JP2003215490A - 光偏向装置及び像露光装置 - Google Patents

光偏向装置及び像露光装置

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JP2003215490A
JP2003215490A JP2002016883A JP2002016883A JP2003215490A JP 2003215490 A JP2003215490 A JP 2003215490A JP 2002016883 A JP2002016883 A JP 2002016883A JP 2002016883 A JP2002016883 A JP 2002016883A JP 2003215490 A JP2003215490 A JP 2003215490A
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optical
unit
polarization device
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image exposure
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JP2002016883A
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English (en)
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Susumu Matsui
晋 松井
Hiroshi Kobayashi
浩志 小林
Takaaki Kurosawa
高昭 黒澤
Naohiro Ono
直弘 大野
Hiroshi Miyakoshi
博史 宮越
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光偏向装置の放熱性を向上して温度上昇を防
止する事により、安定した高画質を達成する。 【解決手段】 回転多面鏡301、保持部材302、磁
石303から成るロータユニット300と、ロータユニ
ット300を回転可能に支持する回転軸受部材321と
固定軸受け部材322とから成る空気動圧軸受部と、空
気動圧軸受部の固定軸受部材322を支持する支持基体
311と電磁コイル312と電装基板313とから成る
ステータユニット310と、を有する光偏向装置30に
おいて、ステータユニット310の支持基体311に接
して、放熱性の位置決め部材315を固定する光偏向装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタ、レーザ複写機、レーザファクシミリ等の画像形成
装置等に用いられる光偏向装置及び像露光装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタ等の画像形成装置
においては、その画像の書き込み手段として読み取った
情報を基にレーザ光を等速回転する回転多面鏡(ポリゴ
ンミラー)に入光させ、反射光を走査させて感光体面に
投影し画像記録を行っている。
【0003】回転多面鏡は低速回転の場合には、駆動モ
ータの回転軸に直接固定して使用されるが、高速回転と
なると回転多面鏡を外筒部材に固定し、固定配置された
内筒部材に対して触れることなく浮き上がった形で回転
する空気動圧軸受(空気ベアリング)を用いての駆動回
転が行われる。また、空気動圧軸受は、非接触で回転す
るため、長寿命、低騒音などの特徴がある。
【0004】本出願人は動圧軸受を有する光偏光装置に
ついて、特開平7−243437号、特開平7−259
849号、特開平8−114219号、特開平8−12
1471号、特開2001−221972号等の各公報
によって技術開示を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】複数の鏡面を側面部に
有する回転多面鏡、回転多面鏡を保持する保持部材、保
持部材に固定された磁石から成るロータユニットと、該
ロータユニットを回転可能に支持する軸受部材と該軸受
部材を支持し前記磁石に対向配置された電磁コイルを有
するステータユニットと、から成る光偏向装置は、防塵
及び騒音防止のため、像露光装置の光学本体内にほぼ密
閉状態に収容されている。
【0006】このため、光学本体内において、高速回転
するロータユニット、電磁コイルの発熱等により、光学
本体内の温度が上昇し、回転多面鏡や光学部材の歪みに
よる画質低下、ロータユニットのバランス変化による振
動、騒音発生等の問題が生じる。
【0007】本発明は、光偏向装置及び像露光装置にお
ける上記の問題点を解消して、安定した回転性能が得ら
れる光偏向装置及び高画質を達成する像露光装置を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明により達成される。
【0009】(1) 複数の鏡面を側面部に有する回転
多面鏡、該回転多面鏡を保持する保持部材、該保持部材
に固定された磁石から成るロータユニットと、該ロータ
ユニットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支
持し、前記磁石に対向配置された電磁コイルと電装基板
を有するステータユニットと、から成る光偏向装置にお
いて、前記ステータユニットに、放熱性の位置決め部材
を設けたことを特徴とする光偏向装置。
【0010】(2) 複数の鏡面を側面部に有する回転
多面鏡、該回転多面鏡を保持する保持部材、該保持部材
に固定された磁石から成るロータユニットと、該ロータ
ユニットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支
持し、前記磁石に対向配置された電磁コイルと金属製の
電装基板を有するステータユニットと、から成る光偏向
装置において、前記ステータユニットに、前記電装基板
に接して、放熱性の位置決め部材を設けたことを特徴と
する光偏向装置。
【0011】(3) 光源部からの光束を偏向走査する
光偏光装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走
査光学系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に
収容する光学本体とから成る像露光装置において、前記
光偏光装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保
持部材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニ
ットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持
し、電磁コイルと電装基板とを有するステータユニット
と、から成り、前記光学本体は、前記光偏光装置を位置
決め嵌合する開口部を有し、前記ステータユニットに放
熱性の位置決め部材を設け、前記位置決め部材を前記光
学本体の開口部に嵌合させて、前記ステータユニットを
位置決めしたことを特徴とする像露光装置。
【0012】(4) 光源部からの光束を偏向走査する
光偏光装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走
査光学系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に
収容する光学本体とから成る像露光装置において、前記
光偏光装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保
持部材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニ
ットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持
し、電磁コイルと金属製の電装基板とを有するステータ
ユニットと、から成り、前記光学本体は、前記光偏光装
置を位置決め嵌合する開口部を有し、前記ステータユニ
ットの電装基板に接して、放熱性の位置決め部材を設
け、前記位置決め部材を前記光学本体の開口部に嵌合さ
せて、前記ステータユニットを位置決めしたことを特徴
とする像露光装置。
【0013】(5) 光源部からの光束を偏向走査する
光偏光装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走
査光学系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に
収容する光学本体とから成る像露光装置において、前記
光偏光装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保
持部材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニ
ットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持
し、支持基体と電磁コイルと電装基板と有するステータ
ユニットと、から成り、前記光学本体は、外部に露出し
た放熱部材を有し、前記放熱部材に接して、前記光偏光
装置のステータユニットを固定したことを特徴とする像
露光装置。
【0014】(6) 光源部からの光束を偏向走査する
光偏光装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走
査光学系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に
収容する光学本体とから成る像露光装置において、前記
光偏光装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保
持部材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニ
ットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持
し、電磁コイルと金属製の電装基板とを有するステータ
ユニットと、から成り、前記光学本体は、外部に露出し
た放熱部材を有し、前記光学本体に設けた放熱部材に、
前記電装基板に接して前記ステータユニットを固定した
ことを特徴とする像露光装置。
【0015】(7) 光源部からの光束を偏向走査する
光偏光装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走
査光学系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に
収容する光学本体とから成る像露光装置において、前記
光偏光装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保
持部材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニ
ットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持
し、電磁コイルと電装基板を有するステータユニット
と、から成り、前記光学本体は、前記光偏光装置を位置
決め嵌合する開口部を有し、前記ステータユニットに位
