JP2003209845A - 画像符号化集積回路 - Google Patents

画像符号化集積回路

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JP2003209845A
JP2003209845A JP2002004165A JP2002004165A JP2003209845A JP 2003209845 A JP2003209845 A JP 2003209845A JP 2002004165 A JP2002004165 A JP 2002004165A JP 2002004165 A JP2002004165 A JP 2002004165A JP 2003209845 A JP2003209845 A JP 2003209845A
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Mitsuo Hanami
充雄 花見
Tetsuya Matsumura
哲哉 松村
Satoru Kumaki
哲 熊木
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長な性能を抑制するもしくは不要な機能を
停止することにより、消費電力を低減することが可能な
画像符号化集積回路を提供する。 【解決手段】 ビデオインターフェース部12、オーデ
ィオインターフェース部17、画像データに対する動き
予測処理を行うための動き予測部14、時間軸上の異な
った時点における複数の画像データと動き予測の結果に
基づいて、各画像データの予測符号化を行うためのルー
プ内処理部13、音声信号の符号化を行うためのDSP
部10およびDRAMインターフェース部18に供給す
る動作クロック信号の周波数は、画像符号化集積回路1
000の処理負荷に応じて、個別に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MPEG2(Mo
ving Picture Experts Group 2)等のようにフレーム間
あるいはフィールド間の画像データに対して処理を行な
うことにより画像圧縮を行なう画像符号化集積回路装置
の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高品質な画像録画や、デジタル放
送などの高品質な画像伝送に対して、MPEG2符号化
技術が採用されている。このMPEG2符号化に関して
は、たとえば、文献1:「最新MPEG教科書」(藤原
洋 監修、株式会社アスキー発行、1994年8月1
日初版)に詳しく説明されている。この文献1にも記載
されているように、MPEG2は、非常に広範囲なアプ
リケーションに対応できるようになっており、その演算
処理は、たとえば取扱う画像解像度により大きく異なっ
ている。
【0003】このようなMPEG2による画像符号化の
ための画像符号化集積回路の従来例としては、たとえば
文献2:“A Single-Chip MPEG-2 422P@ML Video, Aud
io,and System Encoder with a 162 MHz Media-Process
or Core and Dual Motion Estimation”(IEICE TRANS.
ELECTRON., VOL.E84-C, NO.1 JANUARY 2001)にその構
成や動作が説明されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
MPEG2の画像符号化集積回路は、一般には、広範囲
のアプリケーションに対応するため、画像符号化集積回
路自体の集積規模が増大する一方、特定のアプリケーシ
ョンにこの画像符号化集積回路を用いる場合には必ずし
も必要とはされない機能まで組込まれる傾向がある。
【0005】このため、このように汎用的に用いられる
画像符号化集積回路の消費電力が増大してしまうという
問題がある。
【0006】たとえば、監視カメラシステムにおいて、
一般的に用いられる画像符号化集積回路に搭載されてい
る音声符号化に関連する回路は不用である。しかしなが
ら、仮に音声信号が入力されないとしても、音声符号化
回路を搭載した画像符号化集積回路を動作させていると
きには、このような音声符号化回路に対してもたとえ
ば、待機時の電力などの消費が行われていることにな
る。
【0007】また、アプリケーションによっては、解像
度変換といった処理を行なう場合があり、このような画
像解像度を変更する場合、たとえば、高解像度テレビ
(HighDefinition Television:HDTV)サイズを入
力して、標準解像度テレビ(Standard Definition Tele
vision:SDTV)サイズで符号化する場合には、約1
/6の演算性能で処理を行なうことが可能である。
【0008】しかしながら、実際には、通常の画像符号
化集積回路では、HDTVサイズのビデオ信号が入力し
た場合には、これに対応した動作周波数で動作させるこ
とが一般的である。ところが、消費電力は動作周波数に
比例するため、本来は、動作周波数を抑制できれば消費
電力を低減することが可能であるにもかかわらず、回路
の動作電力を無駄に消費してしまうという問題があっ
た。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的は、冗長な性能
を抑制するもしくは不要な機能を停止することにより、
消費電力を低減することが可能な画像符号化集積回路を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像符号
化集積回路は、外部との間で画像データの授受を行うた
めの画像信号インターフェースと、外部から音声信号を
受けるための音声信号インターフェースと、画像データ
に対する動き予測処理を行うための動き予測部と、時間
軸上の異なった時点における複数の画像データと動き予
測の結果に基づいて、各画像データの予測符号化を行う
ためのループ内処理部と、少なくとも音声信号の符号化
を行うためのプロセッサ部と、画像データを格納するた
めの記憶手段とデータの授受を行うためのメモリインタ
ーフェース部と、画像信号インターフェース、音声信号
インターフェース、動き予測部、ループ内処理部、プロ
セッサ部およびメモリインターフェース部に供給する動
作クロック信号の周波数を、画像データに対する画像符
号化集積回路の処理負荷に応じて、個別に調整するクロ
ック信号供給回路とを備える。
【0011】請求項2記載の画像符号化集積回路は、請
求項1記載の画像符号化集積回路に加えて、画像符号化
集積回路の処理負荷は、少なくとも画像データの符号化
における画像解像度および画像品質のパラメータにより
決定される。
【0012】請求項3記載の画像符号化集積回路は、請
求項1記載の画像符号化集積回路に加えて、クロック信
号供給回路は、基準クロック信号を生成するクロック生
成器と、基準クロック信号を各々所定の周波数に変換す
る複数の周波数変換器と、複数の周波数変換器の出力を
処理負荷に応じて選択的に供給する選択手段とを含む。
【0013】請求項4記載の画像符号化集積回路は、請
求項3記載の画像符号化集積回路に加えて、複数の周波
数変換器は、複数の分周器である。
【0014】請求項5記載の画像符号化集積回路は、請
求項4記載の画像符号化集積回路に加えて、複数の分周
器は、画像信号インターフェース、音声信号インターフ
ェース、動き予測部、ループ内処理部、プロセッサ部お
よびメモリインターフェース部にそれぞれ対応して設け
られる。
【0015】請求項6記載の画像符号化集積回路は、請
求項4記載の画像符号化集積回路に加えて、ループ内処
理部およびメモリインターフェース部は、複数の分周器
のうちの1つを共有する。
【0016】請求項7記載の画像符号化集積回路は、請
求項3記載の画像符号化集積回路に加えて、基準クロッ
クよりも低い周波数の動作クロックが供給される場合
に、画像信号インターフェース、音声信号インターフェ
ース、動き予測部、ループ内処理部、プロセッサ部およ
びメモリインターフェース部に供給される電源電位を個
別に所定の値だけ低下させる電源電圧低下手段をさらに
備える。
【0017】請求項8記載の画像符号化集積回路は、外
部との間で画像データの授受を行うための画像信号イン
