JP2003211003A - 単分散陰イオン交換体 - Google Patents

単分散陰イオン交換体

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JP2003211003A JP2002350909A JP2002350909A JP2003211003A JP 2003211003 A JP2003211003 A JP 2003211003A JP 2002350909 A JP2002350909 A JP 2002350909A JP 2002350909 A JP2002350909 A JP 2002350909A JP 2003211003 A JP2003211003 A JP 2003211003A
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ボルフガング・ポズツン
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リユデイガー・ザイデル
Hans-Karl Soest
ハンス−カール・ゾースト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビーズの高い機械的および浸透の安定性、使
用におけるビーズ床の低い圧力低下および少ない洗浄水
の消費量。 【解決手段】 ポリ(メタ)アクリルアミド型の単分散
の弱塩基性もしくは場合によっては強塩基性陰イオン交
換体の製造方法、イオン交換体それら自身およびそれら
の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術的分野】本発明は、ポリ(メタ)ア
クリルアミド型の単分散の弱塩基性、および場合によっ
ては単分散の強塩基性の陰イオン交換体の製造方法、な
らびにそれらの用途に関する。
【0002】本発明のポリ(メタ)アクリルアミド型の
単分散陰イオン交換体は、さらなるアクリル酸化合物と
共重合されそしてその後ジアミン型のアミンと反応され
かつアルキルハロゲン化物もしくはアリールハロゲン化
物で官能性化される、モノビニル芳香族化合物もしくは
アクリル酸化合物のいずれかから出発する陰イオン交換
体である。
【0003】
【従来の技術】従来技術から、ポリ(メタ)アクリルア
ミド型の異分散(heterodisperse)陰イ
オン交換体は既に知られている。これらは、多数の異な
る応用の実務で使用することができる陰イオン交換体の
一分類である。
【0004】ポリ(メタ)アクリルアミド型の異分散陰
イオン交換体の使用の重要な一領域は水処理技術であ
り、そこでは、陰イオン、例えば塩化物、硫酸塩もしく
は硝酸塩、ならびにサリチル酸および炭酸のような弱
酸;ギ酸、酢酸、クエン酸、フミン酸および他者のよう
な有機酸を除去することが可能である。
【0005】現在、ポリ(メタ)アクリルアミド型のゲ
ル型およびマクロ多孔質(macroporous)双
方の異分散陰イオン交換体が、ビートおよびサトウキビ
からの圧搾汁の脱色において使用される。糖抽出の複雑
な製造工程の間に、ビート、好ましくはテンサイ、およ
びサトウキビからの圧搾汁が脱色する。色素、例えばメ
ラノイジンおよびカラメル色素が形成される。米国特許
第4,082,701号明細書は、色素溶液を脱色する
ためのポリ(メタ)アクリルアミド型の異分散陰イオン
交換体の使用を開示する。液体の糖シロップもしくは転
化糖シロップの未処理の溶液もまた、現在、ポリ(メ
タ)アクリルアミド型の異分散陰イオン交換体を使用し
て脱塩される。
【0006】ホエイおよび果実の希薄な圧搾汁からの酸
もしくは酸性成分の除去にポリ(メタ)アクリルアミド
型のゲル型もしくはマクロ多孔質の異分散陰イオン交換
体を使用することもまた既知である。
【0007】ポリ(メタ)アクリルアミド型の異分散陰
イオン交換体の既知の一製造方法は、米国特許出願第U
S−A 2 675 359号、チェコ国特許出願第C
Z−A 169 356号、第DD 99 587号も
しくは米国特許出願第US−A 5 414 020号
明細書のポリアミンでの架橋アクリル酸エステルビーズ
ポリマーのアミノ分解である。
【0008】アミノ分解に使用される架橋(メタ)アク
リル酸エステル樹脂ビーズポリマーは、ゲル型もしくは
マクロ多孔質樹脂として従来技術で製造される。それら
は懸濁物重合工程による混合重合(mixed pol
ymerization)にて製造される。これは、お
よそ0.2mmからおよそ1.2mmまでの範囲の広範
な粒子径分布を有する異分散ビーズポリマーを生じさせ
る。
【0009】その後のアミノ分解後に得られるポリ(メ
タ)アクリルアミド型の異分散陰イオン交換体は、アル
キル化剤により四級化することができる。強塩基性基を
生じるためにここで実施されるべき反応は、1から10
0%(すなわち完全に)までの範囲で実施することがで
きる。通例のアルキル化剤はアルキルハロゲン化物もし
くはアリールハロゲン化物、または2者の混合物、例え
ば米国特許出願第US−A 4 082 701号明細
書のクロロメタン、もしくは塩化ベンジルである。
【0010】米国特許出願第US−A 2 675 3
59号明細書において、メチルアクリレート−ジビニル
ベンゼンコポリマーに基づくゲル型およびマクロ多孔質
の異分散ビーズポリマーがジエチレントリアミンと反応
される。
【0011】第DD 99 587号明細書は、ポリア
クリル酸エステルに基づく固体粒子の弱塩基性異分散陰
イオン交換体の製造を記述する。該粒子の固形性は、該
コポリマーがポリアミンと反応された後に、水より少な
い程度まで該樹脂を膨潤させる水と混合可能な溶媒で該
樹脂が処理されるという事実によって達成される。
【0012】使用される適する溶媒は、例えばメタノー
ル、エタノール、アセトンもしくはそれらの混合物であ
る。99%のビーズが亀裂(crack)もしくは割れ
(fissure)を伴わずに得られる。
【0013】例えばメタノールでの処理を伴わないと3
5%のビーズが亀裂および割れを有する。
【0014】ポリ(メタ)アクリルアミド型の異分散陰
イオン交換体は、樹脂の荷電した形態に依存して、すな
わち窒素に対する対イオンの型に依存して、異なる樹脂
容量を表す。塩化物の形態から遊離塩基の形態に転化さ
れる場合、樹脂は顕著に膨潤する。逆に、それは遊離塩
基の形態から塩化物の形態への転化に際して収縮する。
従って、ポリ(メタ)アクリルアミド型のこれらの異分
散陰イオン交換体の工業的使用において、荷電および再
生は、それぞれの場合でそれぞれ収縮もしくは膨潤を伴
う。しかしながら、長期使用の間に、これらの異分散陰
イオン交換体は数百回再生される。これの間に発生する
収縮および膨潤の動作は、ビーズの一部が亀裂、最終的
には破砕さえ発生させるほど大きくビーズの安定性に負
荷を加える。破片が生じ、それらは常用装置およびカラ
ム中の閉塞につながり、そして流れを妨げ、それは順に
増大された圧力低下につながる。加えて、破片は処理さ
れている媒体、好ましくは水を汚染し、そして従って媒
体もしくは水の質を低下させる。
【0015】ビーズで充填されたカラムを通る水の流れ
は、しかしながら、樹脂破片のみならず、しかしまた存
在する場合は微細なポリマービーズによっても妨げられ
る。圧力低下の増大が発生する。ポリ(メタ)アクリル
アミド型の既知の異分散陰イオン交換体の粒子径分布に
より、異なる直径のビーズが存在する。こうした微細な
ビーズの存在が付加的に圧力低下を増大させる。
【0016】Seidlら、Chemicky pru
mysl,roc.29/54(1979)cis
9、470は、架橋アクリル酸エステル樹脂のアミノ分
解反応を研究し、そして、アクリルアミド単位に加えて
遊離アクリル酸単位もまた形成されることを見出した。
全部のアクリルアミド樹脂が遊離アクリル酸単位を表
す。
【0017】従って、ポリ(メタ)アクリルアミド型の
異分散陰イオン交換体の陰イオンでの荷電の完了後に、
樹脂は、新たな荷電のためそれを準備するために希水酸
化ナトリウム溶液で再生される。水酸化ナトリウム溶液
の残留物は水で樹脂から洗い落とされる。加えて、水酸
化ナトリウム溶液でカルボン酸基を処理することから生