置決め部材を設け、前記位置決め部材を前記光学本体の
開口部に嵌合させて、前記ステータユニットを位置決め
固定するとともに、前記位置決め部材に放熱部材を固定
したことを特徴とする像露光装置。
【0016】(8) 光源部からの光束を偏向走査する
光偏光装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走
査光学系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に
収容する光学本体とから成る像露光装置において、前記
光偏光装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保
持部材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニ
ットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持
し、電磁コイルと金属製の電装基板とを有するステータ
ユニットと、から成り、前記光学本体は、前記光偏光装
置を位置決め嵌合する開口部を有し、前記電装基板に、
位置決め部材を固定し、前記位置決め部材を前記光学本
体の開口部に嵌合させて置決め固定するとともに、前記
位置決め部材に放熱部材を固定したことを特徴とする像
露光装置。
【0017】
【発明の実施の形態】[画像形成装置]本発明の光偏向
装置の製造方法の実施の形態の説明に先立って、本発明
の光偏向装置を複数組搭載した画像形成装置の一例であ
るカラー複写機の構成を説明する。
【0018】・画像形成装置の構成 図1はカラー複写機の構成図である。
【0019】この画像形成装置は、タンデム型カラー画
像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部9
Y,9M,9C,9Kと、ベルト状の中間転写体6と給
紙搬送手段及び定着装置14とから成る。
【0020】イエロー色の画像を形成する画像形成部9
Yは、像担持体1Yの周囲に配置された帯電手段2Y、
像露光装置(書込装置)3Y、現像装置4Y、クリーニ
ング手段8Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画
像形成部9Mは、像担持体1M、帯電手段2M、像露光
装置(書込装置)3M、現像装置4M、クリーニング手
段8Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部
9Cは、像担持体1C、帯電手段2C、像露光装置(書
込装置)3C、現像装置4C、クリーニング手段8Cを
有する。黒色画像を形成する画像形成部9Kは、像担持
体1K、帯電手段2K、像露光装置(書込装置)3K、
現像装置4K、クリーニング手段8Kを有する。
【0021】中間転写体6は、複数のローラにより巻回
され、回動可能に支持されている。画像形成部9Y,9
M,9C,9Kより形成された各色の画像は、回動する
中間転写体6上に一次転写手段7Y,7M,7C,7K
により逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成さ
れる。給紙カセット10内に収容された転写紙Pは、給
紙手段11により給紙され、中間ローラ12A,12
B,12C,12D、レジストローラ13を経て、二次
転写手段7Aに搬送され、転写紙P上にカラー画像が転
写される。カラー画像が転写された転写紙Pは、定着装
置14により定着処理され、排紙ローラ15に挟持され
て機外の排紙皿16上に載置される。
【0022】一方、二次転写手段7Aにより転写紙Pに
カラー画像を転写した後、転写紙Pを曲率分離した中間
転写体6は、クリーニング手段8Aにより残留トナーが
除去される。
【0023】5Y,5M,5C,5Kは、現像装置4
Y,4M,4C,4Kにそれぞれ新規トナーを補給する
トナー補給手段である。
【0024】[像露光装置]レーザプリンタ等の画像形
成装置においては、その画像の書き込み手段として読み
取った情報を基にレーザビームを光偏向装置の等速回転
する回転多面鏡(ポリゴンミラー)に入光させ、反射光
を走査させて像担持体1の感光体面に投影して画像記録
を行っている。
【0025】図2は像露光装置3の一実施の形態を示す
断面図、図3は像露光装置3の斜視図、図4は像露光装
置3の平面図である。
【0026】像露光装置3は光偏向装置30と走査光学
系31とから成る。以下、カラープリンタにおける像担
持体1Y,1M,1C,1Kを像担持体1と称し、像露
光装置3Y,3M,3C,3Kを像露光装置(書込装
置)3と称し、像露光装置3Y,3M,3C,3Kの各
光偏向装置を光偏向装置30と称し、像露光装置3Y,
3M,3C,3Kの各走査光学系を走査光学系31と称
す。
【0027】走査光学系31は、光学本体31A、蓋体
31B、fθレンズ32、第2シリンドリカルレンズ3
3、34はカバーガラス、35は半導体レーザ(光源
部)、36はコリメートレンズ、第1シリンドリカルレ
ンズ37、タイミング検出用のインデックスミラー3
8、同期検知用のインデックスセンサ39等から成る。
【0028】回転多面鏡(ポリゴンミラー)301等か
ら成る光偏向装置30、及び走査光学系31の光学部材
32〜39は、光学本体31A内の所定位置に配置、固
定されている。
【0029】半導体レーザ35から出射したレーザビー
ム(光束)Lは、コリメートレンズ36により平行光に
なり、次いで第1結像光学系の第1シリンドリカルレン
ズ37を透過して、光偏向装置30の回転多面鏡(ポリ
ゴンミラー)301に入射する。回転多面鏡301の反
射光は、fθレンズ32、第2シリンドリカルレンズ3