ターフェースと、外部から音声信号を受けるための音声
信号インターフェースと、画像データに対する動き予測
処理を行うための動き予測部と、時間軸上の異なった時
点における複数の画像データと動き予測の結果に基づい
て、各画像データの予測符号化を行うためのループ内処
理部と、少なくも音声信号の符号化を行うためのプロセ
ッサ部と、画像データを格納するための記憶手段とデー
タの授受を行うためのメモリインターフェース部と、画
像信号インターフェース、音声信号インターフェース、
動き予測部、ループ内処理部、プロセッサ部およびメモ
リインターフェース部の少なくとも1つは、対応する処
理を並列に行うための複数の演算器を含み、複数の演算
器に対する動作クロック信号の供給を、画像データに対
する画像符号化集積回路の処理負荷に応じて、個別に停
止することが可能なクロック信号供給回路とを備える。
【0018】請求項9記載の画像符号化集積回路は、請
求項8記載の画像符号化集積回路に加えて、プロセッサ
部は、複数の演算器として、各々が並列的に音声信号の
符号化を行う複数のプロセッサ回路を含む。
【0019】請求項10記載の画像符号化集積回路は、
請求項8記載の画像符号化集積回路に加えて、動き予測
部は、複数の演算器として、各々が並列的に画像データ
に対する動き予測処理を行う複数の動き予測コアを含
む。
【0020】請求項11記載の画像符号化集積回路は、
請求項8記載の画像符号化集積回路に加えて、ループ内
処理部は、複数の演算器として、各々が並列的に、時間
軸上の異なった時点における複数の画像データと動き予
測の結果に基づいて、各画像データの予測符号化を行う
複数のループ内処理コアを含む。
【0021】請求項12記載の画像符号化集積回路は、
請求項8記載の画像符号化集積回路に加えて、音声信号
インターフェースは、複数の演算器として、各々が並列
的に対応する音声チャネルに対するインターフェース処
理を行う複数のインターフェース回路を含む。
【0022】請求項13記載の画像符号化集積回路は、
請求項9〜12記載の画像符号化集積回路に加えて、動
作クロックの供給を選択的に停止する場合に、供給する
電源電位を所定の値だけ低下させる電源電圧低下手段を
さらに備える。
【0023】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]以下、この発明
の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0024】図1は、本発明の実施の形態1の画像符号
化集積回路1000の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【0025】画像符号化集積回路1000は、オーディ
オ符号化等の処理を行なうためのデジタルシグナルプロ
セッサ部(以下、DSP部と称す)10と、この画像符
号化集積回路装置1000を用いるホストシステムから
の制御信号を受けるホストインターフェイス部11と、
画像符号化集積回路装置1000の外部との間で、ビデ
オ信号の授受を行なうためのビデオインターフェイス部
12と、MPEG2符号化において、離散コサイン変換
(Discrete Cosine Transform:DCT)処理や量子化
処理などのループ内処理を行なうループ内処理部13
と、動き予測を行なって、ループ内処理部13に与えら
れるビデオ信号の補償を行なうための動き予測部14
と、ループ内処理部13から出力される信号を受けて、
可変長符号化を行なうための可変長符号化部15と、可
変長符号化後のデータを、画像符号化集積回路1000
の外部に対して、ビットストリームとして出力するため
のビットストリームインタフェース部16と、オーディ
オ入力を受けて、DSP部10に対して与えるためのオ
ーディオインタフェース部17と、フレーム内またはフ
ィールド内における符号化処理や、フレーム間またはフ
ィールド間における動き予測等の処理において、画像デ
ータを、一時的に記憶しておくための画像メモリであっ
て、画像符号化集積回路1000の外部に設けられるダ
イナミック型ランダムアクセスメモリ(以下、DRA
M)200(図示せず)との間でインターフェイスをと
るためのDRAMインターフェイス部18と、画像符号
化集積回路1000の全体の符号化動作を制御するため
の全体制御部19とを備える。
【0026】ここで、この画像符号化集積回路1000
は、SDTV画像の符号化処理を行なう処理能力を有す
るものと仮定する。すなわち、ビデオ入力がD1サイズ
であれば、1350個のマクロブロックを1/30秒で
処理できる能力を有するものとする。
【0027】図2は、図1に示したループ内処理部13
の処理を機能ブロックで示す概念図である。
【0028】上記文献1等には、ループ内処理部13の
動作が詳述されているので、以下では、その動作につい
て簡単にまとめておく。
【0029】MPEG2のもっとも重要な点は、動画像
圧縮の圧縮率の向上および早送り・逆送り機能の実現を
可能とする圧縮方式である。
【0030】動画像圧縮を時間軸方向にも行うために、
MPEG2により圧縮される画面には、前方向予測を行
なうPピクチャと、双方向予測を行なうBピクチャがあ
る。そして、早送り・逆送り機能を実現するためにフレ
ーム内符号化を行なうIピクチャがある。
【0031】これら3種類のピクチャを符号化するため
に、図1において、ビデオインターフェイス部12に与
えられる入力ビデオ信号は、一旦、時間調整のために画
像メモリ200に数フレームにわたって記憶される。
【0032】さらに、メモリ200の中には、後に説明
する予測用画像として、既に符号化された過去の複数フ
レーム(またはフィールド)分の画像信号が記憶されて
いるものとする。
【0033】図2に示すループ内処理部13には、この
メモリ200内に一旦時間調整のために格納されたビデ
オ信号が入力として与えられる。これによって、ループ
内処理部13は、Pピクチャを符号化する場合には、画
像メモリ200の出力を入力画像に対する予測信号とし
て、前方向予測を行ない、予測誤差を得る。
【0034】一方、ループ内処理部13は、Bピクチャ
を符号化する場合には、時間調整用に画像メモリ200
に格納されていた画像から符号化すべき画像を読み出す
とともに、この画像に対して過去および未来のフレーム
(またはフィールド)の受信画像に相当する画像を画像
メモリ200の中から読み出す。ループ内処理部13
は、これら過去および未来のフレーム(またはフィール
ド)の受信画像を予測画像として双方向予測を行ない、
予測誤差を得る。
【0035】さらに、ループ内処理部13は、Iピクチ
ャを符号化する場合には、入力画像をそのまま使用す
る。
【0036】したがって、スイッチ回路SW20は、I
ピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャに応じてそれぞれの
信号を切り替えて、差分器132の一方端に与える。差
分器132の他方端には、入力ビデオ信号が与えられ
る。
【0037】差分器132の出力信号はDCT処理部1
34によりDCT係数に変換される。このDCT係数は
量子化処理部136で量子化されたのち、動き位置情報
とともに、可変長符号化部15に与えられる。可変長符
号化部15は、エントロピー符号化により、発生確率の
高い信号には短い符号を、低い信号には長い符号を割り
当て、符号化信号としてビットストリームI/F16に
出力する。
【0038】また、復号側と同じ予測信号を作るため
に、図2に示すように、符号化側でも量子化処理部13
6の出力を逆量子化部138で逆量子化してDCT係数
を復号する。さらに、復号されたDCT係数を逆DCT
処理部140により予測誤差信号に変換し、得られた予
測誤差と、動き位置情報を用いて、Iピクチャ、Pピク
チャ、Bピクチャを加算器142により復元し、スイッ
チ回路SW10を介して、続く入力画像のための予測信
号として画像メモリ200に蓄積する。
【0039】したがって、MPEG2における「予測符
号化」では、ある画素の信号値を別の時刻(過去または
未来)の画像の信号値との差分を用いて表すことにな
る。このとき、画像メモリ200中の予測用のデータを
用いないフレーム内予測符号化か、予測用のデータを用
いる順方向フレーム(またはフィールド)間予測、逆方
