JP2003213351A - 高熱伝導性複合材料及びその製造方法 - Google Patents

高熱伝導性複合材料及びその製造方法

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一久 菖蒲
Mitsuru Sakamoto
満 坂本
Tatsuo Tawara
竜夫 田原
Hisatoshi Hirai
寿敏 平井
Tomio Sato
富雄 佐藤
Akira Kitahara
晃 北原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器のヒートシンクやパッケージに最適
な、低熱膨張係数(4.5〜10×10−6/K)で高
熱伝導率(≧200W/mK)を具備したSiC−Cu
系高熱伝導性複合材料を、低コストで提供する。 【解決手段】 この複合材料は、SiC相を体積割合で
20〜75%有し、残部が主にCuにより構成され、両
者の界面に、反応防止層を有する構造を持つ。反応防止
層は、炭素、あるいはCr、Nb、Ta、Wの中から選
ばれる少なくとも一種の元素の炭化物からなる0.01
〜10ミクロンの薄膜により形成される。この複合材料
は、あらかじめSiC粉体の表面に上記反応防止層を形
成し、その後、Cu粉末と混合の後、高温下で加圧焼結
して得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、半導体
デバイス等のヒートシンク材料及びパッケージ材料とし
て最適な、低熱膨張性でかつ高い熱伝導性を有するSi
C−Cu系複合材料及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の高集積化、高速化に伴い、
素子からの発熱量は増加している。素子の温度上昇は誤
作動や故障の原因ともなるので、放熱技術の開発には多
くの努力が費やされており、材料の面でも各種の高い熱
伝導性を有する材料の開発が進められてきた。しかし、
近年の熱放散材に対する要求はますます高まっており、
場合によっては250W/mKを越える高い熱伝導率が
要求されるなど、新しい材料の開発が求められている状
況にある。
【0003】このような材料は、他のデバイスと接合さ
れた状態で使われるので、熱伝導率が高いのみならず、
熱膨張により接合面で破断しないように、半導体素子や
パッケージと同程度の熱膨張係数を有するものでなけれ
ばならない。特に、半導体素子に使われるシリコンやG
aAsの熱膨張係数は、それぞれ、4.2×10−6
K、6.5×10−6/Kであり、またパッケージ材料
として良く用いられるAlの熱膨張係数は6.5
×10−6/Kであるので、当該材料は同程度の低い熱
膨張係数をも具備していなければならない。
【0004】従来、このような低熱膨張で高熱伝導が要
求される部位に良く用いられる材料に、W−Cu複合材
料がある。この系では、W及びCuのそれぞれが高い熱
伝導率を有し、またWは低い熱膨張係数(4.5×10
−6/K)を有し、しかも両者の反応、あるいは相互固
溶は非常に少ないので、Wの含有量が高い組成で低い熱
膨張係数と高熱伝導率を具備する複合材料を得ることが
できる。しかし、熱伝導率は高々200W/mK程度で
あり、前述の要求特性を満たし得ない。
【0005】一方、近年、このような非常に高い熱伝導
率を有する材料として注目されている材料に、炭素繊維
−Cu複合材料がある。特に黒鉛化した高弾性炭素繊維
は、繊維方向の熱伝導率が非常に高く、1000W/m
Kを越えるといわれている。また、繊維方向では熱膨張
係数も非常に小さい。しかし、横方向の熱伝導率は非常
に低く、かつ、熱膨張係数も非常に大きいという欠点を
有する。このように特性に異方性があるので、例えば薄
板のヒートシンクを考えると、通常、厚み方向への高い
熱伝導と横方向の低い熱膨張が要求されるが、炭素繊維
では繊維方向にのみ両者が満たされるので、3次元織り
などの工夫が必要となる。この多次元織り炭素繊維材料
はポーラスであるので、それにCuをその融点以上の温
度で加圧溶浸することによって、緻密な炭素繊維−Cu
複合材料を得ることができる。このようにして300W
/mKに近い熱伝導率と7×10−6/K程度の低い熱
膨張係数を等方的に兼ね備えた材料が得られることが報
告されている。しかし、当該材料は製造コストが非常に
高くなることは明らかである。
【0006】他方、近年利用が進んでいる材料に、Si
C−Al複合材料(例えば、特開平02−236244
号、特開平10−231175号)がある。同材料は、
低密度で低製造コストという大きな特徴を有し、かつ熱
伝導率も比較的に高く、熱膨張係数も低いが、その構成
要素のSiCとAlの熱伝導率が高々250W/mK程
度であるので、200W/mK以上の複合材料を得るの