3から成る第2結像光学系を透過し、カバーガラス34
を通過して像担持体1の周面上に、所定のスポット径
で、副走査方向に所定ピッチずれた状態で走査する。な
お、主走査方向は図示しない調整機構により、既に微調
整してある。1ライン毎の同期検知は、走査開始前のレ
ーザビーム(光束)Lをインデックスミラー38を介し
て、インデックスセンサ39に入射させる。
【0030】回転多面鏡301を回転体として高速回転
させる光偏向装置30では、回転体であるロータユニッ
ト(回転子)300と、非回転体であるステータユニッ
ト(固定子)310との間に空気動圧軸受部を設けて、
等速回転が行われる。
【0031】[光偏向装置]図5(a)は光偏向装置3
0の平面図、図5(b)は光偏向装置30の断面図であ
る。図6は光偏向装置30の分解断面図を示し、図6
(a)はロータユニット300の断面図、図6(b)は
ステータユニット310の断面図である。
【0032】支持基体311に直立した円柱形状のラジ
アル軸部311Aの外側には、円筒形状をした固定軸受
部材(以下、内筒部材とも称す)322が固設され、ラ
ジアル軸部311Aと内筒部材322とでラジアル固定
部を構成している。内筒部材322はセラミック材やス
テンレス材等の材料で形成される。
【0033】内筒部材322の両側端部には、ラジアル
軸部311Aの略垂直方向に、円板状をした上スラスト
固定部材(以下、上スラスト板と称す)323と、下ス
ラスト固定部材(以下、下スラスト板と称す)324と
が固設され、スラスト固定部を構成している。上スラス
ト板323と下スラスト板324は、セラミック材で形
成される。内筒部材322、上スラスト板323、下ス
ラスト板324は、ラジアル軸部311Aに装着後、ネ
ジ314より固定される。
【0034】支持基体311の平面部上には、複数の電
磁コイル312を同一面上に配置した電装基板(プリン
ト基板)313が取り付けられている。
【0035】上記の支持基体311、内筒部材322、
上スラスト板323、下スラスト板324、電磁コイル
312、電装基板313は一体となってステータユニッ
ト310を形成している。
【0036】一方、光偏向装置30の等速回転を行うユ
ニットであるロータユニット300には、回転軸を中心
とした円筒状の回転軸受部材(以下、外筒部材とも称
す)321が一体として設けられている。外筒部材32
1の内径は、内筒部材322の外径より、数μmの調整
された微小間隔だけ大きい。この外筒部材321の内周
面と内筒部材322の外周面とで、ラジアル動圧軸受部
を構成している。この外筒部材321は、アルミナや窒
化珪素等のセラミックにより成形されていることが、安
定した回転を得る上で好ましい。
【0037】また、外筒部材321の上端面は、上スラ
スト板323のスラスト面と対向し、上スラスト動圧軸
受部を構成している。同じく外筒部材321の下端面は
下スラスト板324のスラスト面と対向し、下スラスト
動圧軸受部を構成している。上記のラジアル動圧軸受
部、上スラスト動圧軸受部、下スラスト動圧軸受部によ
り、空気動圧軸受部を構成する。
【0038】光偏向装置30では、外側面を鏡面とした
正8面体の回転多面鏡301が、保持部材(フランジ部
材)302とともに外筒部材321の外周面に固定さ
れ、回転多面鏡301の中心とロータユニット300の
回転中心とが合致するよう調整され取り付けられてい
る。
【0039】保持部材302の下端面には、多磁極対の
リング状をしたトルク発生用の磁石303が固設されて
いる。
【0040】[光偏向装置の第1の実施の形態]図7は
光偏向装置30の第1の実施の形態を示す断面図であ
る。図8は位置決め部材315及び支持基体311の斜
視図である。
【0041】ステータユニット310の支持基体311
の下面側の所定位置には、位置決め部材315が固定さ
れている。位置決め部材315は、光学本体31Aに位
置決め固定される。
【0042】位置決め部材315は熱伝導性材料、例え
ば、アルミ合金等により形成され、複数の翼片を有する
凹凸形状をなし、放熱性を有する。
【0043】[光偏向装置の第2の実施の形態]図9は
光偏向装置30の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【0044】ステータユニット310の電装基板313
の下面側の所定位置には、位置決め部材315が固定さ
れている。電装基板313の上面側の所定位置には、支
持基体311と電磁コイル312とが固定されている。
電装基板313の下面側の所定位置には、位置決め部材
315が固定されている。電装基板313は、熱伝導性
材料、例えば、アルミ合金、鉄板等の金属により形成さ
れている。
【0045】位置決め部材315は、光学本体31Aに
位置決め固定される。位置決め部材315は熱伝導性材
料、例えば、アルミ合金等により形成され、複数の翼片
を有する凹凸形状をなし、放熱性を有する。位置決め部
材315を電磁コイル312等の発熱する部材の下方に
配置すると、放熱効果が更に向上する。
【0046】[像露光装置の第1の実施の形態]図10
(a)は、像露光装置3の第1の実施の形態を示す断面
図である。
【0047】支持基体311に放熱性の位置決め部材3
15を固定し、位置決め部材315を光学本体31Aの
開口部31Cに嵌合させて、ステータユニット310を
位置決めする。
【0048】[像露光装置の第2の実施の形態]図10
(b)は、像露光装置3の第2の実施の形態を示す断面
図である。
【0049】支持基体311と電磁コイル312とを固
定して支持する熱伝導性の金属製の電装基板313に、
放熱性の位置決め部材315を固定し、位置決め部材3
