JP2003212335A - 表裏反転装置及びその使用方法 - Google Patents
表裏反転装置及びその使用方法Info
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- JP2003212335A JP2003212335A JP2002012020A JP2002012020A JP2003212335A JP 2003212335 A JP2003212335 A JP 2003212335A JP 2002012020 A JP2002012020 A JP 2002012020A JP 2002012020 A JP2002012020 A JP 2002012020A JP 2003212335 A JP2003212335 A JP 2003212335A
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Abstract
優れた表裏反転装置及びその使用方法を提供する。 【解決手段】 表裏反転装置1内に送られた製品Xを、
エアー発生手段6a,6b,6c,6dによって形成し
た気流の作用によって、第1搬送路R1を搬送させ、反
転用ストッパー4の反転用溝4aにより、製品Xを、そ
の前後を入れ替え、かつ反転して搬送する。そして、落
下した製品Xは、第2搬送路R3を通り、その先端が回
転テーブル・コンベア100の表面に突き当たる。この
とき、反転戻り防止ガイド5の内面5aによって製品X
をガイドすることで、後端側から搬送方向に向かって倒
れてしまうことはなく、製品Xをスムーズに先端側から
回転テーブル・コンベア100によって搬送させる。
Description
裏を反転させる表裏反転装置及びその使用方法に関する
ものである。
選別機,用紙等のシートに文字や絵を印刷するための印
刷機,製品加工を行うための加工機などにおいて、ワー
クの表裏を反転させる必要がある場合に、自動的にワー
クの表裏を反転させるための表裏反転装置が利用されて
いる。
の代表的な例としては、ピックアンドプレース方式とベ
ルトコンベア方式が知られている。
に載置されている製品のうち反転したい製品を位置決め
停止後に、機械式ハンドなどで製品をチャックし、この
チャックした製品をテーブル外へ移動させて回転機器な
どで反転させた後に、再度、テーブル上に戻す方式であ
る。
製品をベルトコンベアによってUターンさせるように搬
送することで、製品を反転させる方式である。ベルトコ
ンベア方式について、図7を参照して説明する。図7は
従来技術に係る表裏反転装置の模式図である。
置は、内側ベルト200と外側ベルト300とを備えて
おり、これらによって、Uターンする経路を形成してい
る。
方向にベルトコンベア等によって搬送されてきた製品
(ここではOリング)Xを、内側ベルト200と外側ベ
ルト300によって挟み込み、各ベルトによって製品X
を挟み込みながら搬送する。
ン経路を搬送し、その後、表裏反転装置外部へと送り出
し、再び、図中矢印R300方向にベルトコンベア等に
よって搬送させる。
ーンする経路を搬送することによって、製品を反転させ
ることができる。なお、製品Xの搬送向きに関しては、
表裏反転装置に送り込まれる前も、送り出された後も、
いずれも搬送方向先端X1側と、後端X2側の位置関係
はそのままである。
式の表裏反転装置の場合には、装置構造が複雑であり、
装置の小型化が困難で、また故障が多いという問題があ
る。また、製品を掴む必要があるため、掴んだ際の痕が
残ってしまったり、製品を掴んだまま挟まってしまった
りする問題がある。また、製品を反転する際に、製品の
流れを停止しなければならないため、間欠運転となり、
作業効率が悪いという問題もある。更に、製品の寸法形
状等が異なると、それに応じて製品を掴む治具が必要と
なるため、多種多様な製品への対応が面倒であるという
問題もある。
の場合には、装置構造は比較的単純であるものの、製品
を搬送するのに必要なUターン路を設けるためには、装
置の小型化に限度があった。また、製品がUターン路を
通過する際に、内側のプーリーの部分と外側のベルトと
の間で比較的強い曲げ力が働くため、製品が変形してし
まう問題があった。また、装置の構成上、表裏反転装置
に送り込む前と送り出す後で、それぞれ異なる面で製品
を運ばなければならず、製品の搬送設計上制約が大きい
