JP2003214507A - 液圧テンショナ - Google Patents

液圧テンショナ

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JP2003214507A
JP2003214507A JP2002013049A JP2002013049A JP2003214507A JP 2003214507 A JP2003214507 A JP 2003214507A JP 2002013049 A JP2002013049 A JP 2002013049A JP 2002013049 A JP2002013049 A JP 2002013049A JP 2003214507 A JP2003214507 A JP 2003214507A
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JP
Japan
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plunger
hole
housing
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hydraulic tensioner
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Pending
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JP2002013049A
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English (en)
Inventor
Sunpyo Shin
シン・スンピョ
Kinzo Narita
金蔵 成田
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BorgWarner Morse TEC Japan KK
Original Assignee
BorgWarner Morse TEC Japan KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液圧の作用下でプランジャの支持部材の抜け
を防止できる安価な液圧テンショナを提供する。 【解決手段】 外部から液圧が供給される穴2aを内部
に有し、穴2aの開口部に穴2aよりも大径の取付穴2
2を有するハウジング2と、穴2a内にスライド自在に
支持され、穴2aとの間で流体チャンバ20を形成する
端面3aを有するプランジャ3と、取付穴22に圧入さ
れ、プランジャ3の先端側部分をスライド自在に支持し
得る支持部材5と、取付穴22内に設けられ、支持部材
5と協働してプランジャ3の抜け止めを行うラチェット
部材6と、プランジャ3の外周に配設され、プランジャ
3を突出方向に付勢するスプリング4とを設ける。この
場合には、支持部材5の端面5bが穴2a内に露出して
おらず、流体チャンバ20内の液圧が支持部材5に作用
しないので、支持部材5の抜けを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンやベルト
に適正な緊張力を作用させるための液圧テンショナに関
し、詳細には、プランジャを支持する支持部材がハウジ
ングの穴開口部に取り付けられたものにおいて、液圧作
用下での支持部材の抜けを防止するようにした構造に関
する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】エンジンのトルク変動に
ともなうチェーンやベルトのばたつきを抑え、騒音、振
動およびガイド摩耗等を減少させるために、液圧テンシ
ョナが従来より用いられている。
【0003】液圧テンショナは、一般に、一端に開口す
る穴が形成されたハウジングと、ハウジングの穴にスラ
イド自在に支持された中空のプランジャと、プランジャ
の内部空間に配設され、プランジャを突出方向に付勢す
るスプリングとから主として構成されている。運転時に
は、ハウジングの穴およびプランジャの内部空間により
限定されたチャンバに外部の液圧源から液圧が供給さ
れ、液圧とスプリング力との合成力により、プランジャ
がチェーンまたはベルトの側に突出してチェーンやベル
トに緊張力が作用するようになっている。
【0004】その一方、エンジンの作動中にチェーンや
ベルトの張力が増加すると、プランジャが後退方向の力
を受ける。このとき、エンジンの始動直後などのように
チャンバ内に十分なオイルが供給されていない場合や、
エンジン回転数が低くチャンバ内に十分な液圧が作用し
ていない場合には、プランジャが容易に後退して、チェ
