JP2003214034A - 接触検出装置及び開閉装置 - Google Patents

接触検出装置及び開閉装置

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JP2003214034A JP2002018040A JP2002018040A JP2003214034A JP 2003214034 A JP2003214034 A JP 2003214034A JP 2002018040 A JP2002018040 A JP 2002018040A JP 2002018040 A JP2002018040 A JP 2002018040A JP 2003214034 A JP2003214034 A JP 2003214034A
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Hiroyuki Ogino
弘之 荻野
Yu Fukuda
祐 福田
Takeshi Nagai
彪 長井
Shigeki Ueda
茂樹 植田
Mitsuo Ebisawa
満男 海老澤
Toru Sugimori
透 杉森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ハッチバックドア1での挟み込みを検
出することができないといった課題があった。 【解決手段】 感圧センサ2a、2bがハッチバックド
ア1の車外側と車内側双方の周縁部3に配設されている
ので、ハッチバックドア1の開動作時は車外側に配設さ
れた感圧センサ2aによりハッチバックドア1への物体
の接触を検出し、ハッチバックドア1の閉動作時は車内
側に配設された感圧センサ2bでハッチバックドア1へ
の物体の接触を検出することができ、物体の不用意な挟
み込みや損傷がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
ハッチバックドアへの物体の接触を検出する接触検出装
置および開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の接触検出装置は、パワーウィンド
ウや電動スライドドアでの物体の接触を検出するもの
で、ハッチバックドアでの物体の接触を検出するものは
無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】利便性の向上のため電
動で開閉するハッチバックドアが求められているが、上
述のようにハッチバックドアでの物体の接触を検出する
接触検出装置が無いため、電動で閉動作する際にハッチ
バックドアとボディとの間に不用意に物体が挟み込まれ
たり、電動で開動作する際にハッチバックドアに不用意
に物体が当たって損傷してしまうといった課題があっ
た。
【0004】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、ハッチバックドアの開閉双方の動作時にハ
ッチバックドアへの物体の接触を検出する接触検出装置
および開閉装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、車両のハッチバックドアの車外側と車内側
双方の周縁部に配設された感圧センサと、前記感圧セン
サの出力信号に基づき前記ハッチバックドアへの物体の
接触を検出する判定手段とを備えたもので、感圧センサ
がハッチバックドアの車外側と車内側双方の周縁部に配
設されているので、ハッチバックドアの開動作時は車外
側に配設された感圧センサによりハッチバックドアへの
物体の接触を検出し、ハッチバックドアの閉動作時は車
内側に配設された感圧センサでハッチバックドアへの物
体の接触を検出することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために請求
項1の発明は、感圧センサがハッチバックドアの車外側
と車内側双方の周縁部に配設されているので、ハッチバ
ックドアの開動作時は車外側に配設された感圧センサに
よりハッチバックドアへの物体の接触を検出し、ハッチ
バックドアの閉動作時は車内側に配設された感圧センサ
でハッチバックドアへの物体の接触を検出することがで
き、物体の不用意な挟み込みや損傷がない。
【0007】また請求項2の発明は、感圧センサが車両
のハッチバックドアの周縁部に配設されると共に車外側
と車内側双方へ伸びた突起部を有したもので、物体が突
起部に接触して感圧センサを押圧するので、より合理化
した構成でハッチバックドアの開閉双方の動作時にハッ
チバックドアへの物体の接触を検出することができる。
【0008】また請求項3の発明は、例えば感圧センサ
が車両のハッチバックドアの車内側の周縁部に配設さ
れ、前記周縁部を超えて伸びた突起部を有したもので、
ハッチバックドアの閉動作時には感圧センサにより物体
の接触を検出し、ハッチバックドアの開動作時には物体
が突起部に接触して感圧センサを押圧して物体の接触を
検出するので、請求項2と同様に、より合理化した構成
でハッチバックドアの開閉双方の動作時にハッチバック
