JP2003211027A - ノズル - Google Patents

ノズル

Info

Publication number
JP2003211027A
JP2003211027A JP2002012122A JP2002012122A JP2003211027A JP 2003211027 A JP2003211027 A JP 2003211027A JP 2002012122 A JP2002012122 A JP 2002012122A JP 2002012122 A JP2002012122 A JP 2002012122A JP 2003211027 A JP2003211027 A JP 2003211027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
slit
flow path
small diameter
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002012122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3856210B2 (ja
Inventor
Yoshinari Iwamura
吉就 岩村
Kazuhiko Harada
和彦 原田
Yasuyuki Harada
康行 原田
Kenji Isa
健次 伊佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
H Ikeuchi and Co Ltd
Original Assignee
H Ikeuchi and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by H Ikeuchi and Co Ltd filed Critical H Ikeuchi and Co Ltd
Priority to JP2002012122A priority Critical patent/JP3856210B2/ja
Publication of JP2003211027A publication Critical patent/JP2003211027A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3856210B2 publication Critical patent/JP3856210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重管方式を用いずに、広い範囲に亙って噴
射量がバラツキなく均一となるスリット・ノズルを提供
する。 【解決手段】 流入口13から噴射口18にかけて、順
次、流入口13に連通する流入路14、該流入路14に
連通する第1小径流路15、該第1小径流路15に連通
して流路を2方向に分離した後に合流させる整流室1
6、該整流室16に連通する第2小径流路17、該第2
小径流路17に連通したスリット状の噴射口18を連続
的に設けており、整流室16は円環流路からなり、円環
の中心を第1、第2小径流路15、17の軸線と一致さ
せ、第1小径流路15からの流体を円環の両側半周部1
6a、16bに流通させて2方向に分離した後に第2小
径流路17へ合流させて流通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリット状の噴射
口から液体あるいは気体からなる一流体を噴射するノズ
ルに関し、特に、500mm以上等の長い水平方向に亙
って流体を噴射するスリット・ノズルに好適に用いられ
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりエレクトロニクス関連、製鉄関
連、食品関連等において、処理物への液の塗布、冷却、
洗浄等の種々の用途において、液体あるいはエアを直線
状に強い打力で吹き付けるスリット・ノズルが用いられ
ている。例えば、液晶基板の製造工程においては、現像
液の吹き付け、剥離液の吹き付け、水洗、水切り用とし
て、スリット・ノズルが用いられている。近時、液晶基
板の大型化に伴い、1つのスリット・ノズルで広範囲に
亙って噴射できることが要望されている。
【0003】上記のように、噴射口を横長として広い範
囲で噴射するノズルでは、噴射流量の分布にバラツキを
なくすには、流体を均等に横長な噴射口へと分配して流
通させることが不可欠の要素となる。
【0004】この種の均等分配を図るものとして、図1
2(A)(B)に示す二重管方式のスリット・ノズルが
提供されている。上記スリット・ノズルは、流体が供給
される円筒状の内管1の外周に流路2をあけて四角枠状
の外管3を被せ、内管1の上端に軸線方向のスリット1
aを設けると共に、外管3の下頂点に軸線方向に噴射口
となるスリット3aを設けている。上記スリット・ノズ
ルでは、内管1のスリット1aから流路2に流体を流出
させ、流路2を通して外管2のスリット3aから流体を
横方向に広い範囲に亙って噴射している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記二重管方式では、
内管1を外管3の内部に流路2となる隙間をあけて配置
する必要があるため、内管1と外管3とを溶接する場合
が多い。ノズルより薬液を流体として噴射する場合、内
管1および外管3はステンレス、テフロン(R)等で形
成する必要があり、ステンレス、テフロン(R)等では
溶接自体が困難であり、かつ、歪みが発生しやすい等の
問題がある。さらに、噴射口となるスリット3aが外管
3に孔あき加工で形成されているため、用途に応じてス
リット3aの幅を変えることも出来ず、汎用性がない問
題もある。さらに、円筒の内管1と四角筒の外管3の間
に形成される流路2の幅が広く且つ幅が不均一であるた
め、この流路2で流体が流れが乱れやすく、噴射口のス
リットへ供給される流体が不均一となりやすい問題もあ
る。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、二重管方式を用いずに、広い範囲に亙って噴射量が
バラツキなく均一となるスリット・ノズルを提供するこ
とを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ボディ内に流入口から噴射口にかけて、
順次、流入口に連通する流入路、該流入路に連通する第
1小径流路、該第1小径流路に連通して流路を2方向に
分離した後に合流させる整流室、該整流室に連通する第
2小径流路、該第2小径流路に連通したスリット状の上
