JP2003212853A - 4−オキソキノリン誘導体 - Google Patents

4−オキソキノリン誘導体

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JP2003212853A
JP2003212853A JP2002333314A JP2002333314A JP2003212853A JP 2003212853 A JP2003212853 A JP 2003212853A JP 2002333314 A JP2002333314 A JP 2002333314A JP 2002333314 A JP2002333314 A JP 2002333314A JP 2003212853 A JP2003212853 A JP 2003212853A
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meo
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lower alkyl
phy
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Application number
JP2002333314A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kurata
等司 蔵田
Toru Hasegawa
徹 長谷川
Takuya Ikeda
拓也 池田
Keita Kouno
圭太 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、優れた回腸型胆汁酸トランスポータ
ー阻害作用を有する4−オキソキノリン誘導体、その薬
理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体に
関する。 【解決手段】一般式(I) 【化1】 [式中、R1は、アリール基等;R2は、低級アルキル基
等;R3は、式−A−D−E−Gn+(X-nを有する基
(式中、Aは、酸素原子等;Dは、C1−C12アルキレ
ン基等;Eは、単結合等);Gn+は、置換されたアンモ
ニオ基等;X-は、アニオン;nは、1又は2の整数
4、R6及びR7は、水素原子等;R5は、水素原子等;
環Arは、アリール基等]を有する4−オキソキノリン
誘導体、その薬理上許容される塩、そのエステル又はそ
の他の誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた回腸型胆汁
酸トランスポーター阻害作用を有する4−オキソキノリ
ン誘導体、その薬理上許容される塩、そのエステル又は
その他の誘導体、及び、それらを有効成分として含有す
る医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】高脂血症は虚血性心疾患の三大危険因子
のひとつであり、とりわけ高い血中コレステロール値を
下げることが虚血性心疾患の治療又は予防に有用である
ということは広く認められている。現在市販されている
高脂血症治療剤としては、例えばHMG−CoA還元酵
素阻害剤や陰イオン交換樹脂が知られており、これらの
薬剤は高脂血症や動脈硬化症を治療又は予防する目的で
用いられている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】HMG−CoA還元酵素阻害剤は、コレス
テロール合成阻害作用に加え、肝臓でのLDL(low de
nsity lipoprotein)レセプターを増加させることによ
り血中コレステロールを取り込んで胆汁中に排出促進さ
せる作用を有している(例えば、非特許文献2参照)。
これらの薬剤の有用性及び安全性は広く認められ多くの
患者に使用されている。
【0004】また、陰イオン交換樹脂は、胆汁酸を吸着
して腸における胆汁酸の再吸収を妨げることにより、肝
臓内におけるコレステロールから胆汁酸への変換を促進
させ、その結果、血中コレステロール値を低下させると
いう作用を有している(例えば、非特許文献3参照)。
そのような陰イオン交換樹脂としては、例えば、コレス
チラミンを使用する方法が既に実用に供されており、体
内に薬剤が吸収されにくいことから、より安全性が求め
られている小児の高脂血症治療において、第一選択薬と
されている。しかしながら、コレスチラミンは、1回当
たりの服用量が極めて多く、更に服用した際の樹脂のざ
らざらした感触が口内に残ることから患者が非常に服用
しにくいなどの欠点を有している。また、陰イオン交換
樹脂は、ある種のビタミン、ミネラル、薬剤等も吸着し
排出するため、ビタミンの補給や併用薬剤の投与方法の
変更などを考慮しなくてはならず、問題点が多い。近
年、回腸における胆汁酸再吸収の最初のステップに働く
蛋白質、即ち回腸型胆汁酸トランスポーターがクローニ
ングされた(例えば、非特許文献4参照)。回腸型胆汁
酸トランスポーター活性を阻害することができれば、コ
レスチラミンと同様な薬理効果を得ることができると考
えられており、このような背景から、回腸型胆汁酸トラ
ンスポーター阻害剤を見出すことが試みられている(例
えば、非特許文献5参照)。
【0005】回腸型胆汁酸トランスポーター阻害剤とし
ては、例えば、特許文献1である特開2001−199
965号公報(WO01/34570号公報)記載の下
記一般式(A)
【0006】
【化3】
【0007】[上記式中、R1b、R2b、R3b及びR
4bは、水素原子等を示し、R5bは、ヒドロキシ基又は低
級アルコキシ基で1乃至3個置換されてもよいアリール
基を示し、R6bは、式−CONR7b8bを有する基(式
中、R7bは、アルキル基等を示し、R8bは、ハロゲン原
子等で置換されてもよいアリール基等を示す。)を示
す。]を有する化合物が知られている。上記化合物
(A)は、本発明の化合物と同様の基本骨格としてキノ
リン骨格を有する。しかしながら、本発明の化合物
(I)及び(II)は、各々環Ar又はキノリン骨格の
7位に必須の置換分として、式−A−D−E−Gn+(X
-nを有する基を有する点で上記化合物(A)と相違
し、本公報には、本発明の化合物(I)又は(II)の
構造と類似するような構造を有する化合物は、具体的に
全く開示されていない。
【0008】
【特許文献1】特開2001−199965号公報
【非特許文献1】Am.J. Cardiol., 76, 899-905 (1995)
【非特許文献2】Science, 232, 34-47 (1986)
【非特許文献3】N. Engl. J. Med. , 302, 1219-1222
(1980)
【非特許文献4】J. Biol. Chem. , 269, 1340-1347 (1
994)
【非特許文献5】J. Med. Chem. , 37, 873-875 (1994)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、回腸型
胆汁酸トランスポーター阻害作用を有する誘導体の合成
とその薬理活性について永年に亘り鋭意研究を行った結
果、本発明の4−オキソキノリン誘導体が回腸型胆汁酸
トランスポーターに対して優れた阻害作用を有し、副作
用も低いため、高脂血症、動脈硬化症の治療剤及び/又
は予防剤に有用であることを見出し、本発明を完成し
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1) 本発明の4−オ
キソキノリン誘導体、その薬理上許容される塩、そのエ
ステル又はその他の誘導体は、下記一般式(I)又は下
記一般式(II)を有する。
【0011】一般式(I)
【0012】
【化4】
【0013】又は一般式(II)
【0014】
【化5】
【0015】式中、R1は、アリール基、又はハロゲン
原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、シ
アノ基及びジ−低級アルキルアミノ基からなる群から選
択される基で1乃至3個置換されたアリール基を示し、
2は、低級アルキル基、低級アルケニル基又は低級ア
ルキニル基を示し、R3は、式−A−D−E−G
n+(X-nを有する基[上記式中、Aは、酸素原子、硫
黄原子、式−CH2O−を有する基又は式−CH2S−を
有する基を示し、Dは、C1−C12アルキレン基、炭素
鎖中に酸素原子若しくは硫黄原子を有するC2−C12
ルキレン基又は炭素鎖中にアリール基を有するC2−C
12アルキレン基を示し、Eは、単結合、式−NR8CO
−を有する基又は式−CONR8−を有する基(上記式
中、R8は、水素原子又は低級アルキル基を示す。)を
示し、Gn+は、(i)置換基群bから選択される基で置換
された低級アルキル基及び低級アルキル基からなる群か
ら選択される基で、同一又は異なって3個置換されたア
ンモニオ基、(ii)環上の窒素原子がEと結合することに
よりアンモニオ基であり、更に置換基群bから選択され
る基で置換された低級アルキル基及び置換基群bからな
る群から選択される基で1乃至3個置換されてもよく、
ベンゼン環と縮合してもよい、1−ピリジニオ基、1−
ピラジニオ基若しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上
の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なくとも1つ
の窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換され
ることにより形成されるアンモニオ基であり、更にベン
ゼン環と縮合してもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基
若しくはピリミジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介して
Eと結合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオ
キソ基で置換されることにより形成されるアンモニオ基
である、1−ピペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若し
くは4−モルホリニオ基、(v)置換基群bから選択され
る基で置換された低級アルキル基、置換基群b及びオキ
ソ基からなる群から選択される基で置換されてもよい、
1−(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)
基若しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基、(vi)環上の炭素原子を介
してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、
低級アルキル基又はオキソ基で置換されることにより形
成されるアンモニオ基である、(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは(4−アザ−1−
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基、(vii)
オキソ基又はヒドロキシ基で1乃至3個置換されてもよ
い、1−テトラヒドロチオフェニオ基若しくは1−テト
ラヒドロチオピラニオ基、(viii)置換基群bから選択さ
れる基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基
からなる群から選択される基で、同一又は異なって2個
置換されたスルホニオ基、(ix)置換基群bから選択され
る基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基か
らなる群から選択される基で、同一又は異なって3個置
換されたホスホニオ基、又は(x)環上の窒素原子を介し
てEと結合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又は
オキソ基で置換されることにより形成されるアンモニオ
基である、1−ピロリジニオ基を示し、X-は、アニオ
ンを示し、nは、1又は2の整数を示す。]を示し、R
4、R6及びR7は、同一又は異なって、水素原子又は置
換基群aから選択される基を示し、R5は、水素原子又
は置換基群bから選択される基を示し、環Arは、アリ
ール基又は置換基群bから選択される基で1乃至3個置
換されたアリール基を示し、置換基群aは、ハロゲン原
子、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基
及び低級アルキルチオ基からなる群を示し、置換基群b
は、ハロゲン原子、低級アルキル基、シアノ基、ニトロ
基並びに式−OR9、式−OCONR910、式−NR9
10、式−NR8COR9、式−CO29及び式−CON
910を有する基(上記式中、R8は、前述したものと
同意義を示し、R9及びR10は、同一又は異なって、水
素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、アリール
基又は置換基群aから選択される基で1乃至3個置換さ
れたアリール基を示す。)からなる群を示す。
【0016】上記化合物(1)において、好適な化合物
を下記に挙げることができる。(2) (1)におい
て、R1は、アリール基、又はハロゲン原子、低級アル
キル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級
アルコキシ基及び低級アルキルチオ基からなる群から選
択される基で1乃至3個置換されたアリール基を示し、
2は、低級アルキル基、低級アルケニル基又は低級ア
ルキニル基を示し、R3は、式−A−D−E−G
n+(X-nを有する基[上記式中、Aは、酸素原子、硫
黄原子,式−CH2O−を有する基又は式−CH2S−を
有する基を示し、Dは、C1−C12アルキレン基、炭素
鎖中に酸素原子若しくは硫黄原子を有するC2−C12
ルキレン基又は炭素鎖中にアリール基を有するC2−C
12アルキレン基を示し、Eは、単結合又は式−NR8
O−を有する基(上記式中、R8は、水素原子又は低級
アルキル基を示す。)を示し、Gn+は、(i)置換基群b
から選択される基で置換された低級アルキル基及び低級
アルキル基からなる群から選択される基で、同一又は異
なって3個置換されたアンモニオ基、(ii)環上の窒素原
子がEと結合することによりアンモニオ基であり、更に
置換基群bから選択される基で置換された低級アルキル
基及び置換基群bからなる群から選択される基で1乃至
3個置換されてもよく、ベンゼン環と縮合してもよい、
1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若しくは1−ピリ
ミジニオ基、(iii)環上の炭素原子を介してEと結合
し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル
基又はオキソ基で置換されることにより形成されるアン
モニオ基であり、更にベンゼン環と縮合してもよい、ピ
リジニオ基、ピラジニオ基若しくはピリミジニオ基、(i
v)環上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原子
が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることによ
り形成されるアンモニオ基である、1−ピペリジニオ
基、1−ピペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ基、
(v)置換基群bから選択される基で置換された低級アル
キル基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選択さ
れる基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ
−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基、
(vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なく
とも1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で
置換されることにより形成されるアンモニオ基である、
(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基、(vii)オキソ基又はヒドロキシ基で
1乃至3個置換されてもよい、1−テトラヒドロチオフ
ェニオ基若しくは1−テトラヒドロチオピラニオ基、(v
iii)置換基群bから選択される基で置換された低級アル
キル基及び低級アルキル基からなる群から選択される基
で、同一又は異なって2個置換されたスルホニオ基、又
は(ix)置換基群bから選択される基で置換された低級ア
ルキル基及び低級アルキル基からなる群から選択される
基で、同一又は異なって3個置換されたホスホニオ基を
示し、X-は、アニオンを示し、nは、1又は2の整数
を示す。]を示し、R4、R6及びR7は、同一又は異な
って、水素原子又は置換基群aから選択される基を示
し、R5は、水素原子又は置換基群bから選択される基
を示し、環Arは、アリール基又は置換基群bから選択
される基で1乃至3個置換されたアリール基を示し、置
換基群aは、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロキ
シ基、低級アルコキシ基及び低級アルキルチオ基からな
る群を示し、置換基群bは、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基、シアノ基、ニトロ基並びに式−OR9、式−OC
ONR910、式−NR910、式−NR8COR9、式−
CO29及び式−CONR910を有する基(上記式
中、R8は、前述したものと同意義を示し、R9及びR10
は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、ア
リール基又は置換基群aから選択される基で1乃至3個
置換されたアリール基を示す。)からなる群を示す化合
物、その薬理上許容される塩、そのエステル又はその他
の誘導体、(3) (1)又は(2)において、一般式
(I)を有する化合物又はその薬理上許容される塩、
(4) (1)又は(2)において、一般式(II)を
有する化合物又はその薬理上許容される塩、(5)
(1)乃至(4)より選択されるいずれか一項におい
て、R1が、アリール基、又はハロゲン原子、低級アル
キル基及び低級アルコキシ基からなる群から選択される
基で1乃至3個置換されたアリール基である化合物又は
その薬理上許容される塩、(6) (1)乃至(4)よ
り選択されるいずれか一項において、R1が、フェニル
基、又は、弗素原子、塩素原子、C1−C2アルキル基及
びC1−C2アルコキシ基からなる群から選択される基で
1乃至3個置換されたフェニル基である化合物又はその
薬理上許容される塩、(7) (1)乃至(4)より選
択されるいずれか一項において、R1が、弗素原子又は
塩素原子で1乃至3個置換されたフェニル基である化合
物又はその薬理上許容される塩、(8) (1)乃至
(4)より選択されるいずれか一項において、R1が、
3−フルオロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル
基、3,4−ジフルオロフェニル基又は3,5−ジフル
オロフェニル基である化合物又はその薬理上許容される
塩、(9) (1)乃至(4)より選択されるいずれか
一項において、R1が、3,5−ジフルオロフェニル基
である化合物又はその薬理上許容される塩、(10)
(1)乃至(9)より選択されるいずれか一項におい
て、R2が、低級アルキル基、C2−C3アルケニル基又
はC2−C3アルキニル基である化合物又はその薬理上許
容される塩、(11) (1)乃至(9)より選択され
るいずれか一項において、R2が、低級アルキル基であ
る化合物又はその薬理上許容される塩、(12)
(1)乃至(9)より選択されるいずれか一項におい
て、R2が、C1−C4アルキル基である化合物又はその
薬理上許容される塩、(13) (1)乃至(9)より
選択されるいずれか一項において、R2が、C1−C2
ルキル基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(14) (1)乃至(13)より選択されるいずれか
一項において、Aが、酸素原子又は硫黄原子である化合
物又はその薬理上許容される塩、(15) (1)乃至
(13)より選択されるいずれか一項において、Aが、
酸素原子である化合物又はその薬理上許容される塩、
(16) (1)乃至(15)より選択されるいずれか
一項において、Dが、C1−C12アルキレン基、又は炭
素鎖中に酸素原子若しくは硫黄原子を有するC2−C12
アルキレン基である化合物又はその薬理上許容される
塩、(17) (1)乃至(15)より選択されるいず
れか一項において、Dが、C4−C10アルキレン基、又
は炭素鎖中に酸素原子若しくは硫黄原子を1又は2個有
するC2−C6アルキレン基である化合物又はその薬理上
許容される塩、(18) (1)乃至(15)より選択
されるいずれか一項において、Dが、C4−C10アルキ
レン基である化合物又はその薬理上許容される塩、(1
9) (1)乃至(15)より選択されるいずれか一項
において、Dが、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基
又はオクタメチレン基である化合物又はその薬理上許容
される塩、(20) (1)乃至(15)より選択され
るいずれか一項において、Dが、炭素鎖中にアリール基
を有するC2−C12アルキレン基である化合物又はその
薬理上許容される塩、(21) (1)乃至(15)よ
り選択されるいずれか一項において、Dが、炭素鎖中に
アリール基を有するC2−C4アルキレン基である化合物
又はその薬理上許容される塩、(22) (1)乃至
(15)より選択されるいずれか一項において、Dが、
炭素鎖中にフェニル基を有するC2−C4アルキレン基で
ある化合物又はその薬理上許容される塩、(23)
(1)乃至(22)より選択されるいずれか一項におい
て、Eが、単結合である化合物又はその薬理上許容され
る塩、(24) (1)乃至(23)より選択されるい
ずれか一項において、Gn+が、(i)式−OR9を有する基
又は式−NR910を有する基で置換された低級アルキ
ル基及び低級アルキル基からなる群から選択される基
で、同一又は異なって3個置換されたアンモニオ基、(i
i)環上の窒素原子がEと結合することによりアンモニオ
基であり、更に置換基群bから選択される基で置換され
た低級アルキル基及び置換基群bからなる群から選択さ
れる基で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼン環と縮
合してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若
しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素原子を介
してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、
低級アルキル基又はオキソ基で置換されることにより形
成されるアンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮合し
てもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基若しくはピリミ
ジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介してEと結合し、更
に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換さ
れることにより形成されるアンモニオ基である、1−ピ
ペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若しくは4−モルホ
リニオ基、(v)置換基群bから選択される基で置換され
た低級アルキル基、置換基群b及びオキソ基からなる群
から選択される基で置換されてもよい、1−(1−アゾ
ニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−
(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
チル)基、(vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、環
上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル基又は
オキソ基で置換されることにより形成されるアンモニオ
基である、(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
チル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基、(vii)オキソ基又はヒド
ロキシ基で1乃至3個置換されてもよい、1−テトラヒ
ドロチオフェニオ基、(viii)式−OR9を有する基又は
式−NR910を有する基で置換された低級アルキル基
及び低級アルキル基からなる群から選択される基で、同
一又は異なって2個置換されたスルホニオ基、或いは(i
x)式−OR9を有する基又は式−NR910を有する基で
置換された低級アルキル基及び低級アルキル基からなる
群から選択される基で、同一又は異なって3個置換され
たホスホニオ基である化合物又はその薬理上許容される
塩、(25) (1)乃至(23)より選択されるいず
れか一項において、Gn+が、(i)ヒドロキシ基又はジ−
低級アルキルアミノ基で置換された低級アルキル基及び
低級アルキル基からなる群から選択される基で、同一又
は異なって3個置換されたアンモニオ基、(ii)環上の窒
素原子がEと結合することによりアンモニオ基であり、
更に置換基群bから選択される基で置換された低級アル
キル基及び置換基群bからなる群から選択される基で1
乃至3個置換されてもよく、ベンゼン環と縮合してもよ
い、1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若しくは1−
ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素原子を介してEと結
合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキ
ル基又はオキソ基で置換されることにより形成されるア
ンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮合してもよい、
ピリジニオ基、ピラジニオ基若しくはピリミジニオ基、
(iv)環上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原
子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることに
より形成されるアンモニオ基である、1−ピペリジニオ
基、1−ピペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ基、
(v)置換基群bから選択される基で置換された低級アル
キル基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選択さ
れる基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ
−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基、
(vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なく
とも1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で
置換されることにより形成されるアンモニオ基である、
(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基、(vii) 1−テトラヒドロチオフェニ
オ基、(viii)ヒドロキシ基又はジ−低級アルキルアミノ
基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基から
なる群から選択される基で、同一又は異なって2個置換
されたスルホニオ基、或いは(ix)ヒドロキシ基又はジ−
低級アルキルアミノ基で置換された低級アルキル基及び
低級アルキル基からなる群から選択される基で、同一又
は異なって3個置換されたホスホニオ基である化合物又
はその薬理上許容される塩、(26) (1)乃至(2
3)より選択されるいずれか一項において、Gn+が、
(i)トリ−低級アルキルアンモニオ基、(ii)環上の窒素
原子がEと結合することによりアンモニオ基であり、更
に置換基群bから選択される基で置換された低級アルキ
ル基及び置換基群bからなる群から選択される基で1乃
至3個置換されてもよく、ベンゼン環と縮合してもよ
い、1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若しくは1−
ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素原子を介してEと結
合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキ
ル基又はオキソ基で置換されることにより形成されるア
ンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮合してもよい、
ピリジニオ基、ピラジニオ基若しくはピリミジニオ基、
(iv)環上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原
子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることに
より形成されるアンモニオ基である、1−ピペリジニオ
基、1−ピペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ基、
(v)置換基群bから選択される基で置換された低級アル
キル基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選択さ
れる基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ
−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基、
(vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なく
とも1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で
置換されることにより形成されるアンモニオ基である、
(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基、(viii)ジ−低級アルキルスルホニオ
基、或いは(ix)トリ−低級アルキルホスホニオ基である
化合物又はその薬理上許容される塩、(27) (1)
乃至(23)より選択されるいずれか一項において、G
n+が、(ii)環上の窒素原子がEと結合することによりア
ンモニオ基であり、更に置換基群bから選択される基で
置換された低級アルキル基及び置換基群bからなる群か
ら選択される基で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼ
ン環と縮合してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジ
ニオ基若しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素
原子を介してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素
原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されること
により形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼン環
と縮合してもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基若しく
はピリミジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介してEと結
合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基
で置換されることにより形成されるアンモニオ基であ
る、1−ピペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若しくは
4−モルホリニオ基、(v)置換基群bから選択される基
で置換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ基
からなる群から選択される基で置換されてもよい、1−
(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクチル)基、或いは(vi)環上の炭素原子を介
してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、
低級アルキル基又はオキソ基で置換されることにより形
成されるアンモニオ基である、(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは(4−アザ−1−
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基である化
合物又はその薬理上許容される塩、(28) (1)乃
至(23)より選択されるいずれか一項において、Gn+
が、(ii)置換基群bから選択される基で置換された低級
アルキル基及び置換基群bからなる群から選択される基
で1乃至3個置換されてもよく、更にベンゼン環と縮合
してもよい1−ピリジニオ基、(iii)環上の炭素原子を
介してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子
が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることによ
り形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮
合してもよいピリジニオ基、(iv)環上の窒素原子が、低
級アルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成
されるアンモニオ基である1−ピペリジニオ基、(v)置
換基群bから選択される基で置換された低級アルキル
基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選択される
基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−
1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基、或
いは(vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少
なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル基で置換され
ることにより形成されるアンモニオ基である、(1−ア
ゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは
(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
チル)基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(29) (1)乃至(23)より選択されるいずれか
一項において、Gn+が、(ii)置換基群bから選択される
基で1乃至3個置換されてもよい、1−ピリジニオ基、
(iii)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少な
くとも1つの窒素原子が、低級アルキル基で置換される
ことにより形成されるアンモニオ基であるピリジニオ
基、(iv)環上の窒素原子が、低級アルキル基で置換され
ることにより形成されるアンモニオ基である1−ピペリ
ジニオ基、或いは(v)置換基群b及びオキソ基から選択
される基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシ
クロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−ア
ザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基
である化合物又はその薬理上許容される塩、(30)
(1)乃至(23)より選択されるいずれか一項におい
て、Gn+が、(ii)低級アルキル基、式−OR9を有する
基又は式−NR910を有する基で置換されてもよい1
−ピリジニオ基、或いは(v)低級アルキル基、式−OR9
を有する基、式−NR910を有する基又はオキソ基で
置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−1−ア
ゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基である化合
物又はその薬理上許容される塩、(31) (1)乃至
(23)より選択されるいずれか一項において、G
n+が、(ii)低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコ
キシ基又はジ−低級アルキルアミノ基で置換されてもよ
い、1−ピリジニオ基、或いは(v)低級アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基、ジ−低級アルキルアミ
ノ基又はオキソ基で置換されてもよい、1−(1−アゾ
ニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−
(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
チル)基である化合物又はその薬理上許容される塩、
(32) (1)乃至(23)より選択されるいずれか
一項において、Gn+が、(ii)ヒドロキシ基又は低級アル
コキシ基で置換されてもよい、1−ピリジニオ基、或い
は(v)低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、ジ−低級アルキルアミノ基又はオキソ基で置換され
てもよい、1−(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクチル)基若しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクチル)基である化合物又はそ
の薬理上許容される塩、(33) (1)乃至(23)
より選択されるいずれか一項において、Gn+が、1−ピ
リジニオ基、1−(1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基又は1−(4−アザ−1−アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクチル)基である化合物又はそ
の薬理上許容される塩、(34) (1)乃至(23)
より選択されるいずれか一項において、Gn+が、(iv)環
上の窒素原子が、低級アルキル基で置換されることによ
り形成されるアンモニオ基である1−ピペリジニオ基で
ある化合物又はその薬理上許容される塩、(35)
(1)乃至(23)より選択されるいずれか一項におい
て、Gn+が、(ii)式−CO29を有する基又は式−CO
NR910を有する基或いはアリール基で置換された1
−ピリジニオ基である化合物又はその薬理上許容される
塩、(36) (1)乃至(23)より選択されるいず
れか一項において、Gn+が、(ii)アリール基で置換され
た1−ピリジニオ基である化合物又はその薬理上許容さ
れる塩、(37) (1)乃至(36)より選択される
いずれか一項において、X-が、ハロゲンイオンである
化合物又はその薬理上許容される塩、(38) (1)
乃至(37)より選択されるいずれか一項において、R
5が、水素原子、式−OR9を有する基又は式−NR9
10を有する基である化合物又はその薬理上許容される
塩、(39) (1)乃至(37)より選択されるいず
れか一項において、R5が、式−OR9を有する基である
化合物又はその薬理上許容される塩、(40) (1)
乃至(37)より選択されるいずれか一項において、R
5が、低級アルコキシ基である化合物又はその薬理上許
容される塩、(41) (1)乃至(40)より選択さ
れるいずれか一項において、R4、R6及びR7が、同一
又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基又は低級アルコキシ基である化合物又はその薬理上許
容される塩、(42) (1)乃至(40)より選択さ
れるいずれか一項において、R4、R6及びR7が、同一
又は異なって、水素原子、弗素原子、塩素原子、C1
2アルキル基又はC1−C2アルコキシ基である化合物
又はその薬理上許容される塩、(43) (1)乃至
(40)より選択されるいずれか一項において、R4
6及びR7が、水素原子である化合物又はその薬理上許
容される塩、(44) (1)乃至(40)より選択さ
れるいずれか一項において、R4、R6及びR7が、メト
キシ基である化合物又はその薬理上許容される塩、(4
5) (1)乃至(44)より選択されるいずれか一項
において、環Arが、置換基群bから選択される基で1
乃至3個置換されたアリール基である化合物又はその薬
理上許容される塩、(46) (1)乃至(44)より
選択されるいずれか一項において、環Arが、式−OR
9を有する基及び式−NR910を有する基から選択され
る基で1乃至3個置換されたアリール基である化合物又
はその薬理上許容される塩、(47) (1)乃至(4
4)より選択されるいずれか一項において、環Arが、
式−OR9を有する基で1乃至3個置換されたアリール
基である化合物又はその薬理上許容される塩、(48)
(1)乃至(44)より選択されるいずれか一項にお
いて、環Arが、低級アルコキシ基で1乃至3個置換さ
れたアリール基である化合物又はその薬理上許容される
塩、(49) (1)乃至(44)より選択されるいず
れか一項において、環Arが、3−メトキシフェニル基
又は3、5−ジメトキシフェニル基である化合物又はそ
の薬理上許容される塩、(50) (1)乃至(44)
より選択されるいずれか一項において、環Arが、3、
5−ジエトキシフェニル基又は3−エトキシ−5−プロ
ポキシフェニル基である化合物又はその薬理上許容され
る塩、(51) (1)乃至(50)より選択されるい
ずれか一項において、nが、1の整数である化合物又は
その薬理上許容される塩、(52) (1)又は(2)
において、1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノ
リン-1-イル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]
ピリジニウム クロリド、1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-
オキソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシフェノキシメ
チル]ベンジル]アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
クロリド、1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノ
リン-1-イル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]-
4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン クロリ
ド、1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1
-イル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]-4-アザ
-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、1-
[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモ
イル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]ピリジニウム
ブロミド、1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン クロリド、1-[7
-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイ
ル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタン ブロミド、1-[7-[3-[N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-
イルオキシ]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン クロリド、1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクタン ブロミド、1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルスルファ
ニル]へプチル]ピリジニウム ブロミド、1-[7-[3-[N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-7-イルスルファニル]へプチル]-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタン ブロミド、及び1-[7-[3-[N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-
ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルスルファニル]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシ
クロ[2.2.2]オクタン ブロミドより選択されるいず
れか1つの化合物又はその薬理上許容される塩、(5
3) (1)又は(2)において、1-(7-[1-(3,5-ジエ
トキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-7-イルオキシ]ヘプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミド、1-[7-[3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメ
トキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-
イルオキシ]へプチル]-1-メチルピペリジニウム ブロ
ミド、1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-1-
メチルピペリジニウム ブロミド、1-(7-[1-(3,5-ジエ
トキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル)-1-メチルピペリ
ジニウム ブロミド、1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルオキシ]へプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミド、1-(8-[1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルカルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、1-[7-[1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチルピペリ
ジニウム ブロミド、及び1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-
プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミドより選択されるいずれか
1つの化合物又はその薬理上許容される塩、(54)
(1)又は(2)において、1-(7-[1-(3,5-ジエトキシ
フェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]ヘプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン クロリド、1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]へプチル]-1-メチルピペリジニウム クロリ
ド、1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-
ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-1-メ
チルピペリジニウム クロリド、1-(7-[1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルカルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-7-イルオキシ]へプチル)-1-メチルピペリジ
ニウム クロリド、1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルオキシ]へプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン クロリド、1-(8-[1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルカルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン クロリド、1-[7-[1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチルピペリ
ジニウム クロリド、及び1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-
プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン クロリドより選択されるいずれか
1つの化合物又はその薬理上許容される塩。
【0017】上記化合物(I)又は(II)において、
(1)又は(2);(3)又は(4);(5)乃至
(9);(10)乃至(13);(14)又は(1
5);(16)乃至(22);(23);(24)乃至
(36);(37);(38)乃至(40);(41)
乃至(44);(45)乃至(50);並びに(51)
から成る群から選択されるいずれか一項を任意に組み合
わせた化合物も好適である。
【0018】上記式中、R1、環Ar、R9及びR10の定
義における「アリール基」、R1の定義における「ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、
ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ
基、シアノ基及びジ−低級アルキルアミノ基からなる群
から選択される基で1乃至3個置換されたアリール基」
並びに環Ar、R9及びR10の定義における「置換基群
aから選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基」のアリール部分は、例えば、フェニル、インデニル
又はナフチル基のような炭素数6乃至10個の芳香族炭
化水素基であり、好適には、フェニル基である。
【0019】上記式中、R2、R8、R9、R10、Gn+
置換基群a及び置換基群bの定義における「低級アルキ
ル基」並びにR1の定義における「ハロゲン原子、低級
アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ基、
低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、シアノ基及び
ジ−低級アルキルアミノ基からなる群から選択される基
で1乃至3個置換されたアリール基」及びGn+の定義に
おける「置換基群bから選択される基で置換された低級
アルキル基」の「低級アルキル基」部分は、例えば、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペン
チル、2−メチルブチル、ネオペンチル、1−エチルプ
ロピル、ヘキシル、イソヘキシル、4−メチルペンチ
ル、3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、1−メ
チルペンチル、3,3−ジメチルブチル、2,2−ジメ
チルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチ
ルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチル
ブチル、1−エチルブチル又は2−エチルブチル基のよ
うな炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であ
る。R2及びGn+において、好適には、C1−C4アルキ
ル基であり、更に好適には、C1−C2アルキル基であ
り、最も好適には、メチル又はエチル基である。R1
8、置換基群a及び置換基群bにおいて、好適には、
1−C4アルキル基であり、更に好適には、C1−C2
ルキル基であり、最も好適には、メチル基である。R9
及びR10において、好適には、C1−C4アルキル基であ
り、更に好適には、C1−C3アルキル基であり、最も好
適には、メチル、エチル又はプロピル基である。
【0020】上記式中、R2の定義における「低級アル
ケニル基」は、例えば、エテニル、1−プロペニル、2
−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、1−メチ
ル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、2
−メチル−2−プロペニル、2−エチル−2−プロペニ
ル、1−ブテニル、2−ブテニル、1−メチル−2−ブ
テニル、1−メチル−1−ブテニル、3−メチル−2−
ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ブテニル、
1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニ
ル、1−エチル−3−ブテニル、1−ペンテニル、2−
ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル
−2−ペンテニル、3−ペンテニル、1−メチル−3−
ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、4−ペンテ
ニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−
ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘ
キセニル、4−ヘキセニル又は5−ヘキセニル基のよう
な炭素数2乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基であ
り、好適には、C2−C3アルケニル基であり、最も好適
には、2−プロペニル基である。
【0021】上記式中、R2の定義における「低級アル
キニル基」は、例えば、エチニル、2−プロピニル、1
−メチル−2−プロピニル、2−ブチニル、1−メチル
−2−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、3−ブチ
ニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブ
チニル、1−エチル−3−ブチニル、2−ペンチニル、
1−メチル−2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メ
チル−3−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、
4−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メ
チル−4−ペンチニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニ
ル、4−ヘキシニル又は5−ヘキシニル基のような炭素
数2乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキニル基であり、好
適には、C2−C3アルキニル基であり、最も好適には、
2−プロピニル基である。
【0022】上記式中、Dの定義における「C1−C12
アルキレン基」は、メチレン、メチルメチレン、エチレ
ン、プロピレン、トリメチレン、1−メチルエチレン、
テトラメチレン、1−メチルトリメチレン、2−メチル
トリメチレン、3−メチルトリメチレン、1−メチルプ
ロピレン、1,1−ジメチルエチレン、ペンタメチレ
ン、1−メチルテトラメチレン、2−メチルテトラメチ
レン、3−メチルテトラメチレン、4−メチルテトラメ
チレン、1,1−ジメチルトリメチレン、2,2−ジメ
チルトリメチレン、3,3−ジメチルトリメチレン、ヘ
キサメチレン、1−メチルペンタメチレン、2−メチル
ペンタメチレン、3−メチルペンタメチレン、4−メチ
ルペンタメチレン、5−メチルペンタメチレン、1,1
−ジメチルテトラメチレン、2,2−ジメチルテトラメ
チレン、3,3−ジメチルテトラメチレン、4,4−ジ
メチルテトラメチレン、ヘプタメチレン、1−メチルヘ
キサメチレン、2−メチルヘキサメチレン、5−メチル
ヘキサメチレン、3−エチルペンタメチレン、オクタメ
チレン、2−メチルヘプタメチレン、5−メチルヘプタ
メチレン、2−エチルヘキサメチレン、2−エチル−3
−メチルペンタメチレン、3−エチル−2−メチルペン
タメチレン、ノナメチレン、2−メチルオクタメチレ
ン、7−メチルオクタメチレン、4−エチルヘプタメチ
レン、3−エチル−2−メチルヘキサメチレン、2−エ
チル−1−メチルヘキサメチレン、デカメチレン、ウン
デカメチレン又はドデカメチレン基のような炭素数1乃
至12個の直鎖又は分枝鎖アルキレン基であり、好適に
は、C4−C10アルキレン基であり、更に好適には、ヘ
キサメチレン、ヘプタメチレン又はオクタメチレン基で
あり、最も好適には、ヘプタメチレン又はオクタメチレ
ン基である。
【0023】上記式中、Dの定義における「炭素鎖中に
酸素原子若しくは硫黄原子を有するC2−C12アルキレ
ン基」は、上記「C1−C12アルキレン基」において炭
素数2乃至12個の直鎖又は分枝鎖アルキレン基の炭素
鎖中に1乃至4個の酸素原子若しくは硫黄原子を有する
基であり、例えば、−CH2−O−CH2−、−CH2
O−(CH22−、−(CH22−O−(CH22−、
−(CH22−O−(CH22−O−(CH22−、−
(CH22−O−(CH22−O−(CH22−O−
(CH22−、−(CH22−O−(CH22−O−
(CH22−O−(CH22−O−(CH22−、−C
2−S−CH2−、−CH2−S−(CH22−、−
(CH22−S−(CH22−、−(CH22−S−
(CH22−S−(CH22−、−(CH22−S−
(CH22−S−(CH22−S−(CH22−又は−
(CH22−S−(CH22−S−(CH22−S−
(CH22−S−(CH22−を有する基であり、好適
には、炭素鎖中に酸素原子若しくは硫黄原子を1又は3
個有するC2−C10アルキレン基であり、更に好適に
は、炭素鎖中に酸素原子若しくは硫黄原子を1又は2個
有するC2−C6アルキレン基であり、最も好適には、−
(CH22−O−(CH22−又は−(CH22−O−
(CH 22−O−(CH22−を有する基である。
【0024】上記式中、Dの定義における「炭素鎖中に
アリール基を有するC2−C12アルキレン基」は、上記
「C1−C12アルキレン基」において炭素数2乃至12
個の直鎖又は分枝鎖アルキレン基の炭素鎖中にアリール
基(前述したものと同意義を示す。)を1個有する基で
あり、例えば、
【0025】
【化6】
【0026】を有する基であり、好適には、炭素鎖中に
アリール基を有するC2−C6アルキレン基であり、更に
好適には、炭素鎖中にアリール基を有するC2−C4アル
キレン基であり、最も好適には、
【0027】
【化7】
【0028】を有する基である。
【0029】上記式中、置換基群a及び置換基群bの定
義における「ハロゲン原子」並びにR1の定義における
「ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキ
ル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキル
チオ基、シアノ基及びジ−低級アルキルアミノ基からな
る群から選択される基で1乃至3個置換されたアリール
基」の「ハロゲン原子」部分は、弗素、塩素、臭素又は
沃素原子であり、好適には、弗素原子又は塩素原子であ
り、最も好適には、弗素原子である。
【0030】上記式中、R1の定義における「ハロゲン
原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、シ
アノ基及びジ−低級アルキルアミノ基からなる群から選
択される基で1乃至3個置換されたアリール基」の「ハ
ロゲノ低級アルキル基」部分は、前記「低級アルキル
基」にハロゲン原子が置換した基を示し、例えば、トリ
フルオロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチ
ル、ジクロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチ
ル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−ト
リクロロエチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチ
ル、2−フルオロエチル、2−ヨードエチル、3−クロ
ロプロピル、4−フルオロブチル、6−ヨードヘキシル
又は2,2−ジブロモエチル基のような炭素数1乃至6
個のハロゲノ低級アルキル基であり、好適には、ハロゲ
ノC1−C4アルキル基であり、更に好適には、ハロゲノ
1−C2アルキル基であり、更により好適には、フルオ
ロC1−C2アルキル又はクロロC1−C2アルキル基であ
り、最も好適には、トリフルオロメチル基である。
【0031】上記式中、R9、R10及び置換基群aの定
義における「低級アルコキシ基」並びにR1の定義にお
ける「ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級ア
ルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アル
キルチオ基、シアノ基及びジ−低級アルキルアミノ基か
らなる群から選択される基で1乃至3個置換されたアリ
ール基」の「低級アルコキシ基」部分は、前記「低級ア
ルキル基」が酸素原子に結合した基を示し、例えば、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブト
キシ、イソブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、ペ
ントキシ、イソペントキシ、2−メチルブトキシ、ネオ
ペントキシ、ヘキシルオキシ、4−メチルペントキシ、
3−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3,3
−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、1,
1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、
1,3−ジメチルブトキシ又は2,3−ジメチルブトキ
シ基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコ
キシ基であり、好適には、C 1−C4アルコキシ基であ
り、更に好適には、C1−C2アルコキシ基であり、最も
好適には、メトキシ基である。
【0032】上記式中、置換基群aの定義における「低
級アルキルチオ基」並びにR1の定義における「ハロゲ
ン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、
シアノ基及びジ−低級アルキルアミノ基からなる群から
選択される基で1乃至3個置換されたアリール基」の
「低級アルキルチオ基」部分は、前記「低級アルキル
基」が硫黄原子に結合した基を示し、例えば、メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブ
チルチオ、イソブチルチオ、s−ブチルチオ、t−ブチ
ルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、2−メチル
ブチルチオ、ネオペンチルチオ、ヘキシルチオ、4−メ
チルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、2−メチ
ルペンチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、2,2
−ジメチルブチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、
1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチル
チオ又は2,3−ジメチルブチルチオ基のような炭素数
1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基であり、好
適には、C1−C4アルキルチオ基であり、更に好適に
は、C1−C2アルキルチオ基であり、最も好適には、メ
チルチオ基である。
【0033】上記式中、X-の定義における「アニオ
ン」は、例えば、弗素イオン、塩素イオン、沃素イオ
ン、臭素イオンのようなハロゲンイオン;メタンスルホ
ニルオキシイオン、エタンスルホニルオキシイオンのよ
うなC1−C6アルカンスルホニルオキシイオン;ベンゼ
ンスルホニルオキシイオン、p-TsO-(p-トシルオキ
シイオン)、OTf-(トリフルオロメタンスルホニル
オキシイオン)、ペンタフルオロエタンスルホニルオキ
シイオンのような前記低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子及びハロゲノ低級アルキル基から選択
される基で1乃至3個置換されてもよいC6−C10アリ
ールスルホニルオキシイオンであり、好適には、ハロゲ
ンイオンであり、最も好適には、臭素イオン又は塩素イ
オンである。なお、上記式中、nが2の整数である場
合、(X-nにおけるアニオンは、同一又は異なっても
よい。
【0034】上記式中、R1の定義における「ハロゲン
原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、シ
アノ基及びジ−低級アルキルアミノ基からなる群から選
択される基で1乃至3個置換されたアリール基」の「ジ
−低級アルキルアミノ基」部分は、前記「低級アルキル
基」が2個アミノ基に結合した基を示し、例えば、ジメ
チルアミノ、ジエチルアミノ、N−エチル−N−メチル
アミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジペンチ
ルアミノ、ジヘキシルアミノ基のようなジ−C1−C6
ルキルアミノ基であり、好適には、ジ−C1−C4アルキ
ルアミノ基であり、更に好適には、ジ−C1−C2アルキ
ルアミノ基であり、最も好適には、ジメチルアミノ基で
ある。
【0035】上記において、R1の定義における「ハロ
ゲン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、
ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ
基、シアノ基及びジ−低級アルキルアミノ基からなる群
から選択される基で1乃至3個置換されたアリール基」
の具体例は、例えば、2−,3−若しくは4−フルオロ
フェニル、2−,3−若しくは4−クロロフェニル、2
−,3−若しくは4−ブロモフェニル、2−,3−若し
くは4−ヨードフェニル、2−,3−若しくは4−メチ
ルフェニル、2−,3−若しくは4−エチルフェニル、
2−,3−若しくは4−トリフルオロメチルフェニル、
2−,3−若しくは4−ヒドロキシフェニル、2−,3
−若しくは4−メトキシフェニル、2−,3−若しくは
4−エトキシフェニル、2−,3−若しくは4−メチル
チオフェニル、2−,3−若しくは4−エチルチオフェ
ニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジクロロ
フェニル、3,4−ジブロモフェニル、3,5−ジフル
オロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3,5−ジ
ブロモフェニル、2,3−ジメチルフェニル、3,4−
ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,3
−ジエチルフェニル、3,4−ジエチルフェニル、3,
5−ジエチルフェニル、2,3−ジヒドロキシフェニ
ル、3,4−ジヒドロキシフェニル、3,5−ジヒドロ
キシフェニル、2,3−ジメトキシフェニル、3,4−
ジメトキシフェニル、3,5−ジメトキシフェニル、
2,3−ジエトキシフェニル、3,4−ジエトキシフェ
ニル、3,5−ジエトキシフェニル、3,5−ジトリフ
ルオロメチルフェニル、3−ジメチルアミノフェニル又
は3−シアノ−5−メトキシフェニル基であり、好適に
は、ハロゲン原子、低級アルキル基、ハロゲノ低級アル
キル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基及び低級アル
キルチオ基からなる群から選択される基で1乃至3個置
換されたアリール基であり、更に好適には、ハロゲン原
子、低級アルキル基、ハロゲノC1−C2アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基及びC1−C2アルキルチ
オ基からなる群から選択される基で1乃至3個置換され
たアリール基であり、より好適には、ハロゲン原子、低
級アルキル基及び低級アルコキシ基からなる群から選択
される基で1乃至3個置換されたアリール基であり、更
により好適には、弗素原子、塩素原子、C1−C2アルキ
ル基及びC1−C2アルコキシ基からなる群から選択され
る基で1乃至3個置換されたフェニル基であり、更に好
適には、弗素原子又は塩素原子で1乃至3個置換された
フェニル基であり、より好適には、3−フルオロフェニ
ル基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジフルオ
ロフェニル基又は3,5−ジフルオロフェニル基であ
り、最も好適には、3,5−ジフルオロフェニル基であ
る。
【0036】上記において、環Arの定義における「置
換基群bから選択される基で1乃至3個置換されたアリ
ール基」の具体例は、例えば、2−,3−若しくは4−
フルオロフェニル、2−,3−若しくは4−クロロフェ
ニル、2−,3−若しくは4−ブロモフェニル、2−,
3−若しくは4−ヨードフェニル、2−,3−若しくは
4−メチルフェニル、2−,3−若しくは4−エチルフ
ェニル、2−,3−若しくは4−ヒドロキシフェニル、
2−,3−若しくは4−メトキシフェニル、2−,3−
若しくは4−エトキシフェニル、2−,3−若しくは4
−シアノフェニル、2−,3−若しくは4−ニトロフェ
ニル、2−,3−若しくは4−アミノフェニル、2−,
3−若しくは4−メチルアミノフェニル、2−,3−若
しくは4−ジメチルアミノフェニル、2−,3−若しく
は4−カルボキシフェニル、2−,3−若しくは4−メ
トキシカルボニルフェニル、2−,3−若しくは4−ア
セチルアミノフェニル、2−,3−若しくは4−カルバ
モイルフェニル、2−,3−若しくは4−ジメチルカル
バモイルフェニル、2−,3−若しくは4−カルバモイ
ルオキシフェニル、2−,3−若しくは4−ジメチルカ
ルバモイルオキシフェニル、3,4−ジフルオロフェニ
ル、3,4−ジクロロフェニル、3,4−ジブロモフェ
ニル、3,5−ジフルオロフェニル、3,5−ジクロロ
フェニル、3,5−ジブロモフェニル、2,3−ジメチ
ルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメ
チルフェニル、2,3−ジエチルフェニル、3,4−ジ
エチルフェニル、3,5−ジエチルフェニル、2,3−
ジヒドロキシフェニル、3,4−ジヒドロキシフェニ
ル、3,5−ジヒドロキシフェニル、2,3−ジメトキ
シフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,5−ジ
メトキシフェニル、2,3−ジエトキシフェニル、3,
4−ジエトキシフェニル、3,5−ジエトキシフェニル
又は3−メトキシ−5−メトキシカルボニルアミノフェ
ニル基であり、好適には、式−OR9を有する基及び式
−NR910を有する基から選択される基で1乃至3個
置換されたアリール基であり、より好適には、式−OR
9を有する基で1乃至3個置換されたアリール基であ
り、更により好適には、低級アルコキシ基で1乃至3個
置換されたアリール基であり、最も好適には、3−メト
キシフェニル、3、5−ジメトキシフェニル、3、5−
ジエトキシフェニル又は3−エトキシ−5−プロポキシ
フェニル基である。
【0037】上記において、Gn+の定義における上記
(i)乃至(x)より選択される基は、各基中に1又は2個の
陽イオンを有する。
【0038】上記において、Gn+の定義における「(i)
置換基群bから選択される基で置換された低級アルキル
基及び低級アルキル基からなる群から選択される基で、
同一又は異なって3個置換されたアンモニオ基」の具体
例は、例えば、トリメチルアンモニオ、トリエチルアン
モニオ、トリプロピルアンモニオ、2−シアノエチルジ
エチルアンモニオ、2−ニトロエチル ジエチルアンモ
ニオ、2−アミノエチル ジエチルアンモニオ、2−メ
チルアミノエチル ジエチルアンモニオ、2−(ジメチ
ルアミノ)エチル ジメチルアンモニオ、2−(ジメチ
ルアミノ)エチル ジエチルアンモニオ、2−(ジメチ
ルアミノ)エチル ジプロピルアンモニオ、3−(ジメ
チルアミノ)プロピル ジメチルアンモニオ、3−(ジ
メチルアミノ)プロピル ジエチルアンモニオ、3−
(ジメチルアミノ)プロピル ジプロピルアンモニオ、
2−ヒドロキシエチル ジメチルアンモニオ、2−ヒド
ロキシエチル ジエチルアンモニオ、2−ヒドロキシエ
チル ジプロピルアンモニオ、3−ヒドロキシプロピル
ジメチルアンモニオ、3−ヒドロキシプロピルジエチ
ルアンモニオ、3−ヒドロキシプロピル ジプロピルア
ンモニオ、2−メトキシエチル ジエチルアンモニオ、
2−カルバモイルエチル ジエチルアンモニオ、2−カ
ルボキシエチル ジエチルアンモニオ、2−メトキシカ
ルボニルエチル ジエチルアンモニオ又はベンジル ジ
メチルアンモニオ基であり、好適には、式−OR9を有
する基又は式−NR910を有する基で置換された低級
アルキル基及び低級アルキル基からなる群から選択され
る基で、同一又は異なって3個置換されたアンモニオ基
であり、更に好適には、ヒドロキシ基又はジ−低級アル
キルアミノ基で置換された低級アルキル基及び低級アル
キル基からなる群から選択される基で、同一又は異なっ
て3個置換されたアンモニオ基であり、より好適には、
トリ−低級アルキルアンモニオ基であり、更により好適
には、トリ−C1−C4アルキルアンモニオ基であり、よ
り好適には、トリ−C1−C2アルキルアンモニオ基であ
り、最も好適には、トリエチルアンモニオ基である。
【0039】上記において、Gn+の定義における「(ii)
環上の窒素原子がEと結合することによりアンモニオ基
であり、更に置換基群bから選択される基で置換された
低級アルキル基及び置換基群bからなる群から選択され
る基で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼン環と縮合
してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若し
くは1−ピリミジニオ基」は、ピリジン環、ピラジン環
又はピリミジン環上の1つの窒素原子が、Eと結合する
ことによりアンモニオ基であり、更に環上の他の窒素原
子もアンモニオ基であってもよい。そのような上記「1
−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若しくは1−ピリミ
ジニオ基」の具体例は、例えば、1−ピリジニオ、2−
若しくは3−メチル−1−ピリジニオ、2−、3−若し
くは4−エチル−1−ピリジニオ、3−若しくは4−ヒ
ドロキシ−1−ピリジニオ、2−、3−若しくは4−シ
アノ−1−ピリジニオ、2−、3−若しくは4−ニトロ
−1−ピリジニオ、2−、3−若しくは4−メトキシ−
1−ピリジニオ、2−、3−若しくは4−アミノ−1−
ピリジニオ、2−、3−若しくは4−メチルアミノ−1
−ピリジニオ、2−、3−若しくは4−ジメチルアミノ
−1−ピリジニオ、3−若しくは4−カルボキシ−1−
ピリジニオ、3−若しくは4−メトキシカルボニル−1
−ピリジニオ、3−若しくは4−カルバモイル−1−ピ
リジニオ、3−若しくは4−(2−ヒドロキシエチル)
−1−ピリジニオ、3−若しくは4−(3−ヒドロキシ
プロピル)−1−ピリジニオ、3−若しくは4−(2−
アミノエチル)−1−ピリジニオ、3−若しくは4−
(3−アミノプロピル)−1−ピリジニオ、1−ピラジ
ニオ、2−、3−若しくは4−メチル−1−ピラジニ
オ、2−若しくは3−ヒドロキシ−1−ピラジニオ、2
−若しくは3−メトキシ−1−ピラジニオ、2−若しく
は3−アミノ−1−ピラジニオ、2−若しくは3−メチ
ルアミノ−1−ピラジニオ、2−若しくは3−ジメチル
アミノ−1−ピラジニオ、2−若しくは3−(2−ヒド
ロキシエチル)−1−ピラジニオ、2−若しくは3−
(3−ヒドロキシプロピル)−1−ピラジニオ、2−若
しくは3−(2−アミノエチル)−1−ピラジニオ、2
−若しくは3−(3−アミノプロピル)−1−ピラジニ
オ、1−ピリミジニオ、2−、3−若しくは4−メチル
−1−ピリミジニオ、2−若しくは4−ヒドロキシ−1
−ピリミジニオ、2−若しくは4−メトキシ−1−ピリ
ミジニオ、2−若しくは4−アミノ−1−ピリミジニ
オ、2−若しくは4−メチルアミノ−1−ピリミジニ
オ、2−若しくは4−ジメチルアミノ−1−ピリミジニ
オ、2−若しくは4−(2−ヒドロキシエチル)−1−
ピリミジニオ、2−若しくは4−(3−ヒドロキシプロ
ピル)−1−ピリミジニオ、2−若しくは4−(2−ア
ミノエチル)−1−ピリミジニオ、2−若しくは4−
(3−アミノプロピル)−1−ピリミジニオ又は1−キ
ノリニオ基であり、好適には、置換基群bから選択され
る基で置換された低級アルキル基及び置換基群bからな
る群から選択される基で1乃至3個置換されてもよく、
更にベンゼン環と縮合してもよい1−ピリジニオ基であ
り、更に好適には、置換基群bから選択される基で1乃
至3個置換されてもよい、1−ピリジニオ基であり、よ
り好適には、低級アルキル基、式−OR9を有する基、
式−NR910を有する基、式−CO29を有する基、
式−CONR910を有する基又はアリール基で置換さ
れてもよい、1−ピリジニオ基であり、更により好適に
は、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基、ジ−低級アルキルアミノ基又はアリール基で置換さ
れてもよい、1−ピリジニオ基であり、より好適には、
メチル基、ヒドロキシ基、メトキシ基又はジメチルアミ
ノ基で置換されてもよい、1−ピリジニオ基であり、最
も好適には、1−ピリジニオ基である。
【0040】上記において、Gn+の定義における「(ii
i)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なくと
も1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置
換されることにより形成されるアンモニオ基であり、更
にベンゼン環と縮合してもよい、ピリジニオ基、ピラジ
ニオ基若しくはピリミジニオ基」の具体例は、例えば、
1−メチル−2−、−3−若しくは−4−ピリジニオ、
1−エチル−2−、−3−若しくは−4−ピリジニオ、
1−プロピル−2−、−3−若しくは−4−ピリジニ
オ、1−メチル−2−若しくは−3−ピラジニオ、1−
エチル−2−若しくは−3−ピラジニオ、1−プロピル
−2−若しくは−3−ピラジニオ、1−メチル−2−若
しくは−4−ピリミジニオ、1−エチル−2−若しくは
−4−ピリミジニオ、1−プロピル−2−若しくは−4
−ピリミジニオ、1−メチル−2−キノリニオ、1−エ
チル−3−キノリニオ又は1−オキソ−2−、−3−若
しくは−4−ピリジニオ基であり、好適には、環上の炭
素原子を介してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒
素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されるこ
とにより形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼン
環と縮合してもよいピリジニオ基であり、最も好適に
は、環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なく
とも1つの窒素原子が、低級アルキル基で置換されるこ
とにより形成されるアンモニオ基であるピリジニオ基で
ある。
【0041】上記において、Gn+の定義における「(iv)
環上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原子
が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることによ
り形成されるアンモニオ基である、1−ピペリジニオ
基、1−ピペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ基」
は、Eと結合する環上の窒素原子が低級アルキル基又は
オキソ基で置換されており、更に他の窒素原子も低級ア
ルキル基又はオキソ基で置換されてもよい。そのような
具体例は、例えば、1−メチル−1−ピペリジニオ、1
−エチル−1−ピペリジニオ、1−プロピル−1−ピペ
リジニオ、1−オキソ−1−ピペリジニオ、1−メチル
−1−ピペラジニオ、1−エチル−1−ピペラジニオ、
1−プロピル−1−ピペラジニオ、1−オキソ−1−ピ
ペラジニオ、4−メチル−4−モルホリニオ、4−エチ
ル−4−モルホリニオ、4−プロピル−4−モルホリニ
オ、4−オキソ−4−モルホリニオ又は1,4−ジメチ
ル−1−ピペラジニオ基であり、好適には、環上の窒素
原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されること
により形成されるアンモニオ基である1−ピペリジニオ
基であり、最も好適には、環上の窒素原子が、低級アル
キル基で置換されることにより形成されるアンモニオ基
である1−ピペリジニオ基である。
【0042】上記において、Gn+の定義における「(v)
置換基群bから選択される基で置換された低級アルキル
基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選択される
基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−
1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基」
は、環上1位の窒素原子がEと結合することにより形成
されるアンモニオ基であり、更に環上の他の窒素原子も
アンモニオ基であってもよい。そのような上記「1−
(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクチル)基」は、置換基群bから選択される
基で置換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ
基からなる群から選択される基で1乃至3個置換されて
もよく、そのような基としては例えば、1−(1−アゾ
ニアビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−(1−ア
ゾニア−3−オキソビシクロ[2.2.2]オクチ
ル)、1−(1−アゾニア−3−ヒドロキシビシクロ
[2.2.2]オクチル)、1−(1−アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクチル)、1−(1−アゾニア−2
−メチルビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−(1
−アゾニア−3−メチルビシクロ[2.2.2]オクチ
ル)、1−(1−アゾニア−3−エチルビシクロ[2.
2.2]オクチル)、1−(1−アゾニア−3−シアノ
ビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−(1−アゾニ
ア−3−ニトロビシクロ[2.2.2]オクチル)、1
−(1−アゾニア−3−メトキシビシクロ[2.2.
2]オクチル)、1−(1−アゾニア−3−アミノビシ
クロ[2.2.2]オクチル)、1−(1−アゾニア−
3−メチルアミノビシクロ[2.2.2]オクチル)、
1−(1−アゾニア−3−ジメチルアミノビシクロ
[2.2.2]オクチル)、1−(1−アゾニア−3−
カルボキシアミノビシクロ[2.2.2]オクチル)1
−(1−アゾニア−3−メトキシカルボニルビシクロ
[2.2.2]オクチル)、1−(1−アゾニア−3−
ヒドロキシメチルビシクロ[2.2.2]オクチル)、
1−(1−アゾニア−3−アミノメチルビシクロ[2.
2.2]オクチル)、1−(4−アザ−1−アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクチル)、1−(4−アザ−1
−アゾニア−3−オキソビシクロ[2.2.2]オクチ
ル)、1−(4−アザ−1−アゾニア−3−ヒドロキシ
ビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−(4−アザ−
1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−
(4−アザ−1−アゾニア−2−メチルビシクロ[2.
2.2]オクチル)、1−(4−アザ−1−アゾニア−
3−メチルビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−
(4−アザ−1−アゾニア−3−エチルビシクロ[2.
2.2]オクチル)、1−(4−アザ−1−アゾニア−
3−シアノビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−
(4−アザ−1−アゾニア−3−ニトロビシクロ[2.
2.2]オクチル)、1−(4−アザ−1−アゾニア−
3−メトキシビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−
(4−アザ−1−アゾニア−3−アミノビシクロ[2.
2.2]オクチル)、1−(4−アザ−1−アゾニア−
3−メチルアミノビシクロ[2.2.2]オクチル)、
1−(4−アザ−1−アゾニア−3−ジメチルアミノビ
シクロ[2.2.2]オクチル)、1−(1−アゾニア
−4−アザ−3−カルボキシアミノビシクロ[2.2.
2]オクチル)1−(1−アゾニア−4−アザ−3−メ
トキシカルボニルビシクロ[2.2.2]オクチル)、
1−(1−アゾニア−4−アザ−3−ヒドロキシメチル
ビシクロ[2.2.2]オクチル)、1−(1−アゾニ
ア−4−アザ−3−アミノメチルビシクロ[2.2.
2]オクチル、1−(4−メチル−1,4−ジアゾニア
ビシクロ[2.2.2]オクチル)又は1−(4−エチ
ル−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクチ
ル)基であり、好適には、置換基群b及びオキソ基から
選択される基で置換されてもよい、1−(1−アゾニア
ビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4
−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチ
ル)基であり、更に好適には、低級アルキル基、式−O
9を有する基、式−NR910を有する基又はオキソ基
で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−
1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基であ
り、より好適には、低級アルキル基、ヒドロキシ基、低
級アルコキシ基、ジ−低級アルキルアミノ基又はオキソ
基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−
1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基であ
り、最も好適には、1−(1−アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクチル)基又は1−(4−アザ−1−アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクチル)基である。
【0043】上記において、Gn+の定義における「(vi)
環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なくとも
1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換
されることにより形成されるアンモニオ基である、(1
−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しく
は(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クチル)基」の具体例は、例えば、2−、3−若しくは
4−(1−アゾニア−1−メチルビシクロ[2.2.
2]オクチル)、2−、3−若しくは4−(1−アゾニ
ア−1−エチルビシクロ[2.2.2]オクチル)、2
−、3−若しくは4−(1−アゾニア−1−プロピルビ
シクロ[2.2.2]オクチル)、2−、3−若しくは
4−(1−アゾニア−1−オキソビシクロ[2.2.
2]オクチル)、2−若しくは3−(1−アゾニア−1
−メチル−4−アザ−ビシクロ[2.2.2]オクチ
ル)、2−若しくは3−(1−アゾニア−1−エチル−
4−アザ−ビシクロ[2.2.2]オクチル)、2−若
しくは3−(1−アゾニア−1−プロピル−4−アザ−
ビシクロ[2.2.2]オクチル)、2−若しくは3−
(1−アゾニア−1−オキソ−4−アザ−ビシクロ
[2.2.2]オクチル)、2−(1,4−ジアゾニア
−1,4−ジメチルビシクロ[2.2.2]オクチ
ル)、2−(1,4−ジアゾニア−1,4−ジエチルビ
シクロ[2.2.2]オクチル)又は2−(1,4−ジ
アゾニア−1,4−ジプロピルビシクロ[2.2.2]
オクチル)基であり、好適には、環上の炭素原子を介し
てEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低
級アルキル基で置換されることにより形成されるアンモ
ニオ基である、(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクチル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクチル)基である。
【0044】上記において、Gn+の定義における「(vi
i)オキソ基又はヒドロキシ基で1乃至3個置換されても
よい、1−テトラヒドロチオフェニオ基若しくは1−テ
トラヒドロチオピラニオ基」の具体例は、例えば、1−
テトラヒドロチオフェニオ、3−オキソ−1−テトラヒ
ドロチオフェニオ、3−ヒドロキシ−1−テトラヒドロ
チオフェニオ、1−テトラヒドロチオピラニオ、4−オ
キソ−1−テトラヒドロチオピラニオ又は4−ヒドロキ
シ−1−テトラヒドロチオピラニオ基であり、好適に
は、オキソ基又はヒドロキシ基で置換されてもよい1−
テトラヒドロチオフェニオ基であり、最も好適には、1
−テトラヒドロチオフェニオ基である。
【0045】上記において、Gn+の定義における「(vii
i)置換基群bから選択される基で置換された低級アルキ
ル基及び低級アルキル基からなる群から選択される基
で、同一又は異なって2個置換されたスルホニオ基」の
具体例は、例えば、ジメチルスルホニオ、ジエチルスル
ホニオ、ジプロピルスルホニオ、ジ(2−シアノエチ
ル)スルホニオ、ジ(2−ニトロエチル)スルホニオ、
ジ−(アミノエチル)スルホニオ、ジ(2−メチルアミ
ノエチル)スルホニオ、ジ−(2−ジメチルアミノエチ
ル)スルホニオ、ジ−(2−ヒドロキシエチル)スルホ
ニオ、ジ−(3−ヒドロキシプロピル)スルホニオ、ジ
−(2−メトキシエチル)スルホニオ、ジ−(2−カル
バモイルエチル)スルホニオ、ジ−(2−カルバモイル
エチル)スルホニオ、ジ−(2−カルボキシエチル)ス
ルホニオ又はジ−(2−メトキシカルボニルエチル)ス
ルホニオ基であり、好適には、式−OR9を有する基又
は式−NR910を有する基で置換された低級アルキル
基及び低級アルキル基からなる群から選択される基で、
同一又は異なって2個置換されたスルホニオ基であり、
更に好適には、ヒドロキシ基又はジ−低級アルキルアミ
ノ基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基か
らなる群から選択される基で、同一又は異なって2個置
換されたスルホニオ基であり、より好適には、ジ−低級
アルキルスルホニオ基であり、更により好適には、ジ−
1−C4アルキルスルホニオ基であり、更に好適には、
ジ−C1−C2アルキルスルホニオ基であり、最も好適に
は、ジメチルスルホニオ又はジエチルスルホニオ基であ
る。
【0046】上記において、Gn+の定義における「(ix)
置換基群bから選択される基で置換された低級アルキル
基及び低級アルキル基からなる群から選択される基で、
同一又は異なって3個置換されたホスホニオ基」の具体
例は、例えば、トリメチルホスホニオ、トリエチルホス
ホニオ、トリプロピルホスホニオ、2−シアノエチルジ
エチルホスホニオ、2−ニトロエチル ジエチルホスホ
ニオ、2−アミノエチル ジエチルホスホニオ、2−メ
チルアミノエチル ジエチルホスホニオ、2−(ジメチ
ルアミノ)エチル ジメチルホスホニオ、2−(ジメチ
ルアミノ)エチル ジエチルホスホニオ、2−(ジメチ
ルアミノ)エチル ジプロピルホスホニオ、3−(ジメ
チルアミノ)プロピル ジメチルホスホニオ、3−(ジ
メチルアミノ)プロピル ジエチルホスホニオ、3−
(ジメチルアミノ)プロピル ジプロピルホスホニオ、
2−ヒドロキシエチル ジメチルホスホニオ、2−ヒド
ロキシエチル ジエチルホスホニオ、2−ヒドロキシエ
チル ジプロピルホスホニオ、3−ヒドロキシプロピル
ジメチルホスホニオ、3−ヒドロキシプロピルジエチ
ルホスホニオ、3−ヒドロキシプロピル ジプロピルホ
スホニオ、2−メトキシエチル ジエチルホスホニオ、
2−カルバモイルエチル ジエチルホスホニオ、2−カ
ルボキシエチル ジエチルホスホニオ又は2−メトキシ
カルボニルエチル ジエチルホスホニオ基であり、好適
には、式−OR9を有する基又は式−NR910を有する
基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基から
なる群から選択される基で、同一又は異なって3個置換
されたホスホニオ基であり、更に好適には、ヒドロキシ
基又はジ−低級アルキルアミノ基で置換された低級アル
キル基及び低級アルキル基からなる群から選択される基
で、同一又は異なって3個置換されたホスホニオ基であ
り、より好適には、トリ−低級アルキルホスホニオ基で
あり、更により好適には、トリ−C1−C4アルキルホス
ホニオ基であり、更に好適には、トリ−C1−C2アルキ
ルホスホニオ基であり、最も好適には、トリエチルホス
ホニオ基である。
【0047】上記において、Gn+の定義における「(x)
環上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原子
が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることによ
り形成されるアンモニオ基である、1−ピロリジニオ
基」は、Eと結合する環上の窒素原子が低級アルキル基
又はオキソ基で置換されており、そのような具体例は、
例えば、1−メチル−1−ピロリジニオ、1−エチル−
1−ピロリジニオ、1−プロピル−1−ピロリジニオ又
は1−オキソ−1−ピロリジニオ基であり、好適には、
環上の窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換
されることにより形成されるアンモニオ基である1−ピ
ロリジニオ基であり、最も好適には、環上の窒素原子
が、低級アルキル基で置換されることにより形成される
アンモニオ基である1−ピロリジニオ基である。
【0048】上記のような(i)乃至(x)のいずれかの基を
有するGn+基において、好適には、(i)式−OR9を有す
る基又は式−NR910を有する基で置換された低級ア
ルキル基及び低級アルキル基からなる群から選択される
基で、同一又は異なって3個置換されたアンモニオ基、
(ii)環上の窒素原子がEと結合することによりアンモニ
オ基であり、更に置換基群bから選択される基で置換さ
れた低級アルキル基及び置換基群bからなる群から選択
される基で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼン環と
縮合してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基
若しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素原子を
介してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子
が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることによ
り形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮
合してもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基若しくはピ
リミジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介してEと結合
し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で
置換されることにより形成されるアンモニオ基である、
1−ピペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若しくは4−
モルホリニオ基、(v)置換基群bから選択される基で置
換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ基から
なる群から選択される基で置換されてもよい、1−(1
−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しく
は1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基、(vi)環上の炭素原子を介してEと結
合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキ
ル基又はオキソ基で置換されることにより形成されるア
ンモニオ基である、(1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクチル)基、(vii)オキソ基又
はヒドロキシ基で1乃至3個置換されてもよい、1−テ
トラヒドロチオフェニオ基、(viii)式−OR9を有する
基又は式−NR910を有する基で置換された低級アル
キル基及び低級アルキル基からなる群から選択される基
で、同一又は異なって2個置換されたスルホニオ基、或
いは(ix)式−OR9を有する基又は式−NR910を有す
る基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基か
らなる群から選択される基で、同一又は異なって3個置
換されたホスホニオ基であり、更に好適には、(i)ヒド
ロキシ基又はジ−低級アルキルアミノ基で置換された低
級アルキル基及び低級アルキル基からなる群から選択さ
れる基で、同一又は異なって3個置換されたアンモニオ
基、(ii)環上の窒素原子がEと結合することによりアン
モニオ基であり、更に置換基群bから選択される基で置
換された低級アルキル基及び置換基群bからなる群から
選択される基で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼン
環と縮合してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジニ
オ基若しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素原
子を介してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素原
子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることに
より形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼン環と
縮合してもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基若しくは
ピリミジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介してEと結合
し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で
置換されることにより形成されるアンモニオ基である、
1−ピペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若しくは4−
モルホリニオ基、(v)置換基群bから選択される基で置
換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ基から
なる群から選択される基で置換されてもよい、1−(1
−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しく
は1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基、(vi)環上の炭素原子を介してEと結
合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキ
ル基又はオキソ基で置換されることにより形成されるア
ンモニオ基である、(1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクチル)基、(vii) 1−テトラ
ヒドロチオフェニオ基、(viii)ヒドロキシ基又はジ−低
級アルキルアミノ基で置換された低級アルキル基及び低
級アルキル基からなる群から選択される基で、同一又は
異なって2個置換されたスルホニオ基、或いは(ix)ヒド
ロキシ基又はジ−低級アルキルアミノ基で置換された低
級アルキル基及び低級アルキル基からなる群から選択さ
れる基で、同一又は異なって3個置換されたホスホニオ
基であり、より好適には、(i)トリ−低級アルキルアン
モニオ基、(ii)環上の窒素原子がEと結合することによ
りアンモニオ基であり、更に置換基群bから選択される
基で置換された低級アルキル基及び置換基群bからなる
群から選択される基で1乃至3個置換されてもよく、ベ
ンゼン環と縮合してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピ
ラジニオ基若しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上の
炭素原子を介してEと結合し、環上の少なくとも1つの
窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換される
ことにより形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼ
ン環と縮合してもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基若
しくはピリミジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介してE
と結合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキ
ソ基で置換されることにより形成されるアンモニオ基で
ある、1−ピペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若しく
は4−モルホリニオ基、(v)置換基群bから選択される
基で置換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ
基からなる群から選択される基で置換されてもよい、1
−(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基
若しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクチル)基、(vi)環上の炭素原子を介してE
と結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級ア
ルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成され
るアンモニオ基である、(1−アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクチル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクチル)基、(viii)ジ−低
級アルキルスルホニオ基、或いは(ix)トリ−低級アルキ
ルホスホニオ基であり、更により好適には、(ii)環上の
窒素原子がEと結合することによりアンモニオ基であ
り、更に置換基群bから選択される基で置換された低級
アルキル基及び置換基群bからなる群から選択される基
で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼン環と縮合して
もよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若しくは
1−ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素原子を介してE
と結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級ア
ルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成され
るアンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮合してもよ
い、ピリジニオ基、ピラジニオ基若しくはピリミジニオ
基、(iv)環上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒
素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されるこ
とにより形成されるアンモニオ基である、1−ピペリジ
ニオ基、1−ピペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ
基、(v)置換基群bから選択される基で置換された低級
アルキル基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選
択される基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−
アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)
基、或いは(vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、環
上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル基又は
オキソ基で置換されることにより形成されるアンモニオ
基である、(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
チル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基であり、更に好適には、(i
i)置換基群bから選択される基で置換された低級アルキ
ル基及び置換基群bからなる群から選択される基で1乃
至3個置換されてもよく、更にベンゼン環と縮合しても
よい1−ピリジニオ基、(iii)環上の炭素原子を介して
Eと結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級
アルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成さ
れるアンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮合しても
よいピリジニオ基、(iv)環上の窒素原子が、低級アルキ
ル基又はオキソ基で置換されることにより形成されるア
ンモニオ基である1−ピペリジニオ基、(v)置換基群b
から選択される基で置換された低級アルキル基、置換基
群b及びオキソ基からなる群から選択される基で置換さ
れてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−1−アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクチル)基、或いは(vi)環
上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なくとも1
つの窒素原子が、低級アルキル基で置換されることによ
り形成されるアンモニオ基である、(1−アゾニアビシ
クロ[2.2.2]オクチル)基若しくは(4−アザ−
1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基であ
り、より好適には、(ii)置換基群bから選択される基で
1乃至3個置換されてもよい、1−ピリジニオ基、(ii
i)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なくと
も1つの窒素原子が、低級アルキル基で置換されること
により形成されるアンモニオ基であるピリジニオ基、(i
v)環上の窒素原子が、低級アルキル基で置換されること
により形成されるアンモニオ基である1−ピペリジニオ
基、或いは(v)置換基群b及びオキソ基から選択される
基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−
1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基であ
り、更により好適には、(ii)低級アルキル基、式−OR
9を有する基又は式−NR910を有する基で置換されて
もよい1−ピリジニオ基、(ii)式−CO29を有する基
又は式−CONR910を有する基或いはアリール基で
置換された1−ピリジニオ基、或いは(v)低級アルキル
基、式−OR9を有する基、式−NR910を有する基又
はオキソ基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−
アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)
基であり、更により好適には、(ii)低級アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基又はジ−低級アルキルア
ミノ基で置換されてもよい、1−ピリジニオ基、(ii)ア
リール基で置換された1−ピリジニオ基、或いは(v)低
級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、ジ−
低級アルキルアミノ基又はオキソ基で置換されてもよ
い、1−(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチ
ル)基若しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基であり、より好適には、(i
i)ヒドロキシ基又は低級アルコキシ基で置換されてもよ
い、1−ピリジニオ基、或いは(v)低級アルキル基、ヒ
ドロキシ基、低級アルコキシ基、ジ−低級アルキルアミ
ノ基又はオキソ基で置換されてもよい、1−(1−アゾ
ニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−
(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
チル)基であり、最も好適には、1−ピリジニオ基、1
−(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基
又は1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクチル)基、或いは、(iv)環上の窒素原子が、低
級アルキル基で置換されることにより形成されるアンモ
ニオ基である1−ピペリジニオ基である。
【0049】上記における「その薬理上許容される塩」
とは、本発明の化合物(I)又は(II)は、アミノ基
のような塩基性の基を有する場合には酸と反応させるこ
とにより、又、カルボキシ基のような酸性基を有する場
合には塩基と反応させることにより、塩にすることがで
きるので、その塩を示す。
【0050】塩基性基に基づく塩としては、好適には、
弗化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩の
ようなハロゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸
塩、燐酸塩等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフ
ルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のよう
な低級アルカンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸
塩、酢酸塩、りんご酸塩、フマ−ル酸塩、コハク酸塩、
クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マ
レイン酸塩等の有機酸塩;又はグリシン塩、リジン塩、
アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパ
ラギン酸塩のようなアミノ酸塩であり、更に好適には、
ハロゲン化水素酸塩であり、最も好適には、塩酸塩であ
る。
【0051】一方、酸性基に基づく塩としては、好適に
は、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩のようなア
ルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩のような
アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、鉄塩等の金属
塩;アンモニウム塩のような無機塩、t−オクチルアミ
ン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミ
ン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレン
ジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、グアニジン塩、
ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキ
シルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン
塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノール
アミン塩、N−ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジ
ン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン塩のような有機塩等のアミン
塩;又はグリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニ
チン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩のようなア
ミノ酸塩であり、更に好適には、アルカリ金属塩又はア
ルカリ土類金属塩であり、最も好適には、ナトリウム塩
又はカルシウム塩である。
【0052】本発明の一般式(I)又は(II)を有す
る化合物は、大気中に放置したり、又は、再結晶をする
ことにより、水分を吸収し、吸着水が付いたり、水和物
となる場合があり、そのような水和物も本発明の塩に包
含される。
【0053】本発明の一般式(I)又は(II)を有す
る化合物は、その分子内に不斉炭素原子が存在する場合
があるので、種々の異性体を有することがある。本発明
の化合物においては、これらの異性体およびこれらの異
性体の混合物がすべて単一の式、即ち一般式(I)又は
(II)で示されている。従って、本発明はこれらの異
性体およびこれらの異性体の任意の割合の混合物をもす
べて含むものである。
【0054】上記における「エステル」とは、本発明の
一般式(I)又は(II)を有する化合物は、エステル
にすることができるので、そのエステルをいい、そのよ
うなエステルとしては、「ヒドロキシ基のエステル」及
び「カルボキシ基のエステル」を挙げることができ、各
々のエステル残基が「一般的保護基」又は「生体内で加
水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」
であるエステルをいう。
【0055】「一般的保護基」とは、加水素分解、加水
分解、電気分解、光分解のような化学的方法により開裂
し得る保護基をいう。
【0056】「ヒドロキシ基のエステル」に斯かる「一
般的保護基」としては、好適には、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノ
イル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノ
イル、ノナノイル、デカノイル、3−メチルノナノイ
ル、8−メチルノナノイル、3−エチルオクタノイル、
3,7−ジメチルオクタノイル、ウンデカノイル、ドデ
カノイル、トリデカノイル、テトラデカノイル、ペンタ
デカノイル、ヘキサデカノイル、1−メチルペンタデカ
ノイル、14−メチルペンタデカノイル、13,13−
ジメチルテトラデカノイル、ヘプタデカノイル、15−
メチルヘキサデカノイル、オクタデカノイル、1−メチ
ルヘプタデカノイル、ノナデカノイル、アイコサノイ
ル、ヘナイコサノイルのようなアルカノイル基、クロロ
アセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、ト
リフルオロアセチルのようなハロゲン化アルキルカルボ
ニル基、メトキシアセチルのようなアルコキシアルキル
カルボニル基、アクリロイル、プロピオロイル、メタク
リロイル、クロトノイル、イソクロトノイル、(E)−
2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカ
ルボニル基等の「置換可低級脂肪族アシル基」(好適に
は、炭素数1乃至6個の低級脂肪族アシル基であ
る。);ベンゾイル、α−ナフトイル、β−ナフトイル
のようなアリ−ルカルボニル基、2−ブロモベンゾイ
ル、4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化アリ−ル
カルボニル基、2,4,6−トリメチルベンゾイル、4
−トルオイルのような低級アルキル化アリ−ルカルボニ
ル基、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリ−
ルカルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベ
ンゾイルのようなニトロ化アリ−ルカルボニル基、2−
(メトキシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコ
キシカルボニル化アリ−ルカルボニル基、4−フェニル
ベンゾイルのようなアリ−ル化アリ−ルカルボニル基等
の「置換可芳香族アシル基」;メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカ
ルボニル、s−ブトキシカルボニル、t−ブトキシカル
ボニル、イソブトキシカルボニルのような低級アルコキ
シカルボニル基、2,2,2−トリクロロエトキシカル
ボニル、2−トリメチルシリルエトキシカルボニルのよ
うなハロゲン又はトリ−低級アルキルシリル基で置換さ
れた低級アルコキシカルボニル基等の「アルコキシカル
ボニル基」;テトラヒドロピラン−2−イル、3−ブロ
モテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテトラ
ヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−2
−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−イ
ルのような「テトラヒドロピラニル又はテトラヒドロチ
オピラニル基」;テトラヒドロフラン−2−イル、テト
ラヒドロチオフラン−2−イルのような「テトラヒドロ
フラニル又はテトラヒドロチオフラニル基」;トリメチ
ルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシ
リル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピ
ルシリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロ
ピルシリルのようなトリ−低級アルキルシリル基、ジフ
ェニルメチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェ
ニルイソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリ
ルのような1乃至2個のアリ−ル基で置換されたトリ−
低級アルキルシリル基等の「シリル基」;メトキシメチ
ル、1,1−ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシ
メチル、プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブ
トキシメチル、t−ブトキシメチルのような低級アルコ
キシメチル基、2−メトキシエトキシメチルのような低
級アルコキシ化低級アルコキシメチル基、2,2,2−
トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキ
シ)メチルのようなハロゲノ低級アルコキシメチル等の
「アルコキシメチル基」;1−エトキシエチル、1−
(イソプロポキシ)エチルのような低級アルコキシ化エ
チル基、2,2,2−トリクロロエチルのようなハロゲ
ン化エチル基等の「置換エチル基」;ベンジル、α−ナ
フチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェニルメチ
ル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェニルメチ
ル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個のアリ−
ル基で置換された低級アルキル基、4−メチルベンジ
ル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−ト
リメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メトキ
シフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4
−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベ
ンジル、4−シアノベンジルのような低級アルキル、低
級アルコキシ、ニトロ、ハロゲン、シアノ基でアリ−ル
環が置換された1乃至3個のアリ−ル基で置換された低
級アルキル基等の「アラルキル基」;ビニルオキシカル
ボニル、アリルオキシカルボニルのような「アルケニル
オキシカルボニル基」;ベンジルオキシカルボニル、4
−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメト
キシベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオ
キシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル
のような、1乃至2個の低級アルコキシ又はニトロ基で
アリ−ル環が置換されていてもよい「アラルキルオキシ
カルボニル基」であり、好適には、アルコキシメチル
基、シリル基又はアラルキル基であり、更に好適には、
メトキシメチル、t−ブチルジメチルシリル又はベンジ
ル基であり、最も好適には、ベンジル基である。
【0057】「カルボキシ基のエステル」に斯かる「一
般的保護基」としては、好適には、前記「低級アルキル
基」;前記「低級アルケニル基」;前記「低級アルキニ
ル基」;前記「ハロゲノ低級アルキル基」;又は前記
「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的保護基」にお
ける「アラルキル基」であり、好適には、低級アルキル
基又はアラルキル基であり、更に好適には、エチル、t
−ブチル又はベンジル基であり、最も好適には、t−ブ
チル基である。
【0058】「生体内で加水分解のような生物学的方法
により開裂し得る保護基」とは、人体内で加水分解等の
生物学的方法により開裂し、フリーの酸又はその塩を生
成する保護基をいい、そのような誘導体か否かは、ラッ
トやマウスのような実験動物に静脈注射により投与し、
その後の動物の体液を調べ、元となる化合物又はその薬
理学的に許容される塩を検出できることにより決定で
き、「ヒドロキシ基のエステル」に斯かる「生体内で加
水分解のような生物学的方法により開裂し得る保護基」
としては、好適には、ホルミルオキシメチル、アセトキ
シメチル、ジメチルアミノアセトキシメチル、プロピオ
ニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、ピバロイル
オキシメチル、バレリルオキシメチル、イソバレリルオ
キシメチル、ヘキサノイルオキシメチル、1−ホルミル
オキシエチル、1−アセトキシエチル、1−プロピオニ
ルオキシエチル、1−ブチリルオキシエチル、1−ピバ
ロイルオキシエチル、1−バレリルオキシエチル、1−
イソバレリルオキシエチル、1−ヘキサノイルオキシエ
チル、1−ホルミルオキシプロピル、1−アセトキシプ
ロピル、1−プロピオニルオキシプロピル、1−ブチリ
ルオキシプロピル、1−ピバロイルオキシプロピル、1
−バレリルオキシプロピル、1−イソバレリルオキシプ
ロピル、1−ヘキサノイルオキシプロピル、1−アセト
キシブチル、1−プロピオニルオキシブチル、1−ブチ
リルオキシブチル、1−ピバロイルオキシブチル、1−
アセトキシペンチル、1−プロピオニルオキシペンチ
ル、1−ブチリルオキシペンチル、1−ピバロイルオキ
シペンチル、1−ピバロイルオキシヘキシルのような1
−(「低級脂肪族アシル」オキシ)「低級アルキル
基」、シクロペンチルカルボニルオキシメチル、シクロ
ヘキシルカルボニルオキシメチル、1−シクロペンチル
カルボニルオキシエチル、1−シクロヘキシルカルボニ
ルオキシエチル、1−シクロペンチルカルボニルオキシ
プロピル、1−シクロヘキシルカルボニルオキシプロピ
ル、1−シクロペンチルカルボニルオキシブチル、1−
シクロヘキシルカルボニルオキシブチルのような1−
(「シクロアルキル」カルボニルオキシ)「低級アルキ
ル基」、ベンゾイルオキシメチルのような1−(「芳香
族アシル」オキシ)「低級アルキル基」等の1−(アシ
ルオキシ)「低級アルキル基」;メトキシカルボニルオ
キシメチル、エトキシカルボニルオキシメチル、プロポ
キシカルボニルオキシメチル、イソプロポキシカルボニ
ルオキシメチル、ブトキシカルボニルオキシメチル、イ
ソブトキシカルボニルオキシメチル、ペンチルオキシカ
ルボニルオキシメチル、ヘキシルオキシカルボニルオキ
シメチル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシメチ
ル、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ(シクロヘ
キシル)メチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)エ
チル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(プロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(イソプ
ロポキシカルボニルオキシ)エチル、1−(ブトキシカ
ルボニルオキシ)エチル、1−(イソブトキシカルボニ
ルオキシ)エチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキ
シ)エチル、1−(ペンチルオキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(ヘキシルオキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)エ
チル、1−(シクロペンチルオキシカルボニルオキシ)
プロピル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(シクロペンチルオキシカルボニル
オキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボニ
ルオキシ)ブチル、1−(シクロヘキシルオキシカルボ
ニルオキシ)エチル、1−(エトキシカルボニルオキ
シ)プロピル、1−(メトキシカルボニルオキシ)プロ
ピル、1−(エトキシカルボニルオキシ)プロピル、1
−(プロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(イ
ソプロポキシカルボニルオキシ)プロピル、1−(ブト
キシカルボニルオキシ)プロピル、1−(イソブトキシ
カルボニルオキシ)プロピル、1−(ペンチルオキシカ
ルボニルオキシ)プロピル、1−(ヘキシルオキシカル
ボニルオキシ)プロピル、1−(メトキシカルボニルオ
キシ)ブチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ブチ
ル、1−(プロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−
(イソプロポキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(ブ
トキシカルボニルオキシ)ブチル、1−(イソブトキシ
カルボニルオキシ)ブチル、1−(メトキシカルボニル
オキシ)ペンチル、1−(エトキシカルボニルオキシ)
ペンチル、1−(メトキシカルボニルオキシ)ヘキシ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)ヘキシルのよう
な(低級アルコキシカルボニルオキシ)アルキル基;
(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル)メチル、〔5−(4−メチルフェニル)−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、
〔5−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル〕メチル、〔5−(4−フル
オロフェニル)−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル〕メチル、〔5−(4−クロロフェニル)−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル〕メチル、
(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル、(5−エチル−2−オキソ−1,
3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−プロピル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−イソプロピル−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル)メチル、(5−ブチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルのようなオ
キソジオキソレニルメチル基;等の「カルボニルオキシ
低級アルキル基」;フタリジル、ジメチルフタリジル、
ジメトキシフタリジルのような「フタリジル基」;前記
「低級脂肪族アシル基」;前記「芳香族アシル基」;
「コハク酸のハーフエステル塩残基」;「燐酸エステル
塩残基」:「アミノ酸等のエステル形成残基」;カルバ
モイル基;1乃至2個の低級アルキル基で置換されたカ
ルバモイル基;及び、ピバロイルオキシメチルオキシカ
ルボニルのような「1−(アシルオキシ)アルキルオキ
シカルボニル基」であり、好適には、カルボニルオキシ
アルキル基である。
【0059】一方、「カルボキシ基のエステル」に斯か
る「生体内で加水分解のような生物学的方法により開裂
し得る保護基」としては、好適には、メトキシエチル、
1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチ
ル、1−(イソプロポキシ)エチル、2−メトキシエチ
ル、2−エトキシエチル、1,1−ジメチル−1−メト
キシエチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、
イソプロポキシメチル、n−ブトキシメチル、t−ブト
キシメチルのような低級アルコキシ低級アルキル基、2
−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低
級アルコキシ低級アルキル基、フェノキシメチルのよう
な「アリール」オキシ「低級アルキル基」、2,2,2
−トリクロロエトキシメチル、ビス(2−クロロエトキ
シ)メチルのようなハロゲン化低級アルコキシ低級アル
キル基等の「アルコキシアルキル基」;メトキシカルボ
ニルメチルのような「「低級アルコキシ」カルボニル
「低級アルキル基」」;シアノメチル、2−シアノエチ
ルのような「シアノ「低級アルキル基」;メチルチオメ
チル、エチルチオメチルのような「「低級アルキル」チ
オメチル基」;フェニルチオメチル、ナフチルチオメチ
ルのような「「アリール」チオメチル基」;2−メタン
スルホニルエチル、2−トリフルオロメタンスルホニル
エチルのような「ハロゲンで置換されていてもよい「低
級アルキル」スルホニル「低級アルキル基」」;2−ベ
ンゼンスルホニルエチル、2−トルエンスルホニルエチ
ルのような「「アリール」スルホニル「低級アルキル
基」」;前記「1−(アシルオキシ)「低級アルキル
基」」;前記「フタリジル基」;前記「アリール基」;
前記「低級アルキル基」;カルボキシメチルのような
「カルボキシアルキル基」;及びフェニルアラニンのよ
うな「アミノ酸のアミド形成残基」であり、好適には、
1−(アシルオキシ)「低級アルキル基」である。
【0060】「その他の誘導体」とは、本発明の化合物
(I)又は(II)が、アミノ基を有する場合、上記
「薬理上許容される塩」及び上記「そのエステル」以外
の誘導体にすることができるので、その誘導体を示す。
そのような誘導体としては、例えばアシル基のようなア
ミド誘導体を挙げることができる。
【0061】本発明の一般式(I)又は(II)を有す
る化合物の具体例としては、例えば、下記表に記載の化
合物を挙げることができるが、本発明は、これらの化合
物に限定されるものではない。なお、表1及び表2の化
合物は、それぞれ式(Ia)及び(IIa)の構造式を
有する。
【0062】また、表1及び表2中、R1の置換基は、
以下の基(R-1)乃至(R-13)
【0063】
【化8】
【0064】より選択される基を示し、Gn+及び
(X-nについては、以下の基(G1)乃至(G10
4)
【0065】
【化9】
【0066】
【化10】
【0067】
【化11】
【0068】
【化12】
【0069】
【化13】
【0070】より選択される基を示す。
【0071】更に、表中及び上記置換基群中の略号は下
記の通りである。 All : アリル基 Bu : ブチル基 Et : エチル基 Me : メチル基 Ph : フェニル基 Phy : フェニレン基 Pr : プロピル基 Prp : 1−プロピニル基 2−Prp : 2−プロピニル基。
【0072】
【表1】
【0073】
【化14】 Compd. R1 R2 R -A-D-E- -(Gn+)(X-)n R5 R4 R6 R7 No. 置換基No. 置換基No. 1-1 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-2 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G 9) MeO H H H 1-3 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-4 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-5 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-6 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-7 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-8 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G 9) MeO H H H 1-9 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-10 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-11 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-12 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-13 (R-4) Et 5-MeO -OCH2- (G49) MeO H H H 1-14 (R-4) Et 5-MeO -OCH2- (G50) MeO H H H 1-15 (R-4) Et 5-MeO -OCH2- (G53) MeO H H H 1-16 (R-4) Et 5-MeO -OCH2- (G54) MeO H H H 1-17 (R-4) Et 5-MeO -OCH2- (G57) MeO H H H 1-18 (R-4) Et 5-MeO -OCH2- (G58) MeO H H H 1-19 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2- (G14) MeO H H H 1-20 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2- (G50) MeO H H H 1-21 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2- (G54) MeO H H H 1-22 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2- (G65) MeO H H H 1-23 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2- (G74) MeO H H H 1-24 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2- (G77) MeO H H H 1-25 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)3- (G14) MeO H H H 1-26 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)3- (G50) MeO H H H 1-27 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)3- (G54) MeO H H H 1-28 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)3- (G65) MeO H H H 1-29 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)3- (G74) MeO H H H 1-30 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)3- (G77) MeO H H H 1-31 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)4- (G14) MeO H H H 1-32 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)4- (G50) MeO H H H 1-33 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)4- (G54) MeO H H H 1-34 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)4- (G65) MeO H H H 1-35 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)4- (G74) MeO H H H 1-36 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)4- (G77) MeO H H H 1-37 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)5- (G14) MeO H H H 1-38 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)5- (G50) MeO H H H 1-39 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)5- (G54) MeO H H H 1-40 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)5- (G65) MeO H H H 1-41 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)5- (G74) MeO H H H 1-42 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)5- (G77) MeO H H H 1-43 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-44 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)6- (G50) MeO H H H 1-45 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)6- (G54) MeO H H H 1-46 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-47 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-48 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-49 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-50 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G 7) MeO H H H 1-51 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G 9) MeO H H H 1-52 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G12) MeO H H H 1-53 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-54 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G23) MeO H H H 1-55 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G25) MeO H H H 1-56 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G28) MeO H H H 1-57 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G30) MeO H H H 1-58 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G35) MeO H H H 1-59 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G50) MeO H H H 1-60 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G54) MeO H H H 1-61 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G60) MeO H H H 1-62 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-63 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G71) MeO H H H 1-64 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-65 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-66 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G78) MeO H H H 1-67 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G80) MeO H H H 1-68 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G83) MeO H H H 1-69 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-70 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G 7) MeO H H H 1-71 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G 9) MeO H H H 1-72 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G12) MeO H H H 1-73 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-74 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G23) MeO H H H 1-75 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G25) MeO H H H 1-76 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G28) MeO H H H 1-77 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G30) MeO H H H 1-78 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G35) MeO H H H 1-79 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G50) MeO H H H 1-80 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G54) MeO H H H 1-81 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G60) MeO H H H 1-82 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-83 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G71) MeO H H H 1-84 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-85 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-86 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G80) MeO H H H 1-87 (R-4) Pr 5-MeO -O(CH2)6- (G83) MeO H H H 1-88 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-89 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G 7) MeO H H H 1-90 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G 9) MeO H H H 1-91 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G12) MeO H H H 1-92 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-93 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G23) MeO H H H 1-94 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G25) MeO H H H 1-95 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G28) MeO H H H 1-96 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G30) MeO H H H 1-97 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G35) MeO H H H 1-98 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G50) MeO H H H 1-99 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G54) MeO H H H 1-100 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G60) MeO H H H 1-101 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-102 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G71) MeO H H H 1-103 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-104 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-105 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G80) MeO H H H 1-106 (R-4) Bu 5-MeO -O(CH2)6- (G83) MeO H H H 1-107 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-108 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 7) MeO H H H 1-109 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 9) MeO H H H 1-110 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-111 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G25) MeO H H H 1-112 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G35) MeO H H H 1-113 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G50) MeO H H H 1-114 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G54) MeO H H H 1-115 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-116 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-117 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-118 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G80) MeO H H H 1-119 (R-4) Et 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G83) MeO H H H 1-120 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-121 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 7) MeO H H H 1-122 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 9) MeO H H H 1-123 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G25) MeO H H H 1-124 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G35) MeO H H H 1-125 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G50) MeO H H H 1-126 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G54) MeO H H H 1-127 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-128 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-129 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-130 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G80) MeO H H H 1-131 (R-4) Pr 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G83) MeO H H H 1-132 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-133 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 7) MeO H H H 1-134 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G 9) MeO H H H 1-135 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G25) MeO H H H 1-136 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G35) MeO H H H 1-137 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G50) MeO H H H 1-138 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G54) MeO H H H 1-139 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-140 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-141 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-142 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G80) MeO H H H 1-143 (R-4) Bu 5-MeO -CH2O(CH2)6- (G83) MeO H H H 1-144 (R-4) Et 5-MeO -S(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-145 (R-4) Et 5-MeO -S(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-146 (R-4) Et 5-MeO -S(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-147 (R-4) Et 5-MeO -S(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-148 (R-4) Et 5-MeO -S(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-149 (R-4) Et 5-MeO -S(CH2)6- (G80) MeO H H H 1-150 (R-4) Et 5-MeO -S(CH2)6- (G83) MeO H H H 1-151 (R-7) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G 4) MeO H H H 1-152 (R-7) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G14) MeO H H H 1-153 (R-7) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G65) MeO H H H 1-154 (R-7) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G74) MeO H H H 1-155 (R-7) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G77) MeO H H H 1-156 (R-7) Et 5-MeO -O(CH2)6- (G83) MeO H H H 1-157 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G 4) MeO H H H 1-158 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G14) MeO H H H 1-159 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G65) MeO H H H 1-160 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G74) MeO H H H 1-161 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G77) MeO H H H 1-162 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G83) MeO H H H 1-163 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G 4) MeO H H H 1-164 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G14) MeO H H H 1-165 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G65) MeO H H H 1-166 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G74) MeO H H H 1-167 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G77) MeO H H H 1-168 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G83) MeO H H H 1-169 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)7- (G 4) MeO H H H 1-170 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)7- (G14) MeO H H H 1-171 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)7- (G65) MeO H H H 1-172 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)7- (G74) MeO H H H 1-173 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)7- (G77) MeO H H H 1-174 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)7- (G83) MeO H H H 1-175 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G 4) MeO H H H 1-176 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G 7) MeO H H H 1-177 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G 9) MeO H H H 1-178 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G12) MeO H H H 1-179 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G14) MeO H H H 1-180 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G23) MeO H H H 1-181 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G25) MeO H H H 1-182 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G28) MeO H H H 1-183 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G30) MeO H H H 1-184 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G35) MeO H H H 1-185 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G50) MeO H H H 1-186 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G54) MeO H H H 1-187 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G60) MeO H H H 1-188 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G65) MeO H H H 1-189 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G71) MeO H H H 1-190 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G74) MeO H H H 1-191 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G77) MeO H H H 1-192 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G80) MeO H H H 1-193 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)7- (G83) MeO H H H 1-194 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G 4) MeO H H H 1-195 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G 7) MeO H H H 1-196 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G 9) MeO H H H 1-197 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G12) MeO H H H 1-198 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G14) MeO H H H 1-199 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G23) MeO H H H 1-200 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G25) MeO H H H 1-201 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G28) MeO H H H 1-202 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G30) MeO H H H 1-203 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G35) MeO H H H 1-204 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G50) MeO H H H 1-205 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G54) MeO H H H 1-206 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G60) MeO H H H 1-207 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G65) MeO H H H 1-208 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G71) MeO H H H 1-209 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G74) MeO H H H 1-210 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G77) MeO H H H 1-211 (R-4) Et 5-EtO -O(CH2)7- (G80) MeO H H H 1-212 (R-4) Et 5-EtO 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(G77) MeO H H H 1-421 (R-1) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G83) MeO H H H 1-422 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G 4) MeO H H H 1-423 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G14) MeO H H H 1-424 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G65) MeO H H H 1-425 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G74) MeO H H H 1-426 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G77) MeO H H H 1-427 (R-3) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G83) MeO H H H 1-428 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)8- (G 4) MeO H H H 1-429 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)8- (G14) MeO H H H 1-430 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)8- (G65) MeO H H H 1-431 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)8- (G74) MeO H H H 1-432 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)8- (G77) MeO H H H 1-433 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)8- (G83) MeO H H H 1-434 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G 4) MeO H H H 1-435 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G 7) MeO H H H 1-436 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G 9) MeO H H H 1-437 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G12) MeO H H H 1-438 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G14) MeO H H H 1-439 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G23) MeO H H H 1-440 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G25) MeO H H H 1-441 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)8- (G28) MeO H H 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MeO H H H 1-536 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G27) MeO H H H 1-537 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G29) MeO H H H 1-538 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-539 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G59) MeO H H H 1-540 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-541 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G70) MeO H H H 1-542 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-543 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-544 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-545 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-546 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G85) MeO H H H 1-547 (R-3) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G92) MeO H H H 1-548 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G1) MeO H H H 1-549 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-550 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 4) MeO H H H 1-551 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 6) MeO H H H 1-552 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-553 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G11) MeO H H H 1-554 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-555 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G22) MeO H H H 1-556 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-557 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-558 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G59) MeO H H H 1-559 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G62) MeO H H H 1-560 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-561 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G67) MeO H H H 1-562 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G70) MeO H H H 1-563 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-564 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G74) MeO H H H 1-565 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-566 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-567 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-568 (R-4) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G86) MeO H H H 1-569 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G1) MeO H H H 1-570 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-571 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 4) MeO H H H 1-572 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 6) MeO H H H 1-573 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-574 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G11) MeO H H H 1-575 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-576 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G16) MeO H H H 1-577 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G18) MeO H H H 1-578 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G20) MeO H H H 1-579 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G22) MeO H H H 1-580 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-581 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G27) MeO H H H 1-582 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G29) MeO H H H 1-583 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G32) MeO H H H 1-584 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-585 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G37) MeO H H H 1-586 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G39) MeO H H H 1-587 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G41) MeO H H H 1-588 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G43) MeO H H H 1-589 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G45) MeO H H H 1-590 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G59) MeO H H H 1-591 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G62) MeO H H H 1-592 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-593 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G67) MeO H H H 1-594 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G70) MeO H H H 1-595 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G71) MeO H H H 1-596 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-597 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-598 (R-4) Et 5-NH2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-599 (R-4) Et 5-NHMe -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-600 (R-4) Et 5-N(Me)2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-601 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H F H 1-602 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H Me H 1-603 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H MeO H 1-604 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G77) MeO H H H 1-605 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-606 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-607 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G85) MeO H H H 1-608 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G86) MeO H H H 1-609 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G88) MeO H H H 1-610 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G90) MeO H H H 1-611 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G92) MeO H H H 1-612 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G1) MeO H H H 1-613 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-614 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 6) MeO H H H 1-615 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-616 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G11) MeO H H H 1-617 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-618 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G16) MeO H H H 1-619 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G18) MeO H H H 1-620 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G20) MeO H H H 1-621 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G22) MeO H H H 1-622 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-623 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G27) MeO H H H 1-624 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G29) MeO H H H 1-625 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G32) MeO H H H 1-626 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-627 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G37) MeO H H H 1-628 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G39) MeO H H H 1-629 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G41) MeO H H H 1-630 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G43) MeO H H H 1-631 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G45) MeO H H H 1-632 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G59) MeO H H H 1-633 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G62) MeO H H H 1-634 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-635 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G67) MeO H H H 1-636 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G70) MeO H H H 1-637 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-638 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-639 (R-4) Pr 5-NH2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-640 (R-4) Pr 5-NHMe -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-641 (R-4) Pr 