向フレーム(またはフィールド)間予測、さらに両者の
平均の内挿的予測等の処理がスイッチ回路SW20で切
り替えられる。
【0040】このため、予測用画像メモリ200内に
は、少なくとも2つの予測メモリ領域が設けられる。2
つの予測メモリ領域には、未来から予測するための画像
情報と、過去から予測するための画像情報とが記憶され
る。また、前後両方の予測による内挿的フレーム間予測
符号化では、順方向予測と逆方向予測の2つの予測を対
応画素間で平均する処理が行われる。
【0041】図2で示すような、差分器132からDC
T処理部134、量子化処理部136、逆量子化処理部
138、逆DCT処理部140、加算器142、スイッ
チ回路SW10、メモリ200との間でのデータ授受、
スイッチ回路SW20で構成されるループでの処理を
「ループ内処理」と呼ぶ。
【0042】図3は、図1に示した符号化集積回路10
00におけるクロックの配送系を示す概略ブロック図で
ある。
【0043】図3を参照して、外部からのクロック入力
を受けて、図1においては図示省略していたクロック生
成器2は、クロック供給配線を介して、DSP部用分周
器20、ホストインターフェイス用分周器21、ビデオ
インターフェイス用分周器22、ループ内処理部用分周
器23、動き予測部用分周器24、可変長符号化部用分
周器25、ビットストリームインターフェイス用分周器
26、オーディオインターフェイス用分周器27、DR
AMインターフェイス用分周器28および全体制御部用
分周器29に、クロック信号を供給する。DSP部10
〜全体制御部19は、対応する分周器により分周された
クロック信号で動作する。
【0044】クロック生成器2では、各部の動作周波数
に対する最小公倍数となる動作周波数f0のクロックを
生成する。
【0045】全体制御部19から符号化画像解像度を示
す信号が、各処理部に対して同時に通報されており、各
種インタフェース部とそれ以外の部位でクロック周波数
を独立して変更できる構成となっている。
【0046】ここで、ループ内処理部13、動き予測部
14、可変長符号化部15およびDRAMインターフェ
イス18では、通常、動作周波数f0で動作するものと
仮定する。
【0047】図4は、分周器23の構成を示す概略ブロ
ック図である。他の分周器24−25および分周器28
も基本的に同様の構成である。
【0048】分周器23は、1/2分周器31と1/4
分周器32とクロック選択器30とを備える。
【0049】クロック選択器30は、全体制御部19か
ら与えられる符号化画像解像度がD1サイズの場合は入
力クロックをそのまま出力し、ハーフD1サイズの場合
は分周器31の出力を選択し、入力ビデオ信号がSIF
(Source Input Format)の場合は、分周器32の出力
を選択して出力する。
【0050】その他の分周器20−22、26、27は
固定された周波数で動作するものとする。
【0051】たとえば、解像度変換でD1入力の画像
を、ハーフD1の画像に変換する場合、符号化処理すべ
きマクロブロック数は660個である。よって、画像符
号化にかかわる部分であるループ内処理部13、動き予
測部14、可変長符号化部15およびDRAMインター
フェイス18は半分の処理能力を達成できればよい。
【0052】一方、ビデオインターフェイス部12に入
力される画像はD1サイズのままの信号であるため、最
大性能を発揮する必要がある。また、画像解像度はオー
ディオに対して何の影響も与えないため、オーディオイ
ンターフェイス17も通常のD1サイズの入力に対応し
た動作を行なう必要がある。
【0053】よって、分周器23−25および分周器2
8で、1/2の動作周波数を選択することによって、画
像符号化にかかわる部分であるループ内処理部13、動
き予測部14、可変長符号化部15およびDRAMイン
ターフェイス18の消費電力を約1/2に抑制すること
を可能としつつ、所望の解像度変換処理を行なうことが
可能である。
【0054】同様に、解像度変換でD1入力の画像をS
IFの画像に変換する場合、符号化処理すべきマクロブ
ロック数は330個となる。よって、画像符号化にかか
わる部分であるループ内処理部13、動き予測部14、
可変長符号化部15およびDRAMインターフェイス1
8は、1/4の処理性能を達成できればよい。
【0055】したがって、分周器23−25および分周
器28で、1/4の動作周波数を選択することによっ
て、画像符号化にかかわる部分であるループ内処理部1
3、動き予測部14、可変長符号化部15およびDRA
Mインターフェイス18の消費電力を約1/4に抑制す
ることが可能となる。
【0056】図5は、実施の形態1の各画像フォーマッ
トに応じた動作を示すタイミングチャートである。
【0057】図5においては、1つのボックスが一サイ
クルでの処理であることを示している。
【0058】すなわち、小さいボックスは高い周波数で
動作する場合であり、大きいボックスは周波数を低くし
て動作する場合を示している。
【0059】ループ内処理部13や動き検出部14で
は、符号化するマクロブロック数に応じて処理が激増す
るため、図5に示すように、画像フォーマットに対応し
た総マクロブロック数に応じて、動作周波数を低減し消
費電力を抑えることができる。
【0060】一方、ビデオI/F部12は、外部から入
力されるビデオフォーマットは固定(図5においてはD
1サイズ)であるため、動作周波数低減を行なうことは
できない。
【0061】同様に、ビットストリームI/F部16
は、たとえば、放送用途では一定レートの出力をするこ
とが多いため、動作周波数低減をこの部分においても行
なうことはできない。
【0062】このように、回路規模が大きく、かつ通常
動作周波数が高いため消費電力の高い画像符号化部にお
いて、画像解像度に応じて動作周波数を適切に選択する
ことにより、画像符号化集積回路全体における大幅な消
費電力の低減を実現することができる。
【0063】なお、図3において、分周器23−25お
よび分周器28は、常に相互に同一の分周比となるよう
に動作するので、画像符号化集積回路1000のチップ
面積の縮小のために、ループ内処理部13、動き予測部
14、可変長符号化部15およびDRAMインターフェ
イス部18が、同一の分周器を共有する構成としてもよ
い。
【0064】また、図4に示したように、単純に、分周
器23等は、1/2分周器31と1/4分周器32とを
切換えて動作させる構成として説明した。しかしなが
ら、周波数の高いクロックを全体に分配する代わりに、
周波数の低い基本クロックを各処理部に分配し、分周器
23等の代わりにPLL(Phase Locked Loop)付分周
器を各機能ブロックに配置することで、各機能ブロック
において動作に必要なクロックを生成する構成としても
よい。
【0065】また、遅延調整のため分周器の代わりにD
LL(Delay Locked Loop)付分周器を配置してもよ
い。
【0066】[実施の形態2]実施の形態1において
は、画像符号化処理回路1000は、SDTV画像を処
理可能な構成であるものとした。
【0067】実施の形態2においては、画像符号化処理
回路1000は、HDTV画像(1080I:走査線数
1080のインターレース画像信号)の符号化処理を行
なう処理能力を有するものとする。
【0068】すなわち、8160個のマクロブロックを
1/30秒で処理できる能力を有するものとする。
【0069】実施の形態2では、動き予測部14におけ
る予測範囲を広げることで、高画質化を行なうことが可
能な画像符号化集積回路1000において、アプリケー
ションに応じて消費電力を低減することが可能な構成に
ついて説明する。
【0070】上述したように、予測範囲を広げて処理を
行なう場合、予測範囲に比例して予測処理回路の並列度
を上げるか、動作周波数を上げて性能を高める必要があ
る。
【0071】図6は、実施の形態2において、図3に示
したループ内処理部用分周器23の構成を示す概略ブロ
ック図である。なお、可変長符号化部用分周器25の構
成も基本的に同様である。
【0072】図6を参照して、ループ内処理部用分周器
23は、1/3分周器41と、1/6分周器42と、ク
ロック選択器40とを備える。
【0073】クロック選択器40は、符号化画像が10
80Iの場合は、入力クロックをそのままクロック信号
