JP2003210911A - 懸濁物質を含有する被処理水のろ過方法 - Google Patents

懸濁物質を含有する被処理水のろ過方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 捕捉した懸濁物質の排出を安定して長時間維
持でき、水回収率を向上させることができるろ過方法を
提供する。 【解決手段】 ろ過材を充填しているろ過材層2と、該
2上部を流動化する撹拌機4と、前記2より上部に中間
捨水排出管6とを有する圧力式ろ過器を用いて、懸濁物
質を含有する被処理水をろ過するに際し、該ろ過工程に
より、ろ過材表層付近に懸濁物質が捕捉され、ろ過抵抗
が増した時が定期的に、(a)前記管6より中間捨水す
る工程、(b)下部から2が流動しない範囲の水と空気
を導入し、4を5〜25rpmで回転し、補足した懸濁
物質をろ過材より剥離して2上部に運搬する工程、
(c)管6より中間捨水する工程、(d)2が流動化し
ない範囲の低流速の水洗浄を行い、かつ前記4を5〜2
5rpmで撹拌し、懸濁物質と残留している空気を系外
へ排出する工程によりろ過材層の洗浄を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、懸濁物質を含有す
る被処理水のろ過方法に係り、特に繊維質などを多く含
み、表層ろ過になり易く、マッドボールを形成し易い、
製紙エ場のセルロース繊維を含む白水ろ過等に適用でき
るろ過方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を、白水ろ過を例に説明す
る。白水ろ過用には、無機凝集材あるいは高分子ポリマ
ーで凝集処理した白水を対象に、砂とアンスラサイトの
2層ろ過とし、表洗装置を適用するのが一般的である。
例えば、一般に以下のような、仕様で行われている。 ろ過速度;LV10〜12m/h 2層ろ過;砂(有効径、1.0〜2.0mm、層高は3
00〜400mm)、アンスラサイト(有効径、2.0
〜4.0mm、層高は〜800mm)、 逆洗工程 中間捨水 空洗;0.5〜2.0m/min、ろ過材層は上下の
動きはあるが流動化はしない。 同時洗浄;の条件下で、水を導入し、ろ過材層の流
動が最適になるように、その流量を決め、洗浄する。こ
の水の流量は、ろ過材の比重、大きさ、水温条件等で異
なるが、それ自体でろ過材層が流動化する高流速で、短
時間行う。例えば下記例の如くである。 水、0.5〜2.0m/min、空気、0.5〜2.0
m/minで10〜30秒間程度、 表洗;回転式表洗管、0.1〜0.3m/min、ノ
ズルからの噴出し、水力で表洗管が回転し、表層の懸濁
物質層を壊す。この時、逆洗水も高流速(LV0.5〜
2.0m/min程度)で導入する。表洗は同時洗浄と
同様に、交互に複数回行われることも多い。
【0003】また、回転式表洗管の代わりに、空気と水
の同時洗浄を行い、ろ過材を流動化させ、この強力な同
時洗浄工程を連続的に行えるように、塔上部のフリーボ
ード内の構造を工夫した例もある。すなわち、気泡、懸
濁物質、ろ過材を分離し、ろ過材が流失しないように、
気液固の分離構造を有するようにしたろ過器である(特
許第127470号)。ろ過材は、砂及びアンスラサイ
トなどの複層としている。ろ過材である砂層の洗浄、マ
ッドボール生成によるチャンネリング(片流れ)防止の
ため、撹拌機を用いて、砂層内を撹拌できるようにし、
マッドボール生成あるいは、生成したものを破砕できる
ようにした砂ろ過機が、特許第2509895号に記載
されている。
【0004】図3に、そのろ過器構造例を示す。符号
は、本発明に相当する番号に変更して示す。図3ではろ
過材は砂層であり、砂ろ過器の上部に逆洗用のろ過水タ
ンクを有している。このろ過機の逆洗工程では、撹拌ま
での工程は、圧力空気による空気バブリング工程と、ろ
液タンク水による水逆洗及び水逆洗と撹拌機による撹拌
の工程との2工程に明確に分かれている。このように、
