JP2003212872A - 新規クロマン誘導体及びその医薬用途 - Google Patents

新規クロマン誘導体及びその医薬用途

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JP2003212872A
JP2003212872A JP2002014450A JP2002014450A JP2003212872A JP 2003212872 A JP2003212872 A JP 2003212872A JP 2002014450 A JP2002014450 A JP 2002014450A JP 2002014450 A JP2002014450 A JP 2002014450A JP 2003212872 A JP2003212872 A JP 2003212872A
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Japan
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JP2002014450A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Isobe
義明 磯部
Masanori Tobe
雅則 戸辺
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Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々のアレルギー性疾患、特にはIV型アレル
ギー反応が関与する疾患の治療に有用な新規な化合物及
びこれを有効成分とするアレルギー性疾患治療薬を提供
すること。 【解決手段】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基及び炭
素数7〜10のアラルキル基から選ばれる基を示し、R2、R
3、R4及びR5はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアル
キル基を示し、Xは水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数7〜10のアラルキル基、炭素数1〜18のアシ
ル基及び炭素数2〜19のアルコキシカルボニル基から選
ばれる基を示し、YはCO、CS及びCH2から選ばれる基を示
し、Arは電子吸引性の置換基で置換されたフェニル基、
置換又は無置換のヘテロアリール基、置換又は無置換の
多環性芳香族基、及び水素以外の原子を合計6個以上有
する置換基で置換されたフェニル基から選ばれる基を示
す。)で示されるクロマン誘導体又はそれらの薬学的に
許容される塩及び前記クロマン誘導体又はそれらの薬学
的に許容される塩を有効成分とする、特にはIV型アレル
ギー反応が関与するアレルギー性疾患の治療薬。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規クロマン誘導
体又はそれらの薬学的に許容される塩、及びこれらを有
効成分とするアレルギー性疾患治療薬に関する。
【0002】
【従来の技術】アレルギー性疾患を引き起こすアレルギ
ー反応は、主にI型からIV型に分類されており、アトピ
ー性皮膚炎、接触性皮膚炎、慢性気管支喘息、乾癬、移
植片対宿主病等はIV型の関与が大きいといわれている。
これらの疾患に対する抗ヒスタミン剤や化学伝達物質遊
離抑制剤の有効性は限られており、ステロイド剤による
治療が行われている。更に、臓器移植後の拒否反応抑制
や移植片対宿主病治療にはシクロスポリンやタクロリム
ス等の免疫抑制剤が有効であり、これらの薬剤の皮膚炎
治療への適用も拡大されつつある(Lancet, 339, 1120
(1992); J. Invest. Dermatol., 98, 851 (1992))。し
かしながら、ステロイド剤は感染症、副腎萎縮、骨粗鬆
症、糖尿病、小児の成長障害等の副作用が問題となって
おり、免疫抑制剤のシクロスポリンやタクロリムスもそ
の免疫抑制作用に由来する副作用、例えば感染症、糖尿
病等の発現が懸念される。
【0003】本出願人は、先にIV型アレルギー反応を抑
制するウラシル誘導体(特開平8-109171号公報)やヒド
ロキノン誘導体(特許第3093170号)を提案している
が、より有効なアレルギー性疾患治療薬、特にはIV型ア
レルギー反応が関与する疾患の治療薬の開発はなおも求
められている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記状況に鑑み、本発
明の目的は、種々のアレルギー性疾患、特にはIV型アレ
ルギー反応が関与する疾患の治療に有用な新規な化合物
及びこれを有効成分とするアレルギー性疾患治療薬を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる背景から、本発明
者らは、種々のアレルギー性疾患、特にはIV型アレルギ
ー反応が関与する疾患のより有効な治療薬を開発すべく
特許第3093170号明細書記載のヒドロキノン誘導体をも
とにウラシル骨格の1位に結合したアリール基に関し特
に鋭意検討した結果、前記アリール基が1)π電子吸引
性置換基で置換されたフェニル基、又はヘテロアリール
基となって低いπ電子密度を有する、又は2)多環性芳
香族基、又は水素以外の原子を合計6個以上有する置換
基で置換されたフェニル基となって嵩高いといった特徴
を有する下記のクロマン誘導体の有効性が顕著に増大
し、IV型アレルギー反応を顕著に抑制することを見いだ
し、本発明を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明は、以下の発明を包含する。
【0007】(1)一般式(I):
【化2】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基及び炭
素数7〜10のアラルキル基から選ばれる基を示し、R2、R
3、R4及びR5はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアル
キル基を示し、Xは水素原子、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数7〜10のアラルキル基、炭素数1〜18のアシ
ル基及び炭素数2〜19のアルコキシカルボニル基から選
ばれる基を示し、YはCO、CS及びCH2から選ばれる基を示
し、Arは電子吸引性の置換基で置換されたフェニル基、
置換又は無置換のヘテロアリール基、置換又は無置換の
多環性芳香族基、及び水素以外の原子を合計6個以上有
する置換基で置換されたフェニル基から選ばれる基を示
す。)で示されるクロマン誘導体又はそれらの薬学的に
許容される塩。
【0008】(2)一般式(I)において、Arが電子吸
引性の置換基で置換されたフェニル基、又は置換又は無
置換のヘテロアリール基である前記(1)に記載のクロ
マン誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。 (3)一般式(I)において、Arが置換又は無置換の多
環性芳香族基、又は水素以外の原子を合計6個以上有す
る置換基で置換されたフェニル基である前記(1)に記
載のクロマン誘導体又はそれらの薬学的に許容される
塩。 (4)一般式(I)において、Arが電子吸引性の置換基
で置換されたフェニル基である前記(1)に記載のクロ
マン誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。 (5)一般式(I)において、Arが置換又は無置換のヘ
テロアリール基である前記(1)に記載のクロマン誘導
体又はそれらの薬学的に許容される塩。
【0009】(6)一般式(I)において、Arが置換又
は無置換の多環性芳香族基である前記(1)に記載のク
ロマン誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。 (7)一般式(I)において、Arが水素以外の原子を合
計6個以上有する置換基で置換されたフェニル基である
前記(1)に記載のクロマン誘導体又はそれらの薬学的
に許容される塩。 (8)一般式(I)において、R2、R3、R4及びR5がそれ
ぞれメチル基である前記(1)〜(7)のいずれかに記
載のクロマン誘導体又はそれらの薬学的に許容される
塩。 (9)一般式(I)において、Xが水素原子である前記
(1)〜(8)のいずれかに記載のクロマン誘導体又は
それらの薬学的に許容される塩。 (10)前記(1)〜(9)のいずれかに記載のクロマ
ン誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有効成分
として含有するアレルギー性疾患治療薬。
【0010】一般式(I)で示されるクロマン誘導体は
クロマン環の2位に不斉炭素を有するが、R体、S体あ
るいはラセミ体のいずれであっても同様な有用性を示
す。
【0011】また、前記1)の特徴はウラシル環とArで
示されるアリール基のπ電子共役を小さくすることによ