記噴射口を連続的に設けていることを特徴とするノズル
を提供している。
【0008】上記ノズルを長尺なものとする場合、軸線
方向に連続して設ける上記流入路、第1小径流路、整流
室、第2小径流路、スリット状の噴射口を、軸直角方向
にそれぞれ横長に設けている。流体の流入口と連通させ
る上記横長な流入路は分配流路となるために、連続する
第1小径流路に均等な流体圧で流体が分配されるように
断面積を比較的大きく設定している。上記流入路に連続
する第1小径流路は幅狭として流入路に流体が充満しや
すいようにしている。該第1小径流路と第2小径流路と
の間に流路を2方向に分ける整流室を設けていること
が、本発明のノズルにおいて重要な要件である。このよ
うに流体を2方向に分離した後に第2小径流路で合流さ
せることで、流体の流れに乱れを発生させずに、第2小
径流路において層状に整流した流体を得ることができ
る。この第2小径流路において層状に整流させた流体を
先端のスリット状の噴射口より噴射させることで、スリ
ット状の噴射口が横方向に長い場合においても、その全
長に亙って噴射量の均一化を図ることができる。
【0009】上記整流室の流路幅は上記第1小径流路お
よび第2小径流路の流路幅の50%以下、好ましくは2
0%以下で、より小さくすることが好ましい。具体的に
は、流体が非圧縮性流体あるいは液体の場合は、第1、
第2小径流路の流路幅が2.5mmの場合、整流室の流
路幅は0.3mm程度とすることが好ましい。また、流
体が圧搾空気等の圧縮性流体の場合は整流室の流路幅は
0.5mm〜1mmとすることが好ましい。このよう
に、第1小径流路からの流体を2方向に分離して流通さ
せる整流室の流路幅を減少することにより、供給流量の
均等分配を図ることができると共に整流化を促進でき
る。また、合流する第2小径流路の流路幅を整流室の流
路幅より大とすることで、第2小径流路での流速が落ち
て層流化を促進することができる。
【0010】上記整流室は円環流路とし、円環の中心を
上記第1、第2小径流路の軸線と一致させ、上記第1小
径流路からの流体を円環の両側半周部に流通させて2方
向に分離した後に第2小径流路へ合流させて流通させる
構成としている。上記のように円環流路とすると、2方
向に分かれる整流室の流路幅の夫れ夫れ第1小径流路に
連通する流入部から第2小径流路と連通する流出部の全
長に亙って均一とすることができる。かつ、第1小径流
路からの流体を正確に2分割して2方向に分流させるこ
とができ、かつ、合流する第2小径流路において、整流
室の2方向の流路から同量の流体が流入することで層流
化を確実に図ることができる。
【0011】上記ノズルは、具体的には、2重管を用い
る代わりに、2枚の金属板や合成樹脂板などを重ね合せ
結合して形成している。即ち、上記ボディは、横長な第
1部材と第2部材とをボルトで前後方向に締結して形成
し、該第1部材と第2部材との対向面には、それらの上
端から間隔をあけた位置より下端にかけて、上記流入
路、第1小径流路、整流室、第2小径流路、スリット状
噴射孔を形成する凹部を設け、第1部材と第2部材とを
締結することで、ボディの長さ方向に沿った横長な上記
流入路、第1小径流路、整流室、第2小径流路、スリッ
ト状噴射孔を上下方向に連続して設け、かつ、かつ、上
記流入路に上記第1部材あるいは/および第2部材の側
面、上面あるいは長さ方向の端面に流入口を連通させ、
さらに、上記第1小径流路を貫通する位置でスリット幅
調整用の締付ボルトにより第1部材と第2部材とを締結
している。
【0012】上記第1部材と第2部材とは横長で厚肉な
平板からなり、各平板の対向面に上記流入路、第1小径
流路、整流室、第2小径流路、スリット状噴射孔を凹設
している。上記第1部材と第2部材との重ね合わせる対
向面は互いに密着させてメタルシールとしているが、シ
ール用シート等からなるパッキンを介在させてもよい。
第1部材と第2部材とを横長とすることにより、噴射口
のスリットを所要寸法の横長とすることが容易にでき
る。かつ、第1部材と第2部材との対向面に設けた凹部
を組み合わせることで、上記流入路、第1小径流路、整
流室、第2小径流路、スリット状の噴射口を軸線方向に
連続して容易に設けることができる。また、第1部材と
第2部材とを締結する上記ボルトは上記流入路の上方位
置に配置しているため、流路に影響が及ばないようにす
ることができる。
【0013】上記第1小径流路を貫通する位置でスリッ
ト幅調整用の締付ボルトにより第1部材と第2部材とを
締結している。上記締付ボルトの間に押付ボルトを第1
部材側からネジこみ、その軸部先端を第2部材に押し当
ててスリット幅を横方向に均一となるように精度よく調
整している。このように、スリット状の噴射口の真上に
近い位置でスリット幅調整用の締付ボルトを用いて第1
部材と第2部材とを締結することにより、スリット幅を
横長方向に精度良く組みつけることができる。かつ、こ
のスリット幅調整用の締付ボルトおよび押付ボルトを第
1小径流路を貫通する位置に設けると、流体の流れが上
記スリット幅調節ボルトにより若干乱れるが、その下流
に上記整流室を設けているため、乱れた流体の流れを整
流化することができる。
【0014】あるいは、上記第1部材と第2部材とは薄
板を屈曲加工して上記流入路、第1小径流路、整流室、
第2小径流路を設け、該第2流路形成部の先端を外向き
に傾斜させ、該傾斜部にそれぞれ重ねわせてスリット幅
調整用のスライド板を取り付け、両側のスライド板の間
にスリット状噴射孔を設けてもよい。上記薄板からなる
第1部材、第2部材として金属板を用い、プレス等で屈
曲加工し、これら第1部材と第2部材とを溶接で一体化
している。上記構成とした場合も、第1部材と第2部材
との傾斜部に丸穴を設ける一方、上記スライド板に長穴
を設けて、両側のスライド板を近接離反する方向にスラ
イドさせて傾斜板にボルトとナットで締結することで、
スリット幅の調整を容易に行うことができる。
【0015】なお、ノズルのボデイは、上記のように第
1部材と第2部材とを前後に重ね合わせて形成する事が
好ましく、これら第1部材、第2部材は樹脂成形で形成
することが好ましいが、金属製としてもよい。また、ノ
ズル長さが比較的短い場合等においては、第1部材、第
2部材を分割せずに、樹脂成形で一体的なボデイを設け
てもよい。あるいは、1枚の金属板を連続して屈曲加工
し、これを2つ折り状態とし、対向面に上記流入路、第
1小径流路、整流室、第2小径流路となる凹部を配置し
てボデイを形成してもよい。
【0016】上記スリット状噴射孔のスリット幅が0.