5-N(Me)2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-642 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H F H 1-643 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H Me H 1-644 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H MeO H 1-645 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G77) MeO H H H 1-646 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-647 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-648 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G85) MeO H H H 1-649 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G88) MeO H H H 1-650 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G90) MeO H H H 1-651 (R-4) Pr 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G92) MeO H H H 1-652 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G1) MeO H H H 1-653 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-654 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 6) MeO H H H 1-655 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-656 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G11) MeO H H H 1-657 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-658 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G16) MeO H H H 1-659 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G18) MeO H H H 1-660 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G20) MeO H H H 1-661 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G22) MeO H H H 1-662 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-663 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G27) MeO H H H 1-664 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G29) MeO H H H 1-665 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G32) MeO H H H 1-666 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-667 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G37) MeO H H H 1-668 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G39) MeO H H H 1-669 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G41) MeO H H H 1-670 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G43) MeO H H H 1-671 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G45) MeO H H H 1-672 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G59) MeO H H H 1-673 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G62) MeO H H H 1-674 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-675 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G67) MeO H H H 1-676 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G70) MeO H H H 1-677 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-678 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-679 (R-4) Bu 5-NH2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-680 (R-4) Bu 5-NHMe -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-681 (R-4) Bu 5-N(Me)2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-682 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H F H 1-683 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H Me H 1-684 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H MeO H 1-685 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G77) MeO H H H 1-686 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-687 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-688 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G85) MeO H H H 1-689 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G88) MeO H H H 1-690 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G90) MeO H H H 1-691 (R-4) Bu 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G92) MeO H H H 1-692 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G1) MeO H H H 1-693 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-694 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 6) MeO H H H 1-695 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-696 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G11) MeO H H H 1-697 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-698 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G16) MeO H H H 1-699 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G18) MeO H H H 1-700 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G20) MeO H H H 1-701 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G22) MeO H H H 1-702 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-703 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G27) MeO H H H 1-704 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G29) MeO H H H 1-705 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G32) MeO H H H 1-706 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-707 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G37) MeO H H H 1-708 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G39) MeO H H H 1-709 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G41) MeO H H H 1-710 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G43) MeO H H H 1-711 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G45) MeO H H H 1-712 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G59) MeO H H H 1-713 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G62) MeO H H H 1-714 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-715 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G67) MeO H H H 1-716 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G70) MeO H H H 1-717 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-718 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-719 (R-4) All 5-NH2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-720 (R-4) All 5-NHMe -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-721 (R-4) All 5-N(Me)2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-722 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H F H 1-723 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H Me H 1-724 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H MeO H 1-725 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G77) MeO H H H 1-726 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-727 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-728 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G85) MeO H H H 1-729 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G88) MeO H H H 1-730 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G90) MeO H H H 1-731 (R-4) All 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G92) MeO H H H 1-732 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G1) MeO H H H 1-733 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-734 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 6) MeO H H H 1-735 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-736 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G11) MeO H H H 1-737 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-738 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G16) MeO H H H 1-739 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G18) MeO H H H 1-740 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G20) MeO H H H 1-741 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G22) MeO H H H 1-742 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-743 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G27) MeO H H H 1-744 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G29) MeO H H H 1-745 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G32) MeO H H H 1-746 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-747 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G37) MeO H H H 1-748 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G39) MeO H H H 1-749 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G41) MeO H H H 1-750 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G43) MeO H H H 1-751 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G45) MeO H H H 1-752 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G59) MeO H H H 1-753 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G62) MeO H H H 1-754 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-755 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G67) MeO H H H 1-756 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G70) MeO H H H 1-757 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-758 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-759 (R-4) Prp 5-NH2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-760 (R-4) Prp 5-NHMe -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-761 (R-4) Prp 5-N(Me)2 -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-762 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H F H 1-763 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H Me H 1-764 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H MeO H 1-765 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G77) MeO H H H 1-766 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-767 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-768 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G85) MeO H H H 1-769 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G88) MeO H H H 1-770 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G90) MeO H H H 1-771 (R-4) Prp 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G92) MeO H H H 1-772 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G1) MeO H H H 1-773 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-774 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G 6) MeO H H H 1-775 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-776 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G11) MeO H H H 1-777 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-778 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G16) MeO H H H 1-779 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G18) MeO H H H 1-780 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G20) MeO H H H 1-781 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G22) MeO H H H 1-782 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-783 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G27) MeO H H H 1-784 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G29) MeO H H H 1-785 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,24Phy)CH2- (G32) MeO H H H 1-786 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-787 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G37) MeO H H H 1-788 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G39) MeO H H H 1-789 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G41) MeO H H H 1-790 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G43) MeO H H H 1-791 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G45) MeO H H H 1-792 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) MeO H H H 1-793 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G62) MeO H H H 1-794 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-795 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G67) MeO H H H 1-796 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G86) MeO H H H 1-797 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G70) MeO H H H 1-798 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-799 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-800 (R-4) Et 5-NH2 -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-801 (R-4) Et 5-NHMe -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-802 (R-4) Et 5-N(Me)2 -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-803 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) MeO H F H 1-804 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) MeO H Me H 1-805 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) MeO H MeO H 1-806 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G77) MeO H H H 1-807 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-808 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-809 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G85) MeO H H H 1-810 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G88) MeO H H H 1-811 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G90) MeO H H H 1-812 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G92) MeO H H H 1-813 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-814 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-815 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-816 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-817 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-818 (R-4) Me 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-819 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-820 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-821 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-822 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-823 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-824 (R-4) Et 5-MeO -O(CH2)2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-825 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-826 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-827 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-828 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-829 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-830 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-831 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-832 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-833 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-834 (R-4) Et 5-MeO -CH2OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-835 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-836 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-837 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-838 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-839 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-840 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-841 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-842 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-843 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-844 (R-4) Et 5-MeO -SCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-845 (R-5) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-846 (R-5) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-847 (R-5) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-848 (R-5) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-849 (R-5) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-850 (R-5) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-851 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-852 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-853 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-854 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-855 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-856 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-857 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-858 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-859 (R-5) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-860 (R-6) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-861 (R-6) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-862 (R-6) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-863 (R-6) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-864 (R-6) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-865 (R-6) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-866 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-867 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-868 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-869 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-870 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-871 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-872 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-873 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-874 (R-6) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-875 (R-7) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-876 (R-7) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-877 (R-7) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-878 (R-7) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-879 (R-7) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-880 (R-7) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-881 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-882 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-883 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-884 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-885 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-886 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-887 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-888 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-889 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G79) MeO H H H 1-890 (R-7) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-891 (R-8) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-892 (R-8) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-893 (R-8) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-894 (R-8) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-895 (R-8) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-896 (R-8) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-897 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-898 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-899 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-900 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-901 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-902 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-903 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-904 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-905 (R-8) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-906 (R-9) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-907 (R-9) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-908 (R-9) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-909 (R-9) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-910 (R-9) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-911 (R-9) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-912 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-913 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-914 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-915 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-916 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-917 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-918 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-919 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-920 (R-9) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-921 (R-10) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-922 (R-10) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-923 (R-10) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-924 (R-10) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-925 (R-10) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-926 (R-10) Me 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-927 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 3) MeO H H H 1-928 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G 8) MeO H H H 1-929 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G13) MeO H H H 1-930 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G24) MeO H H H 1-931 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G34) MeO H H H 1-932 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G64) MeO H H H 1-933 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G73) MeO H H H 1-934 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G76) MeO H H H 1-935 (R-10) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G82) MeO H H H 1-936 (R-4) Et 5-MeO -OCH2(1,2-Phy)CH2- (G68) MeO H H H
【表2】
【0074】
【化15】 Compd. R1 R2 Ar1 -A-D-E- -(Gn+)(X-)n R4 R6 R7 No. 置換基No. 置換基No. 2-1 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G14) H H H 2-2 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G50) H H H 2-3 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G54) H H H 2-4 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G65) H H H 2-5 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G74) H H H 2-6 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G77) H H H 2-7 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G14) H H H 2-8 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G50) H H H 2-9 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G54) H H H 2-10 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G65) H H H 2-11 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G74) H H H 2-12 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G77) H H H 2-13 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2- (G47) H H H 2-14 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2- (G48) H H H 2-15 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2- (G49) H H H 2-16 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2- (G50) H H H 2-17 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2- (G53) H H H 2-18 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2- (G54) H H H 2-19 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2- (G57) H H H 2-20 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2- (G58) H H H 2-21 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2- (G14) H H H 2-22 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2- (G50) H H H 2-23 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2- (G54) H H H 2-24 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2- (G65) H H H 2-25 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2- (G74) H H H 2-26 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2- (G77) H H H 2-27 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3- (G14) H H H 2-28 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3- (G50) H H H 2-29 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3- (G54) H H H 2-30 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3- (G65) H H H 2-31 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3- (G74) H H H 2-32 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3- (G77) H H H 2-33 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)4- (G14) H H H 2-34 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)4- (G50) H H H 2-35 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)4- (G54) H H H 2-36 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)4- (G65) H H H 2-37 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)4- (G74) H H H 2-38 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)4- (G77) H H H 2-39 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)5- (G14) H H H 2-40 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)5- (G50) H H H 2-41 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)5- (G54) H H H 2-42 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)5- (G65) H H H 2-43 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)5- (G74) H H H 2-44 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)5- (G78) H H H 2-45 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G15) H H H 2-46 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G75) H H H 2-47 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G78) H H H 2-48 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G5) H H H 2-49 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G10) H H H 2-50 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G15) H H H 2-51 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G26) H H H 2-52 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G39) H H H 2-53 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G31) H H H 2-54 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G36) H H H 2-55 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G50) H H H 2-56 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G54) H H H 2-57 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G58) H H H 2-58 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G61) H H H 2-59 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G66) H H H 2-60 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G73) H H H 2-61 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G75) H H H 2-62 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G76) H H H 2-63 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G78) H H H 2-64 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G81) H H H 2-65 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G84) H H H 2-66 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G86) H H H 2-67 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G87) H H H 2-68 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G15) H H H 2-69 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G75) H H H 2-70 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G78) H H H 2-71 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G5) H H H 2-72 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G10) H H H 2-73 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G15) H H H 2-74 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G26) H H H 2-75 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G36) H H H 2-76 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G50) H H H 2-77 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G66) H H H 2-78 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G75) H H H 2-79 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G78) H H H 2-80 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G84) H H H 2-81 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G15) H H H 2-82 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G75) H H H 2-83 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)6- (G78) H H H 2-84 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G5) H H H 2-85 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G10) H H H 2-86 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G15) H H H 2-87 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G26) H H H 2-88 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G36) H H H 2-89 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G50) H H H 2-90 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G66) H H H 2-91 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G75) H H H 2-92 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G78) H H H 2-93 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G84) H H H 2-94 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G15) H H H 2-95 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G75) H H H 2-96 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)6- (G78) H H H 2-97 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G14) H H H 2-98 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G50) H H H 2-99 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G54) H H H 2-100 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G65) H H H 2-101 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G74) H H H 2-102 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)6- (G77) H H H 2-103 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-104 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-105 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-106 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-107 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-108 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-109 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-110 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-111 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-112 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-113 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-114 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-115 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-116 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-117 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-118 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-119 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-120 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-121 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-122 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G9) H H H 2-123 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-124 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G25) H H H 2-125 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G28) H H H 2-126 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G30) H H H 2-127 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G35) H H H 2-128 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-129 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G51) H H H 2-130 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G52) H H H 2-131 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G53) H H H 2-132 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-133 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G55) H H H 2-134 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G56) H H H 2-135 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G58) H H H 2-136 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G60) H H H 2-137 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-138 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G72) H H H 2-139 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G73) H H H 2-140 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-141 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-142 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-143 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G80) H H H 2-144 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G83) H H H 2-145 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-146 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G9) H H H 2-147 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-148 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G25) H H H 2-149 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G28) H H H 2-150 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G30) H H H 2-151 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G35) H H H 2-152 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-153 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-154 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G58) H H H 2-155 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G60) H H H 2-156 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-157 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G72) H H H 2-158 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G73) H H H 2-159 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-160 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-161 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-162 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G80) H H H 2-163 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G83) H H H 2-164 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-165 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G9) H H H 2-166 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-167 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G25) H H H 2-168 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G28) H H H 2-169 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G30) H H H 2-170 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G35) H H H 2-171 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-172 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-173 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G58) H H H 2-174 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G60) H H H 2-175 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-176 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G72) H H H 2-177 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G73) H H H 2-178 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-179 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-180 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-181 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G80) H H H 2-182 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G83) H H H 2-183 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-184 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G9) H H H 2-185 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-186 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G25) H H H 2-187 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G28) H H H 2-188 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G30) H H H 2-189 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G35) H H H 2-190 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-191 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-192 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G58) H H H 2-193 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G60) H H H 2-194 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-195 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G72) H H H 2-196 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G73) H H H 2-197 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-198 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-199 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-200 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G80) H H H 2-201 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G83) H H H 2-202 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-203 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G9) H H H 2-204 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-205 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G25) H H H 2-206 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G28) H H H 2-207 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G30) H H H 2-208 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G35) H H H 2-209 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-210 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-211 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G58) H H H 2-212 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G60) H H H 2-213 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-214 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G72) H H H 2-215 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G73) H H H 2-216 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-217 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-218 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-219 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G80) H H H 2-220 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)7- (G83) H H H 2-221 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-222 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G9) H H H 2-223 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-224 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G25) H H H 2-225 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G28) H H H 2-226 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G30) H H H 2-227 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G35) H H H 2-228 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-229 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-230 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G58) H H H 2-231 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G60) H H H 2-232 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-233 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G72) H H H 2-234 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G73) H H H 2-235 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-236 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-237 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-238 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G80) H H H 2-239 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G83) H H H 2-240 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-241 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G9) H H H 2-242 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-243 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G25) H H H 2-244 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G28) H H H 2-245 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G30) H H H 2-246 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G35) H H H 2-247 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-248 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-249 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G58) H H H 2-250 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G60) H H H 2-251 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-252 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G72) H H H 2-253 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G73) H H H 2-254 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-255 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-256 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-257 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G80) H H H 2-258 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G83) H H H 2-259 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-260 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G9) H H H 2-261 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-262 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G25) H H H 2-263 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G28) H H H 2-264 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G30) H H H 2-265 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G35) H H H 2-266 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G50) H H H 2-267 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G54) H H H 2-268 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G58) H H H 2-269 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G60) H H H 2-270 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-271 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G72) H H H 2-272 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G73) H H H 2-273 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-274 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-275 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-276 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G80) H H H 2-277 (R-4) Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G83) H H H 2-278 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G4) H H H 2-279 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G14) H H H 2-280 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G25) H H H 2-281 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G35) H H H 2-282 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G60) H H H 2-283 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G65) H H H 2-284 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G71) H H H 2-285 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G74) H H H 2-286 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G77) H H H 2-287 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G80) H H H 2-288 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)7- (G83) H H H 2-289 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G4) H H H 2-290 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G14) H H H 2-291 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G25) H H H 2-292 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G35) H H H 2-293 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G60) H H H 2-294 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G65) H H H 2-295 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G71) H H H 2-296 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G74) H H H 2-297 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G77) H H H 2-298 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G80) H H H 2-299 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)7- (G83) H H H 2-300 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G4) H H H 2-301 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-302 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-303 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-304 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-305 (R-7) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-306 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-307 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-308 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-309 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-310 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-311 (R-1) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-312 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-313 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-314 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-315 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-316 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-317 (R-3) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-318 (R-3) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-319 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-320 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-321 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-322 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-323 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-324 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-325 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G9) H H H 2-326 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-327 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G25) H H H 2-328 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G28) H H H 2-329 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G30) H H H 2-330 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G35) H H H 2-331 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G50) H H H 2-332 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G54) H H H 2-333 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G58) H H H 2-334 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G60) H H H 2-335 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-336 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G72) H H H 2-337 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G73) H H H 2-338 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-339 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G76) H H H 2-340 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-341 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G80) H H H 2-342 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G83) H H H 2-343 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-344 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G9) H H H 2-345 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-346 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G25) H H H 2-347 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G28) H H H 2-348 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G30) H H H 2-349 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G35) H H H 2-350 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G50) H H H 2-351 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G54) H H H 2-352 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G58) H H H 2-353 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G60) H H H 2-354 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-355 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G72) H H H 2-356 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G73) H H H 2-357 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-358 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G76) H H H 2-359 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-360 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G80) H H H 2-361 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G83) H H H 2-362 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-363 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G9) H H H 2-364 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-365 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G25) H H H 2-366 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G28) H H H 2-367 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G30) H H H 2-368 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G35) H H H 2-369 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G50) H H H 2-370 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G54) H H H 2-371 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G58) H H H 2-372 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G60) H H H 2-373 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-374 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G72) H H H 2-375 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G73) H H H 2-376 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-377 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G76) H H H 2-378 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-379 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G80) H H H 2-380 (R-4) Et 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G83) H H H 2-381 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-382 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G9) H H H 2-383 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-384 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G25) H H H 2-385 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G28) H H H 2-386 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G30) H H H 2-387 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G35) H H H 2-388 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G50) H H H 2-389 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G54) H H H 2-390 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G58) H H H 2-391 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G60) H H H 2-392 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-393 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G72) H H H 2-394 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G73) H H H 2-395 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-396 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G76) H H H 2-397 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-398 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G80) H H H 2-399 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G83) H H H 2-400 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-401 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G9) H H H 2-402 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-403 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G25) H H H 2-404 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G28) H H H 2-405 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G30) H H H 2-406 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G35) H H H 2-407 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G50) H H H 2-408 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G54) H H H 2-409 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G58) H H H 2-410 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G60) H H H 2-411 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-412 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G72) H H H 2-413 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G73) H H H 2-414 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-415 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G76) H H H 2-416 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-417 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G80) H H H 2-418 (R-4) Pr 3-EtO-Ph -O(CH2)8- (G83) H H H 2-419 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-420 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G9) H H H 2-421 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-422 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G25) H H H 2-423 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G28) H H H 2-424 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G30) H H H 2-425 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G35) H H H 2-426 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G50) H H H 2-427 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G54) H H H 2-428 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G58) H H H 2-429 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G60) H H H 2-430 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-431 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G72) H H H 2-432 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G73) H H H 2-433 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-434 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G76) H H H 2-435 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-436 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G80) H H H 2-437 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G83) H H H 2-438 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)8- (G74) H H H 2-439 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)8- (G4) H H H 2-440 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)8- (G14) H H H 2-441 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)8- (G65) H H H 2-442 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)8- (G74) H H H 2-443 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)8- (G77) H H H 2-444 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)8- (G74) H H H 2-445 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -CH2O(CH2)8- (G74) H H H 2-446 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)8- (G74) H H H 2-447 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)8- (G4) H H H 2-448 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)8- (G14) H H H 2-449 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)8- (G65) H H H 2-450 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)8- (G74) H H H 2-451 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)8- (G77) H H H 2-452 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)8- (G74) H H H 2-453 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -S(CH2)8- (G74) H H H 2-454 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G4) H H H 2-455 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-456 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-457 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-458 (R-7) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-459 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-460 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G8) H H H 2-461 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-462 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-463 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G34) H H H 2-464 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-465 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-466 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G70) H H H 2-467 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G72) H H H 2-468 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-469 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-470 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-471 (R-1) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-472 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-473 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G8) H H H 2-474 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-475 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-476 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G34) H H H 2-477 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-478 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-479 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G70) H H H 2-480 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-481 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-482 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-483 (R-1) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-484 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-485 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-486 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-487 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-488 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-489 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-490 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-491 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-492 (R-2) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-493 (R-2) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-494 (R-2) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-495 (R-2) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-496 (R-2) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-497 (R-2) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-498 (R-2) Et 3,5-diMeO-Ph 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-OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-516 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-517 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-518 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-519 (R-3) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-520 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-521 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-522 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-523 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-524 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-525 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-526 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-527 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-528 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-529 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-530 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G6) H H H 2-531 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G8) H H H 2-532 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph 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3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G39) H H H 2-550 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G40) H H H 2-551 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G41) H H H 2-552 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G42) H H H 2-553 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G43) H H H 2-554 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G44) H H H 2-555 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G45) H H H 2-556 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-557 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G62) H H H 2-558 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G63) H H H 2-559 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-560 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G66) H H H 2-561 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G70) H H H 2-562 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-563 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-564 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-565 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-566 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G85) H H H 2-567 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G86) H H H 2-568 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G106) H H H 2-569 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G90) H H H 2-570 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G91) H H H 2-571 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G92) H H H 2-572 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G93) H H H 2-573 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-574 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-575 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-576 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-577 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-578 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-579 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-580 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-581 (R-4) Et 3-MeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-582 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-583 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-584 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-585 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-586 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-587 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-588 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-589 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-590 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-591 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-592 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-593 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-594 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-595 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-596 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-597 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-598 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-599 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-600 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-601 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-602 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-603 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-604 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-605 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-606 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-607 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-608 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-609 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-610 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-611 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-612 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-613 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-614 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-615 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-616 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-617 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-618 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-619 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-620 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-621 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G70) H H H 2-622 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-623 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-624 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-625 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-626 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-627 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-628 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-629 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-630 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-631 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-632 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-633 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-634 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-635 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-636 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-637 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-638 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-639 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-640 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-641 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-642 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-643 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-644 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-645 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-646 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-647 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-648 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-649 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-650 (R-4) Bu 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-651 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-652 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-653 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-654 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-655 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-656 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-657 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-658 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-659 (R-4) All 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-660 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-661 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-662 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-663 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G70) H H H 2-664 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-665 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-666 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-667 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-668 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-669 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-670 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-671 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-672 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-673 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-674 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-675 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-676 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-677 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-678 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-679 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-680 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-681 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-682 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-683 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-684 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G3) H H H 2-685 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G13) H H H 2-686 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G64) H H H 2-687 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G70) H H H 2-688 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G73) H H H 2-689 (R-4) Me 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G76) H H H 2-690 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G3) H H H 2-691 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G13) H H H 2-692 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G24) H H H 2-693 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G59) H H H 2-694 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G64) H H H 2-695 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G73) H H H 2-696 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G76) H H H 2-697 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G79) H H H 2-698 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G82) H H H 2-699 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G3) H H H 2-700 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G13) H H H 2-701 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G24) H H H 2-702 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G59) H H H 2-703 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G64) H H H 2-704 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G73) H H H 2-705 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G76) H H H 2-706 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G79) H H H 2-707 (R-4) Pr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G82) H H H 2-708 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-709 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G8) H H H 2-710 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-711 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-712 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G34) H H H 2-713 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-714 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-715 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G70) H H H 2-716 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-717 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-718 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-719 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -CH2OCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-720 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G3) H H H 2-721 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G8) H H H 2-722 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G13) H H H 2-723 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G24) H H H 2-724 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G34) H H H 2-725 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G59) H H H 2-726 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G64) H H H 2-727 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G70) H H H 2-728 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G73) H H H 2-729 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G76) H H H 2-730 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G79) H H H 2-731 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -SCH2(1,4-Phy)CH2- (G82) H H H 2-732 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)6- (G63) H H H 2-733 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)6- (G77) H H H 2-734 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)6- (G63) H H H 2-735 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)6- (G77) H H H 2-736 (R-2) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-737 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G7) H H H 2-738 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G46) H H H 2-739 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-740 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G71) H H H 2-741 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G94) H H H 2-742 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G95) H H H 2-743 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G96) H H H 2-744 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G97) H H H 2-745 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G98) H H H 2-746 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G99) H H H 2-747 (R-4) iPr 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-748 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-749 (R-4) Me 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-750 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-751 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-752 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G65) H H H 2-753 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-754 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-755 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G100) H H H 2-756 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G101) H H H 2-757 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H MeO 2-758 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H MeO 2-759 (R-4) iPr 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-760 (R-4) 2-Prp 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-761 (R-4) 2-Prp 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-762 (R-4) 2-Prp 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-763 (R-8) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-764 (R-8) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-765 (R-10) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-766 (R-10) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-767 (R-11) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-768 (R-11) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-769 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-770 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-771 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-772 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-773 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G100) H H H 2-774 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G101) H H H 2-775 (R-4) 2-Prp 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-776 (R-4) 2-Prp 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-777 (R-4) 2-Prp 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-778 (R-4) Et 3-MeO-5-CF3-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-779 (R-4) Et 3-MeO-5-CF3-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-780 (R-4) Et 3-MeO-5-CO2Me-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-781 (R-4) Et 3-MeO-5-NO2-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-782 (R-4) Et 3-EtO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-783 (R-4) Et 3-EtO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-784 (R-4) Et 3-EtO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-785 (R-4) Et 3-EtO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-786 (R-4) Et 3-EtO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-787 (R-4) Et 3-EtO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-788 (R-4) Et 3-EtO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-789 (R-4) Et 3-EtO-5-iPrO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-790 (R-4) Et 3-EtO-5-iPrO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-791 (R-4) Et 3,5-diPrO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-792 (R-4) Et 3,5-diPrO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-793 (R-4) Et 3,5-diPrO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-794 (R-4) Et 3-iPrO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-795 (R-4) Et 3-iPrO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-796 (R-4) Et 3-iPrO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-797 (R-4) Et 3-BuO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-798 (R-4) Et 3-BuO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-799 (R-4) Et 3-BuO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-800 (R-4) Et 3,5-diMe-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-801 (R-4) Et 3,5-diEt-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-802 (R-4) Et 3,5-diF-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-803 (R-4) Et 3,5-diF-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-804 (R-4) Et 3-F-4-MeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-805 (R-4) Et 3-F-4-MeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-806 (R-4) Et 3-PrO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-807 (R-4) Et 3-PrO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-808 (R-4) Et 3-PrO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-809 (R-4) Et 3-BuO-Ph -O(CH2)7- (G14) H H H 2-810 (R-4) Et 3-BuO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-811 (R-4) Et 3-BuO-Ph -O(CH2)7- (G74) H H H 2-812 (R-4) Et 3-BuO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-813 (R-4) Et 3-CONH2-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-814 (R-4) Et 3-OCON(Me)2-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-815 (R-4) Et 3-OCON(Me)2-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-816 (R-4) Et 3-NHAc-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-817 (R-4) Et 3-N(Me)2-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-818 (R-4) Et 3-CN-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-819 (R-4) Et 3,4-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-820 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-821 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-822 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G65) H H H 2-823 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-824 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-825 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G102) H H H 2-826 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H MeO 2-827 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H MeO 2-828 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-829 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-830 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-831 (R-4) Et 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-832 (R-4) 2-Prp 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-833 (R-4) 2-Prp 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-834 (R-4) 2-Prp 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-835 (R-4) Prp 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-836 (R-4) Et 3-EtO-5-MeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-837 (R-4) Et 3-EtO-5-MeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-838 (R-4) Et 3-EtO-5-MeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-839 (R-4) Et 3-EtO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-840 (R-4) Et 3-EtO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-841 (R-4) Et 3-EtO-5-PrO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-842 (R-4) Et 3,5-diPrO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-843 (R-4) Et 3-BuO-5-MeO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-844 (R-4) Et 3-BuO-5-MeO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-845 (R-4) Et 3-BuO-5-MeO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-846 (R-4) Et 3-PrO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-847 (R-4) Et 3-PrO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-848 (R-4) Et 3-PrO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-849 (R-4) Et 3-iPrO-5-MeO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-850 (R-4) Et 3-BuO-Ph -O(CH2)8- (G14) H H H 2-851 (R-4) Et 3-BuO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-852 (R-4) Et 3-BuO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-853 (R-4) Et 3-BuO-Ph -O(CH2)8- (G77) H H H 2-854 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -S(CH2)7- (G63) H H H 2-855 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -S(CH2)7- (G65) H H H 2-856 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -S(CH2)7- (G102) H H H 2-857 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3NHCO- (G50) H H H 2-858 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3NHCO- (G54) H H H 2-859 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)3NHCO- (G96) H H H 2-860 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)3CONH- (G96) H H H 2-861 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)(CH2)2- (G77) H H H 2-862 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -OCH2(1,4-Phy)(CH2)3- (G77) H H H 2-863 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)CH2- (G77) H H H 2-864 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)2(1,4-Phy)(CH2)2- (G77) H H H 2-865 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)3(1,4-Phy)CH2- (G77) H H H 2-866 (R-4) 2-Prp 3-MeO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-867 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-868 (R-4) Et 3,5-diF-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-869 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G102) H H H 2-870 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -S(CH2)7- (G77) H H H 2-871 (R-4) 2-Prp 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-872 (R-4) Et 3,5-diPrO-Ph -O(CH2)8- (G74) H H H 2-873 (R-4) Et 3,5-diPrO-Ph -O(CH2)8- (G63) H H H 2-874 (R-13) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G77) H H H 2-875 (R-13) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-876 (R-12) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-877 (R-4) Et 3-MeO-5-NHCO2Me-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H 2-878 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-879 (R-4) Et 3,5-diMeO-Ph -O(CH2)7- (G62) H H H 2-880 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G62) H H H 2-881 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G62) H H MeO 2-882 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H MeO 2-883 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)8- (G76) H H MeO 2-884 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G62) H H H 2-885 (R-4) Et 3-EtO-5-PrO-Ph -O(CH2)7- (G76) H H H 2-886 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G62) H H H 2-887 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G103) H H H 2-888 (R-4) Et 3,5-diEtO-Ph -O(CH2)7- (G104) H H H 2-889 (R-4) Et 3-BuO-5-MeO-Ph -O(CH2)7- (G63) H H H
【0075】上記において、好適な化合物としては、 例示化合物番号:1-14, 1-26, 1-27, 1-32, 1-33, 1-6
6, 1-173, 1-175, 1-179,1-188, 1-190, 1-191, 1-192,
1-550, 1-561, 1-564, 1-568, 1-570, 1-573, 1-575,
1-579, 1-580, 1-581, 1-584, 1-592, 1-595, 1-596, 1
-597, 1-604, 1-605, 1-606, 1-608, 1-611, 1-799, 2-
28, 2-29, 2-34, 2-35, 2-44, 2-47, 2-50, 2-63, 2-12
1, 2-122, 2-123, 2-124, 2-125, 2-127, 2-137, 2-15
8, 2-159, 2-160, 2-161, 2-162, 2-163, 2-178, 2-18
0, 2-185, 2-196, 2-197, 2-198, 2-199, 2-242, 2-25
4, 2-256, 2-290, 2-296, 2-297, 2-298, 2-299, 2-32
4, 2-326, 2-335, 2-337, 2-338, 2-339, 2-340, 2-34
1, 2-529, 2-533, 2-563, 2-624,2-625, 2-628, 2-629,
2-630, 2-631, 2-691, 2-695, 2-696, 2-739, 2-751,
2-754, 2-757, 2-758, 2-788, 2-821, 2-827, 2-878, 2
-879, 2-880, 2-881, 2-882, 2-883, 2-884及び2-885を
挙げることができ、更に好適には、 例示化合物番号:1-26, 1-27, 1-32, 1-33, 1-175, 1-1
79, 1-188, 1-190, 1-191, 1-192, 1-570, 1-573, 1-57
5, 1-579, 1-580, 1-581, 1-584, 1-592, 1-596,1-597,
1-604, 1-605, 1-606, 2-28, 2-29, 2-34, 2-35, 2-12
1, 2-122, 2-123, 2-124, 2-125, 2-127, 2-137, 2-15
8, 2-159, 2-160, 2-161, 2-162, 2-163,2-178, 2-180,
2-185, 2-196, 2-197, 2-198, 2-199, 2-242, 2-254,
2-256, 2-290, 2-296, 2-297, 2-298, 2-299, 2-324, 2
-326, 2-335, 2-337, 2-338, 2-339, 2-340, 2-341, 2-
624, 2-625, 2-628, 2-629, 2-630, 2-631, 2-691, 2-6
95,2-696, 2-739, 2-751, 2-754, 2-757, 2-758, 2-78
8, 2-821, 2-827, 2-878, 2-879, 2-880, 2-881, 2-88
2, 2-883, 2-884及び2-885を挙げることができ、より好
適には、 例示化合物番号:1-32, 1-33, 1-175, 1-188, 1-179, 1
-190, 1-191, 1-192, 1-570, 1-575, 1-579, 1-580, 1-
581, 1-584, 1-592, 1-596, 1-597, 1-604, 1-605, 2-3
4, 2-35, 2-121, 2-123, 2-124, 2-125, 2-127, 2-137,
2-158, 2-159, 2-160, 2-161, 2-162, 2-178, 2-180,
2-290, 2-296, 2-297, 2-298, 2-299, 2-324, 2-326, 2
-335, 2-337, 2-338, 2-339, 2-340, 2-341, 2-625, 2-
629, 2-630, 2-739, 2-751, 2-754, 2-757, 2-758, 2-7
88, 2-821, 2-827, 2-878, 2-879,2-880, 2-881, 2-88
2, 2-883, 2-884及び2-885を挙げることができ、更によ
り好適には、 例示化合物番号:1-179, 1-190, 1-191, 1-570, 1-575,
1-592, 1-596, 1-597,1-604, 1-605, 2-121, 2-123, 2
-137, 2-158, 2-159, 2-160, 2-161, 2-162, 2-178, 2-
180, 2-290, 2-296, 2-297, 2-326, 2-337, 2-338, 2-3
39, 2-340, 2-739, 2-751, 2-754, 2-757, 2-758, 2-78
8, 2-821, 2-827, 2-878, 2-879, 2-880,2-881, 2-882,
2-883, 2-884及び2-885を挙げることができ、最も好適
には、 例示化合物番号1-575:1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシフェノキシメチ
ル]ベンジル]ピリジニウム クロリド、 例示化合物番号1-596:1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシフェノキシメチ
ル]ベンジル]アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ク
ロリド、 例示化合物番号1-597:1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシフェノキシメチ
ル]ベンジル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン クロリド、 例示化合物番号1-604:1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシフェノキシメチ
ル]ベンジル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド、 例示化合物番号2-123:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル]ピリジニウム ブロミド、 例示化合物番号2-158:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
クロリド、 例示化合物番号2-159:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド、 例示化合物番号2-160:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン クロリド、 例示化合物番号2-166:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド、 例示化合物番号2-290:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルスルフ
ァニル]へプチル]ピリジニウム ブロミド、 例示化合物番号2-296:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルスルフ
ァニル]へプチル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド、及び 例示化合物番号2-297:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルスルフ
ァニル]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクタン ブロミドより選択されるいずれか1つの化
合物、又は 例示化合物番号2-739:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル]-1-メチルピペリジニウム ブロミド、 例示化合物番号2-751:1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]ヘプチル]-1-メチルピペリジニウム ブロミド、 例示化合物番号2-754:1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]ヘプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクタン ブロミド、 例示化合物番号2-757:1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]へプチル)-1-メチルピペリジニウム
ブロミド、 例示化合物番号2-758:1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]へプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタンブロミド、 例示化合物番号2-788:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロ
ポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン ブロミド、 例示化合物番号2-821:1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]オクチル)-1-メチルピペリジニウム ブロミド、 例示化合物番号2-827:1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタンブロミド、 例示化合物番号2-878:1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]ヘプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクタン クロリド、 例示化合物番号2-879:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル]-1-メチルピペリジニウム クロリド、 例示化合物番号2-880:1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]オクチル)-1-メチルピペリジニウム クロリド、 例示化合物番号2-881:1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]へプチル)-1-メチルピペリジニウム
クロリド、 例示化合物番号2-882:1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]へプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタンクロリド、 例示化合物番号2-883:1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタンクロリド、 例示化合物番号2-884:1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェ
ニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]ヘプチル]-1-メチルピペリジニウム クロリド及
び 例示化合物番号2-885:1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロ
ポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン クロリドより選択されるいずれか1つ
の化合物を挙げることができる。
【0076】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)及び(I
I)を有する化合物は、以下に記載する方法に従って製
造することができる。
【0077】A法は、本発明の化合物(I)において、
n+が(i)、(ii)、(iv)、(v)、(vii)、(viii)、(ix)
又は(x)を有する基である化合物(Ib)及びGn+が(ii
i)、(iv)又は(vi)を有する基である化合物(Ic)を製
造する方法である。
【0078】
【化16】
【0079】式中、R1、R2、R4、R5、R6、R7
A、D、E、(X-n及び環Arは、前述したものと同
意義を示し、R1a、R4a、R5a、R6a及びR7aは、
1、R4、R5、R6及びR7基において置換基として含
まれるアミノ、ヒドロキシ及び/又はカルボキシ基が、
各々保護されてもよいアミノ、ヒドロキシ及び/又はカ
ルボキシ基である他R1、R4、R5、R6及びR7基の定
義における基と同様の基を示し、G1n+は、前記Gn+
の定義において、(i)置換基群bから選択される基で置
換された低級アルキル基及び低級アルキル基からなる群
から選択される基で、同一又は異なって3個置換された
アンモニオ基、(ii)環上の窒素原子がEと結合すること
によりアンモニオ基であり、更に置換基群bから選択さ
れる基で置換された低級アルキル基及び置換基群bから
なる群から選択される基で1乃至3個置換されてもよ
く、ベンゼン環と縮合してもよい、1−ピリジニオ基、
1−ピラジニオ基若しくは1−ピリミジニオ基、(iv)環
上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原子が、
低級アルキル基又はオキソ基で置換されることにより形
成されるアンモニオ基である、1−ピペリジニオ基、1
−ピペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ基、(v)置
換基群bから選択される基で置換された低級アルキル
基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選択される
基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−
1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基、(v
ii)オキソ基又はヒドロキシ基で1乃至3個置換されて
もよい、1−テトラヒドロチオフェニオ基若しくは1−
テトラヒドロチオピラニオ基、(viii)置換基群bから選
択される基で置換された低級アルキル基及び低級アルキ
ル基からなる群から選択される基で、同一又は異なって
2個置換されたスルホニオ基、(ix)置換基群bから選択
される基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル
基からなる群から選択される基で、同一又は異なって3
個置換されたホスホニオ基、又は(x)環上の窒素原子を
介してEと結合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基
又はオキソ基で置換されることにより形成されるアンモ
ニオ基である、1−ピロリジニオ基を示し、G1は、正
に帯電するすることにより前記G1n+基の定義における
(i)、(ii)、(iv)、(v)、(vii)、(viii)、(ix)又は(x)
を示す基であり、即ち、(i-1)置換基群bから選択され
る基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基か
らなる群から選択される基で、同一又は異なって3個置
換されたアミン化合物、(ii-1)置換基群bから選択され
る基で置換された低級アルキル基及び置換基群bからな
る群から選択される基で1乃至3個置換されてもよく、
ベンゼン環と縮合してもよい、ピリジン環化合物、ピラ
ジン環化合物若しくはピリミジン環化合物、(iv-1)環上
の窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換され
た、ピペリジン環化合物、ピペラジン環化合物若しくは
モルホリン環化合物、(v-1)置換基群bから選択される
基で置換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ
基からなる群から選択される基で置換されてもよい、1
−(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)環
化合物若しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)環化合物、(vii-1)オキソ基
又はヒドロキシ基で1乃至3個置換されてもよい、テト
ラヒドロチオフェン環化合物若しくはテトラヒドロチオ
ピラン環化合物、(viii-1)置換基群bから選択される基
で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基からな
る群から選択される基で、同一又は異なって2個置換さ
れたスルホン化合物、(ix-1)置換基群bから選択される
基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基から
なる群から選択される基で、同一又は異なって3個置換
されたホスホニン化合物、又は(x-1)環上の窒素原子
が、低級アルキル基又はオキソ基で置換された、ピロリ
ジン環化合物を示し、G2n+は、前記Gn+基の定義にお
いて、(iii)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上
の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオ
キソ基で置換されることにより形成されるアンモニオ基
であり、更にベンゼン環と縮合してもよい、ピリジニオ
基、ピラジニオ基若しくはピリミジニオ基、(iv)環上の
窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原子が、低級
アルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成さ
れるアンモニオ基である、ピペリジニオ−1−イル基、
ピペラジニオ−1−イル基若しくはモルホリニオ−4−
イル基、又は(vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、
環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル基又
はオキソ基で置換されることにより形成されるアンモニ
オ基である、(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クチル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクチル)基を示し、G2は、正に帯電
するすることにより前記G2n+基の定義における(iii)、
(iv)又は(vi)を示す基であり、即ち、(iii-1)環上の炭
素原子を介してEと結合しており、ベンゼン環と縮合し
てもよい、ピリジニル基、ピラジニル基若しくはピリミ
ジニル基、(iv-1)環上の窒素原子を介してEと結合して
いるピペリジン−1−イル基、ピペラジン−1−イル基
若しくはモルホリン−4−イル基、又は(vi-1)環上の炭
素原子を介してEと結合している、(1−アザビシクロ
[2.2.2]オクチル)基若しくは(1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクチル)基を示し、Xは、負
に帯電することによりX-の定義におけるアニオンを示
す基であり、即ち、弗素原子、塩素原子、沃素原子、臭
素原子のようなハロゲン原子;メタンスルホニルオキ
シ、エタンスルホニルオキシのようなC1−C6アルカン
スルホニルオキシ基;ベンゼンスルホニルオキシ、p-
TsO-(p-トシルオキシ)、OTf-(トリフルオロメ
タンスルホニルオキシ)、ペンタフルオロエタンスルホ
ニルオキシのような前記低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ハロゲン原子及びハロゲノ低級アルキル基から選
択される基で1乃至3個置換されてもよいC6−C1 0
リールスルホニルオキシ基を示す。
【0080】上記において、R4a、R5a、R6a、及びR
7aの定義における「保護されてもよいアミノ基」の「保
護基」は、有機合成化学の分野で使用されるアミノ基の
保護基であれば特に限定はされないが、例えば、前記
「ヒドロキシ基のエステルに斯かる一般的保護基」にお
ける、「脂肪族アシル基」;「芳香族アシル基」;「ア
ルコキシカルボニル基」;「アルケニルオキシカルボニ
ル基」;「アラルキルオキシカルボニル基」;「シリル
基」;又は「アラルキル基」と同様な基を示すか或いは
N,N−ジメチルアミノメチレン、ベンジリデン、4−
メトキシベンジリデン、4−ニトロベンジリデン、サリ
シリデン、5−クロロサリシリデン、ジフェニルメチレ
ン、(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)フェニル
メチレンのような「シッフ塩基を形成する置換されたメ
チレン基」であり、好適には、脂肪族アシル基、アルコ
キシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基で
あり、更に好適には、ホルミル、t−ブトキシカルボニ
ル又はベンジルオキシカルボニル基であり、最も好適に
は、ベンジルオキシカルボニル基である。
【0081】上記において、R1a、R4a、R5a、R6a
及びR7aの定義における「保護されてもよいヒドロキシ