って、前記2)の特徴はウラシル環とArで示されるアリ
ール基の立体障害を生ずることによって、ともにウラシ
ル環とArで示されるアリール基が平面に近いコンフォー
メーションをとることを妨げる方向に働くという共通の
概念に基づくものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の化合物を更に詳細に説明
すると、R1で示される炭素数1〜4のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基(1-プロピル
基)、イソプロピル基(2-プロピル基)、ブチル基
(1-ブチル基)、sec-ブチル基(2-ブチル基)、イソ
ブチル基(2-メチル-1-プロピル基)、t-ブチル基
(2-メチル-2-プロピル基)を挙げることができる。
またR1で示される炭素数7〜10のアラルキル基として
は、ベンジル基、1-フェニルエチル基、2-フェニルエ
チル基、1-フェニルプロピル基、2-フェニルプロピル
基(2-フェニル-1-プロピル基)、α,α−ジメチル
ベンジル基(2-フェニル-2-プロピル基)、3-フェニ
ルプロピル基、2-メチルベンジル基、3-メチルベンジ
ル基、4-メチルベンジル基などを挙げることができ
る。好ましいR1として水素原子、メチル基、エチル基、
プロピル基(1-プロピル基)、ベンジル基を挙げるこ
とができ、中でも水素原子、メチル基、エチル基が特に
好ましい。
【0013】R2、R3、R4又はR5で示される炭素数1〜4の
アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基
(1-プロピル基)、イソプロピル基(2-プロピル
基)、ブチル基(1-ブチル基)、sec-ブチル基(2-ブ
チル基)、イソブチル基(2-メチル-1-プロピル
基)、t-ブチル基(2-メチル-2-プロピル基)を挙げ
ることができる。好ましいR2、R3、R4及びR5として水素
原子、メチル基、エチル基を挙げることができ、中でも
メチル基が原料となる6-ヒドロキシ-2,5,7,8-
テトラメチルクロマン-2-カルボン酸が市販されている
ため、製造上特に好ましい。
【0014】Xで示される炭素数1〜4のアルキル基とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基(1-プロピル
基)、イソプロピル基(2-プロピル基)、ブチル基
(1-ブチル基)、sec-ブチル基(2-ブチル基)、イソ
ブチル基(2-メチル-1-プロピル基)、t-ブチル基
(2-メチル-2-プロピル基)を挙げることができる。
またXで示される炭素数7〜10のアラルキル基としては、
ベンジル基、1-フェニルエチル基、2-フェニルエチル
基、1-フェニルプロピル基、2-フェニルプロピル基
(2-フェニル-1-プロピル基)、α,α−ジメチルベ
ンジル基(2-フェニル-2-プロピル基)、3-フェニル
プロピル基、2-メチルベンジル基、3-メチルベンジル
基、4-メチルベンジル基などを挙げることができる。
またXで示される炭素数1〜18のアシル基としては、ホ
ルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル
基、2-メチルプロパノイル基、ペンタノイル基、2-メ
チルブタノイル基、3-メチルブタノイル基、ヘキサノ
イル基、2-メチルペンタノイル基、3-メチルペンタノ
イル基、4-メチルペンタノイル基、2-エチルブタノイ
ル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、ノナノイル
基、デカノイル基、ウンデカノイル基、ドデカノイル
基、トリデカノイル基、テトラデカノイル基、ペンタデ
カノイル基、ヘキサデカノイル基、ヘプタデカノイル
基、オクタデカノイル基などのアルカノイル基;ベンゾ
イル基、アニソイル基、フェニルアセチル基、フェニル
プロパノイル基などの芳香環を含むアシル基などを挙げ
ることができる。またXで示される炭素数2〜19のアルコ
キシカルボニル基としては、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプ
ロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、sec-ブ
トキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、t-ブ
トキシカルボニル基、ペンチルオキシカルボニル基、ヘ
キシルオキシカルボニル基、ヘプチルオキシカルボニル
基、オクチルオキシカルボニル基、ノニルオキシカルボ
ニル基、デシルオキシカルボニル基、ウンデシルオキシ
カルボニル基、ドデシルオキシカルボニル基、トリデシ
ルオキシカルボニル基、テトラデシルオキシカルボニル
基、ペンタデシルオキシカルボニル基、ヘキサデシルオ
キシカルボニル基、ペンタデシルオキシカルボニル基、
オクタデシルオキシカルボニル基などを挙げることがで
きる。好ましいXとして水素原子、メチル基、エチル
基、ベンジル基、ホルミル基、アセチル基、プロパノイ
ル基、ブタノイル基、2-メチルプロパノイル基、メト
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシ
カルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシ
カルボニル基、sec-ブトキシカルボニル基、イソブトキ
シカルボニル基、t-ブトキシカルボニル基を挙げること
ができ、その中でも水素原子、アセチル基、プロパノイ
ル基、ブタノイル基、2-メチルプロパノイル基、メト
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシ
カルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、t-ブトキ
シカルボニル基が特に好ましい。
【0015】またArで示される電子吸引性の置換基で置
換されたフェニル基における電子吸引性の置換基として
は、例えばカルボキシル基、カルバモイル基、ジ(C
1-4アルキル)カルバモイル基(例えば、ジメチルカル
バモイル基)、C2-19アルコキシカルボニル基(例え
ば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基)、
1-18アシル基(例えば、アセチル基、ベンゾイル
基)、シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基、ト
リフルオロメトキシ基を挙げることができる。また、こ
れらの電子吸引性の置換基で置換されたフェニル基とし
ては、2-カルボキシフェニル基、3-カルボキシフェニ
ル基、4-カルボキシフェニル基、2-カルバモイルフェ
ニル基、3-カルバモイルフェニル基、4-カルバモイル
フェニル基、2-メトキシカルボニルフェニル基、3-メ
トキシカルボニルフェニル基、4-メトキシカルボニル
フェニル基、2-エトキシカルボニルフェニル基、3-エ
トキシカルボニルフェニル基、4-エトキシカルボニル
フェニル基、2-N,N-ジメチルカルバモイルフェニル
基、3-N,N-ジメチルカルバモイルフェニル基、4-
N,N-ジメチルカルバモイルフェニル基、2-アセチル
フェニル基、3-アセチルフェニル基、4-アセチルフェ
ニル基、2-ベンゾイルフェニル基、3-ベンゾイルフェ
ニル基、4-ベンゾイルフェニル基、2-シアノフェニル
基、3-シアノフェニル基、4-シアノフェニル基、2-
ニトロフェニル基、3-ニトロフェニル基、4-ニトロフ
ェニル基、2-トリフルオロメチルフェニル基、3-トリ
フルオロメチルフェニル基、4-トリフルオロメチルフ
ェニル基、2-トリフルオロメトキシフェニル基、3-ト
リフルオロメトキシフェニル基、4-トリフルオロメト
キシフェニル基などを挙げることができる。好ましい電
子吸引性の置換基で置換されたフェニル基としては、2
-カルボキシフェニル基、3-カルボキシフェニル基、4
-カルボキシフェニル基、2-カルバモイルフェニル基、
3-カルバモイルフェニル基、4-カルバモイルフェニル
基、2-エトキシカルボニルフェニル基、3-エトキシカ
ルボニルフェニル基、4-エトキシカルボニルフェニル
基、2-アセチルフェニル基、3-アセチルフェニル基、
4-アセチルフェニル基、2-シアノフェニル基、3-シ
アノフェニル基、4-シアノフェニル基、2-トリフルオ
ロメチルフェニル基、3-トリフルオロメチルフェニル
基、4-トリフルオロメチルフェニル基を挙げることが
でき、中でも3-カルボキシフェニル基、3-カルバモイ
ルフェニル基、4-カルバモイルフェニル基、3-エトキ
シカルボニルフェニル基、4-エトキシカルボニルフェ
ニル基、3-アセチルフェニル基、4-アセチルフェニル
基、2-シアノフェニル基、3-シアノフェニル基、4-
シアノフェニル基、2-トリフルオロメチルフェニル
基、3-トリフルオロメチルフェニル基、4-トリフルオ
ロメチルフェニル基が特に好ましい。
【0016】またArで示される置換又は無置換のヘテロ