前記逆浄工程では、水と空気の混層流による同時洗浄工
程、あるいは水と空気の混層流による同時洗浄工程中に
撹拌機を作動させ、ろ過材と懸濁物質の剥離、微細化、
排出を促進させることは行われていず、セルロースなど
の繊維質によるマッドボールの生成防止、あるいはその
破砕、そしてろ過材からの剥離、排出に、安定した効果
を維持することはできないのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術に鑑み、特に製紙工場の抄紙工程から出る白水中のセ
ルロース繊維を凝集処理することなく、ろ過器で捕捉し
たこれら繊維質の排出を安定して、長期間維持でき、水
回収率を向上させると共に、マッドボールが生成しても
解消することができる懸濁物質を含有する被処理水のろ
過方法を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ろ過材を充填しているろ過材層と、該
ろ過材層上部を流動化する撹拌翼を有する撹拌機と、前
記ろ過材層より上部に中間捨水排出管とを有する圧力式
ろ過器を用いて、懸濁物質を含有する被処理水をろ過す
るに際し、該ろ過工程により、ろ過材表層付近に懸濁物
質が捕捉され、ろ過抵抗が増した時、あるいは定期的
に、次の工程(a)〜(d)を順次行うろ過材層の洗浄
Aを行う懸濁物質を含有する被処理水のろ過方法とした
ものである。 (a)前記中間捨水排出管より中間捨水する工程、
(b)前記ろ過器上部の空気抜き管の弁を開とし、該ろ
過器下部からろ過材層が流動化しない範囲の水を導入し
つつ、空気を導入し、ろ過材層に気液混層流が流れてい
る同時洗浄状態で、前記撹拌機を5〜25rpmで撹拌
し、ろ過材層を流動化し、捕捉した懸濁物質をろ過材よ
り剥離してろ過材層上部に運搬する工程、(c)前記中
間捨水排出管より中間捨水する工程、(d)前記ろ過器
上部の空気抜き管の弁、又は該ろ過器上部の逆洗水排出
管の弁を開とし、ろ過材層が流動化しない範囲の低流速
の水洗浄を行い、かつ前記撹拌機を5〜25rpmで撹
拌し、懸濁物質の剥離、排出を促進しつつ、前記中間捨
水排出管より懸濁物質を系外へ排出し、ろ過材層内に残
留している空気を排出する工程。
【0007】また、本発明では、前記被処理水のろ過方
法において、前記洗浄工程(a)〜(d)と、ろ過工程
を繰り返した後に、定期的に、あるいは洗浄工程(a)
〜(d)によって、充分ろ過抵抗が回復しない場合に、
次の工程(e)〜(h)を順次行うろ過材層の洗浄Bを
行う懸濁物質を含有する被処理水のろ過方法としたもの
である。(e)前記中間捨水排出管より中間捨水する工
程、(f)前記ろ過器上部の空気抜き管の弁を開とし、
ろ過器下部からろ過材層が流動化しない範囲の水を導入
しつつ、空気を導入し、ろ過材層に気液混層流が流れて
いる同時洗浄状態で、前記撹拌機を5〜25rpmで撹
拌し、ろ過材層を流動化し、捕捉した懸濁物質をろ過材
より剥離してろ過材層上部に運搬する工程、(g)前記
(e)、(f)工程を数回、繰り返す工程、(h)若干
休止後、前記撹拌機を作動させず、前記(d)工程の低
流速の水洗浄の4〜15倍の高流速の水洗浄を行い、懸
濁物質をろ過器上部の逆洗水排出管又は前記中間捨水排
出管から系外に排出し、ろ過材層内に残留している空気
を排出する工程。前記ろ過方法において、ろ過材は、
砂、アンスラサイト、プラスチックろ材、活性炭、セラ
ミックろ材の材質より選ばれ、その粒径が1.5〜20
mmで、その形状が、粒状、球状、楕円形状、円柱状、
円筒形状とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては、従来の気液混
層流による撹拌作用と、撹拌機を用いた撹拌作用を組合
せ、洗浄工程を工夫している。ろ過材層が流動化しない
流速の水をろ過器下部から導入しつつ、ブロワ等により
同様に空気を導入し、水と空気の同時洗浄条件下で、撹
拌機を撹拌することにより、ろ過材層の流動化を促進す