基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用される
ヒドロキシ基の保護基であれば特に限定はされないが、
例えば、前記「ヒドロキシ基のエステルに斯かる反応に
おける一般的保護基」と同意義を示し、好適には、アル
コキシメチル基、シリル基又はアラルキル基であり、更
に好適には、メトキシメチル、t−ブチルジメチルシリ
ル又はベンジル基であり、最も好適には、メトキシメチ
ル又はベンジル基である。
【0082】上記において、R1a、R4a、R5a、R6a
及びR7aの定義における「保護されてもよいカルボキシ
ル基」の「保護基」は、有機合成化学の分野で使用され
るカルボキシル基の保護基であれば特に限定はされない
が、例えば、前記「カルボキシ基のエステルに斯かる反
応における一般的保護基」と同意義を示し、好適には、
低級アルキル基又はアラルキル基であり、更に好適に
は、エチル、t−ブチル又はベンジル基であり、最も好
適には、t−ブチル基である。
【0083】第A1工程は、化合物(Ib)を製造する
工程であり、一般式(III)を有する化合物を、不活
性溶媒中、一般式(IV)を有する化合物と反応させた
後、所望により、(a)G1+基における環上の窒素原子
を更にアンモニオ基に変換するために、不活性溶媒中、
上記反応を行った後得られた化合物を、下記一般式
(V) X−R11 (V) [式中、Xは、前述したものと同意義を示し、R11は、
置換基群bから択される基で置換された低級アルキル基
及び置換基群bからなる群から選択される基を示す。]
を有する化合物と反応させるか、及び/又は、(b)R
1a、R4a、R5a、R6a及びR7aにおけるアミノ、ヒドロ
キシ及び/又カルボキシ基の保護基を除去することによ
り行われる。
【0084】化合物(III)を化合物(IV)と反応
させる際に使用される不活性溶媒は、本反応に不活性な
ものであれば特に限定はされないが、例えば、メタノ−
ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ−
ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−
ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グ
リセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチル
セロソルブのようなアルコ−ル類;アセトニトリル、イ
ソブチロニトリルのようなニトリル類;又はホルムアミ
ド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類であり、
好適には、ニトリル類又はアミド類(最も好適には、ア
セトニトリル又はジメチルホルムアミド)である。
【0085】化合物(III)を化合物(IV)と反応
させる際の反応温度は、原料化合物、溶媒等により異な
るが、通常、−20℃乃至200℃(好適には、0℃乃
至100℃)である。
【0086】化合物(III)を化合物(IV)と反応
させる際の反応時間は、原料化合物、溶媒、反応温度等
により異なるが、通常、30分間乃至48時間(好適に
は、1時間乃至24時間)である。
【0087】所望により行なわれるG1+基における環上
の窒素原子を更にアンモニオ基に変換する反応において
使用される不活性溶媒は、本反応に不活性なものであれ
ば特に限定はされないが、例えば、メタノ−ル、エタノ
−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタ
ノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミル
アルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オク
タノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのよ
うなアルコ−ル類;アセトニトリル、イソブチロニトリ
ルのようなニトリル類;又はホルムアミド、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン
酸トリアミドのようなアミド類であり、好適には、ニト
リル類(最も好適には、アセトニトリル)である。
【0088】所望により行なわれるG1+基における環上
の窒素原子を更にアンモニオ基に変換する際の反応温度
は、原料化合物、溶媒等により異なるが、通常、0℃乃
至150℃(好適には、20℃乃至100℃)である。
【0089】所望により行なわれるG1+基における環上
の窒素原子を更にアンモニオ基に変換する際の反応時間
は、原料化合物、溶媒、反応温度等により異なるが、通
常、30分間乃至24時間(好適には、1時間乃至12
時間)である。
【0090】アミノ、ヒドロキシ及びカルボキシル基の
保護基の除去はその種類によって異なるが、一般に有機
合成化学の技術において周知の方法、例えば、T.W.Gree
n,(Protective Groups in Organic Synthesis),John
Wiley & Sons:J.F.W.McOmis,(Protective Groups in
OrganicChemistry),Plenum Pressに記載の方法により
以下のように行うことができる。
【0091】アミノ基の保護基が、シリル基である場合
には、通常、弗化テトラブチルアンモニウム、弗化水素
酸、弗化水素酸−ピリジン、弗化カリウムのような弗素
アニオンを生成する化合物で処理することにより除去さ
れる。
【0092】上記反応に使用される不活性溶媒は、反応
を阻害しないものであれば特に限定はないが、例えば、
ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類が好
適である。
【0093】反応温度及び反応時間は、特に限定はない
が、通常、反応温度は、0℃乃至50℃であり、反応時
間は、10時間乃至18時間である。
【0094】アミノ基の保護基が、脂肪族アシル基、芳
香族アシル基、アルコキシカルボニル基又はシッフ塩基
を形成する置換されたメチレン基である場合には、水性
溶媒の存在下に、酸又は塩基で処理することにより除去
することができる。
【0095】上記反応に使用される酸は、通常、上記ア
ミノ基の保護基を除去する際に使用される酸であれば特
に限定はないが、例えば、臭化水素酸、塩酸、硫酸、過
塩素酸、燐酸又は硝酸のような無機酸であり、好適に
は、塩酸である。
【0096】上記反応に使用される塩基は、通常、上記
アミノ基の保護基を除去する際に使用される塩基であれ
ば特に限定はないが、好適には、炭酸リチウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩
類;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物類;リチウムメトキシ
ド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウム−t−ブトキシドのような金属アルコキシド類;
又はアンモニア水、濃アンモニア−メタノ−ルのような
アンモニア類である。
【0097】上記反応に使用される溶媒は、例えば、メ
タノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、イソプロパ
ノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ
−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、
グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチ
ルセロソルブのようなアルコ−ル類;ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエ−テル類;水;又は水と上記
有機溶媒との混合溶媒であり、好適には、アルコ−ル類
(最も好適には、エタノ−ル)である。
【0098】反応温度及び反応時間は、原料化合物、溶
媒及び使用される酸若しくは塩基等により異なり特に限
定はないが、副反応を抑制するために、通常、反応温度
は、0℃乃至150℃であり、反応時間は、1時間乃至
10時間である。
【0099】アミノ基の保護基が、アラルキル基又はア
ラルキルオキシカルボニル基である場合には、通常、不
活性溶媒中、還元剤と接触させることにより(好適に
は、触媒下、常温にて接触還元)除去する方法又は酸化
剤を用いて除去する方法が好適である。
【0100】接触還元による除去に使用される不活性溶
媒は、本反応に不活性なものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチル
のようなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルの
ようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロ
パノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブ
タノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジ
エチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シク
ロヘキサノール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル
類;酢酸のような有機酸類;水;又は上記溶媒と水との
混合溶媒であり、好適には、アルコ−ル類、エーテル
類、有機酸類又は水(最も好適には、アルコール類又は
有機酸類)である。
【0101】接触還元による除去に使用される触媒は、
好適には、パラジウム−炭素、ラネ−ニッケル、酸化白
金、白金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニ
ルホスフィン−塩化ロジウム、パラジウム−硫酸バリウ
ムが用いられる。
【0102】圧力は、特に限定はないが、通常、1乃至
10気圧で行なわれる。
【0103】反応温度及び反応時間は、原料化合物、触
媒、不活性溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、
0℃乃至100℃であり、反応時間は、5分間乃至24
時間である。
【0104】酸化による除去において使用される不活性
溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はな
いが、好適には、含水有機溶媒である。このような有機
溶媒は、例えば、クロロホルム、ジクロロメタン、1,
2−ジクロロエタン、四塩化炭素のようなハロゲン化炭
化水素類;アセトニトリルのようなニトリル類、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセトン
のようなケトン類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリア
ミドのようなアミド類;又はジメチルスルホキシド、ス
ルホランのようなスルホキシド類であり、好適には、ハ
ロゲン化炭化水素類、エ−テル類又はスルホキシド類
(最も好適には、ハロゲン化炭化水素類又はスルホキシ
ド類)である。
【0105】上記反応に使用される酸化剤は、上記アミ
ノ基の保護基を除去する際に使用される酸化剤であれば
特に限定はないが、好適には、過硫酸カリウム、過硫酸
ナトリウム、アンモニウムセリウムナイトレイト(CA
N)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−p−ベ
ンゾキノン(DDQ)である。
【0106】反応温度及び反応時間は、原料化合物、酸
化剤、溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、0℃
乃至150℃であり、反応時間は、10分間乃至24時
間である。
【0107】また、アミノ基の保護基がアラルキル基で
ある場合には、酸を用いて保護基を除去することもでき
る。
【0108】上記反応に使用される酸は、上記アミノ基
の保護基であるアラルキル基を除去する際に使用される
酸であれば特に限定はないが、例えば、塩酸、臭化水素
酸、硫酸、過塩素酸、燐酸のような無機酸;酢酸、蟻
酸、蓚酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、カンファースルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸のような有機酸等のブレンステ
ッド酸;塩化亜鉛、四塩化スズ、ボロントリクロリド、
ボロントリフルオリド、ボロントリブロミドのようなル
イス酸;又は酸性イオン交換樹脂であり、好適には、無
機酸又は有機酸(最も好適には、塩酸、酢酸又はトリフ
ルオロ酢酸)である。
【0109】上記前段の反応に使用される不活性溶媒
は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;クロロホル
ム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、四塩化
炭素のようなハロゲン化炭化水素類;酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのよ
うなエステル類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシ
エタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのよう
なエーテル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ
−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ
−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチ
レングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘ
キサノール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド
類;水;又は上記溶媒の混合溶媒であり、好適には、エ
ーテル類、アルコ−ル類又は水(最も好適には、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、エタノール又は水)であ
る。
【0110】反応温度は、原料化合物、使用される酸、
溶媒等により異なるが、通常、−20℃乃至沸点温度
(好適には、0℃乃至100℃)である。
【0111】反応時間は、原料化合物、使用される酸、
不活性溶媒、反応温度等により異なるが、通常、15分
間乃至48時間(好適には、30分間乃至20時間)で
ある。
【0112】アミノ基の保護基がアルケニルオキシカル
ボニル基である場合は、通常、アミノ基の保護基が前記
の脂肪族アシル基、芳香族アシル基、アルコキシカルボ
ニル基又はシッフ塩基を形成する置換されたメチレン基
である場合の除去反応の条件と同様にして、塩基で処理
することにより行われる。
【0113】尚、アリルオキシカルボニル基の場合は、
特に、パラジウム、及びトリフェニルホスフィン若しく
はニッケルテトラカルボニルを使用して除去する方法が
簡便で、副反応が少なく実施することができる。
【0114】ヒドロキシ基の保護基がシリル基である場
合は、通常、弗化テトラブチルアンモニウム、弗化水素
酸、弗化水素酸−ピリジン又は弗化カリウムのような弗
素アニオンを生成する化合物で処理するか或いは塩酸、
臭化水素酸、硫酸若しくは過塩素酸、燐酸のような無機
酸又は酢酸、蟻酸、蓚酸、メタンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフルオロ
酢酸若しくはトリフルオロメタンスルホン酸のような有
機酸で処理することにより除去できる。
【0115】尚、弗素アニオンにより除去する場合に、
蟻酸、酢酸又はプロピオン酸のような有機酸を加えるこ
とによって、反応が促進することがある。
【0116】上記反応に使用される不活性溶媒は、本反
応に不活性なものであれば特に限定はされないが、好適
には、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルのようなエ−テル
類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニト
リル類;酢酸のような有機酸;水;又は上記溶媒の混合
溶媒である。
【0117】反応温度及び反応時間は、原料化合物、触
媒、不活性溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、
0℃乃至100℃(好適には、10℃乃至50℃)であ
り、反応時間は、1時間乃至24時間である。
【0118】ヒドロキシ基の保護基が、アラルキル基又
はアラルキルオキシカルボニル基である場合には、通
常、不活性溶媒中、還元剤と接触させることにより(好
適には、触媒下、常温にて接触還元)除去する方法又は
酸化剤を用いて除去する方法が好適である。
【0119】接触還元による除去に使用される不活性溶
媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エ
ーテルのような脂肪族炭化水素類;トルエン、ベンゼ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類;酢酸エチル、
酢酸プロピルのようなエステル類;ジエチルエ−テル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルのようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−
ル、n−プロパノール、イソプロパノ−ル、n−ブタノ
−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルア
ルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタ
ノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのよう
なアルコ−ル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリド
ン、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類;
蟻酸、酢酸のような脂肪酸類;水;又は上記溶媒の混合
溶媒であり、好適には、アルコ−ル類(最も好適には、
メタノール又はエタノール)である。
【0120】接触還元による除去に使用される触媒は、
上記ヒドロキシ基の保護基を接触還元によって除去する
際に使用されるものであれば特に限定はないが、例え
ば、パラジウム−炭素、パラジウム−黒、ラネ−ニッケ
ル、酸化白金、白金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、
トリフェニルホスフィン−塩化ロジウム又はパラジウム
−硫酸バリウムであり、好適には、パラジウム−炭素で
ある。
【0121】圧力は、特に限定はないが、通常、1乃至
10気圧で行なわれる。
【0122】反応温度及び反応時間は、原料化合物、触
媒、不活性溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、
0℃乃至100℃(好適には、20℃乃至70℃)であ
り、反応時間は、5分間乃至48時間(好適には、1時
間乃至24時間)である。
【0123】酸化による除去において使用される不活性
溶媒は、本反応に関与しないものであれば特に限定はな
いが、好適には、含水有機溶媒であり、例えば、アセト
ンのようなケトン類;メチレンクロリド、クロロホル
ム、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;アセト
ニトリルのようなニトリル類;ジエチルエ−テル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ−テル類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミドのようなアミド類;又はジメチルス
ルホキシドのようなスルホキシド類である。
【0124】上記反応に使用される酸化剤は、上記ヒド
ロキシ基の保護基を除去する際に使用される酸化剤であ
れば特に限定はないが、好適には、過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、アンモニウムセリウムナイトレイト
(CAN)又は2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−
p−ベンゾキノン(DDQ)が用いられる。
【0125】反応温度及び反応時間は、原料化合物、酸
化剤、不活性溶媒等により異なるが、通常、反応温度
は、0℃乃至150℃であり、反応時間は、10分間乃
至24時間である。
【0126】また、液体アンモニア中若しくはメタノ−
ル、エタノ−ル、n−プロプアノール、イソプロパノ−
ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−
ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレングリコール、グ
リセリン、オクタノール、シクロヘキサノール、メチル
セロソルブのようなアルコ−ル類中において、−78℃
乃至0℃で、金属リチウム、金属ナトリウムのようなア
ルカリ金属類を作用させることによっても除去できる。
【0127】更に、不活性溶媒中、塩化アルミニウム−
沃化ナトリウム又はトリメチルシリルイオダイドのよう
なアルキルシリルハライド類を用いて除去することがで
きる。
【0128】上記反応に使用される不活性溶媒は、本反
応に関与しないものであれば特に限定はないが、好適に
は、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素のよ
うなハロゲン化炭化水素類;アセトニトリルのようなニ
トリル類;又は上記溶媒の混合溶媒である。
【0129】反応温度及び反応時間は、原料化合物、不
活性溶媒等により異なるが、通常、反応温度は、0℃乃
至50℃であり、反応時間は、5分間乃至72時間であ
る。
【0130】尚、反応基質が硫黄原子を有する場合は、
好適には、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用いら
れる。
【0131】ヒドロキシ基の保護基が、脂肪族アシル
基、芳香族アシル基又はアルコキシカルボニル基である
場合には、不活性溶媒中、塩基で処理することにより除
去される。
【0132】上記反応に使用される塩基は、上記ヒドロ
キシ基の保護基を除去する際に使用される塩基であれば
特に限定はないが、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩類;炭
酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウ
ムのようなアルカリ金属重炭酸塩類;水酸化リチウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカリ金
属水酸化物類;リチウムメトキシド、ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、カリウム−t−ブトキシ
ドのような金属アルコキシド類;又はアンモニア水、濃
アンモニア−メタノ−ルのようなアンモニア類であり、
好適には、アルカリ金属水酸化物類、金属アルコキシド
類又はアンモニア類(最も好適には、アルカリ金属水酸
化物類又は金属アルコキシド類)である。
【0133】上記反応に使用される不活性溶媒は、通常
の加水分解反応に使用されるものであれば特に限定はな
いが、例えば、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエ
タン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのような
エ−テル類;メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノー
ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−
ル、t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレ
ングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキ
サノール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;
水;又は上記溶媒の混合溶媒が好適である。
【0134】反応温度及び反応時間は、原料化合物、使
用される塩基、不活性溶媒等により異なるが、副反応を
抑制するために、通常、反応温度は、−20℃乃至15
0℃であり、反応時間は、1時間乃至10時間である。
【0135】ヒドロキシ基の保護基が、アルコキシメチ
ル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラ
ニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチオフ
ラニル基又は置換エチル基である場合には、通常、不活
性溶媒中、酸で処理することにより除去される。
【0136】上記反応に使用される酸は、上記ヒドロキ
シ基の保護基を除去する際に使用される酸であれば特に
限定はないが、通常、ブレンステッド酸又はルイス酸と
して使用されるものを挙げることができ、好適には、塩
化水素;塩酸、硫酸、硝酸のような無機酸;又は酢酸、
トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンス
ルホン酸のような有機酸等のブレンステッド酸:三弗化
ホウ素のようなルイス酸であり、ダウエックス50Wの
ような強酸性の陽イオン交換樹脂も使用することができ
る。
【0137】上記反応に使用される不活性溶媒は、本反
応に不活性なものであれば特に限定はないが、例えば、
ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテルのよう
な脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンの
ような芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、
ジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類;蟻酸
エチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、炭酸
ジエチルのようなエステル類;ジエチルエ−テル、ジイ
ソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチル
エーテルのようなエ−テル類;メタノ−ル、エタノ−
ル、n−プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、n−ブタノ
−ル、イソブタノ−ル、t−ブタノ−ル、イソアミルア
ルコ−ル、ジエチレングリコール、グリセリン、オクタ
ノール、シクロヘキサノール、メチルセロソルブのよう
なアルコ−ル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノンの
ようなケトン類;水;又は上記溶媒の混合溶媒であり、
好適には、エ−テル類又はアルコール類(最も好適に
は、テトラヒドロフラン又はメタノール)である。
【0138】反応温度及び反応時間は、原料化合物、使
用される酸、不活性溶媒等により異なるが、通常、反応
温度は、−10℃乃至200℃(好適には、0℃乃至1
50℃)であり、反応時間は、5分間乃至48時間(好
適には、30分間乃至10時間)である。
【0139】ヒドロキシ基の保護基が、アルケニルオキ
シカルボニル基である場合は、通常、ヒドロキシ基の保
護基が前記の脂肪族アシル基、芳香族アシル基又はアル
コキシカルボニル基である場合の除去反応の条件と同様
にして、塩基と処理することにより達成される。
【0140】尚、アリルオキシカルボニル基の場合は、
特にパラジウム、及びトリフェニルホスフィン、又はビ
ス(メチルジフェニルホスフィン)(1,5−シクロオ
クタジエン)イリジウム(I)・ヘキサフルオロホスフ
ェートを使用して除去する方法が簡便で、副反応が少な
く実施することができる。
【0141】カルボキシル基の保護基が、低級アルキル
基、低級アルケニル基又は低級アルキニル基である場合
には、酸又は塩基で処理することにより除去することが
できる。
【0142】上記反応に使用される酸は、上記カルボキ
シル基の保護基を除去する際に使用される酸であれば特
に限定はないが、例えば、塩酸、硫酸、燐酸又は臭化水
素酸である。
【0143】上記反応に使用される塩基は、上記カルボ
キシル基の保護基を除去する際に使用される塩基であれ
ば特に限定はないが、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムのようなアルカリ金属炭酸塩;水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムのようなアルカリ金属水酸化物;又
は濃アンモニア−メタノ−ル溶液であり、好適には、水
酸化ナトリウムである。
【0144】尚、塩基による加水分解では異性化が起こ
ることがある。
【0145】上記反応に使用される溶媒は、例えば、水
又はメタノ−ル、エタノ−ル、n-プロパノ−ルのような
アルコ−ル類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのよう
なエ−テル類;又は上記有機溶媒と水との混合溶媒であ
り、好適には、アルコール類(最も好適には、メタノー
ル)である。
【0146】反応温度及び反応時間は、原料化合物、溶
媒及び用いる試薬等により異なり、特に限定はないが、
副反応を抑制するために、通常、反応温度は、0℃乃至
220℃であり、反応時間は、30分間乃至10時間実
施される。
【0147】カルボキシ基の保護基が、アラルキル基又
はハロゲノ低級アルキル基である場合は、通常、溶媒
中、還元により除去される。
【0148】還元方法としては、カルボキシ基の保護基
がハロゲノ低級アルキル基である場合には、亜鉛−酢酸
のような化学的還元による方法が好適であり、アラルキ
ル基である場合には、パラジウム−炭素、白金のような
触媒を用い接触還元による方法を行なうか、又は硫化カ
リウム、硫化ナトリウムのようなアルカリ金属硫化物を
用いて、化学的還元による方法により実施される。
【0149】使用される溶媒は、本反応に関与しないも
のであれば特に限定はないが、メタノ−ル、エタノ−ル
のようなアルコ−ル類;テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエ−テル類;酢酸のような脂肪酸;又は上記
有機溶媒と水との混合溶媒が好適である。
【0150】反応温度及び反応時間は、原料化合物、溶
媒及び還元方法等により異なるが、通常、反応温度は、
0℃乃至室温付近であり、反応時間は、5分間乃至12
時間である。
【0151】また、アミノ、ヒドロキシ及び/又はカル
ボキシ基の保護基の除去は、順不同で希望する除去反応
を順次実施することができる。
【0152】反応終了後、本反応の目的化合物(Ib)
は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、
反応混合物から溶剤を留去することによって得られる。
得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結
晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用され
ている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用
し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製す
ることができる。
【0153】第A2工程は、化合物(Ic)を製造する
工程であり、(c)G2基における環上の窒素原子をア
ンモニオ基に変換するために、不活性溶媒中、一般式
(VI)を有する化合物を、下記一般式(V’) X−R11a (V’) [式中、Xは、前述したものと同意義を示し、R
11aは、低級アルキル基を示す。]を有する化合物と反
応させるか、又は、(d)不活性溶媒中、化合物(V
I)を酸化剤と反応させ、G2基の環上の窒素原子にオ
キソ基が置換することにより該窒素原子をアンモニオ基
に変換した後、所望によりR1a、R4a、R5a、R6a及び
7aにおけるアミノ、ヒドロキシ及び/又カルボキシ基
の保護基を除去することにより行われる。
【0154】上記(c)における化合物(VI)を化合
物(V’)と反応させる際に使用される不活性溶媒は、
本反応に不活性なものであれば特に限定はされないが、
例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、n−プロパノ−ル、
イソプロパノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノ−ル、
t−ブタノ−ル、イソアミルアルコ−ル、ジエチレング
リコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキサノ
ール、メチルセロソルブのようなアルコ−ル類;アセト
ニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;又
はホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミ
ド類であり、好適には、ニトリル類(最も好適には、ア
セトニトリル)である。
【0155】上記(c)における化合物(VI)を化合
物(V’)と反応させる際の反応温度は、原料化合物、
溶媒等により異なるが、通常、0℃乃至250℃(好適
には、20℃乃至200℃)である。
【0156】上記(c)における化合物(VI)を化合
物(V’)と反応させる際の反応時間は、原料化合物、
溶媒、反応温度等により異なるが、通常、30分間乃至
24時間(好適には、1時間乃至12時間)である。
【0157】上記(d)における化合物(VI)を酸化
剤と反応させる際に使用される不活性溶媒としては、本
反応に不活性なものであれば特に限定はされないが、例
えば、クロロホルム、塩化メチレン、1,2−ジクロロ
エタン、四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素類;ジ
エチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレン
グリコールジメチルエーテルのようなエ−テル類;アセ
トニトリル、イソブチロニトリルのようなニトリル類;
又はホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなア
ミド類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類(最も
好適には、塩化メチレン)である。
【0158】上記(d)において使用される酸化剤は、
例えば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニ
ウムセリウムナイトレイト(CAN)、2,3−ジクロ
ロ−5,6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ)又
はm−クロロ過安息香酸(mCPBA)であり、好適に
は、m−クロロ過安息香酸である。
【0159】上記(d)における化合物(VI)を酸化
剤と反応させる際の反応温度は、原料化合物、溶媒等に
より異なるが、通常、−20℃乃至100℃(好適に
は、0℃乃至50℃)である。
【0160】上記(d)における化合物(VI)を酸化
剤と反応させる際の反応時間は、原料化合物、溶媒、反
応温度等により異なるが、通常、15分間乃至12時間
(好適には、30分間乃至6時間)である。
【0161】所望により行なわれるR1a、R4a、R5a
6a及びR7aにおけるアミノ、ヒドロキシ及び/若しく
はカルボキシル基の保護基を除去する方法は、前記A法
第A1工程と同様に行われる。
【0162】反応終了後、本反応の目的化合物(Ic)
は常法に従って、反応混合物から採取される。例えば、
反応混合物から溶剤を留去することによって得られる。
得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結
晶、再沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用され
ている方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用
し、適切な溶離剤で溶出することによって分離、精製す
ることができる。
【0163】B法は、前記A法の出発原料である化合物
(III)を製造する方法である。
【0164】
【化17】
【0165】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、環Ar、D、E及びXは、前述したものと同意義を
示し、R12は、ヒドロキシ基又は保護されたヒドロキシ
基(該保護基は、前記ヒドロキシ基の保護基と同意義を
示す。)を示し、mは、0又は1の整数を示し、Yは、
酸素原子又は硫黄原子であり、Qは、通常、求核残基と
して脱離する基であれば特に限定はないが、好適には、
塩素、臭素、沃素のようなハロゲン原子;トリクロロメ
チルオキシのようなトリハロゲノメチルオキシ基;メタ
ンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシのような
低級アルカンスルホニルオキシ基;トリフルオロメタン
スルホニルオキシ、ペンタフルオロエタンスルホニルオ
キシのようなハロゲノ低級アルカンスルホニルオキシ
基;又はベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスル
ホニルオキシ、p−ニトロベンゼンスルホニルオキシの
ようなアリ−ルスルホニルオキシ基であり、最も好適に
は、ハロゲン原子である。
【0166】B1工程は、一般式(IX)を有する化合
物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基の存在
下、一般式(VII)を有する化合物を一般式(VII
I)を有する化合物と反応させることにより行なわれ
る。
【0167】上記反応において使用される不活性溶媒
は、本反応に不活性なものであれば特に限定はされない
が、例えば、ジエチルエ−テル、ジイソプロピルエ−テ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、ジエチレングリコールジメチルエーテルのようなエ
−テル類;又はホルムアミド、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド
のようなアミド類であり、好適には、アミド類(最も好
適には、N,N−ジメチルホルムアミド)である。
【0168】上記反応において使用される塩基は、例え
ば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸
水素カリウム、炭酸水素リチウムのようなアルカリ金属
炭酸水素塩類;水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物類;水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化
リチウムのようなアルカリ金属水酸化物類;弗化ナトリ
ウム、弗化カリウムのようなアルカリ金属弗化物類等の
無機塩基類;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリ
ウムt−ブトキシド、リチウムメトキシドのようなアル
カリ金属アルコキシド類;メチルメルカプタンナトリウ
ム、エチルメルカプタンナトリウムのようなメルカプタ
ンアルカリ金属類;アンモニア水、濃アンモニア−メタ
ノ−ルのようなアンモニア類;又はN−メチルモルホリ
ン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ジシクロヘキ
シルアミン、N−メチルピペリジン、ピリジン、4−ピ
ロリジノピリジン、ピコリン、4−(N,N−ジメチル
アミノ)ピリジン、2,6−ジ(t−ブチル)−4−メ
チルピリジン、キノリン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ
[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)、1,4−ジ
アザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−
エン(DBU)のような有機塩基類であり、好適には、
アルカリ金属水素化物類又はアルカリ金属炭酸塩類(最
も好適には、水素化ナトリウム又は炭酸カリウム)であ
る。
【0169】反応温度は、原料化合物、塩基、溶媒等に
より異なるが、通常、−20℃乃至120℃(好適に
は、0℃乃至70℃)である。
【0170】反応時間は、原料化合物、塩基、溶媒、反
応温度等により異なるが、通常、30分間乃至24時間
(好適には、1時間乃至12時間)である。
【0171】第B2工程は、化合物(III)を製造す
る工程であり、化合物(IX)のR 12基が保護されたヒ
ドロキシ基である場合は該保護基を除去した後、不活性
溶媒中、ルイス酸の存在下又は非存在下(好適には非存
在下)、該ヒドロキシ基をXに変換することにより行な
われる。
【0172】化合物(IX)のR12基が保護されたヒド
ロキシ基である場合、該保護基を除去する方法は、前記
A法第A1工程のヒドロキシ基の保護基を除去する方法
と同様に行なわれる。
【0173】ヒドロキシ基をXに変換する試薬は、例え
ば、メタンスルホニルクロリド、P−トルエンスルホニ
ルクロリドのようなスルホニルハライド類;チオニルク
ロリド、チオニルブロミド、チオニルアイオダイドのよ
うなチオニルハライド類;スルフリルクロリド、スルフ
リルブロミド、スルフリルアイオダイドのようなスルフ
リルハライド類;三塩化燐、三臭化燐、三沃化燐のよう
な三ハロゲン化燐類;五塩化燐、五臭化燐、五沃化燐の
ような五ハロゲン化燐類;又はオキシ塩化燐、オキシ臭
化燐、オキシ沃化燐のようなオキシハロゲン化燐類であ
り、好適には、スルホニルハライド類である。
【0174】上記反応に使用されるルイス酸は、例え
ば、沃化亜鉛、塩化亜鉛のようなハロゲン化亜鉛;四塩
化スズのようなハロゲン化スズ;又はボロントリクロリ
ド、ボロントリフルオリド、ボロントリブロミドのよう
なハロゲン化ボロンであり、好適には、ハロゲン化ボロ
ン(最も好適には、ボロントリクロリド)である。
【0175】上記反応において使用される不活性溶媒
は、例えば、メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化
炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベン
ゼンのようなハロゲン化炭化水素類;ジエチルエ−テ
ル、ジイソプロピルエ−テル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエ−テル類;又はホルムアミ
ド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミドのようなアミド類であり、
好適には、ハロゲン化炭化水素類(最も好適には、塩化
メチレン)である。
【0176】反応温度は、原料化合物、使用される試
薬、溶媒等により異なるが、通常、−50℃乃至100
℃(好適には、−20℃乃至50℃)である。
【0177】反応時間は、原料化合物、使用される試
薬、溶媒、反応温度等により異なるが、通常、30分間
乃至24時間(好適には、1時間乃至12時間)であ
る。
【0178】また、第B1工程において、化合物(VI
II)の変わりに、 式 X−D−E−X (X) [上記式中、D、E及びXは、前述したものと同意義を
示す。]を有する化合物を化合物(VII)と反応させ
ることにより、直接化合物(III)を製造することも
できる。
【0179】前記B法の各工程の反応が終了した後、各
工程の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取
される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物
が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エ
チルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を
含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等
で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている
方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
【0180】C法は、前記A法の出発原料である化合物
(VI)を製造する方法である。
【0181】
【化18】
【0182】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、環Ar、D、E、G2、m、Y及びQは、前述した
ものと同意義を示す。
【0183】第C1工程は、化合物(VI)を製造する
工程であり、不活性溶媒中、塩基の存在下、化合物(V
II)を一般式(XI)を有する化合物と反応させるこ
とにより行なわれ、本工程は前記B法第B1工程と同様
に行われる。
【0184】D法は、前記B法及びC法において出発原
料である化合物(VII)を製造する方法である。
【0185】
【化19】
【0186】
【化20】
【0187】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、環Ar、m、Y及びQは、前述したものと同意義を
示し、Wは、ハロゲン原子を示し、R13及びR13aは、
同一又は異なって、カルボキシ基の保護基(前述したも
のと同意義を示す。)を示し、R14は、ヒドロキシ基又
は低級アルコキシ基を示し、R15は、ハロゲン原子、低
級アルコキシ基又はシアノ基を示し、R16及びR17は、
同一又は異なって、低級アルキル基を示し、R18は、水
素原子、ヒドロキシ基の保護基(前述したものと同意義
を示す。)又はメルカプト基の保護基(前記「ヒドロキ
シ基のエステルに斯かる一般的保護基」における「脂肪
族アシル基」、「芳香族アシル基」又は「アラルキル
基」と同意義を示し、好適にはアラルキル基であり、最
も好適には、ベンジル基である。)を示す。
【0188】第D1工程は、一般式(XIII)を有す
る化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適に
は、ハロゲン化炭化水素類、芳香族炭化水素類又はエ−
テル類であり、最も好適には、ハロゲン化炭化水素
類)、一般式(XII)を有する化合物をハロゲン化剤
(好適には、チオニルクロリド、チオニルブロミド、チ
オニルアイオダイドのようなチオニルハライド類又はし
ゅう酸クロリドのような有機酸塩化物類等のハロゲン化
剤)と、−20℃乃至100℃(好適には、0℃乃至5
0℃)で、15分間乃至12時間(好適には、30分間
乃至6時間)反応させることにより行なわれる。
【0189】また、反応を促進させるために、ホルムア
ミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドのようなアミド
類を触媒量加えることができる。
【0190】第D2工程は、一般式(XV)を有する化
合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適には、
ハロゲン化炭化水素類、アミド類又はニトリル類であ
り、最も好適には、塩化メチレン、ジメチルホルムアミ
ド又はアセトニトリル)、塩基の存在下(好適には、有
機アミン類であり、最も好適には、トリエチルアミ
ン)、塩化マグネシウムのような典型金属塩類の存在
下、化合物(XIII)を一般式(XIV)を有する化
合物と、−20℃乃至100℃(好適には、0℃乃至5
0℃)で、5分間乃至24時間(好適には、30分間乃
至12時間)反応させることにより行われる。
【0191】第D3工程は、一般式(XVI)を有する
化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適に
は、ハロゲン化炭化水素類であり、最も好適には、塩化
メチレン)、酸触媒の存在下(好適には、酢酸、蟻酸、
蓚酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カ
ンファースルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロ
メタンスルホン酸のような有機酸等のブレンステッド酸
であり、最も好適には、トリフルオロ酢酸)、化合物
(XV)を、0℃乃至120℃(好適には、10℃乃至
80℃)で、10分間乃至24時間(好適には、15分
間乃至12時間)加熱して脱炭酸反応することにより行
われる。
【0192】第D4工程は、一般式(XVIII)を有
する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適
には、エステル類であり、最も好適には、無水酢酸)、
酸触媒の存在下又は非存在下(好適には、有機酸)、化
合物(XVI)を一般式(XVII)を有する化合物
と、50℃乃至200℃(好適には、80℃乃至160
℃)で、15分間乃至24時間(好適には、30分間乃
至12時間)反応させることにより行われる。
【0193】第D5工程は、一般式(XX)を有する化
合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適には、
アルコール類であり、最も好適には、エタノール)、化
合物(XVIII)を一般式(XIX)を有する化合物
と、−70℃乃至100℃(好適には、−50℃乃至5
0℃)で、15分間乃至50時間(好適には、30分間
乃至24時間)反応させることにより行われる。
【0194】第D6工程は、一般式(XXI)を有する
化合物を製造する工程であり、化合物(XX)をUllman
反応にふすことにより行われ、不活性溶媒中(好適に
は、アミド類であり、最も好適には、N,N−ジメチル
ホルムアミド)、化合物(XX)を塩基(好適には、ア
ルカリ金属炭酸塩類であり、最も好適には、炭酸カリウ
ム)と、20℃乃至240℃(好適には、40℃乃至1
80℃)で、15分間乃至50時間(好適には、30分
間乃至24時間)反応させることにより行なわれる。
【0195】第D7工程は、化合物(VII)を製造す
る工程であり、化合物(XXI)のR13基におけるカル
ボキシ基の保護基を除去し、不活性溶媒中、化合物(X
XI)またはその反応性誘導体(酸ハライド類、活性エ
ステル類または混合酸無水物類)を一般式(XXII)
を有する化合物と反応(酸ハライド法、活性エステル法
または混合酸無水物法)させた後、所望によりR18基に
おけるヒドロキシ基又はメルカプト基の保護基を除去す
ることにより行われる。
【0196】化合物(XXI)のR13基におけるカルボ
キシ基の保護基を除去する方法は、前記A法第A1工程
におけるカルボキシ基の保護基を除去する方法と同様に
行うことができる。
【0197】化合物(XXI)またはその反応性誘導体
(酸ハライド類、活性エステル類または混合酸無水物
類)を一般式(XXII)を有する化合物と反応させる
方法は、以下のように行うことができる。
【0198】(e)酸ハライド法 酸ハライド法は、不活性溶媒中(好適には、ハロゲン化
炭化水素類、エーテル類又はアミド類)、カルボキシ基
の保護基を除去した化合物(XXI)をハロゲン化剤
(前述したものと同意義を示す。)と、−20℃乃至1
50℃(好適には、0℃乃至50℃)で、15分間乃至
80時間(好適には、30分間乃至48時間)反応させ
酸ハライド類を製造し、その酸ハライド類と化合物(X
XII)を、不活性溶媒中(好適には、ハロゲン化炭化
水素類、エーテル類又はアミド類)、塩基の存在下又は
非存在下(好適には、有機アミン類であり、最も好適に
はトリエチルアミン)、−20℃乃至150℃(好適に
は、0℃乃至50℃)で、15分間乃至80時間(好適
には、30分間乃至48時間)反応させることにより行
われる。
【0199】(f)活性エステル法 活性エステル法は、不活性溶媒中(好適には、前記酸ハ
ライド法において使用されるものと同様のものであ
る。)、化合物(XXI)と活性エステル化剤(好適に
は、N−ヒドロキシサクシンイミド、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン
−2,3−ジカルボキシイミドのようなN−ヒドロキシ
化合物;ジピリジルジスルフィドのようなジスルフィド
化合物;ジシクロヘキシルカルボジイミドのようなカル
ボジイミド;カルボニルジイミダゾール;トリフェニル
ホスフィン;アジ化ジフェニルフォスフォリルのような
縮合剤である。)を、−70℃乃至150℃(好適に
は、−10℃乃至100℃)で、30分間乃至80時間
(好適には、1時間乃至48時間)反応させ活性エステ
ル類を製造した後、不活性溶媒中(好適には、前記酸ハ
ライド法において使用されるものと同様のものであ
る。)、塩基の存在下又は非存在下(好適には、前記酸
ハライド法において使用されるものと同様のものであ
る。)、化合物(XXII)と、−20℃乃至100℃
(好適には、0℃乃至50℃)で、30分間乃至80時
間(好適には、1時間乃至48時間)反応させることに
よって行われる。 (g)混合酸無水物法 混合酸無水物法は、不活性溶媒中(好適には、前記酸ハ
ライド法において使用されるものと同様のものであ
る。)、塩基存在下又は非存在下(好適には、前記酸ハ
ライド法において使用されるものと同様のものであ
る。)、化合物(XXI)を混合酸無水物化剤(好適に
は、クロル炭酸エチル、クロル炭酸イソブチルのような
炭酸低級アルキルハライドであり、最も好適には、クロ
ル炭酸イソブチルである。)と、−50℃乃至100℃
(好適には、0℃乃至60℃)で、30分間乃至72時
間(好適には、1時間乃至24時間)反応させ混合酸無
水物類を製造した後、不活性溶媒中(好適には、前記酸
ハライド法において使用されるものと同様のものであ
る。)、塩基の存在下又は非存在下(好適には、前記酸
ハライド法において使用されるものと同様のものであ
る。)、混合酸無水物類と化合物(XXII)を、−3
0℃乃至100℃(好適には、0℃乃至80℃)で5分
間乃至24時間(好適には、30分間乃至16時間)反
応させることにより行われる。
【0200】所望により行なわれるR18基におけるヒド
ロキシ基の保護基の除去は、前記A法第A1工程におけ
るカルボキシ基の保護基を除去する方法と同様に行うこ
とができ、メルカプト基の保護基の除去はその種類によ
って異なるが、一般に有機合成化学の技術において周知
の方法、例えば、T.W.Green,(Protective Groups inOr
ganic Synthesis),John Wiley & Sons:J.F.W.McOmis,
(Protective Groupsin OrganicChemistry),Plenum
Pressに記載の方法により行うことができる。
【0201】第D8工程は、上記方法とは別途に、化合
物(XVI)を製造する工程であり、不活性溶媒中(好
適には、エーテル類)、塩基の存在下(前記B法第B1
工程で用いられるものと同様である。)、一般式(XX
III)を有する化合物を一般式(XXIV)を有する
化合物と、0℃乃至220℃(好適には、50℃乃至1
80℃)で、15分間乃至24時間(好適には、30分
間乃至12時間)反応させることにより行なわれる。
【0202】第D9工程は、一般式(XXVI)を有す
る化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、酸触媒
の存在下又は非存在下(好適には、存在下)、化合物
(XVI)を一般式(XXV)を有する化合物と反応さ
せることにより行われ、本工程は前記D法第D4工程と
同様に行なわれる。
【0203】第D10工程は、上記方法とは別途に化合
物(XXI)を製造する工程であり、不活性溶媒中(好
適には、アミド類であり、最も好適には、ジメチルホル
ムアミド)、塩基の存在下(好適には、アルカリ金属炭
酸塩類であり、最も好適には、炭酸カリウム)、化合物
(XXVI)を化合物(XIX)と、0℃乃至220℃
(好適には、50℃乃至180℃)で、15分間乃至2
4時間(好適には、30分間乃至12時間)反応させる
ことにより行われる。
【0204】第D11工程は、一般式(XXVIII)
を有する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中
(好適には、アミド類であり、最も好適には、ジメチル
ホルムアミド)、塩基の存在下(好適には、アルカリ金
属水酸化物類であり、最も好適には、水酸化ナトリウ
ム)、化合物(VII)において−YR18基がヒドロキ
シ基である化合物(VIIa)を、一般式(XXVI
I)を有する化合物と、−20℃乃至70℃(好適に
は、0℃乃至50℃)で30分間乃至24時間(好適に
は、1時間時間乃至20時間)反応させることにより行
なわれる。
【0205】第D12工程は、一般式(XXIX)を有
する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適
には、エーテル類であり、最も好適には、フェニルエー
テル)、化合物(XXVIII)を、50℃乃至300
℃(好適には、100℃乃至250℃)で15分間乃至
12時間(好適には、30分間乃至8時間)加熱するこ
とにより行なわれる。
【0206】第D13工程は、化合物(VIIb)を製
造する工程であり、不活性溶媒中(好適には、エーテル
類であり、最も好適には、エタノール)、化合物(XX
IX)を塩基(好適には、アルカリ金属水酸化物類であ
り、最も好適には、水酸化ナトリウム)と、−20℃乃
至70℃(好適には、0℃乃至50℃)で15分間乃至
12時間(好適には、30分間乃至8時間)反応させる
ことにより行なわれる。
【0207】前記D法の各工程の反応が終了した後、各
工程の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取
される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物
が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エ
チルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を
含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等
で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている
方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
【0208】E法は、本発明の化合物(II)におい
て、Gn+が(i)、(ii)、(iv)、(v)、(vii)、(viii)、
(ix)又は(x)を有する基である化合物(IIb)及びG
n+が(iii)、(iv)又は(vi)を有する基である化合物(I
Ic)を製造する方法である。
【0209】
【化21】
【0210】式中、R1、R1a、R2、R4、R4a、R5
5a、R6、R6a、R7、R7a、環Ar、A、D、E、G
1、G2、G1n+、G2n+、X及び(X)n-は、前述したも
のと同意義を示す。
【0211】第E1工程は、化合物(IIb)を製造す
る工程であり、一般式(XXX)を有する化合物を、不
活性溶媒中、化合物(IV)と反応させた後、所望によ
り、(h)G1+基における環上の窒素原子を更にアンモ
ニオ基に変換するために、不活性溶媒中、上記反応を行
った後得られた化合物を、下記一般式(V) X−R11 (V) [式中、Xは、前述したものと同意義を示し、R11は、
置換基群bから択される基で置換された低級アルキル基
及び置換基群bからなる群から選択される基を示す。]
を有する化合物と反応させるか、及び/又は、(j)R
1a、R4a、R5a、R6a及びR7aにおけるアミノ、ヒドロ
キシ及び/又カルボキシ基の保護基を除去することによ
り行われ、本工程は前記A法第A1工程と同様に行なわ
れる。
【0212】第E2工程は、化合物(IIc)を製造す
る工程であり、(k)G2基における環上の窒素原子を
アンモニオ基に変換するために、不活性溶媒中、一般式
(XXXI)を有する化合物を化合物(V’)と反応さ
せるか、又は、(m)不活性溶媒中、化合物(XXX
I)を酸化剤と反応させ、G2基の環上の窒素原子にオ
キソ基が置換することにより該窒素原子をアンモニオ基
に変換した後、所望によりR1a、R4a、R5a、R6a及び
7aにおけるアミノ、ヒドロキシ及び/又カルボキシ基
の保護基を除去することにより行われ、本工程は前記A
法第A2工程と同様に行なわれる。
【0213】F法は、前記E法の出発原料である化合物
(XXX)を製造する方法である。
【0214】
【化22】
【0215】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、R12、環Ar、D、E、m、Q、X及びYは、前述
したものと同意義を示す。
【0216】第F1工程は、一般式(XXXIII)を
有する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩
基の存在下、一般式(XXXII)を有する化合物を化
合物(VIII)と反応させることにより行なわれ、本
工程は前記B法第B1工程と同様に行なわれる。
【0217】第F2工程は、化合物(XXX)を製造す
る工程であり、化合物(XXXIII)のR12基が保護
されたヒドロキシ基である場合は保護基を除去した後、
不活性溶媒中、ルイス酸の存在下又は非存在下、該ヒド
ロキシ基をXに変換することにより行なわれ、本工程は
前記B法第B2工程と同様に行われる。
【0218】また、第F1工程において、化合物(VI
II)の変わりに、 式 X−D−E−X (X) [上記式中、D、E及びXは、前述したものと同意義を
示す。]を有する化合物を化合物(XXXII)と反応
させることにより、直接化合物(XXX)を製造するこ
ともできる。
【0219】G法は、前記E法の出発原料である化合物
(XXXI)を製造する方法である。
【0220】
【化23】
【0221】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、環Ar、D、E、G2、m、Q及びYは、前述した
ものと同意義を示す。
【0222】第G1工程は、化合物(XXXI)を製造
する工程であり、不活性溶媒中、塩基の存在下、化合物
(XXXII)を化合物(X)と反応させることにより
行なわれ、本工程は前記C法第C1工程と同様に行われ
る。
【0223】H法は、前記F法及びG法の出発原料であ
る化合物(XXXII)を製造する方法である。
【0224】
【化24】
【0225】
【化25】
【0226】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、R13、R14、R15、R16、R17、R18、環Ar、
m、Q、W及びYは、前述したものと同意義を示す。
【0227】第H1工程は、一般式(XXXV)を有す
る化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、一般式
(XXXIV)を有する化合物をハロゲン化剤と反応さ
せることにより行なわれ、本工程は前記D法第D1工程
と同様に行なわれる。
【0228】第H2工程は、一般式(XXXVI)を有
する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基
存在下、塩化マグネシウムのような典型金属塩類の存在
下、化合物(XXXV)を化合物(XIV)と反応させ
ることにより行われ、本工程は前記D法第D2工程と同
様に行なわれる。
【0229】第H3工程は、一般式(XXXVII)を
有する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、酸
触媒の存在下、化合物(XXXVI)を加熱して脱炭酸
反応することにより行われ、本工程は前記D法第D3工
程と同様に行なわれる。
【0230】第H4工程は、一般式(XXXVIII)
を有する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、
酸触媒の存在下、化合物(XXXVII)を化合物(X
VII)と反応させることにより行われ、本工程は前記
D法第D4工程と同様に行なわれる。
【0231】第H5工程は、一般式(XL)を有する化
合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、化合物(X
XXVIII)を一般式(XXXIX)を有する化合物
と反応させることにより行われ、本工程は前記D法第D
5工程と同様に行なわれる。
【0232】第H6工程は、一般式(XLI)を有する
化合物を製造する工程であり、化合物(XL)をUllman
反応にふすことにより行われ、本工程は前記D法第D6
工程と同様に行なわれる。
【0233】第H7工程は、化合物(XXXII)を製
造する工程であり、化合物(XLI)のR13基における
カルボキシ基の保護基を除去し、不活性溶媒中、化合物
(XLI)またはその反応性誘導体を化合物(XXI
I)と反応させた後、所望によりR18基におけるヒドロ
キシ基又はメルカプト基の保護基を除去することにより
行われ、本工程は前記D法第D7工程と同様に行なわれ
る。
【0234】第H8工程は、上記方法とは別途に、化合
物(XXXVII)を製造する工程であり、不活性溶媒
中、塩基の存在下、一般式(XLII)を有する化合物
を化合物(XXIV)と反応させることにより行なわ
れ、本工程は前記D法第D8工程と同様に行なわれる。
【0235】第H9工程は、一般式(XLIII)を有
する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、酸触
媒の存在下又は非存在下、化合物(XXXVII)を化
合物(XXV)を有する化合物と反応させることにより
行われ、本工程は前記D法第D4工程と同様に行なわれ
る。
【0236】第H10工程は、上記方法とは別途に化合
物(XLI)を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩
基の存在下、化合物(XLIII)を化合物(XXXI
X)と反応させることにより行われ、本工程は前記D法
第D10工程と同様に行なわれる。
【0237】第H11工程は、一般式(XLIV)を有
する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基
の存在下、化合物(XXXII)において−YR18基が
ヒドロキシ基である化合物(XXXIIa)を化合物
(XXVII)と反応させることにより行なわれ、本工
程は前記D法第D11工程と同様に行なわれる。
【0238】第H12工程は、一般式(XLV)を有す
る化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、化合物
(XLIV)を加熱することにより行なわれ、本工程は
前記D法第D12工程と同様に行なわれる。
【0239】第H13工程は、化合物(XXXIIb)
を製造する工程であり、不活性溶媒中、化合物(XL
V)を塩基と反応させることにより行なわれ、本工程は
前記D法第D13工程と同様に行なわれる。
【0240】I法は、前記D法において出発原料である
化合物(XIX)を製造する方法である。
【0241】
【化26】
【0242】式中、R13、R16、R18、環Ar、m及び
Yは、前述したものと同意義を示す。
【0243】第I1工程は、一般式(XLVII)を有
する化合物を製造する工程であり、一般式(XLVI)
を有する化合物のカルボキシ基の保護基であるR13基を
除去することにより行なわれ、本工程は前記A法第A1
工程におけるカルボキシ基の保護基の除去と同様に行わ
れる。
【0244】第I2工程は、一般式(XLVIII)を
有する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好
適には、芳香族炭化水素類であり、最も好適には、トル
エン)、アジ化ジフェニルホスホリルのようなジアリー
ル燐酸アジド誘導体の存在下、0℃乃至220℃(好適
には、50℃乃至180℃)で15分間乃至12時間
(好適には、30分間乃至8時間)反応させることによ
り行なわれる。
【0245】第I3工程は、一般式(L)を有する化合
物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適には、芳
香族炭化水素類であり、最も好適には、トルエン)、化
合物(XLVII)を一般式(IL)を有する化合物
と、0℃乃至220℃(好適には、50℃乃至180
℃)で15分間乃至48時間(好適には、30分間乃至
24時間)反応させることにより行なわれる。
【0246】第I4工程は、化合物(XIX)を製造す
る工程であり、不活性溶媒中(好適には、エステル類で
あり、最も好適には、酢酸エチル)、化合物(L)を酸
触媒(好適には無機酸であり、最も好適には、塩酸)
と、−20℃乃至150℃(好適には、0℃乃至80
℃)で15分間乃至48時間(好適には、30分間乃至
24時間)反応させることにより行なわれる。
【0247】前記I法の各工程の反応が終了した後、各
工程の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取
される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物
が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エ
チルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を
含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等
で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている
方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
【0248】J法は、前記D法及びH法において出発原
料である化合物(XXII)において、R2が低級アル
キル基である化合物(XXIIa)を製造する方法であ
る。
【0249】
【化27】
【0250】式中、R1a及びR16は、前述したものと同
意義を示し、R19は、C1−C5アルキル基を示す。
【0251】第J1工程は、一般式(LIII)を有す
る化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中の存在下
又は非存在下(好適には、ピリジン)、塩基の存在下
(好適には、有機塩基であり、最も好適には、ピリジ
ン)、一般式(LI)を有する化合物を一般式(LI
I)を有する化合物と、−20℃乃至100℃(好適に
は、0℃乃至50℃)で5分間乃至12時間(好適に
は、15分間乃至6時間)反応させることにより行なわ
れる。
【0252】第J2工程は、化合物(XXIIa)を製
造する工程であり、不活性溶媒中(好適には、エーテル
類であり、最も好適には、テトラヒドロフラン)、化合
物(LIII)をボラン−ジメチルスルフィド錯体のよ
うな還元剤と、0℃乃至220℃(好適には、50℃乃
至180℃)で5分間乃至12時間(好適には、15分
間乃至6時間)反応させることにより行なわれる。
【0253】第J3工程は、一般式(LV)を有する化
合物を製造する工程であり、酸触媒の存在下(好適に
は、有機酸であり、最も好適には、トリフルオロ酢
酸)、化合物(LI)を一般式(LIV)を有する化合
物と、0℃乃至220℃(好適には、50℃乃至180
℃)で5分間乃至12時間(好適には、15分間乃至6
時間)反応させることにより行なわれる。
【0254】第J4工程は、化合物(XXIIa)を別
途製造する工程であり、不活性溶媒中(好適には、アル
コール類であり、最も好適には、エタノール)、化合物
(LV)を塩基(好適には、水素化ホウ素ナトリウム)
と、0℃乃至220℃(好適には、50℃乃至180
℃)で5分間乃至12時間(好適には、15分間乃至6
時間)反応させることにより行なわれる。
【0255】前記J法の各工程の反応が終了した後、各
工程の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取
される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物
が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エ
チルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を
含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等
で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている
方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
【0256】K法は、H法とは別途に、F法及びG法の
出発原料である化合物(XXXII)を製造する方法で
ある。
【0257】
【化28】
【0258】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、R13、R18、環Ar、m、W及びYは、前述したも
のと同意義を示す。
【0259】第K1工程は、一般式(LVII)を有す
る化合物を製造する工程であり、化合物(XLI)のR
13基におけるカルボキシ基の保護基を除去した後(カル
ボキシ基の保護基を除去する方法は、前記A法第A1工
程におけるカルボキシ基の保護基を除去する方法と同様
に行うことができる。)、不活性溶媒中(好適には、ハ
ロゲン化炭化水素類である。)、塩基存在下又は非存在
下(好適には、有機アミン類である。)、化合物(XL
I)を混合酸無水物化剤(好適には、クロル蟻酸イソブ
チルのようなクロロ蟻酸エステル類である。)と、−5
0℃乃至100℃(好適には、0℃乃至60℃)で、1
0分間乃至72時間(好適には、15分間乃至24時
間)反応させ混合酸無水物類を製造した後、不活性溶媒
中(好適には、前記酸ハライド法において使用されるも
のと同様のものである。)、塩基の存在下又は非存在下
(前述したものと同様のものである。)、混合酸無水物
類と化合物(LVI)を、−30℃乃至100℃(好適
には、0℃乃至80℃)で5分間乃至24時間(好適に
は、30分間乃至16時間)反応させることにより行わ
れる。
【0260】第K2工程は、化合物(XXXII)を製
造する工程であり、不活性溶媒中(好適には、アミド類
である。)、塩基の存在下(好適には、水素化ナトリウ
ムのようなアルカリ金属水素化物である。)、化合物
(LVII)を一般式(LVIII)を有する化合物
を、−30℃乃至100℃(好適には、0℃乃至80
℃)で5分間乃至24時間(好適には、30分間乃至1
6時間)反応させた後、所望によりR18基におけるヒド
ロキシ基又はメルカプト基の保護基を除去することによ
り行われる(所望により行なわれるR18基におけるヒド
ロキシ基及びメルカプト基の保護基の除去は、前記D法
第D7工程におけるヒドロキシ基及びメルカプト基の保
護基を除去する方法と同様に行うことができる。)。
【0261】前記K法の各工程の反応が終了した後、各
工程の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取
される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物
が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エ
チルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を
含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等
で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている
方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
【0262】L法は、E法の出発原料である化合物(X
XXI)において、Eが式−CONR8−を有する基で
ある化合物(XXXIa)を製造する方法である。
【0263】
【化29】
【0264】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、R8、R13、環Ar、D、m、Q、Y及びG2は、前
述したものと同意義を示す。
【0265】第L1工程は、一般式(LX)を有する化
合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適には、
アミド類である。)、塩基の存在下(好適には、炭酸カ
リウムのようなアルカリ金属炭酸塩である。)、化合物
(XXXII)を一般式(LIX)を有する化合物と、
−30℃乃至100℃(好適には、0℃乃至80℃)で
5分間乃至24時間(好適には、30分間乃至16時
間)反応させることにより行われる。第L2工程は、化
合物(XXXIa)を製造する工程であり、化合物(L
X)のR13基におけるカルボキシ基の保護基を除去した
後(カルボキシ基の保護基を除去する方法は、前記A法
第A1工程におけるカルボキシ基の保護基を除去する方
法と同様に行うことができる。)、不活性溶媒中、化合
物(LX)またはその反応性誘導体(酸ハライド類、活
性エステル類または混合酸無水物類)を一般式(LX
I)を有する化合物と反応(酸ハライド法、活性エステ
ル法または混合酸無水物法)させることにより行われ、
本工程は前記D法第D7工程と同様に行われる。
【0266】前記L法の各工程の反応が終了した後、各
工程の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取
される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物
が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エ
チルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を
含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等
で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている
方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
【0267】M法は、E法の出発原料である化合物(X
XXI)において、Eが式−CONH−を有する基であ
る化合物(XXXIb)を製造する方法である。
【0268】
【化30】
【0269】式中、R1a、R2、R4a、R5a、R6a、R
7a、R13、R18、環Ar、D、m、X、Y、W及びG2
は、前述したものと同意義を示し、Phtは、フタルイ
ミド基を示す。
【0270】第M1工程は、一般式(LXIII)を有
する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩基
の存在下、化合物(XXXII)を一般式(LXII)
を有する化合物と反応させることにより行なわれ、本工
程は前記B法第B1工程と同様に行なわれる。
【0271】第M2工程は、一般式(LXIV)を有す
る化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適に
は、エタノールのようなアルコール類である。)、化合
物(LXIII)をヒドラジンと、0℃乃至200℃
(好適には、20℃乃至100℃)で5分間乃至24時
間(好適には、30分間乃至12時間)反応させること
により行われる。
【0272】第M3工程は、化合物(XXXIb)を製
造する工程であり、不活性溶媒中、一般式(LXV)を
有する化合物またはその反応性誘導体(酸ハライド類、
活性エステル類または混合酸無水物類)を化合物(LX
IV)を有する化合物と反応(酸ハライド法、活性エス
テル法または混合酸無水物法)させることにより行わ
れ、本工程は前記D法第D7工程と同様に行われる。
【0273】また、化合物(LXV)の代わり、一般式
(LXVI)を有する化合物を用いて、不活性溶媒中
(好適には、ハロゲン化炭素類である。)、塩基の存在
下(好適には、有機アミン類である。)、化合物(LX
IV)を化合物(LXVI)と、−30℃乃至100℃
(好適には、0℃乃至80℃)で5分間乃至24時間
(好適には、30分間乃至16時間)反応させることに
より行われる。
【0274】第M4工程は、一般式(LXVIII)を
有する化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中、塩
基の存在下、化合物(XXXII)を一般式(LXVI
I)を有する化合物と反応させることにより行われ、本
工程は、前記B法第B1工程と同様に行われる。
【0275】第M5工程は、一般式(LXIX)を有す
る化合物を製造する工程であり、不活性溶媒中(好適に
は、アミド類である。)、化合物(LXVIII)をア
ジ化アルカリ金属塩類(好適には、アジ化ナトリウムで
ある。)と、−30℃乃至100℃(好適には、0℃乃
至80℃)で5分間乃至48時間(好適には、30分間
乃至30時間)反応させることにより行われる。
【0276】第M6工程は、化合物(LXIV)を製造
する工程であり、不活性溶媒中、化合物(LXIX)の
アジド基をアミノ基に還元することにより行われ、本工
程は、化合物(LXIX)を還元剤(好適には、パラジ
ウム−炭素のような触媒を用いた接触還元)と、−20
℃乃至100℃(好適には、0℃乃至50℃)で5分間
乃至24時間(好適には、30分間乃至12時間)反応
させることにより行われる。
【0277】前記M法の各工程の反応が終了した後、各
工程の目的化合物は常法に従って、反応混合物から採取
される。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物
が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エ
チルのような混和しない有機溶媒を加え、目的化合物を
含む有機層を分離し、水等で洗浄後、無水硫酸マグネシ
ウム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸水素ナトリウム等
で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。得ら
れた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再
沈殿等の通常、有機化合物の分離精製に慣用されている
方法を適宜組合せ、クロマトグラフィーを応用し、適切
な溶離剤で溶出することによって分離、精製することが
できる。
【0278】原料化合物(IV)、(V)、(V’)、
(VIII)、(X)、(XI)、(XII)、(XI
V)、(XVII)、(XXII)、(XXIII)、
(XXIV)、(XXV)、(XXVII)、(XXX
IV)、(XXXIX)、(XLII)、(XLV
I)、(IL)、(LI)、(LII)、(LIV)、
(LVI)、(LVIII)、(LIX)、(LX
I)、(LXII)、(LXV)、(LXVI)及び
(LXVII)は、公知か、公知の方法又はそれに類似
した方法に従って容易に製造される。
【0279】本発明の前記一般式(I)又は(II)を
有する化合物、その薬理上許容される塩、そのエステル
若しくはその他の誘導体は、優れた回腸型胆汁酸トラン
スポーター阻害作用を有しかつ副作用も少ないため、高
脂血症及び/又は動脈硬化症の予防剤若しくは治療剤と
して有用である。
【0280】本発明の前記一般式(I)又は(II)を
有する化合物、その薬理上許容される塩又はそのエステ
ルを、上記治療剤又は予防剤として使用する場合には、
それ自体或は適宜の薬理学的に許容される、賦形剤、希
釈剤等と混合し、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、
散剤若しくはシロップ剤等による経口的又は注射剤若し
くは坐剤等による非経口的に投与することができる。
【0281】これらの製剤は、賦形剤(例えば、乳糖、
白糖、葡萄糖、マンニトール、ソルビトールのような糖
誘導体;トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、
α澱粉、デキストリンのような澱粉誘導体;結晶セルロ
ースのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキス
トラン;プルランのような有機系賦形剤:及び、軽質無
水珪酸、合成珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、メタ
珪酸アルミン酸マグネシウムのような珪酸塩誘導体;燐
酸水素カルシウムのような燐酸塩;炭酸カルシウムのよ
うな炭酸塩;硫酸カルシウムのような硫酸塩等の無機系
賦形剤を挙げることができる。)、滑沢剤(例えば、ス
テアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウムのようなステアリン酸金属塩;タルク;コロ
イドシリカ;ビーガム、ゲイ蝋のようなワックス類;硼
酸;アジピン酸;硫酸ナトリウムのような硫酸塩;グリ
コール;フマル酸;安息香酸ナトリウム;DLロイシ
ン;脂肪酸ナトリウム塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸塩;無水
珪酸、珪酸水和物のような珪酸類;及び、上記澱粉誘導
体を挙げることができる。)、結合剤(例えば、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール、及
び、前記賦形剤と同様の化合物を挙げることができ
る。)、崩壊剤(例えば、低置換度ヒドロキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチ
ルセルロースナトリウムのようなセルロース誘導体;カ
ルボキシメチルスターチ、カルボキシメチルスターチナ
トリウム、架橋ポリビニルピロリドンのような化学修飾
されたデンプン・セルロース類を挙げることができ
る。)、安定剤(メチルパラベン、プロピルパラベンの
ようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロブタノー
ル、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコールの
ようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;フェノー
ル、クレゾールのようなフェノール類;チメロサール;
デヒドロ酢酸;及び、ソルビン酸を挙げることができ
る。)、矯味矯臭剤(例えば、通常使用される、甘味
料、酸味料、香料等を挙げることができる。)、希釈剤
等の添加剤を用いて周知の方法で製造される。
【0282】その使用量は症状、年齢等により異なる
が、経口投与の場合には、1回当り1日下限0.1mg
(好適には、1.0mg)、上限100mg(好適に
は、50mg)を、静脈内投与の場合には、1回当り1
日下限0.1mg(好適には、1mg)、上限500m
g(好適には、300mg)を成人に対して、1日当り
1乃至6回症状に応じて投与することが望ましい。
【0283】
【実施例】以下に、実施例、参考例、製剤例及び試験例
を示し、本発明を更に詳細に説明するが、本発明の範囲
はこれらに限定するものではない。
【0284】実施例1 1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]-4-アザ-1-
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化
合物番号:1-604) (1a)2-(2,4-ジメトキシベンゾイル)マロン酸 t-ブ
チルエステル エチルエステル 2,4-ジメトキシ安息香酸20.2gの塩化メチレン溶液20
0mlにしゅう酸クロリド15.3mlおよびN,N-ジメチ
ルホルムアミド触媒量を加え室温で1.5時間攪拌した。
反応液の溶媒を減圧留去後、アセトニトリル5mlを加
えて溶解した。一方、マロン酸 t-ブチルエステル
エチルエステル25.0gのアセトニトリル溶液120mlに
氷冷下トリエチルアミン46.0mlおよび塩化マグネシ
ウム15.7gを加え、10分間攪拌後、先の酸クロリド溶
液を加え室温で1.5時間攪拌した。反応液に希塩酸を加
えて中和後、溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸エチル
で抽出し、酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で分離精製し、標
記化合物を黄色油状物質として34.9g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.27(3H, t, J=7.2Hz),
1.55(9H, s), 3.85(3H,s), 3.87(3H, s), 4.25(2H, q,
J=7.1Hz), 5.13(1H, s), 6.42(1H, d, J=2.2Hz), 6.58
(1H, dd, J=2.3, 8.9Hz), 8.02(1H, d, J=8.9Hz)。
【0285】(1b)3-(2,4-ジメトキシフェニル)-3-オ
キソプロピオン酸 エチルエステル 実施例(1a)で得られた2-(2,4-ジメトキシベンゾイル)
マロン酸 t-ブチルエステル エチルエステル34.9g
の塩化メチレン溶液30mlにトリフルオロ酢酸30mlを
加え、40℃で1時間攪拌した。反応液の溶媒を減圧濃縮
後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中和して酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で分離精製し、標
記化合物を黄色油状物質として22.4g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.24(3H, t, J=7.1Hz),
3.867(3H, s), 3.872(3H, s), 3.93(2H, s), 4.19(2H,
q, J=7.2Hz), 6.44(1H, d, J=2.3Hz), 6.56(1H,dd, J=
2.3, 8.8Hz), 7.95(1H, d, J=8.8Hz)。
【0286】(1c)3-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシフ
ェニルアミノ)-2-(2,4-ジメトキシベンゾイル)アクリ
ル酸 エチルエステル 実施例(1b)で得られた3-(2,4-ジメトキシフェニル)-3
-オキソプロピオン酸エチルエステル2.24g、オルトぎ
酸エチル8.8mlおよび無水酢酸2.5mlの混合物を、
140℃で2時間攪拌し、反応終了後、減圧下揮発成分を留
去した。残渣をエタノール30mlで溶解し、-40℃で参
考例1で得られた3-ベンジルオキシ-5-メトキシアニリン
3.00gを加え昇温しつつ室温まで2時間攪拌した。反応
液の溶媒を減圧濃縮後、水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を希塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル
=1/1)で精製し、標記化合物を黄色油状物質として4.
06g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05 and 1.26(total 3
H, each t, J=7.2Hz), 3.74, 3.76, 3.80 and 3.85(tot
al 9H, each s), 4.04 and 4.12(total 2H, eachq, J=
7.1Hz), 5.00 and 5.05(total 2H, each s), 5.86-6.01
(2H, m), 6.32-6.57(3H, m), 7.31-7.42(6H, m), 8.34
and 8.38(total 1H, each s)。
【0287】(1d)1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 エチルエステル 実施例(1c)で得られた3-(3-ベンジルオキシ-5-メトキ
シフェニルアミノ)-2-(2,4-ジメトキシベンゾイル)ア
クリル酸 エチルエステル4.05gのN,N-ジメチルホル
ムアミド溶液30mlに炭酸カリウム2.28gを加え、140
℃で2.5時間攪拌した。反応液に希塩酸を加え、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)で分離精製
し、標記化合物を薄黄固体として1.58g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.40(3H, t, J=7.1Hz),
3.75(3H, s), 3.83(3H,s), 4.39(2H, q, J=7.1Hz), 5.0
8(2H, d, J=2.6Hz), 6.44(1H, d, J=2.3Hz), 6.56(1H,
t, J=2.0Hz), 6.63(1H, t, J=2.0Hz), 6.72(1H, t, J=
2.2Hz), 7.00(1H,dd, J=2.3, 8.9Hz), 7.38-7.44(5H,
m), 8.44(1H, s), 8.47(1H, d, J=9.0Hz)。
【0288】(1e)1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 実施例(1d)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキ
シフェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 エチルエステル1.56gのメタノー
ル溶液20mlに水酸化ナトリウム544mgおよび水5ml
を加え、1時間加熱還流した。反応液を希塩酸を加えて
酸性とし、溶媒を減圧濃縮後、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。析出した固
体をろ取してヘキサンで洗浄し、標記化合物を黄色固体
として1.41g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.78(3H, s), 3.84(3
H, s), 5.09(2H, d, J=3.2Hz), 6.55-6.56(2H, m), 6.6
2(1H, t, J=1.9Hz), 6.75(1H, t, J=1.8Hz), 7.14(1H,
dd, J=2.3, 9.1Hz), 7.38-7.43(5H, m), 8.47(1H, d, J
=9.1Hz), 8.73(1H,s)。
【0289】(1f)1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(1e)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキ
シフェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸445mgの塩化メチレン溶液15mlに
しゅう酸クロリド0.2mlおよびN,N-ジメチルホルム
アミド触媒量を加え室温で1.5時間攪拌した。反応液を
減圧濃縮後、残渣を塩化メチレン5mlに溶解した。参
考例2で得られたN-エチル-3,5-ジフルオロアニリン330
mgおよびトリエチルアミン0.4mlの塩化メチレン溶
液15mlに氷冷下、先の酸クロリド溶液を加え、室温で
1時間攪拌した。反応液に水を加え塩化メチレンを減圧
濃縮後、残渣を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
希塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=20/1)で
分離精製し、標記化合物を薄黄色泡状物質として474m
g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 3.66(3H, s), 3.81(3H, s), 3.81-3.85(2H, m), 5.
16(2H, s), 6.37(1H, d, J=2.2Hz), 6.66(1H, s),6.77
(1H, s), 6.83(1H, t, J=2.1Hz), 7.00(1H, dd, J=2.2,
8.9Hz), 7.04-7.12(3H, m), 7.33-7.47(5H, m), 8.01
(1H, d, J=9.1Hz), 8.09(1H, s)。
【0290】(1g)1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフェニ
ル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミ
ド 実施例(1f)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキ
シフェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド440mgのエタノール溶液15mlに10%パ
ラジウム炭素105mgを加え、水素1気圧雰囲気下、室温
で3時間攪拌した。反応液をろ過し、触媒を酢酸エチル
で洗浄して、ろ液に合わせ、減圧濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチ
レン/メタノール=10/1)で分離精製した。析出した固
体をろ取し、ヘキサンで洗浄して、標記化合物を白色固
体として276mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 3.69(3H, s), 3.77(3H, s), 3.82(2H, q, J=7.1H
z), 6.40(2H, t, J=2.0Hz), 6.48(1H, s), 6.55(1H,t,
J=2.1Hz), 7.00(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.04-7.12(3
H, m), 8.01(1H, d, J=8.9Hz), 8.07(1H, s)。
【0291】(1h)1-[3-(2-ブロモメチルベンジルオキ
シ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド 実施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド97.8mgのN,N-ジメチルホルムアミド溶液10m
lに氷冷下、55%水素化ナトリウム20.3mgを加え15
分攪拌後、α,α’-ジブロモ-o-キシレン264mgを加
え、室温で1.5時間攪拌した。反応液に希塩酸を加え、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=15/1)で分
離精製し、標記化合物を薄黄色泡状物質として123mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
3.73(3H, s), 3.83(3H,s), 3.91-3.95(2H, m), 4.62(2
H, s), 5.22(2H, s), 6.43(1H, d, J=2.3Hz), 6.52(1H,
t, J=2.0Hz), 6.58-6.65(2H, m), 6.72(1H, t, J=2.2H
z), 6.82-6.86(2H, m), 6.91-6.94(1H, m), 7.36-7.48
(4H, m), 7.87(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz)。
【0292】(1i)1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-
4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシメチル]-
ベンジル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド 実施例(1h)で得られた1-[3-(2-ブロモメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド120mgのアセトニトリ
ル溶液4mlに1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン2
4.3mgを加え、室温で3時間攪拌した。反応液の溶媒
を減圧濃縮後、ジエチルエーテルを加えて生成物を固体
化した。固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄して、
標記化合物を薄黄色固体として105mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 2.95-3.05(6H, m), 3.27-3.38(6H, m), 3.70(3H,
s), 3.83(3H, s), 3.78-3.85(2H, m), 4.66(2H, s),5.3
1(2H, s), 6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.73(1H, s), 6.85
(1H, s), 6.92(1H, t, J=2.0Hz), 6.98-7.14(4H, m),
7.51-7.60(3H, m), 7.74(1H, d, J=7.6Hz), 8.02(1H,
d, J=9.0Hz), 8.10(1H, s) 融点:163℃〜。
【0293】実施例2 1-[4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシ-フェノキシメチル]ベンジル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン クロリド(例示
化合物番号:1-799) (2a)1-[3-(4-クロロメチルベンジルオキシ)-5-メトキ
シフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド115mg、炭酸カリウム50.0mgおよびα,α’
-ジクロロ-p-キシレン168mgを用いて実施例(1h)と
同様に反応を行い精製して、標記化合物を薄黄色泡状物
質として46.2mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
3.72(3H, s), 3.82(3H,s), 3.93(2H, q, J=7.2Hz), 4.6
1(2H, s), 5.07(2H, s), 6.40(1H, d, J=2.4Hz), 6.50
(1H, t, J=2.0Hz), 6.55(1H, t, J=1.9Hz), 6.62-6.65
(1H, m), 6.68(1H,t, J=2.2Hz), 6.83(2H, dd, J=2.4,
5.4Hz), 6.92(1H, dd, J=2.3,9.0Hz), 7.43(4H, s), 7.
85(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.9Hz)。
【0294】(2b)1-[4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-
4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシメチル]-
ベンジル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン クロリド 実施例(2a)で得られた1-[3-(4-クロロメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド44.0mgおよび1,4-ジ
アザビシクロ[2.2.2]オクタン9.6mgを用いて実施
例(1i)と同様に反応を行い、標記化合物を薄黄色固体
として42.0mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.2H
z), 3.00-3.04(6H, m), 3.28-3.37(6H, m), 3.68(3H,
s), 3.82(3H, s), 3.81-3.86(2H, m), 4.52(2H, s),5.2
2(2H, s), 6.38(1H, d, J=2.2Hz), 6.70(1H, s), 6.79
(1H, s), 6.84(1H, t, J=2.1Hz), 7.00-7.12(4H, m),
7.54(2H, d, J=8.0Hz), 7.61(2H, d, J=8.0Hz), 8.02(1
H, d, J=8.9Hz), 8.09(1H, s). 融点:167℃〜。
【0295】実施例3 4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イル]-
5-メトキシ-フェノキシメチル]-1-メチルピリジニウム
メタンスルホナ-ト(例示化合物番号:1-14) (3a)1-[3-メトキシ-5-(ピリジン-4-イルメトキシ)フェ
ニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド 4-ピコリルクロリド 1塩酸塩93.5mgに水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え中和後、ジエチルエーテルで抽出し
た。エーテル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
減圧留去して4-ピコリルクロリドのフリー体を得た。実
施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフェ
ニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド93.0mg、55%水素化ナトリウム23.3mgおよび
先の4-ピコリルクロリドを用いて実施例(1h)と同様に
反応を行い、標記化合物を薄黄色泡状物質として36.4
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
3.73(3H, s), 3.84(3H,s), 3.93(2H, q, J=7.1Hz), 5.1
0(2H, s), 6.38(1H, d, J=2.3Hz), 6.53(1H, t,J=2.0H
z), 6.56(1H, t, J=2.0Hz), 6.59-6.66(1H, m), 6.68(1
H, t, J=2.3Hz),6.84(2H, dd, J=2.2, 8.0Hz), 6.92(1
H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 7.36(2H, d, J=5.6Hz), 7.86(1
H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz), 8.65(2H, br)。
【0296】(3b)4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-
キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシメチル]-1-メ
チルピリジニウム メタンスルホン酸 実施例(3a)で得られた1-[3-メトキシ-5-(ピリジン-4-
イル-メトキシ)-フェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド36.0mgのアセトニトリル
溶液8mlに、メタンスルホン酸メチル13.9mgを加え
24時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮後、残留物をジエ
チルエーテルで洗いながらろ過し、標記化合物を白色泡
状物質として23.8mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.2H
z), 2.29(3H, s), 3.69(3H, s), 3.75-3.87(2H, m), 3.
84(3H, s), 4.34(3H, s), 5.56(2H, s), 6.38(1H,d, J=
2.3Hz), 6.76(1H, s), 6.85(1H, s), 6.91(1H, t, J=2.
1Hz), 6.99-7.12(4H, m), 8.02(1H, d, J=8.9Hz), 8.09
(1H, s), 8.13(2H, d, J=6.5Hz), 8.97(2H,d, J=6.5H
z)。
【0297】実施例4 1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:1-564) (4a)1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシフェニル)-7-メ
トキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド 実施例(1e)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキ
シフェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸3.63g、しゅう酸クロリド1.2m
l、N-メチル-3,5-ジフルオロアニリン2.40gおよび
トリエチルアミン3.5mlを用いて実施例(1f)と同様
に反応を行い精製して、標記化合物を薄黄色泡状物質と
して2.76g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.34(3H, s), 3.67(3
H, s), 3.81(3H, s), 5.16(2H, s), 6.39(1H, d, J=2.2
Hz), 6.70(1H, s), 6.81-6.83(2H, m), 7.01-7.05(2H,
m), 7.15(2H, dd, J=2.2, 8.6Hz), 7.35-7.47(5H, m),
8.04(1H, d, J=8.9Hz), 8.09(1H, s)。
【0298】(4b)1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフェニ
ル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミ
ド 実施例(4a)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキ
シフェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
メチルアミド2.75gおよび10%パラジウム炭素700mg
を用いて実施例(1g)と同様に反応を行い、標記化合物
を白色固体として1.96g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d3)δppm: 3.33(3H, s), 3.70(3
H, s), 3.77(3H, s), 6.42(1H, d, J=2.3Hz), 6.43(1H,
d, J=1.9Hz), 6.52(1H, d, J=1.7Hz), 6.55(1H,t, J=
2.1Hz), 7.01-7.07(2H, m), 7.14(2H, dd, J=2.3, 8.5H
z), 8.03(1H, d, J=9.1Hz), 8.07(1H, s)。
【0299】(4c)1-[3-(2-ブロモメチルベンジルオキ
シ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-メチルアミド 実施例(4b)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチル
アミド322mg、55%水素化ナトリウム60.2mgおよび
α,α’-ジブロモ-o-キシレン1.46gを用いて実施例
(1h)と同様に反応を行い精製して、標記化合物を白色
泡状物質として317mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.46(3H, s), 3.74(3H,
s), 3.84(3H, s), 4.62(2H, s), 5.23(2H, s), 6.45(1
H, d, J=2.3Hz), 6.54(1H, t, J=2.0Hz), 6.60-6.65(1
H, m), 6.73(1H, t, J=2.2Hz), 6.90(2H, dd, J=2.2,8.
1Hz), 6.95(2H, dd,J=2.3, 9.0Hz), 7.36-7.40(2H, m),
7.41-7.47(2H, m), 7.94(1H, s), 8.25(1H, d, J=9.0H
z)。
【0300】(4d)1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-メチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-
4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシメチル]ベ
ンジル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロ
ミド 実施例(4c)で得られた1-[3-(2-ブロモメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-メチルアミド119mgおよびキヌクリ
ジン24.4mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として113mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.84(6H, br), 2.02-
2.04(1H, m), 3.35(3H, s), 3.44(6H, t, J=7.4Hz), 3.
71(3H, s), 3.83(3H, s), 4.55(2H, s), 5.30(2H,s),
6.43(1H, d, J=2.2Hz), 6.77(1H, s), 6.87(1H, t, J=
1.8Hz), 6.91(1H, t, J=2.1Hz), 7.03-7.07(2H, m), 7.
16(2H, dd, J=2.2, 8.7Hz), 7.49-7.61(3H,m), 7.72(1
H, d, J=7.6Hz), 8.05(1H, d, J=9.0Hz), 8.11(1H, s). 融点:165℃〜。
【0301】実施例5 [2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルカル
バモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イル]-
5-メトキシ-フェノキシメチル]ベンジル]トリエチルア
ンモニウム ブロミド(例示化合物番号:1-550) 実施例(4c)で得られた1-[3-(2-ブロモメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-メチルアミド117mgおよびトリエチ
ルアミン54.6mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を
行い、標記化合物を白色固体として101mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.22(9H, t, J=7.1H
z), 3.26-3.32(6H, m), 3.35(3H, s), 3.71(3H, s), 3.
83(3H, s), 4.62(2H, s), 5.34(2H, s), 6.40(1H,d, J=
2.2Hz), 6.78(1H, s), 6.89-6.90(2H, m), 7.02-7.07(2
H, m), 7.16(2H, dd, J=2.1, 8.7Hz), 7.51-7.61(3H,
m), 7.70(1H, d, J=7.8Hz), 8.05(1H, d, J=9.0Hz), 8.
11(1H, s). 融点:130℃〜。
【0302】実施例6 [2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルカル
バモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イル]-
5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]ジメチルスルホ
ニウム ブロミド(例示化合物番号:1-568) 実施例(4c)で得られた1-[3-(2-ブロモメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-メチルアミド48.2mgおよびジメチ
ルスルフィド48.3mgを用いて実施例(1i)と同様に反
応を行い、標記化合物を白色固体として30.0mg得
た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 2.87(6H, s), 3.35(3
H, s), 3.71(3H, s), 3.84(3H, s), 4.79(2H, s), 5.28
(2H, s), 6.44(1H, d, J=2.4Hz), 6.78(1H, s), 6.88(1
H, d, J=1.6Hz), 6.90(1H, t, J=2.1Hz), 7.02-7.07(2
H, m), 7.16(2H, dd, J=2.2, 8.5Hz), 7.48-7.57(3H,
m), 7.66-7.68(1H, m), 8.05(1H, d, J=8.9Hz), 8.10(1
H, s). 融点:138℃〜。
【0303】実施例7 1-[6-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシフェノキシ]へキシル]-4-アザ-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ヨージド(例示化合物番
号:1-66) (7a)1-[3-(6-ヨードヘキシルオキシ)-5-メトキシフェ
ニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド 実施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド100mg、55%水素化ナトリウム18.2mgおよび
1,6-ジヨードヘキサン567mgを用いて実施例(1h)と
同様に反応を行い精製して、標記化合物を薄黄色泡状物
質として118mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.48-1.54(4H, m), 1.78-1.92(4H, m), 3.21(2H, t, J=
7.0Hz), 3.74(3H, s), 3.83(3H, s), 3.89-3.97(4H,
m), 6.43(1H, d, J=2.3Hz), 6.46(2H, d, J=2.1Hz), 6.
60-6.65(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.0, 8.0Hz), 6.92(1
H, dd, J=2.3, 8.9Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=
9.0Hz)。
【0304】(7b)1-[6-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-
4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシフェノキシ]へキシル]
-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ヨー
ジド 実施例(7a)で得られた1-[3-(6-ヨードヘキシルオキシ)
-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド117mgおよび1,4-ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクタン22.8mgを用いて実施例(1i)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として115m
g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 1.32-1.38(2H, m), 1.44-1.51(2H, m), 1.64-1.79
(4H, m), 3.02(6H, t, J=7.4Hz), 3.17(2H, dd, J=5.1,
8.4Hz), 3.25(6H, t, J=7.8Hz), 3.69(3H, s), 3.81(3
H, s), 3.81-3.84(2H, m), 4.03(2H, t, J=6.0Hz), 6.3
9(1H, d, J=2.2Hz), 6.65(2H, d, J=7.9Hz),6.71(1H,
t, J=2.0Hz), 7.01(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.04-7.10
(3H, m), 8.01(1H, d, J=8.9Hz), 8.08(1H, s). 融点:147℃〜。
【0305】実施例8 [2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イル]-
5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]トリエチルアン
モニウム クロリド(例示化合物番号:1-570) (8a)1-[3-(2-クロロメチルベンジルオキシ)-5-メトキ
シフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド452mg、55%水素化ナトリウム82mgおよび
α,α’-ジクロロ-o-キシレン1.32gを用いて実施例
(1h)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質
として472mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
3.77(3H, s), 3.83(3H,s), 3.93(2H, q, J=7.1Hz), 4.7
2(2H, s), 5.22(2H, s), 6.42(1H, d, J=2.3Hz), 6.51
(1H, t, J=1.9Hz), 6.60(1H, t, J=2.0Hz), 6.61-6.65
(1H, m), 6.71(1H,t, J=2.2Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2,
8.0Hz), 6.92(1H, dd, J=2.3, 9.0Hz), 7.38-7.41(2H,
m), 7.43-7.49(2H, m), 7.87(1H, s), 8.23(1H, d, J=
9.0Hz)。
【0306】(8b)[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-メチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H
-キノリン-1-イル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベン
ジル]トリエチルアンモニウム クロリド 実施例(8a)で得られた1-[3-(2-クロロメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド102mgおよびトリエチ
ルアミン180mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として90.3mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 1.22(9H, t, J=7.0Hz), 3.28-3.33(6H, m), 3.70(3
H, s), 3.83(3H, s), 3.81-3.88(2H, m), 4.62(2H,s),
5.34(2H, s), 6.38(1H, d, J=2.3Hz), 6.73(1H, s), 6.
86(1H, s), 6.90(1H, t, J=2.1Hz), 7.02(1H, dd, J=2.
2, 8.9Hz), 7.05-7.13(3H, m), 7.51-7.61(3H, m), 7.7
0(1H, d, J=7.7Hz), 8.02(1H, d, J=8.9Hz), 8.10(1H,
s). 融点:143℃〜。
【0307】実施例9 1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]-アゾニア
ビシクロ[2.2.2]オクタン クロリド(例示化合物番
号:1-596) 実施例(8a)で得られた1-[3-(2-クロロメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド140mgおよびキヌクリ
ジン37.7mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として147mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 1.84(6H, br), 2.03(1H, br), 3.45(6H, t, J=7.7H
z), 3.70(3H, s), 3.79-3.86(2H, m), 3.83(3H, s), 4.
57(2H, s), 5.31(2H, s), 6.41(1H, d, J=2.3Hz), 6.72
(1H, s), 6.85(1H,s), 6.91(1H, t, J=2.0Hz), 7.02(1
H, dd, J=2.3, 9.0Hz), 7.06-7.14(3H, m),7.52(1H, d,
J=7.0Hz), 7.57-7.61(2H, m), 7.72(1H, d, J=7.5Hz),
8.02(1H, d, J=9.0Hz), 8.11(1H, s). 融点:175℃〜。
【0308】実施例10 [2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イル]-
5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]トリエチルホス
ホニウム クロリド(例示化合物番号:1-611) 実施例(8a)で得られた1-[3-(2-クロロメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド103mgおよびトリエチ
ルホスフィン23.8mgを用いて実施例(1i)と同様に反
応を行い、標記化合物を白色泡状物質として89.0mg
得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.99-1.10(12H, m),
2.21-2.30(6H, m), 3.70(3H, s), 3.83(3H, s), 3.78-
3.92(2H, m), 3.92(2H, d, J=15.6Hz), 5.23(2H, s),
6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.73(1H, s), 6.85(1H, s), 6.
91(1H, t, J=1.9Hz),7.04-7.12(4H, m), 7.43-7.46(3H,
m), 7.61(1H, dd, J=2.5, 7.5Hz), 8.02(1H, d, J=9.0
Hz), 8.10(1H, s)。
【0309】実施例11 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-142) (11a)1-(4-ベンジルオキシ-2-ヒドロキシフェニル)エ
タノン 2',4'-ジヒドロキシアセトフェノンのアセトン100ml
溶液に氷冷下、炭酸カリウム13.6gを加え10分間攪拌
後、ベンジルブロミド8.60mlを加えて60℃で1時間攪
拌した。反応液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。固体化
した残渣を酢酸エチルにて再結晶を行い、標記化合物を
淡燈色固体として12.9g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.55(3H, s), 5.09(2H,
s), 6.48-6.55(2H, m),7.32-7.45(5H, m), 7.64(1H, d,
J=8.1Hz)。
【0310】(11b)1-(4-ベンジルオキシ-2-メトキシフ
ェニル)エタノン 実施例(11a)で得られた1-(4-ベンジルオキシ-2-ヒドロ
キシフェニル)エタノン6.83gのN,N-ジメチルホルム
アミド溶液70mlに室温で炭酸カリウム5.84gを加え1
5分間攪拌後、よう化メチル2.63mlを加え40℃で2時
間攪拌した。反応液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。生じ
た固体をろ取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄して、
標記化合物を淡黄色固体として7.06g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.47(3H, s), 3.76(3H,
s), 5.00(2H, s), 6.44(1H, d, J=2.2Hz), 6.49(1H, d
d, J=2.2, 8.8Hz), 7.21-7.38(5H, m), 7.72(1H,d, J=
8.8Hz)。
【0311】(11c)3-(4-ベンジルオキシ-2-メトキシフ
ェニル)-3-オキソプロピオン酸 エチルエステル 実施例(11b)で得られた1-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シフェニル)エタノン1.00gの炭酸ジエチル溶液7ml
に55%水素化ナトリウム272mgを加えて1時間加熱還流
した。反応液に希塩酸を加え、ジエチルエーテルで抽出
した。ジエチルエーテル層を水および飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)で分離精製し、標
記化合物を黄色油状物質として966mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.24(3H, t, J=7.3Hz),
3.85(3H, s), 3.92(2H,s), 4.18(2H, q, J=7.3Hz), 5.1
2(2H, s), 6.52(1H, d, J=2.2Hz), 6.63(1H, dd, J=2.
9, 8.8Hz), 7.32-7.46(5H, m), 7.94(1H, d, J=8.8H
z)。
【0312】(11d)2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキシベ
ンゾイル)-3-ジメチルアミノアクリル酸 エチルエステ
ル 実施例(11c)で得られた3-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シフェニル)-3-オキソプロピオン酸 エチルエステル
4.77gのテトラヒドロフラン溶液50mlに、N,N-ジメ
チルホルムアミド ジメチルアセタール2.89mlを加
え、5時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキ
サン/酢酸エチル=1/3)で分離精製し、標記化合物を
黄色油状物質として5.01g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.91(3H, t, J=6.6Hz),
3.00(6H, bs), 3.75(3H,s), 3.93(2H, q, J=6.6Hz), 5.
09(2H, s), 6.48(1H, d, J=2.2Hz), 6.56(1H, dd, J=2.
2, 8.8Hz), 7.30-7.46(5H, m), 7.63(2H, bs)。
【0313】(11e)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 エチルエステル 実施例(11d)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノアクリル酸 エチルエ
ステル5.01gのN,N-ジメチルホルムアミド溶液100m
lに、3,5-ジメトキシアニリン3.00gおよび炭酸カリ
ウム3.61gを加え、140℃で5時間攪拌した。反応液を
減圧濃縮後、希塩酸と酢酸エチルを加え、不溶物を水、
酢酸エチルで洗いつつろ取し、標記化合物を黄色固体と
して3.70g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.39(3H, t, J=6.6Hz),
3.82(6H, s), 4.38(2H,q, J=6.6Hz), 5.01(2H, s), 6.4
5-6.52(3H, m), 6.64(1H, t, J=2.2Hz), 7.06(1H, dd,
J=2.2, 8.8Hz), 7.27-7.38(5H, m), 8.42(1H, s), 8.45
(1H, d, J=8.8Hz)。
【0314】(11f)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 実施例(11e)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 エチルエステル4.23gのエタノール溶
液200mlに10%水酸化ナトリウム水溶液50mlを加
え、実施例(1e)と同様にして標記化合物を黄色固体と
して3.67g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.80(6H, s), 5.06(2
H, s), 6.45(1H, d, J=2.2Hz), 6.64-6.70(2H, m), 6.7
4(1H, t, J=2.2Hz), 7.08(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.2
6-7.40(5H, m), 8.20(1H, d, J=8.8Hz), 8.26-8.38(1H,
m)。
【0315】(11g)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミ
ド 実施例(11f)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸3.67g、しゅう酸クロリド1.48ml、N,
N-ジメチルホルムアミド触媒量、参考例2で得られたN-
エチル-3,5-ジフルオロアニリン2.67gおよびトリエ
チルアミン4.74mlを用いて、実施例(1f)と同様にし
て反応を行い、標記化合物を黄色泡状物質として4.32
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.6Hz),
3.80(6H, s), 3.92(2H,q, J=6.6Hz), 4.97(2H, s), 6.4
0(2H, d, J=2.2Hz), 6.43(1H, d, J=2.9Hz), 6.56-6.66
(2H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.98(1H, dd,
J=2.2, 8.8Hz),7.23-7.36(5H, m), 7.83(1H, s), 8.21
(1H, d, J=9.5Hz)。
【0316】(11h)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(11g)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド3.54gおよび10%パラジウム炭素800mgを用い
て実施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物を
白色固体として2.74g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=7.1Hz),
3.77(6H, s), 3.89(2H,q, J=7.1Hz), 6.40(2H, d, J=2.
1Hz), 6.48(1H, d, J=2.0Hz), 6.54(1H, t, J=2.2Hz),
6.53-6.57(1H, m), 6.75-6.85(2H, m), 6.89(1H, dd, J
=2.1, 9.0Hz), 7.80(1H, s), 7.89(1H, d, J=8.9Hz),
9.64(1H, bs)。
【0317】(11i)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
198mgのN,N-ジメチルホルムアミド溶液6mlに炭酸
カリウム85.3mgを加え20分攪拌後、1,7-ジブロモヘ
プタン0.21mlを加え、室温で3時間攪拌した。反応液
に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン
=2/1)で分離精製し、標記化合物を白色泡状物質とし
て261mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=6.6Hz),
1.30-1.50(6H, m), 1.67-1.90(4H, m), 3.39(2H, t, J=
6.6Hz), 3.84(6H, s), 3.87(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2
H, q, J=6.6Hz), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.50(2H, d,
J=2.2Hz), 6.59-6.67(2H, m), 6.85 (2H, dd, J=2.2,
8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.85(1H, s),
8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0318】(11j)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド261mgのN,N-ジメチルホルムアミド
溶液2mlに1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン4
4.5mgを加え、室温で12時間攪拌した。反応液の溶媒
を減圧濃縮後、ジエチルエーテルを加えて生成物を固体
化した。固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄して、
標記化合物を白色固体として248mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.6Hz),
1.32-1.43(6H, bs), 1.65-1.80(4H, m), 3.24(6H, t, J
=7.3Hz), 3.50-3.57(2H, m), 3.65(6H, t, J=7.3Hz),
3.83(6H, s), 3.82-3.87(2H, m), 3.91(2H, q, J=6.6H
z), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.
61(1H, t, J=2.2Hz), 6.62-6.67(1H, m), 6.83(2H, dd,
J=2.2, 8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.78(1
H, s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz). 融点:130-132℃。
【0319】実施例12 1-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシメチル]ベンジル]-4-
アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン クロリド
(例示化合物番号:2-563) (12a)7-(4-クロロメチルベンジルオキシ)-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
152mgのN,N-ジメチルホルムアミド溶液2mlに炭酸
カリウム65.5mgを加えて15分攪拌した後、α,α’-
ジクロロ-p-キシレン166mgを加え、50℃で3時間攪拌
した。反応液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチ
ル/ヘキサン=2/1)で分離精製し、標記化合物を透明
油状物質として160mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
3.80(6H, s), 3.91(2H,q, J=7.3Hz), 4.56(2H, s), 4.9
6(2H, s), 6.38-6.45(3H, m), 6.57-6.65(2H, m), 6.82
(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.96(1H, dd, J=2.2, 8.8H
z), 7.26(2H, d, J=8.1Hz), 7.34(2H, d, J=8.1Hz), 7.
83(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz)。
【0320】(12b)1-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ
メチル]ベンジル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクタン クロリド 実施例(12a)で得られた7-(4-クロロメチルベンジルオ
キシ)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド159mgのN,N-ジメチルホルム
アミド溶液3mlに1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オク
タン28.8mgを加え、室温で一晩攪拌した。反応液の
溶媒を減圧濃縮後、ジエチルエーテルを加えて生成物を
固体化した。固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄し
て、標記化合物を白色固体として152mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
3.15(6H, t, J=7.3Hz),3.70(6H, t, J=7.3Hz), 3.84(6
H, s), 3.91(2H, q, J=7.3Hz), 4.98(2H, s), 5.08(2H,
s), 6.39(2H, d, J=2.0Hz), 6.45(1H, d, J=2.0Hz),
6.58-6.68(2H, m),6.83(2H, dd, J=2.2, 8.6Hz), 6.94
(1H, dd, J=2.2, 9.4Hz), 7.39(2H, d, J=8.0Hz), 7.63
(2H, d, J=8.0Hz), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.6H
z). 融点:180-182℃。
【0321】実施例13 1-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシメチル]ベンジル]ピ
リジニウム クロリド(例示化合物番号:2-529) 実施例(12a)で得られた7-(4-クロロメチルベンジルオ
キシ)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド195mgとピリジン1mlを用い
て実施例(12b)と同様にして反応を行い、標記化合物を
白色固体として98.8mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=6.8H
z), 3.80(6H, s), 3.82(2H, q, J=6.8Hz), 5.06(2H,
s), 5.88(2H, s), 6.41(1H, d, J=2.9Hz), 6.57(2H,s),
6.75(1H, s), 7.03-7.14(4H, m), 7.40(2H, d, J=7.8H
z), 7.52(2H, d, J=7.8Hz), 8.00(1H, d, J=8.8Hz), 8.
07(1H, s), 8.18(2H, t, J=7.8Hz), 8.63(1H,t, J=7.8H
z), 9.18-9.26(2H, m). 融点:181-184℃。
【0322】実施例14 [4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシメチル]ベンジル]トリ
エチルアンモニウム クロリド(例示化合物番号:2-53
3) 実施例(12a)で得られた7-(4-クロロメチルベンジルオ
キシ)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド137mgとトリエチルアミン0.
5mlを用いて実施例(12b)と同様にして反応を行い、
標記化合物を白色固体として107mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.45(9H, t, J=7.3Hz),3.44(6H, q, J=7.3Hz), 3.84(6
H, s), 3.91(2H, q, J=7.3Hz), 4.84(2H, d, J=10.3H
z), 4.99(2H, s), 6.41(2H, d, J=2.2Hz), 6.46(1H, d,
J=2.2Hz), 6.48-6.66(2H, m), 6.82(2H, dd, J=2.2,
8.1Hz), 6.94(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.40(2H, d, J=
8.1Hz), 7.58(2H, d, J=8.1Hz), 7.82(1H, d, J=2.2H
z), 8.20(1H, d,J=9.5Hz). 融点:167-170℃。
【0323】実施例15 1-[5-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ペンチル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ヨージド(例示
化合物番号:2-44) (15a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-(5-ヨードペン
チルオキシ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
205mg、炭酸カリウム88.5mgおよび1,5-ジヨード
ペンタン0.196mlを用いて実施例(2i)と同様にして
反応を行い精製して、標記化合物を黄色油状物質として
197mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.46-1.56(2H, m), 1.69-1.89(4H, m), 3.17(2H, t, J=
6.6Hz), 3.82(6H, s), 3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.91(2
H, q, J=7.3Hz), 6.38(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d,
J=2.2Hz), 6.58-6.66(2H, m), 6.83 (2H, dd, J=2.2,
8.1Hz), 6.89(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.84(1H, s),
8.20(1H, d, J=8.8Hz)。
【0324】(15b)1-[5-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
ペンチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2,2,2]オクタ
ン ヨージド 実施例(15a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-(5-ヨード-ペンチルオキシ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド197mgおよび1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン32.7mgを用いて実施例(11j)と同
様にして反応を行い、標記化合物を白色固体として179
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.45-1.56(2H, m), 1.65-1.92(4H, m), 3.23(6H, t, J=
7.3Hz), 3.48-3.57(2H, m), 3.63(6H, t, J=7.3Hz), 3.
83(6H, s), 3.80-3.87(2H, m), 3.91(2H, q, J=7.3Hz),
6.37(1H, d, J=2.2Hz), 6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.62
(1H, t, J=2.2Hz), 6.63-6.68(1H, m), 6.82(2H, dd, J
=2.2, 7.3Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.76(1H,
s), 8.18(1H, d, J=8.8Hz). 融点:137-140℃。
【0325】実施例16 1-[6-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘキシル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ヨージド(例示
化合物番号:2-63) (16a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-(6-ヨードヘキ
シルオキシ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
203mg、炭酸カリウム87.5mgおよび1,6-ジヨード
ヘキサン0.215mlを用いて実施例(11i)と同様にして
反応を行い精製して、標記化合物を透明油状物質として
201mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.38-1.48(4H, m), 1.70-1.86(4H, m), 3.18(2H, t, J=
7.3Hz), 3.84(6H, s), 3.87(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2
H, q, J=7.3Hz), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d,
J=2.2Hz), 6.58-6.66(2H, m), 6.84 (2H, dd, J=2.2,
8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.85(1H, s),
8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0326】(16b)1-[6-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
ヘキシル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ヨージド 実施例(16a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-(6-ヨードヘキシルオキシ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド200mgおよび1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン32.5mgを用いて実施例(11j)と同
様にして反応を行い、標記化合物を白色固体として123
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.36-1.46(4H, m), 1.68-1.86(4H, m), 3.24(6H, t, J=
7.3Hz), 3.48-3.56(2H, m), 3.62(6H, t, J=7.3Hz), 3.
84(6H, s), 3.82-3.87(2H, m), 3.91(2H, q, J=7.3Hz),
6.38(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.62
(1H, t, J=2.2Hz), 6.63-6.67(1H, m), 6.82(2H, dd, J
=2.2, 8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 9.5z), 7.79(1H,
s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz). 融点:130-133℃。
【0327】実施例17 1-[6-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘキシル]ピリジニ
ウム ヨージド(例示化合物番号:2-50) 実施例(16a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-(6-ヨード-ヘキシルオキシ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド196mgおよびピリジン1mlを用いて
実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物を白
色固体として161mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.42-1.58(4H, m), 1.67-1.75(2H, m), 2.06-2.13(2H,
m), 3.83(6H, s), 3.84-3.87(2H, m), 3.92(2H,q, J=7.
3Hz), 4.96(2H, t, J=7.8Hz), 6.37(1H, s), 6.43(2H,
s), 6.60-6.67(2H, m), 6.83(2H, d, J=6.7Hz), 6.90(1
H, d, J=8.1Hz), 7.78(1H, s), 8.10(2H,t, J=6.7Hz),
8.16(1H, d, J=8.8Hz), 8.49(1H, t, J=7.7Hz), 9.40(2
H, s). 融点:118-120℃。
【0328】実施例18 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-340) (18a)7-(8-ブロモ-オクチルオキシ)-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
200mg、炭酸カリウム88.9mgおよび1,8-ジブロモ
オクタン0.235mlを用いて実施例(11i)と同様にして
反応を行い精製して、標記化合物を淡黄色油状物質とし
て241mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.28-1.50(8H, m), 1.67-1.76(2H, m), 1.82-1.90(2H,
m), 3.40(2H, t, J=7.3Hz), 3.83(6H, s), 3.86(2H, t,
J=7.3Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 6.40(1H, s), 6.48
(2H, d, J=2.0Hz), 6.60-6.66(2H, m), 6.85 (2H, dd,
J=2.0, 7.8Hz), 6.91(1H, dd, J=2.0, 8.8Hz), 7.85(1
H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0329】(18b)1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド(例示化合物番号:) 実施例(18a)で得られた7-(8-ブロモ-オクチルオキシ)-
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド240mgおよび1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン40.1mgを用いて実施例(11j)と同
様にして反応を行い、標記化合物を白色固体として166
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.25-1.44(8H, m), 1.65-1.83(4H, m), 3.25(6H, t, J=
7.3Hz), 3.48-3.55(2H, m), 3.64(6H, t, J=7.3Hz), 3.
83(6H, s), 3.83-3.88(2H, m), 3.91(2H, q, J=7.3Hz),
6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.45(2H, d, J=2.2Hz), 6.61
(1H, t, J=2.2Hz), 6.63-6.68(1H, m), 6.83(2H, dd, J
=2.2, 8.1Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.79(1H,
s), 8.19(1H, d, J=9.5Hz). 融点:128-130℃。
【0330】実施例19 1-[6-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘキシル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ヨージド(例示
化合物番号:2-47) (19a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド 実施例(11f)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸5.00g、しゅう酸クロリド2.02ml、
N,N-ジメチルホルムアミド触媒量、参考例3で得られた
N-メチル-3,5-ジフルオロアニリン3.32gおよびトリ
エチルアミン6.46mlを用いて実施例(1f)と同様にし
て反応を行い精製して、標記化合物を黄色泡状物質とし
て3.43g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(3H, s), 3.81(6H,
s), 4.99(2H, s), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.46(1H, d,
J=2.2Hz), 6.58-6.66(2H, m), 6.89(2H, dd, J=2.2,
8.1Hz), 7.01(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.25-7.38(5H,
m), 7.91(1H, s),8.24(1H, d, J=8.8Hz)。
【0331】(19b)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド 実施例(19a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチル
アミド3.43gおよび10%パラジウム炭素700mgを用い
て実施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物を
淡黄色固体として789mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.33(3H, s), 3.81(6
H, s), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.67(2H, d, J=2.2Hz),
6.74(1H, t, J=2.2Hz), 6.81(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
7.00-7.20(3H, m), 7.95(1H, d, J=8.8Hz), 8.02(1H,
s), 10.4(1H, s)。
【0332】(19c)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-(6
-ヨードヘキシルオキシ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
メチルアミド 実施例(19b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド
189mg、炭酸カリウム83.9mgおよび1,6-ジヨード
ヘキサン0.21mlを用いて実施例(11i)と同様にして
反応を行い精製して、標記化合物を白色泡状物質として
205mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.40-1.50(4H, m), 1.70
-1.88(4H, m), 3.18(2H,t, J=7.3Hz), 3.46(3H, s), 3.
84(6H, s), 3.88(2H, t, J=6.6Hz), 6.42(1H, d, J=2.2
Hz), 6.50(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-6.66(2H, m), 6.89
(2H, dd, J=2.2,8.1Hz), 6.93(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
7.91(1H, s), 8.24(1H, d, J=8.8Hz)。
【0333】(19d)1-[6-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-メチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
ヘキシル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ヨージド 実施例(19c)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-(6-ヨードヘキシルオキシ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-メチルアミド204mgおよび1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン33.8mgを用いて実施例(11j)と同
様にして反応を行い、標記化合物を淡燈色固体として19
9mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.36-1.56(4H, m), 1.68
-1.86 (4H, m), 3.26(6H, t, J=7.3Hz), 3.45(3H, s),
3.47-3.56(2H, m), 3.64(6H, t, J=7.3Hz), 3.84(6H,
s), 3.87(2H, t, J=5.9Hz), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.
47(2H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.67(2H, m), 6.88(2H, dd,
J=2.2, 7.3Hz), 6.94(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.84(1
H, s), 8.22(1H, d, J=8.8Hz). 融点:134-136℃。
【0334】実施例20 7-メトキシ-1-[3-メトキシ-5-[2-(1-オキシピペリジン-
1-イルメチル)ベンジルオキシ]フェニル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-メチルアミド(例示化合物番号:1-561) (20a)7-メトキシ-1-[3-メトキシ-5-(2-ピペリジン-1-
イルメチルベンジルオキシ)フェニル]-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-メチルアミド 実施例(4c)で得られた1-[3-(2-ブロモメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-メチル-アミド246mgのメタノール溶
液8mlにピペリジン64mgを加え、室温で一晩攪拌し
た。反応液の溶媒を減圧濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタ
ノール=15/1)で分離精製し、標記化合物を白色泡状物
質として226mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.28-1.43(6H, m), 2.32
(4H, br), 3.46(3H, s),3.47(2H, s), 3.71(3H, s), 3.
83(3H, s), 5.33(2H, s), 6.42(1H, d, J=2.3Hz), 6.49
(1H, t, J=1.9Hz), 6.59-6.64(2H, m), 6.72(1H, t, J=
2.2Hz), 6.85-6.95(3H, m), 7.25-7.29(3H, m), 7.43-
7.45(1H, m), 7.92(1H, s), 8.24(1H, d,J=9.0Hz)。
【0335】(20b)7-メトキシ-1-[3-メトキシ-5-[2-(1
-オキシピペリジン-1-イルメチル)ベンジロキシ]フェニ
ル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチル-アミド 実施例(20a)で得られた7-メトキシ-1-[3-メトキシ-5-
(2-ピペリジン-1-イルメチル)ベンジルオキシ)-フェニ
ル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチル-アミド164mg
の塩化メチレン溶液8mlに-30℃で67%m-クロロ過安
息香酸71.0mgを加え、室温で1時間攪拌した。反応液
に15%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を水、飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタ
ノール=5/1)で分離精製し、標記化合物を白色泡状物
質として165mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.12-1.51(4H, m), 1.
85-2.02(2H, m), 2.70-2.85(2H, br), 3.14-3.26(2H,
m), 3.33(3H, s), 3.64(3H, s), 3.80(3H, s), 4.39(2
H, s), 5.76(1H, d, J=8.8Hz), 5.92(1H, d, J=8.4Hz),
6.35(1H, d, J=2.2Hz), 6.63(1H, s), 6.92(1H, t, J=
2.1Hz), 6.98-7.09(3H, m), 7.15(2H, dd, J=2.0, 8.6H
z), 7.30-7.40(2H, m), 7.46-7.48(2H, m), 8.02(1H,
d, J=9.0Hz),8.07(1H, s)。
【0336】実施例21 1-[7-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシフェノキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:1-173) (21a)1-[3-(7-ブロモヘプチルオキシ)-5-メトキシフェ
ニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド 実施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド109mg、55%水素化ナトリウム19.8mgおよび
1,7-ジブロモへプタン475mgを用いて実施例(7a)と
同様に反応を行い、標記化合物を薄黄色泡状物質として
121mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.38-1.58(6H, m), 1.78-1.93(4H, m), 3.42(2H, t, J=
6.8Hz), 3.73(3H, s), 3.83(3H, s), 3.91-3.97(4H,
m), 6.42(1H, d, J=2.4Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.
59-6.63(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.0Hz), 6.92(1
H, dd, J=2.3, 9.0Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0337】(21b)1-[7-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-
4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシフェノキシ]ヘプチル]
-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロ
ミド 実施例(21a)で得られた1-[3-(7-ブロモヘプチルオキ
シ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド118mgおよび1,4-ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタン24.2mgを用いて実施例(7
b)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質と
して109mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=6.9H
z), 1.30-1.51(6H, m), 1.63-1.78(4H, m), 3.01(6H,
t, J=7.2Hz), 3.14-3.19(2H, m), 3.25(6H, t, J=6.9H
z), 3.69(3H, s), 3.81(3H, s), 3.81-3.85(2H, m), 4.
02(2H, t, J=7.2Hz),6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.64(1H,
t, J=1.3Hz), 6.65(1H, s), 6.71(1H, t, J=2.1Hz), 7.
01(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.03-7.10(1H, m), 7.11(2
H, dd, J=2.0,8.2Hz), 8.01(1H, d, J=8.9Hz), 8.08(1
H, s)。
【0338】実施例22 [2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イル]-
5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]ジメチルスルホ
ニウム ブロミド(例示化合物番号:1-608) 実施例(1h)で得られた1-[3-(2-ブロモメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド127mgおよびジメチル
スルフィド120mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を
行い、標記化合物を白色固体として93.0mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 2.87(6H, s), 3.70(3H, s), 3.82-3.87(2H, m), 3.
84(3H, s), 4.79(2H, s), 5.28(2H, s), 6.42(1H,d, J=
2.3Hz), 6.73(1H, s), 6.84(1H, s), 6.91(1H, t, J=2.
0Hz), 7.01-7.10(2H, m), 7.11(2H, dd, J=2.1, 8.6H
z), 7.50-7.57(3H, m), 7.66-7.68(1H, m), 8.02(1H,
d, J=9.0Hz), 8.10(1H, s). 融点:144℃〜。
【0339】実施例23 1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]テトラヒド
ロチオフェニウム ブロミド(例示化合物番号:1-595) 実施例(1h)で得られた1-[3-(2-ブロモメチルベンジル
オキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド104mgおよびテトラヒ
ドロチオフェン44.2mgを用いて実施例(1i)と同様に
反応を行い、標記化合物を白色固体として57.2mg得
た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 2.07-2.16(2H, m), 2.25-2.32(2H, m), 3.23-3.42
(4H, m), 3.71(3H, s), 3.82-3.85(2H, m), 3.84(3H,
s), 4.67(2H, s), 5.30(2H, s), 6.42(1H, d, J=2.2H
z), 6.73(1H, s), 6.86-6.92(2H, m), 6.98-7.12(4H,
m), 7.50-7.55(3H, m), 7.62-7.67(1H, m), 8.02(1H,
d, J=8.9Hz), 8.10(1H, s). 融点:83℃〜。
【0340】実施例24 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルスルファニル]へプチル]-4-
アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-297) (24a)ジメチルチオカルバミン酸 O-[3-[N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-キノリン-
7-イル]エステル 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
591mgのN,N-ジメチルホルムアミド溶液10mlに氷冷
下水素化ナトリウム64.4mgを加え10分攪拌後、N,N-
ジメチルチオカルバモイルクロライド228mgを加え、
室温で一晩攪拌した。反応液に希塩酸を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=3/1)で分離精製し、標
記化合物を白色固体として488mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
3.31(3H, s), 3.41(3H,s), 3.83(6H, s), 3.93(2H, q,
J=7.3Hz), 6.51-6.73(4H, m), 6.81-6.93(3H, m), 7.07
(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.97(1H, s), 8.32(1H, d, J
=8.8Hz)。
【0341】(24b)ジメチルチオカルバミン酸 S-[3-
[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]
-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロ-キノリン-7-イル]エステル 実施例(24a)で得られたジメチルチオカルバミン酸 O
-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモ
イル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロ-キノリン-7-イル]エステル395mgのフェニルエ
ーテル溶液3mlを200℃で3時間攪拌した。反応液をそ
のままシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒:酢酸エチル/ヘキサン=3/1)で分離精製し、標記
化合物を燈色泡状物質として318mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
2.99(3H, bs), 3.04(3H,bs), 3.84(6H, s), 3.93(2H,
q, J=7.3Hz), 6.51(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1H,t, J=2.
2Hz), 6.62-6.68(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1H
z), 7.25(1H, d, J=2.5Hz), 7.42(1H, dd, J=1.5, 8.8H
z), 7.95(1H, s), 8.27(1H, d, J=8.1Hz)。
【0342】(24c)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-メ
ルカプト-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(24b)で得られたジメチルチオカルバミン酸 S
-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモ
イル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロ-キノリン-7-イル]エステル105mgのエタノール
溶液5mlに水酸化ナトリウム30mgおよび水2mlを加
えて室温で3時間攪拌した。反応液に希塩酸を加え、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
濃縮した。固体化した残渣を酢酸エチルから再結晶して
精製し、標記化合物を淡黄色針状物質として53.3mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.84(6H, s), 3.92(2H,q, J=7.3Hz), 6.45(2H, d, J=2.
2Hz), 6.60-6.88(5H, m), 7.15(1H, dd, J=1.5,8.8Hz),
7.86(1H, s), 8.13(1H, d, J=8.8Hz)。
【0343】(24d)7-(7‐ブロモヘプチルスルファニ
ル)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド 実施例(24c)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-メルカプト-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
33.3mg、炭酸カリウム13.9mgおよび1,7‐ジブロ
モヘプタン0.034mlを用いて実施例(11i)と同様にし
て反応を行い精製して、標記化合物を透明油状物質とし
て26.3mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.24-1.46(6H, m), 1.56-1.88(4H, m), 2.83(2H, t, J=
7.3Hz), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.84(6H, s), 3.93(2
H, q, J=7.3Hz), 6.47(2H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.67(2
H, m), 6.81(1H, d,J=1.5Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.
1Hz), 7.17(1H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.87(1H, s), 8.1
6(1H, d, J=8.8Hz)。
【0344】(24e)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルスルフ
ァニル]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクタン ブロミド 実施例(24d)で得られた7-(7‐ブロモ-ヘプチルスルフ
ァニル)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド26.3mgおよび1,4-ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクタン4.38mgを用いて実施例(1
1j)と同様にして反応を行い、標記化合物を白色固体と
して18.7mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.33(6H, bs), 1.55-1.80(4H, m), 2.85(2H, t, J=7.3H
z), 3.25(6H, t, J=7.3Hz), 3.50-3.57(2H, m),3.64(6
H, t, J=7.3Hz), 3.84(6H, s), 3.91(2H, q, J=7.3Hz),
6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.62-6.70(2H, m), 6.80-6.86
(3H, m), 7.20(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.81(1H, s),
8.16(1H, d, J=8.8Hz). 融点:122-124℃。
【0345】実施例25 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]ピリジニ
ウム ブロミド(例示化合物番号:2-123) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド297mgおよびピリジン1mlを用いて
実施例17と同様にして反応を行い、標記化合物を白色固
体として241mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, bs), 1.63-1.75(2H, m), 1.98-2.10(2H, m),
3.83(6H, s), 3.78-3.86(2H, m), 3.92(2H, q, J=7.3H
z), 4.99(2H, t, J=7.3Hz), 6.37(1H, d, J=2.2Hz), 6.
44(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1H, t, J=2.2Hz), 6.63-6.6
7(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd,
J=2.2, 8.8Hz), 7.79(1H, s), 8.11(2H, t, J=7.3Hz),
8.17(1H, d, J=8.8Hz), 8.48(1H, t, J=8.1Hz), 9.48
(2H, d, J=5.9Hz). 融点: 98‐101℃。
【0346】実施例26 [7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]トリエチル
アンモニウム ブロミド(例示化合物番号:2-121) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド144mgおよびトリエチルアミン2mlを
用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合
物を淡燈色固体として99.5mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.4Hz),
1.38(9H, t, J=7.4Hz),1.41(4H, m), 1.74(6H, bs), 3.
31(2H, m), 3.49(6H, q, J=7.4Hz), 3.84(6H, s), 3.83
-3.88(2H, m), 3.92(2H, q, J=7.2Hz), 6.38(1H, d, J=
2.3Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.66(2H, m), 6.
84(2H, dd, J=2.3, 8.0Hz), 6.90(1H, dd, J=2.3, 8.8H
z), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J=9.2Hz). 融点:88‐90℃。
【0347】実施例27 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-140) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド157mgおよびキヌクリジン27.3mgを用
いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物
を白色固体として169mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, bs), 1.68(4H,m), 2.05(6H, m), 2.23(1H,
m), 3.49(2H, m), 3.69(6H, t, J=7.3Hz), 3.84(6H,
s), 3.82-3.87(2H, m), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 6.38(1
H, d, J=2.3Hz), 6.46(2H, d, J=2.0Hz), 6.60-6.67(2
H, m), 6.84(2H, dd, J=1.8, 7.3Hz), 6.90(1H, dd, J=
2.0, 8.8Hz), 7.82(1H, bs), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:122‐125℃。
【0348】実施例28 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-3-ヒドロ
キシ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-144) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド163mgおよび3-キヌクリジノール31.4m
gを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記
化合物を白色固体として178mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.4Hz),
1.37(6H, m), 1.59-1.85(6H, m), 2.00(2H, bs), 2.34
(1H, s), 2.46(1H, t, J=11.0Hz), 3.26-3.69(6H,m),
3.82(6H, s), 3.86(2H, t, J=6.3Hz), 3.91(2H, q, J=
7.0Hz), 4.00(1H, t, J=8.9Hz), 4.39(1H, s), 5.18(1
H, d, J=17.9Hz), 6.38(1H, d, J=2.4Hz), 6.45(1H, d,
J=1.3Hz), 6.61(1H, t, J=2.1Hz), 6.64(1H, dt, J=2.
1, 8.7Hz), 6.83(2H, dd, J=2.4, 8.2Hz), 6.93(1H, d
d, J=2.1, 9.2Hz), 7.80(1H, s), 8.19(1H, d, J=9.2H
z). 融点:117‐120℃。
【0349】実施例29 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-3-ヒドロ
キシピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-124) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド160mgおよび3-ヒドロキシピリジン23.
1mgを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標
記化合物を淡黄色固体として113mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.6Hz),
1.38(6H, bs), 1.70(2H,t, J=6.6Hz), 2.01(2H, t, J=
6.6Hz), 2.68(1H, s), 3.83(6H, s), 3.81-3.88(2H,
m), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.61(2H, t, J=7.2Hz), 6.
38(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2H, d, J=2.1Hz), 6.62(1H,
t, J=2.1Hz), 6.65(1H, dt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H,
dd, J=2.2, 8.0Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.