としてループ内処理部に与えるのに対し、480P(走
査線数480のプログレッシブ画像信号)の場合は、分
周器41の出力を、480I(走査線数480のインタ
ーレース画像信号)の場合は分周器42の出力をそれぞ
れ選択して出力する。
【0074】図7は、動き予測部用分周器24の構成を
示す概略ブロック図である。動き予測部分周器24は、
2/3分周器51と、1/3分周器52と、1/6分周
器およびクロック選択器50とを備える。
【0075】動き予測部用分周器24の入力として、全
体制御部19からの高画質モード信号を追加し、この信
号が“H”レベルである場合には、高品質、“L”レベ
ルの場合は通常モードが指定されているものとする。
【0076】通常モードの場合は、動き予測部用分周器
24のクロック選択器50は、符号化画像が1080I
の場合は入力クロックを、480Pの場合は分周器52
の出力を、480Iの場合は分周器53の出力をそれぞ
れ選択して出力する。
【0077】高画質モードの場合、動き予測部用分周器
24のクロック選択器50は、符号化画像が1080I
の場合は入力クロックを、480Pの場合は分周器51
の出力を、480Iの場合は分周器52の出力をそれぞ
れ選択する。
【0078】全体制御部19から符号化画像解像度を示
す信号および高画質モード信号が、各処理部に対して同
時通報されており、それぞれの部位でクロック周波数を
独立して変更できる構成となっている。
【0079】実施の形態2の画像符号化集積回路100
0において、480Pの画像を符号化する場合、符号化
処理すべきマクロブロック数は2700個である。よっ
て、画像符号化にかかわる部分であるループ内処理部1
3、動き予測部14、可変長符号化部15およびDRA
Mインターフェイス18は、半分の処理性能を達成でき
ればよい。
【0080】一方、ビデオインターフェイス部12に入
力される画像は、D1サイズのままであるため、最大性
能を発揮する必要がある。また、画像解像度はオーディ
オに対して何の影響も与えないため、オーディオインタ
ーフェイス17も通常の動作周波数で動作を行なう必要
がある。
【0081】よって、通常モード時には、分周器23−
25および分周器28において、1/3の動作周波数を
選択することによって、画像符号化にかかわる部分であ
るループ内処理部13、動き予測部14、可変長符号化
部15およびDRAMインタフェース18の消費電力を
約1/3に抑制することができる。
【0082】一方、高画質モード時には、分周器23、
25および分周器28で、1/3の動作周波数を選択す
ることによって、画像符号化にかかわる部分であるルー
プ内処理部13、可変長符号化部15およびDRAMイ
ンターフェイス18の消費電力を約1/3に抑制するこ
とができる。動き予測部14は、高画質モードにおいて
は、通常モードの倍の範囲の動き予測範囲に対して処理
を行なうことが可能な構成となっているので、2/3の
動作周波数を選択し、その消費電力を2/3に抑制する
ことができる。
【0083】このように、動き予測部に対して、独立の
消費電力抑制機能を持つことによって、画質を向上させ
ながら消費電力の低減を行なうことも可能となる。
【0084】同様にして、480Iのビデオ信号を通常
モードで処理する場合、符号化処理すべきマクロブロッ
ク数は1350個である。よって、画像符号化にかかわ
る部分であるループ内処理部13、動き予測部14、可
変長符号化部15およびDRAMインターフェイス18
は、1/6の処理能力を達成できればよい。
【0085】したがって、分周器23−25および28
で、1/6の動作周波数を選択することによって、画像
符号化にかかわる部分であるループ内処理部13、動き
予測部14、可変長符号化部15およびDRAMインタ
ーフェイス18の消費電力を約1/6に抑制することが
できる。
【0086】一方、高画質モード時には、分周器23、
25および28で、1/6の動作周波数を選択すること
によって、画像符号化にかかわる部分の消費電力を約1
/6に抑制することができる。動き予測部14は、通常
モードに対して2倍の動き予測範囲をサポートするの
で、1/3の動作周波数を選択し、その消費電力は1/
3に抑制できる。
【0087】図8は、実施の形態2において、各画像フ
ォーマットに応じた処理のタイミングチャートを示す図
である。
【0088】図8においても、1つのボックスが1サイ
クルで行なわれる処理を示している。すなわち、小さい
ボックスは高い周波数で動作する場合であり、大きいボ
ックスは周波数を低くして動作する場合を示している。
【0089】図8においては、特に限定されないが、2
並列の演算器を用いて、HDTV画像の符号化処理を行
う場合を示している。
【0090】実施の形態1と同様に、ループ内処理部1
3や動き処理検出部14では、符号化するマクロブロッ
ク数に応じて処理が増減するため、図8に示すように、
画像フォーマットに対応した総マクロブロック数に応じ
て、動作周波数を低減し消費電力を抑制することができ
る。
【0091】一方、ビデオI/F部12は外部から入力
されるビデオフォーマットは固定(図8においては10
80Iサイズ)であるため動作周波数を低減することは
できない。
【0092】図9は、実施の形態2において、通常モー
ドおよび高画質モードの各モードにおける1ピクチャ処
理期間内のタイミングチャートを示す。1つのボックス
が同一サイクルであることを示している。
【0093】高画質モード時には、動き予測では通常モ
ードの2倍のサイクル数を用いて2倍の探索範囲の処理
を実現している。一方、ループ内処理部では必要なサイ
クル数(演算量)はマクロブロック数にのみ依存するた
め、通常モードおよび高画質モードともに同じサイクル
数で処理が行なわれている。
【0094】このように、回路規模が大きく、かつ動作
周波数が高いため、消費電力の高い画像符号化部におい
て、画像解像度に応じて動作周波数を適切に選択するこ
とにより、画像符号化集積回路全体における大幅な消費
電力の低減が実現できる。
【0095】なお、実施の形態2においても、分周器2
3、25および28は、同一の回路となるように1つに
まとめてもよい。
【0096】また、周波数の高いクロックを全体に分配
する代わりに、周波数の低い基本クロックを分配し、分
周器の代わりにPLL付分周器を各機能ブロックに配置
してもよい。
【0097】また、遅延調整のため分周器の代わりにD
LL付分周器を配置する構成としてもよい。
【0098】[実施の形態3]図10は、本発明の実施
の形態3の画像符号化集積回路1010の構成を示す概
略ブロック図である。
【0099】図10を参照して、画像符号化集積回路1
010は、DSP部10、ホストインターフェイス部1
1、ビデオインターフェイス部12、ループ内処理部1
3、動き予測部14、可変長符号化部15、ビットスト
リームインターフェイス部16、オーディオインターフ
ェイス部17、DRAMインターフェイス部18、全体
制御部19および相互通信インターフェイス191を備
える。
【0100】すなわち、図1に示した実施の形態1の画
像符号化集積回路1000の構成に加えて、相互通信イ
ンターフェイス191が設けられる構成となっている。
【0101】相互通信インターフェイス191は、マル
チチップ動作時に相互に必要なデータを転送するために
使用する。たとえば、動き予測に必要な再構成画像を互
いに転送することを可能とするためのインタフェースで
ある。
【0102】図11は、図10に示した画像符号化集積
回路1010のクロック配送系を示す概略ブロック図で
ある。
【0103】図3に示した構成と同様に、クロック生成
器2から出力されたクロックは、クロック供給配線によ
り、DSP用分周器20、ホストインターフェイス用分
周器21、ビデオインターフェイス用分周器22、ルー
プ内処理部用分周器23、動き予測部用分周器24、可
変長符号化部用分周器25、ビットストリームインター
フェイス用分周器26、オーディオインターフェイス用
分周器27、DRAMインターフェイス部用分周器2
8、全体制御部用分周器29および相互通信インターフ
ェイス用分周器201に対してクロック信号を供給す
る。
【0104】クロック生成器2では、各部の動作周波数
に対する最小公倍数となる動作周波数f0のクロックを
生成する。
【0105】全体制御部19から符号化画像解像度を示