じるカルボン酸イオンが、水洗浄により加水分解され
る。樹脂の製造の間に、樹脂からの流出水(洗浄水)の
低い伝導度が望ましい。そうでなければ不純な水が存在
するからである。最終目標は、少量の洗浄水を使用して
低い伝導度を達成することである。これを少量のみの弱
酸性の基が残存することの表示とみなすことができるか
らである
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来技術から出発し
て、本発明の一目的は、ビーズの高い機械的および浸透
の安定性、使用におけるビーズ床の低い圧力低下および
少ない洗浄水の消費量を伴うポリ(メタ)アクリルアミ
ド型の弱塩基性のみならずしかしまた強塩基性の単分散
陰イオン交換体、ならびに高純度の単分散陰イオン交換
体それ自身も提供することであった。
【0019】
【課題を解決するための手段】従って、本発明により、
この目的は、ポリ(メタ)アクリルアミド型の単分散陰
イオン交換体の製造方法により達成され、ここで、 a)第一段階で、1種もしくはそれ以上の異なるアクリ
ル酸化合物および1種もしくはそれ以上の異なる架橋剤
または1種もしくはそれ以上の異なるモノビニル芳香族
化合物および1種もしくはそれ以上の異なる架橋剤の単
量体混合物を、該単量体混合物と本質的に混合不可能な
液体中に注入もしくは噴霧して液滴を形成し、該液滴を
その後封入かつ重合し、そして該封入かつ重合された液
滴をその後、種供給法(seed−feed proc
ess)においてアクリル酸化合物および架橋剤の供給
材料(feed)と反応させ、そして生じる生成物を重
合して、単分散架橋アクリル酸ポリマービーズもしくは
単分散架橋アクリル含有ポリマービーズを形成し、なら
びに b)第二段階において、第一段階から得られた単分散の
架橋アクリル酸ポリマービーズもしくはアクリル含有ポ
リマービーズ(モノビニル芳香族化合物から出発する場
合)を、ジアミン型の液体アミン中に導入して懸濁液を
形成し、該懸濁液を100℃より上の温度に加熱し、場
合によっては蒸留し、数時間攪拌し、そして生じるアミ
ノ化ビーズポリマーを、アミンを含まないように洗浄す
る。
【0020】段階a)の単量体混合物がアクリル酸化合
物を含有する場合、同一のアクリル酸化合物の供給材料
が好ましい。
【0021】あるいは、該工程は、段階a)の供給材料
を使用することなく1種もしくはそれ以上の異なるアク
リル酸化合物および1種もしくはそれ以上の異なる架橋
剤から出発することができ、そして、形成される液滴を
その後封入かつ重合し、そして重合された液滴をその後
段階b)に従って反応させる。この場合、本発明の目的
は、ポリ(メタ)アクリルアミド型の単分散陰イオン交
換体の製造方法により達成され、ここで a)第一段階において、1種もしくはそれ以上の異なる
アクリル酸化合物および1種もしくはそれ以上の異なる
架橋剤の単量体混合物を、該単量体混合物と本質的に混
合不可能な液体中に注入して液滴を形成し、該液滴をそ
の後封入かつ重合し、 b)ならびに、段階a)により得られた生成物を、ジア
ミン型の液体アミン中に導入して懸濁液を形成し、該懸
濁液を160℃から210℃までの温度に加熱し、場合
によっては蒸留し、数時間攪拌し、そしてその後生じる
アミノ化ビーズポリマーを、アミンを含まないように洗
浄する。
【0022】場合によっては、ポリ(メタ)アクリルア
ミド型の強塩基性単分散陰イオン交換体を製造するため
には、第三の段階が後に続き、そこで: c)第二段階に従って製造されたアミノ化ビーズポリマ
ーを、アルキルハロゲン化物もしくはアリールハロゲン
化物と部分的にもしくは完全に反応させて、四級アミノ
基を有するポリ(メタ)アクリルアミド型の対応する強
塩基性単分散陰イオン交換体を生じる。
【0023】工程段階a)において、封入された液滴の
重合は部分的重合もしくは完全重合であってよい。それ
らの部分的もしくは完全重合は、米国特許出願第US−
A5068255号および同第US−A 583452
4号に記述され、双方はこれにより本出願に引用するこ
とにより組み込まれる。
【0024】好ましくは、メタノールは第二段階で蒸留
分離される。
【0025】本発明の実務において使用される架橋剤
は、例えば、ポリビニルアルキル化合物、ポリビニル芳
香族化合物、ジエン化合物およびそれらの混合物を包含
する。
【0026】
【発明の効果】驚くべきことに、発明の方法において、
アミノ化後の例えばメタノールでの単分散ビーズポリマ
ーの複雑かつ高価な処理はなしで済ませることができ、
そして、優れた浸透および機械的安定性、樹脂流出水の
低い伝導度、使用における減少された圧力低下ならびに
顕著に減少された洗浄水消費量を有する、ポリ(メタ)
アクリルアミド型の弱塩基性もしくは場合によっては強
塩基性の単分散陰イオン交換体が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】本明細書で使用されるところの
「単分散」という用語は、それの粒子の最低90容量も
しくは質量%が、最も頻度の高い直径(すなわち「最頻
値」)の±10%の幅を有する最も頻度の高い直径の周
辺の範囲に分布される直径を有する物質を意味する。
【0028】例えば、0.5mmの最も頻度の高い直径
(すなわち0.5mmの最頻値を伴う分布)を有する物
質について、最低90容量%もしくは90質量%が0.
45mmと0.55mmとの間の大きさ範囲内にあり、
0.7mmの最も頻度の高い直径を有する物質の場合に
は、最低90容量%もしくは90質量%が0.63mm
と0.77mmとの間の大きさ範囲にある。
【0029】原則として、工程段階a)において、2種
の異なる方法を使用することができる。直接注入と種供
給法との間で区別がここでなされる。
【0030】工程段階a)において直接注入を使用する
場合、1種もしくはそれ以上の異なるアクリル酸化合
物、好ましくは(メタ)アクリレートエステル、とりわ
け好ましくはメチルアクリレートもしくは(メタ)アク
リロニトリル、および1種もしくはそれ以上の架橋剤、
例えばジビニルベンゼンもしくはジエチレングリコール
ジビニルエーテルを含んで成る単量体混合物を、該単量
体混合物と本質的に混合不可能である液体中に注入して
単分散の液滴を生じ、その後封入し、そしてその後結果
として生じる単量体の液滴を重合する。
【0031】種供給法を工程a)において使用する場
合、再度、2種の変法が可能である。
【0032】いずれの工程も、架橋剤としてスチレンの
ようなモノビニル芳香族化合物およびジビニルベンゼン
から出発し、そして単分散スチレン−ジビニルベンゼン
ビーズポリマーが得られる:こうした場合、例えば、 a)98.5〜99.98重量%のスチレン; b)0.01〜2重量%のジビニルベンゼン;および c)0.01〜0.05重量%のエチルスチレン の単量体混合物を、該単量体混合物と本質的に混合不可
能な液体中に注入して液滴を形成し、該液滴をその後封
入かつ重合し、そして封入かつ重合された液滴にその後
アクリル酸化合物および1種もしくはそれ以上の架橋剤
の上述された供給材料を供給する。単分散架橋アクリル
含有ポリマービーズが得られる。他の可能なモノビニル
芳香族化合物はエチルスチレンもしくは置換スチレンで
あり、そして置換基はC1−C4アルキルもしくはハロゲ
ン、好ましくは塩素であることができる。
【0033】または、上述された直接注入法に従って得
られたビーズポリマーを取り、かつアクリル酸化合物お
よび1種もしくはそれ以上の架橋剤の供給材料を供給し
て、その後の重合で所望のビーズポリマーを生じる。
【0034】全部の場合で、これらがその後の工程段階
b)において使用することができるように、単分散ビー
ズ型架橋アクリル酸ポリマーを可能な限り水を含まない
ように保つことが望ましい。
【0035】第一段階a)において使用されるべき単量
体混合物は、1ないし50重量%、好ましくは1ないし
25重量%、とりわけ好ましくは1.5ないし12重量
%、とりわけ好ましくは2ないし8重量%の架橋剤、な
らびに50ないし99重量%、好ましくは75ないし9
9重量%、とりわけ好ましくは88ないし98.5重量
%、およびとりわけ好ましくは92ないし98重量%の
アクリル酸化合物、好ましくは(メタ)アクリル酸エス