75(1H dd, J=5.9, 8.8Hz), 7.80(1H, s), 8.03(1H, dd,
J=2.0, 8.7Hz), 8.18(1H, d, J=8.7Hz), 8.29(1H, d,
J=6.0Hz), 9.01(1H, s). 融点:87‐90℃。
【0350】実施例30 3-カルバモイル-1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へ
プチル]ピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-74
1) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド151mgおよびニコチンアミド28.1mgを
用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合
物を白色固体として27.0mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.39(6H, bs), 1.68(2H,s), 2.10(2H, s), 3.82(6H,
s), 3.80-3.87(2H, m), 3.91(2H, q, J=7.3Hz), 4.88(2
H, t, J=7.3Hz), 6.36(1H, d, J=2.2Hz), 6.41-6.47(2
H, m), 6.60 (1H, t, J=2.2Hz), 6.64(1H, dt, J=2.2,
8.8Hz), 6.82(2H, dd, J=2.2, 7.3Hz), 6.90(1H, dd, J
=2.2, 8.8Hz), 7.76(1H, s), 8.12(1H, d, J=8.0Hz),
8.14(1H, t, J=9.5Hz), 9.08-9.15(3H, m). 融点:102‐104℃。
【0351】実施例31 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]テトラヒ
ドロチオフェニウム ブロミド(例示化合物番号:2-74
0) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド148mgおよびテトラヒドロチオフェン1
mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標
記化合物を白色固体として24.0mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(4H, bs), 1.51(2H,quintet, J=7.3Hz), 1.66-1.85
(4H, m), 2.45(4H, quintet, J=3.7Hz), 3.52-3.63(4H,
m), 3.83(6H, s), 3.81-3.87(2H, m), 3.88(4H, m),
6.38(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.62(1
H, t, J=2.2Hz), 6.64(1H, dt, J=2.2, 8.8Hz), 6.84(2
H, dd, J=2.2, 7.3Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J=9.5Hz)。
【0352】実施例32 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-3-オキソ
-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例
示化合物番号:2-143) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド150mgおよび3-キヌクリジノン塩酸塩20
0mgに水酸化ナトリウム水溶液を加えて中和してエーテ
ルで抽出、乾燥したものを用いて実施例(11j)と同様に
して反応を行い、標記化合物を白色固体として147mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, s), 1.63-1.85(4H, m), 2.30(2H, bs), 2.44
(2H, bs), 2.80(1H, t, J=2.9Hz), 3.73-3.80(2H,m),
3.83(6H, s), 3.83-3.87(2H, m), 3.91(2H, q, J=7.3H
z), 3.95-4.01(4H,m), 4.54(2H, s), 6.39(1H, d, J=2.
2Hz), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1H, t,J=2.2Hz),
6.65(1H, dt, J=2.2, 8.8Hz), 6.82(2H, dd, J=2.2, 8.
0Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.77(1H, s), 8.1
8(1H, d, J=8.8Hz). 融点:128-130℃。
【0353】実施例33 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-3-メトキ
シカルボニルピリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-742) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド151mgおよびニコチン酸メチルエステル
31.4mgを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行
い、標記化合物を黄色固体として41.0mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(4H, s), 1.70(2H,bs), 2.08(2H, bs), 2.66(2H,
s), 3.83(6H, s), 3.81-3.88(2H, m), 3.92(2H,q, J=6.
6Hz), 4.05(3H, s), 5.07(2H, t, J=8.1Hz), 6.37(1H,
d, J=2.2Hz), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.67(2H,
m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=2.
2, 9.5Hz), 7.79(1H, s), 8.18(1H, d, J=8.8Hz), 8.37
(1H, t, J=6.6Hz), 8.93(1H, d, J=8.1Hz), 9.33-9.45
(2H, m)。
【0354】実施例34 4-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-4-メチル
モルホリン-4-イウム ブロミド(例示化合物番号:2-13
7) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド208mgおよびN-メチルモルホリン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を淡燈色固体として191mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.41(6H, s), 1.65-1.82(4H, m), 3.54(3H, s), 3.56-
3.65(2H, m), 3.84(6H, s), 3.78-3.87(6H, m), 3.92(2
H, q, J=7.3Hz), 3.96-4.09(4H, m), 6.39(1H, d, J=2.
2Hz), 6.45(2H, d,J=2.2Hz), 6.60-6.67(2H, m), 6.83
(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8H
z), 7.80(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:113-115℃。
【0355】実施例35 [7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-(2-ジメチ
ルアミノ-エチル)-ジメチルアンモニウム ブロミド(例
示化合物番号:2-737) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド182mgおよびN,N,N',N'-テトラメチ
ルエチレンジアミン1mlを用いて実施例(11j)と同様
にして反応を行い、標記化合物を白色固体として176mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, bs), 1.71(4H,bs), 2.27(6H, s), 2.73(2H,
t, J=5.1Hz), 3.38(6H, s), 3.56-3.64(2H, m),3.73(2
H, t, J=4.4Hz), 3.83(6H, s), 3.81-3.88(2H, m), 3.9
2(2H, q, J=7.3Hz), 6.38(1H, d, J=2.2Hz), 6.45(2H,
s), 6.59-6.67(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.91(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.82(1H, s), 8.19(1H,
d, J=9.5Hz). 融点:58-60℃。
【0356】実施例36 [7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-(2-ヒドロ
キシエチル)-ジメチルアンモニウム ブロミド(例示化
合物番号:2-122) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド196mgおよびN,N-ジメチルエタノール
アミン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を
行い、標記化合物を淡黄色固体として128mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, bs), 1.71(4H,bs), 3.30(6H, s), 3.48-3.55
(2H, m), 3.64-3.69(2H, m), 3.82(6H, s), 3.87(2H,
t, J=6.6Hz), 3.91 (2H, q, J=7.3Hz), 4.07(2H, bs),
6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1
H, t, J=2.2Hz), 6.65(1H, dt, J=2.2, 8.8Hz), 6.84(2
H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.95(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
7.80(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz)。
【0357】実施例37 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-1-メチル
ピぺリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-873) 実施例(201a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド175mgおよびN-メチルピペリジン191
mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化合
物を薄黄色固体として170mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(6H, t, J=7.5H
z), 1.08(3H, t, J=7.2Hz), 1.23-1.37(8H, m), 1.49-
1.78(14H, m), 2.97(3H, s), 3.24-3.31(6H, m), 3.82
(2H, q, J=7.1Hz), 3.89(2H, t, J=6.3Hz), 3.98(4H,
t, J=6.3Hz), 6.36(1H,d, J=2.1Hz), 6.61(2H, s), 6.7
1(1H, t, J=2.1Hz), 6.99(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.0
3-7.09(1H, m), 7.11(2H, dd, J=2.2, 8.7Hz), 8.00(1
H, d, J=9.0Hz),8.08(1H, s). 融点:〜111℃。
【0358】実施例38 3-クロロ-1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-
1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-744) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド157mgおよび3-クロロキヌクリジン44.
4mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、
標記化合物を白色固体として164mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, bs), 1.70(4H,bs), 1.99-2.13(1H, m), 2.16-
2.34(2H, m), 2.44(2H, bs), 3.29-3.56(4H, m), 3.62-
3.78(2H, m), 3.83(6H, s), 3.81-3.88(2H, m), 3.92(2
H, q, J=7.3Hz),4.18(1H, bs), 4.63-4.70(1H, m), 4.8
5-4.96(1H, m), 6.38(1H, d, J=2.2Hz),6.45(2H, d, J=
1.5Hz), 6.62(1H, t, J=2.2Hz), 6.64(1H, dt, J=2.2,
8.8Hz),6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.81(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:119-122℃。
【0359】実施例39 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-3-(R)-
ヒドロキシ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-144) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド153mgおよび(R)-3-キヌクリジノール3
2.6mgを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、
標記化合物を白色固体として138mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.4Hz),
1.37(6H, m), 1.59-1.85(6H, m), 2.00(2H, bs), 2.34
(1H, s), 2.46(1H, t, J=11.0Hz), 3.26-3.69(6H,m),
3.82(6H, s), 3.86(2H, t, J=6.3Hz), 3.91(2H, q, J=
7.0Hz), 4.00(1H, t, J=8.9Hz), 4.38(1H, s), 6.38(1
H, d, J=2.4Hz), 6.45(1H, d, J=1.3Hz), 6.61(1H, t,
J=2.1Hz), 6.64(1H, dt, J=2.1, 8.7Hz), 6.83(2H, dd,
J=2.4, 8.2Hz), 6.93(1H, dd, J=2.1, 9.2Hz), 7.80(1
H, s), 8.19(1H, d, J=9.2Hz). 融点:117-120℃。
【0360】実施例40 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]キノリニ
ウム ブロミド(例示化合物番号:2-738) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド146mgおよびキノリン28.7mgを用いて
実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物を緑
色固体として24.0mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.39(4H, s), 1.52(2H,s), 1.65-1.82(2H, m), 2.03-2.
13(2H, m), 3.82(6H, s), 3.79 -3.86(2H, m),3.91(2H,
q, J=7.3Hz), 5.37(2H, t, J=8.1Hz), 6.35(1H, d, J=
2.2Hz), 6.43(2H, d, J=2.2Hz), 6.60 (1H, t, J=2.2H
z), 6.63(1H, dt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.
2, 8.1Hz), 6.86(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.81(1H,
s), 7.95(1H,t, J=7.3Hz), 8.10-8.21(3H, m), 8.29(2
H, t, J=8.1Hz), 8.97(1H, d, J=8.1Hz), 10.5(1H, d,
J=5.9Hz)。
【0361】実施例41 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-872) 実施例(201a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド150mgおよびキヌクリジン25.2mgを
用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化合物を
白色固体として142mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(6H, t, J=7.4H
z), 1.08(3H, t, J=7.1Hz), 1.21-1.36(8H, m), 1.56-
1.78(8H, m), 1.81-1.86(6H, m), 2.03-2.07(1H, m),
3.03-3.07(2H, m), 3.30-3.37(6H, m), 3.82(2H, q, J=
7.1Hz), 3.89(2H, t,J=6.3Hz), 3.98(4H, t, J=6.4Hz),
6.36(1H, d, J=2.3Hz), 6.61(2H, s), 6.71(1H, t, J=
2.1Hz), 6.99(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.04-7.09(1H,
m), 7.11(2H,dd, J=2.2, 8.6Hz), 8.00(1H, d, J=8.9
z), 8.08(1H, s). 融点:〜120℃。
【0362】実施例42 3-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ブチル]-1-メチルピ
リジニウム メタンスルホナート(例示化合物番号:2-3
5) (42a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-7-(4-
(ピリジン-3-イル)ブトキシ)-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
205mg、炭酸カリウム295mgおよび参考例15で得られた3-
(4-ブロモブチル)ピリジン臭化水素酸塩378mgを用いて
実施例(1h)と同様に反応を行い、標記化合物を黄色油
状物質として209mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.72-1.80(4H, m), 2.60-2.68(2H, m), 3.83(6H, s),
3.88(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 6.38(1
H, d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d, J=2.2Hz), 6.59-6.66(2
H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.20(1H, dd, J=4.4, 6.6Hz),7.48(1H,
d, J=7.3Hz), 7.84(1H, d, J=1.5Hz), 8.20(1H, d, J=
8.8Hz), 8.43(2H, d, J=2.9Hz)。
【0363】(42b)3-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
ブチル]-1-メチルピリジニウム メタンスルホナート 実施例(42a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
4-オキソ-7-(4-(ピリジン-3-イル)-ブトキシ)-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド209mg、メタンスルホン酸メチ
ル113mgを用いて実施例(3b)と同様に反応を行い、標記
化合物を淡黄色固体として188mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm:1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.75-1.90(4H, m), 2.69(3H, s), 2.91(2H, t, J=7.3H
z), 3.83(6H, s), 3.86-3.96(4H, m), 4.54(3H, s), 6.
37(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.6
6(2H, m), 6.83(2H,dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1H, dd,
J=2.2, 8.8Hz), 7.80(1H, s), 7.90(1H, dd, J=1.5, 6.
6Hz), 8.14-8.21(2H, m), 8.91(1H, d, J=6.6Hz), 9.07
(1H, s). 融点:80-81℃。
【0364】実施例43 4-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ブチル]-1-メチルピ
リジニウム メタンスルホナート(例示化合物番号:2-3
4) (43a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-7-(4-
(ピリジン-4-イル)-ブトキシ)-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
199mg、炭酸カリウム286mgおよび参考例14で得られた4-
(4-ブロモブチル)ピリジン臭化水素酸塩367mgを用いて
実施例(1h)と同様に反応を行い、標記化合物を黄色油
状物質として204mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.73-1.80(4H, m), 2.60-2.68(2H, m), 3.83(6H, s),
3.88(2H, t, J=5.9Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 6.38(1
H, d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d, J=2.2Hz), 6.59-6.66(2
H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.09(2H, d, J=5.9Hz), 7.84(1H, s), 8.
21(1H, d, J=8.8Hz), 8.48(2H, dd, J=1.5, 4.4Hz)。
【0365】(43b)4-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
ブチル]-1-メチルピリジニウム メタンスルホナート 実施例(42a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
4-オキソ-7-(4-(ピリジン-4-イル)ブトキシ)-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド204mg、メタンスルホン酸メチル1
10mgを用いて実施例(3b)と同様に反応を行い、標記化
合物を淡黄色固体として131mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.75-1.92(4H, m), 2.71(3H, s), 2.91(2H, t, J=7.3H
z), 3.83(6H, s), 3.88(2H, t, J=5.9Hz), 3.92(2H, q,
J=7.3Hz), 4.51(3H, s), 6.37(1H, d, J=2.2Hz), 6.45
(2H, d, J=2.2Hz),6.59-6.66(2H, m), 6.83(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.89(1H, dd, J=2.2, 9.6Hz), 7.81(3H,
t, J=2.8Hz), 8.19(1H, d, J=8.8Hz), 9.03(2H, d, J=
6.6Hz). 融点:95-98℃。
【0366】実施例44 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-754) (44a)3-(4-ベンジルオキシ-2-メトキシフェニル)-3-オ
キソプロピオン酸 メチルエステル 実施例(11b)で得られた1-(4-ベンジルイキシ-2-メトキ
シフェニル)エタノン149g、55%水素化ナトリウム41g
および炭酸ジメチル800mlを用いて実施例(11c)と同
様に反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として183g
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.71(3H, s), 3.85(3H,
s), 3.93(2H, s), 5.12(2H, s), 6.52(1H, d, J=2.2H
z), 6.63(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.33-7.45(5H,m),
7.94(1H, d, J=8.8Hz)。
【0367】(44b)2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキシベ
ンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチルエス
テル 実施例(44a)で得られた3-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シフェニル)-3-オキソプロピオン酸 メチルエステル3
0.5gおよびN,N‐ジメチルホルムアミド ジメチルア
セタール19.3mlを用いて実施例(11d)と同様にして
反応を行い、標記化合物を黄色油状物質として29.3g
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.00(6H, br), 3.49(3H,
s), 3.76(3H, s), 5.09(2H, s), 6.49(1H, d, J=2.2H
z), 6.58(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.31-7.45(5H,m),
7.63(2H, s)。
【0368】(44c)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 メチルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル2.50gおよび参考例6で得られた3,5-ジエト
キシアニリン一塩酸塩2.21g、炭酸カリウム2.81gを
用いて実施例(11e)と同様にして反応を行い、標記化合
物を淡黄色固体として2.43g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=7.3Hz),
3.91(3H, s), 3.96-4.06(4H, m), 5.01(2H, s), 6.45(2
H, d, J=2.2Hz), 6.50(1H, d, J=2.2Hz), 6.62(1H, t,
J=2.2Hz), 7.06(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.27-7.38(5
H, m), 8.45(1H, d, J=9.5Hz), 8.46(1H, s)。
【0369】(44d)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 実施例(44c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 メチルエステル2.42gと水酸化ナトリ
ウム613mgを用いて実施例(1e)と同様にして反応を行
い、標記化合物を白色固体として2.24g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.45(6H, t, J=7.3Hz),
3.96-4.06(4H, m), 5.04(2H, s), 6.43(2H, d, J=2.2H
z), 6.61(1H, d, J=2.2Hz), 6.65(1H, t, J=2.2Hz), 7.
19(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.26-7.36(5H, m), 8.45(1
H, d, J=8.8Hz), 8.70(1H, s)。
【0370】(44e)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-ア
ミド 実施例(44d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸2.24g、しゅう酸クロリド0.848mlお
よびN,N-ジメチルホルムアミド触媒量およびN-エチル-
3,5-ジフルオロアニリン1.53gおよびトリエチルアミ
ン2.72mlを用いて実施例(1f)と同様にして反応を行
い、標記化合物を黄色泡状物質として1.34g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.44(6H, t, J=7.3Hz),3.92(2H, q, J=7.3Hz), 3.95-4.
05(4H, m), 4.97(2H, s), 6.38(2H, d, J=2.2Hz), 6.46
(1H, d, J=2.2Hz), 6.60(1H, t, J=2.2Hz), 6.62(1H, t
t, J=2.2, 8.8Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.98
(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.26-7.37(5H,m), 7.84(1H,
s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0371】(44f)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(44e)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
-アミド1.34gおよび10%パラジウム炭素130mgを用い
て実施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物を
黄色固体として1.14g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(6H, t, J=7.3Hz),3.89(2H, q, J=7.3Hz), 3.97(4
H, q, J=7.3Hz), 6.38(2H, d, J=2.2Hz), 6.47(1H, d,
J=1.5Hz), 6.52-6.65(2H, m), 6.81(2H, dd, J=2.2, 7.
3Hz), 6.88(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.79(1H, s), 7.9
9(1H, d, J=8.8Hz)。
【0372】(44g)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチル-アミド 実施例(44f)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド570mg、炭酸カリウム232mgおよび1,7-ジブロモヘプ
タン0.575mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応
を行い、標記化合物を黄色油状物質として592mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.31-1.46(6H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.69-1.78
(2H, m), 1.85(2H, quintet, J=7.3Hz), 3.39(2H,t, J=
7.3Hz), 3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q, J=7.3H
z), 4.04(4H, q, J=7.3Hz), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.
44(2H, d, J=2.2Hz), 6.60(1H, t, J=2.2Hz), 6.62(1H,
dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.83 (2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.90(1H, dd,J=2.2, 8.8Hz), 7.84(1H, s), 8.20(1H,
d, J=9.5Hz)。
【0373】(44h)1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]ヘプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド104mgおよび1,4-ジアザビシクロ[2.
2.2]オクタン20.8mgを用いて実施例(11j)と同様にし
て反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として97.9mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, br), 1.43(6H,t, J=7.3Hz), 1.64-1.80(4H,
m), 3.24(6H, t, J=7.3Hz), 3.52-3.60(2H, m),3.65(6
H, t, J=7.3Hz), 3.85(2H, t, J=5.9Hz), 3.91(2H, q,
J=7.3Hz), 4.03(4H, q, J=6.6Hz), 6.40(1H, d, J=1.5H
z), 6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-6.66(2H, m), 6.82(2
H, dd, J=1.5, 5.9Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
7.79(1H, s), 8.19(1H, d, J=9.5Hz). 融点:114-117℃。
【0374】実施例45 1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-824) (45a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3,5-ジエトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(44f)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
570mg、炭酸カリウム232mgおよび1,8-ジブロモオクタ
ン0.62mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応を
行い、標記化合物を黄色油状物質として658mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=6.8Hz),
1.28-1.43(8H, m), 1.42(6H, t, J=6.8Hz), 1.70(2H, q
uintet, J=6.8Hz), 1.83(2H, quintet, J=6.8Hz), 3.38
(2H, t, J=6.8Hz), 3.85(2H, t, J=6.8Hz), 3.92(2H,
q, J=6.8Hz), 4.03(4H, q, J=6.8Hz), 6.40(1H, d, J=
2.9Hz), 6.43(2H, d, J=2.0Hz), 6.57-6.64(2H, m), 6.
83(2H, dd, J=2.0, 7.8Hz), 6.89(1H, dd, J=2.0, 6.8H
z), 7.83(1H,s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz)。
【0375】(45b)1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]オクチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(45a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド154mgおよび1,4-ジアザビシクロ[2.
2.2]オクタン30.1mgを用いて実施例(11j)と同様にし
て反応を行い、標記化合物を白色固体として151mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.6Hz),
1.24-1.42(8H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.64-1.76
(4H, m), 3.25(6H, t, J=7.3Hz), 3.50-3.56(2H,m), 3.
65(6H, t, J=7.3Hz), 3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.91(2H,
q, J=6.6Hz), 4.03(4H, q, J=7.3Hz), 6.40(1H, d, J=
2.9Hz), 6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H,t, J=2.2Hz),
6.60-6.66(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.9
1(1H, dd,J=2.2, 8.8Hz), 7.80(1H, s), 8.20(1H, d, J
=8.8Hz). 融点:114-116℃。
【0376】実施例46 1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-823) 実施例(45a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド156mgおよびキヌクリジン30.7mgを用
いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物
を淡黄色固体として114mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.23-1.43(8H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.65-1.76
(4H, m), 2.05(6H, br), 2.17-2.23(1H, m), 3.40-3.47
(2H, m), 3.70(6H, t, J=7.3Hz), 3.85(2H, t, J=6.6H
z), 3.91(2H, q, J=7.3Hz), 4.03(4H, q, J=7.3Hz), 6.
39-6.44(3H, m), 6.60(1H, t, J=2.2Hz), 6.60-6.67(1
H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 7.4Hz), 6.91(1H, dd, J=
2.2, 9.5Hz),7.79(1H, s), 8.18(1H, d, J=8.8Hz). 融点:86-89℃。
【0377】実施例47 1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)ピリジニ
ウム ブロミド(例示化合物番号:2-820) 実施例(45a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド174mgおよびピリジン1mlを用いて実
施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物を淡黄
色固体として104mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.25-1.43(8H, m), 1.42(6H, t, J=7.3Hz), 1.64-1.73
(2H, m), 2.00-2.10(2H, m), 3.84(2H, t, J=5.9Hz),
3.91(2H, q, J=7.3Hz), 4.03(4H, q, J=7.3Hz), 5.00(2
H, t, J=7.3Hz), 6.40(3H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t,
J=2.2Hz), 6.60-6.68(1H, m), 6.83(2H, dd,J=2.2, 8.1
Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.77(1H, s), 8.11
-8.21(3H, m), 8.52(1H, t, J=8.1Hz), 9.57(2H, d, J=
5.9Hz). 融点:83-85℃。
【0378】実施例48 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)ピリジニ
ウム ブロミド(例示化合物番号:2-750) 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド203mgおよびピリジン1mlを用いて実
施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物を淡燈
色固体として138mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.34-1.44(6H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.62-1.72
(2H, m), 1.99-2.10(2H, m), 3.84(2H, t, J=6.6Hz),
3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.03(4H, q, J=7.3Hz), 4.99(2
H, t, J=7.3Hz), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.41(2H, d,
J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.60-6.66(1H, m),
6.83(2H, dd, J=2.2, 5.9Hz), 6.89(1H, dd, J=2.2, 8.
8Hz), 7.80(1H, s), 8.09(2H, t, J=7.3Hz), 8.17(1H,
d, J=9.5Hz), 8.45(1H, t, J=7.4Hz),9.43(2H, d, J=5.
1Hz). 融点:94-97℃。
【0379】実施例49 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-753) 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド202mgおよびキヌクリジン44.0mgを用
いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物
を白色固体として212mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.38(6H, bs), 1.43(6H,t, J=7.1Hz), 1.65-1.85(4H,
m), 2.05(6H, bs), 2.20-2.25(1H, m), 3.45-3.55(2H,
m), 3.70(6H, t, J=8.0Hz), 3.85(2H, t, J=6.2Hz), 3.
92(2H, q, J=7.1Hz), 4.03(4H, q, J=7.1Hz), 6.40(1H,
d, J=2.1Hz), 6.42(2H, d, J=2.1Hz), 6.60(1H, t, J=
2.1Hz), 6.60-6.66(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.1, 7.9H
z), 6.90(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.81(1H, s), 8.19
(1H, d, J=9.0Hz). 融点:112-115℃。
【0380】実施例50 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1-メチル
ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-739) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド150mgおよび1-メチルピペリジン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を淡黄色固体として150mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.2Hz),
1.41(6H, bs), 1.65-2.00(10H, m), 3.32(3H, s), 3.60
-3.80(6H, m), 3.84(6H, s), 3.80-3.90(2H, m),3.92(2
H, q, J=7.1Hz), 6.38(1H, d, J=2.1Hz), 6.46(2H, d,
J=2.1Hz), 6.60-6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.
0Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 9.1Hz), 7.83(1H, s), 8.2
0(1H, d, J=8.9Hz). 融点:107-110℃。
【0381】実施例51 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1-メチル
ピロリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-136) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド152mgおよび1-メチルピロリジン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を白色固体として150mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.2Hz),
1.41(6H, bs), 1.65-1.85(4H, m), 2.20-2.38(4H, m),
3.27(3H, s), 3.63-3.75(2H, m), 3.84(6H, s),3.76-3.
88(6H, m), 3.92(2H, q, J=7.1Hz), 6.39(1H, d, J=2.2
Hz), 6.46(2H, d, J=2.1Hz), 6.62(1H, t, J=2.2Hz),
6.62-6.66(1H, m), 6.84(2H, dd, J=2.1,7.8Hz), 6.91
(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.27(1H, s), 8.20(1H, d, J
=9.0Hz). 融点:101-104℃。
【0382】実施例52 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-4-フェニ
ルピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-745) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド149mgおよび4-フェニルピリジン45.7m
gを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記
化合物を白色固体として101mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.2Hz),
1.39(6H, bs), 1.65-1.75(2H, m), 2.00-2.13(2H, m),
3.83(6H, s), 3.78-3.88(2H, m), 3.92(2H, q, J=7.2H
z), 4.96(2H, t, J=7.2Hz), 6.37(1H, d, J=2.0Hz), 6.
44(2H, d, J=2.0Hz), 6.60-6.66(2H, m), 6.83(2H, dd,
J=2.0, 7.9Hz), 6.89(1H, dd, J=2.0, 8.2Hz), 7.55-
7.65(3H, m), 7.75-7.85(3H, m), 8.15-8.25(3H, m),
9.48(2H, d, J=6.2Hz). 融点:112-115℃。
【0383】実施例53 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-3-フェニ
ルピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-746) 実施例(11i)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド150mgおよび3-フェニルピリジン0.3m
lを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記
化合物を白色固体として133mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.2Hz),
1.35-1.47(6H, m), 1.68(2H, t, J=5.6Hz), 2.00-2.12
(2H, m), 3.82(6H, s), 3.80-3.88(2H, m), 3.93(2H,
q, J=7.2Hz), 5.16(2H, t, J=7.4Hz), 6.36(1H, d, J=
2.1Hz), 6.44(2H, d,J=2.1Hz), 6.61(1H, t, J=2.1Hz),
6.61-6.66(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.1, 7.7Hz), 6.8
8(1H, dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.48-7.60(3H, m), 7.81(1
H, s), 7.86(2H, dd, J=1.5, 7.7Hz), 8.11(1H, dd, J=
6.1, 8.0Hz), 8.18(1H, d, J=9.0Hz),8.56(1H, d, J=8.
2Hz), 9.41(1H, d, J=5.9Hz), 9.66(1H, s). 融点:110-113℃。
【0384】実施例54 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へ
プチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド(例示化合物番号:2-866) (54a)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキシ-5-プロポキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 メチルエステル 実施例(104d)で得られた3-ジメチルアミノ-2-(2-メト
キシ-4-メトキシメトキシ-ベンゾイル)アクリル酸 メ
チルエステル3.83g、参考例4で得られた3-メトキシ-5
-プロポキシアニリン2.58gおよび炭酸カリウム3.27
gを用いて実施例(11e)と同様にして反応を行い、標記
化合物を淡黄色固体として5.06g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.83(2H, sextet, J=7.3Hz), 3.43(3H, s), 3.84(3H,
s), 3.92(3H, s), 3.91-3.98(2H, m), 5.14(2H, s), 6.
53-6.55(2H, m), 6.63(1H, t, J=2.2Hz), 6.68(1H, d,
J=2.2Hz), 7.13(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 8.47(1H, d,
J=8.8Hz), 8.50(1H, s)。
【0385】(54b)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキシ
-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 実施例(54a)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メト
キシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 メチルエステル5.06gおよび
水酸化ナトリウム1.42gを用いて実施例(1e)と同様に
して反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として4.20
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=6.8Hz),
1.83(2H, sextet, J=6.8Hz), 3.44(3H, s), 3.84(3H,
s), 3.93(2H, q, J=6.8Hz), 5.18(2H, s), 6.53(2H,
s), 6.66(1H, s), 6.82(1H, s), 7.24-7.29(1H, s), 8.
47(1H, d, J=8.8Hz),8.75(1H, s)。
【0386】(54c)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキシ
-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-ア
ミド 実施例(54b)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メト
キシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸4.20gの塩化メチレン溶液80m
lに、トリエチルアミン3.54mlおよびクロロ蟻酸イ
ソブチル1.98mlを加えて室温で20分間攪拌した後、
3,5-ジフルオロアニリン1.92gを加え、室温で3時間
攪拌した。反応液に希塩酸を加え、塩化メチレンで抽出
した。塩化メチレン層を飽和重曹水および飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮
した。得られた固体をジイソプロピルエーテルで洗浄し
て、標記化合物を淡黄色固体として4.81g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.83(2H, sextet, J=7.3Hz), 3.44(3H, s), 3.84(3H,
s), 3.94(2H, dt, J=3.7, 6.6Hz), 5.17(2H, s),6.50-
6.57(3H, m), 6.65(1H, t, J=2.2Hz), 6.79(1H, d, J=
2.2Hz), 7.23(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.39(2H, dd, J
=2.2, 8.8Hz), 8.48(1H, d, J=8.8Hz), 8.82(1H, s)。
【0387】(54d)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキシ
-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
(2-プロピニル)アミド 実施例(54c)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メト
キシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-アミド2.00gのN,N-ジメチルホルムアミド溶液20m
lに、0℃で55%水素化ナトリウム200mgを加えて10分間
攪拌した後、プロパルギルブロミド0.43mlを加えて
室温で3時間攪拌した。反応液にメタノールを加えてし
ばらく攪拌した後、反応液の溶媒を減圧濃縮した。残渣
に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/
ヘキサン=2/1)で分離精製し、標記化合物を黄色固体
として1.64g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.83(2H, sextet, J=7.3Hz), 2.24(1H, t, J=2.2Hz),
3.41(3H, s), 3.83(3H, s), 3.92(2H, dt, J=1.5,6.6H
z), 4.64(2H, d, J=2.2Hz), 5.12(2H, s), 6.48(2H, t,
J=1.5Hz), 6.61(1H, t, J=2.2Hz), 6.63-6.69(2H, m),
6.96(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.06 (1H,dd, J=2.2,
8.8Hz), 7.98(1H, s), 8.23(1H, d, J=9.5Hz)。
【0388】(54e)7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5-プ
ロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロ
ピニル)アミド 実施例(54d)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メト
キシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-(2-プロピニル)アミド1.27gの酢酸エチル溶液20m
lに4規定塩化水素/酢酸エチル溶液を10ml加え、室
温で5時間攪拌した。生じた白沈殿をろ取し、酢酸エチ
ルで洗浄して、標記化合物を白色固体として1.14g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.3Hz),
1.81(2H, sextet, J=7.3Hz), 2.23(1H, t, J=2.2Hz),
3.82(3H, s), 3.90(2H, t, J=6.6Hz), 4.72(2H, d, J=
2.2Hz), 6.35(1H, s), 6.40(1H, s), 6.61(1H, t, J=2.
2Hz), 6.73(1H, d,J=2.2Hz), 6.80(1H, tt, J=2.2, 8.8
Hz), 7.11(2H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 7.51 (1H, dd, J=
2.2, 9.5Hz), 7.95(1H, s), 8.17(1H, d, J=9.5Hz)。
【0389】(54f)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3-
メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-(2-プロピニル)アミド 実施例(54e)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5
-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-
プロピニル)アミド540mgと炭酸カリウム216mgおよび1,
7-ジブロモヘプタン0.534mlを用いて実施例(11i)と
同様にして反応を行い、標記化合物を透明油状物質とし
て610mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.30-1.48(6H, m), 1.69-1.89(6H, m), 2.24(1H, t, J=
2.2Hz), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.83(3H, s), 3.87(2
H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, dt, J=2.2, 6.6Hz), 4.64(2
H, d, J=1.5Hz), 6.43(1H, d, J=2.2Hz), 6.48(2H, d,
J=2.2Hz), 6.62(1H, t, J=2.2Hz), 6.66(1H, tt, J=2.
2, 8.8Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.97(2H, d
d, J=2.2, 7.3Hz), 7.94(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.5H
z)。
【0390】(54g)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-(2-プロピニル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-
5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(54f)で得られた7-(7‐ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-(2-プロピニル)アミド155mgおよび1,4-ジ
アザビシクロ[2.2.2]オクタン33.1mgを用いて実施例
(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物を淡黄色固
体として143mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.8Hz),
1.39(6H, bs), 1.67-1.78(4H, m), 1.83(2H, sextet, J
=7.8Hz), 2.26(1H, t, J=2.3Hz), 3.25(6H, t, J=7.8H
z), 3.53-3.58(2H, m), 3.65(6H, t, J=7.8Hz), 3.84(3
H, s), 3.84-3.96(4H, m), 4.63(2H, d, J=2.0Hz), 6.4
2(1H, d, J=2.9Hz), 6.45(2H, d, J=2.0Hz), 6.61-6.70
(2H, m), 6.91-6.97(3H, m), 7.89(1H, s), 8.20(1H,
d, J=9.8Hz). 融点:115-118℃。
【0391】実施例55 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へ
プチル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロ
ミド(例示化合物番号:2-777) 実施例(54f)で得られた7-(7‐ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-(2-プロピニル)アミド164mgおよびキヌク
リジン35.1mgを用いて実施例(11j)と同様にして反応
を行い、標記化合物を白色固体として161mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(6H, bs), 1.67-1.77(4H, m), 1.85(2H, sextet, J
=7.3Hz), 2.02-2.11(6H, m), 2.21-2.26(2H, m),3.46-
3.53(2H, m), 3.69(6H, t, J=8.1Hz), 3.85(3H, s), 3.
84-3.87(2H, m),3.95(2H, q, J=6.8Hz), 4.65(2H, s),
6.42(1H, d, J=2.0Hz), 6.48(2H, bs), 6.63(1H, bs),
6.68(1H, t, J=8.8Hz), 6.92(1H, dd, J=2.0, 8.8Hz),
6.96(2H,d, J=8.0Hz), 7.93(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.
8Hz). 融点:114-116℃。
【0392】実施例56 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へ
プチル]-ピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-7
75) 実施例(54f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-(2-プロピニル)アミド147mgおよびピリジ
ン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行
い、標記化合物を淡燈色固体として103mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(6H, bs), 1.66-1.74(2H, m), 1.83(2H, sextet, J
=7.3Hz), 2.00-2.10(2H, m), 2.25(1H, t, J=2.2Hz),
3.83(3H, s), 3.82-3.87(2H, m), 3.93(2H, dt, J=2.2,
6.6Hz), 4.64(2H,d, J=2.2Hz), 5.04(2H, t, J=7.3H
z), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.45(2H, d, J=2.2Hz), 6.
62(1H, t, J=2.2Hz), 6.67(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.
91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.95(2H, dd, J=2.2, 8.1H
z), 7.90(1H, s), 8.09(2H, t, J=7.3Hz), 8.19(1H, d,
J=9.5Hz), 8.47(1H, t, J=8.1Hz), 9.51(2H, d, J=5.9
Hz). 融点:91-94℃。
【0393】実施例57 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へ
プチル]-1-メチルピペリジニウム ブロミド(例示化合
物番号:2-776) 実施例(54f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-(2-プロピニル)アミド140mgおよび1-メチ
ルピペリジン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして
反応を行い、標記化合物を黄色固体として110mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.3Hz),
1.42(6H, bs), 1.66-1.94(12H, m), 2.24(1H, t, J=2.2
Hz), 3.32(3H, s), 3.62-3.76(6H, m), 3.83(3H,s), 3.
82-3.88(2H, m), 3.93(2H, dt, J=2.2, 6.6Hz), 4.64(2
H, d, J=2.2Hz),6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J
=2.2Hz), 6.62(1H, t, J=2.2Hz), 6.66(1H, tt, J=2.2,
8.8Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.95(2H, dd,
J=2.2, 7.3Hz), 7.92(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz). 融点:94-97℃。
【0394】実施例58 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-
オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド(例示化合物番号:2-835) (58a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-(3-メトキシ-5-プ
ロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロ
ピニル)アミド 実施例(54e)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5
-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-
プロピニル)アミド600mg、炭酸カリウム240mgおよび1,
8-ジブロモオクタン0.64mlを用いて実施例(11i)と
同様にして反応を行い、標記化合物を透明油状物質とし
て720mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.29-1.47(8H, m), 1.68-1.89(6H, m), 2.24(1H, t, J=
2.2Hz), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.83(3H, s), 3.87(2
H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, dt, J=1.5, 6.6Hz), 4.65(2
H, d, J=2.2Hz), 6.43(1H, d, J=2.2Hz), 6.48(2H, d,
J=2.2Hz), 6.62(1H, t, J=2.2Hz), 6.66(1H, tt, J=2.
2, 8.8Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.97(2H, d
d, J=2.2, 7.3Hz), 7.94(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.8H
z)。
【0395】(58b)1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-(2-プロピニル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-
5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]-オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(58a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-(2-プロピニル)アミド143mgおよび1,4-ジア
ザビシクロ[2.2.2]オクタン30.0mgを用いて実施例(1
1j)と同様にして反応を行い、標記化合物を白色固体と
して114mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=6.8Hz),
1.28-1.43(6H, m), 1.67-1.78(4H, m), 1.83(2H, sexte
t, J=6.8Hz), 2.25(1H, t, J=2.0Hz), 3.25(6H,t, J=6.
8Hz), 3.52-3.57(2H, m), 3.65(6H, t, J=6.8Hz), 3.72
(2H, t, J=6.8Hz), 3.84(3H, s), 3.87(2H, t, J=6.8H
z), 3.91-3.96(2H, m), 4.63(2H, d, J=1.9Hz), 6.42(1
H, d, J=2.0Hz), 6.46(2H, d, J=2.0Hz), 6.62(1H, t,
J=2.0Hz),6.67(1H, tt, J=2.0, 8.8Hz), 6.93(1H, dd,
J=2.0, 8.8Hz), 6.95(2H, dd, J=2.0, 7.8Hz), 7.90(1
H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz). 融点:115-118℃。
【0396】実施例59 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-
オクチル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-834) 実施例(58a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-(2-プロピニル)アミド126mgおよびキヌクリ
ジン26.5mgを用いて実施例(11j)と同様にして反応を
行い、標記化合物を白色固体として118mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.8Hz),
1.26-1.42(6H, m), 1.65-1.74(4H, m), 1.83(2H, sexte
t, J=6.8Hz), 2.00-2.10(6H, m), 2.23-2.27(2H,m), 3.
46-3.52(2H, m), 3.71(6H, t, J=7.8Hz), 3.76(2H, t,
J=7.8Hz), 3.84(3H, s), 3.86(2H, t, J=6.8Hz), 3.91-
3.96(2H, m), 4.64(2H, s), 6.42(1H, d,J=2.0Hz), 6.4
7(2H, s), 6.62(1H, t, J=2.0Hz), 6.67(1H, tt, J=2.
0, 8.8Hz), 6.92(1H, dd, J=2.0, 8.8Hz), 6.96(2H, d
d, J=2.0, 7.8Hz), 7.92(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8H
z). 融点:107-110℃。
【0397】実施例60 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-
オクチル]-ピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2
-832) 実施例(58a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-(2-プロピニル)アミド155mgおよびピリジン1
mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標
記化合物を淡燈色固体として108mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.25-1.44(8H, m), 1.69(2H, t, J=7.3Hz), 1.83(2H, s
extet, J=7.3Hz), 2.04(2H, quintet, J=7.3Hz),2.25(1
H, t, J=2.0Hz), 3.83(3H, s), 3.85(2H, t, J=5.9Hz),
3.92(2H, dt, J=2.2, 6.6Hz), 4.64(2H, d, J=2.2Hz),
5.03(2H, t, J=7.3Hz), 6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.45
(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1H, t, J=2.2Hz), 6.67(1H, t
t, J=2.2,8.8Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.95
(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.90(1H,s), 8.10(2H, t, J=
6.6Hz), 8.20(1H, d, J=8.8Hz), 8.47(1H, t, J=8.1H
z), 9.51(2H, d, J=6.6Hz)。
【0398】実施例61 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-
オクチル]-1-メチルピペリジニウム ブロミド(例示化
合物番号:2-833) 実施例(58a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-(2-プロピニル)アミド140mgおよび1-メチル
ピぺリジン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反
応を行い、標記化合物を黄色固体として121mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=6.8Hz),
1.29-1.46(8H, m), 1.67-1.98(12H, m), 2.24(1H, t, J
=2.0Hz), 3.33(3H, s), 3.64-3.70(4H, m), 3.71-3.79
(2H, m), 3.84(3H, s), 3.86(2H, t, J=6.8Hz), 3.91-
3.96(2H, m), 4.64(2H, s), 6.42(1H, d, J=2.0Hz), 6.
47(2H, d, J=2.0Hz), 6.62(1H, t, J=2.0Hz), 6.67(1H,
t, J=8.8Hz), 6.92(1H, dd, J=2.0, 8.8Hz), 6.96(2H,
d, J=6.8Hz), 7.92(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz). 融点:97-99℃。
【0399】実施例62 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-1-メチル
ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-867) 実施例(18a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3、5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド189mgおよび1-メチルピぺリジン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を淡黄色固体として168mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.28-1.45(8H, m), 1.65-1.95(10H, m), 3.32(3H, s),
3.62-3.77(6H, m), 3.84(6H, s), 3.81-3.87(2H,m), 3.
93(2H, q, J=7.3Hz), 6.38(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H,
d, J=2.2Hz), 6.58-6.65(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.
2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),7.83(1H, s),
8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:102-105℃。
【0400】実施例63 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-357) 実施例(18a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3、5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド187mgおよびキヌクリジン41.4mgを用
いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物
を白色固体として192mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.25-1.42(8H, m), 1.60-1.75(4H, m), 2.05(6H, bs),
2.23(1H, bs), 3.45-3.52(2H, m), 3.70(6H, t,J=8.1H
z), 3.84(6H, s), 3.81-3.87(2H, m), 3.92(2H, q, J=
7.3Hz), 6.38(1H,d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz),
6.60-6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2,8.1Hz), 6.90
(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J
=8.8Hz). 融点:116-119℃。
【0401】実施例64 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-
1-メチルピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2
-770) (64a)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキシ-5-プロポキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(54c)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メト
キシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-アミド260mg、55%水素化ナトリウム32.4mg、ブロモ
エタン0.11mlを用いて実施例(54d)と同様にして反
応を行い、標記化合物を黄色油状物質として274mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.21(3H, t, J=7.3Hz),1.83(2H, sextet, J=7.3Hz), 3.
41(3H, s), 3.82(3H, s), 3.89-3.97(4H, m), 5.11(2H,
s), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.60(1H, t, J=2.2Hz),
6.61-6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.04
(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.88(1H, s), 8.22(1H, d, J
=8.8Hz)。
【0402】(64b)7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5-プ
ロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(64a)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メト
キシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド274mgおよび4規定塩化水素/酢酸エチ
ル溶液3mlを用いて実施例(54e)と同様にして反応を
行い、標記化合物を白色固体として252mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.01(3H, t, J=7.3Hz),
1.16(3H, t, J=7.3Hz),1.79(2H, sextet, J=7.3Hz), 3.
76(3H, s), 3.84-3.93(4H, m), 6.40(2H, br),6.55(2H,
d, J=8.8Hz), 6.63(1H, t, J=8.8Hz), 6.82(2H, d, J=
5.9Hz), 7.02(1H, d, J=8.8Hz), 7.82(1H, s), 8.00(1
H, d, J=8.8Hz)。
【0403】(64c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3-
メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド 実施例(64b)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5
-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド252mgと炭酸カリウム103mg、および1,7-ジ
ブロモヘプタン0.254mlを用いて実施例(11i)と同様
にして反応を行い、標記化合物を透明油状物質として24
7mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz),1.29-1.49(6H, m), 1.67-1.77(2
H, m), 1.78-1.89(4H, m), 3.40(2H, t, J=6.6Hz), 3.8
3(3H, s), 3.87(2H, t, J=6.6Hz), 3.89-3.97(4H, m),
6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-
6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H,
dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.85(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8H
z)。
【0404】(64d)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポ
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]へプチル]-1-メチルピペリジニウム ブロミ
ド 実施例(64c)で得られた7-(7‐ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド152mgおよび1-メチルピペリ
ジン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行
い、標記化合物を黄色固体として120mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.8Hz),
1.21(3H, t, J=7.8Hz),1.42(6H, bs), 1.68-1.96(12H,
m), 3.33(3H, s), 3.62-3.78(6H, m), 3.83(3H,s), 3.8
6(2H, t, J=6.8Hz), 3.89-3.96(4H, m), 6.40(1H, s),
6.45(2H, s), 6.62(2H, s), 6.84(2H, d, J=6.8Hz), 6.
90(1H, d, J=8.8Hz), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8
Hz). 融点:94-97℃。
【0405】実施例65 1-(7-[1-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-868) (65a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジフルオロフェニル)
-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 メ
チルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル1.99g、3,5-ジフルオロアニリン835mgおよ
び炭酸カリウム1.12gを用いて実施例(11e)と同様に
して反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として1.64
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.89(3H, s), 5.04(2H,
s), 6.36(1H, d, J=2.2Hz), 6.93-7.00(2H, m), 7.05-
7.12(2H, m), 7.25-7.39(5H, m), 8.37(1H, s), 8.43(1
H, d, J=8.8Hz)。
【0406】(65b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジフル
オロフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 実施例(65a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
フルオロ-フェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 メチルエステル1.64gと水酸化ナトリ
ウム331mgを用いて実施例(1e)と同様にして反応を行
い、標記化合物を淡黄色固体として1.48g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 5.08(2H, s), 6.45(1H,
s), 6.95(2H, d, J=4.4Hz), 7.10-7.40(7H, m), 8.45(1
H, br), 8.63(1H, s)。
【0407】(65c)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジフル
オロフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-ア
ミド 実施例(65b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸1.48g、しゅう酸クロリド0.632ml、
N,N-ジメチルホルムアミド触媒量、N-エチル-3,5-ジ
フルオロアニリン1.14gおよびトリエチルアミン2.03
mlを用いて実施例(1f)と同様にして反応を行い、標
記化合物を黄色泡状物質として1.19g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
3.91(2H, q, J=7.3Hz),5.01(2H, s), 6.33(1H, d, J=1.
5Hz), 6.63(1H, t, J=8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.2, 7.
3Hz), 6.89(2H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 7.00(1H, d, J=9.
5Hz), 7.06(1H,t, J=8.1Hz), 7.25-7.37(5H, m), 7.81
(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz)。
【0408】(65d)1-(3,5-ジフルオロフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(65c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
-アミド660mgおよび10%パラジウム炭素60mgを用いて実
施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物を淡黄
色固体として526mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.16(3H, t, J=7.3Hz),
3.38(2H, q, J=7.3Hz),6.33(1H, s), 6.60-6.68(1H,
m), 6.75-6.92(5H, m), 6.97(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz),
7.74 (1H, s), 7.93 (1H, d, J=8.8Hz)。
【0409】(65e)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジフルオロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(65d)で得られた1-(3,5-ジフルオロフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
526mg、炭酸カリウム239mgおよび1,7‐ジブロモヘプタ
ン0.591mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応を
行い、標記化合物を黄色油状物質として512mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.30-1.49(6H, m), 1.74(2H, quintet, J=6.6Hz), 1.84
(2H, quintet, J=6.6Hz), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.85
-3.96(4H, m), 6.31(1H, d, J=2.2Hz), 6.63(1H, t, J=
8.8Hz), 6.84(2H,dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.92(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.00(2H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 7.07(1H,
tt, J=2.2, 8.8Hz), 7.83(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8H
z)。
【0410】(65f)1-(7-[1-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(65e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジフルオロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド180mg、1,4-ジアザビシクロ-[2.2.
2]-オクタン39.0mgを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い、標記化合物を白色固体として163mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.39(6H, bs), 1.50-1.85(4H, m), 3.24(6H, t, J=7.3H
z), 3.50-3.60(2H, m), 3.65(6H, t, J=7.3Hz),3.84-3.
95(4H, m), 6.29(1H, d, J=2.2Hz), 6.64(1H, tt, J=2.
2, 8.8Hz), 6.82(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.92(1H, d
d, J=2.2, 8.8Hz), 6.97(2H, d, J=4.4Hz), 7.07(1H, t
t, J=2.2, 8.8Hz), 7.78(1H, s), 8.18(1H, d, J=8.8H
z). 融点:132‐135℃。
【0411】実施例66 1-(7-[1-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル)-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-803) 実施例(65g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジフルオロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド188mg、キヌクリジン40.8mgを用いて
実施例(11j)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固
体として185mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, bs), 1.66-1.77(4H, m), 2.00-2.09(6H, m),
2.20-2.25(1H, m), 3.45-3.54(2H, m), 3.70(6H,t, J=
7.3Hz), 3.83-3.95(4H, m), 6.29(1H, d, J=1.5Hz), 6.
63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.82(2H, dd, J=2.2, 7.3H
z), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.97(2H, dd, J=2.
2, 6.6Hz), 7.07(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 7.79(1H,
s), 8.19(1H,d, J=8.8Hz). 融点:123‐126℃。
【0412】実施例67 1-(7-[1-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル)-1-メチル
ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-802) 実施例(65g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジフルオロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド215mg、1-メチルピペリジン1mlを用
いて実施例(11j)と同様に反応を行い、標記化合物を黄
色固体として170mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.42(6H, bs), 1.67-1.99(1H, m), 3.31(3H, s), 3.59-
3.75(6H, m), 3.86-3.96(4H, m), 6.30(1H, d, J=2.2H
z), 6.64(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.
2, 8.1Hz), 6.93(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 6.98(2H, d
d, J=2.2, 6.6Hz), 7.08(1H, tt, J=2.2, 8.1Hz), 7.80
(1H, s), 8.20 (1H, d, J=8.8Hz). 融点:115‐117℃。
【0413】実施例68 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-4-フェニ
ル-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-755) 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド153mgおよび4-フェニルキヌクリジン5
1.2mgを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、
標記化合物を白色固体として175mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.39(6H, bs), 1.42(6H,t, J=7.3Hz), 1.67-1.80(4H,
m), 2.31(6H, t, J=7.3Hz), 3.57-3.65(2H, m),3.80-3.
95(10H, m), 4.02(4H, q, J=7.3Hz), 6.39(1H, d, J=2.
2Hz), 6.42(2H,d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz),
6.58-6.65(1H, m), 6.82(2H, dd, J=2.2,8.1Hz), 6.88
(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.23-7.30(3H, m), 7.32-7.3
8(2H, m),7.81(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz). 融点:115-117℃。
【0414】実施例69 1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-1-メチル
ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-821) 実施例(45a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド166mgおよび1-メチルピペリジン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を黄色固体として152mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.30-1.45(8H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.65-2.00
(10H, m), 3.34(3H, s), 3.62-3.70(4H, m), 3.72-3.82
(2H, m), 3.85(2H, t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.3H
z), 4.03(4H, q, J=7.3Hz), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.
43(2H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.58-6.6
7(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd,
J=2.2, 8.8Hz), 7.81(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:100-102℃。 実施例70 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-
4-フェニル-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-773) 実施例(64c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド165mgおよび4-フェニルキヌ
クリジン55.2mgを用いて実施例(11j)と同様にして反
応を行い、標記化合物を白色固体として178mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz),1.40(6H, bs), 1.66-1.88(4H,
m), 2.32(6H, t, J=7.3Hz), 3.57-3.65(2H, m),3.83(3
H, s), 3.84-3.96(12H, m), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.
45(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1H, t, J=2.2Hz), 6.58-6.6
5(1H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),6.90(1H, dd,
J=2.2, 8.8Hz), 7.24-7.31(3H, m), 7.33-7.39(2H, m),
7.82(1H,s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:112-115℃。
【0415】実施例71 1-[7-[3-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモ
イル]-1-(3-イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-
4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミ
ド(例示化合物番号:2-796) (71a)7-ベンジルオキシ-1-(3-イソプロポキシ-5-メト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 メチルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル7.38g,参考例21で得られた3-イソプロポキ
シ-5-メトキシアニリン3.6gおよび炭酸カリウム2.76
gを用いて実施例(11e)と同様に反応を行って、標記化
合物を白色固体として4.15g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.28(6H, t, J=6.5H
z), 3.72(3H, s), 3.78(3H, s), 4.68(1H, quint, J=6.
1Hz), 5.08(2H, s), 6.45(1H, d, J=2.2Hz), 6.71(1H,
m), 6.75(1H, m), 6.80(1H, m), 7.17(1H, dd, J=9.1,
2.2Hz), 7.28-7.37(5H, m), 8.18(1H, d, J=9.1Hz), 8.
37(1H, s)。
【0416】(71b)7-ベンジルオキシ-1-(3-イソプロポ
キシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 実施例(71a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-イソプ
ロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 メチルエステル2.07gと水
酸化ナトリウム525mgを用いて実施例(1e)と同様にして
反応を行い、標記化合物を白色固体として1.98g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.37(6H, t, J=6.6Hz),
3.81(3H, s), 4.54(1H,quintet, J=6.6Hz), 5.02(1H,
d, J=11.7Hz), 5.07(1H, d, J=11.7Hz), 6.42(1H, t, J
=2.2Hz), 6.46(1H, t, J=2.2Hz), 6.63(1H, d, J=2.2H
z), 6.65(1H, t, J=2.2Hz), 7.19(1H, dd, J=2.2, 8.8H
z), 7.26-7.38(5H, m), 8.44(1H, d, J=8.8Hz), 8.70(1
H, s)。
【0417】(71c)7-ベンジルオキシ-1-(3-イソプロポ
キシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(71b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-イソプ
ロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸1.98g、しゅう酸クロリド
0.750ml、N,N-ジメチルホルムアミド触媒量、N-エ
チル-3,5-ジフルオロアニリン1.02gおよびトリエチ
ルアミン1.80mlを用いて実施例(1f)と同様にして反
応を行い、標記化合物を黄色固体として2.49g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.33-1.40(6H, m), 3.79(3H, s), 3.92(2H, q, J=7.3H
z), 4.52(1H, quintet, J=5.9Hz), 4.97(2H, d, J=2.9H
z), 6.36(1H, t, J=2.2Hz), 6.40(1H, t, J=2.2Hz), 6.
47(1H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.62(1H,
tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.2,8.1Hz), 6.9
8(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.25-7.37(5H, m), 7.84(1
H, s), 8.21(1H, d, J=9.5Hz。
【0418】(71d)7-ヒドロキシ-1-(3-イソプロポキシ
-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド 実施例(71c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-イソプ
ロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド2.49gおよび10%パラジウム炭素2
50mgを用いて実施例(1g)と同様にして反応を行い、標
記化合物を淡緑色固体として2.12g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.16(3H, t, J=7.3Hz),
1.29-1.34(6H, m), 3.76(3H, s), 3.88(2H, q, J=7.3H
z), 4.49(1H, quintet, J=5.9Hz), 6.39(1H, t, J=2.2H
z), 6.42(1H, t, J=2.2Hz), 6.53(2H, t, J=2.2Hz), 6.
61(1H, tt, J=2.2,8.8Hz), 6.80(2H, dd, J=2.2, 8.1H
z), 6.97(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.82(1H, s), 8.01
(1H, d, J=8.8Hz)。
【0419】(71e)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3-
イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド 実施例(71d)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-イソプロポ
キシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド700mg、炭酸カリウム285mgおよび1,7‐
ジブロモヘプタン0.706mlを用いて実施例(11i)と同
様にして反応を行い、標記化合物を透明油状物質として
650mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.28-1.48(12H, m), 1.67-1.76(2H, m), 1.84(2H, quin
tet, J=7.3Hz), 3.39(2H, t, J=7.3Hz), 3.82(3H, s),
3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 4.54(1
H, quintet, J=5.9Hz), 6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2
H, t, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz),6.62(1H, tt,
J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1
H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.84(1H, s), 8.21(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0420】(71f)1-[7-[3-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-イソプロポキシ-5-メ
トキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-
イルオキシ]-へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(71e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3-イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド135mgおよび1,4-ジアザ
ビシクロ-[2.2.2]-オクタン27.0mgを用いて実施例(1
1j)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として
129mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.33-1.44(12H, m), 1.67-1.78(4H, m), 3.25(6H, t, J
=7.3Hz), 3.53-3.59(2H, m), 3.64(6H, t, J=7.3Hz),
3.82(3H, s), 3.85(2H, t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=
7.3Hz), 4.54(1H, quintet, J=5.9Hz), 6.40(1H, d, J=
2.2Hz), 6.42(2H, br), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.63(1
H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.2, 7.3Hz),
6.90(1H, d,J=8.8Hz), 7.32(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.
8Hz). 融点:121‐123℃。
【0421】実施例72 1-[7-[3-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモ
イル]-1-(3-イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-
1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-795) 実施例(71e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3-イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド163mg、およびキヌクリ
ジン32.7mgを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として146mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.32-1.45(12H, m), 1.66-1.76(4H, m), 2.00-2.10(6H,
m), 2.23(1H, t, J=2.9Hz), 3.44-3.53(2H, m),3.70(6
H, t, J=7.3Hz), 3.82(3H, s), 3.85(2H, t, J=5.9Hz),
3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.54(1H, quintet, J=5.9Hz),
6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.43(2H, br),6.59(1H, t, J=
2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J
=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.82(1H,
s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:116‐118℃。
【0422】実施例73 1-[7-[3-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモ
イル]-1-(3-イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-
1-メチルピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2
-794) 実施例(71e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3-イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド194mgおよび1-メチルピ
ペリジン1mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い、標記化合物を淡黄色固体として160mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.36(6H, t, J=5.9Hz),1.41(6H, bs), 1.68-1.96(10H,
m), 3.31(3H, s), 3.59-3.75(6H, m), 3.83(3H,s), 3.8
6(2H, t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.54(1H,
quintet, J=6.6Hz), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.43(2H,
d, J=1.5Hz), 6.60(1H, t, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=
2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H,
dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8H
z). 融点:105‐107℃。
【0423】実施例74 1-[8-[3-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモ
イル]-1-(3-イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-
1-メチルピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2
-849) (74a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3-イソプロポキ
シ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(71d)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-イソプロポ
キシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド353mg、炭酸カリウム144mgおよび1,8‐
ジブロモオクタン0.384mlを用いて実施例(11i)と同
様にして反応を行い、標記化合物を透明油状物質として
357mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.28-1.46(14H, m), 1.67-1.76(2H, m), 1.84(2H, quin
tet, J=7.3Hz), 3.40(2H, t, J=7.3Hz), 3.82(3H, s),
3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 4.54(1
H, quintet, J=5.9Hz), 6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2
H, t, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz),6.62(1H, tt,
J=2.2, 8.8Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1
H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.84(1H, s), 8.21(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0424】(74b)1-[8-[3-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-イソプロポキシ-5-メ
トキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-
イルオキシ]オクチル]-1-メチルピペリジニウム ブロ
ミド 実施例(74a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3-イソプロポキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド192mgおよび1-メチルピ
ペリジン1mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い、標記化合物を淡黄色固体として135mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.28-1.44(14H, m), 1.65-1.97(10H, m), 3.31(3H, s),
3.58-3.67(4H, m), 3.68-3.77(2H, m), 3.82(3H, s),
3.85(2H, t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.54(1
H, quintet, J=5.9Hz), 6.40-6.44(3H, m), 6.59(1H,
t, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H,
dd, J=1.5, 7.3Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.8
1(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:101‐103℃。
【0425】実施例75 ベンジル-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,
5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-ジ
メチルアンモニウム ブロミド(例示化合物番号:2-75
6) 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド186mgおよびN-ベンジルジメチルアミン
1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、
標記化合物を白色固体として124mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.37(6H, bs), 1.43(6H,t, J=7.3Hz), 1.64-1.73(2H,
m), 1.76-1.87(2H, m), 3.28(6H, s), 3.55-3.63(2H,
m), 3.83(2H, t, J=5.9Hz), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.
03(4H, q, J=7.3Hz), 5.06(2H, s), 6.39(1H, d, J=2.2
Hz), 6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t,J=2.2Hz), 6.
62(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1H
z), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.39-7.49(3H, m),
7.63-7.68(2H, m), 7.81(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.8H
z). 融点:96-99℃。
【0426】実施例76 ベンジル-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ルカルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へ
プチル]-ジメチルアンモニウム ブロミド(例示化合物
番号:2-774) 実施例(64c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド174mgおよびN-ベンジルジメ
チルアミン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反
応を行い、標記化合物を白色固体として174mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz),1.35-1.45(6H, m), 1.67-1.75(2
H, m), 1.77-1.86(4H, m), 3.27(6H, s), 3.57-3.64(2
H, m), 3.83(3H, s), 3.83-3.97(6H, m), 5.02(2H, s),
6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.59-
6.65(2H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.90(1H,
dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.42-7.49(3H, m), 7.61-7.66(2H,
m), 7.83(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:94-96℃。
【0427】実施例77 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-
1-メチルピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2
-829) (77a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3-メトキシ-5-
プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ルアミド 実施例(64b)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5
-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド166mg、炭酸カリウム67.7mgおよび1,8-ジ
ブロモオクタン0.180mlを用いて実施例(11i)と同様
にして反応を行い、標記化合物を透明油状物質として16
4mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz),1.29-1.49(8H, m), 1.67-1.77(2
H, m), 1.78-1.89(4H, m), 3.40(2H, t, J=6.6Hz), 3.8
3(3H, s), 3.87(2H, t, J=6.6Hz), 3.89-3.97(4H, m),
6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-
6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H,
dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.85(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8H
z)。
【0428】(77b)1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポ
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]オクチル]-1-メチルピペリジニウム ブロミ
ド 実施例(77a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3-メトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド164mgおよび1-メチルピペリ
ジン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行
い、標記化合物を黄色固体として145mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz),1.28-1.46(8H, m), 1.66-1.75(4
H, m), 1.76-1.98(8H, m), 3.33(3H, s), 3.61-3.70(4
H, m), 3.72-3.80(2H, m), 3.83(3H, s), 3.86(2H, t,
J=6.6Hz), 3.89-3.98(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.2Hz),
6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1H, t, J=2.2Hz), 6.60-
6.66(1H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H,
dd, J=2.2,9.5Hz), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8H
z). 融点:98-100℃。
【0429】実施例78 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-161) (78a)7-ベンジルオキシ-1-(3,4-ジメトキシフェニル)
-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 メチ
ルエステル 実施例(44b)で得られた2―(4-ベンジルオキシ-2-メト
キシベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチ
ルエステル5.19g、3,4-ジメトキシアニリン2.58g
および炭酸カリウム3.88gを用いて実施例(11e)と同
様にして反応を行い、標記化合物を灰色固体として5.8
3g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.86(3H, s), 3.91(3H,
s), 4.01(3H, s), 4.90-5.05(2H, m), 6.40(1H, d, J=
2.9Hz), 6.79(1H, d, J=2.2Hz), 6.93(1H, dd, J=2.2,
8.1Hz), 7.01(1H, d, J=8.1Hz), 7.07(1H, dd, J=2.2,
8.8Hz), 7.24-7.30(2H, m), 7.30-7.37(3H, m), 8.45(1
H, d, J=8.8Hz), 8.47(1H, s)。
【0430】(78b)7-ベンジルオキシ-1-(3,4-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 実施例(78a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,4-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 メチルエステル5.83gおよび水酸化ナト
リウム1.57gを用いて実施例(1e)と同様にして反応を
行い、標記化合物を淡黄色固体として5.06g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.85(3H, s), 4.02(3H,
s), 5.00(1H, d, J=12.0Hz), 5.06(1H, d, J=12.0Hz),
6.51(1H, d, J=2.9Hz), 6.76(1H, d, J=2.9Hz),6.93(1
H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.02(1H, d, J=8.8Hz), 7.20(1
H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.23-7.28(2H, m), 7.31-7.37
(3H, m), 8.45(1H, d, J=8.8Hz), 8.71(1H,s)。
【0431】(78c)7-ベンジルオキシ-1-(3,4-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(78b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,4-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸5.06g、トリエチルアミン4.09ml、ク
ロロ蟻酸イソブチル2.28mlおよび3,5-ジフルオロア
ニリン1.82gを用いて実施例(54c)と同様にして反応
を行い、標記化合物を灰色固体として6.36g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.85(3H, s), 4.01(3H,
s), 4.97(1H, d, J=12.5Hz), 5.03(1H, d, J=12.5Hz),
6.47(1H, d, J=2.9Hz), 6.52(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz),
6.79(1H, d, J=2.2Hz), 6.93(1H, dd, J=2.9, 8.1Hz),
7.02(1H, d, J=8.8Hz), 7.15(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz),
7.26-7.40(7H, m), 8.45(1H, d, J=8.8Hz), 8.77(1H,
s)。
【0432】(78d)7-ベンジルオキシ-1-(3,4-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミ
ド 実施例(78c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,4-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド1.
99g、55%水素化ナトリウム240mgおよびヨードエタン
0.88mlを用いて実施例(54d)と同様にして反応を行
い、標記化合物を黄色固体として1.81g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.84(3H, s), 3.92(2H,q, J=7.3Hz), 4.00(3H, s), 4.9
2(1H, d, J=12.0Hz), 4.97(1H, d, J=12.0Hz),6.35(2H,
d, J=2.2Hz), 6.62(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.72(1H,
d, J=2.2Hz),6.81-6.89(3H, m), 6.99(2H, d, J=8.8H
z), 7.23-7.36(5H, m), 7.85(1H, s), 8.21(1H, d, J=
9.5Hz)。
【0433】(78e)1-(3,4-ジメトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(78d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,4-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド1.81gおよび10%パラジウム炭素180mgを用いて
実施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物を淡
緑色固体として1.40g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=6.8Hz),
3.84(3H, s), 3.85-3.94(2H, m), 3.95(3H, s), 6.38(1
H, s), 6.63(1H, t, J=8.8Hz), 6.76-6.86(4H, m), 6.8
6-6.96(2H, m), 7.81(1H, s), 8.03(1H, d, J=8.8Hz)。
【0434】(78f)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(78e)で得られた1-(3,4-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
1.00gと炭酸カリウム431mgおよび1,7-ジブロモヘプ
タン1.07mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応
を行い、標記化合物を白色泡状物質として1.09g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.29-1.49(6H, m), 1.72(2H, quintet, J=6.6Hz), 2.05
(2H, quintet, J=6.6Hz), 3.39(2H, t, J=7.3Hz), 3.83
(2H, t, J=6.6Hz), 3.90(3H, s), 3.90-3.97(2H, m),
3.99(3H, s), 6.29(1H, d, J=2.2Hz), 6.62(1H, tt, J=
2.2, 8.8Hz), 6.80(1H, d, J=2.9Hz), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.87-6.95(2H, m), 7.01(1H, d, J=8.8H
z), 7.86(1H,s), 8.21(1H, d, J=9.5Hz)。
【0435】(78g)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,4-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
へプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド 実施例(78f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド165mgおよび1,4-ジアザビシクロ[2.
2.2]オクタン34.5mgを用いて実施例(11j)と同様にし
て反応を行い、標記化合物を白色固体として150mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, bs), 1.66-1.80(4H, m), 3.24(6H, t, J=7.3H
z), 3.52-3.59(2H, m), 3.65(6H, t, J=7.3Hz),3.82(2
H, t, J=6.6Hz), 3.89(3H, s), 3.90-3.96(2H, m), 3.9
9(3H, s), 6.29(1H, d, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.
2, 8.8Hz), 6.79(1H, d, J=2.2Hz), 6.83(2H, dd, J=2.
2, 8.1Hz), 6.87-6.94(2H, m), 7.03(1H, d, J=8.1Hz),
7.81(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:134-136℃。
【0436】実施例79 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-159) 実施例(78f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド177mgおよびキヌクリジン37.0mgを用
いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合物
を白色固体として172mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, bs), 1.64-1.76(4H, m), 2.05(6H, br), 2.24
(1H, br), 3.45-3.54(2H, m), 3.70(6H, t, J=8.1Hz),
3.82(2H, t, J=5.9Hz), 3.89(3H, s), 3.90-3.96(2H,
m), 3.99(3H, s),6.29(1H, s), 6.58-6.67(1H, m), 6.8
0(1H, bs), 6.81-6.96(4H, m), 7.03(1H,d, J=8.8Hz),
7.83(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:132-135℃。
【0437】実施例80 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1-メチル
ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-748) 実施例(78f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド193mgおよび1-メチルピペリジン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を淡黄色固体として173mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(6H, bs), 1.65-1.95(10H, m), 3.31(3H, s), 3.62
-3.77(6H, m), 3.82(2H, t, J=6.6Hz), 3.89(3H,s), 3.
89-3.96(2H, m), 3.99(3H, s), 6.28(1H, d, J=2.2Hz),
6.62(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.79(1H, d, J=2.2Hz),
6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1H,dd, J=2.2, 8.
8Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.03(1H, d, J=8.
8Hz), 7.83(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:128-130℃。
【0438】実施例81 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-1-メチ
ルピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-819) (81a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3,4-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(78e)で得られた1-(3,4-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
398mg、炭酸カリウム172mgおよび1,8-ジブロモオクタ
ン0.458mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応を
行い、標記化合物を透明油状物質として465mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.28-1.46(8H, m), 1.71(2H, quintet, J=6.6Hz), 1.84
(2H, quintet, J=7.3Hz), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.83
(2H, t, J=6.6Hz), 3.90(3H, s), 3.90-3.97(2H, m),
3.99(3H, s), 6.29(1H, d, J=2.2Hz), 6.62(1H, tt, J=
2.2, 8.8Hz), 6.80(1H, d, J=2.9Hz), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.87-6.95(2H, m), 7.01(1H, d, J=8.8H
z), 7.86(1H,s), 8.21(1H, d, J=9.5Hz)。
【0439】(81b)1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,4-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
-オクチル]-1-メチルピペリジニウム ブロミド 実施例(81a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド195mgおよび1-メチルピペリジン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を淡黄色固体として188mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.27-1.44(8H, m), 1.65-1.95(10H, m), 3.31(3H, s),
3.61-3.77(6H, m), 3.82(2H, t, J=6.6Hz), 3.89(3H,
s), 3.90-3.97(2H, m), 3.99(3H, s), 6.29(1H, d, J=
2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.80(1H, d, J=
2.2Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.88-6.95(2H,
m), 7.03(1H, d, J=8.8Hz), 7.84(1H, s), 8.20(1H, d,
J=8.8Hz). 融点:118-121℃。
【0440】実施例82 1-(7-[1-(3,5-ジエチルフェニル)-3-[N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-1-メチルピ
ペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-801) (82a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエチルフェニル)-4
-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 メチ
ルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル714mg、参考例5で得られた3,5-ジエチルアニ
リン346mgおよび炭酸カリウム401mgを用いて実施例(11
e)と同様にして反応を行い、標記化合物を黄色固体と
して420mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.28(6H, t, J=7.3Hz),
2.72(4H, q, J=7.3Hz),3.92(3H, s), 4.98(2H, s), 6.4
5(1H, d, J=2.2Hz), 7.00(2H, s), 7.07(1H, dd, J=2.
2, 9.5Hz), 7.23(1H, s), 7.25-7.35(5H, m), 8.47(2H,
d, J=4.4Hz)。
【0441】(82b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエチ
ルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 実施例(82a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エチルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 メチルエステル417mgと水酸化ナトリウム1
20mgを用いて実施例(1e)と同様にして反応を行い、標
記化合物を黄色固体として354mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.29(6H, t, J=7.8Hz),
2.68-2.77(4H, m), 5.01(2H, s), 6.53-6.57(1H, m),
6.99(2H, s), 7.17-7.22(1H, m), 7.23-7.28(4H,m), 7.
29-7.37(2H, m), 8.47(1H, d, J=8.8Hz), 8.72(1H,
s)。
【0442】(82c)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエチ
ルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(82b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エチルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸462mg、しゅう酸クロリド0.140ml、N,N-
ジメチルホルムアミド触媒量、N-エチル-3,5-ジフルオ
ロアニリン256mgおよびトリエチルアミン0.454mlを
用いて実施例(1f)と同様にして反応を行い、標記化合
物を黄色油状物質として288mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.27(6H, t, J=7.3Hz),2.70(4H, q, J=7.3Hz), 3.93(2
H, q, J=7.3Hz), 4.94(2H, s), 6.40(1H, d, J=2.2Hz),
6.63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2,
8.1Hz), 6.93(2H,s), 6.99(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.
21(1H, s), 7.24-7.35(5H, m), 7.86(1H,s), 8.22(1H,
d, J=9.5Hz)。
【0443】(82d)1-(3,5-ジエチルフェニル)-7-ヒド
ロキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(82c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エチルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド186mgおよび10%パラジウム炭素20.0mgを用いて実
施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物を緑色
固体として156mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.18(3H, t, J=7.3Hz),
1.24(6H, t, J=7.3Hz),2.67(4H, q, J=7.3Hz), 3.90(2
H, q, J=7.3Hz), 6.44(1H, d, J=1.5Hz), 6.63(1H, tt,
J=1.5, 8.8Hz), 6.81(2H, dd, J=1.5, 8.1Hz), 6.91(2
H, s), 6.96(1H,d, J=8.8Hz), 7.18(1H, s), 7.81(1H,
s), 8.03(1H, d, J=8.8Hz)。
【0444】(82e)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(82d)で得られた1-(3,5-ジエチルフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
156mg、炭酸カリウム68.0mgおよび1,7‐ジブロモヘプ
タン0.168mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応
を行い、標記化合物を黄色油状物質として166mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.28(6H, t, J=7.3Hz),1.30-1.47(6H, m), 1.66-1.76(2
H, m), 1.83(2H, quintet, J=7.3Hz), 2.71(4H,q, J=7.
3Hz), 3.39(2H, t, J=7.3Hz), 3.83(2H, t, J=7.3Hz),
3.93(2H, q, J=7.3Hz), 6.33(1H, d, J=2.2Hz), 6.63(1
H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.97(2H, s), 7.21(1H,
s), 7.86(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0445】(82f)1-(7-[1-(3,5-ジエチルフェニル)-
3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイ
ル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘ
プチル)-1-メチルピペリジニウム ブロミド 実施例(82e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド166mgおよび1-メチルピペリジン1mlを
用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合
物を黄色固体として157mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.28(6H, t, J=7.3Hz),1.39(6H, bs), 1.65-1.95(10H,
m), 2.72(4H, q, J=7.3Hz), 3.30(3H, s), 3.58-3.74(6
H, m), 3.82(2H, t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.3Hz),
6.33(1H, d, J=2.2Hz), 6.64(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz),
6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H,dd, J=2.2, 8.
8Hz), 6.96(2H, s), 7.21(1H, s), 7.83(1H, s), 8.20
(1H, d, J=8.8Hz)。
【0446】実施例83 4-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-4-メチル
モルホリン-4-イウム ブロミド(例示化合物番号:2-75
2) 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド170mgおよびN-メチルモルホリン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を白色固体として82.0mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.37-1.47(6H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.68-1.80
(4H, m), 3.50(3H, s), 3.54-3.63(2H, m), 3.75-3.82
(4H, m), 3.85(2H, t, J=5.9Hz), 3.91(2H, q, J=7.3H
z), 3.95-4.09(8H, m), 6.38-6.44(3H, m), 6.59(1H,
t, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H,
dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.7
9(1H, s), 8.19(1H, d, J=9.5Hz)。
【0447】実施例84 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-1,4-ジ
メチルピペラジン-1-イウム ブロミド(例示化合物番
号:2-869) 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド168mgおよびN、N‘-ジメチルピペラジ
ン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行
い、標記化合物を白色固体として163mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.8Hz),
1.41(6H, bs), 1.43(6H,t, J=6.8Hz), 1.68-1.77(4H,
m), 2.39(3H, s), 2.70-2.82(4H, m), 3.40(3H,s), 3.4
9-3.57(2H, m), 3.71-3.78(4H, m), 3.85(2H, t, J=6.8
Hz), 3.92(2H, q, J=6.8Hz), 4.03(4H, q, J=6.8Hz),
6.38-6.44(3H, m), 6.60(1H, t, J=2.0Hz), 6.63(1H, t
t, J=2.0, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.0, 7.3Hz), 6.90
(1H, dd, J=2.0, 8.8Hz), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J
=8.8Hz)。
【0448】実施例85 4-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-4-メチル
モルホリン-4-イウム ブロミド(例示化合物番号:2-82
2) 実施例(45a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド172mgおよび1-メチルモルホリン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を黄色固体として128mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.27-1.46(8H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.66-1.82
(4H, m), 3.50(3H, s), 3.54-3.62(2H, m), 3.73-3.83
(4H, m), 3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.91(2H, q, J=7.3H
z), 3.95-4.10(8H, m), 6.38-6.44(3H, m), 6.59(1H,
t, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H,
dd, J=2.2, 7.3Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.8
0(1H, s), 8.19(1H, d, J=9.5Hz)。
【0449】実施例86 1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-1,4-ジ
メチルピペラジン-1-イウム ブロミド(例示化合物番
号:2-865) 実施例(45a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド174mgおよびN、N‘-ジメチルピペラジ
ン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行
い、標記化合物を白色固体として187mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.8Hz),
1.28-1.46(8H, m), 1.43(6H, t, J=6.8Hz), 1.66-1.80
(4H, m), 2.39(3H, s), 2.70-2.82(4H, m), 3.42(3H,
s), 3.50-3.58(2H, m), 3.71-3.80(4H, m), 3.85(2H,
t, J=6.8Hz), 3.92(2H, q, J=6.8Hz), 4.03(4H, q, J=
6.8Hz), 6.38-6.44(3H, m), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.
63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, d, J=6.8Hz), 6.
90(1H, dd, J=2.9, 8.8Hz), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d,
J=8.8Hz)。
【0450】実施例87 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチルピ
ペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-800) (87a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメチルフェニル)-4
-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 メチ
ルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル2.11g、3,5-ジメチルアニリン831mgおよび
炭酸カリウム1.18gを用いて実施例(11e)と同様にし
て反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として2.15g
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.40(6H, s), 3.91(3H,
s), 5.00(2H, s), 6.43(1H, d, J=2.9Hz), 6.96(2H,
s), 7.07(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.20(1H, s), 7.27-
7.38(5H, m), 8.44(1H, s), 8.47(1H, d, J=9.5Hz)。
【0451】(87b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメチ
ルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 実施例(87a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メチルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 メチルエステル2.15gおよび水酸化ナト
リウム600mgを用いて実施例(1e)と同様にして反応を行
い、標記化合物を淡燈色固体として2.15g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.41(6H, s), 5.03(2H,
s), 6.55(1H, d, J=2.2Hz), 6.95(2H, s), 7.20(1H, d
d, J=2.2, 8.8Hz), 7.24(1H, s), 7.26-7.30(2H,m), 7.
32-7.38(3H, m), 8.46(1H, d, J=8.8Hz), 8.69(1H,
s)。
【0452】(87c)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメチ
ルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(87b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メチルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸2.08g、しゅう酸クロリド0.906ml、N,
N-ジメチルホルムアミド触媒量、N-エチル-3,5-ジフル
オロアニリン1.64gおよびトリエチルアミン2.90ml
を用いて実施例(1f)と同様にして反応を行い、標記化
合物を淡黄色泡状物質として2.40g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
2.39(6H, s), 3.92(2H,q, J=7.3Hz), 4.96(2H, s), 6.3
9(1H, d, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.8
3(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(2H, s), 6.98(1H, dd,
J=2.2, 9.5Hz),7.17(1H, s), 7.26-7.36(5H, m), 7.83
(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.5Hz)。
【0453】(87d)1-(3,5-ジメチルフェニル)-7-ヒド
ロキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(87c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メチルフェニル)-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド2.40gおよび10%パラジウム炭素500mgを用いて実
施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物を淡緑
色固体として2.00g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=6.6Hz),
2.34(6H, s), 3.89(2H,q, J=6.6Hz), 6.45(1H, s), 6.6
3(1H, t, J=8.1Hz), 6.81(2H, d, J=6.6Hz), 6.85(2H,
s), 6.94(1H, d, J=8.8Hz), 7.12(1H, s), 7.78(1H,
s), 7.98(1H, d, J=8.8Hz)。
【0454】(87e)7-(7‐ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(87d)で得られた1-(3,5-ジメチルフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
500mg、炭酸カリウム231mgおよび1,7‐ジブロモヘプタ
ン0.572mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応を
行い、標記化合物を透明油状物質として560mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.30-1.49(6H, m), 1.64-1.76(2H, m), 1.84(2H, quint
et, J=6.6Hz), 2.41(6H, s), 3.30(2H, t, J=6.6Hz),
3.85(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 6.33(1
H, d, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2
H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
6.94(2H, s), 7.17(1H, s), 7.83(1H, s), 8.21(1H, d,
J=8.8Hz)。
【0455】(87f)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジメチルフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘ
プチル]-1-メチルピペリジニウム ブロミド 実施例(87e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド200mgおよび1-メチルピペリジン1mlを
用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化合
物を黄色固体として200mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(6H, bs), 1.63-1.95(10H, m), 2.41(6H, s), 3.32
(3H, s), 3.60-3.76(6H, m), 3.83(2H, t, J=6.6Hz),
3.92(2H, q, J=7.3Hz), 6.32(1H, d, J=2.2Hz), 6.63(1
H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.89(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 6.93(2H, s), 7.18(1H,
s), 7.81(1H, s), 8.20(1H, d, J=9.5Hz)。
【0456】実施例88 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルサルファニル]ヘプチル)-4-
アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-870) (88a)ジメチルチオカルバミン酸 O-[1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルカルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7
-イル]エステル 実施例(44f)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド2.00g、55%水素化ナトリウム257mgおよびN,N-ジ
メチルチオカルバモイルクロライド972mgを用いて実施
例(24a)と同様にして反応を行い、標記化合物を黄色泡
状物質として2.33g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.42(6H, t, J=7.3Hz),3.29(3H, s), 3.41(3H, s), 3.9
2(2H, q, J=7.3Hz), 4.03(4H, q, J=7.3Hz), 6.49(2H,
d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.66(1H, tt, J=
2.2, 8.8Hz), 6.80(1H, d, J=2.2Hz), 6.85(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 7.05(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.94(1H,
s), 8.31(1H, d, J=8.8Hz)。
【0457】(88b)ジメチルチオカルバミン酸 S-[1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-7-イル]エステル 実施例(88a)で得られたジメチルチオカルバミン酸 O
-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イル]エステル2.23gを用いて実施
例(24b)と同様にして反応を行い、標記化合物を淡燈色
固体として1.95g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.43(6H, t, J=7.3Hz),2.99(3H, br), 3.04(3H, br),
3.92(2H, q, J=7.3Hz), 3.99-4.08(4H, m), 6.48(2H,
d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.64(1H, tt, J=
2.2, 8.8Hz), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.25(1H,
s), 7.41(1H, dd, J=1.5, 8.1Hz), 7.95(1H, s), 8.27
(1H, s)。
【0458】(88c)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-メ
ルカプト-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(88b)で得られたジメチルチオカルバミン酸 S
-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イル]エステル1.20gおよび水酸化
ナトリウム97.0mgを用いて実施例(24c)と同様にして
反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として1.06g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.44(6H, t, J=7.3Hz),3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.04(4
H, q, J=7.3Hz), 6.41(2H, d, J=2.2Hz), 6.60(1H, t,
J=2.2Hz), 6.62(1H, tt, J=2.2, 9.5Hz), 6.82(2H, dd,
J=2.2, 8.1Hz),6.86(1H, d, J=2.2Hz), 7.14(1H, dd,
J=2.2, 8.8Hz), 7.84(1H, s), 8.12(1H,d, J=8.8Hz)。
【0459】(88d)7-(7‐ブロモヘプチルサルファニ
ル)-1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-アミド 実施例(88c)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-メルカプト-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
1.06g、炭酸カリウム419mgおよび1,7‐ジブロモヘプ
タン1.04mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応
を行い、標記化合物を白色固体として1.10g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.25-1.45(6H, m), 1.44(6H, t, J=7.3Hz), 1.60(2H, q
uintet, J=7.3Hz), 1.83(2H, quintet, J=7.3Hz), 2.83
(2H, t, J=7.3Hz), 3.39(2H, t, J=7.3Hz), 3.92(2H,
q, J=7.3Hz), 4.04(4H, q, J=7.3Hz), 6.44(2H, d, J=
2.2Hz), 6.60(1H, t, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2,
8.8Hz), 6.80-6.86(3H, m), 7.17(1H, dd, J=2.2, 8.8H
z), 7.86(1H,s), 8.15(1H, d, J=8.1Hz)。
【0460】(88e)1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルサル
ファニル]-ヘプチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン ブロミド 実施例(88d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルサルファ
ニル)-1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチル-アミド169mgおよび1,4-ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン33.1mgを用いて実施例(11j)と
同様にして反応を行い、標記化合物を白色固体として16
2mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.33(6H, bs), 1.44(6H,t, J=7.3Hz), 1.57-1.75(4H,
m), 2.86(2H, t, J=7.3Hz), 3.25(6H, t, J=7.3Hz), 3.
49-3.57(2H, m), 3.64(6H, t, J=7.3Hz), 3.91(2H, q,
J=7.3Hz), 4.04(4H, q, J=7.3Hz), 6.41(2H, d, J=2.2H
z), 6.58-6.67(2H, m), 6.82(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.87(1H, s), 7.19(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.82(1H,
s), 8.16(1H, d, J=9.5Hz). 融点:115℃〜。
【0461】実施例89 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルサルファニル]ヘプチル)-1-
メチルピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-8
54) 実施例(88d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルサルファ
ニル)-1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチル-アミド175mgおよび1-メチルピペリジ
ン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行
い、標記化合物を黄色固体として162mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.37(6H, bs), 1.44(6H,t, J=7.3Hz), 1.55-1.97(10H,
m), 2.86(2H, t, J=7.3Hz), 3.32(3H, s), 3.60-3.78(6
H, m), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.04(4H, q, J=7.3Hz),
6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.60(1H, t, J=2.2Hz), 6.64
(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.82(2H, dd, J=2.2, 7.3H
z), 6.86(1H, d, J=1.5Hz), 7.18(1H, dd, J=1.5, 8.8H
z), 7.84(1H,s), 8.16(1H, d, J=8.8Hz)。
【0462】実施例90 4-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルサルファニル]ヘプチル)-4-
メチルモルホリン-4-イウム ブロミド(例示化合物番
号:2-855) 実施例(88d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルサルファ
ニル)-1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド185mgおよびN-メチルモルホリ
ン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を行
い、標記化合物を淡黄色固体として68.9mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.8Hz),
1.36(6H, bs), 1.43(6H,t, J=6.8Hz), 1.56-1.80(4H,
m), 2.87(2H, t, J=6.8Hz), 3.51(3H, s), 3.55-3.63(2
H, m), 3.76-3.84(4H, m), 3.91(2H, q, J=6.8Hz), 3.9
5-4.09(8H, m), 6.41(2H, d, J=2.0Hz), 6.60(1H, t, J
=2.0Hz), 6.64(1H, tt, J=2.0, 8.0Hz), 6.82(2H, dd,
J=2.0, 7.3Hz), 6.87(1H, s), 7.20(1H, dd, J=2.0, 8.