ドアへの物体の接触を検出することができる。
【0009】また請求項4の発明は、感圧センサは可撓
性のある圧電センサを有したもので、圧電センサに可撓
性があるので、ハッチバックドアの周縁部のどんな形状
にもフィットして屈曲可能に配設できるので、配設の自
由度が向上する。
【0010】また請求項5の発明は、請求項1乃至4の
いずれか1項記載の接触検出装置とハッチバックドアを
駆動する駆動手段とを備え、判定手段の出力信号に基づ
き物体の接触判定時には前記ハッチバックドアの駆動を
停止するかまたは物体の接触を解除するよう前記駆動手
段を制御する制御手段を有したもので、接触判定時には
ハッチバックドアの駆動を停止するかまたは物体の接触
を解除するので物体の不要な挟み込みや損傷を防止する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図8
を参照して説明する。
【0012】(実施例1)実施例1の発明を図1から図
6を参照して説明する。
【0013】図1は実施例1の発明の挟み込み検出装置
及び開閉装置の外観図で、車両として自動車のハッチバ
ックドア1に感圧センサ2a、2bを配設した構成を示
している。図2はハッチバックドア1への感圧センサ2
a、2bの配設場所を示した外観図で、図2(a)は車
外側からハッチバックドア1を見た状態を示し、図2
(b)は車内側からハッチバックドア1を見た状態を示
している。図2(a)、(b)のように、ハッチバック
ドア1の左右両サイドと下端の周縁部3に沿ってそれぞ
れ1本の感圧センサ2a、2bが配設されている。
【0014】図3は図1のA−A位置における断面構成
図である。図面上側が車内側、下側が車外側である。図
3(a)はハッチバックドア1が閉止した状態を示して
おり、ハッチバックドア1の周縁部3において支持手段
4を介して感圧センサ2a、2bが配設されている。5
はボディ、6はハッチバックドア1が閉止した際にボデ
ィ開口部7及びボディ5とハッチバックドア1との間を
シールするシール部である。
【0015】感圧センサ2bはハッチバックドア1が完
全に閉止した際にボディ5と接触しないようボディ5と
の間に所定の距離をおいて周縁部3に固定されている。
子供の指等の挟み込みを考慮するとこの距離は3mm〜
5mmとすることが好ましい。
【0016】図3(b)はハッチバックドア1が閉動作
時にハッチバックドア1とボディ開口部7との間に物体
Qが挿入され感圧センサ2bと接触した状態での図1の
A−A位置における断面構成図である。図3(c)はハ
ッチバックドア1が開動作時にハッチバックドア1近く
に物体Qが存在し、感圧センサ2aと物体Qが接触した
状態での図1のA−A位置における断面構成図である。
【0017】図4は感圧センサ2aの外観図である。図
4より、感圧センサ2aは弾性体8に可撓性のある圧電
センサ9を配設した構成から成っている。圧電センサ9
は圧電材としての複合圧電体層10と、複合圧電体層1
0を挟む電極としての中心電極11及び外側電極12と
を同心円状に積層して成形した同軸ケーブル状の構成を
備えており、感圧センサ2は全体として可撓性に優れた
構成を有している。
【0018】複合圧電体層10は例えば、圧電セラミッ
クス粉体と樹脂との混合物から構成されている。また、
中心電極11は通常の金属単線導線を用いてもよいが、
ここでは絶縁性高分子繊維13の周囲に金属コイル14
を巻いた電極を用いている。
【0019】外側電極12は高分子層の上に金属膜の接
着された帯状電極を用い、これを複合圧電体層10の周
囲に巻きつけた構成としている。尚、圧電センサ9を外
部環境の電気的雑音からシールドするために、外側電極
12は部分的に重なるようにして複合圧電体層10の周
囲に巻きつけることが好ましい。
【0020】弾性体8としては、物体の接触による押圧
時に圧電センサ9が変形しやすいよう圧電センサ9より
も柔軟性及び可撓性の良いゴム等の弾性材料が用いら
れ、車載部品として耐熱性、耐寒性を考慮して選定し、
具体的には−30℃〜85℃で可撓性の低下が少ないも
のを選定することが好ましい。このようなゴムとして、
例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM)、クロロプ
レンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、シリコンゴ
ム(Si)、熱可塑性エラストマー等を用いればよい。
また、弾性体8は、中空に成形され、挟み込まれた物体
による押圧により圧縮可能な緩衝部15を有している。
さらに、弾性体8の底部には支持手段4に固定支持する
ための溝部が形成されている。
【0021】感圧センサ2aをハッチバックドア1に取
付ける場合は、先ず、ハッチバックドア1の周縁部に沿
って取付けられるよう支持手段4を成形し、成形した支
持手段4に感圧センサ2aを固定する。そして、感圧セ
ンサ2aと支持手段4からなるセンサ部材をハッチバッ
クドア1の端部に固定する。固定方法は、例えば、支持
