JP2003215550A - 表示装置及びその製造方法 - Google Patents

表示装置及びその製造方法

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JP2003215550A
JP2003215550A JP2002015938A JP2002015938A JP2003215550A JP 2003215550 A JP2003215550 A JP 2003215550A JP 2002015938 A JP2002015938 A JP 2002015938A JP 2002015938 A JP2002015938 A JP 2002015938A JP 2003215550 A JP2003215550 A JP 2003215550A
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conductive film
substrate
display device
boundary line
manufacturing
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Application number
JP2002015938A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Komatsu
博志 小松
Hiroaki Matsuoka
博昭 松岡
Masahiko Kawabe
雅彦 川辺
Hiroshi Tomita
博 富田
Takashi Morita
敬視 盛田
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ST Liquid Crystal Display Corp
Original Assignee
ST Liquid Crystal Display Corp
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、金属フレームにおけるショート
の発生を防止することができる表示装置及びその製造方
法を提供することを課題とする。 【解決手段】 アクティブ基板21と対向基板22との
間に形成されたスペースに液晶24が封入されている。
対向基板22のオーバーコート層29の表面上には、ガ
ラス基板27及びオーバーコート層29の周縁部から所
定の間隔を隔てて内側に電極層として用いられる導電膜
としてITO膜12が形成されている。対向基板22の
ガラス基板27やオーバーコート層29等にバリが発生
して金属フレーム32に接触しても、電極層となるIT
O膜12が金属フレーム32に直接接触してショートす
ることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置及びそ
の製造方法に係り、特に基板の表面上に電極層として導
電膜が形成された表示装置とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置においては、図1
4に示されるように、TFT(Thin Film Transistor)
やTFD(Thin Film Diode)等の回路素子が形成され
るアクティブ基板1とこれに対向する対向基板2とがシ
ール材3を介して所定の間隔で互いに平行に貼り合わさ
れ、これらアクティブ基板1と対向基板2との間に液晶
4が封入されている。アクティブ基板1は、例えばガラ
ス基板5の表面上に導電膜としてITO(Indium Tin O
xide)膜6が形成された構造を有している。一方、対向
基板2は、ガラス基板7の中央部にカラーレジスト層8
が形成され、さらにカラーレジスト層8とガラス基板7
の全面上にオーバーコート層9が形成され、オーバーコ
ート層9の上にITO膜10が形成された構造を有して
いる。互いに貼り合わされたアクティブ基板1と対向基
板2の外周部が金属フレーム11で覆われ、これにより
ガラス割れを防止している。
【0003】実際には、製造効率を向上させるために、
大きな2枚のガラス板を用いて多数のアクティブ基板1
と多数の対向基板2をそれぞれ同一工程で形成し、シー
ル材3を介してこれらのガラス板を貼り合わせる。各液
晶表示装置ごとにガラス板を分割した後に液晶4の封入
を行い、その後、金属フレーム11を取り付けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
板の分割時に、図14に示されるように、対向基板2の
ガラス基板7やオーバーコート層9及びITO膜10等
にバリが発生し、そのためITO膜10の端部が金属フ