5mm以下の場合は、第1部材と第2部材のいずれか一
方に凹部を設け、いずれか他方はフラットとし、これを
組み合わせて形成することが好ましい。上記のように一
方側にのみ凹部を設けてスリットを形成すると、スリッ
ト幅をより細くできると共に、該スリット幅の調整を容
易に行うことができる。上記スリット幅が0.5mmを
越えると、第1部材と第2部材の対向面の両方に凹部を
設け、組み合わせて形成してもよい。
【0017】また、横方向に長い流入路に連通する流入
口は、第1部材あるいは第2部材の側面に設け、流入路
の側面に流入口と連通させ、流入口から流入路に流入し
た流体を90度向きを変えて流入路に流通させることが
好ましい。該構成とすると、流体の流れを低下させて、
横方向に長い流入路内において供給流量の均一化を図る
ことができる。上記流入路と連通させる上記流入口の位
置は、使用流体が非圧縮性流体あるいは液体の場合は、
横方向に延在する流入路の略中央位置に1または複数個
設けている。このように、流入路の中央から両端に向か
って流体を供給すると、長い流入路への供給流量の均等
化を促進できるために好ましい。なお、使用流体が圧搾
空気等の圧縮性流体の場合は、流入口は流入路に均等に
配置した方が好ましい。さらに、流入路に対して側方か
らではなく、噴射口と対向する流路軸線方向の一端に流
入口を設けてもよく、さらに、流入路の長さ方向の一端
あるいは両端に流入口を設けてもよい。
【0018】上記整流室は、第1部材と第2部材に整流
室の半側部となる半円状凹部を夫れ夫れ設け、組み合わ
せて断面円孔とし、その内部に円筒部材あるいは円柱部
材を隙間をあけて配置して上記円環流路を設けている。
上記のように形成すると、流路幅の小さい円環流路を簡
単に形成でき、かつ、中空部に配置する円筒部材あるい
は円柱部材の外径を変えることにより、流路幅の調整を
簡単に行うことができる。
【0019】上記スリット状噴射孔の横長さは100m
m以上1500mm以下、スリット幅は0.05mm以
上5mm以下とすることが好ましい。
【0020】本発明のノズルに流通する流体として、コ
ンプレッサーからの圧搾空気を用いても良いし、ブロア
からの空気を用いてもよい。コンプレッサーからの圧搾
空気を用いる場合には、上記スリット幅は0.05mm
〜0.5mm程度の細幅とし、ブロアからの空気の場合
にはコンプレッサーの場合と比較してスリット幅を広く
している。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1乃至図7に示す第1実施形態のノズル
10は、合成樹脂品からなる横長な第1部材11と第2
部材12とでボデイを形成している。第1部材11と第
2部材12とは、図中上端及び左右両端を固定ボルト1
9で締結し、かつ、下部をスリット幅調整用の締付ボル
ト20で締結すると共に、該締付ボルト20の間に押付
ボルト40を取り付けて一体化している。
【0022】上記横長な第1部材11と第2部材12に
は、その重ね合わせる対向面に、上記固定ボルト19の
締結部の下部より下端にかけて、かつ、両端の固定ボル
ト20の締結部を除く全長に亙って、後述する横長で且
つ深さを相違させた凹部を上下に連続して設け、これら
凹部を対向させて組み合わせることにより、図2及び図
3に示すように、上部側より流入路14、第1小径流路
15、整流室16、第2小径流路17を上下に連続さ
せ、第2小径流路17より下端にかけて横長なスリット
状噴射孔18を設け、その先端を噴射口18aとしてい
る。
【0023】詳細には、第1部材11は、締付ボルト2
0が存在する位置の断面図である図2、図4に示すよう
に、上方に固定ボルト挿通孔22を、下方に締付ボルト
挿通孔31を設けている。図3、図5は押付ボルト40
が存在する位置の断面図であり、上方に固定ボルト挿通
孔22を、下方に押付ボルト挿通孔41を設けている。
【0024】 第1部材11には、ボディ長手方向の中
央付近に間隔をあけて2つの流入口13を設けている。
これら流入口13には流体供給管(図示せず)が接続さ
れる。 第1部材11の裏面側の第2部材12との対向
側には、流入口13と連通する位置から下端にかけて、
底深凹部27、第1底浅凹部29、半円状凹部33、第
2底浅凹部35、極浅凹部24を上下に連続させて形成
している。上記第2浅底凹部35の下部はテーパ部35
aとし、該テーパ部35aの先端にスリット状噴射孔1
8を形成する上記極浅凹部24を連続させている。
【0025】上記第1底浅凹部29の上下方向の中間位
置に、上記締付ボルト挿通孔31と押付ボルト挿通孔4
1とを横長さ方向に間隔をあけて交互に流路と直交させ
て設けている。締付ボルト挿通孔31の内周面にはネジ
を刻設していないが、押付ボルト挿通孔31の小径の軸
部内嵌部にはネジ41aを刻設している。また、上記固
定ボルト挿通孔22の内周面にはネジ22aを刻設して
いる。
【0026】第2部材12は、第1部材11との対向側
に、ネジ23aを刻設した固定ボルト挿通孔23を穿設
し、その下方に底深凹部28、第1浅底凹部30、半円
状凹部34、第2底浅凹部36を上下に連続させて形成
している。第1部材11に設けた極浅凹部は第2部材1
2には設けずフラットなままとしている。上記第2浅底
凹36の下部はテーパ部36aとし、かつ、第1浅底凹
部30の中間位置に締結ボルト挿通孔32を設け、その
内周面にネジ32aを刻設している。なお、第1部材1
1に設けた押付ボルト挿通孔は設けていない、
【0027】第1部材11と第2部材12とを重ね合
せ、連通させた固定ボルト挿通孔22、23に固定ボル
ト19をネジ込んで締結し、同じく連通させた締付ボル
ト挿通孔31と32とに締付ボルト20をOリング21
を介して締結する。この状態で、第1部材11と第2部
材12の深底凹部27と28が組み合わされて流入路1
4が形成され、第1浅底凹部29と30とが組み合わさ
れて第1小径流路15が形成され、半円状凹部33と3
4が組み合わされて整流室16の外壁が形成され、第2
浅底凹部35と36とが組み合わされて第2小径流路1
7が形成される。該第2小径流路17のテーパ状の縮径
した下端に、第1部材11の極浅凹部24と第2部材1
2のフラット面との間に形成されるスリット状噴射孔1
8が連続することとなる。本実施形態では、上記第1小
径流路15と第2小径流路17の幅は同一幅としてい
る。
【0028】上記整流室16の断面円形となる外壁の内