す信号が、各処理部に対して同時に通報されており、各
種インタフェース部とそれ以外の部位でクロック周波数
を独立して変更できる構成となっている。
【0106】図12は、図11に示した画像符号化集積
回路1010と、画像符号化集積回路1010と同様の
構成を有する画像符号化集積回路1020とを2チップ
用いて動作させる場合の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【0107】2個の画像符号化集積回路1010と10
20、それぞれに接続されるDRAM200と202、
ビデオ出力のためのマルチプレクサ1018およびビッ
トストリーム出力のためのマルチプレクサ1019とか
ら構成されている。
【0108】このとき、1080Iフォーマットで高画
質化を行なう場合、2チップを用いて並列処理を行なう
ことが可能である。
【0109】この場合、1チップで処理するマクロブロ
ック数は半分の4080個ということになる。
【0110】図13は、図11において説明したループ
内処理部用分周器23の構成を示す概略ブロック図であ
る。なお、可変長符号化部用分周器25も基本的に同様
の構成を有する。
【0111】図13に示した構成では、図6に示した分
周器23の構成に加えて、1/2分周器61を内蔵する
構成となっている。
【0112】したがって、高画質モードかつ1080I
フォーマット時には、1/2の動作周波数を選択できる
構成となっている。
【0113】高画質モードであって、かつ1080Iフ
ォーマットのビデオ信号が入力されている場合には、分
周器23、25および28で、1/2の動作周波数が選
択される。これにより画像符号化にかかわる部分である
ループ内処理部13、可変長符号化部15およびDRA
Mインターフェイス部18の消費電力を約1/2に抑制
することができる。
【0114】動き予測部14は、高画質モードでは、通
常動作モードに比べて2倍の動き予測範囲をサポートし
て、最大の動作周波数を選択するためその消費電力は変
更されない。このように、動き予測部に対して独立の消
費電力抑制機能を持つことによって、画質を向上させな
がら、システム全体の消費電力の低減を行なうことも可
能となる。
【0115】このように、回路規模が大きく、かつ通常
動作周波数が高いため、消費電力の高い画像符号化部に
おいて、画像解像度に応じた動作周波数を適切に選択す
ることにより、画像符号化集積回路全体における大幅な
消費電力の低減が可能である。
【0116】なお、分周器23、25および28は、実
施の形態1と同様に小面積化のために1つにまとめる構
成としてもよい。
【0117】また、周波数の高いクロックを全体に分配
する代わりに、周波数の低い基本クロックを分配し、分
周器の代わりにPLL付分周器を各機能ブロックに配置
してもよい。
【0118】また、遅延調整のため分周器の代わりにD
LL付分周器を配置する構成としてもよい。
【0119】[実施の形態4]実施の形態4では、実施
の形態2の構成を利用して、さらに適応的に消費電力を
低減する構成について説明する。
【0120】実施の形態2と同様に、画像符号化集積回
路1000は、HDTV画像(1080I)の符号化処
理を行なう処理能力を有するものとする。
【0121】すなわち、8160個のマクロブロックを
1/30秒で処理できる能力を有するものとする。
【0122】実施の形態4では、予め動き予測範囲が狭
いと判断できるとき、もしくはアプリケーション側で圧
縮画像の品質を厳しく要求しない場合、動き予測部の予
測範囲を狭めることで、消費電力を低減する画像符号化
集積回路の構成を実現する。
【0123】予測範囲を狭める場合、予測範囲に比例し
て並列度を下げるか、動作周波数を下げて性能を下げる
ことが可能である。
【0124】実施の形態2と同様に、図6に示した分周
器の構成を、図1に示したループ内処理用分周器23、
可変長符号化部用分周器25に適用する。符号化画像が
1080Iの場合は入力クロックを、480Pの場合は
分周器41の出力を、480Iの場合は分周器42の出
力をそれぞれ選択する。
【0125】図14は、実施の形態4の動き予測部用分
周器24の構成を示す概略ブロック図である。
【0126】動き予測部用分周器24は、2/3分周器
71、1/2分周器72、1/3分周器73、1/6分
周器74、1/12分周器75、クロック選択器70お
よびクロック選択ロジック79とを備える。
【0127】クロック選択ロジック79は、入力として
動き予測範囲と画像フォーマットを入力し、クロック選
択信号を出力する。
【0128】ここで、予測範囲としては、特に限定され
ないが、たとえば、「広い(通常の2倍)」、「通
常」、「狭い(通常の1/2倍)」との3種類のモード
が用意されており、画像フォーマット(符号化画像解像
度)としては、「1080I」、「480P」、「48
0I」の3種類が容易されているものとする。
【0129】図15は、このような予測範囲と画像フォ
ーマットに応じて、選択される分周比を示す図である。
【0130】図15に示すとおり、クロック選択器70
は、動き予測範囲と画像フォーマットに応じて分周され
たクロック信号を動き予測部14に供給する。
【0131】実施の形態4でも、全体制御部19から符
号化画像解像度を示す信号および動き予測範囲信号が同
時通報されており、それぞれの部位でクロック周波数を
独立して変更できる構成となっている。
【0132】この実施の形態4の画像符号化集積回路に
おいて、1080Iの画像を符号化する場合、動き予測
部14以外の部位は最大性能で使用する必要がある。し
かし、動き予測部14は動き予測範囲が狭い場合、たと
えば、通常の1/2の性能で処理可能である。
【0133】よって、動き予測部用分周器24で、1/
2の動作周波数を選択し、その消費電力を1/2に抑制
することができる。
【0134】このように、動き予測部に対して独立の消
費電力抑制機能を持ち、適応的に処理性能を抑えること
によって、画質を維持しながら消費電力の低減を図るこ
とができる。
【0135】同様に、480Iのビデオ信号を通常モー
ドで処理する場合、実施の形態2で示したように、分周
器23、25および28で、1/6の動作周波数を選択
することによって、画像符号化にかかわる部分であるル
ープ内処理部13、動き予測部14、可変長符号化部1
5およびDRAMインターフェイス18の消費電力を約
1/6に抑制することができる。
【0136】一方、動き予測部用分周器24では、動き
予測範囲が狭い場合、画像フォーマット分で1/6さら
に動き予測範囲を狭めることで1/2の性能で処理すれ
ば十分であるため、全体としては1/12の動作周波数
を選択したことに相当し、その消費電力を1/12に抑
制することができる。
【0137】このように、回路規模が大きくかつ動作周
波数が高いため、消費電力の高い画像符号化部におい
て、画像解像度に応じ動作周波数を適切に選択すること
により、画像符号化集積回路全体における大幅な消費電
力の低減を実現することができる。
【0138】[実施の形態5]実施の形態5では、実施
の形態2の画像符号化集積回路の具体的なレイアウトの
構成により、さらに消費電力を低減することができる構
成について説明する。
【0139】実施の形態5では、動作周波数を抑制する
場合に連動して電源電圧を下げることにより、消費電力
を低減する。電源電圧を制御するので各機能ブロックに
おいて、電源電圧を独立に制御できるように、物理的に
各領域を分離しておく必要がある。
【0140】図16は、実施の形態2で説明した画像符
号化集積回路1000を具体的にチップ上にレイアウト
した場合の構成を示す概念図である。
【0141】ここでは、DSP部10およびホストイン
ターフェイス部11に1領域91が割当てられ、ビデオ
インターフェイス部12、ビットストリームインターフ
ェイス部16およびオーディオインターフェイス部17
に1領域92が割当てられ、動き予測部14にまた別の
1領域93から割当てられ、ループ内処理部13、可変
長符号化部15およびDRAMインターフェイス部18
にさらに他の1領域94が割当てられ、クロック生成お
よびクロック配送用の領域90が別途設けられている。
【0142】また、画像符号化集積回路1000の入出
力部(I/O部)には、点在して電源電圧調整器99.