レーム11に接触して電気的なショートを生じる虞があ
った。この発明はこのような問題点を解消するためにな
されたもので、金属フレームにおけるショートの発生を
防止することができる表示装置及びその製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る第1の表
示装置は、表面上に導電膜が形成されると共にその外周
部が金属フレームで覆われた基板を有する表示装置にお
いて、基板の周縁部から所定の間隔を隔てて基板の表面
上の内側に配置されると共に電極層として用いられる導
電膜を備えたものである。また、この発明に係る第2の
表示装置は、表面上に導電膜が形成されると共にその外
周部が金属フレームで覆われた基板を有する表示装置に
おいて、基板の表面上の周縁部に沿って配置された第1
の導電膜と、第1の導電膜の内側で且つ第1の導電膜か
ら隔離して基板の表面上に配置されると共に電極層とし
て用いられる第2の導電膜とを備えたものである。
【0006】なお、第1及び第2の表示装置が、互いに
対向して配置されたアクティブ基板と対向基板とを備
え、導電膜を対向基板に形成することができる。液晶表
示装置に適用する場合には、導電膜をITO膜から形成
することが好ましい。
【0007】この発明に係る第1の製造方法は、基板の
表面上に導電膜が形成されると共に基板の外周部が金属
フレームで覆われた表示装置の製造方法において、複数
の基板が配列区画された絶縁板の表面上に導電膜を形成
し、導電膜の上からレーザビームを照射することにより
互いに隣接する基板の境界線に沿って境界線を含むよう
に所定の幅で導電膜を除去した溝を形成し、境界線に沿
って絶縁板を切断することにより複数の基板に分割する
方法である。また、この発明に係る第2の製造方法は、
基板の表面上に導電膜が形成されると共に基板の外周部
が金属フレームで覆われた表示装置の製造方法におい
て、複数の基板が配列区画された絶縁板の表面上に導電
膜を形成し、導電膜の上からレーザビームを照射するこ
とにより互いに隣接する基板の境界線上の導電膜を残し
たまま境界線に沿ってその両側にそれぞれ導電膜を除去
した溝を形成して境界線上の導電膜と各基板中央部の導
電膜とを隔離し、境界線に沿って絶縁板を切断すること
により複数の基板に分割する方法である。
【0008】なお、第2の製造方法においては、互いに
所定の間隔を隔てた2本のレーザビームを境界線を挟む
ように照射して走査することにより境界線に沿ってその
両側に2本の溝を同時に形成することができる。この場
合、2本のレーザビームの配置関係を90度回転させる
ことにより縦方向と横方向の境界線に沿ってそれぞれそ
の両側に2本の溝を形成してもよい。あるいは、2本の
レーザビームの配置関係をその走査方向に対して所定の
角度だけ傾斜させることによっても、縦方向にも横方向
にも境界線に沿ってその両側に2本の溝を形成すること
ができる。また、1本のレーザビームを境界線の一方の
側に照射して走査した後に境界線の他方の側に照射して
走査することにより境界線の両側に2本の溝を順次形成
することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1にこの発明の実施の形態1に係る液
晶表示装置の構成を示す。液晶表示装置は、アクティブ
基板21とこれに対向する対向基板22とを有し、これ
らの基板21及び22がシール材23を介して所定の間
隔で互いに平行に貼り合わされ、アクティブ基板21と
対向基板22との間に形成されたスペースに液晶24が
封入されている。アクティブ基板21は、ガラス基板2
5の表面上に導電膜としてITO膜26が形成された構
造を有し、このアクティブ基板21にTFTやTFD等
の図示しない回路素子が形成されている。
【0010】一方、対向基板22は、ガラス基板27を
有し、このガラス基板27の表面中央部にカラーレジス
ト層28が形成され、さらにカラーレジスト層28とガ
ラス基板27の全面上にオーバーコート層29が形成さ
れている。オーバーコート層29の表面上には、ガラス
基板27及びオーバーコート層29の周縁部から所定の
間隔を隔てて内側に導電膜となるITO膜12が形成さ
れている。このITO膜12は、対向基板22の電極層
として用いられる。このように互いに貼り合わされたア
クティブ基板21と対向基板22の外周部がガラス割れ
を防止するための金属フレーム32で覆われている。
【0011】図1に示した液晶表示装置では、対向基板
22のITO膜12がガラス基板27及びオーバーコー
ト層29の周縁部から所定の間隔を隔てて内側に配置さ
れているため、対向基板22のガラス基板27やオーバ
