくなると、第
1のランプ11が劣化してきたと検知する。即ち、制御
回路44は、第1の輝度センサー61の出力信号に基づ
いて第1のランプ11が劣化していることを検知する。
このため、制御回路44は、予備(待機中)のランプで
ある第2のランプ12も点灯するようにランプ電源22
を制御し、一定時間後に図示しないランプ移動機構に対
して第2のランプ12を投射位置に移動させる制御信号
を出力する。
【0048】また、同時に、スイッチ30に対して、そ
のスイッチ位置を第2のランプ電源22からのランプ点
灯信号を選択するように設定させ、さらに、第2のラン
プ12を消灯するように第2のランプ電源22を制御す
る。これにより、使用していた第1のランプ11から予
備のランプである第2のランプ12への交換(即ち、切
り換え)が完了する。
【0049】また、本実施の形態によるランプ切換装置
では、予備のランプである第2のランプ12の出力を早
く安定させるために、予備のランプである第2のランプ
12が点灯されてから出力が安定するまでの間(即ち、
第2のランプ12の出力レベルを検出する第2の輝度セ
ンサー62の出力が安定するまでの間)、制御回路44
は第2の冷却ファン82が回転しないように制御してい
る。そして、第2のランプ12の出力が安定すると、第
2の冷却ファン82の回転を開始させる。
【0050】なお、予備(待機中)のランプおよびこれ
を駆動(点灯)させるランプ電源の組は、複数組設けた
構成であっても良いことは言うまでもない。また、ラン
プとこれを駆動(点灯)するランプ電源を一体として移
動して交換する構成であっても良く、あるいはランプの
みを移動させて交換する構成であっても良い。
【0051】以上説明したように、本実施の形態による
ランプ切換装置は、ランプの出力レベルを検出する検出
器として輝度センサーを用い、この輝度センサーの出力
信号に基づいて使用中のランプの劣化をランプ切れの前
に検知し、あらかじめ予備(待機中)のランプを点灯さ
せ、この予備のランプの輝度が安定したことを検知して
からランプを投射位置に移動して切り換えを行うと共
に、さらに、この予備のランプの出力が安定するまでは
冷却ファンを回転させないようにしたので、予備のラン
プの出力を早く安定させることが可能となり、ランプの
劣化を検出してから予備のランプに切り換えるまでの時
間を短縮することができる。なお、本実施の形態では、
ランプの出力レベルを検出する検出器として輝度センサ
ーを用いた場合について説明しているが、ランプの出力
レベルを検出する検出器として管電圧を測定する電圧計
を用いても同様の効果を奏することはいうまでもない。
【0052】なお、上述した実施の形態1〜6では、映
像表示装置の光源として用いられるランプが劣化したと
きに、待機中のランプに切り換えるランプ切換装置ある
いはランプ切換方法について述べたが、実施の形態1〜
6で示したランプ切換装置のいずれかを映像表示装置に
備えることによって、使用中のランプが劣化した時、表
示されている映像信号がほとんど途切れることなく待機
中のランプに切り換えることのできる映像表示装置を得
ることができる。
【0053】
【発明の効果】この発明によるランプ切換装置は、所定
の投射位置に配置される使用中の第1のランプと、第1
のランプを点灯させると共に、第1のランプが点灯状態
か非点灯状態かを示すランプ点灯信号を出力する第1の
ランプ電源と、第1のランプの出力レベルを検出して出
力する第1の検出器と、待機中の第2のランプと、第2
のランプを点灯させると共に、第2のランプが点灯状態
か非点灯状態かを示すランプ点灯信号を出力する第2の
ランプ電源と、第2のランプの出力レベルを検出して出
力する第2の検出器と、第1のランプ電源および第2の
ランプ電源から出力されるランプ点灯信号が入力され、
いずれか一方を選択して出力するスイッチと、第1の検
出器、第2の検出器およびスイッチの出力信号が入力さ
れており、第1の検出器の出力信号に基づいて第1のラ
ンプの劣化を検知すると、あらかじめ第2のランプ電源
により第2のランプを点灯させ、一定時間後に、ランプ
移動機構に対して第2のランプを所定の投射位置に移動
させると共に、スイッチに対して第2のランプ電源から
のランプ点灯信号を選択させる制御回路とを備えたの
で、ランプ切れあるいはランプ出力の制御ができなくな
る前に使用中のランプの劣化を検知して待機中のランプ
をあらかじめ点灯させてからランプ切り換えを行うこと
が可能となり、表示されている映像信号がほとんど途切
れることなく待機中のランプに切り換えることのできる
ランプ切換装置を実現できる。
【0054】また、この発明によるランプ切換装置の制
御回路は、第1の検出器、第2の検出器およびスイッチ
の出力信号が入力されており、第1の検出器の出力信号
に基づいて第1のランプの劣化を検知すると、あらかじ
め第2のランプ電源により第2のランプを点灯させ、第