は容易ではない。
【0007】このようなことからSiCと熱伝導率の高
いCuを組み合わせた複合材料が提案されている(例え
ば、特開平08−279569号)。しかし、SiCと
Cuはその製造時に反応し、Cuのケイ化物と炭素を生
じ、それによって熱伝導率は大幅に減じる。そのため、
例えば米国特許第6,110,577号においては、製
造に必要な温度をなるべく低温で、かつ速やかに複合化
を行い、反応を少なめにする製造方法、並びにそれによ
り得られたSiC−Cu系複合材料が提案されている。
しかしながら、極少量でもCu中にSiが固溶すると、
熱伝導率が大幅に低下するため、同材料は構成要素のそ
もそもの高い熱伝導率を発揮し得ないものである。
【0008】このように、従来の材料は、近年の半導体
デバイス、電子機器の高速化、大規模化に対応できる低
い熱膨張係数と高い熱伝導率を低コストで提供できるも
のでないため、新しい材料の出現が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の要求
を充たすためになされたものであり、従って、本発明の
目的は、高熱伝導性と低熱膨張係数を具備し、電子機器
や半導体デバイス用熱放散材料として適した低コストの
高熱伝導性複合材料を提供することにある。より具体的
には、本発明の目的は、既存パッケージ材料等に対応し
た低熱膨張係数(4.5〜10×10−6/K)を有
し、かつ高い熱伝導率(≧200W/mK)を具備した
複合材料を提供することにある。本発明の別の具体的な
目的は、SiC−Cu系複合材料における上記反応の問
題を解決し、低熱膨張係数、高熱伝導率の複合材料を低
コストに提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、SiC−
Cu系複合材料の上述した問題について鋭意検討を重ね
た結果、次の技術的事項を見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、熱伝導率は散乱因子の量に大き
く依存するので、高熱伝導率を得るためには、SiCと
Cu間の反応を抑えるのみならず、各相の純度を極力高
く保つ必要がある。従って、製造時におけるSiCとC
uの反応を防止するための手段について考慮する必要が
ある。そして、当該手段について検討した結果、SiC
とCuの界面に薄い反応防止層を有する構造を複合材料
に持たせるのが有効であり、しかも、当該反応防止層を
構成する物質としては、SiC及びCuと反応せず、か
つ、両相への固溶量も少ない元素あるいは化合物を選択
しなければならず、これについて詳細な検討を進めた結
果、上記物質として、炭素、あるいはCr、Nb、T
a、Wの中から選ばれる少なくとも一種の元素の炭化物
が優れており、これによって、高熱伝導率化を達成し得
ることを見出した。なお、Reも有効であるが、価格が
高い点に問題を有する。
【0012】一方、熱膨張係数については、低熱膨張の
SiCとCuの混合割合を調整することで、所期の低熱
膨張係数(4.5〜10×10−6/K)を達成するこ
とができる。
【0013】このような知見に基づいて得られた本発明
の高熱伝導性複合材料は、SiC及びCuと反応せず、
かつ、両相への固溶量も少ない元素あるいは化合物の薄
い反応防止層を表面に有するSiC粉体を、体積割合で
20〜75%含み、残部がCu粉末から成る混合粉末を
加圧焼結して得られる焼結体によって構成される。本発
明の好ましい実施形態においては、上記反応防止層とし
て、炭素、あるいはCr、Nb、Ta、Wの中から選ば
れる少なくとも一種の元素の炭化物からなる0.01〜
10ミクロンの薄膜が形成される。また、上記高熱伝導
性複合材料は、熱膨張係数が4.5〜10×10−6
Kで、熱伝導率が200W/mK以上であることが望ま
れる。
【0014】一方、上記目的を達成するための本発明の
高熱伝導性複合材料の製造方法は、SiC粉体の表面
に、SiC及びCuと反応せず、かつ、両相への固溶量
も少ない元素あるいは化合物の薄い反応防止層をコーテ
ィングしたうえで、Cu粉末と混合して混合粉末とし、
該混合粉末を400℃〜1000℃の温度で加圧焼結す
ることを特徴とするものである。上記製造方法の好まし
い実施形態においては、上記混合粉末を、反応防止層を
コーティングしたSiC粉体が体積割合で20〜75
%、残部がCu粉末になる割合で混合したものとするの
が望ましい。
【0015】上記構成を有する高熱伝導性複合材料及び
その製造方法によれば、既存パッケージ材料等に対応し
た低熱膨張係数(4.5〜10×10−6/K)と高熱
伝導性(≧200W/mK)とを具備し、電子機器や半
導体デバイス用熱放散材料として適した複合材料を低コ