1〜99.4が配置されている。
【0143】すなわち、DSP部10およびホストイン
ターフェイス部11に対応して電源電圧調整器99.1
が設けられ、ビデオインターフェイス部12、ビットス
トリームインターフェイス部16およびオーディオイン
ターフェイス部17に対応して電源電圧調整器99.2
が設けられ、動き予測部14用の領域93に対応して電
源電圧調整器99.3が設けられ、ループ内処理部1
3、可変長符号化部15およびDRAMインターフェイ
ス部18用の領域94に対応して、電源電圧調整器9
9.4が、それぞれI/O部に対して設けられている。
電源電圧調整器99.1〜99.4は、画像フォーマッ
トに応じて互いに独立に電圧制御を行なう。
【0144】図17は、電源電圧調整器99.1の構成
を示す概略ブロック図である。他の電源電圧調整器9
9.2〜99.4の構成も基本的に同様である。
【0145】電源電圧調整器99.1は、電源電圧Vd
dと接地電位Vssとの間に互いに直列に接続されたN
チャネルMOSトランジスタTR11〜TR14を備え
る。トランジスタTR11〜TR14のそれぞれは、ダ
イオード接続されている。
【0146】電源電圧調整器99は、さらに、内部電源
電位int.Vddを出力するアンプ222と、トラン
ジスタTR11と電源電圧Vddとの接続ノード、トラ
ンジスタTR11とトランジスタTR12との間の接続
ノード、トランジスタTR12とトランジスタTR13
との間の接続ノードのうちのいずれかを、アンプ222
に選択的に与えるためのスイッチ回路SW30と、画像
フォーマット信号を受けて、スイッチ回路SW30を制
御するための電圧選択ロジック221とを備える。
【0147】すなわち、電源電圧調整器99.1では、
画像フォーマット信号が入力される電圧選択ロジック2
21で、選択信号を生成して所望の電圧を選択する。選
択された電圧がアンプ222で増幅されて各電源ノード
に分配されることになる。
【0148】図18は、図17に示した電源電圧調整器
99.1の動作を説明するための図である。
【0149】画像フォーマットが1080Iである場合
には、電源電圧Vddが選択されてアンプ222に与え
られる。画像フォーマットが480Pである場合には、
トランジスタTR11とトランジスタTR12の接続ノ
ードの電位、すなわち、たとえば、0.7Vddの電位
が、選択されてアンプ222に与えられる。
【0150】また、画像フォーマットが480Iである
場合には、トランジスタTR12とトランジスタTR1
3の接続ノードの電位、たとえば、0.5Vddが選択
されてアンプ222に与えられる。
【0151】電源電圧を下げた場合、電圧の二乗に比例
して消費電力を低減することができる。
【0152】なお、図16においては、各機能ブロック
を4つの領域に分散して配置し、各領域に対応して電源
電圧調整器99を設ける構成としているが、DSP部1
0等の各機能ブロックごとに電源電圧調整器99を配置
する構成としてもよい。
【0153】[実施の形態6]図19は、図1に示した
画像符号化集積回路1000のクロック配送系の別の構
成を示す概略ブロック図である。
【0154】図19を参照して、クロック生成器2から
出力されたクロック信号は、クロック供給配線により、
DSP部用クロック制御器110、ホストインターフェ
イス用クロック制御器111、ビデオインターフェイス
用クロック制御器112、ループ内処理部用クロック制
御器113、動き予測部用クロック制御器114、可変
長符号化部用クロック制御器115、ビットストリーム
インターフェイス用クロック制御器116、オーディオ
インターフェイス用クロック制御器117、DRAMイ
ンターフェイス118および全体制御部用クロック制御
器119に供給される。
【0155】各クロック制御器110〜119は、必要
に応じてクロックを抑止する機能を有する。
【0156】図20は、DSP部用クロック制御器11
0とDSP部10の構成を示す概略ブロック図である。
【0157】クロック制御器110は、モード信号から
出力クロックの有効/無効のフラグを生成するフラグ生
成部120と、n個の出力クロック用ゲート121.1
〜121.nによって構成される。
【0158】一方、DSP部10は、並列に並べられた
n個のDSP回路125.1〜125.nによって構成
される。
【0159】クロック制御器110は、1つの入力クロ
ックとモード信号とを入力として受け、n個(nは自然
数)のクロックを出力する。全体制御部19からのモー
ド信号はビデオ/オーディオ/システムの符号化モード
を示す信号である。たとえば、ビデオ符号化のモードと
しては、上述した画像解像度などが含まれる。
【0160】たとえば、監視カメラシステムにおいて、
オーディオ符号化は必要ない。よって、DSP回路12
5.1〜125.nのうちオーディオ符号化用DSP回
路へのクロック供給を選択的に停止することにより、オ
ーディオ符号化用DSP回路の消費電力を抑制すること
ができる。
【0161】この場合、オーディオインターフェイス用
クロック制御器117においては、全演算器を停止させ
ることにより、消費電力を抑制することができる。
【0162】[実施の形態7]図21は、図19におい
て説明したクロック配送系を有する1080Iフォーマ
ットに対応した画像符号化集積回路1000における動
き予測部14と動き予測部用クロック制御器114の構
成を示す図である。
【0163】クロック制御器114は、モード信号に応
じてクロック選択フラグを生成するクロック選択フラグ
生成部130と、12個の出力クロック用ゲート13
1.1〜131.12によって構成される。
【0164】動き予測部14は、並列に並べられた12
個の動き予測コア群135.1〜135.12によって
構成される。
【0165】実施の形態4で説明した、符号化画像解像
度を示す信号および符号器予測範囲を示す信号の組合せ
によって、クロック選択フラグ生成部130はクロック
選択フラグを生成し、動き予測コア群135.1〜13
5.12のうち、選択された動き予測コアのみに選択的
にクロック信号が供給される。
【0166】図22は、このような動き予測範囲と画像
フォーマットとに応じて、選択される動き予測コアの個
数を示す図である。
【0167】たとえば、画像フォーマットが1080I
であって、動き予測範囲が広い状態が指定されている場
合には12個の動き予測コアすべてを動作させるのに対
し、同一の画像フォーマット1080Iにあっても、動
き予測範囲として狭い範囲が指定されている場合には、
動き予測コアを6個のみ動作させる。
【0168】これに対して、画像フォーマットが480
Iであって、動き予測範囲が狭い動作モードが指定され
ている場合には、動き予測部における予測コアは1個の
み動作させれば処理できる。よって、動き予測部で処理
される消費電力を12分の1に抑制することが可能であ
る。
【0169】[実施の形態8]図23は、図19におい
て説明したクロック配送系を有する1080Iフォーマ
ットに対応した画像符号化集積回路1000の動き予測
部14と動き予測部用クロック制御器114の他の構成
を示す概略ブロック図である。
【0170】クロック制御部114は、モード信号に応
じてクロック選択フラグを生成するフラグ生成部150
と、2個の出力クロックゲート151.1、151.2
および実施の形態2の図6に示した分周器23と同様の
構成を有する分周器159によって構成されている。
【0171】画像解像度に対する消費電力低減は、分周
器159により行ない、動き予測範囲に対する消費電力
低減は、フラグ生成部150により生成されたフラグに
より出力クロックゲート151.1、151.2を選択
的に活性化することで、動き予測コア155.1または
155.2を選択することによって実現する。
【0172】さらに、動作周波数を落とす場合は、電源
電圧を実施の形態5に説明したように低減することによ
り、消費電力低減を促進する構成とすることもできる。
【0173】たとえば、480Iの画像フォーマットが
指定されており、狭い予測範囲で探索を行なった場合、
動作周波数を1/6とし、かつ、2個の動き予測コア1
55.1および155.2のうち1のみ動作させれば処
理できる。よって、これだけの動き予測部で消費される
消費電力は1/12に抑制することができる。
【0174】さらに、電源電圧を制御すれば、消費電力
を1/4程度にまで抑制することができるので、画像符
号化集積回路全体では、消費電力を1/48に抑制する
ことが可能である。
【0175】[実施の形態9]図24は、図10に示し
た画像符号化集積回路1010の他のクロック配送系を
示す概念図である。
【0176】クロック生成器2から出力されたクロック
信号は、クロック供給配線により、DSP部用クロック
制御器110、ホストインターフェイス用クロック制御
器111、ビデオインターフェイス用クロック制御器1
12、ループ内処理部用クロック制御器113、動き予
測部用クロック制御器114、可変長符号化部用クロッ
ク制御器115、ビットストリームインターフェイス用
クロック制御器116、オーディオインターフェイス用
クロック制御器117、DRAMインターフェイス11
8、全体制御部用クロック制御器119および相互通信
インターフェイス用クロック制御部261に供給され
る。
【0177】図25は、図24において説明したクロッ
ク配送系を有する1080Iフォーマットに対応した画
像符号化集積回路1010におけるループ内処理部13
とループ内処理部用クロック制御器113の構成を説明
するための概略ブロック図である。
【0178】クロック制御器113は、モード信号に応
じてクロック選択フラグを生成するクロック選択フラグ
生成部230と、n個の出力クロック用ゲート231.