手段4に固定用の穴を形成してハッチバックドア1の端
部にビス止めすればよい。感圧センサ2bも同様にして
取り付ける。
【0022】感圧センサ2aとして、対向する複数の電
極からなる接点型の感圧スイッチを用いてハッチバック
ドア1に配設した場合、屈曲部があるとそこで電極同士
が接触して誤検出するが、圧電セン8サは接点が無く屈
曲部に配設しても誤検出しない。従って、本実施例1で
は、上述した構成により、ハッチバックドア1に図2に
示すような屈曲部Rがあっても感圧センサ2aを屈曲部
Rに沿って配設することが可能となった。
【0023】図5は実施例1の発明の接触検出装置及び
開閉装置のブロック図である。図5より、16は判定手
段、17は断線検出用の回路側抵抗体、18は圧電セン
サ8からの信号を導出するための信号導出用抵抗体、1
9は圧電センサ8からの出力信号から所定の周波数成分
のみを通過させる濾波部、20は濾波部19からの出力
信号に基づき物体の接触を判定する接触判定部、21は
圧電センサ8の断線異常を判定する異常判定部、22は
コネクタ、23はバッテリー、24はハッチバックドア
1を駆動する駆動手段、25は判定手段16の出力信号
に基づき駆動手段24を制御する制御手段、26は判定
手段16の判定結果を車室内のフロントパネル等で表示
する表示部である。駆動手段24は例えば電動モータを
用いる。27は圧電センサ8の端部において中心電極1
0と外側電極11との間に断線検出用の抵抗体として設
けられたセンサ側抵抗体である。
【0024】濾波部19は圧電センサ8の出力信号から
自動車の車体の振動等に起因する不要な信号を除去し、
物体の接触に特有な周波数成分を有した信号を抽出する
ような濾波特性を有する。濾波特性の決定には自動車の
車体の振動特性等を考慮して最適化すればよい。具体的
には、自動車のエンジンや走行による振動を除去するた
め約10Hz以下の信号成分を抽出するローパスフィル
タとすることが望ましい。
【0025】圧電センサ8と判定手段16とは直接接続
され、判定手段16はハッチバックドア1の上端に配設
または内蔵されている。外来の電気的ノイズを除去する
ため判定手段16はシールド部材で全体を覆って電気的
にシールドすることが好ましい。また、判定手段16の
入出力部に貫通コンデンサやEMIフィルタ等を付加し
て強電界対策を行ってもよい。上記のような判定手段1
6が感圧センサ2a、2bそれぞれに接続される。
【0026】次に作用について説明する。図3(b)に
示すように、ハッチバックドア1が閉動作時にハッチバ
ックドア1とボディ開口部7との間に物体Qが挿入され
物体Qが感圧センサ2bと接触すると、物体Qの押圧に
より感圧センサ2b内の圧電センサ8が変形する。
【0027】図6はこの際の濾波部19の出力信号V、
接触判定部20の判定出力J、駆動手段24への印加電
圧Vmを示す特性図である。図6において、縦軸は上か
ら順にV、J、Vm、横軸は時刻tである。時刻t1で
駆動手段24に+Vdの電圧を印加してハッチバックド
ア1を閉止方向に駆動させる。物体の接触が起こると圧
電センサ8からは圧電効果により圧電センサ8の変形の
加速度に応じた信号(図6のVで基準電位V0より大き
な信号成分)が出力される。接触判定部20はVのV0
からの振幅V−V0がD0以上ならば物体との接触が生
じたと判定し、時刻t0で判定出力としてLo→Hi→
Loのバルス信号を出力する。制御手段25ではこのパ
ルス信号があると駆動手段24への+Vdの電圧印加を
停止し、表示部26に物体との接触が生じたことを表示
させ、−Vdの電圧を一定時間印加してハッチバックド
ア1を開方向へ駆動させ、接触を解除する。接触判定さ
れると表示部26から警報を発生する構成としてもよ
い。尚、接触を解除する際、圧電センサ8からは変形が
復元する加速度に応じた信号(図6の基準電位V0より
小さな信号成分)が出力される。
【0028】尚、接触の際、VがV0より大となるか小
となるかは、圧電センサ8の屈曲方向や分極方向、電極
の割付け(どちらを基準電位とするか)、圧電センサ8
の支持方向により変わるため、接触判定部20でVのV
0からの振幅|V−V0|に基づき接触を判定する構成
としてもよく、VのV0に対する大小によらず接触判定
することができる。
【0029】尚、物体Qが接触した際、弾性体8が接触
したた物体による押圧により圧縮可能な緩衝部15を有
しているため、判定手段16が接触検出した後、ハッチ
バックドア1が反転するまでに緩衝部15が圧縮される
ので、物体Qに印加される接触荷重の増加を緩衝部15
が抑制し、挟まれた物体Qへのストレスや損傷を低減す
ることができる。また、緩衝部15がつぶれることによ
り圧電センサ8の変形度合いがより大きくなり、圧電セ
ンサ8からの出力信号が増大するので、接触検出し易く
なる。
【0030】次に、異常判定部21での断線判定の手順
を以下に示す。図5において、センサ側抵抗体27、回
路側抵抗体17、信号導出用抵抗体18の抵抗値をそれ
ぞれR1、R2、R3、P点の電圧をVp、電源23の
電圧をVsとする。R1、R2、R3は通常数メガ〜数