という問題があった。更に、製品を所定の箇所に静止さ
せた状態のまま、表裏反転装置を移動させることによっ
ては、製品の反転が不可能であるという制約もあった。
例えば、特開平2−221014号公開公報,特開平7
−228332号公開公報、あるいは特開平8−231
031号公開公報に開示されたもののように、製品の裏
面からエアーを吹き付けて、製品を反転させる技術もあ
る。
ば、Oリングのように、製品に表裏を貫通する孔がある
ようなものの場合には、適用できないという問題があ
る。
術に係る表裏反転装置の場合には、製品に悪影響を与え
たり、装置の小型化が困難であったり、製品の搬送設計
上の制約が大きかったり、各種製品に応用するのに制約
が大きいなどの問題があった。
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成で、作業性,品質性及び利便性に優れた表裏反転
装置及びその使用方法を提供することにある。
に本発明にあっては、反転対象物を反転させるための反
転通路を有する反転ガイド部を設け、反転対象物がこの
反転通路を通るように反転対象物を搬送させることで、
反転対象物を反転させるように構成した。
反転通路に沿って搬送されるだけで反転することにな
る。また、反転通路以外に必要と考えられる通路として
は、装置外部から反転通路に反転対象物を導くための通
路と、反転通路から装置外部へ反転対象物を導くための
通路があるが、これらは、その方向等の制限は少なく、
自由度が大きい。
生させるエアー発生手段を、気流の力によって反転対象
物を搬送させるようにすることによって、反転対象物に
対しては、必要以上の力が作用することはなく反転対象
物への影響が小さい。また、搬送可能な反転対象物の形
状等の制限が少ない。つまり、反転可能な対象物の適用
範囲が大きい。
によって製品を搬送すると共に、製品は搬送路に沿って
搬送されるだけで反転が行われるため、製品がその表裏
方向に貫通する孔を有する場合であっても、好適に表裏
反転動作が行われる。
後を入れ替えつつ、該反転対象物を反転させて、更に下
流へと搬送させる構成により実現できる。
に、搬送される反転対象物の先端を突き当てさせて、該
反転対象物を後端側から下方へと落下させることで、該
反転対象物の前後を入れ替えつつ、該反転対象物を反転
させるストッパーを設けることによって、上述した反転
通路を構成できる。
よって反転させた反転対象物を、反転させた状態を維持
させつつ略水平方向への搬送に導く反転戻り防止ガイド
を設けることで、より確実に反転対象物を反転できる。
象物を搬送する搬送路上に表裏反転装置を設置してお
き、反転対象物を設置した表裏反転装置内に導き、反転
終了後に、再び反転対象物を搬送路上に排出させるよう
にして使用できる。
としては、コンベアや回転テーブルなどが適用可能であ
る。
は、表裏反転装置を、反転対象物が載置された載置台上
を走行させることによって、反転対象物を走行する表裏
反転装置内に導き、反転終了後に、再び反転対象物を載
置台上に排出させるようにして使用できる。
いし、手動でも良い。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
形態に係る表裏反転装置及びその使用方法について説明
する。図1は本発明の実施の形態に係る表裏反転装置の
使用状態を示す模式的断面図である。図2は本発明の実
施の形態に係る表裏反転装置の使用状態を示す平面図で
ある。
転対象物となる製品Xを搬送させ、表裏反転装置1は静
止させて使用することもできるし、製品Xを静止させて
おき、表裏反転装置1を走行させて使用することもでき
るが、以下の説明では前者の場合を例にして説明する。
なお、本実施の形態に係る表裏反転装置1においては、
反転対象物は完成した製品に限らず、部品等を適用する
こともできる。
の回転テーブル・コンベア100の搬送経路上に、表裏
反転装置を設置して使用する場合を例にして説明する。
また、製品XがOリングであり、Oリングの表と裏の表
面に傷等の損傷があるか否かを検査するために、表裏反
転装置を利用する場合を例にして説明する。
は、概略、土台となるスロープ2と、スロープ2との間
でそれぞれ反転対象物となる製品Xの搬送通路を形成す
る、スロープカバー3,反転用ストッパー4,反転戻り
防止ガイド5と、を備える。
00による製品Xの搬送方向下流側に向かって徐々に上