15を光学本体31Aの開口部31Cに嵌合させて、ス
テータユニット310を位置決めする。
【0050】[像露光装置の第3の実施の形態]図11
は像露光装置3の第3の実施の形態を示す断面図であ
る。図11(a)は像露光装置3の断面図、図11
(b)は光偏光装置30の断面図、図11(c)は光偏
光装置30を除いた像露光装置3の断面図である。
【0051】光偏光装置30の支持基体311の底部に
は、位置決め軸部311Bが突出している。光学本体3
1Aの底部に穿孔された開口部31Cには、放熱性を有
する位置決め部材315が嵌合し固定されている。位置
決め部材315の上部には、凹状の位置決め孔部315
Aが設けられている。位置決め孔部315Aに支持基体
311の位置決め軸部311Bを嵌合させて、支持基体
311を位置決め固定する事により、ステータユニット
310(図6参照)が所定位置に設置される。
【0052】[像露光装置の第4の実施の形態]図12
は像露光装置3の第4の実施の形態を示す断面図であ
る。
【0053】光学本体31Aの底部に穿孔された開口部
31Cには、放熱性を有する位置決め部材315が嵌合
し固定されている。位置決め部材315の上部には、凹
状の位置決め孔部315Bが設けられている。
【0054】金属製の電装基板313の中央部近傍の下
面側には、位置決め部材316が固定されている。位置
決め孔部315Bに位置決め部材316を嵌合させて、
支持基体311を位置決め固定する事により、ステータ
ユニット310(図6参照)が所定位置に設置される。
【0055】[像露光装置の第5の実施の形態]図13
(a)は像露光装置3の第5の実施の形態を示す断面図
である。
【0056】支持基体311の底部に位置決め部材31
7を固定し、位置決め部材317を光学本体31Aの開
口部31Cに嵌合させて、ステータユニット310(図
6参照)を位置決め固定する。
【0057】位置決め部材317の底部に、表面積の大
きい放熱部材318を固定する。位置決め部材317及
び放熱部材318は熱伝導性材料により形成され、光偏
向装置30より発生した熱を像露光装置3の外部に放熱
する。
【0058】[像露光装置の第6の実施の形態]図13
(b)は像露光装置3の第6の実施の形態を示す断面図
である。
【0059】支持基体311と電磁コイル312とを固
定して支持する熱伝導性の金属製の電装基板313に、
位置決め部材317を固定し、位置決め部材317を光
学本体31Aの開口部31Cに嵌合させてステータユニ
ット310(図6参照)を位置決め固定する。
【0060】電装基板313の底部に、表面積の大きい
放熱部材318を固定する。位置決め部材317及び放
熱部材318は熱伝導性材料により形成され、光偏向装
置30より発生した熱を像露光装置3の外部に放熱す
る。
【0061】なお、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではない。即ち、本発明の主旨を逸脱しない
範囲で、高速回転装置、光偏向装置についても、本発明
は種々変形して同様に適用される。
【0062】
【発明の効果】本発明の光偏向装置は、以下に記載する
効果を奏する。
【0063】(1) 光偏向装置を光学本体の所定位置
に位置決めする位置決め部材が、放熱手段を併用して放
熱効果を有する事により、光偏向装置の温度上昇を抑え
ることができる。これにより、温度変化による回転多面
鏡の平面性低下が防止され、安定した高画質が得られ
る。また、ロータユニットの回転バランス変化による振
動、騒音発生がなく、高速回転による高速記録が達成さ
れる。さらに、光偏向装置を構成する部品点数の低減、
外形の小型化が可能である。
【0064】(2) 光偏向装置に固定された金属製の
電装基板は、熱伝導性が良好であるから、放熱手段と併
用した位置決め部材が電装基板と密接する事により、電
装基板上に配置された、電磁コイル等の実装部品を効率
良く放熱する事ができる。これにより、長時間の高速記
録が達成される。
【0065】本発明の光偏向装置を備えた像露光装置
は、以下に記載する効果を奏する。 (3) 光偏向装置を光学本体の所定位置に位置決めす
る位置決め部材が、放熱手段を併用して放熱効果を有
し、更に、像露光装置の光学本体の外部に露出させる事
により、光学本体内の温度上昇を抑えることができる。
これにより、光学本体内のレンズ等の光学部品の温度歪
みによる画質劣化が防止され、安定した高画質が得られ
る。また、像露光装置を構成する部品点数の低減、外形
の小型化が可能である。
【0066】(4) 像露光装置内の光偏向装置に固定
された熱伝導性が良好な金属製の電装基板を、放熱手段
と併用した位置決め部材に密接する事により、電装基板
上に配置された、電磁コイル等の実装部品を効率良く放
熱する事ができる。更に、光学本体内のレンズ等の光学
部品の温度歪みによる画質劣化が防止され、安定した高
画質が得られる。
【0067】(5) 像露光装置の光学本体の外部に露
出した放熱部材に、光偏向装置の位置決め部材を固定す
る事により、像露光装置内部の温度上昇を低く抑える事
ができるから、光学本体内のレンズ等の光学部品の温度
歪みによる画質劣化が防止され、安定した高画質が得ら
れる。
【0068】(6) 像露光装置の光学本体の外部に露
出した放熱部材に、光偏向装置の熱伝導性が良好な金属
製の電装基板を密接して位置決め固定する事により、電
装基板上に配置された、電磁コイル等の実装部品を効率
良く放熱する事ができる。
【0069】(7) 光偏向装置の位置決め部材に固定
された放熱部材を像露光装置の光学本体の外部に露出す
る事により、像露光装置内部の温度上昇を低く抑える事
ができるから、光学本体内のレンズ等の光学部品の温度