0Hz), 7.82(1H, s), 8.15(1H, d, J=7.8Hz)。
【0463】実施例91 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルサルファニル]ヘプチル)-
1,4-ジメチルピペラジン-1-イウム ブロミド(例示化
合物番号:2-856) 実施例(88d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルサルファ
ニル)-1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド177mgおよびN、N‘-ジメチルピ
ペラジン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応
を行い、標記化合物を淡黄色固体として131mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.36(6H, bs), 1.44(6H,t, J=7.3Hz), 1.55-1.65(2H,
m), 1.69-1.80(2H, m), 2.39(3H, s), 2.70-2.83(4H,
m), 2.86(2H, t, J=7.3Hz), 3.40(3H, s), 3.50-3.59(2
H, m), 3.68-3.80(4H, m), 3.91(2H, q, J=7.3Hz), 4.0
4(4H, q, J=7.3Hz), 6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.60(1H,
t, J=2.2Hz), 6.64(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.83(2H,
dd, J=1.5,8.1Hz), 6.85(1H, s), 7.19(1H, dd, J=1.5,
8.8Hz), 7.83(1H, s), 8.16(1H, d, J=8.8Hz)。
【0464】実施例92 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-メチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル)-1-メチル
ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-749) (92a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(44d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸1.15g、トリエチルアミン0.872ml、ク
ロロ蟻酸イソブチル0.487mlおよび3,5-ジフルオロ
アニリン387mgを用いて実施例(54c)と同様にして反応
を行い、標記化合物を白色固体として1.36g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.45(6H, t, J=6.6Hz),
3.96-4.06(4H, m), 5.03(2H, s), 6.45(2H, d, J=2.2H
z), 6.53(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.59(1H, d, J=2.2H
z), 6.65(1H, t, J=2.2Hz), 7.16(1H, dd, J=2.2, 8.8H
z), 7.27-7.41(7H,m), 8.46(1H, d, J=9.5Hz), 8.78(1
H, s)。
【0465】(92b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミ
ド 実施例(92a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)アミド300m
g、55%水素化ナトリウム34.4mgおよびヨードメタン
0.065mlを用いて実施例(54d)と同様にして反応を行
い、標記化合物を黄色油状物質として307mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=7.3Hz),
3.45(3H, s), 3.96-4.04(4H, m), 4.98(2H, s), 6.40(2
H, d, J=2.2Hz), 6.47(1H, d, J=2.2Hz), 6.57-6.65(2
H, m), 6.88(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.00(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.27-7.36(5H, m), 7.89(1H, s), 8.23(1
H, d, J=8.8Hz)。
【0466】(92c)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド 実施例(92b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチル
アミド307mgおよび10%パラジウム炭素30mgを用いて実
施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物を白色
固体として261mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.40(6H, t, J=5.9Hz),
3.43(3H, s), 3.94-4.04(4H, m), 6.37(2H, br), 6.52-
6.59(2H, m), 6.60-6.67(1H, m), 6.87(2H, br),7.08(1
H, br), 7.82(1H, br), 8.03(1H, br)。
【0467】(92d)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-メチルアミド 実施例(92c)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド
261mg、炭酸カリウム109mgおよび1,7‐ジブロモヘプタ
ン0.27mlを用いて実施例(11i)と同様にして反応を
行い、標記化合物を透明油状物質として233mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32-1.42(6H, m), 1.44
(6H, t, J=7.3Hz), 1.69-1.80(2H, m), 1.85(2H, quint
et, J=7.3Hz), 3.40(2H, t, J=6.6Hz), 3.46(3H,s), 3.
87(2H, t, J=6.6Hz), 4.04(4H, q, J=7.3Hz), 6.42(1H,
d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d, J=1.5Hz), 6.58-6.65(2H,
m), 6.86-6.95(3H, m), 7.91(1H, s), 8.23(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0468】(92e)1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]へプチル)-1-メチルピペリジニウム ブロミド 実施例(92d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-メチルアミド154mgおよび1-メチルピペリジン1ml
を用いて実施例(11j)と同様にして反応を行い、標記化
合物を淡黄色固体として122mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.40-1.46(12H, m), 1.6
7-1.95(10H, m), 3.32(3H, s), 3.45(3H, s), 3.65-3.7
7(6H, m), 3.86(2H, t, J=5.9Hz), 4.04(4H, q,J=7.3H
z), 6.42(1H, d, J=1.5Hz), 6.46(2H, d, J=1.5Hz), 6.
58-6.65(2H, m),6.86-6.94(3H, m), 7.89(1H, s), 8.23
(1H, d, J=8.8Hz)。
【0469】実施例93 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4
-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチ
ル)-1-メチルピペリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-757) (93a)N-(3,5-ジメトキシフェニル)アセトアミド 3,5-ジメトキシアニリン11.7gのピリジン溶液100m
lに氷冷下無水酢酸50mlを加えて30分間攪拌した。反
応液の溶媒を減圧濃縮し、残渣に希塩酸を加え、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水および飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
減圧濃縮した。得られた固体をヘキサンで洗浄し乾燥し
て、標記化合物を淡黄色固体として11.4g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.16(3H, s), 3.77(6H,
s), 6.23(1H, s), 6.75(2H, s), 7.23(1H, br)。
【0470】(93b)N-(4-アセチル-3,5-ジメトキシフ
ェニル)アセトアミド 実施例(93a)で得られたN-(3,5-ジメトキシフェニル)
アセトアミド11.4gの二硫化炭素溶液60mlに塩化ア
セチル6.88gおよび塩化アルミニウム23.0gを順次加
え、50度で1時間攪拌した。反応液を氷水にあけ、塩化
メチレンで抽出した。塩化メチレン層を飽和重曹水およ
び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
溶媒を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルより再結晶を行
い、標記化合物を黄色固体として5.90g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.17(3H, s), 2.46(3H,
s), 3.76(6H, s), 6.79(2H, s), 7.45(1H, br)。
【0471】(93c)1-(4-アミノ-2,6-ジメトキシフェ
ニル)エタノン 実施例(93b)で得られたN-(4-アセチル-3,5-ジメトキ
シフェニル)-アセトアミド5.90gのエタノール溶液30
mに12規定塩酸15mlを加え、3時間加熱還流した。反
応液に氷冷下水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ
性にして、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和
重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。得られた固体をジエチ
ルエーテルで洗浄して、標記化合物を淡黄色固体として
2.31g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.45(3H, s), 3.76(6H,
s), 3.87(2H, br), 5.85(2H, s)。
【0472】(93d)1-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメトキシ
フェニル)エタノン 実施例(93c)で得られた1-(4-アミノ-2,6-ジメトキシ
フェニル)エタノン2.31gの水溶液20mlに氷冷下10%
硫酸水溶液30mlを加え、亜硝酸ナトリウム936mgの水
溶液2mlを徐々に加えた。そのまま0℃で10分間攪拌し
た後、酸化銅(I)30mgを加え徐々に室温に昇温しつつ3
時間攪拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチ
ル層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧濃縮した。得られた固体をジエチルエーテルで洗
浄して、標記化合物を黄色固体として2.02g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.47(3H, s), 3.71(6H,
s), 6.02(2H, s)。
【0473】(93e)1-(4-ベンジルオキシ-2,6-ジメト
キシフェニル)エタノン 実施例(93d)で得られた1-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメト
キシフェニル)エタノン1.08gのアセトン溶液30mlに
炭酸カリウム913mgおよびベンジルブロミド0.79mlを
順次加え、50度で3時間攪拌した。反応液の溶媒を減圧
濃縮し、残渣に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
酢酸エチル/ヘキサン=1/2)で分離精製し、標記化合
物を透明油状物質として1.61g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.44(3H, s), 3.75(3H,
s), 3.76(3H, s), 5.06(2H, s), 6.17(2H, s), 7.30-7.
45(5H, m)。
【0474】(93f)3-(4-ベンジルオキシ-2,6-ジメト
キシフェニル)-3-オキソ-プロピオン酸 エチルエステ
ル 実施例(93e)で得られた1-(4-ベンジルオキシ-2,6-ジ
メトキシフェニル)エタノン1.58gの炭酸ジエチル溶液
10mlに55%水素化ナトリウム361mgを加えて2時間加熱
還流した。反応液にメタノールを加えてしばらく攪拌し
た後、反応液の溶媒を減圧濃縮した。残渣に希塩酸を加
え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水
および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/
2)で分離精製し、標記化合物を黄色油状物質として1.9
8g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=6.8Hz),
3.74-3.80(8H, m), 4.14(2H, q, J=6.8Hz), 5.07(2H,
s), 6.17(2H, s), 7.31-7.45(5H, m)。
【0475】(93g)2-(4-ベンジルオキシ-2,6-ジメト
キシベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 エチ
ルエステル 実施例(93f)で得られた3-(4-ベンジルオキシ-2,6-ジ
メトキシフェニル)-3-オキソ-プロピオン酸 エチルエ
ステル1.98gおよびN,N‐ジメチルホルムアミド ジ
メチルアセタール5mlを用いて実施例(11d)と同様に
して反応を行い、標記化合物を黄色油状物質として2.2
0g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.92(3H, t, J=6.8Hz),
3.00-3.40(6H, br), 3.72(6H, s), 3.90(2H, q, J=6.8H
z), 5.07(2H, s), 6.17(2H, s), 7.26-7.45(5H,m), 7.7
4(1H, br)。
【0476】(93h)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 エチルエステル 実施例(93g)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2,6-ジ
メトキシベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸
エチルエステル490mg、参考例6で得られた3,5-ジエト
キシアニリン258mgおよび炭酸カリウム246mgを用いて実
施例(11e)と同様にして反応を行い、標記化合物を淡黄
色固体として409mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.36(3H, t, J=6.8Hz),
1.44(6H, t, J=6.8Hz),3.93(3H, s), 3.95-4.05(4H,
m), 4.34(2H, q, J=6.8Hz), 4.93(2H, s), 6.00(1H, d,
J=2.0Hz), 6.40(2H, d, J=2.0Hz), 6.43(1H, d, J=2.0
Hz), 6.60(1H, bs), 7.23-7.36(5H, m), 8.21(1H, s)。
【0477】(93i)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 実施例(93h)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 エチルエステル409mgと水酸
化ナトリウム47.0mgを用いて実施例(1e)と同様にして
反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として339mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.45(6H, t, J=7.3Hz),
3.95-4.05(7H, m), 4.97(2H, s), 6.14(1H, d, J=2.2H
z), 6.39(2H, d, J=2.2Hz), 6.55(1H, d, J=2.2Hz), 6.
64(1H, t, J=2.2Hz), 7.21-7.25(2H, m), 7.30-7.37(3
H, m), 8.61(1H, s)。
【0478】(93j)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)ア
ミド 実施例(93i)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸339mg、トリエチルアミン0.2
41ml、クロロ蟻酸イソブチル0.135mlおよび3,5-
ジフルオロアニリン107mgを用いて実施例(54c)と同様
にして反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として325m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.45(6H, t, J=7.3Hz),
3.93-4.05(7H, m), 4.96(2H, s), 6.12(1H, d, J=2.2H
z), 6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.47-6.55(2H, m), 6.64(1
H, t, J=2.2Hz), 7.21-7.27(2H, m), 7.30-7.41(5H,
m), 8.67(1H, s)。
【0479】(93k)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(93j)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4‐ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-アミド325mg、55%水素化ナトリウム35.4mgおよび
ヨードエタン0.130mlを用いて実施例(54d)と同様に
して反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として210mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.43(6H, t, J=7.3Hz),3.84-3.91(5H, m), 3.93-4.04(4
H, m), 4.90(2H, s), 5.95(1H, d, J=1.5Hz), 6.30(2H,
d, J=1.5Hz), 6.36(1H, d, J=2.2Hz), 6.58(1H, t, J=
2.2Hz), 6.65(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.87(2H, dd, J
=2.2, 7.3Hz), 7.22-7.25(2H, m), 7.29-7.36(3H, m),
7.54(1H, s)。
【0480】(93l)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ルアミド 実施例(93k)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド200mgおよび10%パラジウム炭素20m
gを用いて実施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化
合物を淡黄色固体として190mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.16(3H, t, J=7.3Hz),
1.41(6H, t, J=7.3Hz),3.64(3H, br), 3.80-4.00(6H,
m), 5.91(1H, d, J=1.5Hz), 6.15(1H, d, J=1.5Hz), 6.
31(2H, d, J=1.5Hz), 6.51(1H, t, J=2.2Hz), 6.58-6.6
6(1H, m), 6.85(2H, d, J=6.6Hz), 7.47(1H, s)。
【0481】(93m)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド 実施例(93l)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド170mg、炭酸カリウム65.4mgおよび1,7‐
ジブロモヘプタン0.216mlを用いて実施例(11i)と同
様にして反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として17
6mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.30-1.47(6H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.70(2H, q
uintet, J=7.3Hz), 1.85(2H, quintet, J=7.3Hz), 3.40
(2H, t, J=6.6Hz), 3.78(2H, t, J=6.6Hz), 3.84-3.91
(5H, m), 4.02(4H,q, J=7.3Hz), 5.91(1H, d, J=2.2H
z), 6.29(1H, d, J=2.2Hz), 6.37(2H, d, J=2.2Hz), 6.
57(1H, t, J=2.2Hz), 6.65(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.
88(2H, dd, J=2.2, 7.3Hz), 7.55(1H, s)。
【0482】(93n)1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルオキシ]へプチル)-1-メチルピペリジニウム ブ
ロミド 実施例(93m)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルアミド170mgおよび1-メチルピペ
リジン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を
行い、標記化合物を淡黄色固体として138mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.18(3H, t, J=7.3Hz),
1.39(6H, bs), 1.42(6H,t, J=7.3Hz), 1.65-1.95(10H,
m), 3.30(3H, s), 3.59-3.74(6H, m), 3.78(2H,t, J=6.
6Hz), 3.87(2H, q, J=7.3Hz), 3.90(3H, s), 4.02(4H,
q, J=7.3Hz), 5.91(1H, d, J=2.2Hz), 6.31(1H, d, J=
1.5Hz), 6.36(2H, d, J=1.5Hz), 6.57(1H, t, J=2.2H
z), 6.66(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.87(2H, dd, J=2.
2, 7.3Hz), 7.51(1H, s)。
【0483】実施例94 3-(4-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ブチリルアミノ)-1-
メチル-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン メタン
スルホナート(例示化合物番号:2-860) (94a)4-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ブタン酸メチル
エステル 実施例(44f)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
506mgのN,N-ジメチルホルムアミド溶液5mlに炭酸カ
リウム206mgおよびメチル 4-ブロモブチレート540mgを
加えて60℃で3時間攪拌した。反応液に希塩酸を加え、
ジエチルエーテルで抽出した。ジエチルエーテル層を飽
和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。得られた固体をジイ
ソプロピルエーテルで洗浄して、標記化合物を白色固体
として505mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.44(6H, t, J=7.3Hz),2.05(2H, quintet, J=6.6Hz),
2.47(2H, t, J=6.6Hz), 3.65(3H, s), 3.89-3.97(4H,
m), 4.03(4H, q, J=7.3Hz), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.
43(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-6.66(2H, m), 6.83(2H, dd,
J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.84(1
H, s), 8.20(1H, d, J=9.5Hz)。
【0484】(94b)4-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3
-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイ
ル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ブ
タン酸 実施例(94a)で得られた4-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]ブタン酸 メチルエステル337mgおよび水酸化ナトリ
ウム33.2mgを用いて実施例(1e)と同様にして反応を行
い、標記化合物を白色固体として268mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.6Hz),
1.43(6H, t, J=6.6Hz),2.06(2H, quintet, J=6.6Hz),
2.52(2H, t, J=6.6Hz), 3.87-3.97(4H, m), 4.04(4H,
q, J=6.6Hz), 6.38-6.47(3H, m), 6.58-6.66(2H, m),
6.80-6.92(3H, m),7.86(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8H
z)。
【0485】(94c)7-[3-(N-(1-アザ-ビシクロ[2.2.
2]オクタン-3-イル)カルバモイル)-プロポキシ]-1-(3,
5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド 実施例(94b)で得られた4-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]-ブタン酸200mgのN,N-ジメチルホルムアミド溶液5
mlにトリエチルアミン0.094ml、アジ化ジフェニル
ホスホリル0.094mlおよび3-アミノキヌクリジン 二
塩酸塩80.4mgを加えて室温で24時間攪拌した。反応液
に水を加え、塩化メチレンで抽出した。塩化メチレン層
を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:アセトン/塩
化メチレン=1/2)で分離精製し、標記化合物を透明油
状物質として225mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.41(6H, t, J=7.3Hz),1.43-1.52(1H, m), 1.68-1.77(2
H, m), 1.93(2H, quintet, J=6.6Hz), 2.00-2.10(2H,
m), 2.21(2H, t, J=7.3Hz), 2.52-2.80(3H, m), 3.03-
3.12(1H, m), 3.23-3.32(1H, m), 3.47-3.55(1H, m),
3.76(2H, t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.01(4
H, q, J=7.3Hz), 4.09-4.18(1H, m), 6.35(1H, d, J=2.
2Hz), 6.40(2H, d, J=2.2Hz), 6.57(1H, t, J=2.2Hz),
6.61(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.79-6.87(3H, m), 7.81
(1H, s), 8.15(1H, d, J=8.8Hz)。
【0486】(94d)3-(4-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]ブチリルアミノ)-1-メチル-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン メタンスルホナート 実施例(94c)で得られた7-[3-(N-(1-アザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン-3-イル)カルバモイル)-プロポキシ]-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド204mgおよびメタンスルホン酸メチル95.
9mgを用いて実施例(3b)と同様に反応を行い、標記化合
物を白色固体として158mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.43(6H, t, J=7.3Hz),1.75-1.82(1H, m), 2.00-2.12(4
H, m), 2.30-2.40(2H, m), 2.43(2H, t, J=7.3Hz), 2.7
4(3H, s), 3.10(3H, s), 3.24-3.44(3H, m), 3.49-3.57
(1H, m), 3.87-3.95(4H, m), 4.00-4.10(5H, m), 4.18-
4.27(1H, m), 4.35-4.43(1H, m), 6.30(1H, d, J=2.2H
z), 6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.
63(1H, tt,J=2.2, 8.8Hz), 6.82(2H, dd, J=2.2, 8.1H
z), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),7.79(1H, s), 8.18(1
H, d, J=8.8Hz), 8.60(1H, d, J=6.6Hz). 融点:120-122℃。
【0487】実施例95 1-(7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4
-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチ
ル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-758) 実施例(93m)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルアミド166mgおよび1,4-ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタン27.9mgを用いて実施例(11j)
と同様にして反応を行い、標記化合物を白色固体として
160mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.18(3H, t, J=7.3Hz),
1.35(6H, bs), 1.42(6H,t, J=7.3Hz), 1.62-1.79(4H,
m), 3.24(6H, t, J=7.3Hz), 3.50-3.57(2H, m),3.64(6
H, t, J=7.3Hz), 3.77(2H, t, J=6.6Hz), 3.87(2H, q,
J=7.3Hz), 3.90(3H, s), 4.02(4H, q, J=7.3Hz), 5.91
(1H, d, J=2.2Hz), 6.31(1H, d, J=2.2Hz),6.34(2H, d,
J=1.5Hz), 6.57(1H, t, J=2.2Hz), 6.66(1H, tt, J=2.
2, 8.8Hz),6.86(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.49(1H, s). 融点:127-130℃。
【0488】実施例96 1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4
-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチ
ル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-827) (96a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3,5-ジエトキ
シフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(93l)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド340mg、炭酸カリウム131mgおよび1,8‐ジ
ブロモオクタン515mgを用いて実施例(11i)と同様にし
て反応を行い、標記化合物を白色固体として357mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.29-1.42(8H, m), 1.43(6H, t, J=7.3Hz), 1.69(2H, q
uintet, J=7.3Hz), 1.84(2H, quintet, J=7.3Hz), 3.40
(2H, t, J=6.6Hz), 3.79(2H, t, J=6.6Hz), 3.84-3.92
(5H, m), 4.02(4H,q, J=7.3Hz), 5.92(1H, d, J=2.2H
z), 6.30(1H, d, J=2.2Hz), 6.38(2H, d, J=1.5Hz), 6.
57(1H, t, J=2.2Hz), 6.65(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.
88(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.55(1H, s)。
【0489】(96b)1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(96a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルアミド163mgおよび1,4-ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタン26.9mgを用いて実施例(11j)
と同様にして反応を行い、標記化合物を白色固体として
168mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.26-1.40(8H, m), 1.42(6H, t, J=7.3Hz), 1.64-1.78
(4H, m), 3.25(6H, t, J=7.3Hz), 3.50-3.55(2H,m), 3.
65(6H, t, J=7.3Hz), 3.80(2H, t, J=6.6Hz), 3.87(2H,
q, J=7.3Hz), 3.90(3H, s), 4.02(4H, q, J=7.3Hz),
5.92(1H, d, J=2.2Hz), 6.31(1H, d, J=2.2Hz), 6.35(2
H, d, J=1.5Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.66(1H, tt,
J=2.2, 8.8Hz), 6.86(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.49(1
H, s). 融点:120-123℃。
【0490】実施例97 1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4
-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチ
ル)-1-メチルピペリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-826) 実施例(96a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-5-メトキシ-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルアミド176mgおよび1-メチルピペ
リジン1mlを用いて実施例(11j)と同様にして反応を
行い、標記化合物を黄色固体として101mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.26-1.42(8H, m), 1.42(6H, t, J=7.3Hz), 1.64-1.96
(10H, m), 3.32(3H, s), 3.61-3.75(6H, m), 3.78(2H,
t, J=6.6Hz), 3.87(2H, q, J=7.3Hz), 3.90(3H, s), 4.
02(4H, q, J=7.3Hz), 5.92(1H, d, J=2.2Hz), 6.31(1H,
d, J=2.2Hz), 6.36(2H, d, J=2.2Hz), 6.57(1H, t, J=
2.2Hz), 6.65(1H, tt, J=2.2, 8.8Hz), 6.86(2H, dd, J
=2.2, 8.1Hz), 7.51(1H, s)。
【0491】実施例98 3-(3-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]プロピルカルバモイ
ル)-1-メチル-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
メタンスルホナート(例示化合物番号:2-859) (98a)7-(3-ブロモプロポキシ)-1-(3,5-ジエトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(44f)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
400mg、炭酸カリウム163mgおよび1,3-ジブロモプロパ
ン476mgを用いて実施例(11i)と同様にして反応を行
い、標記化合物を白色固体として386mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.44(6H, t, J=7.3Hz),2.26(2H, quintet, J=5.9Hz),
3.53(2H, t, J=5.9Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz),4.00-4.
08(6H, m), 6.44(3H, d, J=2.2Hz), 6.58-6.66(2H, m),
6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2,
8.8Hz), 7.85(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.8Hz)。
【0492】(98b)7-(3-アジド-プロポキシ)-1-(3,5-
ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ルアミド 実施例(98a)で得られた7-(3-ブロモプロポキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド386mgのN,N-ジメチルホルムアミド溶液4
mlにアジ化ナトリウム120mgを加えて室温で24時間攪
拌した。反応液に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1)で分離精製し、標
記化合物を透明油状物質として363mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.44(6H, t, J=7.3Hz),1.99(2H, quintet, J=6.6Hz),
3.47(2H, t, J=6.6Hz), 3.88-3.98(4H, m), 4.04(4H,
q, J=7.3Hz), 6.40-6.46(3H, m), 6.58-6.66(2H, m),
6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 9.
5Hz), 7.84(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0493】(98c)7-(3-アミノ-プロポキシ)-1-(3,5-
ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ルアミド 実施例(98b)で得られた7-(3-アジド-プロポキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド363mgおよび10%パラジウム炭素60mgを用
いて実施例(1g)と同様にして反応を行い、標記化合物
を白色固体として279mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=7.3Hz),
1.39(6H, t, J=7.3Hz),2.24(2H, br), 3.17(2H, br),
3.83-4.04(8H, m), 6.28-6.39(3H, m), 6.56(1H,s), 6.
61(1H, t, J=8.8Hz), 6.81(2H, d, J=6.6Hz), 6.89(1H,
d, J=7.3Hz), 7.72(1H, s), 8.09(1H, d, J=8.8Hz),
8.36(2H, br)。
【0494】(98d)7-[3-[(1-アザ-ビシクロ[2.2.2]
オクタン-3-カルボニル)-アミノ]-プロポキシ]-1-(3,5
-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド 実施例(98c)で得られた7-(3-アミノ-プロポキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド178mg、トリエチルアミン0.088ml、ア
ジ化ジフェニルホスホリル113mgおよび1-アザ-ビシクロ
[2.2.2]オクタン-3-カルボン酸 一塩酸塩72.4mgを
用いて実施例(94c)と同様にして反応を行い、標記化合
物を白色固体として186mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.8Hz),
1.44(6H, t, J=6.8Hz),1.26-1.34(1H, m), 1.49-1.62(2
H, m), 1.67-1.75(1H, m), 1.86-1.91(1H, m),1.94(2H,
quintet, J=6.8Hz), 2.27-2.33(1H, m), 2.69-2.80(2
H, m), 2.81-2.99(3H, m), 3.28-3.48(3H, m), 3.88-3.
95(4H, m), 4.04(4H, q, J=6.8Hz), 6.39(1H, d, J=2.0
Hz), 6.42(2H, d, J=2.0Hz), 6.58-6.66(2H, m), 6.81-
6.88(3H,m), 7.82(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz)。
【0495】(98e)3-(3-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]プロピルカルバモイル)-1-メチル-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタン メタンスルホナート 実施例(98d)で得られた7-[3-[(1-アザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン-3-カルボニル)-アミノ]-プロポキシ]-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド168mgおよびメタンスルホン酸メチル79.
0mgを用いて実施例(3b)と同様に反応を行い、標記化合
物を白色固体として124mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.43(6H, t, J=7.3Hz),1.75-1.87(1H, m), 1.91-2.01(3
H, m), 2.03-2.14(1H, m), 2.25-2.37(1H, m),2.48-2.5
4(1H, m), 2.67(3H, s), 3.07(3H, s), 3.31-3.49(6H,
m), 3.69-3.84(3H, m), 3.90(2H, q, J=7.3Hz), 3.95(2
H, t, J=5.9Hz), 4.03(4H, q, J=7.3Hz), 6.38-6.42(3
H, m), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.63(1H, tt, J=2.2,
8.8Hz), 6.82(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.97(1H, dd, J
=2.2, 8.8Hz), 7.77(1H, s), 8.18(1H, d, J=8.8Hz),
8.24(1H, t, J=5.1Hz)。
【0496】実施例99 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチル-カル
バモイル)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-120) (99a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド 実施例(11f)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸200mg,シュウ酸クロリド0.08ml,(3,5
-ジフルオロフェニル)-メチルアミン73mgおよびトリエ
チルアミン0.13mlを用いて実施例(1f)と同様に反応
を行い,標記化合物を無色泡状物として155mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(3H, s), 3.81(6H,
s), 4.99(2H, s), 6.43(2H, d, J=2.2Hz), 6.46(1H, d,
J=2.4Hz), 6.65(2H, m), 6.89(2H, dd, J=2.0,8.0Hz),
7.01(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.27-7.37(5H, m), 7.9
1(1H, s), 8.24(1H, d, J=8.9Hz)。
【0497】(99b)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド 実施例(99a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチル
アミド145mgおよび10%パラジウムー炭素30mgを用いて
実施例(11h)と同様に反応を行い、標記化合物を黄色泡
状物として122mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.44(3H, s), 3.79(6H,
s), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.51(1H, d, J=2.1Hz), 6.
56(1H, m), 6.60-6.65(1H, m), 6.87(2H, dd, J=1.8,
5.9Hz), 6.95(1H, dd, J=2.0, 8.9Hz), 7.87(1H, s),
8.03(1H, d, J=9.0Hz)。
【0498】(99c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-メチルアミド 実施例(99b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-メチルアミド
115mg,1,7-ジブロモヘプタン0.13mlおよび炭酸カ
リウム51mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製を
行い,標記化合物を黄色泡状物として101mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32-1.46(6H, m), 1.70
-1.77(2H, m), 1.81-1.84(2H, m), 3.40(2H, t, J=6.7H
z), 3.46(3H, s), 3.84(6H, s), 3.87(2H, t, J=6.3H
z), 6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.50(2H, d, J=2.2Hz), 6.
60-6.65(2H, m), 6.88-6.94(3H, m), 7.92(1H, s), 8.2
5(1H, d, J=9.1Hz)。
【0499】(99d)1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-メチル-カルバモイル)-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(99c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-メチルアミド95mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン20mgを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い,標記化合物を単茶色粉末として101mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.39(6H, br), 1.70-1.7
7(2H, br), 2.02(2H, br), 3.36(6H, br), 3.48(3H,
s), 3.53-3.58(2H, dd, m), 3.72(6H, br), 3.83(6H,
s), 3.86(2H, t, J=6.2Hz), 6.41(1H, d, J=2.1Hz), 6.
47(2H, d, J=2.1Hz),6.60-6.65(2H, m), 6.88(2H, dd,
J=1.9, 7.9Hz), 6.94(1H, dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.85(1
H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz). 融点:128〜130℃。
【0500】実施例100 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-プロピル-カ
ルバモイル)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-ア
ザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-199) (100a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)アミド 実施例(11f)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸3.0g,クロロ蟻酸イソブチル1.1ml,
トリエチルアミン1.94mlおよび3,5-ジフルオロアニ
リン986mgを用いて実施例(54c)と同様に反応,精製を
行い、標記化合物を無色結晶として2.06g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.83(6H, s), 5.03(2H,
s), 6.49(2H, d, J=2.2Hz), 6.51-6.56(1H, m), 6.57(1
H, d, J=2.2Hz), 6.67(1H, t, J=2.2Hz), 7.16(1H, dd,
J=2.3, 8.9Hz), 7.28-7.43(7H, m), 8.46(1H, d, J=9.
2Hz), 8.78(1H, s)。
【0501】(100b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-プロピルア
ミド 実施例(100a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)アミド200m
g,55%水素化ナトリウム24mgおよび1-ブロモプロパン
0.13mlを用いて実施例(54d)と同様に反応,精製を
行い,標記化合物を無色泡状物として97mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.93(3H, t, J=7.4Hz),
1.57-1.66(2H, m), 3.79-3.85(8H, m), 4.97(2H, s),
6.40(2H, d, J=2.2Hz), 6.43(1H, d, J=2.4Hz), 6.59-
6.64(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.1Hz), 6.99(1H,
dd, J=2.3, 9.1Hz),7.26-7.36(5H, m), 7.82(1H, s),
8.22(1H, d, J=8.9Hz)。
【0502】(100c)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-プロピルアミド 実施例(100b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-プロピ
ルアミド90mgおよび10%パラジウム炭素20mgを用いて実
施例(11h)と同様に反応を行い、標記化合物を黄色泡状
物として75mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.90(3H, t, J=7.3Hz),
1.59(2H, m), 3.75-3.84(8H, m), 6.40(2H, d, J=2.0H
z), 6.48(1H, d, J=2.0Hz), 6.55(1H, s), 6.63(1H,
m), 6.82(2H, dd, J=1.8, 7.8Hz), 6.93(1H, dd, J=1.
9, 9.0Hz), 7.77(1H,s), 7.99(1H, d, J=8.9Hz)。
【0503】(100d)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-プロピルアミド 実施例(100c)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-プロピルア
ミド70mg,1,7-ジブロモヘプタン0.07mlおよび炭酸
カリウム29mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製
を行い,標記化合物を無色泡状物として67mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.93(3H, t, J=7.4Hz),
1.30-1.48(6H, m), 1.57-1.67(2H, m), 1.69-1.76(2H,
m), 1.81-1.88(2H, m), 3.40(2H, t, J=7.0Hz),3.82-3.
88(10H, m), 6.38(1H, d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d, J=2.
2Hz), 6.59-6.64(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.1H
z), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.83(1H, s), 8.21
(1H, d, J=9.0Hz)。
【0504】(100e)1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-プロピル-カルバモイル)-1-(3,5-ジメトキシ
フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]-ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクタン ブロミド 実施例(100d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-プロピルアミド64mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ
[2.2.2]オクタン13mgを用いて実施例(11j)と同様に
反応を行い,標記化合物を白色固体として62mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.93(3H, t, J=7.4Hz),
1.38(6H, br), 1.56-1.66(2H, m), 1.69-1.77(4H, br),
3.40(6H, br), 3.51-3.58(2H, m), 3.74(6H, br), 3.8
0-3.87(10H, m), 6.38(1H, d, J=2.1Hz), 6.43(2H, d,
J=2.1Hz), 6.61-6.65(2H, m), 6.83(2H, dd, J=2.1, 7.
8Hz), 6.92(1H, dd, J=2.1, 9.0Hz), 7.76(1H, s), 8.1
9(1H, d, J=9.1Hz). 融点:〜125℃。
【0505】実施例101 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピ
ル-カルバモイル)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-
4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミ
ド(例示化合物番号:2-747) (101a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピルアミド 実施例(100a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)アミド200m
g,55%水素化ナトリウム24mgおよび2-ブロモプロパン
0.14mlを用いて実施例(54d)と同様に反応,精製を
行い,標記化合物を橙色泡状物として34mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(6H, d, J=6.8Hz),
3.80(6H, s), 4.90-5.05(1H, m), 4.96(2H, s), 6.34(2
H, br), 6.39(1H, br), 6.61(1H, s), 6.69(1H,m), 6.8
2(2H, d, J=10.0Hz), 6.98(1H, dd, J=2.6, 9.2Hz), 7.
26-7.28(2H, m),7.30-7.36(3H, m), 7.59(1H, br), 8.2
4(1H, d, J=9.0Hz)。
【0506】(101b)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピルア
ミド 実施例(101a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプ
ロピルアミド32mgおよび10%パラジウム炭素10mgを用い
て実施例(11h)と同様に反応を行い、標記化合物を淡黄
色泡状物として27mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(6H, d, J=6.4Hz),
3.78(6H, s), 4.96(1H,m), 6.37(2H, br), 6.43(1H,
s), 6.56(1H, s), 6.73(1H, m), 6.82(2H, d, J=7.3H
z), 6.93(1H, d, J=7.9Hz), 7.56(1H, br), 8.04(1H,
d, J=8.4Hz). (101c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピル
アミド 実施例(101b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピ
ルアミド26mg,1,7-ジブロモヘプタン0.027mlおよ
び炭酸カリウム11mgを用いて実施例(11i)と同様に反
応,精製を行い,標記化合物を白色固体として30mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(6H, d, J=6.6Hz),
1.33-1.48(6H, m), 1.69-1.48(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.8Hz), 3.83-3.87(8H, m),4.90-5.
10(1H, m), 6.35, (1H, s), 6.40(2H, br), 6.61(1H,
s), 6.68-6.69(1H, m), 6.83(2H, m), 6.93(1H, d, J=
7.9Hz), 7.64(1H, br), 8.32(1H, d, J=9.0Hz)。
【0507】(101d)1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-イソプロピル-カルバモイル)-1-(3,5-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン ブロミド 実施例(101c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-イソプロピルアミド29mgおよび1,4-ジアザ-ビシク
ロ[2.2.2]オクタン6mgを用いて実施例(11j)と同様に
反応,精製を行い,標記化合物を白色固体として17mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.12(6H, d, J=6.6Hz),
1.39(6H, br), 1.50-1.95(4H, br), 3.57-3.90(22H,
m), 4.99(1H, m), 6.33(1H, s), 6.38(2H, s), 6.59(1
H, s), 6.70(1H, m), 6.81(2H, d, J=8.1Hz), 6.92(1H,
d, J=7.7Hz), 7.57(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.1Hz). 融点:131〜134℃。
【0508】実施例102 1-[7-[3-(N-アリル-N-(3,5-ジフルオロフェニル)-カル
バモイル)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-256) (102a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-ヒドロキシ-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(100a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド1.
0gおよび10%パラジウム炭素200mgを用いて実施例(11
h)と同様に反応を行い、標記化合物を淡黄色固体とし
て460mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.82(6H, s), 6.49(1
H, d, J=2.1Hz), 6.79(1H, t, J=2.2Hz), 6.91(2H, d,
J=2.2Hz), 6.95(1H, m), 7.02(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
7.51(2H, dd, J=1.9, 9.2Hz), 8.26(1H, d, J=8.9Hz),
8.59(1H, s). (102b)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-メトキシメト
キシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(102a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド460mg
の無水N,N-ジメチルホルムアミド5ml溶液に炭酸カリ
ウム211mgを添加して室温で15分間攪拌した後,クロロ
メチルメチルエーテル0.23mlを滴下し,室温で24時
間撹拌した。塩化メチレンで希釈した反応液を希塩酸,
水,飽和重曹水,飽和食塩水で順次洗浄し,無水硫酸マ
グネシウム乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:塩化メチレ
ン/メタノール=100/1 ;ヘキサン/酢酸エチル=3
/1〜2/1)で精製し,標記化合物を白色固体として371m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.44(3H, s), 3.85(6H,
s), 5.17(2H, s), 6.51-6.56(3H, m), 6.66(1H, t, J=
2.1Hz), 6.78(1H, d, J=2.2Hz), 7.23(1H, dd, J=2.2,
8.9Hz), 7.39(2H, dd, J=2.0, 8.8Hz), 8.48(1H, d, J=
9.1Hz), 8.82(1H,s)。
【0509】(102c)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-アリル-N-(3,5-ジフルオロフェニル)-
アミド 実施例(102b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)アミド16
5mg,55%水素化ナトリウム22mgおよび3-ブロモプロぺ
ン0.11mlを用いて実施例(54d)と同様に反応,精製
を行い,標記化合物を無色泡状物として160mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(3H, s), 3.83(6H,
s), 4.49(2H, d, J=5.3Hz), 5.12(2H, s), 5.20(1H, d,
J=10.2Hz), 5.32(1H, d, J=16.9Hz), 5.89-5.99(1H,
m), 6.49(2H, d, J=2.2Hz), 6.57-6.64(3H, m), 6.85(2
H, dd, J=2.1, 8.1Hz), 7.05(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
7.94(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.9Hz)。
【0510】(102d)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-アリル-N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(102c)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-アリル-N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)アミド145mgに4N-塩化水素/酢酸エチル5mlを加え
室温で1時間撹拌した。反応液をジエチルエーテルで希
釈して析出した固体をろ取し乾燥して、標記化合物を白
色固体として135mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.82(6H, s), 4.43(2
H, d, J=5.4Hz), 5.12(1H, dd, J=1.2, 10.2Hz), 5.30
(1H, dd, J=1.2, 17.1Hz), 5.80-5.90(1H, m), 6.38(1
H, d, J=2.1Hz), 6.65(2H, d, J=1.8Hz), 6.75(1H, t,
J=2.2Hz), 6.80(1H,dd, J=2.1, 8.8Hz), 7.00-7.11(3H,
m), 7.91(1H, d, J=8.9Hz), 8.06(1H, s)。
【0511】(102e)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-アリル-N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-アミド 実施例(102d)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-アリル-N-(3,5-ジフルオロフェニル)アミ
ド128mg,1,7-ジブロモヘプタン0.13mlおよび炭酸
カリウム59mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製
を行い,標記化合物を無色泡状物として69mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.31-1.48(6H, m), 1.69
-1.78(2H, m), 1.81-1.88(2H, m), 3.40(2H, t, J=6.9H
z), 3.84(6H, s), 3.87(2H, t, J=6.4Hz), 4.49(2H, d,
J=5.7Hz), 5.19(1H, dd, J=1.1, 10.3Hz), 5.32(1H,
d, J=17.0Hz), 5.89-5.99(1H, m), 6.40(1H, d, J=2.2H
z), 6.48(2H, d, J=2.2Hz), 6.57-6.63(2H,m), 6.85(2
H, dd, J=2.1, 8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz),
7.90(1H, s), 8.21(1H, d, J=9.1Hz)。
【0512】(102f)1-[7-[3-(N-アリル-N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-カルバモイル)-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(102e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-アリル-N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-アミド66mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン14mgを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い,標記化合物を白色粉末として43mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.39(6H, br), 1.69-1.7
7(4H, m), 3.38(6H, br), 3.55-3.59(2H, m), 3.74(6H,
br), 3.83-3.89(8H, m), 4.47(2H, d, J=5.4Hz), 5.19
(1H, d, J=10.3Hz), 5.30(1H, d, J=17.3Hz), 5.88-5.9
7(1H, m), 6.39(1H, d, J=2.1Hz), 6.46(2H, d, J=2.1H
z), 6.58-6.64(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.0, 8.0Hz),
6.92(1H, dd, J=2.1, 9.0Hz), 7.84(1H, s), 8.19(1H,
d, J=9.0Hz). 融点:〜115℃。
【0513】実施例103 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)-カルバモイル)-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-
4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミ
ド(例示化合物番号:2-871) (103a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-メトキシメト
キシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニル)-アミ
ド 実施例(102b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド1
65mg,55%水素化ナトリウム22mgおよび3-ブロモプロピ
ン0.10mlを用いて実施例(54d)と同様に反応,精製
を行い,標記化合物を黄色泡状物として150mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.24(1H, t, J=2.4Hz),
3.42(3H, s), 3.84(6H,s), 4.65(2H, d, J=2.4Hz), 5.1
2(2H, s), 6.49(2H, d, J=2.2Hz), 6.61-6.70(3H, m),
6.96(2H, dd, J=2.1, 7.6Hz), 7.06(1H, dd, J=2.2, 8.
9Hz), 7.98(1H,s), 8.24(1H, d, J=9.0Hz)。
【0514】(103b)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニル)
-アミド 実施例(103a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プ
ロピニル)-アミド140mgを用いて実施例(102d)と同様に
反応,精製して標記化合物を淡茶色固体として121mg得
た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.21(1H, t, J=2.5H
z), 3.82(6H, s), 4.67(2H, d, J=2.5Hz), 6.38(1H, d,
J=2.2Hz), 6.65(2H, d, J=2.1Hz), 6.74(1H, t, J=2.2
Hz), 6.80(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.06-7.14(1H, m),
7.16(2H, dd, J=2.2, 8.2Hz), 7.90(1H, d, J=8.9Hz),
8.06(1H, s)。
【0515】(103c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-(2-プロピニル)-アミド 実施例(103b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピ
ニル)-アミド114mg,1,7-ジブロモヘプタン0.12ml
および炭酸カリウム48mgを用いて実施例(11i)と同様に
反応,精製を行い,標記化合物を淡黄色泡状物として91
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.31-1.48(6H, m), 1.70
-1.78(2H, m), 1.80-1.88(2H, m), 2.24(1H, t, J=2.4H
z), 3.40(2H, t, J=6.7Hz), 3.84(6H, s), 3.87(2H, t,
J=6.4Hz), 4.65(2H, d, J=2.4Hz), 6.41(1H, d, J=2.2
Hz), 6.49(2H, d,J=2.2Hz), 6.63(1H, t, J=2.2Hz), 6.
64-6.70(1H, m), 6.91-6.97(3H,m), 7.95(1H, s), 8.22
(1H, d, J=9.0Hz)。
【0516】(103d)1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-(2-プロピニル)-カルバモイル)-1-(3,5-ジメ
トキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-
イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン ブロミド 実施例(103c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-(2-プロピニル)-アミド87mgおよび1,4-ジアザ-ビシ
クロ[2.2.2]オクタン18mgを用いて実施例(11j)と同
様に反応,精製を行い,標記化合物を淡黄色粉末として
62mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.39(6H, br), 1.69-1.7
7(4H, m), 2.28(1H, t,J=2.3Hz), 3.33(6H, br), 3.54-
3.58(2H, m), 3.71(6H, br), 3.80-3.86(8H, m), 4.63
(2H, d, J=2.2Hz), 6.40(1H, d, J=2.0Hz), 6.46(2H,
d, J=2.1Hz), 6.62(1H, t, J=2.1Hz), 6.65-6.70(1H,
m), 6.92-6.96(3H,m), 7.88(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.
9Hz). 融点:124〜127℃。
【0517】実施例104 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル)-1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-ア
ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合
物番号:2-180) (104a)1-(2-ヒドロキシ-4-メトキシメトキシフェニル)
-エタノン 1-(2,4-ジヒドロキシフェニル)-エタノン50gの無水テ
トラヒドロフラン350ml溶液に,氷冷し撹拌しなが
ら,55%水素化ナトリウム15.8gを加えた。氷冷で2時
間撹拌後,クロロメチルメチルエーテル27.2mlを滴
下し,室温で20時間攪拌した。反応液の溶媒を留去後,
残渣を希塩酸で中和し,酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネシウムで
乾燥後,溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル
=10/1〜5/1)で精製し,標記化合物を無色油状物質と
して35.6g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.57(3H, s), 3.48(3H,
s), 5.21(2H, s), 6.55(1H, dd, J=2.4, 8.8Hz), 6.60
(1H, d, J=2.4Hz), 7.65(1H, d, J=8.9Hz)。
【0518】(104b)1-(2-メトキシ-4-メトキシメトキ
シフェニル)-エタノン 実施例(104a)で得られた1-(2-ヒドロキシ-4-メトキシ
メトキシフェニル)-エタノン89.8g,ヨードメタン4
2.7mlおよび炭酸カリウム94.9gを用いて実施例(11
b)と同様に反応を行い,標記化合物を無色油状物とし
て85.6g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.58(3H, s), 3.49(3H,
s), 3.90(3H, s), 5.22(2H, s), 6.61(1H, d, J=2.2H
z), 6.66(1H, dd, J=2.1, 8.7Hz), 7.80(1H, d, J=8.8H
z). (104c)3-(2-メトキシ-4-メトキシメトキシフェニル)-3
-オキソ-プロピオン酸メチルエステル 実施例(104b)で得られた1-(2-メトキシ-4-メトキシメ
トキシフェニル)-エタノン85.6g,55%水素化ナトリ
ウム20.0gおよび炭酸ジメチル400mlを用いて実施例
(11c)と同様に反応を行い,標記化合物を黄色油状物と
して54.9g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.49(3H, s), 3.72(3H,
s), 3.87(3H, s), 3.94(2H, s), 5.22(2H, s), 6.60(1
H, d, J=2.1Hz), 6.69(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.92(1
H, d, J=8.8Hz)。
【0519】(104d)3-ジメチルアミノ-2-(2-メトキシ-
4-メトキシメトキシベンゾイル)-アクリル酸 メチルエ
ステル 実施例(104c)で得られた3-(2-メトキシ-4-メトキシメ
トキシフェニル)-3-オキソ-プロピオン酸 メチルエス
テル54.9gおよびN,N-ジメチルホルムアミドジメチルア
セタール54.8mlを用いて実施例(11d)と同様に反応
を行い,標記化合物を黄色油状物として63.7g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.80-3.20(6H, br), 3.4
9(3H, s), 3.50(3H, s),3.78(3H, s), 5.20(2H, s), 6.
54(1H, d, J=2.2Hz), 6.64(1H, dd, J=2.2, 8.7Hz), 7.
56(1H, d, J=8.6Hz), 7.64(1H, s)。
【0520】(104e)1-(3-ベンジルオキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 メチルエステル 実施例(104d)で得られた3-ジメチルアミノ-2-(2-メト
キシ-4-メトキシメトキシベンゾイル)-アクリル酸 メ
チルエステル5.04g,3-ベンジルオキシアニリン4.75
gおよび炭酸カリウム4.31gを用いて実施例(11e)と
同様に反応を行って、標記化合物を淡黄色固体として
6.06g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(3H, s), 3.92(3H,
s), 5.12(4H, s), 6.60(1H, d, J=2.2Hz), 7.00-7.03(2
H, m), 7.14(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.17-7.20(1H,
m), 7.34-7.46(5H, m), 7.51(1H, t, J=8.2Hz), 8.48(1
H, d, J=8.9Hz), 8.51(1H, s)。
【0521】(104f)1-(3-ベンジルオキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 実施例(104e)で得られた1-(3-ベンジルオキシフェニ
ル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 メチルエステル5.96gおよび水酸
化ナトリウム2.7gを用いて実施例(1e)と同様に反応
を行って、標記化合物を白色固体として4.97g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(3H, s), 5.13, 5.1
5, 5.16, 5.17(total 4H, each s), 6.73(1H, d, J=2.2
Hz), 7.01(1H, d, J=3.3Hz), 7.02(1H, d, J=1.3Hz),
7.21-7.24(1H, m), 7.25-7.28(1H, m), 7.34-7.45(5H,
m), 7.53(1H, t, J=8.5Hz), 8.48(1H, d, J=9.2Hz), 8.
75(1H, s)。
【0522】(104g)1-(3-ベンジルオキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(104f)で得られた1-(3-ベンジルオキシフェニ
ル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸4.86g,クロロ蟻酸イソブチル1.6
3ml,トリエチルアミン3.14mlおよび3,5-ジフル
オロアニリン1.6gを用いて実施例(54c)と同様に反応
を行って、標記化合物を淡黄色固体として4.58g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(3H, s), 5.12, 5.1
3, 5.148, 5.15(total 4H, each s), 6.52-6.57(1H,
m), 6.71(1H, d, J=2.2Hz), 7.02(1H, d, J=1.9Hz), 7.
04(1H, d, J=1.2Hz), 7.20-7.27(2H, m), 7.34-7.46(7
H, m), 7.53(1H, t,J=8.4Hz), 8.49(1H, d, J=8.9Hz),
8.83(1H, s)。
【0523】(104h)1-(3-ベンジルオキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド 実施例(104g)で得られた1-(3-ベンジルオキシフェニ
ル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-ア
ミド4.55g,55%水素化ナトリウム549mgおよびヨード
エタン2.66mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を
行って、標記化合物を淡黄色泡状物として3.93g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.0Hz),
3.40(3H, s), 3.93(2H,q, J=7.0Hz), 5.09(2H, s), 5.1
0(2H, s), 6.56(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.66(1H, m),
6.84(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 6.95(1H, d, J=3.7Hz),
6.96(1H, d, J=1.3Hz), 7.05(1H, dd, J=2.3, 9.2Hz),
7.15-7.17(1H, m), 7.34-7.52(6H, m), 7.89(1H, s),
8.23(1H, d, J=9.0Hz)。
【0524】(104i)1-(3-ヒドロキシフェニル)-7-メト
キシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(104h)で得られた1-(3-ベンジルオキシフェニ
ル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド3.9gのエタノール50ml溶液に10%パラ
ジウム炭素を加え,水素雰囲気下で1時間撹拌した。触
媒をろ過して塩化メチレンで洗浄し,合わせたろ液の溶
媒を減圧濃縮した。析出した固体をジイソプロピルエー
テル中で懸濁してろ取し、標記化合物を白色固体として
3.1g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.15(3H, t, J=7.0Hz),
3.37(3H, s), 3.70-3.93(2H, m), 5.056, 5.060(total
2H, each s), 6.54-6.63(3H, m), 6.78-6.83(3H,m), 6.
99(1H, dd, J=2.0, 9.0Hz), 7.09(1H, dd, J=2.1, 8.2H
z), 7.37(1H, t,J=8.0Hz), 8.15(1H, d, J=8.9Hz), 8.2
2(1H, s)。
【0525】(104j)1-(3-エトキシフェニル)-7-メトキ
シメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(104i)で得られた1-(3-ヒドロキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド1.5g,ヨードエタン0.49mlおよび炭酸カリウ
ム863mgを無水N,N-ジメチルホルムアミド20ml中で混
合し,室温で二日間撹拌した。反応液を水で希釈し,塩
化メチレンで抽出した。抽出液を希塩酸,水,飽和重曹
水,飽和食塩水で順次洗浄後,無水硫酸マグネシウムで
乾燥し,溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル
=1/1〜1/3)で精製して、標記化合物を淡黄色油状物
として2.1g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.2Hz),
1.45(3H, t, J=7.1Hz),3.40(3H, s), 3.93(2H, q, J=7.
2Hz), 4.07(2H, q, J=7.0Hz), 5.10(2H, s), 6.57(1H,
d, J=2.2Hz), 6.60-6.66(1H, m), 6.83-6.85(3H, m),
6.91(1H, d, J=7.9Hz), 7.04-7.09(2H, m), 7.46(1H,
t, J=8.1Hz), 7.90(1H, s), 8.25(1H, d, J=8.9Hz)。
【0526】(104k)1-(3-エトキシフェニル)-7-ヒドロ
キシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(104j)で得られた1-(3-エトキシフェニル)-7-メ
トキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミ
ド2.1gを用いて実施例(102d)と同様に反応を行い、標
記化合物を白色固体として1.36g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=7.1Hz),
1.42(3H, t, J=7.0Hz),3.89(2H, q, J=7.1Hz), 4.01(2
H, q, J=7.0Hz), 6.42(1H, s), 6.63(1H, t, J=8.6Hz),
6.77-6.82(4H, m), 6.90(1H, d, J=8.5Hz), 7.02(1H,
dd, J=1.7, 8.5Hz), 7.37(1H, t, J=8.0Hz), 7.79(1H,
s), 7.99(1H, d, J=8.8Hz)。
【0527】(104l)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(104k)で得られた1-(3-エトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド650m
g,1,7-ジブロモヘプタン0.71mlおよび炭酸カリウ
ム290mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製を行
い,標記化合物を無色泡状物として717mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.34-1.47(9H, m), 1.68-1.88(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.7Hz), 3.84(2H, t, J=6.4Hz), 3.
93(2H, q, J=7.1Hz), 4.07(2H, q, J=7.2Hz), 6.34(1H,
d, J=2.2Hz), 6.60-6.65(1H, m), 6.83-6.85(3H, m),
6.89-6.92(2H, m), 7.08(1H, dd, J=2.3,8.5Hz), 7.47
(1H, t, J=8.2Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.0H
z)。
【0528】(104m)1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル)-1-(3-エトキシフェニル)
-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプ
チル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド 実施例(104l)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド200mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.2.
2]オクタン43mgを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い,標記化合物を白色粉末として227mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.36(6H, br), 1.45(3H,t, J=6.8Hz), 1.65-1.80(4H,
m), 3.25-3.29(6H, m), 3.50-3.55(2H, m), 3.65-3.69
(6H, m), 3.82(2H, t, J=6.1Hz), 3.91(2H, q, J=7.1H
z), 4.07(2H, q, J=6.8Hz), 6.33(1H, d, J=2.1Hz), 6.
61-6.67(1H, m), 6.81-6.84(3H, m), 6.88-6.93(2H,
m), 7.08(1H, dd, J=2.3, 8.4Hz), 7.48(1H, t, J=8.2H
z), 7.79(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.9Hz). 融点:〜112℃。
【0529】実施例105 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル)-1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-ピリジニウム
ブロミド(例示化合物番号:2-166) 実施例(104l)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド200mgおよびピリジン0.03mlを用いて実
施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を白色粉末
として105mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.2Hz),
1.38(6H, br), 1.45(3H,t, J=6.9Hz), 1.67(2H, br),
2.00-2.10(2H, br), 3.81(2H, t, J=6.2Hz), 3.92(2H,
q, J=7.2Hz), 4.07(2H, q, J=6.7Hz), 5.02(2H, t, J=
7.4Hz), 6.32(1H,d, J=2.0Hz), 6.61-6.66(1H, m), 6.8
1-6.85(3H, m), 6.88-6.91(2H, m), 7.08(1H, dd, J=2.
2, 8.4Hz), 7.48(1H, t, J=8.1Hz), 7.81(1H, s), 8.07
-8.11(2H,m), 8.18(1H, d, J=9.1Hz), 8.46(1H, t, J=
7.7Hz), 9.50(2H, d, J=5.8Hz). 融点:〜76℃。
【0530】実施例106 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル)-1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番号:
2-178) 実施例(104l)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド200mgおよびキヌクリジン43mgを用いて実
施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を白色粉末
として193mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.37(6H, br), 1.45(3H,t, J=7.1Hz), 1.65-1.85(4H, b
r), 2.01(6H, br), 2.22(1H, br), 3.46-3.51(2H, m),
3.68-3.71(6H, m), 3.82(2H, t, J=6.1Hz), 3.92(2H,
q, J=7.1Hz), 4.07(2H, q, J=7.0Hz), 6.33(1H, d, J=
1.8Hz), 6.61-6.66(1H, m), 6.83-6.85(3H,m), 6.90-6.
92(2H, m), 7.09(1H, dd, J=2.1, 8.4Hz), 7.49(1H, t,
J=8.1Hz),7.83(1H, s), 8.21(1H, d, J=9.0Hz) 融点:〜113℃。
【0531】実施例107 1-[8-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル)-1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-4-アザ-1-ア
ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合
物番号:2-378) (107a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3-エトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(104k)で得られた1-(3-エトキシフェニル)―7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド65
0mg,1,8-ジブロモオクタン0.78mlおよび炭酸カリ
ウム290mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製を
行い,標記化合物を無色泡状物として759mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.2Hz),
1.30-1.47(11H, m), 1.67-1.74(2H, m), 1.80-1.87(2H,
m), 3.40(2H, t, J=7.0Hz), 3.84(2H, t, J=6.4Hz),
3.93(2H, q, J=7.2Hz), 4.07(2H, q, J=7.1Hz), 6.34(1
H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.65(1H, m), 6.83-6.85(3H,
m), 6.89-6.92(2H, m), 7.08(1H, dd, J=2.2,8.4Hz),
7.47(1H, t, J=8.1Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=
9.0Hz)。
【0532】(107b)1-[8-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル)-1-(3-エトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-
オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド 実施例(107a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド200mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.2.
2]オクタン42mgを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い,標記化合物を白色粉末として217mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.25-1.40(8H, br), 1.45(3H, t, J=6.9Hz), 1.65-1.74
(4H, m), 3.27-3.31(6H, m), 3.47-3.54(2H, m),3.67-
3.71(6H, m), 3.84(2H, t, J=6.3Hz), 3.91(2H, q, J=
7.1Hz), 4.07(2H,q, J=6.9Hz), 6.34(1H, d, J=2.2Hz),
6.61-6.67(1H, m), 6.81-6.84(3H, m), 6.88-6.93(2H,
m), 7.08(1H, dd, J=2.1, 8.2Hz), 7.48(1H, t, J=8.1
Hz), 7.79(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.9Hz). 融点:〜80℃。
【0533】実施例108 1-[8-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル)-1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-ピリジニウ
ム ブロミド(例示化合物番号:2-364) 実施例(107a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド200mgおよびピリジン0.03mlを用いて実
施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を淡黄色粉
末として94mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.27-1.36(8H, m), 1.45(3H, t, J=6.9Hz), 1.65-1.71
(2H, m), 2.00-2.07(2H, m), 3.82(2H, t, J=6.3Hz),
3.92(2H, q, J=7.1Hz), 4.07(2H, q, J=6.8Hz), 5.01(2
H, t, J=7.4Hz), 6.33(1H, d, J=2.1Hz), 6.61-6.66(1
H, m), 6.82-6.85(3H, m), 6.88-6.91(2H, m), 7.08(1
H, dd, J=2.2, 8.4Hz), 7.48(1H, t, J=8.1Hz), 7.82(1
H, s), 8.08-8.11(2H, m), 8.19(1H, d, J=9.0Hz), 8.4
7(1H. t, J=7.8Hz), 9.49(2H, d, J=5.9Hz). 融点:〜81℃。
【0534】実施例109 1-[8-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-エチルカルバ
モイル)-1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-1-アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番号:
2-376) 実施例(107a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド200mgおよびキヌクリジン42mgを用いて実
施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を白色粉末
として190mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.30-1.40(8H, br), 1.45(3H, t, J=7.1Hz), 1.67(4H,
br), 2.05(6H, br), 2.22-2.25(1H, m), 3.45-3.51(2H,
m), 3.67-3.71(6H, m), 3.83(2H, t, J=6.3Hz), 3.93
(2H, q, J=7.1Hz),4.07(2H, q, J=7.2Hz), 6.34(1H, d,
J=2.1Hz), 6.61-6.66(1H, m), 6.83-6.85(3H, m), 6.9
1(2H, dd, J=1.9, 9.2Hz), 7.09(1H, dd, J=2.4, 8.3H
z), 7.48(1H, t, J=8.2Hz), 7.84(1H, s), 8.22(1H, d,
J=8.9Hz). 融点:〜75℃。
【0535】実施例110 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル)-1-(3-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化
合物番号:2-808) (110a)7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1-(3-プロポキシ
フェニル)-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(104i)で得られた1-(3-ヒドロキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド1.5g,1-ブロモプロパン0.57mlおよび炭酸カ
リウム863mgを用いて実施例(104j)と同様に反応を行
い,標記化合物を黄色油状物として1.9g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.5Hz),
1.21(3H, t, J=7.2Hz),1.80-1.89(2H, m), 3.40(3H,
s), 3.91-3.96(4H, m), 5.10(2H, s), 6.57(1H, d, J=
2.2Hz), 6.60-6.66(1H, m), 6.83-6.85(3H, m), 6.91(1
H, d, J=7.9Hz), 7.04-7.09(2H, m), 7.46(1H, t, J=8.
2Hz), 7.90(1H, s), 8.25(1H, d, J=8.9Hz)。
【0536】(110b)7-ヒドロキシ-4-オキソ-1-(3-プロ
ポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(110a)で得られた7-メトキシメトキシ-4-オキソ
-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド1.9gを用いて実施例(102d)と同様に反応を行い、
標記化合物を黄色泡状物として1.41g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.4Hz),
1.18(3H, t, J=7.0Hz),1.77-1.86(2H, m), 3.87-3.92(4
H, m), 6.44(1H, s), 6.63(1H, t, J=8.6Hz), 6.78-6.8
5(4H, m), 6.93(1H, d, J=8.5Hz), 7.03(1H, d, J=7.7H
z), 7.38(1H, t,J=8.0Hz), 7.80(1H, s), 8.00(1H, d,
J=8.5Hz)。
【0537】(110c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-4-オ
キソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド 実施例(110b)で得られた7-ヒドロキシ-4-オキソ-1-(3-
プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド68
0mg,1,7-ジブロモヘプタン0.72mlおよび炭酸カリ
ウム295mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製を
行い,標記化合物を無色泡状物として582mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=6.9Hz),1.30-1.47(6H, m), 1.68-1.75(2
H, m), 1.80-1.89(4H, m), 3.39(2H, t, J=6.7Hz), 3.8
4(2H, t, J=6.5Hz), 3.91-3.97(4H, m), 6.34(1H, d, J
=2.2Hz), 6.60-6.65(1H, m), 6.83-6.85(3H, m), 6.89-
6.92(2H, m), 7.09(1H, dd, J=2.4, 8.5Hz), 7.47(1H,
t, J=8.1Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.9Hz)。
【0538】(110d)1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル)-4-オキソ-1-(3-プロポキ
シフェニル)-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘ
プチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド 実施例(110c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド180mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン38mgを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い,標記化合物を淡紅色粉末として169mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.0Hz),1.37(6H, br), 1.65-1.90(6H,
m), 3.33(6H, br), 3.52-3.56(2H, m), 3.70(6H,br),
3.83(2H, t, J=6.1Hz), 3.89-3.97(4H, m), 6.34(1H,
d, J=2.0Hz), 6.61-6.67(1H, m), 6.81-6.84(3H, m),
6.88-6.93(2H, m), 7.09(1H, dd, J=2.2, 8.4Hz), 7.48
(1H, t, J=8.1Hz), 7.79(1H, s), 8.20(1H, d, J=9.0H
z). 融点:〜105℃。
【0539】実施例111 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル)-4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-ピリジニウ
ム ブロミド(例示化合物番号:2-806) 実施例(110c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド180mgおよびピリジン0.027mlを用いて
実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を淡黄色
粉末として99mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.2Hz),1.38(6H, br), 1.65-1.75(2H,
m), 1.80-1.88(2H, m), 2.01-2.06(2H, m), 3.82(2H,
t, J=6.0Hz), 3.90-3.97(4H, m), 5.02(2H, t, J=7.5H
z), 6.33(1H, d, J=2.1Hz), 6.61-6.67(1H, m), 6.81-
6.85(3H, m), 6.89-6.92(2H, m), 7.09(1H, dd, J=2.1,
8.1Hz), 7.48(1H, t, J=8.1Hz), 7.82(1H, s), 8.07-
8.10(2H, m), 8.20(1H, d, J=9.0Hz), 8.44-8.48(1H,
m), 9.51(2H, d, J=5.9Hz). 融点:〜81℃。
【0540】実施例112 1-[7-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル)-4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-アゾニア
ビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-807) 実施例(110c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド180mgおよびキヌクリジン38mgを用いて実
施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を白色粉末
として160mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.2Hz),1.37(6H, br), 1.65-1.89(6H,
m), 2.05(6H, br), 2.21-2.23(1H, m), 3.46-3.51(2H,
m), 3.67-3.71(6H, m), 3.83(2H, t, J=6.1Hz), 3.90-
3.98(4H, m), 6.34(1H, d, J=2.1Hz), 6.61-6.66(1H,
m), 6.83-6.85(3H, m), 6.91(2H, dd, J=1.9, 8.9Hz),
7.09(1H, dd, J=2.2, 8.3Hz), 7.48(1H, t, J=8.2Hz),
7.83(1H, s),8.21(1H, d, J=8.9Hz) 融点:〜100℃。
【0541】実施例113 1-[8-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル)-4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-4-アザ-1-
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化
合物番号:2-848) (113a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-4-オキソ-1-(3-プ
ロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(110b)で得られた7-ヒドロキシ-4-オキソ-1-(3-
プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド68
0mg,1,8-ジブロモオクタン0.79mlおよび炭酸カリ
ウム295mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製を
行い,標記化合物を無色泡状物として588mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.0Hz),1.30-1.43(8H, m), 1.65-1.74(2
H, m), 1.80-1.89(4H, m), 3.39(2H, t, J=6.7Hz), 3.8
4(2H, t, J=6.4Hz), 3.91-3.97(4H, m), 6.35(1H, d, J
=2.2Hz), 6.60-6.65(1H, m), 6.83-6.85(3H, m), 6.89-
6.92(2H, m), 7.08(1H, dd, J=2.2, 8.2Hz), 7.47(1H,
t, J=8.2Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.1Hz)。
【0542】(113b)1-[8-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル)-4-オキソ-1-(3-プロポ
キシフェニル)-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-
オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド 実施例(113a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド180mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン37mgを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い,標記化合物を白色粉末として158mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.0Hz),1.25-1.40(8H, br), 1.65-1.89
(6H, m), 3.29-3.33(6H, m), 3.47-3.54(2H, m),3.68-
3.71(6H, m), 3.84(2H, t, J=6.2Hz), 3.89-3.97(4H,
m), 6.34(1H, d, J=2.1Hz), 6.61-6.67(1H, m), 6.82-
6.84(3H, m), 6.88-6.93(2H, m), 7.09(1H,dd, J=2.1,
8.3Hz), 7.48(1H, t, J=8.1Hz), 7.79(1H, s), 8.20(1
H, d, J=9.1Hz). 融点:〜110℃。
【0543】実施例114 1-[8-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル)-4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-ピリジニ
ウム ブロミド(例示化合物番号:2-846) 実施例(113a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド180mgおよびピリジン0.027mlを用いて
実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を白色粉
末として115mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.2Hz),1.27-1.43(8H, m), 1.64-1.71(2
H, m), 1.80-1.89(2H, m), 2.00-2.05(2H, m),3.83(2H,
t, J=6.2Hz), 3.90-3.97(4H, m), 5.01(2H, t, J=7.4H
z), 6.34(1H, d, J=2.1Hz), 6.61-6.67(1H, m), 6.82-
6.85(3H, m), 6.89-6.92(2H, m), 7.09(1H, dd, J=2.3,
8.4Hz), 7.48(1H, t, J=8.2Hz), 7.83(1H, s), 8.08-
8.11(2H, m), 8.21(1H, d, J=8.9Hz), 8.47(1H, t, J=
7.7Hz), 9.50(2H,d, J=5.8Hz). 融点:〜77℃。
【0544】実施例115 1-[8-[3-(N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル)-4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番
号:2-847) 実施例(113a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
4-オキソ-1-(3-プロポキシフェニル)-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド180mgおよびキヌクリジン37mgを用いて実
施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を白色粉末
として125mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.1Hz),1.27-1.41(8H, m), 1.65-1.75(4
H, m), 1.80-1.89(2H, m), 2.05(6H, br), 2.22-2.25(1
H, m), 3.45-3.49(2H, m), 3.67-3.71(6H, m), 3.83(2
H, t, J=6.2Hz),3.90-3.98(4H, m), 6.34(1H, d, J=2.1
Hz), 6.61-6.66(1H, m), 6.83-6.85(3H,m), 6.90-6.92
(2H, m), 7.09(1H, dd, J=2.2, 8.4Hz), 7.48(1H, t, J
=8.1Hz),7.84(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.9Hz). 融点:〜97℃。
【0545】実施例116 1-[7-[1-(3,5-ジメトキシフェニル)-3-(N-エチル-N-フ
ェニル-カルバモイル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番号:2-10
8) (116a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-エチル-N-フェニルアミド 実施例(11f)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸300mg,シュウ酸クロリド0.12ml,N-エ
チルアニリン0.13mlおよびトリエチルアミン0.29m
lを用いて実施例(1f)と同様に反応,精製を行い,標
記化合物を淡黄色固体として140mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.0Hz),
3.79(6H, s), 3.94-3.97(2H, m), 4.94(2H, s), 6.29(2
H, br), 6.38(1H, br), 6.59(1H, s), 6.96(1H,d, J=8.
7Hz), 7.10-7.35(10H, m), 7.61(1H, br), 8.26(1H, d,
J=8.0Hz)。
【0546】(116b)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-エチル-N-フェニルアミド 実施例(116a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-エチル-N-フェニルアミド130mgおよび1
0%パラジウム炭素30mgを用いて実施例(11h)と同様に
反応を行い、標記化合物を淡黄色固体として91mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.1Hz),
3.75(6H, s), 3.90-4.00(2H, br), 6.26(2H, br), 6.43
(1H, s), 6.52(1H, t, J=1.9Hz), 6.92(1H, d, J=8.8H
z), 7.10-7.30(5H, m), 7.52(1H, br), 7.96(1H, d, J=
8.0Hz)。
【0547】(116c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-エチル-N-フェニルアミド 実施例(116b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-エチル-N-フェニルアミド87mg,1,7-ジブ
ロモヘプタン0.1mlおよび炭酸カリウム41mgを用いて
実施例(11i)と同様に反応,精製を行い,標記化合物を
白色固体として88mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.0Hz),
1.30-1.47(6H, m), 1.67-1.78(2H, m), 1.80-1.87(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.8Hz), 3.81-3.85(8H, m),3.95-3.
99(2H, m), 6.25-6.40(3H, m), 6.59(1H, s), 6.88(1H,
d, J=8.4Hz), 7.10-7.30(5H, m), 7.60(1H, br), 8.24
(1H, d, J=8.1Hz)。
【0548】(116d)1-[7-[1-(3,5-ジメトキシフェニ
ル)-3-(N-エチル-N-フェニル-カルバモイル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-ア
ザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(116c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-エチル-N-フェニルアミド84
mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.2.2]オクタン19mg
を用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物
を白色粉末として88mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.22(3H, t, J=7.0Hz),
1.36(6H, br), 1.65-1.85(4H, m), 3.35(6H, br), 3.52
-3.56(2H, m), 3.73(6H, br), 3.78-3.87(8H, m), 3.93
(2H, q, J=7.0Hz), 6.25-6.40(3H, m), 6.58(1H, t, J=
2.0Hz), 6.89(1H,d, J=8.8Hz), 7.15-7.30(5H, m), 7.4
9(1H, br), 8.20(1H, d, J=8.5Hz). 融点:149〜154℃。
【0549】実施例117 1-[7-[1-(3,5-ジメトキシフェニル)-3-[N-エチル-N-(3
-フルオロフェニル)-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-ア
ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合
物番号:2-736) (117a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3-フルオロフェニル)-アミド 実施例(11f)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸300mg,クロロ蟻酸イソブチル0.11ml,
トリエチルアミン0.29mlおよび3-フルオロアニリン
0.1mlを用いて実施例(54c)と同様に反応,精製を行
い,標記化合物を白色固体として337mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.83(6H, s), 5.04(2H,
s), 6.49(2H, d, J=2.2Hz), 6.58(1H, d, J=2.2Hz), 6.
67(1H, t, J=2.2Hz), 6.77-6.82(1H, m), 7.16(1H, dd,
J=2.3, 9.0Hz), 7.25-7.39(7H, m), 7.75-7.79(1H,
m), 8.47(1H, d, J=8.9Hz), 8.80(1H, s)。
【0550】(117b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-エチル-N-(3-フルオロフェニル)-アミド 実施例(117a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3-フルオロフェニル)-アミド320mg,5
5%水素化ナトリウム40mgおよびヨードエタン0.19ml
を用いて実施例(54d)と同様に反応を行い,標記化合物
を淡黄色固体として303mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.9Hz),
3.80(6H, s), 3.93(2H,q, J=7.0Hz), 4.96(2H, s), 6.3
5(2H, d, J=1.3Hz), 6.40(1H, d, J=2.0Hz), 6.61(1H,
t, J=2.2Hz), 6.85-6.89(1H, m), 6.97(2H, dd, J=2.0,
9.0Hz), 7.09(1H, d, J=2.2Hz), 7.19-7.36(6H, m),
7.73(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.9Hz)。
【0551】(117c)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-エチル-N-(3-フルオロフェニル)-アミド 実施例(117b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-エチル-N-(3-フルオロフェニル)-アミ
ド290mgおよび10%パラジウム炭素60mgを用いて実施例
(11h)と同様に反応を行い、標記化合物を淡黄色固体と
して231mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.18(3H, t, J=7.1Hz),
3.77(6H, s), 3.91(2H,q, J=7.0Hz), 6.34(2H, s), 6.4
6(1H, d, J=1.8Hz), 6.53(1H, t, J=2.1Hz), 6.87-7.00
(3H, m), 7.04(1H, d, J=7.8Hz), 7.18-7.24(1H, m),
7.67(1H, s), 7.97(1H, d, J=8.8Hz)。
【0552】(117d)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-エチル-N-(3-フルオロフェニ
ル)-アミド 実施例(117c)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-エチル-N-(3-フルオロフェニル)-アミド22
0mg,1,7-ジブロモヘプタン0.24mlおよび炭酸カリ
ウム99mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製を行
い,標記化合物を淡黄色固体として210mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.2Hz),
1.31-1.47(6H, m), 1.69-1.75(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.40(2H, t, J=6.8Hz), 3.83-3.86(8H, m),3.94(2
H, q, J=7.1Hz), 6.35(1H, d, J=1.8Hz), 6.41(2H, d,
J=1.1Hz), 6.60(1H, t, J=2.2Hz), 6.69-6.90(2H, m),
6.97-7.00(1H, m), 7.09(1H, d, J=8.1Hz), 7.19-7.24
(1H, m), 7.73(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.9Hz)。
【0553】(117e)1-[7-[1-(3,5-ジメトキシフェニ
ル)-3-[N-エチル-N-(3-フルオロフェニル)-カルバモイ
ル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘ
プチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド 実施例(117d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-エチル-N-(3-フルオロフェ
ニル)-アミド195mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.2.
2]オクタン70mgを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い,標記化合物を白色粉末として211mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.37(6H, br), 1.65-1.80(4H, m), 3.30-3.40(6H, m),
3.52-3.57(2H, m), 3.71-3.75(6H, m), 3.82-3.85(8H,
m), 3.92(2H, q, J=7.0Hz), 6.35-6.37(3H, m), 6.60(1
H, t, J=2.1Hz),6.86-6.92(2H, m), 6.97(1H, d, J=9.7
Hz), 7.05(1H, d, J=8.0Hz), 7.19-7.25(1H, m), 7.64
(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.9Hz). 融点:〜120℃。
【0554】実施例118 1-[7-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-3-[N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-
アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-799) (118a)1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-7-メトキ
シメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(185e)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシ
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド1.52g,1-ブロモブタン0.64ml
および炭酸カリウム823mgを用いて実施例(104j)と同様
に反応を行い,標記化合物を無色泡状物として1.53g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.0Hz),1.45-1.56(2H, m), 1.77-1.82(2
H, m), 3.41(3H, s), 3.82(3H, s), 3.90-3.98(4H, m),
5.11(2H, s), 6.46(2H, d, J=1.8Hz), 6.59-6.67(3H,
m), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 7.04(1H, dd, J=2.
2, 8.9Hz), 7.89(1H, s), 8.23(1H, d, J=9.1Hz)。
【0555】(118b)1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニ
ル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド 実施例(118a)で得られた1-(3-ブトキシ-5-メトキシフ
ェニル)―7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド1.51gを用いて実施例(102d)と同様に
反応を行い、標記化合物を白色固体として1.47g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.98(3H, t, J=7.3Hz),
1.29(3H, t, J=7.2Hz),1.44-1.54(2H, m), 1.73-1.80(2
H, m), 3.80(3H, s), 3.93(2H, t, J=6.4Hz), 4.01(2H,
q, J=7.1Hz), 6.28(1H, s), 6.35(1H, s), 6.59(1H,
s), 6.69(1H, d,J=1.9Hz), 6.79(1H, t, J=8.5Hz), 7.0
6(2H, d, J=4.8Hz), 7.58(1H, dd, J=1.6, 9.0Hz), 7.7
4(1H, s), 8.20(1H, d, J=9.1Hz)。
【0556】(118c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド 実施例(118b)で得られた1-(3-ブトキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド700mg,1,7-ジブロモヘプタン0.68mlお
よび炭酸カリウム278mgを用いて実施例(11i)と同様に
反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物として590m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.2Hz),1.31-1.55(8H, m), 1.69-1.88(6
H, m), 3.40(2H, t, J=6.9Hz), 3.83(3H, s), 3.86(2H,
t, J=6.4Hz), 3.90-3.98(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.2H
z), 6.46(2H, d,J=2.1Hz), 6.60-6.65(2H, m), 6.84(2
H, dd, J=2.2, 8.0Hz), 6.90(1H, dd, J=2.3, 9.2Hz),
7.85(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.9Hz)。
【0557】(118d)1-[7-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシ
フェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン ブロミド 実施例(118c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド160mgおよび1,4-ジアザ-ビシ
クロ[2.2.2]オクタン31mgを用いて実施例(11j)と同
様に反応を行い,標記化合物を白色粉末として136mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.98(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.0Hz),1.38(6H, br), 1.45-1.54(2H,
m), 1.69-1.82(6H, m), 3.31(6H, br), 3.52-3.56(2H,
m), 3.68-3.71(6H, m), 3.83(3H, s), 3.85(2H, t, J=
6.2Hz), 3.89-3.98(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.1Hz), 6.
42(2H, d J=1.8Hz), 6.61(1H, t, J=2.1Hz), 6.62-6.66
(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.0, 7.7Hz), 6.92(1H, dd,
J=2.1, 8.9Hz), 7.78(1H, s), 8.19(1H, d, J=9.1Hz). 融点:〜115℃。
【0558】実施例119 1-[7-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-3-[N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-ピ
リジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-797) 実施例(118c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド200mgおよびピリジン0.5ml
を用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物
を白色固体として172mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.98(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.0Hz),1.39(6H, br), 1.45-1.54(2H,
m), 1.68-1.82(4H, m), 2.00-2.10(2H, br), 3.83-3.86
(5H, m), 3.90-3.98(4H, m), 5.03(2H, t, J=7.5Hz),
6.39(1H, d, J=2.1Hz), 6.43(2H, d, J=2.1Hz), 6.61(1
H, t, J=2.1Hz), 6.63-6.66(1H, m), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 7.8Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.81(1H,
s), 8.07-8.11(2H, m), 8.20(1H, d, J=8.9Hz), 8.46(1
H, t, J=7.6Hz), 9.53(2H, d, J=5.9Hz). 融点:101〜104℃。
【0559】実施例120 1-[7-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-3-[N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化
合物番号:2-798) 実施例(118c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド200mgおよびキヌクリジン39mg
を用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物
を白色粉末として168mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.1Hz),1.38(6H, br), 1.45-1.55(2H,
m), 1.71-1.86(6H, m), 2.05(6H, br), 2.21-2.24(1H,
m), 3.46-3.51(2H, m), 3.68-3.72(6H, m), 3.83-3.87
(5H, m), 3.90-4.01(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.1Hz),
6.44(2H, d, J=2.1Hz), 6.61(1H, t, J=2.0Hz), 6.63-
6.66(1H, m), 6.84(2H, dd, J=2.0, 7.9Hz), 6.91(1H,
dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.83(1H, s), 8.21(1H, d, J=9.0H
z). 融点:〜115℃。
【0560】実施例121 1-[8-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-3-[N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-4
-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミ
ド(例示化合物番号:2-845) (121a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3-ブトキシ-5-
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(118b)で得られた1-(3-ブトキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド700mg,1,8-ジブロモオクタン0.74mlお
よび炭酸カリウム278mgを用いて実施例(11i)と同様に
反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物として593m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.0Hz),1.31-1.55(10H, m), 1.68-1.88
(6H, m), 3.40(2H, t, J=6.9Hz), 3.83(3H, s),3.86(2
H, t, J=6.4Hz), 3.90-3.3.98(4H, m), 6.40(1H, d, J=
2.2Hz), 6.45(2H,d, J=2.1Hz), 6.61(1H, t, J=2.1Hz),
6.62-6.65(1H, m), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 6.9
1(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.85(1H, s), 8.21(1H, d,
J=9.0Hz)。
【0561】(121b)1-[8-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシ
フェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]-オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン ブロミド 実施例(121a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド160mgおよび1,4-ジアザ-ビシ
クロ[2.2.2]オクタン31mgを用いて実施例(11j)と同
様に反応を行い,標記化合物を白色粉末として136mg得
た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.94(3H, t, J=7.4H
z), 1.01(3H, t, J=7.1Hz), 1.29(8H, m), 1.39-1.48(2
H, m), 1.59-1.74(6H, m), 2.99-3.03(6H, m), 3.13-3.
17(2H, m), 3.23-3.26(6H, m), 3.81-3.85(5H, m), 3.8
9(2H, t, J=6.3Hz),4.02(2H, t, J=6.5Hz), 6.36(1H,
d, J=2.2Hz), 6.63(2H, s), 6.73(1H, t, J=2.1Hz), 6.
99(1H, dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.04-7.13(3H, m), 8.00(1
H, d, J=8.9Hz), 8.08(1H, s). 融点:〜115℃。
【0562】実施例122 1-[8-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-3-[N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-
ピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-843) 実施例(121a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド210mgおよびピリジン0.5ml
を用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物
を無色泡状物として140mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.98(3H, t, J=7.3Hz),
1.21(3H, t, J=7.0Hz),1.25-1.45(8H, br), 1.47-1.54
(2H, m), 1.67-1.81(4H, m), 2.04(2H, br), 3.83-3.87
(5H, m), 3.90-4.01(4H, m), 5.01(2H, br), 6.40(1H,
d, J=1.8Hz), 6.43(2H, d, J=1.9Hz), 6.60-6.66(2H,
m), 6.84(2H, dd, J=2.0, 7.8Hz), 6.91(1H, dd, J=1.
6, 8.9Hz), 7.82(1H, s), 8.10(2H, br), 8.20(1H, d,
J=8.9Hz), 8.47(1H, t, J=7.4Hz), 9.51(2H, br). IRスペクトルνmax(cm-1):3430, 3010, 2933, 2860, 1
614, 1599, 1458, 1254。
【0563】実施例123 1-[8-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-3-[N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチル]-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-844) 実施例(121a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド210mgおよびキヌクリジン40mg
を用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物
を白色粉末として167mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.2Hz),1.34(8H, br), 1.45-1.55(2H,
m), 1.67-1.82(6H, m), 2.06(6H, br), 2.22-2.25(1H,
br), 3.46-3.51(2H, m), 3.68-3.72(6H, m), 3.83-3.87
(5H, m), 3.90-3.98(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.2Hz),
6.44(2H, d, J=2.1Hz), 6.61(1H, t, J=2.1Hz), 6.62-
6.66(1H, m), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 6.91(1H,
dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.83(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.9H
z). 融点:〜100℃。
【0564】実施例124 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-(2-プロピニル)-カルバモイル]-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-762) (124a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(44d)で得られた7-ベンジルオキシ-4-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-1-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸3.0g,クロロ蟻酸イソブチル0.94ml,ト
リエチルアミン1.82mlおよび3,5-ジフルオロアニリン
1.26gを用いて実施例(54c)と同様に反応を行って,標
記化合物を白色固体として3.56g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.45(6H, t, J=7.1Hz),
3.98-4.06(4H, m), 5.03(2H, s), 6.45(2H, d, J=2.2H
z), 6.51-6.56(1H, m), 6.59(1H, d, J=2.4Hz), 6.65(1
H, t, J=2.2Hz), 7.16(1H, dd, J=2.3, 9.0Hz), 7.28-
7.41(7H, m), 8.45(1H, d, J=9.2Hz), 8.78(1H, s)。
【0565】(124b)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(124a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド2.
5gおよび10%パラジウム炭素を用いて実施例(11h)と
同様に反応を行って、標記化合物を無色結晶として2.2
0g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.34(6H, t, J=7.1H
z), 4.08(4H, q, J=7.1Hz), 6.50(1H, d, J=2.1Hz), 6.
74(1H, t, J=2.1Hz), 6.86(2H, d, J=2.2Hz), 6.91-6.9
7(1H, m), 7.02(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.46-7.53(2
H, m), 8.25(1H, d,J=8.8Hz), 8.58(1H, s)。
【0566】(124c)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(124b)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド2.0
g,クロロメチルメチルエーテル0.94mlおよび炭酸カ
リウム1.15gを用いて実施例(102b)と同様に反応を行
い,標記化合物を白色固体として1.83g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=6.7Hz),
3.44(3H, s), 4.02-4.08(4H, m), 5.17(2H, s), 6.51-
6.57(3H, m), 6.63(1H, t, J=2.2Hz), 6.78(1H, d, J=
2.2Hz), 7.23(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.39(2H, dd, J
=2.9, 9.0Hz), 8.48(1H, d, J=8.9Hz), 8.82(1H, s)。
【0567】(124d)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロ
ピニル)-アミド 実施例(124c)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド1.8
g,55%水素化ナトリウム225mgおよび3-ブロモプロピ
ン1.03mlを用いて実施例(54d)と同様に反応,精製
を行い,標記化合物を黄色泡状物として1.66g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=7.2Hz),
2.25(1H, t, J=2.5Hz),3.41(3H, s), 4.04(4H, q, J=7.
3Hz), 4.64(2H, d, J=2.4Hz), 5.12(2H, s), 6.46(2H,
d, J=2.1Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.64-6.70(2H,
m), 6.96(2H, dd,J=2.1, 7.9Hz), 7.06(1H, dd, J=2.2,
8.9Hz), 7.98(1H, s), 8.23(1H, d, J=8.9Hz)。
【0568】(124e)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニル)
-アミド 実施例(124d)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プ
ロピニル)-アミド1.60gを用いて実施例(102d)と同様
に反応を行って、標記化合物を淡茶色固体として1.62
g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.34(6H, t, J=7.1H
z), 3.20(1H, t, J=2.2Hz), 4.07(4H, q, J=7.1Hz), 4.
67(2H, d, J=2.4Hz), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.61(2H,
d, J=2.1Hz), 6.70(1H, t, J=2.1Hz), 6.80(1H, dd, J
=2.2, 8.8Hz), 7.05-7.12(1H, m), 7.16(2H, dd, J=2.
1, 8.2Hz), 7.89(1H, d, J=8.8Hz), 8.06(1H,s)。
【0569】(124f)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-(2-プロピニル)-アミド 実施例(124e)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピ
ニル)-アミド1.60g,1,7-ジブロモヘプタン1.45m
lおよび炭酸カリウム590mgを用いて実施例(11i)と同
様に反応,精製を行い,標記化合物を淡黄色泡状物とし
て1.30g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.31-1.48(12H, m), 1.7
0-1.78(2H, m), 1.80-1.88(2H, m), 2.24(1H, t, J=2.4
Hz), 3.40(2H, t, J=6.8Hz), 3.87(2H, t, J=6.4Hz),
4.04(4H, q, J=7.1Hz), 4.64(2H, d, J=2.2Hz), 6.42(1
H, d, J=2.1Hz), 6.46(2H, d, J=2.0Hz), 6.60(1H, t,
J=2.0Hz), 6.64-6.69(1H, m), 6.91-6.97(3H, m), 7.94
(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.3Hz)。
【0570】(124g)1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-(2-プロピニ
ル)-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7
-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(124f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-(2-プロピニル)-アミド250mgおよび1,4-ジアザ-ビ
シクロ[2.2.2]オクタン82mgを用いて実施例(11j)と
同様に反応を行い,標記化合物を淡茶色粉末として255m
g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26-1.39(12H, m),
1.59-1.69(4H, m), 2.99-3.03(6H, m), 3.13-3.17(2H,
m), 3.21-3.26(7H, m), 3.90(2H, t, J=6.2Hz), 4.08(4
H, q, J=6.9Hz), 4.68(2H, d, J=2.2Hz), 6.37(1H, d,
J=2.2Hz), 6.64(2H, d, J=1.9Hz), 6.70(1H, t, J=2.1H
z), 6.99(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.06-7.12(1H, m),
7.17(2H, dd, J=2.1, 8.5Hz), 7.98(1H, d, J=8.9Hz),
8.12(1H, s). 融点:〜125℃。
【0571】実施例125 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-(2-プロピニル)-カルバモイル]-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-761) 実施例(124f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-(2-プロピニル)-アミド250mgおよびキヌクリジン82m
gを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合
物を淡茶色固体として255mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.20-1.40(12H, m),
1.57-1.67(4H, m), 1.82-1.86(6H, br), 2.04-2.07(1H,
m), 3.04-3.08(2H, m), 3.21(1H, t, J=2.3Hz),3.32-
3.37(6H, m), 3.89(2H, t, J=6.3Hz), 4.07(4H, q, J=
7.0Hz), 4.68(2H, d, J=2.3Hz), 6.37(1H, d, J=2.1H
z), 6.63(2H, d, J=1.9Hz), 6.70(1H, t, J=2.0Hz), 6.
99(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.06-7.11(1H, m), 7.17(2
H, dd, J=2.1,8.4Hz), 7.98(1H, d, J=9.0Hz), 8.12(1
H, s). 融点:145〜147℃。
【0572】実施例126 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-(2-プロピニル)-カルバモイル]-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-760) 実施例(124f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-(2-プロピニル)-アミド250mgおよび1-メチルピペリ
ジン0.5mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い,標記化合物を黄色固体として224mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.27-1.40(12H, m),
1.46-1.58(2H, m), 1.59-1.67(4H, m), 1.76(4H, br),
2.97(3H, s), 3.21(1H, t, J=2.4Hz), 3.23-3.30(6H,
m), 3.90(2H, t, J=6.3Hz), 4.08(4H, q, J=6.9Hz), 4.