アリール基としては、2-ピリジル基、3-ピリジル基、
4-ピリジル基、3-ピリダジニル基、4-ピリダジニル
基、2-ピリミジニル基、4-ピリミジニル基、5-ピリ
ミジニル基、ピラジニル基、2-フリル基、3-フリル
基、2-チエニル基、3-チエニル基、2-ピロリル基、
3-ピロリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、オキ
サゾリル基、2-メチル-3-ピリジル基、6-メチル-3-
ピリジル基、2-クロロ-3-ピリジル基、6-クロロ-3-
ピリジル基、2-メトキシ-3-ピリジル基、6-メトキシ
-3-ピリジル基、2,6-ジクロロ-3-ピリジル基、
2,6-ジメトキシ-3-ピリジル基などを挙げることが
できる。好ましい置換又は無置換のヘテロアリール基と
して2-ピリジル基、3-ピリジル基、4-ピリジル基、
5-ピリミジニル基、2-メチル-3-ピリジル基、6-メ
チル-3-ピリジル基、2-クロロ-3-ピリジル基、6-ク
ロロ-3-ピリジル基、2-メトキシ-3-ピリジル基、6-
メトキシ-3-ピリジル基、2,6-ジクロロ-3-ピリジ
ル基、2,6-ジメトキシ-3-ピリジル基を挙げること
ができ、中でも3-ピリジル基、4-ピリジル基、2-ク
ロロ-3-ピリジル基、6-クロロ-3-ピリジル基、2-メ
トキシ-3-ピリジル基、6-メトキシ-3-ピリジル基、
2,6-ジクロロ-3-ピリジル基、2,6-ジメトキシ-
3-ピリジル基が特に好ましい。
【0017】Arで示される置換又は無置換の多環性芳香
族基としては、1-ナフチル基、2-ナフチル基、4-イ
ンダニル基、5-インダニル基、5-テトラヒドロナフチ
ル基、6-テトラヒドロナフチル基、キノリル基、イソ
キノリル基、シンノリニル基、キナゾリニル基、キノキ
サリニル基、ナフチリジニル基、フタラジニル基、イン
ドリル基、イソインドリル基、ベンゾフリル基、ベンゾ
チエニル基、インダゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、
ベンゾチアゾリル基、2,3-メチレンジオキシフェニ
ル基、3,4-メチレンジオキシフェニル基、2,3-エ
チレンジオキシフェニル基、3,4-エチレンジオキシ
フェニル基、4-フルオロ-1-ナフチル基、4-クロロ-
1-ナフチル基、2-メチル-1-ナフチル基、4-メチル-
1-ナフチル基、2-メトキシ-1-ナフチル基、5-メト
キシ-1-ナフチル基、6-メトキシ-1-ナフチル基、7-
メトキシ-1-ナフチル基、2-エトキシ-1-ナフチル
基、5-エトキシ-1-ナフチル基、6-エトキシ-1-ナフ
チル基、7-エトキシ-1-ナフチル基、1-メトキシ-2-
ナフチル基、3-メトキシ-2-ナフチル基、5-メトキシ
-2-ナフチル基、6-メトキシ-2-ナフチル基、1-エト
キシ-2-ナフチル基、3-エトキシ-2-ナフチル基、5-
エトキシ-2-ナフチル基、6-エトキシ-2-ナフチル
基、2-クロロ-5-キノリル基などを挙げることができ
る。好ましい置換又は無置換の多環性芳香族基として1
-ナフチル基、2-ナフチル基、4-インダニル基、5-イ
ンダニル基、5-テトラヒドロナフチル基、6-テトラヒ
ドロナフチル基、キノリル基、ベンゾフリル基、ベンゾ
チエニル基、インダゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、
ベンゾチアゾリル基、2,3-メチレンジオキシフェニ
ル基、3,4-メチレンジオキシフェニル基、2,3-エ
チレンジオキシフェニル基、3,4-エチレンジオキシ
フェニル基、4-フルオロ-1-ナフチル基、4-クロロ-
1-ナフチル基、2-メチル-1-ナフチル基、4-メチル-
1-ナフチル基、2-メトキシ-1-ナフチル基、1-メト
キシ-2-ナフチル基、1-エトキシ-2-ナフチル基を挙
げることができ、中でも1-ナフチル基、2-ナフチル
基、4-インダニル基、5-インダニル基、5-テトラヒ
ドロナフチル基、6-テトラヒドロナフチル基、キノリ
ル基、ベンゾチアゾリル基、2,3-メチレンジオキシ
フェニル基、3,4-メチレンジオキシフェニル基、
2,3-エチレンジオキシフェニル基、3,4-エチレン
ジオキシフェニル基、4-フルオロ-1-ナフチル基が特
に好ましい。
【0018】またArで示される水素以外の原子を合計6
個以上有する置換基で置換されたフェニル基における水
素以外の原子を合計6個以上有する置換基としては、例
えばヘキシル基、シクロヘキシル基、ペンチルオキシ
基、ヘキシルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シク
ロヘキシルオキシ基、フェニル基、フェノキシ基、ベン
ジル基、ベンジルオキシ基、ピペリジノ基(1-ピペリ
ジル基)、2-ピペリジル基、3-ピペリジル基、4-ピ
ペリジル基、ピペラジノ基(1-ピペラジニル基)、2-
ピペラジニル基、モルホリノ基、2-モルホリニル基、
3-モルホリニル基、N-メチルピペラジノ基、t-ブチ
ルカルボニルアミノ基を挙げることができる。また、こ
れらの置換基で置換されたフェニル基としては、2-ヘ
キシルフェニル基、3-ヘキシルフェニル基、4-ヘキシ
ルフェニル基、2-シクロヘキシルフェニル基、3-シク
ロヘキシルフェニル基、4-シクロヘキシルフェニル
基、2-ベンジルフェニル基、3-ベンジルフェニル基、
4-ベンジルフェニル基、2-ビフェニリル基、3-ビフ
ェニリル基、4-ビフェニリル基、2-ペンチルオキシフ
ェニル基、3-ペンチルオキシフェニル基、4-ペンチル
オキシフェニル基、2-ヘキシルオキシフェニル基、3-
ヘキシルオキシフェニル基、4-ヘキシルオキシフェニ
ル基、2-シクロペンチルオキシフェニル基、3-シクロ
ペンチルオキシフェニル基、4-シクロペンチルオキシ
フェニル基、2-シクロヘキシルオキシフェニル基、3-
シクロヘキシルオキシフェニル基、4-シクロヘキシル
オキシフェニル基、2-ベンジルオキシフェニル基、3-
ベンジルオキシフェニル基、4-ベンジルオキシフェニ
ル基、2-フェノキシフェニル基、3-フェノキシフェニ
ル基、4-フェノキシフェニル基、2-ピペリジノフェニ
ル基、3-ピペリジノフェニル基、4-ピペリジノフェニ
ル基、2-ピペラジノフェニル基、3-ピペラジノフェニ
ル基、4-ピペラジノフェニル基、2-モルホリノフェニ
ル基、3-モルホリノフェニル基、4-モルホリノフェニ
ル基、2-N-メチルピペラジノフェニル基、3-N-メチ
ルピペラジノフェニル基、4-N-メチルピペラジノフェ
ニル基、2-t-ブチルカルボニルアミノフェニル基、3
-t-ブチルカルボニルアミノフェニル基、4-t-ブチル
カルボニルアミノフェニル基、3-シクロペンチルオキ
シ-4-メトキシフェニル基などを挙げることができる。
好ましい水素以外の原子を合計6個以上有する置換基で
置換されたフェニル基としては2-シクロヘキシルフェ
ニル基、3-シクロヘキシルフェニル基、4-シクロヘキ
シルフェニル基、2-ベンジルフェニル基、3-ベンジル
フェニル基、4-ベンジルフェニル基、2-ビフェニリル
基、3-ビフェニリル基、4-ビフェニリル基、2-シク
ロペンチルオキシフェニル基、3-シクロペンチルオキ
シフェニル基、4-シクロペンチルオキシフェニル基、
2-シクロヘキシルオキシフェニル基、3-シクロヘキシ
ルオキシフェニル基、4-シクロヘキシルオキシフェニ
ル基、2-ベンジルオキシフェニル基、3-ベンジルオキ
シフェニル基、4-ベンジルオキシフェニル基、2-フェ
ノキシフェニル基、3-フェノキシフェニル基、4-フェ
ノキシフェニル基、2-t-ブチルカルボニルアミノフェ
ニル基、3-t-ブチルカルボニルアミノフェニル基、4
-t-ブチルカルボニルアミノフェニル基、3-シクロペ
ンチルオキシ-4-メトキシフェニル基を挙げることがで
き、中でも3-シクロヘキシルフェニル基、3-ベンジル
フェニル基、3-ビフェニリル基、3-シクロペンチルオ
キシフェニル基、3-シクロヘキシルオキシフェニル
基、3-ベンジルオキシフェニル基、3-フェノキシフェ
ニル基、3-t-ブチルカルボニルアミノフェニル基、3
-シクロペンチルオキシ-4-メトキシフェニル基が特に
好ましい。
【0019】本発明の好ましいクロマン誘導体を具体的
に表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】一般式(I)で示されるクロマン誘導体
は、それを構成する2,4(1H,3H)-ピリミジン
ジオン環を有する合成中間体とクロマン環を有する合成
中間体を適当な反応条件下で結合させることにより合成
できる。具体的には、Y=COの化合物は1-アリール-
5,6-ジアミノ-2,4(1H,3H)-ピリミジンジ
オンとクロマン-2-カルボン酸のアミド化反応により合
成できる。アミド化反応には、例えばカルボン酸を酸ハ
ライドに変換してこれを用いることができる。また、カ
ルボン酸とカルボジイミド、リン酸ハライドなどの活性
化試薬を反応させて用いてもよい。Y=CSの化合物
は、クロマン-2-カルボン酸の代わりに対応するクロマ
ン-2-チオカルボン酸を用いることにより同様に合成で
