JP2003215364A - ポリイミド光導波路および該光導波路を用いたポリイミドフィルタ型波長合分波器 - Google Patents

ポリイミド光導波路および該光導波路を用いたポリイミドフィルタ型波長合分波器

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JP2003215364A
JP2003215364A JP2002014719A JP2002014719A JP2003215364A JP 2003215364 A JP2003215364 A JP 2003215364A JP 2002014719 A JP2002014719 A JP 2002014719A JP 2002014719 A JP2002014719 A JP 2002014719A JP 2003215364 A JP2003215364 A JP 2003215364A
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polyimide
optical waveguide
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English (en)
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Junya Kobayashi
潤也 小林
Naomi Kawakami
直美 川上
Noriyoshi Yamada
典義 山田
Emiko Kagei
絵美子 景井
Fumio Yamamoto
二三男 山本
Ayako Kudo
あや子 工藤
Toru Matsuura
松浦  徹
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NTT Advanced Technology Corp
Original Assignee
NTT Advanced Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近赤外線帯域において、光導波損失の極めて
少ないポリイミド光導波路および該光導波路を用いたポ
リイミドフィルタ型波長合分波器を提供する。 【解決手段】 フッ素化ポリイミドを代表とする分子中
にC−H結合を含まない特定のポリイミドを導波路材料
として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近赤外領域で光導
波損失の少ないポリイミド光導波路および該光導波路を
用いたポリイミドフィルタ型波長合分波器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、光通信システムの高度化に向け
て、導波路型光デバイスの研究開発が盛んに進められて
いる。なかでも、フィルタ型波長合分波器は、特定の波
長を合分波できるため、デバイスの構成要素である光導
波路の複雑な設計が不要となるので、波長多重システム
への応用が期待されている。
【0003】一般的に、光導波路には、作製の容易性、
光導波における低損失性、耐熱性などの様々な特性が要
求される。現在、光導波路材料としては、石英が最もよ
く利用されているが、その石英製の光導波路(石英系光
導波路)は、波長1.3μmの帯域では、0.1dB/
cm以下の低光導波損失を示す。しかしながら、石英系
光導波路は、その製造プロセスが複雑であり、大面積化
が困難となるという問題点を有する。そのため、石英系
光導波路からは、経済性、汎用性に優れるフィルタ型波
長合分波器を得ることは難しい。
【0004】一方、高分子樹脂を用いた光導波路は、ス
ピンコート法を用いて形成できるため、石英系光導波路
と比較して、作製が容易である。さらに、高分子樹脂系
光導波路は石英系光導波路と比較して柔軟性に優れるた
め、フィルタ型波長合分波器に設けるフィルタ挿入溝の
切削による形成に有利である。そのため、高分子樹脂を
用いて光導波路を形成すれば、フィルタ挿入溝における
過剰な光導波損失を低減できる。さらに、フィルタ挿入
溝を形成する時の切削速度も大きくできるため、波長合
分波器の生産性の向上も実現することができる。
【0005】一般的に、近赤外線帯域(0.8〜2.5
μm)での適用を目的とした光導波路に高分子材料を用
いる場合、石英系の材料と比較して、まず問題になるの
は、材料特性に起因する光導波損失が大きいと言うこと
である。高分子材料を用いた光導波路における光導波損
失の原因には、大きく分けて、使用材料による光の散乱
と光の吸収との2つがあるが、光通信に用いられる波長
の高帯域化が進行するに伴って、後者の原因、すなわち