る条件とすることによって、生成したマッドボール同士
の衝突、撹拌機の撹拌棒との衝突、あるいはろ過材同士
の摩擦作用などを効率的にしている。ろ過材層が流動化
しない流速の水量となるように、従来の同時洗浄時の水
の流量の1/5〜1/2と少なくし、ろ過材層の膨潤を
静置時の10%以下に、好ましくは5%以下で、撹拌機
がスムーズに回転できればよいのである。このような条
件下で行うことが本発明の基本であり、前記の各種の効
果が効率的になるのである。
【0009】従来のように高流速により、ろ過材を膨
潤、流動化させた条件では、膨潤の程度が大きくなり過
ぎて、マッドボールの解消、ろ過材からの懸濁物質の剥
離作用は低下する。本発明の前述の効率的であるという
ことは、撹拌機による流動化がスムーズであり、撹拌
機に無理なトルクがかからない、懸濁物質は、ろ過材
に無理な摩擦がかからずに剥離でき、かつ上向流の気液
混層流により、ろ過材層上部に運搬されていく、ろ過
材表層から中間捨水排出管の開口部までの距離が小さい
ので、剥離した懸濁物質が大きくても排出され易い、
ろ過材の粉化程度はごく小さい、ということである。
【0010】その後、ろ過材が流動化しない低水量の水
洗浄と、撹拌機の撹拌作用によって、懸濁物質を排出す
る水洗浄の(d)工程を行い、洗浄Aを終了する。それ
により、使用される水量は小さくなる。しかし、前記の
洗浄工程(a)〜(d)とろ過工程を繰り返すと、ろ過
時のろ抗上昇が早い場合が生じてくる。このような事態
を防止するため、定期的に、あるいはろ過時のろ抗が上
昇しやすい時に、洗浄Aの前半工程(a)(b)を繰り
返し、更に、撹拌機を使用しない、高流速の水洗浄工程
(g)を行い、残留していた懸濁物質を塔上部の逆洗水
排出管、又は中間捨水排出管から排出する洗浄Bを行
う。本発明は、工程の異なる二つの洗浄Aと洗浄Bをう
まくを組合せることも基本にしている。
【0011】本発明者等は白水のろ過について鋭意検討
し、下記の結果を得たことから本発明に至った。 (1)白水を従来のように凝集剤を添加しないで、直接
ろ過材に接触させても、充分なろ過効果がある。またろ
過材の粒径は1.5〜20mmと変化し、かつ、大きく
ても、ろ過には効果的である。材質も通常の砂、粒径の
大きい鋳物用の砂、アンスラサイト、あるいは活性炭な
ど単一の材質でも効果がある。従来のように2層ろ過の
ような複層として、ろ層がある程度混合してもかまわな
い。ろ過材の材質、形状としては、アンスラサイト程度
の真比重が1、6程度以下の、磨耗しにくいものが撹拌
機による撹拌上、好ましい。しかしセラミックや鋳物砂
のような、真比重が大きく、かつ粒径の大きなもので
も、本発明の気液混層流下で、撹拌機によって、撹拌で
きるものであればよいのであって、その真比重と大き
さ、形状を考慮して、使用することができる。
【0012】(2)白水の繊維質のような懸濁物質をろ
過すると、ろ過材の粒径が小さいほど、その表層に大部
分が捕捉される。そして、ろ過が進むにつれて、懸濁物
質が厚みを増し、表層に不均一な厚みを有する懸濁物質
層が形成されていく。ろ過材層の中に入りこんでいく懸
濁物質は、ろ過材の粒径、ろ過速度、原水の性状等によ
って異なる。粒径3〜5mmのアンスラサイトの場合
は、ろ過速度LV15〜30m/hでも表層より、10
0〜150mm下程度までしか入らない。大部分の懸濁
物質は表層部にあり、不均一な厚みを有する懸濁物質層
が形成される捕捉状態となる。それゆえ、ろ過が進むに
従い、懸濁物質層が厚みを増していくため、ろ過の役目
も果たし、ろ過水質は良くなる傾向を示す。このような
表層ろ過傾向のため、ろ過抵抗は、急激に上がる傾向を
示す。したがって、従来のような2層ろ過等は必ずし
も、必要ではなく、単一のろ過材でも充分に使用できる
ことが分かった。そして、ろ過材の層高も、ろ過時ある
いは逆洗時の水及び空気の均一分散が達成される程度
の、低い層高でもよいことを見い出した。