きる。また、Y=CH2の化合物は、対応するY=CO
の化合物を前記の方法で合成した後、ジボランで還元す
ることにより合成できる。
【0022】2,4(1H,3H)-ピリミジンジオン
環を有する合成中間体1-アリール-5,6-ジアミノ-
2,4(1H,3H)-ピリミジンジオンは、例えば特
開平8-109171号公報及び特許第3093170号明細書に記載
の方法により合成できる。またクロマン環を有する合成
中間体は、例えば米国特許第4026907号明細書記載の方
法で合成できる。
【0023】一般式(I)で示されるクロマン誘導体の
うち、塩を形成しうる官能基を有している誘導体の薬学
的に許容される塩としては、塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩、
コハク酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩、アンモニウム塩などが挙げられる。これらの塩はク
ロマン誘導体と酸又は塩基を混合した後、再結晶などの
常法により得ることができる。
【0024】本発明のアレルギー性疾患治療薬は、錠
剤、カプセル剤、散剤などの経口剤をはじめ、注射剤、
外用剤など種々の剤形で使用することができる。例え
ば、本発明のクロマン誘導体又は薬学的に許容される塩
をワセリンなどの軟膏基剤に混和させ、軟膏剤とするこ
とができる。また、本発明のクロマン誘導体又は薬学的
に許容される塩と乳糖、澱粉などの賦形剤、ステアリン
酸マグネシウム、タルクなどの滑沢剤、その他常用の添
加剤を混合し、錠剤とすることもできる。
【0025】本発明のアレルギー性疾患治療薬の用量
は、患者の性別、年齢、体重、疾患の種類、症状などに
応じて適宜定めるものであるが、例えば、アトピー性皮
膚炎、接触性皮膚炎、乾癬等の皮膚疾患においては、有
効成分0.01〜10%含有の軟膏剤を1日1回から数回、患
部に塗布することができる。また、錠剤、カプセル剤、
散剤などの経口剤としては一般に、1日当たり0.01〜10
0 mg/kgの範囲で、単回又は数回に分けて投与すること
もできる。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではな
い。 (実施例1) (RS)-6-アミノ-1-(4-エトキシ
カルボニルフェニル)-5-(6−ヒドロキシ-2,5,
7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミド)-3
-メチルウラシル(化合物110) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネート 2.2 g
及びメチルアミン40%水溶液 1.1 gをテトラヒドロフラ
ン 50 ml中に加え、2時間還流加熱した。溶媒を留去
し、析出した固体(N-4-エトキシカルボニルフェニル
-N’-メチルウレア)を濾取した(2.35 g)。その固体
1.08 gにシアノ酢酸920 mg及び無水酢酸1.6 mlを加え13
時間還流加熱した。溶媒を減圧留去し、エタノールを加
えて生じた固体を濾取した(1.09 g)。その530 mgを10
%水酸化ナトリウム水溶液0.2 ml、水10 mlに加えて室
温で1晩撹拌した。1規定塩酸で中和した後、固体(6
-アミノ-1-(4-エトキシカルボニルフェニル)-3-メ
チルウラシル)を濾取した。そこへ亜硝酸ナトリウム 2
40 mg、濃塩酸0.6 ml及び水10 mlを加え、室温で3時間
撹拌した。10%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、固体
(6-アミノ-1-(4-エトキシカルボニルフェニル)-
3-メチル-5-ニトロソウラシル)を濾取した(480 m
g)。その固体及び5%パラジウム/炭素50 mg、エタノ
ール20 mlを水素気流下で3時間撹拌した。濃塩酸 0.1 m
lを加えて完溶させた後、触媒を濾別した。溶媒を減圧
留去し、酢酸エチルを加えて固体(5,6-ジアミノ-1
-(4-エトキシカルボニルフェニル)-3-メチルウラシ
ル・塩酸塩)を濾取した(405 mg)。6-ヒドロキシ-
2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボン酸2
50 mg、ジフェニルホスフォノクロリダート320 mg、ト
リエチルアミン120 mg及びジクロロメタン10 mlを室温
で1時間撹拌した。5,6-ジアミノ-1-(4-エトキシ
カルボニルフェニル)-3-メチルウラシル・塩酸塩300m
g及びトリエチルアミン220 mgを加えて室温で1時間撹拌
した。反応液へ水を加えて分液し、有機相を減圧濃縮
し、カラムクロマトグラフで精製(CH2Cl2 : MeOH = 10
0 : 1〜50 : 1)して、標記化合物を280 mg得た。 核磁気共鳴スペクトル(1H-NMR)(DMSO-d6中、δ pp
m): 8.10 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.94 (1H, s), 7.50
(2H, d, J = 8.9 Hz), 7.48 (1H, s), 5.88 (2H, s),
4.37 (2H, q, J = 6.9 Hz), 3.11 (3H, s), 2.58 (2H,
m), 2.25 (1H, m), 2.12 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.01
(3H, s), 1.83 (1H, m), 1.46 (3H, s), 1.34 (3H, t,
J = 6.9 Hz) 飛行時間型質量分析計(TOF-Mass):537 (M+H)
【0027】(実施例2) (RS)-6-アミノ-1-
(4-シアノフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,5,
7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミド)-3
-メチルウラシル(化合物28) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに4-シアノフェニルイソシアネートを用いた以外は
実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.04 (2H, d, J = 8.4
Hz), 7.92 (1H, s), 7.59 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.52
(1H, s), 5.95 (2H, s), 3.11 (3H, s), 2.58 (2H, m),
2.27-2.22 (1H, m), 2.12 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.
01 (3H, s), 1.83-1.81 (1H, m), 1.46 (3H, s) TOF-Mass:490 (M+H)
【0028】(実施例3) (RS)−6−アミノ−1
−(3−トリフルオロメチルフェニル)−5−(6−ヒ
ドロキシ−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−2
−カルボキサミド)−3−メチルウラシル(化合物68) 4−エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに3−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを
用いた以外は実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.95-7.88 (2H, m), 7.
81-7.75 (2H, m), 7.69-7.66 (1H, m), 7.51 (1H, s),
5.95 (2H, s), 3.11 (3H, s), 2.58-2.50 (2H, m), 2.3
0-2.21 (1H, m), 2.13 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.01
(3H, s), 1.76-1.86 (1H, m), 1.47 (3H, s) TOF-Mass:533 (M+H)
【0029】(実施例4) (RS)-6-アミノ-1-
(3-シアノフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,5,
7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミド)-3
-メチルウラシル(化合物86) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに3-シアノフェニルイソシアネートを用いた以外は
実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.01-7.93 (3H, m), 7.