ーンやベルトに適正な押付力を維持させることができな
い場合が生じ得る。
【0005】そこで、このようなプランジャの後退を簡
単な構造で防止できるようにするために、特開平8−8
2353号公報に示すような液圧テンショナが本件出願
人により提案されている。
【0006】上記公報に示す液圧テンショナは、一端に
開口する穴が形成されたハウジングと、ハウジング穴と
の間に所定の間隙を介して挿入されたプランジャと、ハ
ウジング穴の開口部に圧入され、プランジャをスライド
自在に支持する支持穴を有する支持部材と、プランジャ
の先端側部分の外周に配設され、プランジャを突出方向
に付勢するスプリングとから主として構成されている。
【0007】この場合には、スプリングがプランジャの
外周に配設されており、スプリングの外径がプランジャ
の外径よりも大きくなっていることにより、ばね定数を
大きくでき、スプリング力を大きな値に設定することが
できる。
【0008】これにより、エンジンの始動直後などのよ
うにチャンバ内に十分なオイルが供給されていないとき
や、エンジン回転数が低くチャンバ内に十分な液圧が作
用していないときにおいても、スプリング力を大きな値
に設定することにより、スプリング力と液圧との合成力
をある程度以上の大きさに維持でき、これにより、エン
ジンの作動中にチェーンやベルトの張力が増加してプラ
ンジャが後退方向の力を受けた場合でも、プランジャが
容易に後退するのを防止できる。
【0009】この場合には、ラチェット機構などのよう
な複雑な機構を採用することなく、プランジャの外周に
配設したスプリングのばね定数を高くするだけでよいの
で、構造を簡略化できる。
【0010】一方、この液圧テンショナにおいては、ス
プリングをプランジャの外周に配設するようにしたこと
により、スプリング収容用の内部空間を形成するために
プランジャを中空構造にする必要がなくなって、プラン
ジャ径を小さくできる。これにより、プランジャの受圧
面積を小さくでき、プランジャに作用する液圧による力
を小さくできる。
【0011】その結果、ばね定数が大きな値に設定され
ていても、エンジンの常用回転数において、液圧とスプ
リング力との合成によるチェーンへの押付力を一定限度
以下に抑えることができ、これにより、フリクションロ
スを抑制できる。
【0012】ところが、この場合には、プランジャの抜
け止め用ピンをプランジャに植設した関係もあって、プ
ランジャ径がハウジングの穴径よりも小さくなってお
り、支持部材の端面がハウジング穴の側に露出してい
る。これにより、運転時には、ハウジング穴に供給され
た液圧が支持部材の端面にも作用することになる。この
ため、過大な液圧が作用すると、支持部材がハウジング
穴の開口部から抜ける場合が起こり得る。
【0013】そこで、特開平8−247237号公報に
示すように、支持部材の外周におねじ部を形成するとと
もに、ハウジング穴の開口部に該おねじ部に螺合するめ
ねじ部を形成して、支持部材をハウジング穴の開口部に
ねじ止め固定することにより、このような支持部材の抜
けを防止するようにした液圧テンショナが本件出願人に
より提案されている。
【0014】ところが、この場合には、ねじ部を形成す
るための製造コストが余分に発生するという問題があ
る。
【0015】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は、液圧の作用下でプランジ
ャの支持部材の抜けを防止することができる安価な液圧
テンショナを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る液
圧テンショナは、液圧源からの液圧が供給される第1の
穴を有し、その開口部に大径の第2の穴を有するハウジ
ングと、第1の穴にスライド自在に支持され、第1の穴
との間で流体チャンバを形成する端面を有するプランジ
ャと、第2の穴に設けられ、プランジャの少なくとも先
端側部分をスライド自在に支持し得る支持穴を有する支
持部材と、第2の穴に設けられ、支持部材と協働してプ
ランジャの抜け止めを行う抜け止め部材と、プランジャ
の先端側部分の外周に配設されるとともに、一端が支持
部材に係止され、他端がプランジャの先端部に係止され
た、プランジャを突出方向に付勢する付勢部材とを備え
ている。
【0017】請求項1の発明においては、プランジャが
ハウジングの第1の穴に支持されており、第2の穴に設
けられた支持部材の端面は、第1の穴の側には露出して
いない。このため、運転時にハウジングの第1の穴に供
給された液圧が支持部材の端面に作用することはなく、
これにより、過大な液圧が作用した場合でも、支持部材
がハウジングの第2の穴から抜けるおそれはない。しか
も、この場合には、ねじ部を形成する必要もないので、
安価な装置を実現できる。
【0018】また、プランジャの最大伸長時には、ハウ
ジングの第2の穴に設けられた抜け止め部材が、支持部
材と協働してプランジャの抜け止めを行う。これによ
り、プランジャの抜け落ちを確実に防止できる。
【0019】さらに、プランジャが、ハウジングの第1
の穴および支持部材の支持穴の双方によりスライド自在
に支持されるので、プランジャの軸方向の支持長さが長
くなって、プランジャを安定して支持することが可能に
なる。
【0020】請求項2の発明に記載されているように、
支持部材は、ハウジングの第2の穴に圧入されていても
よい。この場合には、上述のように、液圧が支持部材の
端面に作用しないので、支持部材を圧入していた場合で
も、支持部材が液圧の作用でハウジングの第2の穴から
抜けることはない。
【0021】請求項3の発明によれば、抜け止め部材
が、概略リング状の本体部と、本体部から内方に延びる
係合片とから構成されており、プランジャの最大伸長時
には、プランジャ外周の当接面が、抜け止め部材の係合
片を介して支持部材のストッパ面に当接するようになっ
ている。これにより、プランジャがハウジングの第1の
穴から抜け落ちるのが防止されている。この場合には、
抜け止め部材が第2の穴に設けられるので、プランジャ
を第1の穴で支持しつつ、プランジャの抜け止めを確実
に行えるようになる。
【0022】係合片は、請求項4の発明に記載されてい
るように、対向配置された一対の係合片から構成されて
いるのが好ましい。この場合には、各係合片によりバラ
ンスよく、プランジャの抜け止めを行えるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図1および図2は本発明の一実
施態様による液圧テンショナの縦断面図であって、図1
はプランジャ最大縮退時の状態を示す図、図2はプラン
ジャ最大伸長時の状態を示す図、図3(a)は図1の液
圧テンショナにおけるラチェット部材の右側面図、同図
(b)は(a)のB−B線断面図、図4はテンショナ運
転中においてプランジャ伸長時の状態を示す図、図5は
テンショナ運転中においてプランジャ後退時の状態を示
す図である。
【0024】図1および図2に示すように、液圧テンシ
ョナ1は、ハウジング2と、ハウジング2に形成された
穴(第1の穴)2aにスライド自在に支持された中実の
プランジャ3と、プランジャ3の外周に配設され、プラ
ンジャ3を穴2aから突出する方向に付勢するスプリン
グ4とから主として構成されている。
【0025】ハウジング2内において、プランジャ3の
後端面3aおよび穴2aの内壁面から流体チャンバ20
が形成されている。プランジャ3の外周面の一部には、
ラック歯3bが形成されている。ラック歯3bは、プラ
ンジャ3の外周面において対向する二面に形成されてい
る。また、プランジャ3の先端には、図示しないチェー
ンと当接する先端部30が設けられている。スプリング
4の一端は、先端部30に圧接している。
【0026】ハウジング2の穴2aの開口部には、穴2
aよりも大径の取付穴(第2の穴)22が形成されてお
り、該取付穴22内には、スプリング4の他端が係止さ
れかつプランジャ3の先端側部分を支持し得る支持部材
5が圧入されている。支持部材5の中央に形成された支
持穴5aには、プランジャ3の先端側部分がスライド自
在に支持され得るようになっている。
【0027】取付穴22内には、プランジャ3の縮退を
防止するためのラチェット部材6が設けられている。ラ
チェット部材6は、図3(a)に示すように、リング状
の本体部6aと、本体部6aからそれぞれ内方に延びか
つ対向配置された概略矩形状の一対の係合片6bとから
構成されている。各係合片6bは、同図(b)に示すよ
うに、中心軸線C、つまりプランジャ3の軸線L(図
1)に対して、斜め方向に交差しつつプランジャ先端側
に延びている。また、ラチェット部材6の係合片6bの
各先端部は、プランジャ3のラック歯3bと弾性的に係
合している。
【0028】これにより、ラチェット部材6は、プラン
ジャ3の突出方向の移動を許容する一方、プランジャ3
の後退方向の移動を防止するラチェット機能を効果的に
発揮するようになっている。また、ラチェット部材6の
係合片が、対向配置された一対の係合片6bから構成さ
れるので、とくにプランジャ3の後退時において、プラ
ンジャ3がハウジング2の穴2a内部でこじることな
く、係合片6bによりバランスよく支持されるようにな
る。
【0029】支持部材5の支持穴5aの後端側開口部に
は、傾斜面状のストッパ面5cが形成されている。一
方、プランジャ3の外周面には、ストッパ面5cに対応
する傾斜面状の当接面3cが形成されている。後述する
ように、プランジャ3の最大伸長時には、プランジャ3
の当接面3cがラチェット部材6の係合片6bを介して
支持部材5のストッパ面5cに当接することにより、プ
ランジャ3がハウジング2の穴2aから抜け落ちるのが
防止されている。すなわち、ラチェット部材6は、支持
部材5と協働してプランジャ3の抜け止め機能を発揮す
る抜け止め部材としても用いられている。
【0030】ハウジング2には、テンショナ据付前にプ
ランジャ3を最大縮退状態で保持するためのリテーナピ
ン(図示せず)を挿入するための横方向の貫通孔21が
形成されている。プランジャ3には、リテーナピンが係
止される係止孔31が形成されている。
【0031】この場合には、プランジャ3がハウジング
2の穴2aに支持されており、取付穴22に圧入された
支持部材5の端面5bは、穴2aの側には露出していな
い。このため、運転時にハウジング2の穴2aに供給さ
れた液圧が支持部材5の端面5bに作用することはな
く、これにより、過大な液圧が作用した場合でも、支持
部材5が取付穴22から抜けるおそれはない。しかも、
この場合には、取付穴22および支持部材5にねじ部を
形成する必要がなく、支持部材5を取付穴22に圧入す
るだけでよいので、安価な装置を実現できる。
【0032】また、この場合には、プランジャ3が、ハ
ウジング2の穴2aおよび支持部材5の支持穴5aの双
方により支持されるので、プランジャ3の軸方向の支持
長さが長くなって、プランジャ3を安定して支持できる
ようになる。
【0033】次に、テンショナ運転中のラチェット部材
6の作動について説明する。エンジンが始動すると、テ
ンショナ1のチャンバ20には、外部のオイルポンプか
らオイルが供給される。チャンバ20内にオイルが充填
されると、オイルの液圧による力とスプリング4の弾性
反発力との合成による押付力が、プランジャ3の先端部
30からテンショナアーム(図示せず)を介してチェー
ンに作用する。
【0034】運転中にチェーンの伸びなどが原因でプラ
ンジャ3が突出方向に移動する、つまりプランジャ3が
伸長する場合には、図4に示すように、ラチェット部材
6の係合片6bとプランジャ3のラック歯3bとの弾性
的な接触状態を介して、つまり、係合片6bの弾性力に
よるドラッグを介して、ラチェット部材6が取付穴22
内においてプランジャ3の突出方向への移動とともに図
右方に移動し、ラチェット部材6の本体部6aが支持部
材5の後端面5bに当接する。
【0035】この状態から、プランジャ3がさらに伸長
する場合には、ラチェット部材6の本体部6aが支持部
材5に当接した状態のまま、ラチェット部材6の係合片
6bがプランジャ3のラック歯3bを乗り越えつつ、プ
ランジャ3が突出方向に移動する。
【0036】そして、プランジャ3の最大伸長時には、
図2に示すように、プランジャ3の当接面3cが、ラチ
ェット部材6の係合片6bを介して支持部材5のストッ
パ面5cに当接するようになっている。これにより、プ
ランジャ3のハウジング穴3aからの抜け落ちを確実に
防止できる。
【0037】その一方、図4に示す状態から、チェーン
緊張力の増加などが原因でチェーンからプランジャ3の
先端部30に押付力が作用することにより、プランジャ
3が後退方向に移動する場合には、図5に示すように、
ラチェット部材6の係合片6bの先端がプランジャ3の
ラック歯3bと係合することにより、ラチェット部材6
がプランジャ3と一体的に図左方に移動して、ラチェッ
ト部材6の本体部6aが取付穴22内の底壁面22aに
当接する。この状態では、ラチェット部材6の係合片6
bが底壁面22aとプランジャ3のラック歯3bとの間
でストラット(strut) 、つまり突っ張り棒として作用す
るので、プランジャ3の後退が確実に防止される。
【0038】次に、エンジンの始動時などのように、チ
ャンバ20内に十分な液圧が作用していない状況下にお
いて、チェーンからプランジャ3の先端部30に押付力
が作用した場合には、同様に、ラチェット部材6の係合
片6bが底壁面22aとプランジャ3のラック歯3bと
の間でストラットとして作用することにより(図5参
照)、プランジャ3の縮退を確実に防止できる。
【0039】なお、前記実施態様では、ラチェット部材
6の係合片6bが係合し得るラック歯3bをプランジャ
3の外周面に形成した例を示したが、スプリング4のば
ね力がプランジャ3の後退を防止し得るほど十分大きな
大きさに設定できる場合には、プランジャ外周のラック
歯3bを省略するようにしてもよい。これにより、テン
ショナ全体の構造をさらに簡略化できる。
【0040】また、ラチェット部材6に設ける係合片6
bの個数としては、プランジャ径などに応じて、円周方
向に均等間隔で3個以上配置したり、また、プランジャ
3がこじるおそれがなければ、一つのみ配置するように
してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る液圧テンシ
ョナによれば、第2の穴に設けられた支持部材の端面が
第1の穴の側には露出しないように構成されており、こ
れにより、第1の穴に供給された液圧が支持部材の端面
に作用することはなく、その結果、過大な液圧が作用し
た場合でも、支持部材がハウジングの第2の穴から抜け
るのを防止できる効果がある。しかも、この場合には、
ねじ部を形成する必要もないので、安価な装置を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による液圧テンショナの縦
断面図であって、プランジャ最大縮退時の状態を示す図
である。
【図2】本発明の一実施態様による液圧テンショナの縦
断面図であって、プランジャ最大伸長時の状態を示す図
である。
【図3】(a)は図1の液圧テンショナにおけるラチェ
ット部材の右側面図、(b)は(a)のB−B線断面図
である。
【図4】テンショナ運転中においてプランジャ伸長時の
状態を示す図である。
【図5】テンショナ運転中においてプランジャ後退時の
状態を示す図である。
【符号の説明】
1: 液圧テンショナ 2: ハウジング 2a: 穴(第1の穴) 20: 流体チャンバ 22: 取付穴(第2の穴) 3: プランジャ 3a: 後端面 3c: 当接面 30: 先端部 4: スプリング(付勢部材) 5: 支持部材 5a: 支持穴 5c: ストッパ面 6: ラチェット部材(抜け止め部材) 6a: 本体部 6b: 係合片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 成田 金蔵 三重県名張市八幡字口入野1300番50 ボー グ・ワーナー・オートモーティブ株式会社 内 Fターム(参考) 3J049 AA01 AA08 BB13 BB17 BB26 BB33 CA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧テンショナであって、 外部の液圧源からの液圧が供給される第1の穴を内部に
    有するとともに、前記第1の穴の開口部に前記第1の穴
    よりも大径の第2の穴を有するハウジングと、 前記ハウジングの前記第1の穴にスライド自在に支持さ
    れ、前記第1の穴との間で流体チャンバを形成する端面
    を有するプランジャと、 前記ハウジングの前記第2の穴に設けられ、前記プラン
    ジャの少なくとも先端側部分をスライド自在に支持し得
    る支持穴を有する支持部材と、 前記ハウジングの前記第2の穴に設けられ、前記支持部
    材と協働して前記プランジャの抜け止めを行う抜け止め
    部材と、 前記プランジャの前記先端側部分の外周に配設されると
    ともに、一端が前記支持部材に係止され、他端が前記プ
    ランジャの先端部に係止された、前記プランジャを突出
    方向に付勢する付勢部材と、を備えた液圧テンショナ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記支持部材が、前記ハウジングの前記第2の穴に圧入
    されている、ことを特徴とする液圧テンショナ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記抜け止め部材が、概略リング状の本体部と、前記本
    体部から内方に延びる係合片とを有し、 前記支持部材の前記支持穴の開口部には、前記プランジ
    ャが前記ハウジングの前記第1の穴から抜け落ちるのを
    防止するためのストッパ面が形成されるとともに、 前記プランジャの外周面には、前記プランジャの最大伸
    長時に前記抜け止め部材の前記係合片を介して前記スト
    ッパ面に当接する当接面が形成されている、ことを特徴
    とする液圧テンショナ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記係合片が対向配置された一対の係合片から構成され
    ている、ことを特徴とする液圧テンショナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033191A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Iwis Motorsysteme Gmbh & Co Kg 制限システムを備えた張力付与装置

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