【0013】(3)このようなろ過時の懸濁物質の捕捉
状態となるのは、前もって凝集処理をしていないため、
被ろ過水中のセルロース繊維質の荷電状態がろ過に好都
合な条件になっていること、また繊維状という細長い形
状によるため等、またろ過材の性状によると思われる。 (4)このようにろ適材にしっかりと捕捉される懸濁物
質を、ろ過材から剥離、排出することは通常の操作では
容易でなく、前述のような従来の方法では、ろ過、洗浄
工程を繰り返していくと、次第にマッドボールが生じ、
増加して、安定運転を維持できなくなる。 (5)それゆえ従来法を改良した気液混層流による同時
洗浄工程と、撹拌機による撹拌作用を組合せ、ろ過材の
流動化と付着懸濁物質の剥離を効率的に行うように各工
程を工夫した。表層部付近に生成する不均一な厚みを有
する懸濁物質層を破砕し、微細化し、ろ過材から剥離
し、少ない水量で排出できるようにした。
【0014】(6)本発明の知見で重要なことは、下記
の点である。 ろ過材層の膨潤が少ない条件で、気液混層流による同
時洗浄工程と撹拌機による撹拌作用の併用により、ろ過
材層を流動化させてろ過材と懸濁物質の剥離、分離、上
部への運搬作用が促進できると共に、ろ過材の磨耗粉化
が極く小さいことを見出したこと。 その後、ろ過材を流動しない流速の水を塔下部から導
入しつつ、撹拌機を回転させることにより、少ない水量
の、水洗浄の(d)工程で、ろ過材を流失させることな
く、効率的に懸濁物質を中間捨水排出管から排出できる
「洗浄A」を見出したこと。
【0015】そして、洗浄Aの方法で充分でない時
は、〔洗浄Aとろ過〕をN回、通常は2〜5回に1回程
度の割合で、あるいはろ過時にろ抗の上昇が早いとき、
ろ過工程を中止し、洗浄Bを行う。洗浄Bは、その工程
中に、洗浄Aの前半工程(a)(b)を含み、その効果
と後半の高流速の水洗浄(h)工程で、洗浄Aで排出し
きれずに、残留していた懸濁物質を系外に排出できるよ
うにしたことである。このように洗浄Aと洗浄Bを組合
せて、ろ過を行うのである。水洗浄(h)工程は、空気
と水の気液混層流、及び撹拌機による撹拌作用のとき用
いた水量の4〜15倍の高流速で行い、塔上部逆洗水排
出管から、通常は排水する。この高流速という意味は必
ずしも、ろ過材が流動化する流速を意味しない。懸濁物
質を排出できればよい流速という意味である。 一見不完全とも思われる洗浄Aは、表層ろ過によって
生ずる不均一な懸濁物質を洗浄する洗浄Bと同程度の効
果を有していることがわかった。 この洗浄Aと洗浄Bを組合せることによって、水回収
率を大幅に改善できた。
【0016】次に、本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。図1は、本発明のろ過方法に用いる装置の一例を示
すフロー構成図であり、図2は、図1の圧力式ろ過器の
A−A断面図である。図において、1は圧力式ろ過器、
2はろ過材層、3は撹拌機、4−1は回転軸、4−2は
撹拌翼、4−3は撹拌棒、5は下部集水装置、6は中間
捨水排出管、7はろ過材層の表層、8は中間捨水排出管
開口部、9は上部逆洗水排出管、10は原水タンク、1
8はろ過水タンクを示す。図1の装置を説明すると、圧
力式ろ過機は、600mmφ×1000mmHの形状
で、該ろ過器の下部集水装置5の上にろ過材層2が、粒
径3〜5mmのアンスラサイト約500mmの層高で充
填されている。ろ過器頂部には撹拌機3が設置され、回
転軸4−1、図2に示す2本の回転翼4−2、そして4
本の回転棒4−3が等間隔で設けられ、ろ過材層2の1
00mm〜300mmの深さ程度まで入ればよい。ここ
では170mmの深さまで入っている。回転翼4−2、
回転棒4−3の数は、ろ過器形状によって増してもよ
い。
【0017】回転棒4−3は4本あるが、その回転軌跡
がろ過面をでぎるだけカバーするように、その配置を変
えることもできるが、本発明においてはその必要性は小
さく、回転軸4−1にかかるトルクを考え、安定した回