2の検出器の出力信号に基づいて第2のランプの出力レ
ベルが安定したことを検知すると、ランプ移動機構に対
して第2のランプを所定の投射位置に移動させると共
に、スイッチに対して上記第2のランプ電源からのラン
プ点灯信号を選択させるので、待機中のランプに切り換
えたときに表示されている映像信号がほとんど途切れる
ことはなく、かつ、切り換えた後の表示画面の明るさの
変動のない高品位なランプ切換装置を実現できる。
【0055】また、この発明によるランプ切換装置は、
第1のランプを冷却する第1の冷却ファンおよび第2の
ランプを冷却する第2の冷却ファンを備え、制御回路
は、さらに第2のランプが所定の投射位置に移動した後
に、第2の冷却ファンの回転を開始させるので、切り換
えられる待機中のランプの出力が安定するまでの時間を
短くすることが可能となり、ランプの劣化を検出してか
ら予備のランプに切り換えるまでの時間を短縮すること
ができる。
【0056】また、この発明によるランプ切換装置の第
1および第2の検出器は、ランプの輝度を測定する輝度
センサーであることを特徴とするので、表示されている
映像信号がほとんど途切れることなく待機中のランプに
切り換えることのできるランプ切換装置を安価に実現で
きる。
【0057】また、この発明によるランプ切換装置の第
1および第2の検出器は、ランプの管電圧を測定する電
圧計であることを特徴とするので、表示されている映像
信号がほとんど途切れることなく待機中のランプに切り
換えることのできるランプ切換装置を安価に実現でき
る。
【0058】また、この発明によるランプ切換方法は、
ランプを光源として映像信号を表示する映像表示装置に
おけるランプ切換方法であって、使用中のランプの劣化
を検知すると待機中のランプをあらかじめ点灯させ、一
定時間後に待機中のランプを投射位置に移動させてラン
プを切り換えるので、表示されている映像信号がほとん
ど途切れることなく待機中のランプに切り換えることの
できるランプ切換方法装置を提供できる。
【0059】また、この発明によるランプ切換方法は、
ランプを光源として映像信号を表示する映像表示装置に
おけるランプ切換方法であって、使用中のランプの劣化
を検知すると待機中のランプをあらかじめ点灯させ、待
機中のランプの出力レベルが安定すると、待機中のラン
プを投射位置に移動させてランプを切り換えるので、待
機中のランプに切り換えたときに表示されている映像信
号がほとんど途切れることはなく、かつ、切り換えた後
の表示画面の明るさの変動のない高品位なランプ切換方
法を提供できる。
【0060】また、この発明によるランプ切換方法は、
待機中のランプに切り換えた後に、切り換えられたラン
プの冷却を開始するので、切り換えられる待機中のラン
プの出力が安定するまでの時間を短くすることが可能と
なり、ランプの劣化を検出してから予備のランプに切り
換えるまでの時間を短縮することができる。
【0061】また、この発明によるランプ切換方法は、
輝度を測定することによってランプの劣化を検知するの
で、表示されている映像信号がほとんど途切れることな
く待機中のランプに切り換えることのできるランプ切換
方法を安価に提供できる。
【0062】また、この発明によるランプ切換方法は、
管電圧を測定することによってランプの劣化を検知する
ので、表示されている映像信号がほとんど途切れること
なく待機中のランプに切り換えることのできるランプ切
換方法を安価に提供できる。
【0063】また、この発明による映像表示装置によれ
ば、請求項1〜5のいずれか1項に記載のランプ切換装
置を備えるので、使用中のランプが劣化した時、表示さ
れている映像信号がほとんど途切れることなく待機中の
ランプに切り換えることのできる映像表示装置を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1によるランプ切換装置の構成を概
念的に示すブロック図である。
【図2】実施の形態2および4によるランプ切換装置の
構成を概念的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態3および5によるランプ切換装置の
構成を概念的に示すブロック図である。
【図4】実施の形態6によるランプ切換装置の構成を概
念的に示すブロック図である。
【図5】従来のランプ切換装置の構成を概念的に示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
11 第1のランプ 12 第2
のランプ 21 第1のランプ電源 22 第2
のランプ電源 30 スイッチ 41、42、43、44 制御
回路 51 第1の検出器 52 第2
の検出器 61 第1の輝度センサー 62 第2
の輝度センサー 71 第1の電圧計 72 第2
の電圧計 81 第1の冷却ファン 82 第2
の冷却ファン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の投射位置に配置される使用中の第
    1のランプと、 上記第1のランプを点灯させると共に、上記第1のラン
    プが点灯状態か非点灯状態かを示すランプ点灯信号を出
    力する第1のランプ電源と、 上記第1のランプの出力レベルを検出して出力する第1
    の検出器と、 待機中の第2のランプと、 上記第2のランプを点灯させると共に、上記第2のラン
    プが点灯状態か非点灯状態かを示すランプ点灯信号を出
    力する第2のランプ電源と、上記第2のランプの出力レ
    ベルを検出して出力する第2の検出器と、 上記第1のランプ電源および第2のランプ電源から出力
    されるランプ点灯信号が入力され、いずれか一方を選択
    して出力するスイッチと、 上記第1の検出器、上記第2の検出器および上記スイッ
    チの出力信号が入力されており、上記第1の検出器の出
    力信号に基づいて上記第1のランプの劣化を検知する
    と、あらかじめ上記第2のランプ電源により上記第2の
    ランプを点灯させ、一定時間後に、ランプ移動機構に対
    して上記第2のランプを上記所定の投射位置に移動させ
    ると共に、上記スイッチに対して上記第2のランプ電源
    からのランプ点灯信号を選択させる制御回路とを備えた
    ことを特徴とするランプ切換装置。
  2. 【請求項2】 制御回路は、上記第1の検出器、上記第
    2の検出器および上記スイッチの出力信号が入力されて
    おり、上記第1の検出器からの出力信号に基づいて上記
    第1のランプの劣化を検知すると、あらかじめ上記第2
    のランプ電源により上記第2のランプを点灯させ、上記
    第2の検出器の出力信号に基づいて上記第2のランプの
    出力レベルが安定したことを検知すると、ランプ移動機
    構に対して上記第2のランプを上記所定の投射位置に移
    動させると共に、上記スイッチに対して上記第2のラン
    プ電源からのランプ点灯信号を選択させることを特徴と
    する請求項1に記載のランプ切換装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のランプを冷却する第1の冷却
    ファンおよび上記第2のランプを冷却する第2の冷却フ
    ァンを備え、 制御回路は、さらに上記第2のランプが上記所定の投射
    位置に移動した後に、第2の冷却ファンの回転を開始さ
    せることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記
    載のランプ切換装置。
  4. 【請求項4】 上記第1および第2の検出器は、ランプ
    の輝度を測定する輝度センサーであることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のランプ切換装置。
  5. 【請求項5】 上記第1および第2の検出器は、ランプ
    の管電圧を測定する電圧計であることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のランプ切換装置。
  6. 【請求項6】 ランプを光源として映像信号を表示する
    映像表示装置におけるランプ切換方法であって、 使用中のランプの劣化を検知すると待機中のランプをあ
    らかじめ点灯させ、一定時間後に、待機中のランプを投
    射位置に移動させてランプを切り換えることを特徴とす
    るランプ切換方法。
  7. 【請求項7】 ランプを光源として映像信号を表示する
    映像表示装置におけるランプ切換方法であって、 使用中のランプの劣化を検知すると待機中のランプをあ
    らかじめ点灯させ、上記待機中のランプの出力レベルが
    安定すると、上記待機中のランプを投射位置に移動させ
    てランプを切り換えることを特徴とするランプ切換方
    法。
  8. 【請求項8】 待機中のランプに切り換えた後に、切り
    換えられたランプの冷却を開始することを特徴とする請
    求項6または7のいずれかに記載のランプ切換方法。
  9. 【請求項9】 輝度を測定することによってランプの劣
    化を検知することを特徴とする請求項6〜8のいずれか
    1項に記載のランプ切換方法。
  10. 【請求項10】 管電圧を測定することによってランプ
    の劣化を検知することを特徴とする請求項6〜8のいず
    れか1項に記載のランプ切換方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から5のいずれか1項に記載
    のランプ切換装置を備えたことを特徴とする映像表示装
    置。
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