十メガオームの抵抗値が用いられる。圧電センサ8の電
極が正常の場合、VpはVsに対して、R2とR3の並
列抵抗とR1との分圧値となる。ここで、複合圧電体層
10の抵抗値は通常数百メガオーム以上であるのでR
2、R3の並列抵抗値にはほとんど寄与しないため上記
分圧値の算出には無視するものとする。圧電センサ8の
電極が断線すると等価的にはPa点またはPb点がオー
プンとなるので、VpはR2とR3の分圧値となる。電
極がショートすると等価的にはPa点とPb点がショー
トすることになるので、VpはVsに等しくなる。この
ように異常判定部21でVpの値に基づいて圧電センサ
8の電極の断線やショートといった異常を検出するの
で、信頼性を向上することができる。
【0031】上記作用により、感圧センサが可撓性のあ
る圧電センサを有しており、圧電センサに可撓性がある
ので、ハッチバックドアの周縁部のどんな形状にもフィ
ットして屈曲可能に配設できる、配設の自由度が向上す
る。
【0032】また、感圧センサが可撓性のある圧電セン
サを有したもので、感圧センサとして対向する複数の電
極からなる接点型の感圧スイッチを用いてハッチバック
ドアに配設した場合、屈曲部があるとそこで電極同士が
接触して誤検出するが、圧電センサは接点が無く屈曲部
に配設しても誤検出無く物体の接触を検出でき、信頼性
が向上するとともに、ハッチバックドアのデザイン面で
の自由度も向上する。
【0033】また、感圧センサは接触した物体による押
圧により圧縮可能な緩衝部を有したもので、接触検出し
てもハッチバックドアが反転するまでに緩衝部が圧縮さ
れるので物体に印加される接触時の荷重の増加を抑制す
ることができ、接触した物体Qへのストレスや損傷を低
減することができる。
【0034】さらに、感圧センサによる接触検出装置と
ハッチバックドアを駆動する駆動手段とを備え、判定手
段の出力信号に基づき物体の接触判定時には前記ハッチ
バックドアの駆動を停止するかまたは物体の接触を解除
するよう前記駆動手段を制御する制御手段を有したもの
で、接触判定時にはハッチバックドアの駆動を停止する
かまたは物体の接触を解除するので物体の不要な挟み込
みや損傷を防止することができる。
【0035】(実施例2)実施例2の発明を図7を参照
して説明する。図7は実施例2の発明の図1のA−A位
置に相当する位置における断面構成図である。図面上側
が車内側、下側が車外側である。実施例2が実施例1と
相違する点は、感圧センサ2cが車両のハッチバックド
ア1の周縁部3に配設されると共に車外側と車内側双方
へ伸びた突起部28a、28bを有した点にある。尚、
感圧センサ2cは実施例1と同様に可撓性のある圧電セ
ンサを有している。
【0036】上記構成により、ハッチバックドア1の開
閉動作時に物体が突起部28a、28bに接触すると、
突起部28a、28bが感圧センサ2cを押圧すること
により感圧センサ2cが変形するので、感圧センサ2c
からは変形の加速度に応じた出力信号が発生する。そし
て、判定手段16により物体の接触が検出される。
【0037】上記作用により、実施例1ではハッチバッ
クドア1の車内外に合わせて2つの感圧センサを配設し
た構成であったが、実施例2では1つの感圧センサから
車外側と車内側双方へと伸びた突起部に物体が接触して
感圧センサを押圧することにより物体の接触を検出する
ので、より合理化した構成でハッチバックドアの開閉双
方の動作時にハッチバックドアへの物体の接触を検出す
ることができる。
【0038】(実施例3)実施例3の発明を図8を参照
して説明する。図8は実施例3の発明の図1のA−A位
置に相当する位置における断面構成図である。図面上側
が車内側、下側が車外側である。実施例3が実施例1、
2と相違する点は、感圧センサ2dが車両のハッチバッ
クドア1の車内側の周縁部に配設されると共に周縁部を
超えて伸びた突起部28cを有した点にある。尚、感圧
センサ2dは実施例1と同様に可撓性のある圧電センサ
を有している。
【0039】上記構成により、ハッチバックドア1の閉
動作時には感圧センサ2dにより物体の接触を検出し、
ハッチバックドア1の開動作時には物体が突起部28c
に接触して感圧センサ2dを押圧することにより感圧セ
ンサ2dが変形するので、感圧センサ2dからは変形の
加速度に応じた出力信号が発生する。そして、判定手段
16により物体の接触が検出される。
【0040】上記作用により、実施例1ではハッチバッ
クドア1の車内外に合わせて2つの感圧センサを配設し
た構成であったが、実施例3では実施例2と同様に、よ
り合理化した構成でハッチバックドアの開閉双方の動作
時にハッチバックドアへの物体の接触を検出することが
できる。
【0041】尚、上記構成では、感圧センサが車両のハ
ッチバックドアの車内側の周縁部に配設されると共に周
縁部を超えて伸びた突起部を有した構成であったが、感
圧センサが車両のハッチバックドアの車外側の周縁部に
配設されると共に周縁部を超えて伸びた突起部を有する
構成としてもよく、同様な効果がある。