75-7.70 (2H, m), 7.52(1H, s), 5.97 (2H, s), 3.11
(3H, s), 2.58 (2H, m), 2.30-2.21 (1H, m), 2.13 (3
H, s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.84-1.76 (1H,
m), 1.47 (3H, s) TOF-Mass:490 (M+H)
【0030】(実施例5) (RS)-6-アミノ-1-
(3-エトキシカルボニルフェニル)-5-(6-ヒドロキ
シ-2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキ
サミド)-3-メチルウラシル(化合物106) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに3-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートを
用いた以外は実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.09 (1H, d, J = 7.3
Hz), 7.95 (1H, m), 7.87 (1H, s), 7.73-7.62 (2H,
m), 7.51 (1H, s), 5.89 (2H, s), 4.35 (2H, q, J= 7.
2 Hz), 3.12 (3H, s), 2.58 (2H, m), 2.30-2.21 (1H,
m), 2.13 (3H, s),2.08 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.86-
1.76 (1H, m), 1.47 (3H, s), 1.33 (3H,t, J = 7.2 H
z) TOF-Mass:537 (M+H)
【0031】(実施例6) (RS)-6-アミノ-1-
(3-カルボキシフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,
5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミ
ド)-3-メチルウラシル(化合物94) 実施例5で得た(RS)-6-アミノ-1-(3-エトキシ
カルボニルフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,5,
7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミド)-3
-メチルウラシルのエステルを加水分解することにより
標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 13.23 (1H, brs), 8.08
-8.05 (1H, m), 7.95 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.82 (1H,
s), 7.70-7.58 (2H, m), 7.50 (1H, m), 5.87 (2H,
s), 3.11 (3H, s), 2.58-2.50 (2H, m), 2.30-2.20 (1
H, m), 2.13 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H, s),
1.86-1.76 (1H, m), 1.47 (3H, s) TOF-Mass:509 (M+H)
【0032】(実施例7) (RS)-6-アミノ-1-
(4-カルボキシフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,
5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミ
ド)-3-メチルウラシル(化合物98) 実施例1で得た(RS)-6-アミノ-1-(4-エトキシ
カルボニルフェニル)−5-(6-ヒドロキシ-2,5,
7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミド)-3
-メチルウラシルのエステルを加水分解することにより
標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.07 (2H, d, J = 7.8
Hz), 7.95 (1H, s), 7.51 (1H, s), 7.44 (2H, d, J =
7.8 Hz), 5.87 (2H, s), 3.11 (3H, s), 2.57-2.50 (2
H, m), 2.27-2.23 (1H, m), 2.12 (3H, s), 2.07 (3H,
s), 2.01 (3H, s),1.83-1.78 (1H, m), 1.46 (3H, s) TOF-Mass:509 (M+H)
【0033】(実施例8) (RS)-6-アミノ-1-
(3-カルバモイルフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-
2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサ
ミド)-3-メチルウラシル(化合物118) 実施例6で得た(RS)-6-アミノ-1-(3-カルボキ
シフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テ
トラメチルクロマン-2-カルボキサミド)-3-メチルウ
ラシルをアンモニアとアミド化することにより標記化合
物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.06 (2H, d, J = 5.4
Hz), 8.02 (1H, s), 7.96 (2H, d, J = 5.4 Hz), 7.83
(1H, s), 7.63 (1H, t, J = 7.70 Hz), 7.51 (3H, m),
5.84 (2H, s), 3.12 (3H, s), 2.58 (2H, m), 2.23-2.3
0 (1H, m), 2.13(3H, s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H,
s), 1.83-1.78 (1H, m), 1.47 (3H, s) TOF-Mass:508 (M+H)
【0034】(実施例9) (RS)-6-アミノ-1-
(4-カルバモイルフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-
2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサ
ミド)-3-メチルウラシル(化合物122) 実施例7で得た(RS)-6-アミノ-1-(4-カルボキ
シフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テ
トラメチルクロマン-2-カルボキサミド)-3-メチルウ
ラシルをアンモニアとアミド化することにより標記化合
物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.40 (1H, s), 8.00 (2
H, d, J = 8.4 Hz), 7.48-7.39 (2H, m), 6.11 (1H, br
s), 5.68 (1H, brs), 5.14 (2H, s), 3.35 (3H,s), 2.7
2-2.59 (2H, m), 2.41-2.34 (1H, m), 2.30 (3H, s),
2.19 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.05-1.91 (1H, m), 1.6
1 (3H, s) TOF-Mass:508 (M+H)
【0035】(実施例10) (RS)-6-アミノ-1-
(4-N,N-ジメチルカルバモイルフェニル)-5-(6
-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2
-カルボキサミド)-3-メチルウラシル(化合物126) 実施例7で得た(RS)-6-アミノ-1-(4-カルボキ
シフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テ
トラメチルクロマン-2-カルボキサミド)-3-メチルウ
ラシルをジメチルアミンとアミド化することにより標記
化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.34 (1H, s), 7.63-7.
59 (2H m), 7.43-7.33 (2H, m), 5.10 (1H, brs), 3.35
(3H, s), 3.15 (3H, s), 3.02 (3H, s), 2.74-2.53 (2
H, m), 2.43-2.33 (1H, m), 2.29 (3H, s), 2.19 (3H,
s), 2.09 (3H, s), 2.02-1.91 (1H, m), 1.62 (3H, s) TOF-Mass:536 (M+H)
【0036】(実施例11) (RS)-6-アミノ-1-
(3-アセチルフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,
5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミ
ド)-3-メチルウラシル(化合物134) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに3-アセチルフェニルイソシアネートを用いた以外
は実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.09 (1H, d, J = 7.8
Hz), 7.96 (1H, s), 7.91 (1H, s), 7.73-7.60 (2H,
m), 7.52 (1H, s), 5.88 (2H, s), 3.12 (3H, s),2.60-
2.58 (2H, m), 2.30-2.21 (1H, m), 2.13 (3H, s), 2.0
8 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.86-1.76 (1H, m), 1.47
(3H, s) TOF-Mass:507 (M+H)
【0037】(実施例12) (RS)-6-アミノ-1-
(4-アセチルフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,
5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサミ
ド)-3-メチルウラシル(化合物138) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに4-アセチルフェニルイソシアネートを用いた以外
は実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.42 (1H, s), 8.16-8.
12 (2H, m), 7.50-7.40(2H, m), 5.16 (2H, s), 3.35
(3H, s), 2.66-2.52 (5H, m), 2.41-2.33 (1H, m), 2.3
0 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.02-1.91
(1H, m), 1.61 (3H, s) TOF-Mass:507 (M+H)
【0038】(実施例13) (RS)-6-アミノ-1-
(3-ベンゾイルフェニル)-3-エチル-5-(6-ヒドロ
キシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボ
キサミド)ウラシル(化合物144) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに3
-アミノベンゾフェノンを用いた以外は実施例1と同様
にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.00 (1H, d, J = 4.3
Hz), 7.89-7.51 (10H, m), 5.96 (2H, d, J = 7.3 Hz),
3.77 (2H, q, J = 6.8 Hz), 2.58 (2H, m), 2.25-2.23
(1H, m), 2.13 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.01 (3H,
s), 1.83-1.78 (1H,m), 1.46 (3H, s), 1.06 (3H, t, J
= 6.8 Hz) TOF-Mass:583 (M+H)
【0039】(実施例14) (RS)-6-アミノ-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-3-メチル-1-(2-トリフル
オロメチルフェニル)ウラシル(化合物146) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに2-トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを
用いた以外は実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.99-7.74 (5H, m), 7.
59-7.50 (2H, m), 6.02(2H, d, J = 10 Hz), 3.11 (3H,
s), 2.58 (2H, m), 2.29-2.20 (1H, m), 2.12(3H, s),
2.07 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.86-1.74 (1H, m), 1.
47 (3H, s) TOF-Mass:533 (M+H)
【0040】(実施例15) (RS)-6-アミノ-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-3-メチル-1-(4-トリフル
オロメチルフェニル)ウラシル(化合物150) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに4-トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを
用いた以外は実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.42 (1H, s), 7.87-7.
82 (2H, m), 7.52-7.45(2H, m), 5.16 (2H, s), 3.35
(3H, s), 2.74-2.61 (2H, m), 2.41-2.34 (1H, m), 2.3
0 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.02-1.91
(1H, m), 1.61 (3H, s) TOF-Mass:533 (M+H)
【0041】(実施例16) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(4-メタンス
ルホニルフェニル)ウラシル(化合物156) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに4
-メタンスルホニルアニリンを用いた以外は実施例1と
同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.08 (2H, d, J = 8.6
Hz), 7.98 (1H, s), 7.65 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.51
(1H, s), 5.93 (2H, s), 3.79 (2H, q, J = 6.9Hz), 3.
30 (3H, s), 2.60-2.55 (2H, m), 2.30-2.21 (1H, m),
2.13 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.87-1.7
7 (1H, m), 1.47 (3H, s), 1.07 (3H, t,J = 6.9 Hz) TOF-Mass:557 (M+H)
【0042】(実施例17) (RS)-6-アミノ-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-3-メチル-1-(3-テトラゾ
リルフェニル)ウラシル(化合物158) 実施例4で得た(RS)-6-アミノ-1-(3-シアノフ
ェニル)-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラ
メチルクロマン-2-カルボキサミド)-3-メチルウラシ
ルをナトリウムアジドと加熱することにより標記化合物
を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 17.04 (1H, brs), 8.19
(1H, d, J = 8.4 Hz),7.98 (2H, s), 7.79 (1H, t, J
= 8.1 Hz), 7.60-7.51 (1H, m), 5.95 (2H, s),3.14 (3
H, s), 2.58 (2H, m), 2.28-2.24 (1H, m), 2.13 (3H,
s), 2.08 (3H,s), 2.01 (3H, s), 1.84-1.79 (1H, m),
1.48 (3H, s) TOF-Mass:533 (M+H)
【0043】(実施例18) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(6-クロロ-3
-ピリジル)ウラシル(化合物256) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに5
-アミノ-2-クロロピリジンを用いた以外は実施例1と
同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.44 (1H, d, J = 2.4
Hz), 7.95-7.91 (1H, m), 7.71 (1H, d, J = 8.1 Hz),
7.52 (1H, s), 6.11 (2H, brs), 3.77 (2H, q, J= 6.9
Hz), 2.58 (2H, m), 2.27-2.22 (1H, m), 2.12 (3H,
s), 2.07 (3H, s),2.01 (3H, s), 1.85-1.80 (1H, m),
1.47 (3H, s), 1.07 (3H, t, J = 6.9 Hz) TOF-Mass:514 (M+H)
【0044】(実施例19) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(3-ピリジ
ル)ウラシル(化合物197) 実施例18で得た(RS)-6-アミノ-3-エチル-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-1-(6-クロロ-3-ピリジ
ル)ウラシルを接触水素化で還元することにより標記化
合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.70 (1H, d, J = 1.4
Hz), 8.55 (1H, d, J =2.4 Hz), 7.97 (1H, s), 7.84
(1H, d, J = 8.1 Hz), 7.61-7.52 (2H, m), 5.98(2H, b
rs), 3.78 (2H, q, J = 7.0 Hz), 3.15 (3H, s), 2.55
(2H, m), 2.25-2.23 (1H, m), 2.13 (3H, s), 2.07 (3
H, s), 2.01 (3H, s), 1.84-1.79 (1H, m), 1.47 (3H,
s), 1.07 (3H, t, J = 7.0 Hz) TOF-Mass:480 (M+H)
【0045】(実施例20) (RS)-6-アミノ-1-
(2,6-ジメトキシ-3-ピリジル)-3-エチル-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)ウラシル(化合物237) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに3
-アミノ-2,6-ジクロロピリジンを用いて実施例1と
同様にして得られる(RS)-6-アミノ-1-(2,6-
ジクロロ-3-ピリジル)-3-エチル-5-(6-ヒドロキ
シ-2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキ
サミド)ウラシルをナトリウムメトキシドと反応させる
ことにより標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.98 (1H, s), 7.61 (1
H, d, J = 8.4 Hz), 7.50 (1H, s), 6.50 (1H, d, J =
8.4 Hz), 5.98 (2H, s), 3.92 (3H, s), 3.87 (3H, s),
3.76 (2H, q, J = 6.9 Hz), 2.57 (2H, m), 2.30-2.20
(1H, m), 2.12 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H,
s), 1.85-1.75 (1H, m), 1.46 (3H, s), 1.05 (3H, t,
J = 6.9 Hz) TOF-Mass:540 (M+H)
【0046】(実施例21) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(6-メトキシ-
3-ピリジル)ウラシル(化合物264) 実施例18で得た(RS)-6-アミノ-3-エチル-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-1-(6-クロロ-3-ピリジ
ル)ウラシルをナトリウムメトキシドと反応させること
により標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.14 (1H, s), 7.96 (1
H, d, J = 2.4 Hz), 7.69 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.52
(1H, s), 6.97 (1H, d, J = 8.6 Hz), 6.00 (2H,brs),
3.91 (3H, s), 3.76 (2H, q, J = 7.0 Hz), 2.55 (2H,
m), 2.29-2.20 (1H, m), 2.12 (3H, s), 2.07 (3H, s),
2.01 (3H, s), 1.86-1.76 (1H, m), 1.46 (3H, s), 1.
07 (3H, t, J = 7.0 Hz) TOF-Mass:510 (M+H)
【0047】(実施例22) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(N-メチル-2
-ピリドン-5-イル)ウラシル(化合物280) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに、
5-ニトロ-2-ピリドンから合成した5-アミノ-N-メチ
ル-2-ピリドンを用いた以外は実施例1と同様にして標
記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.96-7.92 (2H, m), 7.
52 (1H, s), 7.36-7.31(1H, m), 6.45 (1H, d, J = 10.
0 Hz), 6.17 (1H, d, J = 7.6 Hz), 3.78 (2H,q, J =
6.9 Hz), 3.41 (3H, s), 2.57 (2H, m), 2.30-2.20 (1
H, m), 2.12 (3H,s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.
84 (1H, m), 1.46 (3H, s), 1.06 (3H, t, J = 6.9 Hz) TOF-Mass:510 (M+H)
【0048】(実施例23) (RS)-6-アミノ-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-1-(1-ナフチル)ウラシル
(化合物290) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに1-ナフチルイソシアネート、メチルアミンの代わ
りにアンモニア水を用いた以外は実施例1と同様にして
標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 10.97 (1H, s), 8.13-
7.99 (3H, m), 7.68-7.50(6H, m), 5.80 (1H, d, J =
5.7 Hz), 2.61-2.50 (2H, m), 2.31-2.20 (1H, m), 2.1
3 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.00 (3H, s), 1.86-1.74
(1H, m), 1.46 (3H,s) TOF-Mass:501 (M+H)
【0049】(実施例24) (RS)-6-アミノ-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-3-メチル-1-(1-ナフチ
ル)ウラシル(化合物308) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに1-ナフチルイソシアネートを用いた以外は実施例
1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.52 (1H, s), 7.94-8.
05 (2H, m), 7.71-7.48(5H, m), 5.21 (1H, brs), 3.40
(3H, s), 2.72-2.50 (2H, m), 2.37 (1H, m),2.32 (3
H, s), 2.19 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.00-1.90 (1H,
m), 1.61 (3H, s) TOF-Mass:515 (M+H)
【0050】(実施例25) (RS)-6-アミノ-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-3-メチル-1-(3,4-メチ
レンジオキシフェニル)ウラシル(化合物348) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに3,4-メチレンジオキシフェニルイソシアネート
を用いた以外は実施例1と同様にして標記化合物を得
た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.93 (1H, s), 7.52 (1
H, s), 7.05-7.01 (1H,m), 6.96 (1H, m), 6.80-6.77
(1H, m), 6.13 (2H, s), 3.10 (3H, s), 2.57-2.50 (2
H, m), 2.29-2.20 (1H, m), 2.12 (3H, s), 2.07 (3H,
s), 2.01 (3H, s),1.85-1.75 (1H, m), 1.46 (3H, s) TOF-Mass:509 (M+H)
【0051】(実施例26) (RS)-6-アミノ-5-
(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマ
ン-2-カルボキサミド)-3-メチル-1-(2-ナフチ
ル)ウラシル(化合物362) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに2-ナフチルイソシアネートを用いた以外は実施例
1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.10-7.97 (5H, m), 7.