テルもしくは(メタ)アクリロニトリルを含んで成る。
とりわけ好ましい出発原料は、架橋剤としてのジエチル
グリコールジビニルエーテルおよびメチルアクリレート
である。
【0036】種供給法に従って製造されるビーズは、直
接噴霧法により得られる微細な種ビーズより有意により
大きい。
【0037】種供給法もしくは直接噴霧法(噴射)によ
る単分散架橋ビーズポリマーの製造技術は、例えば、米
国特許出願第US−A 4 444 961号、同第U
S−A 4 427 794号、同第US−A 4 4
19 245号、同第US−A 5 231 115号
もしくは同第US−A 4 564 644号明細書
(それらの完全な内容はこれにより本出願に引用するこ
とにより組み込まれる)に記述される。
【0038】米国特許出願第US−A 4 427 7
94号明細書において、単分散架橋ビニル芳香族ビーズ
ポリマーは、単量体混合物と本質的に混合不可能である
液体中に単量体混合物を注入(噴霧)すること、その後
それを封入すること、および結果として生じる単量体の
液滴を重合することにより所望の大きさで製造される。
この方法は本発明においてさえ使用される。
【0039】本発明の情況において好ましい(メタ)ア
クリル酸エステルもしくは(メタ)アクリロニトリル
は、モノエチレン性不飽和化合物、例えばアルキルアク
リレートもしくはアルキルメタクリレート、とりわけ好
ましくはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレートもしくはアクリロニトリルである。
【0040】本発明の情況においてとりわけ好ましい
(メタ)アクリル酸エステルはメチルアクリレートであ
る。
【0041】工程段階a)において本発明の情況で使用
される好ましい架橋剤は、ジビニルベンゼン、ジビニル
トルエン、トリビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、
トリビニルナフタレン、1,7−オクタジエン、1,5
−ヘキサジエン、ジエチレングリコールジビニルエーテ
ル、エチレングリコールジメタクリレート、トリメチル
プロパントリメタクリレートもしくはアリルメタクリレ
ートのような多官能性のエチレン性不飽和化合物であ
る。
【0042】使用されるべき特定の型の架橋剤は、ポリ
マービーズの期待される使用に従って選択する。例え
ば、ジビニルベンゼンは多くの場合に適する。大部分の
応用について、ジビニルベンゼン異性体に加えてエチル
ビニルベンゼンもまた含んで成る商業的なジビニルベン
ゼン品質等級が十分である。
【0043】出発原料を種供給法によりスチレン−ジビ
ニルベンゼンビーズポリマーから製造する場合には、発
明の方法で段階b)において使用されるべき単分散ビー
ズ型架橋アクリル酸ポリマーは、0.001ないし8重
量%、好ましくは0.0015ないし5重量%のジビニ
ルベンゼンをなお含有する。
【0044】発明の方法の好ましい一態様において、微
少封入(microencapsulated)アクリ
ル酸ポリマーもしくは微少封入アクリル含有ポリマーを
工程段階b)で使用する。
【0045】工程段階b)のための微少封入アクリル酸
ポリマーもしくは微少封入アクリル含有ポリマーの製造
のために、錯コアセルベート(complex coa
cervate)としての使用について既知の物質、と
りわけポリエステル、天然もしくは合成のポリアミド、
ポリウレタン、ポリ尿素が適する。
【0046】天然のポリアミドとして例えばゼラチンが
とりわけ高度に適する。これはとりわけコアセルベート
もしくは錯コアセルベートとして使用される。本発明の
情況におけるゼラチン含有錯コアセルベートは、とりわ
け合成高分子電解質とのゼラチンの組合せを意味すると
解釈される。適する合成高分子電解質は、例えばマレイ
ン酸、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドもし
くはメタクリルアミドの組み込まれた単位を有するコポ
リマーである。とりわけ好ましくはアクリル酸もしくは
アクリルアミドが使用される。ゼラチン含有被膜は慣習
的な硬化剤、例えばホルムアルデヒドもしくはグルタル
アルデヒドを使用して硬化させることができる。ゼラチ
ン、ゼラチン含有コアセルベートおよびゼラチン含有錯
コアセルベートでの単量体の液滴の封入は、米国特許出
願第US−A 4 427 794号明細書に詳細に記
述される。合成ポリマーを用いる封入方法は既知であ
る。高度に適する方法は例えば相境界縮合であり、そこ
では単量体の液滴中に溶解される反応成分(例えばイソ
シアネートもしくは酸塩化物)が、水相に溶解される第
二の反応成分(例えばアミン)との反応にもたらされ
る。
【0047】場合によっては微少封入される単量体の液
滴は、重合を開始するための開始剤もしくは開始剤の混
合物を含んでよい。発明の方法に適する開始剤は、例え
ば、過酸化ジベンゾイル、過酸化ジラウロイル、過酸化
ビス(p−クロロベンゾイル)、ジシクロヘキシルペル
オキシジカーボネート、過オクチル酸tert−ブチ
ル、ペルオキシ−2−エチルヘキサン酸tert−ブチ
ル、2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルペルオキ
シ)−2,5−ジメチルヘキサンもしくはtert−ア
ミルペルオキシ−2−エチルヘキサンのようなペルオキ
シ化合物、および2,2’−アゾビス(イソブチロニト
リル)もしくは2,2’−アゾビス(2−メチルイソブ
チロニトリル)のようなアゾ化合物である。
【0048】開始剤は、一般に、単量体混合物に基づき
0.05ないし2.5重量%、好ましくは0.1ないし
1.5重量%の量で使用する。
【0049】場合によっては微少封入される単量体の液
滴中で使用することができるさらなる添加物は、場合に
よっては、ビーズポリマー中でマクロ多孔質構造を生成
させるための多孔原(porogen)である。このた
めの適する化合物は、結果として生じるポリマーを乏し
く溶解するもしくは膨潤させる有機溶媒である。挙げて
よい有機溶媒は、ヘキサン、オクタン、イソオクタン、
イソドデカン、メチルエチルケトン、ブタノールもしく
はオクタノール、またはそれらの異性体である。
【0050】適する多孔原である物質はまた、とりわ
け、単量体に中溶解するがしかしポリマーを乏しく溶解
するかもしくはそれを膨潤させる(ポリマーの沈殿剤)
有機物質、例えば独国特許第1 045 102号もし
くは同第1 113 570号明細書に記述されるとこ
ろの脂肪族炭化水素でもある。
【0051】使用される多孔原は、例えば、単分散のマ
クロ多孔質のスチレン/ジビニルベンゼンを基材とする
(based)ビーズポリマーを製造するために米国特
許出願第US−A 4 382 124号明細書に記述
されるもののような4ないし10個の炭素原子を有する
アルコールであることができる。この特許はまた、マク
ロ多孔質ビーズポリマーの製造方法の調査も提供し、そ
してこれにより本出願に引用することにより組み込まれ
る。
【0052】ポリ(メタ)アクリルアミドに基づく単分
散マクロ多孔質陰イオン交換体の合成に使用される多孔
原の比率は、単量体に基づき1ないし50重量%、好ま
しくは3ないし30重量%、とりわけ好ましくは4ない
し20重量%である。
【0053】微少多孔質もしくはゲル型またはマクロ多
孔質という用語は、専門家の文献に、例えばSeid
l,Malinsky,Dusek,Heitz,ad
v.Polymer Sci.,Vol.5 113な
いし213ページ(1967)に詳細に記述されてい
る。
【0054】本発明の情況で好ましいビーズポリマー
は、単分散のゲル型構造を有する。
【0055】場合によっては微少封入される単量体の液
滴は、適切な場合は30重量%(単量体に基づく)まで
の架橋もしくは架橋されないポリマーもまた含むことが
できる。好ましいポリマーは前記単量体、とりわけ好ま
しくはスチレン由来である。
【0056】場合によっては封入される単量体の液滴の
平均粒子径は10〜1000μm、好ましくは100〜
1000μmである。発明の方法はまた、単分散ビーズ
型ポリマーの製造にも非常に適する。
【0057】工程段階a)において、好ましい水相は溶