転を得るため、等間隔にするのがよい。またその形状は
単に板状でもよく、鋭角部のないようにする。あるいは
丸棒に近い棒を用いてリボン形状にしたものを垂下して
もよい。中間捨水排出管6は、ろ過材層2の表層7よ
り、その開口部8の底面位置が150mmの高さのとこ
ろに設け、塔上部逆洗排出管9と接続させた。開口部8
の位置は、ろ過器1形状と撹拌時のろ過材層2の若干の
膨潤を考慮して、表層位置の変動より上部になるよう
に、表層7より通常は150〜300mmの位置にす
る。ろ過器下部集水装置5は、0.2〜2mm程度のス
リット巾を有するフラットなウェジワイヤースクリー
ン、ノズル、あるいは従来の砂利などの支持層に集水管
としてもよい。
【0018】次に、図1を用いてろ過、洗浄Aについて
説明する。 (1)ろ過工程 原水の白水(クリア水)が、原水タンク10から原水ポ
ンプP−1により、原水配管11を経て圧力式ろ過機1
の上部に入る。ろ過されたろ液は、下部集水装置5、ろ
過水配管12を経て、ろ過水タンク18に貯留される。
原水の白水の懸濁物質(SS)は5〜35mg/Lあっ
たが、ろ過水のSSは1.0〜5.2mg/Lであり、
平均3.5mg/Lであった。目標の5mg/L以下が
安定して得られた。 (2)中間捨水一1工程(a) ろ過終了後,空気抜き管13の弁13Aを開とし、塔内
の圧力を下げると共に中間捨水排出管6の弁6Aを開と
し、原水配管11と接続する塔上部逆洗水排出管9より
排出し、塔内の水位を開口部8の位置まで下げる工程で
ある。この時、排出水は原水であるので、原水タンク1
0に回収してもよい。
【0019】(3)同時洗浄工程(b) 空気抜き管13の弁13A、塔上部逆洗水排出管9の弁
9Aを開とした状態で、洗浄水ポンプP−2をONと
し、洗浄水配管14の弁14Aを、そしてブロワ15を
ONとし、空気流入配管16の弁16Aを開とし、ろ過
材層2に気液混層流を上向流で導入する。この時の各流
速(LV)は例えば、下記の如くである。 水 :LV0.1〜0.4m/min(ろ過材がアンス
ラサイトの場合は0.1〜0.2m/min) 空気:LV0.5〜1.2m/min(ろ過材がアンス
ラサイトの場合は0.6〜1.0m/min) このような条件での気液混層流でも、例えばアンスラサ
イトは流動化はせず、空気によって表層7に不規則な凹
凸のある膨潤が見られる状態である。その膨潤率はろ過
材充填層高の2〜3%程度である。
【0020】前記の不均一な厚みの懸濁物質層は空気が
ろ過材表層7を通り抜けるとき、表層7が揺れ動き、突
出するように抜けていくため、大きなブロック状に割れ
ていき、次第にそのブロックは小さくなる。そして、気
液混層流が流れたことを確認したら、洗浄水ポンプP−
2、ブロワ15をONにし、その後、若干遅れて、撹拌
機3をONにし、ろ過材層2の撹拌流動を始める。撹拌
機に始動の時、無理なトルクがかからないようする。ろ
過材層2の上部に排出された懸濁物質を含む排水は、塔
上部逆洗水排出管9から、また空気は空気抜き管13か
ら排出される。撹拌機による撹拌作用が起きると、前記
の大小のブロックは更に微細化していき、ろ過材層2の
上部に運搬されていく。通常本工程において、懸濁物質
の排出を効率的にするため、工程終了時の水位は、上部
逆洗水排出管9の位置以下とし、本工程を終了する。
【0021】(4)中間捨水−2工程(c) 同時洗浄工程後、懸濁物質を多量に含む排水の水位は、
中間捨水排出管6開口部8のかなり上部にある。この排
水を中間捨水排出管6の弁6Aを開として、排出する。
中間捨水排出管6の開口部8は、ろ過材が流出しないよ
うに、また懸濁物質をできるだけ排出できるように、そ
の位置、構造を決める。
【0022】(5)水洗浄−1工程(d) 中間捨水排出管6の弁6Aを開の状態とする。ろ過水タ
ンク18のろ過水を洗浄水として、洗浄水ポンプP−2
をONにし、洗浄水配管14の弁14Aを開にして、L
V0.1〜0.3m/minでろ過器下部から導入す