部には、その内面と隙間をあけて円柱部材25を配置
し、円環流路からなる整流室16を設けている。図4及
び図7に示すように、円柱部材25は横方向に延在し、
その軸線方向の所要位置に間隔をあけて薄肉(0.5m
m程度)・狭幅のリング26を外嵌し、該リング26を
半円状凹部33、34の内面に押し当てることで、円柱
部材25を隙間をあけて支持している。上記リング26
は、本実施形態では150mm間隔をあけて取り付けて
いる。
【0029】上記円環状流路からなる整流室16の幅L
2は、第1、第2小径流路15、17の幅L1の50%
以下の設定している。上記円柱部材25の中心を第1、
第2小径流路15、17の軸線と一致させ、整流室16
の上頂点は第1小径流路15の下端流出口の幅方向の中
心に位置し、下頂点は第2小径流路17の上端流入口の
幅方向の中心に位置させている。整流室16を上記構成
とすることで、第1小径流路15からの流体が両側半周
部16a、16bへと2分割された状態で2方向に別れ
て流れ、下端流出口から第2小径流路17へと合流して
流れこみ、2方向から流入する流体が層流となって第2
小径流路17内を流れ、その後、スリット状噴射孔18
へと流入して、先端噴射口18aより噴射されるように
している。
【0030】上記第1小径流路15の中央部に長さ方向
に間隔をあけて貫通する上記締付ボルト20は、軸部先
端側にネジ20aを刻設し、頭部20c側にはネジを設
けずに平滑面20bとしている。これにより、第1小径
流路15を横断する部分に平滑面20bを位置させて、
第1小径流路15を流下する流体の気泡がネジに付着し
ないようにしている。また、第1部材11と第2部材1
2の接合面はメタルシールとしてシール性を保っている
が、シートパッキンを入れてもよい。
【0031】上記締付ボルト20と交互に設ける押付ボ
ルト40は図3、図5に示すように、締付ボルト20よ
りも短尺とし、Oリング21を介して押付ボルト挿通孔
41にねじ込み、軸部先端面を第2部材12の第1浅底
凹部30に押し当てるようにしている。軸部は頭部40
c側にのみネジ40bを刻設し、第1小径流路15を横
断する先端側にはネジを設けずに平滑面40aとし、流
体の気泡がネジに付着しないようにしている。
【0032】スリット状噴射孔の近傍の上流に取り付け
る上記締付ボルト20は第1部材11と第2部材にネジ
込むことにより、第1部材11と第2部材12とを近接
させて、スリット状噴射孔18の幅L3が小さくなるよ
うに調節している。一方、押付ボルト40を第1部材1
1の押付ボルト挿通孔41にネジ込んで、軸部先端を第
2部材の浅底凹部に押し当てているため、押付ボルト4
0をネジ込むことによりスリット幅が大きくなるように
調整することができ、第2部材12を第1部材11から
離反保持して、締付ボルト20により設定したスリット
幅を横長さな全長に均一となるように精度よく維持して
いる。
【0033】本実施形態では、上記流入路14、第1小
径流路15、整流室16、第2小径流路17、スリット
状噴射孔18およびその先端の噴射口18aの横長さL
4は680mmに設定している。また、スリット状噴射
孔18の幅L3は0.3mm、その長さ(上下寸法)は
3.5mmとしている。第1、第2小径流路15、16
の流路幅L1は2.5mm、円環流路からなる整流室1
6の流路幅L2は0.3mmとしている。流入路14の
幅は第1小径流路の約5倍とし、かつ、2つの流入口1
3の断面積の和は噴射口断面積の約2倍となるように設
定している。さらに、締付ボルト20と押付ボルト40
は30mmピッチで取り付けている。
【0034】以下に、上記ノズル10の作用について説
明する。上記のように、ノズル10は第1部材11と第
2部材12とを組み合わせて形成し、流体供給管(図示
せず)を流入口13に連結している。流入口13から流
体(気体あるいは液体)をノズル10内に供給し、流入
口13→流入路14→第1小径流路15→整流室16→
第2小径流路17→スリット状噴射孔18の順に流れ、
スリット状噴射孔先端の噴射口18aより噴射してい
る。
【0035】上記流入口13より横長な流入路14の中
央部に軸直角方向より流体が流入し、向きを変えて流入
路14に流れ込むため流速が低下し、かつ、流入路14
の断面積を大としているため、両側へと速度を落として
流れ込み、流入路14内において横方向の全長に亙って
均等に流体が分配される。
【0036】流入路14に流入した流体は、該流入路1
4に連通した第1小径流路15の幅を狭くしているた
め、流体は速度を速めて第1小径流路15に流入し、つ
いで、円環状の整流室16へと流入する。
【0037】整流室16では、第1小径流路15からの
流体が両側半周部16a、16bに2分されて流通し、
流体は2方向に分離され、第2小径流路17へと合流し
て流入する。整流室16の流路幅L2を第1小径流路1
5および第2小径流路17の流路幅L1の50%以下と
しているため、第1小径流路15から整流室16に流入
した流体は流路縮小に伴なう加圧で両側半周部16a、
16bに均一に分配・整流されると共に、整流室16か
ら第2小径流路17に流入する際に流路拡大により減速
して層流化する。
【0038】第2小径流路17の下端はテーパー状に縮
径しているため、狭幅のスリット状噴射孔18へ流速を
速めて流入し、先端の噴射口18aから外方に、直線状
で且つ膜状の液体が噴射される。
【0039】本発明のノズル10では、特に、先端が噴
射口18aとなる比較的流路が長いスリット状噴射孔1
8の近くの上流に円環状流路を有する整流室16を設
け、ここで流体を2方向に分離して流通させ、かつ、こ
の各半円環状の流路断面積を均一とすると共に流路幅を
上流側の第1小径流路幅の50%以下としていることよ
り、流路が500〜1000mm程度の非常に横長とし
た場合において、均等な流量分布を達成することができ
る。それにより、横長さな噴射口18aからの噴量を長
さ方向の全体にわたって均等化し、バラツキが発生する
のを防止できる。
【0040】上記実施形態はポンプからの液体噴射用で
あるため、スリット状噴射孔18の幅を0.3mmとし
ているが、コンプレッサーからの圧搾空気を噴射する場
合には、上記スリット幅を0.05mm〜0.15mm
と小さくしている。
【0041】スリット噴射孔18のスリット幅L3の調
整は、前記のように、スリット幅調整用の締付ボルト2
0と押付ボルト40とのネジ込み量により簡単に調整す