解された重合阻害剤を場合によっては含んでもよい。本
発明の情況で適する阻害剤は無機および有機双方の物質
である。無機阻害剤の例は、ヒドロキシルアミン、ヒド
ラジン、硝酸ナトリウムおよび硝酸カリウムのような窒
素化合物、亜リン酸水素ナトリウムのような亜リン酸の
塩、ならびにジチオン酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、ロダン化
ナトリウムもしくはロダン化アンモニウムのようなイオ
ウ化合物である。有機阻害剤の例は、ヒドロキノン、ヒ
ドロキノンモノメチルエーテル、レゾルシノール、カテ
コール、tert−ブチルカテコール、ピロガロールも
しくはアルデヒドとのフェノールの縮合生成物のような
フェノール化合物である。他の適する有機阻害剤は窒素
化合物である。これらは、ヒドロキシルアミン誘導体、
例えばN,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N−イソ
プロピルヒドロキシルアミン、およびスルホン酸化もし
くはカルボキシル化されたN−アルキルヒドロキシルア
ミン誘導体もしくはN,N−ジアルキルヒドロキシルア
ミン誘導体、ヒドラジン誘導体、例えばN,N−ヒドラ
ジノ二酢酸、ニトロソ化合物、例えばN−ニトロソフェ
ニルヒドロキシルアミン、N−ニトロソフェニルヒドロ
キシルアミンアンモニウム塩もしくはN−ニトロソフェ
ニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩を包含する。阻
害剤の濃度は、5ないし1000ppm(水相に基づ
き)、好ましくは10ないし500ppm、とりわけ好
ましくは10ないし250ppmである。
【0058】場合によっては微少封入される単量体の液
滴は、水相中、場合によっては1種もしくはそれ以上の
保護コロイドの存在下で、上に挙げられたような工程段
階a)で重合されて、単分散アクリル酸ポリマービーズ
を生じる。適する保護コロイドは天然もしくは合成の水
溶性ポリマー、例えばゼラチン、デンプン、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、もしくは(メタ)アクリル酸および
(メタ)アクリル酸エステルのコポリマーである。非常
に高度に適する保護コロイドは、セルロース誘導体、と
りわけ、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキ
シエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロ
ースおよびヒドロキシエチルセルロースのようなセルロ
ースエステルおよびセルロースエーテルでもまたある。
ゼラチンはとりわけ高度に適する。使用される保護コロ
イドの量は、一般に水相に基づき0.05ないし1重量
%、好ましくは0.05ないし0.5重量%である。
【0059】工程段階b)の出発原料としての単分散架
橋アクリル酸ポリマービーズを生じさせるための重合
は、場合によってはまた、緩衝系の存在下で実施するこ
ともできる。重合の開始時の水相のpHを14と6との
間、好ましくは13と8との間に設定する緩衝系が好ま
しい。これらの条件下で、カルボン酸基を含有する保護
コロイドは、完全にもしくは部分的に塩として存在す
る。この様式で、保護コロイドの作用は好都合に影響さ
れる。とりわけ高度に適する緩衝系はリン酸塩もしくは
ホウ酸塩を含んで成る。本発明の情況におけるリン酸塩
およびホウ酸塩という用語は、オルトの形態の対応する
酸および塩の縮合生成物もまた包含する。水相中のリン
酸塩もしくはホウ酸塩の濃度は0.5ないし500mm
ol/l、好ましくは2.5ないし100mmmol/
lである。
【0060】単分散架橋アクリル酸ポリマーを形成する
ための重合における攪拌機速度はより少なく決定的であ
り、かつ、慣習的なビーズ重合と対照的に、粒子径に対
する影響を有しない。懸濁された単量体の液滴を懸濁液
中に保ちかつ重合の熱の除去を支持するのに十分である
低い攪拌機速度を使用する。この課題のために、多様な
攪拌機の型を使用することができる。とりわけ適する型
は軸方向の作用を有するゲート型攪拌機(gate s
tirrer)である。
【0061】水相に対する封入された単量体の液滴の容
量比は、1:0.75ないし1:20、好ましくは1:
1ないし1:6である。
【0062】重合温度は使用される開始剤の分解温度に
依存し、そして一般に50と180℃との間、好ましく
は55と130℃との間である。重合は約1/2時間か
ら数時間までかかる。重合が低温、例えば60℃で開始
する温度プログラムを使用することが有用と判明してお
り、また、反応温度は重合度を上昇させるとともに上昇
する。この様式で、例えば安全な反応経過および高重合
度の要求を非常に良好に満足するかもしれない。重合後
に、ポリマーを慣習的方法、例えば濾過もしくは傾斜す
ることにより単離し、そして適切な場合は洗浄する。
【0063】工程段階b)におけるアミノ化に使用され
るべき単分散アクリル酸ポリマーは、複数の個別の段階
で上述されたとおり製造することができる。米国特許出
願第US−A 4 427 794号明細書に従って製
造されたスチレン−ジビニルベンゼンに基づく種ポリマ
ーに、例えばメチルアクリレート、ジエチレングリコー
ルジビニルエーテルおよび過酸化ジベンゾイルの混合物
を供給し、重合し、洗浄しかつ乾燥する(コポリマーI
の製造)。
【0064】乾燥されたコポリマーIに、さらなる単量
体混合物、メチルアクリレート、ジエチレングリコール
ジビニルエーテルおよび過酸化ベンゾイルを供給し、重
合し、洗浄しかつ乾燥する(コポリマーIIの製造)。
【0065】その後、コポリマーIIを、本発明に従っ
て工程段階b)でアミノ化し、そして場合によっては工
程段階c)で四級化する。
【0066】工程段階b)において、工程段階a)から
の単分散架橋アクリル酸ポリマーを、好ましくは水の非
存在下でアミンと反応させる。この場合、アミンは反応
体であるのみならず、しかし攪拌媒体もまた構成する。
しかしながら、適切な場合は、アミノ分解に使用される
攪拌媒体は、代わりに、アルカン、例えば120°から
250℃までの範囲で液体であるアルカンのような不活
性液体であることができる。
【0067】ジアミン型のアミンは最低2個のアミノ基
を有するものである。
【0068】本発明の情況で適するアミンは、例えば1
−アミノ−3−ジメチルアミノプロパン、トリエチレン
テトラアミン、ジエチレントリアミン、テトラエチレン
ペンタアミン、ペンタエチレンヘキサアミンのような、
分子中に最低2個のアミノ基をもつ化合物である。
【0069】アミンは、アミノ分解されるべき基に基づ
き過剰で;好ましくはエステルもしくはニトリル基1モ
ルあたり1.1〜8モル、とりわけ2ないし6モルのア
ミンの量で使用する。
【0070】発明の方法によれば、工程段階b)におけ
る懸濁液の温度は、100℃より上、好ましくは120
℃ないし210℃、とりわけ好ましくは160℃ないし
210℃、とりわけ好ましくは170℃ないし200℃
に上昇させる。
【0071】工程段階b)の懸濁液は、本発明により複
数の時間、好ましくは10ないし30時間、とりわけ好
ましくは16ないし25時間攪拌する。
【0072】工程段階b)において発明の方法に従って
製造されるアミノ化ビーズポリマーは、アミンを含まな
いように、好ましくはアミン含量が0.01重量%未満
になるまで洗浄する。
【0073】発明の方法により得ることが可能なアミノ
化ビーズポリマーは、場合によっては、付加的な工程段
階において部分的にもしくは完全にアルキル化されてポ
リ(メタクリル)アミド型の四級基を含有する強塩基性
単分散陰イオン交換体を生じる。
【0074】本発明の情況における部分的にもしくは完
全には、アミノ化において塩基性基のおよそ10〜98
%、好ましくは塩基性基の35〜98%が四級アミノ基
として存在することを意味する。
【0075】本発明の情況で工程段階c)に使用される
アルキル化剤は、好ましくは、クロロメタンもしくは塩
化ベンジル、またはクロロメタンおよび塩化ベンジルの
混合物である。
【0076】アルキル化剤は、一般に、弱塩基性基の量
に基づき10ないし100モル%の量で使用し、これら