67-7.58 (2H, m), 7.51(1H, s), 7.42-7.39 (1H, m),
5.91 (1H, brs), 3.14 (3H, s), 2.55 (2H, m),2.31-2.
21 (1H, m), 2.13 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.01 (3H,
s), 1.86-1.79 (1H, m), 1.47 (3H, s) TOF-Mass:515 (M+H)
【0052】(実施例27) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(5,6,7,
8-テトラヒドロ-1-ナフチル)ウラシル(化合物370) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに
5,6,7,8-テトラヒドロ-1-ナフチルアミンを用
いた以外は実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.04 (1H, d, J = 5.7
Hz), 7.50 (1H, s), 7.30-7.22 (2H, m), 7.09-7.04 (1
H, m), 5.67 (2H, s), 3.79 (2H, q, J = 6.9 Hz), 2.8
0 (2H, m), 2.58 (2H, m), 2.38-2.23 (3H, m), 2.12
(3H, s), 2.08 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.72-1.70 (5
H, m), 1.46 (3H, s), 1.07 (3H, t, J = 6.9 Hz) TOF-Mass:533 (M+H)
【0053】(実施例28) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(5-インダニ
ル)ウラシル(化合物380) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに5
-アミノインダンを用いた以外は実施例1と同様にして
標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.99 (1H, s), 7.51 (1
H, s), 7.37 (1H, d, J= 8.1 Hz), 7.16 (1H, s), 7.04
(1H, d, J = 8.1 Hz), 5.68 (2H, s), 3.89 (2H, q, J
= 6.8 Hz), 2.96-2.88 (4H, m), 2.56-2.51 (2H, m),
2.27-2.22 (1H,m), 2.12 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.00
(3H, s), 1.83-1.78 (1H, m), 1.46 (3H, s), 1.06 (3
H, t, J = 6.8 Hz) TOF-Mass:519 (M+H)
【0054】(実施例29) (RS)-6-アミノ-1-
(6-ベンゾチアゾリル)-3-エチル-5-(6-ヒドロキ
シ-2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキ
サミド)ウラシル(化合物388) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに6
-アミノベンゾチアゾールを用いた以外は実施例1と同
様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 9.53 (1H, s), 8.25-8.
19 (2H, m), 7.99 (1H,m), 7.50 (1H, m), 7.46 (1H,
s), 5.89 (2H, s), 3.89 (2H, q, J = 6.9 Hz),2.57 (2
H, m), 2.28-2.23 (1H, m), 2.13 (3H, s), 2.07 (3H,
s), 2.01 (3H, s), 1.84-1.79 (1H, m), 1.47 (3H, s),
1.08 (3H, t, J = 6.9 Hz) TOF-Mass:536 (M+H)
【0055】(実施例30) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(1-オキソ-2
-オキサインダン-5-イル)ウラシル(化合物392) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに、
1-オキソ-5-ニトロ-2-オキサインダンを接触還元し
て得られた5-アミノ-1-オキソ-2-オキサインダンを
用いた以外は実施例1と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.97 (1H, d, J = 5.9H
z), 7.89-7.83 (2H, m),7.75-7.72 (1H, m), 7.52 (1H,
s), 5.92 (2H, d, J = 7.3 Hz), 5.51 (2H, ABq), 3.7
8 (2H, q, J = 7.0 Hz), 2.58-2.50 (2H, m), 2.30-2.2
1 (1H, m), 2.13(3H, s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H,
s), 1.89-1.77 (1H, m), 1.47 (3H, s), 1.08 (3H, t,
J = 7.0 Hz) TOF-Mass:535 (M+H)
【0056】(実施例31) (RS)-6-アミノ-1-
(3-ベンジルオキシフェニル)-5-(6-ヒドロキシ-
2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサ
ミド)-3-メチルウラシル(化合物428) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに、3-ベンジルオキシ安息香酸とジフェニルホスフ
ォリルアジドとの反応で得られた3-ベンジルオキシフ
ェニルイソシアネートを用いた以外は実施例1と同様に
して標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.40 (1H, s), 7.47-7.
37 (6H, m), 7.15-7.11(2H, m), 6.96-6.87 (2H, m),
5.20 (2H, s), 5.06 (2H, s), 3.35 (3H, s), 2.65-2.6
1 (2H, m), 2.34 (1H, m), 2.30 (3H, s), 2.19 (3H,
s), 2.09 (3H, s),2.01-1.93 (1H, m), 1.61 (3H, s) TOF-Mass:571 (M+H)
【0057】(実施例32) (RS)-6-アミノ-1-
(3-t-ブトキシカルボニルアミノフェニル)-5-(6
-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2
-カルボキサミド)-3-メチルウラシル(化合物468) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りに3-ニトロフェニルイソシアネートを用いて実施例
1の前半工程と同様にして得られた6-アミノ-3-メチ
ル-1-(3-ニトロフェニル)ウラシルを接触還元後Boc
化して得られた6-アミノ-1-(3-t-ブトキシカルボ
ニルアミノフェニル)-3-メチルウラシルを用いて実施
例1の後半工程と同様にして標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 9.66 (1H, s), 7.97 (1
H, s), 7.52-7.38 (4H,m), 6.91 (1H, d, J = 7.8 Hz),
5.74 (2H, s), 3.15 (3H, s), 2.64-2.59 (2H,m), 2.4
0-2.34 (1H, m), 2.30 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.08
(3H, s), 1.98-1.93 (1H, m), 1.50 (9H, s), 1.47 (3
H, s) TOF-Mass:580 (M+H)
【0058】(実施例33) (RS)-6-アミノ-1-
(3-ビフェニリル)-3-エチル-5-(6-ヒドロキシ-
2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキサ
ミド)ウラシル(化合物484) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに3
-アミノビフェニルを用いた以外は実施例1と同様にし
て標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.01 (1H, s), 7.85 (1
H, d, J = 8.4 Hz), 7.75-7.61 (4H, m), 7.51-7.31 (5
H, m), 5.83 (2H, s), 3.79 (2H, q, J = 6.9 Hz), 2.5
8-2.50 (2H, m), 2.28-2.23 (1H, m), 2.13 (3H, s),
2.08 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.84-1.79 (1H, m), 1.4
7 (3H, s), 1.08 (3H, t, J = 6.9 Hz) TOF-Mass:555 (M+H)
【0059】(実施例34) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(3-フェノキ
シフェニル)ウラシル(化合物496) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに3
-フェノキシアニリンを用いた以外は実施例1と同様に
して標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.98 (1H, d, J = 5.1
Hz), 7.58-7.51 (2H, m), 7.44-7.39 (2H, m), 7.22-7.
09 (5H, m), 7.00 (1H, m), 5.87 (2H, s), 3.76(2H,
q, J = 6.9 Hz), 2.58 (2H, m), 2.29-2.20 (1H, m),
2.12 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.86-1.7
6 (1H, m), 1.46 (3H, s), 1.05 (3H, t, J= 6.9 Hz) TOF-Mass:571 (M+H)
【0060】(実施例35) (RS)-6-アミノ-1-
(3-ベンジルフェニル)-3-エチル-5-(6-ヒドロキ
シ-2,5,7,8-テトラメチルクロマン-2-カルボキ
サミド)ウラシル(化合物504) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに3
-ベンジルアニリンを用いた以外は実施例1と同様にし
て標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 8.00 (1H, s), 7.51-7.