【0042】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
によれば、ハッチバックドアの開閉動作時に誤動作をす
ることがなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の発明の接触検出装置及び開閉装置の
外観図
【図2】(a)車外側からハッチバックドアを見た場合
の外観図 (b)車内側からハッチバックドアを見た場合の外観図
【図3】(a)ハッチバックドアが閉止した状態での図
1のA−A位置における構成図 (b)ハッチバックドアが閉動作時にハッチバックドア
とボディ開口部との間に物体Qが挿入され感圧センサと
接触した状態での図1のA−A位置における構成図 (c)ハッチバックドアが開動作時にハッチバックドア
近くに物体Qが存在し、感圧センサと物体Qが接触した
状態での図1のA−A位置における構成図
【図4】同装置の感圧センサの外観図
【図5】同装置のブロック図
【図6】同装置の濾波部からの出力信号V、接触判定部
の判定出力J、モータへの印加電圧Vmを示す特性図
【図7】実施例2の発明の接触検出装置及び開閉装置の
感圧センサの構成図(図1のA−A位置に相当する位
置)
【図8】実施例3の発明の接触検出装置及び開閉装置の
感圧センサの構成図(図1のA−A位置に相当する位
置)
【符号の説明】
1 ハッチバックドア 2a〜2d 感圧センサ 3 周縁部 8 圧電センサ 16 判定手段 24 駆動手段 25 制御手段 28a〜28c 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長井 彪 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 植田 茂樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 海老澤 満男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 杉森 透 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA05 EA09 EB01 EC01 GA02 GA08 GB06 GC01 HA01 KA12 2F051 AA01 AB08 AC07 BA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のハッチバックドアの車外側と車内
    側双方の周縁部に配設された感圧センサと、前記感圧セ
    ンサの出力信号に基づき前記ハッチバックドアへの物体
    の接触を検出する判定手段とを備えた接触検出装置。
  2. 【請求項2】 車両のハッチバックドアの周縁部に配設
    されると共に車外側と車内側双方へ伸びた突起部を有し
    た感圧センサと、前記感圧センサの出力信号に基づき前
    記ハッチバックドアへの物体の接触を検出する判定手段
    とを備えた接触検出装置。
  3. 【請求項3】 車両のハッチバックドアの車外側または
    車内側のいずれか一方の周縁部に配設されると共に前記
    周縁部を超えて伸びた突起部を有した感圧センサと、前
    記感圧センサの出力信号に基づき前記ハッチバックドア
    への物体の接触を検出する判定手段とを備えた接触検出
    装置。
  4. 【請求項4】 感圧センサは可撓性のある圧電センサを
    有した請求項1乃至3のいずれか1項記載の接触検出装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載の接
    触検出装置と、ハッチバックドアを駆動する駆動手段と
    を備え、判定手段の出力信号に基づき物体の接触判定時
    には前記ハッチバックドアの駆動を停止するかまたは物
    体の接触を解除するよう前記駆動手段を制御する制御手
    段を有した開閉装置。
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JP2006258693A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Aisin Seiki Co Ltd 荷重検知装置
CN103017963A (zh) * 2012-12-08 2013-04-03 芜湖市顺昌汽车配件有限公司 汽车后背门开闭力值测量装置
JP2013530398A (ja) * 2010-06-15 2013-07-25 アイト ベスローテンヴェンノーツハップ 少なくとも1つの人間の指の表面上での存在を検出する検出装置、及び機械、装置(特に携帯装置)又はシステムのユーザインターフェース内において当該検出装置を使用する方法
JP2015045122A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 富士重工業株式会社 車両用開閉扉の物体検出装置

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