1〜231.nとを備える。
【0179】ループ内処理部13は、並列に処理が可能
なn個のループ内処理コア群235.1〜235.nと
を備える。
【0180】たとえば、480Iのビデオ信号を符号化
する場合、n個のループ内処理コアのうち、n/6個の
み動作させれば処理を行なうことが可能である。
【0181】したがって、動き予測部で消費される消費
電力を1/6に抑制することが可能である。
【0182】[実施の形態10]図26は、図24にお
いて説明したクロック配送系を有する1080Iフォー
マットに対応した画像符号化集積回路1010における
可変長符号化部15と可変長符号化部用クロック制御器
115の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0183】クロック制御器115は、モード信号に応
じてクロック選択フラグを生成するクロック選択フラグ
生成部240と、n個の出力クロック用ゲート241.
1〜241.nとを備える。
【0184】可変長符号化部15は、並列に処理が可能
なn個の可変長符号化コア群245.1〜245.nと
を備える。
【0185】たとえば、480Iのビデオ信号を符号化
する場合、n個の可変長符号化コア群のうち、n/6個
のみ動作させれば処理を行なうことが可能である。
【0186】したがって、動き予測部で消費される消費
電力を1/6に抑制することが可能である。
【0187】[実施の形態11]図27は、図24にお
いて説明したクロック配送系を有する1080Iフォー
マットに対応した画像符号化集積回路1010における
オーディオインターフェース部17とオーディオインタ
ーフェース部用クロック制御器117の構成を説明する
ための概略ブロック図である。
【0188】クロック制御器117は、モード信号に応
じてクロック選択フラグを生成するクロック選択フラグ
生成部250と、n個の出力クロック用ゲート251.
1〜251.nとを備える。
【0189】オーディオインターフェース部17は、並
列に処理が可能なn個の可変長符号化コア群255.1
〜255.nとを備える。
【0190】たとえば、2チャンネルのオーディオ信号
を符号化する場合、n個の可変長符号化コア群のうち、
2個のみ動作させれば処理を行なうことが可能である。
【0191】したがって、動き予測部で消費される消費
電力を2/nに抑制することが可能である。
【0192】なお、実施の形態6〜11の個別の構成ま
たは組み合わせた構成と、図16で説明した実施の形態
5で説明した電源電圧調整器99.1〜99.4をさら
に組み合わせることも可能である。
【0193】さらに、図16において説明したとおり、
各領域91〜94の全てについて、電源電圧調整器9
9.1〜99.4を設けることも可能であるが、これら
領域91〜94のいずれかにのみ、対応する電源電圧調
整器を設けることとすることも可能である。また、各領
域91〜94の各々について、対応する電源電圧調整器
を設けるか、または実施の形態6〜11で説明したよう
な並列に動作しうる複数の処理コア(またはインターフ
ェース)に対して選択的に動作クロックを供給する構成
を設けるかを択一的に設定してもよい。あるいは、各領
域91〜94の一部または全部について、対応する電源
電圧調整器を設け、かつ実施の形態6〜11で説明した
ような並列に動作しうる複数の処理コア(またはインタ
ーフェース)に対して選択的に動作クロックを供給する
構成を設けてもよい。
【0194】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0195】
【発明の効果】請求項1〜6に記載の画像符号化集積回
路は、処理負荷に応じて、各構成部分へ供給される動作
クロックの周波数が調整されるので、画像符号化集積回
路が幅広いアプリケーションへの対応を可能としつつ、
かつ、消費電力の低減を図ることが可能である。
【0196】請求項7記載の画像符号化集積回路は、請
求項1記載の画像符号化集積回路の奏する効果に加え
て、供給される電源電位が低下するので、消費電力を一
層低減することが可能である。
【0197】請求項8〜12に記載の画像符号化集積回
路は、処理負荷に応じて、各構成部分に含まれる複数の
演算器のうちの一部への動作クロックの供給が停止され
るので、画像符号化集積回路が幅広いアプリケーション
への対応を可能としつつ、かつ、消費電力の低減を図る
ことが可能である。
【0198】請求項13記載の画像符号化集積回路は、
請求項8記載の画像符号化集積回路の奏する効果に加え
て、供給される電源電位が低下するので、消費電力を一
層低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の画像符号化集積回路
1000の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 図1に示したループ内処理部13の処理を機
能ブロックで示す概念図である。
【図3】 図1に示した符号化集積回路1000におけ
るクロックの配送系を示す概略ブロック図である。
【図4】 分周器23の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図5】 実施の形態1の各画像フォーマットに応じた
動作を示すタイミングチャートである。
【図6】 実施の形態2において、図3に示したループ
内処理部用分周器23の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図7】 動き予測部用分周器24の構成を示す概略ブ
ロック図である。
【図8】 実施の形態2において、各画像フォーマット
に応じた処理のタイミングチャートを示す図である。
【図9】 実施の形態2において、通常モードおよび高
画質モードの各モードにおける1ピクチャ処理期間内の
タイミングチャートを示す。
【図10】 本発明の実施の形態3の画像符号化集積回
路1010の構成を示す概略ブロック図である。
【図11】 図10に示した画像符号化集積回路101
0のクロック配送系を示す概略ブロック図である。
【図12】 画像符号化集積回路1010と画像符号化
集積回路1020とを2チップ用いて動作させる場合の
構成を示す概略ブロック図である。
【図13】 図11において説明したループ内処理部用
分周器23の構成を示す概略ブロック図である。
【図14】 実施の形態4の動き予測部用分周器24の
構成を示す概略ブロック図である。
【図15】 予測範囲と画像フォーマットに応じて、選
択される分周比を示す図である。
【図16】 実施の形態2で説明した画像符号化集積回
路1000を具体的にチップ上にレイアウトした場合の
構成を示す概念図である。
【図17】 電源電圧調整器99.1の構成を示す概略
ブロック図である。
【図18】 図17に示した電源電圧調整器99.1の
動作を説明するための図である。
【図19】 図1に示した画像符号化集積回路1000
のクロック配送系の別の構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図20】 DSP部用クロック制御器110とDSP
部10の構成を示す概略ブロック図である。
【図21】 画像符号化集積回路1000における動き
予測部14と動き予測部用クロック制御器114の構成
を示す図である。
【図22】 動き予測範囲と画像フォーマットとに応じ
て、選択される動き予測コアの個数を示す図である。
【図23】 画像符号化集積回路1000の動き予測部
14と動き予測部用クロック制御器114の他の構成を
示す概略ブロック図である。
【図24】 図10に示した画像符号化集積回路101
0の他のクロック配送系を示す概念図である。
【図25】 画像符号化集積回路1010におけるルー
プ内処理部13とループ内処理部用クロック制御器11
3の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図26】 画像符号化集積回路1010における可変