11 (12H, m), 5.69 (2H,s), 4.01 (2H, s), 3.77 (2H,
q, J = 6.9 Hz), 2.58 (2H, m), 2.29-2.22 (1H, m),
2.12 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.01 (3H, s), 1.83-1.7
6 (1H, m), 1.46(3H, s), 1.06 (3H, t, J = 6.9 Hz) TOF-Mass:569 (M+H)
【0061】(実施例36) (RS)-6-アミノ-3-
エチル-5-(6-ヒドロキシ-2,5,7,8-テトラメ
チルクロマン-2-カルボキサミド)-1-(4-モルホリ
ノフェニル)ウラシル(化合物508) 4-エトキシカルボニルフェニルイソシアネートの代わ
りにエチルイソシアネート、メチルアミンの代わりに4
-モルホリノアニリンを用いた以外は実施例1と同様に
して標記化合物を得た。1 H-NMR(DMSO-d6中、δ ppm): 7.99 (1H, s), 7.51 (1
H, s), 7.14 (2H d, J =8.1 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.
1 Hz), 5.67 (2H, s), 3.74 (6H, m), 3.20 (4H, m),
2.56 (2H, m), 2.29-2.22 (1H, m), 2.12 (3H, s), 2.0
7 (3H, s), 2.01(3H, s), 1.86-1.75 (1H, m), 1.46 (3
H, s), 1.06 (3H, t, J = 7.0 Hz) TOF-Mass:564 (M+H)
【0062】(評価例1) 塩化ピクリル誘発皮膚炎抑
制作用 本発明のクロマン誘導体の炎症抑制作用を検証するた
め、典型的なIV型アレルギー性炎症のモデルである塩化
ピクリル誘発皮膚炎に対する効果をAshersonらの方法
(Immunology, 15, 405 (1968))を用いて評価した。IC
R系雄性マウスの腹部皮膚に7%(w/v)の塩化ピクリル
/アセトン溶液0.1 mlを塗布し、感作を誘導した。感作
7日目に1%(w/v)の塩化ピクリル/アセトン溶液0.0
2 mlを耳介に塗布してアレルギー反応を惹起し、直後に
アセトン(対照)又は0.25%(w/v)の被験化合物/ア
セトン溶液0.04 mlを耳介に塗布した。惹起24時間後
に耳介厚を測定し、惹起前の耳介厚との差を指標とし、
被験化合物の皮膚炎抑制効果を評価した。比較例として
特許第3093170号明細書記載の実施例1の化合物(下記
構造)2.5%(w/v)/アセトン溶液0.04 mlを耳介に塗
布した際の耳介厚との比較を行った。
【0063】
【化3】
【0064】各群における惹起前後の耳介圧の差から、
10倍量の比較化合物を投与した群における耳介の腫脹
抑制に対する相対的な薬効強度を下記の式から求めた。
【0065】
【数1】
【0066】その結果、表2に示す通り、本発明のクロ
マン誘導体の薬効強度は1以上であった。このことは、
本発明のクロマン誘導体が比較例に示す化合物を10倍
量塗布した場合と比較して同等以上の腫脹抑制効果を有
することを示す。よって、本発明のクロマン誘導体は、
IV型アレルギー性炎症に対して比較例の化合物よりも優
れた抗炎症効果を有することが示された。
【0067】
【表2】
【0068】(製剤例1) 水溶性軟膏剤 常法により次の組成からなる水溶性軟膏剤を作成した。 成 分 軟膏2 g当たりの含有量 化合物308 40 mg ポリエチレングリコール400 1372 mg ポリエチレングリコール4000 588 mg
【0069】(製剤例2) 内服用錠剤 常法により次の組成からなる内服用錠剤を作成した。 成 分 1錠当たりの含有量 化合物308 100 mg 乳糖 353 mg カルボキシメチルセルロースカルシウム 30 mg ヒドロキシプロピルセルロース 7 mg ステアリン酸マグネシウム 5 mg 結晶セルロース 5 mg
【0070】
【発明の効果】本発明のクロマン誘導体は、アレルギー
性炎症、特にはIV型アレルギー性炎症に対して、際立っ
た炎症抑制作用を有する。本発明のクロマン誘導体は、
IV型アレルギー性炎症を効果的に抑制するので、アレル
ギー性疾患、特にはIV型アレルギー性疾患の治療薬とし
て有用である。加えて、外用剤として投与した際、皮膚
から吸収されるので、例えば、アトピー性皮膚炎、接触
性皮膚炎、乾癬等の皮膚疾患の治療に有用である。ま
た、該クロマン誘導体は非ステロイド物質であるのでス
テロイド様の副作用を示さない利点を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 37/06 A61P 37/06 37/08 37/08 C07D 405/14 C07D 405/14 407/14 407/14 417/14 417/14 Fターム(参考) 4C063 AA01 AA03 BB02 BB09 CC79 CC81 DD12 DD29 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC43 BC62 BC73 BC84 GA02 GA07 GA08 GA10 GA12 MA01 MA04 NA14 ZA59 ZA89 ZB08 ZB13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子、炭素数1〜4のアルキル基及び炭
    素数7〜10のアラルキル基から選ばれる基を示し、R2、R
    3、R4及びR5はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜4のアル
    キル基を示し、Xは水素原子、炭素数1〜4のアルキル
    基、炭素数7〜10のアラルキル基、炭素数1〜18のアシ
    ル基及び炭素数2〜19のアルコキシカルボニル基から選
    ばれる基を示し、YはCO、CS及びCH2から選ばれる基を示
    し、Arは電子吸引性の置換基で置換されたフェニル基、
    置換又は無置換のヘテロアリール基、置換又は無置換の
    多環性芳香族基、及び水素以外の原子を合計6個以上有
    する置換基で置換されたフェニル基から選ばれる基を示
    す。)で示されるクロマン誘導体又はそれらの薬学的に
    許容される塩。
  2. 【請求項2】 一般式(I)において、Arが電子吸引性
    の置換基で置換されたフェニル基、又は置換又は無置換
    のヘテロアリール基である請求項1記載のクロマン誘導
    体又はそれらの薬学的に許容される塩。
  3. 【請求項3】 一般式(I)において、Arが置換又は無
    置換の多環性芳香族基、又は水素以外の原子を合計6個
    以上有する置換基で置換されたフェニル基である請求項
    1記載のクロマン誘導体又はそれらの薬学的に許容され
    る塩。
  4. 【請求項4】 一般式(I)において、Arが電子吸引性
    の置換基で置換されたフェニル基である請求項1記載の
    クロマン誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
  5. 【請求項5】 一般式(I)において、Arが置換又は無
    置換のヘテロアリール基である請求項1記載のクロマン
    誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
  6. 【請求項6】 一般式(I)において、Arが置換又は無
    置換の多環性芳香族基である請求項1記載のクロマン誘
    導体又はそれらの薬学的に許容される塩。
  7. 【請求項7】 一般式(I)において、Arが水素以外の
    原子を合計6個以上有する置換基で置換されたフェニル
    基である請求項1記載のクロマン誘導体又はそれらの薬
    学的に許容される塩。
  8. 【請求項8】 一般式(I)において、R2、R3、R4及びR
    5がそれぞれメチル基である請求項1〜7のいずれか1
    項に記載のクロマン誘導体又はそれらの薬学的に許容さ
    れる塩。
  9. 【請求項9】 一般式(I)において、Xが水素原子であ
    る請求項1〜8のいずれか1項に記載のクロマン誘導体
    又はそれらの薬学的に許容される塩。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    クロマン誘導体又はそれらの薬学的に許容される塩を有
    効成分として含有するアレルギー性疾患治療薬。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005007163A1 (ja) * 2003-07-17 2005-01-27 Sumitomo Pharmaceuticals Co., Ltd. クロマン化合物を有効成分とする抗掻痒薬
US7297704B2 (en) 2005-02-17 2007-11-20 Wyeth Cycloalkyfused indole, benzothiophene, benzofuran and idene derivatives
JP2015522067A (ja) * 2012-07-12 2015-08-03 コンドリオン アイピー ビー.ブイ.Khondrion Ip B.V. ミトコンドリア病を治療するためのクロマニル誘導体

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