ストで得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るSiC−Cu系の高
熱伝導性複合材料は、SiC粉体へ反応防止層をコーテ
ィングし、Cu粉体との混合の後、加圧焼結という過程
を経て製造されるものである。
【0017】上記SiC粉体は、市販のSiC原料粉末
を用いることができる。ただし、高熱伝導率を得るため
には、なるべく高純度で結晶性の良いSiC粉末を用い
るべきである。
【0018】次に、SiC粉体の全表面に反応防止層を
コーティングする。反応防止層としては、炭素、あるい
はCr、Nb、Ta、Wの中から選ばれる少なくとも一
種の元素の炭化物が適している。反応防止層として炭素
を用いる場合は、メタンなどの熱分解による方法が容易
である。すなわち、SiC粉体をメタン気流中に置き、
1400℃程度に加熱すると、1時間ほどで1ミクロン
程度の薄い炭素が均一にコーティングできる。この場
合、SiC粉体を流動層とする方がよい。
【0019】炭素の薄膜コーティングは、フェノール樹
脂などの熱分解に依っても良い。例えば、フェノール樹
脂をアルコールに溶解し、それにSiC粉体を混合し、
噴霧乾燥する。得られた粉体を不活性雰囲気中、500
℃程度で炭素化することで、緻密に薄膜コーティングさ
れたSiC粉体を得ることができる。薄膜の膜厚につい
ては10ミクロン程度以下に抑えた方が良い。これは、
当該コーティング層は一般に熱伝導率が低いので、反応
防止のために必要な最低限の厚みとした方が良いからで
ある。下限については理論的には0.01ミクロン程度
有れば十分であるが、作成の容易さと膜厚の均一性の問
題から、実際上必要な膜厚は0.1〜3ミクロン程度と
考えられる。
【0020】一方、上記炭化物のコーティングは、通常
のCVD(気相反応)法を用いることができる。例え
ば、Cr等の金属塩化物の蒸気と炭化水素の気相反応に
より、炭化物の薄膜を生成することができる。
【0021】Cr炭化物については、別のコーティング
法として、前述の炭素薄膜コーティングを施したSiC
粉体を、高温のCr蒸気中に置き、クロム炭化物を生成
させる方法もある。Crの蒸気圧は1300℃程度から
1500℃程度で十分高いので、短時間で炭化物を形成
させることが可能である。
【0022】次に、このようにして得られた反応防止層
をコーティングしたSiC粉体とCuの粉末を、SiC
粉体が体積割合で20〜75%、残部がCu粉末となる
ような割合で混合する。この混合割合は、低熱膨張係数
と高熱伝導率を得るために有効なものであり、SiC粉
体が体積割合で20%以下である場合には、熱膨張係数
を10×10−6/K以下とすることができず、またそ
の体積割合が75%を超えると高い熱伝導率を得ること
が困難となる。混合は、従来から一般的に利用されてい
る各種の乾式、湿式混合法が利用できる。
【0023】このようにして得られた混合粉末を、黒鉛
型などに充填の後、真空、あるいは不活性雰囲気下で加
圧焼結して焼結体にする。焼結温度は400〜1000
℃がよい。高温では必要な加圧圧力は数MPa程度以上
であるが、低温では高くする必要がある。なお、反応防
止層として炭素膜を用い、例えば、Crを0.3原子%
以下添加固溶したCu粉末を利用することで、焼結時、
炭素とCrの拡散反応で炭化物とし、界面強度を改善さ
せ、良好な接合を得ることができる。この場合、膜厚に
も依存するが、界面には、C及びクロム炭化物により構
成される反応防止層ができる。
【0024】
【発明の効果】このようにして得られる本発明の複合材
料は、低熱膨張係数、高熱伝導率を有し、電子機器や半
導体デバイスにおけるヒートシンク材料やパッケージ材
料として最適なものであり、しかも、上記本発明の方法
によれば、比較的低コストで製造することができる。
【0025】
【実施例】次に、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの例によって何ら限定されるも
のではない。
【0026】[実施例1]平均粒径40ミクロンのSi
C粉末を電気炉中に設置し、5kPaの減圧メタン気流
中で、1400℃において1時間保持し、反応防止層と
しての炭素のコーティングを行った。コーティングは1
ミクロン程の厚みで、粉末は一様にコーティングされて
いた。
【0027】この炭素をコーティングしたSiC粉末
と、平均粒径30ミクロンのCu粉末を体積割合で6
0:40に、ボールミルを用いて乾式混合し、混合粉末
を得た。得られた混合粉末を黒鉛型内に充填し、4MP
aの一軸加圧下で、800℃で加圧焼結し、その焼結体
として高熱伝導性複合材料を得た。得られた複合材料
は、SiCを60体積%程度含み、残部がマトリックス
としての40体積%程度のCuよりなり、両者の界面は
一様な厚みの炭素薄膜を有する構造を持っていた。両相
の元素分析の結果、SiCとCuの間の反応は炭素薄膜
コーティングにより効果的に防止されていることがわか
った。そして、レーザーフラッシュ法による熱伝導率の
測定を行った結果、200W/mK以上の高い熱伝導率
を有することがわかった。また、室温から500℃まで
の熱膨張を測定した結果、6×10−6/K程度の低い
熱膨張係数を有することがわかった。
【0028】[比較例1]炭素をコーティングしていな
いSiC粉末を用いて、実施例1と同様な方法で、複合
材料を得た。得られた複合材料では、SiCとCuの反
応が顕著に起こっており、測定された熱伝導率も100
W/mK以下の低いものであった。
【0029】[実施例2]フェノール樹脂20gを10
0ccのエチルアルコールに溶解し、それに平均粒径4
0ミクロンのSiC粉末を100g添加してスラリーを
調製した。得られたスラリーを噴霧乾燥し、樹脂でコー
ティングされたSiC粉末を得た。次に、黒鉛るつぼに
同粉末を充填し、アルゴン中、1000℃まで1時間か
けて昇温し、フェノール樹脂を炭素化した。得られたS
iC粉末は、1ミクロン程の炭素により一様にコーティ
ングされていた。
【0030】次に、Cr粉末を1g充填したアルミナる
つぼと、炭素コーティングしたSiC粉末を充填した黒
鉛型を炉内に並べて設置し、1500℃において、30
分加熱した。その結果、炭素コーティングしたSiC粉
末の表面層は炭化クロムに変化していた。
【0031】このようにして得られた粉末14gと、平
均粒径30ミクロンのCu粉末26gを、ボールミルを
用いてよく混合した。この混合粉末2gを黒鉛型に充填
し、1気圧のアルゴン中、5MPaの一軸加圧下で80
0℃において20分間加圧焼結し、その焼結体として高
熱伝導性複合材料を得た。
【0032】得られた複合材料は、SiC相と残部がC
uよりなり、両者の界面は炭素とCrより構成さ
れる構造を持つものであった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 9/10 C22C 9/10 29/06 29/06 Z 32/00 32/00 B (72)発明者 田原 竜夫 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 (72)発明者 平井 寿敏 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 (72)発明者 佐藤 富雄 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 (72)発明者 北原 晃 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 独 立行政法人産業技術総合研究所九州センタ ー内 Fターム(参考) 4K018 AA04 AB02 AD05 BA02 BA11 BC25 BC26 BC28 EA02 KA32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SiC及びCuと反応せず、かつ、両相へ
    の固溶量も少ない元素あるいは化合物の薄い反応防止層
    を表面に有するSiC粉体を、体積割合で20〜75%
    含み、残部がCu粉末から成る混合粉末を加圧焼結して
    得られる焼結体で構成した高熱伝導性複合材料。
  2. 【請求項2】上記反応防止層を、炭素、あるいはCr、
    Nb、Ta、Wの中から選ばれる少なくとも一種の元素
    の炭化物からなる0.01〜10ミクロンの薄膜により
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の高熱伝導性
    複合材料。
  3. 【請求項3】熱膨張係数が4.5〜10×10−6/K
    で、熱伝導率が200W/mK以上である請求項1また
    は2に記載の高熱伝導性複合材料。
  4. 【請求項4】SiC粉体の表面に、SiC及びCuと反
    応せず、かつ、両相への固溶量も少ない元素あるいは化
    合物の薄い反応防止層をコーティングしたうえで、Cu
    粉末と混合して混合粉末とし、該混合粉末を400℃〜
    1000℃の温度で加圧焼結することを特徴とする高熱
    伝導性複合材料の製造方法。
  5. 【請求項5】上記混合粉末を、反応防止層をコーティン
    グしたSiC粉体が体積割合で20〜75%、残部がC
    u粉末になる割合で混合することを特徴とする請求項4
    に記載の高熱伝導性複合材料の製造方法。
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