68(2H, d, J=2.3Hz), 6.37(1H, d, J=2.2Hz), 6.64(2H,
d, J=2.0Hz), 6.70(1H, t, J=2.1Hz), 7.04(1H, dd, J
=2.2, 9.2Hz), 7.06-7.12(1H, m), 7.17(2H, dd, J=2.
1, 8.4Hz), 7.98(1H, d, J=8.9Hz), 8.12(1H, s). 融点:128〜130℃。
【0573】実施例127 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メ
チル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-75
1) 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド113gおよび1-メチルピペリジン75ml
のアセトニトリル500ml溶液を15時間,加熱還流し
た。溶媒および過剰の1-メチルピペリジンを減圧下留去
した後,析出した固体をジエチルエーテルで洗浄して標
記化合物の粗体を得た。得られた粗体をエタノールより
再結晶し,標記化合物を黄色結晶として118g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.0Hz),
1.42-1.45(12H, m), 1.72-1.91(10H, m), 3.32(3H, s),
3.51-3.76(6H, m), 3.85(2H, t, J=6.1Hz), 3.92(2H,
q, J=7.1Hz), 4.01-4.06(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.0H
z), 6.43(2H, d, J=2.1Hz), 6.60(1H, t, J=2.2Hz), 6.
61-6.66(1H, m), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 6.91(1
H, dd, J=2.2, 9.1Hz), 7.83(1H, s), 8.21(1H, d, J=
8.9Hz). 融点:132〜135℃。
【0574】実施例128 1-[6-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-ヘキシル]-4-ア
ザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-733) (128a)7-(6-ブロモヘキシルオキシ)-1-(3,5-ジエトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(44f)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
252mg,1,6-ジブロモヘキサン0.23mlおよび炭酸カ
リウム137mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製
を行い,標記化合物を白色蝋状物として280mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.42-1.46(10H, m), 1.72-1.76(2H, m), 1.83-1.88(2H,
m), 3.40(2H, t, J=6.8Hz), 3.87(2H, t, J=6.2Hz),
3.93(2H, q, J=7.1Hz), 4.03(4H, q, J=6.9Hz), 6.40(1
H, d, J=2.1Hz), 6.44(2H, d, J=2.0Hz), 6.59-6.65(2
H, m), 6.84(2H, dd, J=2.0, 8.0Hz), 6.91(1H, dd, J=
2.1, 8.9Hz), 7.85(1H, s), 8.23(1H, d, J=9.1Hz)。
【0575】(128b)1-[6-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]-ヘキシル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(128a)で得られた7-(6-ブロモ-ヘキシルオキシ)
-1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド130mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ
[2.2.2]オクタン44mgを用いて実施例(11j)と同様に
反応を行い,標記化合物を白色粉末として127mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.41-1.52(10H, m), 1.69-1.82(4H, m), 3.24-3.28(6H,
m), 3.53-3.58(2H, m), 3.65-3.68(6H, m), 3.84(2H,
t, J=6.0Hz), 3.91(2H, q, J=7.2Hz), 4.03(4H, q, J=
6.9Hz), 6.39(1H,d, J=2.1Hz), 6.41(2H, d, J=2.0Hz),
6.60(1H, t, J=2.1Hz), 6.61-6.66(1H, m), 6.82(2H,
dd, J=2.0, 7.9Hz), 6.90(1H, dd, J=2.1, 9.1Hz), 7.8
0(1H, s),8.19(1H, d, J=8.9Hz). 融点:123〜126℃。
【0576】実施例129 1-[6-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-ヘキシル]-1-メ
チル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-73
2) 実施例(128a)で得られた7-(6-ブロモヘキシルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド140mgおよび1-メチルピペリジン0.13
mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化
合物を淡黄色固体として153mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.42-1.55(10H, m), 1.70-1.95(10H, m), 3.33(3H, s),
3.63-3.75(6H, m), 3.86(2H, t, J=6.1Hz), 3.92(2H,
q, J=7.0Hz), 4.01-4.07(4H, m), 6.39(1H, d, J=2.1H
z), 6.43(2H, d, J=2.0Hz), 6.60(1H, t, J=2.1Hz), 6.
62-6.65(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.0, 7.9Hz), 6.89(1
H, dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.82(1H, s), 8.20(1H, d, J=
9.0Hz). 融点:130〜133℃。
【0577】実施例130 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-ジメチルカルバモイルオキシ-5-メトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクタン ブロミド(例示化合物番号:2-815) (130a)1-(3-ジメチルカルバモイルオキシ-5-メトキシ
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド 実施例(185e)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシ
フェニル)―7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド670mg,トリエチルアミン0.27ml
およびN,N-ジメチルカルバモイルクロリド0.15mlの
無水N,N-ジメチルホルムアミド20ml溶液を80℃で1時
間撹拌した。酢酸エチルで希釈した反応液を,クエン酸
水溶液,水,飽和重曹水,飽和食塩水で順次洗浄し,無
水硫酸マグネシウムで乾燥後,溶媒を減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:
酢酸エチル)で精製し,標記化合物を無色泡状物として6
74mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.0Hz),
3.02(3H, s), 3.11(3H,s), 3.41(3H, s), 3.85(3H, s),
3.89-3.96(2H, m), 5.12 and 5.15(total 2H,each s),
6.60-6.64(1H, m), 6.65(1H, d, J=2.2Hz), 6.72(1H,
t, J=2.1Hz), 6.77-6.78(1H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2,
8.0Hz), 6.89(1H, t, J=2.1Hz), 7.04(1H, dd, J=2.2,
9.0Hz), 7.90(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz)。
【0578】(130b)1-(3-ジメチルカルバモイルオキシ
-5-メトキシフェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド 実施例(130a)で得られた1-(3-ジメチルカルバモイルオ
キシ-5-メトキシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルアミド635mgを用いて実施
例(102d)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体
として606mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.28(3H, t, J=7.2Hz),
3.04(3H, s), 3.11(3H,s), 3.84(3H, s), 3.99(2H, q,
J=7.2Hz), 6.61(1H, s), 6.65(1H, s), 6.77(1H, d, J=
1.8Hz), 6.79-6.84(1H, m), 6.90(1H, s), 7.01(2H, d,
J=5.0Hz), 7.41(1H, dd, J=1.9, 9.2Hz), 7.80(1H,
s), 8.25(1H, d, J=9.3Hz)。
【0579】(130c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-ジメチルカルバモイルオキシ-5-メトキシフェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5
-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(130b)で得られた1-(3-ジメチルカルバモイルオ
キシ-5-メトキシフェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルアミド590mg,1,7-ジブロモヘプ
タン0.56mlおよび炭酸カリウム302mgを用いて実施例
(11i)と同様に反応,精製を行い,標記化合物を無色泡
状物として570mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.31-1.48(6H, m), 1.69-1.78(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.02(3H, s), 3.11(3H, s), 3.39(2H, t, J=6.7H
z), 3.84-3.96(7H, m), 6.46(1H, d, J=2.15Hz), 6.60-
6.65(1H, m), 6.72(1H, t, J=2.0Hz), 6.77(1H, d, J=
1.9Hz), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 6.55-6.91(2H,
m), 7.87(1H, s), 8.20(1H, d, J=9.0Hz)。
【0580】(130d)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-ジメチルカルバモ
イルオキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾ
ニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(130c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ジメチルカルバモイルオキシ-5-メトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド190mgおよ
び1,4-ジアザ-ビシクロ[2.2.2]オクタン61mgを用い
て実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合物を白色
粉末として188mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.1Hz),
1.38(6H, br), 1.68-1.85(4H, m), 3.02(3H, s), 3.11
(3H, s), 3.26-3.29(6H, m), 3.51-3.55(2H, m),3.65-
3.69(6H, m), 3.83-3.94(7H, m), 6.46(1H, d, J=2.1H
z), 6.61-6.66(1H,m), 6.69-6.70(1H, m), 6.75-6.76(1
H, m), 6.83(2H, dd, J=2.0, 7.9Hz), 6.88-6.92(2H,
m), 7.81(1H, s), 8.18(1H, d, J=8.9Hz). 融点:〜130℃。
【0581】実施例131 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-ジメチルカルバモイルオキシ-5-メトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド
(例示化合物番号:2-814) 実施例(130c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ジメチルカルバモイルオキシ-5-メトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド190mgおよ
び1-メチルピペリジン0.16mlを用いて実施例(11j)
と同様に反応を行い,標記化合物を黄色固体として189m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.41(6H, br), 1.65-1.95(10H, m), 3.02(3H, s), 3.11
(3H, s), 3.32(3H, s), 3.62-6.68(4H, m), 3.71-3.77
(2H, m), 3.81-3.95(7H, m), 6.46(1H, d, J=2.1Hz),
6.60-6.65(1H, m),6.71(1H, t, J=1.7Hz), 6.76-6.77(1
H, m), 6.84(2H, dd, J=2.0, 7.9Hz), 6.88-6.91(2H,
m), 7.85(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.9Hz). 融点:132〜135℃。
【0582】実施例132 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジメ
チルフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化
合物番号:2-764) (132a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジメチルフェニル)-アミド 実施例(44d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸1.0g,クロロ蟻酸イソブチル0.31ml,
トリエチルアミン0.91ml,および3,5-ジメチルアニ
リン0.41mlを用いて実施例(54c)と同様に反応を行
い,標記化合物を白色固体として1.20g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=6.9Hz),
2.32(6H, s), 3.96-4.07(4H, m), 5.03(2H, s), 6.46(2
H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H, d, J=2.2Hz), 6.64(1H, t,
J=2.1Hz), 6.75(1H, s), 7.14(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz),
7.28-7.37(5H, m), 7.43(2H, s), 8.47(1H, d, J=9.2H
z), 8.80(1H, s)。
【0583】(132b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジメチルフェニル)-N-エチルアミド 実施例(132a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジメチルフェニル)-アミド1.18
g,55%水素化ナトリウム137mgおよびヨードエタン0.
66mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を行い,標記
化合物を白色固体として1.11g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, br), 1.43(6H,
t, J=7.0Hz), 2.21(6H,br), 3.80-4.05(6H, m), 4.95
(2H, s), 6.21(2H, br), 6.40(1H, br), 6.56(1H, s),
6.75-7.00(4H, m), 7.26-7.36(5H, m), 7.47(1H, s),
8.25-8.35(1H, br)。
【0584】(132c)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジメチルフェニル)-N-エチルアミド 実施例(132b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジメチルフェニル)-N-エチルア
ミド1.07gおよび10%パラジウム炭素200mgを用いて実
施例(11h)と同様に反応を行い,標記化合物を白色固体
として807mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, br), 1.40(6H,
t, J=7.0Hz), 2.16(6H,br), 3.80-4.05(6H, m), 6.21
(2H, br), 6.41(1H, d, J=2.0Hz), 6.51(1H, t,J=2.1H
z), 6.70-7.00(4H, m), 7.45(1H, br), 8.00(1H, d, J=
8.6Hz)。
【0585】(132d)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジメチルフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(132c)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジメチルフェニル)-N-エチルアミド
600mg,1,7-ジブロモヘプタン0.61mlおよび炭酸カ
リウム331mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製
を行い,標記化合物を白色固体として470mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.18-1.47(15H, m), 1.6
8-1.88(4H, m), 2.21(6H, br), 3.39(2H, d, J=6.6Hz),
3.80-3.95(4H, m), 4.01(4H, q, J=7.3Hz), 6.20-6.40
(3H, br), 6.56(1H, s), 6.80-6.95(4H, m), 7.47(1H,
br), 8.25-8.35(1H, br)。
【0586】(132e)1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジメチルフェニル)-N-エチル-カルバモ
イル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド 実施例(132d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジメチルフェニル)-N
-エチルアミド200mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン68mgを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い,標記化合物を白色固体として238mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.10-1.20(3H, br), 1.3
4(6H, br), 1.42(6H, t,J=6.6Hz), 1.65-1.85(4H, m),
2.20(6H, br), 3.27-3.30(6H, m), 3.51-3.55(2H, m),
3.68-3.72(6H, m), 3.75-3.90(4H, m), 4.01(4H, q, J=
6.6Hz), 6.19(2H, br), 6.34(1H, br), 6.56(1H, s),
6.81(3H, br), 6.90(1H, d, J=8.1Hz), 7.39(1H, br),
8.23(1H, d, J=8.2Hz). 融点:134〜137℃。
【0587】実施例133 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジメ
チルフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチル-
ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-763) 実施例(132d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジメチルフェニル)-N
-エチルアミド200mgおよび1-メチルピペリジン0.18m
lを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合
物を淡黄色固体として200mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, br), 1.35-1.5
0(12H, m), 1.65-1.95(10H, m), 2.21(6H, br), 3.31(3
H, s), 3.63-3.73(6H, m), 3.80-3.95(4H, m), 4.01(4
H, q, J=6.8Hz), 6.15-6.40(3H, m), 6.57(1H, s), 6.7
5-6.95(4H, m), 7.43(1H, br), 8.20-8.30(1H, br). 融点:127〜129℃。
【0588】実施例134 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジメ
トキシフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-ア
ザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-766) (134a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジメトキシフェニル)-アミド 実施例(44d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸1.0g,クロロ蟻酸イソブチル0.31ml,
トリエチルアミン0.91mlおよび3,5-ジメトキシアニ
リン510mgを用いて実施例(54c)と同様に反応を行い,
標記化合物を白色固体として1.26g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=7.1Hz),
3.81(6H, s), 3.96-4.06(4H, m), 5.03(2H, s), 6.25(1
H, t, J=2.1Hz), 6.45(2H, d, J=2.1Hz), 6.59(1H, d,
J=2.2Hz), 6.64(1H, t, J=2.0Hz), 7.06(2H, d, J=2.1H
z), 7.15(1H, dd,J=2.3, 9.0Hz), 7.29-7.38(5H, m),
8.47(1H, d, J=8.9Hz), 8.81(1H, s)。
【0589】(134b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジメトキシフェニル)-N-エチルアミ
ド 実施例(134a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジメトキシフェニル)-アミド1.
24g,55%水素化ナトリウム136mgおよびヨードエタン
0.66mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を行い,
標記化合物を無色泡状物として1.11g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.22(3H, t, J=7.0Hz),
1.43(6H, t, J=6.8Hz),3.68(6H, s), 3.86-4.00(6H,
m), 4.96(2H, s), 6.20-6.30(3H, m), 6.41(1H, br),
6.44(2H, d, J=1.8Hz), 6.56(1H, t, J=2.1Hz), 6.98(1
H, dd, J=1.6, 8.9Hz), 7.27-7.36(5H, m), 7.51(1H, b
r), 8.30(1H, d, J=8.9Hz)。
【0590】(134c)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジメトキシフェニル)-N-エチルアミド 実施例(134b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジメトキシフェニル)-N-エチル
アミド1.08gおよび10%パラジウム炭素200mgを用いて
実施例(11h)と同様に反応を行い,標記化合物を白色固
体として850mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.18-1.25(3H, m), 1.40
(6H, t, J=6.8Hz), 3.63(6H, br), 3.80-4.00(6H, m),
6.26(3H, br), 6.35-6.45(3H, m), 6.52(1H, t,J=2.1H
z), 6.97(1H, dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.50(1H, br), 8.03
(1H, d, J=8.8Hz)。
【0591】(134d)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジメトキシフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(134c)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジメトキシフェニル)-N-エチルアミ
ド600mg,1,7-ジブロモヘプタン0.57mlおよび炭酸
カリウム311mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精
製を行い,標記化合物を無色泡状物として510mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.23(3H, t, J=7.3Hz),
1.28-1.48(12H, m), 1.68-1.75(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.40(2H, t, J=6.6Hz), 3.68(6H, s), 3.83-4.92
(4H, m), 4.00(4H, q, J=7.3Hz), 6.25-6.40(4H, m),
6.44(2H, d, J=1.5Hz), 6.55-6.56(1H, m), 6.88-6.90
(1H, m), 7.50(1H, br), 8.30(1H, d, J=8.8Hz)。
【0592】(134e)1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジメトキシフェニル)-N-エチル-カルバ
モイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(134d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジメトキシフェニル)
-N-エチルアミド200mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン65mgを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い,標記化合物を白色固体として199mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=6.6Hz),
1.35(6H, br), 1.42(6H,t, J=7.3Hz), 1.65-1.80(4H,
m), 3.28-3.32(6H, m), 3.51-3.55(2H, m), 3.67-3.73
(12H, m), 3.80-3.91(4H, m), 4.00(4H, q, J=7.3Hz),
6.20-6.30(3H, m),6.35(1H, br), 6.39(2H, d, J=1.5H
z), 6.56-6.57(1H, m), 6.90-6.92(1H, m),7.45(1H, b
r), 8.24(1H, d, J=8.8Hz). 融点:123〜126℃。
【0593】実施例135 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジメ
トキシフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メ
チル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-76
5) 実施例(134d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジメトキシフェニル)
-N-エチルアミド200mgおよび1-メチルピペリジン0.17
mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化
合物を淡黄色固体として225mg得た。NMRスペクトル(CDC
l3)δppm: 1.22(3H, t, J=6.6Hz), 1.41-1.44(12H,
m), 1.70-2.00(10H, m), 3.31(3H, s), 3.60-3.80(12H,
m), 3.82-3.93(4H, m), 4.01(4H, q, J=7.3Hz), 6.28
(3H, br), 6.35(1H, br), 6.43(2H, d, J=1.5Hz), 6.56
-6.57(1H, m), 6.90(1H, dd, J=1.5, 8.8Hz), 7.49(1H,
br), 8.27(1H, d, J=9.5Hz). 融点:138〜140℃。
【0594】実施例136 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-エチル-N-(3
-ヒドロキシフェニル)-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化
合物番号:2-768) (136a)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-メトキシメト
キシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
メチルエステル 実施例(104d)で得られた3-ジメチルアミノ-2-(2-メト
キシ-4-メトキシメトキシベンゾイル)-アクリル酸 メ
チルエステル10g,3,5-ジエトキシアニリン塩酸塩7.
41gおよび炭酸カリウム17.1gを用いて実施例(11e)
と同様に反応を行って,標記化合物を白色固体として
8.97g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.43(6H, t, J=7.3Hz),
3.42(3H, s), 3.92(3H,s), 4.02-4.07(4H, m), 5.14(2
H, s), 6.51(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1H, t, J=2.2Hz),
6.67(1H, d, J=2.2Hz), 7.13(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
8.47(1H, d, J=8.8Hz), 8.49(1H, s)。
【0595】(136b)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 実施例(136a)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 メチルエステル8.97gおよび水酸化ナ
トリウム4.2gを用いて実施例(11f)と同様に反応を行
って,標記化合物を白色固体として8.6g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=7.3Hz),
3.44(3H, s), 4.02-4.08(4H, m), 5.18(2H, s), 6.51(2
H, d, J=2.2Hz), 6.64(1H, t, J=2.2Hz), 6.81(1H, d,
J=2.2Hz), 7.26(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 8.46(1H, d,
J=8.8Hz), 8.74(1H, s)。
【0596】(136c)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3-ベンジルオキシフェニル)-アミド 実施例(136b)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸700mg,クロロ蟻酸イソブチル0.24m
l,トリエチルアミン0.71mlおよび3-ベンジルオキ
シアニリン413mgを用いて実施例(54c)と同様に反応を
行い,標記化合物を白色固体として994mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=6.6Hz),
3.44(3H, s), 4.02-4.07(4H, m), 5.10(2H, s), 5.17(2
H, s), 6.53(2H, d, J=2.2Hz), 6.63(1H, t, J=2.2Hz),
6.73-6.76(1H, m), 6.79(1H, d, J=2.2Hz), 7.20-7.43
(8H, m), 7.68(1H, d, J=2.2Hz), 8.50(1H, d, J=8.8H
z), 8.86(1H, s)。
【0597】(136d)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3-ベンジルオキシフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(136c)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3-ベンジルオキシフェニル)-アミド
980mg,55%水素化ナトリウム108mgおよびヨードエタン
0.52mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を行い,
標記化合物を無色泡状物として910mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.39(6H, t, J=7.3Hz),3.40(3H, s), 3.92-4.00(6H,
m), 4.94(2H, s), 5.10(2H, s), 6.31(2H, br), 6.54-
6.57(2H, m), 6.77(1H, d, J=8.1Hz), 6.86(1H, d, J=
8.1Hz), 6.92(1H, s), 7.02(1H, d, J=7.3Hz), 7.10-7.
20(1H, m), 7.28-7.34(5H, m), 7.60(1H, br), 8.28(1
H, d, J=8.8Hz)。
【0598】(136e)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3-ベンジルオキシフェニル)-N-エチルアミド 実施例(136d)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3-ベンジルオキシフェニル)-N-エチ
ルアミド870mgを用いて実施例(102d)と同様に反応を行
い,標記化合物を白色固体として870mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.29(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, t, J=7.3Hz),3.93-4.02(6H, m), 5.06(2H,
s), 6.10(2H, d, J=1.5Hz), 6.56(1H, s), 6.87-6.93(3
H, m), 6.99(1H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.18-7.21(1H,
m), 7.25-7.38(5H,m), 7.45(1H, s), 7.76-7.78(1H,
m), 8.23(1H, d, J=9.5Hz)。
【0599】(136f)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3-ベンジルオキシフェニル)-
N-エチルアミド 実施例(136e)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3-ベンジルオキシフェニル)-N-エチルア
ミド850mg,1,7-ジブロモヘプタン0.79mlおよび炭
酸カリウム427mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,
精製を行い,標記化合物を白色固体として650mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.29-1.47(12H, m), 1.68-1.77(2H, m), 1.80-1.88(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.84(2H, t, J=6.6Hz),
3.92-4.00(6H, m), 4.94(2H, s), 6.25-6.40(3H, m),
6.56(1H, t, J=2.2Hz), 6.77(1H, d, J=8.1Hz), 6.85-
6.95(3H, m), 7.10-7.20(1H, m), 7.29-7.43(5H, m),
7.56(1H, br), 8.27(1H, d, J=8.8Hz)。
【0600】(136g)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-エチル-N-(3-ヒドロキシフェ
ニル)-アミド 実施例(136f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3-ベンジルオキシフェニ
ル)-N-エチルアミド400mgのエタノール5ml-塩化メチ
レン10ml溶液に10%パラジウム炭素100mgを加え,水
素雰囲気下,室温で12時間攪拌した。触媒をろ別し,ろ
液の溶媒を減圧留去した。残渣をジイソプロピルエーテ
ル-ジエチルエーテルより固体化して乾燥し、標記化合
物を淡茶色固体として280mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.18(3H, t, J=6.6Hz),
1.27-1.47(12H, m), 1.68-1.88(4H, m), 3.39(2H, t, J
=6.6Hz), 3.82-4.04(8H, m), 6.25-6.40(3H, br), 6.55
-6.65(2H, br), 6.73(1H, d, J=7.3Hz), 6.86(1H, d, J
=8.1Hz), 7.00-7.07(2H, m), 7.66(1H, br), 8.11-8.12
(1H, br)。
【0601】(136h)1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-エチル-N-(3-ヒドロキシフェニル)-カルバモ
イル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]
ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタ
ン ブロミド 実施例(136g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-エチル-N-(3-ヒドロキシフ
ェニル)-アミド135mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ[2.
2.2]オクタン46mgを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い,標記化合物を黄色粉末として119mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.07(3H, t, J=7.3H
z), 1.23-1.35(12H, m), 1.58-1.68(4H, m), 3.00(6H,
t, J=7.3Hz), 3.12-3.16(2H, m), 3.21-3.25(6H, m),
3.70-3.75(2H, m), 3.86-3.89(2H, m), 4.01-4.07(4H,
m), 6.30(1H, s), 6.35-6.50(2H, m), 6.56(1H, d, J=
7.3Hz), 6.64-6.67(3H, m), 6.96-7.03(2H, m), 7.83(1
H, br), 8.02(1H, d, 8.8Hz). 融点:〜140℃。
【0602】実施例137 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-エチル-N-(3
-ヒドロキシフェニル)-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチル-
ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-767) 実施例(136g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-エチル-N-(3-ヒドロキシフ
ェニル)-アミド135mgおよび1-メチルピペリジン0.12m
lを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記化合
物を黄色粉末として103mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.07(3H, t, J=7.3H
z), 1.27-1.34(12H, m), 1.46-1.67(6H, m), 1.76(4H,
br), 2.96(3H, s), 3.20-3.40(6H, m), 3.73(2H, q, J=
7.3Hz), 3.88(2H, t, J=5.86Hz), 4.02-4.08(4H, m),
6.30(1H, s), 6.43(2H, br), 6.54(1H, d, J=7.3Hz),
6.61-6.67(3H, m), 6.90-7.00(2H, m), 7.83(1H, br),
8.03(1H, d, J=8.8Hz). 融点:123〜125℃。
【0603】実施例138 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3-ジメチル
アミノフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-ア
ザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-874) (138a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3-ジメチルアミノフェニル)-アミド 実施例(44d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸2.0g,クロロ蟻酸イソブチル0.64ml,
トリエチルアミン3.03mlおよびN,N-ジメチル-m-フ
ェニレンジアミン 2塩酸塩1.0gを用いて実施例(54
c)と同様に反応を行い,標記化合物を白色固体として
2.45g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=6.6Hz),
2.98(6H, s), 3.95-4.06(4H, m), 5.03(2H, s), 6.45(2
H, d, J=2.2Hz), 6.52(1H, br), 6.59(1H, d, J=2.2H
z), 6.63(1H, t, J=2.2Hz), 7.13-7.16(2H, m), 7.21(1
H, t, J=8.1Hz), 7.29-7.38(6H, m), 8.47(1H, d, J=8.
8Hz), 8.83(1H, s)。
【0604】(138b)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3-ジメチルアミノフェニル)-N-エチルア
ミド 実施例(138a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3-ジメチルアミノフェニル)-アミド1.
0g,55%水素化ナトリウム113mgおよびヨードエタン
0.55mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を行い,
標記化合物を無色泡状物として580mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.23(3H, t, J=7.3Hz),
1.43(6H, t, J=7.3Hz),2.83(6H, s), 3.92-3.99(6H,
m), 4.94(2H, s), 6.20(2H, br), 6.37(1H, br),6.51-
6.60(4H, m), 6.95(1H, d, J=8.8Hz), 7.07(1H, br),
7.28-7.36(5H, m),7.44(1H, br), 8.20-8.35(1H, br)。
【0605】(138c)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3-ジメチルアミノフェニル)-N-エチルアミド 実施例(138b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3-ジメチルアミノフェニル)-N-エチル
アミド560mgおよび10%パラジウム炭素100mgを用いて実
施例(11h)と同様に反応を行い,標記化合物を白色固体
として442mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(6H, t, J=7.3Hz),2.78(6H, br), 3.85-4.00(6H,
m), 6.22(2H, br), 6.38(1H, s), 6.49-6.63(4H,m), 6.
91(1H, d, J=8.8Hz), 7.05(1H, br), 7.44(1H, br), 7.
97(1H, d, J=8.8Hz)。
【0606】(138d)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3-ジメチルアミノフェニル)-
N-エチルアミド 実施例(138c)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3-ジメチルアミノフェニル)-N-エチルア
ミド400mg,1,7-ジブロモヘプタン0.40mlおよび炭
酸カリウム214mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,
精製を行い,標記化合物を無色油状物として430mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.24(3H, t, J=6.6Hz),
1.33-1.47(12H, m), 1.67-1.73(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 2.84(6H, br), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.82-3.85
(2H, m), 3.93-4.02(6H, m), 6.20-6.35(3H, m), 6.50-
6.70(4H, m), 6.87(1H, d, J=8.1Hz), 7.08(1H, br),
7.45(1H, br), 8.27(1H, br)。
【0607】(138e)1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3-ジメチルアミノフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクタン ブロミド 実施例(138d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3-ジメチルアミノフェニ
ル)-N-エチルアミド200mgおよび1,4-ジアザ-ビシクロ
[2.2.2]オクタン66mgを用いて実施例(11j)と同様に
反応を行い,標記化合物を白色粉末として209mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.22(3H, t, J=6.6Hz),
1.33(6H, br), 1.42(6H,t, J=7.3Hz), 1.60-1.85(4H,
m), 2.83(6H, s), 3.27-3.31(6H, m), 3.50-3.55(2H,
m), 3.68-3.72(6H, m), 3.75-3.81(2H, m), 3.85-3.95
(2H, m), 4.00(4H,q, J=7.3Hz), 6.22(2H, br), 6.32(1
H, br), 6.50-6.65(4H, m), 6.89(1H, d, J=8.1Hz), 7.
08(1H, br), 7.42(1H, br), 8.27(1H, d, J=8.8Hz). 融点:〜117℃。
【0608】実施例139 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3-ジメチル
アミノフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メ
チル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-7
5) 実施例(138d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3-ジメチルアミノフェニ
ル)-N-エチルアミド200mgおよび1-メチルピペリジン0.
17mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,標記
化合物を淡黄色固体として206mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.23(3H, t, J=6.6Hz),
1.39(6H, br), 1.42(6H,t, J=7.3Hz), 1.69-2.00(10H,
m), 2.84(6H, s), 3.31(3H, s), 3.63-3.75(6H,m), 3.8
0-3.83(2H, m), 3.90-3.95(2H, m), 4.00(4H, q, J=7.3
Hz), 6.20-6.40(3H, m), 6.50-6.75(4H, m), 6.87(1H,
d, J=8.8Hz), 7.09(1H, br), 7.46(1H,br), 8.24(1H,
d, J=8.8Hz). 融点:120〜123℃。
【0609】実施例140 1-[7-[3-[N-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-N-エチル-
カルバモイル]-1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メ
チル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-87
6) (140a)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-メトキシメト
キシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-アミド 実施例(136b)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸431mg,クロロ蟻酸イソブチル0.15m
l,トリエチルアミン0.44mlおよび参考例9で得られ
た3-アミノ-5-メトキシ-ベンゾニトリル170mgを用いて
実施例(54c)と同様に反応を行い,標記化合物を白色固
体として397mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.44(6H, t, J=7.3Hz),
3.44(3H, s), 3.85(3H,s), 4.02-4.08(4H, m), 5.17(2
H, s), 6.53(2H, d, J=2.2Hz), 6.64(1H, t, J=2.2Hz),
6.79(1H, d, J=2.2Hz), 6.90(1H, dd, J=1.5, 2.9Hz),
7.24(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.58(1H, t, J=2.2Hz),
7.78(1H, s), 8.48(1H, d, J=9.5Hz), 8.83(1H, s)。
【0610】(140b)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-N-エチ
ルアミド 実施例(140a)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-ア
ミド380mg,55%水素化ナトリウム46mgおよびヨードエ
タン0.22mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を行
い,標記化合物を淡黄色固体として230mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.43(6H, t, J=7.3Hz),3.41(3H, s), 3.79(3H, s), 3.9
3(2H, q, J=7.3Hz), 4.00-4.06(4H, m), 5.11(2H, s),
6.43(2H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.63(1
H, d, J=2.2Hz),6.95(1H, s), 7.04(1H, dd, J=2.2, 8.
8Hz), 7.08(1H, s), 7.19-7.20(1H, m),7.88(1H, s),
8.20(1H, d, J=8.8Hz)。
【0611】(140c)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-N-エチルアミ
ド 実施例(140b)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-N-
エチルアミド220mgを用いて実施例(102d)と同様に反応
を行い,標記化合物を淡黄色固体として199mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.29(3H, t, J=7.3Hz),
1.43(6H, t, J=7.3Hz),3.88(3H, s), 3.98-4.03(6H,
m), 6.27(2H, d, J=1.5Hz), 6.57(1H, s), 6.61(1H, d,
J=2.2Hz), 7.07(1H, s), 7.14(1H, s), 7.46-7.49(1H,
m), 7.53(1H, s),7.64(1H, s), 8.16(1H, d, J=8.8H
z)。
【0612】(140d)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3-シアノ-5-メトキシフェニ
ル)-N-エチルアミド 実施例(140c)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-N-エチル
アミド190mg,1,7-ジブロモヘプタン0.18mlおよび
炭酸カリウム100mgを用いて実施例(11i)と同様に反
応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物として90mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.31-1.48(12H, m), 1.69-1.78(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.40(2H, t, J=7.3Hz), 3.78(3H, s), 3.86(2H,
t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.01-4.06(4H,
m), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.43(2H, d, J=2.2Hz), 6.
60(1H, t, J=2.2Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2,8.8Hz), 6.9
5(1H, s), 7.09(1H, s), 7.18-7.19(1H, m), 7.84(1H,
s), 8.18(1H, d, J=8.8Hz)。
【0613】(140e)1-[7-[3-[N-(3-シアノ-5-メトキシ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジエトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド 実施例(140d)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3-シアノ-5-メトキシフェ
ニル)-N-エチルアミド84mgおよび1-メチルピペリジン
0.07mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,
標記化合物を淡黄色固体として85mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.2Hz),
1.42-1.46(12H, m), 1.70-2.00(10H, m), 3.30(3H, b
r), 3.68(6H, br), 3.79(3H, s), 3.86-3.95(4H, m),
4.00-4.10(4H, m), 6.40(1H, s), 6.43(2H, s), 6.60(1
H, s), 6.90(1H, d,J=9.0Hz), 6.95(1H, s), 7.09(1H,
s), 7.18(1H, s), 7.84(1H, s), 8.19(1H, d, J=7.9H
z). 融点:127〜130℃。
【0614】実施例141 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-トリフルオロメチルフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘ
プチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド(例示化合物番号:2-779) (141a)7-ベンジルオキシ-1-(3-メトキシ-5-トリフルオ
ロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 メチルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル1.0g,3-メトキシ-5-トリフルオロメチルア
ニリン517mgおよび炭酸カリウム748mgを用いて実施例(1
1e)と同様に反応を行って、標記化合物を白色固体とし
て620mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.91(3H, s), 3.92(3H,
s), 5.02(2H, m), 6.33(1H, d, J=2.9Hz), 7.07-7.11(2
H, m), 7.25-7.31(3H, m), 7.32-7.36(4H, m), 8.42(1
H, s), 8.46(1H, d, J=9.5Hz)。
【0615】(141b)7-ベンジルオキシ-1-(3-メトキシ-
5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 実施例(141a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-メト
キシ-5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 メチルエステル600mg
および1N-水酸化ナトリウム水溶液1.49mlを用いて実
施例(1e)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体
として524mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.90(3H, s), 5.14(2
H, m), 6.46(1H, d, J=2.2Hz), 7.26-7.34(5H, m), 7.3
8(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.59(1H, s), 7.61(1H, d,
J=2.2Hz), 7.70(1H, s), 8.35(1H, d, J=8.8Hz), 8.72
(1H, s)。
【0616】(141c)7-ベンジルオキシ-1-(3-メトキシ-
5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-アミド 実施例(141b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-メト
キシ-5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸500mg,クロロ蟻酸イソ
ブチル0.15ml,トリエチルアミン0.3mlおよび3,
5-ジフルオロアニリン206mgを用いて実施例(54c)と同
様に反応を行って、標記化合物を白色固体として551mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.91(3H, s), 5.04(2H,
m), 6.42(1H, d, J=2.2Hz), 6.51-6.57(1H, m), 7.06(1
H, s), 7.19(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.26-2.28(3H,
m), 7.31-7.39(6H, m), 8.48(1H, d, J=9.5Hz), 8.74(1
H, s)。
【0617】(141d)7-ベンジルオキシ-1-(3-メトキシ-
5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド 実施例(141c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-メト
キシ-5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-アミド500mg,55%水素化ナトリウム56mgお
よびヨードエタン0.27mlを用いて実施例(54d)と同
様に反応を行って、標記化合物を淡黄色固体として401m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.89(3H, s), 3.91-3.95(2H, m), 4.97 and 4.99(total
2H, each s), 6.30(1H, d, J=2.2Hz), 6.61-6.67(1H,
m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.98-7.03(2H, m),
7.18(1H, s), 7.25-7.36(6H, m), 7.83(1H, s), 8.22(1
H, d, J=9.5Hz)。
【0618】(141e)7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5-ト
リフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(141d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-メト
キシ-5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド380mgおよび10%パラジウム
炭素80mgを用いて実施例(11h)と同様に反応を行い,標
記化合物を白色固体として290mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=6.6Hz),
3.86-3.95(5H, m), 6.32(1H, d, J=2.2Hz), 6.62-6.67
(1H, m), 6.81(2H, d, J=5.9Hz), 6.88-6.91(1H,m), 7.
03(1H, s), 7.12(1H, s), 7.28(1H, s), 7.76(1H, s),
7.98(1H, d, J=8.8Hz)。
【0619】(141f)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-メトキシ-5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(141e)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-
5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド280mg,1,7-ジブロモヘプタン0.2
8mlおよび炭酸カリウム149mgを用いて実施例(11i)と
同様に反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物とし
て287mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.29-1.47(6H, m), 1.69-1.76(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.
90-4.00(5H, m), 6.26(1H, d, J=2.2Hz), 6.61-6.67(1
H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.93(1H, dd, J=
2.2, 9.5Hz), 7.08(1H, d, J=2.2Hz), 7.21(1H, s), 7.
34(1H, s), 7.84(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.8Hz)。
【0620】(141g)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-トリフ
ルオロメチルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(141f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルアミド136mgおよび1,4-ジ
アザ-ビシクロ[2.2.2]オクタン45mgを用いて実施例(1
1j)と同様に反応を行い,標記化合物を白色粉末として
125mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.38(6H, br), 1.71-1.85(4H, m), 3.26-3.30(6H, m),
3.52-3.56(2H, m), 3.65-3.69(6H, m), 3.84-3.87(2H,
m), 3.89-3.93(5H, m), 6.26(1H, d, J=2.2Hz), 6.65(1
H, t, J=8.8Hz),6.82-6.84(2H, m), 6.93(1H, dd, J=2.
2, 8.8Hz), 7.00(1H, s), 7.18(1H, s),7.33(1H, s),
7.78(1H, s), 8.20(1H, d, J=9.5Hz). 融点:130〜133℃。
【0621】実施例142 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-トリフルオロメチルフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘ
プチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合
物番号:2-778) 実施例(141f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-トリフルオロメチルフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルアミド143mgおよび1-メチ
ルピペリジン0.12mlを用いて実施例(11j)と同様に
反応を行い,標記化合物を黄色固体として150mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.41(6H, br), 1.70-1.91(10H, m), 3.32(3H, s), 3.62
-3.74(6H, m), 3.84-3.87(2H, m), 3.90-3.93(5H, m),
6.26(1H, d, J=2.2Hz), 6.62-6.67(1H, m), 6.83(2H, d
d, J=2.2, 8.1Hz), 6.93(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.08
(1H, s), 7.20(1H, s), 7.34(1H, s), 7.82(1H, s), 8.
21(1H, d, J=9.5Hz). 融点:118〜120℃。
【0622】実施例143 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-
アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-805) (143a)7-ベンジルオキシ-1-(3-フルオロ-4-メトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 メチルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル1.0g,3-フルオロ-4-メトキシアニリン382mg
および炭酸カリウム748mgを用いて実施例(11e)と同様
に反応を行って、標記化合物を白色固体として950mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.91(3H, s), 4.02(3H,
s), 5.01 and 5.02(total 2H, each s), 6.37(1H, d, J
=2.2Hz), 7.06-7.15(4H, m), 7.28-7.30(2H, m),7.33-
7.38(3H, m), 8.43(1H, s), 8.45(1H, d, J=8.8Hz)。
【0623】(143b)7-ベンジルオキシ-1-(3-フルオロ-
4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 実施例(143a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-フル
オロ-4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 メチルエステル920mgおよび1N-
水酸化ナトリウム水溶液2.55mlを用いて実施例(1e)
と同様に反応を行って、標記化合物を黄色固体として94
0mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.99(3H, s), 5.14(2
H, s), 6.50(1H, d, J=2.2Hz), 7.30-7.38(6H, m), 7.4
0-7.46(2H, m), 7.63-7.66(1H, m), 8.34(1H, d,J=8.8H
z), 8.63(1H, s)。
【0624】(143c)7-ベンジルオキシ-1-(3-フルオロ-
4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(143b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-フル
オロ-4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸500mg,クロロ蟻酸イソブチル0.1
7ml,トリエチルアミン0.33mlおよび3,5-ジフル
オロアニリン231mgを用いて実施例(54c)と同様に反応
を行って、標記化合物を黄色固体として517mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 4.04(3H, s), 5.04(2H,
m), 6.46(1H, d, J=2.2Hz), 6.51-6.57(1H, m), 7.10-
7.19(4H, m), 7.28-7.40(7H, m), 8.46(1H, d, J=9.5H
z), 8.74(1H, s)。
【0625】(143d)7-ベンジルオキシ-1-(3-フルオロ-
4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ルアミド 実施例(143c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-フル
オロ-4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-
アミド500mg,55%水素化ナトリウム62mgおよびヨード
エタン0.3mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を行
って、標記化合物を無色泡状物として412mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.92(2H, q, J=7.3Hz),4.01(3H, s), 4.97(2H, s), 6.3
2(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.66(1H, m), 6.83(2H, dd,
J=2.2, 8.1Hz), 6.98-7.14(4H, m), 7.27-7.37(5H, m),
7.82(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0626】(143e)1-(3-フルオロ-4-メトキシフェニ
ル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド 実施例(143d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-フル
オロ-4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド390mgおよび10%パラジウム炭素80mgを用
いて実施例(11h)と同様に反応を行い,標記化合物を白
色固体として316mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=6.6Hz),
3.88(2H, q, J=6.6Hz),3.95(3H, s), 6.34(1H, d, J=2.
2Hz), 6.61-6.66(1H, m), 6.81(2H, d, J=5.9Hz), 6.87
(1H, d, J=8.1Hz), 6.98-7.09(3H, m), 7.76(1H, s),
7.96(1H, d, J=8.8Hz)。
【0627】(143f)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド 実施例(143e)で得られた1-(3-フルオロ-4-メトキシフ
ェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド300mg,1,7-ジブロモヘプタン0.33mlお
よび炭酸カリウム177mgを用いて実施例(11i)と同様に
反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物として295m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.30-1.48(6H, m), 1.69-1.76(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.40(2H, t, J=6.6Hz), 3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.
93(2H, q, J=7.3Hz), 4.01(3H, s), 6.27(1H, d, J=2.2
Hz), 6.60-6.66(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.09-7.16(3H, m), 7.8
3(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0628】(143g)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-フルオロ-4-メトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクタン ブロミド 実施例(143f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド147mgおよび1,4-ジアザ-ビシ
クロ[2.2.2]オクタン52mgを用いて実施例(11j)と同
様に反応を行い,標記化合物を白色固体として152mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=6.6Hz),
1.38(6H, br), 1.65-1.85(4H, m), 3.28(6H, t, J=7.3H
z), 3.51-3.56(2H, m), 3.66(6H, t, J=7.3Hz),3.85(2
H, t, J=6.6Hz), 3.91(2H, q, J=6.6Hz), 4.01(3H, s),
6.26(1H, d, J=2.2Hz), 6.62-6.66(1H, m), 6.83(2H,
dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2,8.8Hz), 7.08
-7.19(3H, m), 7.77(1H, s), 8.18(1H, d, J=9.5Hz). 融点:〜140℃。
【0629】実施例144 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-
メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-
804) 実施例(143f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド141mgおよび1-メチルピペリジ
ン0.13mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い,標記化合物を黄色粉末として142mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.41(6H, br), 1.70-1.95(10H, m), 3.31(3H, s), 3.62
-3.73(6H, m), 3.85(2H, t, J=5.9Hz), 3.92(2H,q, J=
7.3Hz), 4.01(3H, s), 6.26(1H, d, J=2.2Hz), 6.61-6.
66(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.91(1H, d
d, J=2.2, 8.8Hz), 7.09-7.20(3H, m), 7.81(1H, s),
8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:117〜121℃。
【0630】実施例145 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-メトキシカルボニルフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘ
プチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合
物番号:2-780) (145a)7-ベンジルオキシ-1-(3-t-ブトキシカルボニル
-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 メチルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル5.38g,参考例8で得られた3-t-ブトキシカ
ルボニル-5-メトキシアニリン3.25gおよび炭酸カリウ
ム4.02gを用いて実施例(11e)と同様に反応を行っ
て、標記化合物を白色固体として5.40g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.61(9H, s), 3.90(3H,
s), 3.92(3H, s), 5.03(2H, m), 6.36(1H, d, J=2.2H
z), 7.03(1H, t, J=2.2Hz), 7.09(1H, dd, J=2.2,8.8H
z), 7.28-7.36(5H, m), 7.53(1H, s), 7.74-7.75(1H,
m), 8.45(1H, s), 8.48(1H, d, J=8.8Hz)。
【0631】(145b)7-ベンジルオキシ-1-(3-t-ブトキ
シカルボニル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 実施例(145a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-t-ブ
トキシカルボニル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 メチルエステル5.4
0gおよび1N-水酸化ナトリウム水溶液11mlを用いて実
施例(1e)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体
として2.04g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.62(9H, s), 3.91(3H,
s), 5.04(2H, m), 6.48(1H, d, J=2.2Hz), 7.00-7.01(1
H, m), 7.22(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.25-7.29(2H,
m), 7.31-7.36(3H, m), 7.52-7.53(1H, m), 7.78(1H,
t, J=1.5Hz), 8.47(1H, d, J=9.5Hz), 8.68(1H, s)。
【0632】(145c)7-ベンジルオキシ-1-(3-t-ブトキ
シカルボニル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-アミド 実施例(145b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-t-ブ
トキシカルボニル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸2.0g,クロロ蟻酸イ
ソブチル0.58ml,トリエチルアミン1.11mlおよび
3,5-ジフルオロアニリン772mgを用いて実施例(54c)と
同様に反応を行って、標記化合物を白色固体として2.2
9g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.62(9H, s), 3.91(3H,
s), 5.03(2H, m), 6.46(1H, d, J=2.2Hz), 6.51-6.57(1
H, m), 7.03(1H, t, J=2.2Hz), 7.18(1H, dd, J=2.2,
8.8Hz), 7.26-7.41(7H, m), 7.55(1H, t, J=1.5Hz), 7.
77-7.78(1H, m), 8.48(1H, d, J=8.8Hz), 8.76(1H,
s)。
【0633】(145d)7-ベンジルオキシ-1-(3-t-ブトキ
シカルボニル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド 実施例(145c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-t-ブ
トキシカルボニル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-アミド2.27g,55%水素化ナトリウム170mg
およびヨードエタン1.17mlを用いて実施例(54d)と
同様に反応を行って、標記化合物を無色泡状物として
1.80g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.61(9H, s), 3.88-3.95(5H, m), 4.93-5.00(2H, m),
6.32(1H, d, J=2.2Hz), 6.61-6.66(1H, m), 6.84(2H, d
d, J=2.2, 8.1Hz), 6.95(1H, t, J=2.2Hz), 7.00(1H, d
d, J=2.2, 8.8Hz),7.25-7.35(5H, m), 7.48(1H, d, J=
1.5Hz), 7.72-7.73(1H, m), 7.83(1H, s),8.23(1H, d,
J=8.8Hz)。
【0634】(145e)7-ベンジルオキシ-1-(3-カルボキ
シ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(145d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-t-ブ
トキシカルボニル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド1.75gの無水塩化メチレン2
0ml溶液にトリフルオロ酢酸5mlを添加し,室温で5
時間撹拌した。反応液の溶媒および過剰のトリフルオロ
酢酸を減圧留去した。残渣を少量の塩化メチレンから固
体化し,ジイソプロピルエーテル中で懸濁後,ろ取して
標記化合物を白色固体として1.51g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.07(3H, t, J=7.3H
z), 3.81-3.88(5H, m), 5.03(2H, s), 6.33(1H, d, J=
2.2Hz), 7.02-7.13(4H, m), 7.25-7.33(6H, m), 7.46(1
H, s), 7.66(1H, t, J=1.5Hz), 8.00(1H, d, J=8.8Hz),
8.11(1H, s)。
【0635】(145f)7-ベンジルオキシ-1-(3-メトキシ-
5-メトキシカルボニルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド 実施例(145e)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-カル
ボキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド500mg,炭酸カリウム236mgおよびヨー
ドメタン0.11mlを無水N,N-ジメチルホルムアミド5
ml中で混合し,室温で2時間攪拌した。酢酸エチルで
希釈した反応液を希塩酸,水,飽和重曹水,飽和食塩水
で順次洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥後,溶媒を
減圧濃縮した。析出した固体をジイソプロピルエーテル
中で懸濁して、ろ取し、標記化合物を白色固体として49
5mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.90-3.94(5H, m), 3.96(3H, s), 4.956 and 4.962(tot
al 2H, each s), 6.31(1H, d, J=2.2Hz), 6.61-6.67(1
H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.99-7.02(2H,
m), 7.24-7.34(5H,m), 7.56(1H, d, J=1.5Hz), 7.75-7.
76(1H, m), 7.84(1H, s), 8.23(1H, d, J=8.8Hz)。
【0636】(145g)7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5-メ
トキシカルボニルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(145f)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-メト
キシ-5-メトキシカルボニルフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド480mgおよび10%パラジウム
炭素100mgを用いて実施例(11h)と同様に反応を行い,
標記化合物を白色固体として356mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.07(3H, t, J=6.6H
z), 3.82(2H, q, J=6.6Hz), 3.90(3H, s), 3.91(3H,
s), 6.25(1H, d, J=2.2Hz), 6.80(1H, dd, J=2.2, 8.8H
z), 7.04-7.10(3H, m), 7.43(1H, s), 7.51(1H, s), 7.
66-7.67(1H, m), 7.93(1H, d, J=8.8Hz), 8.06(1H,
s)。
【0637】(145h)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-メトキシ-5-メトキシカルボニルフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(145g)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-
5-メトキシカルボニルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド340mg,1,7-ジブロモヘプタン0.3
4mlおよび炭酸カリウム185mgを用いて実施例(11i)と
同様に反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物とし
て155mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.31-1.47(6H, m), 1.68-1.75(2H, m), 1.80-1.87(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.85(2H, t, J=6.6Hz), 3.
91-3.96(8H, m), 6.27(1H, d, J=2.2Hz), 6.61-6.67(1
H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.92(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.08(1H, t, J=2.2Hz), 7.61(1H, d, J=
1.5Hz), 7.76(1H, t, J=1.5Hz), 7.85(1H, s), 8.22(1
H, d, J=8.8Hz)。
【0638】(145i)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-メト
キシカルボニルフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウ
ム ブロミド 実施例(145h)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-メトキシカルボニルフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルアミド145mgおよび1-メチ
ルピペリジン0.13mlを用いて実施例(11j)と同様に
反応を行い,標記化合物を淡黄色固体として159mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(6H, br), 1.70-1.91(10H, m), 3.32(3H, s), 3.62
-3.76(6H, m), 3.82-3.86(2H, m), 3.90-3.96(8H, m),
6.27(1H, d, J=2.2Hz), 6.62-6.67(1H, m), 6.84(2H, d
d, J=2.2, 8.1Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.08
(1H, t, J=2.2Hz), 7.60(1H, d, J=2.2Hz), 7.76(1H, d
d, J=1.5, 2.9Hz), 7.83(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8H
z). 融点:127〜129℃。
【0639】実施例146 1-[7-[1-(3-カルバモイル-5-メトキシフェニル)-3-[N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4
-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-813) (146a)7-ベンジルオキシ-1-(3-カルバモイル-5-メトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(145e)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-カル
ボキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド500mgおよびトリエチルアミン0.24m
lの無水塩化メチレン5ml溶液にクロロ蟻酸イソブチ
ル0.12mlを滴下し室温で1時間撹拌後,28%アンモニ
ア水溶液を加え3時間,N,N-ジメチルホルムアミド5m
lを加え更に20時間撹拌した。酢酸エチルで希釈した反
応液を希塩酸,水,飽和重曹水,飽和食塩水で順次洗浄
し,無水硫酸マグネシウムで乾燥後,溶媒を濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
剤:ヘキサン/酢酸エチル=1/2〜0/1)で精製して、
標記化合物を無色泡状物として406mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=7.3Hz),
3.83-3.93(5H, m), 4.92(2H, s), 6.23(1H, d, J=2.2H
z), 6.57-6.62(1H, m), 6.80-6.82(4H, m), 7.23-7.35
(5H, m), 7.45(1H, s), 7.70(1H, d, J=1.5Hz), 7.79(1
H, s), 8.02(1H, d,J=8.8Hz)。
【0640】(146b)1-(3-カルバモイル-5-メトキシフ
ェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド 実施例(146a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-カル
バモイル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド320mgおよび10%パラジウム炭素60m
gを用いて実施例(11h)と同様に反応を行い,標記化合
物を淡黄色固体として243mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.10-1.25(3H, m), 3.85
-4.10(5H, m), 5.90-8.20(10H, m)。
【0641】(146c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-カルバモイル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド 実施例(146b)で得られた1-(3-カルバモイル-5-メトキ
シフェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド230mg,1,7-ジブロモヘプタン0.24ml
および炭酸カリウム124mgを用いて実施例(11i)と同様
に反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物として20
4mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.17(3H, t, J=7.3Hz),
1.31-1.48(6H, m), 1.68-1.75(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.40(2H, t, J=6.6Hz), 3.78-3.91(7H, m),6.19(1
H, d, J=2.2Hz), 6.57-6.63(1H, m), 6.76-6.83(3H,
m), 6.91(1H, s), 7.49(1H, s), 7.67(1H, d, J=1.5H
z), 7.81(1H, s), 8.06(1H, d, J=9.5Hz)。
【0642】(146d)1-[7-[1-(3-カルバモイル-5-メト
キシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブ
ロミド 実施例(146c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-カルバモイル-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルアミド190mgおよび1-メチルピペ
リジン0.17mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を
行い,標記化合物を淡黄色粉末として188mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.35(6H, br), 1.67-1.88(10H, m), 3.25(3H, s), 3.61
-3.65(6H, m), 3.80-3.93(7H, m), 6.23(1H, d,J=2.2H
z), 6.60-6.64(1H, m), 6.78-6.88(4H, m), 7.66(1H,
s), 7.80(1H, s),7.84(1H, s), 8.09(1H, d, J=9.5Hz). 融点:137〜140℃。
【0643】実施例147 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メ
チル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-78
1) (147a)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキシ-5-ニトロフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 メチルエステル 実施例(104d)で得られた3-ジメチルアミノ-2-(2-メト
キシ-4-メトキシメトキシベンゾイル)-アクリル酸 メ
チルエステル1.64g,参考例7で得られた3-メトキシ-5
-ニトロアニリン 塩酸塩1.04gおよび炭酸カリウム
2.81gを用いて実施例(11e)と同様に反応を行って、
標記化合物を橙色固体として1.06g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.42(3H, s), 3.92(3H,
s), 4.01(3H, s), 5.14(2H, s), 6.54(1H, d, J=2.2H
z), 7.15(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.36(1H, t, J=2.2H
z), 7.92-7.93(1H, m), 7.96(1H, t, J=2.2Hz), 8.45-
8.47(2H, m)。
【0644】(147b)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキ
シ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 実施例(147a)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メ
トキシ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 メチルエステル1.04gおよび水
酸化ナトリウム186mgを用いて実施例(1e)と同様に反応
を行って、標記化合物を黄色固体として950mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.44(3H, s), 4.02(3H,
s), 5.18(2H, s), 6.68(1H, d, J=2.2Hz), 7.29-7.33(2
H, m), 7.93(1H, t, J=2.2Hz), 8.00-8.01(1H, m), 8.5
0(1H, d, J=8.8Hz), 8.71(1H, s)。
【0645】(147c)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキ
シ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミ
ド 実施例(147b)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メ
トキシ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸920mg,クロロ蟻酸イソブチル0.3
0ml,トリエチルアミン0.57mlおよび3,5-ジフル
オロアニリン399mgを用いて実施例(54c)と同様に反応
を行って、標記化合物を黄色固体として1.07g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.44(3H, s), 4.01(3H,
s), 5.17(2H, s), 6.53-6.58(1H, m), 6.65(1H, d, J=
2.2Hz), 7.25-7.28(1H, m), 7.33-7.41(3H, m), 7.94-
7.95(1H, m), 7.99(1H, t, J=2.2Hz), 8.51(1H, d, J=
8.8Hz), 8.78(1H, s)。
【0646】(147d)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキ
シ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド 実施例(147c)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メ
トキシ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-
アミド1.05g,55%水素化ナトリウム134mgおよびヨー
ドエタン0.65mlを用いて実施例(54d)と同様に反応
を行って、標記化合物を淡黄色固体として790mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
3.41(3H, s), 3.90-4.00(5H, m), 5.11(2H, s), 6.51(1
H, d, J=2.2Hz), 6.63-6.68(1H, m), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 7.08(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.25(1H,
t, J=2.2Hz), 7.86(1H, s), 7.88(1H, s), 7.93(1H, t,
J=2.2Hz), 8.23(1H, d, J=8.8Hz)。
【0647】(147e)7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5-ニ
トロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミ
ド 実施例(147d)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メ
トキシ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド150mgを用いて実施例(102d)と同様に反
応を行い,標記化合物を淡黄色固体として135mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
3.80-4.00(5H, m), 6.53(1H, s), 6.73-6.77(1H, m),
6.88(2H, br), 7.02(1H, d, J=8.1Hz), 7.26(1H,br),
7.59(1H, s), 7.76(2H, br), 7.98(1H, d, J=8.8Hz)。
【0648】(147f)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-メトキシ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド 実施例(147e)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-
5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド130mg,1,7-ジブロモヘプタン0.13mlおよび
炭酸カリウム73mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,
精製を行い,標記化合物を淡黄色泡状物として130mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.31-1.47(6H, m), 1.69-1.76(2H, m), 1.80-1.87(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.86-3.99(7H, m),6.25(1
H, d, J=2.2Hz), 6.62-6.68(1H, m), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.95(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.24-7.26
(1H, m), 7.84-7.86(2H, m), 7.94(1H, t,J=2.2Hz), 8.
22(1H, d, J=9.5Hz)。
【0649】(147g)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-ニト
ロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド
(例示化合物番号 ) 実施例(147f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド120mgおよび1-メチルピペリジン
0.11mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,
標記化合物を黄色固体として122mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.40(6H, br), 1.65-1.90(10H, m), 3.31(3H, s), 3.62
-3.71(6H, m), 3.85-3.95(4H, m), 4.00(3H, s),6.26(1
H, d, J=1.5Hz), 6.63-6.68(1H, m), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.93(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.26-7.27
(1H, m), 7.83-7.84(2H, m), 7.93-7.94(1H, m), 8.21
(1H, d, J=9.5Hz). 融点:120〜125℃。
【0650】実施例148 1-[7-[1-(3-アセチルアミノ-5-メトキシフェニル)-3-[N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-
4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-816) (148a)1-(3-アミノ-5-メトキシフェニル)-7-メトキシ
メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(147d)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メ
トキシ-5-ニトロフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド640mgのエタノール5ml-塩化メチレン2
mlの混合溶液に10%パラジウム炭素150mgを添加し,
水素雰囲気下,室温で2時間撹拌した。触媒をろ別後,
ろ液の溶媒を減圧留去し,残渣をジエチルエーテルで固
体化した。固体をジイソプロピルエーテル中に懸濁し,
ろ取して標記化合物を白色固体として564mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.41(3H, s), 3.79(3H,s), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 5.1
2(2H, s), 6.27-6.28(2H, m), 6.40-6.42(1H, m), 6.56
-6.69(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.03(1H,
dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.88(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8
Hz)。
【0651】(148b)1-(3-アセチルアミノ-5-メトキシ
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド 実施例(148a)で得られた1-(3-アミノ-5-メトキシフェ
ニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド130mおよびトリエチルアミン0.07ml
の無水塩化メチレン溶液2mlに無水酢酸0.03mlを滴
下し,室温で20時間攪拌した。酢酸エチルで希釈した反
応液を希塩酸,水,飽和重曹水,飽和食塩水で順次洗浄
し,無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜0/1)で精製し、
標記化合物を無色泡状物として101mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
2.20(3H, s), 3.40(3H,s), 3.83(3H, s), 3.86-3.95(2
H, m), 5.10 and 5.11(total 2H, each s), 6.53(1H,
s), 6.60-6.66(2H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 7.3Hz),
7.02(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.12(1H, s), 7.54(1H,
s), 7.89(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz)。
【0652】(148c)1-(3-アセチルアミノ-5-メトキシ
フェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(148b)で得られた1-(3-アセチルアミノ-5-メト
キシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド95mgを用いて実施例(102d)と
同様に反応を行い,標記化合物を淡黄色固体として88mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3+DMSO-d6)δppm: 1.21(3H, t, J=
7.3Hz), 2.21(3H, s), 3.80-4.00(5H, m), 6.39(1H,
s), 6.60(1H, s), 6.71(1H, t, J=8.1Hz), 6.87(2H, b
r), 7.02(1H, d, J=8.1Hz), 7.23(1H, br), 7.68(1H,
s), 7.86(1H, s), 8.15(1H, d, J=8.8Hz)。
【0653】(148d)1-(3-アセチルアミノ-5-メトキシ
フェニル)-7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド 実施例(148c)で得られた1-(3-アセチルアミノ-5-メト
キシフェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド80mg,1,7-ジブロモヘプタン0.08m
lおよび炭酸カリウム44mgを用いて実施例(11i)と同様
に反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物として70
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3+DMSO-d6)δppm: 1.18(3H, t, J=
7.3Hz), 1.30-1.48(6H,m), 1.68-1.78(2H, m), 1.81-1.
88(2H, m), 2.29(3H, s), 3.40(2H, t, J=6.6Hz), 3.76
-4.00(7H, m), 6.21(1H, d, J=1.5Hz), 6.47(1H, s),
6.57-6.64(2H, m), 6.79-6.83(3H, m), 7.72(1H, s),
7.83(1H, s), 8.12(1H, d, J=8.8Hz)。
【0654】(148e)1-[7-[1-(3-アセチルアミノ-5-メ
トキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム
ブロミド(例示化合物番号 ) 実施例(148d)で得られた1-(3-アセチルアミノ-5-メト
キシフェニル)-7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド65mgおよび1-メチルピペ
リジン0.06mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を
行い,標記化合物を淡黄色泡状物として21mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
1.33(6H, br), 1.62-1.86(10H, m), 2.31(3H, s), 3.16
(3H, s), 3.47-3.65(6H, m), 3.83-3.94(7H, m),6.33-
3.36(2H, m), 6.63-6.68(1H, m), 6.83-6.87(3H, m),
7.44(1H, br), 7.78(1H, s), 7.85(1H, s), 8.12(1H,
d, J=8.8Hz). IRスペクトルνmax(KBr)cm-1:2940, 1614, 1459, 12
68, 1253。
【0655】実施例149 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-メトキシカルボニルアミノ
フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド
(例示化合物番号:2-877) (149a)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキシ-5-メトキシ
カルボニルアミノフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(148a)で得られた1-(3-アミノ-5-メトキシフェ
ニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド130mgおよびトリエチルアミン0.07ml
の無水塩化メチレン溶液2mlにクロロ蟻酸メチル0.02
4mlの無水塩化メチレン1ml溶液を滴下して室温で20
時間攪拌した後,トリエチルアミン0.07mlついでク
ロロ蟻酸メチル0.024mlの無水塩化メチレン1ml溶
液を追加し,更に24時間攪拌した。酢酸エチルで希釈し
た反応液を希塩酸,水,飽和重曹水,飽和食塩水で順次
洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=1/2〜酢酸エチル
/エタノール=5/1)で精製し、標記化合物を無色油状
物として49mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
3.40(3H, s), 3.80(3H,s), 3.84(3H, s), 3.85-3.97(2
H, m), 5.10(2H, s), 6.56(1H, t, J=2.0Hz), 6.60-6.6
5(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.0Hz), 6.98-7.03(2
H, m), 7.25(1H, br), 7.88(1H, s), 8.20(1H, d, J=9.
0Hz)。
【0656】(149b)7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5-メ
トキシカルボニルアミノフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド 実施例(149a)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メ
トキシ-5-メトキシカルボニルアミノフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルアミド48mgを用いて実施例
(102d)と同様に反応を行い,標記化合物を白色固体と
して32mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.15-1.30(3H, m), 3.73
(3H, s), 3.76(3H, s),3.85-4.00(2H, m), 6.65(1H, b
r), 6.60-7.20(6H, m), 7.43(1H, s), 7.71(1H,br), 7.
98(1H, d, J=7.3Hz)。
【0657】(149c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-メトキシ-5-メトキシカルボニルアミノフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-
ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(149b)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-
5-メトキシカルボニルアミノフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド30mg,1,7-ジブロモヘプタ
ン0.03mlおよび炭酸カリウム16mgを用いて実施例(11
i)と同様に反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状
物として27mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.34-1.48(6H, m), 1.69-1.76(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.8Hz), 3.81-3.97(10H, m),6.37(1
H, d, J=2.0Hz), 6.56(1H, s), 6.60-6.65(1H, m), 6.8
3-6.96(5H, m),7.85(1H, s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz)。
【0658】(149d)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-メト
キシカルボニルアミノフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリ
ジニウム ブロミド 実施例(149e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-メトキシカルボニルアミノフェニル)-
4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド25mgおよび
1-メチルピペリジン0.02mlを用いて実施例(11j)と
同様に反応を行い,標記化合物を黄色泡状物として17mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.30-1.50(6H, m), 1.65-1.95(10H, m), 3.20(3H, s),
3.50-3.70(6H, m), 3.77(3H, s), 3.85-3.95(7H,m), 6.
40(1H, s), 6.48(1H, s), 6.60-6.65(1H, m), 6.84-6.8
8(4H, m), 7.55(1H, s), 7.84(1H, s), 8.19(1H, d, J=
9.2Hz). IRスペクトル(KBr) cm-1:2940, 1730, 1615, 1458,
1262, 1228。
【0659】実施例150 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-イソプロポキシフェニル)-
4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-790) (150a)7-ベンジルオキシ-1-(3-エトキシ-5-イソプロポ
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 メチルエステル 実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メトキ
シベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸 メチル
エステル8.22g,参考例22で得られた3-エトキシ-5-イ
ソプロポキシアニリン4.2gおよび炭酸カリウム2.76
gを用いて実施例(11e)と同様に反応を行って、標記化
合物を白色固体として8.1g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.26-1.35(9H, m), 3.
72(3H, s), 3.99-4.09(2H, m), 4.68(1H, quint, J=6.1
Hz), 5.08(2H, s), 6.46(1H, d, J=2.3Hz), 6.69(1H,
m), 6.72(1H, m), 6.77(1H, m), 7.17(1H, dd, J=8.9,
2.3Hz), 7.28-7.37(5H, m), 8.18(1H, d, J=8.9Hz), 8.
36(1H, s)。
【0660】(150b)7-ベンジルオキシ-1-(3-エトキシ-
5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 実施例(150a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-エト
キシ-5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 メチルエステル8.1gお
よび10%水酸化ナトリウム水溶液30mlを用いて実施例
(1e)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体とし
て7.6g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.27-1.36(9H, m), 3.
98-4.11(2H, m), 4.66(1H, quint, J=5.9Hz), 5.14(2H,
s), 6.59(1H, d, J=2.2Hz), 6.73(1H, m), 6.79(1H,
m), 6.84(1H, m), 7.28-7.38(6H, m), 8.33(1H, d, J=
9.5Hz), 8.60(1H, s)。
【0661】(150c)7-ベンジルオキシ-1-(3-エトキシ-
5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-
アミド 実施例(150b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-エト
キシ-5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸1.0g,クロロ蟻酸イソブ
チル0.31ml,トリエチルアミン0.59mlおよび3,5
-ジフルオロアニリン409mgを用いて実施例(54c)と同様
に反応を行って、標記化合物を白色固体として1.09g
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.38(6H, t, J=5.9Hz),
1.44(3H, t, J=7.3Hz),3.95-4.06(2H, m), 4.50-4.59(1
H, m), 5.00-5.07(2H, m), 6.43(1H, t, J=2.2Hz), 6.4
7(1H, t, J=2.2Hz), 6.51-6.56(1H, m), 6.61-6.65(2H,
m), 7.14-7.17(1H, m), 7.29-7.41(7H, m), 8.45(1H,
d, J=8.8Hz), 8.78(1H, s)。
【0662】(150d)7-ベンジルオキシ-1-(3-エトキシ-
5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(150c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-エト
キシ-5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-アミド690mg,55%水素化ナトリウム77mgおよび
ヨードエタン0.37mlを用いて実施例(54d)と同様に
反応を行って、標記化合物を白色固体として639mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.36(6H, t, J=5.1Hz),1.44(3H, t, J=6.6Hz), 3.89-4.
02(4H, m), 4.47-4.56(1H, m), 4.94-5.00(2H,m), 6.34
-6.35(1H, m), 6.38-6.39(1H ,m), 6.48(1H, d, J=2.2H
z), 6.57-6.65(2H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.96-6.99(1H, m), 7.26-7.36(5H, m),7.84(1H, s), 8.
21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0663】(150e)1-(3-エトキシ-5-イソプロポキシ
フェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(150d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-エト
キシ-5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド610mgおよび10%パラジウム炭素1
50mgを用いて実施例(11h)と同様に反応を行い,標記化
合物を白色固体として520mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.18(3H, t, J=7.3Hz),
1.34(6H, d, J=4.4Hz),1.41(3H, t, J=6.6Hz), 3.90(2
H, q, J=7.3Hz), 3.98(2H, q, J=6.6Hz), 4.45-4.54(1
H, m), 6.38-6.39(2H, m), 6.49(1H, d, J=2.2Hz), 6.5
4(1H, t, J=2.2Hz), 6.60-6.64(1H, m), 6.80-6.83(2H,
m), 6.90(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.81(1H, s), 8.03
(1H, d, J=8.8Hz)。
【0664】(150f)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-エトキシ-5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド 実施例(150e)で得られた1-(3-エトキシ-5-イソプロポ
キシフェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド510mg,1,7-ジブロモヘプタン0.50m
lおよび炭酸カリウム270mgを用いて実施例(11i)と同
様に反応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物として
460mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.29-1.48(15H, m), 1.69-1.76(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.86(2H, t, J=5.9Hz),
3.93(2H, q, J=6.6Hz), 4.02(2H, q, J=8.1Hz), 4.50-
4.56(1H, m), 6.41-6.43(3H, m), 6.57-6.65(2H, m),
6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd,J=2.2, 8.8
Hz), 7.84(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz)。
【0665】(150g)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-イソ
プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(150f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-エトキシ-5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド200mgおよび1,4-ジアザ
-ビシクロ[2.2.2]オクタン67mgを用いて実施例(11j)
と同様に反応を行い,標記化合物を白色固体として207m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.34-1.45(15H, m), 1.65-1.80(4H, m), 3.24(6H, t, J
=7.3Hz), 3.52-3.56(2H, m), 3.63-3.67(6H, m),3.83-
3.86(2H, m), 3.91(2H, q, J=6.6Hz), 4.03(2H, q, J=
8.1Hz), 4.49-4.58(1H, m), 6.40-6.41(3H, m), 6.58(1
H, t, J=2.2Hz), 6.60-6.66(1H, m), 6.82(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.79(1H,
s), 8.19(1H,d, J=8.8Hz). 融点:138〜141℃。
【0666】実施例151 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-イソプロポキシフェニル)-
4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-789) 実施例(150f)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-エトキシ-5-イソプロポキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド200mgおよび1-メチルピ
ペリジン0.18mlを用いて実施例(11j)と同様に反応
を行い,標記化合物を黄色固体として186mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
1.34-1.45(15H, m), 1.67-1.91(10H, m), 3.32(3H. s),
3.63-3.77(6H, m), 3.84-3.87(2H, m), 3.92(2H, q, J
=7.3Hz), 4.03(2H, q, J=6.6Hz), 4.49-4.58(1H, m),
6.40-6.41(3H, m),6.58(1H, t, J=2.2Hz), 6.60-6.65(1
H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.83(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:145〜147℃。
【0667】実施例152 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-ジメチルアミノ-5-メトキシフェニル)-
4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-817) (152a)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3-ジメチルア
ミノ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(148a)で得られた1-(3-アミノ-5-メトキシフェ
ニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド160mg,ヨードメタン0.1mlおよび炭酸
カリウム86mgの無水N,N-ジメチルホルムアミド4ml溶
液を室温で24時間攪拌した。酢酸エチルで希釈した反応
液をクエン酸水溶液,水,飽和重曹水,チオ硫酸ナトリ
ウム水溶液,飽和食塩水で順次洗浄し,無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:ヘキサン/酢
酸エチル=1/2〜1/3)で精製して黄色油状物を28mg得
た。得られた油状物を用いて,実施例(102d)と同様に
反応を行い,1-(3-ジメチルアミノ-5-メトキシフェニ
ル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミドを淡黄色泡状物として20mg得た。得られた泡状物と
1,7-ジブロモヘプタン0.02mlおよび炭酸カリウム10
mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,精製を行い,標
記化合物を無色泡状物として14mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.33-1.48(6H, m), 1.70-1.74(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.00(6H, s), 3.39(2H, t, J=6.8Hz), 3.82-3.94(7
H, m), 6.24-6.27(2H, m), 6.42-6.44(2H, m), 6.55-6.
65(1H, m), 6.84-7.00(3H, m), 7.85(1H, s), 8.21(1H,
d, J=9.0Hz)。
【0668】(152b)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-ジメチルアミノ-5
-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブ
ロミド 実施例(152a)で得られた1-(3-ジメチルアミノ-5-メト
キシフェニル)-7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド13mgおよび1-メチルピペ
リジン0.012mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を
行い,標記化合物を淡黄色泡状物として9mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
1.42(6H, br), 1.72-1.95(10H, m), 2.99(6H, s), 3.31
(3H, s), 3.63-3.77(6H, m), 3.80-3.87(5H, m),3.90-
3.95(2H, m), 6.18-6.20(2H, m), 6.33(1H, t, J=2.2H
z), 6.45(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.64(1H, m), 6.83-
6.90(3H, m), 7.84(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). IRスペクトル(KBr)cm-1:3418, 2938, 2862, 1615, 1
458, 1272, 1241。
【0669】実施例153 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-イソプロピル-カルバモイル]-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-
1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:
2-759) (153a)7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピルアミド 実施例(124a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド500
mg,55%水素化ナトリウム57mgおよび2-ヨードプロパン
0.35mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を行い,
標記化合物を白色固体として106mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(6H, d, J=6.6Hz),
1.43(6H, t, J=7.3Hz),3.94-4.02(4H, m), 4.90-5.05(3
H, m), 6.31(2H, s), 6.40(1H, d, J=1.5Hz), 6.58(1H,
t, J=2.2Hz), 6.69(1H, t, J=8.8Hz), 6.80-6.83(2H,
m), 6.97(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.26-7.36(5H, m),
7.59(1H, s), 8.24(1H, d, J=8.8Hz)。
【0670】(153b)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピルア
ミド 実施例(153a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3,5-ジ
エトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプ
ロピルアミド100mgおよび10%パラジウム炭素20mgを用
いて実施例(11h)と同様に反応を行い,標記化合物を白
色固体として75mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3-DMSO-d6)δppm: 1.20(6H, d, J=
6.6Hz), 1.42(6H, t, J=7.3Hz), 4.01(4H, q, J=7.3H
z), 4.95(1H, br), 6.37(2H, s), 6.41(1H, d, J=1.5H
z), 6.55(1H, t, J=2.2Hz), 6.70(1H, t, J=8.8Hz), 6.
82(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.86-6.88(1H, m), 7.57(1
H, s), 8.14(1H, d, J=9.5Hz)。
【0671】(153c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-
(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-イソプロピルアミド 実施例(153b)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピ
ルアミド70mg,1,7-ジブロモヘプタン0.068mlおよ
び炭酸カリウム37mgを用いて実施例(11i)と同様に反
応,精製を行い,標記化合物を無色泡状物とし75mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(6H, d, J=7.3Hz),
1.31-1.48(12H, m), 1.68-1.75(2H. m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.39(2H, t, J=6.6Hz), 3.85(2H, t, J=5.9Hz),
4.02(4H, q, J=8.1Hz), 4.90-5.05(1H, br), 6.35-6.37
(3H, m), 6.58(1H,t, J=2.2Hz), 6.69(1H, t, J=8.8H
z), 6.82(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.88-6.91(1H, m),
7.61(1H, s), 8.24(1H, d, J=8.8Hz)。
【0672】(153d)1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-イソプロピル-
カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミ
ド 実施例(153c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-イソプロピルアミド75mgおよび1-メチルピペリジン
0.06mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,
標記化合物を淡黄色固体として71mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.11(6H, d, J=6.6H
z), 1.27-1.37(12H, m), 1.46-1.59(2H, m), 1.61-1.67
(4H, m), 1.76(4H, br), 2.96(3H, s), 3.24-3.29(6H,
m), 3.88(2H, t, J=5.9Hz), 4.06(4H, q, J=6.6Hz), 4.
79(1H, br), 6.30(1H, d, J=2.2Hz), 6.48(2H, br), 6.
69(1H, t, J=2.2Hz), 6.98(1H, dd, J=2.2,9.5Hz), 7.0
3(2H, d, J=6.6Hz), 7.15-7.20(1H, m), 8.00-8.03(2H,
m). 融点:131〜134℃。
【0673】実施例154 1-[7-[1-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-3-[N-(3,5-
ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-
メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-
818) (154a)1-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-7-メトキシ
メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 メチルエステル 実施例(104d)で得られた3-ジメチルアミノ-2-(2-メト
キシ-4-メトキシメトキシベンゾイル)-アクリル酸 メ
チルエステル89mg,参考例9で得られた3-シアノ-5-メト
キシアニリン34mgおよび炭酸カリウム95mgを用いて実施
例(11e)と同様に反応を行って、標記化合物を黄色固体
として60mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(3H, s), 3.929(3H,
s), 3.933(3H, s), 5.15(2H, s), 6.50(1H, d, J=2.2H
z), 7.15-7.38(4H, m), 8.42(1H, t, J=2.2Hz),8.48(1
H, d, J=9.0Hz)。
【0674】(154b)1-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-1-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 実施例(154a)で得られた1-(3-シアノ-5-メトキシフェ
ニル)-7-メトキシメトキシ-1-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 メチルエステル57mgおよび1N-
水酸化ナトリウム水溶液1mlを用いて実施例(1e)と同
様に反応を行って、標記化合物を黄色固体として37mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(3H, s), 3.95(3H,
s), 5.184 and 5.187(total 2H, each s), 6.63(1H, d,
J=2.2Hz), 7.11-7.34(3H, m), 7.41-7.43(1H, m), 8.5
0(1H, d, J=9.0Hz), 8.68(1H, s)。
【0675】(154c)1-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)
-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-アミド 実施例(154b)で得られた1-(3-シアノ-5-メトキシフェ
ニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸35mg,クロロ蟻酸イソブチル0.01
5ml,トリエチルアミン0.026mlおよび3,5-ジフル
オロアニリン18mgを用いて実施例(54c)と同様に反応を
行って、標記化合物を淡黄色固体として39mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.45(3H, s), 3.95(3H,
s), 5.18(2H, s), 6.53-6.59(1H, m), 6.61(1H, d, J=
2.2Hz), 7.22-7.41(6H, m), 8.50(1H, d, J=8.8Hz), 8.
75(1H, s)。
【0676】(154d)1-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)
-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミ
ド 実施例(154c)で得られた1-(3-シアノ-5-メトキシフェ
ニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-
アミド36mg,55%水素化ナトリウム5mgおよびヨードエ
タン0.023mlを用いて実施例(54d)と同様に反応を行
って、淡黄色固体を得た。得られた固体を4N-塩化水素
/酢酸エチル溶液2mlに溶解させて室温で1時間攪拌し
た。反応液をジエチルエーテルで希釈して析出した固体
をろ取して,標記化合物を茶色固体として18mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.26 (3H, t, J=7.3Hz),
3.80-4.00(5H, m), 6.31(1H, s), 6.67-7.18(7H, m),
7.73(1H, s), 8.01(1H, d, J=6.0Hz)。
【0677】(154e)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-シアノ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド 実施例(154d)で得られた1-(3-シアノ-5-メトキシフェ
ニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド17mg,1,7-ジブロモヘプタン0.018mlおよび
炭酸カリウム10mgを用いて実施例(11i)と同様に反応,
精製を行い,標記化合物を淡黄色油状物として9.4mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.2Hz),
1.35-1.48(6H, m), 1.71-1.76(2H, m), 1.81-1.88(2H,
m), 3.40(2H, t, J=6.8Hz), 3.87-3.94(7H, m),6.22(1
H, d, J=2.2Hz), 6.62-6.66(1H, m), 6.83(2H, dd, J=
2.4, 8.1Hz), 6.93(1H, dd, J=2.0, 9.0Hz), 7.13-7.36
(3H, m), 7.80(1H, s), 8.21(1H, d, J=9.2Hz)。
【0678】(154f)1-[7-[1-(3-シアノ-5-メトキシフ
ェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カ
ルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]ヘプチル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド 実施例(154e)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-シアノ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド8.9mgおよび1-メチルピペリジン
0.02mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い,
標記化合物を茶色粉末として5.5mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.42(6H, br), 1.73-1.89(10H, m), 3.27(3H, s), 3.63
-3.71(6H, m), 3.87-3.96(7H, m), 6.22(1H, d,J=2.0H
z), 6.62-6.67(1H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.91-6.94(1H, m), 7.14-7.38(3H, m), 7.80(1H, s),
8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:〜80℃。
【0679】実施例155 1-(2-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシメチル]-フェニ
ル]-エチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オク
タン ブロミド(例示化合物番号:2-861) (155a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-[4-(2-ヒドロ
キシ-エチル)-ベンジルオキシ]-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチル-アミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド150mg、参考例16で得られた2-(4-ブロモメチル-フェ
ニル)-エタノール81mg、炭酸カリウム86mgおよびN,N-
ジメチルホルムアミド10mlを用いて実施例(11i)と同
様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として174m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
2.87(2H, t, J=6.5Hz), 3.82(6H, s), 3.85(2H, t, J=
6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.0Hz), 4.94(2H, s), 6.42(2
H, d, J=2.3Hz), 6.45(1H, d, J=2.3Hz), 6.59-6.66(2
H, m), 6.83(2H, dd,J=2.2, 8.1Hz), 6.98(1H, dd, J=
2.3, 9.0Hz), 7.19-7.27(4H, m), 7.84(1H, s), 8.21(1
H, d, J=9.5Hz)。
【0680】(155b)7-[4-(2-ブロモ-エチル)-ベンジル
オキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド 実施例(155a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-[4-(2-ヒドロキシ-エチル)-ベンジルオキシ]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチル-アミド170mgのジクロロメ
タン溶液20mlに、-20℃で三臭化リン90mgのジクロロ
メタン溶液3mlを滴下し、同温度で10分間さらに室温
で1時間撹拌した。反応液を-20℃に冷却後、水を滴下し
ジクロロメタンで希釈した。有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:n-ヘキサン/酢酸エチル=1:3)で分離精製し、
標記化合物を白色固体として34mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.16(2H, t, J=7.3Hz), 3.55(2H, t, J=7.3Hz), 3.82(6
H, s), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.95(2H, s), 6.42(2H,
d, J=2.2Hz), 6,45(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.66(2H,
m), 6.84(2H, dd,J=2.2, 8.1Hz), 6.98(1H, dd, J=2.2,
8.8Hz), 7.19(2H, d, J=8.1Hz), 7.25(2H, d, J=8.8H
z), 7.84(1H, s), 8.21(1H, d, J=9.5Hz)。
【0681】(155c)1-(2-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシメチル]-フェニル]-エチル)-4-アザ-1-アゾニア
ビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(155b)で得られた7-[4-(2-ブロモ-エチル)-ベン
ジルオキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチル-アミド16.5mg、1,4-ジアザ-
ビシクロ[2.2.2]オクタン8.2mgおよびアセトニトリ
ル3mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い、標
記化合物を白色固体として8.5mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
3.09-3.14(2H, m), 3.12(6H, t, J=7.3Hz), 3.69(6H,
t, J=7.3Hz),3.78-3.85(8H, m), 3.90(2H, q J=7.3Hz),
4.91(2H, s), 6.38(2H, d, J=2.2Hz), 6,45(1H, d, J=
2.2Hz), 6.61-6.67(2H, m), 6.82(2H, dd, J=2.2, 7.3H
z), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.22(2H,d, J=8.1H
z), 7.33(2H, d, J=8.1Hz), 7.76(1H, s), 8.13(1H, d,
J=8.8Hz). 融点:172-176℃。
【0682】実施例156 3-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-プロピルカルバモ
イル]-1-メチル-ピリジニウム メタンスルホナート(例
示化合物番号:2-858) (156a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-[3-(1,3-ジオ
キソ-1,3-ジヒドロ-イソインドール-2-イル)-プロポキ
シ]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N
-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-キノン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド450mg、N-(3-ブロモプロピル)フタルイミド300mg、炭
酸カリウム259mgおよびN,N-ジメチルホルムアミド10m
lを用いて実施例(11i)と同様に反応を行い、標記化合
物を白色泡状物質として615mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
2.13(2H, tt, J=5.9, 6.6Hz), 3.78-3.87(8H, m), 3.89
-3.95(4H, m), 6.35(1H, d, J=2.9Hz), 6,46(2H,d, J=
2.2Hz), 6.60-6.67(2H, m), 6.74(1H, dd, J=2.2, 8.8H
z), 6.84(2H, dd,J=2.2, 8.1Hz), 7.70-7.74(2H, m),
7.78-7.83(2H, m), 7.84(1H, s), 8.15(1H,d, J=8.8H
z)。
【0683】(156b)7-(3-アミノ-プロポキシ)-1-(3,5
-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チル-アミド 実施例(156a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-[3-(1,3-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-イソインドール-
2-イル)-プロポキシ]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ル-アミド615mgのエタノール溶液30mlにヒドラジン1
水和物0.5mlを加え、1時間加熱還流した。放冷後、
不溶物をろ去し、ろ液を酢酸エチルで希釈した。有機層
を1規定水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:ジクロロメタン/エタノール=10/1)で分離精
製し、標記化合物を無色油状物として360mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
2.01-2.13(2H, m), 3.76-3.87(8H, m), 3.88-4.13(4H,
m), 6.35(1H, d, J=2.0Hz), 6,46(2H, bs), 6.60-6.67
(2H, m), 6.83(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 6.91(1H, dd,
J=2.3, 9.0Hz), 7.84(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz)。
【0684】(156c)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-
オキソ-7-[3-[(ピリジン-3-カルボニル)-アミノ]-プロ
ポキシ]-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,
5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド ニコチン酸76mgのジクロロメタン溶液5mlに、0℃でト
リエチルアミン0.17mlおよびクロロ蟻酸イソブチル
を加え、同温度で15分撹拌した。この溶液を実施例(156
b)で得られた7-(3-アミノ-プロポキシ)-1-(3,5-ジメ
トキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
アミド220mgのジクロロメタン溶液5mlに滴下し、室温
で1時間撹拌した。ジクロロメタンで希釈した反応液を1
規定水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:ジクロロメタン/エタノール=5/1)で分離精製
し、標記化合物を白色泡状物質として96mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
2.05-2.15(2H, m), 3.64(2H, q, J=6.6Hz), 3.83(6H,
s), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 4.00(2H, t, J=5.9Hz), 6.