ることができる。特に、上記実施形態では、スリット状
噴射孔18は、第1部材11側にのみ極浅凹部24を設
けて、第2部材12のフラット面と重ね合わせているた
めに、スリット幅の微調整が容易に行える。かつ、一方
側の部材にのみ凹部を設けてスリット状の噴射孔18を
形成するとスリット幅をより細くできる。しかも、スリ
ット幅を大きく変える場合には、第1部材11側のみを
交換して第2部材12は共用化することができ、部品の
共用化を図ることができる。なお、図6(B)に示すよ
うに、第1部材11と第2部材12の対向面の両方に極
底浅凹部24、24’を設けて組み合わせて、スリット
状噴射孔18を形成してもよい。なお、流体がコンプレ
ッサーからの圧搾空気が供給される場合にスリット幅L
3を上記数値範囲内で幅狭とし、ブロアーにより圧力空
気が供給される場合にはスリット幅L3を上記数値範囲
内で幅広とし、かつ、水等の液体の場合は0.3mm〜
1mmの範囲で設定している。
【0042】また、本実施形態では、噴射口の横長さL
4は680mmとしているが、100mm以上1500
mm以下の範囲に設定するのが好適である。流入口13
の流路面積は、スリット状噴射孔18の噴射口18aの
流路面積の1.2〜2倍の範囲とするのが好適であり、
よって、噴射口の長さL4を大きくして、さらに、ノズ
ルを大型化した場合、流入口13を中央部に3個以上配
置して、流入量を増加している。
【0043】なお、上記実施形態では、ノズルのボディ
を第1部材と第2部材とを前後に重ねて締結して形成し
ているが、横方向の長さが比較的小さい場合、ボディを
第1部材と第2部材とに分割せず、樹脂成形で一体的に
設けてもよい。このように、一体化した場合には、整流
室用として断面円形孔として貫通して設け、該貫通孔に
丸棒を隙間をあけて貫通させ、上記実施形態と同様な流
路幅が細く且つ均一な円環流路からなる整流室を設けて
いる。
【0044】図8は第1実施形態の変形例を示し、流入
口22’は第1部材11、第2部材12に上端を開口す
ると共に下端を流入路と連通させた凹部22a’と22
b’とを組み合わせて形成している。流体が液体の場合
は第1実施形態と同様に横長な流入路の中央部に設け、
流体が気体(エア)の場合は流路路の長さ方向に均等な
間隔をあけて設けている。
【0045】図9乃至図11は第2実施形態を示し、第
1部材11’、第2部材12’は薄い金属板をプレスに
より屈曲加工して形成している。即ち、上端より大きな
半円弧状部を設けて流入路用凹部27’、28’を形成
し、続いて直線部を設けて第1小径流路部29’30’
を設け、次ぎに、小さな半円弧状部を設けて整流室用凹
部33’、34’を設け、その下部に直線部を設けて第
2小径流路部35’36’を設けている。第2小径流路
部35’、36’の下端は外上向きな傾斜部50、51
を設け、スライド板52、53を重ね併せてボルト54
とナット55とを締結し、スライド板52と53との間
にスリット状噴射孔24’を設け、その先端を噴射口1
8’としている。
【0046】上記第1部材11’と第2部材12’の上
端部を溶接60により一体的に固着して、上記流入路用
凹部27’、28’とから流入路14’、第1小径流路
15’、円形の整流室16の外壁、第2小径流路17’
を形成し、該第2小径流路17’の下端を上記スリット
状噴射孔24’に連通させている。
【0047】上記整流室用凹部33’と34’とを組み
合わせて形成する整流室外壁の内部には隙間をあけて円
筒管25’を貫通させ、該円筒管25’の外周面から突
設した支持棒57を外壁に当接させ、溶接61により固
着している。これにより円環状の整流室16’を設けて
いる。
【0048】また、第1部材11’、第2部材12’と
を先端溶接部には、長さ方向に間隔をあけて流入管62
を溶接し、該流入管62を上記流入路14’を軸線を一
致させて接続している。
【0049】スリット状噴射孔を形成する上記傾斜部5
0、51には丸穴50a、51aを設ける一方、スライ
ド板52、53には長穴52a、53aを設け、スライ
ド板52、53をスリット幅に応じて移動させ、長穴5
2a、53aより丸穴50a、51aにボルト54を通
してナット55で締結している。
【0050】さらに、第1部材11’と第2部材12’
の長さ方向の両端には蓋材65を設け、溶接により第1
部材11’、第2部材12’と固着している。
【0051】上記構成からなる第2実施形態のノズルの
作用効果は第1実施形態と同様であるため説明を省略す
る。
【0052】図11は第2実施形態の変形例を示し、第
1部材と第2部材とを分割せず、1枚の金属板70を連
続して屈曲加工し、これを上端で連続させて2つ折りし
た状態として、ノズルのボデイを形成している。上記ボ
デイの上端に設ける流入路14”の長さ方向の一部に開
口を設け、第2実施形態と同様に流入管(図示せず)を
接続している。他の構成は第2実施形態と同様であるた
め、同一符号を付して説明を省略する。
【0053】なお、上記実施形態では流入口を上部に設
けているが、流入路の長さ方向の両端を閉鎖する蓋部材
65の一方あるいは両方に流入口を設けてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、第1小径流路と第2小径流路との間に流路を
2方向に分ける整流室を設け、第2小径流路で合流させ
ることで、流体の流れに乱れを発生させずに第2小径流
路において層状に整流した流体を得ることができる。こ
の整流させた流体を先端のスリット状の噴射口より噴射
させることで、スリット状の噴射口が横方向に長い場合
においても、その全長に亙って噴射量の均一化を図るこ
とができる。
【0055】また、上記整流室は円環流路とし、円環の
中心を上記第1、第2小径流路の軸線と一致させると好
適であり、上記整流室の流路幅を第1小径流路よりも減
少させることにより、供給流量の均等分配および整流化
を促進できる。また、合流する第2小径流路の流路幅を
整流室の流路幅より大とすることで、第2小径流路での
流速が落ちて層流化を促進することができる。
【0056】上記ノズルのボディは、横長な第1部材と
第2部材とをボルトで前後方向に締結して形成し、上記
第1小径流路を貫通する位置ではスリット幅調節ボルト
により第1部材と第2部材とを締結してスリット幅を調
節可能とすると、ノズルの汎用性が向上すると共に、い