る。ろ過材がアンスラサイトで粒径が3〜5mm程度の
場合は、LV0.12〜0.18m/minの流速でよ
い。そして、撹拌機3を5〜25rpmで撹拌する。ろ
過材がアンスラサイトであれば、14〜18rpm程度
とする。この回転数は、ろ過材を流動できればよいので
あり、回転軸4−1に過大なトルクがかからないように
する。本工程の時間は、前記(3)の項の同時逆洗工程
(b)で充分に、マッドボールの破砕、ろ過材からの懸
濁物質の剥離及び器上部への運搬が進んでいるため、剥
離、微細化した懸濁物質を更に器上部に運搬し、中間捨
水排出管から排出できる時間であればよい。そのため、
ろ過材層2の2〜4倍量の逆洗水が流れる時間とするの
が好ましい。
【0023】(6)満水、洗浄工程、 前工程の終了時は、器内の水位が開口部8の位置にある
ため、満水と器内洗浄を兼ねて行う。別々に行ってもよ
いが、同時にもできるので、ここでは同一工程に含ませ
た。空気抜き管13の弁13Aを開としておく。原水ポ
ンプP−1をON、原水配管11の弁11Aを開とし、
洗浄排水管17の弁17Aを開として行う。この時、弁
17Aの開度は圧力式ろ過器の設計ろ過流速が得られる
ようにし、原水ポンプP−1はインバータ制御により、
ろ過時より、大きい流速になるようにすると、短時間で
器内は満水になる。満水になったら空気抜き管13の弁
13Aを閉とし、その後必要な時間の洗浄を行う。
【0024】次で、ろ過、洗浄Bについて説明する。 (7)ろ過工程と中間捨水−1工程(e)は、前記洗浄
Aの(1)、(2)、と同じである。 (8)空洗工程同時洗浄工程の前に、ろ過材の表層7付
近に形成された、不均一な懸濁物質層によって、ろ過材
層2がひとつの物体のように持ち上げるブロッキング現
象をなくすため、前記不均一な懸濁物質層を大きなブロ
ックになるよう、空気、水が通るように「割れ目」を作
るため行う。白水の場合でも、完全に1枚のプレートの
ようなものが形成されることはない。また懸濁物の質、
形成状況によっては本工程を省いて、次の同時洗浄工程
を行ってもよい。一般には、安全のため、次の工程と同
じ空洗条件で、30秒間以下の短時間行う。
【0025】(9)同時洗浄工程(f)、中間捨水工程
(e)は、前記洗浄Aの(3)、(4)と同じである。 (10)(9)の工程(3)(4)の繰り返し工程
(g)は下記のような工程の順序としてもよい。 [(3)→(4)→(3)→(4)]→(11):2回
の繰り返し [(3)→(4)→(3)→休止(10sec)] →
(11):この時は2回目の(3)工程を長くする。 [(3)→(4)]→(11):1回の繰り返し
【0026】(11)水洗浄−2工程(h) ろ過水タンク18のろ過水を用いて、洗浄水ポンプP−
2をONにし、高流速用の弁14Bを開、塔上部逆洗水
排出管9の弁9Aを開とし、洗浄水ポンプP−2をイン
バータ制御し、高流速が得られるようにする。ろ過材が
アンスラサイトでも1.4〜1.8m/minは必要で
あり、配管径が大きくなると共に、排水量も多くなる。
これを避けるため、0.6〜1.2m/minで行い、
ろ過材が流出しないように注意し、上部逆洗水排出管9
の弁9Aを開から閉にし、その後の排水を、ろ過材が流
失しないように流量を設定し、中間捨水排出管6から排
出してもよい。また水洗浄−2工程自体をやめてしま
い、前記(10)で述べた繰り返し操作を多くし、その
後、この方法により、前項(10)の繰り返しを2回行
ったところ、ろ過終点時のろ抗20kPaが、初期ろ抗
の2kPaに回復した。 (12)洗浄Aで述べた満水、洗浄工程(6)とほぼ同
じであり、前工程で器内が満水であれば、空気抜き管1
3の弁13Aを閉にして、同じ洗浄フローで行う。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 本実施例は、図1のろ過装置を用いて、抄紙工程白水の
ろ過、洗浄処理を行った。処理条件及びろ過器仕様は次