光の吸収による光導波損失が支配的となる。つまり、高
分子材料の分子構造に起因する振動吸収による光導波損
失が支配的となり、高分子光学材料の光導波特性(特
に、1.3μm〜1.6μm帯域における光導波特性)
に大きな制約を生じることになる。特に、ポリメチルメ
タアクリレート(PMMA)やポリスチレン(PS)の
ように、分子鎖内に炭素−水素結合(C−H結合)を有
するものは、高調波の吸収強度が減衰しにくいこともあ
って、近赤外線帯域での光導波損失は大きなものとなっ
ている。このC−H結合に起因して発生する高調波を小
さくし、かつ長波長側へシフトさせるために、分子鎖内
の水素を重水素(D)あるいはフッ素(F)で置換する
ことが提案され、PMMAやPS中の水素を重水素ある
いはフッ素で置換した材料による導波路作製が試みられ
ている。しかし、これらの高分子光学材料、すなわちP
MMAやPS中の水素を重水素あるいはフッ素で置換し
た材料は、耐熱性、例えば、基板上での光電子集積回路
(OEIC)作製には必要な耐熱性(少なくとも260
℃の温度により材質劣化を生じない)を持たないため、
光電子集積回路などの素子材料に適用するには、工程上
の種々の工夫が必要となる。
【0006】一方、高分子材料であるポリイミドは、種
々の有機ポリマーの中で耐熱性に優れているため、宇
宙、航空分野から電子通信分野まで幅広く使われてい
る。ポリイミドにフッ素を導入して光透過性を向上さ
せ、これを光導波路とすることは、特願平2−1105
00号明細書に記載されており、実際に光導波路や導波
路型光デバイスの作製も行われている(NTTアドバン
ステクノロジ株式会社、日本電信電話株式会社、日本航
空電子工業株式会社、株式会社日立製作所、株式会社フ
ジクラ等の企業において作製されている)。しかし、こ
れまでに検討されたポリイミド光導波路のすべては、材
料の分子鎖中にフェニル基のC−H結合を有するため、
C−H結合の伸縮振動の高調波あるいはC−H結合の伸
縮振動の高調波と変角振動の結合音が現れ、近赤外線帯
域においては、依然として導波光の吸収損失が大きい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、近赤外
線帯域を透過波長帯とする導波路型光デバイスを構成す
る材料として用いている従来のポリイミド材料には、C
−H結合の存在に起因して大きな光損失が生じるという
問題があった。
【0008】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、近赤外線帯域において、光導波損失
の極めて少ないポリイミド光導波路および該光導波路を
用いたポリイミドフィルタ型波長合分波器を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために種々実験検討を進めた結果、後述する
特定のポリイミドを用いて光導波路を作製し、この光導
波路によりフィルタ型合分波器を構成すれば、得られた
フィルタ型波長合分波器が近赤外線帯域で低導波損失性
を有することを見出した。
【0010】先に述べたように、既に上市されているポ
リイミドは、C−H結合があるために近赤外線領域に光
吸収を有し、そのため、従来のポリイミドから構成した
光導波路では光導波損失が大きくなり、しかも、吸湿性
が高く、吸湿により使用時に屈折率が変化するなどの欠
点がある。
【0011】本発明者らは、ポリイミド光導波路が従来
有していた製造の容易性、電子材料への適用に必要な耐
熱性などの特性を犠牲にすることなく、高帯域での光導
波特性の向上を可能とするポリイミド光導波路の確立
と、該ポリイミド光導波路のフィルタ型合分波器への適
用を目指して、種々のポリイミド光導波路を作製し、そ
れらの適用性を検討した。その結果、以下に示す特定の
ポリイミド群を用いれば、光導波損失の少ない良好な光
導波路が形成できることを見出した。
【0012】すなわち、テトラカルボン酸またはその誘
導体とジアミンから得られるポリイミドであって、下記
構造式(I)で表されるポリイミドを光導波路の構成要
素として用いることである。
【0013】
【化13】
【0014】(式中、R1,R2は下記構造式で表さ
れ、
【0015】
【化14】
【0016】
【化15】
【0017】ここで、Rfはフッ素をはじめとするハロ
ゲンまたはパーフルオロアルキル基であり、Xは下記構
造式で表されるものであり、
【0018】
【化16】
【0019】ここで、Rfは前記同様フッ素をはじめと
するハロゲンまたはパーフルオロアルキル基であり、R
f’はパーフルオロアルキレン基を示す)。
【0020】本発明は係る知見に基づいてなされたもの
である。すなわち、本発明のポリイミド光導波路は、基
板上にポリイミドからなるクラッド層と該クラッド層に
囲まれたコア層とが形成されてなるポリイミド光導波路
であって、前記コア層またはクラッド層の少なくとも一
方が、下記構造式(I)で表されるポリイミドから構成
されていることを特徴とする;
【0021】
【化17】
【0022】(式中、R1,R2は下記構造式で表さ
れ、
【0023】
【化18】
【0024】
【化19】
【0025】ここで、Rfはフッ素をはじめとするハロ
ゲンまたはパーフルオロアルキル基であり、Xは下記構
造式で表されるものであり、
【0026】
【化20】
【0027】ここで、Rfは前記同様フッ素をはじめと
するハロゲンまたはパーフルオロアルキル基であり、R
f’はパーフルオロアルキレン基を示す)。
【0028】また、本発明のポリイミドフィルタ型波長
合分波器は、基板上にポリイミドからなるクラッド層と
該クラッド層に囲まれたコア層とが形成されてなり、導
波路に交差部分を有するポリイミド光導波路と、前記交
差部分に形成された溝と、前記溝に挿入された誘電体多
層膜フィルタと、を有しなるポリイミドフィルタ型波長
合分波器であって、前記前記光導波路のコア層またはク
ラッド層の少なくとも一方が、下記構造式(I)で表さ
れるポリイミドから構成されていることを特徴とする;
【0029】
【化21】
【0030】(式中、R1,R2は下記構造式で表さ
れ、
【0031】
【化22】
【0032】
【化23】
【0033】ここで、Rfはフッ素をはじめとするハロ
ゲンまたはパーフルオロアルキル基であり、Xは下記構
造式で表されるものであり、
【0034】
【化24】
【0035】ここで、Rfは前記同様フッ素をはじめと
するハロゲンまたはパーフルオロアルキル基であり、R
f’はパーフルオロアルキレン基を示す)。
【0036】なお、前記本発明のポリイミドフィルタ型
波長合分波器において、「導波路に交差部分を有するポ
リイミド光導波路」とは、形状として、Y分岐光導波路
や交差光導波路を意味するものである。
【0037】前記構成の本発明において、前記構造式
(I)のポリイミドを製造する時に使用するテトラカル
ボン酸またはその誘導体としては、分子内の、アルキル
基、フェニル環などの炭素に結合する全ての一価元素
を、フッ素をはじめとするハロゲンまたはパーフルオロ
アルキル基としたものであれば、どのようなものでもよ
い。例えば、テトラカルボン酸としての例を挙げると、
1,4−ジフルオロポピロメリット酸、1−トリフルオ
ロメチル−4−フルオロピロメリット酸、1,4−ジ
(トリフルオロメチル)ピロメリット酸、1,4−ジ
(ペンタフルオロエチル)ピロメリット酸、ヘキサフル
オロ,3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸、ヘキサフルオロ,3,3’,4,4’−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸、2,2−ビス(3,4−ジカル
ボキシトリフルオロフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、1,3−ビス(3,4−ジカルボキシトリフルオロ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,4−ビス
(3,4−ジカルボキシトリフルオロフェノキシ)テト
ラフルオロベンゼン、ヘキサフルオロー3,3’、4,
4’−オキシビスフタル酸、等が挙げられる。この中で
ピロメリット酸二無水物のベンゼン環にフルオロアルキ
ル基を導入した含フッ素酸二無水物である1,4−ジ
(トリフルオロメチル)ピロメリット酸二無水物、1,
4−ジ(ペンタフルオロエチル)ピロメリット酸二無水
物などの製造方法は、特願昭63−165056号に記
載されている。また、1,4−ビス(3,4−ジカルボ
キシトリフルオロフェノキシ)テトラフルオロベンゼン
の製造方法は、特願平3−235020号に記載されて
いる。
【0038】また、前記構造式(I)のフッ素化ポリイ
ミドを製造する時に使用するジアミンとしては、分子内
のアミノ基を除くアルキル基、フェニル環などの炭素に
結合する全ての一価元素を、フッ素をはじめとするハロ
ゲンまたはパーフルオロアルキル基としたものであれ
ば、どのようなものでもよく、3,4,5,6−テトラ
フルオロ−1,2−フェニレンジアミン、2,4,5,
6−テトラフロオロ−1,3−フェニレンジアミン、
2,3,5,6−テトラフルオロ−1,4−フェニレン
ジアミン、4,4’−ジアミノオクタフルオロビフェニ
ル、ビス(2,3,5,6−テトラフルオロ−4−アミ
ノフェニル)エーテル、ビス(2,3,5,6−テトラ
フルオロ−4−アミノフェニル)スルフォン、ヘキサフ
ルオロー2,2’−(ビストリフルオロメチル)−4,
4’−ジアミノビフェニル、等が挙げられる。この中
で、2,4,5,6−テトラフルオロ−1,3−フェニ
レンジアミンの製造方法は、特願平3−235020号
に記載されている。
【0039】前述のように、本発明においては、高分子
材料中で最も高い耐熱性を有する前記構造式(I)に示
したポリイミドを、フィルタ型合分波器を構成する光導
波路のコア層またはクラッド層のいずれかに、あるいは
両方に用いることを特徴とする。前記ポリイミドの耐熱
温度は、300℃以上であり、電子材料一般として重要
な特性であるハンダ耐熱性は充分に保持している。さら
に、該ポリイミドは、光導波路の層形成に当たってスピ
ンコートが可能であり、このスピンコート法により、容
易に大面積の光導波路が作製できるという利点を持ち、
光導波路の低価格化が可能である。また、このポリイミ
ド光導波路の作製温度は、通常400℃以下であるた
め、石英、シリコーン以外のポリイミドなどの石英など
に比べれば比較的に低耐熱性の材料から構成された既に
電気配線基板として使用されている汎用の基板上にも、
このポリイミド光導波路を作製できるという利点を有し
ている。
【0040】
【発明の実施の形態】前述のように、本発明において
は、高分子材料中で最も高い耐熱性を有する前記構造式
(I)に示したポリイミドを、フィルタ型合分波器を構
成する光導波路のコア層またはクラッド層のいずれか
に、あるいは両方に用いることを特徴とするものである
が、本発明においては、前記構造式(I)で示されるポ
リイミドが、さらに具体的に下記構造式(II);
【0041】
【化25】
【0042】で表されるフッ素化ポリイミドであっても
よい。
【0043】また、同様に、前記構造式(I)で示され
るポリイミドが、さらに具体的に下記構造式(III);
【0044】
【化26】
【0045】で表されるフッ素化ポリイミドであっても
よい。
【0046】さらに、本発明においては、前記基板がポ
リイミドを構成要素として形成されていてもよい。とい
うのは、ポリイミド基板のような、石英基板やシリコー
ン基板に比べて耐熱性が低い汎用の基板にも、本発明の
ポリイミド光導波路は容易に作製できるからである。
【0047】
【実施例】以下、本発明を図面を参照しつつ実施例によ
りさらに詳細に説明するが、以下の実施例は、本発明を
好適に説明するためのものであって、本発明はこれらの
実施例になんら限定されるものではない。
【0048】(実施例1)シリコン基板111上に下記
構造式(II)
【0049】
【化27】
【0050】で示されるポリイミドの前駆体であるポリ
アミド酸のDMAc15重量%溶液をスピンコートした
後、オーブン中350℃1時間加熱し、イミド化を行
い、下部クラッド層112を形成した。次に、下部クラ
ッド層112上へ、下記構造式(IV)
【0051】
【化28】
【0052】で示されるポリイミドの前駆体であるポリ
アミド酸のDMAc15重量%溶液を、加熱イミド化後
の膜厚が8μmとなるように、スピンコートした。その
後、オーブン中で350℃で1時間加熱し、イミド化を
行い、コア層113を形成した。次に、コア層113上
へフォトレジストをスピンコートした後、Y分岐型光導
波路のCrマスクパターンをフォトリソグラフ法によっ
てレジストに転写させた。次に、フォトレジストの現像
を行うことにより、コア層113上へY分岐型光導波路
のマスクパターン114を形成した。マスクパターン1
14が形成されたコア層113に対して、RIE法を用
いてエッチングを行い、Y分岐型光導波路のコアパター
ン115を形成した。次に、Y分岐型光導波路のコアパ
ターン115上に、下部クラッド層112と同じポリイ
ミドの前駆体であるポリアミド酸のDMAc15重量%
溶液をスピンコートした後、オーブン中350℃で1時
間加熱し、イミド化を行い、下部クラッド層112と同
じ屈折率を持つ上部クラッド層116を形成した。この
ような方法によって、フッ素化ポリイミドによるY分岐
型光導波路117が形成された。
【0053】次に、図2に示すように、作製したY分岐
型光導波路117の交差部にダイシングソーを用いて、
幅約20μmのフィルタ挿入溝118,119,120
を形成した。次に、フィルタ挿入溝118,119,1
20にそれぞれ透過波長域の異なる誘電体多層膜フィル
タ121,122,123を挿入し、UV硬化樹脂によ
り固定した。ここで用いた誘電体多層膜フィルタ12
1,122,123は、それぞれ波長1.2μm,1.
3μm,1.4μmの光を透過させるバンドパスフィル
タである。このような方法によって、ポリイミドフィル
タ型波長合分波器124が形成された。その模式図を図
2に示す。
【0054】本実施例で用いた誘電体多層膜フィルタ1
21,122,123は、基板にポリイミドを用いてい
るため、膜厚は約17μm程度と非常に薄い。このた
め、フィルタ挿入溝118,119,120の溝幅を2
0ミクロン程度と薄くすることができ、フィルタによる
過剰損失を小さくできる。さらに、基板材料が導波路材
料と同じポリイミドであるため、屈折率も近く、導波路
/フィルタ境界面での屈折率差により生じる反射損を小
さくすることができる。
【0055】作製したポリイミドフィルタ型波長合分波
器124の光学特性を測定した波長1.2μm,1.3
μm,1.4μm、1.5μmの4波長の合波光125
を入力ポート126から入射したところ、合波光125
に含まれる波長1.2μmの光127だけが誘電体多層
膜フィルタ121を透過し、出力ポート128から出射
された。この波長以外の光(波長1.3μm,1.4μ
m,1.5μmの3波長の合波光129)は、誘電体多
層膜フィルタ121で反射して、誘電体多層膜フィルタ
122へ到達した。次に、合波光129に含まれる波長
1.3μmの光130だけが誘電体多層膜フィルタ12
2を透過し、出力ポート131から出射された。この波
長以外の光(波長1.4μm,1.5μmの2波長の合
波光132)は、誘電体多層膜フィルタ122で反射し
て誘電体多層膜フィルタ123へ到達した。次に、合波
光132に含まれる波長1.4μmの光133は、誘電
体多層膜フィルタ123を透過し、出力ポート134か
ら、波長1.5μmの光135は、誘電体多層膜フィル
タ123で反射し、出力ポート136から、それぞれ出
射された。このように、入力ポート126から入射され
た合波光125は、ポリイミドフィルタ型波長合分波器
124で分波され、出力ポート128,131,13
4,136から波長1.2μmの光127,1.3μm
の光130、1.4μmの光133、1.5μmの光1
35が、それぞれ出射された。
【0056】本ポリイミドフィルタ型波長合分波器12
4の挿入損失をLDとパワーメータを用いて測定した結
果、全てのポートで2.5dB以下であり、従来の部分
フッ素化ポリイミド光導波路を用いて作製したフィルタ
型波長合分波器(比較例1)の値より小さくなった。ま
た、各ポート間のクロストークは、−25dB以下であ
った。
【0057】本実施例における光学特性評価では、分波
器としての機能を示したが、合波器として用いる場合に
は、光の伝搬方向が逆になるだけであり、性能は全く同
じであることは言うまでもない。また、フィルタ挿入溝
118,119,120に挿入するバンドパスフィルタ
は、本実施例に示したものに限定されず、慣用のあらゆ
るものを用いることができる。
【0058】(実施例2)実施例1と同様のポリイミド
をコアとクラッドに用い、かつ実施例1と同様の方法で
フィルタ挿入溝201,202,203を有するY分岐
型光導波路204を作製した。次に、図3に示すよう
に、フィルタ挿入溝201,202,203にそれぞれ
透過波長域が異なるポリイミド誘電体多層膜フィルタ2
05,206,207を挿入した。ここで用いた誘電体
多層膜フィルタ205,206,207は、それぞれ波
長1.4μmと1.5μmとの間に透過帯域と反射帯域
の境界波長が存在するエッジフィルタ(以下、1.4/
1.5μmエッジフィルタと略記する)、波長1.2μ
mと1.3μmとの間に透過帯域と反射帯域の境界波長
が存在するエッジフィルタ(以下、1.2/1.3μm
エッジフィルタと略記する)、波長1.3μmと1.4
μmとの間に透過帯域と反射帯域の境界波長が存在する
エッジフィルタ(以下、1.3/1.4μmエッジフィ
ルタと略記する)である。これらのフィルタは、UV硬
化樹脂により固定した。このような方法によって、ポリ
イミドフィルタ型波長合分波器208が形成された。
【0059】本実施例で用いた誘電体多層膜フィルタ2
05,206,207は、基板にポリイミドを用いてい
るため、膜厚は約17ミクロン程度と非常に薄い。この
ため、フィルタ挿入溝201,202,203の溝幅を
20μm程度と薄くすることができ、フィルタによる過
剰損失を小さくできる。さらに、基板材料が導波路材料
と同じポリイミドであるため、屈折率も近く、導波路/
フィルタ境界面での屈折率差により生じる反射損を小さ
くすることができる。
【0060】作製したポリイミドフィルタ型波長合分波
器208の光学特性を測定した。波長1.2μm,1.
3μm,1.4μm,1.5μmの4波長の合波光20
9を入力ポート210から入射したところ、合波光20
9に含まれる波長1.5μmの光211だけが誘電体多
層膜フィルタ205を透過し、出力ポート212から出
射された。この波長以外の光(波長1.2μm,1.3
μm,1.4μmの3波長の合波光313)は、誘電体
多層膜フィルタ205を透過して誘電体多層膜フィルタ
206へ到達した。次に、合波光213に含まれる波長
1.2μmの光214だけが誘電体多層膜フィルタ20
6を透過し、出力ポート215から出射された。この波
長以外の光(波長1.3μm,1.4μmの2波長の合
波光216)は、誘電体多層膜フィルタ206で反射し
て誘電体多層膜フィルタ207へ到達した。次に、合波
光216に含まれる波長1.3μmの光217は、誘電
体多層膜フィルタ207を透過し、出力ポート218か
ら、波長1.5μmの光219は、誘電体多層膜フィル
タ207で反射し、出力ポート220から、それぞれ出
射された。このように、入力ポート210から入射され
た合波光209は、フィルタ型4ch高分子波長合分波
器208で分波され、出力ポート212,215,21
8,220から波長1.5μmの光211,1.2μm
の光214,1.3μmの光217,1.4μmの光2
19が、それぞれ出射された。挿入損失は、膜厚の薄い
ポリイミド誘電体多層膜フィルタ205,206,20
7を適用したこと、誘電体多層膜フィルタにエッジフィ
ルタを用い、光路長を短くしたことにより、低減され、
全てのポートで2dB以下になり、従来の部分フッ素化
ポリイミド光導波路を用いて作製したフィルタ型波長合
分波器(比較例2)の値より、小さくなった。各ポート
間のクロストークは、−25dB以下であった。
【0061】本実施例における光学特性評価では、分波
器としての機能を示したが、合波器として用いる場合に
は、光の伝搬方向が逆になるだけであり、性能は全く同
じであることは、言うまでもない。また、フィルタ挿入
溝201,202,203に挿入するエッジフィルタ
は、本実施例に示したものに限定されず、慣用のあらゆ
るものを用いることができる。
【0062】(実施例3)実施例2のコア材料に代わり
に下記構造式(III)
【0063】
【化29】
【0064】で示されるポリイミドを用いて、実施例2
と同様の方法で交差導波路のクラッド、コア材料がフッ
素化ポリイミドからなるポリイミドフィルタ型波長合分
波器を作製した。この波長合分波器の光学特性を実施例
2と同様の方法で測定した結果、全てのポートで2dB
以下であり、従来の部分フッ素化ポリイミド光導波路を
用いて作製したフィルタ型波長合分波器(比較例2)の
値より、小さくなった。また、各ポート間のクロストー
クは、−25dB以下であった。
【0065】なお、上記構造式(III)に示されたコア
材料は、末端基に塩素が含まれている。分子中に塩素を
入れることでコア材料の屈折率を大きくすることができ
る。したがって、この実施例3の光導波路では、コアと
クラッドとの屈折率差をより大きくすることができる。
そのため、このコア、クラッド構成で曲がり導波路を作
製すれば、得られる曲がり導波路の曲率半径をより小さ
くすることができる。その結果、曲がり導波路および該
曲がり導波路を用いたフィルタ型波長合分波器をよりコ
ンパクトに製造することが可能となる。このように、こ
の実施例では、末端基に塩素を含ませることによって、
コアとクラッドとの屈折率差を大きくしたが、塩素の他
に、フッ素を除くハロゲンおよび硫黄の少なくともいず
れかが末端基に含まれる場合でも、同様の効果を得るこ
とができる。
【0066】(実施例4)実施例2のコア材料の代わり
に下記構造式(V)
【0067】
【化30】
【0068】で示されるポリイミドを用いて、実施例2
と同様の方法で、交差導波路のクラッド、コア材料がフ
ッ素化ポリイミドからなるポリイミドフィルタ型波長合
分波器を作製した。この波長合分波器の光学特性を実施
例2と同様の方法で測定した結果、全てのポートで2d
B以下であり、従来の部分フッ素化ポリイミド光導波路
を用いて作製したフィルタ型波長合分波器(比較例2)
の値より、小さくなった。また、各ポート間のクロスト
ークは、−25dB以下であった。
【0069】(比較例1)実施例1のクラッド材料の代
わりに下記構造式(VI)
【0070】
【化31】
【0071】で示されるポリイミドを用い、実施例1の
コア材料の代わりに下記構造式(VII)
【0072】
【化32】
【0073】で示されるポリイミドを用いて、実施例1
と同様の方法で、交差導波路のクラッド、コア材料がフ
ッ素化ポリイミドからなるポリイミドフィルタ型波長合
分波器を作製した。この波長合分波器の光学特性を実施
例1と同様の方法で測定した結果、挿入損失は4dBで
あった。
【0074】(比較例2)実施例2において、比較例1
と同様のポリイミドを用いて、実施例2と同様の方法
で、交差導波路のクラッド、コア材料が、部分フッ素化
ポリイミドからなるポリイミドフィルタ型波長合分波器
を作製した。この波長合分波器の光学特性を実施例1と
同様の方法で測定した結果、挿入損失は3.5dBであ
った。
【0075】以上、実施例により本発明を詳しく説明し
たが、これらの実施例では、基板にシリコンを用いた場
合を示したが、ポリイミドなどの他の材料を用いた汎用
の基板を用いてもよいことは、言うまでもない。例え
ば、基板材料としては、Alやステンレス等の金属、ポ
リイミド等の耐熱性高分子、インジウム燐、ガリウム砒
素、窒化ガリウム等の半導体、ガラス等の無機物を用い
ることができる。また、本実施例では、当該波長合分波
器のチャネル数を4チャネルとし、合分波される光の波
長として、1.2μm、1.3μm、1.4μm、1.
5μmを用いた場合を示したが、他のチャネル数および
他の波長の組み合わせでもよいことは、言うまでもな
い。例えば、WWDMアクセス系で用いられる1.3〜
1.5μm帯における波長間隔15〜20nmの光な
ど、フッ素化ポリイミドが透明性を有する近赤外域の波
長帯であれば、用いる誘電体多層膜フィルタの種類を変
えることで、あらゆる波長の合分波を行うことができ
る。
【0076】
【発明の効果】本発明は、フッ素化ポリイミドを代表と
する分子中にC−H結合を含まない特定のポリイミドを
導波路材料として使用しており、かかる構成によって、
低損失なポリイミドフィルタ型波長合分波器を提供でき
た。また、これらの結果として、経済性、汎用性に優れ
るポリイミドフィルタ型波長合分波器を製造できるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するためのもので、フッ
素化ポリイミドを用いたY分岐型光導波路の作製工程図
である。
【図2】本発明の実施例を説明するためのもので、フッ
素化ポリイミドY分岐型光導波路とポリイミド誘電体多
層膜フィルタ(バンドパスフィルタ)とにより作製した
ポリイミドフィルタ型波長合分波器の斜視図である。
【図3】本発明の実施例を説明するためのもので、フッ
素化ポリイミドY分岐型光導波路とポリイミド誘電体多
層膜フィルタ(エッジフィルタ)とにより作製したポリ
イミドフィルタ型波長合分波器の斜視図である。
【符号の説明】
111 シリコン基板 112 下部クラッド層 113 コア層 114 マスクパターン 115 Y分岐型光導波路のコアパターン 116 上部クラッド層 117、204 Y分岐型光導波路 118、119、120、201,202,203
フィルタ挿入溝 121,122,123 ポリイミド基板上誘電体多
層膜フィルタ(バンドパスフィルタ) 124、208 ポリイミドフィルタ型波長合分波器 125、209 4波長の合波光 126、210 入力ポート 127、214 波長1.2μmの光 128、131、134、136、212、215、2
18、220 出力ポート 129、213 3波長の合波光 130、217 波長1.3μmの光 132、216 2波長の合波光 133、219 波長1.4μmの光 135、211 波長1.5μmの光 205,206,207 ポリイミド基板上誘電体多
層膜フィルタ(エッジフィルタ)
フロントページの続き (72)発明者 川上 直美 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 山田 典義 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 景井 絵美子 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 山本 二三男 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 工藤 あや子 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 松浦 徹 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KA12 LA12 LA18 MA05 PA02 PA15 PA24 PA28 QA05 RA08 TA36 4J043 PA02 PC136 PC146 PC156 QB15 QB26 QB31 RA35 SA06 SA47 SA51 SA54 SB01 TA22 TA41 TA47 TA48 TA71 UA121 UA122 UA131 UA132 UA141 UA142 UB051 UB052 UB121 UB122 UB132 UB151 UB152 UB161 UB162 UB281 UB282 UB301 UB302 ZB11 ZB21 ZB24

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にポリイミドからなるクラッド層
    と該クラッド層に囲まれたコア層とが形成されてなるポ
    リイミド光導波路であって、 前記コア層またはクラッド層の少なくとも一方が、下記
    構造式(I)で表されるポリイミドから構成されている
    ことを特徴とするポリイミド光導波路; 【化1】 (式中、R1,R2は下記構造式で表され、 【化2】 【化3】 ここで、Rfはフッ素をはじめとするハロゲンまたはパ
    ーフルオロアルキル基であり、Xは下記構造式で表され
    るものであり、 【化4】 ここで、Rfは前記同様フッ素をはじめとするハロゲン
    またはパーフルオロアルキル基であり、Rf’はパーフ
    ルオロアルキレン基を示す)。
  2. 【請求項2】 前記構造式(I)で示されるポリイミド
    が、さらに具体的に下記構造式(II); 【化5】 で表されるフッ素化ポリイミドであることを特徴とする
    請求項1に記載のポリイミド光導波路。
  3. 【請求項3】 前記構造式(I)で示されるポリイミド
    が、さらに具体的に下記構造式(III); 【化6】 で表されるフッ素化ポリイミドであることを特徴とする
    請求項1に記載のポリイミド光導波路。
  4. 【請求項4】 前記基板がポリイミドを構成要素として
    形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のポリイミド光導波路。
  5. 【請求項5】 基板上にポリイミドからなるクラッド層
    と該クラッド層に囲まれたコア層とが形成されてなり、
    導波路に交差部分を有するポリイミド光導波路と、 前記交差部分に形成された溝と、 前記溝に挿入された誘電体多層膜フィルタと、を有しな
    るポリイミドフィルタ型波長合分波器であって、 前記前記光導波路のコア層またはクラッド層の少なくと
    も一方が、下記構造式(I)で表されるポリイミドから
    構成されていることを特徴とするポリイミドフィルタ型
    波長合分波器; 【化7】 (式中、R1,R2は下記構造式で表され、 【化8】 【化9】 ここで、Rfはフッ素をはじめとするハロゲンまたはパ
    ーフルオロアルキル基であり、Xは下記構造式で表され
    るものであり、 【化10】 ここで、Rfは前記同様フッ素をはじめとするハロゲン
    またはパーフルオロアルキル基であり、Rf’はパーフ
    ルオロアルキレン基を示す)。
  6. 【請求項6】 前記構造式(I)で示されるポリイミド
    が、さらに具体的に下記構造式(II); 【化11】 で表されるフッ素化ポリイミドであることを特徴とする
    請求項5に記載のポリイミドフィルタ型波長合分波器。
  7. 【請求項7】 前記構造式(I)で示されるポリイミド
    が、さらに具体的に下記構造式(III); 【化12】 で表されるフッ素化ポリイミドであることを特徴とする
    請求項5に記載のポリイミドフィルタ型波長合分波器。
  8. 【請求項8】 前記基板がポリイミドを構成要素として
    形成されていることを特徴とする請求項5ないし7のい
    ずれかに記載のポリイミドフィルタ型波長合分波器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7133592B2 (en) 2004-12-17 2006-11-07 Hitachi Cable, Ltd. Polymer optical waveguide and method of making the same
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