JP2003214283A - インジェクタ駆動用ドライバ - Google Patents
インジェクタ駆動用ドライバInfo
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Abstract
駄なスペースの有効利用を図るとともに、ケース内に浸
入した水による高電圧リークを防止することができるイ
ンジェクタ駆動用ドライバを提供すること。 【解決手段】インダクタンス及びコンデンサ(大型部品
5)はケース(下側ケース部1と蓋体7とから構成され
るケース)の上部に配置される。また、下側ケース部1
の上端面14に、台座4、及び回路基板2との電気接続
部15を設け、インダクタンス及びコンデンサ(大型部
品5)を、台座4の上に配置するとともに電気接続部1
5に接続する。
Description
用ドライバ、詳しくは、内燃機関のシリンダ内に高圧燃
料を直接噴射する直噴式インジェクタを駆動するドライ
バに関する。
燃料圧が要求される。このため、インジェクタ駆動用ド
ライバには、100〜200Vの高電圧を発生させるた
めのインダクタンスやコンデンサといった大型部品が複
数必要とされる。そして、インジェクタ駆動用ドライバ
は、ECUの制御信号に従ってインジェクタの駆動電流
をコントロールする電流制御部を構成する回路基板を備
え、大型部品と回路基板は電気接続部を介して電気的に
接続される。
直接実装することがドライバの小型化などの面で望まし
い。しかし、ドライバが配置されるエンジンルーム内は
高温状態となるため、通常、回路基板として耐熱性に優
れたセラミック製回路基板が使用され、セラミック製回
路基板は穴あけ加工が困難なため大型部品をセラミック
製回路基板の基板面に直接実装することは行われておら
ず、図5及び図6に示すように、溶接、はんだ付けによ
る接続作業の容易性の見地からセラミック製回路基板2
の側方に大型部品5を配置するようにしている。
び図6に示すような従来のインジェクタ駆動用ドライバ
によると、セラミック製回路基板2の側方に大型部品5
を配置した構成であるため、全体の投影面積(平面面
積)が大きくなり、多くの製品、部品が混在しているエ
ンジンルーム内において、ドライバが広い搭載面積を占
有するという問題があった。また、従来のインジェクタ
駆動用ドライバによると、ケース1、7内に浸入した水
が大型部品5の収容部17に溜まり高電圧がリークする
おそれがあるため、シリコーンゲル等の封止剤を塗布す
る必要があった。
を解決し、搭載面積の縮小化を図りエンジンルーム内の
無駄なスペースの有効利用を図るとともに、ケース内に
浸入した水による高電圧リークを防止することができる
インジェクタ駆動用ドライバを提供することを目的とす
る。なお、本発明においては、ドライバが組み付けられ
た状態において、天方向を上部といい、地方向を下部と
称している。
動用ドライバは、ケースの下部にセラミック製回路基板
を配置したインジェクタ駆動用ドライバにおいて、イン
ダクタンス及びコンデンサを前記ケースの上部に配置し
たことを特徴とする。これにより、水がケース内に浸入
したとしても、高電圧がリークすることを防ぐことがで
きる。
ケース部の上端面に、台座を設けるとともに前記回路基
板との電気接続部を設け、前記インダクタンス及び前記
コンデンサを、前記台座の上に配置するとともに前記電
気接続部に接続する。これにより、台座の上のインダク
タンス、コンデンサを浸入した水から護ることができ
る。
とを備え、前記上側ケース部内に前記インダクタンス及
び前記コンデンサを配置するとともに、前記上側ケース
部側の電気接続部と前記下側ケース部側の電気接続部と
を上下方向に嵌合する。これにより容易に接続すること
ができる。
基づいて説明する。
ジェクタ駆動用ドライバの概念的な構成を示し、図1
は、同ドライバの縦断面図、図2は、ケースの内部構造
を示す平面図である。
ース部1を備え、下側ケース部1の凹部11に、ECU
の制御信号に従ってインジェクタの駆動電流を制御する
電流制御部を構成するセラミック製回路基板2が収容、
固定されている。下側ケース部1はコネクタ部12を有
している。コネクタ部12の各端子ピン13と回路基板
2との間には、電線3が溶接、はんだ付けなどの手法に
よって接続されている。なお、図示しないが、凹部11
には、下側ケース部1内に浸入した水から回路基板2を
保護するために、シリコーンゲル等の封止剤が塗布され
ている。
けられている。台座4の上面には、高電圧を発生させる
ためのインダクタンスやコンデンサからなる大型部品5
が複数個固定されている。また、下側ケース部1の上端
面14には、回路基板2と電気的に接続された電気接続
部15が突設されており、電気接続部15と大型部品5
との間には、電線6が溶接、はんだ付けなどの手法によ
って接続されている。ここで、電線6は、台座4の上方
にできる限り台座4から離れて配線することが、下側ケ
ース部1内に浸入した水によって電線6が被水すること
を防止する上で好ましい。下側ケース部1の上端面14
には、蓋体7が被せられている。
クタ駆動用ドライバは、インダクタンス及びコンデンサ
(大型部品5)をケース(下側ケース部1と蓋体7とか
ら構成されるケース)の上部に配置している。このた
め、ドライバ全体の投影面積(平面面積)が縮小化する
ことからドライバの搭載面積が縮小化しエンジンルーム
内の無駄なスペースの有効利用を図ることが可能にな
る。また、下側ケース部1の上端面14に、台座4、及
び回路基板2との電気接続部15を設け、インダクタン
ス及びコンデンサ(大型部品5)を、台座4の上に配置
するとともに電気接続部15に接続するようにしてい
る。このため、蓋体7と下側ケース部1の上端面14と
の隙間からケース1、7内に浸入した水は、下側ケース
部1の凹部11に溜まることはあっても、上記隙間から
外部に排水されるようになり、したがって、大型部品5