は工程段階b)からのアミノ化ビーズポリマーの水性懸
濁液に添加される。
【0077】本発明は、しかしながら、以下の段階: a)1種もしくはそれ以上の異なるアクリル酸化合物お
よび1種もしくはそれ以上の異なる架橋剤、または1種
もしくはそれ以上のモノビニル芳香族化合物および1種
もしくはそれ以上の架橋剤の単量体混合物を、該単量体
混合物と本質的に混合不可能である液体中に注入もしく
は噴霧して液滴を形成すること、前記液滴を封入かつ重
合すること、ならびにその後、それらを種供給法に従っ
てアクリル酸化合物および架橋剤の供給材料と反応させ
て、単分散架橋アクリル酸ポリマービーズもしくは単分
散架橋アクリル含有ポリマービーズを生じさせること、
ならびに b)段階a)により得られた生成物をジアミン型の液体
アミン中に導入すること、懸濁液を100℃より上の温
度に加熱しかつ数時間攪拌すること、およびアミノ化ビ
ーズポリマーを、それがアミンを含まなくなるまで洗浄
することを含んで成る方法によりそれら自身得ることが
可能なポリ(メタ)アクリルアミド型の弱塩基性単分散
陰イオン交換体にもまた関する。
【0078】段階a)の単量体混合物がアクリル酸化合
物を含有する場合には、同一のアクリル酸化合物の供給
材料が好ましい。
【0079】あるいは、該工程が段階a)において供給
材料を使用することなく1種もしくはそれ以上の異なる
アクリル酸化合物および1種もしくはそれ以上の異なる
架橋剤から開始する場合、本発明は、しかしながら、以
下の段階: a)1種もしくはそれ以上の異なるアクリル酸化合物お
よび1種もしくはそれ以上の異なる架橋剤の単量体混合
物を、該単量体混合物と本質的に混合不可能である液体
中に注入もしくは噴霧して液滴を形成すること、前記液
滴を封入かつ重合すること、ならびに b)段階a)により得られた生成物をジアミン型の液体
アミン中に導入すること、懸濁液を100℃より上の温
度に加熱しかつ数時間攪拌すること、およびアミノ化ビ
ーズポリマーを、それがアミンを含まなくなるまで洗浄
することを含んで成る方法によりそれら自身得ることが
可能なポリ(メタ)アリールアミド型の弱塩基性単分散
陰イオン交換体にもまた関する。
【0080】本発明は、しかしながら、段階b)から得
られたアミノ化ビーズポリマーを、アルキルハロゲン化
物もしくはアリールハロゲン化物と部分的にもしくは完
全に反応させてポリ(メタ)アクリルアミド型の四級ア
ミノ基を含有する強塩基性単分散陰イオン交換体を生じ
させることにより得ることが可能な、ポリ(メタ)アク
リルアミド型の強塩基性単分散陰イオン交換体にもまた
関する。
【0081】ポリ(メタ)アクリルアミド型の弱塩基性
のみならずしかしまた強塩基性の単分散陰イオン交換体
の特定の浸透および機械的な安定性ならびに高純度のた
め、これらは多数の応用に適する。
【0082】本発明は従って、 ・水性もしくは有機溶液またはそれらの蒸気から陰イオ
ンを除去するための、 ・凝縮液から陰イオンを除去するための、 ・水性もしくは有機溶液から着色粒子を除去するため
の、 ・例えば製糖工業、乳製品工場、デンプン工業および製
薬工業において、ブドウ糖溶液、ホエイ、希ゼラチン溶
液、果汁、果実酒または糖、好ましくは単糖もしくは二
糖、とりわけ果糖の溶液、甘蔗糖、甜菜糖溶液を脱色お
よび脱塩するための、 ・水性溶液から有機成分、例えば地表水からフミン酸を
除去するための ポリ(メタ)アクリルアミド型の発明の単分散の弱塩基
性もしくは強塩基性陰イオン交換体の使用にもまた関す
る。
【0083】加えて、ポリ(メタ)アクリルアミド型の
発明の弱塩基性もしくは強塩基性陰イオン交換体は、化
学工業および電子工業において水を純化および処理する
ために、とりわけ超純粋を製造するために使用すること
ができる。
【0084】加えて、ポリ(メタ)アクリルアミド型の
発明の弱塩基性もしくは強塩基性の単分散陰イオン交換
体は、とりわけ製糖工業において、水性溶液および/も
しくは凝縮液を脱塩するためにゲル型および/もしくは
マクロ多孔質の陽イオン交換体と組合せで使用すること
ができる。
【0085】本発明は従って、ポリ(メタ)アクリルア
ミド型の発明の弱塩基性もしくは強塩基性の単分散陰イ
オン交換体を使用する、 ・水性もしくは有機溶液およびそれらの蒸気からの陰イ
オン、好ましくは塩化物、硫酸塩、硝酸塩のような強酸
の陰イオンの除去方法、 ・凝縮液からの陰イオン、好ましくは塩化物、硫酸塩、
硝酸塩のような強酸の陰イオンの除去方法、 ・水性もしくは有機溶液からの着色粒子の除去方法、 ・例えば製糖工業、デンプン工業もしくは製薬工業、ま
たは乳製品工場における、ブドウ糖溶液、ホエイ、希ゼ
ラチン溶液、果汁、果実酒あるいは糖、好ましくは単糖
もしくは二糖、とりわけ甘蔗糖、果糖溶液または甜菜糖
溶液の脱色および脱塩方法、 ・水性溶液からの有機成分、例えば地表水からのフミン
酸の除去方法 にもまた関する。
【0086】ポリ(メタ)アクリルアミド型の発明の単
分散の弱塩基性もしくは強塩基性単分散陰イオン交換体
はさらに、水、例えば凝縮水を濾過および脱塩するため
に強塩基性陰イオン交換体として単独でもしくは陽イオ
ン交換体との混合物で粉末の形態に微細に粉砕されて使
用することができる。それらの利点は高反応速度および
懸濁された粒子に対する優れた濾過効率である。
【0087】
【実施例】実施例1 コポリマーIの製造 1218gの脱イオン水中の3.6gのホウ酸および
1.0gの水酸化ナトリウムの水性溶液を4lガラス反
応器に入れる。これに、99.63重量%のスチレン、
0.3重量%のジビニルベンゼンおよび0.07重量%
のエチルスチレンを含有する264.7gの単分散微少
封入種ポリマーを添加する。使用されるジビニルベンゼ
ンは、80.6重量%のジビニルベンゼンおよび19.
4重量%のエチルスチレンの慣習的な商業的に入手可能
な異性体混合物であった。種ポリマーは米国特許第4
427 794号明細書に従って製造し、また、種ポリ
マーの被膜壁はゼラチンおよびアクリルアミド/アクリ
ル酸コポリマーのホルムアルデヒド硬化錯コアセルベー
トよりなった。種ポリマーの平均粒子径は220μmで
あり、また、φ(90)/φ(10)値は1.05であ
った。混合物を220rpmの攪拌機速度で攪拌する。
30分の間に、605.1gのメチルアクリレート、3
0.2gのジエチレングリコールジビニルエーテルおよ
び3.39gの過酸化ジベンゾイル(75重量%濃度)
の混合物を添加する。重合混合物を室温で2時間攪拌
し、気体空間は窒素でパージする。その後、132.3
gの脱イオン水中の2.7gのメチルヒドロキシエチル
セルロースの溶液を添加する。該バッチを75分の間に
63℃に加熱し、そしてこの温度で5時間保つ。その
後、該バッチを60分の間に95℃に加熱し、そしてこ
の温度でさらなる120分間攪拌する。該バッチは、冷
却した後に、40μm篩上で脱イオン水で洗浄し、そし
てその後乾燥キャビネット中80℃で18時間乾燥す
る。330μmの平均粒子径および1.21のφ(9
0)/φ(10)値を有する833gのビーズ型コポリ
マーIが得られ、これは96容量%が297μmと36
3μmとの間の大きさ範囲にあることを意味する。 発明の方法の出発原料としてのコポリマーIIの製造 917gの脱イオン水中の1.08gのホウ酸および
0.34gの水酸化ナトリウムの水性溶液を4lガラス
反応器に入れる。これに、実施例1a)からの288.
7gのコポリマーIを添加する。混合物を220rpm
の攪拌機速度で攪拌する。30分の間に、439.6g
のメチルアクリレート、21.9gのジエチレングリコ
ールジビニルエーテルおよび2.46gの過酸化ジベン
ゾイル(75重量%濃度)の混合物を添加する。混合物
を室温で2時間攪拌し、気体空間を窒素でパージする。
その後、89.8gの脱イオン水中の1.83gのメチ
ルヒドロキシエチルセルロースの溶液を添加する。該バ
ッチを75分の間に60℃に加熱し、そしてこの温度で
5時間保つ。その後、該バッチを60分の間に95℃に
加熱し、そしてこの温度でさらなる120分間攪拌す
る。該バッチは、冷却した後に40μm篩上で脱イオン
水で洗浄し、そしてその後乾燥キャビネット中80℃で
18時間乾燥する。450μmの平均粒子径および1.