40(1H, d, J=2.2Hz), 6,47(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-6.6
4(2H, m), 6.84(2H,dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1H, dd,
J=2.2, 8.8Hz), 7.38(1H, dd, J=5.1, 8.1Hz), 7.84(1
H, s), 8.04-8.09(1H, m), 8.21(1H, d, J=9.5Hz), 8.7
0-8.75(1H, m), 8.94(1H, s)。
【0685】(156d)3-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]-プロピルカルバモイル]-1-メチル-ピリジニウム
メタンスルホナート 実施例(156c)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-4-オキソ-7-[3-[(ピリジン-3-カルボニル)-アミノ]-プ
ロポキシ]-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド41mg、メ
タンスルホン酸メチル28mgおよびアセトニトリル5ml
を用いて実施例(3b)と同様に反応を行い、標記化合物
を白色泡状物質として29mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
2.13(2H, t, J=5.9Hz), 2.67(3H, s), 3.61(2H, t, J=
5.9Hz), 3.84(6H, s), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.04(2
H, t, J=5.9Hz), 4.64(3H, s), 6.42(1H, d, J=2.2Hz),
6,46(2H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.68(2H, m), 6.83(2H,
dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.95(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.8
0(1H, s), 8.01(1H, dd, J=1.5, 6.6Hz), 8.17(1H, d,
J=8.8Hz), 8.71(1H, d, J=5.9Hz), 8.95(1H, d, J=8.1H
z), 9.77(1H, s). 融点:119℃。
【0686】実施例157 4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-プロピルカルバモ
イル]-1-メチル-ピリジニウム メタンスルホナート(例
示化合物番号:2-857) (157a)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-7-[3-
[(ピリジン-4-カルボニル)-アミノ]-プロポキシ]-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド 実施例(156b)で得られた7-(3-アミノ-プロポキシ)-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチル-アミド144mgおよびトリエチルアミン0.1ml
のジクロロメタン溶液10mlにイソニコチン酸クロリド
塩酸塩72mgを加え、室温で2時間撹拌した。ジクロロメ
タンで希釈した反応液を1規定水酸化ナトリウム水溶液
および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:ジクロロメタン/エタノ
ール=5/1)で分離精製し、標記化合物を白色泡状物質
として131mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
2.10(2H, t, J=5.9Hz), 3.68(2H, q, J=6.6Hz), 3.83(6
H, s), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 4.01(2H, t, J=5.9Hz),
6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6,46(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-
6.67(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1H,
dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.55(2H, dd, J=1.5,4.4Hz), 7.85
(1H, s), 8.23(1H, d, J=8.8Hz), 8.72(2H, dd, J=1.5,
4.4Hz)。
【0687】(157b)4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]-プロピルカルバモイル]-1-メチル-ピリジニウム
メタンスルホナート 実施例(157a)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-4-オキソ-7-[3-[(ピリジン-3-カルボニル)-アミノ]-プ
ロポキシ]-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-
(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド90mg、メ
タンスルホン酸メチル62mgおよびアセトニトリル8ml
を用いて実施例(3b)と同様に反応を行い、標記化合物
を白色泡状物質として52mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
2.05-2.15(2H, m), 2.63(3H, s), 3.56(2H, t, J=5.9H
z), 3.83(6H, s), 3.91(2H, q, J=7.3Hz), 4.02(2H, t,
J=5.9Hz), 4.50(3H, s), 6.38(1H, d, J=1.5Hz), 6,45
(2H, d, J=2.2Hz),6.58-6.68(2H, m), 6.82(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.94(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.74(1H,
s), 8.06(1H, d, J=8.8Hz), 8.51(2H, d, J=6.6Hz), 8.
92(2H, d, J=6.6Hz). 融点:109℃。
【0688】実施例158 1-[2-(4-[2-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-エチル]-
フェニル)-エチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクタン ブロミド(例示化合物番号:2-864) (158a)7-[2-[4-(2-ブロモ-エチル)-フェニル]-エトキ
シ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-アミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド400mg、参考例17で得られた1,4-ビス-(2-ブロモ-エ
チル)-ベンゼン486mg、水素化ナトリウム51mgおよびN,
N-ジメチルホルムアミド8mlを用いて実施例(1h)と同
様に反応を行い、標記化合物と1-(3,5-ジメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-7-[2-(4-ビニルフェニル)エトキシ]-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミドの約3:1の混合物を白色
泡状物質として106mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.01(2H, t, J=7.3Hz), 3.14(2H, t, J=7.3Hz), 3.55(2
H, t, J=7.3Hz), 3.83(6H, s), 3.93(2H, q, J=7.3Hz),
4.07(2H, t, J=7.3Hz), 6.40(1H, d, J=1.5Hz), 6,47
(2H, d, J=2.2Hz),6.59-6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.12-7.18
(3H, m), 7.34(1H, d, J=8.8Hz), 7.84(1H, s), 8.20(1
H, d, J=8.8Hz)。
【0689】(158b)1-[2-(4-[2-[3-[N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イ
ルオキシ]エチル]フェニル)エチル]-4-アザ-1-アゾニア
ビシクロ[2.2.2]オクタンブロミド 実施例(158a)で得られた7-[2-[4-(2-ブロモ-エチル)-
フェニル]-エトキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸N-(3,5-
ジフルオロフェニル)-N-エチルアミドと1-(3,5-ジメト
キシフェニル)-4-オキソ-7-[2-(4-ビニルフェニル)エト
キシ]-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-
ジフルオロフェニル)-N-エチルアミドの約3:1の混合物
97mg、1,4-ジアザ-ビシクロ[2.2.2]オクタン49mgお
よびアセトニトリル5mlを用いて実施例(1i)と同様に
反応を行い、標記化合物を白色固体として74mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
2.97(2H, t, J=6.6Hz), 3.04-3.10(2H, m), 3.22(6H,
t, J=7.3Hz), 3.71(6H, t, J=7.3Hz), 3.78-3.83(2H,
m), 3.84(6H, s), 3.91(2H, q, J=7.3Hz), 4.06(2H, d,
J=2.2Hz), 6.38(1H,d, J=2.2Hz), 6.44(2H, d, J=2.2H
z), 6.59-6.60(2H, m), 6.80-6.83(3H, m),7.14(2H, d,
J=8.1Hz), 7.23(2H, d, J=8.1Hz), 7.79(1H, s), 8.12
(1H, d, J=9.5Hz). 融点:153℃。
【0690】実施例159 1-(4-[2-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]エチル]ベンジ
ル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-863) (159a)酢酸 4-[2-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-
N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]エチ
ル]ベンジル エステル 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド
300mg、参考例18で得られた酢酸 4-(2-ブロモ-エチル)
-ベンジルエステル241mg、炭酸カリウム173mgおよびN,
N-ジメチルホルムアミド10mlを用いて実施例(11i)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として13
4mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
2.09(3H, s), 3.03(2H, t, J=6.6Hz), 3.83(6H, s), 3.
92(2H, q, J=7.3Hz), 4.07(2H, t, J=6.6Hz), 5.07(2H,
s), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz),
6.58-6.64(2H, m),6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90
(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.20(2H, d, J=8.1Hz), 7.29
(2H, d, J=8.1Hz), 7.84(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8H
z)。
【0691】(159b)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
[2-(4-ヒドロキシメチル-フェニル)-エトキシ]-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(159a)で得られた酢酸 4-[2-[3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7
-イルオキシ]-エチル]-ベンジル エステル128mgのメタ
ノール溶液に、ナトリウムメトキシド6mgを加え、室温
で4時間撹拌した。反応液の溶媒を減圧留去し、残渣に
酢酸エチルを加えて希釈した。酢酸エチル層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減
圧留去して、標記化合物を無色油状物として136mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.02(2H, t, J=6.6Hz), 3.82(6H, s), 3.92(2H, q, J=
7.3Hz), 4.07(2H, t, J=6.6Hz), 4.66(2H, s), 6.40(1
H, d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d, J=2.2Hz), 6.57-6.66(2
H, m), 6.84(2H, dd,J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.17(2H, d, J=7.3Hz), 7.29(2H, d, J=
7.3Hz), 7.84(1H, s), 8.19(1H, d, J=9.5Hz)。
【0692】(159c)7-[2-(4-ブロモメチル-フェニル)-
エトキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(159b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-[2-(4-ヒドロキシメチル-フェニル)-エトキシ]-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチル-アミド134mg、N-ブロモス
クシンイミド47mg、トリフェニルホスフィン70mgおよび
ジクロロメタン10mlを用いて、参考例(17b)と同様に
反応を行い、標記化合物を淡桃色油状物として77mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.02(2H, t, J=6.6Hz), 3.83(6H, s), 3.93(2H, q, J=
7.3Hz), 4.07(2H, t, J=6.6Hz), 4.47(2H, s), 6.39(1
H, d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-6.60(2
H, m), 6.84(2H, dd,J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.17(2H, d, J=8.1Hz), 7.32(2H, d, J=
8.1Hz), 7.84(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0693】(159d)1-(4-[2-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]-エチル]-ベンジル)-4-アザ-1-アゾニアビシク
ロ[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(159c)で得られた7-[2-(4-ブロモメチル-フェニ
ル)-エトキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-アミド74mg、1,4-ジアザ-
ビシクロ[2.2.2]オクタン25mgおよびアセトニトリル4
mlを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化
合物を白色泡状固体として62mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
2.97(2H, t, J=6.0Hz), 3.16(6H, t, J=7.4Hz), 3.71(6
H, t, J=7.4Hz), 3.84(6H, s), 3.92(2H, q, J=7.1Hz),
4.08(2H, t, J=6.0Hz), 5.01(2H, s), 6.40(1H, d, J=
2.2Hz), 6.45(2H,d, J=2.2Hz), 6.58-6.66(2H, m), 6.8
0-6.90(3H, m), 7.29(2H, d, J=8.0Hz), 7.55(2H, d, J
=8.1Hz), 7.82(1H, s), 8.18(1H, d, J=9.0Hz). 融点:168-169℃。
【0694】実施例160 1-(3-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシメチル]-フェニ
ル]-プロピル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド(例示化合物番号:2-862) (160a)7-[4-(3-ブロモ-プロピル)-ベンジルオキシ]-1-
(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチル-アミド 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド400mg、参考例19で得られた1-ブロモメチル-4-(3-ブ
ロモ-プロピル)-ベンゼン340mg、水素化ナトリウム51mg
およびN,N-ジメチルホルムアミド8mlを用いて実施例
(1h)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質
として551mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
2.09-2.11(2H, m), 2.77(2H, t, J=7.3Hz), 3.38(2H,
t, J=6.6Hz), 3.82(6H, s), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.
93(2H, s), 6.42(2H, d, J=2.2Hz), 6.45(1H, d, J=2.2
Hz), 6.59-6.66(2H,m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.98(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.17(2H, d,J=8.1Hz),
7.22(2H, d, J=8.1Hz), 7.84(1H, s), 8.21(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0695】(160b)1-(3-[4-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシメチル]-フェニル]-プロピル)-4-アザ-1-アゾニ
アビシクロ[2.2.2]オクタンブロミド 実施例(160a)で得られた7-[4-(3-ブロモ-プロピル)-ベ
ンジルオキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-アミド164mg、1,4-ジアザ-
ビシクロ[2.2.2]オクタン55mgおよびアセトニトリル8
mlを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化
合物を白色固体として150mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.19(3H, t, J=7.3Hz),
2.06-2.18(2H, m), 2.71(2H, t, J=7.3Hz), 3.22(6H,
t, J=7.3Hz), 3.52-3.69(8H, m), 3.82(6H, s), 3.90(2
H, q, J=7.3Hz), 4.93(2H, s), 6.38(2H, d, J=2.2Hz),
6.45(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.68(2H, m), 6.82(2H,
dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.94(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.1
6-7.22(4H, m), 7.76(1H, s), 8.17(1H, d, J=9.5Hz). 融点:150-155℃。
【0696】実施例161 1-(4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-プロピル]-ベ
ンジル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド(例示化合物番号:2-865) (161a)酢酸 4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-
N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-プロ
ピル]-ベンジル エステル 実施例(11h)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)-
7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド500mg、参考例20で得られた酢酸 4-(3-ブロモ-プロ
ピル)-ベンジルエステル395mg、水素化ナトリウム64mg
およびN,N-ジメチルホルムアミド6mlを用いて実施例
(1h)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質
として667mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=6.6Hz),
1.97-2.08(2H, m), 2.09(3H, s), 2.75(2H, t, J=7.3H
z), 3.82(6H, s), 3.87(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q,
J=7.3Hz), 5.06(2H, s), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.47
(2H, d, J=2.2Hz),6.59-6.67(2H, m), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.15(2H,
d, J=8.1Hz), 7.27(2H, d, J=8.1Hz), 7.85(1H, s), 8.
21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0697】(161b)1-(3,5-ジメトキシフェニル)-7-
[3-(4-ヒドロキシメチル-フェニル)-プロポキシ]-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-
ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(161a)で得られた酢酸 4-[3-[3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7
-イルオキシ]-プロピル]-ベンジル エステル460mg、ナ
トリウムメトキシド19mgおよびメタノール40mlを用い
て実施例(159b)と同様に反応を行い、標記化合物を無
色油状物として506mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=6.6Hz),
1.98-2.11(2H, m), 2.75(2H, t, J=7.3Hz), 3.82(6H,
s), 3.86(2H, t, J=5.9Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 4.
66(2H, s), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d, J=2.2
Hz), 6.59-6.66(2H,m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.15(2H, d,J=8.1Hz),
7.27(2H, d, J=8.1Hz), 7.85(1H, s), 8.21(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0698】(161c)7-[3-(4-ブロモメチル-フェニル)-
プロポキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(161b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-[3-(4-ヒドロキシメチル-フェニル)-プロポキシ]-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸N-(3,5-
ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド252mg、N-ブロモ
スクシンイミド86mg、トリフェニルホスフィン126mgお
よびジクロロメタン15mlを用いて、参考例(17b)と同
様に反応を行い、標記化合物を無色油状物として339mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=6.6Hz),
1.97-2.10(2H, m), 2.74(2H, t, J=6.6Hz), 3.83(6H,
s), 3.87(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q, J=6.6Hz), 4.
48(2H, s), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.47(2H, d, J=2.2
Hz), 6.58-6.68(2H,m), 6.85(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.13(2H, d,J=8.1Hz),
7.30(2H, d, J=8.1Hz), 7.86(1H, s), 8.21(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0699】(161d)1-(4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]-プロピル]-ベンジル)-4-アザ-1-アゾニアビシ
クロ[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(161c)で得られた7-[3-(4-ブロモメチル-フェニ
ル)-プロポキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチル-アミド165mg、1,4-ジア
ザ-ビシクロ[2.2.2]オクタン54mgおよびアセトニトリ
ル8mlを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記
化合物を白色泡状固体として132mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
2.00-2.09(2H, m), 2.73-2.82(2H, m), 3.18(6H, t, J=
7.3Hz), 3.71(6H, t, J=7.3Hz), 3.84(6H, s), 3.86-3.
96(4H, m), 4.98(2H, s), 6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.46
(2H, d, J=2.2Hz),6.59-6.67(2H, m), 6.84(2H, dd, J=
2.2, 8.1Hz), 6.89(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.24(2H,
d, J=8.1Hz), 7.52(2H, d, J=8.1Hz), 7.83(1H, s), 8.
21(1H, d,J=8.8Hz). 融点:154℃。
【0700】実施例162 1-(4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-プロピル]-ベ
ンジル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
クロリド(例示化合物番号:2-672) (162a)7-[3-(4-クロロメチル-フェニル)-プロポキシ]-
1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチル-アミド 実施例(161b)で得られた1-(3,5-ジメトキシフェニル)
-7-[3-(4-ヒドロキシメチル-フェニル)-プロポキシ]-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸N-(3,5-
ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド226mg、N-クロロ
スクシンイミド58mg、トリフェニルホスフィン113mgお
よびジクロロメタン20mlを用いて、参考例(17b)と同
様に反応を行い、標記化合物を無色油状物として148mg
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=6.6Hz),
1.98-2.10(2H, m), 2.75(2H, t, J=8.1Hz), 3.82(6H,
s), 3.86(2H, t, J=5.9Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 4.
56(2H, s), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.48(2H, d, J=2.2
Hz), 6.59-6.67(2H,m), 6.85(2H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
6.91(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.15(2H, d,J=8.1Hz),
7.29(2H, d, J=8.1Hz), 7.84(1H, s), 8.22(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0701】(162b)1-(4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3,5-ジメトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]-プロピル]-ベンジル)-4-アザ-1-アゾニアビシ
クロ[2.2.2]オクタン クロリド 実施例(162a)で得られた7-[3-(4-クロロメチル-フェニ
ル)-プロポキシ]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチル-アミド135mg、1,4-ジア
ザ-ビシクロ[2.2.2]オクタン47mgおよびアセトニトリ
ル12mlを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標
記化合物を白色泡状固体として98mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.3Hz),
2.00-2.09(2H, m), 2.78(2H, t, J=7.3Hz), 3.18(6H,
t, J=7.3Hz), 3.71(6H, t, J=7.3Hz), 3.84(6H, s), 3.
88(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q, J=7.3Hz), 4.98(2H,
s), 6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz),
6.59-6.67(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89
(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.24(2H, d, J=8.1Hz), 7.52
(2H, d, J=8.1Hz), 7.83(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8H
z)。
【0702】実施例163 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-772) (163a)7-メトキシメトキシ-1-(3-メトキシ-5-プロポキ
シ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド 実施例(185e)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシ-
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ-フェニ
ル)-N-エチル-アミド2.15g、n-プロピルブロミド0.
57ml、炭酸カリウム1.164gおよびN,N-ジメチルホ
ルムアミド20mlを用いて実施例(185f)と同様に反応
を行い、標記化合物を無色油状物として2.08g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.3Hz),
1.22(3H, t, J=7.3Hz), 1.77-1.90(2H, m), 3.44(3H,
s), 3.83(3H, s), 3.88-3.98(4H, m), 5.12(2H, s), 6.
44-6.48(2H, m), 6.58-6.67(3H, m), 6.85(2H, dd, J=
2.2, 8.8Hz), 7.05(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.89(1H,
s), 8.23(1H, d, J=8.8Hz)。
【0703】(163b)7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-5-プ
ロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
-アミド 実施例(163a)で得られた7-メトキシメトキシ-1-(3-メ
トキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチル-アミド2.06gおよび4規定塩化水素―酢
酸エチル溶液60mlを用いて実施例(54e)と同様に反応
を行い、標記化合物を白色固体として1.761g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.29(3H, t, J=7.3Hz), 1.76-1.87(2H, m), 3.81(3H,
s), 3.85-3.89(2H, m), 4.00(2H, q, J=7.3Hz), 6.25(1
H, s), 6.31(1H, s), 6.60(1H, s), 6.75-6.84(2H, m),
7.01(2H, dd, J=1.5, 6.6Hz), 7.61(1H, dd, J=1.5,
8.8Hz), 7.71(1H, s), 8.21(1H, d, J=9.5Hz)。
【0704】(163c)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチル-アミド 実施例(163b)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-
5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド761mg、1,7-ジブロモヘプタン1.02m
l、水素化ナトリウム92mgおよびN,N-ジメチルホルム
アミド20mlを用いて実施例(1h)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色泡状物質として672mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.21(3H, t, J=7.3Hz), 1.30-1.49(6H, m), 1.68-1.89
(6H, m), 3.40(2H, t, J=6.6Hz), 3.83(3H, s), 3.87(2
H, t, J=6.6Hz), 3.89-3.97(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.
2Hz), 6.46(2H, d,J=2.2Hz), 6.59-6.67(2H, m), 6.84
(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 8.8H
z), 7.85(1H, s), 8.21(1H, d, J=8.8Hz)。
【0705】(163d)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロ
ポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-
イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.
2.2]オクタン ブロミド 実施例(163c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド234mg、1,4-ジアザ-ビシク
ロ[2.2.2]オクタン77mgおよびアセトニトリル10ml
を用いて実施例(11j)と同様に反応を行い、標記化合物
を白色固体として242mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.2Hz), 1.30-1.47(6H, m), 1.65-1.89
(6H, m), 3.24(6H, t, J=7.4Hz), 3.53-3.60(2H, m),
3.65(6H, t, J=7.4Hz), 3.81-3.88(5H, m), 3.89-3.96
(4H, m), 6.50(1H, d,J=2.2Hz), 6.43(2H, d, J=2.2H
z), 6.59-6.67(2H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 7.9Hz),
6.91(1H, dd, J=2.2, 9.2Hz), 7.79(1H, s), 8.20(1H,
d, J=9.0Hz). 融点:124℃。
【0706】実施例164 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-771) 実施例(163c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド230mg、キヌクリジン75mgお
よびアセトニトリル10mlを用いて実施例(11j)と同様
に反応を行い、標記化合物を白色固体として237mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.1Hz), 1.32-1.47(6H, m), 1.65-1.92
(6H, m), 2.02-2.12(6H, m), 2.21-2.28(1H, m), 3.46-
3.52(2H, m), 3.70(6H, t, J=7.9Hz), 3.81-3.86(5H,
m), 3.89-3.97(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.1Hz), 6.45(2
H, d, J=2.2Hz), 6.58-6.67(2H, m), 6.84(2H, dd, J=
2.1, 7.9Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.82(1H,
s), 8.20(1H, d, J=9.0Hz). 融点:123℃。
【0707】実施例165 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチ
ル]-ピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-769) 実施例(163c)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド178mg、ピリジン2mlおよ
びN,N-ジメチルホルムアミド4mlを用いて実施例(11
j)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として1
83mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.32-1.44(6H, m), 1.77-1.88
(2H, m), 1.99-2.19(2H, m), 3.81-3.88(5H, m), 3.88-
3.98(4H, m), 5.03(2H, t, J=7.3Hz), 6.36-6.47(3H,
m), 6.59-6.66(2H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz),
6.89(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.80(1H, s),8.09(2H,
t, J=7.3Hz), 8.18(1H, d, J=8.8Hz), 8.47(1H, d, J=
7.3Hz), 9.52(2H, d, J=5.9Hz). 融点:98-99℃。
【0708】実施例166 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチ
ル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-831) (166a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3-メトキシ-5-
プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チル-アミド 実施例(163b)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-
5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド870mg、1,8-ジブロモオクタン1.26m
l、水素化ナトリウム105mgおよびN,N-ジメチルホルム
アミド25mlを用いて実施例(1h)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として690mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.21(3H, t, J=7.3Hz), 1.39-1.48(8H, m), 1.60-1.76
(2H, m), 1.78-1.89(4H, m), 3.40(2H, t, J=6.6Hz),
3.83(3H, s), 3.86(2H, t, J=6.6Hz), 3.89-3.97(4H,
m), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.
58-6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1
H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.84(1H, s), 8.21(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0709】(166b)1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロ
ポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-
イルオキシ]-オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(166a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド240mg、1,4-ジアザ-ビシク
ロ[2.2.2]オクタン77mgおよびアセトニトリル25ml
を用いて実施例(11j)と同様に反応を行い、標記化合物
を白色固体として237mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.3Hz),
1.21(3H, t, J=7.2Hz), 1.28-1.44(8H, m), 1.66-1.78
(4H, m), 1.79-1.89(2H, m), 3.26(6H, t, J=7.3Hz),
3.51-3.58(2H, m), 3.65(6H, t, J=7.3Hz), 3.84(3H,
s), 3.87(2H, t, J=6.6Hz), 3.90-3.96(4H, m), 6.40-
6.46(3H, m), 6.60-6.68(2H, m), 6.84(2H, dd,J=2.2,
5.9Hz), 6.92(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.82(1H, s),
8.21(1H, d, J=8.8Hz). 融点:120℃。
【0710】実施例167 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチ
ル]-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-830) 実施例(166a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド240mg、キヌクリジン76mgお
よびアセトニトリル10mlを用いて実施例(11j)と同様
に反応を行い、標記化合物を白色固体として250mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.27-1.43(8H, m), 1.65-1.88
(6H, m), 2.02-2.12(6H, m), 2.20-2.25(1H, m), 3.44-
3.51(2H, m), 3.70(6H, t, J=7.3Hz), 3.81-3.88(5H,
m), 3.89-3.96(4H, m), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2
H, d, J=1.5Hz), 6.59-6.67(2H, m), 6.81-6.84(2H,
m), 6.90(1H, dd, J=1.5, 8.8Hz), 7.83(1H, s), 8.20
(1H, d, J=9.5Hz). 融点:117℃。
【0711】実施例168 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-オクチ
ル]-ピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-828) 実施例(166a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド219mg、ピリジン2mlおよ
びアセトニトリル4mlを用いて実施例(11j)と同様に
反応を行い、標記化合物を白色固体として210mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.25-1.43(8H, m), 1.77-1.88
(2H, m), 1.98-2.08(2H, m), 3.83(3H, s), 3.84(2H,
t, J=6.6Hz), 3.89-3.96(4H, m), 5.02(2H, t, J=7.3H
z), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.43(2H, d, J=2.2Hz), 6.
60-6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1
H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.80(1H, s), 8.10(2H, t, J=
7.3Hz), 8.18(1H, d, J=8.8Hz), 8.47(1H, d, J=7.3H
z), 9.50(2H, d, J=5.9Hz). 融点:94-96℃。
【0712】実施例169 1-(7-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-4-アザ-1-ア
ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合
物番号:2-812) (169a)7-ベンジルオキシ-1-(3-メトキシメトキシフェ
ニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
メチルエステル 参考例11で得られた3-メトキシメトキシ-フェニルアミ
ン、実施例(44b)で得られた2-(4-ベンジルオキシ-2-メ
トキシ-ベンゾイル)-3-ジメチルアミノ-アクリル酸メチ
ルエステル18.47g、炭酸カリウム13.82gおよびN,N
-ジメチルホルムアミド100mlを用いて実施例(44c)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として18.20
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.51(3H, s), 3.92(3H,
s), 5.00(2H, s), 5.16-5.26(2H, m), 6.46(1H, d, J=
2.2Hz), 6.99(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.04-7.10(2H,
m), 7.23-7.37(6H, m), 7.49(1H, t, J=8.1Hz), 8.46(1
H, d, J=8.8Hz), 8.47(1H, s)。
【0713】(169b)7-ベンジルオキシ-1-(3-メトキシ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 実施例(169a)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-メト
キシメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 メチルエステル18.14g、水酸化ナ
トリウム20g、メタノール200mlおよび水200mlを用
いて実施例(1e)と同様に反応を行い、標記化合物を白
色固体として16.49g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.42(3H, s), 5.11(2H,
s), 5.23-5.35(2H, m),6.52(1H, d, J=2.2Hz), 7.22(1
H, d, J=8.1Hz), 7.27-7.38(8H, m), 7.60(1H,t, J=8.8
Hz), 8.32(1H, d, J=8.8Hz), 8.55(1H, s)。
【0714】(169c)7-ベンジルオキシ-1-(3-メトキシ
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
アミド 実施例(169b)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-メト
キシメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸16.24g、トリエチルアミン13.12m
l、クロロ蟻酸イソブチル5.83ml、参考例2で得られ
たN-エチル-3,5-ジフルオロアニリン13.60gおよびジ
クロロメタン200mlを用いて実施例(1f)と同様に反応
を行い、標記化合物を白色固体として10.90g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.51(3H, s), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.95(2H, s), 6.
42(1H, d, J=2.2Hz), 6.59-6.66(1H, m), 6.83(2H, d,
J=6.6Hz), 6.92(1H, d, J=6.6Hz), 6.99(2H, dd, J=2.
2, 8.8Hz), 7.21-7.36(6H, m), 7.46(1H, t, J=8.1Hz),
7.85(1H, s), 8.22(1H, d, J=8.8Hz)。
【0715】(169d)7-ベンジルオキシ-1-(3-ヒドロキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カル
ボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミ
ド 実施例(169c)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-メト
キシメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チル-アミド5.90gおよび4規定塩化水素-酢酸エチル溶
液60mlを用いて実施例(54e)と同様に反応を行い、標
記化合物を白色固体として4.94g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.3Hz),
3.87-3.97(2H, m), 4.96-5.16(2H, m), 6.30(1H, d, J=
8.1Hz), 6.69(1H, d, J=2.2Hz), 6.72-6.80(1H, m), 6.
93(2H, dd, J=2.2, 7.3Hz), 7.16-7.38(9H, m), 8.03(1
H, s), 8.38(1H, d, J=9.5Hz)。
【0716】(169e)7-ベンジルオキシ-1-(3-ブトキシ
フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(169d)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-ヒド
ロキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-
アミド3.11g、n-ブチルブロミド1.27ml、水素化
ナトリウム361mgおよびN,N-ジメチルホルムアミド30m
lを用いて実施例(185f)と同様に反応を行い、標記化
合物を白色固体として2.14g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.00(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.45-1.57(2H, m), 1.75-1.85
(2H, m), 3.88-4.00(4H, m), 4.95(2H, s), 6.40(1H,
d, J=2.2Hz), 6.58-6.66(1H, m), 6.76-6.87(4H, m),
6.98(1H, dd, J=2.2,8.8Hz), 7.08(1H, t, J=8.8Hz),
7.23-7.36(5H, m), 7.44(1H, s), 7.85(1H, s), 8.22(1
H, d, J=8.0Hz)。
【0717】(169f)1-(3-ブトキシフェニル)-7-ヒドロ
キシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(169e)で得られた7-ベンジルオキシ-1-(3-ブト
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-ア
ミド2.27gおよび10%パラジウム炭素400mgを用いて実
施例(1g)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体
として1.87g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.98(3H, t, J=7.3Hz),
1.17(3H, t, J=7.3Hz), 1.42-1.55(2H, m), 1.72-1.82
(2H, m), 3.89(2H, q, J=7.3Hz), 3.94(2H, q, J=7.1H
z), 6.39(1H, bs), 6.58-6.65(1H, m), 6.74-6.89(5H,
m), 7.02(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.37(1H, t, J=8.1H
z), 7.79(1H, s), 8.00(1H, d, J=8.00Hz)。
【0718】(169g)7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-1-(3
-ブトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
-アミド 実施例(169f)で得られた1-(3-ブトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド922
mg、1,7-ジブロモヘプタン1.45g、水素化ナトリウム
163mgおよびN,N-ジメチルホルムアミド20mlを用いて
実施例(1h)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡
状物質として0.88g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.2Hz), 1.26-1.57(8H, m), 1.65-1.90
(6H, m), 3.39(2H, t, J=6.7Hz), 3.84(2H, t, J=6.3H
z), 3.93(2H, q, J=7.1Hz), 3.98-4.05(2H, m), 6.34(1
H, d, J=2.3Hz), 6.58-6.67(1H, m), 6.80-6.86(3H,
m), 6.88-6.94(2H, m), 7.08(1H, dd, J=2.3, 8.5Hz),
7.47(1H, t, J=8.2Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=
9.0Hz)。
【0719】(169h)1-(7-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-
[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイ
ル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘ
プチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド 実施例(169g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ブトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド226mg、1,4-ジアザ-ビシクロ[2.2.2]
オクタン76mgおよびアセトニトリル10mlを用いて実施
例(11j)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体と
して233mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.2Hz), 1.34-1.42(6H, m), 1.45-1.56
(2H, m), 1.64-1.84(6H, m), 3.24(6H, t, J=7.3Hz),
3.51-3.57(2H, m), 3.65(6H, t, J=6.6Hz), 3.83(2H,
t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.00(2H, t, J=
6.6Hz), 6.34(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.68(1H,m), 6.8
0-6.85(3H, m), 6.88-6.93(2H, m), 7.09(1H, dd, J=2.
2, 8.8Hz), 7.48(1H, t, J=8.1Hz), 7.80(1H, s), 8.20
(1H, d, J=8.8Hz). 融点:114℃。
【0720】実施例170 1-(8-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1-ア
ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合
物番号:2-853) (170a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3-ブトキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド 実施例(169f)で得られた1-(3-ブトキシフェニル)-7-ヒ
ドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン
酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-アミド917
mg、1,8-ジブロモオクタン1.52g、水素化ナトリウム
163mgおよびN,N-ジメチルホルムアミド20mlを用いて
実施例(1h)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡
状物質として0.68g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.2Hz), 1.22-1.45(8H, m), 1.46-1.57
(2H, m), 1.65-1.90(6H, m), 3.40(2H, t, J=6.9Hz),
3.84(2H, t, J=6.4Hz), 3.93(2H, q, J=7.2Hz), 3.96-
4.04(2H, m), 6.34(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.68(1H,
m), 6.82-6.87(3H, m), 6.88-6.95(2H, m), 7.08(1H, d
d, J=2.4, 8.3Hz), 7.46(1H, t, J=8.1Hz), 7.86(1H,
s), 8.22(1H, d,J=8.9Hz)。
【0721】(170b)1-(8-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-
[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイ
ル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オ
クチル)-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド 実施例(170a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-ブトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド157mg、1,4-ジアザ-ビシクロ[2.2.2]
オクタン52mgおよびアセトニトリル10mlを用いて実施
例(11j)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体と
して163mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.25-1.42(8H, m), 1.45-1.58
(2H, m), 1.64-1.84(6H, m), 3.25(6H, t, J=7.3Hz),
3.49-3.55(2H, m), 3.64(6H, t, J=7.3Hz), 3.84(2H,
t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 4.00(2H, t, J=
6.6Hz), 6.34(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.67(1H,m), 6.8
0-6.86(3H, m), 6.88-6.93(2H, m), 7.08(1H, dd, J=2.
2, 8.1Hz), 7.47(1H, d, J=8.8Hz), 7.80(1H, s), 8.20
(1H, d, J=8.8Hz). 融点:115℃。
【0722】実施例171 1-(8-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-1-アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番号:
2-852) 実施例(170a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-ブトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド158mg、キヌクリジン52mgおよびアセトニ
トリル10mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として138mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.26-1.42(8H, m), 1.46-1.56
(2H, m), 1.64-1.73(4H, m), 1.76-1.84(2H, m), 2.01-
2.09(6H, m), 2.21-2.25(1H, m), 3.45-3.51(2H, m),
3.69(6H, t, J=8.1Hz), 3.83(2H, t, J=5.9Hz), 3.92(2
H, q, J=7.3Hz), 4.00(2H, t, J=6.6Hz), 6.34(1H, d,
J=2.2Hz), 6.60-6.67(1H, m), 6.81-6.87(3H, m), 6.88
-6.93(2H, m),7.08(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.47(1H,
d, J=8.8Hz), 7.83(1H, s), 8.04(1H,d, J=8.8Hz). 融点:102℃。
【0723】実施例172 1-(7-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-ピリジニウム
ブロミド(例示化合物番号:2-809) 実施例(169g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ブトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド241mg、ピリジン2mlおよびN,N-ジメチ
ルホルムアミド3mlを用いて実施例(11j)と同様に反
応を行い、標記化合物を白色固体として128mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.33-1.45(6H, m), 1.47-1.57
(2H, m), 1.63-1.73(2H, m), 1.75-1.85(2H, m), 1.99-
2.09(2H, m), 3.82(2H, t, J=6.6Hz), 3.92(2H, q, J=
7.3Hz), 3.96-4.04(2H, m), 5.03(2H, t, J=7.3Hz), 6.
32(1H, d, J=2.2Hz), 6.59-6.66(1H, m), 6.90-6.93(5
H, m), 7.09(1H, dd, J=2.9, 8.1Hz), 7.48(1H, t, J=
8.1Hz), 7.82(1H, s), 8.08(2H, t, J=7.3Hz), 8.19(1
H, d, J=9.5Hz), 8.46(1H, t, J=7.3Hz),9.51(2H, d, J
=5.9Hz). 融点:82-85℃。
【0724】実施例173 1-(7-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-1-メチル-ピ
ペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-810) 実施例(169g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ブトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド240mg、1-メチルピペリジン0.20mlお
よびN,N-ジメチルホルムアミド3mlを用いて実施例(1
1j)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として
208mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.35-1.46(6H, m), 1.47-1.57
(2H, m), 1.66-1.97(12H, m), 3.32(3H, m), 3.62-3.77
(6H, m), 3.83(2H, t, J=6.6Hz), 3.93(2H, q, J=7.3H
z), 3.97-4.04(2H, m), 6.34(1H, d, J=2.2Hz), 6.60-
6.67(1H, m), 6.81-6.86(3H, m), 6.88-6.93(2H, m),
7.09(1H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.48(1H, t, J=8.1Hz),
7.84(1H, s), 8.11(1H, d, J=9.5Hz). 融点:94℃。
【0725】実施例174 1-(8-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-1-メチル-ピ
ペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-851) 実施例(170a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-ブトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド158mg、1-メチルピペリジン0.20mlお
よびN,N-ジメチルホルムアミド3mlを用いて実施例(1
1j)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として
129mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.28-1.43(8H, m), 1.45-1.57
(2H, m), 1.68-1.98(12H, m), 3.32(3H, m), 3.61-3.69
(4H, m), 3.70-3.78(2H, m), 3.83(2H, t, J=6.6Hz),
3.92(2H, q, J=7.3Hz), 3.99(2H, t, J=6.6Hz), 6.34(1
H, d, J=2.2Hz), 6.59-6.66(1H, m), 6.80-6.87(3H,
m), 6.88-6.93(2H, m), 7.08(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz),
7.47(1H, t, J=8.1Hz), 7.83(1H, s), 8.20(1H, d, J=
8.8Hz). 融点:89℃。
【0726】実施例175 1-(7-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-1-アゾニアビ
シクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物番号:
2-811) 実施例(169g)で得られた7-(7-ブロモヘプチルオキシ)-
1-(3-ブトキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ-フェニル)-N-
エチル-アミド193mg、キヌクリジン64mgおよびアセトニ
トリル10mlを用いて実施例(11j)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として150mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.99(3H, t, J=7.3Hz),
1.21(3H, t, J=7.3Hz), 1.34-1.43(6H, m), 1.46-1.53
(2H, m), 1.65-1.75(4H, m), 1.76-1.85(2H, m), 2.01-
2.09(6H, m), 2.21-2.27(1H, m), 3.47-3.53(2H, m),
3.70(6H, t, J=7.3Hz), 3.83(2H, t, J=6.4Hz), 3.93(2
H, q, J=7.3Hz), 3.97-4.03(2H, m), 6.34(1H, d, J=2.
2Hz), 6.60-6.67(1H, m), 6.81-6.87(3H, m), 6.88-6.9
3(2H, m), 7.09(1H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.48(1H, t,
J=8.1Hz), 7.84(1H, s), 8.11(1H, d,J=9.5Hz). 融点:102℃。
【0727】実施例176 1-(8-[1-(3-ブトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-ピリジニウム
ブロミド(例示化合物番号:2-850) 実施例(170a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-ブトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド158mg、ピリジン2mlおよびN,N-ジメチ
ルホルムアミド3mlを用いて実施例(11j)と同様に反
応を行い、標記化合物を白色固体として142mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 0.98(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.23-1.58(8H, m), 1.61-1.74
(2H, m), 1.75-1.85(2H, m), 1.91-2.10(4H, m), 3.78-
3.85(2H, m), 3.92(2H, q, J=7.3Hz), 3.95-4.05(2H,
m), 4.96(2H, t, J=7.3Hz), 6.34(1H, bs), 6.60-6.68
(1H, m), 6.77-6.96(5H, m), 7.08(1H, d, J=7.3Hz),
7.47(1H, t, J=8.1Hz), 7.79(1H, s), 8.11(2H, t, J=
7.3Hz), 8.18(1H,d, J=9.5Hz), 8.49(1H, t, J=7.3Hz),
9.50(2H, d, J=5.9Hz). 融点:182℃。
【0728】実施例177 1-[6-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-ヘキシ
ル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブ
ロミド(例示化合物番号:2-735) (177a)7-(6-ブロモ-ヘキシルオキシ)-1-(3-メトキシ-5
-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チル-アミド 実施例(163b)で得られた7-ヒドロキシ-1-(3-メトキシ-
5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチル-アミド0.74g、1,6-ジブロモヘキサン1.12m
l、炭酸カリウム402mgおよびN,N-ジメチルホルムアミ
ド25mlを用いて実施例(11i)と同様に反応を行い、標
記化合物を白色泡状物質として0.78g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.21(3H, t, J=7.3Hz), 1.40-1.52(4H, m), 1.70-1.78
(2H, m), 1.79-1.90(4H, m), 3.40(2H, t, J=6.6Hz),
3.83(3H, s), 3.87(2H, t, J=6.6Hz), 3.89-3.97(4H,
m), 6.40(1H, d, J=2.2Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.
60-6.66(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1
H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.85(1H, s), 8.21(1H, d, J=
8.8Hz)。
【0729】(177b)1-[6-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチル-カルバモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロ
ポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-
イルオキシ]-ヘキシル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
[2.2.2]オクタン ブロミド 実施例(177a)で得られた7-(6-ブロモ-ヘキシルオキシ)
-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチル-アミド243mg、1,4-ジアザ-ビシ
クロ[2.2.2]オクタン80mgおよびアセトニトリル20m
lを用いて実施例(11j)と同様に反応を行い、標記化合
物を白色固体として244mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.36-1.54(4H, m), 1.67-1.89
(6H, m), 3.24(6H, t, J=7.3Hz), 3.52-3.59(2H, m),
3.64(6H, t, J=7.3Hz), 3.83(3H, s), 3.85(2H, t, J=
6.6Hz), 3.87-3.96(4H, m), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.
43(2H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.66(2H, m), 6.83(2H, dd,
J=2.2, 8.1Hz), 6.90(1H, dd, J=2.2, 9.5Hz), 7.79(1
H, s), 8.19(1H, d, J=8.8Hz). 融点:131℃。
【0730】実施例178 1-[6-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル-カル
バモイル]-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-
オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-ヘキシ
ル]-1-メチル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番
号:2-734) 実施例(177a)で得られた7-(6-ブロモ-ヘキシルオキシ)
-1-(3-メトキシ-5-プロポキシ-フェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチル-アミド280mg、1―メチルピペリ
ジン495mgおよびアセトニトリル20mlを用いて実施例
(11j)と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体とし
て200mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.3Hz), 1.41-1.56(4H, m), 1.67-1.98
(12H, m), 3.32(3H, s), 3.61-3.75(6H, m), 3.84(3H,
s), 3.86(2H, t, J=5.9Hz), 3.88-3.97(4H, m), 6.39(1
H, d, J=2.2Hz), 6.45(2H, d, J=2.2Hz), 6.59-6.66(2
H, m), 6.83(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.89(1H, dd, J=
2.2, 9.5Hz), 7.83(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz). 融点:113℃。
【0731】実施例179 1-[8-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシ-フェノキシ]-オクチル]-4-アザ-1-アゾ
ニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物
番号:1-450) (179a)1-[3-(8-ブロモオクチルオキシ)-5-メトキシフ
ェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド135mg、55%水素化ナトリウム25.2mgおよび1,8
-ジブロモオクタン612mgを用いて実施例(1h)と同様に
反応を行い精製して、標記化合物を白色泡状物質として
147mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.37-1.59(8H, m), 1.78-1.88(4H, m), 3.41(2H, t, J=
6.8Hz), 3.73(3H, s), 3.83(3H, s), 3.90-3.97(4H,
m), 6.42(1H, d, J=2.3Hz), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.
59-6.65(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.3, 8.1Hz), 6.92(1
H, dd, J=2.3, 9.0Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=
9.0Hz)。
【0732】(179b)1-[8-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシ]-オ
クチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン
ブロミド 実施例(179a)で得られた1-[3-(8-ブロモオクチルオキ
シ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチル-アミド144mgおよび1,4-ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン25.2mgを用いて実施例(1i)と
同様に反応を行い、標記化合物を白泡状物質として130m
g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 1.23-1.42(8H, m), 1.60-1.78(4H, m), 3.01(6H,
t, J=7.1Hz), 3.16(2H, t, J=8.6Hz), 3.25(6H, t,J=7.
8Hz), 3.69(3H, s), 3.81(3H, s), 3.81-3.85(2H, m),
4.02(2H, t, J=6.0Hz), 6.39(1H, d, J=2.2Hz), 6.63(1
H, d, J=2.2Hz), 6.65(1H, s), 6.71(1H, t,J=2.0Hz),
7.01(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.04-7.12(3H, m), 8.01
(1H, d, J=8.9Hz), 8.07(1H, s)。
【0733】実施例180 3-[3-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシ-フェノキシ]-プロピル]-1-メチルピリ
ジニウム メタンスルホナート(例示化合物番号:1-27) (180a)1-[3-メトキシ-5-(3-(ピリジン-3-イル)-プロポ
キシ-フェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチル-アミド 実施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
-アミド109mgのN,N-ジメチルホルムアミド20ml溶液中
に、参考例13で得られた3-(3-ブロモプロピル)ピリジン
1臭化水素酸塩191mgおよび炭酸カリウム159mgを加え7
0℃で3時間攪拌した。反応液に水を加えて酢酸エチルで
抽出し、合わせた酢酸エチル層を水および飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧濃
縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶出溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)で分
離精製し、標記化合物を白色泡状物質として128mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
2.09-2.17(2H, m), 2.85(2H, t, J=7.9Hz), 3.73(3H,
s), 3.83(3H, s), 3.90-3.99(4H, m), 6.41(1H, d, J=
2.3Hz), 6.47(2H, dt, J=1.8, 9.0Hz), 6.58-6.65(2H,
m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 6.92(1H, dd, J=2.
3, 9.0Hz), 7.22-7.28(1H, m), 7.54(1H, dd,J=1.7, 6.
1Hz), 7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz), 8.46-8.49
(2H, m)。
【0734】(180b)3-[3-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシ]-プ
ロピル]-1-メチルピリジニウム メタンスルホナート 実施例(180a)で得られた1-[3-メトキシ-5-(3-(ピリジ
ン-3-イル)-プロポキシ)-フェニル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチル-アミド125mgおよびメタン
スルホン酸メチル46.3mgを用いて実施例(3b)と同様に
反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として92.0mg
得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 2.11-2.15(2H, m), 2.29(3H, s), 2.96(2H, t, J=
7.8Hz), 3.69(3H, s), 3.81(3H, s), 3.83-3.86(2H,m),
4.08(2H, t, J=6.3Hz), 4.31(3H, s), 6.39(1H, d, J=
2.2Hz), 6.67(2H, d, J=7.7Hz), 6.72(1H, t, J=2.0H
z), 7.00-7.12(4H, m), 8.01(1H, d, J=8.9Hz), 8.03-
8.07(1H, m), 8.08(1H, s), 8.50(1H, d, J=8.0Hz), 8.
84(1H, d, J=6.0Hz), 8.97(1H, s)。
【0735】実施例181 4-[3-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシ-フェノキシ]-プロピル]-1-メチルピリ
ジニウム メタンスルホナート(例示化合物番号:1-26) (181a)1-[3-メトキシ-5-(3-(ピリジン-4-イル)-プロポ
キシ)-フェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド 実施例(1g)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド128mg、参考例12で得られた4-(3-ブロモプロピ
ル)-ピリジン 1臭化水素酸塩228mgおよび炭酸カリウム
221mgを用いて実施例(180a)と同様に反応を行い、標記
化合物を白色泡状物質として148mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
2.11-2.18(2H, m), 2.83(2H, t, J=7.9Hz), 3.73(3H,
s), 3.83(3H, s), 3.91-3.99(4H, m), 6.42(1H, d, J=
2.3Hz), 6.46(1H, t, J=2.0Hz), 6.48(1H, t, J=2.0H
z), 6.57-6.65(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.0Hz),
6.92(1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 7.16(2H, d, J=5.9Hz),
7.86(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz), 8.52(2H, d, J=
5.9Hz)。
【0736】(181b)4-[3-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシ]-プ
ロピル]-1-メチルピリジニウム メタンスルホナート 実施例(181a)で得られた1-[3-メトキシ-5-(3-(ピリジ
ン-4-イル)-プロポキシ)-フェニル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジ
フルオロフェニル)-N-エチルアミド141mgおよびメタン
スルホン酸メチル77.6mgを用いて実施例(3b)と同様に
反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として92.0mg
得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 2.12-2.19(2H, m), 2.29(3H, s), 3.05(2H, t, J=
7.7Hz), 3.69(3H, s), 3.81(3H, s), 3.81-3.86(2H,m),
4.07(2H, t, J=6.2Hz), 4.27(3H, s), 6.38(1H, d, J=
2.2Hz), 6.65(1H, s), 6.67(1H, s), 6.71(1H, d, J=2.
0Hz), 7.01(1H, dd, J=2.2, 9.1Hz), 7.04-7.12(3H,
m), 8.00-8.04(1H, m), 8.03(2H, d, J=6.8Hz), 8.08(1
H, s), 8.86(2H, d, J=6.6Hz)。
【0737】実施例182 7-メトキシ-1-[3-メトキシ-5-(2-(1-オキシピロリジン-
1-イルメチル)-ベンジルオキシ)フェニル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド(例示化合物番号:1-93
6) (182a)7-メトキシ-1-[3-メトキシ-5-(2-(ピロリジン-1
-イルメチル)-ベンジルオキシ)-フェニル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(1h)で得られた1-[3-(2-(ブロモメチル)ベンジ
ルオキシ)-5-メトキシフェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド497mgおよびピロリジン1
07mgを用いて実施例(20a)と同様に反応を行い、標記化
合物を白色泡状物質として376mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1Hz),
1.63-1.68(4H, m), 2.40-2.45(4H, m), 3.65(2H, br),
3.68(3H, s), 3.82(3H, s), 3.91(2H, q, J=7.1Hz), 5.
30(2H, d, J=4.4Hz), 6.38(1H, d, J=2.3Hz), 6.46(1H,
d, J=1.9Hz), 6.59-6.64(2H, m), 6.72(1H, t, J=2.1H
z), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.0Hz), 6.91(1H, dd, J=2.
3, 9.0Hz), 7.26-7.33(3H, m), 7.42-7.49(1H, m), 7.8
6(1H, s), 8.21(1H, d, J=9.0Hz)。
【0738】(182b)7-メトキシ-1-[3-メトキシ-5-(2-
(1-オキシピロリジン-1-イルメチル)-ベンジルオキシ)
フェニル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(182a)で得られた7-メトキシ-1-[3-メトキシ-5-
(2-(ピロリジン-1-イルメチル)-ベンジルオキシ)-フェ
ニル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド123mg
および67%m-クロロ過安息香酸542mgを用いて実施例(2
0b)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質と
して104mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 1.73-1.79(2H, m), 1.98-2.09(2H, m), 2.81-2.87
(1H, m), 2.91-2.96(1H, m), 3.42-3.47(2H, m), 3.63
(3H, s), 3.79(3H, s), 3.80-3.83(2H, m), 4.52(2H,
d, J=2.5Hz), 5.71-5.76(1H, m), 5.88-5.93(1H, m),
6.33(1H, d, J=2.2Hz), 6.59(1H, s), 6.93(2H,t, J=2.
2Hz), 6.97(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.05-7.11(3H,
m), 7.32-7.41(2H,m), 7.48(1H, dd, J=0.8, 8.0Hz),
7.53(1H, dd, J=1.0, 7.3Hz), 7.99(1H, d,J=9.1Hz),
8.07(1H,s)。
【0739】実施例183 4-[4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシ-フェノキシ]-ブチル]-1-メチルピリジ
ニウム メタンスルホナート(例示化合物番号:1-32) (183a)1-[3-メトキシ-5-(4-(ピリジン-4-イル)-ブトキ
シ)-フェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(1g)で得られた1-[3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド162mg、参考例14で得られた4-(4-ブロモブチル)-
ピリジン 1臭化水素酸塩330mgおよび炭酸カリウム276m
gを用いて実施例(180a)と同様に反応を行い、標記化合
物を白色泡状物質として180mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.81-1.87(4H, m), 2.68-2.72(2H, m), 3.73(3H, s),
3.82(3H, s), 3.91-4.00(4H, m), 6.41(1H, d, J=2.4H
z), 6.45-6.48(2H, m), 6.58-6.63(2H, m), 6.83(2H, d
d, J=2.2, 8.1Hz),6.92(1H, dd, J=2.4, 9.0Hz), 7.14
(2H, dd, J=1.4, 6.0Hz), 7.85(1H, s), 8.22(1H, d, J
=9.1Hz), 8.50(2H, dd, J=1.5, 4.5Hz)。
【0740】(183b)4-[4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシ]-ブ
チル]-1-メチルピリジニウム メタンスルホナート 実施例(183a)で得られた1-[3-メトキシ-5-(4-(ピリジ
ン-4-イル)-ブトキシ)-フェニル]-7-メトキシ-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルアミド173mgおよびメタンス
ルホン酸メチル103mgを用いて実施例(3b)と同様に反応
を行い、標記化合物を白色泡状物質として150mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 1.72-1.86(4H, m), 2.29(3H, s), 2.95(2H, t, J=
7.0Hz), 3.69(3H, s), 3.81(3H, s), 3.81-3.86(2H,m),
4.06(2H, t, J=5.8Hz), 4.27(3H, s), 6.39(1H, d, J=
2.2Hz), 6.65(2H, s), 6.72(1H, t, J=2.0Hz), 7.01(1
H, dd, J=2.4, 9.2Hz), 7.01-7.12(1H, m), 7.11(2H, d
d, J=1.8, 8.5Hz), 8.01(2H, d, J=6.0Hz), 8.01-8.04
(1H, m), 8.08(1H, s), 8.85(2H, d, J=6.5Hz)。
【0741】実施例184 3-[4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
ル]-5-メトキシ-フェノキシ]-ブチル]-1-メチルピリジ
ニウム メタンスルホナート(例示化合物番号:1-33) (184a)1-[3-メトキシ-5-(4-(ピリジン-3-イル)-ブトキ
シ)-フェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(1g)で得られた1-[3-ヒドロキシ-5-メトキシフ
ェニル]-7-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド192mg、参考例15で得られた3-(4-ブロモブチル)-
ピリジン 1臭化水素酸塩550mgおよび炭酸カリウム442m
gを用いて実施例(180a)と同様に反応を行い、標記化合
物を白色泡状物質として197mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.80-1.88(4H, m), 2.71(2H, t, J=6.9Hz), 3.73(3H,
s), 3.82(3H, s), 3.90-4.01(4H, m), 6.41(1H, d, J=
2.0Hz), 6.45(1H, t, J=1.7Hz), 6.47(1H, s), 6.58-6.
65(2H, m), 6.84(2H, dd, J=1.6, 7.8Hz), 6.92(1H, d
d, J=2.0, 9.0Hz), 7.22(1H, dd, J=4.8, 7.7Hz), 7.53
(1H, dd, J=1.3, 7.9Hz), 7.85(1H, s), 8.22(1H, d, J
=8.9Hz), 8.45(1H, d, J=4.9Hz), 8.48(1H, s)。
【0742】(184b)3-[4-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルカルバモイル]-7-メトキシ-4-オキ
ソ-4H-キノリン-1-イル]-5-メトキシ-フェノキシ]-ブ
チル]-1-メチルピリジニウム メタンスルホナート 実施例(184a)で得られた1-[3-メトキシ-5-(4-(ピリジ
ン-3-イル)-ブトキシ)-フェニル]-7-メトキシ-4-オキソ
-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチルアミド194mgおよびメタンス
ルホン酸メチル125mgを用いて実施例(3b)と同様に反応
を行い、標記化合物を白色泡状物質として199mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 1.77-1.85(4H, m), 2.29(3H, s), 2.87(2H, t, J=
7.1Hz), 3.69(3H, s), 3.81(3H, s), 3.81-3.86(2H,m),
4.06-4.09(2H, m), 4.31(3H, s), 6.38(1H, d, J=2.2H
z), 6.65(1H, s), 6.66(1H, s), 6.72(1H, t, J=2.0H
z), 7.01(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.02-7.10(1H, m),
7.10(2H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 8.01(1H, d, J=9.0Hz),
8.01-8.06(1H,m), 8.08(1H, s), 8.47(1H, d, J=8.0H
z), 8.84(1H, d, J=6.0Hz), 8.95(1H, s)。
【0743】実施例185 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-
アザ-1-アゾニアビシクロ-[2.2.2]-オクタン ブロミ
ド(例示化合物番号:2-784) (185a)1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシフェニル)-7-
メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 メチルエステル 実施例(104d)で得られた3-ジメチルアミノ-2-(2-メト
キシ-4-メトキシメトキシベンゾイル)-アクリル酸 メ
チルエステル6.46gのN,N-ジメチルホルムアミド溶液
120mlに炭酸カリウム5.29gおよび参考例1で得られ
た3-ベンジルオキシ-5-メトキシアニリン4.68gを加
え、90℃で1時間、更に140℃で1時間攪拌した。反応液
に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた酢酸
エチル層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。固体化した目的
物をろ取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後よく乾燥
して、標記化合物を白色固体として8.35g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.43(3H, s), 3.83(3H,
s), 3.92(3H, s), 5.08(2H, s), 5.14(2H, s), 6.44(1
H, d, J=2.3Hz), 6.56(1H, t, J=2.0Hz), 6.63(1H, t,
J=2.0Hz), 6.67(1H, d, J=2.2Hz), 7.13(1H, dd, J=2.
3, 9.0Hz), 7.34-7.45(5H, m), 8.47(1H, d, J=8.9Hz),
8.50(1H, s)。
【0744】(185b)1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシ
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 実施例(185a)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メト
キシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 メチルエステル8.35g
および水酸化ナトリウム2.81gを用いて実施例(1e)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として7.85
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.44(3H, s), 3.84(3H,
s), 5.09(2H, s), 5.17(2H, s), 6.55(1H, d, J=2.2H
z), 6.63(1H, t, J=1.5Hz), 6.74(1H, s), 6.80(1H, t,
J=1.0Hz), 7.28-7.43(6H, m), 8.48(1H, d, J=9.1Hz),
8.75(1H, s)。
【0745】(185c)1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシ
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)アミド 実施例(185b)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メト
キシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸7.85gおよびトリエチル
アミン7.1mlのN,N-ジメチルホルムアミド溶液120m
lに氷冷下、クロロぎ酸イソブチル2.5mlを加えて10
分攪拌後、3,5-ジフルオロアニリン9.28gを加え、70
℃で1.5時間攪拌した。反応液に希塩酸を加えて酢酸エ
チルで抽出し、合わせた酢酸エチル層を水、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=2/1)で分離精製
し、標記化合物を白色固体として8.02g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.44(3H, s), 3.84(3H,
s), 5.09(2H, s), 5.17(2H, s), 6.57(1H, t, J=2.0H
z), 6.65(1H, t, J=2.1Hz), 6.73(1H, t, J=2.2Hz), 6.
78(1H, d, J=2.2Hz), 7.23(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.
36-7.45(8H, m), 8.48(1H, d, J=9.0Hz), 8.83(1H,
s)。
【0746】(185d)1-(3-ベンジルオキシ-5-メトキシ
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド 実施例(185c)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メト
キシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)アミド8.02gのN,N-ジメチルホルムアミド溶
液120mlに氷冷下、55%水素化ナトリウム1.22gを加
え10分間攪拌後、ヨウ化エチル8.50gを加えて60℃で
1.5時間攪拌した。反応液に希塩酸を加えて酢酸エチル
で抽出し、合わせた酢酸エチル層を水および飽和食塩水
で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=1/
2)で分離精製し、標記化合物を薄黄色泡状物質として
7.30g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.2Hz),
3.41(3H, s), 3.82(3H,s), 3.93(2H, q, J=7.1Hz), 5.0
7(2H, s), 5.11(2H, s), 6.49(1H, t, J=2.0Hz), 6.57
(1H, t, J=2.1Hz), 6.62(2H, d, J=2.1Hz), 6.69(1H,
t, J=2.2Hz), 6.84(2H, dd, J=2.3, 8.2Hz), 7.04(1H,
dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.33-7.45(5H, m), 7.88(1H, s),
8.22(1H, d, J=9.0Hz)。
【0747】(185e)1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシフェ
ニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(185d)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-メト
キシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド7.30gおよび10%パラジウム
炭素2.0gを用いて実施例(1g)と同様に反応を行い、
標記化合物を白色固体として5.71g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.16(3H, t, J=7.2Hz),
3.39(3H, s), 3.81(3H,s), 3.82-3.91(2H, m), 5.08(2
H, s), 6.18(1H, t, J=1.9Hz), 6.38(1H, t, J=2.0Hz),
6.60(2H, d, J=2.2Hz), 6.61(1H, t, J=2.2Hz), 6.81
(2H, dd, J=1.8, 7.4Hz), 6.99(1H, dd, J=2.1, 9.1H
z), 8.13(1H, s), 8.13-8.16(1H, m)。
【0748】(185f)1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニ
ル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(185e)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-メトキシ
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド2.02gのN,N-ジメチルホルムアミ
ド溶液40mlに氷冷下、55%水素化ナトリウム346mgを
加えて10分間攪拌後、ヨウ化エチル2.47gを加え60℃
で1時間攪拌した。反応液に希塩酸を加えて酢酸エチル
で抽出し、合わせた酢酸エチル層を水および飽和食塩水
で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/酢酸エチル=1/
2)で分離精製し、標記化合物を白色泡状物質として2.0
1g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.44(3H, t, J=7.0Hz),3.41(3H, s), 3.82(3H, s), 3.9
3(2H, q, J=7.2Hz), 4.03(2H, q, J=7.3Hz), 5.07(2H,
s), 6.46(2H, d, J=2.2Hz), 6.60(1H, t, J=2.1Hz), 6.
63(2H, d, J=2.0Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.1Hz), 7.
04(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.88(1H, s), 8.22(1H, d,
8.9Hz)。
【0749】(185g)1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニ
ル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド 実施例(185f)で得られた1-(3-エトキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド2.01gの酢酸エチル溶液8mlに4規定
塩化水素-酢酸エチル溶液20mlを加え、室温で2時間攪
拌した。固体化した目的物をろ取し、ジエチルエーテル
で洗浄後よく乾燥して、標記化合物を白色固体として
1.72g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.29(3H, t, J=7.2Hz),
1.42(3H, t, J=6.8Hz),3.81(3H, s), 3.96-4.07(4H,
m), 6.26-6.37(2H, m), 6.60(1H, d, J=1.0Hz), 6.80-
6.86(2H, m), 6.97-7.07(2H, m), 7.58(1H, d, J=8.3H
z), 7.71(1H, d, J=1.3Hz), 8.20(1H, d, J=1.6Hz)。
【0750】(185h)7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)-1-
(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド 実施例(185g)で得られた1-(3-エトキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド510mg、1,7-ジブロモへプタン1.81gおよ
び55%水素化ナトリウム90mgを用いて実施例(1h)と同
様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として548m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.1Hz),
1.32-1.48(6H, m), 1.44(3H, t, J=7.2Hz), 1.69-1.76
(2H, m), 1.81-1.88(2H, m), 3.40(2H, t, J=6.7Hz),
3.83(3H, s), 3.86(2H, t, J=6.4Hz), 3.93(2H, q, J=
7.2Hz), 4.04(2H, q,J=6.7Hz), 6.40(1H, d, J=2.2Hz),
6.46(2H, d, J=2.1Hz), 6.60-6.63(2H, m),6.84(2H, d
d, J=2.1, 8.0Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 9.2Hz), 7.85
(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz)。
【0751】(185i)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-メトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクタン ブロミド 実施例(185h)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド125mgおよび1,4-ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン21.0mgを用いて実施例(1i)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として132mg
得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 1.26-1.36(6H, m), 1.34(3H, t, J=7.1Hz), 1.61-
1.69(4H, m), 3.01(6H, t, J=7.2Hz), 3.15(2H, dd,J=
8.6, 11.0Hz), 3.24(6H, t, J=7.9Hz), 3.81(3H, s),
3.81-3.85(2H, m), 3.89(2H, t, J=6.2Hz), 4.08(2H,
q, J=7.0Hz), 6.36(1H, d, J=2.1Hz), 6.62(2H,d, J=1.
5Hz), 6.73(1H, t, J=2.2Hz), 6.99(1H, dd, J=2.3, 9.
1Hz), 7.04-7.10(1H, m), 7.11(2H, dd, J=2.0, 8.6H
z), 8.00(1H, d, J=8.9Hz), 8.08(1H, s). 融点:〜134℃。
【0752】実施例186 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-ピ
リジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-782) 実施例(185h)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド139mgおよびピリジン32.7mg
を用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化合物
を白色固体として103mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 1.27-1.36(6H, m), 1.33(3H, t, J=7.0Hz), 1.60-
1.66(2H, m), 1.86-1.93(2H, m), 3.80(3H, s), 3.81-
3.86(2H, m), 3.88(2H, t, J=6.2Hz), 4.07(2H, q, J=
7.0Hz), 4.58(2H, t, J=7.3Hz), 6.34(1H, d, J=2.1H
z), 6.62(2H, s), 6.72(1H, t, J=2.1Hz), 6.98(1H, d
d, J=2.2, 8.9Hz), 7.05-7.10(1H, m), 7.10(2H, dd, J
=2.0, 8.6Hz), 8.00(1H, d, J=8.9Hz), 8.07(1H, s),
8.16(2H, t, J=7.5Hz), 8.60(1H, t, J=7.9Hz), 9.08(2
H, d, J=5.6Hz). 融点:〜106℃。
【0753】実施例187 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化
合物番号:2-783) 実施例(185h)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド132mgおよびキヌクリジン2
4.0mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記
化合物を白色固体として138mg得た。NMRスペクトル(DMS
O-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1Hz), 1.22-1.36(6H,
m), 1.34(3H, t, J=7.1Hz), 1.58-1.69(4H, m), 1.80-
1.86(6H, m), 2.04-2.07(1H, m), 3.03-3.07(2H, m),
3.30-3.36(6H, m), 3.81(3H, s), 3.81-3.85(2H, m),
3.89(2H, t, J=6.3Hz), 4.08(2H, q, J=7.0Hz), 6.35(1
H, d, J=2.1Hz), 6.62(2H,s), 6.73(1H, t, J=2.1Hz),
6.99(1H, dd, J=2.2, 9.2Hz), 7.05-7.10(1H, m),7.11
(2H, dd, J=2.1, 8.6Hz), 8.00(1H, d, J=9.0Hz), 8.08
(1H, s). 融点:〜132℃。
【0754】実施例188 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-4-
アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド
(例示化合物番号:2-838) (188a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3-エトキシ-5-
メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(185g)で得られた1-(3-エトキシ-5-メトキシフ
ェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
ン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エ
チルアミド452mg、1,8-ジブロモオクタン1.99gおよ
び55%水素化ナトリウム119mgを用いて実施例(1h)と同
様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として505m
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.21(3H, t, J=7.0Hz),
1.30-1.46(8H, m), 1.44(3H, t, J=7.1Hz), 1.68-1.75
(2H, m), 1.81-1.88(2H, m), 3.40(2H, t, J=7.0Hz),
3.83(3H, s), 3.86(2H, t, J=6.5Hz), 3.93(2H, q, J=
7.2Hz), 4.04(2H, q,J=6.4Hz), 6.40(1H, d, J=2.2Hz),
6.46(2H, d, J=2.0Hz), 6.60-6.66(2H, m),6.84(2H, d
d, J=2.1, 8.0Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.85
(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz)。
【0755】(188b)1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-メトキ
シフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオ
キシ]オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]
オクタン ブロミド 実施例(188a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド120mgおよび1,4-ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクタン21.6mgを用いて実施例(1i)と同
様に反応を行い、標記化合物を白色固体として113mg得
た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 1.25-1.38(8H, m), 1.34(3H, t, J=7.0Hz), 1.63-
1.67(4H, m), 3.01(6H, t, J=7.1Hz), 3.12-3.16(2H,
m), 3.24(6H, t, J=7.8Hz), 3.80(3H, s), 3.80-3.85(2
H, m), 3.89(2H, t, J=6.4Hz), 4.08(2H, q, J=7.0Hz),
6.35(1H, d, J=2.2Hz), 6.62(2H, d, J=1.0Hz), 6.72
(1H, t, J=2.1Hz), 6.98(1H, dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.04
-7.10(1H, m), 7.11(2H, dd, J=2.0, 8.7Hz), 8.00(1H,
d, J=9.0Hz), 8.08(1H, s). 融点:〜128℃。
【0756】実施例189 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-1-
アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化
合物番号:2-837) 実施例(188a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド126mg、キヌクリジン22.9mgを
用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化合物を
白色固体として130mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.1H
z), 1.21-1.36(8H, m), 1.34(3H, t, J=7.1Hz), 1.57-
1.66(4H, m), 1.81-1.86(6H, m), 2.04-2.07(1H, m),
3.03-3.07(2H, m), 3.30-3.38(6H, m), 3.80(3H, s),
3.80-3.85(2H, m), 3.89(2H, t, J=6.3Hz), 4.08(2H,
q, J=7.0Hz), 6.35(1H, d, J=2.2Hz), 6.62(2H,s), 6.7
2(1H, t, J=2.1Hz), 6.99(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.0
4-7.10(1H, m),7.11(2H, dd, J=2.0, 8.6Hz), 8.00(1H,
d, J=8.9Hz), 8.08(1H, s). 融点:〜125℃。
【0757】実施例190 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキ
ソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル]-オクチル]-ピリジニ
ウム ブロミド(例示化合物番号:2-836) 実施例(188a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド120mgおよびピリジン27.3mgを
用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化合物を
白色泡状物質として97.0mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0H
z), 1.27-1.34(8H, m), 1.33(3H, t, J=7.0Hz), 1.60-
1.66(2H, m), 1.88-1.93(2H, m), 3.80(3H, s), 3.80-
3.85(2H, m), 3.88(2H, t, J=6.4Hz), 4.07(2H, q, J=
7.0Hz), 4.58(2H, t, J=7.4Hz), 6.35(1H, d, J=2.2H
z), 6.62(2H, s), 6.72(1H, t, J=2.0Hz), 6.98(1H, d
d, J=2.1, 8.9Hz), 7.04-7.10(1H, m), 7.10(2H, dd, J
=1.6, 8.3Hz), 8.00(1H, d, J=9.0Hz), 8.07(1H, s),
8.16(2H, t, J=7.0Hz), 8.60(1H, t, J=7.0Hz), 9.08(2
H, d, J=5.9Hz)。
【0758】実施例191 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4
-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミ
ド(例示化合物番号:2-788) (191a)1-(3-ベンジルオキシ-5-プロポキシフェニル)-7
-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3
-カルボン酸 メチルエステル 実施例(104d)で得られた3-ジメチルアミノ-2-(2-メト
キシ-4-メトキシメトキシベンゾイル)-アクリル酸 メ
チルエステル5.72g、炭酸カリウム4.97g、参考例10
で得られた3-ベンジルオキシ-5-プロポキシアニリン5.
01gを用いて実施例(185a)と同様に反応を行い、標記
化合物を白色固体として7.73g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.5Hz),
1.78-1.87(2H, m), 3.43(3H, s), 3.91-3.95(2H, m),
3.93(3H, s), 5.07(2H, s), 5.14(2H, s), 6.56(1H, t,
J=1.9Hz), 6.62(1H, t, J=1.7Hz), 6.66-6.71(2H, m),
7.13(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.34-7.43(5H, m), 8.4
7(1H, d, J=8.9Hz), 8.51(1H, s)。
【0759】(191b)1-(3-ベンジルオキシ-5-プロポキ
シフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 実施例(191a)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-プロ
ポキシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 メチルエステル7.73
gおよび水酸化ナトリウム1.84gを用いて実施例(1e)
と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として7.1
8g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.4Hz),
1.78-1.87(2H, m), 3.44(3H, s), 3.89-3.97(2H, m),
5.08(2H, s), 5.17(2H, s), 6.55(1H, t, J=2.0Hz), 6.
61(1H, t, J=2.0Hz), 6.74(1H, t, J=2.2Hz), 6.81(1H,
d, J=2.2Hz), 7.25-7.28(1H, m), 7.34-7.44(5H, m),
8.47(1H, d, J=9.2Hz), 8.75(1H, s)。
【0760】(191c)1-(3-ベンジルオキシ-5-プロポキ
シフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)アミド 実施例(191b)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-プロ
ポキシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸7.18g、トリエチルア
ミン4.45g、クロロぎ酸イソブチル2.21gおよび3,5
-ジフルオロアニリン7.58gを用いて実施例(185c)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として7.43
g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.4Hz),
1.78-1.87(2H, m), 3.45(3H, s), 3.91-3.95(2H, m),
5.08(2H, s), 5.17(2H, s), 6.52-6.57(2H, m), 6.73(1
H, t, J=2.1Hz), 6.79(1H, d, J=2.2Hz), 7.23(1H, dd,
J=2.2, 9.2Hz), 7.34-7.45(8H, m), 8.48(1H, d, J=8.
9Hz), 8.83(1H, s)。
【0761】(191d)1-(3-ベンジルオキシ-5-プロポキ
シフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド 実施例(191c)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-プロ
ポキシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)アミド7.43g、55%水素化ナトリウム1.05
gおよびヨウ化エチル7.49g用いて実施例(185d)と同
様に反応を行い、標記化合物を薄黄色泡状物質として
7.62g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.0Hz),1.78-1.87(2H, m), 3.41(3H,
s), 3.90-3.96(4H, m), 5.06(2H, s), 5.11(2H, s), 6.
48(1H, d, J=2.0Hz), 6.55(1H, t, J=2.0Hz), 6.57-6.6
9(1H, m), 6.64(1H, d, J=2.2Hz), 6.68(1H, d, J=2.1H
z), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 7.05(1H, dd, J=2.
1, 8.9Hz), 7.33-7.45(5H, m), 7.89(1H, s), 8.23(1H,
d, J=8.9Hz)。
【0762】(191e)1-(3-ヒドロキシ-5-プロポキシフ
ェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド 実施例(191d)で得られた1-(3-ベンジルオキシ-5-プロ
ポキシフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド7.62gおよび10%パラジウ
ム炭素2.0gを用いて実施例(1g)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として6.25g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.03(3H, t, J=7.5Hz),
1.16(3H, t, J=7.1Hz),1.76-1.84(2H, m), 3.39(3H,
s), 3.85-3.92(4H, m), 5.08(2H, d, J=4.8Hz), 6.21(1
H, s), 6.33(1H, d, J=1.9Hz), 6.53-6.65(3H, m), 6.8
2(2H, dd, J=2.0,7.9Hz), 7.00(1H, dd, J=2.1, 8.9H
z), 8.13(1H, s), 8.14(1H, d, J=9.0Hz)。
【0763】(191f)1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェ
ニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N
-エチルアミド 実施例(191e)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-プロポキ
シフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド2.18g、55%水素化ナトリウム3
53mgおよびヨウ化エチル2.56gを用いて実施例(185f)
と同様に反応を行い、標記化合物を泡状物質として2.0
1g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.5Hz),
1.21(3H, t, J=7.2Hz),1.43(3H, t, J=7.1Hz), 1.78-1.
87(2H, m), 3.41(3H, s), 3.90-3.96(4H, m), 4.03(2H,
q, J=6.8Hz), 5.11(2H, s), 6.44(2H, d, J=1.4Hz),
6.59(1H, t, J=2.2Hz), 6.59-6.68(1H, m), 6.64(1H,
d, J=2.2Hz), 6.84(2H, dd, J=2.2, 8.0Hz), 7.04(1H,
dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.89(1H, s), 8.23(1H, d, 9.1H
z)。
【0764】(191g)1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェ
ニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
アミド 実施例(191f)で得られた1-(3-エトキシ-5-プロポキシ
フェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド2.01gおよび4規定塩化水素―酢酸
エチル溶液10mlを用いて実施例(185g)と同様に反応
を行い、標記化合物を白色固体として1.84g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.4Hz),
1.29(3H, t, J=7.1Hz),1.42(3H, t, J=6.7Hz), 1.76-1.
85(2H, m), 3.89(2H, t, J=6.3Hz), 4.01(4H, q, J=7.2
Hz), 6.26(1H, s), 6.30(1H, s), 6.59(1H, s), 6.76-
6.81(2H, m), 7.03(2H, s), 7.59-7.64(1H, m), 7.74(1
H, s), 8.20(1H, dd, J=3.5, 8.9Hz)。
【0765】(191h)7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)-1-
(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド 実施例(191g)で得られた1-(3-エトキシ-5-プロポキシ
フェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド691mg、55%水素化ナトリウム183mgおよび
1,7-ジブロモへプタン1.81gを用いて実施例(1h)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として72
0mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.4Hz),
1.21(3H, t, J=7.1Hz),1.32-1.50(6H, m), 1.44(3H, t,
J=7.0Hz), 1.72-1.78(2H, m), 1.80-1.90(4H,m), 3.39
(2H, t, J=6.7Hz), 3.86(2H, t, J=6.5Hz), 3.93(4H,
q, J=7.2Hz), 4.03(2H, q, J=7.4Hz), 6.41(1H, d, J=
2.4Hz), 6.44(2H, t, J=1.9Hz), 6.59-6.65(2H, m), 6.
84(2H, dd, J=2.3, 8.9Hz), 6.90(1H, dd, J=2.3, 9.0H
z), 7.84(1H, s), 8.20(1H, d, J=8.8Hz)。
【0766】(191i)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポ
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクタン ブロミド 実施例(191h)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド181mgおよび1,4-ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン31.9mgを用いて実施例(1i)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として187mg
得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(3H, t, J=7.4H
z), 1.08(3H, t, J=6.9Hz), 1.26-1.36(6H, m), 1.33(3
H, t, J=7.0Hz), 1.61-1.76(6H, m), 3.01(6H, t,J=7.2
Hz), 3.12-3.16(2H, m), 3.23(6H, t, J=7.9Hz), 3.82
(2H, q, J=6.9Hz),3.89(2H, t, J=6.2Hz), 3.97(2H,
t, J=6.1Hz), 4.07(2H, q, J=7.0Hz), 6.36(1H, d, J=
2.2Hz), 6.60(2H, s), 6.71(1H, t, J=2.0Hz), 6.98(1
H, dd, J=2.2,9.1Hz), 7.03-7.09(1H, m), 7.10(2H, d
d, J=2.2, 8.7Hz), 8.00(1H, d, J=8.9Hz), 8.07(1H,
s). 融点:〜127℃。
【0767】実施例192 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-787) 実施例(191h)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド230mgおよびキヌクリジン4
0.2mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記
化合物を白色固体として231mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(3H, t, J=7.3H
z), 1.08(3H, t, J=6.9Hz), 1.23-1.36(6H, m), 1.33(3
H, t, J=7.1Hz), 1.58-1.76(6H, m), 1.82-1.86(6H,
m), 2.03-2.07(1H, m), 3.03-3.07(2H, m), 3.29-3.33
(6H, m), 3.82(2H, q,J=7.1Hz), 3.89(2H, t, J=6.3H
z), 3.97(2H, t, J=6.3Hz), 4.07(2H, q, J=6.9Hz), 6.
36(1H, d, J=2.1Hz), 6.60(2H, d, J=1.1Hz), 6.71(1H,
t, J=2.1Hz), 6.98(1H, dd, J=2.2, 9.2Hz), 7.03-7.0
7(1H, m), 7.10(2H, dd, J=2.2, 8.4Hz),8.00(1H, d, J
=9.1Hz), 8.07(1H, s). 融点:〜129℃。
【0768】実施例193 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-
ピリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-785) 実施例(191h)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド299mgおよびピリジン270mgを
用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化合物を
白色固体として317mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.97(3H, t, J=7.4H
z), 1.09(3H, t, J=6.8Hz), 1.25-1.35(6H, m), 1.33(3
H, t, J=7.1Hz), 1.60-1.65(2H, m), 1.68-1.77(2H,
m), 1.86-1.93(2H, m), 3.82(2H, q, J=7.1Hz), 3.88(2
H, t, J=6.4Hz), 3.97(2H, t, J=6.4Hz), 4.07(2H, q,
J=7.1Hz), 4.58(2H, t, J=7.4Hz), 6.35(1H, d, J=2.1H
z), 6.60(2H, s), 6.70(1H, t, J=2.0Hz), 6.97(1H, d
d, J=2.2, 8.9Hz), 7.03-7.08(1H, m), 7.10(2H, dd, J
=2.2, 8.7Hz), 8.00(1H, d, J=8.9Hz), 8.07(1H, s),
8.15(2H, t, J=6.9Hz), 8.60(1H, t, J=8.0Hz), 9.08(2
H, d, J=5.6Hz). 融点:〜112℃。
【0769】実施例194 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1
-メチルピぺリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-
786) 実施例(191h)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4
-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド182mgおよびN-メチルピペリ
ジン206mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標
記化合物を薄黄色固体として191mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(3H, t, J=7.4H
z), 1.08(3H, t, J=6.4Hz), 1.27-1.35(6H, m), 1.33(3
H, t, J=6.9Hz), 1.46-1.76(12H, m), 2.96(3H, s), 3.
24-3.36(6H, m), 3.82(2H, q, J=7.1Hz), 3.90(2H, t,
J=6.2Hz), 3.98(2H,t, J=6.2Hz), 4.08(2H, q, J=7.0H
z), 6.36(1H, d, J=2.1Hz), 6.61(2H, s), 6.71(1H, t,
J=2.1Hz), 6.99(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.04-7.07(1
H, m), 7.10(2H, dd, J=2.1, 8.6Hz), 8.00(1H, d, J=
9.0Hz), 8.07(1H, s). 融点:〜129℃。
【0770】実施例195 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-4
-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミ
ド(例示化合物番号:2-841) (195a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3-エトキシ-5-
プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン
-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチ
ルアミド 実施例(191g)で得られた1-(3-エトキシ-5-プロポキシ
フェニル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド607mg、55%水素化ナトリウム160mgおよび
1,8-ジブロモオクタン1.63gを用いて実施例(1h)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質として62
6mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.06(3H, t, J=7.4Hz),
1.22(3H, t, J=7.1Hz),1.32-1.46(6H, m), 1.45(3H, t,
J=6.9Hz), 1.70-1.88(6H, m), 3.41(2H, t, J=6.9Hz),
3.86-3.97(6H, m), 4.05(2H, q, J=6.9Hz), 6.42(1H,
d, J=2.2Hz), 6.45(2H, s), 6.60-6.66(2H, m), 6.85(2
H, dd, J=2.0, 7.9Hz), 6.91(1H, dd, J=2.2, 9.1Hz),
7.85(1H, s), 8.22(1H, d, J=9.0Hz)。
【0771】(195b)1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポ
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イル
オキシ]オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.
2]オクタン ブロミド 実施例(195a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド156mgおよび1,4-ジアザビシ
クロ[2.2.2]オクタン27.0mgを用いて実施例(1i)と
同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として143mg
得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(3H, t, J=7.4H
z), 1.08(3H, t, J=7.1Hz), 1.25-1.35(8H, m), 1.33(3
H, t, J=7.0Hz), 1.62-1.78(6H, m), 3.01(6H, t,J=7.5
Hz), 3.12-3.16(2H, m), 3.24(6H, t, J=7.9Hz), 3.82
(2H, q, J=7.1Hz),3.89(2H, q, J=6.2Hz), 3.97(2H, t,
J=6.1Hz), 4.07(2H, q, J=6.9Hz), 6.36(1H, d, J=2.2
Hz), 6.60(2H, d, J=1.1Hz), 6.70(1H, t, J=2.1Hz),
6.98(1H, dd,J=2.3, 9.1Hz), 7.03-7.09(1H, m), 7.10
(2H, dd, J=2.1, 8.5Hz), 8.00(1H, d, J=8.9Hz), 8.07
(1H, s). 融点:〜125℃。
【0772】実施例196 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-840) 実施例(195a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド248mgおよびキヌクリジン4
2.5mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記
化合物を白色固体として238mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(3H, t, J=7.5H
z), 1.08(3H, t, J=6.5Hz), 1.22-1.34(8H, m), 1.33(3
H, t, J=7.1Hz), 1.60-1.78(6H, m), 1.81-1.86(6H,
m), 2.04-2.07(1H, m), 3.03-3.07(2H, m), 3.29-3.35
(6H, m), 3.82(2H, q,J=7.1Hz), 3.89(2H, t, J=6.2H
z), 3.97(2H, t, J=6.8Hz), 4.07(2H, q, J=7.0Hz), 6.
36(1H, d, J=2.1Hz), 6.60(2H, d, J=1.1Hz), 6.70(1H,
t, J=2.1Hz), 6.98(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.03-7.0
8(1H, m), 7.10(2H, dd, J=2.2, 8.6Hz),8.00(1H, d, J
=9.0Hz), 8.07(1H, s). 融点:〜123℃。
【0773】実施例197 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-1
-メチルピぺリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-
839) 実施例(195a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3-エトキシ-5-プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-
ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロ
フェニル)-N-エチルアミド230mgおよびN-メチルピペリ
ジン255mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標
記化合物を白色固体として252mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(3H, t, J=7.4H
z), 1.09(3H, t, J=6.2Hz), 1.26-1.36(8H, m), 1.33(3
H, t, J=7.1Hz), 1.52-1.69(6H, m), 1.72-1.76(6H,
m), 2.96(3H, s), 3.24-3.36(6H, m), 3.82(2H, q, J=
7.1Hz), 3.89(2H, t, J=6.2Hz), 3.97(2H, t, J=6.3H
z), 4.08(2H, q, J=7.0Hz), 6.36(1H, d, J=2.1Hz), 6.
60(2H, d, J=2.1Hz), 6.70(1H, t, J=2.1Hz), 6.98(1H,
dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.03-7.08(1H, m), 7.10(2H, dd,
J=2.2, 8.4Hz), 8.00(1H, d, J=8.9Hz), 8.07(1H, s). 融点:〜122℃。
【0774】実施例198 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1
-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示
化合物番号:2-793) (198a)1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-7-メトキシメト
キシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸
N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(191e)で得られた1-(3-ヒドロキシ-5-プロポキ
シフェニル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒ
ドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルアミド2.02g、55%水素化ナトリウム3
28mgおよびヨウ化プロピル2.58gを用いて実施例(185
f)と同様に反応を行い、標記化合物を白色泡状物質と
して1.85g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(6H, t, J=7.3Hz),
1.21(3H, t, J=7.2Hz),1.76-1.87(4H, m), 3.41(3H,
s), 3.90-3.96(6H, m), 5.12(2H, s), 6.45(2H, d, J=
2.1Hz), 6.60(1H, t, J=2.0Hz), 6.61-6.65(1H, m), 6.
65(1H, d, J=2.2Hz), 6.84(2H, dd, J=2.1, 8.0Hz), 7.
05(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.90(1H, s), 8.24(1H, d,
J=8.9Hz)。
【0775】(198b)1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-7-
ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボ
ン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミド 実施例(198a)で得られた1-(3,5-ジプロポキシフェニ
ル)-7-メトキシメトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド1.85gおよび4規定塩化水素-酢酸エチル
溶液10mlを用いて実施例(185g)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として1.59g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(6H, t, J=7.4Hz),
1.30(3H, t, J=7.2Hz),1.76-1.85(4H, m), 3.88(4H, t,
J=6.5Hz), 4.02(2H, q, J=7.1Hz), 6.27(2H, s), 6.60
(1H, s), 6.70(1H, s), 6.79(1H, t, J=8.4Hz), 7.05(2
H, d, J=5.1Hz),7.66(1H, d, J=9.2Hz), 7.76(1H, s),
8.23(1H, d, J=9.2Hz)。
【0776】(198c)7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)-1-
(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロ
キノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)
-N-エチルアミド 実施例(198b)で得られた1-(3,5-ジプロポキシフェニ
ル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド574mg、55%水素化ナトリウム157mgおよび1,7-ジ
ブロモへプタン1.55gを用いて実施例(1h)と同様に反
応を行い、標記化合物を白色泡状物質として430mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(6H, t, J=7.3Hz),
1.20(3H, t, J=7.1Hz),1.28-1.53(8H, m), 1.44(3H, t,
J=7.0Hz), 1.69-1.92(6H, m), 3.39(2H, t, J=6.8Hz),
3.86-3.96(8H, m), 6.41(1H, d, J=2.2Hz), 6.44(2H,
s), 6.60-6.66(2H, m), 6.83(2H, d, J=9.7Hz), 6.89(1
H, dd, J=2.1, 9.8Hz), 7.84(1H, s), 8.20(1H, d, J=
8.9Hz)。
【0777】(198d)1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジプロポキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(198c)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド149mgおよび1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン25.7mgを用いて実施例(1i)と同様
に反応を行い、標記化合物を白色固体として140mg得
た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(6H, t, J=7.3H
z), 1.08(3H, t, J=7.1Hz), 1.25-1.39(6H, m), 1.60-
1.78(8H, m), 3.01(6H, t, J=7.2Hz), 3.12-3.16(2H,
m), 3.23(6H, t, J=7.9Hz), 3.82(2H, q, J=7.2Hz), 3.
89(2H, t, J=6.2Hz),3.98(4H, t, J=6.2Hz), 6.36(1H,
d, J=2.2Hz), 6.60(2H, d, J=1.1Hz), 6.71(1H, t, J=
2.1Hz), 6.98(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.03-7.08(1H,
m), 7.10(2H, dd, J=2.2, 8.6Hz), 8.00(1H, d, J=8.9H
z), 8.07(1H, s). 融点:〜118℃。
【0778】実施例199 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-アゾ
ニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例示化合物
番号:2-792) 実施例(198c)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド128mgおよびキヌクリジン21.9mgを
用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化合物を
白色固体として126mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(6H, t, J=7.3H
z), 1.08(3H, t, J=7.2Hz), 1.23-1.34(6H, m), 1.58-
1.78(8H, m), 1.83-1.86(6H, m), 2.03-2.09(1H, m),
3.03-3.08(2H, m), 3.29-3.37(6H, m), 3.82(2H, q, J=
7.2Hz), 3.89(2H, t,J=6.2Hz), 3.98(4H, t, J=6.3Hz),
6.36(1H, d, J=2.1Hz), 6.61(2H, s), 6.71(1H, t, J=
2.0Hz), 6.98(1H, dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.03-7.08(1H,
m), 7.10(2H,dd, J=2.0, 8.5Hz), 8.00(1H, d, J=9.0H
z), 8.07(1H, s). 融点:〜116℃。
【0779】実施例200 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-7-イル]-ヘプチルオキシ]-1-メチ
ルピぺリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-791) 実施例(198c)で得られた7-(7-ブロモ-へプチルオキシ)
-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド171mgおよびN-メチルピペリジン190
mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、標記化合
物を白色固体として148mg得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(6H, t, J=7.4H
z), 1.08(3H, t, J=6.1Hz), 1.25-1.35(6H, m), 1.49-
1.78(14H, m), 2.96(3H, s), 3.23-3.28(6H, m), 3.82
(2H, q, J=7.1Hz), 3.90(2H, t, J=6.2Hz), 3.98(4H,
t, J=6.3Hz), 6.36(1H,d, J=2.2Hz), 6.60(2H, d, J=1.
2Hz), 6.71(1H, t, J=2.1Hz), 6.99(1H, dd, J=2.2, 8.