長符号化部15と可変長符号化部用クロック制御器11
5の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図27】 画像符号化集積回路1010におけるオー
ディオインターフェース部17とオーディオインターフ
ェース部用クロック制御器117の構成を説明するため
の概略ブロック図である。
【符号の説明】
10 DSP部、11 ホストインターフェイス部、1
2 ビデオインターフェイス部、13 ループ内処理
部、14 動き予測部、15 可変長符号化部、16
ビットストリームインタフェース部、17 オーディオ
インタフェース部、18 DRAMインターフェイス
部、19 全体制御部、20 DSP部用分周器、21
ホストインターフェイス用分周器、22 ビデオイン
ターフェイス用分周器、23 ループ内処理部用分周
器、24 動き予測部用分周器、25可変長符号化部用
分周器、26 ビットストリームインターフェイス用分
周器、27 オーディオインターフェイス用分周器、2
8 DRAMインターフェイス用分周器、29 全体制
御部用分周器、99.1〜99.4 電源電圧調整器、
110 DSP部用クロック制御器、111 ホストイ
ンターフェイス用クロック制御器、112 ビデオイン
ターフェイス用クロック制御器、113 ループ内処理
部用クロック制御器、114 動き予測部用クロック制
御器、115 可変長符号化部用クロック制御器、11
6 ビットストリームインターフェイス用クロック制御
器、117 オーディオインターフェイス用クロック制
御器、118 DRAMインターフェイス、119 全
体制御部用クロック制御器、200DRAM、1000
画像符号化集積回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊木 哲 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK49 KK50 MA00 MA03 MA05 MA23 MC11 MC38 ME01 NN01 PP04 RC32 TA00 TC00 TC10 UA00 UA02 UA09 UA33 UA34 5J064 AA02 AA04 BA09 BA16 BB03 BC01 BC16 BC24 BC26 BD03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像符号化集積回路であって、 外部との間で画像データの授受を行うための画像信号イ
    ンターフェースと、 外部から音声信号を受けるための音声信号インターフェ
    ースと、 前記画像データに対する動き予測処理を行うための動き
    予測部と、 時間軸上の異なった時点における複数の前記画像データ
    と前記動き予測の結果に基づいて、各前記画像データの
    予測符号化を行うためのループ内処理部と、 少なくとも前記音声信号の符号化を行うためのプロセッ
    サ部と、 前記画像データを格納するための記憶手段とデータの授
    受を行うためのメモリインターフェース部と、 前記画像信号インターフェース、前記音声信号インター
    フェース、前記動き予測部、前記ループ内処理部、前記
    プロセッサ部および前記メモリインターフェース部に供
    給する動作クロック信号の周波数を、前記画像データに
    対する前記画像符号化集積回路の処理負荷に応じて、個
    別に調整するクロック信号供給回路とを備える、画像符
    号化集積回路。
  2. 【請求項2】 前記画像符号化集積回路の処理負荷は、
    少なくとも前記画像データの符号化における画像解像度
    および画像品質のパラメータにより決定される、請求項
    1記載の画像符号化集積回路。
  3. 【請求項3】 前記クロック信号供給回路は、 基準クロック信号を生成するクロック生成器と、 前記基準クロック信号を各々所定の周波数に変換する複
    数の周波数変換器と、 前記複数の周波数変換器の出力を前記処理負荷に応じて
    選択的に供給する選択手段とを含む、請求項1記載の画
    像符号化集積回路。
  4. 【請求項4】 前記複数の周波数変換器は、複数の分周
    器である、請求項3記載の画像符号化集積回路。
  5. 【請求項5】 前記複数の分周器は、前記画像信号イン
    ターフェース、前記音声信号インターフェース、前記動
    き予測部、前記ループ内処理部、前記プロセッサ部およ
    びメモリインターフェース部にそれぞれ対応して設けら
    れる、請求項4記載の画像符号化集積回路。
  6. 【請求項6】 前記ループ内処理部および前記前記メモ
    リインターフェース部は、前記複数の分周器のうちの1
    つを共有する、請求項4記載の画像符号化集積回路。
  7. 【請求項7】 前記基準クロックよりも低い周波数の前
    記動作クロックが供給される場合に、前記画像信号イン
    ターフェース、前記音声信号インターフェース、前記動
    き予測部、前記ループ内処理部、前記プロセッサ部およ
    び前記メモリインターフェース部に供給される電源電位
    を個別に所定の値だけ低下させる電源電圧低下手段をさ
    らに備える、請求項3記載の画像符号化集積回路。
  8. 【請求項8】 画像符号化集積回路であって、 外部との間で画像データの授受を行うための画像信号イ
    ンターフェースと、 外部から音声信号を受けるための音声信号インターフェ
    ースと、 前記画像データに対する動き予測処理を行うための動き
    予測部と、 時間軸上の異なった時点における複数の前記画像データ
    と前記動き予測の結果に基づいて、各前記画像データの
    予測符号化を行うためのループ内処理部と、 少なくも前記音声信号の符号化を行うためのプロセッサ
    部と、 前記画像データを格納するための記憶手段とデータの授
    受を行うためのメモリインターフェース部と、 前記画像信号インターフェース、前記音声信号インター
    フェース、前記動き予測部、前記ループ内処理部、前記
    プロセッサ部および前記メモリインターフェース部の少
    なくとも1つは、対応する処理を並列に行うための複数
    の演算器を含み、 前記複数の演算器に対する動作クロック信号の供給を、
    前記画像データに対する前記画像符号化集積回路の処理
    負荷に応じて、個別に停止することが可能なクロック信
    号供給回路とを備える、画像符号化集積回路。
  9. 【請求項9】 前記プロセッサ部は、 前記複数の演算器として、各々が並列的に前記音声信号
    の符号化を行う複数のプロセッサ回路を含む、請求項8
    記載の画像符号化集積回路。
  10. 【請求項10】 前記動き予測部は、 前記複数の演算器として、各々が並列的に前記画像デー
    タに対する動き予測処理を行う複数の動き予測コアを含
    む、請求項8記載の画像符号化集積回路。
  11. 【請求項11】 前記ループ内処理部は、 前記複数の演算器として、各々が並列的に、時間軸上の
    異なった時点における複数の前記画像データと前記動き
    予測の結果に基づいて、各前記画像データの予測符号化
    を行う複数のループ内処理コアを含む、請求項8記載の
    画像符号化集積回路。
  12. 【請求項12】 前記音声信号インターフェースは、 前記複数の演算器として、各々が並列的に対応する音声
    チャネルに対するインターフェース処理を行う複数のイ
    ンターフェース回路を含む、請求項8記載の画像符号化
    集積回路。
  13. 【請求項13】 前記動作クロックの供給を選択的に停
    止する場合に、供給する電源電位を所定の値だけ低下さ
    せる電源電圧低下手段をさらに備える、請求項9〜12
    のいずれか1項に記載の画像符号化集積回路。
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