のとおりである。 ろ過器 :圧力式ろ過器600φ×1000H(胴長) ろ過材 :アンスラサイト単層(有効径、3mm、層高
500mm) 原水 :抄紙工程白水(クリア水SSは5〜30mg
/L);水温35〜40℃ 撹拌機 :16rpm、撹拌棒はアンスラサイト層の
表層から170mmまで入っている。 ろ過速度:LV15〜30m/h
【0028】ろ過、洗浄Aの前記工程(1)〜(6)の
処理条件を表1に示す。
【表1】
【0029】次にろ過、洗浄Bの前記工程(7)〜(1
2)の処理条件を表2に示す。表2で、工程(1)、
(2)は洗浄Bの(7)に、工程(3)、(4)は洗浄
Bの(9)に相当する。
【表2】
【0030】ろ過器においては、水の回収率(原水量と
得られたろ過水量の比)及び、ろ過時間と懸濁物質の洗
浄除去に要する時間も重要である。水の回収率は大きい
ほど、水のロスが少なく、また洗浄除去時間は短いほど
稼働率が高くなり好ましい。そこで、前記洗浄Aと洗浄
Bによる水の回収率を表3に示す。
【表3】 表3の如く、従来の水回収率である80〜85%が大幅
に改善され、高回収率が得られた。
【0031】また、前記洗浄Aと洗浄Bにおける装置の
稼動率を表4に示す。
【表4】 表4の如く、装置稼働率も87%以上と良好であった。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (1)本発明によって、白水は凝集処理することなく、
アンスラサイトなどの従来品に直接通水することによっ
て、シャワー水に使用できるろ過水水質が得られる。ま
た凝集処理した原水を対象としている従来の表洗管方式
などのろ過器を改良できる。 (2)本発明は、処理対象となる繊維質の多い、白水の
ような表層ろ過になりやすく、厚みの懸濁物質層を形成
する排水に対応した、懸濁物質の洗浄除去方法であり、
操作がシンプルで水回収率の高い、また装置稼動率の高
い方式である。 (3)ろ過材層の膨潤が少ない条件で、気液混層流によ
る水と空気の同時洗浄工程と、撹拌機による撹拌作用を
併用し、排水量の少ない、かつ生成したマッドボールの
破砕、微細化、またろ過材からの懸濁物質の剥離、運
搬、排出に効果的な方法である。 (4)本発明の圧力式ろ過器を使用することにより、白
水などの繊維質の多い廃水の回収、再利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のろ過方法に用いる装置の一例を示すフ
ロー構成図。
【図2】図1のA−A断面図
【図3】従来のろ過装置の一例を示す概略構成図。
【符号の説明】
1:圧力式ろ過器、2:ろ過材層、3:撹拌機、4−
1:回転軸、4−2:撹拌翼、4−3:撹拌棒、5:下
部集水装置、6:中間捨水排出管、7:ろ過材層の表
層、8:中間捨水排出管の開口部、9:上部逆洗水排出
管、10:原水タンク、11:原水配管、15:ブロ
ワ、16:空気流入配管、18:ろ過水タンク、19:
ろ過水配水管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21F 1/66 B01D 29/08 540A 29/38 510B 520E 540 580F (72)発明者 高橋 知宏 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 川上 彰 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 府中 裕一 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 長南 勘六 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 4D019 AA03 BA03 BA05 BA07 BA13 BB12 BB15 BD01 4L055 BD14 CE65 EA19 FA22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ろ過材を充填しているろ過材層と、該ろ
