JP2003211493A - 射出成形金型用のゲートノズル - Google Patents

射出成形金型用のゲートノズル

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐久性および温度制御性に優れると共に、小径
のノズルにも容易に適用でき且つ安価に熱電対を配置で
きる射出成形金型用のゲートノズルを提供する。 【解決手段】内側に溶融樹脂の流路13を有し且つ外周
面に径方向に沿って穿設した凹穴16を有するノズルハ
ウジング10と、このハウジング10の外周面に巻き付
けたヒータHおよび当該ヒータHを覆い且つ係るヒート
Hと共に上記ハウジング10の軸心方向に沿ってスライ
ド可能であるヒータカバー30と、上記ハウジング10
の凹穴16内に挿入される先端部24、これに続く折り
曲げ部25、および直線部26を含む熱電対20と、を
備え、上記熱電対20は、その直線部26が上記ヒータ
カバー30の内周面に接触すると共に、上記ヒータH内
の間隙Sを通過し且つその後端部28側で上記ヒータカ
バー30の長孔36を貫通している、射出成形金型1用
のゲートノズル8。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル内を流通す
る溶融樹脂の温度制御が容易な射出成形金型用のゲート
ノズルに関し、特に小径なゲートノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形金型のホットランナー構造のゲ
ートノズル内を圧送される溶融樹脂の温度を正確に測定
するため、熱電対を上記ノズルに配置する提案がされて
いる。例えば、図4(A)に示すように、射出成形金型5
0は、固定側金型51と可動側金型66とからなる。固
定側金型51は、マニホールドプレート52、固定側入
子取付板53、ゲートノズル54、固定側入子63、お
よびストリッパープレート64を含む。ゲートノズル5
4は、その後端部55でマニホールドプレート52に支
持され且つその先端側にノズルチップ57をネジで固定
すると共に、中心部の溶融樹脂の流路56には、同軸心
で且つスライド可能な細長いバルブステム58が挿通し
ている。流路56には、図示しないマニホールドを通じ
て溶融樹脂が図4(A)で右側から左側に向けて圧送され
る。
【0003】また、可動側金型66は、図4(A)に示す
ように、成形品部(キャビティ)67の一部を形成する可
動側入子68および可動側取付板69などからなり、図
示で左右方向に移動可能とされている。可動側入子68
は、前記固定側入子63と協働して断面ほぼコ字形の成
形品部67を形成する。更に、ゲートノズル54には、
図4(A)に示すように、その外周面に沿ってコイル形の
ヒータ60が巻き付けられ、これをヒータカバー59が
覆っている。ゲートノズル(ノズルハウジング)54の中
間部には、先端部62を斜め穴に進入させた熱電対61
が配置されると共に、かかる熱電対61は、図4(a)に
示すように、ゲートノズル54の外周面の長手方向に沿
って穿設した溝54a内に挿入され、ヒータカバー59
の後端側から図示しない測温部へ導出されている。
【0004】以上のような射出成形金型50によれば、
ゲートノズル54内の流路56を圧送される溶融樹脂の
温度を、上記熱電対61を介して測定することができ
る。しかしながら、上記ゲートノズル54では、その外
周面に細長い溝54aと斜め穴とを形成しているため、
溶融樹脂の射出成形を繰り返す過程で生じる内圧や熱応
力により、ゲートノズル54が割れるなどの破損を招き
易くなり、特に当該ノズル54が小径になるに連れて耐
久性が不十分になる、という問題があった。
【0005】一方、図4(B)に示すように、ゲートノズ
ル54の先端寄りの外周面に、金具70を介して熱電対
61の先端62を取り付ける提案もされている。図4
(b)に示すように、上記金具70は、リング形の本体7
2の外側面に熱電対61の先端62をロウ付けなどによ
り円環状に固定すると共に、本体72の両端から径方向
に突出する一対のフランジ73,73の各貫通孔74
に、ボルト76を貫通し且つナット78を締結すること
で、熱電対61の先端62を位置決めしている。
【0006】しかしながら、以上のような熱電対61の
取付構造では、所要のサイズを有する金具70をゲート
ノズル54に締め付けるため、ヒータカバー59と前記
固定側入子63との間に、当該ヒータカバー59よりも
径方向に大きな逃がし空間が必要となって省スペース化
が図れない。しかも、ゲートノズル54が小径化するに
連れて適用し難くなる。また、熱電対61の先端62付
近の金具70を介して放熱されるため、流路56内の溶
融樹脂の温度を正確に検出できない。更に、取付専用の
金具70が必要となり且つコスト高になる、という問題
があった。
【0007】
【発明が解決すべき課題】本発明は、以上に説明した従
来の技術における問題点を解決し、耐久性および温度制
御性に優れると共に、小径のノズルにも容易に適用でき
且つ安価に熱電対をセットできる射出成形金型用のゲー
トノズルを提供する、ことを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ゲートノズルに巻き付けるヒータのカバー
を用いて熱電対を固定する、ことに着想して成されたも
のである。即ち、本発明の射出成形金型用のゲートノズ
ル(請求項1)は、内側に溶融樹脂の流路を有し且つ外周
面に径方向にほぼ沿って穿設した凹孔を有するノズルハ
ウジングと、かかるノズルハウジングの外周面に巻き付
けたヒータおよび当該ヒータを覆い且つ上記ハウジング
の軸心方向に沿ってスライド可能であるヒータカバー
と、上記ノズルハウジングの凹穴内に先端部が挿入され
且つ係る先端部に続く折り曲げ部および直線部を含む熱
電対と、を含み、上記熱電対は、その直線部が上記ヒー
タカバーの内周面に接触すると共に、上記ヒータ内の間
隙を通過し且つ上記ヒータカバーを貫通している、こと
を特徴とする。
【0009】これによれば、熱電対は、その先端部をノ
ズルハウジングの凹穴に挿入し且つ直線部をヒータカバ
ーの内周面に押さえ付けられるため、先端部が凹穴から
不用意に抜け出さない。また、熱電対の先端部は、ヒー
タ内の隙間を通過してノズルハウジングの凹穴に挿入さ
れているため、かかるヒータにより保温される溶融樹脂
の温度を正確に検出できる。しかも、上記ゲートノズル
は、熱電対の他に、ヒータとそのカバーのみをセットす
るのみであるため、比較的簡素な構造で且つ小径ノズル
にも容易に適用可能となる。従って、割れなどの損傷が
少なく且つ耐久性および温度制御性にも優れると共に、
小径のノズルにも適用できる安価な射出成形金型用のゲ
ートノズルとなる。
【0010】尚、ヒータとヒータカバーとは、一緒にス
ライドする形態の他、ヒータカバーのみがスライドする
形態としても良い。また、熱電対は、その先端部に続く
折り曲げ部および直線部を当初から有するように曲げ加
工する他、かかる先端部に続く折り曲げ部のみを成形し
た形態で、その先端部を上記凹孔に挿入した後、ヒータ
カバーのスライド操作により、直線部を形成する形態と
しても良い。更に、熱電対の折り曲げ部には、保護管を
損傷しない程度に適宜のアールが付される。また、熱電
対の折り曲げ部を挟んだ先端部と直線部とは、互いに直
角(90度)またはこれに近い角度を有する。加えて、熱
電対の直線部は、通常はノズルハウジングの外周面と平
行となるが、これに限らず、僅かに傾斜していても良
い。
【0011】また、本発明には、前記ヒータは、前記ノ
ズルハウジングの軸心方向における先端寄りおよび後端
寄りに一対の密な巻き付け部を有すると共に、係る一対
の密な巻き付け部の間に、前記熱電対を通過させる連結
部または疎な巻き付け部を有する、射出成形金型用のゲ
ートノズル(請求項2)も含まれる。これによれば、ヒー
タの上記連結部または疎な巻き付け部付近に位置する隙
間を通過するようにして、熱電対の先端部に続く折り曲
げ部および直線部を容易に配置できると共に、溶融樹脂
の温度を正確に検出できる。また、ヒータは、連結部ま
たは疎な巻き付け部の両側に位置する一対の密な巻き付
け部により、上記ハウジング内の樹脂を加熱するため、
当該樹脂の過加熱による焼けを予防できる。
【0012】尚、前記ヒータカバーには、前記熱電対の
後端部側を貫通させるための長孔などが前記ノズルハウ
ジングの軸心方向にほぼ沿って穿孔される。これによ
り、ヒータカバーを上記ハウジングの軸心方向に沿って
スライド操作する際に、熱電対の直線部を順次スムース
に形成でき、かかる熱電対の保護管を損傷する事態を防
ぎ易くなる。また、上記長孔をヒータカバーの後端寄り
まで延ばし、この長孔内に熱電対の後端部を収容するこ
とにより、熱電対の保護管を上記ヒータカバーからはみ
出さなくしたり、あるいは保護管がはみ出る長さを少な
くすることもできる。更に、熱電対の当初の形態が先端
部に続く折り曲げ部のみを成形した形態の場合、上記長
孔において熱電対の保護管が接触するヒータカバーの内
周面のエッヂに、予め面取りまたはアールを付しておく
ことで、その熱電対の保護管を損傷から確実に保護でき
る。また、上記長孔の他、楕円形の貫通孔なども含まれ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施に好
適な形態を図面と共に説明する。図1(A)は、射出成形
金型(ホットランナー金型)1における本発明のゲートノ
ズル8付近の断面図を示す。射出成形金型1は、固定側
金型2と、これに後端部9が支持されるゲートノズル8
と、可動側金型46と、を含む。図1(A)に示すよう
に、固定側金型2は、固定側取付板2a、マニホールド
プレート2b、これらの間に位置する空間Kに挿入され
るマニホールド3、および上記ノズル8を受け入れる凹
部41と成形品部(キャビティ)42のゲート43とを有
する固定側入子40、およびストリッパリング44を含
む。また、可動側金型46は、成形品部42の一部を形
成する可動側入子48などを含み、図1(A)で全体が左
右方向に移動可能とされている。
【0014】固定側金型2における上記マニホールドプ
レート2bの開口部7には、ゲートノズル8の後端部9
が固定され、当該ノズル8内の流路13は、マニホール
ド3内の流路4と連通する。これらの流路4,13に
は、同軸心で且つ軸心方向にスライド可能なバルブステ
ム6が挿入される。バルブステム6の後端部に固定され
たピストン6aは、上記取付板2a内のエアシリンダ5
内に位置する。かかるシリンダ5には、一対のエア流路
5a,5bが連通し、上記ピストン6aおよびバルブス
テム6をそれらの軸心方向にスライドさせる。尚、マニ
ホールド3の流路4には、図示しない射出成形機および
スプルー側から溶融樹脂が圧送される。また、バルブス
テム6は、ゲートノズル8先端の吐出口12を開閉す
る。
【0015】図1(A),(B)に示すように、ゲートノズ
ル8は、円筒形のノズルハウジング(ノズル本体)10
と、その先端寄りにネジnを介して嵌合したノズルチッ
プ18とを含む。上記ハウジング10は、その中間にリ
ング状の厚肉部14を有する。この厚肉部14が位置す
るハウジング10の外周面には、図1(A),(B)に示す
ように、径方向に沿って穿設され且つ底部が閉じた凹穴
16が位置している。また、図1(A)および図2(A)に
示すように、ノズルハウジング10の外周面には、コイ
ル形のヒータHが巻き付けられている。かかるヒータH
は、ゲートノズル8の先端寄りおよび後端部9寄りに個
別に位置する一対の密な巻き付け部h1,h2と、これ
らの間を接続する後述する連結部rと、からなる。
【0016】更に、図1(A),(B)および図2(A)に示
すように、ノズルハウジング10の外周面には、上記ヒ
ータHを覆い且つゲートノズル8の軸心方向に沿ってス
ライド可能なヒータカバー30が配置される。このヒー
タカバー30は、円筒部31と、その両端の端壁部3
2,34とからなり、円筒部31における長手方向の中
間付近には、ゲートノズル8の軸心方向に沿った長孔3
6が穿孔されている。尚、ヒータカバー30は、ヒータ
Hをその内側に挿入するため、長孔36と断面がほぼ半
円形の端壁部32,34とを含む円筒部31を2分割し
た半体同士を接合するか、あるいは、端壁部32,34
の何れかを取り外し可能としても良い。尚また、ヒータ
カバー30の円筒部31の内周面にヒータHをロウ付け
などして固定した形態では、端壁部32,34の一方ま
たは双方を省略しても良い。
【0017】また、図1(B),図2(A)に示すように、
ノズルハウジング10の凹穴16には、熱電対20の先
端部24が挿入される。かかる熱電対20は、細長いパ
イプ状の保護管21内に、図示しない絶縁材を介して一
対の導線23を挿通し、これらの先端には、2種類の金
属からなる接点22が個別に接続されている。かかる接
点22同士間で生じる熱起電力(熱電圧)により、ノズル
ハウジング10の厚肉部14付近を流動する溶融樹脂の
温度が検出される。
【0018】かかる熱電対20は、図1(B)に示すよう
に、ゲートノズル8の径方向に沿う先端部24、これに
隣接してほぼ直角に曲がる折り曲げ部25、およびゲー
トノズル8のハウジング10と平行な直線部26を有す
ると共に、その後端部28側においてヒータカバー30
の長孔36を貫通し、且つ図示しない測温・表示部に接
続される。図1(A)および図2(A)に示すように、熱電
対20の直線部26は、ヒータカバー30における円筒
部31の内周面に押圧されつつ接触するため、熱電対2
0の先端部24が凹孔16から抜け出す事態を常に防止
している。
【0019】前記ヒータHは、図2(B)に示すように、
ノズルハウジング10の外周面に巻き付けられる一対の
密な巻き付け部h1,h2と、これらの間を接続する連
結部rとからなり、かかる連結部r付近には、隙間Sが
位置している。この隙間Sは、ヒータHの密な巻き付け
部h1,h2間に、前記熱電対20における折り曲げ部
25および直線部26を収容するために活用される。
尚、図中の符号tは、ヒータHを形成するヒータ線のU
ターン部分を示す。また、ヒータHに替えて、図2(C)
に示すように、一対の密な巻き付け部h1,h2の間
に、疎な巻き付け部h3を有するヒータHaを用いても
良い。かかる疎な巻き付け部h3の付近にも隙間Sが位
置しているため、密な巻き付け部h1,h2間に、熱電
対20の折り曲げ部25および直線部26が収容可能と
なる。
【0020】上記ヒータHとヒータカバー30とは、ゲ
ートノズル8のハウジング10の外周面に沿って共にス
ライド可能とされており、予め折り曲げ部25と直線部
26とを形成した熱電対20の先端部24を凹穴16内
に挿入した状態で、前記マニホールドプレート2b寄り
にヒータカバー30をスライドさせる。このスライド
は、図2(A)に示すように、上記ノズル8(ハウジング
10)の後端部9寄りに形成した円環溝37内に挿入し
たほぼC字形の止め輪38によって停止される。尚、ハ
ウジング10の先端寄りにも円環溝37が形成され、ス
ライド操作後におけるヒータカバー30の位置決めとな
る上記同様な止め輪39が配置される。また、ハウジン
グ10の後端部9寄りの部分をヒータHの内径よりも太
くして、このヒータHと端壁部34のないヒータカバー
30とを停止させても良い。
【0021】また、図3(A)に示すように、熱電対20
は、その先端部24に隣接して例えば約120度の鈍角
に曲げた折り曲げ部25のみを形成した状態で、ノズル
ハウジング10の凹穴16に先端部24を挿入すると共
に、ヒータカバー30を図3(A)中の矢印に沿ってスラ
イドさせても良い。その結果、図3(B)に示すように、
ヒータカバー30の円筒部31の内周面に押圧されるこ
とにより、熱電対20の折り曲げ部25は、一定のアー
ルを有しつつほぼ直角に成形される共に、これに隣接し
て直線部26が形成される。尚、熱電対20の後端部2
8が貫通するヒータカバー30の長孔36の内周面にお
いて、かかる熱電対20と接触する先端側のエッジに
は、図3(A)に示すような面取り36aまたはアールを
付しておくことが望ましい。これにより、熱電対20の
保護管21が損傷する事態を予防することが容易とな
る。
【0022】以上の射出成形金型1のゲートノズル8に
よれば、ヒータH(Ha)により所定温度に加熱・保温さ
れるため、図1(A),図2(A)に示すように、流路13
内を流動する溶融樹脂を適正な温度にして、先端の吐出
口12からゲート43を介して成形品部42中に射出
し、所定形状の樹脂製品を成形することができる。この
際、バルブステム6は、取付板2a寄りに後退して吐出
口12を開口している。また、ゲートノズル8における
ハウジング10の厚肉部14付近の温度が、所定の温度
域から外れた場合、熱電対20により検出された当該温
度は、図示しない測温部に送信され、過不足の温度を補
正するため、電源に通電量の調整を指示する。この結
果、溶融樹脂を適正な温度に戻して射出成形することが
できる。
【0023】更に、ゲートノズル8には、ハウジング1
0に巻き付けるヒータH(Ha)と、これを覆うヒータカ
バー30と、凹穴16に先端部24を挿入し且つ折り曲
げ部25および直線部26をヒータH(Ha)の隙間Sに
配置した熱電対20のみが取り付けられる。このため、
ハウジング10の外径が16〜25mmの通常のサイズ
であるゲートノズル8は基より、ハウジング10の外径
が約10〜15mmの小径のゲートノズル8に対して
も、容易にセットすることができる。従って、寸法の小
さな樹脂製品を成形するために小径のゲートノズル8を
用いる射出成形金型1においても、適正な温度域にして
溶融樹脂の射出成形することができる。加えて、ヒータ
H(Ha)は、一対の密な巻き付け部h1,h2の間に、
連結部rまたは疎な巻き付け部h3を有するため、その
熱をノズルハウジング10の長手方向に沿って均一に放
熱することができる。従って、ゲートノズル8のハウジ
ング10における長手方向の全長に沿ってコイル形のヒ
ータを巻き付ける形態に比較して、流路13内の溶融樹
脂の過加熱による焼けを防止することもできる。
【0024】本発明は、以上において説明した形態に限
定されるものではない。例えば、前記ノズルチップ18
をノズルハウジング10と一体とした形態のゲートノズ
ル8においては、前記凹穴16の位置は、上記ハウジン
グ10の先端寄りの位置、即ち吐出口12寄りの位置に
形成しても良い。かかる位置の凹穴16内に先端部24
を挿入する熱電対20は、先端寄りの密な巻き付け部h
1の巻数を、後端寄りの密な巻き付け部h2の巻数より
も少なくすると共に、両者の間に位置する連結部rまた
は疎な巻き付け部h3付近の隙間Sに、当該熱電対20
の前記折り曲げ部25や直線部26が配設される。ま
た、ヒータカバー30の円筒部31に穿孔する前記長孔
36に替えて、ゲートノズル8の長手方向に沿う長径が
同様な楕円形または円形の孔としても良い。更に、前記
溶融樹脂の素材には、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリアミ
ド、ABS、またはPETなどの各種の樹脂を適用する
ことができる。尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上のような本発明の射出成形金型用の
ゲートノズル(請求項1)によれば、熱電対は、先端部を
ノズルハウジングの凹穴に挿入し且つ直線部をヒータカ
バーの内周面に押えられるため、先端部が凹穴から不用
意に抜け出さず、且つヒータ内の隙間を通過して上記凹
穴に挿入されているため、該ノズル内の溶融樹脂の温度
を正確に検出できる。しかも、ノズルハウジングに、熱
電対、ヒータ、およびそのカバーのみをセットするた
め、比較的簡素な構造で且つ小径のノズルにも容易に適
用できる。従って、割れなどの損傷が少なく耐久性や温
度制御性に優れ、小径のノズルにも適用できる安価な射
出成形金型用のゲートノズルとなる。
【0026】また、請求項2の射出成形金型用のゲート
ノズルによれば、ヒータの連結部または疎な巻き付け部
に位置する隙間に、熱電対の先端部に続く折り曲げ部お
よび直線部を容易に配設して、溶融樹脂の加熱温度を正
確に検出可能となる。しかも、ヒータは、連結部または
疎な巻き付け部の両側に位置する一対の密な巻き付け部
により上記ノズル内の樹脂を加熱するため、かかる樹脂
の焼けを予防できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る射出成形金型用のゲートノ
ズル付近の概略を示す断面図、(B)は(A)中の一点鎖線
部分Bの拡大図。
【図2】(A)は図1におけるゲートノズル付近の断面を
含む斜視図、(B),(C)はかかるノズルに巻き付けるヒ
ータの概略図。
【図3】(A),(B)は熱電対をゲートノズルの外周面に
セットする操作を示す概略図。
【図4】(A),(B)は従来の射出成形金型におけるゲー
トノズル付近の断面を示す概略図、(a)は(A)中のa−
a線に沿った矢視の断面図、(B)は熱電対取付用の金具
を示す斜視図。
【符号の説明】
1……………射出成形金型 8……………ゲートノズル 9……………ノズルの後端部 10…………ノズルハウジング 13…………流路 16…………凹穴 20…………熱電対 24…………先端部 25…………折り曲げ部 26…………直線部 30…………ヒータカバー H,Ha……ヒータ h1,h2…密な巻き付け部 h3…………疎な巻き付け部 r……………連結部 S……………隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側に溶融樹脂の流路を有し且つ外周面に
    径方向にほぼ沿って穿設した凹穴を有するノズルハウジ
    ングと、 上記ノズルハウジングの外周面に巻き付けたヒータおよ
    び当該ヒータを覆い且つ上記ハウジングの軸心方向に沿
    ってスライド可能であるヒータカバーと、 上記ノズルハウジングの凹穴内に先端部が挿入され且つ
    係る先端部に続く折り曲げ部および直線部を含む熱電対
    と、を含み、 上記熱電対は、その直線部が上記ヒータカバーの内周面
    に接触すると共に、上記ヒータ内の間隙を通過し且つ上
    記ヒータカバーを貫通している、 ことを特徴とする射出成形金型用のゲートノズル。
  2. 【請求項2】前記ヒータは、前記ノズルハウジングの軸
    心方向における先端寄りおよび後端寄りに一対の密な巻
    き付け部を有すると共に、係る一対の密な巻き付け部の
    間に、前記熱電対を通過させる連結部または疎な巻き付
    け部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の射出
    成形金型用のゲートノズル。
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