ずれか一方の部材のみを交換して他方の部品の共用化を
図ることもできる。また、上記スリット幅調節ボルトが
第1小径流路を貫通する位置の下流に上記整流室を設け
ているため、スリット幅調節ボルトにより若干乱れた流
体の流れを整流化することができる。
【0057】さらに、上記スリット状噴射孔は上記第1
部材と第2部材のいずれか一方に凹部を設け、いずれか
他方はフラットとし、これを組み合わせて形成すること
で、スリット幅をより細くできると共に、片側の部材の
みを交換してスリット幅の調整を行うことができ、部品
の共用化を図ることができる。また、横方向に長い流入
路の側面の一部に穿設した流入口から流入した流体を9
0度向きを変えて流入路に流通させることで、流体の流
れを低下させて、横方向に長い流入路内において供給流
量の均一化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るノズルの正面図であ
る。
【図2】 ノズルのI−I線断面図である。
【図3】 ノズルのII−II線断面図である。
【図4】 図2の分解断面図である。
【図5】 図3の分解断面図である。
【図6】 (A)はノズルの要部断面図、(B)は変形
例の要部断面図である。
【図7】 図6(A)のIII−III線断面図であ
る。
【図8】 第1実施形態の変形例を示す要部断面図であ
る。
【図9】 第2実施形態の分解斜視図である。
【図10】 (A)(B)は第2実施形態の断面図、
(C)は要部断面図である。
【図11】 第2実施形態の変形例の断面図である。
【図12】 (A)は従来のノズルの斜視図、(B)は
断面図である。
【符号の説明】 10 ノズル 11 第1部材 12 第2部材 13 流入口 14 流入路 15 第1小径流路 16 整流室(円環流路) 16a、16b 半周部 17 第2小径流路 18 スリット状噴射孔 18a 噴射口 19 固定ボルト 20 スリット幅調整用の締付ボルト 20b、40a 平滑面 21 Oリング 25 円柱部材 26 リング 40 押付ボルト
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月31日(2002.1.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊佐 健次 兵庫県西脇市野村町1795−387 Fターム(参考) 4F033 AA01 AA04 AA05 BA03 CA02 DA01 EA01 NA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディ内に流入口から噴射口にかけて、
    順次、流入口に連通する流入路、該流入路に連通する第
    1小径流路、該第1小径流路に連通して流路を2方向に
    分離した後に合流させる整流室、該整流室に連通する第
    2小径流路、該第2小径流路に連通したスリット状噴射
    孔を連続的に設け、該スリット状噴射孔先端を上記噴射
    口としていることを特徴とするノズル。
  2. 【請求項2】 上記整流室の流路幅は上記第1小径流路
    および第2小径流路の流路幅の50%以下としている請
    求項1に記載のノズル。
  3. 【請求項3】 上記整流室は円環流路からなり、円環の
    中心を上記第1、第2小径流路の軸線と一致させ、上記
    第1小径流路からの流体を円環の両側半周部に流通させ
    て2方向に分離した後に第2小径流路へ合流させて流通
    させる構成としている請求項1または請求項2に記載の
    ノズル。
  4. 【請求項4】 上記ボディは、横長な第1部材と第2部
    材とをボルトで前後方向に締結して形成し、該第1部材
    と第2部材との対向面には、それらの上端から間隔をあ
    けた位置より下端にかけて、上記流入路、第1小径流
    路、整流室、第2小径流路、スリット状噴射孔を形成す
    る凹部を設け、第1部材と第2部材とを締結すること
    で、ボディの長さ方向に沿った横長な上記流入路、第1
    小径流路、整流室、第2小径流路、スリット状噴射孔を
    上下方向に連続して設け、かつ、上記流入路に上記第1
    部材あるいは/および第2部材の側面、上面あるいは長
    さ方向の端面に流入口を連通させ、 さらに、上記第1小径流路を貫通する位置でスリット幅
    調節用の締付ボルトにより第1部材と第2部材とを締結
    している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
    ノズル。
  5. 【請求項5】 上記第1部材と第2部材に上記整流室の
    半側部となる半円状凹部を夫れ夫れ設け、組み合わせて
    断面円孔とし、その内部に円筒部材あるいは円柱部材を
    隙間をあけて配置して上記円環流路からなる整流室を設
    けている請求項4に記載のノズル。
  6. 【請求項6】 上記第1部材と第2部材とは横長で厚肉
    な平板からなり、各平板の対向面に上記流入路、第1小
    径流路、整流室、第2小径流路、スリット状噴射孔を凹
    設し、あるいは、 上記第1部材と第2部材とは薄板を屈曲加工して上記流
    入路、第1小径流路、整流室、第2小径流路を設け、該
    第2流路形成部の先端を外向きに傾斜させ、該傾斜部に
    それぞれ重ねわせてスリット幅調整用のスライド板を取
    り付け、両側のスライド板の間にスリット状噴射孔を設
    けている請求項4または請求項5に記載のノズル。
  7. 【請求項7】 上記スリット状噴射孔は上記第1部材と
    第2部材のいずれか一方に凹部を設け、いずれか他方は
    フラットとし、あるいは両方に凹部を設け、これを組み
    合わせて形成している請求項4乃至請求項6のいずれか
    1項に記載のノズル。
  8. 【請求項8】 上記流体が液体の場合、横方向に延在す
    る流入路の略中央位置で1あるいは複数の上記流入口と
    連通し、流入路には中央から両端に向かって流体を供給
    している請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の
    ノズル。
  9. 【請求項9】 上記スリット幅調整用の締付ボルトの間
    に押付ボルトを取り付け、該押付ボルトの軸部先端を第
    2部材に押し当ててスリット幅を保持している請求項4