    過材層上部を流動化する撹拌翼を有する撹拌機と、前記
    ろ過材層より上部に中間捨水排出管とを有する圧力式ろ
    過器を用いて、懸濁物質を含有する被処理水をろ過する
    に際し、該ろ過工程により、ろ過材表層付近に懸濁物質
    が捕捉され、ろ過抵抗が増した時、あるいは定期的に、
    次の工程(a)〜(d)を順次行うろ過材層の洗浄Aを
    行うことを特徴とする懸濁物質を含有する被処理水のろ
    過方法。 (a)前記中間捨水排出管より中間捨水する工程、 (b)前記ろ過器上部の空気抜き管の弁を開とし、該ろ
    過器下部からろ過材層が流動化しない範囲の水を導入し
    つつ、空気を導入し、ろ過材層に気液混層流が流れてい
    る同時洗浄状態で、前記撹拌機を5〜25rpmで撹拌
    し、ろ過材層を流動化し、捕捉した懸濁物質をろ過材よ
    り剥離してろ過材層上部に運搬する工程、 (c)前記中間捨水排出管より中間捨水する工程、 (d)前記ろ過器上部の空気抜き管の弁、又は該ろ過器
    上部の逆洗水排出管の弁を開とし、ろ過材層が流動化し
    ない範囲の低流速の水洗浄を行い、かつ前記撹拌機を5
    〜25rpmで撹拌し、懸濁物質の剥離、排出を促進し
    つつ、前記中間捨水排出管より懸濁物質を系外へ排出
    し、ろ過材層内に残留している空気を排出する工程。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の被処理水のろ過方法にお
    いて、前記洗浄工程(a)〜(d)と、ろ過工程を繰り
    返した後に、定期的に、あるいは洗浄工程(a)〜
    (d)によって、充分ろ過抵抗が回復しない場合に、次
    の工程(e)〜(h)を順次行うろ過材層の洗浄Bを行
    うことを特徴とする懸濁物質を含有する被処理水のろ過
    方法。 (e)前記中間捨水排出管より中間捨水する工程、 (f)前記ろ過器上部の空気抜き管の弁を開とし、ろ過
    器下部からろ過材層が流動化しない範囲の水を導入しつ
    つ、空気を導入し、ろ過材層に気液混層流が流れている
    同時洗浄状態で、前記撹拌機を5〜25rpmで撹拌
    し、ろ過材層を流動化し、捕捉した懸濁物質をろ過材よ
    り剥離してろ過材層上部に運搬する工程、 (g)前記(e)、(f)工程を数回、繰り返す工程、 (h)若干休止後、前記撹拌機を作動させず、前記
    (d)工程の低流速の水洗浄の4〜15倍の高流速の水
    洗浄を行い、懸濁物質をろ過器上部の逆洗水排出管又は
    前記中間捨水排出管から系外に排出し、ろ過材層内に残
    留している空気を排出する工程。
  3. 【請求項3】 前記ろ過材が、砂、アンスラサイト、プ
    ラスチックろ材、活性炭、セラミックろ材の材質より選
    ばれ、その粒径が1.5〜20mmで、その形状が、粒
    状、球状、楕円形状、円柱状、円筒形状であることを特
    徴とする請求項1又は2記載の懸濁物質を含有する被処
    理水のろ過方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167351A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Denso Corp フィルタ装置および燃料噴射装置
JP2010194520A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Tosoh Corp 塩水精製方法
KR101080180B1 (ko) * 2009-03-30 2011-11-09 주식회사 정토환경 수처리용 슬러리 제거장치

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