25のφ(90)/φ(10)値を有する667gのビ
ーズ型コポリマーIIが得られ、これは95容量%が4
05μmと495μmとの間の大きさ範囲にあることを
意味する。1−アミノ−3−ジメチルアミノプロパンと
の単分散架橋メチルアクリレートコポリマーIの反応 1a)からの280グラムのビーズポリマーを室温の3
リットルの攪拌オートクレーブに入れる。1600ml
の1−アミノ−3−ジメチルアミノプロパンを室温で添
加する。懸濁液を2.5時間の間に185℃に加熱し、
そしてこの温度でさらなる24時間攪拌する。室温に冷
却した後、反応混合物をイソプロパノールでオートクレ
ーブからカラム中に洗い流し、そしてさらなる4ベッド
容量のイソプロパノールで溶出する。その後、樹脂を8
ベッド容量の脱イオン水で溶出する。 収量:1570ml 元素組成: 63.4重量%の炭素 10.0重量%の水素 15.75重量%の窒素 11.45重量%の酸素。 樹脂の安定性 元の状態:99%の完全なビーズ ローラー試験後:96%の完全なビーズ 膨潤安定性試験後:98%の完全なビーズ 樹脂の有用な容量:0.94mol/l 10μS/cmまでの洗浄水:7.9ベッド容量 2μS/cmまでの洗浄水:15.9ベッド容量 樹脂のHCl数:1.736mol/l 樹脂のNaOH数:0.032mol/l ポリ(メタ)アクリルアミド型の強塩基性単分散陰イオ
ン交換体の製造方法の記述。発明の方法からの単分散架
橋ジメチルアミノプロピルアミド基含有ビーズポリマー
Iのクロロメタンとの反応(部分的四級化)。
【0088】アミンを含まないように洗浄された800
mlの弱塩基性樹脂を880mlの脱イオン水中に導入
する。懸濁液を40℃に加熱する。1時間の間に28.
05グラムのクロロメタンを添加する。その後、混合物
を40℃でさらなる6時間攪拌する。
【0089】冷却した後に樹脂を濾過分離し、脱イオン
水で洗浄し、そしてその容量を測定する。 収量:940ml 樹脂の安定性 元の状態:98%の完全なビーズ ローラー試験後:96%の完全なビーズ 膨潤安定性試験後:98%の完全なビーズ 樹脂の有用な容量:0.94mol/l 10μS/cmまでの洗浄水:4.8ベッド容量 2μS/cmまでの洗浄水:24.2ベッド容量 樹脂のHCl数:0.74mol/l 樹脂のNaCl数:0.49mol/l 樹脂のNaNO3数:0.49mol/l これから、39.8%の四級化度が計算される。 分析方法: 粒子径 篩分析もしくは画像分析のような慣習的方法が粒子径中
央値および粒子径分布を決定するのに適する。粒子径分
布の幅に使用される尺度は、容量分布からの90%値
(φ(90))および10%値(φ(10))から形成
される比である。
【0090】90%値(φ(90))は粒子の90%の
直径より大きい直径を示す。対応して、10%値(φ
(10))の直径は粒子の10%のものを越える。φ
(90)/φ(10)≦1.5、とりわけφ(90)/
φ(10)≦1.25の粒子径分布が好ましい。 塩基性および弱酸性基の量の測定 供給されたままの形態の50mlの交換体を、脱イオン
水下に振動台上で100mlメスシリンダー中に振とう
し、そしてフィルターチューブ中に洗い流す。500m
lの2重量%濃度の水酸化ナトリウム溶液を50分の間
に添加する。その後、交換体を100mlの部分でテト
ラヒドロフランで洗浄する。第二の部分から、溶出液を
別個に三角フラスコに収集し、そして0.1規定塩酸を
使用してフェノールフタレインに対して桃色から無色ま
で滴定する。流出液がフェノールフタレインでもはや色
を生じない場合、もしくは桃色から無色まで滴定するの
にわずか0.1mlの0.1規定HClが必要とされる
場合に洗浄が終了する。その後、連続して、300ml
の1規定HClおよび300mlのテトラヒドロフラン
を、それぞれ30分の間に浸透させる。流出液を1リッ
トルメスフラスコに収集し、脱イオン水で標線までメス
アップしかつ混合する。10mlの溶液をガラスビーカ
ー中で50mlの脱イオン水で希釈し、そして、pH電
極を使用して0.1n水酸化ナトリウム溶液でpH4.
3まで滴定する。滴定が完了した場合に、0.1モル濃
度のHNO3を使用してpHをおよそ3に調節し、溶液
をおよそ100mlの容量まで脱イオン水で希釈し、そ
して銀電極およびAgNO3を用いて塩化物を滴定す
る。
【0091】HCl数:HCl数は、樹脂の容積(di
mension)中の弱塩基性基の量の指標、すなわち
樹脂1リットルあたりの弱塩基性基のモル数である。 HCl数の決定 300−(AgNO3−消費量・10)/50=mol
/供給されたままの形態の交換体1リットル NaOH数は、樹脂の容積中の弱酸性基の量の指標、す
なわち樹脂1リットルあたりの弱酸性基のモル数であ
る。 NaOH数の決定 (AgNO3−消費量・10)−(NaOH−消費量・
10)・0.02=mol/供給されたままの形態の交
換体1リットル 弱および強塩基性基の量の測定 100mlの陰イオン交換体を、1000mlの2重量
%濃度の水酸化ナトリウム溶液を用いて、1時間および
40分の間にガラスカラムに詰める。その後、樹脂を脱
イオン水で洗浄して過剰の水酸化ナトリウム溶液を除去
する。 NaCl数の決定 遊離塩基の形態でかつ中性まで洗浄された50mlの交
換体をカラムに入れ、そして950mlの2.5重量%
濃度の水性塩化ナトリウム溶液を用いて詰める。流出液
を収集し、脱イオン水で1リットルにし、そしてこれの
50mlを0.1n(=0.1規定)塩酸で滴定する。
樹脂を脱イオン水で洗浄する。 消費された0.1n塩酸のml・4/100=molで
のNaCl数/樹脂1リットル NaNO3数の決定 その後、950mlの2.5重量%濃度の硝酸ナトリウ
ム溶液を浸透させる。流出液を脱イオン水で1000m
lにする。これの1個のアリコート(10ml)を取り
出し、そして硝酸水銀溶液での滴定によりその塩化物含
量について分析する。消費されたHg(NO3)溶液の
ml・係数/17.75=molでのNaNO3数/樹
脂1リットル。 HCl数の決定 樹脂を脱イオン水で洗浄しかつガラスビーカー中に洗い
流す。100mlの1n塩酸を添加し、そして混合物を
30分間静置させる。懸濁液全量をガラスカラム中に洗
い流す。さらなる100mlの塩酸を樹脂に浸透させ
る。樹脂をメタノールで洗浄する。流出液を脱イオン水
で1000mlにする。これの50mlを1nの水酸化
ナトリウム溶液で滴定する。 (20−消費された1n水酸化ナトリウム溶液のml)
/5=molでのHCl数/樹脂1リットル。
【0092】強塩基性基の量は、NaNO3数およびH
Cl数の合計に等しい。
【0093】弱塩基性基の量はHCl数に等しい。 製造後の完全なビーズの数 100個のビーズを顕微鏡下で見る。割れているもしく
は裂けているビーズの数を決定する。完全なビーズの数
は、損傷されたビーズの数と100との間の差異により
示される。 転がり(rolling)試験による樹脂の安定性の決
定 試験されるべきビーズポリマーを、均一の層厚で2枚の
プラスチック布の間で分割する。布を固体の水平に据え
付けられた支持体上に置き、そして転がり装置中で20
回の運転(working)周期にかける。1回の運転
周期は、前後に実施される転がりよりなる。転がした後
に、代表的サンプル(100個のビーズ)についての顕
微鏡下での計数により、損傷されないビーズの数を決定
する。 膨潤安定性試験 塩化物の形態の25mlの陰イオン交換体をカラムに詰
める。4重量%濃度の水性水酸化ナトリウム溶液、脱イ
オン水、6重量%濃度の塩酸および再度脱イオン水を連
続してカラムに入れ、水酸化ナトリウム溶液および塩酸
は樹脂を通って上部から流れ、また、脱イオン水は樹脂
を通して底部からポンプで送られる。処理は制御装置を
介して時間設定された(timed)周期で実施する。
1運転周期は1時間持続する。20回の運転周期を実施
する。運転周期の終了後に、100個のビーズを樹脂サ
ンプルから計数する。亀裂もしくは裂けにより損傷され
ない完全なビーズの数を決定する。 強塩基性および中強塩基性の陰イオン交換体の有用な容
量、ならびに洗浄水の量の決定 塩化物の形態(すなわち窒素原子が対イオンとして塩化
物を担持する)の1000mlの陰イオン交換体をガラ