ーコート層29等にバリが発生して金属フレーム32に
接触したとしても、電極層となるITO膜12が金属フ
レーム32に直接接触することがなく、電気的なショー
トを生じることが未然に防止される。
【0012】次に、このような液晶表示装置の製造方法
について説明する。まず、図2に示されるように、例え
ば6×5=30個の液晶表示装置用の対向基板を同一工
程で製造すべく絶縁板として720×600mmの大き
さのガラス板33を用意する。このガラス板33の表面
上に各液晶表示装置に対応してそれぞれカラーレジスト
層28を塗布し、これらのカラーレジスト層28とガラ
ス板33の全面上にオーバーコート層29を塗布すると
共にオーバーコート層29の全面上にITO膜12をス
パッタリング法により形成する。
【0013】このガラス板33を図3に示されるレーザ
カッティング装置のXY自動ステージ34上に搬送す
る。ガラス板33には予め図示しない2個のアライメン
トマークが形成されており、これらのアライメントマー
クを利用してガラス板33とXY自動ステージ34との
位置合わせが行われる。位置合わせが完了した時点で、
XY自動ステージ34とその情報に配置されたレーザ装
置35とをコンピュータ制御することにより、予め設定
されたデータに基づいてレーザカッティングが行われ
る。
【0014】レーザ装置35からは、1本のレーザビー
ムがXY自動ステージ34上のガラス板33に向かって
照射されるようになっている。レーザビームは、ITO
膜12をカッティングすることのできる出力を有してい
ればよく、レーザ光源としてYAGレーザ(波長106
4nm、532nm、266nm等)の他、He−Ne
レーザ、Arレーザ、エキシマレーザ等の気体レーザ、
色素レーザ等の液体レーザ、Ga−Asレーザ等の半導
体レーザ、Iレーザ等の化学レーザ等、各種のものを使
用することが可能である。
【0015】このようなレーザビームを、互いに隣接し
て区画された一対の対向基板の境界線上に照射し、境界
線に沿って走査させる。これにより、図4に示されるよ
うに、境界線13を含むように所定の幅でITO膜12
を除去した溝14が形成される。このとき、溝14がI
TO膜の下層のオーバーコート層29に多少達しても問
題はない。このようにして各液晶表示装置に対応する対
向基板の周辺部を全てレーザカッティングすることによ
り、溝14の存在に起因して対向基板のITO膜12は
境界線13から所定の間隔を隔てて内側に配置されたも
のとなる。その後、ガラス板33は洗浄工程に導かれ、
表面に付着したダスト等の除去が行われる。
【0016】同様にして、720×600mmの大きさ
のガラス板を用いて6×5=30個の液晶表示装置用の
アクティブ基板を作成する。そして、シール材23を介
して対向基板用のガラス板33とアクティブ基板用のガ
ラス板と貼り合わせる。各液晶表示装置ごとにこれらの
ガラス板を境界部38で切断して分割した後、液晶24
の封入を行う。その後、互いに貼り合わされているアク
ティブ基板と対向基板の外周部に金属フレーム32を取
り付けることにより、図1に示したような液晶表示装置
が製造される。
【0017】なお、1回のレーザビーム走査でITO膜
12を除去仕切れない場合には、複数回走査を繰り返し
てカッティングすることもできる。
【0018】実施の形態2.図5に実施の形態2に係る
液晶表示装置の構成を示す。この液晶表示装置は、図1
に示した液晶表示装置において、対向基板22のITO
膜12の代わりに、オーバーコート層29の表面上にそ
の周縁部に沿って第1の導電膜となるITO膜30が形
成されると共にITO膜30の内側に第2の導電膜とな
るITO膜31が形成されたものである。内側のITO
膜31は、周縁部のITO膜30から隔離されており、
対向基板22の電極層として用いられる。
【0019】この液晶表示装置では、対向基板22の周
縁部のITO膜30と内側のITO膜31とが互いに隔
離されているため、対向基板22のガラス基板27やオ
ーバーコート層29等にバリが発生して周縁部のITO
膜30が金属フレーム32に接触したとしても、電極層
となる内側のITO膜31が金属フレーム32に直接接
触することがなく、電気的なショートを生じることが未
然に防止される。
【0020】この実施の形態2の液晶表示装置の製造方
法について説明する。実施の形態1の場合と同様に、例
えば6×5=30個の液晶表示装置用の対向基板を同一
工程で製造すべく絶縁板として図2に示した720×6
00mmの大きさのガラス板33の表面上にカラーレジ
スト層28、オーバーコート層29及びITO膜を順次
形成した後、このガラス板33を図3に示されるレーザ
カッティング装置のXY自動ステージ34上に搬送して
位置合わせをする。ここで、レーザカッティング装置の
レーザ装置35として、図6に示されるように、所定の
間隔を隔てた2本のレーザビーム36及び37が同時に
照射されるものを用いる。このような2本のレーザビー
ム36及び37は、発振器から作り出された1本の集光
ビームをミラーによって2本のビームに分割するか、あ
るいは2つの発振器を用いて2本のビームを作り出す方
法によって得ることができる。
【0021】これら2本のレーザビーム36及び37
を、図7に示される如く、互いに隣接して区画された一
対の対向基板の境界線38を挟むような位置関係でIT
O膜の上から照射し、境界線38に沿って走査させる。
これにより、図8に示されるように、境界線38上にI
TO膜30を残したまま境界線38の両側にITO膜を
除去した溝39が形成される。このとき、溝39がIT
O膜の下層のオーバーコート層29に多少達しても問題
はない。このようにして各液晶表示装置に対応する対向
基板の周辺部を全てレーザカッティングすることによ
り、溝39の存在に起因して対向基板の内側のITO膜
31は境界線38上のITO膜30から隔離されたもの
となる。その後、ガラス板33は洗浄工程に導かれ、表
面に付着したダスト等の除去が行われる。
【0022】なお、2本のレーザビーム36及び37を
発するレーザ装置35のレーザ照射部は各レーザビーム
の光軸と平行な軸の周りに90度回転し得るように構成
されており、図9(a)のように縦(Y)方向に走査す
る場合と図7(b)のように横(X)方向に走査する場
合とで互いに2本のレーザビーム36及び37の配置関
係を90度回転させることによって、それぞれ境界線3
8の両側に溝39を形成することが可能となる。
【0023】同様にして、720×600mmの大きさ
のガラス板を用いて6×5=30個の液晶表示装置用の
アクティブ基板を作成する。そして、シール材23を介
して対向基板用のガラス板33とアクティブ基板用のガ
ラス板と貼り合わせる。各液晶表示装置ごとにこれらの
ガラス板を境界部38で切断して分割した後、液晶24
の封入を行う。このようにして得られた一つの対向基板
の平面図を図10に示す。周縁部のITO膜30と内側
のITO膜31とが溝39によって互いに隔離されてい
る。また、2本のレーザビーム36及び37の縦(Y)
方向及び横(X)方向の走査により、この発明の第1の
導電膜としての周縁部のITO膜30は一つの対向基板
において複数の領域に分布することとなる。この対向基
板の部分断面は図11のように示される。
【0024】その後、互いに貼り合わされているアクテ
ィブ基板と対向基板の外周部に金属フレーム32を取り
付けることにより、図5に示したような液晶表示装置が
製造される。
【0025】以上のように、実施の形態2では、互いに
隣接する対向基板の境界部のITO膜を幅広く除去する
のではなく、境界線上のITO膜を残しながらその両側
においてレーザビーム照射により2本の溝を形成するた
め、各レーザビームのスポット径を小さくすることがで
き、これにより高密度のレーザビームを用いて高い処理
速度でレーザカッティングを行うことが可能となる。
【0026】上記の実施の形態2では、縦(Y)方向に
走査する場合と横(X)方向に走査する場合とで2本の
レーザビーム36及び37の配置関係を90度回転させ
ることによって、それぞれ境界線38の両側に溝39を
形成したが、図12に示されるように、予め2本のレー
ザビーム36及び37の配置関係を走査方向である縦
(Y)方向及び横(X)方向に対して所定の角度、例え
ば45度に傾斜させておけば、レーザ照射部を90度回
転させることなく、縦(Y)方向及び横(X)方向にも
境界線に沿ってその両側に2本の溝を形成することがで
きる。また、2本のレーザビーム36及び37を用いて
境界線38の両側に同時に溝39を形成したが、例えば
図13に示されるように、1本のレーザビーム40を境
界線38の一方の側に照射して走査した後に境界線38
の他方の側に照射して走査することにより境界線38の
両側に2本の溝39を順次形成するようにしてもよい。
【0027】この発明は、液晶表示装置に限定されるも
のではなく、例えばFED(フィールド・エミッション
・ディスプレイ)等にも同様にして適用することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る第
1の表示装置によれば、基板の周縁部から所定の間隔を
隔てて基板の表面上の内側に配置されると共に電極層と
して用いられる導電膜を備えているので、基板の外周部
を金属フレームで覆った場合に導電膜が金属フレームに
接触することがなく、電極層となる導電膜と金属フレー
ムとの間のショートの発生が防止される。
【0029】また、この発明に係る第2の表示装置によ
れば、基板の表面上の周縁部に沿って配置された第1の
導電膜と、第1の導電膜の内側で且つ第1の導電膜から
隔離して基板の表面上に配置されると共に電極層として
用いられる第2の導電膜とを備えているので、基板の外
周部を金属フレームで覆った場合に周縁部の第1の導電
膜が金属フレームに接触したとしても、電極層となる第
2の導電膜が金属フレームに接触してショートすること
が防止される。また、第2の導電膜が第1の導電膜から
隔離しているため、周縁部の第1の導電膜を除去する必
要がなく、表示装置の製造効率が向上する。
【0030】この発明に係る第1の製造方法によれば、
絶縁板の表面上に形成された導電膜の上からレーザビー
ムを照射することにより互いに隣接する基板の境界線に
沿って境界線を含むように所定の幅で導電膜を除去した
溝を形成し、境界線に沿って絶縁板を切断することによ
り複数の基板に分割するので、導電膜と金属フレームと
のショートを生じない表示装置を効率よく製造すること
が可能となる。
【0031】また、この発明に係る第2の製造方法によ
れば、絶縁板の表面上に形成された導電膜の上からレー
ザビームを照射することにより互いに隣接する基板の境
界線上の導電膜を残したまま境界線に沿ってその両側に
それぞれ導電膜を除去した溝を形成して境界線上の導電
膜と各基板中央部の導電膜とを隔離し、その後境界線に
沿って絶縁板を切断することにより複数の基板に分割す
るので、スポット径の小さな高密度のレーザビームを用
いて導電膜のカッティングを行うことができ、金属フレ
ームとのショートを生じない表示装置を効率よく製造す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る液晶表示装置
の構成を示す部分断面図である。
【図2】 多数の基板が配列区画された絶縁板を示す平
面図である。
【図3】 実施の形態1で用いられたレーザカッティン
グ装置を示す斜視図である。
【図4】 1本のレーザビーム照射により導電膜がカッ
ティングされた対向基板を示す図である。
【図5】 実施の形態2に係る液晶表示装置の構成を示
す部分断面図である。
【図6】 実施の形態2の液晶表示装置を製造する際に
用いられるレーザ装置を示す側面図である。
【図7】 実施の形態2における2本のレーザビームの
走査方法を模式的に示す平面図である。
【図8】 2本のレーザビーム照射により導電膜がカッ
ティングされた対向基板を示す図である。
【図9】 2本のレーザビームの走査方法を示し、
(a)は縦方向の走査、(b)は横方向の走査を示す図
である。
【図10】 実施の形態2で製造された対向基板を示す
平面図である。
【図11】 実施の形態2で製造された対向基板を示す
部分断面図である。
【図12】 実施の形態2の変形例で用いられる2本の
レーザビームの配置関係を示す図である。
【図13】 実施の形態2の他の変形例で用いられる1
本のレーザビームの走査方法を模式的に示す平面図であ
る。
【図14】 従来の液晶表示装置の構成を示す部分断面
図である。
【符号の説明】 21 アクティブ基板、22 対向基板、23 シール
材、24 液晶、25,27 ガラス基板、12,2
6,30,31 ITO膜、28 カラーレジスト層、
29 オーバーコート層、32 金属フレーム、33
ガラス板、34XY自動ステージ、35 レーザ装置、
36,37,40 レーザビーム、13,38 境界
線、14,39 溝。
フロントページの続き (72)発明者 川辺 雅彦 愛知県知多郡東浦町大字緒川字上舟木50番 地 エスティ・エルシーディ株式会社内 (72)発明者 富田 博 愛知県知多郡東浦町大字緒川字上舟木50番 地 エスティ・エルシーディ株式会社内 (72)発明者 盛田 敬視 愛知県知多郡東浦町大字緒川字上舟木50番 地 エスティ・エルシーディ株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA05 FA06 FA26 HA02 MA20 2H090 JA01 JA05 JB02 JC07 JC13 JC14 LA01 2H092 GA11 GA12 GA32 GA37 GA38 GA44 NA16 PA01 PA06 4G015 FA06 FA09 FB02 FC02 FC14 4G059 AA08 AB01 AB06 AB07 AB09 AB11 AC14 AC18 AC24 GA01 GA05 GA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面上に導電膜が形成されると共にその
    外周部が金属フレームで覆われた基板を有する表示装置
    において、 基板の周縁部から所定の間隔を隔てて基板の表面上の内
    側に配置されると共に電極層として用いられる導電膜を
    備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 表面上に導電膜が形成されると共にその
    外周部が金属フレームで覆われた基板を有する表示装置
    において、 基板の表面上の周縁部に沿って配置された第1の導電膜
    と、 第1の導電膜の内側で且つ第1の導電膜から隔離して基
    板の表面上に配置されると共に電極層として用いられる
    第2の導電膜とを備えたことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 互いに対向して配置されたアクティブ基
    板と対向基板とを備え、前記導電膜は対向基板に形成さ
    れたことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記導電膜はITO膜からなり、液晶表
    示装置に適用されたことを特徴とする請求項3に記載の
    表示装置。
  5. 【請求項5】 基板の表面上に導電膜が形成されると共
    に基板の外周部が金属フレームで覆われた表示装置の製
    造方法において、 複数の基板が配列区画された絶縁板の表面上に導電膜を
    形成し、 導電膜の上からレーザビームを照射することにより互い
    に隣接する基板の境界線に沿って前記境界線を含むよう
    に所定の幅で導電膜を除去した溝を形成し、 前記境界線に沿って絶縁板を切断することにより複数の
    基板に分割することを特徴とする表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板の表面上に導電膜が形成されると共
    に基板の外周部が金属フレームで覆われた表示装置の製
    造方法において、 複数の基板が配列区画された絶縁板の表面上に導電膜を
    形成し、 導電膜の上からレーザビームを照射することにより互い
    に隣接する基板の境界線上の導電膜を残したまま前記境
    界線に沿ってその両側にそれぞれ導電膜を除去した溝を
    形成して前記境界線上の導電膜と各基板中央部の導電膜
    とを隔離し、 前記境界線に沿って絶縁板を切断することにより複数の
    基板に分割することを特徴とする表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 互いに所定の間隔を隔てた2本のレーザ
    ビームを前記境界線を挟むように照射して走査すること
    により前記境界線に沿ってその両側に2本の溝を同時に
    形成することを特徴とする請求項6に記載の表示装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 2本のレーザビームの配置関係を90度
    回転させることにより縦方向と横方向の境界線に沿って
    それぞれその両側に2本の溝を形成することを特徴とす
    る請求項7に記載の表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 2本のレーザビームの配置関係をその走
    査方向に対して所定の角度だけ傾斜させることにより縦
    方向にも横方向にも境界線に沿ってその両側に2本の溝
    を形成することを特徴とする請求項7に記載の表示装置
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 1本のレーザビームを前記境界線の一
    方の側に照射して走査した後に前記境界線の他方の側に
    照射して走査することにより前記境界線の両側に2本の
    溝を順次形成することを特徴とする請求項6に記載の表
    示装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005084493A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Toppan Printing Co Ltd カラーフィルタ基板の製造方法及びカラーフィルタ基板
JP2012529667A (ja) * 2009-06-12 2012-11-22 トビス カンパニー リミテッド 液晶パネル切断方法およびこれを利用する液晶パネル製造方法

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