歪みによる画質劣化が防止され、安定した高画質が得ら
れる。
【0070】(8) 光偏向装置の電装基板に固定され
た放熱部材を像露光装置の光学本体の外部に露出する事
により、像露光装置内部の温度上昇を低く抑える事がで
きるから、光学本体内のレンズ等の光学部品の温度歪み
による画質劣化が防止され、安定した高画質が得られ
る。
【0071】(9) 前記放熱部材が像露光装置の光学
本体の開口部より大きい大型の放熱部材を、光学本体の
外部に露出させて、光偏向装置の位置決め部材又は電装
基板に固定する事により、像露光装置内の冷却効果が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー複写機の構成図。
【図2】像露光装置の一実施の形態を示す断面図。
【図3】像露光装置の斜視図。
【図4】像露光装置の平面図。
【図5】光偏向装置の平面図、及び断面図。
【図6】光偏向装置の分解断面図。
【図7】光偏向装置の第1の実施の形態を示す断面図。
【図8】位置決め部材及び支持基体の斜視図。
【図9】光偏向装置の第2の実施の形態を示す断面図。
【図10】像露光装置の第1の実施の形態、及び第2の
実施の形態を示す断面図。
【図11】像露光装置の第3の実施の形態を示す断面
図。
【図12】像露光装置の第4の実施の形態を示す断面
図。
【図13】像露光装置の第5の実施の形態、及び第6の
実施の形態を示す断面図。
【符号の説明】
3,3Y,3M,3C,3K 像露光装置 30 光偏向装置 31 走査光学系 31A 光学本体 31C 開口部 300 ロータユニット(回転子) 301 回転多面鏡(ポリゴンミラー) 302 保持部材(フランジ部材) 303 磁石 310 ステータユニット(固定子) 311 支持基体 312 電磁コイル 313 電装基板(プリント基板) 315,316,317 位置決め部材 315A,315B 位置決め孔部 318 放熱部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 直弘 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 宮越 博史 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2C362 BA04 BA10 DA03 DA33 2H045 AA06 AA15 AA33 AA49 AA59 AA62 BA22 BA34 DA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の鏡面を側面部に有する回転多面
    鏡、該回転多面鏡を保持する保持部材、該保持部材に固
    定された磁石から成るロータユニットと、該ロータユニ
    ットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持
    し、前記磁石に対向配置された電磁コイルと電装基板を
    有するステータユニットと、から成る光偏向装置におい
    て、前記ステータユニットに、放熱性の位置決め部材を
    設けたことを特徴とする光偏向装置。
  2. 【請求項2】 複数の鏡面を側面部に有する回転多面
    鏡、該回転多面鏡を保持する保持部材、該保持部材に固
    定された磁石から成るロータユニットと、該ロータユニ
    ットを回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持
    し、前記磁石に対向配置された電磁コイルと金属製の電
    装基板を有するステータユニットと、から成る光偏向装
    置において、前記ステータユニットに、前記電装基板に
    接して、放熱性の位置決め部材を設けたことを特徴とす
    る光偏向装置。
  3. 【請求項3】 光源部からの光束を偏向走査する光偏光
    装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走査光学
    系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に収容す
    る光学本体とから成る像露光装置において、前記光偏光
    装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保持部
    材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニット
    を回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持し、電
    磁コイルと電装基板とを有するステータユニットと、か
    ら成り、前記光学本体は、前記光偏光装置を位置決め嵌
    合する開口部を有し、前記ステータユニットに放熱性の
    位置決め部材を設け、前記位置決め部材を前記光学本体
    の開口部に嵌合させて、前記ステータユニットを位置決
    めしたことを特徴とする像露光装置。
  4. 【請求項4】 光源部からの光束を偏向走査する光偏光
    装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走査光学
    系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に収容す
    る光学本体とから成る像露光装置において、前記光偏光
    装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保持部
    材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニット
    を回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持し、電
    磁コイルと金属製の電装基板とを有するステータユニッ
    トと、から成り、前記光学本体は、前記光偏光装置を位
    置決め嵌合する開口部を有し、前記ステータユニットの
    電装基板に接して、放熱性の位置決め部材を設け、前記
    位置決め部材を前記光学本体の開口部に嵌合させて、前
    記ステータユニットを位置決めしたことを特徴とする像
    露光装置。
  5. 【請求項5】 光源部からの光束を偏向走査する光偏光
    装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走査光学
    系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に収容す
    る光学本体とから成る像露光装置において、前記光偏光
    装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保持部
    材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニット
    を回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持し、支
    持基体と電磁コイルと電装基板と有するステータユニッ
    トと、から成り、前記光学本体は、外部に露出した放熱
    部材を有し、前記放熱部材に接して、前記光偏光装置の
    ステータユニットを固定したことを特徴とする像露光装
    置。
  6. 【請求項6】 光源部からの光束を偏向走査する光偏光
    装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走査光学
    系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に収容す
    る光学本体とから成る像露光装置において、前記光偏光
    装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保持部
    材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニット
    を回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持し、電
    磁コイルと金属製の電装基板とを有するステータユニッ
    トと、から成り、前記光学本体は、外部に露出した放熱
    部材を有し、前記光学本体に設けた放熱部材に、前記電
    装基板に接して前記ステータユニットを固定したことを
    特徴とする像露光装置。
  7. 【請求項7】 光源部からの光束を偏向走査する光偏光
    装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走査光学
    系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に収容す
    る光学本体とから成る像露光装置において、前記光偏光
    装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保持部
    材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニット
    を回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持し、電
    磁コイルと電装基板を有するステータユニットと、から
    成り、前記光学本体は、前記光偏光装置を位置決め嵌合
    する開口部を有し、前記ステータユニットに位置決め部
    材を設け、前記位置決め部材を前記光学本体の開口部に
    嵌合させて、前記ステータユニットを位置決め固定する
    とともに、前記位置決め部材に放熱部材を固定したこと
    を特徴とする像露光装置。
  8. 【請求項8】 光源部からの光束を偏向走査する光偏光
    装置と、前記光偏光装置からの光束を結像する走査光学
    系と、前記光偏光装置と前記走査光学系を内部に収容す
    る光学本体とから成る像露光装置において、前記光偏光
    装置は、回転多面鏡、該回転多面鏡を保持する保持部
    材、磁石から成るロータユニットと、該ロータユニット
    を回転可能に支持する軸受部と、該軸受部を支持し、電
    磁コイルと金属製の電装基板とを有するステータユニッ
    トと、から成り、前記光学本体は、前記光偏光装置を位
    置決め嵌合する開口部を有し、前記電装基板に、位置決
    め部材を固定し、前記位置決め部材を前記光学本体の開
    口部に嵌合させて置決め固定するとともに、前記位置決
    め部材に放熱部材を固定したことを特徴とする像露光装
    置。
  9. 【請求項9】 前記放熱部材の投影面積は、前記光学本
    体の開口部面積より大であることを特徴とする請求項7
    又は8に記載の像露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012145611A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
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