スカラムに詰める。2500mlの4重量%濃度の水酸
化ナトリウム溶液を1時間で樹脂に浸透させる。その
後、樹脂を2リットルの脱塩基(すなわち脱陽イオン)
水で洗浄する。溶出液が10μS/cmもしくは2μS
/cmの伝導度を有するまで必要とされる洗浄水の量
を、樹脂1リットルあたりのベッド容量で報告する。そ
の後、25度のドイツ式硬度の総陰イオン硬度を有する
水を、1時間あたり10リットルの速度で樹脂に浸透さ
せる。溶出液中で硬度およびサリチル酸の残余量を分析
する。0.1≧mg/lの残余のサリチル酸含量で充填
を終了する。
【0094】樹脂に浸透される水の量から、浸透された
水の総陰イオン硬度および充填された樹脂の量、1リッ
トルの樹脂あたりに取り込まれるCaOのグラム数を決
定する。CaOのグラム数は、陰イオン交換体1リット
ルあたりのCaOの単位グラムでの樹脂の利用可能な容
量である。
【0095】前述の記述は単に本発明のいくつかの態様
の詳述された記述であること、および開示される態様に
対する多数の変更を本発明の技術思想もしくは範囲から
離れることなく本明細書の開示に従って行うことができ
ることが理解されるべきである。従って、先行する記述
は本発明の範囲を制限することを意味していない。むし
ろ、本発明の範囲は付属として付けられる請求の範囲お
よびそれらの同等物によってのみ決定されるべきであ
る。
【0096】なお、本発明の主要な特徴もしくは態様を
以下に挙げる。
【0097】1.a)第一段階で、1種もしくはそれ以
上の異なるアクリル酸化合物および1種もしくはそれ以
上の異なる架橋剤または1種もしくはそれ以上の異なる
モノビニル芳香族化合物および1種もしくはそれ以上の
異なる架橋剤の単量体混合物を、該単量体混合物と本質
的に混合不可能な液体中に注入もしくは噴霧して液滴を
形成し、該液滴をその後封入かつ重合し、そして該封入
かつ重合された液滴をその後、種供給法でアクリル酸化
合物および架橋剤の供給材料と反応させ、そして生じる
生成物を重合して、単分散架橋アクリル酸ポリマービー
ズもしくは単分散架橋アクリル含有ポリマービーズを形
成し、ならびに b)段階a)により得られた生成物をその後、ジアミン
型の液体アミン中に導入して懸濁液を形成し、該懸濁液
を100℃より上の温度に加熱し、場合によっては蒸留
し、数時間攪拌し、そして生じるアミノ化ビーズポリマ
ーを、アミンを含まないように洗浄する、ポリ(メタ)
アクリルアミド型の単分散弱塩基性陰イオン交換体の製
造方法。
【0098】2.a)第一段階において、1種もしくは
それ以上の異なるアクリル酸化合物および1種もしくは
それ以上の異なる架橋剤の単量体混合物を、該単量体混
合物と本質的に混合不可能な液体中に注入もしくは噴霧
して液滴を形成し、該液滴をその後封入かつ重合し、そ
して封入かつ重合された液滴をその後段階b)に従って
反応させる、上記1記載のポリ(メタ)アクリルアミド
型の単分散弱塩基性陰イオン交換体の製造方法。
【0099】3.工程段階a)における単分散架橋アク
リル酸ポリマービーズもしくは単分散架橋アクリル含有
ポリマービーズが、噴霧(噴射)、封入および重合の組
合せにより製造される、上記1記載の方法。
【0100】4.前記封入された液滴の前記重合が部分
的重合もしくは完全重合である、上記1もしくは2記載
の方法。
【0101】5.液滴が錯コアセルベートで微少封入さ
れる、上記1もしくは2記載の方法。
【0102】6.液滴が保護コロイドの存在下で微少封
入される、上記5記載の方法。
【0103】7.封入された液滴の重合が最低1種の開
始剤の存在下で実施される、上記1もしくは2記載の方
法。
【0104】8.単量体混合物が多孔原をさらに含んで
成り、かつ、液滴が重合後にマクロ多孔質の架橋ビーズ
ポリマーを形成する、上記1もしくは2記載の方法。
【0105】9.単量体混合物と本質的に混合不可能な
前記液体が水である、上記1もしくは2記載の方法。
【0106】10.前記保護コロイドが、ゼラチン、デ
ンプン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、(メタ)アク
リル酸のコポリマーおよび(メタ)アクリル酸エステル
のコポリマーよりなる群から選択される、上記6記載の
方法。
【0107】11.前記架橋剤が、ジビニルベンゼン、
ジビニルトルエン、トリビニルベンゼン、ジビニルナフ
タレン、トリビニルナフタレン、1,7−オクタジエ
ン、1,5−ヘキサジエン、エチレングリコールジメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、アリルメタクリレートおよびジエチレングリコール
ジビニルエーテルよりなる群から選択される、上記1も
しくは2記載の方法。
【0108】12.開始剤がペルオキシ化合物もしくは
アゾ化合物である、上記7記載の方法。
【0109】13.前記ペルオキシ化合物が、過酸化ジ
ベンゾイル、過酸化ジラウロイル、過酸化ビス(クロロ
ベンゾイル)、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネ
ート、過オクチル酸tert−ブチル、ペルオキシ−2
−エチルヘキサン酸tert−ブチル、2,5−ビス
(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)−2,5−ジメ
チルヘキサンおよびtert−アミルペルオキシ−2−
エチルヘキサンよりなる群のメンバーであり、また、前
記アゾ化合物が2,2’−アゾビス(イソブチロニトリ
ル)および2,2’−アゾビス(2−メチルイソブチロ
ニトリル)よりなる群のメンバーである、上記12記載
の方法。
【0110】14.ジアミン型の前記液体アミンが、1
−アミノ−3−ジメチルアミノプロパン、ジエチレント
リアミンおよびトリエチレンテトラアミンよりなる群か
ら選択される、上記1もしくは2記載の方法。
【0111】15.上記1もしくは2記載の工程段階
b)のアミノ化ビーズポリマーをアルキルハロゲン化物
もしくはアリールハロゲン化物と反応させることを含ん
で成る、四級アミノ基を含有するポリ(メタ)アクリル
アミド型の強塩基性単分散陰イオン交換体の製造方法。
【0112】16.前記アルキルハロゲン化物もしくは
アリールハロゲン化物が、クロロメタン、塩化ベンジル
もしくはクロロメタンおよび塩化ベンジルの混合物より
なる群から選択される、上記15記載の方法。
【0113】17.a)1種もしくはそれ以上の異なる
アクリル酸化合物および1種もしくはそれ以上の異なる
架橋剤、または1種もしくはそれ以上のモノビニル芳香
族化合物および1種もしくはそれ以上の架橋剤の単量体
混合物を、該単量体混合物と本質的に混合不可能である
液体中に注入もしくは噴霧して液滴を形成すること、前
記液滴を封入かつ重合すること、ならびにその後、それ
らを種供給法に従ってアクリル酸化合物および架橋剤の
供給材料と反応させて、単分散架橋アクリル酸ポリマー
ビーズもしくは単分散架橋アクリル含有ポリマービーズ
を生じさせること、ならびに b)段階a)により得られた生成物をその後、ジアミン
型の液体アミン中に導入し、懸濁液を100℃より上の
温度に加熱しかつ数時間攪拌すること、および、アミノ
化ビーズポリマーを、それがアミンを含まなくなるまで
洗浄することにより得られるポリ(メタ)アクリルアミ
ド型の弱塩基性単分散陰イオン交換体。
【0114】18.a)1種もしくはそれ以上の異なる
アクリル酸化合物および1種もしくはそれ以上の異なる
架橋剤の単量体混合物を、該単量体混合物と本質的に混
合不可能である液体中に注入もしくは噴霧して液滴を形
成すること、前記液滴を封入かつ重合すること、ならび
にその後b)段階a)により得られた生成物をジアミン
型の液体アミン中に導入すること、懸濁液を100℃よ
り上の温度に加熱しかつ数時間攪拌すること、および、
アミノ化ビーズポリマーを、それがアミンを含まなくな
るまで洗浄することにより得られるポリ(メタ)アクリ
ルアミド型の弱塩基性単分散陰イオン交換体。
【0115】19.工程段階a)において、モノビニル
芳香族化合物がスチレンでありかつ架橋剤がジビニルベ
ンゼンである、上記1記載の方法。