9Hz), 7.03-7.08(1H, m), 7.10(2H, dd, J=2.1, 8.6H
z), 8.00(1H, d,J=9.1Hz), 8.07(1H, s). 融点:〜120℃。
【0780】実施例201 1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル]-4-アザ
-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド(例
示化合物番号:2-842) (201a)7-(8-ブロモオクチルオキシ)-1-(3,5-ジプロポ
キシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-カ
ルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルアミ
ド 実施例(198b)で得られた1-(3,5-ジプロポキシフェニ
ル)-7-ヒドロキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-3-
カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルア
ミド680mg、55%水素化ナトリウム170mgおよび1,8-ジ
ブロモオクタン1.77gを用いて実施例(1h)と同様に反
応を行い、標記化合物を白色固体として727mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(6H, t, J=7.4Hz),
1.20(3H, t, J=7.2Hz),1.35-1.44(8H, m), 1.68-1.86(8
H, m), 3.39(2H, t, J=6.8Hz), 3.85-3.95(8H,m), 6.41
(1H, d, J=2.1Hz), 6.44(2H, d, J=2.2Hz), 6.60-6.65
(2H, m), 6.84(2H, dd, J=2.2, 7.9Hz), 6.90(1H, dd,
J=2.2, 9.0Hz), 7.84(1H, s), 8.20(1H,d, J=8.6Hz)。
【0781】(201b)1-[8-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェ
ニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,5-ジプロポキシフ
ェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]オクチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
クタン ブロミド 実施例(201a)で得られた7-(8-ブロモオクチルオキシ)-
1-(3,5-ジプロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
ロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニ
ル)-N-エチルアミド155mgおよび1,4-ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン26.3mgを用いて実施例(1i)と同様
に反応を行い、標記化合物を白色固体として149mg得
た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 0.98(6H, t, J=7.4H
z), 1.08(3H, t, J=7.2Hz), 1.28-1.38(8H, m), 1.61-
1.78(8H, m), 3.01(6H, t, J=7.2Hz), 3.12-3.16(2H,
m), 3.24(6H, t, J=7.0Hz), 3.82(2H, q, J=7.1Hz), 3.
89(2H, t, J=6.3Hz),3.98(4H, t, J=6.4Hz), 6.36(1H,
d, J=2.2Hz), 6.61(2H, s), 6.71(1H, t, J=2.1Hz), 6.
99(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.03-7.09(1H, m), 7.10(2
H, dd, J=2.2,8.6Hz), 8.00(1H, d, J=9.1Hz), 8.08(1
H, s). 融点:〜118℃。
【0782】実施例202 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-ヘプチル]-1-メ
チルピペリジニウム クロリド(例示化合物番号:2-88
6) (202a)1-(3,5-ジエトキシフェニル)-7-(7-(ピペリジン
-1-イル)-へプチルオキシ)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノ
リン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-
エチルアミド 実施例(44g)で得られた7-(7-ブロモへプチルオキシ)-1
-(3,5-ジエトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
ノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフェニル)-
N-エチルアミド567mgおよびピぺリジン141mgを用
いて実施例(20a)と同様に反応を行い、標記化合物を白
色泡状物質として525mg得た。 NMRスペクトル(DMS0-d6)δppm: 1.20(3H, t, J=7.1
Hz), 1.20-1.78(16H, m), 1.43(6H, t, J=7.0Hz), 2.21
-2.42(6H, m), 3.85(2H, t, J=6.7Hz), 3.93(2H,q, J=
7.1Hz), 4.03(4H, q, J=7.0Hz), 6.39(1H, d, J=2.3H
z), 6.43(2H, d, J=2.2Hz), 6.58-6.65(2H, m), 6.81-
6.92(3H, m), 7.84(1H, s), 8.00(1H, d, J=9.1Hz)。
【0783】(202b)1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニ
ル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカル
バモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキ
シ]-ヘプチル]-1-メチルピペリジニウム クロリド 実施例(202a)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-(7-(ピペリジン-1-イル)-へプチルオキシ)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド104mg、アセトニトリ
ル3.2mlおよび0.81Mクロロメタン-アセトニトリル
溶液1.8mlの混合物を耐圧金属反応容器の中、160℃
で6時間反応した。反応液の溶媒を減圧濃縮後、残渣を
少量の塩化メチレンに溶かし、ジエチルエーテルを加え
て固体化した。ろ取した固体をエチルエーテルで洗浄後
乾燥し、標記化合物を薄黄色固体として101mg得た。 NMRスペクトル(DMS0-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0
Hz), 1.25-1.41(8H, m),1.33(6H, t, J=7.0Hz), 1.50-
1.75(8H, m), 2.96(3H, s), 3.23-3.30(6H, m),3.82(2
H, q, J=7.0Hz), 3.90(2H, t, J=7.2Hz), 4.07(4H, t,
J=7.0Hz), 6.36(1H, d, J=2.1Hz), 6.60(2H, s), 6.70
(1H, t, J=1.6Hz), 6.99(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.02
-7.08(1H, m), 7.10(2H, dd, J=1.6, 8.3Hz), 8.00(1H,
d, J=8.9Hz), 8.07(1H, s). 融点:〜136℃。
【0784】実施例203 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-ヘプチル]-1-エ
チル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-88
7) 実施例(202a)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-(7-(ピペリジン-1-イル)-へプチルオキシ)-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフル
オロフェニル)-N-エチルアミド123mgおよびブロモエ
タン60mgを用いて実施例(202b)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として83.2mg得た。 NMRスペクトル(DMS0-d6)δppm: 1.08(3H, t, J=7.0
Hz), 1.15(3H, t, J=5.9Hz), 1.30-1.42(8H, m), 1.33
(6H, t, J=7.1Hz), 1.52-1.80(8H, m), 3.16-3.21(2H,
m), 3.26-3.37(6H, m), 3.82(2H, q, J=7.1Hz), 3.90(2
H, t, J=6.2Hz), 4.07(4H, t, J=7.0Hz), 6.36(1H, d,
J=2.2Hz), 6.60(2H, d, J=1.1Hz), 6.70(1H, t, J=1.8H
z), 6.99(1H, dd, J=2.1, 8.9Hz), 7.04-7.07(1H, m),
7.11(2H, dd, J=1.9, 8.3Hz), 8.00 (1H, d, J=9.0Hz),
8.07(1H, s). 融点:〜118℃。
【0785】実施例204 1-[7-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフ
ルオロフェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-
1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-ヘプチル]-1-プ
ロピル-ピペリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2-
888) 実施例(202a)で得られた1-(3,5-ジエトキシフェニル)-
7-(7-(ピペリジン-1-イル)-へプチロキシ)-4-オキソ-1,
4-ジヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオ
ロフェニル)-N-エチルアミド105mgおよびブロモプロ
パン150mgを用いて実施例(202b)と同様に反応を行
い、標記化合物を薄黄色固体として107mg得た。 NMRスペクトル(DMS0-d6)δppm: 0.90(3H, t, J=7.2
Hz), 1.08(3H, t, J=7.2Hz), 1.26-1.34(8H, m), 1.33
(6H, t, J=7.0Hz), 1.52-1.81(10H, m), 3.16-3.23(2H,
m), 3.26-3.30(6H, m), 3.82(2H, q, J=7.0Hz), 3.90
(2H, t, J=6.3Hz),4.07(4H, t, J=7.0Hz), 6.36(1H, d,
J=2.2Hz), 6.60(2H, s), 6.70(1H, t, J=2.1Hz), 7.00
(1H, dd, J=2.2, 9.0Hz), 7.04-7.07(1H, m), 7.11(2H,
dd, J=2.6,8.2Hz), 8.00(1H, d, J=9.0Hz), 8.07(1H,
s). 融点:〜112℃。
【0786】実施例205 1-[7-[1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-3-[N-(3,
5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-オ
キソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]-ヘプチル]-
1-メチルピぺリジニウム ブロミド(例示化合物番号:2
-889) 実施例(118c)で得られた7-(7-ブロモへプチルオキシ)-
1-(3-ブトキシ-5-メトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
ヒドロキノリン-3-カルボン酸 N-(3,5-ジフルオロフ
ェニル)-N-エチルアミド150mgおよび1-メチルピぺリ
ジン170mgを用いて実施例(1i)と同様に反応を行い、
標記化合物を白色固体として161mg得た。 NMRスペクトル(DMS0-d6)δppm: 0.94(3H, t, J=7.4
Hz), 1.08(3H, t, J=6.9Hz), 1.25-1.76(20H, m), 2.96
(3H, s), 3.24-3.31(6H, m), 3.81(3H, s), 3.81-3.85
(2H, m), 3.90(2H, t, J=6.2Hz), 4.02(2H, t, J=6.4H
z), 6.36(1H, d, J=2.3Hz), 6.63(2H, s), 6.73(1H, t,
J=2.1Hz), 6.99(1H, dd, J=2.2, 8.9Hz), 7.04-7.08(1
H, m), 7.10(2H, dd, J=2.0, 8.5Hz), 8.00(1H, d, J=
9.0Hz), 8.08(1H, s). 融点: 〜115℃。
【0787】参考例1 3-ベンジルオキシ-5-メトキシアニリン 参考例(1a) 3-ベンジルオキシ-5-ヒドロキシ安息香酸 メチルエス
テル 3,5-ジヒドロキシ安息香酸 メチルエステル25.6gの
N,N-ジメチルホルムアミド溶液100mlに氷冷下、55%
水素化ナトリウム7.31gを加え10分間攪拌後、ベンジ
ルブロミド28.2gのN,N-ジメチルホルムアミド溶液30
mlを加えて室温で1時間攪拌した。反応液に希塩酸を
加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水および
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=3/2)で分
離精製し、標記化合物を白色固体として13.6g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.90(3H, s), 5.08(2H,
s), 6.68(1H, t, J=1.6Hz), 7.12(1H, s), 7.29-7.44(6
H, m). 融点:89-91℃。
【0788】参考例(1b) 3-ベンジルオキシ-5-メトキシ安息香酸 メチルエステ
ル 参考例(1a)で得られた3-ベンジルオキシ-5-ヒドロキシ
安息香酸 メチルエステル13.5gのN,N-ジメチルホル
ムアミド溶液80mlに氷冷下、55%水素化ナトリウム
2.64gを加え15分間攪拌後、よう化メチル14.3gを加
え室温で1時間攪拌した。反応液に希塩酸を加え、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で分離精製
し、標記化合物を無色油状物質として13.9g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.82(3H, s), 3.91(3H,
s), 5.08(2H, s), 6.73(1H, t, J=2.3Hz), 7.20(1H, d
d, J=1.3, 2.2Hz), 7.28-7.45(6H, m)。
【0789】参考例(1c) 3-ベンジルオキシ-5-メトキシ安息香酸 参考例(1b)で得られた3-ベンジルオキシ-5-メトキシ安
息香酸 メチルエステル13.9gのメタノール溶液160m
lに水酸化ナトリウム6.12gおよび水40mlを加え、
1.5時間加熱還流した。反応液に希塩酸を加え、メタノ
ールを減圧留去後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去した。析出した固体をろ取
し、ヘキサンで洗浄して、標記化合物を白色固体として
12.6g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.83(3H, s), 5.10(2H,
s), 6.77(1H, t, J=2.3Hz), 7.33-7.48(7H, m). 融点:131-133℃。
【0790】参考例(1d) (3-ベンジルオキシ-5-メトキシフェニル)-カルバミン酸
t-ブチルエステル 参考例(1c)で得られた3-ベンジルオキシ-5-メトキシ安
息香酸12.6gおよびトリエチルアミン10.1mlのトル
エン溶液300mlにアジ化ジフェニルホスホリル16.2g
を加え1.5時間加熱還流後、反応液にt-ブタノ-ル60m
lを加え更に4時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮
後、水を加え酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を希
塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキサン/酢
酸エチル=3/1)で分離精製し、標記化合物を無色油状
物質として13.5g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.52(9H, s), 3.77(3H,
s), 5.03(2H, s), 6.43(1H, t, J=1.4Hz), 6.60(1H,
s), 6.70(1H, d, J=1.2Hz), 7.30-7.44(5H, m)。
【0791】参考例(1e) 3-ベンジルオキシ-5-メトキシアニリン 参考例(1d)で得られた(3-ベンジルオキシ-5-メトキシ
フェニル)カルバミン酸t-ブチルエステル13.5gの酢
酸エチル溶液80mlに4規定塩化水素/酢酸エチル溶液8
0mlを加え60℃で1.5時間攪拌した。反応液に飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:へキ
サン/酢酸エチル=1/1)で分離精製し、標記化合物を
無色油状物質として7.43g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.74(3H, s), 5.00(2H,
s), 5.89(1H, t, J=2.0Hz), 5.95(1H, t, J=2.0Hz), 6.
01(1H, t, J=2.2Hz), 7.30-7.43(5H, m)。
【0792】参考例2 N-エチル-3,5-ジフルオロアニリン 参考例(2a) N-(3,5-ジフルオロフェニル)アセタミド 3,5-ジフルオロアニリン75.0gのピリジン溶液200m
lに無水酢酸100mlを加え30分間攪拌した。溶媒を減
圧留去して生じた固体をジイソプロピルエーテルで洗い
つつろ取し、標記化合物を白色固体として90.6g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.19(3H, s), 6.55(1H,
tt, J=2.2, 8.8Hz), 7.13(2H, d, J=6.6Hz)。
【0793】参考例(2b) N-エチル-3,5-ジフルオロアニリン 参考例(2a)で得られたN-(3,5-ジフルオロフェニル)ア
セタミド32.5gのテトラヒドロフラン溶液330mlに氷
冷下、ボラン-ジメチルスルフィド錯体36mlを加え10
分間攪拌後、2時間加熱還流した。反応液に氷冷下メタ
ノールを加えて攪拌後、溶媒を減圧留去し、残渣に希塩
酸を加えて酢酸エチルで洗浄した。水層を水酸化ナトリ
ウム水溶液で塩基性にして酢酸エチルで抽出し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル=10/1)で分離精製し、標記化合物を無
色油状物質として20.0g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.26(3H, t, J=7.3Hz),
3.09(2H, q, J=7.3Hz),3.86(1H, bs), 6.00-6.13(3H,
m)。
【0794】参考例3 N-メチル-3,5-ジフルオロアニリン 3,5-ジフルオロアニリン50.0gのオルトギ酸トリエチ
ル溶液193mlにトリフルオロ酢酸1mlを加え2時間加
熱還流した。溶媒を減圧留去後、残渣にエタノール200
mlを加え、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム22.0g加
えて1時間加熱還流した。反応液に希塩酸を加えて酢酸
エチルで洗浄後、水層を水酸化ナトリウム水溶液で塩基
性にして酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサ
ン/酢酸エチル=10/1)で分離精製し、標記化合物を無
色油状物質として38.8g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.82(3H, d, J=4.8Hz),
3.97 (1H, bs), 6.05-6.20(3H, m)。
【0795】参考例4 3-メトキシ-5-プロポキシアニリン 参考例(4a)3-ヒドロキシ-5-メトキシ安息香酸 メチル
エステル 3,5-ジヒドロキシ安息香酸 メチルエステル14.7gの
N,N-ジメチルホルムアミド溶液70mlに氷冷下、カリ
ウム t-ブトキシド14.7gを加え30分攪拌後、ヨード
メタン6.5mlのN,N-ジメチルホルムアミド溶液150
mlを滴下し0℃で3時間攪拌した。反応液に希塩酸を加
え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)で分離
精製し、標記化合物を白色固体として6.25g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.82(3H, s), 3.91(3
H, s), 6.63(1H, t, J=2.2Hz), 7.14-7.19(2H, m)。
【0796】参考例(4b)3-メトキシ-5-プロポキシ安息
香酸 メチルエステル 参考例(4a)で得られた3-ヒドロキシ-5-メトキシ安息香
酸 メチルエステル6.25gと炭酸カリウム7.11gおよ
び臭化プロピル6.23mlを用いて参考例(1b)と同様に
して反応を行い、標記化合物を黄色油状物質として7.5
9g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.03(3H, t, J=7.3H
z), 1.80(2H, sextet, J=7.3Hz), 3.82(3H, s), 3.90(3
H, s), 3.93(2H, t, J=7.3Hz), 6.62-6.66(1H, m), 7.1
6-7.19(2H, m)。
【0797】参考例(4c)3-メトキシ-5-プロポキシ安息
香酸 参考例(4b)で得られた3-メトキシ-5-プロポキシ安息香
酸 メチルエステル7.59gおよび水酸化ナトリウム4.
06gを用いて参考例(1c)と同様にして反応を行い、標
記化合物を白色固体として6.99g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.3H
z), 1.82(2H, sextet, J=7.3Hz), 3.84(3H, s), 3.96(2
H, t, J=7.3Hz), 6.70(1H, t, J=2.2Hz), 7.24-7.27(2
H, m)。
【0798】参考例(4d)(3-メトキシ-5-プロポキシフ
ェニル)-カルバミン酸 t-ブチルエステル 参考例(4c)で得られた3-メトキシ-5-プロポキシ安息香
酸6.99gおよびトリエチルアミン6.95ml、アジ化ジ
フェニルホスホリル8.60ml、t-ブタノールを用いて
参考例(1d)と同様にして反応を行い、標記化合物を白
色固体として9.35g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.01(3H, t, J=7.3H
z), 1.51(9H, s), 1.78(2H, sextet, J=7.3Hz), 3.76(3
H, s), 3.89(2H, t, J=7.3Hz), 6.16(1H, t, J=2.2Hz),
7.22-7.29(1H, m), 7.36-7.42(1H, m)。
【0799】参考例(4e)3-メトキシ-5-プロポキシアニ
リン 参考例(4d)で得られた(3-メトキシ-5-プロポキシフェ
ニル)-カルバミン酸t-ブチルエステル9.35g、4規定
塩化水素/酢酸エチル60mlを用いて参考例(1e)と同
様にして反応を行い、標記化合物を黄色油状物質として
5.30g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.01(3H, t, J=7.3H
z), 1.77(2H, sextet, J=7.3Hz), 3.64(2H, br), 3.74
(3H, s), 3.85(2H, t, J=7.3Hz), 5.84-5.89(2H, m),
5.92(1H, t, J=2.2Hz)。
【0800】参考例5 3,5-ジエチルアニリン 参考例(5a)N-(2,6-ジエチルフェニル)-4-メチル-ベン
ゼンスルホンアミド 2,6-ジエチルフェニルアミン7.06gのピリジン20ml
溶液にp-トルエンスルホン酸クロリド9.84gを加えて
室温で3時間攪拌した。反応液に希塩酸を加え、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層を水および飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去
した。固体化した残渣を酢酸エチルで再結晶を行い、標
記化合物を淡黄色固体として13.8g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.01-1.07(6H, m),
2.39-2.48(7H, m), 5.91(1H, s), 7.05-7.09(2H, m),
7.17-7.26(3H, m), 7.56-7.60(2H, m)。
【0801】参考例(5b)N-(2,6-ジエチル-4-ニトロフ
ェニル)-4-メチル-ベンゼンスルホンアミド 参考例(5a)で得られたN-(2,6-ジエチルフェニル)-4-
メチル-ベンゼンスルホンアミド13.8gに酢酸80ml、
発煙硝酸15mlを加え、60℃で3時間攪拌した。反応液
を氷水にあけ、固体をろ取した。これをシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサ
ン=1/8)で分離精製し、標記化合物を淡燈色固体とし
て6.88g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.12(6H, t, J=7.3H
z), 4.28(3H, s), 2.54(4H, q, J=7.3Hz), 6.10(1H, t,
J=6.6Hz), 7.28(2H, d, J=8.8Hz), 7.59(2H, d,J=8.8H
z), 7.95(2H, s)。
【0802】参考例(5c)2,6-ジエチル-4-ニトロフェニ
ルアミン 参考例(5b)で得られたN-(2,6-ジエチル-4-ニトロフェ
ニル)-4-メチル-ベンゼンスルホンアミド4.80gに硫酸
30mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応液を氷水に
あけ、アンモニア水を加えて塩基性にし、生じた沈殿を
ろ取した。これを水で洗浄して乾燥し、標記化合物を黄
色固体として1.98g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.32(6H, t, J=7.3H
z), 2.55(4H, q, J=7.3Hz), 4.35(2H, s), 7.93(2H,
s)。
【0803】参考例(5d)1,3-ジエチル-5-ニトロベンゼ
ン 参考例(5c)で得られた2,6-ジエチル-4-ニトロフェニル
アミン1.98gの水溶液6mlに塩酸6mlを加えて数分
間攪拌した後、氷冷下飽和亜硝酸ナトリウム水溶液2m
lを加え、1.5時間攪拌した。反応液に50%次亜りん酸
30mlを加えてさらに1時間攪拌し、室温で一晩静置し
た。反応液を酢酸エチルで抽出し、合わせた酢酸エチル
層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサ
ン=1/10)で分離精製し、標記化合物を淡燈色固体とし
て1.05g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.28(6H, t, J=7.3H
z), 2.72(4H, q, J=7.3Hz), 7.35(1H, s), 7.88(2H,
s)。
【0804】参考例(5e)3,5-ジエチルアニリン 参考例(5d)で得られた1,3-ジエチル-5-ニトロベンゼン
1.05gのエタノール溶液30mlに10%パラジウム炭素2
00mgを加え、水素雰囲気下、室温で3時間攪拌した。
反応液を濾過し、触媒を酢酸エチルで洗浄して、ろ液に
合わせ、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/1
0)で分離精製し、標記化合物を黄色油状物質として346
mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.20(6H, t, J=7.3H
z), 2.53(4H, q, J=7.3Hz), 6.36(2H, s), 6.46(1H,
s)。
【0805】参考例6 3,5-ジエトキシアニリン 塩酸塩 参考例(6a)3,5-ジエトキシ安息香酸 メチルエステル 3,5-ジヒドロキシ安息香酸 メチルエステル5.0g,炭
酸カリウム15.9g、ヨードエタン6.92mlおよびN,
N-ジメチルホルムアミド100mlの混合物を室温で30時
間攪拌した。反応液を水で希釈し,酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水,希塩酸,飽和食塩水,チオ硫酸
ナトリウム水溶液,飽和重曹水,飽和食塩水で順次洗浄
し,無水硫酸マグネシウムで乾燥後,溶媒を減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)を用いて精製し,
標記化合物を無色結晶として6.32g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.41(6H, t, J=7.0H
z), 3.90(3H, s), 4.02(4H, d, J=7.0Hz), 6.63(1H,
s), 7.16(1H, s), 7.17(1H, s)。
【0806】参考例(6b)3,5-ジエトキシ安息香酸 参考例(6a)で得られた3,5-ジエトキシ安息香酸 メチ
ルエステル6.3gのメタノール100ml-水50ml懸濁液
に,水酸化ナトリウム5.6gを加え,室温で1時間撹拌し
た。反応液のメタノールを減圧留去したものを水で希釈
し,塩化メチレンで抽出して捨てた。水層を希塩酸でp
H1に調整して酢酸エチルで抽出し,合わせた酢酸エチル
層を飽和食塩水で洗浄後,無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を減圧濃縮して析出した固体をヘキサン中に
懸濁後,ろ取して標記化合物を無色結晶として5.55g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.43(6H, t, J=7.0H
z), 4.07(4H, d, J=7.0Hz), 6.69(1H, s), 7.23(1H,
s), 7.24(1H, s)。
【0807】参考例(6c)(3,5-ジエトキシフェニル)-カ
ルバミン酸 t-ブチルエステル 参考例(6b)で得られた3,5-ジエトキシ安息香酸5.03
g,トリエチルアミン5.0mlおよびアジ化ジフェニル
ホスホリル6.17mlのトルエン100ml溶液を1.5時間
加熱還流した。空冷後,反応液にt-ブタノール20mlを
加え,更に1時間加熱還流した。酢酸エチルで希釈した反
応液を,クエン酸水溶液,飽和食塩水,飽和重曹水,飽和食
塩水で順次洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾燥後,溶媒
を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶出溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=10/1)を用
いて精製し,標記化合物を白色固体として5.81g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.38(6H, t, J=6.7H
z), 1.51(9H, s), 3.99(4H, d, J=6.8Hz), 6.15(1H, t,
J=2.1Hz), 6.55-6.57(2H, m)。
【0808】参考例(6d)3,5-ジエトキシアニリン 塩
酸塩 参考例(6c)で得られた(3,5-ジエトキシフェニル)-カル
バミン酸 t-ブチルエステル5.75gの酢酸エチル100
ml溶液に4規定塩化水素/酢酸エチル溶液25mlを加
えて室温で18時間攪拌した後,4規定塩化水素/酢酸エチ
ル溶液25mlを追加し更に5時間攪拌した。析出した固
体をろ取,乾燥し,標記化合物を無色結晶として4.33g
得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 1.31(6H, t, J=6.9
Hz), 4.00(4H, d, J=6.9Hz), 6.38(3H, s)。
【0809】参考例7 3-メトキシ-5-ニトロ-アニリン 塩酸塩 参考例(7a)3-メトキシ-5-ニトロ-安息香酸 メチルエ
ステル 3,5-ジニトロ-安息香酸25gおよびナトリウムメトキシ
ド13.4gのヘキサメチルリン酸トリアミド130ml溶液
を80℃で5時間攪拌した。反応液を濃硫酸40ml/氷水2
00mlに注ぎ,ジエチルエーテルで抽出した。エーテル
層を水洗し,水酸化ナトリウム水溶液で目的物を抽出し
た。水酸化ナトリウム水溶液を塩化メチレンで抽出して
捨てた後,希塩酸でpH1に調整し,ジエチルエーテルで
再抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後,無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を濃縮して得られた固体、
炭酸カリウム32.6g、ヨードメタン14.7mlおよび
N,N-ジメチルホルムアミド150ml混合物を室温で20
時間攪拌した。反応液を水で希釈して酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層を希塩酸,水,飽和食塩水,飽和重曹
水,チオ硫酸ナトリウム水溶液,飽和食塩水で順次洗浄
し,無水硫酸マグネシウムで乾燥後,溶媒を減圧濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶剤:ヘキサン/酢酸エチル=8/1〜5/1)を用いて精
製し,標記化合物を黄色固体として8.61g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.95(3H, s), 3.98(3
H, s), 7.88(1H, dd, J=1.4, 2.5Hz), 7.92(1H, t, J=
2.4Hz), 8.46(1H, t, J=1.6Hz)。
【0810】参考例(7b)3-メトキシ-5-ニトロ-安息香
酸 参考例(7a)で得られた3-メトキシ-5-ニトロ-安息香酸
メチルエステル8.61gのメタノール100ml-水50m
l懸濁液に水酸化ナトリウム3.26gを加えて室温で2時
間撹拌した。反応液を水で希釈し,塩化メチレンで抽出
して捨てた後,希塩酸でpH1に調整し,酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸
マグネシウムで乾燥後,溶媒を減圧濃縮した。析出した
固体をヘキサン中に懸濁してろ取し、標記化合物を淡橙
色固体として7.84g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.97(3H, s), 7.94-
7.95(1H, m), 7.97-7.99(1H, m), 8.53(1H, d, J=1.9H
z)。
【0811】参考例(7c)3-メトキシ-5-ニトロ-アニリ
ン 塩酸塩 参考例(7b)で得られた3-メトキシ-5-ニトロ-安息香酸
3.0g,トリエチルアミン3.2ml、アジ化ジフェニル
ホスホリル3.7mlおよびt-ブタノール5mlの無水ト
ルエン100ml溶液を3時間加熱還流した。反応液をクエ
ン酸水溶液,飽和食塩水,飽和重曹水,飽和食塩水で順次
洗浄後,無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を減圧濃縮
した。残渣に4規定塩化水素/酢酸エチル溶液50mlを
加えて室温で1時間撹拌した。反応液をジエチルエーテ
ルで希釈して析出した固体をろ取して乾燥し、標記化合
物を黄色固体として2.82g得た。 NMRスペクトル(DMSO-d6)δppm: 3.77(3H, s), 6.59
(1H, t, J=2.2Hz), 6.92(1H, t, J=2.2Hz), 7.10(1H,
t, J=2.2Hz)。
【0812】参考例8 3-アミノ-5-メトキシ-安息香酸 t-ブチルエステル 参考例(8a)3-メトキシ-5-ニトロ-安息香酸 t-ブチル
エステル 参考例(7b)で得られた3-メトキシ-5-ニトロ-安息香酸
3.0gの無水塩化メチレン15ml懸濁液に、しゅう酸ク
ロリド2.61mlおよびN,N-ジメチルホルムアミド2滴
を加えて室温で1.5時間撹拌した。溶媒および過剰のし
ゅう酸クロリドを減圧下留去し,残渣を無水塩化メチレ
ン3mlに溶解した。氷冷下,t-ブタノール4.34mlお
よびピリジン3.06mlの混合物を滴下した後,室温で18
時間攪拌した。酢酸エチルで希釈した反応液を水,希塩
酸,飽和食塩水,飽和重曹水,飽和食塩水で順次洗浄後,無
水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶媒を減圧濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:
ヘキサン/酢酸エチル=1/1)を用いて精製し,標記化合
物を黄色油状物として3.71g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.62(9H, s), 3.93(3
H, s), 7.83-7.84(1H, m), 7.88(1H, t, J=2.2Hz), 8.3
7(1H, d, J=1.9Hz)。
【0813】参考例(8b)3-アミノ-5-メトキシ-安息香
酸 t-ブチルエステル 参考例(8a)で得られた3-メトキシ-5-ニトロ-安息香酸
t-ブチルエステル3.71gの酢酸エチル50ml溶液に
10%パラジウム炭素700mgを加え,水素雰囲気下、室温
で30分間撹拌した。触媒をろ別し,ろ液の溶媒を減圧留
去して標記化合物を無色油状物として3.25g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.57(9H, s), 3.80(3
H, s), 6.39(1H, t, J=2.2Hz), 6.92-6.94(2H, m)。
【0814】参考例9 3-アミノ-5-メトキシ-ベンゾニトリル 参考例(9a)3-メトキシ-5-ニトロ-ベンズアミド 参考例(7b)で得られた3-メトキシ-5-ニトロ-安息香酸
1.0gおよびトリエチルアミン2.12mlの無水塩化メ
チレン20ml溶液に氷冷下、クロロ蟻酸イソブチル0.7
4mlを滴下した。室温で30分間撹拌した後,28%アンモ
ニア水溶液を加えて更に30分間撹拌した。酢酸エチルで
希釈した反応液を希塩酸,飽和食塩水,飽和重曹水,飽和
食塩水で順次洗浄後,無水硫酸マグネシウムで乾燥し,溶
媒を減圧濃縮した。析出した固体をヘキサン中に懸濁し
てろ取し、標記化合物を淡黄色固体として790mg得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.93(3H, s), 7.85-
7.88(2H, m), 8.29-8.30(1H, m)。
【0815】参考例(9b)3-メトキシ-5-ニトロ-ベンゾ
ニトリル 参考例(9a)で得られた3-メトキシ-5-ニトロ-ベンズア
ミド770mgの無水塩化メチレン20m溶液に,氷冷下,四
塩化チタン0.52mlの無水塩化メチレン5ml溶液を滴
下した後,室温で1時間撹拌した。反応液に飽和重曹水お
よび酢酸エチルを加えて更に15分間撹拌した後,不溶物
をろ過して除いた。ろ液の有機層を水,希塩酸,飽和食塩
水,飽和重曹水,飽和食塩水で順次洗浄し,無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後,溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶剤:塩化メチレ
ン)を用いて精製して、標記化合物を淡橙色固体として5
60mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.96(3H, s), 7.47(1
H, dd, J=1.5, 2.9Hz),7.96(1H, t, J=2.2Hz), 8.10(1
H, d, J=1.5Hz)。
【0816】参考例(9c)3-アミノ-5-メトキシ-ベンゾ
ニトリル 参考例(9b)で得られた3-メトキシ-5-ニトロ-ベンゾニ
トリル550mgおよび塩化ニッケル(II)6水和物1.47
gのメタノール20ml懸濁液に水素化ホウ素ナトリウム
492mgを室温で攪拌しながら加えた。反応液を酢酸エ
チル-飽和重曹水で希釈し,不溶物をろ別した。ろ液の有
機層を飽和食塩水で洗浄し,無水硫酸マグネシウムで乾
燥後,溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶剤:酢酸エチル)で精製し,標
記化合物を黄色固体として178mg得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.78(3H, s), 6.39(1
H, s), 6.53(1H, s), 6.55(1H, s)。
【0817】参考例10 3-ベンジルオキシ-5-プロポキシアニリン 参考例(10a)3-ベンジルオキシ-5-プロポキシ安息香酸
メチルエステル 参考例(1a)で得られた3-ベンジルオキシ-5-ヒドロキシ
安息香酸 メチルエステル16.5g、55%水素化ナトリ
ウム3.35gおよび臭化プロピル15.7gを用いて参考例
(1b)と同様に反応を行い、標記化合物を無色油状物質
として17.3g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J= 7.3H
z), 1.78-1.88(2H, m), 3.91(3H, s), 3.94(2H, t, J=
7.6Hz), 5.08(2H, s), 6.72(1H, s), 7.22(1H,s),7.27-
7.48(6H, m)。
【0818】参考例(10b)3-ベンジルオキシ-5-プロポ
キシ安息香酸 参考例(10a)で得られた3-ベンジルオキシ-5-プロポキ
シ安息香酸 メチルエステル17.3gおよび水酸化ナト
リウム6.92gを用いて参考例(1c)と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として15.3g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.3H
z), 1.78-1.85(2H, m), 3.96(2H, t, J=7.1Hz), 5.09(2
H, s), 6.78(1H, s), 7.26-7.51(7H, m)。
【0819】参考例(10c)(3-ベンジルオキシ-5-プロポ
キシフェニル)-カルバミン酸 t-ブチルエステル 参考例(10b)で得られた3-ベンジルオキシ-5-プロポキ
シ安息香酸 15.3g、トリエチルアミン11.0ml、ア
ジ化ジフェニルホスホリル17.5gおよびt-ブタノール9
0mlを用いて参考例(1d)と同様に反応を行い、標記化
合物を黄色油状物質として17.2g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.05(3H, t, J=7.1H
z), 1.52(9H, s), 1.78-1.88(2H, m), 3.97(2H, t, J=
6.9Hz), 5.03(2H, s), 6.44(1H, s), 6.60(1H, s),6.71
(1H, s), 7.28-7.49(5H, m)。
【0820】参考例(10d)3-ベンジルオキシ-5-プロポ
キシアニリン 参考例(10c)で得られた(3-ベンジルオキシ-5-プロポキ
シフェニル)-カルバミン酸 t-ブチルエステル17.2g
および4規定塩化水素/酢酸エチル溶液70mlを用いて参
考例(1e)と同様に反応を行い、標記化合物を黄色油状
物質として9,45g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.04(3H, t, J=7.1H
z), 1.72-1.89(2H, m), 3.98(2H, t, J=7.0Hz), 5.01(2
H, s), 5.89(1H, t, J=1.8Hz), 5.94(1H, t, J=1.1Hz),
6.01(1H, t, J=1.9Hz), 7.28-7.49(5H, m)。
【0821】参考例11 3-メトキシメトキシ-フェニルアミン 参考例(11a)1-メトキシメトキシ-3-ニトロベンゼン 3-ニトロフェノールの24.13gのジクロロメタン溶液20
0mlに氷冷下、水素化ナトリウム9.46gを少しずつ加
え、室温で30分間撹拌した。反応液を再び氷冷し、メト
キシクロロメチルエーテルを滴下し、滴下終了後,室温
で30分間撹拌した。反応液に水を加えて有機層を分離
し、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮して得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:
n-ヘキサン/酢酸エチル=4:1)で分離精製し、標記化
合物を黄色油状物として31.17g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.50(3H, s), 5.25(2
H, s), 7.36(1H, dd, J=2.2, 7.3Hz), 7.44(1H, t, J=
8.1Hz), 7.86-7.91(2H, m)。
【0822】参考例(11b)3-メトキシメトキシ-フェニ
ルアミン 参考例(11a)で得られた1-メトキシメトキシ-3-ニトロ
ベンゼン31.0gのエタノール-ジクロロメタン(1:1)混
合溶液200mlに10%パラジウム炭素1.50gを加えて、
水素雰囲気下、室温で2時間撹拌した。反応溶液をセラ
イトろ過して不溶物を除き、ろ液を減圧濃縮して、標記
化合物を赤色油状物として24.97g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.47(3H, s), 5.14(2
H, s), 6.34(1H, dd, J=2.2, 6.6Hz), 6.40(1H, t, J=
2.2Hz), 6.44(1H, dd, J=2.2, 8.8Hz), 7.06(1H, t, J=
8.1Hz)。
【0823】参考例12 4-(3-ブロモプロピル)-ピリジン 1臭化水素酸塩 3-(ピリジン-4-イル)-プロパノール10.0gの48%臭化
水素-酢酸80ml溶液を140℃で5時間攪拌した。反応液
を減圧濃縮して得られた固体をアセトンより再結晶し、
標記化合物を白色固体として10.0g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.21-2.37(2H, m), 3.
02(2H, t, J=7.3Hz), 3.51(2H, t, J=6.6Hz), 7.91(2H,
d, J=6.1Hz), 8.63(2H, d, J=6.0Hz)。
【0824】参考例13 3-(3-ブロモプロピル)-ピリジン 1臭化水素酸塩 3-(ピリジン-3-イル)-プロパノール5.00g、48%臭化
水素-酢酸40mlを用いて参考例12と同様に反応を行
い、標記化合物を白色固体として6.18g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.26-2.33(2H, m), 3.
11(2H, t, J=7.4Hz), 3.46(2H, t, J=6.1Hz), 7.96(1H,
dd, J=5.8, 8.9Hz), 8.38(1H, d, J=7.0Hz), 8.81(1H,
d, J=5.5Hz), 8.88(1H, s)。
【0825】参考例14 4-(4-ブロモブチル)-ピリジン 1臭化水素酸塩 参考例(14a)4-(ピリジン-4-イル)-ブタン-3-エン-1-オ
ール (3-ヒドロキシプロピル)トリフェニルホスホニウム ブ
ロミド16.4gのテトラヒドロフラン250ml懸濁液に窒
素雰囲気下-78℃で1.52規定n-ブチルリチウム/へキ
サン溶液54mlを滴下して30分攪拌後、ピリジン-4-ア
ルデヒド4.28gのテトラヒドロフラン溶液20mlを滴
下し、室温まで昇温しつつ2時間攪拌した。塩酸を加え
て酸性とした反応液を酢酸エチルで抽出して捨てた。水
酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性とした水層を酢酸エ
チルで抽出し、合わせた酢酸エチル層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧濃縮
した残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
溶媒:塩化メチレン/メタノール=10/1)で分離精製
し、標記化合物を黄色油状物質として2.46g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.51-2.64(2H, m), 3.
81(2H, t, J=6.2Hz), 6.42-6.48(2H, m), 7.18-7.23(2
H, m), 8.51-8.57(2H, m)。
【0826】参考例(14b)4-(ピリジン-4-イル)-ブタン
-1-オール 参考例(14a)で得られた4-(ピリジン-4-イル)-ブタン-3
-エン-1-オール2.46gのメタノール30ml溶液に酸化
白金260mgを加え、水素雰囲気下50度で5時間攪拌し
た。触媒をろ別後、ろ液に塩酸を加えて溶媒を減圧濃縮
した。残渣に水酸化ナトリウム水溶液を加えアルカリ性
にしてジエチルエーテルで抽出し、有機層を飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧
濃縮して、標記化合物を黄色油状物質として1.37g得
た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.58-1.79(4H, m), 2.
65(2H, t, J=7.5Hz), 3.68(2H, t, J=6.3Hz), 7.12(2H,
d, J=6.1Hz), 8.49(2H, d, J=6.0Hz)。
【0827】参考例(14c)4-(4-ブロモブチル)-ピリジ
ン 1臭化水素酸塩 参考例(14b)で得られた4-(ピリジン-4-イル)-ブタノー
ル1.37g、48%臭化水素-酢酸10mlを用いて参考例12
と同様に反応を行い、標記化合物を白色固体として1.1
4g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.78-2.06(4H, m), 2.
86(2H, t, J=6.4Hz), 3.52(2H, t, J=6.3Hz), 7.88(2H,
d, J=6.1Hz), 8.65(2H, d, J=6.0Hz)。
【0828】参考例15 3-(4-ブロモブチル)-ピリジン 1臭化水素酸塩 参考例(15a)4-(ピリジン-3-イル)-ブタン-3-エン-1-オ
ール (3-ヒドロキシプロピル)トリフェニルホスホニウム ブ
ロミド16.5g、1.59規定n-ブチルリチウム/へキサ
ン溶液52ml、ピリジン-3-アルデヒド5.26gを用いて
参考例(14a)と同様に反応を行い、標記化合物を黄色油
状物質として3.09g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.53(2H, q, J=6.8H
z), 3.49(2H, br), 6.23-6.51(2H, m), 7.21-7.24(1H,
m), 7.63-7.69(1H, m), 8.44-8.47(1H, m), 8.58(1H,
d, J=2.0Hz)。
【0829】参考例(15b)4-(ピリジン-3-イル)-ブタン
-1-オール 参考例(15a)で得られた4-(ピリジン-3-イル)-ブタン-3
-エン-1-オール3.08g、酸化白金250mgを用いて参考
例(14b)と同様に反応を行い、標記化合物を黄色油状物
質として2.48g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.58-1.78(4H, m), 2.
66(2H, t, J=7.7Hz), 3.68(2H, t, J=6.1Hz), 7.21(1H,
dd, J=5.0, 7.9Hz), 7.45-7.52(1H, m), 8.43-8.46(2
H, m)。
【0830】参考例(15c)3-(4-ブロモブチル)-ピリジ
ン 1臭化水素酸塩 参考例(15b)で得られた4-(ピリジン-3-イル)-ブタノー
ル2.48g、48%臭化水素-酢酸20mlを用いて参考例(1
4c)と同様に反応を行い、標記化合物を赤色泡状物質と
して3.55g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.82-2.02(4H, m), 2.
92(2H, t, J=6.4Hz), 3.46(2H, t, J=6.0Hz), 7.91-7.9
4(1H, m), 8.31(1H, d, J=7.7Hz), 8.64-8.74(2H, m)。
【0831】参考例16 2-(4-ブロモメチル-フェニル)-エタノール 4-ブロモメチル-フェニル酢酸5.01gのテトラヒドロフ
ラン溶液30mlに氷冷下、2.0Mのボラン-ジメチルス
ルフィドのエーテル溶液24.1mlを滴下した。室温で3
0分間撹拌したのち、水50mlを加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧濃縮した。固体化した残渣をn-
へキサン中に懸濁してろ取し、標記化合物を白色固体と
して4.70g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.87(2H, t, J=6.6H
z), 3.86(2H, t, J=6.6Hz), 4.49(2H, s), 7.21(2H, d,
J=8.1Hz), 7.35(2H, d, J=8.1Hz)。
【0832】参考例17 1,4-ビス-(2-ブロモ-エチル)-ベンゼン 参考例(17a)2-[4-(2-ヒドロキシ-エチル)-フェニル]
-エタノール 1,4-フェニレン二酢酸6.00gのテトラヒドロフラン溶
液50mlに氷冷下、2.0Mのボラン-ジメチルスルフィ
ドのエーテル溶液16mlを滴下した。室温で1時間撹拌
したのち、水50mlを加え、酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:n-ヘキサン/酢酸エチル
=1:2)で分離精製し、標記化合物を白色固体として2.
50g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.85(4H, t, J=6.6H
z), 3.86(4H, t, J=6.6Hz), 7.19(4H, s)。
【0833】参考例(17b)1,4-ビス-(2-ブロモ-エチル)
-ベンゼン 参考例(17a)で得られた2-[4-(2-ヒドロキシ-エチル)-
フェニル]-エタノール2.58gのジクロロメタン溶液40
mlにN-ブロモスクシンイミド6.63gおよびトリフェ
ニルホスフィン9.77gの混合物を少しずつ加え、加え
た後5分間室温で撹拌した。反応液に飽和重曹水50ml
を加え、分離した有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-ヘ
キサン/酢酸エチル=4:1)で分離精製し、標記化合物
を白色固体として4.26g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 3.15(4H, t, J=7.3H
z), 3.56(4H, t, J=7.3Hz), 7.17(4H, s)。
【0834】参考例18 酢酸 4-(2-ブロモ-エチル)-ベンジル エステル 参考例(18a)酢酸 4-(2-ヒドロキシ-エチル)-ベンジル
エステル 参考例16で得られた2-(4-ブロモメチル-フェニル)-エタ
ノール4.70gのアセトニトリル溶液90mlに酢酸カリ
ウム4.29gおよび18-クラウン-6 576mgを加え、20
分間加熱還流した。反応液のアセトニトリルを減圧留去
し、残渣を酢酸エチルに溶解した。酢酸エチル層を水お
よび飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(溶出溶媒:n-ヘキサン/酢酸エチル=
1/1)で分離精製し、標記化合物を無色油状物として4.
02g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.10(3H, s), 2.88(2
H, t, J=6.5Hz), 3.83-3.91(2H, m), 5.08(2H, s), 7.2
4(2H, d, J=8.1Hz), 7.32(2H, d, J=8.1Hz)。
【0835】参考例(18b)酢酸 4-(2-ブロモ-エチル)-
ベンジル エステル 参考例(18a)で得られた酢酸 4-(2-ヒドロキシ-エチ
ル)-ベンジル エステルのジクロロメタン溶液150ml
に室温でN-ブロモスクシンイミド4.41gおよびトリフ
ェニルホスフィン6.50gの混合物を加え、室温で5分間
撹拌した。反応液に飽和重曹水を加え、有機層を分離し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:n-ヘキサン/酢酸
エチル=2/1)で分離精製し、標記化合物を無色油状物
として4.30g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.10(3H, s), 3.17(2
H, t, J=7.3Hz), 3.57(2H, t, J=7.3Hz), 5.09(2H, s),
7.22(2H, d, J=8.1Hz), 7.32(2H, d, J=8.1Hz)。
【0836】参考例19 1-ブロモメチル-4-(3-ブロモ-プロピル)-ベンゼン 参考例(19a)3-(4-ヒドロキシメチル-フェニル)-プロパ
ン-1-オール 水素化リチウムアルミニウム3.91gのテトラヒドロフ
ラン溶液100mlに氷冷下、3-(p-カルボキシ-フェニ
ル)-プロピオン酸のテトラヒドロフラン懸濁溶液350m
lを滴下した。氷冷で15分間撹拌したのち、4時間加熱
還流した。氷冷した反応液に水および硫酸を加え、これ
を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹水および飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧濃縮し、標記化合物を無色油状物として4.2
1g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.83-1.94(2H, m), 2.
71(2H, t, J=7.3Hz), 3.68(2H, t, J=6.6Hz), 4.67(2H,
s), 7.20(2H, d, J=7.3Hz), 7.30(2H, d, J=8.1Hz)。
【0837】参考例(19b)1-ブロモメチル-4-(3-ブロモ
-プロピル)-ベンゼン 参考例(19a)で得られた3-(4-ヒドロキシメチル-フェニ
ル)-プロパン-1-オール3.75g、N-ブロモスクシンイ
ミド9.36gおよびトリフェニルホスフィン14.20gを
用いて参考例(17b)と同様に反応を行い、標記化合物を
無色油状物として4.44g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.16(2H, tt, J=6.6,
7.3Hz), 2.78(2H, t, J=7.3Hz), 3.39(2H, t, J=6.6H
z), 4.49(2H, s), 7.18(2H, d, J=8.1Hz), 7.33(2H, d,
J=8.1Hz)。
【0838】参考例20 酢酸 4-(3-ブロモ-プロピル)-ベンジル エステル 参考例(19b)で得られた1-ブロモメチル-4-(3-ブロモ-
プロピル)-ベンゼン3.73g、酢酸カリウム1.25gおよ
び18-クラウン-6 338mgを用いて参考例(18a)と同様
に反応を行い、標記化合物を無色油状物として2.72g
得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 2.10(3H, s), 2.16(2
H, tt, J=6.6, 7.3Hz), 2.78(2H, t, J=7.3Hz), 3.39(2
H, t, J=6.6Hz), 5.08(2H, s), 7.20(2H, d, J=8.1Hz),
7.29(2H, d, J=8.1Hz)。
【0839】参考例21 3-イソプロポキシ-5-メトキシアニリン 参考例(21a)3-ヒドロキシ-5-イソプロポキシ安息香酸
メチルエステル 3,5-ジヒドロキシ安息香酸 メチルエステル33.6gの
N,N-ジメチルホルムアミド溶液300mlに氷冷下、55
%水素化ナトリウム8.0gを加え30分攪拌後、2-ヨード
プロパン40gを滴下し室温で3時間攪拌した。反応液に
希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1
/3)で分離精製し、標記化合物を無色油状物として17.
0g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.33(6H, d, J=6.0H
z), 3.90(3H, s), 4.57(1H, septet, J=6.0Hz), 6.59(1
H, m), 7.10(1H, m), 7.15(1H, m)。
【0840】参考例(21b)3-イソプロポキシ-5-メトキ
シ安息香酸 メチルエステル 参考例(21a)で得られた3-ヒドロキシ-5-イソプロポキ
シ安息香酸 メチルエステル8.3gと炭酸カリウム6.0
gおよびヨードメタン9.0gを用いて参考例(1b)と同
様にして反応を行い、標記化合物を黄色油状物質として
8.4g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.34(6H, d, J=6.0H
z), 3.82(3H, s), 3.90(3H, s), 4.59(1H, septet, J=
6.0Hz), 6.63(1H, m), 7.15-7.19(2H, m)。
【0841】参考例(21c)3-イソプロポキシ-5-メトキ
シ安息香酸 参考例(21b)で得られた3-イソプロポキシ-5-メトキシ
安息香酸 メチルエステル8.4gおよび水酸化ナトリウ
ム3.0gを用いて参考例(1c)と同様にして反応を行
い、標記化合物を白色固体として7.6g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.36(6H, d, J=6.0H
z), 3.84(3H, s), 4.60(1H, septet, J=6.0Hz), 6.69(1
H, m), 7.21-7.26(2H, m)。
【0842】参考例(21d)(3-イソプロポキシ-5-メトキ
シフェニル)-カルバミン酸 t-ブチルエステル 参考例(21c)で得られた3-イソプロポキシ-5-メトキシ
安息香酸7.6gおよびトリエチルアミン3.7g、アジ化
ジフェニルホスホリル10.0g、t-ブタノール10mlを
用いて参考例(1d)と同様にして反応を行い、標記化合
物を白色固体として5.5g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.31(6H, d, J=6.0H
z), 1.51(9H, s), 3.77(3H, s), 4.52(1H, septet, J=
6.0Hz), 6.15(1H, m), 6.40(1H, br.s), 6.54-6.58(2H,
m)。
【0843】参考例(21e)3-イソプロポキシ-5-メトキ
シアニリン 参考例(21d)で得られた(3-イソプロポキシ-5-メトキシ
フェニル)-カルバミン酸 t-ブチルエステル5.5g、4
規定塩化水素/酢酸エチル30mlを用いて参考例(1e)
と同様にして反応を行い、標記化合物を黄色油状物質と
して3.6g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.31(6H, d, J=6.1H
z), 3.74(3H, s), 4.47(1H, septet, J=6.1Hz), 5.85-
5.88(2H, m), 5.92(1H, m)。
【0844】参考例22 3-エトキシ-5-イソプロポキシアニリン 参考例(22a)3-エトキシ-5-イソプロポキシ安息香酸
メチルエステル 参考例(21a)で得られた3-ヒドロキシ-5-イソプロポキ
シ安息香酸 メチルエステル8.3gと炭酸カリウム6.0
gおよびヨードエタン10gを用いて参考例(1b)と同様
にして反応を行い、標記化合物を黄色油状物質として
8.4g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.34(6H, d, J=6.0H
z), 1.41(3H, t, J=7.2Hz), 3.89(3H, s), 4.05(2H, q,
J=7.2Hz), 4.58(1H, septet, J=6.0Hz), 6.62(1H, m),
7.14-7.17(2H, m)。
【0845】参考例(22b)3-エトキシ-5-イソプロポキ
シ安息香酸 参考例(22a)で得られた3-エトキシ-5-イソプロポキシ
安息香酸 メチルエステル8.4gおよび水酸化ナトリウ
ム3.0gを用いて参考例(1c)と同様にして反応を行
い、標記化合物を白色固体として8.0g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.35(6H, d, J=6.0H
z), 1.43(3H, t, J=7.2Hz), 4.06(2H, q, J=7.2Hz), 4.
59(1H, septet, J=6.0Hz), 6.68(1H, m), 7.19-7.24(2
H, m)。
【0846】参考例(22c)(3-エトキシ-5-イソプロポキ
シフェニル)-カルバミン酸 t-ブチルエステル 参考例(22b)で得られた3-エトキシ-5-イソプロポキシ
安息香酸8.0gおよびトリエチルアミン3.7g、アジ化
ジフェニルホスホリル10.0g、t-ブタノール10mlを
用いて参考例(1d)と同様にして反応を行い、標記化合
物を白色固体として6.5g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.31(6H, d, J=6.3H
z), 1.38(3H, t, J=7.0Hz), 1.51(9H, s), 3.99(2H, q,
J=7.0Hz), 4.51(1H, septet, J=6.3Hz), 6.14(1H, m),
6.38(1H, br.s), 6.52-6.57(2H, m)。
【0847】参考例(22d)3-エトキシ-5-イソプロポキ
シアニリン 参考例(22c)で得られた(3-エトキシ-5-イソプロポキシ
フェニル)-カルバミン酸 t-ブチルエステル6.5g、4
規定塩化水素/酢酸エチル40mlを用いて参考例(1e)
と同様にして反応を行い、標記化合物を黄色油状物質と
して4.2g得た。 NMRスペクトル(CDCl3)δppm: 1.31(6H, d, J=6.0H
z), 1.37(3H, t, J=7.0Hz), 3.96(2H, q, J=7.0Hz), 4.
46(1H, septet, J=6.0Hz), 5.85-5.88(2H, m), 5.92(1
H, m)。
【0848】試験例1 ハムスター反転腸管リング(hamster everted ileal ri
ngs)を用いた回腸型胆汁酸トランスポーター阻害活性
の測定 本試験例におけるの回腸型胆汁酸トランスポーター阻害
活性の測定は、[Pharm. Res., 12, 693-699(1995)]に
記載されているStewartらの方法に準じて行われた。
【0849】即ち、回腸型胆汁酸トランスポーターの材
料としてハムスター反転腸管リングを用いた。5〜7週
令のシリアン系雄性ハムスターをエーテルにより麻酔
し、回腸部分を盲端部より約10cm摘出し反転させた
後、氷冷リンゲル緩衡液中で盲端部より順に5mmずつ
カットし15個のラット反転腸管リングを得た。回腸の
部位による胆汁酸トランスポーターの発現量の違いを是
正するため、リングを回腸の上下により適当に選び出
し、3個で1群として計5群のグル−プとした。5群の
うち、1つは検体を加えないコントロール群とし、また
胆汁酸のリングへの非特異的取り込みを考慮し、100
0倍高濃度の非放射標識タウロコール酸を加えた群(バ
ックグラウンド群)を1つ設けた。残りの3群を各種検
体を加えた群とした。各リングを1mlの放射性タウロ
コール酸溶液中、37℃で5分間、90rpmの速度で
振盪しながら、回腸型胆汁酸トランスポーターによりリ
ングに放射性タウロコール酸を取り込ませた。放射性タ
ウロコール酸溶液の組成は、1.0μCi放射性タウロ
コール酸、0.037mM非放射性タウロコール酸(た
だし、バックグラウンド群は37mM)、適当濃度の各
種検体およびリンゲル緩衡液から成る。リングをリンゲ
ル緩衡液により3回洗浄した後、湿重量を測定し、バイ
アル瓶に入れ、組織溶解剤NCS−II(AMERSH
AM社製)を0.5ml添加し、50℃で一晩放置して
完全に溶解させた。2.5mlの液体シンチレ−ション
カクテルを添加し、液体シンチレーションカウンター
(商標名:LC−6500、ヒューレット・パッカード
株式会社)で放射活性を測定した。
【0850】回腸型胆汁酸トランスポーター活性は、各
リングに取り込まれた放射活性を湿重量で補正し、dp
m/mg(1mg当たりの放射活性)で表した後、各群
の平均値よりバックグラウンド群の平均値を差し引いた
上でその活性とし、本発明の化合物の濃度を30μg/
mlとした時の回腸型胆汁酸トランスポーター活性の阻
害率を求めた。結果を表3に示す。
【0851】
【表3】 回腸型胆汁酸トランスポーター活性 実施例化合物番号 阻害率(%) 実施例1 83.3 実施例4 83.1 実施例11 100 実施例16 88.2 実施例17 96.0 実施例18 93.9 上記の通り、本発明の化合物は、優れた回腸型胆汁酸ト
ランスポーター阻害活性を示した。
【0852】試験例2 ハムスター反転腸管リング(hamster everted ileal ri
ngs)を用いた回腸型胆汁酸トランスポーター阻害活性
の測定 本試験例におけるの回腸型胆汁酸トランスポーター阻害
活性の測定は、[Pharm. Res., 12, 693-699(1995)]に
記載されているStewartらの方法に準じて行われた。
【0853】即ち、回腸型胆汁酸トランスポーターの材
料としてハムスター反転腸管リングを用いた。5〜7週
令のシリアン系雄性ハムスターをエーテルにより麻酔
し、回腸部分を盲端部より約10cm摘出し反転させた
後、氷冷リンゲル緩衡液中で盲端部より順に5mmずつ
カットし15個のラット反転腸管リングを得た。回腸の
部位による胆汁酸トランスポーターの発現量の違いを是
正するため、リングを回腸の上下により適当に選び出
し、3個で1群として計5群のグル−プとした。5群の
うち、1つは検体を加えないコントロール群とし、また
胆汁酸のリングへの非特異的取り込みを考慮し、100
0倍高濃度の非放射標識タウロコール酸を加えた群(バ
ックグラウンド群)を1つ設けた。残りの3群を各種検
体を加えた群とした。各リングを1mlの放射性タウロ
コール酸溶液中、37℃で5分間、90rpmの速度で
振盪しながら、回腸型胆汁酸トランスポーターによりリ
ングに放射性タウロコール酸を取り込ませた。放射性タ
ウロコール酸溶液の組成は、1.0μCi放射性タウロ
コール酸、0.037mM非放射性タウロコール酸(た
だし、バックグラウンド群は37mM)、適当濃度の各
種検体およびリンゲル緩衡液から成る。リングをリンゲ
ル緩衡液により3回洗浄した後、湿重量を測定し、バイ
アル瓶に入れ、組織溶解剤NCS−II(AMERSH
AM社製)を0.5ml添加し、50℃で一晩放置して
完全に溶解させた。2.5mlの液体シンチレ−ション
カクテルを添加し、液体シンチレーションカウンター
(商標名:LC−6500、ヒューレット・パッカード
株式会社)で放射活性を測定した。
【0854】回腸型胆汁酸トランスポーター活性は、各
リングに取り込まれた放射活性を湿重量で補正し、dp
m/mg(1mg当たりの放射活性)で表した後、各群
の平均値よりバックグラウンド群の平均値を差し引いた
上でその活性とし、本発明の化合物の濃度を1μg/m
lとした時の回腸型胆汁酸トランスポーター活性の阻害
率を求めた。結果を表4に示す。
【0855】
【表4】 回腸型胆汁酸トランスポーター活性 実施例化合物番号 阻害率(%) 実施例93 67 実施例95 76 実施例96 68 上記の通り、本発明の化合物は、優れた回腸型胆汁酸ト
ランスポーター阻害活性を示した。
【0856】 製剤例1 錠剤 実施例95の化合物 10 mg 乳糖 68.5 結晶セルロ−ス 20 カルボキシメチルスタ−チ ナトリウム 5 軽質無水ケイ酸 0.5 ステアリン酸 マグネシウム 105 mg
【0857】
【発明の効果】本発明の4−オキソキノリン誘導体、そ
の薬理上許容される塩、そのエステル又はその他の誘導
体は、優れた回腸型胆汁酸トランスポーター阻害作用を
有し、副作用も低く、動脈硬化症又は高脂血症の予防剤
又は治療剤として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/66 A61K 31/66 A61P 3/06 A61P 3/06 9/10 9/10 43/00 111 43/00 111 C07D 295/08 C07D 295/08 Z 401/12 401/12 409/12 409/12 471/08 471/08 487/08 487/08 (72)発明者 池田 拓也 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 河野 圭太 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 Fターム(参考) 4C031 PA06 4C050 AA03 BB07 CC07 EE02 FF01 GG01 HH04 4C063 AA01 BB08 CC14 CC34 CC54 CC92 DD03 DD10 DD12 DD14 EE01 4C065 AA09 BB09 CC01 DD01 EE02 HH01 HH02 JJ01 JJ04 JJ05 KK01 LL01 PP12 4C086 AA01 AA02 AA03 BC28 BC50 BC73 CB09 DA34 GA04 GA07 GA08 GA13 MA01 MA04 NA14 ZA45 ZC02 ZC33

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 又は一般式(II) 【化2】 [式中、 R1は、アリール基、又はハロゲン原子、低級アルキル
    基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アル
    コキシ基、低級アルキルチオ基、シアノ基及びジ−低級
    アルキルアミノ基からなる群から選択される基で1乃至
    3個置換されたアリール基を示し、 R2は、低級アルキル基、低級アルケニル基又は低級ア
    ルキニル基を示し、 R3は、式−A−D−E−Gn+(X-nを有する基(上
    記式中、 Aは、酸素原子、硫黄原子、式−CH2O−を有する基
    又は式−CH2S−を有する基を示し、 Dは、C1−C12アルキレン基、炭素鎖中に酸素原子若
    しくは硫黄原子を有するC2−C12アルキレン基又は炭
    素鎖中にアリール基を有するC2−C12アルキレン基を
    示し、 Eは、単結合、式−NR8CO−を有する基又は式−C
    ONR8−を有する基(上記式中、R8は、水素原子又は
    低級アルキル基を示す。)を示し、 Gn+は、(i)置換基群bから選択される基で置換された
    低級アルキル基及び低級アルキル基からなる群から選択
    される基で、同一又は異なって3個置換されたアンモニ
    オ基、(ii)環上の窒素原子がEと結合することによりア
    ンモニオ基であり、更に置換基群bから選択される基で
    置換された低級アルキル基及び置換基群bからなる群か
    ら選択される基で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼ
    ン環と縮合してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジ
    ニオ基若しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素
    原子を介してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素
    原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されること
    により形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼン環
    と縮合してもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基若しく
    はピリミジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介してEと結
    合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基
    で置換されることにより形成されるアンモニオ基であ
    る、1−ピペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若しくは
    4−モルホリニオ基、(v)置換基群bから選択される基
    で置換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ基
    からなる群から選択される基で置換されてもよい、1−
    (1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
    しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.
    2.2]オクチル)基、(vi)環上の炭素原子を介してE
    と結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級ア
    ルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成され
    るアンモニオ基である、(1−アゾニアビシクロ[2.
    2.2]オクチル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニ
    アビシクロ[2.2.2]オクチル)基、(vii)オキソ
    基又はヒドロキシ基で1乃至3個置換されてもよい、1
    −テトラヒドロチオフェニオ基若しくは1−テトラヒド
    ロチオピラニオ基、(viii)置換基群bから選択される基
    で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基からな
    る群から選択される基で、同一又は異なって2個置換さ
    れたスルホニオ基、(ix)置換基群bから選択される基で
    置換された低級アルキル基及び低級アルキル基からなる
    群から選択される基で、同一又は異なって3個置換され
    たホスホニオ基、又は(x)環上の窒素原子を介してEと
    結合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ
    基で置換されることにより形成されるアンモニオ基であ
    る、1−ピロリジニオ基を示し、 X-は、アニオンを示し、 nは、1又は2の整数を示す。)を示し、 R4、R6及びR7は、同一又は異なって、水素原子又は
    置換基群aから選択される基を示し、 R5は、水素原子又は置換基群bから選択される基を示
    し、 環Arは、アリール基又は置換基群bから選択される基
    で1乃至3個置換されたアリール基を示し、 置換基群aは、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロ
    キシ基、低級アルコキシ基及び低級アルキルチオ基から
    なる群を示し、 置換基群bは、ハロゲン原子、低級アルキル基、シアノ
    基、ニトロ基並びに式−OR9、式−OCONR910
    式−NR910、式−NR8COR9、式−CO29及び
    式−CONR910を有する基(上記式中、R8は、前述
    したものと同意義を示し、R9及びR10は、同一又は異
    なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
    基、アリール基又は置換基群aから選択される基で1乃
    至3個置換されたアリール基を示す。)からなる群を示
    す。]を有する4−オキソキノリン誘導体、その薬理上
    許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体。
  2. 【請求項2】請求項1において、 R1は、アリール基、又はハロゲン原子、低級アルキル
    基、ハロゲノ低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アル
    コキシ基及び低級アルキルチオ基からなる群から選択さ
    れる基で1乃至3個置換されたアリール基を示し、 R2は、低級アルキル基、低級アルケニル基又は低級ア
    ルキニル基を示し、 R3は、式−A−D−E−Gn+(X-nを有する基(上
    記式中、 Aは、酸素原子、硫黄原子、式−CH2O−を有する基
    又は式−CH2S−を有する基を示し、 Dは、C1−C12アルキレン基、炭素鎖中に酸素原子若
    しくは硫黄原子を有するC2−C12アルキレン基又は炭
    素鎖中にアリール基を有するC2−C12アルキレン基を
    示し、 Eは、単結合又は式−NR8CO−を有する基(上記式
    中、R8は、水素原子又は低級アルキル基を示す。)を
    示し、 Gn+は、(i)置換基群bから選択される基で置換された
    低級アルキル基及び低級アルキル基からなる群から選択
    される基で、同一又は異なって3個置換されたアンモニ
    オ基、(ii)環上の窒素原子がEと結合することによりア
    ンモニオ基であり、更に置換基群bから選択される基で
    置換された低級アルキル基及び置換基群bからなる群か
    ら選択される基で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼ
    ン環と縮合してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジ
    ニオ基若しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素
    原子を介してEと結合し、環上の少なくとも1つの窒素
    原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されること
    により形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼン環
    と縮合してもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基若しく
    はピリミジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介してEと結
    合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基
    で置換されることにより形成されるアンモニオ基であ
    る、1−ピペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若しくは
    4−モルホリニオ基、(v)置換基群bから選択される基
    で置換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ基
    からなる群から選択される基で置換されてもよい、1−
    (1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
    しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.
    2.2]オクチル)基、(vi)環上の炭素原子を介してE
    と結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級ア
    ルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成され
    るアンモニオ基である、(1−アゾニアビシクロ[2.
    2.2]オクチル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニ
    アビシクロ[2.2.2]オクチル)基、(vii)オキソ
    基又はヒドロキシ基で1乃至3個置換されてもよい、1
    −テトラヒドロチオフェニオ基若しくは1−テトラヒド
    ロチオピラニオ基、(viii)置換基群bから選択される基
    で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基からな
    る群から選択される基で、同一又は異なって2個置換さ
    れたスルホニオ基、又は(ix)置換基群bから選択される
    基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基から
    なる群から選択される基で、同一又は異なって3個置換
    されたホスホニオ基を示し、 X-は、アニオンを示し、 nは、1又は2の整数を示す。)を示し、 R4、R6及びR7は、同一又は異なって、水素原子又は
    置換基群aから選択される基を示し、 R5は、水素原子又は置換基群bから選択される基を示
    し、 環Arは、アリール基又は置換基群bから選択される基
    で1乃至3個置換されたアリール基を示し、 置換基群aは、ハロゲン原子、低級アルキル基、ヒドロ
    キシ基、低級アルコキシ基及び低級アルキルチオ基から
    なる群を示し、 置換基群bは、ハロゲン原子、低級アルキル基、シアノ
    基、ニトロ基並びに式−OR9、式−OCONR910
    式−NR910、式−NR8COR9、式−CO29及び
    式−CONR910を有する基(上記式中、R8は、前述
    したものと同意義を示し、R9及びR10は、同一又は異
    なって、水素原子、低級アルキル基、アリール基又は置
    換基群aから選択される基で1乃至3個置換されたアリ
    ール基を示す。)からなる群を示す化合物、その薬理上
    許容される塩、そのエステル又はその他の誘導体。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、一般式(I)を
    有する化合物又はその薬理上許容される塩。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、一般式(II)
    を有する化合物又はその薬理上許容される塩。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4より選択されるいずれか一
    項において、 R1が、アリール基、又はハロゲン原子、低級アルキル
    基及び低級アルコキシ基からなる群から選択される基で
    1乃至3個置換されたアリール基である化合物又はその
    薬理上許容される塩。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4より選択されるいずれか一
    項において、 R1が、フェニル基、又は、弗素原子、塩素原子、C1
    2アルキル基及びC1−C2アルコキシ基からなる群か
    ら選択される基で1乃至3個置換されたフェニル基であ
    る化合物又はその薬理上許容される塩。
  7. 【請求項7】請求項1乃至4より選択されるいずれか一
    項において、 R1が、弗素原子又は塩素原子で1乃至3個置換された
    フェニル基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  8. 【請求項8】請求項1乃至4より選択されるいずれか一
    項において、 R1が、3−フルオロフェニル基、3,5−ジクロロフ
    ェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基又は3,5−
    ジフルオロフェニル基である化合物又はその薬理上許容
    される塩。
  9. 【請求項9】請求項1乃至4より選択されるいずれか一
    項において、 R1が、3,5−ジフルオロフェニル基である化合物又
    はその薬理上許容される塩。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9より選択されるいずれか
    一項において、 R2が、低級アルキル基、C2−C3アルケニル基又はC2
    −C3アルキニル基である化合物又はその薬理上許容さ
    れる塩。
  11. 【請求項11】請求項1乃至9より選択されるいずれか
    一項において、 R2が、低級アルキル基である化合物又はその薬理上許
    容される塩。
  12. 【請求項12】請求項1乃至9より選択されるいずれか
    一項において、 R2が、C1−C4アルキル基である化合物又はその薬理
    上許容される塩。
  13. 【請求項13】請求項1乃至9より選択されるいずれか
    一項において、 R2が、C1−C2アルキル基である化合物又はその薬理
    上許容される塩。
  14. 【請求項14】請求項1乃至13より選択されるいずれ
    か一項において、 Aが、酸素原子又は硫黄原子である化合物又はその薬理
    上許容される塩。
  15. 【請求項15】請求項1乃至13より選択されるいずれ
    か一項において、 Aが、酸素原子である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  16. 【請求項16】請求項1乃至15より選択されるいずれ
    か一項において、 Dが、C1−C12アルキレン基、又は炭素鎖中に酸素原
    子若しくは硫黄原子を有するC2−C12アルキレン基で
    ある化合物又はその薬理上許容される塩。
  17. 【請求項17】請求項1乃至15より選択されるいずれ
    か一項において、 Dが、C4−C10アルキレン基、又は炭素鎖中に酸素原
    子若しくは硫黄原子を1又は2個有するC2−C6アルキ
    レン基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  18. 【請求項18】請求項1乃至15より選択されるいずれ
    か一項において、 Dが、C4−C10アルキレン基である化合物又はその薬
    理上許容される塩。
  19. 【請求項19】請求項1乃至15より選択されるいずれ
    か一項において、 Dが、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基又はオクタ
    メチレン基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  20. 【請求項20】請求項1乃至15より選択されるいずれ
    か一項において、 Dが、炭素鎖中にアリール基を有するC2−C12アルキ
    レン基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  21. 【請求項21】請求項1乃至15より選択されるいずれ
    か一項において、 Dが、炭素鎖中にアリール基を有するC2−C4アルキレ
    ン基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  22. 【請求項22】請求項1乃至15より選択されるいずれ
    か一項において、 Dが、炭素鎖中にフェニル基を有するC2−C4アルキレ
    ン基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  23. 【請求項23】請求項1乃至22より選択されるいずれ
    か一項において、 Eが、単結合である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  24. 【請求項24】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(i)式−OR9を有する基又は
    式−NR910を有する基で置換された低級アルキル基
    及び低級アルキル基からなる群から選択される基で、同
    一又は異なって3個置換されたアンモニオ基、(ii)環上
    の窒素原子がEと結合することによりアンモニオ基であ
    り、更に置換基群bから選択される基で置換された低級
    アルキル基及び置換基群bからなる群から選択される基
    で1乃至3個置換されてもよく、ベンゼン環と縮合して
    もよい、1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若しくは
    1−ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素原子を介してE
    と結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級ア
    ルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成され
    るアンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮合してもよ
    い、ピリジニオ基、ピラジニオ基若しくはピリミジニオ
    基、(iv)環上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒
    素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されるこ
    とにより形成されるアンモニオ基である、1−ピペリジ
    ニオ基、1−ピペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ
    基、(v)置換基群bから選択される基で置換された低級
    アルキル基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選
    択される基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−
    アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)
    基、(vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少
    なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ
    基で置換されることにより形成されるアンモニオ基であ
    る、(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)
    基若しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.
    2.2]オクチル)基、(vii)オキソ基又はヒドロキシ
    基で1乃至3個置換されてもよい、1−テトラヒドロチ
    オフェニオ基、(viii)式−OR9を有する基又は式−N
    910を有する基で置換された低級アルキル基及び低
    級アルキル基からなる群から選択される基で、同一又は
    異なって2個置換されたスルホニオ基、或いは(ix)式−
    OR9を有する基又は式−NR910を有する基で置換さ
    れた低級アルキル基及び低級アルキル基からなる群から
    選択される基で、同一又は異なって3個置換されたホス
    ホニオ基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  25. 【請求項25】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(i)ヒドロキシ基又はジ−低
    級アルキルアミノ基で置換された低級アルキル基及び低
    級アルキル基からなる群から選択される基で、同一又は
    異なって3個置換されたアンモニオ基、(ii)環上の窒素
    原子がEと結合することによりアンモニオ基であり、更
    に置換基群bから選択される基で置換された低級アルキ
    ル基及び置換基群bからなる群から選択される基で1乃
    至3個置換されてもよく、ベンゼン環と縮合してもよ
    い、1−ピリジニオ基、1−ピラジニオ基若しくは1−
    ピリミジニオ基、(iii)環上の炭素原子を介してEと結
    合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキ
    ル基又はオキソ基で置換されることにより形成されるア
    ンモニオ基であり、更にベンゼン環と縮合してもよい、
    ピリジニオ基、ピラジニオ基若しくはピリミジニオ基、
    (iv)環上の窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原
    子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換されることに
    より形成されるアンモニオ基である、1−ピペリジニオ
    基、1−ピペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ基、
    (v)置換基群bから選択される基で置換された低級アル
    キル基、置換基群b及びオキソ基からなる群から選択さ
    れる基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビシク
    ロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ
    −1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基、
    (vi)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なく
    とも1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で
    置換されることにより形成されるアンモニオ基である、
    (1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
    しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.
    2]オクチル)基、(vii) 1−テトラヒドロチオフェニ
    オ基、(viii)ヒドロキシ基又はジ−低級アルキルアミノ
    基で置換された低級アルキル基及び低級アルキル基から
    なる群から選択される基で、同一又は異なって2個置換
    されたスルホニオ基、或いは(ix)ヒドロキシ基又はジ−
    低級アルキルアミノ基で置換された低級アルキル基及び
    低級アルキル基からなる群から選択される基で、同一又
    は異なって3個置換されたホスホニオ基である化合物又
    はその薬理上許容される塩。
  26. 【請求項26】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(i)トリ−低級アルキルアン
    モニオ基、(ii)環上の窒素原子がEと結合することによ
    りアンモニオ基であり、更に置換基群bから選択される
    基で置換された低級アルキル基及び置換基群bからなる
    群から選択される基で1乃至3個置換されてもよく、ベ
    ンゼン環と縮合してもよい、1−ピリジニオ基、1−ピ
    ラジニオ基若しくは1−ピリミジニオ基、(iii)環上の
    炭素原子を介してEと結合し、環上の少なくとも1つの
    窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換される
    ことにより形成されるアンモニオ基であり、更にベンゼ
    ン環と縮合してもよい、ピリジニオ基、ピラジニオ基若
    しくはピリミジニオ基、(iv)環上の窒素原子を介してE
    と結合し、更に該窒素原子が、低級アルキル基又はオキ
    ソ基で置換されることにより形成されるアンモニオ基で
    ある、1−ピペリジニオ基、1−ピペラジニオ基若しく
    は4−モルホリニオ基、(v)置換基群bから選択される
    基で置換された低級アルキル基、置換基群b及びオキソ
    基からなる群から選択される基で置換されてもよい、1
    −(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基
    若しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.
    2.2]オクチル)基、(vi)環上の炭素原子を介してE
    と結合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級ア
    ルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成され
    るアンモニオ基である、(1−アゾニアビシクロ[2.
    2.2]オクチル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニ
    アビシクロ[2.2.2]オクチル)基、(viii)ジ−低
    級アルキルスルホニオ基、或いは(ix)トリ−低級アルキ
    ルホスホニオ基である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  27. 【請求項27】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(ii)環上の窒素原子がEと結
    合することによりアンモニオ基であり、更に置換基群b
    から選択される基で置換された低級アルキル基及び置換
    基群bからなる群から選択される基で1乃至3個置換さ
    れてもよく、ベンゼン環と縮合してもよい、1−ピリジ
    ニオ基、1−ピラジニオ基若しくは1−ピリミジニオ
    基、(iii)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の
    少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキ
    ソ基で置換されることにより形成されるアンモニオ基で
    あり、更にベンゼン環と縮合してもよい、ピリジニオ
    基、ピラジニオ基若しくはピリミジニオ基、(iv)環上の
    窒素原子を介してEと結合し、更に該窒素原子が、低級
    アルキル基又はオキソ基で置換されることにより形成さ
    れるアンモニオ基である、1−ピペリジニオ基、1−ピ
    ペラジニオ基若しくは4−モルホリニオ基、(v)置換基
    群bから選択される基で置換された低級アルキル基、置
    換基群b及びオキソ基からなる群から選択される基で置
    換されてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ[2.
    2.2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−1−ア
    ゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基、或いは(v
    i)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なくと
    も1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置
    換されることにより形成されるアンモニオ基である、
    (1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若
    しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.
    2]オクチル)基である化合物又はその薬理上許容され
    る塩。
  28. 【請求項28】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(ii)置換基群bから選択され
    る基で置換された低級アルキル基及び置換基群bからな
    る群から選択される基で1乃至3個置換されてもよく、
    更にベンゼン環と縮合してもよい1−ピリジニオ基、(i
    ii)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の少なく
    とも1つの窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で
    置換されることにより形成されるアンモニオ基であり、
    更にベンゼン環と縮合してもよいピリジニオ基、(iv)環
    上の窒素原子が、低級アルキル基又はオキソ基で置換さ
    れることにより形成されるアンモニオ基である1−ピペ
    リジニオ基、(v)置換基群bから選択される基で置換さ
    れた低級アルキル基、置換基群b及びオキソ基からなる
    群から選択される基で置換されてもよい、1−(1−ア
    ゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1
    −(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
    クチル)基、或いは(vi)環上の炭素原子を介してEと結
    合し、環上の少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキ
    ル基で置換されることにより形成されるアンモニオ基で
    ある、(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチ
    ル)基若しくは(4−アザ−1−アゾニアビシクロ
    [2.2.2]オクチル)基である化合物又はその薬理
    上許容される塩。
  29. 【請求項29】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(ii)置換基群bから選択され
    る基で1乃至3個置換されてもよい、1−ピリジニオ
    基、(iii)環上の炭素原子を介してEと結合し、環上の
    少なくとも1つの窒素原子が、低級アルキル基で置換さ
    れることにより形成されるアンモニオ基であるピリジニ
    オ基、(iv)環上の窒素原子が、低級アルキル基で置換さ
    れることにより形成されるアンモニオ基である1−ピペ
    リジニオ基、或いは(v)置換基群b及びオキソ基から選
    択される基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−
    アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)
    基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  30. 【請求項30】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(ii)低級アルキル基、式−O
    9を有する基又は式−NR910を有する基で置換され
    てもよい1−ピリジニオ基、或いは(v)低級アルキル
    基、式−OR9を有する基、式−NR910を有する基又
    はオキソ基で置換されてもよい、1−(1−アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクチル)基若しくは1−(4−
    アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)
    基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  31. 【請求項31】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(ii)低級アルキル基、ヒドロ
    キシ基、低級アルコキシ基又はジ−低級アルキルアミノ
    基で置換されてもよい、1−ピリジニオ基、或いは(v)
    低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、ジ
    −低級アルキルアミノ基又はオキソ基で置換されてもよ
    い、1−(1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチ
    ル)基若しくは1−(4−アザ−1−アゾニアビシクロ
    [2.2.2]オクチル)基である化合物又はその薬理
    上許容される塩。
  32. 【請求項32】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(ii)ヒドロキシ基又は低級ア
    ルコキシ基で置換されてもよい、1−ピリジニオ基、或
    いは(v)低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキ
    シ基、ジ−低級アルキルアミノ基又はオキソ基で置換さ
    れてもよい、1−(1−アゾニアビシクロ[2.2.
    2]オクチル)基若しくは1−(4−アザ−1−アゾニ
    アビシクロ[2.2.2]オクチル)基である化合物又
    はその薬理上許容される塩。
  33. 【請求項33】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、1−ピリジニオ基、1−(1
    −アゾニアビシクロ[2.2.2]オクチル)基又は1
    −(4−アザ−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オ
    クチル)基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  34. 【請求項34】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(iv)環上の窒素原子が、低級
    アルキル基で置換されることにより形成されるアンモニ
    オ基である1−ピペリジニオ基である化合物又はその薬
    理上許容される塩。
  35. 【請求項35】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(ii)式−CO29を有する基
    又は式−CONR910を有する基或いはアリール基で
    置換された1−ピリジニオ基である化合物又はその薬理
    上許容される塩。
  36. 【請求項36】請求項1乃至23より選択されるいずれ
    か一項において、Gn+が、(ii)アリール基で置換された
    1−ピリジニオ基である化合物又はその薬理上許容され
    る塩。
  37. 【請求項37】請求項1乃至36より選択されるいずれ
    か一項において、 X-が、ハロゲンイオンである化合物又はその薬理上許
    容される塩。
  38. 【請求項38】請求項1乃至37より選択されるいずれ
    か一項において、 R5が、水素原子、式−OR9を有する基又は式−NR9
    10を有する基である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  39. 【請求項39】請求項1乃至37より選択されるいずれ
    か一項において、 R5が、式−OR9を有する基である化合物又はその薬理
    上許容される塩。
  40. 【請求項40】請求項1乃至37より選択されるいずれ
    か一項において、 R5が、低級アルコキシ基である化合物又はその薬理上
    許容される塩。
  41. 【請求項41】請求項1乃至40より選択されるいずれ
    か一項において、 R4、R6及びR7が、同一又は異なって、水素原子、ハ
    ロゲン原子、低級アルキル基又は低級アルコキシ基であ
    る化合物又はその薬理上許容される塩。
  42. 【請求項42】請求項1乃至40より選択されるいずれ
    か一項において、 R4、R6及びR7が、同一又は異なって、水素原子、弗
    素原子、塩素原子、C1−C2アルキル基又はC1−C2
    ルコキシ基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  43. 【請求項43】請求項1乃至40より選択されるいずれ
    か一項において、 R4、R6及びR7が、水素原子である化合物又はその薬
    理上許容される塩。
  44. 【請求項44】請求項1乃至40より選択されるいずれ
    か一項において、 R4、R6及びR7が、メトキシ基である化合物又はその
    薬理上許容される塩。
  45. 【請求項45】請求項1乃至44より選択されるいずれ
    か一項において、 環Arが、置換基群bから選択される基で1乃至3個置
    換されたアリール基である化合物又はその薬理上許容さ
    れる塩。
  46. 【請求項46】請求項1乃至44より選択されるいずれ
    か一項において、 環Arが、式−OR9を有する基及び式−NR910を有
    する基から選択される基で1乃至3個置換されたアリー
    ル基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  47. 【請求項47】請求項1乃至44より選択されるいずれ
    か一項において、 環Arが、式−OR9を有する基で1乃至3個置換され
    たアリール基である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  48. 【請求項48】請求項1乃至44より選択されるいずれ
    か一項において、 環Arが、低級アルコキシ基で1乃至3個置換されたア
    リール基である化合物又はその薬理上許容される塩。
  49. 【請求項49】請求項1乃至44より選択されるいずれ
    か一項において、 環Arが、3−メトキシフェニル基又は3、5−ジメト
    キシフェニル基である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  50. 【請求項50】請求項1乃至44より選択されるいずれ
    か一項において、 環Arが、3、5−ジエトキシフェニル基又は3−エト
    キシ−5−プロポキシフェニル基である化合物又はその
    薬理上許容される塩。
  51. 【請求項51】請求項1乃至50より選択されるいずれ
    か一項において、 nが、1の整数である化合物又はその薬理上許容される
    塩。
  52. 【請求項52】請求項1又は2において、 1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
    ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
    ル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]ピリジニウ
    ム クロリド、 1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
    ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
    ル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクタン クロリド、 1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
    ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
    ル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]-4-アザ-1-
    アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン クロリド、 1-[2-[3-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカ
    ルバモイル]-7-メトキシ-4-オキソ-4H-キノリン-1-イ
    ル]-5-メトキシフェノキシメチル]ベンジル]-4-アザ-1-
    アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
    モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]ピリジニウム
    ブロミド、 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
    モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1-アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクタン クロリド、 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
    モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-1-アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
    モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-4-アザ-1-ア
    ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン クロリド、 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
    モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル]-4-アザ-1-ア
    ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
    モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルスルファニル]へプチル]ピリジ
    ニウム ブロミド、 1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバ
    モイル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルスルファニル]へプチル]-1-アゾ
    ニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、及び1-[7-
    [3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイ
    ル]-1-(3,5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒド
    ロキノリン-7-イルスルファニル]へプチル]-4-アザ-1-
    アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミドより選
    択されるいずれか1つの化合物又はその薬理上許容され
    る塩。
  53. 【請求項53】請求項1又は2において、1-(7-[1-(3,
    5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニ
    ル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
    ノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-4-アザ-1-アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、1-[7-[3-[N-(3,
    5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,
    5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
    ン-7-イルオキシ]へプチル]-1-メチルピペリジニウム
    ブロミド、1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-
    (3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-
    オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチ
    ル)-1-メチルピペリジニウム ブロミド、1-(7-[1-(3,
    5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニ
    ル)-N-エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4
    -ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル)-1-メチル
    ピペリジニウム ブロミド、1-(7-[1-(3,5-ジエトキシ
    フェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
    カルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
    ノリン-7-イルオキシ]へプチル)-4-アザ-1-アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、1-(8-[1-(3,5-
    ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)
    -N-エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1-ア
    ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン ブロミド、1-[7-[1
    -(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフ
    ェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒ
    ドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチルピペリ
    ジニウム ブロミド、及び1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオ
    ロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-
    プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
    7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
    [2.2.2]オクタン ブロミドより選択されるいずれか
    1つの化合物又はその薬理上許容される塩。
  54. 【請求項54】請求項1又は2において、1-(7-[1-(3,
    5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニ
    ル)-N-エチルカルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
    ノリン-7-イルオキシ]ヘプチル)-4-アザ-1-アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクタン クロリド、1-[7-[3-[N-(3,
    5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3,
    5-ジメトキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリ
    ン-7-イルオキシ]へプチル]-1-メチルピペリジニウム
    クロリド、1-(8-[1-(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-
    (3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-4-
    オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチ
    ル)-1-メチルピペリジニウム クロリド、1-(7-[1-(3,
    5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニ
    ル)-N-エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4
    -ジヒドロキノリン-7-イルオキシ]へプチル)-1-メチル
    ピペリジニウム クロリド、1-(7-[1-(3,5-ジエトキシ
    フェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)-N-エチル
    カルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジヒドロキ
    ノリン-7-イルオキシ]へプチル)-4-アザ-1-アゾニアビ
    シクロ[2.2.2]オクタン クロリド、1-(8-[1-(3,5-
    ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフェニル)
    -N-エチルカルバモイル]-5-メトキシ-4-オキソ-1,4-ジ
    ヒドロキノリン-7-イルオキシ]オクチル)-4-アザ-1-ア
    ゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン クロリド、1-[7-[1
    -(3,5-ジエトキシフェニル)-3-[N-(3,5-ジフルオロフ
    ェニル)-N-エチル-カルバモイル]-4-オキソ-1,4-ジヒ
    ドロキノリン-7-イルオキシ]ヘプチル]-1-メチルピペリ
    ジニウム クロリド、及び1-[7-[3-[N-(3,5-ジフルオ
    ロフェニル)-N-エチルカルバモイル]-1-(3-エトキシ-5-
    プロポキシフェニル)-4-オキソ-1,4-ジヒドロキノリン-
    7-イルオキシ]ヘプチル]-4-アザ-1-アゾニアビシクロ
    [2.2.2]オクタン クロリドより選択されるいずれか
    1つの化合物又はその薬理上許容される塩。
  55. 【請求項55】請求項1乃至54より選択されるいずれ
    か一項に記載された化合物、その薬理上許容される塩、
    そのエステル又はその他の誘導体を有効成分として含有
    する医薬組成物。
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