からの電線6にシリコーンゲル等の封止剤を塗布しなく
ても、電線6が被水して高電圧リークが発生する不具合
を防止することができる。
ジェクタ駆動用ドライバの概念的な構成を示し、図3
は、同ドライバの分解縦断面図、図4は、ケースの内部
構造を示す底面図及び平面図である。
ース部1を備え、下側ケース部1の凹部11に、ECU
の制御信号に従ってインジェクタの駆動電流を制御する
電流制御部を構成するセラミック製回路基板2が収容、
固定されている。下側ケース部1はコネクタ部12を有
している。コネクタ部12の各端子ピン13と回路基板
2との間には、電線3が溶接、はんだ付けなどの手法に
よって接続されている。また、下側ケース部1は、回路
基板2と電気的に接続された複数の電気接続部(ピン受
け部)16を有している。各電気接続部(ピン受け部)
16は、後述する上側ケース部7側の電気接続部(ピン
部)72を、弾性的に接続、離脱可能に構成されてい
る。なお、図示しないが、凹部11には、下側ケース部
1内に浸入した水から回路基板2を保護するために、シ
リコーンゲル等の封止剤が塗布されている。
上側ケース部7の下面71に、高電圧を発生させるため
のインダクタンスやコンデンサからなる大型部品5が複
数個固定されている。上側ケース部7の下面71には、
回路基板2と電気的に接続された電気接続部15が突設
されており、電気接続部15と大型部品5との間には、
電線6が溶接、はんだ付けなどの手法によって接続され
ている。また、上側ケース部7の下面71には、大型部
品5と電気的に接続された複数の電気接続部(ピン部)
72が突設されている。各電気接続部(ピン部)72
は、下側ケース部1に上側ケース部7を被せるとき、下
側ケース部1の電気接続部(ピン受け部)16と嵌合し
て接続状態となり、また、下側ケース部1から上側ケー
ス部7を外すとき、下側ケース部1の電気接続部(ピン
受け部)16から離脱する。
クタ駆動用ドライバは、第1実施形態と同様、インダク
タンス及びコンデンサ(大型部品5)をケース(下側ケ
ース部1と上側ケース部7とから構成されるケース)の
上部に配置している。このため、ドライバ全体の投影面
積(平面面積)が縮小化することからドライバの搭載面
積が縮小化しエンジンルーム内の無駄なスペースの有効
利用を図ることが可能になる。また、上側ケース部7内
にインダクタンス及びコンデンサ(大型部品5)を配置
している。このため、上側ケース部7と下側ケース部1
との隙間からケース1、7内に浸入した水は、下側ケー
ス部1の凹部11に溜まることはあっても、上記隙間か
ら外部に排水されるようになり、したがって、大型部品
5からの電線6にシリコーンゲル等の封止剤を塗布しな
くても、電線6が被水して高電圧リークが発生する不具
合を防止することができる。さらに、上側ケース部7側
の電気接続部(ピン部)72と下側ケース部1側の電気
接続部(ピン受け部)16とを上下方向に嵌合するよう
にしているため、下側ケース部1に上側ケース部7を被
せることによって上側ケース部7側の大型部品5と下側
ケース部1側の回路基板2とを電気的に接続状態にする
ことができるとともに、簡単な操作によって上側ケース
部7を下側ケース部1から外すことができる。
よると、インダクタンス及びコンデンサ(大型部品)を
ケースの上部に配置したため、ドライバ全体の投影面積
(平面面積)、搭載面積が縮小化しエンジンルーム内の
無駄なスペースの有効利用を図ることが可能になる。
用ドライバの概念的な構成を示す縦断面図である。
用ドライバの概念的な構成を示す分解縦断面図である。
図である。
構成を示す縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケースの下部にセラミック製回路基板を
配置したインジェクタ駆動用ドライバにおいて、インダ
クタンス及びコンデンサを前記ケースの上部に配置する
ことを特徴とするインジェクタ駆動用ドライバ。 - 【請求項2】 前記ケースは下側ケース部を有し、該下
側ケース部の上端面に、台座を設けるとともに前記回路
基板との電気接続部を設け、前記インダクタンス及び前
記コンデンサを、前記台座の上に配置するとともに前記
電気接続部に接続することを特徴とする請求項1記載の
インジェクタ駆動用ドライバ。 - 【請求項3】 前記ケースは上側ケース部と下側ケース
部とを備え、前記上側ケース部内に前記インダクタンス
及び前記コンデンサを配置するとともに、前記上側ケー
ス部側の電気接続部と前記下側ケース部側の電気接続部
とを上下方向に嵌合することを特徴とする請求項1記載
のインジェクタ駆動用ドライバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002018377A JP3922032B2 (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | インジェクタ駆動用ドライバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003214283A true JP2003214283A (ja) | 2003-07-30 |
JP3922032B2 JP3922032B2 (ja) | 2007-05-30 |
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Family Applications (1)
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- 2002-01-28 JP JP2002018377A patent/JP3922032B2/ja not_active Expired - Fee Related
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