【0116】20.上記1もしくは上記2いずれか記載
の工程段階b)からのアミノ化ビーズポリマーをアルキ
ルハロゲン化物もしくはアリールハロゲン化物と部分的
にもしくは完全に反応させて、四級アミノ基を含有する
ポリ(メタ)アクリレート型の強塩基性単分散陰イオン
交換体を生じさせることにより得られるポリ(メタ)ア
クリルアミド型の強塩基性単分散陰イオン交換体。
【0117】21.水性もしくは有機溶液および凝縮液
を上記17、18もしくは20記載の単分散の弱塩基性
もしくは強塩基性陰イオン交換体と接触させることを含
んで成る、前記水性もしくは有機溶液および凝縮液から
の陰イオン、着色粒子もしくは有機成分の除去方法。
【0118】22.化学工業および電子工業の水を上記
17、18もしくは20記載の単分散の強塩基性もしく
は弱塩基性陰イオン交換体と接触させることを含んで成
る、前記水の精製および処理方法。
【0119】23.水性溶液および/もしくは凝縮液
を、ゲル型および/もしくはマクロ多孔質の陽イオン交
換体とともに上記17、18もしくは20記載の単分散
の強塩基性もしくは弱塩基性陰イオン交換体と接触させ
ることを含んで成る、前記水性溶液および/もしくは凝
縮液の脱塩方法。
【0120】24.ゲル型および/もしくはマクロ多孔
質の陽イオン交換体と一緒の上記17、18もしくは2
0記載のポリ(メタ)アクリルアミド型の単分散の強塩
基性もしくは弱塩基性陰イオン交換体の組合せ剤。
【0121】25.前記温度が160℃ないし200℃
である、上記1、2、17もしくは18記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 オラフ・ハレ ドイツ51061ケルン・ボルフスカウル4 (72)発明者 クラウデイア・シユミツト ドイツ42799ライヒリンゲン・フリーダー ベーク12 (72)発明者 ボルフガング・ポズツン ドイツ51061ケルン・ロゲンドルフシユト ラーセ55 (72)発明者 リユデイガー・ザイデル ドイツ51375レーフエルクーゼン・ローア ベルクシユトラーセ16アー (72)発明者 ハンス−カール・ゾースト ドイツ51147ケルン・イムビーネンガルテ ン21 Fターム(参考) 4J100 AB04R AB15Q AB16Q AE76Q AL02P AL03P AL62Q AL63Q AL75Q AM02P BA02Q CA04 CA23 CA31 DA28 EA05 FA21 FA39 HA31 HC43 HC46 HE32

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)第一段階で、1種もしくはそれ以上
    の異なるアクリル酸化合物および1種もしくはそれ以上
    の異なる架橋剤または1種もしくはそれ以上の異なるモ
    ノビニル芳香族化合物および1種もしくはそれ以上の異
    なる架橋剤の単量体混合物を、該単量体混合物と本質的
    に混合不可能な液体中に注入もしくは噴霧して液滴を形
    成し、該液滴をその後封入かつ重合し、そして該封入か
    つ重合された液滴をその後、種供給法でアクリル酸化合
    物および架橋剤の供給材料と反応させ、そして生じる生
    成物を重合して、単分散架橋アクリル酸ポリマービーズ
    もしくは単分散架橋アクリル含有ポリマービーズを形成
    し、ならびに b)段階a)により得られた生成物をその後、ジアミン
    型の液体アミン中に導入して懸濁液を形成し、該懸濁液
    を100℃より上の温度に加熱し、場合によっては蒸留
    し、数時間攪拌し、そして生じるアミノ化ビーズポリマ
    ーを、アミンを含まないように洗浄する、ポリ(メタ)
    アクリルアミド型の単分散弱塩基性陰イオン交換体の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 a)第一段階において、1種もしくはそ
    れ以上の異なるアクリル酸化合物および1種もしくはそ
    れ以上の異なる架橋剤の単量体混合物を、該単量体混合
    物と本質的に混合不可能な液体中に注入もしくは噴霧し
    て液滴を形成し、該液滴をその後封入かつ重合し、そし
    て封入かつ重合された液滴をその後段階b)に従って反
    応させる、請求項1記載のポリ(メタ)アクリルアミド
    型の単分散弱塩基性陰イオン交換体の製造方法。
  3. 【請求項3】 工程段階a)における単分散架橋アクリ
    ル酸ポリマービーズもしくは単分散架橋アクリル含有ポ
    リマービーズが、噴霧(噴射)、封入および重合の組合
    せにより製造される、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 液滴が錯コアセルベートで微少封入され
    る、請求項1もしくは2記載の方法。
  5. 【請求項5】 請求項1もしくは2記載の工程段階b)
    のアミノ化ビーズポリマーをアルキルハロゲン化物もし
    くはアリールハロゲン化物と反応させることを含んで成
    る、四級アミノ基を含有するポリ(メタ)アクリルアミ
    ド型の強塩基性単分散陰イオン交換体の製造方法。
  6. 【請求項6】 a)1種もしくはそれ以上の異なるアク
    リル酸化合物および1種もしくはそれ以上の異なる架橋
    剤、または1種もしくはそれ以上のモノビニル芳香族化
    合物および1種もしくはそれ以上の架橋剤の単量体混合
    物を、該単量体混合物と本質的に混合不可能である液体
    中に注入もしくは噴霧して液滴を形成すること、前記液
    滴を封入かつ重合すること、ならびにその後、それらを
    種供給法に従ってアクリル酸化合物および架橋剤の供給
    材料と反応させて、単分散架橋アクリル酸ポリマービー
    ズもしくは単分散架橋アクリル含有ポリマービーズを生
    じさせること、ならびに b)段階a)により得られた生成物をその後、ジアミン
    型の液体アミン中に導入し、懸濁液を100℃より上の
    温度に加熱しかつ数時間攪拌すること、および、アミノ
    化ビーズポリマーを、それがアミンを含まなくなるまで
    洗浄することにより得られるポリ(メタ)アクリルアミ
    ド型の弱塩基性単分散陰イオン交換体。
  7. 【請求項7】 a)1種もしくはそれ以上の異なるアク
    リル酸化合物および1種もしくはそれ以上の異なる架橋
    剤の単量体混合物を、該単量体混合物と本質的に混合不
    可能である液体中に注入もしくは噴霧して液滴を形成す
    ること、前記液滴を封入かつ重合すること、ならびにそ
    の後 b)段階a)により得られた生成物をジアミン型の液体
    アミン中に導入すること、懸濁液を100℃より上の温
    度に加熱しかつ数時間攪拌すること、およびアミノ化ビ
    ーズポリマーを、それがアミンを含まなくなるまで洗浄
    することにより得られるポリ(メタ)アクリルアミド型
    の弱塩基性単分散陰イオン交換体。
  8. 【請求項8】 請求項1もしくは請求項2いずれか記載
    の工程段階b)からのアミノ化ビーズポリマーをアルキ
    ルハロゲン化物もしくはアリールハロゲン化物と部分的
    にもしくは完全に反応させて、四級アミノ基を含有する
    ポリ(メタ)アクリレート型の強塩基性単分散陰イオン
    交換体を生じさせることにより得られるポリ(メタ)ア
    クリルアミド型の強塩基性単分散陰イオン交換体。
  9. 【請求項9】 水性もしくは有機溶液および凝縮液を請
    求項6、7もしくは8記載の単分散の弱塩基性もしくは
    強塩基性陰イオン交換体と接触させることを含んで成
    る、前記水性もしくは有機溶液および凝縮液からの陰イ
    オン、着色粒子もしくは有機成分の除去方法。
  10. 【請求項10】 ゲル型および/もしくはマクロ多孔質
    の陽イオン交換体と一緒の、請求項6、7もしくは8記
    載のポリ(メタ)アクリルアミド型の単分散の強塩基性
    もしくは弱塩基性陰イオン交換体の組合せ剤。
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