    乃至請求項8のいずれか1項に記載のノズル。
  10. 【請求項10】 スリット状噴射孔の横長さは100m
    m以上1500mm以下、スリット幅は0.05mm以
    上5mm以下としている請求項1乃至請求項9のいずれ
    か1項に記載のノズル。
JP2002012122A 2002-01-21 2002-01-21 ノズル Expired - Fee Related JP3856210B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002012122A JP3856210B2 (ja) 2002-01-21 2002-01-21 ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002012122A JP3856210B2 (ja) 2002-01-21 2002-01-21 ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003211027A true JP2003211027A (ja) 2003-07-29
JP3856210B2 JP3856210B2 (ja) 2006-12-13

Family

ID=27649415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002012122A Expired - Fee Related JP3856210B2 (ja) 2002-01-21 2002-01-21 ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3856210B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167532A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Toppan Printing Co Ltd スリットダイ及びスリット隙間調節方法並びに塗布装置
JP2006205120A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Ikeuchi:Kk スリットノズル
KR100719953B1 (ko) 2005-12-22 2007-05-21 웅진코웨이주식회사 공기분사노즐의 챔버
JP2007319853A (ja) * 2006-05-02 2007-12-13 Kyoritsu Gokin Co Ltd 二流体ノズルとそれを用いた噴霧方法
JP2008237773A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Aiho Corp 食器洗浄装置
KR100889949B1 (ko) * 2008-04-10 2009-03-20 주식회사 엠엠테크 하향식 기판 박형화장치 및 이를 이용한 박형화 시스템
KR100908884B1 (ko) * 2007-11-01 2009-07-23 주식회사 해진아이엠피 이중관 노즐을 가지는 글라스 식각 장치
KR101008383B1 (ko) 2008-11-25 2011-01-13 이재규 유체분사장치
KR101009643B1 (ko) * 2008-07-16 2011-01-19 삼성모바일디스플레이주식회사 기판 에칭 장치
JP2011143315A (ja) * 2011-05-02 2011-07-28 Aiho Corp 食器洗浄装置
JP2011167740A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Jfe Steel Corp 熱鋼板の冷却装置
EP2412447A1 (en) * 2010-07-28 2012-02-01 Nordson Corporation Nozzle arrangement for dispensing liquid material
JP2012516233A (ja) * 2009-03-24 2012-07-19 ジーディー マシーンズ シーオー エルティーディー スリット型超音速ノズルおよびこれを備えた表面処理装置
KR101345835B1 (ko) * 2012-04-26 2013-12-30 하이디스 테크놀로지 주식회사 분사 장치
KR101376641B1 (ko) * 2012-05-11 2014-03-25 이원중 멀티-나이프형 분사노즐 장치
KR101919123B1 (ko) * 2017-03-06 2019-02-08 스프레이시스템코리아 유한회사 2유체 슬릿 노즐
KR20200003560A (ko) * 2018-07-02 2020-01-10 스프레이시스템코리아 유한회사 역류 방지 기능이 구비된 2유체 슬릿 노즐
JP2021020188A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 株式会社いけうち スリットノズル

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022527A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Nissan Motor Co Ltd 塗工装置

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4691979B2 (ja) * 2004-12-14 2011-06-01 凸版印刷株式会社 スリットダイ及びスリット隙間調節方法並びに塗布装置
JP2006167532A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Toppan Printing Co Ltd スリットダイ及びスリット隙間調節方法並びに塗布装置
JP2006205120A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Ikeuchi:Kk スリットノズル
KR100719953B1 (ko) 2005-12-22 2007-05-21 웅진코웨이주식회사 공기분사노즐의 챔버