方に向けて傾斜する第1傾斜面2aと、第1傾斜面2a
の下流側端部で、急激に下方に傾斜する第2傾斜面2b
と、を備えている。
スロープカバー3が設けられており、第1傾斜面2aと
スロープカバー3の内面3aとの間で、製品Xを表裏反
転装置1内部に導くための第1搬送路R1を形成してい
る。なお、スロープ2(特に第1傾斜面2aの部分)と
スロープカバー3によって、ガイド部を構成している。
側には、搬送方向に対して、幅方向に一対の入口ガイド
7が設けられている。これにより、回転テーブル・コン
ベア100によって搬送される製品が、幅方向に位置が
ずれていたとしても、入口ガイド7によって、安定して
スロープ20に導くことができる。
bへと移る部分に対向する位置に反転用ストッパー4が
設けられている。反転用ストッパー4の内側(下側)に
は反転用溝4aが設けられており、この反転用溝4aに
よって、製品Xを反転させるための反転通路R2を形成
している。なお、スロープ2(特に第1傾斜面2aと第
2傾斜面2bの境界付近)と反転用ストッパー4及び反
転戻り防止ガイド5によって反転ガイド部を構成してい
る。
転用溝4aによって反転用ストッパー4の内部に導か
れ、製品Xの先端が反転用溝4aの内周壁面(底面)に
突き当たり、製品Xはその後端側から下方に落下して、
その後端側を搬送方向先端とすることによって、製品X
の前後が入れ替わり、かつ製品Xは反転して搬送される
ように構成されている。
が、スロープ2の第1傾斜面2aの傾斜角度よりも大き
く設定されている。これは、反転用溝4aの内周壁面に
突き当たった製品Xが、再び、後端側から第1傾斜面2
aに戻ってしまうことを防止するためである。これによ
り、製品Xはスムーズに落下していくことになる。
転戻り防止ガイド5が設けられており、第2傾斜面2b
と反転戻り防止ガイド5の内面5aとの間で、反転され
た製品Xを、反転した状態を維持したまま、表裏反転装
置1の外部に排出させるための第2搬送路R3を形成し
ている。
転通路R2によって先端と後端が入れ替わりつつ反転し
て下方へと落下するが、その先端(第1搬送路R1にお
いては後端)が回転テーブル・コンベア100の表面に
突き当たった衝撃で、再び反対側に倒れて、表裏が元に
戻ってしまうことを防止する構成である。
表裏反転装置1の外部に排出される過程で、製品Xの先
端(第1搬送路R1においては後端)が、そのまま搬送
方向先端に向くように、反転戻り防止ガイド5の内面5
aによって、製品Xの倒れを防止している。
1側から反転通路R2を通って第2搬送路R3に向かっ
て流れる気流を発生させるためのエアー発生手段6a,
6b,6c,6dが設けられている。
によって吐出されるエアーを搬送通路内に導くためのエ
アー吐出口3b,3c,3dがそれぞれスロープカバー
3に設けられており、同様に、エアー発生手段6dによ
って吐出されるエアーを搬送通路内に導くためのエアー
吐出口4bが反転用ストッパー4に設けられている。
要な気流が発生すれば良いので、エアー発生手段は最低
1つあれば足りる。なお、エアー発生手段を一つのみ設
ける場合には、入口付近(装置外部から装置内部への導
入部付近)に設けると良い。
吐出すると、製品Xに対して直接エアーが吹き付けられ
ることによる押出し力と、気流による吸い込み力の両方
の作用力によって製品Xは搬送されることになる。いず
れにしても、製品Xは気流による作用によって搬送され
ることになる。
における入口側から出口側に至るように形成されるた
め、製品Xの先端が、反転用溝4aの内壁面に衝突した
状態において、その後端に対して気流が作用して、製品
の後端が下方に向くのを支援する効果もある。
ア100によって、搬送されてきた製品Xは、表裏反転
装置1内へと送られる。表裏反転装置1内に送られた製
品Xは、エアー発生手段6a,6b,6c,6dによっ
て形成された気流の作用によって、第1搬送路R1を搬
送される。すなわち、製品Xは、スロープ2の第1傾斜
面2a上を上方に向かって滑り登っていく。
反転用溝4a内(反転通路R2)に進入していき、その
先端が、反転用溝4aの内壁面(底面)に突き当たり、
跳ね返って、後端側から落下して、その後端側を搬送方
向先端とする。これにより、製品Xは、その前後が入れ
替わり、かつ製品Xは反転して搬送されることになる。
り、その先端(第1搬送路R1においては後端)が回転
テーブル・コンベア100の表面に突き当たる。このと
き、反転戻り防止ガイド5の内面5aによってガイドさ
れているため、後端側から搬送方向に向かって倒れてし
まうことはなく、製品Xはスムーズに先端側から回転テ
ーブル・コンベア100によって搬送され、表裏反転装
置1の外部へと排出される。
1に送り込まれる前と後で、表裏が入れ替わって搬送さ
れることになる。
転装置によれば、製品を気流の作用によって搬送駆動す
る構成であるので、モータやシリンダなどの駆動機器が
不要のため装置構成が簡易で、装置の小型化が容易であ
り、また、装置の故障等のトラブルも少なく、低コスト
で済む。
ため、製品への悪影響(変形や傷等)を防止できる。従
って、品質性に優れる。
コンベア上を搬送したまま流れを止めることなく、製品
の反転作業を行うことができるため、作業効率に優れ
る。更に、搬送される製品同士の間隔についても無関係
に製品の反転作業を行うことができるため、作業効率に
優れる。このように、作業性に優れる。
に排出できるので、単純な回転テーブルあるいはベルト
コンベア上に表裏反転装置をそのまま設置するだけで利
用することができる。更に、上記説明では、反転後の製
品を、反転前と同一面上に排出する構成を例にして説明
したが、反転通路の前と後の搬送路は比較的自由に容易
に設計できるため、反転後の製品を、反転前とは異なる
面上に排出させることもでき、製品の搬送設計上の自由
度が大きい。
構成であるので、搬送及び反転可能な製品の寸法形状の
範囲が広く、多種多様な製品への適用範囲も広い。この
場合、搬送路及び反転通路の形状寸法等やエアーの吐出
力の調整により、多種多様な製品への適用が可能であ
る。
して、表裏反転装置を静止した状態で利用する場合を説
明したが、静止した製品に対して、表裏反転装置を手動
あるいは自動で走行させることによっても、製品を反転
することが可能であることは装置の構成上明らかであ
る。
品の搬送設計の自由度も大きく、使用方法も広いので、
利便性に優れる。
転装置と、ピックアンドプレース方式の表裏反転装置
と、ベルトコンベア方式の表裏反転装置について、それ
ぞれの特徴の比較をまとめたものを示す。
反転装置の構成に基づいて、より具体的な構成とした実
施例について、図3〜図6を参照して説明する。
の使用状態を示す模式的断面図である。図4は図3の一
部拡大図である。図5は小サイズの製品の反転の様子を
示す反転動作説明図である。図6は大サイズの製品の反
転の様子を示す反転動作説明図である。
実施の形態で説明したように、スロープ20と、スロー
プカバー30と、反転用ストッパー40と、反転戻り防
止ガイド50とを備える。
100による製品Xの搬送方向下流側に向かって徐々に
上方に向けて傾斜する第1傾斜面20aと、第1傾斜面
20aの下流側端部で、急激に下方に傾斜する第2傾斜
面20bと、を備えている。
にスロープカバー30が設けられており、第1傾斜面2
0aとスロープカバー30の内面30aとの間で、製品
Xを表裏反転装置10内部に導くための第1搬送路R1
0を形成している。
とし、製品寸法に対して余裕を持った寸法として、多種
品目への適用を可能に構成した。
に対して、製品Xを好適に導くために、入口ガイド70
及びスロープ入口シート21を設ける構成とした。
て、幅方向に一対設けられたガイドであり、回転テーブ
ル・コンベア100によって搬送される製品が、幅方向
に位置がずれていたとしても、入口ガイド70によっ
て、安定してスロープ20に導くことができる。
ブル・コンベア100の表面から浮かせた状態にする必
要があることから、スロープ20の入口側の先端も回転
テーブル・コンベア100の表面に対して隙間Sが発生
する。この場合、製品の寸法や形状によっては、製品が
スロープ20の入口側先端に引っ掛かって、好適にスロ
ープ20に製品を導くことが困難な場合も生ずる。
ように、スロープ20の入口側先端にフィルム状のスロ
ープ入口シート21を設け、このスロープ入口シート2
1の先端が回転テーブル・コンベア100の表面に摺動
させることによって隙間をなくし、製品Xを好適にスロ
ープ20に導くように構成した。
0bへと移る部分に対向する位置に反転用ストッパー4
0が設けられている。反転用ストッパー40の内側(下
側)には反転用溝40aが設けられており、この反転用
溝40aによって、製品Xを反転させるための反転通路
R20を形成している。一方、反転用溝40aに対向す
る位置、すなわち、第1傾斜面20aから第2傾斜面2
0bへと移る部分には、ジャンプ台20cを設けた。
傾斜面20aの末端部に位置し、第1傾斜面20aに沿
って滑り登ってきた製品Xを、第1傾斜面20aの角度
以上に上方にジャンプさせるためのものである。このよ
うに製品Xをジャンプさせることによって、製品Xの先
端X1を確実に反転用溝40aの最深部の内壁面まで届
かせることができ、これにより、製品Xの後端X2がジ
ャンプ台20cを通り過ぎてスムーズに後端X2側から
製品Xを落下させることができる。
長さ等の位置関係によって、製品Xがその先端X1側か
ら第2搬送路R30に落下してしまうことを防止でき
る。これにより、表裏の反転動作が行われないまま、製
品Xが搬送されていくことを防止できる。
用溝40aによって反転用ストッパー40の内部に導か
れ、製品Xの先端X1が反転用溝40aの内周壁面(底
面)に突き当たり、製品Xはその後端X2側から下方に
落下して、その後端X2側を搬送方向先端とすることに
よって、製品Xの前後が入れ替わり、かつ製品Xは反転
して搬送されるように構成されている。
が、スロープ20の第1傾斜面20aの傾斜角度よりも
大きく設定されている。これは、反転用溝40aの内周
壁面に突き当たった製品Xが、再び、後端側から第1傾
斜面20aに戻ってしまうことを防止するためである。
これにより、製品Xはスムーズに落下していくことにな
る。
ッパー40は位置調整を容易に行えるように構成されて
おり、反転用ストッパー40をスライドさせて、所望の
位置に固定できるように構成されている。これにより、
反転用溝40aの最深部の内壁面とジャンプ台20cの
先端との距離を調整することができる。
と、反転用溝40a内に入り込んだ製品の後端がジャン
プ台20cを越えられずに、製品が反転用溝40a内に
詰まってしまう。一方、当該距離が長すぎると、気流が
不十分となり、製品の搬送がスムーズに行えなくなるお
それがある。従って、反転させる対象製品に応じて、適
正な距離を設定する必要があるため、本実施例では、反
転用ストッパー40の位置調整を可能にしている。な
お、製品XがOリングの場合には、当該距離はOリング
の外径+2mm程度が好適である。
先端X1が衝突する部分)には、製品Xの跳ね返りや衝
撃などを考慮して、弾性体や衝撃吸収材を設けるのが好
ましい。ただし、製品XがOリングのように、それ自体
が弾性体であるような場合には不要である。
反転戻り防止ガイド50が設けられており、第2傾斜面
20bと反転戻り防止ガイド50の内面50aとの間
で、反転された製品Xを、反転した状態を維持したま
ま、表裏反転装置10の外部に排出させるための第2搬
送路R30を形成している。
反転通路R20によって先端X1と後端X2が入れ替わ
りつつ反転して下方へと落下するが、先端となった元の
後端X2が回転テーブル・コンベア100の表面に突き
当たった衝撃で、再び反対側に倒れて、表裏が元に戻っ
てしまうことを防止する構成である。
て表裏反転装置10の外部に排出される過程で、製品X
の元の後端X2が、そのまま搬送方向先端に向くよう
に、反転戻り防止ガイド50の内面50aによって、製
品Xの倒れを防止している。
ガイド51を設けている。この出口ガイド51も入口ガ
イド70と同様に幅方向に一対設けられており、製品X
が反転動作によって、位置ずれが生じたとしても、回転
テーブル・コンベア100上の適正な位置に排出させる
ことができる。
R10側から反転通路R20を通って第2搬送路R30
に向かって流れる気流を発生させるためのエアー発生手
段60a,60b,60c,60dが設けられている。
バー30の入口付近に、エアー発生手段60aを取り付
ける取付部材31が設けられており、これによりエアー
発生手段60aが支持されている。また、取付部材31
には、エアーを搬送通路内に導くためのエアー吐出口3
1aが設けられている。
吹き付けによって、スロープ20付近まで搬送されてき
た製品Xは、主としてエアーによる押出し力を受けて、
スロープ20の第1傾斜面20aを滑り登っていく。
b,60cによって吐出されるエアーを搬送通路内に導
くためのエアー吐出口30b,30cがそれぞれスロー
プカバー30に設けられており、同様に、エアー発生手
段60dによって吐出されるエアーを搬送通路内に導く
ためのエアー吐出口40bが反転用ストッパー40に設
けられている。
60dも、気流を形成するためのものであるが、製品X
に対して、主として吸い込み力を発揮する。
ア100によって、搬送されてきた製品Xは、入口ガイ
ド70によってガイドされて、表裏反転装置10内へと
送られる。そして、表裏反転装置10内に送られた製品
Xは、スロープ入口シート21によって掬い上げられ
て、エアー発生手段60a,60b,60c,60dに
よって形成された気流の作用によって、第1搬送路R1
0を搬送される。すなわち、製品Xは、スロープ20の
第1傾斜面20a上を上方に向かって滑り登っていく。
この場合、特に、エアー発生手段60aによる吹き付け
による押圧力の作用によって製品Xは搬送される。
の反転用溝40a内(反転通路R20)に進入してい
き、その先端X1が、反転用溝40aの内壁面(底面)
に突き当たり、跳ね返って、後端X2側から落下して、
その後端X2側を搬送方向先端とする。これにより、製
品Xは、その前後が入れ替わり、かつ製品Xは反転して
搬送されることになる。
動作の様子を示しており、図6には大サイズの製品Xの
反転動作の様子を示している。
X1が、反転用溝40aの内壁面に突き当たった状態で
は、その後端X2は、ジャンプ台20cの先端を通り過
ぎており、かつ、製品Xは、スロープ20の第1傾斜面
20aの傾斜角度よりも傾斜角度が大きな状態となって
いる。
Xは、その後端X2側から第2搬送路R30に沿って落
下していく。
り、元の後端X2が回転テーブル・コンベア100の表
面に突き当たる。このとき、反転戻り防止ガイド50の
内面50aによってガイドされているため、元の先端X
1側から搬送方向に向かって倒れてしまうことはなく、
製品Xはスムーズに元の後端X2側から回転テーブル・
コンベア100によって搬送され、表裏反転装置10の
外部へと排出される。
される際には、出口ガイド51によって適正な位置にガ
イドされつつ排出されていく。
10に送り込まれる前と後で、表裏が入れ替わって搬送
されることになる。
易な構成であり、作業性,品質性及び利便性にも優れ
る。
状態を示す模式的断面図である。
状態を示す平面図である。
を示す模式的断面図である。
明図である。
明図である。
ックアンドプレース方式の表裏反転装置と、ベルトコン
ベア方式の表裏反転装置について、それぞれの特徴の比
較をまとめたものである。
Claims (5)
- 【請求項1】反転対象物が搬送される通路が設けられた
ガイド部と、 前記通路内に気流を形成して、反転対象物を該通路の下
流に向けて搬送させるエアー発生手段と、 前記通路を搬送してきた反転対象物の前後を入れ替えつ
つ、該反転対象物を反転させて、更に下流へと搬送させ
る反転通路が設けられた反転ガイド部と、を備えること
を特徴とする表裏反転装置。 - 【請求項2】前記反転ガイド部は、 前記通路を搬送してきた反転対象物の先端を突き当てさ
せて、該反転対象物を後端側から下方へと落下させるこ
とで、該反転対象物の前後を入れ替えつつ、該反転対象
物を反転させるストッパーを有することを特徴とする請
求項1に記載の表裏反転装置。 - 【請求項3】前記反転ガイド部は、 前記ストッパーによって反転させた反転対象物を、反転
させた状態を維持させつつ略水平方向への搬送に導く反
転戻り防止ガイドを有することを特徴とする請求項2に
記載の表裏反転装置。 - 【請求項4】反転対象物を搬送する搬送路上に、請求項
1,2または3に記載の表裏反転装置を設置して、 前記搬送路上を搬送する反転対象物を該表裏反転装置内
に導き、 該表裏反転装置によって、該反転対象物を反転させた後
に、再び、前記搬送路上に該反転対象物を排出すること
を特徴とする表裏反転装置の使用方法。 - 【請求項5】請求項1,2または3に記載の表裏反転装
置を、反転対象物が載置された載置台上を走行させて、 該載置台上に載置された反転対象物を、該表裏反転装置
内に導き、 該表裏反転装置によって、該反転対象物を反転させた後
に、再び、前記載置台上に該反転対象物を排出すること
を特徴とする表裏反転装置の使用方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115780267A (zh) * | 2022-12-27 | 2023-03-14 | 广东东睦新材料有限公司 | 一种区分棘爪的筛选机 |
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