JP2007319853A (ja) * 2006-05-02 2007-12-13 Kyoritsu Gokin Co Ltd 二流体ノズルとそれを用いた噴霧方法
JP2008237773A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Aiho Corp 食器洗浄装置
KR100908884B1 (ko) * 2007-11-01 2009-07-23 주식회사 해진아이엠피 이중관 노즐을 가지는 글라스 식각 장치
KR100889949B1 (ko) * 2008-04-10 2009-03-20 주식회사 엠엠테크 하향식 기판 박형화장치 및 이를 이용한 박형화 시스템
KR101009643B1 (ko) * 2008-07-16 2011-01-19 삼성모바일디스플레이주식회사 기판 에칭 장치
US8308894B2 (en) 2008-07-16 2012-11-13 Samsung Display Co., Ltd. Substrate etching apparatus
KR101008383B1 (ko) 2008-11-25 2011-01-13 이재규 유체분사장치
JP2012516233A (ja) * 2009-03-24 2012-07-19 ジーディー マシーンズ シーオー エルティーディー スリット型超音速ノズルおよびこれを備えた表面処理装置
JP2011167740A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Jfe Steel Corp 熱鋼板の冷却装置
US8677928B2 (en) 2010-07-28 2014-03-25 Nordson Corporation Nozzle assembly for dispensing liquid material
EP2412447A1 (en) * 2010-07-28 2012-02-01 Nordson Corporation Nozzle arrangement for dispensing liquid material
JP2011143315A (ja) * 2011-05-02 2011-07-28 Aiho Corp 食器洗浄装置
KR101345835B1 (ko) * 2012-04-26 2013-12-30 하이디스 테크놀로지 주식회사 분사 장치
KR101376641B1 (ko) * 2012-05-11 2014-03-25 이원중 멀티-나이프형 분사노즐 장치
KR101919123B1 (ko) * 2017-03-06 2019-02-08 스프레이시스템코리아 유한회사 2유체 슬릿 노즐
KR20200003560A (ko) * 2018-07-02 2020-01-10 스프레이시스템코리아 유한회사 역류 방지 기능이 구비된 2유체 슬릿 노즐
KR102078183B1 (ko) 2018-07-02 2020-04-02 스프레이시스템코리아 유한회사 역류 방지 기능이 구비된 2유체 슬릿 노즐
JP2021020188A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 株式会社いけうち スリットノズル
JP7299611B2 (ja) 2019-07-30 2023-06-28 株式会社いけうち スリットノズル

Also Published As

Publication number Publication date
JP3856210B2 (ja) 2006-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003211027A (ja) ノズル
JP4649214B2 (ja) 二流体用スリットノズル
US5458291A (en) Fluid applicator with a noncontacting die set
CA2326659C (en) Spray nozzle assembly
US10610837B2 (en) Vee manifold
JPH02504235A (ja) 狭い間隔で離間した幅狭い粘性液体のビードを基体へ塗布する方法及び装置
US8858211B2 (en) Liquid coating die
JP4057555B2 (ja) 平板ディスプレイ表面処理用流体噴射装置
KR20050040110A (ko) 슬릿 노즐
EP2412447B1 (en) Nozzle arrangement for dispensing liquid material
CN109863315A (zh) 射流构件
US20170304850A1 (en) Pneumatic atomizing nozzle
JPH09220495A (ja) 流体噴出ノズル
JP2007169692A (ja) 金属粉末製造装置
KR101357979B1 (ko) 수지코팅막 성형장치의 코팅액 균일 분사노즐
JP2006205120A (ja) スリットノズル
US9849480B2 (en) Laminated nozzle with thick plate
CN110997159B (zh) 涂敷装置及涂敷方法
JP6004184B2 (ja) シャワーヘッドとシャワーヘッド用吐水ブロック
KR101819613B1 (ko) 유체 분사장치
JP2021020188A (ja) スリットノズル
JP2009255384A (ja) シート成形用ダイスおよびシート成形方法
WO1999065612A1 (en) Spreader for spreading a fluid, such as an adhesive
JP2008296197A (ja) ノズル
JP6022899B2 (ja) 流体混合器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060529

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090922

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120922

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150922

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees